JP2002296101A - 電子天秤 - Google Patents

電子天秤

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JP2002296101A
JP2002296101A JP2001100974A JP2001100974A JP2002296101A JP 2002296101 A JP2002296101 A JP 2002296101A JP 2001100974 A JP2001100974 A JP 2001100974A JP 2001100974 A JP2001100974 A JP 2001100974A JP 2002296101 A JP2002296101 A JP 2002296101A
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JP2001100974A
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English (en)
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Hiroaki Watabiki
広明 綿引
Kunichi Murata
勲一 村田
Akio Sakai
昭夫 坂井
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微少なバランス調整を容易に行う。 【解決手段】 レバー4の自由端4b側に螺着される調
整杆44により、錘部材42をレバー4の長さ方向に沿
って進退移動可能にする。また、錘部材42に貫通螺着
された固定杆46の移動した先端をレバー4側に当接さ
せて錘部材42の移動を規制する。これにより、錘部材
42を微少に移動でき、レバーの平衡バランスの調整を
微調整、且つ、容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被計量物の質量を
測定する電子天秤に係り、特にレバーの平衡バランスを
保持するバランス調整機構を備えた電子天秤に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電子天秤の一例(特公平6
−29761号公報に開示)を示す正面断面図である。
図8に示す電子天秤80は、被計量物が載置される載置
皿90が設けられた可動部81bが、基台フレーム92
の支持体92aに固定された固定部81aに対し可動す
るロバーバル機構81と、可動部81bの移動に連動す
るレバー83と、レバー83が平衡状態となるよう移動
制御する電磁コイル85と、レバー83の平衡状態を検
出する位置検出センサ(不図示)と、電磁コイル85を
通電制御して被計量物の質量を演算出力する制御部(不
図示)とによって主に構成されている。
【0003】ロバーバル機構81は、直方体形状のアル
ミニウム等を側部からくり抜き形成し上下一対の平行な
ロバーバル部86を有する。ロバーバル部86には計4
点の薄肉なバネ部87が形成され、可動部81bの載置
皿90上に被計量物が載置されると、この荷重を受けて
バネ部87部分が変形し、可動部81bが水平状態を維
持した状態のまま下方向に移動する。
【0004】レバー83は、ロバーバル機構81と一体
にしてくり抜き形成され、ロバーバル部86内に配され
ている。このレバー83の基端83aは、両端に狭窄部
88a,88bが形成された連結部88により可動部8
1b側に連結されている。このレバー83は、基端83
aよりも自由端83b寄りの部位で、固定部81a側に
連続して支点となる狭窄部83cにより支持されてい
る。そして、レバー83の自由端83bには、電磁コイ
ル85が設けられている。
【0005】レバー83は、荷重を受けたロバーバル機
構81の可動部81bにおける下方向への移動に連動し
て自由端83bが平衡位置から上方向に変位する。制御
部は、位置検出センサの出力に基づき、レバー83が平
衡する状態となるよう電磁コイル85を通電制御し、レ
バー83平衡時における電磁コイル85への電流値等に
基づき被計量物の質量を演算出力する。
【0006】ところで、上記のような構成の電子天秤で
は、載置皿90に被計量物を載せていない状態でも、載
置皿90の重量によってレバー83の自由端が上がるの
で、電磁コイル85に常に電流を流してレバー83の平
衡状態を維持している。載置皿90が軽量であればよい
が、被計量物を搬送しつつ測定する秤量コンベアが可動
部81bに設けられている場合には、秤量コンベアの重
量とバランスを保つために電磁コイル85に大きな電流
を流す必要がある。このため、電磁コイル85の発熱量
が大きくなって、高精度の測定ができなくなる。
【0007】また、秤量コンベアなどの大きな重量と、
電磁コイル85に流す電流で発生させた力で平衡状態と
した場合、秤量コンベアとレバー83に質量アンバラン
スが発生する。この結果、床や機器などの外部振動の影
響を受け高精度の測定ができなくなる。
【0008】そこで、レバー83の自由端83b側に錘
を設けることにより、上記の問題を解消している。この
錘は、電子天秤に搭載する秤量コンベアなどの質量に応
じてバランスの調整が必要とされている。従来では、こ
のバランス調整にかかり、錘追加方式と、錘移動方式と
がある。
【0009】錘追加方式は、図9(a)に示すように、
レバー83の自由端83bから支持杆91を延設し、こ
の支持杆91に対して複数種の錘92を追加・交換する
ように構成されている。錘移動方式は、図9(b)に示
すように、レバー83の自由端83bから雄ネジ型の支
持杆91を延設し、この支持杆に雌ネジ型の二つの錘9
2,92を移動可能に螺着させ、所望の位置で各錘9
2,92を当接させて固定する、いわゆるロックナット
の如く構成されて、支点からレバー83の自由端83b
へのレバー83の長さ方向に各錘92,92を移動させ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のように錘を設けた電子天秤では、以下の問題が
あった。錘追加方式の場合、バランス調整時に重さの異
なる複数種(外形違い、厚み違い、材質違いなども含
む)の錘92が必要であり、これらの錘92を全て用意
しなければならない。また、錘追加方式では、個々の錘
92の重さがバランスの調整範囲となるために微調整が
困難である。
【0011】錘移動方式では、支持杆に対して二つの錘
92,92を移動させ、これを当接させて固定するた
め、錘92,92の固定時に錘92,92を微少に動か
さなければならない。このため、錘92,92を移動さ
せて調整したバランスと、錘92,92を固定した後の
バランスとが微妙に異なるので、所望とするバランスを
得るのが困難である。
【0012】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、微少なバランス調整を容易に行うことができる電子
天秤を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による電子天秤1は、固定部12と可動部14と
の間にバネ部20を介した一対のロバーバル部18を設
けてなり、被計量物の荷重を受けた前記可動部14を水
平状態のまま移動させるロバーバル機構2と、前記可動
部14に基端4aが連結されて支点A,Bを介して保持
された自由端4bをなし、前記可動部14の移動に連動
して自由端4bが所定量変位するレバー4と、該レバー
4の自由端4b側に取り付けられて、前記レバー4の平
衡状態のバランスを保つバランス調整機構40とを備え
た電子天秤1であって、前記バランス調整機構40が、
錘部材42と、該錘部材42に一体に延設され、前記レ
バー4の長さ方向に沿って進退移動可能にして前記レバ
ー4の自由端4b側に螺着される調整杆44と、前記調
整杆44の軸線と平行な軸線方向に移動可能にして前記
錘部材42に貫通螺着され、移動した先端が前記レバー
4側に当接して前記調整杆44による移動を規制する固
定杆46と、からなることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は、電子天秤の概要
構成を示す斜視図である。この電子天秤1は、ロバーバ
ル機構2と、レバー4と、レバー4を平衡状態に制御す
る電磁コイルからなる平衡駆動手段6と、位置検出手段
(不図示)と、制御手段(不図示)を有してなる。
【0015】ロバーバル機構2の可動部14上には、荷
重受け部材(不図示)が固定され、この荷重受け部材上
にコンベアが載置した動秤を構成できる。そして、コン
ベアで被計量物を搬送させながら被計量物の質量を測定
するようになっている。なお、可動部14上に載置皿を
設けて被計量物を載置皿上に載せて質量を測定する静秤
として使用することも可能である。
【0016】図2はロバーバル機構を示す正面図、図3
は同側面図である。ロバーバル機構2は、固定部12
と、固定部12に対し上下方向に可動する可動部14を
有する。可動部14の上面は、固定部12に対しやや高
く形成されている。このロバーバル機構2は、長さL
1、幅W1の直方体形状の硬質材料であるアルミニウム
塊等の単一材の塊を正面側からくり抜き、内部に中空部
16を貫通形成してなる。また、このロバーバル機構2
は押出成形等により中空部16を形成してもよい。この
際、上下に所定厚を有する一対の平行なロバーバル部1
8が設けられる。これら一対のロバーバル部18は長さ
方向L1に対して同じ長さを有し、両端にはそれぞれ薄
肉なバネ部20が形成されている。バネ部20は、上下
面に二箇所づつ計四箇所設けられ、各々上下面から側面
で見て円弧状であり、幅W1方向に連続する直線状に形
成されている。
【0017】上記中空部16内であって、上部のロバー
バル部18の直下位置には、レバー固定部22が形成さ
れている。このレバー固定部22は、ロバーバル部18
と平行にして、固定部12と可動部14とを長さL1方
向で繋ぐように連続形成された後、幅W1方向に線状に
切断された間隔部22sを介して固定側22aと可動側
22bとに分割されている。
【0018】なお、上記の如く固定側22aと可動側2
2bに分割されたレバー固定部22には、レバー4が固
定される。即ち、固定側22aに、後述するレバー4の
固定部30が固定され、可動側22bに、後述するレバ
ー4の可動部32が固定される。また、レバー固定部2
2は、ロバーバル部18と平行であり、レバー4をロバ
ーバル部18と平行に固定する。
【0019】ロバーバル機構2の長さ方向L1の一端側
2aには、その上部に所定長さの突出片24が突出形成
されている。突出片24の下面には、平衡駆動手段6が
取り付けられる。また、突出片24の下方に位置するロ
バーバル機構2の一側面には、長さL1方向にて穿設さ
れて中空部16に連通するレバー収容部2bが開口形成
されている。
【0020】図4はレバーを示す正面図、図5は同側面
図である。レバー4は、長さL2、幅W2の略直方体形
状からなる。レバー4の長さL2方向の一端側である基
端4a側には、ロバーバル部18の固定部12(固定側
22a)、可動部14(可動側22b)にそれぞれ固定
される固定部30、可動部32(32a)が形成されて
いる。また、レバー4の長さL2方向の他端側は自由端
4bとされている。
【0021】このレバー4は、ロバーバル機構2の可動
部14の移動に可動部32が連動し、自由端4b側が上
下に移動する。本実施の形態でのレバー4は、二箇所の
支点A,Bを有しており、可動部14に加わる被計量物
の質量(荷重負荷)をこの二箇所の支点A,Bにより所
定量減衰させる機能、及びレバー4の長さL2の短縮化
が図られている。
【0022】具体的なレバー4の構成を説明する。レバ
ー4は、ロバーバル機構2と同様にアルミニウム塊等の
単一材の塊がくり抜かれて形成される。この際、図4に
示すように、正面から見て略U字形状に切削部28(2
8a、28b、28c)が貫通形成される。この切削部
28によって略中央部に固定部30が形成され、固定部
30の両側及び下面にそれぞれ複数段の可動部32(3
2a,32b,32c)が形成される。
【0023】レバー4の固定部30と可動部32は、切
削部28の成形により、支点A,Bをなす二箇所の薄肉
のバネ部34によって互いに接続されている。支点Aで
は、切削部28a,28bの間に形成されたバネ部34
により、固定部30と可動部32bとが接続されてい
る。支点Bでは、切削部28b,28cの間に形成され
たバネ部34により固定部30と可動部32cとが接続
されている。このバネ部34は、ロバーバル機構2のバ
ネ部20とほぼ同様の形状で形成されるものであり、説
明は省略する。
【0024】レバー4の可動部32は、基端4a側に負
荷される荷重をバネ部34での支点A,Bを介して効率
よく自由端4b側に伝達し、併せてバネ部34の強度を
維持するためにバネ部36を介して複数段(本実施の形
態では三段)に形成されている。一段目の可動部32a
は、レバー4の基端4a側を構成し、ロバーバル部18
の可動部14(可動側22b)に固定される。二段目の
可動部32bは、一段目の可動部32aと二つのバネ部
36を介して接続されている。三段目の可動部32c
は、レバー4の自由端4b側を構成し、二段目の可動部
32bとバネ部36を介して接続されている。このバネ
部36は、ロバーバル機構2のバネ部20とほぼ同様の
形状で形成されるものであり、説明は省略する。
【0025】図6は電子天秤の組み立て状態を示す一部
裁断正面図である。この図は、便宜上、レバー4は裁断
せずロバーバル機構2のみ裁断した状態とした。
【0026】電子天秤1は、ロバーバル機構2内部にレ
バー4を挿入、固定して構成される。ロバーバル機構2
は、固定部12がベース板10上にネジ11で固定され
る。そして、ベース板10に固定されたロバーバル機構
1のレバー収容部2bには、基端側4aからレバー4が
挿入される。
【0027】レバー4は、固定部30がレバー固定部2
2の固定側22aにネジ25で固定される。また、レバ
ー4は、可動部32(32a)がレバー固定部22の可
動側22bにネジ25で固定される。この固定状態で、
レバー4の自由端4b(可動部32c)は、ロバーバル
機構2の一端側2aに突出し、突出片24の直下に位置
する。このように、ロバーバル機構2の内部にレバー4
を設けることにより、全体の小型化が図れる。
【0028】なお、レバー収容部2bを形成するレバー
固定部22の下面には、長さ方向L1に沿ってレバー4
の一側面を案内する段差部22dが形成されている。こ
れにより、レバー4の挿入時の位置決めを行いやすくし
て組み立てを容易にしている。
【0029】レバー4の自由端4b側には、錘取付片3
8が下方に向けて突出形成されている。この錘取付片3
8には、レバー4の平衡状態のバランスを保つバランス
調整機構40が設けられている。
【0030】図7はバランス調整機構を示す斜視図であ
る。図6および図7に示すように、バランス調整機構4
0は、錘部材42と、調整杆44と、固定杆46とを有
している。
【0031】錘部材42は、上記の如く組み立てられた
ロバーバル機構2の可動部14上に対する荷重受け部材
等の重量負荷時に、レバー4を平衡させるためのもので
ある。したがって、錘部材42は、レバー4を平衡させ
る分の所望の重さを有している。なお、錘部材42は、
本実施の形態では円板状に形成されている。
【0032】調整杆44は、錘部材42と一体にして延
設されている。調整杆44は、雄ネジをなし、レバー4
の自由端4b側にある錘取付片38にて、レバー4の長
さL2方向に沿って設けられたネジ穴38aに螺着され
る。調整杆44は、ネジ穴38aに螺着された締緩操作
により、レバー4の長さ方向である自身の軸線方向に進
退移動可能とされている。これにより、調整杆44の締
緩操作にともなって錘部材42がレバー4の長さL2方
向により進退移動する。
【0033】固定杆46は、雄ネジをなし、調整杆44
の軸線と平行となるように錘部材42に貫通して螺着さ
れている。即ち、固定杆46は、錘部材42の螺着され
た締緩操作により、調整杆44の軸線と平行な軸線方向
に移動可能とされている。また、固定杆46は、その締
め操作により、調整杆44が螺着された錘取付片38に
おけるネジ穴38aの周囲の面に対し、移動した先端が
当接される。これにより、調整杆44の締緩操作ができ
なくなり調整杆44(錘部材42)の移動が規制される
こととなる。
【0034】また、図7に示すように、調整杆44の軸
線にかかる錘部材42および固定杆46の後端に、調整
杆44および固定杆46の締緩操作を工具(ドライバ
ー、六角レンチなど)で行えるように工具嵌合部42
a,46aを設けてもよい。このようにすればレバー4
のバランス調整を容易に行うことができる。
【0035】このようにして、バランス調整機構40
は、調整杆44の締緩操作により錘部材42をレバー4
の長さL2方向に移動させて、レバー4の自由端4bに
かかる錘部材42の荷重を可変させ、レバー4の平衡状
態のバランスを保つ。また、バランス調整機構40は、
レバー4の平衡状態のバランス調整後、固定杆46の締
め操作により錘部材42の移動を規制して、バランスが
保持された錘部材42の位置を維持する。
【0036】なお、レバー4の平衡状態は、レバー4の
自由端4bに設けられるスリットと、突出片24側に固
定の位置検出センサ(不図示)により検出され、併せて
レバー4の移動方向も検出されるようになっている。
【0037】平衡駆動手段6を構成する電磁コイルは、
円環状の磁石体6aが突出片24下面に固定され、レバ
ー4の自由端4b上面には磁石体6aの円環内部に巻回
状のコイル6bが固定されている。このように、電磁コ
イルはロバーバル機構2の外部に設けることができるた
め、製造時の組み立て及び保守を簡単に行えるようにな
る。この平衡駆動手段6は、被計量物の測定時に制御部
の電流制御を受け、コイル6bに供給する電流によって
磁石体6aとの間の磁力を変化させ、レバー4を平衡状
態に復帰させる。
【0038】次に、上記構成の電子天秤1による被計量
物の質量測定動作を説明する。バランス調整機構40の
調整により、荷重受け部材(コンベア重量を含む)の重
量負荷状態におけるレバー4の平衡が取られる。このレ
バー4の平衡状態は位置検出センサにより検出される。
【0039】次に、被計量物が動秤としての荷重受け部
材に載置されるコンベア上に載置されこのコンベア上を
搬送移動する。ロバーバル機構2は、被計量物の荷重を
受けて可動部14が図6中Z1方向に下降する。この
際、ロバーバル部18は計四箇所のバネ部20の変形に
より、可動部14を水平状態を維持したままの状態で下
降させる。
【0040】可動部14の下降に連動して、レバー4の
可動部32aが同様に下降する。可動部32aが下降す
ると、バネ部34(支点A)を中心として可動部32b
が図6中Z2方向に移動する。この可動部32bの移動
にともない、レバー4の自由端4b(可動部32c)が
バネ部34(支点B)を中心として図6中Z3方向に上
昇する。
【0041】レバー4の自由端4bは、平衡状態に対し
所定量変位(上昇)し、この変位量が位置検出センサで
検出される。制御部は、レバー4が再度平衡状態に復帰
するよう平衡手段6の電磁コイルを通電制御する。この
際、電磁コイルのコイル6bに対する電流方向、及び供
給する電流量を制御し、位置検出センサによりレバー4
が再度平衡状態となったことを検出した際における電磁
コイル6bへの電流値を得て、この電流値に基づき被計
量物の質量を演算出力する。
【0042】上記のようにレバー4を複数段の可動部3
2a,32b,32cとして、複数(二箇所)の支点
A,B設けることにより、可動部32a側に加わる被計
量物の質量(荷重負荷)を、自由端4b(可動部32
c)側へ減衰して伝達でき、同時に可動部32a側の移
動量に対して自由端4b(可動部32c)側の変位量を
増大させて得ることができる。これにより、計量精度の
向上が図れる。また、レバー4の長さL2方向を短距離
化しつつ所定の減衰量を有する構成にでき小型軽量化が
図れる。さらに、レバー4を小型、軽量化したことによ
り、荷重に対する移動の反応をより敏感にでき、計量精
度の向上が図れる。なお、レバー4の自由端4b側から
力を加えれば、増大させて可動部32側(ロバーバル機
構2の可動部14)側に伝達できる為、自由端4b側で
の小さな力でレバー4を制動できるようになる。
【0043】したがって、このように構成された電子天
秤1では、レバー4の自由端側に対し、レバー4の長さ
L2方向に調整杆44の締緩操作で移動する錘部材42
を設けた。これにより、錘部材42を微少に移動でき、
レバー4の平衡バランスの調整を微調整することが可能
となる。
【0044】また、錘部材42に対し、錘部材42の移
動方向と同方向に締緩操作で移動する固定杆46を設
け、この固定杆46の先端がレバー4の自由端側に当接
して錘部材42の移動の規制を行っている。これによ
り、錘部材42を微少に移動した位置での錘部材42の
固定が可能となる。
【0045】また、上記バランス調整機構40による調
整操作は、調整杆44および固定杆46の締緩操作で行
えるため、容易にバランス調整することが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明による電子天
秤は、レバーの平衡状態のバランスを保つバランス調整
機構として、レバーの自由端側に螺着される調整杆によ
り、錘部材をレバーの長さ方向に沿って進退移動可能に
し、この錘部材に貫通螺着された固定杆の移動した先端
をレバー側に当接させて錘部材の移動を規制する。これ
により、錘部材を微少に移動でき、レバーの平衡バラン
スの調整を微調整することができる。また、固定杆の先
端がレバーの自由端側に当接して錘部材の移動の規制を
行っているため、錘部材を微少に移動した位置での錘部
材の固定がでるきる。また、調整杆および固定杆の締緩
操作で行えるため、容易にバランス調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子天秤の概要構成を示す斜視図。
【図2】ロバーバル機構を示す正面図。
【図3】同ロバーバル機構を示す側面図。
【図4】レバーを示す正面図。
【図5】レバーを示す側面図。
【図6】電子天秤の組み立て状態を示す一部裁断正面
図。
【図7】バランス調整機構を示す斜視図。
【図8】従来の電子天秤の一例を示す正面断面図。
【図9】(a)(b)従来のバランス調整の構造を示す
概略図。
【符号の説明】
1…電子天秤、2…ロバーバル機構、4…レバー、4a
…基端、4b…自由端、12…固定部、14…移動部、
18…ロバーバル部、20…バネ部、40…バランス調
整機構、42…錘部材、44…調整杆、46…固定杆、
A,B…支点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 昭夫 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部(12)と可動部(14)との間
    にバネ部(20)を介した一対のロバーバル部(18)
    を設けてなり、被計量物の荷重を受けた前記可動部を水
    平状態のまま移動させるロバーバル機構(2)と、 前記可動部(14)に基端(4a)が連結されて支点
    (A,B)を介して保持された自由端(4b)をなし、
    前記可動部の移動に連動して自由端が所定量変位するレ
    バー(4)と、 該レバーの自由端側に取り付けられて、前記レバーの平
    衡状態のバランスを保つバランス調整機構(40)とを
    備えた電子天秤であって、 前記バランス調整機構が、 錘部材(42)と、 該錘部材に一体に延設され、前記レバーの長さ方向に沿
    って進退移動可能にして前記レバーの自由端側に螺着さ
    れる調整杆(44)と、 前記調整杆の軸線と平行な軸線方向に移動可能にして前
    記錘部材に貫通螺着され、移動した先端が前記レバー側
    に当接して前記調整杆による移動を規制する固定杆(4
    6)と、 からなることを特徴とする電子天秤。
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