JP2002289708A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2002289708A JP2001093034A JP2001093034A JP2002289708A JP 2002289708 A JP2002289708 A JP 2002289708A JP 2001093034 A JP2001093034 A JP 2001093034A JP 2001093034 A JP2001093034 A JP 2001093034A JP 2002289708 A JP2002289708 A JP 2002289708A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信頼性に関する特性を改善し、あるいは信頼性
を維持しながら低電圧化,高速化を図る。 【解決手段】半導体SUB上に積層された複数の誘電体
膜SIN,SIOと、複数の誘電体膜上の制御電極GE
とを有している。この複数の誘電体膜が、窒化膜SIN
と、当該窒化膜上の酸化膜SIOとを含み、窒化膜と酸
化膜とからなる積層膜内の膜厚方向における電荷トラッ
プ分布が、当該窒化膜と酸化膜との間に形成された構造
遷移層を中心とした領域に局在している。窒化膜SIN
を水素フリーの膜で形成すると、構造遷移層付近の界面
トラップが今まで以上に電荷蓄積に寄与するようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体と制御電極
間に積層された複数の誘電体膜内に電荷トラップを含む
不揮発性半導体記憶装置、および、その製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体メモリは、大容量で小型
の情報記録媒体として期待されているが、近年、情報ネ
ットワークの広帯域化とともにネットワークの伝送速度
(たとえば搬送波周波数:100MHz)と同等の書き
込み速度が要求されるようになってきている。このた
め、不揮発性半導体メモリに対し、スケーリング性が良
好で従来の100μs/セルの書き込み速度より1桁ま
たはそれ以上の書き込み速度の向上が要求されている。
【0003】不揮発性半導体メモリは、電荷を保持する
電荷蓄積手段が単一の導電層からなるFG(Floating Ga
te) 型のほかに、電荷トラップを多く含む窒化珪素など
からなる電荷蓄積膜に電荷を保持させる、たとえばMO
NOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Silicon) 型などが
ある。
【0004】MONOS型不揮発性半導体メモリでは、
電荷保持を主体的に担っている窒化膜〔Six Ny (0
<x<1、0<y<1)〕膜中またはトップ酸化膜と窒
化膜との界面のキャリアトラップが空間的に、すなわち
窒化膜の面方向および膜厚方向に離散化して拡がってい
る。このため、電荷保持特性が、蓄積電荷に対する電位
障壁として機能するボトム酸化膜の厚さのほかに、Si
x Ny 膜中の電荷トラップに捕獲される電荷のエネルギ
ー的および空間的な分布に依存する。
【0005】ボトム酸化膜に局所的にリーク電流パスが
発生した場合、FG型では多くの電荷がリークパスを通
ってリークして電荷保持特性が低下しやすい。これに対
し、MONOS型では、電荷蓄積手段(電荷トラップ)
が空間的に離散化されているため、リークパス周囲の電
荷がリークパスを通って局所的にリークするに過ぎず、
記憶素子全体の電荷保持特性が低下しにくい。このた
め、MONOS型においては、ボトム酸化膜の薄膜化に
よる電荷保持特性の低下はFG型ほど深刻な不利益を及
ぼさない。したがって、ゲート長が極めて短い微細メモ
リトランジスタにおけるボトム酸化膜のスケーリング性
は、MONOS型の方がFG型より優れている。
【0006】また、平面的に離散化された電荷トラップ
の分布領域に対し電荷が局所的に注入された場合、その
電荷はFG型のように平面内および膜厚方向に拡散する
ことなく保持される。このため、MONOS型では、ソ
ース側とドレイン側にそれぞれ局所的に、かつ独立に電
荷を注入し保持させることにより、2ビット/セルの記
憶が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】MONOS型不揮発性
メモリで微細メモリセルを実現するにはディスターブ特
性の改善が重要であり、そのためにはボトム酸化膜を通
常の膜厚(1.6nm〜2.0nm)より厚く設定する
必要が生じている。ボトム酸化膜を比較的厚膜化した場
合、書き込み速度は0.1〜10ms程度で未だ十分で
ない。また、ホールの直接トンネル注入を用いた消去で
は、その消去速度が10〜100ms程度である。つま
り、従来のMONOS型等の不揮発性メモリでは、信頼
性(たとえば、データ保持特性、リードディスターブ特
性あるいはデータ書換え特性など)を十分に満足させた
場合、書き込み速度は100μsが限界である。また、
消去速度は10msが限界である。
【0008】書き込み速度だけを考えると高速化も可能
であるが、今度は信頼性および低電圧化が十分にできな
い。たとえば、チャネルホットエレクトロン(CHE)
をソース側から注入するソースサイド注入型MONOS
トランジスタが報告されたが(IEEE Electron Device L
etter 19, 1998, pp153 )、このソースサイド注入型M
ONOSトランジスタでは、動作電圧が書き込み時12
V、消去時14Vと高いうえ、リードディスターブ特性
およびデータ書換え特性などの信頼性が十分でない。
【0009】本発明は、半導体と制御電極との間にある
複数の誘電体膜全体が二酸化珪素膜換算値で従来より薄
膜化ができ、これにより信頼性を維持しながら低電圧化
および高速動作が可能な不揮発性半導体記憶装置と、そ
の製造方法とを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る不揮発性半導体記憶装置は、半導体上に積層された複
数の誘電体膜と、複数の誘電体膜上の制御電極とを有し
た不揮発性半導体記憶装置であって、上記複数の誘電体
膜が、窒化膜と、当該窒化膜上の酸化膜とを含み、上記
窒化膜と上記酸化膜とからなる積層膜内の膜厚方向にお
ける電荷トラップ分布が、当該窒化膜と酸化膜との間に
形成された構造遷移層を中心とした領域に局在してい
る。上記窒化膜が、上記複数の誘電体膜の最下層で上記
半導体上に接触して形成されている。あるいは、上記窒
化膜と上記半導体との間に、窒素原子を含むが、当該窒
素原子の組成比が上記窒化膜より低いバッファ層を有し
ている。
【0011】本発明の第2の観点に係る不揮発性半導体
記憶装置は、半導体上に積層された複数の誘電体膜と、
複数の誘電体膜上の制御電極とを有した不揮発性半導体
記憶装置であって、上記複数の誘電体膜が、第1の窒化
膜と、当該第1の窒化膜上の第2の窒化膜と、当該第2
の窒化膜上の酸化膜とを含み、上記第1,第2の窒化膜
と上記酸化膜とからなる積層膜内の電荷トラップが、上
記第2の窒化膜と上記酸化膜との間に形成された構造遷
移層内に局在し、かつ上記第2の窒化膜内に分布してい
る。
【0012】この第1および第2の観点に係る不揮発性
半導体記憶装置では、半導体またはバッファ層に接触す
る窒化膜の最下層部分(または第1の窒化膜)に電荷ト
ラップが分布していない。あるいは、分布していても、
その密度が極めて低い。したがって、窒化膜の最下層部
分(または第1の窒化膜)が、従来のボトム酸化膜と同
じように、蓄積電荷に対する電位障壁として機能する。
この窒化膜は、従来のMONOS型不揮発性半導体記憶
装置の窒化膜と比較すると、その電荷トラップの分布中
心が上方、すなわち半導体より遠い側に移動している。
本発明における窒化膜と半導体との間に何らかの膜が必
要な場合でも、応力を緩和したり窒化膜形成時のインキ
ュベーション時間を短縮するための薄いバファ層で十分
である。以上より、本発明の不揮発性半導体記憶装置に
おける半導体と制御電極との間の複数の誘電体膜は、従
来のMONOS型不揮発性半導体記憶装置におけるON
O膜より、二酸化珪素換算で薄い。
【0013】また、分布密度が極めて低い窒化膜の下層
部分(あるいは第1の窒化膜)のバルクトラップは、メ
モリ機能を担う電荷蓄積手段として殆ど寄与しない。こ
のため、窒化膜と酸化膜との間の構造遷移層を中心に形
成された界面トラップが電荷蓄積手段として寄与する割
合が高まる。界面トラップは、半導体からの距離が遠い
うえ、トラップレベルがバルクトラップより深く、捕獲
された電荷は抜けにくくなる。
【0014】本発明の第3の観点に係る不揮発性半導体
記憶装置の製造方法は、半導体上に積層された複数の誘
電体膜と、複数の誘電体膜上の制御電極とを有し、上記
複数の誘電体膜が、半導体上に形成された窒化膜と、窒
化膜上に形成された酸化膜とを含む不揮発性半導体記憶
装置の製造方法であって、上記窒化膜の形成工程では、
その少なくとも最下層を、窒素原子または窒素ラジカル
を上記半導体表面に吹きつけながら上記半導体表面を熱
窒化して形成する。上記窒化膜表面を熱酸化して上記酸
化膜を形成する工程を含み、上記酸化膜の形成時に、電
荷トラップを、当該酸化膜と窒化膜との界面における構
造遷移層を中心に局在させて形成する。あるいは、上記
窒化膜の最下層上に、電荷トラップを含む窒化層を形成
し、上記電荷トラップを含む窒化層上に上記酸化膜を形
成する。
【0015】本発明の第4の観点に係る不揮発性半導体
記憶装置の製造方法は、半導体上に積層された複数の誘
電体膜と、複数の誘電体膜上の制御電極とを有し、上記
複数の誘電体膜が、バッファ層と、バッファ層上の窒化
膜と、窒化膜上の酸化膜とを含む不揮発性半導体記憶装
置の製造方法であって、上記複数の誘電体膜の積層工程
が以下の諸工程、すなわち、上記バッファ層を半導体上
に形成し、上記窒化膜を上記バッファ層上に形成し、上
記酸化膜を上記窒化膜上に形成する各工程を含み、上記
窒化膜の形成工程において、その少なくとも最下層を、
水素を含まない珪素含有ガスと窒素原子または窒素ラジ
カルとを用いた化学的気相堆積により形成する。上記窒
化膜表面を熱酸化して上記酸化膜を形成し、当該酸化膜
の形成時に、電荷トラップを、当該酸化膜と窒化膜との
界面における構造遷移層を中心に局在させて形成する。
あるいは、上記窒化膜の最下層上に、電荷トラップを含
む窒化層を形成し、上記電荷トラップを含む窒化層上に
上記酸化膜を形成する。
【0016】一般に、シリコン窒化膜中の水素は、珪素
と水素との結合基(Si−Hボンド)となって、これが
高温で置換されるとSiダングリングボンドが生成され
る。したがって、シリコン窒化膜中の水素濃度が高くな
ると、シリコン窒化膜中の電荷トラップ密度が上昇す
る。本発明の第3および第4の観点に係る不揮発性半導
体記憶装置の製造方法では、水素を含むガスを用いない
で窒化膜、または、その最下層を形成する。したがっ
て、すくなくとも半導体に近い窒化膜の下層側に水素が
取り込まれることがなく、その部分の電荷トラップ密度
が極めて低くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、記
憶素子としてチャネル導電型がn型のメモリトランジス
タを有する場合を例に図面を参照しながら説明する。な
お、p型のMONOSメモリトランジスタは、以下の説
明で不純物導電型を逆にすることで実現される。
【0018】第1実施形態 図1は、第1実施形態に係るメモリトランジスタの断面
図である。図1において、p型シリコンウエハなどの半
導体基板またはp型ウエル(以下、基板SUBという)
内の表面側に、n型不純物が導入されソースまたはドレ
インとなる不純物領域(以下、ソース・ドレイン領域と
いう)S/Dが所定間隔をおいて配置されている。隣り
合うソース・ドレイン領域S/D間でゲート電極GEが
交差する基板部分が、当該メモリトランジスタのチャネ
ル形成領域となる。
【0019】チャネル形成領域上には、ゲート誘電体膜
GDを介してメモリトランジスタのゲート電極GEが積
層されている。ゲート電極GEは、一般に、p型または
n型の不純物が高濃度に導入されて導電化されたドープ
ド多結晶珪素あるいはドープド非晶質珪素、または、ド
ープド多結晶珪素あるいはドープド非晶質珪素と高融点
金属シリサイドとの積層膜からなる。
【0020】ゲート誘電体膜GDは、下層から順に、窒
化膜SIN,酸化膜SIOの2層の誘電体膜から構成さ
れている。
【0021】窒化膜SINは、水素が導入されない熱窒
化法により基板SUBを直接窒化して形成した窒化珪素
膜(以下、直接窒化による水素フリー窒化珪素膜)から
なる。この水素が導入されない熱窒化法の詳細は、後述
する。この水素フリー窒化珪素膜SINはファウラーノ
ルドハイム(FN)型の電気伝導特性を示す誘電体膜で
ある。また、この水素フリー窒化珪素膜SINは、必要
な特性を満たし、かつポテンシャルバリアたり得る厚さ
の範囲、たとえば3nmから20nmの範囲内で所定の
膜厚を有する。ここでは、水素フリー窒化珪素膜SIN
の厚さを5nmとした。
【0022】酸化膜SIOは、たとえば、直接窒化によ
る水素フリー窒化珪素膜SINの表面を熱酸化してでき
た二酸化珪素からなる。この熱酸化に付随して、水素フ
リー窒化珪素膜SINと酸化膜SIOとの界面に、窒化
珪素に近い組成から二酸化珪素に近い組成に次第に変化
する構造遷移層が形成される。酸化膜SIOをHTO
(High Temperature chemical vapor deposited Oxide)
法により形成した二酸化珪素膜としてもよい。このよう
に酸化膜SIOがCVDで形成された場合は熱処理によ
り界面トラップが形成される。酸化膜SIOについて
は、少なくとも、ゲート電極GEからのホールの注入を
有効に阻止してデータ書換可能な回数の低下防止を図る
必要がある。酸化膜SIOは、この要請により最小膜厚
が決められる。
【0023】構造遷移層を中心とした限られた領域に、
トラップレベルが2eV程度と深い界面トラップが1×
1013cm-2程度の密度で形成される。一方、水素フリ
ー窒化珪素膜SINは、製造装置の真空チャンバー内の
残留ガス中の水素は膜中に取り込まれることがあるが、
導入ガス中に水素を含まないため、膜中のSi−Hボン
ド密度が極めて低い。膜中のSi−Hボンドは、たとえ
ば550℃程度の熱プロセスで容易に分解し終端水素を
失って、Siダングリングボンドに変化しやすい。した
がって、膜中のSi−Hボンド密度を極めて低いレベル
で抑制することによって、たとえば1×1010cm-3
1×1017cm-3の範囲内で、窒化膜SIN中の電荷ト
ラップ密度を、通常より低いレベルで制御することがで
きる。
【0024】本発明では、窒化膜を複数の層から構成す
ることができる。その場合の素子断面構造例を、図2〜
図4に示す。図2の素子断面構造では、直接窒化による
水素フリー窒化珪素膜SIN1上に、水素フリー窒化珪
素膜SIN2がもう一層形成されている。図3の素子断
面構造では、直接窒化による水素フリー窒化珪素膜SI
N1上に、水素フリーの、あるいは水素を含む酸化窒化
珪素膜SIONが形成されている。図4の素子断面構造
では、直接窒化による水素フリー窒化珪素膜SIN1上
に、テトラクロルシラン(TCS;SiCl4 )と、水
素を含む窒素含有ガスとを用いた窒化珪素膜(TCS−
SINと表記)が形成されている。なお、この図4の場
合、TCSに代えて、より水素を多く含む珪素含有ガ
ス、たとえばジクロルシラン(DCS;SiH2 Cl
2 )を用いてもよい。
【0025】第1実施形態では、少なくとも基板SUB
に接する窒化膜SINが水素フリーであるという要件を
満たしていることが重要である。ここで、図2における
2層目の水素フリー窒化珪素膜SIN2,図3における
酸化窒化珪素膜SION,あるいは図4における窒化珪
素膜TCS−SINを、さらに複数の膜から構成させて
もよい。これらの膜はCVD法により形成されるが、好
ましくは、下層ほど水素含有率が低くなるようにする。
あるいは、CVD膜が単一の場合でも、ガス混合比を膜
堆積中に変えて、下側ほど水素含有率が低くなるように
することが望ましい。いずれにしても、この窒化膜の最
上層の膜表面を熱酸化または高温CVDすることによ
り、酸化膜SIOが形成されている。
【0026】以下、このような構成のメモリトランジス
タの製造方法を説明する。用意した半導体基板SUBに
対し、必要に応じて、素子(あるいはセル)間で誘電体
分離層ISOを形成する。また、しきい電圧調整用のイ
オン注入等を必要に応じて行う。
【0027】つぎに、少なくとも最下層部分が水素フリ
ーである窒化膜を基板SUB上に形成し、その上に酸化
膜SIOをする。図2〜図4に示すように窒化膜が複数
の層からなる場合、図1のように窒化膜が単層であって
も、その上の酸化膜SIOがCVD膜である場合に、使
用する装置は、好ましくは、クラスターツールと称され
るマルチチャンバーLP−CVD装置とする。
【0028】まず、直接窒化による水素フリーの窒化珪
素膜SIN(またはSIN1)を形成する。高真空状態
のチャンバ中に、表面が清浄になったシリコン基板SU
Bをセットし、ラジカルガンで形成した窒素ラジカルま
たは励起状態の窒素原子を、このシリコン基板SUBの
表面に吹きつける。このときのシリコン基板SUBの温
度は、たとえば600℃とする。シリコン表面が窒素ラ
ジカルまたは励起状態の窒素原子により窒化され、水素
フリーの窒化珪素膜SIN(またはSIN1)が、基板
SUB上に形成される。
【0029】窒化膜を多層とする図2〜図4の場合は、
同じマルチチャンバーLP−CVD装置内で、シリコン
基板SUBを大気にさらすことなく他のチャンバーに移
送し、2層目のCVD膜を窒化珪素膜SINまたはSI
N1上に形成する。
【0030】具体的に、図2のように2層目も水素フリ
ーの窒化珪素膜SIN2とする場合は、たとえば、珪素
含有ガスをTCS,窒素含有ガスを窒素N2 とした水素
を含まないガス同士を所定流量比で混合してチャンバー
内に流して反応させ、窒化シリコンを堆積する。このC
VDによる水素フリー窒化珪素膜SIN2の膜厚は、直
接窒化による水素フリー窒化珪素膜SIN1との合計膜
厚が素子特性を左右するため、一概に言えないが、たと
えば4〜15nmの範囲内で最適値が決められる。ここ
では、4nmの直接窒化による水素フリー窒化珪素膜S
IN1上に、このCVDによる水素フリー窒化珪素膜S
IN2を6nmほど形成した。
【0031】図3のように2層目を酸化窒化珪素膜SI
ONとする場合は、TCSまたはDCS等の珪素含有ガ
スと、二窒化酸素N2 Oなどの窒素および酸素の含有ガ
スとを所定流量比で混合してチャンバー内に流して反応
させ、酸化窒化珪素を堆積する。このCVDによる酸化
窒化珪素膜SIONの膜厚は、直接窒化による水素フリ
ー窒化珪素膜SIN1との合計膜厚(二酸化珪素膜換算
値)が素子特性を左右するため、一概に言えないが、た
とえば3〜20nmの範囲内で最適値が決められる。こ
こでは、4nmの直接窒化による水素フリー窒化珪素膜
SIN1上に、このCVDによる水素フリー窒化珪素膜
SIN2を5nmほど形成した。
【0032】図4のように2層目をCVD膜とするが水
素フリーとしない場合、TCSまたはDCS等の珪素含
有ガスと、アンモニアNH3 などの窒素含有ガスとを所
定流量比で混合してチャンバー内に流して反応させ、T
CS−SIN膜またはDCS−SIN膜を堆積する。こ
のCVDによる窒化珪素膜の膜厚は、直接窒化による水
素フリー窒化珪素膜SIN1との合計膜厚(二酸化珪素
膜換算値)が素子特性を左右するため、一概に言えない
が、たとえば3〜20nmの範囲内で最適値が決められ
る。ここでは、5nmの直接窒化による水素フリー窒化
珪素膜SIN1上に、このCVDによる窒化珪素膜TC
S−SINを4nmほど形成した。
【0033】これらのCVD膜が水素フリーでない図
3,図4の場合、その形成時に、ガス混合比を変えてC
VD膜の上側ほど水素の含有率が高くなるようにすると
よい。あるいは、窒化膜を3層以上とする場合、上2つ
のCVD膜の種類を、水素の含有率が上層ほど増えるよ
うに選択する。このようなCVD条件の制御は、窒化膜
中の膜厚方向における電荷トラップ分布の中心を基板か
ら少しでも遠ざけるためである。電荷トラップ分布の中
心を基板から遠ざけるにしたがって、電荷トラップに電
荷が一旦捕獲された後に基板側に戻る確率が減り、その
分、電荷保持特性が向上する。
【0034】その後、導入ガスを二酸化珪素の形成ガス
に変更してCVDし、酸化膜SIOを形成する。基板温
度を600℃から800℃の範囲内に保持し、ジクロル
シランSiH2 Cl2 と酸化二窒素N2 Oを所定の条件
で流し、二酸化珪素のCVDを行う。なお、このCVD
に代えて、窒化膜表面の熱酸化により、あるいは熱酸化
とCVDの組合せにより酸化膜SIOを形成してもよ
い。この熱酸化時の窒化膜の膜減りを考慮して、窒化膜
は、その形成時に最終膜厚より予め厚く堆積しておく。
【0035】ゲート電極GEとなる高濃度不純物がドー
ピングされた多結晶珪素または非晶質珪素を、酸化膜S
IO上にCVDする。たとえば多結晶珪素を形成する場
合、モノシランSiH4 ,ジクロルシランSiCl2
2 ,トリクロルシランSiHCl3 ,四塩化珪素SiC
4 などの珪素含有ガスを用いたCVD法、または、多
結晶珪素をターゲットとしたスパッタリング法を用い
る。また、必要に応じて、多結晶珪素上に、金属、高融
点金属、または、その金属シリサイドを含む合金などか
らなる低抵抗化層を形成する。
【0036】必要に応じてドライエッチング耐性の優れ
た誘電体膜のパターンを形成し、この誘電体膜あるいは
レジストをマスクとして異方性のあるエッチング、たと
えばRIE(Reactive Ion Etching)を行う。これによ
り、ゲート電極GE,酸化膜SIO,窒化膜(SIN
等)がパターンニングされる。つぎに、半導体にn型不
純物を低濃度でイオン注入し、n- 不純物領域(LDD
領域)を形成する。また、全面にCVDにより二酸化珪
素膜を堆積し、これをエッチバックしてサイドウォール
SWを形成する。サイドウォールSW外側の半導体にn
型不純物を高濃度でイオン注入し、ソース・ドレイン領
域S/Dを形成する。その後、層間誘電体膜および配線
層の形成を行って、当該メモリトランジスタを完成させ
る。
【0037】つぎに、本実施形態で適用可能なメモリア
レイを2例、説明する。
【0038】図5は、仮想接地NOR型メモリセルアレ
イの回路図である。このメモリセルアレイでは、単一の
メモリトランジスタによりメモリセルが構成されてい
る。たとえば、m×n個のメモリトランジスタM11,
M21,…,Mm1,M12,M22,…,M1n,
…,Mmnがマトリックス状に並べられている。なお、
図5では、2×2個のメモリトランジスタM11,M2
1,M12,M22のみ示す。
【0039】各メモリトランジスタのゲートは、行ごと
に同一ワード線に接続されている。図5において、同一
行に属するメモリトランジスタM11,M21,…のゲ
ートが、ワード線WL1に接続されている。また、他の
行に属するメモリトランジスタM12,M22,…のゲ
ートが、ワード線WL2に接続されている。
【0040】各メモリトランジスタのソースが、ワード
方向の一方側に隣り合う他のメモリトランジスタのドレ
インに接続され、各メモリトランジスタのドレインがワ
ード方向の他方側に隣り合う他のメモリトランジスタの
ソースに接続されている。この接続されたソースとドレ
インは、ビット方向の線BL1,BL2,BL3,…に
接続されている。これらの線は、たとえば、ソースとド
レインが接続された一方のメモリトランジスタを動作さ
せるときは基準電圧が印加されるソース線として機能
し、他方のメモリトランジスタを動作させるときはドレ
イン電圧が印加されるビット線として機能する。したが
って、このメモリセルアレイでは、これらの線を全て
“ビット線”と称する。
【0041】図6は、分離ソース線NOR型のメモリセ
ルアレイの回路図である。このメモリセルアレイでは、
単一のメモリトランジスタによりメモリセルが構成され
ている。たとえば、m×n個のメモリトランジスタM1
1,M21,…,Mm1,M12,M22,…,M1
n,…,Mmnがマトリックス状に並べられている。な
お、図6では、2×2個のメモリトランジスタM11,
M21,M12,M22のみ示す。
【0042】メモリトランジスタM11〜M22がワー
ド線、ビット線および分離されたソース線によって配線
されている。ビット方向に隣接するメモリトランジスタ
M11およびM12の各ドレインがビット線BL1に接
続され、各ソースがソース線SL1に接続されている。
同様に、ビット方向に隣接するメモリトランジスタM2
1およびM22の各ドレインがビット線BL2に接続さ
れ、各ソースがソース線SL2に接続されている。ま
た、ワード方向に隣接するメモリトランジスタM11と
M21の各ゲートがワード線WL1に接続され、同様
に、ワード方向に隣接するメモリトランジスタM12と
M22の各ゲートがワード線WL2に接続されている。
メモリセルアレイ全体では、このようなセル配置および
セル間接続が繰り返されている。
【0043】つぎに、メモリトランジスタのバイアス設
定例および動作を説明する。ここでは、チャネルホット
エレクトロン(CHE)注入により2ビットを1メモリ
トランジスタ内に書き込み、読み出す動作を中心に説明
する。
【0044】図7(A)および図7(B)は、2ビット
記憶におけるビットごとの書き込みを示す仮想接地NO
R型メモリセルアレイの断面図である。
【0045】第1の情報の書き込み時に、図7(A)に
示すように、基板SUBの電位を基準として2つのソー
ス・ドレイン領域S/Dの一方に0V、他方に3.5V
を印加し、ゲート電極GEに正の電圧、たとえば6Vを
印加する。このとき、チャネル形成領域に電子が蓄積さ
れて反転層(チャネル)が形成される。チャネル内にソ
ースから電子が供給され、この電子はソースとドレイン
間の電界により加速され、ドレイン端部側で高い運動エ
ネルギーを得てホットエレクトロンとなる。ホットエレ
クトロンの一部が高いエネルギーを持つと、それらの電
子は散乱過程によって直接窒化による水素フリーの窒化
珪素膜を透過する。透過した電子の多くは、窒化膜の構
造遷移層を中心とした領域内の界面トラップの分布面内
で、そのドレイン側の一部に捕獲される。
【0046】第2の情報の書き込み時に、図7(B)に
示すように、2つのソース・ドレイン領域S/Dの印加
電圧を上記した第1の情報の書き込み時と逆にする。す
なわち、上記第1の記憶情報を書き込んだ側のソース・
ドレイン領域S/Dに0Vを印加し、もう片方のソース
・ドレイン領域S/Dに3.5Vを印加する。第1の情
報の書き込み時と同じ原理により、書き込みが行われ
る。すなわち、0Vを印加したソース・ドレイン領域S
/Dから供給された電子は、3.5Vを印加した一方の
ソース・ドレイン領域S/D側でホット化し、界面トラ
ップの分布面内のドレイン側部分に注入される。すなわ
ち、注入された電子は、界面トラップの分布面内で上記
した第1の情報の記憶領域とは反対側の領域に捕獲され
る。第1および第2の情報の書き込みでは、電荷の注入
を行わないときはソース・ドレイン領域S/D間に電圧
差を設けない。
【0047】以上の方法により、第1および第2の情報
を互いに独立に書き込むことができる。なお、この動作
例で2つのビット情報が互いに混じらないように、電子
の注入量およびメモリトランジスタのゲート長が決めら
れる。
【0048】この2ビット情報の読み出しでは、読み出
し対象の情報側のソース・ドレイン領域S/Dがソース
となるように、ソースとドレイン間の印加電圧が決めら
れる。第1の情報を読み出す際には、第1の情報に近い
ソース・ドレイン領域S/Dに0Vを印加し、もう片方
のソース・ドレイン領域S/Dに1.5Vを印加し、ゲ
ート電極GEに、しきい値電圧を変化させずに2値情報
が読み出し可能な範囲の電圧、たとえば2Vを印加す
る。メモリトランジスタは、主にソース側の蓄積電荷量
に応じてしきい値電圧が変化する。したがって、ソース
側端の蓄積電荷の有無、または蓄積電荷量に応じてメモ
リトランジスタ内を通して隣接するソース・ドレイン不
純物領域S/D間に読み出し電流が流れ、ビット線対に
電位変化が生じる。このビット線電位変化をセンスアン
プなどで増幅することにより、第1の情報を読み出す。
第2の情報を読み出す際には、第2の情報に近い側のソ
ース・ドレイン領域S/Dに0Vを印加し、他のソース
・ドレイン領域S/Dに1.5Vを印加し、ゲート電極
GEに2Vを印加する。このバイアス条件下では、第2
の情報に近い側のソース・ドレイン領域S/D側が低電
界となるため、上記した第1の情報の読み出し時と同様
な原理で第2の情報が読み出される。
【0049】消去時では、FNトンネリングを用いてチ
ャネル全面から捕獲電子を抜き取る。あるいは、捕獲電
子の分布領域に近い側のソース・ドレイン領域S/Dに
おいてバンド−バンド間トンネリングに起因して生成さ
れ捕獲電子と逆極性の電荷(ホットホール)を注入す
る。なお、2ビットを同時消去することが前提となる
が、FNトンネリングを用いてチャネル全面から捕獲電
子と逆極性のホールを注入してもよい。
【0050】一方、1ビット記憶の場合の書き込みで
は、たとえば、2つのソース・ドレイン領域S/Dを同
電位で保持した状態で、ゲート電極GEに高い正の電圧
を印加する。これにより、図8に示すように、チャネル
全面から電子がFNトンネル現象によりゲート誘電体膜
GD内に注入される。読み出しでは、上記した2ビット
の読み出しと同様に読み出しが行える。この場合、2つ
のソース・ドレイン領域S/Dのどちらをソースとして
もよい。消去は、図8に示すように、捕獲電子をチャネ
ル全面から抜き取ることで行える。あるいは、捕獲電子
と逆導電型の電荷(ホール)をチャネル全面からゲート
誘電体膜GD内に注入することによっても消去できる。
【0051】図1,図2に示す構造のメモリセルにおい
て、同じバイアス条件下で、データ書き換え特性、デー
タ保持特性、リードディスターブ特性などの信頼性が改
善された。とくに、データ書き換え特性は、100万回
を達成できた。その原因として、本実施形態に係るメモ
リトランジスタでは基板側の窒化膜部分で単位面積当た
りのバルクトラップ数が十分低減されたため、深い界面
トラップが、いままで以上に電荷蓄積に寄与し、捕獲電
荷が不必要に抜けにくくなったためと考えられる。
【0052】また、データ保持特性等の信頼性を従来と
同じとすると、二酸化珪素膜換算値でゲート誘電体膜G
Dの膜厚を薄くでき、低電圧、高速動作が可能となっ
た。一方で、電荷蓄積側のエネルギー障壁を維持しなが
ら基板側のエネルギー障壁が低減される。窒素濃度が高
まるとエネルギー障壁が低下するためである。したがっ
て、この観点においても、電荷保持特性を低下させずに
電荷注入効率を高め動作速度を向上させることができ、
低電圧化も可能となる。
【0053】第2実施形態 第2実施形態では、基板SUB上にバッファ層を付加し
たメモリトランジスタ構造に関する。図9は、第1実施
形態に係る図1のゲート誘電体膜構造の最下層に、さら
にバッファ層BUFを付加している。バッファ層BUF
は、窒化膜SINと基板SUB間の応力緩和、窒化膜S
INのCVD時のインキュベーション時間低減を目的と
して設けた。
【0054】窒化珪素のCVDにおけるインキュベーシ
ョン時間の発生は、以下のように説明することができ
る。窒化珪素の成長初期過程において、まず、窒化珪素
成長のための核が下地表面上に散在して出来始める。時
間とともに、その核を中心に窒化珪素がアイランド状に
成長する。そして、この窒化珪素の核同士がつながり下
地表面が窒化珪素で覆われると、以後は、窒化珪素の膜
厚が顕著に増加しはじめる。インキュベーション時間と
は、この成膜開始から定常的で有効な膜成長が始まるま
で潜伏期間をいい、下地の組成に依存して変化する。
【0055】バッファ層BUFは、このインキュベーシ
ョン時間の低減という目的に適合した組成を有する。こ
こでは、窒化膜SINの窒素含有率より低い含有率の
膜、たとえば酸化珪素SiONの膜とした。他の構成、
すなわち窒化膜SIN,酸化膜SIO,その間の構造遷
移層およびゲート電極GEは、第1実施形態と同じであ
る。ただし、バッファ層が介在したことにより、窒化膜
SINを、より薄くすることが望ましい。
【0056】バッファ層BUFの形成では、たとえば、
基板SUBを酸素雰囲気中にさらし750℃に加熱して
ドライ酸化を行う。これにより、SiO2 膜が2nmほ
ど形成される。続いて、窒素ガスの流量比を徐々に増や
しながらSiON膜を数nmほどCVDする。これによ
り、膜の屈折率がSiO2 の1.45から上方ほど徐々
に増え膜表面ではSiONの屈折率、たとえば1.6に
達する。この程度まで屈折率を上げると、膜中の窒素含
有率が十分となり、つぎに水素フリーの窒化珪素膜SI
NをCVDする際に、インキュベーション時間が十分低
減される。その結果、窒化珪素膜SINの膜厚制御性が
向上し、特性も安定するという利点がある。なお、バッ
ファ層BUF表面の屈折率は、窒素の組成比を変化させ
ることにより、1.45より大きく2.1より小さい範
囲内で種々に設定可能である。
【0057】この窒化膜SIN自体の形成方法、およ
び、その後のプロセスは第1実施形態と共通するので、
ここでの説明は省略する。また、図2〜図4の何れの構
造の素子でも、バッファ層BUFを追加適用が可能であ
る。
【0058】第2実施形態では、第1実施形態と同様
に、窒化膜の少なくとも最下層を水素フリーとした効
果、すなわち信頼性向上,低電圧化および高速化に加
え、特性のバラツキが低減され安定した記憶素子を形成
することができる利点がある。
【0059】本発明の実施形態は、上記第1および第2
実施形態に限定されず種々の変更が可能である。直接窒
化による水素フリーの窒化膜SIN(またはSIN1)
上に形成する他の窒化膜(SIN2,SION,TCS
−SIN,DCS−SIN)に代えて、電荷蓄積能力を
有した他の材料、たとえば酸化アルミニウムAlOX
酸化タンタルTaOX などをからなる膜を電荷蓄積膜と
して用いてもよい。これらの場合、これらの膜の組成に
上側ほど近く、基板側ほどシリコンに近い組成を有する
ことを要件にバッファ層BUFの材料が選択される。
【0060】AlOx 膜は、たとえば、AlCl3 ,C
2 およびH2 を含む原料ガスを用いたCVD法により
形成される。あるいは、アルミニウムアルコシド(Al
(C 25 O)3 ,Al(C37 O)3 ,Al(C4
9 O)3 など)を熱分解により堆積する方法によっ
て、AlOx 膜を形成する。また、TaOx 膜は、たと
えば、TaCl5 ,CO2 およびH2 を原料ガスとした
CVD法により形成される。あるいは、TaCl2 (O
2525 72 またはTa(OC255
などの熱分解により堆積する方法によって、TaOx
を形成する。
【0061】電荷蓄積手段として、多結晶シリコンまた
は金属などからなる小粒径導電体を用いることができ
る。この場合、たとえば水素フリーの窒化珪素膜上に小
粒径導電体を分散させて形成する。たとえば、小粒径導
電体としてSiX Ge1-X の微結晶を形成する場合、モ
ノシランSiH4 ,ジクロルシランSiH2 Cl2 ,ト
リクロルシランSiHCl3 ,テトラクロルシランSi
Cl4 などSiを含むガスに、Geを添加するためにゲ
ルマンGeH4 を加えたガスを原料ガスとして、たとえ
ば基板温度650℃でCVDを行う。そして、成長の初
期過程に生じる無数の島状成長の途中でCVDを止める
と、水素フリーの窒化珪素膜上に無数のSiX Ge1-X
の微結晶を分散して形成することができる。その後は、
その小粒径導電体間を二酸化珪素などの誘電体膜で埋め
る。また、多結晶珪素を堆積した、この膜をEB描画な
どの微細加工技術を用いて微細ポリシリコンドットを形
成し、これを二酸化珪素膜に埋め込んだものを、離散化
された小粒径導電体を内部に含む誘電体膜として用いて
もよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の第1の観点に係る不揮発性半導
体記憶装置によれば、同じバイアス条件下で、データ書
き換え特性、データ保持特性、リードディスターブ特性
などの信頼性が改善される。また、データ保持特性等の
信頼性を従来と同じとすると、二酸化珪素膜換算値でゲ
ート誘電体膜の膜厚を薄くでき、低電圧、高速動作が可
能となった。一方で、電荷蓄積側のエネルギー障壁を維
持しながら基板側のエネルギー障壁が低減される。窒素
濃度が高まるとエネルギー障壁が低下するためである。
したがって、この観点においても、電荷保持特性を低下
させずに電荷注入効率を高め動作速度を向上させること
ができ、低電圧化も可能となる。
【0063】本発明の第2の観点に係る不揮発性半導体
記憶装置によれば、バッファ層を有するため、窒化膜厚
の制御性が向上し、その結果、特性がバラツキ難くな
る。
【0064】本発明の第3,第4の観点に係る不揮発性
半導体記憶装置の製造方法によれば、上記種々の利点を
有した不揮発性半導体記憶装置を容易に作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るメモリトランジスタの第1
の構造例を示す断面図である。
【図2】第1実施形態に係るメモリトランジスタの第2
の構造例を示す断面図である。
【図3】第1実施形態に係るメモリトランジスタの第3
の構造例を示す断面図である。
【図4】第1実施形態に係るメモリトランジスタの第4
の構造例を示す断面図である。
【図5】第1および第2実施形態で適用可能な仮想接地
NOR型メモリセルアレイの回路図である。
【図6】第1および第2実施形態で適用可能な分離ソー
ス線NOR型メモリセルアレイの回路図である。
【図7】(A)および(B)は、第1および第2実施形
態で適用可能な2ビット/セル記憶が可能な仮想接地N
OR型メモリセルアレイにおいて、ビットごとに書き込
み動作を示す断面図である。
【図8】第1および第2実施形態で適用可能な1ビット
/セルの書き込みと消去の動作を示すメモリセルの断面
図である。
【図9】第2実施形態に係るメモリトランジスタの構造
例を示す断面図である。
【符号の説明】
SUB…基板(半導体)、S/D…ソース・ドレイン領
域、GD…ゲート誘電体膜、BUF…バッファ層、SI
N,SIN1…水素フリー窒化珪素膜(最下層または第
1の窒化膜)、SIN2…水素フリー窒化珪素膜(第1
の窒化膜)、SION…酸化窒化珪素膜(第2の窒化
膜)、TCS−SIN…TCSを用いて作製したCVD
窒化珪素膜(第2の窒化膜)、GE…ゲート電極、IS
O…誘電体分離層、SW…サイドウォール誘電体膜、M
11等…メモリセル、BL1等…ビット線、SL1等…
ソース線、WL1等…ワード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 EP17 EP42 EP43 EP77 ER02 ER14 GA01 GA16 JA01 JA02 JA04 JA05 JA06 JA33 JA53 PR21 PR39 5F101 BA41 BA42 BA45 BA46 BA52 BB02 BB08 BC02 BF02 BH02 BH04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体上に積層された複数の誘電体膜と、
    複数の誘電体膜上の制御電極とを有した不揮発性半導体
    記憶装置であって、 上記複数の誘電体膜が、 窒化膜と、 当該窒化膜上の酸化膜とを含み、 上記窒化膜と上記酸化膜とからなる積層膜内の膜厚方向
    における電荷トラップ分布が、当該窒化膜と酸化膜との
    間に形成された構造遷移層を中心とした領域に局在した
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記窒化膜が、上記複数の誘電体膜の最下
    層で上記半導体上に接触して形成された請求項1記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記窒化膜と上記半導体との間に、窒素原
    子を含むが、当該窒素原子の組成比が上記窒化膜より低
    いバッファ層を有した請求項1記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】上記窒化膜とシリコンとの間のエネルギー
    障壁が、二酸化珪素とシリコンとの間のエネルギー障壁
    より小さい請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記窒化膜が、FN(Fowler-Nordheim) 電
    気伝導特性を示す誘電体からなる請求項2記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】上記バッファ層は、酸化窒化珪素SiOX
    y (x,y>0)を主構成物質とした請求項3記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】上記バッファ層のSiダングリングボンド
    密度が、上記構造遷移層のSiダングリングボンド密度
    より低い請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】半導体上に積層された複数の誘電体膜と、
    複数の誘電体膜上の制御電極とを有した不揮発性半導体
    記憶装置であって、 上記複数の誘電体膜が、 第1の窒化膜と、 当該第1の窒化膜上の第2の窒化膜と、 当該第2の窒化膜上の酸化膜とを含み、 上記第1,第2の窒化膜と上記酸化膜とからなる積層膜
    内の電荷トラップが、上記第2の窒化膜と上記酸化膜と
    の間に形成された構造遷移層内に局在し、かつ上記第2
    の窒化膜内に分布した不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】半導体上に積層された複数の誘電体膜と、
    複数の誘電体膜上の制御電極とを有し、 上記複数の誘電体膜が、半導体上に形成された窒化膜
    と、窒化膜上に形成された酸化膜とを含む不揮発性半導
    体記憶装置の製造方法であって、 上記窒化膜の形成工程では、その少なくとも最下層を、
    窒素原子または窒素ラジカルを上記半導体表面に吹きつ
    けながら上記半導体表面を熱窒化して形成する不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】上記窒化膜表面を熱酸化して上記酸化膜
    を形成する工程を含み、 上記酸化膜の形成時に、電荷トラップを、当該酸化膜と
    窒化膜との界面における構造遷移層を中心に局在させて
    形成する請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】上記窒化膜の最下層上に、電荷トラップ
    を含む窒化層を形成し、 上記電荷トラップを含む窒化層上に上記酸化膜を形成す
    る請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】上記窒化膜の最下層の形成と、上記電荷
    トラップを含む窒化層の形成とを、大気にさらすことな
    く連続して行う請求項11記載の不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】上記電荷トラップを含む窒化層が窒化珪
    素からなり、 当該窒化珪素の形成工程では、Siダングリングボンド
    密度を相対的に少なくする条件で窒化珪素を形成し始
    め、その後、Siダングリングボンド密度を相対的に多
    くする条件に切り換える請求項11記載の不揮発性半導
    体記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】上記条件の切換では、複数の原料ガスの
    混合比を変える請求項13記載の不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  15. 【請求項15】上記条件の切換では、混合する原料ガス
    の種類を変える請求項13記載の不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  16. 【請求項16】半導体上に積層された複数の誘電体膜
    と、複数の誘電体膜上の制御電極とを有し、 上記複数の誘電体膜が、バッファ層と、バッファ層上の
    窒化膜と、窒化膜上の酸化膜とを含む不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法であって、 上記複数の誘電体膜の積層工程が以下の諸工程、すなわ
    ち、 上記バッファ層を半導体上に形成し、 上記窒化膜を上記バッファ層上に形成し、 上記酸化膜を上記窒化膜上に形成する各工程を含み、 上記窒化膜の形成工程において、その少なくとも最下層
    を、水素を含まない珪素含有ガスと窒素原子または窒素
    ラジカルとを用いた化学的気相堆積により形成する不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
  17. 【請求項17】上記窒化膜表面を熱酸化して上記酸化膜
    を形成し、 当該酸化膜の形成時に、電荷トラップを、当該酸化膜と
    窒化膜との界面における構造遷移層を中心に局在させて
    形成する請求項16記載の不揮発性半導体記憶装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】上記窒化膜の最下層上に、電荷トラップ
    を含む窒化層を形成し、 上記電荷トラップを含む窒化層上に上記酸化膜を形成す
    る請求項16記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  19. 【請求項19】上記バッファ層を、窒素を含むが、少な
    くとも当該バッファ層上に接する上記窒化膜部分より窒
    素の組成が低い材料から形成する請求項16記載の不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
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