JP2002296806A - 露光装置およびその装置における基板位置決め方法 - Google Patents

露光装置およびその装置における基板位置決め方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクよりも大きな露光対象基板に対する露
光処理を高精度に行えるようにする。 【解決手段】 パターン形成用のマスクAよりも大きな
露光対象基板Bを該マスクに対して複数回に分けて所定
位置に順次位置決めし、位置決めされた各所定位置でそ
れぞれ露光処理を行う露光装置において、マスクホルダ
2にマスクAが保持される前に、補正手段8によって各
所定位置で軸に対する露光チャック3の変位に応じた露
光対象基板BとマスクAとの位置ずれを補正して、該各
所定位置でマスクAを軸4に対して所定角度に設定す
る。また、露光対象基板Bが露光チャック3上に搬入さ
れる前に、テーブル6によって軸4に対する露光対象基
板Bの変位に応じた位置ずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶ディスプレ
イやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプ
レイの製造工程においてガラス基板やカラーフィルタ等
の面上にパターンを形成する露光装置に係り、特に、フ
ォトマスクよりも大きなガラス基板を該フォトマスクに
対して複数回に分けて所定位置に順次位置決めし、位置
決めされた各所定位置でそれぞれ露光処理を行うことに
よって、ガラス基板全体を露光処理する露光装置及びそ
の装置における基板位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD:Liqud Crys
tal Display)は、CRT(Cathode R-ay Tube)に比べて
薄型化、軽量化が可能であるため、CTV(Color Telev
ision) やOA機器等のディスプレイ装置として採用さ
れ、画面サイズも10型以上の大型化が図られ、より一
層の高精細化及びカラー化が押し進められている。
【0003】液晶ディスプレイは、フォトリソグラフィ
技術によりガラス基板の表面に微細なパターンを描画し
て作られる。露光装置は、この微細パターンをガラス基
板上に描画するものである。露光装置としては、マスク
パターンをレンズまたはミラーを用いてガラス基板上に
投影するプロジェクション方式と、フォトマスクとガラ
ス基板との間に微小なギャップを設けてマスクパターン
をガラス基板上に転写するプロキシミティ方式とがあ
る。
【0004】プロキシミティ方式の露光装置は、プロジ
ェクション方式に比べてパターン解像性能が劣るもの
の、照射光学系が非常にシンプルであり、スループット
が高く、装置コストから見たコストパフォーマンスも優
れており、生産性の高い量産用装置に適したものであ
る。従来、プロキシミティ方式の露光装置は、インライ
ン対応パススルー方式のローダ・アンローダユニットを
採用しており、そのパススルー方向に沿って、ローダー
ユニット、基板搬入ユニット、アライメントステージユ
ニット、基板搬出ユニット、アンローダユニットが順番
に配置されて構成されている。
【0005】ローダユニットは、ガラス基板を順次供給
するものであり、アンローダユニットは、露光処理の終
了したガラス基板を順次排出するものである。基板搬入
ユニットは、ローダユニットのガラス基板をセンタリン
グ位置決めしてから搬入アームによってアライメントス
テージの露光チャック上に搬入する。アライメントステ
ージユニットは、露光チャック、チルティングZステー
ジ、基板アライメントステージ及びマスクホルダなどで
構成される。このアライメントステージユニットには、
インラインの外側に設けられた露光チャックに保持され
るガラス基板上にフォトマスクを介して紫外線を照射す
る照射光学系などが存在する。基板搬出ユニットは、露
光チャック上の露光処理後のガラス基板をアンローダユ
ニットに搬出する。
【0006】上記の露光装置では、マスクホルダにパタ
ーン形成用のフォトマスクが吸着保持され、露光チャッ
クに露光対象のガラス基板が吸着保持されて、フォトマ
スクのマスクパターンがガラス基板に転写されるが、通
常、フォトマスクを複数枚用いてガラス基板に所定のマ
スクパターンを順次転写するため、フォトマスクとガラ
ス基板との位置合わせ精度が露光性能における重要な位
置を占めることになる。そこで、アライメントステージ
ユニットにおいて、露光チャックに対するガラス基板の
搬送位置のずれを補正するプリアライメントと、フォト
マスクとガラス基板とを高精度に位置合わせするアライ
メントとを行っている。また、ガラス基板がフォトマス
クよりも大きい場合には、露光チャックをマスクに対し
てステップテーブル走行軸によって所定方向にステップ
移動することによりガラス基板をフォトマスクに対して
複数回に分けて所定位置に順次位置決めし、位置決めさ
れた各所定位置でそれぞれ露光処理を行うことにより、
ガラス基板全体に露光処理を行うステップ露光方式が採
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記ステップ露光方式
の露光装置では、露光処理工程において、ガラス基板を
保持してなる露光チャックを所定の露光位置にステップ
テーブル走行軸によってステップ移動するので、ステッ
プテーブル走行軸の搬送精度などに起因して、露光チャ
ックがステップテーブル走行軸に沿って真っ直ぐにステ
ップ移動されない場合がある。この場合、露光チャック
がステップテーブル走行軸に対して変位し、これによっ
て、該ステップテーブル走行軸の軸方向であるX方向或
いは該X方向と直角をなすY方向にガラス基板がずれた
り、該ステップテーブル走行軸に対してガラス基板がX
方向とY方向とが交わる交点回りのθ方向に斜めに傾い
たりすることがある。このため、ガラス基板がフォトマ
スクに対して位置ずれを生じ、その位置ずれによりマス
クパターンがガラス基板の所定の露光領域から一部はみ
出るようになる。その結果、マスクパターンをガラス基
板の所定の露光領域に転写することができなくなり、ガ
ラス基板に対するマスクパターンの配列精度が低下する
という問題があった。
【0008】また、ガラス基板は、搬入アームによって
ステップテーブル走行軸の一端側から露光チャック上に
搬入されるが、搬入アームの搬送精度などに起因して、
ガラス基板がステップテーブル走行軸に対して変位し、
これによって、該ステップテーブル走行軸の軸方向であ
るX方向或いは該X方向と直角をなすY方向にガラス基
板がずれたり、該ステップテーブル走行軸に対してガラ
ス基板がX方向とY方向とが交わる交点回りのθ方向に
斜めに傾いたりした状態に搬入される場合がある。この
場合、ガラス基板がステップテーブル走行軸に対して位
置ずれを生じ、その位置ずれによりガラス基板がステッ
プテーブル走行軸に対して変位した状態に露光チャック
に保持されることとなるため、露光チャックに対するガ
ラス基板の面付け精度が低下するという問題があった。
【0009】このようなステップ方式の露光装置におい
ては、ステップテーブル走行軸は、ガラス基板のステッ
プ移動及び露光領域の位置決めのための搬送基準軸とな
るので、ステップテーブル走行軸に対する露光チャック
の変位に応じたガラス基板とフォトマスクとの位置ずれ
を補正すれば、マスクパターンを露光対象基板の所定の
露光領域からはみ出ることなく該露光領域内に転写する
ことができて、ガラス基板に対するマスクパターンの配
列精度を向上させることができ、露光処理を高精度に行
えるようになる。また、ステップテーブル走行軸に対す
るガラス基板の位置ずれを補正すれば、ガラス基板をス
テップテーブル走行軸に対して位置ずれを生じることな
く露光チャックに保持することができて、露光チャック
に対するガラス基板の面付け精度を向上させることがで
き、露光処理を高精度に行えるようになる。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、パターン形成用のマスクよりも大きな露光対象基板
に対する露光処理を高精度に行えるよう、露光対象基板
に対するマスクの位置ずれを補正して、露光対象基板に
対するマスクパターンの配列精度を向上させた露光装置
を提供しようとするものである。また、パターン形成用
のマスクよりも大きな露光対象基板に対する露光処理を
高精度に行えるよう、露光チャックのステップ移動用の
軸に対する露光対象基板の位置ずれを補正して、露光チ
ャックに対する露光対象基板の面付け精度を向上させた
露光装置及びその露光装置における基板位置決め方法を
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る露光装置
は、マスクホルダに保持されたパターン形成用のマスク
よりも大きな露光対象基板を露光チャックに保持し、該
露光チャックを該マスクに対して所定の軸によって所定
方向にステップ移動することにより、該露光対象基板を
該マスクに対して複数回に分けて所定位置に順次位置決
めし、位置決めされた各所定位置でそれぞれ露光処理を
行う露光装置において、前記マスクホルダに前記マスク
が保持される前に、前記マスクの位置補正を行う補正手
段と、前記マスクホルダに前記マスクが保持される前
に、前記マスクと前記露光チャックとにそれぞれ設けら
れた位置合わせ用のマークを前記各所定位置で検出し、
該マークの位置に応じた検出信号を出力する検出手段
と、前記検出信号に基づき前記各所定位置における前記
露光チャックに対する前記マスクの位置ずれを求め、該
位置ずれに基づいて該各所定位置で前記マスクを前記軸
に対して所定角度に設定するための補正量を算出する演
算手段と、前記補正量に基づき前記各所定位置で前記マ
スクを前記軸に対して所定角度に設定するよう前記補正
手段の駆動を制御する制御手段とを具えたものである。
これによれば、マスクホルダにマスクが保持される前
に、補正手段が各所定位置で軸に対する露光チャックの
変位に応じた露光対象基板とマスクとの位置ずれを補正
するので、該各所定位置でマスクを軸に対して所定角度
に設定することができる。これによって、パターンを露
光対象基板の所定の露光領域からはみ出ることなく該露
光領域内に転写することが可能となり、よって、露光対
象基板に対するパターンの配列精度を向上でき、露光処
理を高精度に行えるようになる。
【0012】また、マスクホルダに保持されたパターン
形成用のマスクよりも大きな露光対象基板を露光チャッ
クに保持し、該露光チャックを該マスクに対して所定の
軸によって所定方向にステップ移動することにより、該
露光対象基板を該マスクに対して複数回に分けて所定位
置に順次位置決めし、位置決めされた各所定位置でそれ
ぞれ露光処理を行う露光装置において、前記マスクが前
記マスクホルダに保持された状態で、前記マスクホルダ
の位置補正を行う補正手段と、前記マスクが前記マスク
ホルダに保持された状態で、前記マスクと前記露光チャ
ックとにそれぞれ設けられた位置合わせ用のマークを前
記各所定位置で検出し、該マークの位置に応じた検出信
号を出力する検出手段と、前記検出信号に基づき前記各
所定位置における前記露光チャックに対する前記マスク
の位置ずれを求め、該位置ずれに基づいて該各所定位置
で前記マスクを前記軸に対して所定角度に設定するため
の補正量を算出する演算手段と、前記補正量に基づき前
記各所定位置で前記マスクホルダを前記軸に対して所定
角度に設定するよう前記補正手段の駆動を制御する制御
手段とを具えたものである。これによれば、マスクがマ
スクホルダに保持された状態で、補正手段が各所定位置
で軸に対する露光チャックの変位に応じた露光対象基板
とマスクとの位置ずれを補正するので、該各所定位置で
マスクをマスクホルダによって軸に対して所定角度に設
定することができる。これによって、パターンを露光対
象基板の所定の露光領域からはみ出ることなく該露光領
域内に転写することが可能となり、よって、露光対象基
板に対するパターンの配列精度を向上でき、露光処理を
高精度に行えるようになる。
【0013】また、マスクホルダに保持されたパターン
形成用のマスクよりも大きな露光対象基板を搬入して露
光チャックに保持し、該露光チャックを該マスクに対し
て所定の軸によって所定方向にステップ移動することに
より、該露光対象基板を該マスクに対して複数回に分け
て所定位置に順次位置決めし、位置決めされた各所定位
置でそれぞれ露光処理を行う露光装置において、前記露
光チャックを所定の方向に移動して、前記マスクに対す
る前記露光対象基板の位置合わせを行うテーブルと、前
記露光チャック上に搬入される前記露光対象基板の位置
を検出し、検出信号を出力する検出手段と、前記検出信
号に基づき前記軸に対する前記露光対象基板の位置ずれ
を求め、該位置ずれに基づいて前記露光チャックを前記
軸に対して所定角度に設定するための補正量を算出する
演算手段と、前記補正量に基づき前記露光チャックが前
記露光対象基板を保持する前に該露光チャックを前記軸
に対して所定角度に位置決めするよう前記テーブルの駆
動を制御する制御手段とを具えたものである。これによ
れば、露光対象基板が露光チャック上に搬入される前
に、テーブルが軸に対する露光対象基板の変位に応じた
位置ずれを補正するので、露光対象基板を軸に対して位
置ずれを生じることなく露光チャックに保持することが
できる。これによって、露光チャックに対する露光対象
基板の面付け精度を向上でき、露光処理を高精度に行え
るようになる。
【0014】また、本発明に係る露光装置における基板
位置決め方法は、マスクホルダに保持されたパターン形
成用のマスクよりも大きな露光対象基板を搬入して露光
チャックに保持し、該露光チャックを該マスクに対して
所定の軸によって所定方向にステップ移動することによ
り、該露光対象基板を該マスクに対して複数回に分けて
所定位置に順次位置決めし、位置決めされた各所定位置
でそれぞれ露光処理を行う露光装置において、前記露光
チャックを所定の方向に移動して前記マスクに対する前
記露光対象基板の位置合わせを行うテーブルを用いて、
前記露光対象基板を前記露光チャックに保持する前に、
該露光対象基板を前記軸に対して位置決めする基板位置
決め方法であって、前記露光チャック上に搬入される前
記露光対象基板の位置を検出し、検出信号を出力する工
程と、前記検出信号に基づき前記軸に対する前記露光対
象基板の位置ずれを求め、該位置ずれに基づいて前記露
光チャックを前記軸に対して所定角度に設定するための
補正量を算出する工程と、前記補正量に基づき前記露光
チャックを前記軸に対して所定角度に位置決めするよう
前記テーブルの駆動を制御する工程とを具えたものであ
る。これによれば、露光対象基板が露光チャック上に搬
入される前に、テーブルによって軸に対する露光対象基
板の変位に応じた位置ずれを補正することができるの
で、露光対象基板を軸に対して位置ずれを生じることな
く露光チャックに保持することができる。これによっ
て、露光チャックに対する露光対象基板の面付け精度を
向上でき、露光処理を高精度に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明に係る露光装置
の一実施例を示す概略構成図である。図1では、アライ
メントステージユニット1について示し、他のユニット
(ローダユニット、基板搬入ユニット、基板搬出ユニッ
ト及びアンローダユニット)については、図示を省略し
ている。
【0016】図1において、露光装置は、フォトマスク
Aよりも大きなガラス基板Bを該フォトマスクAに対し
て複数回に分けて所定位置に順次位置決めし、位置決め
された各所定位置でそれぞれ露光処理を行うステップ方
式の露光装置に適用される。アライメントステージユニ
ット1は、例えば、図3に示されるような縦長長方形状
に形成されてなるフォトマスクAを吸着保持するマスク
ホルダ2の真下に露光チャック3を有する。この露光チ
ャック3上には、例えば、図4に示されるような横長長
方形状に形成されてなるガラス基板Bがステップテーブ
ル走行軸4の一端側(図示例では、ステップテーブル走
行軸4の左端側)から基板搬入ユニットの搬入アーム1
0によって搬入される。ガラス基板Bは、所定の位置で
露光チャック3によって吸着保持され、その露光チャッ
ク3がステップテーブル走行軸4によって図1に示され
る矢印X方向にステップ移動されることにより、図5及
び図6に示されるように、フォトマスクAに対して複数
回(図示例では、2回)に分けて所定位置に順次位置決
めされ、位置決めされた各所定位置でそれぞれ露光処理
が行われる。
【0017】露光装置では、露光処理の前に、先ず、ア
ライメントステージ6によって露光チャック3に対する
ガラス基板Bの搬送位置ずれを補正するプリアライメン
トが行われ、次に、チルティングZステージ5によって
フォトマスクAとガラス基板B間のプロキシミティギャ
ップを適切なギャップ値に設定するプロキシミティギャ
ップ制御が行われ、最後に、アライメントステージ6に
よってフォトマスクAとガラス基板Bとを高精度に位置
合わせするアライメントが行われる。
【0018】しかし、露光処理工程においては、露光チ
ャック3をステップテーブル走行軸4によってステップ
移動するので、ステップテーブル走行軸4の搬送精度に
起因して、露光チャック3がステップテーブル走行軸4
に沿って真っ直ぐにステップ移動されない場合、露光チ
ャック3と共にガラス基板Bがステップテーブル走行軸
4に対して変位し、これによって、該ステップテーブル
走行軸4の軸方向である図3に示されるX方向或いは該
X方向と直角をなすY方向にガラス基板Bがずれたり、
該ステップテーブル走行軸4に対してガラス基板BがX
方向とY方向とが交わる交点回りのθ方向に斜めに傾い
たりして、ガラス基板BがフォトマスクAに対して位置
ずれを生じるが、その位置ずれを補正することができれ
ば、ガラス基板Bに対するマスクパターンの配列精度を
向上できる。そこで、本例では、図5及び図6に示され
る各露光位置において、フォトマスクAがマスクホルダ
2に吸着保持される前に、フォトマスクAの位置ずれを
マスク補正機構8によって補正することにより、フォト
マスクAをステップテーブル走行軸4に対して平行、か
つ、直角となる所定角度に設定するようにした。
【0019】また、ガラス基板Bの搬入工程において
は、ガラス基板Bを搬入アーム11 によってステップテ
ーブル走行軸4の一端側から露光チャック3上に搬入す
るので、搬入アーム10の搬送精度などに起因して、ガ
ラス基板Bがステップテーブル走行軸4に対して変位
し、該ステップテーブル走行軸4の軸方向である図4に
示されるX方向或いは該X方向と直角をなすY方向にガ
ラス基板Bがずれたり、該ステップテーブル走行軸4に
対してガラス基板BがX方向とY方向とが交わる交点回
りのθ方向に斜めに傾いたりした場合、ガラス基板Bが
ステップテーブル走行軸4に対して位置ずれを生じる
が、その位置ずれを補正することができれば、露光チャ
ック3に対するガラス基板Bの面付け精度を向上でき
る。そこで、本例では、ガラス基板Bが露光チャック3
に吸着保持される前に、ガラス基板Bの位置ずれをアラ
イメントステージ6によって補正することにより、ガラ
ス基板Bをステップテーブル走行軸4に対して平行、か
つ、直角となる所定角度に位置決めするようにした。
【0020】本例に示す露光装置において、ステップテ
ーブル走行軸4は、ガラス基板Aを保持した露光チャッ
ク3をそのままX方向にステップ移動するものであり、
光学式のリニアスケールを用いたクローズドループ制御
にて図2に示される制御部12により位置決めされる。
【0021】チルティングZステージ5は、露光チャッ
ク3をフォトマスクAに対して平行に昇降動する粗動ス
テージと、ガラス基板Bをチルティングしてプロキシミ
ティギャップの制御を行う3点接触型のチルト駆動機構
などを有して構成される。プロキシミティギャップ制御
を行う場合、4個のギャップ検出センサ(図示せず)で
フォトマスクAとガラス基板B間のギャップ量を検出
し、その検出結果から図2に示される演算部13によっ
て演算されるギャップ量に応じて制御部12がチルト駆
動機構を駆動することにより、フォトマスクAとガラス
基板Bとの間に所定のプロキシミティギャップを設定す
る。
【0022】アライメントステージ6は、図4に示され
るように、露光チャック3によって吸着保持されてなる
ガラス基板Bの中心を例えば原点Oとして、X方向及び
その逆方向の−X方向に移動するX軸テーブル6aと、
Y方向及びその逆方向の−Y方向に移動するY軸テーブ
ル6bと、θ方向に移動するθ軸テーブル6cなどによ
り構成される。プリアライメントを行う場合、ガラス基
板Bが露光チャック3に保持された状態で、そのガラス
基板Bのエッジをエッジ検出センサ(図示せず)により
非接触で検出し、その検出結果から演算部13によって
演算されるずれ量に基づいて制御部12がX軸テーブル
6a、Y軸テーブル6b、θ軸テーブル6cを適宜駆動
することにより、露光チャック3に対するガラス基板B
の搬送位置ずれを補正する。また、アライメントを行う
場合、ガラス基板Bが露光チャック3に保持された状態
で、フォトマスクAとガラス基板Bの双方に設けられて
いるアライメントマークをCCDセンサ(図示せず)を
用いて検出し、その検出結果から演算部13によって演
算されるずれ量に基づいて制御部12がX軸テーブル6
a、Y軸テーブル6b、θ軸テーブル6cを適宜駆動す
ることにより、フォトマスクAに対してガラス基板Bを
高精度に位置合わせする。
【0023】露光チャック3の外周周囲には、図4に示
されるように、ガラス基板Bの搬入工程において、ガラ
ス基板Bのエッジを光学的に検出する複数(図示例で
は、3つ)のエッジ検出センサ7a〜7cが設けられ
る。エッジ検出センサ7a〜7cのうち、エッジ検出セ
ンサ7a及び7bは、ガラス基板BがX方向で露光チャ
ック3に吸着保持されるべき位置に所定の間隔L1をお
いて配置されてなり、ガラス基板BにおけるX方向側の
エッジB1の異なる2箇所を検出する。エッジ検出セン
サ7cは、ガラス基板BがY方向で露光チャック3に吸
着保持されるべき位置に配置されてなり、ガラス基板B
におけるY方向側のエッジB2の1箇所を検出する。各
エッジ検出センサ7a〜7cは、ガラス基板Bのエッジ
B1及びB2を検出すると、そのエッジB1及びB2の
位置に応じたエッジ位置検出信号を図2に示される入出
力回路11に送出する。
【0024】マスク補正機構8は、図4に示されるよう
に、フォトマスクAの外周周囲に設けられた複数(図示
例では、3つ)のマスク位置補正機構8a〜8cにより
構成される。マスク位置補正機構8a〜8cは、それぞ
れリニアモータ8a1〜8c1及びプッシャー8a11
〜8c11などを有して構成される。マスク位置補正機
構8a〜8cのうち、マスク位置補正機構8a及び8b
は、リニアモータ8a1及び8b1が先端部でフォトマ
スクAにおけるX方向側の端面A1に接触し、プッシャ
ー8a11及び8b11が先端部で該端面A1と反対側
の端面A2に接触している。マスク位置補正機構8c
は、リニアモータ8c1が先端部でフォトマスクAにお
けるY方向側の端面A3に接触し、プッシャー8c11
が先端部で該端面A3と反対側の端面A4に接触してい
る。マスク位置補正機構8a及び8bにおいて、プッシ
ャー8a11及び8b11は、例えば、コイルばねなど
から構成されてなり、先端部でフォトマスクAを対応す
る反対側のリニアモータ8a1及び8b1に常時付勢す
る。リニアモータ8a1及び8b1は、制御部12によ
って同時に或いは個別に駆動されて、X方向若しくは−
X方向に同時に或いは個別に進退動されることにより、
フォトマスクAをX方向、−X方向若しくはθ方向に移
動する。マスク位置補正機構8cにおいて、プッシャー
8c11は、例えば、コイルばねなどから構成されてな
り、先端部でフォトマスクAを対応する反対側のリニア
モータ8c1に常時付勢する。リニアモータ8c1は、
制御部12によって駆動されてY方向若しくは−Y方向
に進退動されることにより、フォトマスクAをY方向若
しくは−Y方向に移動する。なお、本例では、マスク位
置補正機構8a〜8cにおいて、リニアモータ8a1〜
8c1を用いているが、このリニアモータ8a1〜8c
1に代えて流体圧シリンダを用い、該流体圧シリンダに
よってフォトマスクAをX方向、−X方向、θ方向、Y
方向若しくは−Y方向に移動するように構成してもよ
い。
【0025】図5(a)に示されるように、露光チャッ
ク3及びフォトマスクAには、それぞれ位置合わせ用の
任意形状のマーク3a〜3f(図示例では、×形状のマ
ーク)及びAa〜Af(図示例では、+形状のマーク)
が所定の位置に設けられる。マーク3a〜3f及びAa
〜Afは、図5及び図6に示される各露光位置におい
て、マスク位置補正機構8a〜8cと対応する位置に設
けられる。例えば、マーク3a〜3c及びAa〜Ac
は、図5に示される露光位置において、マスク位置補正
機構8a〜8cと対応する位置に設けられる。マーク3
a〜3c及びAa〜Acのうち、マーク3a及び3b
は、マスク位置補正機構8a及び8bと対応するよう露
光チャック3におけるX方向側の端部の異なる2箇所に
設けられてなるマーク付設部31a及び31bに設けら
れ、マーク3cは、マスク位置補正機構8cと対応する
よう露光チャック3におけるY方向側の端部の1箇所に
設けられてなるマーク付設部31cに設けられる。ま
た、マークAa及びAbは、マスク位置補正機構8a及
び8bと対応するようフォトマスクAにおけるX方向側
の端部の異なる2箇所に設けられてなるマーク付設部A
5a及びA5bに設けられ、マークAcは、マスク位置
補正機構8cと対応するようフォトマスクAにおけるY
方向側の端部の1箇所に設けられてなるマーク付設部A
5cに設けられる。一方、マーク3d〜3f及びAd〜
Afは、図6に示される露光位置において、マスク位置
補正機構8a〜8cと対応する位置に設けられる。例え
ば、マーク3d〜3f及びAd〜Afのうち、マーク3
d及び3eは、マスク位置補正機構8a及び8bと対応
するよう露光チャック3における−X方向側の端部の異
なる2箇所に設けられてなるマーク付設部31d及び3
1eに設けられ、マーク3fは、マスク位置補正機構8
cと対応するよう露光チャック3における−Y方向側の
端部の1箇所に設けられてなるマーク付設部31fに設
けられる。また、マークAd及びAeは、マスク位置補
正機構8a及び8bと対応するようフォトマスクAにお
ける−X方向側の端部の異なる2箇所に設けられてなる
マーク付設部A5d及びA5eに設けられ、マークAf
は、マスク位置補正機構8cと対応するようフォトマス
クAにおける−Y方向側の端部の1箇所に設けられてな
るマーク付設部A5fに設けられる。
【0026】フォトマスクAの上方には、図5(a)に
示されるように、上記マーク3a〜3f及びAa〜Af
に対応して複数(図示例では、6つ)のマーク検出セン
サ9a〜9fが設けられる。マーク検出センサ9a〜9
fは、例えばCCDセンサなどにより構成される。マー
ク検出センサ9a〜9fのうち、マーク検出センサ9a
〜9cが上記マーク3a〜3c及びAa〜Acに対応
し、マーク検出センサ9d〜9fが上記マーク3d〜3
f及びAd〜Afに対応している。マーク検出センサ9
a〜9cのうち、マーク検出センサ9a及び9bは、露
光チャック3及びフォトマスクAのX方向側のマーク3
a及びAaと3b及びAbとを検出するよう所定の間隔
L2をおいて配置されてなり、図5に示される露光位置
において、マーク検出センサ9aがマークAa及び3a
を検出し、マーク検出センサ9bがマークAb及び3b
を検出する。マーク検出センサ9cは、同図に示される
露光位置において、露光チャック3及びフォトマスクA
のY方向側のマーク3c及びAcを検出する。また、マ
ーク検出センサ9d〜9fのうち、マーク検出センサ9
d及び9eは、露光チャック3及びフォトマスクAの−
X方向側のマーク3d及びAdと3e及びAeとを検出
するよう所定の間隔L3をおいて配置されてなり、図6
に示される露光位置において、マーク検出センサ9dが
マークAd及び3dを検出し、マーク検出センサ9eが
マークAe及び3eを検出する。マーク検出センサ9f
は、同図に示される露光位置において、露光チャック3
及びフォトマスクAの−Y方向側のマーク3f及びAf
を検出する。このように、各マーク検出センサ9a〜9
fは、図5及び図6に示される各露光位置において、マ
ーク3a〜3f及びAa〜Afをそれぞれ検出し、その
マーク3a〜3f及びAa〜Afの位置に応じたマーク
位置検出信号を図2に示される入出力回路11に送出す
る。なお、本例では、露光チャック3にマーク3a〜3
fを設けているが、ガラス基板Bの所定の位置にマーク
を設けて、マーク検出センサ9a〜9fによりフォトマ
スクAのマークAa〜Af及びガラス基板Bのマークを
それぞれ検出し、そのマークの位置に応じたマーク位置
検出信号を入出力回路11に送出するように構成しても
よい。
【0027】図2において、入出力回路11は、エッジ
位置検出信号及びマーク位置検出信号のA/D変換器や
アライメントステージ6及びマスク補正機構8の駆動制
御に必要な回路などを含んで構成される。ROM及びR
AMを含んで構成されるメモリ部14には、露光装置の
シーケンス動作やアライメントステージ6の駆動制御及
びガラス基板AやフォトマスクBの位置補正などに必要
とされる各種基準データ(設定データ)が記憶されてい
る。制御部12は、MPUなどから構成されてなり、メ
モリ部14に記憶されているプログラムを実行して、露
光装置のシーケンス動作やアライメントステージ6の駆
動制御処理及び位置補正処理などの各種処理を行う。演
算部13は、制御部12からの指令信号に従ってエッジ
検出センサ7a〜7cやマーク検出センサ9a〜9cか
ら得られる検出データの演算処理を行う。
【0028】図7に示すフロー図に従って、本例に示さ
れる露光装置におけるガラス基板Bの位置決めのための
位置ずれ補正処理を説明する。ステップS1では、エッ
ジ検出センサ7a〜7cからエッジ位置検出信号を入力
する。
【0029】ステップS2では、エッジ検出センサ7a
〜7cからのエッジ位置検出信号に基づき演算部12で
ステップテーブル走行軸4に対するガラス基板Bの位置
ずれ量を求める。例えば、エッジ検出センサ7a及び7
bから得られるいずれか1つのエッジ位置検出信号と、
ガラス基板AにおけるX方向側のエッジB1の基準位置
データ(エッジB1がステップテーブル走行軸4に対し
て直角となる場合の基準位置データ)とを用いて所定の
演算処理を行うことにより、図3において一点鎖線で示
されるガラス基板BのX方向のずれ量Δxを求める。ま
た、そのずれ量Δxと、両エッジ検出センサ7a及び7
b間の距離L1とを用いて所定の演算を行うことによ
り、ガラス基板Bのθ方向の傾きずれ量Δθを求める。
また、エッジ検出センサ7cから得られるエッジ位置検
出信号と、ガラス基板AにおけるY方向側のエッジB2
の基準位置データ(エッジB2がステップテーブル走行
軸4に対して平行となる場合の基準位置データ)とを用
いて所定の演算処理を行うことにより、ガラス基板Bの
Y方向のずれ量Δyを求める。
【0030】ステップS3では、ステップS2で求めた
位置ずれ量に基づいて演算部12でガラス基板Bの位置
を補正するための補正量を算出する。例えば、ずれ量Δ
xの補正量として、該ずれ量Δxを相殺する補正量−Δ
xを算出する。また、傾きずれ量Δθの補正量として、
該ずれ量Δθを相殺する補正量−Δθを算出する。ま
た、ずれ量Δyの補正量として、該ずれ量ΔYを相殺す
る補正量−ΔYを算出する。
【0031】ステップS4では、ステップS3で算出し
た補正量に基づき制御部12がアライメントステージ6
を駆動して、X軸テーブル6a、Y軸テーブル6b、θ
軸テーブル6cを適宜移動することにより、ステップテ
ーブル走行軸4に対するガラス基板Bの位置ずれを補正
する。例えば、X軸テーブル6aを駆動して補正量−Δ
x分だけ移動する。また、θ軸テーブル6cを駆動して
補正量−Δθ分だけ移動する。また、Y軸テーブル6b
を駆動して補正量−Δyだけ移動する。これによって、
ガラス基板BのX方向側のエッジB1がステップテーブ
ル走行軸4に対して直角となり、ガラス基板BのY方向
側のエッジB2がステップテーブル走行軸4に対して平
行となる。
【0032】このように、ガラス基板Bの搬入工程にお
いて、ガラス基板Bが露光チャック3に保持される前
に、各テーブル6a〜6cをガラス基板Bの位置ずれに
応じて所定の方向に補正量分だけ移動するので、ステッ
プステージ走行軸4に対するガラス基板Bの位置ずれが
補正され、これにより、図4において一点鎖線にて示さ
れるように、ガラス基板Bをステップテーブル走行軸4
に対して平行、かつ、直角となる所定角度に位置決めす
ることができる。これによって、ガラス基板Bがその所
定角度のまま露光チャック3に吸着保持されることとな
る。
【0033】次に、図8に示すフロー図に従って、本例
に示される露光装置におけるフォトマスクAの位置補正
処理について説明する。ステップS11では、図9
(a)に示す1回目の露光位置において、マーク検出セ
ンサ9a〜9cからマーク3a〜3c及びAa〜Acの
マーク位置検出信号を入力する。
【0034】ステップS12では、マーク検出センサ9
a〜9cからのマーク位置検出信号に基づき演算部13
で露光チャック3とフォトマスクAとの位置ずれ量を求
める。例えば、マーク検出センサ9a及び9bにおい
て、いずれか1つのマーク検出センサ9a又は9bから
得られる露光チャック3のマーク位置検出信号と、フォ
トマスクAのマーク位置検出信号とを用いて所定の演算
処理を行うことにより、図3に示されるように、露光チ
ャック3とフォトマスクAとのX方向のずれ量Δxを求
める。また、そのずれ量Δxと、図5(a)に示される
マーク検出センサ9a及び9b間の距離L2とを用いて
所定の演算を行うことにより、露光チャック3とフォト
マスクAとのθ方向の傾きずれ量Δθを求める。また、
マーク検出センサ9cから得られる露光チャック3のマ
ーク位置検出信号と、フォトマスクAのマーク位置検出
信号とを用いて所定の演算処理を行うことにより、露光
チャック3とフォトマスクAとのY方向のずれ量Δyを
求める。
【0035】ステップS13では、ステップS12で求
めた露光チャック3とフォトマスクAとの位置ずれ量に
基づいて演算部13がフォトマスクAの位置を補正する
ための補正量を算出する。例えば、ずれ量Δxの補正量
として、該ずれ量Δxを相殺する補正量−Δxを算出す
る。また、傾きずれ量Δθの補正量として、該ずれ量Δ
θを相殺する補正量−Δθを算出する。また、ずれ量Δ
yの補正量として、該ずれ量Δyを相殺する補正量−Δ
yを算出する。
【0036】ステップS14では、ステップS13で算
出した補正量に基づき制御部12がマスク補正機構8の
マスク位置補正機構8a〜8cにおけるリニアモータ8
a1〜8c1を適宜駆動して、露光チャック3とフォト
マスクAとの位置ずれを補正する。例えば、マスク位置
補正機構8a及び8bのリニアモータ8a1及び8b1
を同時に或いは個別に駆動してフォトマスクAを補正量
−Δx及び−Δθに応じた分だけ移動させる。また、マ
スク位置補正機構8cのリニアモータ8c1を補正量−
Δyに応じた分だけ移動させる。これによって、フォト
マスクAのX方向側の端面A2及び−X方向側の端面A
1がステップテーブル走行軸4に対して直角となり、フ
ォトマスクAのY方向側の端面A3及び−Y方向側の端
面A4がステップテーブル走行軸4に対して平行とな
る。
【0037】このように、図5に示される1回目の露光
位置において、各マスク位置補正機構8a〜8cのリニ
アモータ8a1〜8c1を駆動して、露光チャック3と
フォトマスクAとの位置ずれ量に応じた補正量分だけフ
ォトマスクAを所定の方向に移動するので、露光チャッ
ク3とフォトマスクAとの位置ずれが補正される。これ
によって、図3において一点鎖線にて示されるように、
フォトマスクAがステップテーブル走行軸4に対して平
行、かつ、直角となる所定角度に設定される。これによ
り、フォトマスクAがその所定角度のままマスクホルダ
2に吸着保持されるので、図5(b)及び図9に示され
るように、パターンをガラス基板Bの露光領域BA1か
らはみ出ることなく該露光領域BA1内に転写すること
できる。
【0038】ステップS15では、図6に示す2回目の
露光位置において、マーク検出センサ9d〜9fからマ
ーク3d〜3f及びAe〜Afのマーク位置検出信号を
入力する。
【0039】ステップS16では、マーク検出センサ9
d〜9fからのマーク位置検出信号に基づき演算部13
で露光チャック3とフォトマスクAとの位置ずれ量を求
める。例えば、2回目の露光位置において、1回目の露
光位置における露光チャック3とフォトマスクAとの位
置ずれ量が同じであるとすると、マーク検出センサ9d
及び9eにおいて、いずれか1つのマーク検出センサ9
d又は9eから得られる露光チャック3のマーク位置検
出信号と、フォトマスクAのマーク位置検出信号とを用
いて所定の演算処理を行うことにより、図3に示される
ように、露光チャック3とフォトマスクAとのX方向の
ずれ量Δxを求める。また、そのずれ量Δxと、図5
(a)に示されるマーク検出センサ9d及び9e間の距
離L3とを用いて所定の演算を行うことにより、露光チ
ャック3とフォトマスクAとのθ方向の傾きずれ量Δθ
を求める。また、マーク検出センサ9fから得られる露
光チャック3のマーク位置検出信号と、フォトマスクA
のマーク位置検出信号とを用いて所定の演算処理を行う
ことにより、露光チャック3とフォトマスクAとのY方
向のずれ量Δyを求める。
【0040】ステップS17では、ステップS16で求
めた露光チャック3とフォトマスクAとの位置ずれ量に
基づいて演算部13がフォトマスクAの位置を補正する
ための補正量を算出する。例えば、ずれ量Δxの補正量
として、該ずれ量Δxを相殺する補正量−Δxを算出す
る。また、傾きずれ量Δθの補正量として、該傾きずれ
量Δθを相殺する補正量−Δθを算出する。また、ずれ
量Δyの補正量として、該ずれ量Δyを相殺する補正量
−Δyを算出する。
【0041】ステップS18では、ステップS17で算
出した補正量に基づき制御部12がマスク補正機構8の
マスク位置補正機構8a〜8cにおけるリニアモータ8
a1〜8c1を適宜駆動して、露光チャック3とフォト
マスクAとの位置ずれを補正する。例えば、マスク位置
補正機構8a及び8bのリニアモータ8a1及び8b1
を同時に或いは個別に駆動してフォトマスクAを補正量
−Δx及び−Δθに応じた分だけ移動させる。また、マ
スク位置補正機構8cのリニアモータ8c1を補正量−
Δyに応じた分だけ移動させる。これによって、フォト
マスクAのX方向側の端面A2及び−X方向側の端面A
1がステップテーブル走行軸4に対して直角となり、フ
ォトマスクAのY方向側の端面A3及び−Y方向側の端
面A4がステップテーブル走行軸4に対して平行とな
る。
【0042】このように、図6に示される2回目の露光
位置において、各マスク位置補正機構8a〜8cのリニ
アモータ8a1〜8c1を駆動して、露光チャック3と
フォトマスクAとの位置ずれ量に応じた補正量分だけフ
ォトマスクAを所定の方向に駆動するので、露光チャッ
ク3とフォトマスクAとの位置ずれが補正される。これ
によって、図3において一点鎖線にて示されるように、
フォトマスクAをステップテーブル走行軸4に対して平
行、かつ、直角となる所定角度に設定することができ
る。これによって、フォトマスクAがその所定角度のま
まマスクホルダ2に吸着保持されるので、図6(b)及
び図9に示されるように、パターンをガラス基板Bの露
光領域BA2からはみ出ることなく該露光領域BA2内
に転写することできる。
【0043】このように、1回目及び2回目の各露光位
置において、ガラス基板Bの露光領域BA1及びBA2
内にマスクパターンが収まるようにフォトマスクAの位
置が補正されるので、ガラス基板Bに対するマスクパタ
ーンの配列精度を向上できて、フォトマスクAよりも大
きなガラス基板Bに対する露光処理を高精度に行えるよ
うになる。
【0044】本例に示される露光装置において、露光チ
ャック3とマスクホルダ2との位置ずれを補正するた
め、マスク機構8に代えて、アライメントステージ6と
同じように、X軸テーブル、Y軸テーブル及びθ軸テー
ブルなどにより構成されるマスク補正機構(図示せず)
をマスクホルダ2に設けてもよい。その場合、マスクホ
ルダ2にフォトマスクAが吸着保持された状態で、前記
マスク補正機構を制御部12によって駆動制御すること
により、露光チャック3とマスクホルダ2との位置ずれ
が補正される。これにより、フォトマスクAをステップ
テーブル走行軸4に対して平行、かつ、直角となる所定
角度に設定することができる。しかし、マスクホルダ2
に前記マスク補正機構を設けた場合、装置の大型化は免
れないので、前述したマスク機構8を用いて露光チャッ
ク3とマスクホルダ2との位置ずれを補正する構成とす
れば、装置の小型化を図れるという点で有利である。
【0045】なお、本例に示される露光装置において
は、図9に示されるように、1回目の露光でフォトマス
クAのパターンをガラス基板Bの右側半分に転写し、2
回目の露光でフォトマスクAのパターンをガラス基板B
の左半分に転写するが、ステップ露光におけるステップ
数や露光位置は上記のものに限られるものではない。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、マスクホルダにマスクが保持される前に、補正手段
によって各所定位置で軸に対する露光チャックの変位に
応じた露光対象基板とマスクとの位置ずれを補正するよ
うにしたので、該各所定位置でマスクを軸に対して所定
角度に設定することができ、これによって、パターンを
露光対象基板の所定の露光領域からはみ出ることなく該
露光領域内に転写することが可能となり、よって、露光
対象基板に対するパターンの配列精度を向上でき、露光
処理を高精度に行えるという優れた効果を奏する。
【0047】また、マスクがマスクホルダに保持された
状態で、補正手段によって各所定位置で軸に対する露光
チャックの変位に応じた露光対象基板とマスクとの位置
ずれを補正するようにしたので、該各所定位置でマスク
をマスクホルダによって軸に対して所定角度に設定する
ことができ、これによって、パターンを露光対象基板の
所定の露光領域からはみ出ることなく該露光領域内に転
写することが可能となり、よって、露光対象基板に対す
るパターンの配列精度を向上でき、露光処理を高精度に
行えるという優れた効果を奏する。
【0048】また、露光対象基板が露光チャック上に搬
入される前に、テーブルによって軸に対する露光対象基
板の変位に応じた位置ずれを補正するようにしたので、
露光対象基板を軸に対して位置ずれを生じることなく露
光チャックに保持することができ、これによって、露光
チャックに対する露光対象基板の面付け精度を向上で
き、露光処理を高精度に行えるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る露光装置の一実施例を示
す概略構成図。
【図2】 本例の露光装置の制御ブロック図。
【図3】 マスク補正機構によるフォトマスクの位置ず
れ補正の説明図。
【図4】 ガラス基板の位置決めのためのアライメント
テーブルによる位置ずれ補正の説明図。
【図5】 ガラス基板に1回目の露光処理を行う場合の
説明図であり、(a)はガラス基板及びフォトマスクの
配置態様を示す平面図、(b)は(a)の側面図。
【図6】 ガラス基板に2回目の露光処理を行う場合の
説明図であり、(a)はガラス基板及びフォトマスクの
配置態様を示す平面図、(b)は(a)の側面図。
【図7】 ガラス基板の位置決めのための位置ずれ補正
処理を示すフロー図。
【図8】 フォトマスクの位置補正処理を示すフロー
図。
【図9】 本例の露光装置によるステップ露光処理の説
明図。
【符号の説明】
1 アライメントステージユニット 2 マスクホルダ 3 露光チャック 3a〜3f 位置合わせ用のマーク 4 ステップテーブル走行軸 6 アライメントステージ 6a X軸テーブル 6b Y軸テーブル 6c θ軸テーブル 7a〜7c エッジ検出センサ 8 マスク補正機構 8a〜8c マスク位置補正機構 9a〜9f マーク検出センサ 10 搬入アーム 12 制御部 13 演算部 A フォトマスク Aa〜Af 位置合わせ用のマーク B ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 GA45 KA03 KA13 KA16 KA28 LA12 5F046 BA02 CC01 CC02 CC04 CC05 CC08 CC09 CC10 CD01 CD04 EB01 EB02 ED01 FA10 FC04 FC05 FC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクホルダに保持されたパターン形成
    用のマスクよりも大きな露光対象基板を露光チャックに
    保持し、該露光チャックを該マスクに対して所定の軸に
    よって所定方向にステップ移動することにより、該露光
    対象基板を該マスクに対して複数回に分けて所定位置に
    順次位置決めし、位置決めされた各所定位置でそれぞれ
    露光処理を行う露光装置において、 前記マスクホルダに前記マスクが保持される前に、前記
    マスクの位置補正を行う補正手段と、 前記マスクホルダに前記マスクが保持される前に、前記
    マスクと前記露光チャックとにそれぞれ設けられた位置
    合わせ用のマークを前記各所定位置で検出し、該マーク
    の位置に応じた検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号に基づき前記各所定位置における前記露光
    チャックに対する前記マスクの位置ずれを求め、該位置
    ずれに基づいて該各所定位置で前記マスクを前記軸に対
    して所定角度に設定するための補正量を算出する演算手
    段と、 前記補正量に基づき前記各所定位置で前記マスクを前記
    軸に対して所定角度に設定するよう前記補正手段の駆動
    を制御する制御手段とを具えた露光装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記軸の軸方向におい
    て、前記マスクに少なくとも2箇所で接して該マスクの
    位置補正を行う第1及び第2の位置補正機構と、前記軸
    の軸方向と該軸方向と直角をなす直角方向において、前
    記マスクに少なくとも1箇所で接して該マスクの位置補
    正を行う第3の位置補正機構とを具えることを特徴とす
    る請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 マスクホルダに保持されたパターン形成
    用のマスクよりも大きな露光対象基板を露光チャックに
    保持し、該露光チャックを該マスクに対して所定の軸に
    よって所定方向にステップ移動することにより、該露光
    対象基板を該マスクに対して複数回に分けて所定位置に
    順次位置決めし、位置決めされた各所定位置でそれぞれ
    露光処理を行う露光装置において、 前記マスクが前記マスクホルダに保持された状態で、前
    記マスクホルダの位置補正を行う補正手段と、 前記マスクが前記マスクホルダに保持された状態で、前
    記マスクと前記露光チャックとにそれぞれ設けられた位
    置合わせ用のマークを前記各所定位置で検出し、該マー
    クの位置に応じた検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号に基づき前記各所定位置における前記露光
    チャックに対する前記マスクの位置ずれを求め、該位置
    ずれに基づいて該各所定位置で前記マスクを前記軸に対
    して所定角度に設定するための補正量を算出する演算手
    段と、 前記補正量に基づき前記各所定位置で前記マスクホルダ
    を前記軸に対して所定角度に設定するよう前記補正手段
    の駆動を制御する制御手段とを具えた露光装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記軸の軸方向に前記
    マスクホルダの位置補正を行う第1の位置補正テーブル
    と、前記軸と直角をなす直角方向に前記マスクホルダの
    位置補正を行う第2の位置補正テーブルと、前記軸の軸
    方向と前記直角方向とが交わる交点回り方向に前記マス
    クホルダの位置補正を行う第3の位置補正テーブルとを
    具えることを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 マスクホルダに保持されたパターン形成
    用のマスクよりも大きな露光対象基板を搬入して露光チ
    ャックに保持し、該露光チャックを該マスクに対して所
    定の軸によって所定方向にステップ移動することによ
    り、該露光対象基板を該マスクに対して複数回に分けて
    所定位置に順次位置決めし、位置決めされた各所定位置
    でそれぞれ露光処理を行う露光装置において、 前記露光チャックを所定の方向に移動して、前記マスク
    に対する前記露光対象基板の位置合わせを行うテーブル
    と、 前記露光チャック上に搬入される前記露光対象基板の位
    置を検出し、検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号に基づき前記軸に対する前記露光対象基板
    の位置ずれを求め、該位置ずれに基づいて前記露光チャ
    ックを前記軸に対して所定角度に設定するための補正量
    を算出する演算手段と、 前記補正量に基づき前記露光チャックが前記露光対象基
    板を保持する前に該露光チャックを前記軸に対して所定
    角度に位置決めするよう前記テーブルの駆動を制御する
    制御手段とを具えた露光装置。
  6. 【請求項6】 前記テーブルは、前記軸の軸方向に移動
    して、前記マスクに対する前記露光対象基板の位置合わ
    せを行う第1のテーブルと、前記軸と直角をなす直角方
    向に移動して、前記マスクに対する前記露光対象基板の
    位置合わせを行う第2のテーブルと、前記軸の軸方向と
    前記直角方向とが交わる交点回り方向に移動して、前記
    マスクに対する前記露光対象基板の位置合わせを行う第
    3のテーブルとを具えることを特徴とする請求項5に記
    載の露光装置。
  7. 【請求項7】 マスクホルダに保持されたパターン形成
    用のマスクよりも大きな露光対象基板を搬入して露光チ
    ャックに保持し、該露光チャックを該マスクに対して所
    定の軸によって所定方向にステップ移動することによ
    り、該露光対象基板を該マスクに対して複数回に分けて
    所定位置に順次位置決めし、位置決めされた各所定位置
    でそれぞれ露光処理を行う露光装置において、前記露光
    チャックを所定の方向に移動して前記マスクに対する前
    記露光対象基板の位置合わせを行うテーブルを用いて、
    前記露光対象基板を前記露光チャックに保持する前に、
    該露光対象基板を前記軸に対して位置決めする基板位置
    決め方法であって、 前記露光チャック上に搬入される前記露光対象基板の位
    置を検出し、検出信号を出力する工程と、 前記検出信号に基づき前記軸に対する前記露光対象基板
    の位置ずれを求め、該位置ずれに基づいて前記露光チャ
    ックを前記軸に対して所定角度に設定するための補正量
    を算出する工程と、 前記補正量に基づき前記露光チャックを前記軸に対して
    所定角度に位置決めするよう前記テーブルの駆動を制御
    する工程とを具えた露光装置における基板位置決め方
    法。
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