JP2002296582A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置およびその製造方法Info
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Abstract
装置において、透過光と反射光の両方を利用すること
で、透過領域と反射領域で、カラーフィルタ層の透過率
および色度を変化させ、反射率の低下を防ぐ表示装置を
提供する。 【解決手段】 表示領域を有する第1の基板であって、
該表示領域内に、反射手段により光を反射する反射領域
103と、光を透過する透過領域108とを有する、第
1の基板と、該第1の基板上の該反射領域と該透過領域
の双方上に配置されたカラーフィルタ領域111とを有
する表示装置であって、該透過領域108のカラーフィ
ルタ領域111を一回透過したときの透過率が、該反射
領域103のカラーフィルタ領域を一回透過したときの
透過率よりも小さい表示装置100。
Description
域が形成された反射領域と透過領域とを有する液晶表示
装置およびその製造方法に関する。
力であるという特徴を生かして、パーソナルコンピュー
タなどのOA機器、電子手帳などの携帯情報機器、ある
いは液晶モニタを備えたカメラ一体型VTRなどに広く
用いられている。
ITO(Indium Tin Oxide)などの透
明導電性薄膜を用いた透過型の液晶表示装置と、画素電
極に金属などの反射電極を用いた反射型の液晶表示装置
とがある。
用型液晶表示装置も提案されている。 図22は、従来
の透過反射両用型液晶表示装置2200の断面を示す。
ラーフィルタ基板2と、反射電極3と、透明電極4と、
液晶層5と、カラーフィルタ基板2上の偏光板6と、カ
ラーフィルタ基板2上の1/4波長板7と、透過領域の
表示電極である透明電極8と、TFT基板1上の偏光板
9と、TFT基板1上の1/4波長板10と、カラーフ
ィルタ層11と、樹脂12と、絶縁膜13とを含む。
電極である透明電極8の全領域にわたって対向配置され
ている。一方、カラーフィルタ層11は、反射電極3に
対しては、その一部しか対向配置されていない。つま
り、反射電極3の対向する領域には、カラーフィルタ領
域が形成されていない領域を有する。
フィルタ領域を通過した出射光と、カラーフィルタ層
(カラーフィルタ領域)が形成されていない領域のみの
出射光とを混色する方法により、色を表示させている。
周囲が真っ暗の場合には、1つの表示画素に外光を反射
する反射部とバックライトからの光を透過する透過部と
を作りこむことにより、バックライトからの透過部を透
過する光を利用して表示を行う透過型液晶表示装置とし
て用いることができる。また、この透過反射両用型液晶
表示装置は、外光が暗い場合には、バックライトからの
透過部を透過する光と光反射率の比較的高い膜により形
成した反射部により反射する光との両方を利用して表示
を行う両用型液晶表示装置として用いることができる。
更に、この透過反射両用型液晶表示装置は、外光が明る
い場合には、光反射率の比較的高い膜により形成した反
射部により反射する光を利用して表示を行う反射型液晶
表意装置として用いることができる。
置2200では、透過型と反射型との両方で明るく色純
度の高いカラー表示を実現することは難しかった。色純
度の高いカラーフィルタ層を通過した出射光と、カラー
フィルタ層又はカラーフィルタ領域が形成されていない
領域のみの出射光とを混色する方法により、色を表示さ
せていたためである。
合、凹部と凸部とで、液晶層5の層厚が変化するため、
更に表示品位が低下する問題を有していた。更に、基板
1と基板2とを貼り合わせたとき、反射画素に対応する
カラーフィルタ層又はカラーフィルタ領域11が形成さ
れていない領域の面積が変わらないように、カラーフィ
ルタ層又はカラーフィルタ領域11が形成されていない
領域を配置させることも困難であった。
のであり、(1)透過反射両用型液晶装置に最適なカラ
ーフィルタ層を提供し、明るさと色再現性に優れた透過
型表示と反射型表示を実現すること、(2)工程数の少
ない製造方法を実現すること、および(3)反射電極が
凹凸構造である場合、液晶層の層厚に起因する表示不良
をも解決することを目的とする。
は、表示領域を有する第1の基板であって、該表示領域
内に、反射手段により光を反射する反射領域と、光を透
過する透過領域とを有する、第1の基板と、該第1の基
板上の該反射領域と該透過領域の双方上に配置されたカ
ラーフィルタ領域とを有する表示装置であって、該透過
領域のカラーフィルタ領域を一回透過したときの透過率
が、該反射領域のカラーフィルタ領域を一回透過したと
きの透過率よりも小さく、それにより上記目的が達成さ
れる。
ラーフィルタ領域の膜厚が、該反射領域に形成されたカ
ラーフィルタ領域の少なくとも一部の膜厚よりも大きく
てよい。
ラーフィルタ領域の色素が、前記反射領域のカラーフィ
ルタ領域の少なくとも一部の色素濃度よりも大きくてよ
い。
部に、透明層が形成され、該透明層と積層して前記カラ
ーフィルタ領域が形成されてもよい。
明層と、該第1の基板および該透明層を覆うように配置
され前記カラーフィルタ領域を有してよい。
域において複数個存在してもよい。
置される第2の基板と、該第2の基板上に配置され、表
面が凹凸形状の反射電極と、をさらに有してよい。
極の凹部に対向する位置の少なくとも一部に前記透明層
が形成されてもよい。
領域を有する第1の基板であって、該表示領域内に、反
射手段により光を反射する反射領域と、光を透過する透
過領域とを有する、第1の基板と、該第1の基板上の該
反射領域と該透過領域の双方上に配置されたカラーフィ
ルタ領域とを有する表示装置の製造方法であって、該第
1の基板の反射領域の一部に、透明層を形成する工程
と、該反射領域、該透過領域および該透明層を覆うよう
にカラーフィルタ領域を形成する工程と、を包含し、そ
れにより上記目的が達成される。
第1の基板であって、該表示領域内に、反射手段により
光を反射する反射領域と、光を透過する透過領域とを有
する、第1の基板と、該第1の基板上の該反射領域と該
透過領域の双方上に配置されたカラーフィルタ領域とを
有する表示装置の製造方法であって、該表示装置は、該
第1の基板に対向して配置される第2の基板と、該第2
の基板上に配置され、表面が凹凸形状の反射電極とを有
し、該第2の基板上に、フォトマスクを用いて該反射電
極の領域に凹凸を形成する工程と、前記第1の基板上
に、該フォトマスクを用いて前記反射電極の凹部に対向
する位置の一部に透明層を形成する工程と、を更に包含
してもよい。
の実施の形態を説明する。
の形態1の透過反射両用型液晶表示装置100の断面を
示す。表示装置100は、下側基板101と、ガラス基
板102と、なめらかな凹凸部107と、反射電極10
3と、対向電極104と、液晶層105と、透過電極1
08と、カラーフィルタ基板110と、カラーフィルタ
層111とを含む。
び透明電極108が所定の形状で形成されている。下側
基板101と、カラーフィルタ基板110とは、液晶層
105を挟んで対向して設置されている。カラーフィル
タ基板110は、ガラス基板102と、ガラス基板10
2の液晶層105側に形成されたカラーフィルタ層11
1を含む。更に、カラーフィルタ層111の液晶層10
5側には対向電極104が形成されている。下側基板1
01とカラーフィルタ基板102との間に液晶層105
が挟持されている。
細に説明する。
タ層111を説明するための模式的な断面図である。
射電極103および透過電極108を有している。表示
装置100では、反射電極103に対応して反射領域が
形成され、透過電極108に対応して透過領域が形成さ
れる。
03によって反射することで、観測者135への表示の
ために外部からのその光を使用する。透過領域では、光
源125からの光を透過領域を通過させることで、観測
者135への表示のために光源125からのその光を使
用する。
に、透明層145が設けられる。透明層145を設ける
ことで、観測者135への表示のために使用する反射光
と透過光との色度特性を調整することができる。
である。下側基板101の表示領域155内に、透過領
域165と反射領域175とが設けられる。例えば、透
過領域165aおよび反射領域175aが、第1の色
(例えば赤)を表示し、透過領域165bおよび反射領
域175bが、第2の色(例えば青)を表示し、透過領
域165cおよび反射領域175cが、第3の色(例え
ば緑)を表示する。
法(方法1.〜5.)を説明する。 方法1.顔料分散法を用いた場合のカラーフィルタ層1
11の形成方法 図2A〜図2Fは、顔料分散法を用いてカラーフィルタ
層111を形成する方法を示す。
るように、ガラス基板102上に、透明層として透明ア
クリル系感光材(例えばJSR製のオプトマーNN70
0)がスピンコートされ、膜厚約0.5μmの塗膜が形
成される。次に、ガラス基板102上に塗布された透明
アクリル系感光材を活性光でパターン露光し、さらにア
ルカリ現像液で現像し、水洗後熱処理を行うことで、透
明樹脂層150を形成する。
グ、印刷、転写等の別の方式で、透明樹脂層150を形
成してもよい。
層150をストライプ状に形成したが、対向する基板の
反射領域内であれば、複数の島状に形成してもよい。
ィルタ領域(例えばカラーフィルタ領域170)となる
1色目(例えば赤色)のアクリル系顔料分散感光材16
0をスピンコートし、膜厚約1μmの塗膜をガラス基板
102上および透明樹脂層150上に形成した。透明樹
脂層150上の1色目のアクリル系顔料分散感光材16
0の膜厚は、幾分かは平坦化される。透明樹脂層150
上の1色目のアクリル系顔料分散感光材160の膜厚
は、透明樹脂層150が形成されている領域以外の1色
目のアクリル系顔料分散感光材160の膜厚に比べて薄
い。
リル系顔料分散感光材160を活性光でパターン露光
し、アルカリ現像液で現像し、そして水洗後熱処理を行
うことにより、1色目のカラーフィルタ領域170を形
成した。
えば青色)のアクリル系顔料分散感光材、3色目(例え
ば緑色)のアクリル系顔料分散感光材を用いて、2色目
のカラーフィルタ領域180、3色目のカラーフィルタ
領域190を形成し、カラーフィルタ基板110aのカ
ラーフィルタ層111aを作成した。
法を用いて行う場合、カラーフィルタ層111aの表面
が容易に平坦化され、反射領域のカラーフィルタ領域に
は、膜厚の薄い領域が形成される。
じてオーバーコート層(図示せず)および透明導電層
(図示せず)を形成した。続いて、カラーフィルタ基板
110aと、カラーフィルタ基板110aに対向する下
側基板とを貼り合せる。
を貼り合わせる前に、液晶表示装置100に、必要に応
じて配向処理をほどこしておく。
ィルタ基板110aに対向する下側基板とを貼り合せる
場合、透明樹脂層150は、下側基板上の反射領域の一
部もしくは全てに対向するように、ガラス基板102上
の領域に形成され、透過性非カラーフィルタ領域を形成
する。
過領域と反射領域)に分けられる。
ィルタ層111aは、透明樹脂層150が下側基板の反
射領域に対向し、かつ、透過領域に対向しないように位
置合わせされる。このように2つの基板を貼り合わせた
後、液晶材料を注入して、液晶表示パネルを作成する。
必要に応じて遮光層を設けてもよい。また、透過領域を
透過する透過光が透明樹脂層150を介して直接表示に
寄与することを防ぐために、カラーフィルタ基板110
aと下側基板とが、互いにミスアライメントされても透
明樹脂層150が透過領域に重ならないようにマージン
を考慮しておくことが望ましい。
と反対側のパネル裏面に配置されているバックライト等
の光源からの光を利用して表示を行う。透過光は、カラ
ーフィルタ層を1回のみ透過する。また、表示装置10
0は、反射領域では、太陽光、室内に設置された照明、
または表示装置の前方に配置された照明の外光を利用し
て表示を行う。反射光は、カラーフィルタ層を2回透過
する。
ラーフィルタ領域の膜厚が透過領域のカラーフィルタ領
域の膜厚より薄いため、外光がカラーフィルタ層を2回
透過しても外光の利用効率は低下せず、高輝度の透過反
射両用型液晶表示装置が得られる。透過領域のカラーフ
ィルタ領域の膜厚と、反射領域の一部若しくは全ての領
域でのカラーフィルタ領域の膜厚との関係は、カラーフ
ィルタ層の透過領域の色度特性と反射領域の色度特性を
出来るだけ一致させるように(もしくは近づけるよう
に)設定することが望ましい。
長領域に対する反射領域の少なくとも一部の領域の透過
率は、同じ波長領域に対する透過領域の透過率より小さ
くなる。周囲光が突然変化した場合(例えば突然太陽光
が入射してきた場合、または、昼間走行している車がト
ンネルの中に入った場合)にも、色度変化が発生しない
ため、表示に違和感を与えず、あらゆる環境下で視認性
の高い液晶表示装置が実現出来る。
層111の形成方法について、カラーフィルタ領域の表
面が、平坦化された場合を説明した。しかし、図2Eの
ように、カラーフィルタ領域の表面が平坦化されていな
くても、反射領域のカラーフィルタ領域の膜厚を薄くで
きる。
域内に、複数個の透明樹脂層が配置されてもよい。方法2.染色法を用いた場合のカラーフィルタ層111
の形成方法 図3A〜Eは、染色法を用いてカラーフィルタ層111
を形成する方法を示す。
に、ガラス基板102上に、透明層として非可染性の感
光性透明樹脂がスピンコートされ、膜厚約0.5μmの
塗膜が形成される。次に、この非可染性の感光性透明樹
脂を活性光でパターン露光し、さらにアルカリ現像液で
現像し、水洗後熱処理を行うことで、透明樹脂層210
を形成する。
グ、印刷、転写等の別の方式で、透明樹脂層210を形
成してもよい。
層210をストライプ状に形成したが、対向する基板の
反射領域内であれば、複数の島状に形成してもよい。
板102上に、可染性の感光性樹脂220(例えば、低
分子量ゼラチンに重クロム酸アンモニウムを加えて感光
性を与えた水溶液)をスピンコートし、膜厚約1μmの
塗膜をガラス基板102上および透明樹脂層210上に
形成した。透明樹脂層210上の可染性の感光性樹脂2
20の膜厚は、幾分かは平坦化される。透明樹脂層21
0上の可染性の感光性樹脂220の膜厚は、透明樹脂層
210が形成されている領域以外の可染性の感光性樹脂
220の膜厚に比べて薄い。
パターンを有する露光用マスクを介して紫外光を照射
し、1色目(例えば赤)のパターンを潜像形成する。次
に、水現像して非露光部を溶解することにより、1色目
のレリーフパターン230を形成した。
染色するために、染色液に浸漬することによって、レリ
ーフパターン230の染色を行った。
色目のカラーフィルタ領域240を得た。この時、可染
性の感光性樹脂の下に形成した透明樹脂層210は、非
可染性のため、1色目の色に染色されない。
えば青色)のカラーフィルタ領域250と3色目(例え
ば緑色)のカラーフィルタ領域260とを形成し、カラ
ーフィルタ基板110aのカラーフィルタ層111aを
作成した。
じて、アクリル樹脂系のオーバーコート層(図示せず)
を被覆した。
明導電層(図示せず)を形成した。続いて、カラーフィ
ルタ基板110aと、カラーフィルタ基板110aに対
向する下側基板とを貼り合せ、液晶材料を注入して、液
晶表示パネルを作成した。
ルタ基板110に対向する下側基板とを貼り合せ、液晶
表示パネルを作成する場合、透明樹脂層210は、下側
基板上の反射領域の一部もしくは全てに対向するよう
に、ガラス基板102上に形成される。
過領域と反射領域)に分けられる。
ーフィルタ領域の膜厚は、透過領域のカラーフィルタ領
域の膜厚より薄い。従って、反射領域において、外光が
カラーフィルタ層を2回透過しても外光の利用効率は低
下せず、高輝度の透過反射両用型液晶表示装置が得られ
る。方法3.カラーフィルタを研磨する場合のカラーフィル
タ層111の形成方法 図4A〜Eは、カラーフィルタを研磨することでカラー
フィルタ層を形成する方法を示す。
に、ガラス基板102上に、透明層として透明アクリル
系感光材(例えばJSR製のオプトマーNN700)が
スピンコートされ、膜厚約0.5μmの塗膜が形成され
る。次に、この透明アクリル系感光材を活性光でパター
ン露光し、さらにアルカリ現像液で現像し、水洗後熱処
理を行うことにより、透明樹脂層300を形成する。
グ、印刷、転写等の別の方式で、透明樹脂層300を形
成してもよい。
層300をストライプ状に形成したが、対向する基板の
反射領域内であれば、複数の島状に形成してもよい。
(例えば赤色)のアクリル系顔料分散感光材310をス
ピンコートし、膜厚約1μmの塗膜をガラス基板102
上および透明樹脂層300上に形成した。透明樹脂層3
00上の1色目のアクリル系顔料分散感光材310の膜
厚は、幾分かは平坦化される。アクリル系顔料分散感光
材の粘度によっては、アクリル系顔料分散感光材310
の表面形状は透明樹脂層300が形成されている領域
と、透明樹脂層300が形成されている領域以外の領域
で大きな段差が生じる。
リル系顔料分散感光材310を活性光でパターン露光
し、アルカリ現像液で現像し、そして水洗後熱処理を行
うことにより、1色目のカラーフィルタ領域320を形
成した。
えば青色)のアクリル系顔料分散感光材、3色目(例え
ば緑色)のアクリル系顔料分散感光材を用いて、2色目
のカラーフィルタ領域330、3色目のカラーフィルタ
領域340を形成した。
形成されている領域と、透明樹脂層300が形成されて
いる領域以外の領域とで、アクリル系顔料分散感光材3
20、330、340に大きな段差が発生するような場
合には、透明樹脂層300が形成されている領域のアク
リル系顔料分散感光材320、330、340の膜厚
は、透明樹脂層300が形成されている領域以外の領域
のアクリル系顔料分散感光材320、330、340の
膜厚に比べて余り薄くならないため、本発明の効果が充
分に得られない。
基板と貼り合わせて液晶パネルとしたときに、反射領域
内の一部に透明樹脂層が形成されている領域が存在して
いる場合には、1画素の反射領域内で液晶層の層厚が異
なる領域が存在するマルチギャップ構造となり、表示品
位に影響する。特に、正の誘電率異方牲を有する液晶材
料をもちいて、電圧印加時に黒表示を行う表示モードで
は、黒表示時に光が完全に遮光されなくなるため、コン
トラスト比の低下が発生する。また、負の誘電率異方牲
を有する液晶材料をもちいて、電圧印加時に白表示を行
う表示モード、例えば、垂直配向表示モードでは、黒表
示は電圧無印加もしくは液晶の閾値電圧以下で行うの
で、黒表示時に光が完全に遮光されなくなるためコント
ラスト比の低下が発生しない。
ルタ基板110aのカラーフィルタ領域の表面を研磨す
ることで、図4Dにしめすカラーフィルタ基板110a
のカラーフィルタ層111aの表面形状で見られた段差
を少なくすること、あるいは平坦にすることが出来、本
発明の効果が充分に得ることが可能になる。また、反射
領域でのマルチギャップ構造による、表示品位低下も解
消出来る。
合わせて液晶パネルとしたとき、反射領域の一部もしく
は全てに対向するように、ガラス基板102上に形成さ
れる。方法4.カラーフィルタ領域の一部の膜厚を減少させた
場合のカラーフィルタ層111の形成方法 図5A〜Hは、カラーフィルタ領域の一部の膜厚を減少
させてカラーフィルタ層111を形成する方法を示す。
2上に、1色目(例えば赤色)のアクリル系顔料分散感
光材360がスピンコートされ、膜厚約1μmの塗膜が
形成される。次に、図5Bに示すように、アクリル系顔
料分散感光材360を活性光でパターン露光し、さらに
アルカリ現像液で現像し、水洗後熱処理を行うことで、
1色目のカラーフィルタ領域370を形成する。
えば青色)のアクリル系顔料分散感光材、3色目(例え
ば緑色)のアクリル系顔料分散感光材を用いて、2色目
のカラーフィルタ領域380、3色目のカラーフィルタ
領域390を形成した。
02上のカラーフィルタ領域370、380、390上
にレジスト層400を形成した。
法で、レジスト層400が形成されていない領域のカラ
ーフィルタ領域370、380、390をエッチングし
た。ドライエッチ法以外に、アッシング等の手段を用い
てもよい。
00を除去した。図5Fに示されるカラーフィルタ層1
11bが形成されたカラーフィルタ基板110bを用い
て、対向する下側基板と貼り合わせることにより、表示
装置100を作成することができる。
たは光路長の最適化、もしくは液晶層の配向安定化を行
うために、図5Gに示すように、カラーフィルタ層11
1c全体を、透明樹脂410で覆い、平坦化を行った後
のカラーフィルタ基板110cを使用してもよい。ま
た、表示装置100を作成、図5Hに示すように、薄膜
化したカラーフィルタ層111dの一部を、透明樹脂4
10で覆い、平坦化を行った後のカラーフィルタ基板1
10dを使用してもよい。透明樹脂410は、透過性非
カラーフィルタ領域として機能する。
対向する基板の反射領域内であれば、ストライプ状、複
数の島状等、どのような形状に形成してもよい。
110dに、オーバーコート層(図示せず)、透明導電
層(図示せず)を形成した。続いて、カラーフィルタ基
板110b、110c、110dと、対向する基板とを
貼り合せ、液晶材料を注入して、液晶表示パネルを作成
する。対向する基板上の画素は、2つの領域(透過領域
と反射領域)に分けられる。ここで、カラーフィルタ基
板には、必要に応じて遮光層を設けても構わない。
に、染色法をカラーフィルタ層111に適用すること
で、カラーフィルタ基板を形成することも可能である。
に、可染性の感光性樹脂440(例えば、低分子量ゼラ
チンに重クロム酸アンモニウムを加えて感光性を与えた
水溶液)がスピンコートされ、膜厚約1μmの塗膜が形
成される。
ターンを有する露光用マスクを介して紫外光を照射し、
1色目(例えば赤)のパターンを潜像形成する。水現像
して非露光部を溶解することにより、1色目のレリーフ
パターン450を形成した。
染色するために、染色液に浸漬することによって、レリ
ーフパターン450の染色を行った。次に、染料定着お
よび防染処理を行い、1色目のカラーフィルタ領域46
0を得た。
えば青色)のカラーフィルタ領域470、3色目(例え
ば緑色)のカラーフィルタ領域480を形成した。
工程により、カラーフィルタ層111b、111c、1
11dを有する所望のカラーフィルタ基板110b、1
10c、110dを得た。
次に、カラーフィルタ領域を形成した場合(図2A〜
F、3A〜Eを参照)は、ガラス基板上にカラーフィル
タ領域を形成し、次に透明層を形成する場合(図5A〜
H、図6A〜Iを参照)と比較すると、平坦なカラーフ
ィルタ層の膜厚を減少させる工程(ドライエッチング、
アッシングなど)を含まないので、より少ない工程数で
形成することができる。 方法5.同じ色種を呈する反射領域および透過領域のカ
ラーフィルタ領域が、異なった材料で形成されるカラー
フィルタ層111の形成方法 上記方法1.〜方法4.において行ったカラーフィルタ
層の形成方法の説明では、同じ色種を呈する反射領域お
よび透過領域のカラーフィルタ領域が、同じ材料で構成
されている場合について述べた。しかし、同じ色種を呈
する反射領域および透過領域のカラーフィルタ領域は、
異なった材料で形成されてもよい。
過領域のカラーフィルタ領域が、異なった材料で形成さ
れるカラーフィルタ層111の形成方法について述べ
る。
および透過領域のカラーフィルタ領域が、異なった材料
で形成されるカラーフィルタ層111を形成する方法を
示す図である。
に、1色目(例えば透過領域用赤色)のアクリル系顔料
分散感光材500をスピンコートし、膜厚約1μmの塗
膜を形成した。
れたガラス基板102を、活性光でパターン露光し、さ
らにアルカリ現像液で現像し、水洗後熱処理を行うこと
で、1色目のカラーフィルタ領域510を形成した。
えば透過領域用青色)のアクリル系顔料分散感光材、3
色目(例えば透過領域用緑色)のアクリル系顔料分散感
光材、4色目(例えば反射領域用赤色)のアクリル系顔
料分散感光材、5色目(例えば反射領域用青色)のアク
リル系顔料分散感光材、6色目(例えば反射領域用緑
色)のアクリル系顔料分散感光材をそれぞれ用いて、2
色目のカラーフィルタ領域520、3色目のカラーフィ
ルタ領域530、4色目のカラーフィルタ領域540、
5色目のカラーフィルタ領域550、6色目のカラーフ
ィルタ領域560をそれぞれ形成する。ここで、1色目
のカラーフィルタ領域510と4色目のカラーフィルタ
領域540は、同じ色種を有する。同様に、2色目のカ
ラーフィルタ領域520と5色目のカラーフィルタ領域
550とは、同じ色種を有する。3色目のカラーフィル
タ領域530と6色目のカラーフィルタ領域560と
は、同じ色種を有する。ただし、透過領域に対応するカ
ラーフィルタ領域510、520、530の色素濃度
は、反射領域に対応するカラーフィルタ領域540、5
50、560の色素濃度より濃くなるように形成され
る。
111eを有するカラーフィルタ基板110eを表示装
置100に用いる場合、表示に寄与する光がカラーフィ
ルタ領域を通過する回数は、透過領域では1回透過、反
射領域では2回透過が前提となる。ここで、同じ色種に
おいて、透過領域と反射領域でカラーフィルタ領域の材
料(色素濃度および種類)を変えることで、外光がカラ
ーフィルタ領域を2回透過しても外光の利用効率は低下
せず、明るさ、および、色度特性がすぐれた透過反射両
用型液晶表示装置が得られる。
一部に対向するガラス基板上の領域に配置されるカラー
フィルタ領域の種類およびカラーフィルタ領域の膜厚を
変えるには、次の形成方法も考えられる。
およびカラーフィルタ領域の膜厚を変えるカラーフィル
タ層111を形成する方法を示す図である。
に、1色目(例えば透過領域用赤色)のアクリル系顔料
分散感光材600をスピンコートし、膜厚約1μmの塗
膜を形成した。続いて、図8Bに示すように、塗布され
たガラス基板102を活性光でパターン露光し、さらに
アルカリ現像液で現像し、水洗後熱処理を行うことで、
1色目のカラーフィルタ610を形成した。
えば透過領域用青色)のアクリル系顔料分散感光材、3
色目(例えば透過領域用緑色)のアクリル系顔料分散感
光材、4色目(例えば反射領域用赤色)のアクリル系顔
料分散感光材、5色目(例えば反射領域用青色)のアク
リル系顔料分散感光材、6色目(例えば反射領域用緑
色)のアクリル系顔料分散感光材をそれぞれ用いて、2
色目のカラーフィルタ領域620、3色目のカラーフィ
ルタ領域630、4色目のカラーフィルタ領域640、
5色目のカラーフィルタ領域650、6色目のカラーフ
ィルタ領域660をそれぞれ形成した。
クリル系顔料分散感光材は、1色目(透過領域用赤色)
のアクリル系顔料分散感光材と同じ材料からなる。これ
らのアクリル系顔料分散感光材のスピンコート条件を変
えるか、粘度を変えることで、ガラス基板102上に、
膜厚を薄く形成した。同様に、5色目(反射領域用青
色)のアクリル系顔料分散感光材、6色目(反射領域用
緑色)のアクリル系顔料分散感光材もそれぞれ同様に、
2色目(透過領域用青色)のアクリル系顔料分散感光
材、3色目(透過領域用緑色)のアクリル系顔料分散感
光材よりもそれぞれ膜厚を薄く形成した。
11fを有するカラーフィルタ基板110fを高輝度の
透過反射両用型液晶表示装置に適用する場合、反射領域
において外光がカラーフィルタ領域を2回透過しても外
光の利用効率は低下しない。
すように、透明樹脂670等で平坦化を行うことで、カ
ラーフィルタ層111gおよび111hを有するカラー
フィルタ基板110g、110hを得ることができる。
ラス基板上に設けられたが、本発明はこれに限定されな
い。
すように、下側基板101上にカラーフィルタ層111
が形成されてもよい。表示装置200では、カラーフィ
ルタ基板110は、下側基板101とカラーフィルタ層
111とを含む。カラーフィルタ基板110と対向基板
130との間に液晶層105が形成される。下側基板1
01上の反射電極103および透過電極108上にカラ
ーフィルタ層111が形成される。カラーフィルタ層1
11は、反射領域103上の一部に設けられた透明層1
45を含む。このように、反射領域と透過領域とを透過
した表示に寄与する光の色度特性が近づくように設けれ
ば、本発明の効果を奏することは、当業者には明らかで
ある。
射領域のそれぞれにおいて、カラーフィルタ領域と透明
層との面積比率を一定にする事で、表示ムラの無い均一
な表示をおこなうことができる。
1Cで説明した構成に限定されない。図1Cでは、透過
領域が反射領域に囲まれるように形成されているが、逆
に反射領域が透過領域に囲まれるように形成されてもよ
く、あるいは、透過領域と反射領域とが同じ形状であ
り、両者はマトリクス状に配置されても良い。透過領域
と反射領域との面積比率は、使用される製品の仕様に応
じて、例えば、1:9〜9:1に変化する。面積の少な
い方の割合が全体の10パーセント程度であれば、透過
反射両用型液晶表示装置の利点を得ることができる。
型の透過反射両用型液晶表示装置に使用される場合、消
費電力を抑えるために、反射領域の割合を大きくするこ
とが好ましい。逆に、車載用の透過反射両用型液晶表示
装置に使用される場合、車のバッテリは比較的容量が大
きいため、より明るい表示を得るために透過領域の割合
を大きくすることが好ましい。光源の電力消費と必要と
される明るさとの関係に応じて、好適な透過領域と反射
領域との面積比率は変化する。もちろん、透過領域と反
射領域との面積比率は1:1であってもよい。
と、従来方式の表示装置2200との性能を比較する。
タ層111と、表示装置2200のカラーフィルタ層1
1の色再現性を示すシミュレーションの結果を示す。横
軸は、カラーフィルタ層の明るさを示すY値を示す。縦
軸は、色再現範囲(NTSC比)を示す。
青の3点で囲まれた三角形の面積の比率(SA/S)で
ある。基準となる面積Sは、赤(X:0.670,y:
0.330)緑(X:0.210,y:0.710)青
(X:0.140,y:0.080)に囲まれた三角形
の面積である。面積SAは、サンプルとなるカラーフィ
ルタ層の赤・緑・青に対応する色度座標の3点に囲まれ
た三角形の面積である。
フィルタ層111とカラーフィルタ層11は、反射領域
と透過領域が、ともに、反射時の特性が赤(X:0.6
70,y:0.326)、緑(X:0.286,y:
0.648)、青(X:0.131,y:0.12
0)、NTSC比79.9%、およびカラーフィルタ層
のY値が22.9の光学特性を有する色版(カラーフィ
ルタ領域を構成する材料)で構成されているものとした
(図10のP0)。
タ層11の特性を示す。左上端のP0から、P1→P2
→P3→P4→P5→P6→P7の順に、カラーフィル
タ層またはカラーフィルタ領域の形成されていない領域
が、反射電極の面積の5%ずつ増やした場合のシミュレ
ーション結果を示す。このように、カラーフィルタ層1
1を利用する場合、Y値は向上し、反射率は改善する。
しかし、色再現範囲(NTSC比)は著しく低下するた
め、白っぽい色調となり、色調が悪化する。
ルタ層111の特性を示す。左上端のP0から、PN1
→PN2→PN3の順に、反射電極に対向する位置の色
版を25%ずつ薄くした場合のシミュレーション結果を
示す。反射電極における反射光を有効利用するために、
反射電極に対向する位置の色版を薄くしていくと、カラ
ーフィルタY値は向上するので、反射率は改善する。し
かし、色再現範囲は低下する。
層11の特性と比較すると、同じY値で比較した場合、
本実施形態のカラーフィルタ層111の方が高い色再現
範囲を示す。例えば、Y値35%で比較する。従来技術
のカラーフィルタ層11の色再現範囲(NTSC比)は
0.23(P3)である。一方、本実施形態のカラーフ
ィルタ層111の色再現範囲(NTSC比)は0.48
(PN2)である。
較した場合、本実施形態のカラーフィルタ層111の方
が高いY値を示している。例えば、色再現範囲(NTS
C比)0.5で比較する。従来技術のカラーフィルタ層
11のY値は27(P1)である。一方、本実施形態の
カラーフィルタ層111のY値は34(PN2)であ
る。
タ層11よりも、本実施形態のカラーフィルタ層111
の方が、色再現範囲と反射率のバランスにすぐれている
ことがわかる。
型表示に比べ充分なコントラスト比を得ることが難し
い。実際の液晶表示装置(液晶層の条件が加わった状
態)では、カラーフィルタ層だけの場合よりも、色再現
範囲と反射率のバランスがより困難となるので、本実施
形態のカラーフィルタ層111の優位性が高まる。すな
わち、従来技術のカラーフィルタ層11よりも、本実施
形態のカラーフィルタ層111を用いた方が、色再現範
囲と反射率のバランスの取れた反射型の表示が可能とな
る。
する液晶表示装置100は、明るさと色調にすぐれた透
過型表示と反射型表示とを実現することができる。
造方法によれば、反射領域の一部に透明層を形成してい
る。これにより、反射領域の一部に簡単に膜厚の薄いカ
ラーフィルタ領域を形成することができる。したがっ
て、明るさと色調にすぐれた透過型表示と反射型表示と
を実現する表示装置を実現することが可能となる。
の形態2の透過反射両用型液晶表示装置700の断面を
示す。表示装置700は、カラーフィルタ側の第1基板
720と、TFT側の第2基板730と、液晶層740
とを含む。第1基板720は、基板702と、透明の感
光性樹脂からなる透明層707と、カラーフィルタ層7
09と、対向電極710とを含む。第2基板730は、
基板702と、透過電極703と、なめらかな凹凸部7
04と、反射電極706とを含む。
第1基板720の凹部と、TFT側の第2基板730の
反射電極の凸部との距離を示す。
第1基板720の凸部と、TFT側の第2基板730の
反射電極の凹部との距離を示す。
タ側の第1基板720の凸部と、TFT側の第2基板7
30の反射電極の凹部とが、位置合わせされている。カ
ラーフィルタ側の第1基板720の凹部と、TFT側の
第2基板730の凸部とが、位置合わせされている。従
って、反射領域における液晶層740の層厚は、ほぼ一
定となる。
層が形成されていない表示装置の断面を示す図である。
セルギャップd3は、TFT側の基板の反射電極の凸部
と、カラーフィルタ側の平坦な基板との距離を示す。セ
ルギャップd4は、TFT側の基板の反射電極の凹部
と、カラーフィルタ側の平坦な基板との距離を示す。
らなる利点を説明する。図12に示すセルギャップd3
は、セルギャップd4と比べて、反射電極の凹凸の段差
だけ小さくなる(d3<d4)。例えば、セルギャップ
差△D1=d4−d3≒1μmである。そのため、反射
電極部にはd3からd4のセルギャップが連続的に混在
することになる。図13(a)は、セルギャップd3と
セルギャップd4の電圧−反射率特性である。電圧印加
時の液晶層のリタデーションはセルギャップに大きく依
存するため、セルギャップは電圧−反射率特性に大きく
影響する。したがって、反射電極部全体の電圧−反射率
特性(図13(b))は、複数のセルギャップに対応す
るそれぞれ異なった電圧−反射率特性が組み合わさった
特性となる。電圧を印加し、特定の液晶層リタデーショ
ンで黒表示を行う表示モード(以下“ノーマリホワイト
モード”と称す)では、黒表示の電圧印加時に、複数の
セルギャップに対応するそれぞれ異なった液晶層のリタ
デーションが混在する。したがって、全ての液晶層のリ
タデーションに対して充分な黒表示が得られるよう偏光
板・位相差板の設計をするのは不可能に近い。よって、
図13(b)に示すように、黒表示の反射率が向上(黒
表示の浮き)し、コントラスト比が低下することがあ
る。
では、反射電極の凹凸の凸部のセルギャップd1と、凹
部のセルギャップd2の差△D2(=d2−d1)は、
従来技術における△D1より小さくなっている。第1基
板720に透明層707が形成されているからである。
したがって、反射電極部に混在するセルギャップの差も
小さくなり、電圧−反射率特性のばらつきも小さくな
る。したがって、反射電極部全体の電圧−反射率特性に
おいて、黒表示の浮きが小さくなるため、コントラスト
比が改善される。
示す透過反射両用型液晶表示装置700に用いられる第
1基板720および第2基板730の作成方法を説明す
る。 カラーフィルタ側の第1基板720の形成 図14A〜Dは、カラーフィルタ側の第1基板720の
形成工程を説明する図である。
明層707としてネガ型(感光した部位以外が現像後消
滅する)の感光性樹脂(アクリル樹脂)を塗布し、遮光
部708aと708bを有する第3のフォトマスクを用
いて、均一に露光を行なった。使用する感光性樹脂のタ
イプが、第1基板と第2基板とで、反対であるため、こ
の第3のフォトマスクは、例えば、図19(a)に示す
ように、後述する第1のホトマスクと同じものを使用す
ることができる。この場合、フォトマスクの枚数を少な
くすることができる。このとき、第3のフォトマスクの
遮光部708aは、後述する第1のホトマスクの遮光部
705aに対応する。第3のフォトマスクの遮光部70
8bは、第1のホトマスクの遮光部705bに対応す
る。基板720と基板730を貼り合わせた際に、図1
9(b)や図11に示すように、第2基板730側に形
成した反射電極の凹部に対応する部位に、第1基板72
0の透明層707の凸部が形成されるように設計され
る。ここで、図19(b)の断面線による断面図は図1
1である。
像を行うことにより、上述した露光部分以外の感光性樹
脂が完全に除去され、基板702上の所望の位置に透明
層707を段差形状に形成する。
7上に、実施の形態1で記述した方法1、方法2、方法
3(図2、図3、図4)により、カラーフィルタ層70
9を形成した。更に、図14Dに示すように、ITO薄
膜をスパッタリング法によって形成し、対向電極710
を形成した。TFT側の第2基板730の形成 図15A〜Dは、TFT側の第2基板730の形成工程
を説明する図である。
ジ型(感光した部位が現像後消滅する)の感光性樹脂
(日本合成ゴム製アクリル樹脂)を3.7μmの厚さに
塗布し、遮光部705aと705bを有する第1のフォ
トマスク(図18(a))を用いて、均一に低照度で露
光を行なった。
めのものである。直径12μmの円型で、円の中心間隔
が14μmとなるように配置した。但し、均一に遮光部
705aの中心間隔が14μmとなるように配置すると
反射光の干渉がおこりやすくなるので、中心間隔は14
μm前後になるようにランダムに配置した。
光性樹脂を遮光するためのものである。あらかじめ、露
光条件をかえながら反射特性を評価し、良好な反射特性
が得られる露光量を検討した。この結果をもとに、50
mJ(低照度)で露光を行なった。
ホール部(液晶駆動電極に電圧を供給するための導通
部)と透過電極部703上の透過領域Cに対応する領域
を透過部705dとし、反射領域に対応する遮光部70
5Cを有する第2のフォトマスク(図18(b))を用
いて、260mJの露光量(高照度)で露光を行なっ
た。
像を行うことにより、上述した高照度露光部分(コンタ
クトホール部と透過領域)の感光性樹脂が完全に除去さ
れ、低照度露光部の樹脂は初期の膜厚に対して、膜厚が
減少した状態になった。更に、100℃で11分加熱処
理を行ない、その後220℃で60分間の加熱処理を行
なった。熱だれ現象によって、低照度露光された領域の
樹脂が変形し、滑らかな凹凸部704が得られた。
06としてMo薄膜をスパッタリング法によって100
0Åの厚さに形成し、その上にAl薄膜をスパッタリン
グ法によって1000Åの厚さに形成した。そして、フ
ォトレジストを塗布し、透過電極703上や画素の境界
領域を露光し、現像、エッチング、剥離の工程を行うこ
とによって反射電極(Al/Mo電極)のパターニング
を行なった。こうすることで、1つの画素内に、少なく
とも1つの反射電極706と透過電極703とが存在す
る構成となった。図15Dでは、透過領域Cがコンタク
トホール部の機能を兼用しているが、両者を別々に設け
てもよい。
の例を以下に説明する。
スクの遮光部705a、705b以外の領域に円形の透
過部750を設けた第3のフォトマスクも使用すること
ができる。基板720と基板730を貼り合わせた平面
図を、図20(b)に示す。ここで、図20(b)の断
面線による断面図が図11である。このとき、円形の透
過部750が形成された位置に、透明層707が形成さ
れることになるように、第3のフォトマスクは設計され
ている。この位置は、第2基板730側に形成された凹
部全体に対応しているわけではない。しかし、第2基板
730側に形成された凹部の一部に対応する領域に、第
1基板720側の透明層707による凸部が形成される
ことで、液晶層の層厚変化を低減させる効果がある。
スクと図14Aで用いた第3のフォトマスクの他の例と
して、以下に説明する。第1のフォトマスクとして、図
18(a)に示す円形の遮光部705aのかわりに、円
形の透過部760を形成したフォトマスク(図21
(a))を使用し、同様の方法にて、第2基板730に
滑らかな凹凸部704を形成する。さらに、これと同じ
フォトマスクを第3のフォトマスクとして使用すると
(図21(b))、円形の透過部770が形成された位
置に、透明層707が形成される。この位置は、第1の
フォトマスクの遮光部761によって生じた第2基板7
30側に形成された凸部と相補関係にある。
面図を、図21(C)に示す。ここで、図21(C)の
断面線による断面図が図11である。したがって、反射
電極部の液晶層の層厚は一定に近づき、反射電極部全体
の電圧−反射率特性において、黒表示の浮きが小さくな
るため、コントラスト比が改善される。
いても、ノーマリブラックモードを適用すれば、黒表示
の浮きが発生しにくく、コントラスト比が良好になる。
ノーマリブラックモードは、液晶層に電圧を印加しない
状態で液晶層に位相差を発生させないことで黒表示をお
こなうモードである。代表的には、透過型表示では、垂
直配向状態にある液晶層をクロスニコル状態の偏光板で
挟んだ構造である。代表的には、反射型表示では、垂直
配向状態にある液晶層に円偏光を入射させる構造であ
る。
のかわりに平坦な絶縁膜704aが形成されているた
め、反射電極706の表面が平坦になっている構成であ
る。ここでは、透明層707が存在する領域のセルギャ
ップd5と存在しない領域のセルギャップd6が存在し
ている。差△D3(=d6−d5)は、図12に示す差
△D2(=d2−d1)よりも大きい。しかし、ノーマ
リブラックモードの場合、図17(a)の領域Bで示す
ように、位相差が発生しない(反射率が0付近となる)
ため、電圧値は、セルギャップに差が生じても同じであ
る。しかもそのマージンが広い。このため、図17
(b)に示すように、反射電極部全体の電圧−反射率特
性において、黒表示の浮きが発生しにくくなる。
よれば、凹凸形状の反射電極である場合、無色透明の絶
縁層を膜厚調整に利用しているため、反射電極の凹凸に
起因する表示不良が解決しえる。この時、反射電極の凹
凸を形成するために使用したフォトマスクを使用して無
色透明の絶縁層をパターニングしているため、新たなフ
ォトマスク作成の手間が省け、更に凹凸の位置合わせも
よくなる。
来のカラーフィルタ層が形成されていない領域に、薄い
カラーフィルタを形成させることで出射光の色純度の低
下を抑制しえる。従って、本発明の表示装置によれば、
明るさと色再現性に優れた透過型表示と、反射型表示と
を実現しえる。
ば、カラーフィルタ層が形成されていない領域に、無色
透明の絶縁層を形成している。従って、カラーフィルタ
層が形成されていない領域に、簡単に薄いカラーフィル
タ層を形成させることができる。よって、色再現性と明
るさに優れた透過反射両用型液晶表示装置の製造が可能
となる。
形状の反射電極である場合、無色透明の絶縁層を膜厚調
整に利用しているため、凹凸に起因する表示不良が解決
しえる。この時、凹凸を形成するために使用したフォト
マスクを使用して無色透明の絶縁層をパターニングして
いるため、新たなフォトマスク作成の手間が省け、更に
凹凸の位置合わせもよくなる。
表示装置100の断面を示す図である。
説明するための模式的な断面図である。
を形成する方法を示す図である。
を形成する方法を示す図である。
を形成する方法を示す図である。
を形成する方法を示す図である。
を形成する方法を示す図である。
を形成する方法を示す図である。
成する方法を示す図である。
成する方法を示す図である。
成する方法を示す図である。
成する方法を示す図である。
成する方法を示す図である。
ルタ層を形成する方法を示す図である。
ルタ層を形成する方法を示す図である。
ルタ層を形成する方法を示す図である。
ルタ層を形成する方法を示す図である。
ルタ層を形成する方法を示す図である。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
てカラーフィルタ層111を形成する方法を示す図であ
る。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
て、染色法を適応したカラーフィルタ層111を形成す
る方法を示す図である。
カラーフィルタ領域が、異なった材料で形成されるカラ
ーフィルタ層111を形成する方法を示す図である。
カラーフィルタ領域が、異なった材料で形成されるカラ
ーフィルタ層111を形成する方法を示す図である。
カラーフィルタ領域が、異なった材料で形成されるカラ
ーフィルタ層111を形成する方法を示す図である。
ルタ領域の膜厚を変えるカラーフィルタ層111を形成
する方法を示す図である。
ルタ領域の膜厚を変えるカラーフィルタ層111を形成
する方法を示す図である。
ルタ領域の膜厚を変えるカラーフィルタ層111を形成
する方法を示す図である。
ルタ領域の膜厚を変えるカラーフィルタ層111を形成
する方法を示す図である。
ルタ領域の膜厚を変えるカラーフィルタ層111を形成
する方法を示す図である。
れるカラーフィルタ層の色再現範囲の関係のシミュレー
ション結果を示す図である。
表示装置700の断面を示す図ある。
いない表示装置の断面を示す図である。
d4の電圧−反射率特性を、(b)は、反射電極部全体
の電圧−反射率特性を示す。
工程を説明する図である。
工程を説明する図である。
工程を説明する図である。
工程を説明する図である。
明する図である。
明する図である。
明する図である。
明する図である。
示装置を示す図である。
セルギャップd3とセルギャップd4の電圧−反射率特
性を、(b)は、ノーマリブラックモードの場合の反射
電極部全体の電圧−反射率特性を示す。
は、第2のフォトマスクを示す図である。
を説明する図である。
を説明する図である。
クを利用したある実施形態を説明する図である。
の断面を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 表示領域を有する第1の基板であって、
該表示領域内に、反射手段により光を反射する反射領域
と、光を透過する透過領域とを有する、第1の基板と、 該第1の基板上の該反射領域と該透過領域の双方上に配
置されたカラーフィルタ領域とを有する表示装置であっ
て、 該透過領域のカラーフィルタ領域を一回透過したときの
透過率が、該反射領域のカラーフィルタ領域を一回透過
したときの透過率よりも小さい、表示装置。 - 【請求項2】 前記透過領域に形成されたカラーフィル
タ領域の膜厚が、該反射領域に形成されたカラーフィル
タ領域の少なくとも一部の膜厚よりも大きい、請求項1
に記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記透過領域に形成されたカラーフィル
タ領域の色素濃度が、前記反射領域のカラーフィルタ領
域の少なくとも一部の色素濃度よりも大きい、請求項1
に記載の表示装置。 - 【請求項4】 前記反射領域の少なくとも一部に、透明
層が形成され、該透明層と積層して前記カラーフィルタ
領域が形成されている、請求項2に記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記第1の基板上に、前記透明層と、該
第1の基板および該透明層を覆うように配置され前記カ
ラーフィルタ領域を有する、請求項4に記載の表示装
置。 - 【請求項6】 前記透明層が、1つの反射領域において
複数個存在している、請求項5に記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記第1の基板に対向して配置される第
2の基板と、 該第2の基板上に配置され、表面が凹凸形状の反射電極
と、をさらに有する表示装置であって、 該第1の基板上に、該反射電極の凹部に対向する位置の
少なくとも一部に前記透明層が形成されている、請求項
6に記載の表示装置。 - 【請求項8】 表示領域を有する第1の基板であって、
該表示領域内に、反射手段により光を反射する反射領域
と、光を透過する透過領域とを有する、第1の基板と、 該第1の基板上の該反射領域と該透過領域の双方上に配
置されたカラーフィルタ領域とを有する表示装置の製造
方法であって、 該第1の基板の反射領域の一部に、透明層を形成する工
程と、 該反射領域、該透過領域および該透明層を覆うようにカ
ラーフィルタ領域を形成する工程と、 を包含する、表示装置の製造方法。 - 【請求項9】 表示領域を有する第1の基板であって、
該表示領域内に、反射手段により光を反射する反射領域
と、光を透過する透過領域とを有する、第1の基板と、 該第1の基板上の該反射領域と該透過領域の双方上に配
置されたカラーフィルタ領域とを有する表示装置の製造
方法であって、 該表示装置は、該第1の基板に対向して配置される第2
の基板と、 該第2の基板上に配置され、表面が凹凸形状の反射電極
とを有し、 該第2の基板上に、フォトマスクを用いて該反射電極の
領域に凹凸を形成する工程と、 前記第1の基板上に、該フォトマスクを用いて前記反射
電極の凹部に対向する位置の一部に透明層を形成する工
程と、 を更に包含する、請求項8に記載の表示装置の製造方
法。
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