JP2002298513A - 情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法 - Google Patents

情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法

Info

Publication number
JP2002298513A
JP2002298513A JP2001101332A JP2001101332A JP2002298513A JP 2002298513 A JP2002298513 A JP 2002298513A JP 2001101332 A JP2001101332 A JP 2001101332A JP 2001101332 A JP2001101332 A JP 2001101332A JP 2002298513 A JP2002298513 A JP 2002298513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
medium
sector
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001101332A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ando
秀夫 安東
Yuji Sato
裕治 佐藤
Hideaki Osawa
英昭 大澤
Tadashi Kojima
正 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001101332A priority Critical patent/JP2002298513A/ja
Publication of JP2002298513A publication Critical patent/JP2002298513A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】書替可能情報媒体と同様なデータ構造でセクタ
スクランブルを掛けることでデータ構造上の共通性を高
めた再生用情報媒体を提供する。 【解決手段】データIDを含む第1位置と可変内容を含
む第2位置とが入れ替えられた構造のデータが書替可能
情報媒体に記録され、データIDを含む第3位置(P1
〜P2)と著作権管理情報8aを含む第4位置(P2〜
P3)とが入れ替えられたデータ構造(図3(b))が
再生用情報媒体22に記録される。この場合、再生用情
報媒体22の前記第3位置(P1〜P2)および第4位
置(P2〜P3)が、それぞれ、書替可能情報媒体の前
記第1位置および第2位置と、1対1に対応する位置関
係となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高精細映像情報
等のデジタル記録再生に適した情報媒体における記録デ
ータ構造の改良に関する。とくに、短波長レーザ(ブル
ーレーザ)を用いた次世代DVDディスク(ROMディ
スク、Rディスク、RWディスク、RAMディスク)に
おける、セクタスクランブルのフォーマット改良に関す
る。
【0002】また、この発明は、上記媒体を用いた記録
装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外
れ検出方法に関する。
【0003】
【従来の技術】DVDディスク(ROMディスク、Rデ
ィスク、RWディスク、RAMディスク)に代表される
大容量デジタル情報媒体では、セクタ単位(またはデー
タフレーム単位)で情報記録が行われる。このセクタの
先頭にはセクタ識別用のデータID(一定パターンを持
つ)が配置され、その後にメインデータ(記録コンテン
ツ)が配置されている。これらデータIDおよびメイン
データの情報を含むデータセクタのうち、メインデータ
部分がスクランブル(セクタスクランブル)される。ス
クランブルされたメインデータを含むセクタ(またはデ
ータフレーム)の情報は、所定個数(16個)分まとめ
られてECCエンコーディングされ、デジタル変調(8
/16変調)され、同期コードが付加されて、ディスク
上の所定個数(16個)の物理セクタに記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなセクタデ
ータフォーマットを反復書替可能な媒体(RAMディス
ク、RWディスクなど)の記録再生に用いると、セクタ
スクランブルから外されている一定パターンのデータI
D記録部分(物理的にいつも同じ場所になる)が、同一
媒体上で、記録コンテンツの書替毎に繰り返し書き替え
られるようになる。この書き替えが何度も繰り返される
と、媒体記録膜内での物質流動あるいは金属疲労により
データID部の記録再生特性に劣化が生じ、その媒体の
書替寿命を縮める結果となる。この「書替寿命を縮め
る」という問題は、記録密度が高くなる次世代DVDで
は(より狭い面積が反復書替されるため)より顕著化す
る。
【0005】上記「書替寿命を縮める」という問題に対
処する方法として、セクタ先頭のデータIDも含めてセ
クタスクランブルを掛け、データID部分の物理的な記
録場所が書き替え毎に変化するようにすることが考えら
れる。しかし、この方法を採ると、データID部分にス
クランブルを掛けないこれまでの再生専用DVDビデオ
ディスク(またはビデオフォーマットで一旦記録した後
のRディスク)と、実際のデータ構造が異なってしま
う。すると、反復書替可能媒体(RAMディスク、RW
ディスクなど)で用いるセクタスクランブルのハードウ
エア/ソフトウエアと再生用媒体(ROMディスク、R
ディスクなど)で用いるセクタスクランブルのハードウ
エア/ソフトウエアとの共通化が図り辛くなる。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、その第1の目的は、データIDも含めてセクタスク
ランブルを掛けるデータ構造を採用する書替可能媒体と
同様なデータ構造で再生用情報媒体のセクタスクランブ
ルを掛けることで、両者のデータ構造上の共通性を高め
た再生用情報媒体を提供することである。
【0007】この発明の第2の目的は、データIDも含
めてセクタスクランブルを掛けるデータ構造で媒体記録
を行う記録装置を提供することである。
【0008】この発明の第3の目的は、データIDも含
めてセクタスクランブルを掛けるデータ構造で記録がな
された媒体から情報再生を行う再生装置を提供すること
である。
【0009】この発明の第4の目的は、データIDも含
めてセクタスクランブルを掛けるデータ構造で記録がな
された媒体上の記録情報に対するアクセス制御方法を提
供することである。
【0010】この発明の第5の目的は、データIDも含
めてセクタスクランブルを掛けるデータ構造で記録がな
された媒体上の記録トラックに対するトラック外れ検出
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、情報の記録単位(セクタ)毎の識別を行う識
別情報(データID)および書き替え毎に内容が変化し
得る可変内容(3、4)を含む情報群(図1(a))を
記録できる書替可能情報媒体(21)と併用可能なこの
発明に係る再生用情報媒体(22)には、情報の記録単
位(セクタ)毎の識別を行う識別情報(データID)お
よび所定の内容固定情報(著作権管理情報8a)を含む
情報群(図3(a))が記録される。
【0012】前記識別情報(データID)を含むところ
の第1位置(図1(a)のP1〜P2)と前記可変内容
(3、4)を含むところの第2位置(図1(a)のP2
〜P3)とが入れ替えられた構造のデータ(図1
(b))が前記書替可能情報媒体(図1(e)の21)
に記録されるという前提の下で、前記識別情報(データ
ID)を含むところの第3位置(図3(a)のP1〜P
2)と前記内容固定情報(8a)を含むところの第4位
置(図3(a)のP2〜P3)とが入れ替えられたデー
タ構造(図3(b))が、前記再生用情報媒体(22)
に記録される。
【0013】この場合、前記書替可能情報媒体(21)
の前記第1位置(P1〜P2)および第2位置(P2〜
P3)が、それぞれ、前記再生用情報媒体(22)の前
記第3位置(P1〜P2)および第4位置(P2〜P
3)と1対1に対応する位置関係となるように、前記再
生用情報媒体(22)に記録される情報のデータ構造が
決定される。
【0014】あるいは、情報の記録単位(セクタ)毎の
識別を行う識別情報(データID)および特定情報(著
作権管理情報8a、8b)を含む情報群(図3(a))
が記録されるこの発明に係る再生用情報媒体(22)で
は、前記識別情報(データID)を含むところの前記情
報群の一部(データID、IED)の位置(P1〜P
2)と前記特定情報(8a、8b)の少なくとも一部
(8a)を含むところの前記情報群の他部(著作権管理
情報8a)の位置(P2〜P3)とが入れ替えられたデ
ータ構造(図3(b))に対して前記情報の記録単位
(セクタ)でスクランブル処理が施されたスクランブル
データ(図3(c))を、記録するようにしている。
【0015】上記第2の目的を達成するために、この発
明に係る記録装置は、情報の記録単位(セクタ)毎の識
別を行う識別情報(データID)を含むところの情報群
の一部(データID、IED)の位置(P1〜P2)
と、特定情報(著作権管理情報8a、8b)の少なくと
も一部(8a)を含むところの前記情報群の他部(著作
権管理情報8a)の位置(P2〜P3)とを入れ替える
(図12のST08P)データ配置部分交換部(63)
と;前記データ配置部分交換部(63)により入れ替え
られたデータ構造(図3(b))に対して、前記情報の
記録単位(セクタ)でスクランブル処理を施す(図12
のST09P)スクランブル回路(57)と;前記スク
ランブル回路(57)によりスクランブル処理が施され
たスクランブルデータ(図3(c))を、情報媒体(2
2;ROMディスクまたはRディスク)に記録する記録
系(41R)とを具備している。
【0016】上記第3の目的を達成するために、情報の
記録単位(セクタ)毎の識別を行う識別情報(データI
D)と特定情報(著作権管理情報8a、8b)とメイン
データ(6)と同期コード(19eなど)を含む情報
(図4、図6)が記録された媒体(22)から記録情報
を再生するこの発明に係る再生装置は、前記情報の記録
単位(セクタ)の先頭に位置する前記同期コード(19
e)を検出し抽出する(図13のST23)同期コード
位置検出/抽出部(45)と;前記同期コード位置検出
/抽出部(45)により検出された前記同期コード(1
9e)に続く情報内容(図4(c)(d)、図6(d)
(f))を復調する(図13のST24)復調回路(5
2)と;前記復調回路(52)により復調された前記情
報内容(図4(c)(d))のうち、前記識別情報(デ
ータID)を含むデータ位置(図4(d)(e)のP2
〜P3)と前記特定情報(8a、8b)の少なくとも一
部(8a)を含むデータ位置(図4(d)(e)のP1
〜P2)とを入れ替える(図13のST27)データ配
置部分交換部(64)と;前記データ配置部分交換部
(64)によりデータ位置の入れ替えが済んだ後の情報
内容(図4(e))のうち、前記特定情報(8a、8
b)の後(P4以降)に続く前記メインデータ(6)を
抽出する(図13のST28)メインデータ抽出部(7
3)とを具備している。
【0017】上記第4の目的を達成するために、この発
明に係るアクセス制御方法では、情報媒体(21または
22)に記録されたスクランブルデータに含まれる同期
コード(図1(d)の19aまたは図3(d)の19
e)の場所を抽出する(図14のST34)。そして、
少なくともデータIDが存在する場所までスクランブル
解除した後(図14のST36)、スクランブル解除さ
れたデータIDの情報を利用してアクセス制御を行う
(図14のST37〜ST42)ようにしている。
【0018】上記第5の目的を達成するために、この発
明に係るトラック外れ検出方法では、情報媒体(21ま
たは22)に記録されたスクランブルデータに含まれる
同期コード(図1(d)の19aまたは図3(d)の1
9e)の場所を抽出する(図15のST55)。そし
て、少なくともデータIDが存在する場所までスクラン
ブル解除した後(図15のST57)、スクランブル解
除されたデータIDの情報を利用してトラック外れ検知
を行う(図15のST58〜ST62)ようにしてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係る情報媒体、記録装置、再生装置、
アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法を説明
する。
【0020】図1は、書替可能情報記憶媒体(DVD−
RAMディスク、DVD−RWディスクなど)21に書
き込まれるセクタデータのスクランブル処理を説明する
図である。
【0021】現世代の書替可能情報媒体で用いられるセ
クタ記録フォーマットでは、記録の最小単位であるセク
タ(データフレーム)の先頭にそのセクタを識別するデ
ータID(4バイト)が配置され、その後にデータID
のエラー検出コードIED(2バイト)が配置され、そ
の後に予約エリア(6バイト)が配置され、その後にメ
インデータ(160バイト+172×10バイト+16
8バイト)が配置され、その後にエラー検出コードED
C(4バイト)が配置されている。
【0022】これに対し、次世代の書替可能情報媒体2
1で用いられるセクタ記録フォーマットでは、図1
(a)に示すように、記録の最小単位であるセクタ(デ
ータフレーム)の先頭にそのセクタを識別するデータI
D・1が配置され、その後にデータIDのエラー検出コ
ードIED2が配置され、その後にデータタイプ3が配
置され、その後にプリセットデータ4が配置され、その
後に予約エリア5が配置され、その後にメインデータ6
が配置され、その後にエラー検出コードEDC7が配置
される。
【0023】ここで、データタイプ3は、書替可能情報
記憶媒体21上に記録する情報がPC(パーソナルコン
ピュータ)用途のデータなのかリアルタイムでの記録/
再生が要求されるAV(オーディオ・ビデオ)用データ
なのかを識別するフラグ情報(図示せず)を含むことが
できる。
【0024】図1(a)のデータ構造は、上述した現世
代の書替可能情報媒体における予約エリアを、データタ
イプ3およびプリセットデータ4で置換したものに対応
している。ここで、データタイプ3およびプリセットデ
ータ4のエリアP2〜P3の内容は、媒体の書き替え毎
に変化する可変内容(時変データ)となっている。すな
わち、プリセットデータ4は、たとえば後述する図7の
プリセットデータ発生部66で生成される。プリセット
データ発生部66は一種の“乱数発生器”になってお
り、時変のランダムデータを常に発生している。書替可
能情報記憶媒体21上に記録された情報の書き替えを行
うときは、この時変のランダムデータをプリセットデー
タ4として使うので、結果的に情報の書き替え毎にこの
プリセットデータ4の内容が変化する。
【0025】図1(a)のデータ構造(パターン変化の
ないデータIDを先頭に含むデータ構造)そのままで書
き替えを反復すると、媒体上のデータIDの書き替え部
分がいつも同じになり、媒体の書き替え可能回数が小さ
くなる。そこで、図1(a)のデータIDおよびIED
のエリアP1〜P2(6バイト)とデータタイプおよび
プリセットデータのエリアP2〜P3(6バイト)とを
入れ替え、図1(b)に示すようなデータ配置に組み替
える。この組み替えにより、データタイプ3がセクタの
先頭にくるようになる。
【0026】そして、図1(c)に示すように、組み替
え後のデータID・1からEDC7までのデータにスク
ランブル処理を施して、スクランブルデータ11を作成
する。このスクランブル処理は、たとえば後述する図7
のスクランブル回路57により行なわれる。
【0027】この処理の際、セクタ(データフレーム)
の先頭側に配置替えされたプリセットデータのエリアは
スクランブルされず、非スクランブルデータ11*とさ
れる。この非スクランブルデータ11*は、図1(c)
に示すように、スクランブルデータ11の前に配置され
る。こうして得られた部分的スクランブル処理後のセク
タデータ(図1(c))は、所定の変調(8/16変調
など)を受ける。
【0028】図1(d)に示すように、変調後のデータ
13a、13b、13c、…には、それぞれ、所定の同
期コード19a、19b、19c、…が付加される。こ
のように変調後データと同期コードとが混在配置された
セクタデータが、所定個数(たとえば16セクタ分ある
いは32セクタ分)纏められてECCエンコーディング
される。ECCエンコーディングされたデータは、図1
(e)の書替可能情報記憶媒体21(ブルーレーザを用
いる次世代のDVD−RAMディスク、DVD−RWデ
ィスクなど)に書き込まれる。
【0029】図2は、書替可能情報記憶媒体から再生さ
れたセクタデータのデ・スクランブル処理を説明する図
である。
【0030】図2(a)の書替可能情報記憶媒体21に
は、図1に示すデータ構造のセクタデータが記録されて
いる。この記録データを再生した直後の内容は、図2
(b)に示すように、同期コード19a、19b、19
c、…と復調前のデータ15a、15b、15c、…と
が混在配置されたものとなっている。図2(b)の再生
データを復調し同期コードを削除すると、図2(c)に
示すように、復調後の非スクランブルデータ17*およ
び復調後のスクランブルされたデータ17が得られる。
【0031】非スクランブルデータ17*の内容は、図
2(d)に示すように、データタイプ3およびプリセッ
トデータ4の組(6バイト)となっている。一方、スク
ランブルデータ17は、後述する図8のデ・スクランブ
ル回路58によりデ・スクランブル(スクランブル解
除)される。このデ・スクランブル処理により、スクラ
ンブルデータ17は、図2(d)に示すように、プリセ
ットデータ4の直後に続くデータID・1と、IED2
と、予約エリア5と、メインデータ6と、EDC7とに
戻る。非スクランブルデータ17*のあとに、デ・スク
ランブルされたデータID、IED、予約エリア、メイ
ンデータおよびEDCが、この順番で配置される。
【0032】なお、スクランブルデータ17に対するデ
・スクランブル処理は、セクタ先頭(同期コード19a
の位置)から6バイト(非スクランブルデータ17*の
サイズ)あとの位置から開始することができる。
【0033】あるいは、スクランブルデータ17の先頭
に同期コード19cが配置されており、この同期コード
19cに独自のユニークパターンを持たせておけば、同
期コード19aによるセクタ先頭の検出後に同期コード
19cを検出することにより、スクランブルデータ17
に対するデ・スクランブルの開始位置を知ることもでき
る。
【0034】デ・スクランブル処理終了後のセクタデー
タ(図2(d))は、図1(b)に示した、入れ替え処
理後の記録前セクタデータに戻っている。このセクタデ
ータ(図2(d))の先頭にある可変内容エリアP1〜
P2(6バイトのデータタイプおよびプリセットデー
タ)と、その後のデータエリアP2〜P3(6バイトの
データIDおよびIED)とを入れ替えると、図2
(e)に示すように、元のセクタデータ構造(図1
(a))に戻る。
【0035】図1を参照した方法(セクタ内スクランブ
ル)で記録を行い、図2を参照した方法(セクタ内デ・
スクランブル)で再生を行うと、記録前データ(図1
(a))と同じデータ(図2(e))を再生できる。こ
の方法によれば、プリセットデータ4が情報の書き替え
毎に異なる値に設定されるため、データIDに対するス
クランブル条件がその都度異なる。その結果、書替可能
情報記憶媒体21上には異なるスクランブル後のデータ
IDが記録されるため、記録膜劣化が軽減されて書き替
え可能回数の増加と再生信号の信頼性向上を達成でき
る。
【0036】また、内容が書き替え毎に変化するプリセ
ットデータ4の一部(図1(a)の下位nビット27;
nはたとえば1〜8のいずれか)を、多数用意された同
期コードの選択に利用すれば、書き替え毎に図1(d)
の同期コードも変化させることができる。すなわち、図
1および図2を参照して説明した実施の形態によれば、
書替可能情報記憶媒体21に対しては、データIDのス
クランブルに関係し同期コードの選択に関係する情報
(プリセットデータ4の下位nビット27)を、書き替
え毎に変化し得る(ランダムに変化する情報を含む)も
のとすることができる。そうすると、情報記憶媒体21
上に記録されたスクランブル後のデータID情報と同期
コードが書き替え毎に変化するため、記録膜の物質流動
や金属疲労に起因する再生信号劣化が生じ辛く、書き替
え可能回数が向上する。
【0037】図3は、再生専用情報記憶媒体(DVD−
ROMディスク、一旦書き込み後のDVD−Rディスク
など)22に書き込まれるセクタデータのスクランブル
処理を説明する図である。この処理は、ROMディスク
作成時に利用されるときは原盤記録プロセスで使用さ
れ、Rディスクの焼き込み時に利用されるときはRレコ
ーダでの記録プロセスで使用される。
【0038】なお、図1の書替可能情報記憶媒体21と
の互換性あるいは共通性を高めるために、再生専用情報
記憶媒体22のセクタスクランブル前のデータ構造(図
3(a)(b))は、書替可能情報記憶媒体21のセク
タスクランブル前のデータ構造(図1(a)(b))と
同様にしてある。
【0039】すなわち、次世代の再生専用情報記憶媒体
22で用いられるセクタ記録フォーマットでは、図3
(a)に示すように、記録の最小単位であるセクタの先
頭にそのセクタを識別するデータID・1が配置され、
その後にデータIDのエラー検出コードIED2が配置
され、その後に特定情報8(著作権管理情報8aおよび
8b)が配置され、その後にメインデータ6が配置さ
れ、その後にエラー検出コードEDC7が配置される。
【0040】ここで、特定情報(著作権管理情報)8に
は、メインデータ6として記録された情報コンテンツ
の、コピー制御情報、著作権、および/または頒布領域
(日本とか北米など)に関する情報が記録される。この
特定情報(著作権管理情報)8は内容が固定された情報
である。
【0041】図3(a)のデータ構造は、図1(a)に
おけるデータタイプ3およびプリセットデータ4のエリ
アP2〜P3を、これと同じサイズ(6バイト)の著作
権管理情報8aで置換したものに対応している。ここで
は、著作権管理情報8a+8bのデータサイズが6バイ
トを越える場合を想定し、著作権管理情報8を2分割し
て、その一部(8a)のエリアP2〜P3を、図1
(a)におけるデータタイプ3およびプリセットデータ
4のエリアP2〜P3に対応させている。また、著作権
管理情報8の他部(8b)のエリアP3〜P4は、図1
(a)における予約エリア5のエリアP3〜P4に対応
させている。
【0042】もし著作権管理情報8の必要サイズが6バ
イト以内なら、著作権管理情報8=8aとなり、著作権
管理情報8bは存在しない。
【0043】図3(a)のデータIDおよびIEDのエ
リアP1〜P2(6バイト)は、著作権管理情報8aの
エリアP2〜P3(6バイト)とを入れ替えられ、図3
(b)に示すようなデータ配置に組み替えられる。この
組み替えにより、著作権管理情報8の一部(8a)がセ
クタの先頭にくるようになる。
【0044】そして、図3(c)に示すように、組み替
え後の著作権管理情報8aからEDC7までのセクタ全
体のデータにスクランブル処理を施して、スクランブル
データ12を作成する。このスクランブル処理は、たと
えば後述する図7のスクランブル回路57により行なう
ことができる。
【0045】この処理では、セクタの先頭側に配置替え
された著作権管理情報8aのエリアもスクランブルされ
る。こうして得られたスクランブル処理後のセクタデー
タ(図3(c))は、所定の変調(8/16変調など)
を受ける。
【0046】図3(d)に示すように、変調後のデータ
14a、14b、14c、…には、それぞれ、所定の同
期コード19e、19f、19g、…が付加される。こ
のように変調後データと同期コードとが混在配置された
セクタデータが、所定個数(たとえば16セクタ分ある
いは32セクタ分)纏められてECCエンコーディング
される。ECCエンコーディングされたデータは、図3
(e)の再生専用情報記憶媒体22(ブルーレーザを用
いる次世代のDVD−ROMディスク、あるいは一旦書
き込みの済んだ後の次世代DVD−Rディスクなど)に
書き込まれる。
【0047】ここで、同期コード19e、19f、19
g、…のコードパターンは予め決められたものでもよい
が、著作権管理情報8aの一部(図3(a)の下位nビ
ット28;nはたとえば1〜8のいずれか)を利用し
て、多数種類用意された同期コードパターンから、図3
(d)で用いる同期コードパターンを選択するようにし
てもよい。
【0048】なお、図1、図3いずれの実施の形態にお
いても、同期コード部分にはスクランブルを掛けないよ
うにしている。したがって、図3(あるいは図1)の方
法でスクランブルされて記録されたセクタデータの先頭
位置は、スクランブルされていない(ユニークパターン
を持った)同期コード19e(あるいは19a)をサー
チすることにより、容易に検出できる。
【0049】図3(a)におけるセクタ内のデータ構造
およびデータ配列は、現世代のDVD−ROMビデオの
セクタ内のデータ構造およびデータ配列と同じになって
いる(2分割する前の著作権管理情報8a+8bが、現
世代DVD−ROMビデオの著作権管理情報CPR_M
AIに相当する)。このため、図3(a)に示す次世代
DVD再生用ディスクのセクタデータフォーマットと図
示しない現世代DVD再生用ディスクのセクタデータフ
ォーマットとの共通性が高く、現世代で開発されたハー
ドウエア/ソフトウエアを次世代でも利用し易くなって
いる。
【0050】さらに重要なことは、図3(a)のデータ
IDおよびIEDのエリアP1〜P2と著作権管理情報
8aのエリアP2〜P3とが、それぞれ、位置的にもサ
イズ的にも、図1(a)のデータIDおよびIEDのエ
リアP1〜P2とデータタイプおよびプリセットデータ
のエリアP2〜P3とに、1対1に対応していることで
ある。
【0051】このため、図1(a)のセクタデータを図
1(b)のデータ配列に変換する処理(あるいはその逆
の処理)と、図3(a)のセクタデータを図3(b)の
データ配列に変換する処理(あるいはその逆の処理)と
を、共通の内容にできる。このことから、書替可能媒体
21と再生専用媒体22との互換性を高めることができ
る。
【0052】図4は、再生専用情報記憶媒体22から再
生されたセクタデータのデ・スクランブル処理を説明す
る図である。
【0053】図4(a)の再生専用情報記憶媒体22に
は、図3に示すデータ構造のセクタデータが記録されて
いる。この記録データを再生した直後の内容は、図4
(b)に示すように、同期コード19e、19f、19
g、…と復調前のデータ16a、16b、16c、…と
が混在配置されたものとなっている。図4(b)の再生
データを復調し同期コードを削除すると、図4(c)に
示すように、復調後のスクランブルされたデータ18が
得られる。
【0054】スクランブルデータ18は、後述する図8
のデ・スクランブル回路58によりデ・スクランブル
(スクランブル解除)される。スクランブルデータ18
に対するデ・スクランブル処理は、セクタ先頭(同期コ
ード19eの位置)から開始される。このデ・スクラン
ブル処理により、スクランブルデータ18は、図4
(d)に示すように、著作権管理情報8aの直後に続く
データID・1と、IED2と、著作権管理情報8b
と、メインデータ6と、EDC7とに戻る。
【0055】デ・スクランブル処理終了後のセクタデー
タ(図4(d))は、図3(b)に示した、入れ替え処
理後の記録前セクタデータに戻っている。このセクタデ
ータ(図4(d))の先頭にある固定内容エリアP1〜
P2(6バイトの著作権管理情報8a)と、その後のデ
ータエリアP2〜P3(6バイトのデータIDおよびI
ED)とを入れ替えると、図4(e)に示すように、元
のセクタデータ構造(図3(a))に戻る。
【0056】再生専用情報記憶媒体22のデ・スクラン
ブル後のデータ構造(図4(d)(e))は、書替可能
情報記憶媒体21のデ・スクランブル後のデータ構造
(図2(d)(e))と同様になっている。これによ
り、図1の書替可能情報記憶媒体21と図4の再生専用
情報記憶媒体22との互換性あるいは共通性を高めてい
る。
【0057】図3のデータ構造(セクタスクランブルフ
ォーマット)は、メインデータのみならず、データI
D、IED、著作権管理情報も含めた情報群に対してセ
クタスクランブルを掛ける所に、大きな特徴を持つ。
【0058】図1〜図4を参照して説明した実施の形態
の特徴を纏めると、次のようになる。
【0059】(1)書替可能情報記憶媒体21に対して
は“書き替え毎に変化する情報(プリセットデータ
4)”を利用してデータID・1に対するスクランブル
処理を行い、再生専用情報記憶媒体22に対しては記録
される“固定情報(著作権管理情報8a)”の配置入れ
替えを利用してデータID・1に対するスクランブル処
理を行う。
【0060】(2)再生専用情報記憶媒体22の場合に
は、セクタ先頭の固定情報(著作権管理情報8a)から
スクランブルが開始されるため、データID・1に対す
るスクランブル条件が常に一定となる。
【0061】(3)再生専用情報記憶媒体22に対して
は、データIDのスクランブルに関係し同期コードの選
択に関係する情報として、書替可能情報記憶媒体21で
利用した情報(データタイプ3とプリセットデータ4)
と同じ場所に配置した固定情報(著作権管理情報8a)
を利用する。これにより、書替可能情報記憶媒体21と
再生専用情報記憶媒体22との間の再生処理の共通性
(互換性)を高めている。
【0062】(4)再生専用情報記憶媒体22では先頭
位置にくる情報が図3(b)に示すように固定情報(著
作権管理情報8a)となり、この情報の記録パターンは
常に固定されるが、再生専用情報記憶媒体22では情報
の書き替えはないので、この固定情報を先頭にしてスク
ランブルを掛けても(反復書替による劣化という)問題
は生じない。
【0063】(5)各セクタ情報内で一旦データ配置を
行った後、部分的な配置替えにより“再生専用”と“記
録可能用”の同じ場所の同じデータサイズの部分(図1
(a)、図3(a)のP2〜P3部分)をデータIDよ
りも前に移動させた後、スクランブルを掛けることで、
書替可能情報記憶媒体21と再生専用情報記憶媒体22
との間の再生処理の共通性(互換性)を高めている。
【0064】(6)図3(a)のデータ構造は現世代の
DVDビデオと同じなので、従来のDVDビデオとの間
の互換性を取りやすい。その結果、この発明に基づき情
報記録再生装置あるいは情報再生装置を製造する場合、
従来のDVD装置で用いていたハードウエアおよび/ま
たはソフトウエアを流用できる可能性が高まり、安価に
しかも短納期で、次世代DVDの情報記録再生装置ある
いは情報再生装置の開発が可能となる。
【0065】(7)図3のデータは図1のデータと構造
上類似している(セクタ先頭部分のスクランブル/非ス
クランブルの違いだけ)ため、図1の書替可能媒体用に
開発される装置と図3の再生媒体用に開発される装置と
の間で、ハードウエア/ソフトウエアの共通化を図りや
すい。
【0066】図5は、書替可能情報記憶媒体または再生
専用情報記憶媒体に記録されるセクタデータの同期コー
ド選択方法について説明する図である。
【0067】図1または図3で用いる同期コードのパタ
ーンは、同期コード選択テーブル20内の複数テーブル
中に多数種類用意されている。これらのコードパターン
は、「SY0=0001 0010 0100 0100 0000 0000 0001 0
001」とか「SY1=0000 0100 0000 0100 0000 0000 0
001 0001」いった特定のビットパターンを持っており、
互いに異なるパターンを持つ複数種類の同期コードを含
む多数の同期コードテーブルが、同期コード選択テーブ
ル20内に格納されている。これら多数の同期コードテ
ーブルのうちどれを目的の同期コード(たとえば図1
(d)の19aあるいは図3(d)の19e)用に選択
するかは、次のようにして行うことができる。
【0068】<書替可能情報記憶媒体21の場合>目的
とする該当セクタ33の直前のセクタ31の最後にくる
変調後のデータ13zのデジタル・サム・バリュー(D
SV)値23と、該当セクタ33内のプリセットデータ
4の下位nビット27(図1(a))との組み合わせに
より、同期コード選択テーブル20内に格納されている
複数種類の同期コードテーブルのうち該当する同期コー
ドテーブル中の同期コードが、該当セクタ33の先頭に
付加するに最適な同期コード19aとして選択される。
【0069】図1(d)の同期コード19aが選択され
ると、その直後に変調後のデータ13aが続く。以下同
様に最適な同期コード群が同期コード選択テーブル20
から自動的に選択され、変調後のデータ群にそれぞれ付
加される。このようにして同期コードおよび変調後のデ
ータが混在配置されたセクタデータ(図1(d))が、
図5の書替可能情報記憶媒体21の該当セクタ33に書
き込まれる。
【0070】<再生専用情報記憶媒体22の場合>目的
とする該当セクタ34の直前のセクタ32の最後にくる
変調後のデータ14zのデジタル・サム・バリュー(D
SV)値24と、該当セクタ34内の著作権管理情報8
aの下位nビット28(図3(a))との組み合わせに
より、同期コード選択テーブル20内に格納されている
複数種類の同期コードテーブルのうち該当する同期コー
ドテーブル中の同期コードが、該当セクタ34の先頭に
付加するに最適な同期コード19eとして選択される。
【0071】図3(d)の同期コード19eが選択され
ると、その直後に変調後のデータ14aが続く。以下同
様に最適な同期コード群が同期コード選択テーブル20
から自動的に選択され、変調後のデータ群にそれぞれ付
加される。このようにして同期コードおよび変調後のデ
ータが混在配置されたセクタデータ(図3(d))が、
図5の再生専用情報記憶媒体22の該当セクタ34に書
き込まれる。
【0072】現世代のDVDと同じ考え方では、同期コ
ード19の設定は、DSV値23(あるいは24)に対
応して、2種類のテーブルの中からどちらかを選択する
しかない。そのため、書替可能情報記憶媒体21上で情
報を書き替える場合、選択肢が2種類しかなく、同じ同
期コードパターンが繰り返し選択される可能性が高かっ
た。この場合、同一パターンの同期コードの反復使用に
より、記録膜の物質流動や金属疲労に起因する再生信号
劣化が生じ易く、書き替え可能回数を高めることが難し
かった。
【0073】それに対して、図1〜図5の実施の形態で
は、DSV値23(あるいは24)だけでなく、プリセ
ットデータ4の下位nビット27(あるいは著作権管理
情報8aの下位nビット28)も利用して多種類のパタ
ーンの中から同期コードを選択できる(たとえば下位n
ビットのnが2の場合、DSV値との組み合わせによ
り、3ビット相当の8種類の選択が可能になる)。この
ため、情報の書き替えに対して同一の同期コードパター
ンが繰り返し使われる可能性が低くなる。その結果、書
き替え毎に異なる同期コードが記録されるため、記録膜
の物質流動や金属疲労に起因する再生信号劣化が生じ難
くなり、書き替え回数が向上する。
【0074】さらに、同期コード選択に用いるnビット
(27あるいは28)は、書替可能情報媒体21と再生
専用情報媒体22とで同じ位置(図1(a)または図3
(a)のP3)にあり、またこのnビット(27あるい
は28)とDSV値(23あるいは24)との組み合わ
せで所望の(最適な)同期コードを選択するやり方も書
替可能情報媒体21と再生専用情報媒体22とで共通し
ている。このため、同期コード選択方法に関して書替可
能情報媒体21と再生専用情報媒体22とで互換性ある
いは共通性を確保できる。
【0075】図6は、該当セクタ(33あるいは34)
の同期コード検出、該当セクタに記録されたIEDを用
いたデータIDのエラーチェック、およびデータIDの
情報を用いたアクセス制御あるいは連続再生時のトラッ
ク外れ検出を説明する図である。
【0076】図6(c)に例示されるように、書替可能
情報媒体21(図6(a))から再生されたセクタ33
には図2(b)に示すような情報が含まれ、再生専用情
報媒体22(図6(b))から再生されたセクタ34に
は図4(b)に示すような情報が含まれている。
【0077】該当セクタ33(または34)の先頭位置
は、パターンマッチング法を用いて同期コード19a
(または19e)を検索することにより、検出できる
(たとえば“0001 0010 0100 0100 0000 0000 0001 000
1”というビットパターンを持つ32ビットの同期コー
ドを検索する場合は、これと同じ配列のビット列を検索
キーワードとしてサーチすればよい)。
【0078】検索された同期コード19a(または19
e)により該当セクタ33(または34)の先頭位置が
分かれば、この同期コード19a(または19e)の直
後から、復調前のデータ15a、15b、15c、…
を、該当セクタ33(または34)分、取り出すことが
できる(1つのセクタの物理サイズは予め定められた一
定値(たとえば2048バイト)となっているから、そ
の先頭位置さえ分かればセクタ単位で情報を取り出すこ
とができる)。
【0079】図6(d)は、検出された同期コード19
a(または19e)およびその直後の復調前データ15
a(スクランブルされたままのデータ17aまたは18
a)を例示している。
【0080】復調前データ15a、15b、15c、…
を該当セクタ33(または34)分復調しデ・スクラン
ブル処理すると、図6(e)に示すようなセクタデータ
(図2(d)相当)または図6(f)に示すようなセク
タデータ(図4(d)相当)が得られる。図6(e)の
データIDおよびIEDの位置と、図6(f)のデータ
IDおよびIEDは同じ位置にあるため、図6(e)お
よび図6(f)のデータIDおよびIEDは、同じ方法
で検出し抽出できる(図6(g))。
【0081】検出されたIEDで検出されたデータID
部のエラーチェックを行い(図6(h))、エラーがな
ければ、抽出されたデータID部の情報を用いて、媒体
21または22に記録された情報のアクセス制御または
その連続再生時のトラック外れ検出を行うことができる
(図6(i))。
【0082】上記アクセス制御の具体的方法は図14を
参照して後述する。また、上記トラック外れ検出の具体
的方法は図15を参照して後述する。
【0083】図7は、書替可能情報記憶媒体または再生
専用情報記憶媒体に対する情報記録系の構成を説明する
ブロック図である。
【0084】記録用メインデータ(ソースデータ)は、
インターフェイス部42を介して、所定情報付加部68
に送られる。この所定情報付加部68において、ソース
データはセクタ単位に細分化され、細分化されたソース
データが図1(a)または図3(a)のメインデータ6
部分に格納される。
【0085】記録に用いる媒体が書替可能情報媒体21
である場合は、この所定情報付加部68において、メイ
ンデータ6部分の前に、そのセクタのデータID・1、
IED2、データタイプ3、プリセットデータ4および
予約エリア5が付加され、メインデータ6部分の後にE
DC7が付加される。このとき付加されるデータID・
1はデータID発生部65から得られ、プリセットデー
タ4はプリセットデータ発生部66から得られる。プリ
セットデータ発生部66は「乱数発生機能」を持ってお
り、時変のランダムデータをプリセットデータ4として
常に発生できるようになっている。なお、プリセットデ
ータ発生部66は図1(a)に示す下位nビット27も
別途発生できるようになっており、発生された下位nビ
ット27は同期コード選択キーの一部として同期コード
選択部46に送られる。
【0086】一方、記録に用いる媒体が再生専用情報媒
体22である場合は、所定情報付加部68において、メ
インデータ6部分の前に、そのセクタのデータID・
1、IED2および著作権管理情報8(8aと8b)が
付加され、メインデータ6部分の後にEDC7が付加さ
れる。このとき付加されるデータID・1はデータID
発生部65から得られ、著作権管理情報8(8aと8
b)は著作権管理情報のデータ発生部67から得られ
る。なお、著作権管理情報のデータ発生部67は図3
(a)に示す下位nビット28も別途発生できるように
なっており、発生された下位nビット28は同期コード
選択キーの一部として同期コード選択部46に送られ
る。
【0087】なお、この実施の形態では、下位nビット
(27あるいは28)の“n”は、1〜8ビットの範囲
から選択される。
【0088】所定情報付加部68において生成された図
1(a)のようなデータ構造のセクタデータ、または所
定情報付加部68において生成された図3(a)のよう
なデータ構造のセクタデータは、データ配置部分交換部
63に送られる。データ配置部分交換部63では、送ら
れてきたセクタデータの先頭エリアP1〜P2(たとえ
ば6バイト)の内容と、その後のエリアP2〜P3(た
とえば6バイト)の内容とを交換する。その結果、図1
(a)のようなデータ構造のセクタデータは図1(b)
に示すようなデータ構造に変換され、図3(a)のよう
なデータ構造のセクタデータは図3(b)に示すような
データ構造に変換される。
【0089】データ配置部分交換部63においてエリア
P1〜P2とエリアP2〜P3とが交換されたセクタデ
ータは、スクランブル回路57に送られる。送られてき
たセクタデータが書替可能情報媒体用のデータ(図1
(b))のときは、スクランブル回路57は、先頭エリ
アP1〜P2の内容(データタイプ3およびプリセット
データ4)はスクランブルせず、その後(P2以降のデ
ータID・1からセクタ末尾のEDC7まで)に対し
て、スクランブル処理を施す。一方、送られてきたセク
タデータが再生専用情報媒体用のデータ(図3(b))
のときは、スクランブル回路57は、セクタ先頭からセ
クタ末尾までのセクタ全体に対して、スクランブル処理
を施す。
【0090】こうしてスクランブル処理されたセクタデ
ータは、順次ECCエンコーディング回路61に送られ
る。ECCエンコーディング回路61では、送られてき
たセクタデータを所定個数(たとえば16セクタ分ある
いは32セクタ分)纏めてECCエンコーディングす
る。
【0091】ECCエンコーディングされたデータは変
調回路51に送られる。変調回路51は、変調用変換テ
ーブル記録部53から必要な情報を得ながら、送られて
きたデータに所定の変調(8/16変調など)を施す。
変調されたデータ(図1(d)の13a、13b、13
c、…;あるいは図3(d)の14a、14b、14
c、…)は、データ合成部44に送られる。
【0092】データ合成部44に送られた変調後のデー
タのうち、各セクタの末尾部分の変調データ(図5の1
3zまたは14z)に対して、そのデジタル・サム・バ
リュー(DSV)の値が、DSV値計算部48で計算さ
れる。計算されたDSV値(図5の23または24)
は、同期コード選択部46に送られる。
【0093】同期コード選択部46は、DSV値計算部
48で計算されたDSV値と、プリセットデータ発生部
からの下位nビットデータ27または著作権管理情報の
データ発生部67からの下位nビットデータ28とに基
づいて、同期コード選択テーブル記録部47に記録され
ている多種類の同期コードテーブルから、特定の(最適
な)同期コードを選択する。この同期コード選択部46
+同期コード選択テーブル記録部47は、図5の同期コ
ード選択テーブル20に対応している。
【0094】なお、この実施の形態では、セクタ内の同
一場所(たとえば先頭位置)での同期コード(19aあ
るいは19e)に対する同期コードテーブルを、4種類
以上(たとえば8種類)用意している。このようにすれ
ば、各セクタ(33または34)の先頭位置にくる同期
コード(19aまたは19e)のビットパターンを複数
種類(たとえば8種類)利用できる。
【0095】同期コード選択部46により同期コード選
択テーブル記録部47から選択された同期コードテーブ
ル中の同期コード(図1(d)の19a、19b、19
c、…;あるいは図3(d)の19e、19f、19
g、…)は、データ合成部44において、変調回路51
からの変調データ(図1(d)の13a、13b、13
c、…;あるいは図3(d)の14a、14b、14
c、…)と、交互に合成される。
【0096】こうして合成されたデータが書替可能情報
媒体用である場合は、そのデータ(図1(d))は、情
報記録再生部41の記録系41Rにより、書替可能情報
媒体21(相変化記録方式を採用するRAMディスク、
RWディスクなど)に書き込まれる。
【0097】一方、合成されたデータが再生専用情報媒
体用である場合は、そのデータ(図3(d))は、
(a)ROMディスクの原盤記録部によりROMディス
ク複製用の原盤にカッティングされるか、(b)情報記
録再生部41の記録系41Rにより、一旦記録した後は
再生専用となるRディスク(書き込みレーザ照射部分の
反射率が永久変化する色素を利用したディスクなど)に
焼き込まれる。
【0098】なお、図7の装置の各ブロック要素の動作
は、制御部43内のROMに書き込まれた制御プログラ
ムに従い、その中のRAMをワークエリアに用いて、そ
の中のMPUにより、制御されるようになっている。
【0099】図8は、書替可能情報記憶媒体または再生
専用情報記憶媒体に対する情報再生系の構成を説明する
ブロック図である。
【0100】情報記録再生部(または記録機能のない再
生部)41により情報記憶媒体(21または22)から
再生された直後のデータ構造では、図6(c)に示すよ
うに、復調前のデータ15z、15a、15b、…と同
期コード19y(19z)、19a(19e)〜19c
(19c)が混在配置されている。再生部41(再生系
41P)により再生された直後のデータは、同期コード
位置検出/抽出部45および復調回路52に送られる。
【0101】同期コード位置検出/抽出部45は、パタ
ーンマッチング法を用いて、再生された直後のデータ中
から、各セクタ先頭の同期コード(19aまたは19
e)を検索し、検出する。先頭の同期コードが検出され
たあと、そのセクタ内の後続同期コード(19b、19
c、…または19f、19g、…)も検出され、抽出さ
れる。抽出された同期コード(19a〜19cまたは1
9e〜19g)の情報は、復調回路52に送られる。復
調回路52は、同期コード位置検出/抽出部45からの
同期コード(19a〜19cまたは19e〜19g)の
情報により、再生部41からの再生データのセクタ先頭
位置を知るとともに、そのセクタ内の同期コード位置も
知ることができる。
【0102】復調回路52内では、同期コード位置検出
/抽出部45からの同期コード情報により、セクタ内に
含まれる同期コード(19a〜19cまたは19e〜1
9g)が削除される。そして、削除後にセクタ内に残っ
た復調後のデータ(15a、15b、…;これらは8/
16変調されている)は、復調用変換テーブル記録部5
4からの復調情報に基づいて、復調される。復調回路5
2で復調されたデータは、デ・スクランブル回路58に
送られる。
【0103】デ・スクランブル回路58は、セクタの先
頭(P1)から一定バイト(たとえば6バイト)後の所
定範囲(P2〜P3)のデータまでを一旦デ・スクラン
ブル(スクランブル解除)してから、データID部&I
ED部抽出部71に送る。このデ・スクランブルされた
所定範囲(P2〜P3)には、図2(d)あるいは図4
(d)に示すように、データID・1およびIED2の
情報が入っている。
【0104】データID部&IED部抽出部71は、デ
・スクランブルされた所定範囲(P2〜P3)内のデー
タID・1の情報内容を制御部43のMPUに通知す
る。あるいは、データID部のエラーチェック部72に
よりデ・スクランブルされた所定範囲(P2〜P3)内
のIED2でデータID・1のエラーをチェックしてか
ら(図6(i)参照)、エラーなしが確認されたデータ
ID・1の情報内容を制御部43のMPUに通知する。
こうして通知されたデータID・1の情報内容により、
制御部43のMPUは、後に図14を参照して詳述する
アクセス制御あるいは図15を参照して詳述するトラッ
ク外れ検出を行うことができる。
【0105】復調回路52で復調されたデータは、EC
Cデコーディング回路62にも送られている。ECCデ
コーディング回路62は、所定個数(16個あるいは3
2個など)分のセクタを1つのECCブロックしてEC
CエンコーディングされたデータをECCデコーディン
グしてから、デ・スクランブル回路59に送る。
【0106】再生に用いた媒体が書替可能情報記憶媒体
21の場合は、復調回路52で復調されECCデコーデ
ィング回路62でECCデコーディングされた後のセク
タデータは、図6(e)または図2(c)(d)に示す
ようなデータ構造となっている。一方、再生に用いた媒
体が再生専用情報記憶媒体22の場合は、復調回路52
で復調されECCデコーディング回路62でECCデコ
ーディングされた後のセクタデータは、図6(f)また
は図4(c)(d)に示すようなデータ構造となってい
る。
【0107】なお、使用媒体が書替可能情報媒体21で
あるか再生専用情報記憶媒体22であるかの識別は、媒
体の特定部(ディスク状媒体では内周部)に記録されて
いるメディア識別情報(図示せず)を用いて行うことが
できる。
【0108】再生に用いた媒体が書替可能情報記憶媒体
21の場合は、デ・スクランブル回路59は、図2
(c)(d)に示すデータ構造の先頭位置(P1)より
一定バイト(たとえば6バイト)後の位置(P2)から
セクタ末尾位置までのデータに対して、デ・スクランブ
ル(スクランブル解除)処理を行う。一方、再生に用い
た媒体が再生専用情報記憶媒体22の場合は、デ・スク
ランブル回路59は、図4(c)(d)に示すデータ構
造の先頭位置(P1)からセクタ末尾位置までのデータ
に対して、デ・スクランブル(スクランブル解除)処理
を行う。デ・スクランブル処理後のデータ(図2(d)
または図4(d))は、データ配置部分交換部64に送
られる。
【0109】データ配置部分交換部64は、送られてき
たデ・スクランブル処理後のデータ(図2(d)または
図4(d))の先頭からの所定範囲(6バイトのP1〜
P2)と、その後の所定範囲(6バイトのP2〜P3)
とを入れ替える処理を行う。この処理により、再生に用
いた媒体が書替可能情報記憶媒体21の場合は図2
(e)に示すような構造のセクタデータが得られ、再生
に用いた媒体が再生専用情報記憶媒体22の場合は図4
(e)に示すような構造のセクタデータが得られる。
【0110】こうして得られた各セクタデータ(図2
(e)または図4(e))の先頭所定範囲(6バイトの
P1〜P2)内のデータ(データID+IED)はデー
タID部&IED部抽出部71により検出され、エラー
チェック後のデータIDが抽出される。また、得られた
各セクタデータ(図2(e)または図4(e))の先頭
位置から一定長(P1〜P4)後のメインデータ6はメ
インデータ抽出部73により抽出され、インターフェイ
ス部42を介して、外部に出力される。
【0111】なお、図8の装置の各ブロック要素の動作
は、制御部43内のROMに書き込まれた制御プログラ
ムに従い、その中のRAMをワークエリアに用いて、そ
の中のMPUにより、制御されるようになっている。
【0112】図9は、図7のスクランブル回路57の具
体例を示す回路図である。この回路の構成方法は、(ス
クランブル動作の開始/終了のタイミング制御を適切に
行えば)図1(b)の位置P2以降EDCまでをスクラ
ンブルするときにも利用できるが、ここでは、図3
(b)の位置P1以降EDCまでをスクランブルする場
合を例にとって、説明する。
【0113】図9のスクランブル回路は、たとえば15
ビットのシフトレジスタ回路81と、このシフトレジス
タ回路81に対して初期条件(たとえば“000 0000 000
0 0000”)を設定する初期条件設定回路83と、2つの
EXOR回路85および86とで構成されている。
【0114】シフトレジスタ回路81のビットr14お
よびr10がEXOR回路85の2つの入力端に与えら
れ、EXOR回路86の2つの入力端にはEXOR回路
85の出力と、図3(b)に例示されるようなデータ構
造に対応するセクタデータのビット列(スクランブル
前)が与えられる。
【0115】オールゼロの初期条件(“000 0000 0000
0000”)が設定された(つまり初期条件でリセットされ
た)直後のシフトレジスタ回路81のビットr0〜r1
4は、全て“0”となっている。この場合、EXOR回
路85の出力は“0”となる。EXOR回路86の一方
入力であるEXOR回路85の出力が“0”であり、E
XOR回路86の他方入力であるセクタデータの先頭ビ
ットが“0”のときは、EXOR回路86の出力も
“0”である。すると、シフトレジスタ回路81のビッ
トr0〜r14は、初期条件で設定された“000…
0”で安定している。この状況下(EXOR回路85の
出力=“0”)では、EXOR回路86は、スクランブ
ル前のセクタデータ入力に対して、入出力同相のバッフ
ァ回路として機能している。シフトレジスタ回路81の
ビットr14から、スクランブル後のデータ12(図3
(c))が出力される。
【0116】図10は、図8のデ・スクランブル回路5
8の具体例を示す回路図である。この回路構成は、図2
(d)の位置P2以降EDCまでをデ・スクランブルす
るときにも利用できるが、ここでは、図4(d)の位置
P1以降EDCまでをデ・スクランブルする場合を例に
とって、説明する。
【0117】図10のデ・スクランブル回路は、基本的
に図9のスクランブル回路と同じ回路構成を持つもの
で、15ビットのシフトレジスタ回路82と、このシフ
トレジスタ回路82に対して初期条件(たとえば“000
0000 0000 0000”)を設定する初期条件設定回路84
と、2つのEXOR回路87および88とで構成されて
いる。
【0118】シフトレジスタ回路82のビットr14お
よびr10がEXOR回路87の2つの入力端に与えら
れ、EXOR回路88の2つの入力端にはEXOR回路
87の出力と、スクランブルされたままのセクタデータ
のビット列(図4(c))が与えられる。
【0119】図10の回路動作は図9の回路動作と同じ
(ミラーライク)である。このため、図9のスクランブ
ル回路でスクランブルされたデータのビット配列は、初
期条件を同じにすれば、図10のデ・スクランブル回路
により、正確に元のビット配列に戻すことができる。
【0120】図11は、書替可能情報記憶媒体21への
書き込みデータ作成手順の一例を説明するフローチャー
トである。この手順は、たとえば図7に示す制御部43
内のMPUにより処理される。
【0121】まず、書替可能情報記憶媒体21(図1
(e))に記録すべきメインデータ6の情報(ソースデ
ータ)が、インターフェイス部42で受信される(ステ
ップST01)。制御部43内のMPUは、受信された
情報がパーソナルコンピュータの情報なのかAV情報な
のかを判別し、判別結果によりデータタイプ3(図1
(a))の内容を設定する。設定された情報は、プリセ
ットデータ発生部66に送られる(ステップST0
2)。
【0122】続いて、データID発生部65で、セクタ
毎のデータID情報(図1(a)のデータID・1)を
発生する(ステップST03)。すると、データID発
生部65は、発生されたデータID情報に対応してID
エラー検出コード(図1(a)のIED2の情報)を生
成する(ステップST04)。
【0123】プリセットデータ発生部66では、時間と
ともに変化するランダムなプリセットデータ4(図11
(a))を発生し、発生したランダムな(時変の)プリ
セットデータ4を、ステップST02で設定されたデー
タタイプ3の情報に組み合わせる(ステップST05
R)。
【0124】所定情報付加部68は、ステップST03
およびST04で得たデータID・1およびIED2
と、ステップST05Rで得たデータタイプ3およびプ
リセットデータ4とを組み合わせて、図1(a)のエリ
アP1〜P3に示すような配置のデータを作成する(ス
テップST06R)。
【0125】こうして作成されたデータに、適宜予約エ
リア5が付加され、その後にステップST01で受信し
たメインデータ6の情報が(1セクタ分)付加され、さ
らにその末尾にエラー検出コード(EDC7)が付加さ
れる(ステップST07)。
【0126】こうして得られた図1(a)に示す1セク
タ分のデータ配置は、データ配置部分交換部63におい
て、次のように組み替えられる。すなわち、データID
・1およびIED2を含む範囲(P1〜P2;この範囲
のサイズはたとえば6バイト)と、データタイプ3およ
びプリセットデータ4を含む範囲(P2〜P3;この範
囲のサイズもたとえば6バイト)とが交換され、図1
(b)に示すような1セクタ分のデータ配置に組み替え
られる(ステップST08R)。
【0127】こうして得られた図1(b)に示す1セク
タ分のデータのうち、先頭の6バイトエリアP1〜P2
(その中のプリセットデータ4はランダムに変化する時
変データ)を除き、データID・1の部分(P2)から
末尾(EDC7)までの全データが、スクランブル回路
57によりスクランブルされる(ステップST09
R)。これにより、図1(c)に示すような部分的スク
ランブル後のセクタデータ(非スクランブルデータ11
*+スクランブルデータ11)が得られる。
【0128】こうして得られた部分的スクランブル後の
セクタデータは、ECCエンコーディング回路61内
で、所定個数分(たとえば16セクタ分あるいは32セ
クタ分)纏められて、ECCエンコーディングされ、E
CCブロックが構成される(ステップST10R)。
【0129】ECCブロック内のデータは、変調回路5
1において、たとえば8/16変調される(ステップS
T11)。また、変調後データのデジタル・サム・バリ
ュー(図5のDSV値23)がDSV値計算部48で逐
次計算され(ステップST12)、同期コード選択部4
6に送られる。
【0130】同期コード選択部46では、送られてきた
DSV値23とプリセットデータ4の下位nビット27
(図1(a))との組み合わせにより、同期コード選択
テーブル記録部47内の同期コード選択テーブル20
(図5)から、最適な(あるいは所定の)同期コードが
選択される(ステップST13R)。
【0131】ステップST12で逐次計算されたDSV
値23とプリセットデータ4の下位nビット27とによ
り選択された一連の同期コード群(図1(d)の19
a、19b、19c、…)は、ステップST11で変調
した後の一連のデータ群(図1(d)の13a、13
b、13c、…)と交互に配置される(ステップST1
4R)。
【0132】こうして同期コード群と変調後のデータ群
とが交互配置されたデータ構造を持つセクタデータ(図
1(d))が作成され(ステップST15R)、作成さ
れたセクタデータが書替可能情報記憶媒体21上の所定
の物理セクタ位置に順次記録される。
【0133】図12は、再生専用情報記憶媒体22への
書き込みデータ作成手順の一例を説明するフローチャー
トである。この手順は、たとえば図7に示す制御部43
内のMPUにより処理される。
【0134】まず、再生専用情報記憶媒体22(図3
(e))に記録すべきメインデータ6の情報(ソースデ
ータ)が、インターフェイス部42で受信される(ステ
ップST01)。制御部43内のMPUは、受信された
情報がパーソナルコンピュータの情報なのかAV情報な
のかを判別し、判別結果によりデータタイプ3(図1
(a))の内容を設定する。設定された情報は、プリセ
ットデータ発生部66に送られる(ステップST0
2)。なお、図12の処理を再生専用情報記憶媒体22
だけに適用する場合は、このステップST02の処理は
省略できる。
【0135】続いて、データID発生部65で、セクタ
毎のデータID情報(図3(a)のデータID・1)を
発生する(ステップST03)。すると、データID発
生部65は、発生されたデータID情報に対応してID
エラー検出コード(図3(a)のIED2の情報)を生
成する(ステップST04)。
【0136】著作権管理情報のデータ発生部67では、
所定のコピープロテクションルールに従って、著作権管
理情報(CRP_MAI)8が発行される(ステップS
T05P)。著作権管理情報8が図1(a)または図3
(a)のエリアP2〜P3(ここでは6バイト)に収ま
らないサイズを持つときは、この著作権管理情報8は、
エリアP2〜P3(6バイト)に収まる部分(8a)
と、そこからはみ出す部分(8b)に分割される。はみ
出す部分(8b)は、図1(a)の予約エリア5(P3
〜P4)と同じサイズを持つ図3(a)のエリアP3〜
P4に、格納される。
【0137】所定情報付加部68は、ステップST03
およびST04で得たデータID・1およびIED2
と、ステップST05Pで得た著作権管理情報8aとを
組み合わせて、図3(a)のエリアP1〜P3に示すよ
うな配置のデータを作成する(ステップST06P)。
【0138】こうして作成されたデータに、著作権管理
情報8bが適宜付加され、その後にステップST01で
受信したメインデータ6の情報が(1セクタ分)付加さ
れ、さらにその末尾にエラー検出コード(EDC7)が
付加される(ステップST07)。なお、著作権管理情
報8aがエリアP2〜P3に全て収まるサイズ(たとえ
ば6バイト以内)である場合は、著作権管理情報8bと
いう情報をさらに付加する必要はなく、その場合はエリ
アP3〜P4はブランクとされる。
【0139】こうして得られた図3(a)に示す1セク
タ分のデータ配置は、データ配置部分交換部63におい
て、次のように組み替えられる。すなわち、データID
・1およびIED2を含む範囲(P1〜P2;この範囲
のサイズはたとえば6バイト)と、著作権管理情報8a
を含む範囲(P2〜P3;この範囲のサイズもたとえば
6バイト)とが交換され、図3(b)に示すような1セ
クタ分のデータ配置に組み替えられる(ステップST0
8P)。
【0140】こうして得られた図3(b)に示す1セク
タ分の全データが、スクランブル回路57によりスクラ
ンブルされる(ステップST09P)。これにより、図
3(c)に示すようなスクランブル後のセクタデータ1
2が得られる。
【0141】こうして得られたスクランブル後のセクタ
データ12は、ECCエンコーディング回路61内で、
所定個数分(たとえば16セクタ分あるいは32セクタ
分)纏められて、ECCエンコーディングされ、ECC
ブロックが構成される(ステップST10P)。
【0142】ECCブロック内のデータは、変調回路5
1において、たとえば8/16変調される(ステップS
T11)。また、変調後データのデジタル・サム・バリ
ュー(図5のDSV値24)がDSV値計算部48で逐
次計算され(ステップST12)、同期コード選択部4
6に送られる。
【0143】同期コード選択部46では、送られてきた
DSV値24と著作権管理情報8aの下位nビット28
(図3(a))との組み合わせにより、同期コード選択
テーブル記録部47内の同期コード選択テーブル20
(図5)から、最適な(あるいは所定の)同期コードが
選択される(ステップST13P)。
【0144】ステップST12で逐次計算されたDSV
値24と著作権管理情報8aの下位nビット28とによ
り選択された一連の同期コード群(図3(d)の19
e、19f、19g、…)は、ステップST11で変調
した後の一連のデータ群(図3(d)の14a、14
b、14c、…)と交互に配置される(ステップST1
4P)。
【0145】こうして同期コード群と変調後のデータ群
とが交互配置されたデータ構造を持つセクタデータ(図
3(d))が作成され(ステップST15P)、作成さ
れたセクタデータが再生専用情報記憶媒体22上の所定
の物理セクタ位置に順次記録される。
【0146】図13は、書替可能情報記憶媒体21また
は再生専用情報記憶媒体22からデータを再生する手順
の一例を説明するフローチャートである。この手順は、
たとえば図8に示す制御部43内のMPUにより処理さ
れる。
【0147】まず、書替可能情報記憶媒体21(図2
(a))または再生専用情報記憶媒体22(図4
(a))から再生すべき範囲の指示情報が、インターフ
ェイス部42で受信される(ステップST21)。この
再生範囲指示情報に基づいて、書替可能情報記憶媒体2
1または再生専用情報記憶媒体22から、同期コード
(19a〜19cまたは19e〜19g)と復調前デー
タ(15a〜15cまたは16a〜16c)とが混在し
た構造のデータの再生が開始される(ステップST2
2)。
【0148】再生されたデータ中の同期コード(19a
〜19cまたは19e〜19g)の位置は、同期コード
位置検出/抽出部45により、割り出される(ステップ
ST23)。割り出された同期コードの位置を元に、復
調回路52内では、復調前のデータ(15a〜15cま
たは16a〜16c)のみが抽出され、復調される(ス
テップST24)。
【0149】復調されたデータは、ECCデコーディン
グ回路62において、所定セクタ数分(たとえば16セ
クタ分あるいは32セクタ分)の情報を含むとするEC
Cブロックの単位で、エラー訂正処理を受ける(ステッ
プST25)。このエラー訂正後に得られた各セクタの
データは、図2(c)(d)または図4(c)(d)に
示すような内容となっている。デ・スクランブル回路5
9によりセクタ先頭からデ・スクランブル処理が開始さ
れると、デ・スクランブル処理後に図4(d)に示すよ
うな構造のセクタデータが得られる(ステップST2
6)。
【0150】こうして得られたデ・スクランブル処理後
のセクタデータ(図2(d)または図4(d))に対し
て、その先頭6バイト分(P1〜P2)のデータとその
直後の6バイト分(P2〜P3)のデータとが、部分的
に交換される。この部分交換により、ステップST26
で得られたセクタデータのデータ配列はさらに並べ替え
られて、図2(e)または図4(e)に示すような構造
のセクタデータに戻される。こうして得られたセクタデ
ータ(図2(e)または図4(e))は、記録前のセク
タデータ(図1(a)または図3(a))と同じ内容に
戻っている。
【0151】図2(e)または図4(e)に示すような
構造のセクタデータが得られたあと、メインデータ抽出
部73において、各セクタ内のメインデータ6部分だけ
が抽出される(つまりデータID、IED、データタイ
プ、プリセットデータ、予約エリア、著作権管理情報、
EDCが削除される)。そして、抽出されたメインデー
タ6だけが、順次インターフェイス部42を介して、装
置外部(例えば図示しないモニタTV)に転送される
(ステップST28)。
【0152】上述した実施の形態では、データID・1
の情報がスクランブルされた形で情報記憶媒体21また
は22に記録されるため、情報記憶媒体21または22
からデータを再生した直後は、データID・1の場所と
その情報内容を検出し辛くなっている。
【0153】この問題を回避するため、この発明の実施
の形態では、同期コード19aまたは19eの検出位置
を利用してスクランブル記録されているデータID・1
の位置を割り出し、データID・1およびIED2をデ
・スクランブルした直後にデータID・1の情報を解読
して、アクセスの高速化や連続再生時のトラック外れ検
出の高速化を実現している。
【0154】図14は、書替可能情報記憶媒体21また
は再生専用情報記憶媒体22に対するアクセス制御方法
の一例を説明するフローチャートである。この手順は、
たとえば図8に示す制御部43内のMPUにより処理さ
れる。
【0155】まず、アクセス制御に先立って、書替可能
情報記憶媒体21(図2(a))または再生専用情報記
憶媒体22(図4(a))から再生すべき箇所の指示情
報(コマンド)が、インターフェイス部42で受信され
る(ステップST31)。この指示情報に基づいて、制
御部43内のMPUは、書替可能情報記憶媒体21また
は再生専用情報記憶媒体22上の「アクセスすべき」セ
クタに対応したデータIDの値を算出する(ステップS
T32)。
【0156】制御部43のMPUは、ステップST31
で得た再生範囲指示情報に基づき、再生部41を制御し
て、媒体21または22上のおよその再生開始位置(ス
テップST32で算出したデータIDに対応するセクタ
が存在するであろうトラック位置)から、情報再生を開
始させる(ステップST33)。
【0157】情報再生が開始されると、同期コード位置
検出/抽出部45は、再生情報から、セクタ先頭に位置
する同期コード(図6(d)の19aまたは19e)の
位置を検出する(ステップST34)。この検出は、図
6(c)(d)を参照して説明した“パターンマッチン
グ法”を利用して行うことができる。
【0158】復調回路52は、検出された同期コード
(19aまたは19e)直後の復調前データに対してリ
アルタイムで復調を行い、復調が完了したデータから、
逐次、デ・スクランブル回路58に転送する(ステップ
ST35)。
【0159】デ・スクランブル回路58では、(1)セ
クタ先頭に非スクランブルデータ11*を持つ書替可能
情報記憶媒体21からの再生と、(2)セクタ先頭から
スクランブルデータ12がある再生専用情報記憶媒体2
2からの再生とで、異なる処理(ステップST36)を
行う。すなわち、(1)書替可能情報記憶媒体21から
の再生では、同期コード19a(図2(b))の後の
「復調後のデータ17(図2(c))」から逐次デ・ス
クランブル処理を実行し、その処理結果に対し非スクラ
ンブルデータ17*の直後にくるデータID・1とIE
D2以降をデータID部&IED部抽出部71に転送す
る。また、(2)再生専用情報記憶媒体22からの再生
では、同期コード19eがあるセクタ先頭位置P1の直
後にくる復調後データ(図4(c)のスクランブルされ
たままのデータ18)から逐次デ・スクランブル処理を
実行し、その処理結果をデータID部&IED部抽出部
71に転送する。
【0160】ここで、デ・スクランブル後のデータ配置
は図6(e)または図6(f)に示すように事前に分か
っており、何処にデータID・1およびIED2がある
かはデ・スクランブルする前に分かる。従って、図6
(e)(f)に示すように全てのデータをデ・スクラン
ブルする前の段階で、データID部&IED部抽出部7
1内で、デ・スクランブル直後のデータID・1および
IED2を抽出(図6(g))し、データID部のエラ
ーチェク部72に転送することができる。
【0161】すなわち、データID部&IED部抽出部
71は、デ・スクランブル回路58から同期転送されて
きたデータのうち、データID・1およびIED2を即
座に抽出する(ステップST37)。抽出されたデータ
ID・1およびIED2は、データID部のエラーチェ
ク部72に転送される。
【0162】データID部のエラーチェク部72は、抽
出されたIED2の情報を用いて、抽出されたデータI
D・1の情報にエラーがないかどうかチェックする(ス
テップST38)。エラーがあれば(ステップST39
イエス)、エラー訂正処理(図13のST25と同様な
処理)が施され、エラー訂正されたデータID・1の情
報が抽出される(ステップST40)。
【0163】エラーがないとき(ステップST39ノ
ー)のデータIDまたはエラー訂正(ステップST4
0)されたデータIDが示すセクタが存在するトラック
(ディスク状媒体21または22上の記録トラック)上
を再生部41がトレースしているときは(ステップST
41イエス)、情報再生が開始される(ステップST4
2)。
【0164】このトラック上を正確にトレースしていな
いときは(ステップST41ノー)、制御部43のMP
Uは、媒体から再生されたデータIDの値と、再生開始
予定セクタのデータID(ステップST32で算出した
もの)の値との差分値からトラックずれ量を算出する
(ステップST43)。そして、算出されたトラックず
れ量から正しいトラックを求め、ステップST33に戻
る。
【0165】以後、目的のトラックを正確にトレースす
るようになるまでステップST33〜ST43が反復さ
れる。この反復処理により、目的トラックへの密なアク
セス制御が行われる。
【0166】図14の処理の特徴は、情報媒体(21ま
たは22)に記録されたスクランブルデータに含まれる
同期コード(19aまたは19e)の場所を抽出し(S
T34)、少なくともデータIDが存在する場所までス
クランブル解除した後(ST36)、スクランブル解除
されたデータIDの情報を利用してアクセス制御を行う
(ST37〜ST42)ことにある。
【0167】図14の処理の別の特徴は、スクランブル
されたデータID・1の位置を、その前に存在する同期
コード19aまたは19eを用いて検索し、その後から
データID・1またはIED2までリアルタイムでデ・
スクランブルすることにより、高速にデータID情報を
読み取り、アクセス制御を行うことにある。
【0168】図1または図3の実施の形態によれば、デ
ータIDがスクランブルされた形で情報記憶媒体に記録
されるため、アクセス制御に用いるデータID情報の検
出が難しくなる。それに対して、スクランブルされたデ
ータIDの位置をその前に存在する同期コード19aま
たは19eを用いて検索し、その後からデータIDまで
またはIEDまでリアルタイムでデ・スクランブルする
ことにより、高速にデータID情報を読み取ることが可
能となる。その結果、高速なアクセス制御が可能とな
る。
【0169】図15は、書替可能情報記憶媒体21また
は再生専用情報記憶媒体22における連続再生時のトラ
ック外れ検出方法の一例を説明するフローチャート図で
ある。この手順は、たとえば図8に示す制御部43内の
MPUにより処理される。
【0170】まず、アクセス制御に先立って、書替可能
情報記憶媒体21(図2(a))または再生専用情報記
憶媒体22(図4(a))から再生すべき箇所の指示情
報(コマンド)が、インターフェイス部42で受信され
る(ステップST51)。この指示情報に基づいて、制
御部43内のMPUは、図14で説明したアクセス制御
を行い、書替可能情報記憶媒体21または再生専用情報
記憶媒体22上の所定の再生開始位置にアクセスし、再
生を開始する(ステップST52)。その後、図13で
説明した再生手順に従って、連続再生が行われる(ステ
ップST53)。
【0171】制御部43内のMPUは、現在再生中のセ
クタの次に再生される予定のセクタのデータID値を逐
次計算し、次に再生されるセクタを予想して待機してい
る(ステップST54)。
【0172】情報再生中、同期コード位置検出/抽出部
45は、再生情報から、セクタ先頭に位置する同期コー
ド(図6(d)の19aまたは19e)の位置を検出し
ている(ステップST55)。この検出は、図6(c)
(d)を参照して説明した“パターンマッチング法”を
利用して行うことができる。
【0173】復調回路52は、検出された同期コード
(19aまたは19e)直後の復調前データに対してリ
アルタイムで復調を行い、復調が完了したデータから、
逐次、デ・スクランブル回路58に転送する(ステップ
ST56)。
【0174】デ・スクランブル回路58では、(1)セ
クタ先頭に非スクランブルデータ11*を持つ書替可能
情報記憶媒体21からの再生と、(2)セクタ先頭から
スクランブルデータ12がある再生専用情報記憶媒体2
2からの再生とで、異なる処理(ステップST57)を
行う。この処理は、図14のステップST36と同じで
よい。
【0175】データID部&IED部抽出部71は、デ
・スクランブル回路58から同期転送されてきたデータ
のうち、データID・1およびIED2を即座に抽出す
る(ステップST58)。抽出されたデータID・1お
よびIED2は、データID部のエラーチェク部72に
転送される。
【0176】データID部のエラーチェク部72は、抽
出されたIED2の情報を用いて、抽出されたデータI
D・1の情報にエラーがないかどうかチェックする(ス
テップST59)。エラーがあれば(ステップST60
イエス)、エラー訂正処理(図13のST25と同様な
処理)が施され、エラー訂正されたデータID・1の情
報が抽出される(ステップST61)。
【0177】エラーがないとき(ステップST60ノ
ー)のデータIDまたはエラー訂正(ステップST6
1)されたデータIDが示すセクタが存在するトラック
(ディスク状媒体21または22上の記録トラック)上
を再生部41がトレースしているときは(ステップST
62イエス)、ステップST53に戻って、連続再生が
継続される。
【0178】連続再生時には、ステップST54の処理
を利用することにより、高速に、順次再生されるセクタ
のデータIDを検出することができる。しかし、この検
出情報がステップST54で事前に予想したデータID
値と異なる場合は、「トラック外れ」が生じたとみなし
て(ステップST62ノー)、再度、図14のアクセス
制御(ステップST52)からやり直すことになる。
【0179】図15の処理の特徴は、情報媒体(21ま
たは22)に記録されたスクランブルデータに含まれる
同期コード(図1(d)の19aまたは図3(d)の1
9e)の場所を抽出し(ST55)、少なくともデータ
IDが存在する場所までスクランブル解除した後(ST
57)、スクランブル解除されたデータIDの情報を利
用してトラック外れ検知を行うことにある。
【0180】図15の処理の別の特徴は、スクランブル
されたデータID・1の位置をその前に存在する同期コ
ード19aまたは19eを用いて検索し、その後からデ
ータID・1またはIED2までリアルタイムでデ・ス
クランブルすることにより、高速にデータID情報を読
み取り、トラック外れ検出を行うことにある。
【0181】図1または図3の実施の形態によれば、デ
ータIDがスクランブルされた形で情報記憶媒体に記録
されるため、トラック外れ検出に用いるデータID情報
の検出が難しくなる。それに対して、スクランブルされ
たデータIDの位置をその前に存在する同期コード19
aまたは19eを用いて検索し、その後からデータID
までまたはIEDまでリアルタイムでデ・スクランブル
することにより、高速にデータID情報を読み取ること
が可能となる。その結果、高速なトラック外れ検出が可
能となる。
【0182】図14のアクセス制御方法または図15の
トラック外れ検出方法によれば、検出されたデータID
にエラーがない場合には、検出されたデータIDの情報
を用いて即座にアクセス制御または連続再生時のトラッ
ク外れ検出を実行することができる。
【0183】逆に、検出されたデータIDにエラーが発
見された場合には、ECC単位のデータをECCデコー
ディング回路62へ転送し、ここでエラー訂正してか
ら、データIDの情報を抽出するようにしている。その
後、エラー訂正後のデータID情報は、デ・スクランブ
ル回路59、データ配置部分交換部64を経てから、デ
ータID部およびIED部抽出部71へ転送される。
【0184】<各実施の形態による効果>書替可能な情
報記憶媒体21に対しては、データIDのスクランブル
に関係し同期コードの選択に関係する情報が、書き替え
毎に変化し得る(ランダムに変化する情報を含んでい
る)データ構造となっている。このため、情報記憶媒体
21上に記録されるセクタスクランブル後のデータID
情報および同期コードが書き替え毎に変化するようにな
り、媒体記録膜の物質流動や金属疲労に起因する再生信
号劣化が生じ辛くなる。このことから、書き替え可能回
数が増える。
【0185】この発明によらない現世代のDVDでは、
同期コードの設定はDSV値に対応して2種類のテーブ
ルの中からどちらかを選択するしかなかった。すなわ
ち、書替可能な情報記憶媒体21上で情報を書き替える
場合、選択肢が2種類しかなかったために常に同じ同期
コードが選択される可能性が高かった。このことから同
一の同期コードが繰り返し使用される確率が高くなり、
記録膜の物質流動や金属疲労に起因する再生信号劣化が
生じ易くなって、書き替え可能回数の上限を高めるのが
難しかった。
【0186】これに対し、この発明の実施の形態では、
DSV値だけでなく、プリセットデータ4の下位nビッ
ト27(あるいは著作権管理情報8の一部8aの下位n
ビット28)も利用して、多種類のパターンの中から同
期コードを選択することも可能にしている。このため、
情報の書き替えに対して同一の同期コードが繰り返し使
われる可能性を低くできる。その結果、書き替え毎に異
なる同期コードが記録される確率が高まるため、記録膜
の物質流動や金属疲労に起因する再生信号劣化が生じ辛
くなり、書き替え可能回数が増える。
【0187】また再生用の情報記憶媒体22に対して
は、書替可能な情報記憶媒体で利用した可変情報(デー
タタイプ3およびプリセットデータ4)と同じ場所に固
定情報(著作権管理情報8a)を配置するため、書替可
能情報記憶媒体21と再生専用情報記憶媒体22との間
で、再生処理の互換性を確保しあるいは共通性を高める
ことができる。
【0188】また、早いアクセス速度を確保するため、
セクタ毎の識別情報を有するデータIDを、各セクタ内
の先頭位置に配置している。このデータIDは情報の書
き替え毎に変化しないので、このデータIDを先頭に配
置したままスクランブルを掛けたのでは、スクランブル
後のデータIDのパターンが情報の書き替え毎に変化し
ない。しかし、書き替え毎に変化するプリセットデータ
4を含む部分をセクタ先頭に配置替えした後にスクラン
ブルを掛けると、スクランブルを掛けた後のデータID
のパターンが変化する。その結果、書替可能媒体の記録
膜の物質流動や金属疲労に起因する再生信号劣化が生じ
辛くなり、書き替え可能回数が増える。
【0189】また、再生専用情報記憶媒体22では、先
頭位置に持ってくる情報が著作権管理情報の少なくとも
一部(8a)となる。この情報(8a)は固定情報であ
り変化しないが、再生専用情報記憶媒体22では情報の
反復書き替えは行われないので、この固定情報を先頭に
してスクランブルを掛けても、前記「記録膜の物質流動
や金属疲労に起因する再生信号劣化」という問題は生じ
ない。
【0190】このように、一旦セクタ毎のデータ配置を
行った後、部分的な配置替えにより“再生専用”と“記
録可能用”の同じ場所の同じデータサイズ部分をデータ
IDよりも前に移動させた後でセクタスクランブルを掛
けることにより、書替可能情報記憶媒体21と再生専用
情報記憶媒体22との間の再生処理の互換性を確保しあ
るいは共通性を高めることができる。
【0191】さらに、この発明の実施の形態で採用する
次世代DVDに適したセクタデータ構造は、現世代DV
Dのデータ構造とほぼ一致しているため、現世代DVD
との間の共通性が保てる。その結果、この発明の実施の
形態を利用した装置(たとえば高精細DVDビデオプレ
ーヤ/レコーダ)と従来の装置(たとえばNTSCレベ
ルのDVDビデオプレーヤ/レコーダ)とで主要構成
(ハードウエアおよび/またはソフトウエア)の兼用化
が可能となり、安価にしかも短納期で製品開発が可能と
なる。
【0192】この発明の実施の形態では、データIDが
スクランブルされた形で情報記憶媒体に記録されるた
め、アクセス制御に用いるデータID情報の検出が難し
くなっている。その対策として、スクランブルされたデ
ータIDの位置をその直前に存在する同期コードを用い
て検索し、検索された同期コードの後からデータIDま
で(またはそのIDエラー検出コードIED2まで)を
リアルタイムでデ・スクランブルする。これにより、速
やかにデータID情報を読み取ることが可能となる結
果、高速なアクセス制御が可能となる。
【0193】さらに、この発明の実施の形態では、デー
タIDがスクランブルされた形で情報記憶媒体に記録さ
れるため、連続再生時のトラック外れ検出に用いるデー
タID情報の検出も難しくなっている。その対策とし
て、スクランブルされたデータIDの位置をその直前に
存在する同期コードを用いて検索し、検索された同期コ
ードの後からデータIDまで(またはIED2まで)を
リアルタイムでデ・スクランブルする。これにより、速
やかにデータID情報を読み取ることが可能となる結
果、高速なトラック外れ検出が可能となる。
【0194】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
データIDも含めてセクタスクランブルを掛けるデータ
構造を採用する書替可能媒体と同様なデータ構造で再生
用情報媒体のセクタスクランブルを掛けることで、両者
のデータ構造上の共通性を高めた情報媒体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】書替可能情報記憶媒体に書き込まれるセクタデ
ータのスクランブル処理を説明する図。
【図2】書替可能情報記憶媒体から再生されたセクタデ
ータのデ・スクランブル処理を説明する図。
【図3】再生専用情報記憶媒体に書き込まれるセクタデ
ータのスクランブル処理を説明する図。
【図4】再生専用情報記憶媒体から再生されたセクタデ
ータのデ・スクランブル処理を説明する図。
【図5】書替可能情報記憶媒体または再生専用情報記憶
媒体に記録されるセクタデータの同期コード選択方法に
ついて説明する図。
【図6】該当セクタの同期コード検出、該当セクタに記
録されたIEDを用いたデータIDのエラーチェック、
およびデータIDの情報を用いたアクセス制御あるいは
連続再生時のトラック外れ検出を説明する図。
【図7】書替可能情報記憶媒体または再生専用情報記憶
媒体に対する情報記録系の構成を説明するブロック図。
【図8】書替可能情報記憶媒体または再生専用情報記憶
媒体に対する情報再生系の構成を説明するブロック図。
【図9】図7のスクランブル回路57の具体例を示す回
路図。
【図10】図8のデ・スクランブル回路58の具体例を
示す回路図。
【図11】書替可能情報記憶媒体への書き込みデータ作
成手順の一例を説明するフローチャート図。
【図12】再生専用情報記憶媒体への書き込みデータ作
成手順の一例を説明するフローチャート図。
【図13】書替可能情報記憶媒体または再生専用情報記
憶媒体からデータを再生する手順の一例を説明するフロ
ーチャート図。
【図14】書替可能情報記憶媒体または再生専用情報記
憶媒体に対するアクセス制御方法の一例を説明するフロ
ーチャート図。
【図15】書替可能情報記憶媒体または再生専用情報記
憶媒体における連続再生時のトラック外れ検出方法の一
例を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
1…データID;2…IED(IDエラー検出コー
ド);3…データタイプ;4…プリセットデータ;5…
予約エリア;6…メインデータ;7…EDC(エラー検
出コード);8…著作権管理情報(CPR_MAI);
11*…変調前の非スクランブルデータ(書替可能媒体
用);17*…変調後の非スクランブルデータ(書替可
能媒体用);11…変調前のスクランブルデータ(書替
可能媒体用);17…変調後のスクランブルデータ(書
替可能媒体用);12…変調前のスクランブルデータ
(再生専用媒体用);18…変調前のスクランブルデー
タ(再生専用媒体用);13、14…変調後のデータ;
19…同期コード;21…書替可能情報記憶媒体(DV
D−RAM、DVD−RWなど);22…再生専用(ま
たは一旦書き込みしたら以後は再生しかできない)情報
記憶媒体(DVD−ROM、DVD−Rなど);20…
同期コード選択テーブル;23、24…DSV(デジタ
ル・サム・バリュー)値;27…プリセットデータ4の
下位nビット;28…著作権管理情報8aの下位nビッ
ト;31〜34…セクタ;20、44、46〜48…同
期情報付加手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 英昭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 (72)発明者 小島 正 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 5C052 AA02 AB04 AB09 CC06 CC12 DD04 5D044 BC05 BC06 CC06 DE17 DE42 DE50 DE52 DE96 JJ03 5D090 AA01 BB03 BB04 CC12 DD03 FF09 FF25 GG16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の記録単位毎の識別を行う識別情報お
    よび書き替え毎に内容が変化し得る可変内容を含む情報
    群を記録できる書替可能情報媒体と併用可能なものであ
    って、情報の記録単位毎の識別を行う識別情報および所
    定の内容固定情報を含む情報群が記録される再生用情報
    媒体において、 前記識別情報を含むところの第1位置と前記可変内容を
    含むところの第2位置とが入れ替えられた構造のデータ
    が前記書替可能情報媒体に記録されるという前提の下
    で、 前記識別情報を含むところの第3位置と前記内容固定情
    報を含むところの第4位置とが入れ替えられたデータ構
    造が前記再生用情報媒体に記録される場合に、前記書替
    可能情報媒体の前記第1位置および第2位置が、それぞ
    れ、前記再生用情報媒体の前記第3位置および第4位置
    と1対1に対応する位置関係にあることを特徴とする再
    生用情報媒体。
  2. 【請求項2】 前記内容固定情報が、前記再生用媒体に
    記録されるコンテンツに関する著作権管理情報の少なく
    とも一部を含むことを特徴とする請求項1に記載の媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記第3位置と前記第4位置とが入れ替
    えられたデータ構造に対して前記情報の記録単位でスク
    ランブル処理が施されたスクランブルデータが変調さ
    れ、変調後のデータに同期情報が混在配置され、この変
    調後データと同期情報とが混在配置された情報が記録さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    媒体。
  4. 【請求項4】 前記変調後のデータの先頭に、前記情報
    の記録単位の先頭位置を示す内容を持つ同期コードが配
    置されることを特徴とする請求項3に記載の媒体。
  5. 【請求項5】 前記スクランブル処理が施されたスクラ
    ンブルデータの前記記録単位を所定個数集めたものに対
    してECCエンコードが施され、このECCエンコード
    された情報が記録されることを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか1項に記載の媒体。
  6. 【請求項6】情報の記録単位毎の識別を行う識別情報お
    よび特定情報を含む情報群が記録されるものであって、 前記識別情報を含むところの前記情報群の一部の位置と
    前記特定情報の少なくとも一部を含むところの前記情報
    群の他部の位置とが入れ替えられたデータ構造に対し
    て、前記識別情報も含めてスクランブル処理が施された
    スクランブルデータが記録されることを特徴とする再生
    用情報媒体。
  7. 【請求項7】 前記スクランブルデータは変調され、変
    調後のデータに同期情報が混在配置され、この変調後デ
    ータと同期情報とが混在配置された情報が記録されるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の媒体。
  8. 【請求項8】 前記変調後のデータの先頭に、前記情報
    の記録単位の先頭位置を示す内容を持つ同期コードが配
    置されることを特徴とする請求項7に記載の媒体。
  9. 【請求項9】 前記スクランブル処理が施されたスクラ
    ンブルデータの前記記録単位を所定個数集めたものに対
    してECCエンコードが施され、このECCエンコード
    された情報が記録されることを特徴とする請求項6ない
    し請求項8のいずれか1項に記載の媒体。
  10. 【請求項10】情報の記録単位毎の識別を行う識別情報
    を含むところの情報群の一部の位置と、特定情報の少な
    くとも一部を含むところの前記情報群の他部の位置とを
    入れ替えるデータ配置部分交換部と;前記データ配置部
    分交換部により入れ替えられたデータ構造に対してスク
    ランブル処理を施すスクランブル回路と;前記スクラン
    ブル回路によりスクランブル処理が施されたスクランブ
    ルデータを、情報媒体に記録する記録系とを具備したこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  11. 【請求項11】 前記スクランブル回路によりスクラン
    ブル処理が施されたスクランブルデータを、所定個数の
    前記情報記録単位毎にECCエンコーディングするEC
    Cエンコーディング回路をさらに備え、 前記ECCエンコーディング回路によりECCエンコー
    ディングされたデータが前記情報媒体に記録されるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項10に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 前記情報媒体に記録されるデータに、
    所定の同期コードを付加する同期情報付加手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項10または請求項11に
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記同期情報付加手段が、前記特定情
    報に含まれる特定の情報ビットの内容に基づいて、前記
    所定の同期コードを付加するように構成されたことを特
    徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】前記ECCエンコーディング回路により
    ECCエンコーディングされたデータをデジタル変調す
    る変調回路をさらに備え、 前記同期情報付加手段が、前記変調回路で変調されたデ
    ータのデジタルサムバリューと、前記特定情報に含まれ
    る特定の情報ビットの内容とに基づいて、前記所定の同
    期コードを付加するように構成されたことを特徴とする
    請求項12に記載の装置。
  15. 【請求項15】情報の記録単位毎の識別を行う識別情報
    と特定情報とメインデータと同期コードを含む情報が記
    録された媒体から記録情報を再生するものであって、 前記情報の記録単位の先頭に位置する前記同期コードを
    検出し抽出する同期コード位置検出/抽出部と;前記同
    期コード位置検出/抽出部により検出された前記同期コ
    ードに続く情報内容を復調する復調回路と;前記復調回
    路により復調された前記情報内容のうち、前記識別情報
    を含むデータ位置と前記特定情報の少なくとも一部を含
    むデータ位置とを入れ替えるデータ配置部分交換部と;
    前記データ配置部分交換部によりデータ位置の入れ替え
    が済んだ後の情報内容のうち、前記特定情報の後に続く
    前記メインデータを抽出するメインデータ抽出部とを具
    備したことを特徴とする情報再生装置。
  16. 【請求項16】 前記媒体に記録された情報は前記情報
    の記録単位でスクランブルされており、前記復調回路に
    より復調された前記情報内容のスクランブルを解くデ・
    スクランブル回路をさらに備え、 前記デ・スクランブル回路によりスクランブルが解かれ
    た前記情報内容が、前記データ配置部分交換部により、
    前記データ位置の入れ替えを受けるように構成されたこ
    とを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】情報媒体に記録されたスクランブルデー
    タと混在して記録された同期コードの場所を抽出し、 少なくともデータIDが存在する場所までスクランブル
    解除した後、スクランブル解除されたデータIDの情報
    を利用してアクセス制御を行うことを特徴とするアクセ
    ス制御方法。
  18. 【請求項18】情報媒体に記録されたスクランブルデー
    タと混在して記録された同期コードの場所を抽出し、 少なくともデータIDが存在する場所までスクランブル
    解除した後、スクランブル解除されたデータIDの情報
    を利用してトラック外れ検知を行うことを特徴とするト
    ラック外れ検出方法。
JP2001101332A 2001-03-30 2001-03-30 情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法 Pending JP2002298513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101332A JP2002298513A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101332A JP2002298513A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002298513A true JP2002298513A (ja) 2002-10-11

Family

ID=18954667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101332A Pending JP2002298513A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002298513A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100382154C (zh) * 2003-03-25 2008-04-16 Lg电子株式会社 具有用于管理其上记录的数据流的再现的数据结构的记录媒介以及记录和再现方法和装置
JP2009009696A (ja) * 2003-02-20 2009-01-15 Koninkl Philips Electronics Nv アクセス情報を有する情報担体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009009696A (ja) * 2003-02-20 2009-01-15 Koninkl Philips Electronics Nv アクセス情報を有する情報担体
US8718277B2 (en) 2003-02-20 2014-05-06 Koninklijke Philips N.V. Information carrier comprising access information
CN100382154C (zh) * 2003-03-25 2008-04-16 Lg电子株式会社 具有用于管理其上记录的数据流的再现的数据结构的记录媒介以及记录和再现方法和装置
CN101231873A (zh) * 2003-03-25 2008-07-30 Lg电子株式会社 记录和再现用于管理数据流的数据结构的方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7372964B2 (en) Method and apparatus for recording information including secret information and method and apparatus for reproduction thereof
US7486599B2 (en) Recording method, recording apparatus, reproducing method and reproducing apparatus
US7558175B2 (en) Recording medium with a linking area thereon and apparatus and methods for forming, recording, and reproducing the recording medium
KR100707807B1 (ko) 데이터기록매체, 데이터기록장치, 데이터기록방법,데이터재생장치 및 데이터재생방법
JP2003109302A (ja) 信号処理方法及び装置、信号再生方法及び装置、記録媒体
KR100547964B1 (ko) 광 기록 매체, 정보 재생 장치 및 정보 기록/재생 장치
CN1881219B (zh) 将不受拷贝保护的数据转换成受拷贝保护的数据的方法
JP4224875B2 (ja) 光ディスク、光ディスク記録装置、光ディスクの記録方法、光ディスクの再生装置、及び、光ディスクの再生方法
US20050044083A1 (en) Recording medium recording apparatus, recording method, recording medium reproduction apparatus, and reproduction method
JP2002298513A (ja) 情報媒体、記録装置、再生装置、アクセス制御方法、およびトラック外れ検出方法
TWI280562B (en) Data recording method and device, data recording medium, data regeneration method and device, data transmission method and device, data receiving method and device
JP3668176B2 (ja) 秘匿情報を伴う情報記録方法及び装置及び再生方法及び装置及び記録媒体
CN1164919A (zh) 数据记录装置和方法以及数据再现装置
JP4531820B2 (ja) 複製防止構造を生成する情報記録装置および情報記録方法
JP2002358731A (ja) データスクランブル/デ・スクランブル方法、この方法を用いた装置およびこの方法によるデータを記憶する媒体
JP3828288B2 (ja) 情報生成方法及び装置、情報再生方法及び装置並びに情報記録媒体
US20040236904A1 (en) Data recording method and data reproducing method
CN1707675B (zh) 形成记录介质的方法及再现数据的设备和方法
JP2003187535A (ja) 情報記録装置及び方法、情報記録プログラム、記録媒体、ディスク記録媒体、ディスク記録装置及び方法、並びにディスク再生装置及び方法
CN100463073C (zh) 信息记录媒体及其记录方法和重放方法
KR100560087B1 (ko) 정보 출력 장치 및 정보 출력 방법, 정보 기록 장치 및정보 기록 방법, 정보 출력 기록 시스템 및 정보 기록 매체
JP2004119009A (ja) データ記録媒体及び情報データ書込装置