JP2002289023A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置のバックライトとしての照明装
置において、光源として発光ダイオードを用いても、導
光体の出射面から出射される光の輝度分布を均一にす
る。 【解決手段】 ２つの発光ダイオード１２ａ、１２ｂと
導光体２７の入射面２９との間に屈折集光板３３を配置
し、この屈折集光板３３により、２つの発光ダイオード
１２ａ、１２ｂからそれぞれ平面放射状に出射した光を
屈折集光させて平行光とし、この平行光を導光体２７の
入射面２９に入射させる。
置において、光源として発光ダイオードを用いても、導
光体の出射面から出射される光の輝度分布を均一にす
る。 【解決手段】 ２つの発光ダイオード１２ａ、１２ｂと
導光体２７の入射面２９との間に屈折集光板３３を配置
し、この屈折集光板３３により、２つの発光ダイオード
１２ａ、１２ｂからそれぞれ平面放射状に出射した光を
屈折集光させて平行光とし、この平行光を導光体２７の
入射面２９に入射させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は照明装置に関し、
特に、発光ダイオード等の点光源から出た光を面光源化
する照明装置に関する。
特に、発光ダイオード等の点光源から出た光を面光源化
する照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置は、液晶表示パネル自体が
自己発光能力を有していないため、液晶表示パネルの裏
面側にバックライトとして照明装置が配置されている。
図６は従来のこのような液晶表示装置の一部の側面図を
示し、図７は図６に示す照明装置の平面図を示したもの
である。
自己発光能力を有していないため、液晶表示パネルの裏
面側にバックライトとして照明装置が配置されている。
図６は従来のこのような液晶表示装置の一部の側面図を
示し、図７は図６に示す照明装置の平面図を示したもの
である。
【０００３】この液晶表示装置は液晶表示パネル１と、
その観察する側の表面とは反対側の裏面に配置された照
明装置６とを備えている。液晶表示パネル１は、下側ガ
ラス基板２と上側ガラス基板３とがほぼ方形枠状のシー
ル材（図示せず）を介して貼り合わされ、これらの下側
ガラス基板２と上側ガラス基板３及びシール材により囲
われた領域に液晶（図示せず）が封入されており、さら
に上側ガラス基板２の上面に上側偏光板４が貼り付けら
れ、下側ガラス基板３の下面に下側偏光板５が貼り付け
られた構造となっている。
その観察する側の表面とは反対側の裏面に配置された照
明装置６とを備えている。液晶表示パネル１は、下側ガ
ラス基板２と上側ガラス基板３とがほぼ方形枠状のシー
ル材（図示せず）を介して貼り合わされ、これらの下側
ガラス基板２と上側ガラス基板３及びシール材により囲
われた領域に液晶（図示せず）が封入されており、さら
に上側ガラス基板２の上面に上側偏光板４が貼り付けら
れ、下側ガラス基板３の下面に下側偏光板５が貼り付け
られた構造となっている。
【０００４】液晶表示パネル１の裏面側に配置された照
明装置６は、液晶表示パネル１の裏面側に設けられた導
光体７と光源（１２）を備えている。導光体７は、平面
方形状であって、観察する側の前記液晶表示パネル１に
対向する表面を出射面８とし、１つの一端面を光が入射
する入射面９とし、前記表面に対して裏側の裏面を入射
面９側から他端面側に向かって厚さが漸次薄くなるよう
に傾斜された傾斜面１０とされた構造となっている。導
光体７の傾斜面１０には反射板１１が貼り付けられてい
る。導光体７の入射面９側の所定の２箇所には光源を構
成する２つの発光ダイオード１２が設けられている。
明装置６は、液晶表示パネル１の裏面側に設けられた導
光体７と光源（１２）を備えている。導光体７は、平面
方形状であって、観察する側の前記液晶表示パネル１に
対向する表面を出射面８とし、１つの一端面を光が入射
する入射面９とし、前記表面に対して裏側の裏面を入射
面９側から他端面側に向かって厚さが漸次薄くなるよう
に傾斜された傾斜面１０とされた構造となっている。導
光体７の傾斜面１０には反射板１１が貼り付けられてい
る。導光体７の入射面９側の所定の２箇所には光源を構
成する２つの発光ダイオード１２が設けられている。
【０００５】そして、図７において矢印で示すように、
２つの発光ダイオード１２からそれぞれ平面放射状に出
た光は、導光体７の入射面９に入射され、反射板１１に
よって反射されつつ広がり、導光体７の出射面８から出
射されて液晶表示パネル１の裏面に入射され、液晶表示
パネル１をその裏面側から照明する。
２つの発光ダイオード１２からそれぞれ平面放射状に出
た光は、導光体７の入射面９に入射され、反射板１１に
よって反射されつつ広がり、導光体７の出射面８から出
射されて液晶表示パネル１の裏面に入射され、液晶表示
パネル１をその裏面側から照明する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
液晶表示装置では、図７において矢印で示すように、２
つの発光ダイオード１２からそれぞれ平面放射状に出た
光を、導光体７の入射面９に入射させているため、図７
において符号Ａで示す領域の輝度が単一の発光ダイオー
ド１２の輝度によって決まり、符号Ｂで示す領域の輝度
が２つの発光ダイオード１２の合計輝度によって決ま
り、このため導光体７の出射面８から出射される光に輝
度ムラが生じ、ひいては液晶表示パネル１に表示ムラが
発生してしまうという問題があった。この発明の課題
は、光源として発光ダイオード等の点光源を用いても、
導光体の出射面から出射される光の輝度分布を均一にす
ることである。
液晶表示装置では、図７において矢印で示すように、２
つの発光ダイオード１２からそれぞれ平面放射状に出た
光を、導光体７の入射面９に入射させているため、図７
において符号Ａで示す領域の輝度が単一の発光ダイオー
ド１２の輝度によって決まり、符号Ｂで示す領域の輝度
が２つの発光ダイオード１２の合計輝度によって決ま
り、このため導光体７の出射面８から出射される光に輝
度ムラが生じ、ひいては液晶表示パネル１に表示ムラが
発生してしまうという問題があった。この発明の課題
は、光源として発光ダイオード等の点光源を用いても、
導光体の出射面から出射される光の輝度分布を均一にす
ることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、光が入射される一端面を入射面と、入射された光を
導いて予め定めた方向に出射する出射面とを備え、前記
出射面を表面とする導光体と、該導光体の前記入射面に
対向させて配置した点光源と、該点光源と前記導光体の
入射面との間に設けられ、前記点光源から光を集光して
前記入射面に入射させる屈折集光板とを具備することを
特徴とするものである。請求項２に記載の発明は、前記
屈折集光板は前記導光体の入射面に透明な粘着剤を介し
て貼り付けられていることを特徴とするものである。請
求項３に記載の発明は、前記導光板の入射面と前記点光
源との間に、光散乱手段が配置されていることを特徴と
するものである。請求項４に記載の発明は、前記光散乱
手段は、粘着剤の層と、その中に分散された光散乱用微
粒子とからなることを特徴とするものである。請求項５
に記載の発明は、前記導光体の入射面に前記屈折集光板
が一体的に形成されていることを特徴とするものであ
る。請求項６に記載の発明は、前記屈折集光板はフレネ
ルレンズ状の屈折面を備えていることを特徴とするもの
である。請求項７に記載の発明は、前記フレネルレンズ
状の屈折面を有する屈折集光板は複数の焦点を有し、各
焦点に対応する位置にそれぞれ前記点光源が配置されて
いることを特徴とするものである。そして、この発明に
よれば、点光源と導光体の入射面との間に、点光源から
光を集光して前記入射面に入射させる屈折集光板を設け
ているので、点光源から平面放射状に出た光が集光さ
れ、これにより光源として発光ダイオード等の点光源を
用いても、導光体の出射面から出射される光の輝度分布
を均一にすることができる。
は、光が入射される一端面を入射面と、入射された光を
導いて予め定めた方向に出射する出射面とを備え、前記
出射面を表面とする導光体と、該導光体の前記入射面に
対向させて配置した点光源と、該点光源と前記導光体の
入射面との間に設けられ、前記点光源から光を集光して
前記入射面に入射させる屈折集光板とを具備することを
特徴とするものである。請求項２に記載の発明は、前記
屈折集光板は前記導光体の入射面に透明な粘着剤を介し
て貼り付けられていることを特徴とするものである。請
求項３に記載の発明は、前記導光板の入射面と前記点光
源との間に、光散乱手段が配置されていることを特徴と
するものである。請求項４に記載の発明は、前記光散乱
手段は、粘着剤の層と、その中に分散された光散乱用微
粒子とからなることを特徴とするものである。請求項５
に記載の発明は、前記導光体の入射面に前記屈折集光板
が一体的に形成されていることを特徴とするものであ
る。請求項６に記載の発明は、前記屈折集光板はフレネ
ルレンズ状の屈折面を備えていることを特徴とするもの
である。請求項７に記載の発明は、前記フレネルレンズ
状の屈折面を有する屈折集光板は複数の焦点を有し、各
焦点に対応する位置にそれぞれ前記点光源が配置されて
いることを特徴とするものである。そして、この発明に
よれば、点光源と導光体の入射面との間に、点光源から
光を集光して前記入射面に入射させる屈折集光板を設け
ているので、点光源から平面放射状に出た光が集光さ
れ、これにより光源として発光ダイオード等の点光源を
用いても、導光体の出射面から出射される光の輝度分布
を均一にすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の第１実施形態と
しての液晶表示装置の要部の側面図を示し、図２は図１
に示す照明装置の平面図を示したものである。
しての液晶表示装置の要部の側面図を示し、図２は図１
に示す照明装置の平面図を示したものである。
【０００９】この液晶表示装置は液晶表示パネル２１
と、その観察する側の表面とは反対側の裏面に配置され
た照明装置２６とを備えている。液晶表示パネル２１
は、下側ガラス基板２２と上側ガラス基板２３とがほぼ
方形枠状のシール材（図示せず）を介して貼り合わさ
れ、これらの下側ガラス基板２２と上側ガラス基板２３
及びシール材により囲われた領域に液晶（図示せず）が
封入されており、さらに上側ガラス基板２２の上面に上
側偏光板２４が貼り付けられ、下側ガラス基板２３の下
面に下側偏光板２５が貼り付けられた構造となってい
る。
と、その観察する側の表面とは反対側の裏面に配置され
た照明装置２６とを備えている。液晶表示パネル２１
は、下側ガラス基板２２と上側ガラス基板２３とがほぼ
方形枠状のシール材（図示せず）を介して貼り合わさ
れ、これらの下側ガラス基板２２と上側ガラス基板２３
及びシール材により囲われた領域に液晶（図示せず）が
封入されており、さらに上側ガラス基板２２の上面に上
側偏光板２４が貼り付けられ、下側ガラス基板２３の下
面に下側偏光板２５が貼り付けられた構造となってい
る。
【００１０】液晶表示パネル２１の裏面側に配置された
照明装置２６は、液晶表示パネル２１の裏面側に設けら
れた導光体２７と光源３２を備えている。導光体２７
は、平面方形状の楔型の透明板からなっており、観察す
る側の前記液晶表示パネル２１に対向する表面を出射面
２８とし、１つの一端面を光が入射する入射面２９と
し、前記表面に対して裏側の裏面を入射面２９側から他
端面側に向かって厚さが漸次薄くなるように傾斜された
傾斜面３０とする構造になっている。導光体２７の傾斜
面３０には反射板３１が貼り付けられている。導光体２
７の入射面２９に対向して光源３２が配置されており、
この光源３２は前記導光体の入射面２９の長さ方向に所
定の間隔を隔てて配置された２つの発光ダイオード３２
ａ、３２ｂからなっている。
照明装置２６は、液晶表示パネル２１の裏面側に設けら
れた導光体２７と光源３２を備えている。導光体２７
は、平面方形状の楔型の透明板からなっており、観察す
る側の前記液晶表示パネル２１に対向する表面を出射面
２８とし、１つの一端面を光が入射する入射面２９と
し、前記表面に対して裏側の裏面を入射面２９側から他
端面側に向かって厚さが漸次薄くなるように傾斜された
傾斜面３０とする構造になっている。導光体２７の傾斜
面３０には反射板３１が貼り付けられている。導光体２
７の入射面２９に対向して光源３２が配置されており、
この光源３２は前記導光体の入射面２９の長さ方向に所
定の間隔を隔てて配置された２つの発光ダイオード３２
ａ、３２ｂからなっている。
【００１１】２つの発光ダイオード３２ａ、３２ｂから
なる光源３２と導光体２７の入射面２９との間には屈折
集光板３３が設けられている。屈折集光板３３は、導光
体２７の入射面２９と対向する面を平坦面３４とし、前
記光源３２と対向する面に複数の焦点を持ったフレネル
レンズ状の屈折面３５が形成されている。そして、前記
光源３２の各発光ダイオード３２ａ、３２ｂは各フレネ
ルレンズ状の屈折面３５の前記焦点に対応する位置に配
置されている。
なる光源３２と導光体２７の入射面２９との間には屈折
集光板３３が設けられている。屈折集光板３３は、導光
体２７の入射面２９と対向する面を平坦面３４とし、前
記光源３２と対向する面に複数の焦点を持ったフレネル
レンズ状の屈折面３５が形成されている。そして、前記
光源３２の各発光ダイオード３２ａ、３２ｂは各フレネ
ルレンズ状の屈折面３５の前記焦点に対応する位置に配
置されている。
【００１２】そして、図２において矢印で示すように、
２つの発光ダイオード３２ａ、３２ｂからそれぞれ放射
状に出た光は、屈折集光板３３の各フレネルレンズ状の
屈折面３５に入射され、各屈折面３５（空気との界面）
において屈折されて平行光となる。この平行光は、屈折
集光板３３の平坦面３４から出射されて導光体２７の入
射面２９に入射され、反射板３１によって反射されつつ
導かれ、導光体２７の出射面２８から出射されて液晶表
示パネル２１をその裏面から照明する。
２つの発光ダイオード３２ａ、３２ｂからそれぞれ放射
状に出た光は、屈折集光板３３の各フレネルレンズ状の
屈折面３５に入射され、各屈折面３５（空気との界面）
において屈折されて平行光となる。この平行光は、屈折
集光板３３の平坦面３４から出射されて導光体２７の入
射面２９に入射され、反射板３１によって反射されつつ
導かれ、導光体２７の出射面２８から出射されて液晶表
示パネル２１をその裏面から照明する。
【００１３】このように、この液晶表示装置における照
明装置２６では、光源３２と導光体２７の入射面２９と
の間に設けられた屈折集光板３３により、発光ダイオー
ド１２ａ、１２ｂから平面放射状に出た光を屈折集光さ
せて平行光とし、この平行光を導光体２７の入射面２９
に入射させているので、点光源である発光ダイオード１
２ａ、１２ｂを用いても、導光体２７の出射面２８から
出射される光の輝度分布を均一にすることができる。し
たがって、この照明装置２６を備えた液晶表示装置で
は、液晶表示パネル２１の表面から出射される光の輝度
分布を均一にすることができ、表示品質を向上すること
ができる。
明装置２６では、光源３２と導光体２７の入射面２９と
の間に設けられた屈折集光板３３により、発光ダイオー
ド１２ａ、１２ｂから平面放射状に出た光を屈折集光さ
せて平行光とし、この平行光を導光体２７の入射面２９
に入射させているので、点光源である発光ダイオード１
２ａ、１２ｂを用いても、導光体２７の出射面２８から
出射される光の輝度分布を均一にすることができる。し
たがって、この照明装置２６を備えた液晶表示装置で
は、液晶表示パネル２１の表面から出射される光の輝度
分布を均一にすることができ、表示品質を向上すること
ができる。
【００１４】なお、上記実施形態では、屈折集光板３３
を光源３２と導光体２７の入射面２９との間の適宜な位
置に設けた場合について説明したが、これに限定される
ものではない。例えば、図３に示すこの発明の第２実施
形態のように、屈折集光板３３の平坦面３４を導光体２
７の入射面２９に密接させるようにしてもよい。また、
屈折集光板３３と導光体２７の入射面２９との間に光拡
散層を配置してもよい。屈折集光板３３を導光体２７の
入射面２９に密接させる場合、屈折集光板３３の平坦面
３４を導光体２７の入射面２９に透明な粘着剤３６を介
して貼り付けられる。また、屈折集光板３３と導光体２
７の入射面２９との間に光拡散層を配置する場合は、粘
着剤３６中に光散乱用微粒子（図示せず）を分散させる
ことにより、光拡散層を形成することができ、光散乱用
微粒子による光散乱効果によって、導光体２７の出射面
２８から出射される光の輝度分布をより一層均一にする
ことができる。
を光源３２と導光体２７の入射面２９との間の適宜な位
置に設けた場合について説明したが、これに限定される
ものではない。例えば、図３に示すこの発明の第２実施
形態のように、屈折集光板３３の平坦面３４を導光体２
７の入射面２９に密接させるようにしてもよい。また、
屈折集光板３３と導光体２７の入射面２９との間に光拡
散層を配置してもよい。屈折集光板３３を導光体２７の
入射面２９に密接させる場合、屈折集光板３３の平坦面
３４を導光体２７の入射面２９に透明な粘着剤３６を介
して貼り付けられる。また、屈折集光板３３と導光体２
７の入射面２９との間に光拡散層を配置する場合は、粘
着剤３６中に光散乱用微粒子（図示せず）を分散させる
ことにより、光拡散層を形成することができ、光散乱用
微粒子による光散乱効果によって、導光体２７の出射面
２８から出射される光の輝度分布をより一層均一にする
ことができる。
【００１５】また、図４に示すこの発明の第３実施形態
のように、導光体６の入射面２９に屈折集光板を一体的
に形成し、導光体２７の入射面をフレネルレンズ状面か
らなる屈折集光入射面３７としてもよい。このようにし
た場合、全体としての透過光率が向上し、また部品点数
が減少し、コストを低減することができる。
のように、導光体６の入射面２９に屈折集光板を一体的
に形成し、導光体２７の入射面をフレネルレンズ状面か
らなる屈折集光入射面３７としてもよい。このようにし
た場合、全体としての透過光率が向上し、また部品点数
が減少し、コストを低減することができる。
【００１６】次に、図５はこの発明の第４実施形態とし
ての半透過反射型の液晶表示装置の要部の概略側面図を
示したものである。この図において、図１に示す場合と
同一のものには同一の符号を付し、その説明を適宜省略
する。この液晶表示装置では、液晶表示パネル２１の裏
面側に反射機能を備えた照明装置４１が配置されてい
る。照明装置４１は、液晶表示パネル２１の裏面側に設
けられたプリズムシート４２、プリズムシート４２の裏
面側に設けられた導光体４３、導光体４３の所定の一端
面に対向させて配置された屈折集光板３３、屈折集光板
３３のフレネルレンズ状の屈折面３５に対向させて配置
された光源３２等を備えている。
ての半透過反射型の液晶表示装置の要部の概略側面図を
示したものである。この図において、図１に示す場合と
同一のものには同一の符号を付し、その説明を適宜省略
する。この液晶表示装置では、液晶表示パネル２１の裏
面側に反射機能を備えた照明装置４１が配置されてい
る。照明装置４１は、液晶表示パネル２１の裏面側に設
けられたプリズムシート４２、プリズムシート４２の裏
面側に設けられた導光体４３、導光体４３の所定の一端
面に対向させて配置された屈折集光板３３、屈折集光板
３３のフレネルレンズ状の屈折面３５に対向させて配置
された光源３２等を備えている。
【００１７】このうち導光体４３は、光源３２からの光
が入射する一端面からなる入射面４４と、前記一端面の
入射面４４から他端面側に向かうに従って漸次薄肉とな
る階段状に形成され、前記液晶表示パネル２１に面した
側の表面と、前記表面と対向する平坦な裏面とから構成
され、前記階段状の表面は、裏面に平行な複数の段面４
５と、これらの段面４５に垂直な段差面からなる出射面
４６とからなっている。各段面４５の上面にはアルミニ
ウムの蒸着膜等からなる反射膜４７が設けられ、また導
光体４３の裏面には反射板４８が貼り付けられている。
そして、導光体４３は、その表面を液晶表示パネル２１
に向けて、液晶表示パネル２１の裏面側に配置されてい
る。
が入射する一端面からなる入射面４４と、前記一端面の
入射面４４から他端面側に向かうに従って漸次薄肉とな
る階段状に形成され、前記液晶表示パネル２１に面した
側の表面と、前記表面と対向する平坦な裏面とから構成
され、前記階段状の表面は、裏面に平行な複数の段面４
５と、これらの段面４５に垂直な段差面からなる出射面
４６とからなっている。各段面４５の上面にはアルミニ
ウムの蒸着膜等からなる反射膜４７が設けられ、また導
光体４３の裏面には反射板４８が貼り付けられている。
そして、導光体４３は、その表面を液晶表示パネル２１
に向けて、液晶表示パネル２１の裏面側に配置されてい
る。
【００１８】プリズムシート４２は、液晶表示パネル２
１側の表面が平旦面に形成され、前記表面に対して裏側
の裏面には、複数の断面三角形状の突状部５１が一定の
ピッチで形成されている。この形状により、突状部５１
の一方の側面と空気との界面が第１の光学界面５２を形
成し、突状部５１の他方の側面と空気との界面は第２の
光学界面５３を形成し、さらに各突状部５１間における
プリズムシート４２の裏面と空気との界面が第３の光学
界面５４を形成する。そして、プリズムシート４２は、
その突状部５１の頂点を反射膜４７に近接または当接さ
れた状態で、導光体４３上に配置されている。なお、プ
リズムシート４２の突状部５１のピッチは、液晶表示パ
ネル２１の画素ピッチとほぼ同じかあるいは同画素ピッ
チの整数分の１となっている。また、導光体４３の段面
４５のピッチは、プリズムシート４２の突状部５１のピ
ッチよりもやや大きくなっている。
１側の表面が平旦面に形成され、前記表面に対して裏側
の裏面には、複数の断面三角形状の突状部５１が一定の
ピッチで形成されている。この形状により、突状部５１
の一方の側面と空気との界面が第１の光学界面５２を形
成し、突状部５１の他方の側面と空気との界面は第２の
光学界面５３を形成し、さらに各突状部５１間における
プリズムシート４２の裏面と空気との界面が第３の光学
界面５４を形成する。そして、プリズムシート４２は、
その突状部５１の頂点を反射膜４７に近接または当接さ
れた状態で、導光体４３上に配置されている。なお、プ
リズムシート４２の突状部５１のピッチは、液晶表示パ
ネル２１の画素ピッチとほぼ同じかあるいは同画素ピッ
チの整数分の１となっている。また、導光体４３の段面
４５のピッチは、プリズムシート４２の突状部５１のピ
ッチよりもやや大きくなっている。
【００１９】さて、この液晶表示装置を透過型として使
用する場合には、光源３２の２つの発光ダイオード３２
ａ、３２ｂを点灯させる。すると、２つの発光ダイオー
ド３２ａ、３２ｂから平面放射状に出た光は、屈折集光
板３３によって屈折集光されて平行光となり、導光体４
３の入射面４４に入射される。この入射光は、反射膜４
７や反射板４８で反射されながら導光体４３内を横方向
に進行し、図５において実線の矢印で示すように、各出
射面４６から出射される。この出射光は、プリズムシー
ト４２の第１の光学界面５２に入射され、第２の光学界
面５３で全反射され、プリズムシート４２の表面から出
射されて液晶表示パネル２１の裏面に入射され、液晶表
示パネル２１をその裏面から照明し、前記液晶表示パネ
ル２１の表示駆動に応じた画像が観察される。
用する場合には、光源３２の２つの発光ダイオード３２
ａ、３２ｂを点灯させる。すると、２つの発光ダイオー
ド３２ａ、３２ｂから平面放射状に出た光は、屈折集光
板３３によって屈折集光されて平行光となり、導光体４
３の入射面４４に入射される。この入射光は、反射膜４
７や反射板４８で反射されながら導光体４３内を横方向
に進行し、図５において実線の矢印で示すように、各出
射面４６から出射される。この出射光は、プリズムシー
ト４２の第１の光学界面５２に入射され、第２の光学界
面５３で全反射され、プリズムシート４２の表面から出
射されて液晶表示パネル２１の裏面に入射され、液晶表
示パネル２１をその裏面から照明し、前記液晶表示パネ
ル２１の表示駆動に応じた画像が観察される。
【００２０】一方、この液晶表示装置を反射型として使
用する場合には、光源３２を点灯させず、外光を利用す
る。すなわち、液晶表示パネル２１の観察側の表面から
入射した外光は液晶表示パネル２１を透過する。この透
過光は、例えば図５において点線の矢印で示すように、
プリズムシート４２を透過し、反射膜４７で反射され
る。この反射光は、プリズムシート４２を透過して液晶
表示パネル２１の裏面に入射され、この液晶表示パネル
２１を再び透過して観察側に出射し、前記外光の反射光
により液晶表示パネル２１の表示駆動に応じた画像が観
察される。
用する場合には、光源３２を点灯させず、外光を利用す
る。すなわち、液晶表示パネル２１の観察側の表面から
入射した外光は液晶表示パネル２１を透過する。この透
過光は、例えば図５において点線の矢印で示すように、
プリズムシート４２を透過し、反射膜４７で反射され
る。この反射光は、プリズムシート４２を透過して液晶
表示パネル２１の裏面に入射され、この液晶表示パネル
２１を再び透過して観察側に出射し、前記外光の反射光
により液晶表示パネル２１の表示駆動に応じた画像が観
察される。
【００２１】このように、この液晶表示装置における照
明装置４１では、光源３２と導光体４３の入射面４４と
の間に設けられた屈折集光板３３により、光源３２から
平面放射状に出た光を屈折集光させて平行光とし、この
平行光を導光体４３の入射面４４に入射させているの
で、光源３２として点光源である発光ダイオード３２
ａ、３２ｂを用いても、導光体４３の出射面４６から出
射される光の輝度分布を均一にすることができ、プリズ
ムシート４２の表面から出射される光の輝度分布を均一
にすることができる。したがって、この照明装置４１を
備えた液晶表示装置では、液晶表示パネル２１の表面か
ら出射される光の輝度分布を均一にすることができ、表
示品質を向上することができる。
明装置４１では、光源３２と導光体４３の入射面４４と
の間に設けられた屈折集光板３３により、光源３２から
平面放射状に出た光を屈折集光させて平行光とし、この
平行光を導光体４３の入射面４４に入射させているの
で、光源３２として点光源である発光ダイオード３２
ａ、３２ｂを用いても、導光体４３の出射面４６から出
射される光の輝度分布を均一にすることができ、プリズ
ムシート４２の表面から出射される光の輝度分布を均一
にすることができる。したがって、この照明装置４１を
備えた液晶表示装置では、液晶表示パネル２１の表面か
ら出射される光の輝度分布を均一にすることができ、表
示品質を向上することができる。
【００２２】なお、図５に示す照明装置４１において、
屈折集光板３３の平坦面４４を導光体４３の入射面４４
に密接させあるいは透明な粘着剤を介して貼り付けるよ
うにしてもよく、また導光体４３の入射面をフレネルレ
ンズ状の屈折面からなる屈折集光入射面とするようにし
てもよい。
屈折集光板３３の平坦面４４を導光体４３の入射面４４
に密接させあるいは透明な粘着剤を介して貼り付けるよ
うにしてもよく、また導光体４３の入射面をフレネルレ
ンズ状の屈折面からなる屈折集光入射面とするようにし
てもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、点光源と導光体の入射面との間に、点光源から光を
集光して前記入射面に入射させる屈折集光板を設けてい
るので、点光源から平面放射状に出た光が集光され、こ
れにより光源として発光ダイオード等の点光源を用いて
も、導光体の出射面から出射される光の輝度分布を均一
にすることができる。。
ば、点光源と導光体の入射面との間に、点光源から光を
集光して前記入射面に入射させる屈折集光板を設けてい
るので、点光源から平面放射状に出た光が集光され、こ
れにより光源として発光ダイオード等の点光源を用いて
も、導光体の出射面から出射される光の輝度分布を均一
にすることができる。。
【図１】この発明の第１実施形態としての液晶表示装置
の要部の側面図。
の要部の側面図。
【図２】図１に示す照明装置の平面図。
【図３】この発明の第２実施形態における照明装置の図
２同様の平面図。
２同様の平面図。
【図４】この発明の第３実施形態における照明装置の図
２同様の平面図。
２同様の平面図。
【図５】この発明の第４実施形態としての半透過反射型
の液晶表示装置の要部の概略側面図。
の液晶表示装置の要部の概略側面図。
【図６】従来の液晶表示装置の一例の一部の側面図。
【図７】図６に示す照明装置の平面図。
【符号の説明】 ２１ 液晶表示パネル ２６ 照明装置 ２７ 導光体 ２８ 出射面 ２９ 入射面 ３１ 反射板 ３２ 光源 ３２ａ、３２ｂ 発光ダイオード ３３ 屈折集光板 ３５ フレネルレンズ状の屈折面 ３６ 透明な粘着剤 ３７ 屈折集光入射面
Claims (8)
- 【請求項１】 光が入射される一端面を入射面と、入射
された光を導いて予め定めた方向に出射する出射面とを
備え、前記出射面を表面とする導光体と、該導光体の前
記入射面に対向させて配置した点光源と、該点光源と前
記導光体の入射面との間に設けられ、前記点光源から光
を集光して前記入射面に入射させる屈折集光板とを具備
することを特徴とする照明装置。 - 【請求項２】 前記屈折集光板は前記導光体の入射面に
透明な粘着剤を介して貼り付けられていることを特徴と
する請求項１の照明装置。 - 【請求項３】 前記導光板の入射面と前記点光源との間
に、光散乱手段が配置されていることを特徴とする請求
項１の照明装置。 - 【請求項４】 前記光散乱手段は、粘着剤の層と、その
中に分散された光散乱用微粒子とからなることを特徴と
する請求項３の照明装置。 - 【請求項５】 前記導光体の入射面に前記屈折集光板が
一体的に形成されていることを特徴とする請求項１の照
明装置。 - 【請求項６】 前記屈折集光板はフレネルレンズ状の屈
折面を備えていることを特徴とする請求項１〜５のいず
れかの照明装置。 - 【請求項７】 前記フレネルレンズ状の屈折面を有する
屈折集光板は複数の焦点を有し、各焦点に対応する位置
にそれぞれ前記点光源が配置されていることを特徴とす
る請求項６の照明装置。 - 【請求項８】 前記点光源は発光ダイオードであること
を特徴とする請求項１〜７のいずれかの照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001089339A JP2002289023A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001089339A JP2002289023A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002289023A true JP2002289023A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18944279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001089339A Pending JP2002289023A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002289023A (ja) |
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-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001089339A patent/JP2002289023A/ja active Pending
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