JP2002294614A - 床材または舗装材及びその成形方法 - Google Patents

床材または舗装材及びその成形方法

Info

Publication number
JP2002294614A
JP2002294614A JP2001095581A JP2001095581A JP2002294614A JP 2002294614 A JP2002294614 A JP 2002294614A JP 2001095581 A JP2001095581 A JP 2001095581A JP 2001095581 A JP2001095581 A JP 2001095581A JP 2002294614 A JP2002294614 A JP 2002294614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermosetting resin
molded product
crushed
resin
pavement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001095581A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Mahira
耕一 間平
Tetsuo Ito
哲夫 伊藤
Masaichi Kaneko
正市 金子
Shigeru Oda
滋 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2001095581A priority Critical patent/JP2002294614A/ja
Publication of JP2002294614A publication Critical patent/JP2002294614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、廃棄FRP成形物の焼却処分によ
って発生する公害や埋め立て処分による土地確保等の問
題を解決するとともに、廃棄FRP成形物をはじめとす
る廃棄熱硬化性プラスチックの再生、有効利用すること
にある。 【解決手段】 熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬
化性樹脂(B)とを(A):(B)=50〜95:50〜5(重
量比)で混ぜ合わせ、プレス成形法で、ブロック状また
はプレート状に成形してなることを特徴とする床材また
は舗装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄された熱硬化
性樹脂FRP成形物の再生、有効利用を可能とした熱硬
化性樹脂破砕物(A)と熱硬化性樹脂(B)とを混ぜ合わせプ
レス成形したブロック状またはプレート状の舗装材また
は床材及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物としてのプラスチック類は、収集
され、単一にて、ある程度再生・再利用されていたが、
ほとんどのプラスチック類は焼却、または埋め立て等に
よる最終廃棄処分がなされている。また、廃棄物である
プラスチック類は焼却時に黒煙や有毒ガスまたはダイオ
キシンが発生し、社会問題となっている。また、焼却時
の燃焼温度が高温のため、焼却炉の寿命を縮めたりす
る。特にFRPと呼ばれるガラス繊維強化プラスチック
成形物(FRP成形物と略する)は、焼却後にガラス繊
維が残るため、主に破砕だけなされ、埋め立て処分が妥
当とされている。それにともなって、廃棄物の埋め立て
地の確保も問題となってきている。また、従来、廃棄F
RPのリサイクル方法として、微粉砕してフィラーとし
て回収する方法やケミカルリサイクルでモノマー、ガラ
ス繊維等に分別回収する方法もあるが、いずれもコスト
が高く実用的ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、廃棄FRP
成形物の焼却処分によって発生する公害や埋め立て処分
による土地確保等の問題を解決するとともに、廃棄FR
P成形物をはじめとする廃棄熱硬化性プラスチックの再
生、有効利用をすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、廃棄FRPの破砕物と熱硬化性樹脂との混合物
をプレス成形することで床材、舗装材ブロックとして有
効利用できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】即ち、本発明は、熱硬化性樹脂成形物の破
砕物、特にガラス繊維等と複合化されて分別回収の困難
な熱硬化性樹脂繊維強化成形物の単純破砕物(A)と熱硬
化性樹脂(B)とを混合し、ブロック状またはプレート状
に成形してなることを特徴とする床材もしくは舗装材、
更には、その上層として有機弾性粒状物を固結剤で固結
してなる層を設けてなる床材もしくは舗装材、更には、
ブロック状若しくはプレート状を型取った金型表面温度
を常温〜200℃とした金型に、熱硬化性樹脂成形物の破
砕物(A)と熱硬化性樹脂(B)とを混合し、この分散混合物
を投入し、プレス成形することを特徴とする舗装材の成
形方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で使用する破砕物(A)の熱
硬化性樹脂成形物とは、廃棄物としての例えば、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の成
形物であり、好ましくは熱硬化性樹脂繊維強化成形物で
ある。ここでいう熱硬化性樹脂繊維強化成形物とは、好
ましくは、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエ
ステル樹脂、アクリル樹脂等のラジカル硬化性不飽和樹
脂にガラス繊維強化材を混合、含有させ硬化した成形物
(以下FRP成形物)である。特に好ましくは不飽和ポ
リエステル樹脂ガラス繊維強化成形物である。この廃棄
物とは、回収物だけでなく、成形時の失敗廃棄物をも含
むものである。
【0007】その破砕方法はいかなる方法でもかまわな
いが、通常使用されている破砕機で、破砕できるより安
価な粉砕片を用いる方法が好ましい。その際、ガラス繊
維等の複合物を分別する必要はない。該破砕物の粒径
は、0.05〜15mmで、厚みは、0.05〜15mmで
ある。平均径は、2〜9mmで、好ましくは4〜7mmであ
る。そしてその粒度分布域は最小0.05〜最大15mm
の範囲内でどのような分布をしていても構わない。最小
側(0.05〜1mm)が全体の20%以上であれば、目
の細かい外観となり、20%未満であってもやや目の粗
い外観となるが、舗装材としては何ら問題はない。破砕
の方法としては、たとえば目開き12〜15mmのスクリ
ーンを備えた破砕機を用いるとよい。12mm未満のスク
リーンを用いることは、破砕の効率が悪く好ましくな
い。
【0008】該(A)の成形物とは、好ましくは繊維強化
材と熱硬化性樹脂との混合物を、プレス成形した熱硬化
性樹脂繊維強化成形物(である。さらに、好ましくはラ
ジカル硬化性不飽和樹脂ガラス繊維強化成形物、特に好
ましくは、ガラス繊維強化材とビニルエステル樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂等のラジカル硬化性不飽和樹脂と
の成形物である。
【0009】熱硬化性樹脂成形物とは、例えばプリント
基板(エポキシ樹脂)、電気・電子機器部品(フェノー
ル樹脂)化粧板(メラミン樹脂)、FRP(不飽和ポリ
エステル樹脂、ビニルエステル樹脂)成形物である。
【0010】前記のFRP成形物とは、例えば浴槽、浴
室パネル、防水パン、洗面化粧台、洗面ボール、台所カ
ウンター、浄化槽等の住宅用部材、パイプ、水槽、等の
工業用部材、各種電気部品等、船舶、小型ボート、自動
車部材、ヘルメット、マネキン、椅子等が挙げられる。
【0011】FRP成形物中の繊維強化材とは、無機繊
維で、例えば、ガラス繊維、金属繊維、セラミック繊維
等で、その平均繊維長は、好ましくは10mm以下のもの
で、より好ましくは0.1mm〜5mmの範囲のものであ
る。特に好ましいのはガラス繊維である。また、繊維の
形態は、平織り、朱子織り、不織布、マット、ガラスロ
ービング等何れでも良い。
【0012】熱硬化性樹脂(B)とは、例えば、不飽和ポ
リエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂等の液状物であり、好ましくは不飽和ポリエス
テル樹脂である。不飽和ポリエステル樹脂とは、不飽和
ポリエステルのスチレンモノマー溶解液である。これに
ラジカル硬化剤、硬化促進剤を添加し常温〜加熱硬化す
る。
【0013】熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬化
性樹脂(B)とは、(A):(B)=50〜95:50〜5(重
量比)で混ぜ合わせるが、より好ましくは(A):(B)=8
0〜90:20〜10(重量比)で混合する。混合する
とは、好ましくは、ニイダー、ミキサー等の混合装置で
機械的に混合することである。
【0014】該破砕物(A)と熱硬化性樹脂(B)とを混ぜ合
わせる時には、廃棄物である熱可塑性樹脂成形物(C)の
破砕物を添加しても構わない。この熱可塑性樹脂とは、
好ましくはオレフィン系樹脂であり、例えば、ポリエチ
レン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂であり、ポリスチレ
ン系樹脂なども含まれる。廃棄熱可塑性樹脂成形物であ
る熱可塑性プラスチック類は、一般廃棄物プラスチック
または産業廃棄物プラスチックの種類を問わない。その
割合としては、好ましくは(A):(B):(C)=30〜9
5:50〜5:1〜20、より好ましくは(A):(B):
(C)=75〜90:20〜10:5〜10(重量比)で
混合することである。
【0015】ブロック状若しくはプレート状とは、好ま
しくは縦100mm〜1000mm、横100mm〜1000
mm、高さ5mm〜80mmのものである。
【0016】本発明の舗装材とは、主に屋外で使用さ
れ、歩道、遊歩道、駐車場、住宅周り外溝、公園入り
口、バルコニータイル等が挙げられる。
【0017】廃棄プラスチックとは、一般廃棄物プラス
チックまたは産業廃棄物プラスチックに区分されるの
で、複数種類を混合構成されるものである。
【0018】本発明の床材又は舗装材の成形方法とは、
ブロック形状若しくはプレート形状を型取った金型表面
温度を常温〜200℃、好ましくは100〜200℃に加
熱し、廃棄熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬化性
樹脂(B)とを混ぜ合わせ、この分散混合物を該金型へ注
入し、プレス成形することにより得られるものである。
【0019】本発明の床材または舗装材は、更に着色さ
れても良い。その方法としては、加顔料等着色剤を加え
る方法がある。この顔料は、顔料の製造工程もしくは顔
料を使った他の製品の製造工程から排出されるロスや廃
材を用いても構わない。できあがった床材、舗装材に塗
装したり、フィルムを貼り付ける方法等いずれでも良
い。
【0020】本発明の舗装材または床材は、できあがっ
た床材、舗装材にゴム板、木材、コンクリート板、モル
タル板、金属板等を積層しても良い。積層させる方法と
しては、装飾や機能性向上のために表面でも良いし、施
工性を上げるために裏面でも構わない。
【0021】本発明の舗装材または床材は、他の材料を
上層とする一体成形方法で積層品として得ることもでき
る。その方法としては、有機弾性粒状物と固結剤として
の熱硬化性樹脂とを混合して、予め型内に投入してある
該(A)と(B)の混合物の上に投入積層して加熱加圧一体成
形する方法である。
【0022】有機弾性粒状物を固結剤で固結してなる上
層とは、具体的には、ゴム状粒状物、木質状粒状物等の
有機弾性粒状物をポリウレタン系樹脂、不飽和系樹脂、
アクリル系樹脂等の固結剤(熱硬化性樹脂の接着剤)で
固結成型されることにより得られるものである。この上
層の熱硬化性樹脂は、下層と同じか、硬化条件の近い樹
脂を選択するのが好ましい。好ましくは硬化条件から、
湿気硬化型ウレタン樹脂が適している。
【0023】使用するゴム状粒状物とは、例えば、天然
ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、
エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチ
レン、ウレタンゴム、アクリルゴム、多硫化ゴム等であ
り、これらから製造されたタイヤ、チューブなどのゴム
製品の粉砕物である。この粒状物の粒径は、好ましくは
0.001〜20mmの範囲のものであれば単独または
および混合して使用することができる。
【0024】木質粒状物とは、木質チップ及び/又はこ
のチップをさらに細長く破砕した繊維状物を指称する。
また、破砕する天然木材の種類を限定するものではない
が、例えば、杉、松、ナラ、ブナ、檜、楓等多くの種類
のものが使用できる。これらの天然木の樹皮や芯材を破
砕して使用するが、好ましくは間伐材、製材工程の副産
物等として得られる天然木材の木質チップ及び/又はこ
のチップをさらに細長く破砕した繊維状物とからなる。
【0025】使用する木質チップ(以下「ウッドチッ
プ」とも称する)とは、縦と横の長さがそれぞれ50mm以
下、厚さが5mm以下で、好ましくは縦と横の長さがそれ
ぞれ30〜5mm、厚さは5〜1mmのものである。このチップ
をさらに細長く破砕した繊維状物(以下「ウット゛ファイハ゛ー」
とも称する)は、縦の長さが50mm以下、横の長さが15mm
以下、厚さは5mm以下のもので、好ましくは縦の長さが3
0〜5mm、横の長さは10〜1mm、厚さは5〜1mmのものであ
る。又、ウッドチップおよびウッドファイバー(以下
「木質チップ」と総称する)の含水比は、好ましくは50
〜200重量%のものを使用する。
【0026】上層は、粒状物の形状を崩すことなく空隙
を有する状態で、方形状、板状などの如き粒状の粒子同
士が集合固結したものである。その大きさは、縦10cm〜
100cm×横10cm〜100cm×5mm〜10cm程度のものに成形し
たものである。乾燥した粒状物に表面処理剤を処理して
もよいし、粒状物が湿気を含むものでも良い。表面処理
剤は、本発明の効果を損なわない範囲で可塑剤、プロセ
スオイル、安定剤、紫外線吸収剤等他の添加剤を併用で
きる。
【0027】固結剤として代表的なポリウレタン樹脂を
説明すれば、常温液状で、有機イソシアネート化合物、
例えば、2,4−トリレンジイソシアネ−ト(TDIと
略す)、65/35−TDI、80/20−TDI、
4,4´ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(MDIと
略す)、ジアニシジンジイソシアネ−ト、トリデンジイ
ソシアネ−ト、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネ
ート、1,5ーナフタレンジイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネート、水添化MDI、
水添化TDIなどの如き芳香族ジイソシアネート類、脂
環族ジイソシアネート類の中より選ばれた有機ポリイソ
シアネート化合物、もしくは、これらの単独あるいはこ
れらの混合物にポリオールを、好ましくはNCO/OH
当量比1.5以上、より好ましくは1.5〜20の比率で反応さ
せたNCO基含有プレポリマーの単独あるいは混合物よ
りなる一液形のもの、または該イソシアネート化合物と
反応する活性水素化合物とを混合してなる二液形のもの
である。
【0028】2層からなる床材又は舗装材の成形方法
は、ブロック形状若しくはプレート形状を型取った金型
表面温度を常温〜200℃、好ましくは100〜200℃
に加熱し、廃棄熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬
化性樹脂(B)とを、(A):(B)=50〜95:50〜5
(重量比)で混ぜ合わせ、この混合物を該金型へ、好ま
しくは金型容積の約1/3〜2/3程度投入し下層と
し、その上に、有機弾性粒状物と固結剤とを好ましくは
50〜95:50〜5(重量比)の混合比でニーダー等
混合装置で混合した混合物を、上層として投入して、プ
レス成形することにより得られるものである。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。文中の
「部」、「%」は、断りのない限り重量基準である。
【0030】(実施例1)不飽和ポリエステル樹脂製ヘ
ルメット成形品の破砕物(平均直径4.5mm)850重
量部と不飽和ポリエステル樹脂、150重量部を混合
し、ミキサーで混合した。縦:100mm×横:200mm
×高さ:60mmのブロック状金型にこの混合物を投入
し、プレス成形機で130℃で加熱し、ブロック状の舗
装材または床材を得た。
【0031】この舗装材または床材は、曲げ強度 4M
Pa、比重 1.00,酸素指数20.5の物性の成形
物であった。このことから、強度、軽量性に優れるもの
であった。
【0032】(実施例2)不飽和ポリエステル樹脂製浴
槽成形品の破砕物(平均直径5.0mm)880重量部と
不飽和ポリエステル樹脂(固形分60%)、120重量
部を混合し、さらに、ミキサーで混合した。縦:100
mm×横:200mm×高さ:60mmのブロック状金型中
に、この混合物を容積にして約1/2投入し、さらに、
タイヤの破砕物ゴムチップ(平均直径2.5mm)900
重量部と湿気硬化型ウレタン樹脂 100重量部とをミ
キサーで混合した混合物を、この金型のFRP破砕物の
上に継ぎ足し投入した。その後、プレス成形機で140
℃で加熱し、ブロック状の舗装材または床材を得た。
【0033】この舗装材または床材は、曲げ強度4.5
MPa、比重1.00,上面の酸素指数20.0,上面
の硬度が日本ゴム協会規格C型硬度57の物性の成形物
であった。このことから、強度、軽量性、クッション性
に優れるものであった。
【0034】(実施例3)不飽和ポリエステル樹脂製防
水パン成形品の破砕物(平均直径5.5mm)900重量
部と不飽和ポリエステル樹脂 100重量部を混合し、
さらにミキサーで混合した。縦100mm×横200mm×
高さ60mmのブロック状金型中にこの混合物を容積にし
て約1/2投入し、次に木材の破砕物(平均直径2mm)
850重量部と不飽和ポリエステル樹脂 150重量部
とを混合し、さらにミキサーで混合した混合物を、この
金型のFRP破砕物の上に継ぎ足し投入した。その後、
プレス成形機で135℃で加熱し、ブロック状の舗装材
または床材を得た。
【0035】この舗装材または床材は、曲げ強度6.0
MPa、比重1.10,の物性の成形物であった。この
ことから、強度、軽量性優れるものであった。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、埋め立て処分が主体で
あった熱硬化性樹脂廃棄物を、比較的安価な破砕法で粉
砕し、熱硬化性樹脂で固めることによって舗装材または
床材に転用することができる。同時に熱可塑プラスチッ
ク廃材との混合も可能で舗装材またはとして、再生・再
利用できる。得られる舗装材または床材は、強度、軽量
性に優れるものである。更に表層にゴム粒状物、木質粒
状物等有機弾性粒状物を用い二層にしたものは、クッシ
ョン性が高く、歩行感覚に優れるものであった。
【0037】舗装材として再利用することで、廃棄熱硬
化性成形物、廃棄プラスチック類を焼却処分によって発
生する公害や、埋め立て処分による土地確保等の問題点
を解決することができる。かつこれらの舗装材または床
材は、使用後において適度な大きさに破砕すれば、セメ
ント原燃材としてそのまま焼却有効利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CFE C08J 5/00 CFE 4J002 C08L 101/00 ZAB C08L 101/00 ZAB //(C08L 101/00 67:06) C08L 67:06 B29K 67:00 B29K 67:00 101:10 101:10 105:26 105:26 B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 (72)発明者 小田 滋 東京都大田区久が原4−32−13 Fターム(参考) 2D051 AA05 AB03 AD07 AE04 AE05 AF03 AF11 AG03 AG06 AG11 AG13 AG14 AG15 AG16 AG17 AG18 AG20 AH02 AH03 DB02 4F071 AA03 AA49 AH03 BA01 BB03 BC03 4F100 AK01A AK01B AK44A AK51 AL05A AL05B AL09B AN00B AP00B BA02 DE01B DE05A DG01A DH02A GB07 JB13A JB13B JL16 4F202 AA36 AA41 AA50 AB23 AR06 CA09 CB01 CN01 CN12 4F204 AA36 AA41 AA45 AA50 AB11 AB23 AB25 AC01 AG01 AG02 AH43 AH47 AH48 AR06 FA01 FB01 FB22 FN15 FQ15 4J002 BG041 CC031 CC101 CC181 CD001 CD201 CF211 CF212 GL00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬
    化性樹脂(B)とを(A):(B)=50〜95:50〜5(重
    量比)で混ぜ合わせ、プレス成形法で、ブロック状また
    はプレート状に成形してなることを特徴とする床材また
    は舗装材。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)が、熱
    硬化性樹脂の繊維強化成形物の破砕物であることを特徴
    とする請求項1記載の床材または舗装材。
  3. 【請求項3】 熱硬化性樹脂繊維強化成形物が、ラジカ
    ル硬化性不飽和樹脂ガラス繊維強化成形物であることを
    特徴とする請求項2記載の床材または舗装材。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂(B)が、不飽和ポリエステ
    ル樹脂であることを特徴とする請求項1記載の床材また
    は舗装材。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬
    化性樹脂(B)とを混合し、ブロック形状若しくはプレー
    ト形状をかた取った表面温度を常温から200℃とした金
    型に、分散混合物を金型へ投入し、プレス成形すること
    を特徴とする床材または舗装材の成形方法。
  6. 【請求項6】 熱硬化性樹脂成形物の破砕物(A)と熱硬
    化性樹脂(B)とを(A):(B)=50〜95:50〜5(重
    量比)で混ぜ合わせ、ブロック状またはプレート状に成
    形してなる成形物を下層とし、その上に有機弾性粒状物
    を固結剤で固結してなる上層を設けることを特徴とする
    床材または舗装材。
JP2001095581A 2001-03-29 2001-03-29 床材または舗装材及びその成形方法 Pending JP2002294614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095581A JP2002294614A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 床材または舗装材及びその成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095581A JP2002294614A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 床材または舗装材及びその成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002294614A true JP2002294614A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18949606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001095581A Pending JP2002294614A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 床材または舗装材及びその成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002294614A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020416A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 建築用成形体
JP2021091824A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社エイ・ティ・エル 樹脂ブロック、樹脂ブロック製造装置、樹脂ブロック製造方法、および樹脂成形物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020416A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 建築用成形体
JP2021091824A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社エイ・ティ・エル 樹脂ブロック、樹脂ブロック製造装置、樹脂ブロック製造方法、および樹脂成形物
JP7037824B2 (ja) 2019-12-12 2022-03-17 株式会社エイ・ティ・エル 樹脂ブロック、樹脂ブロック製造装置、樹脂ブロック製造方法、および樹脂成形物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6702514B2 (en) Paving material for footways and method of producing the same
EP2291442A1 (en) Composite material roofing structure
US8361358B2 (en) Method of recycling fiberglass reinforced plastics
KR100664567B1 (ko) 폐기물을 이용한 재활용 소성 점토벽돌의 제조방법 및 이에의한 재활용 소성 점토벽돌
RU2297327C2 (ru) Прессованный материал, содержащий полиуретановый эластомер и каучук, способ его получения
JP3722093B2 (ja) 歩行路用舗装材及びその製造方法
JP2002294614A (ja) 床材または舗装材及びその成形方法
JP2002322602A (ja) 舗装材又は床材及びその製造方法
JP2003213614A (ja) 縁石用ブロック及びその成形方法
KR100718949B1 (ko) 폐 유리섬유 강화 플라스틱을 이용한 경량보드의 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 경량보드
US7147707B2 (en) Composite for building material, and method of manufacturing building material using the same
KR100758467B1 (ko) 폐전선피복물과 폐합성수지를 이용한 목재대용제품의제조방법
CN1050392A (zh) 废旧橡胶、废旧塑料、木粉组合物及其制造方法
JP2005131931A (ja) 繊維強化プラスチックリサイクル複合成形品及びその製造方法
JP2003027732A (ja) 床材及びその成形方法
JP3778350B2 (ja) 植栽用構造体
KR19980063390A (ko) 폐 frp를 이용한 복합재 제조방법
KR20040100193A (ko) 폐플라스틱을 이용한 다중 탄성보도블록의 제조방법
KR20010008243A (ko) 폐폴리우레탄폼을 이용한 재생방법 및 그 재생품
JP2003064858A (ja) 構造物及びその成形方法
JP2006249812A (ja) 歩行路用舗装材
JP2005305876A (ja) Frpリサイクル成形品の製法
GB2294926A (en) Structural material from waste
KR20010046210A (ko) 폐 섬유 강화 플라스틱의 재활용 방법
JP2002302914A (ja) パネル

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050810