JP2002287677A - バルーン広告器 - Google Patents

バルーン広告器

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JP2002287677A
JP2002287677A JP2001085290A JP2001085290A JP2002287677A JP 2002287677 A JP2002287677 A JP 2002287677A JP 2001085290 A JP2001085290 A JP 2001085290A JP 2001085290 A JP2001085290 A JP 2001085290A JP 2002287677 A JP2002287677 A JP 2002287677A
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Yasutake Maehara
泰勇 前原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明の課題は、バルーンに穴があいたよう
な場合でも、また、多少の空気が漏れる場合であって
も、つぶれることのないバルーン広告器を提供すること
である。 【解決手段】そこで、この発明は前記課題を解決するた
めに、筐体1と袋状のバルーン2と送風ファン3とから
なるバルーン広告器であって、前記バルーン2に化学繊
維の織物を用い、かつ、送風ファン3を連続稼動させて
バルーン2を膨らませ続けることを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、袋状のバルーン
を膨らませて広告を行う、バルーン広告器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のバルーン広告器としては、特開20
00-132130がある。これは非通気性のバルーン素材(資
材)と光源とからなり、このバルーン素材をブロワー
(送風ファン)で膨らませ、かつ、このバルーンを光源
で照らして広告を行うものである。そして、従来のバル
ーン素材としては、完全に通気を遮断したビニールシー
ト等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
バルーン素材にビニールシートなどを用いた場合、バル
ーンに穴があくと、直ちにその穴から大量の空気が漏れ
てしまい、バルーンがつぶれ広告塔としての役割を果た
せなくなってしまう。
【0004】また、このバルーン広告器は野外での長期
間の使用が主となるため、そのバルーン素材には相当の
強度が必要である。しかし、非通気性でありかつ丈夫な
バルーン素材は高価である。特に、ビニールシートで丈
夫なものは柔軟性に欠けるため、収納に困難であった。
【0005】そこで、この発明は、バルーンに穴があい
たような場合でも、直ちにバルーンがつぶれることのな
いバルーン広告器の提供を目的とする。また、柔軟性に
優れ、丈夫かつ安価なバルーン素材の利用を課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】[1] バ
ルーン広告器 そこで、この発明は「上方が開口しその開口部分を筐体
開口部11とする筐体1と、下方に開口しその開口部分を
バルーン開口部21とする袋状のバルーン2と、送風ファ
ン3とからなるバルーン広告器であって、 ・前記バルーン開口部21の横断面が前記筐体開口部11と
略同一の断面形状であり、 ・筐体1上方の筐体開口部11にバルーン2下方のバルー
ン開口部21を取付け、かつ、前記送風ファン3を筐体1
内に配し、 ・前記バルーン2には、化学繊維からなる織物を用い、 ・送風ファン3を連続稼動させてバルーン2を膨らませ
続けること、を特徴とするもの」である。
【0007】(効果) この発明は、バルーン素材に化学繊維からなる織物
を用いる。そして、送風ファン3を連続稼動すること
で、バルーン2から多少の空気が漏れた場合であっても
その空気漏れを補い、バルーン2を膨らませ続けるもの
である。よって、バルーン2に少しの穴や傷がついたと
きであっても、バルーン2がしぼむことはない。同様
に、バルーン2と筐体1との取付け位置やバルーン素材
の縫合部などから多少の空気が漏れてもよく、バルーン
2の取付けや縫合が容易になる。
【0008】 また、バルーン2の素材には化学繊維
からなる織物を用いることで丈夫、かつ、安価な材料を
用いることが可能となる。特に、織物であれば織物の生
地同士を縫合してバルーンを成形することができる。ま
た、一部分が破れたとしてもその部分を縫合し穴を防ぐ
ことも可能となり、製造・修理が容易である。また、完
全に穴を防ぐ必要もなく修理が更に簡単である。(従来
の非通気性の素材であれば、穴を防ぐためには溶接や接
着で完全に穴を防がなくてはならず手間がかかる)。な
お、従来の非通気性のバルーン2を用いた実施形態と同
様に接着や溶接による修理も可能である。
【0009】(1) 発明の全体構成を図1a(図3)
に示す。図に示すように、この発明はバルーン広告器の
下側を構成する箱状の筐体1と、筐体1の上に取りつけ
られ空気で膨らむバルーン2によって構成される。そし
て、使用しない場合はバルーン2はつぶれた状態、使用
時には送風ファン3を稼動し、バルーン2内に空気を送
り込んで、バルーン2を膨らまして広告塔として機能さ
せる。
【0010】(2)「化学繊維からなる織物」とは、ポ
リエステルなどの化学繊維を主材料としとした織物をい
う。その織り方としては、できるだけ低通気性となる織
り方が望ましい。具体的には、従来のテントやパラシュ
ートなどに用いられている生地の織り方などを用いる。
【0011】(3) この発明に用いるバルーン素材は
適宜に低通気性もしくは非通気性のものである。ここで
「適宜に低通気性の織物」とは、メッシュや編物のよう
に通気性に優れ、通気の際に全く抵抗が生じない素材の
ものを除く趣旨である。
【0012】通気性の程度は、送風ファン3によってバ
ルーン2を膨らませるときに、バルーン2全体から漏れ
る空気量が送風ファン3が送り込む空気量より少ない程
度、また、バルーン2が完全に膨らんだ後は、送風ファ
ン3が送り込む空気量とバルーン2全体から漏れる空気
量とが等しくなる程度の通気性を意味する。
【0013】織物において化学繊維を密にする程度は、
送風ファン3が送り込む空気量によって決められる。送
り込む空気量が大きい場合は若干粗めの織りでよい。こ
の場合、バルーン素材の製造が容易といった利点があ
る。一方、送り込む空気量が少ない場合は織り方を密に
する。この場合、送風ファン3の電気代が低額、また、
送風ファン3の稼動音が小さくなるので屋内での使用に
適するといった利点がある。
【0014】(4) バルーン2の素材は安価かつ丈夫
なものが望ましく、ポリエステル製の織物、ポリエステ
ルの繊維を中心にその回りに他の化学繊維を巻きつけ強
化した織物などで実施可能である。そして、ポリエステ
ル製であれば、このバルーン2に広告用印刷が容易とい
った利点がある。
【0015】そして、この発明に用いる織物として望ま
しいものは「防水加工を施した織物」である。防水加工
をすることで汚れにくくなる他に、織物の通気性が低
下、もしくは、非通気性となり、バルーン2が膨らみや
すくなる。また、ファンの省電力化を測ることが可能と
なる。同様に、「防菌加工、防湿加工、防汚加工」をし
た織物も、同様に通気性が低下するので望ましい実施形
態である。
【0016】また、バルーン2の素材にはポリエステル
繊維とガラス繊維を混合したものが望ましい。ガラス繊
維はポリエステル繊維より透光性に優れるため、光量が
同じライトを用いてもより明るい広告が行える。ガラス
繊維を混合する率は、あまりに少ないと効果が得られな
い。また、あまりに多いとバルーン2の柔軟性が失われ
収納に不便、高価になってしまう。そこで、ガラス繊維
を混合する率は10〜50%程度の範囲、更に望ましくは15
〜30%程度の範囲とする。
【0017】(5) 筐体1内にライト9を配し、夜間
であれば発光する実施形態も望ましい。ライト9の発光
形態については、連続発光、連続点滅、閃光など様々な
形態でよい。電源は、コード式でもよく、また、筐体1
内にバッテリーを配し充電する形態でもよい。
【0018】(6) 筐体1の筐体開口部11とバルーン
2のバルーン開口部21の横断面は略同一とする。しか
し、バルーン2に用いられる素材が伸縮性に優れたもの
である場合、筐体開口部11より小さなバルーン開口部21
を有するバルーン2であっても、バルーン開口部21を引
き伸ばすことでこの発明の実施は可能であり、このよう
な形態も「筐体開口部11とバルーン開口部21の横断面は
略同一」である。
【0019】(7) バルーン2の全体形状に特に制限
はなく、円柱のほか,三角柱、四角柱などの多角柱のほ
か、円錐形などでも実施可能である。また、上に向けて
広がる形態や、狭まる形態、途中で広がったり狭くなっ
たりする形態も実施可能である。
【0020】(8) このバルーン広告器を使用しない
場合は、送風ファン3を止めてバルーン2を潰して収納
する。従来技術と同様に、筐体1内に十分な空間を設け
れば、潰したバルーン2を筐体1内部に収容することが
でき、これにより運搬・保管が容易になる。
【0021】(9)「送風ファン3を連続稼動させる」
形態としては、送風量を一定に維持する形態の他、送風
量に強弱を設けバルーンの膨らみを適宜に変化させる形
態や、間欠的に送風を一時停止する形態であってもよ
い。送風ファン3の送風量は、バルーンの大きさによっ
て決まる。バルーン2の容積が1〜4立方メートル(m
3)程度の場合、送風ファンは3〜7立方メートル
(m3)/min程度で実施可能である。
【0022】(10)「筐体開口部11にバルーン開口部
21を取付ける」形態としては、厳密に筐体1の上端と、
バルーン2の下端が接する形態のみならず、筐体開口部
11の内側にバルーン開口部21を取付ける形態、筐体開口
部11の外側にバルーン開口部21を取付ける形態で実施可
能である。
【0023】(11) この発明は送風ファン3を連続
稼動させてバルーン2を膨らませ続ける。ここで、バル
ーン素材が非通気性素材の場合、外気の気圧や送風ファ
ン3の送風量によってバルーン内が高圧になりすぎて、
空気を送り込む送風ファン3の負担が大きくなってしま
う(故障の原因となる)。そこで、この発明の望ましい
実施形態の一つは、「前記したバルーン広告器であっ
て、バルーン2に非通気性からなる素材を用い、かつ、
バルーン2のいずれかの場所に開閉可能な通気窓28を設
けたことを特徴とするもの」である。
【0024】この通気窓28を開くことで内部の空気が漏
れ、バルーン内の気圧を容易に調整することができる。
また、送風ファン3の送風量を調節する必要がない。送
風ファン3に送風量の調節手段(調節機構)を設ける必
要がなく、製造コストを低減できる。なお、この通気窓
28を用いるか否かは任意であり、用いなくても木の発明
の実施は可能である。また、低通気性の素材からなるバ
ルーン2を用いる場合にも通気窓28を用いることは可能
である。
【0025】「通気窓28」を図1aに示す。図は通気窓
28をバルーン2の側面に設けたものである。図では説明
のため拡大した通気窓を記す。通気窓の構成はバルーン
2の一部を矩形に囲み、上辺281の一片を残して切込ん
だものである。そして、開閉可能となった通気蓋282の
下片283と通気窓28の下辺に面テープ284を設け、この通
気窓28を閉じることを可能にするものである。
【0026】なお、通気窓28の形状に制限はなく、三角
形、四角形等の多角形のほか、丸形、楕円形などで実施
可能である。更に、通気窓の個数にも制限は無く1〜1
0つ程度で実施可能である。また、通気窓28を設ける位
置も制限は無く、バルーン2の側面のほか上面であって
もよい。更に、側面の上側、真中、下側、更に、それら
を組合わせる形態でも実施可能である。
【0027】通気窓28の大きさも任意であり、バルーン
2の容積が1〜4立方メートル(m 3)程度の場合、通
気窓28の面積は5〜30平方センチメートル(cm2)程度
で実施可能である。面テープ284を設ける位置も制限は
無く、通気窓28の下辺のみならず側片に設けてもよい。
【0028】[2] 空気の流れ このバルーン広告器は、バルーン内に空気を送り続け、
外圧に対してバルーン内を高圧状態としてバルーン2を
膨らませるものである。ここで、バルーン2の膨らみ方
はバルーン内の空気の流れによる影響を受ける。そこ
で、この発明の望ましい実施形態としては「前記したバ
ルーン広告器であって、 ・筐体1及びバルーン2の横断面が略円形であり、 ・前記送風ファン3を筐体1の底面12に設け、 ・この送風ファン3の送風口31を、筐体1の内壁と平
行、かつ、水平方向に設置すること、を特徴とするも
の」である。
【0029】(効果)これにより、バルーン内で下から
上に向けて、螺旋状の整った空気の流れができ、バルー
ン2の膨らみを効率的に維持することが可能となる。
【0030】[3] 香り発生手段 バルーン広告器は視覚にのみ訴える広告装置である。そ
こで、この発明の望ましい実施形態の一つとしては「前
記したバルーン広告器であって、 ・筐体1もしくはバルーン2の内側に、香り発生手段4
を設けることを特徴とするもの」である。
【0031】(効果)この発明に係るバルーン広告器
は、バルーン2から常に空気が漏れる。そこで、この実
施形態は、この漏れる空気を利用するものであり、バル
ーン広告器から漏れる空気に香りをつけることで、周囲
に香りを届ける。これによって視覚だけでなく、嗅覚に
まで訴える広告を行える。
【0032】(1) ここで「香り発生手段4」として
は、通常市販されている芳香剤(固形タイプ、液体タイ
プを問わない)を筐体1もしくはバルーン2の内側に設
ける形態で実施可能である。また、カートリッジ形式と
し、香りに富む液体を含ませたスポンジ42を箱の中に収
納し、この箱(香りカートリッジ44)を筐体1もしくは
バルーン2の内側に設ける形態である。更に、この香り
カートリッジ44に、カートリッジ内の空気の流れを促進
する通気孔41を設ける形態でも実施可能である。この通
気孔41は開閉可能であることが望ましい。このカートリ
ッジ形式であれば、この通気孔41を開閉することで「香
りアリ」と「香りナシ」の実施形態の切り替えが容易で
ある。
【0033】(2) 香り発生手段4の設置場所に特に
制限はないが、効率的に香りを広げる実施形態として
は、「前記したバルーン広告器であって、前記送風口31
の前方にこの香り発生手段4を設けることを特徴とする
もの、また、前記送風口31の前方に、通気孔41をこの送
風口31に向けて香りカートリッジ44を設けることを特徴
とするもの」である。
【0034】[4] スカートタイプ 送風ファン3の吸気口32を筐体1の底に設けた場合、送
風ファン3が地面のごみを吸引してしまうおそれがあ
る。そこで、この発明の望ましい実施形態としては、
「前記したバルーン広告器であって、前記筐体1の外周
に下方に広がるスカート5を取付け、かつ、このスカー
ト5の外周52を筐体1の底部55と略同一面に設置するこ
とを特徴とするもの」である。
【0035】(効果)これにより、スカート5によって
筐体1周囲にビニール袋などのごみが近づくことがなく
なり、送風ファン3の吸気口32がゴミを吸引してしまう
ことがなくなる。また、筐体1が傾いたときなどはこの
スカート5が筐体1を支える。これによりバルーン広告
器が倒れるおそれも低減する。また、スカート5にかか
ったごみであれば、取り除く作業も容易である。
【0036】(1) ここで「スカート5の外周52を筐
体1の底部55と略同一面」とする、その実施形態を説明
する。筐体1の底部55にキャスター14が設けられている
場合、このスカート5の外周52は、底部55と厳密に同一
面でもよく、また、キャスター14の接地面56と同一面で
もよい。また、前記底部55や接地面56と厳格に同一面で
ある必要はなく、接地面56とスカート5の間からビニー
ルや紙屑などのごみが進入しない程度の高さに外周52を
設置すれば足りる。その形態としては底部55より高い位
置であってもよい。
【0037】更に、設置場所に応じて、適宜にスカート
5の形状を取り替える形態でもよく、斜面に設置する場
合は、斜面に応じた形状のスカート5を、段差がある場
所であれば、段差に応じた形状のスカート5を用いる。
【0038】この発明において「スカート5の外周52を
筐体1の底部55と略同一面」とするとは、筐体1の底に
ごみが侵入しないように(送風ファン3がゴミを吸い込
まないように)、設置場所に応じて適宜にその外周52の
高さを変更させた場合を含むものである。
【0039】[5] バルーンの回転 また、この発明の望ましい実施形態は「前記したバルー
ン広告器であって、 ・筐体1及びバルーン2の横断面が円形であり、 ・前記筐体開口部11の内周近傍にリング状の固定リング
23を取付け、 ・前記バルーン開口部21の外周近傍にリング状の回転リ
ング24を取付け、 ・この回転リング24を前記固定リング23に、回転自在に
嵌合し、 ・筐体1内に、この回転リング24を回転させる駆動手段
を設けたこと、を特徴とするもの」である。
【0040】(効果)これまでにも、回転する広告塔は
あった。しかし、このバルーン2を空気圧で膨らませる
バルーン広告器の場合、空気漏れの問題からこのバルー
ン2を回転させることが出来なかった。一方、この発明
は、送風ファン3を連続稼動させてバルーン2を膨らま
せ続けることを特徴とするので、多少の空気漏れは問題
とならない。特にこの実施形態は固定リング23に回転リ
ング24を嵌合させる形態なので、空気漏れを少なくでき
る利点がある。なお、バルーン2の回転は一方向に限定
する必要はなく、右左(時計・反時計回り)双方に回転
(回動)する形態で実施可能である。
【0041】(1) そして、前記回転リング24の駆動
手段としては、「前記したバルーン広告器であって、 ・前記駆動手段に駆動回転するモータ軸25を有するモー
タを用い、 ・前記回転リング24の内壁を凹凸をつけたギア形状と
し、一方、前記モータのモータ軸25の外周をこのギア形
状に適合する形状とし、 ・前記回転リング24のギア形状と前記モータ軸25のギア
形状を合わせて、モータ軸25を筐体1内に取付けること
を特徴とする」ものである。
【0042】(効果)この実施形態であれば、簡易な構
造でありながら、モータの駆動力を適宜に回転リング24
に伝えることができ、広告を付したバルーン2を回転さ
せることが可能となる。
【0043】(2) 筐体1の筐体開口部11の内壁に取
付けられるリング状の固定リング23と、バルーン2下方
のバルーン開口部21に取付けられ前記固定リング23と嵌
合するリング状の回転リング24の全体図を図5aに示
し、また、両リングが取付けられた状態の断面拡大図を
図5bに示す。
【0044】(3) この実施形態は「筐体開口部11の
内壁周囲にリング状の固定リング23」を取付けるもので
あるが、この固定リング23は内壁の全周囲に設ける必要
はなく、分割したレール状の部材を、適宜に分散させて
配置する形態でも実施可能である。
【0045】(4) 前記「回転リング24を前記固定リ
ング23に回転自在に嵌合する」形態としては、回転リン
グ24の外周に突起部27を設ける。固定リング23の内側の
面には前記突起部27をアリ嵌合させるアリ溝26を設ける
ものである。突起部27の断面形状としては、図5bに示
す略T字形のほか、矢印形などで実施可能である。アリ
溝26の形状は突起部27の形状に合わせて決まる。
【0046】(5) また、この発明は、前記回転リン
グ24を筐体1の外側に設ける形態でも実施可能である。
その実施形態は「前記したバルーン広告器であって、 ・筐体1及びバルーン2の横断面が円形であり、 ・前記筐体開口部11の外周近傍にリング状の固定リング
23を取付け、 ・前記バルーン開口部21の内周近傍にリング状の回転リ
ング24を取付け、 ・この回転リング24を前記固定リング23に、回転自在に
嵌合し、 ・筐体1の外側に、この回転リング24を回転させる駆動
手段を設けたこと、を特徴とする」ものである。
【0047】[6] 色彩選択 この発明の望ましい実施形態は「前記したバルーン広告
器であって、 ・筐体1内に色彩の異なるライト9を少なくとも2つ以
上配し、 ・前記ライト9の発光を制御する制御手段を設けたこ
と、を特徴とするもの」である。
【0048】(効果)色彩の異なる各ライト9を交互に
点滅させることで、従来より色彩豊かな広告を行うこと
ができる。また、緑色と黄色のライト9を同時に点灯さ
せて黄緑色を表現するなど多様な色彩の表現が可能とな
る。(各色彩のライト9を配するとライトの数が膨大に
なってしまう。) (1) ライト9の数に制限はないが、色彩豊かな広告
を行うためには少なくとも2色(2個)以上、望ましく
は4色(4個)以上とする。一方、ライト9の数があま
りに多くては大きな筐体1が必要になるので15色以下
(15個以下)が望ましい。
【0049】(2) 発光の制御形態としては、各ライ
ト9を交互に発光させる形態と、一つのライト9の連続
発光など、様々な形態で実施可能である。また、発光の
選択手段を筐体1に設ける形態でも実施可能である。
「選択手段」としては筐体1の外部に操作パネル15を配
し、「どのライト9を発光させるのか」、「どのような
発光形態なのか(連続、点滅、点滅の間隔)などを選択
・入力できる形態とする。具体例では「発光プログラ
ム」のスイッチを設ける。
【0050】(3) 用いるライトは充分な光量が得ら
れるものであればよく、水銀灯、ハロゲンライトなどで
実施可能である。更に、小形の広告塔であれば蛍光灯を
用いる形態でも実施可能である。
【0051】(4) 更に、多彩な色彩を用いて実施す
る形態としては「前記したバルーン広告であって、色相
が大きく異なるライトを2色以上配したことを特徴とす
るもの」である。色相が大きく異なるとは、白と赤(も
しくはオレンジ色)、白と青のほか、赤と青、青と黄色
などの組合せをいう。これにより、それぞれの色相のラ
イトで照らす場合のほか、二つのライトを同時に発光さ
せることで中間色の色彩の広告を行える。
【0052】そして、この2色以上のライトを設けた実
施形態において、バルーン2の色は白色であり、この白
色の生地の上に広告用のプリントをしたものが望まし
い。白色であれば、様々なライトの色相をもっともよく
外部に伝えられるからである。
【0053】[7] 固定手段 この発明の望ましい実施形態は「前記したバルーン広告
器であって、 ・バルーン2の上端に、バルーン2を任意の場所に取付
けるための固定手段6を設けたことを特徴とするもの」
である。
【0054】(効果)これにより、このバルーン広告器
を強風の屋外で使用する場合に、バルーン広告器を任意
の場所(軒先や木)に取付ける(吊り下げる)ことで、
バルーン広告器が風などにより倒れてしまう事態を回避
することができる。
【0055】(1) この「バルーン2を取付ける固定
手段6」としては、以下の形態がある。 ・バルーン2の上端にフック62や円環(リング状)部材
63を取り付ける(図2a、b)。 ・バルーン2の上端部分にロープ64を貼り付ける・縫い
付ける(図2c)。(このロープを任意の場所に括りつ
ける。) ・バルーン2上端に、更に上側に張出す張出し部材65を
設け、この張出し部材65に孔61を設ける(図2d)。
【0056】(2) バルーン2の固定手段6の取付け
位置は、バルーン2の上端(上端付近を含む)が望まし
いが、バルーン2側面に設ける形態でも実施可能であ
る。この場合はバルーン2を電柱などに取付ることがで
きるので、取付け位置の選択が広がる利点がある。更
に、側面の上側と下側の双方、もしくは、上側と中間の
双方に固定手段を設ける形態でも実施可能である。
【0057】[8] 送風切替 更に、この発明の望ましい実施形態は「前記したバルー
ン広告器であって、 ・前記送風ファン3の送風量の強弱を切り替えることが
できる切替手段を有することを特徴とするもの」であ
る。
【0058】(効果)この発明は外圧に比べてバルーン
2内の気圧(内圧)を高圧とし、バルーン2を膨らませ
るものである。そしてバルーン2を膨らませるには一定
の高圧を維持しなくてはならない。ここで、バルーン2
の上端に固定手段6が設けられ、これによりバルーン2
が吊り下げられる場合、バルーン2を膨らませるために
求められる内圧は、吊り下げられていない場合よりも低
圧で足りる。すなわち、送風ファン3の送風量を少なく
してもよい。
【0059】そこで、この発明は「前記バルーン2の固
定手段6」と「送風量の強弱の切替手段」を設け、固定
手段6を用いない場合は、送風量の強を選択し、これま
で説明してきた形態で実施する。一方、固定手段6によ
ってバルーン2を吊り下げたときには、送風量の弱を選
択できることとし、これにより送風ファン3の消費電力
を抑制するものである。送風量の切替形態としては、
「強・弱」の二段階のほか、「強・中・弱」の三段階、
また、送風量の程度を数値入力する形態でもよい。
【0060】
【実施例】この発明の実施例を図を参照して説明する。
図1aは、バルーン広告器の全体構成図、図1bは送風フ
ァン3として用いられるシロッコ型ファンの全体図、図
1cは筐体1の構成の上面図である。図1aに示す筐体1
にバルーン2を取付けたものを図3に示す。
【0061】(実施例1:全体構成)この発明に係るバ
ルーン広告器の全体図を図1aに示す。この発明に係る
バルーン広告器は、上方に開口した筐体1と、その筐体
1の内側に設けられた送風ファン3、袋状であって下方
に開口するバルーン2によって構成される。
【0062】(筐体1)筐体1は、その横断面を円形と
し、その内側の底面12に送風ファン3を設置する。筐体
1の上部は開口とし、この開口周辺を筐体開口部11とす
る。筐体1の底部55(底面12の裏側)には、移動を容易
にするために数個のキャスター14を設ける。電源などに
特徴はないため図面から省略する。また、底面12にはバ
ルーン2を照らすライト9を設ける。ライト9には水銀
灯を用いる。筐体1内部には十分な隙間を設け、空気を
抜いたバルーン2を収納できるようにする。
【0063】(送風ファン3)この発明に用いる送風フ
ァン3としてはシロッコ型ファンを用いる。シロッコ型
ファンを図1bに示す。図1bはシロッコ型ファンを底か
ら見た図である。この送風ファン3は底に吸気口32を有
し、この吸気口32の直上に矢印方向に回転するフィン33
を有する。このフィン33は図に示すように小さな羽を複
数有する。このフィン33は送風モータ35に連結され、こ
のフィン33が回転することで、吸気口32から取り込まれ
た空気は直角方向に位置する送風口31から排出される。
シロッコ型ファンは吸気口32と送風口31とが直角の位置
関係にあるため、この発明の実施に適したものである。
なお、このシロッコ型ファンの構造は従来品と同様であ
り、送風量は5m3/minものを用いる。
【0064】送風ファン3を取付ける筐体1の底面12に
は、裏まで貫通する孔を設け、この孔に送風ファン3の
吸気口32を取付ける(よって筐体1の底から吸気す
る)。送風ファン3の送風口31は筐体1の内壁と平行に
する。更に、送風口31は上向きではなく水平方向に設置
する。これにより、送風口31から送られた空気は筐体1
の内壁に沿って滑らかに流れる。
【0065】この送風ファン3を筐体1内部に設置した
様子を図1cに示す。ここで「筐体1の内壁と送風口31
とが平行である」とは、筐体1の中心16から内壁に向け
ての垂線17(仮想線)上に送風口31が位置する関係(前
記垂線17と送風される空気の流れが直交する関係)をい
う。なお、送風口31と筐体1の内壁の位置関係は平行が
望ましいが、厳密な平行関係は不要である。内壁に沿っ
てなめらかに空気が流れる程度に平行との意味である。
【0066】この実施例による望ましい空気の流れを図
3の矢印で示す。図に示すようにこの実施例では筐体1
とバルーン2の内壁に沿って空気が螺旋状に滑らかに上
方に流れる。この実施例は「吸気口32と送風口31とが直
角の位置関係にある送風ファン3を用いることを特徴と
し、更に、筐体1の底から垂直方向に吸気し、これを水
平方向に送風することを特徴とするもの」である。
【0067】(バルーン2)バルーン2の形状は円柱の
袋状であって、下方に開口したものとする。この開口す
る周囲をバルーン開口部21とし、このバルーン開口部21
の外周を前記した筐体開口部11の内周と同じ寸法の円形
とする。バルーン2の素材には丈夫なポリエステル製の
繊維を用い、このポリエステル繊維にガラス繊維を20%
混合したものを用いる。その表面は防水加工を施す。バ
ルーン2の先端には、バルーン2と同一素材からなる三
角片(張出し部材65)を取付ける。そして、その三角片
の中央付近に固定手段6としての孔61を設ける。バルー
ン2の生地は白色とし、その上に広告用のプリントを施
したものを用いる。バルーン2のサイズは、直径80c
m、高さ3mとする。
【0068】(バルーン広告器)図1aに示すように、
筐体1の筐体開口部11の内周にバルーン2のバルーン開
口部21を取付ける。取付け方はビス止めとする。この発
明は、送風ファン3を連続稼動させる点に特徴があり、
バルーン2を密閉して膨らませるのでない。そのため、
この取付位置から多少の空気が漏れてもよく、バルーン
2の取付け作業が容易な利点がある。
【0069】(制御手段)この発明を実施するには、送
風ファン3のon/offのみならず、送風量の制御、後述す
るライト9の点灯の制御などを行う。そこで、このバル
ーン広告器における操作パネル15を図6に、制御手段の
ブロック図を図7に示す。操作パネル15は筐体1の外部
に取付ける。
【0070】図6に示す操作パネル15は、左列に「送風
on/off」のスイッチ、どのライト9を点灯させるのか
「ライト選択」のスイッチ(ライトの選択はこのスイッ
チを押した後、右の番号で入力する)、ライトの点灯の
形態の選択(点滅/連続)のスイッチ、後述する実施例
5で用いる発光プログラムを選択するスイッチ、送風量
の切替スイッチ(強・中・小のボタンを選択してもよい
し、また、数値入力でもよい)を有するものである。こ
の操作パネル15で入力された情報は、制御装置に送られ
る。なお、この操作パネルは必ず筐体1に取付ける必要
は無く、遠隔操作可能なリモコン方式であってもよい。
【0071】図7は制御装置の構成を示すブロック図で
ある。この制御装置は、各種の情報を処理するCPU、
各プログラムを記憶する記憶部、データの入力手段とし
ての操作パネル15、送風ファン3の制御を行う送風ファ
ン制御部、各ライトの制御を行うライト制御部を有し、
これらをバスで連結し、情報の送受信を行う。
【0072】記憶部が記憶するプログラムとしては以下
のものがある。 1)送風ファンの制御(その回転量や、on/offを定め
る) 2)各ライトの発光制御(実施例5)(発光プログラ
ム) 3)操作パネル15から入力されるデータ処理 4)バルーン2を回転させるモータの制御(実施例4) などである 実施形態としては、操作パネル15から入力されたデータ
は、バスを介してCPUに送られる。CPUは各種プロ
グラムを稼動させ、制御情報を作成し、その情報を送風
ファン制御部やライト制御部に送信し、制御を行うもの
である。
【0073】(送風量の切替)この実施例では、送風量
の強弱を切り替えることができる切替手段(送風量の選
択手段)を設ける。その構成は、図6に示す操作パネル
15において「送風量(強・中・小)」とする操作スイッ
チを配し、かつ、図7に示す制御装置において、そのプ
ログラムに「送風ファン3の制御」を設けることであ
る。
【0074】利用者が操作パネル15で送風量のスイッチ
を押した場合は、その情報はバスを介してCPUに送られ
る。CPUは送風ファン制御プログラムにより送風ファン
3を制御するための情報を定め、この情報を送風ファン
制御部に送る。送風ファン制御部は、送られてきた情報
に基づき、送風ファン3のフィン33の回転を切り替える
(速くする、もしくは、遅くする)。
【0075】このバルーン広告器の通常の使用状態で
は、利用者は「強」または「中」の送風量を選択する。
これによりバルーン2は適宜に膨らむ。一方、バルーン
2の上端に設けた固定手段6としての張出し部材65に設
けた孔61に紐を通し、この紐をより高い場所に結び、バ
ルーン2を上方向に引っ張る。この使用状態の場合、利
用者は「弱」の送風量に切り替える。バルーン2は紐に
より上方向に引っ張られるので紐のない状態ほどバルー
ン2内を高圧にする必要がないからである。これによ
り、送風ファン3の消費電力を抑制することができる。
また、送風ファン3の騒音を小さくすることができ室内
での使用に適したものとなる。
【0076】(実施例2)この発明の望ましい実施例
は、筐体1の底面12に香り発生手段4として「香りカー
トリッジ44」を設けるものである。香りカートリッジ44
の全体を図8に示す。この香りカートリッジ44は四角の
箱であって、その内部に香料を含む液体を染み込ませた
スポンジ42を配する。そして、側面の一部に空気を取り
入れる開閉可能な通気孔41を設ける。上面43はメッシュ
構造とし、香り成分を含む空気が発散しやすくする。ま
た、香りを発生させないときのために上面43のメッシュ
部分を塞ぐ蓋を用いる。
【0077】この香りカートリッジ44を設ける位置を図
1cに示す。香りカートリッジ44は前記送風ファン3の
送風口31の前方、内壁からやや内側に設ける。香りカー
トリッジ44の通気孔41を送風口31に向ける。ここで、や
や内側とするのは送風ファン3からの空気の流れをでき
るだけ乱さないためである。なお、香りの発生を優先す
る形態であれば、送風口31の真正面に前記通気孔41を向
けて設置する。
【0078】(実施例3)この発明のその他の実施例と
して、筐体1の外周にスカート5を取付けたものを図4
に示す。図4は筐体1と取付けられたスカート5の断面
図である。「スカート5」は、下方に広がる円錐形であ
って、その先端側を水平に切りとった形状である。そし
て、先端側の切り取った周囲をスカート上部51とし、こ
のスカート上部51の直径を筐体1の外周直径と同一とす
る。そして、このスカート上部51の内側に筐体1を貫通
させ、スカート5を筐体1に取付ける。
【0079】スカート5の外周52は筐体1の底部55と略
同一面とする。この実施例では、筐体1の底面12に高さ
5cmのキャスター14を設け、前記底面12はキャスター
14の高さ分だけ高くなっている。そこで、この実施例で
はスカート5の外周52を筐体1の底面12から3cm低く
設定する。
【0080】なお、スカート上部51と筐体1の外周を固
定するのではなく、スカート5の高さを調節できる形態
であってもよい。
【0081】(実施例4)この発明の他の実施例はバル
ーン2が回転(回動)するものである。回転するバルー
ン2の望ましい形状としてこの実施例では、円柱状のバ
ルーン2とし、このバルーン2が円周方向に回転する。
この実施例3の構成を図5aに示す。筐体開口部11の内
壁と同一形状の外形を有するリング状の固定リング23を
筐体開口部11の内側に設置する。この固定リング23は全
体が鉄製のリングであって、内側の面には後述する回転
リング24をはめ込むためのアリ溝26を設ける。アリ溝26
の断面形状は図5bに示すように、溝の奥が拡大する形
態である。このアリ溝26の形状は、後述する回転リング
24の突起部27の形状に合わせて決める。
【0082】次に、この固定リング23の内側に回転リン
グ24を回転自在に嵌合する。回転リング24は全体が鉄製
のリングであって、その外形は前記固定リング23の内形
と略同一とする(但し、嵌合させるための突起部27は除
く)。回転リング24の外周には、前記した固定リング23
のアリ溝26に嵌合させるための先端がT字に広がる突起
部27を設ける。回転リング24の内側はギザギザの凹凸を
設けたギヤ形状とする。前記回転リング24の形状はバル
ーン2下方のバルーン開口部21の形状と同一とし、回転
リング24の上にバルーン2を取付ける。これにより、こ
の回転リング24が回転すると取付けたバルーン2も同時
に回転する。
【0083】回転リング24の内側には、この回転リング
24を回転させるための駆動手段を設ける。駆動手段とし
ては、駆動回転するモータ軸25を有するモータを用い
る。なお、モータ部分に特徴はないため、図ではモータ
軸25のみを表示する。
【0084】このモータ軸25は、円柱状であってその外
形を、前記した回転リング24の内側のギヤ形状に適合す
る形状とする。図では、回転リング24に設けたギヤ形状
と同程度のギザギザの凹凸を円周方向に設ける。そし
て、回転リング24の内側であって、回転リング24のギヤ
形状と、このローラ軸とを合致させ、その位置にこのモ
ータ軸25を取り付ける。
【0085】上記した固定リング23、回転リング24、モ
ータ軸25が筐体1内に取付けられた状態を図5bに示
す。モータが駆動回転すると、このモータ軸25が回転す
る(図5bの矢印方向)。この回転はモータ軸25と回転
リング24の双方に設けたギヤ形状によって回転リング24
に伝達する。回転リング24の突起部27は固定リング23内
をスライド回転し、この回転リング24が回ることで、こ
の回転リング24に取付けたバルーン2も同方向に回る。
【0086】なお、固定リング23と回転リング24との関
係は、その他の形態であっても実施可能である。例え
ば、固定リング23に突起部27を設け回転リング24にアリ
溝26を設ける形態である。また、回転リング24の回転を
滑らかにするためにローラを用いるなどの工夫も望まし
い。
【0087】(実施例5)また、この発明の他の実施例
は、色相の異なるライト9を5つ配し、これらのライト
9の発光を制御するものである。その構成を図9に示
す。図9は筐体1の内部を上から見た図であり、図中下
側に送風ファン3を配し、筐体1中央に白色ライト91、
その周り(時計回りで)左側から赤色ライト92、青色ラ
イト93、緑色ライト94、黄色ライト95と、色相の異なる
5色のライト9を配したものである。
【0088】制御装置では、記憶部に各ライトの発光プ
ログラムを記憶し、また、ライト制御部が全てのライト
9と連結し、各ライト9の発光、点滅などを制御する。
ここで「各ライトの発光プログラム」としては、どのラ
イト9を何秒発光させ、その次にどのライト9を発光さ
せるのかを定めたものである。また、一度にライト9を
一つずつ発光させて制御するものや、複数のライト9を
同時に発光させ、色相の組合せを制御するものなどであ
ってもよい。
【0089】また、操作パネル15では、どのランプを発
光させるのか「ランプ選択」スイッチ、また、発光状態
を制御する「点滅/連続」スイッチを設ける。また、予
め記憶されている発光プログラムのうち何番のプログラ
ムを実行するのかを選択する「発光プログラム」スイッ
チを設ける。更に、この操作パネル15の入力キーを用い
てライト制御のデータを直接入力し、実行させる形態で
あってもよい。このように、複数の色相のライト9を様
々な態様で発光させることで色彩(色相)豊かな広告を
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1a】バルーン広告器の全体構成図、
【図1b】送風ファン3として用いられるシロッコ型フ
ァンの全体図
【図1c】筐体1の構成の上面図
【図2a〜d】バルーン2上端に設ける固定手段6の実施
形態
【図3】望ましいバルーン2内の空気の流れを表す図
【図4】スカート5を取付けた筐体1の構成図
【図5a】バルーン2を回転させる実施形態の構成図
【図5b】固定リング23と回転リング24の断面拡大図
【図6】操作パネル15の構成図
【図7】送風ファン3及びライトの制御装置のブロック
図、
【図8】香りカートリッジ44の全体図
【図9】複数の色彩のライトを用いる実施例の筐体1内
部を上から見た図
【符号の説明】
1 筐体 11 筐体開口部 12 底面 14 キャスター 15 操作パネル 16 中心 17 垂線(中心から内壁方向) 2 バルーン 21 バルーン開口部 23 固定リング 24 回転リング 25 モータ軸 26 アリ溝 27 突起部 28 通気窓 3 送風ファン 31 送風口 32 吸気口 33 フィン 34 底 35 送風モータ 4 香り発生手段 41 通気孔 42 スポンジ 43 上面 44 香りカートリッジ 5 スカート 51 スカート上部 52 外周 55 底部 56 接地面 6 固定手段 61 孔 62 フック 63 円環部材 64 ロープ 65 張出し部材 9 ライト 91 白色ライト 92 赤色ライト 93 青色ライト 94 緑色ライト 95 黄色ライト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口しその開口部分を筐体開口部
    11とする筐体1と、下方に開口しその開口部分をバルー
    ン開口部21とする袋状のバルーン2と、送風ファン3と
    からなるバルーン広告器であって、 ・前記バルーン開口部21の横断面が前記筐体開口部11と
    略同一の断面形状であり、 ・筐体1上方の筐体開口部11にバルーン2下方のバルー
    ン開口部21を取付け、かつ、前記送風ファン3を筐体1
    内に配し、 ・前記バルーン2には、化学繊維からなる織物を用い、 ・送風ファン3を連続稼動させてバルーン2を膨らませ
    続けること、を特徴とするもの。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したバルーン広告器であ
    って、 ・筐体1及びバルーン2の横断面が略円形であり、 ・前記送風ファン3を筐体1の底面12に設け、 ・この送風ファン3の送風口31を、筐体1の内壁と平
    行、かつ、水平方向に設置すること、を特徴とするも
    の。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載したバル
    ーン広告器であって、筐体1もしくはバルーン2の内側
    に、香り発生手段4を設けることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載したバルーン広告器であって、前記筐体1の外周に下
    方に広がるスカート5を取付け、かつ、このスカート5
    の外周52を筐体1の底部55と略同一面に設置することを
    特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載したバルーン広告器であって、 ・筐体1及びバルーン2の横断面が円形であり、 ・前記筐体開口部11の内周近傍にリング状の固定リング
    23を取付け、 ・前記バルーン開口部21の外周近傍にリング状の回転リ
    ング24を取付け、 ・この回転リング24を前記固定リング23に、回転自在に
    嵌合し、 ・筐体1内に、この回転リング24を回転させる駆動手段
    を設けたこと、を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載したバルーン広告器であって、 ・筐体1内に色彩の異なるライト9を少なくとも3つ以
    上配し、 ・前記ライト9の発光を制御する制御手段を設けたこ
    と、を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載したバルーン広告器であって、バルーン2の上端に、
    バルーン2を任意の場所に取付けるための固定手段6を
    設けたことを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載したバルーン広告器であ
    って、前記送風ファン3の送風量の強弱を切り替えるこ
    とができる切替手段を有することを特徴とするもの。
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