JP2002281683A - 携帯端末用充電器 - Google Patents

携帯端末用充電器

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JP2002281683A
JP2002281683A JP2001079961A JP2001079961A JP2002281683A JP 2002281683 A JP2002281683 A JP 2002281683A JP 2001079961 A JP2001079961 A JP 2001079961A JP 2001079961 A JP2001079961 A JP 2001079961A JP 2002281683 A JP2002281683 A JP 2002281683A
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JP
Japan
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rotor
power
portable terminal
mainspring
gear
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JP2001079961A
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English (en)
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Teruo Ohira
輝雄 大平
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OHIRA GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
OHIRA GIKEN KOGYO KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し使用でき電源として乾電池の不要な
携帯端末用充電器を提供すること。 【解決手段】 携帯電話Pとは別体に構成され、接続さ
れた携帯電話Pに対して電力を供給する携帯端末用充電
器において、ゼンマイと、同ゼンマイを巻き上げるまさ
つ車15と、まさつ車15を机などにこすりつけて巻き
上げを行いゼンマイが開放されて巻き戻される際のトル
クによってロータが回転しステータとの間で誘導起電力
を発生させる発電機とを備える。同発電機によって発生
した電力を蓄電部に蓄えるとともに所望に応じて携帯電
話Pに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の携帯
端末に電力を供給する携帯端末用充電器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯端末の一種である携帯電話で
は内部に蓄電池が収納され、これを電源として通話又は
通信を行うようになっている。ところが、使用者の不注
意で充電を怠ったり集中して使用した結果蓄電容量が足
りなくなったりしていわゆる電池切れの状態となること
があり使用者に不便を来していた。そこで近年では、コ
ンビニエンスストアなどで簡便な使い捨て充電器が販売
され急ぎ携帯電話を使用したいとする使用者の利便が図
られるようにもなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような使
い捨て充電器はいかにも無駄であり使用後に廃棄処分と
するのであるからごみを増やすことになって環境上問題
がある。しかも、現状では使い捨て充電器は需要がそれ
ほどではないにもかかわらず流通コストが意外にかかる
ことから割高でもある。そもそも使い捨て充電器が販売
されていないような場所で電池切れの状態となっても当
然使い捨て充電器は手に入らないわけである。この使い
捨ての充電器の電源を乾電池にして何度も使用できるよ
うにすればよいとも考えられるが乾電池容量が足りなく
なれば(乾電池は実際に使用してなくとも経年劣化して
容量が減衰していく)使用できなくなることに加え、や
はり乾電池が手に入らない場所であれば使用できない。
また、乾電池の廃棄の問題も生ずる。もちろん、充電器
ではなく交換用の予備の蓄電池を用意すれば足るわけで
ある。しかし、それほどの緊急性がないにもかかわらず
常に予備の蓄電池を携えていなければならず、日々充電
が完了した蓄電池を用意しておかなければならないのは
日常生活において実際には面倒なものである。本発明
は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して
なされたものである。その目的とするところは、繰り返
し使用でき電源として乾電池の不要な携帯端末用充電器
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明では、携帯端末とは別体に構
成され、接続された同携帯端末に対して電力を供給する
携帯端末用充電器において、ゼンマイと、同ゼンマイを
巻き上げる巻き上げ手段と、同巻き上げ手段によって巻
き上げられた同ゼンマイが開放されて巻き戻される際の
トルクによって回転させられるロータを備え、同ロータ
の回転によってステータとの間で誘導起電力を発生させ
る発電機と、同発電機によって発生した電力を蓄えると
ともに前記携帯端末に同電力を供給する蓄電部とを有す
るようにしたことをその要旨とする。このような構成に
おいては、巻き上げ手段によってゼンマイを巻き上げ、
このゼンマイが開放されて巻き戻される際のトルクによ
って発電機のロータを回転させる。ロータはステータと
の間で誘導起電力を発生させる。発電機は直流及び交流
のいずれも適用可能であるが、交流の発電機の場合では
整流手段が必要となる。この誘導起電力によって電力が
生まれ一旦その電力は蓄電部に蓄えられる。そして蓄電
部から直接的あるいは間接的に携帯端末に電力を供給で
きる。
【0005】また、請求項2に記載の発明では、携帯端
末とは別体に構成され、接続された同携帯端末に対して
電力を供給する携帯端末用充電器において、永久磁石か
らなるロータと、重心が偏心した回転重錘と同回転重錘
の回転運動を同ロータに伝達して同ロータを回転させる
伝達部材からなるロータ回転手段と、同ロータからの磁
束を導く高透磁材料からなるステータと、同ステータを
介して同ロータからの磁束を導くとともに同磁束の流通
方向と交叉するようにコイルを巻回した高透磁材料から
なる磁心と、同コイルに発生する交番電力を整流する整
流手段と、整流手段により整流された電力を蓄えるとと
もに前記携帯端末に同電力を供給する蓄電部とを有する
ことをその要旨とする。このような構成においては、ロ
ータ回転手段の回転重錘の回転運動が伝達部材によって
ロータに伝達され同ロータが回転すると磁束がステータ
に流れ、更にステータから磁心に流れる。磁心には磁束
の流通方向と交叉するようにコイルが巻き回されている
ためコイルに誘導起電力が発生する。巻き上げ手段によ
ってゼンマイを巻き上げゼンマイが開放されて巻き戻さ
れる際のトルクによって発電機のロータを回転させる。
ロータはステータとの間で誘導起電力を発生させる。こ
の誘導起電力は交流の交番電力となるため整流手段によ
って整流される。整流後の電力は一旦蓄電部に蓄えられ
る。そして蓄電部から直接的あるいは間接的に携帯端末
に電力を供給できる。
【0006】また、請求項3に記載の発明では、携帯端
末とは別体に構成され、接続された同携帯端末に対して
電力を供給する携帯端末用充電器において、ゼンマイ
と、同ゼンマイを巻き上げる巻き上げ手段と、同巻き上
げ手段によって巻き上げられた同ゼンマイが開放されて
巻き戻される際のトルクによって回転させられるロータ
を備え、同ロータの回転によってステータとの間で誘導
起電力を発生させる発電機と、同発電機によって発生し
た電力を蓄えるとともに前記携帯端末に同電力を供給す
る蓄電部とから構成される手動充電機構と、永久磁石か
らなるロータと、重心が偏心した回転重錘と同回転重錘
の回転運動を同ロータに伝達して同ロータを回転させる
伝達部材からなるロータ回転手段と、同ロータからの磁
束を導く高透磁材料からなるステータと、同ステータを
介して同ロータからの磁束を導くとともに同磁束の流通
方向と交叉するようにコイルを巻回した高透磁材料から
なる磁心と、同コイルに発生する交番電力を整流する整
流手段と、整流手段により整流された電力を蓄えるとと
もに前記携帯端末に同電力を供給する蓄電部とから構成
される自動充電機構とを有することをその要旨とする。
このような構成においては、手動充電機構では巻き上げ
手段によってゼンマイを巻き上げ、このゼンマイが開放
されて巻き戻される際のトルクによって発電機のロータ
を回転させる。ロータはステータとの間で誘導起電力を
発生させる。発電機は直流及び交流のいずれも適用可能
であるが、交流の発電機の場合では整流手段が必要とな
る。この誘導起電力によって電力が生まれ一旦その電力
は蓄電部に蓄えられる。そして蓄電部から直接的あるい
は間接的に携帯端末に電力を供給できる。一方、同時に
自動充電機構ではロータ回転手段の回転重錘の回転運動
が伝達部材によってロータに伝達され同ロータが回転す
ると磁束がステータに流れ、更にステータから磁心に流
れる。磁心には磁束の流通方向と交叉するようにコイル
が巻き回されているためコイルに誘導起電力が発生す
る。巻き上げ手段によってゼンマイを巻き上げゼンマイ
が開放されて巻き戻される際のトルクによって発電機の
ロータを回転させる。ロータはステータとの間で誘導起
電力を発生させる。この誘導起電力は交流の交番電力と
なるため整流手段によって整流される。整流後の電力は
一旦蓄電部に蓄えられる。そして蓄電部から直接的ある
いは間接的に携帯端末に電力を供給できる。
【0007】
【発明の効果】 請求項1の発明では、ゼンマイを巻き
上げることで携帯端末の使用に必要な電力の充電をする
ことができるため携帯端末がいわゆる電池切れとなって
も使い捨て充電器や乾電池を購入することなく非常の際
などに携帯端末を使用することができる。請求項2の発
明では、回転重錘によっていわゆる自動巻き様に携帯端
末の使用に必要な電力の充電をすることができるため携
帯端末がいわゆる電池切れとなっても使い捨て充電器や
乾電池を購入することなく非常の際などに携帯端末を使
用することができる。請求項3の発明では、常時は自動
充電機構で充電し、これを補うように手動充電機構によ
り充電できるため効率の良い携帯端末用充電器を提供す
ることが可能となった。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話用充電器
に応用した態様について説明する。 (実施の形態1)図1及び図2に示すように、実施の形
態1の携帯電話用充電器の本体11は上面に切り欠き状
に携帯電話載置部12が形成された異形直方体形状の外
観形状とされている。本体11前方には後述するロータ
軸13の先端側が露出させられ、同ロータ軸13先端に
はゴムタイヤを装着したまさつ車15が一体回転可能に
装着されている。まさつ車15はその下部が本体11下
面より若干下方にはみ出すとともにその上部は本体11
からはみ出さないよう全体に若干下寄りに配設されてい
る。携帯電話載置部12は携帯電話Pが載置される携帯
電話載置面16と携帯電話の下端が当接される当接面1
7とによって構成され、当接面17には携帯電話に電力
を供給する端子18が露出されている。本体11の裏面
は把持しやすいように波形の凹凸が形成されている。本
体11の側面には後述する発光ダイオード37を目視す
るための窓14が配設されている。次に本体11内部に
収納された構造部分について図3及び図4に基づいて説
明する。本体11内部には交流式発電機として小型の同
期発電機21が配設されている。図3に示すように同期
発電機21は前記ロータ軸13を回転中心として回転す
るロータ23とその周囲に配設されたステータ24とを
基本的な構成要素としている。同期発電機21の前方に
はゼンマイ機構27が配設されている。図3、図5及び
図6に示すように、ゼンマイ機構27はゼンマイ28の
巻き上げと巻き戻しに伴って回転する第1のギア29
と、同第1のギア29に噛合される第2のギア30と、
第2のギア30に噛合されるとともに前記前記ロータ軸
13を回転軸とする第3のギア31とによりギア伝達機
構が構成されている。
【0009】第2のギア30の回転軸33を受ける軸受
け34は右上がりの長孔状に形成されており、回転軸3
3は図5及び図6に示すように斜め上下方向に若干移動
可能とされている。すなわち図6に示すように第3のギ
ア31が図上矢印で示す反時計回り方向に回転して第2
のギア30に対して時計回り方向に回転するトルクを与
えると、第2のギア30の回転軸33は軸受け34に沿
って斜めに下降し、第2のギア30自体は仮想線で示す
無負荷状態位置から実線で示す第1のギア29への駆動
伝達位置へと偏倚することとなる。すなわち、第2のギ
ア30と第3のギア31とは常時噛合した状態で第2の
ギア30だけが斜めに移動することとなる。従って、第
3のギア31が反時計回り方向に回転させられると駆動
は第2のギア30から第1のギア29に伝達されゼンマ
イ28が巻き上げられることとなる。尚、第1のギア2
9と第2のギア30とのギア比は本実施の形態1では
1:6とされており第2のギア30の回転は第1のギア
29にかなり増速して伝達される。そして、一旦巻き上
げられたゼンマイ28が巻き戻される際には当初のゼン
マイ28からのトルクが第1のギア29から第2のギア
30に伝達されると同時に第2のギア30は無負荷状態
位置(図5の状態)に復帰し、第3のギア31に駆動を
伝達する。このとき第2のギア30及び第3のギア31
は第1のギア29との噛合関係を解除されているためゼ
ンマイ28の復帰力に基づいて第1のギア29を介して
付与されたトルクが減衰されることがない。
【0010】次に、図4に基づいて実施の形態1の携帯
電話用充電器の電気的な構成について説明する。同期発
電機21には蓄電部としての蓄電池35が接続されてい
る。蓄電池35は例えば大容量キャパシタのような蓄電
部と制御回路を組み合わせて構成され、過充電を防止す
るとともに適正な直流電流を前記端子18に供給するよ
うになっている。蓄電池35には充電完了報知手段とし
ての発光ダイオード37が接続されている。発光ダイオ
ード37は蓄電池35内部の制御回路の制御下で所定蓄
電部が所定の電力量となったことを条件として発光(一
回〜数回の発光)させられる。同期発電機21と蓄電池
35の間には整流手段としての4つのダイオード38を
ブリッジに配置した全波整流回路39が蓄電池35と並
列に接続配置されている。
【0011】次に、このように構成された実施の形態1
の携帯電話用充電器の作用について説明する。使用者は
携帯電話用充電器の本体11を把持して例えば机の天板
などにまさつ車15を第3のギア31が図6において反
時計方向に回転するようにようにこすりつけて転動させ
る。するとこの回転運動は前記ロータ軸13を介しては
まず第3のギア31を回転させギア伝達機構の連携によ
ってゼンマイ28を巻き上げることとなる。適度に巻き
上たところで本体11を持ち上げてまさつ車15をフリ
ーの状態とする。すると、ゼンマイ28は一気に巻き戻
される。その際にギア伝達機構は巻き上げ時とは逆の方
向にトルクを与えられる。上記のようにゼンマイ28の
トルクは勢いよく第1のギア29から第2のギア30、
第3のギア31に伝達されるものの第2のギア30は第
1のギア29との噛合関係を解除されるため第3のギア
31のトルクは減衰されることがなく、かなりの回転数
でロータ軸13を回転させることとなる。ロータ軸13
の回転に伴ってロータ23が回転する。すると、ロータ
23とステータ24との間に誘導起電力が発生し、この
電力は全波整流回路39によって直流分に整流され蓄電
池35に蓄えられることとなる。ここで一回のゼンマイ
28の巻き上げで得られる電力は微少なものである。使
用者は窓14を目視して発光ダイオード37が発光して
十分に充電できるまでゼンマイ28の巻き上げと巻き戻
しを繰り返す。そして発光ダイオード37の発光を確認
すると、携帯電話Pを装着して通話あるいは通信を行
う。発光ダイオード37の発光タイミングは例えば1分
間程度だけ通話ができるくらいに設定するなど適宜設定
可能である。尚、勿論前もってこのような作業を行って
おいていざ携帯電話Pの電池切れ時に備えるようにする
ことは自由である。
【0012】上記のように構成することで実施の形態1
の携帯電話用充電器では次のような効果が奏される。 (1)携帯電話Pの使用中に電池切れとなった際に予備
電池や使い捨て充電器の用意がなくともこの携帯電話用
充電器があればその場で人力で充電することができ、特
に緊急時の携帯電話Pの使用の要請に対応することが可
能となる。 (2)予備電池のように常時充電したものを携帯する必
要がないため、予備電池が不要になるとともに予備電池
において必要とされていた「予備電池への充電」という
作業も不要となる。 (3)使用者において手元にこの充電器があって充電さ
れていればそのまま使用すれば足り、充電されてなけれ
ばすぐに充電すれば使用可能となるわけだから携帯電話
P内部の電池や予備電池の充電状況を必ずしも把握して
なくともよくなり、電池切れという事態を心配しながら
携帯電話Pを携行するという精神的な不安が完全に解消
される。 (4)前もって時間に余裕のある時に上記充電作業を行
うこともできるし、いざ使用が必要な際にいそいで充電
することもでき、いつどんな場所でも充電が可能である
という便利さがある。 (5)使い捨て充電器とは異なり何度でも使うことがで
きるため、経済的でまたゴミとならないため環境的にも
優れている。
【0013】(実施の形態2)図1、図2及び図7に基
づいて実施の形態2の携帯電話用充電器について説明す
る。実施の形態2では実施の形態1とその外観形状は同
じである。そのため、主として内部に収納された構造部
分について説明する。本実施の形態2では実施の形態1
の手動充電機構に加え、携帯電話用充電器を携行する使
用者の動作に基づく慣性力を利用した自動充電機構を兼
ね備えているものである。まず自動充電機構について説
明する。図7に示すように、重心が偏倚した回転重錘4
1が回転軸42に回転自在に装着されている。回転重錘
41と同軸に第1のギア43が固着されている。第1の
ギア43は後方の第2のギア44に噛合されている。第
1のギア43と第2のギア44とのギア比は本実施の形
態1では8:1とされており第1のギア43の回転は第
2のギア44にかなり増速して伝達される。第2のギア
44と同軸に第3のギア45が固着されており第3のギ
ア45はロータ47の第4のギア46に噛合されてい
る。第3のギア45と第4のギア46とのギア比は本実
施の形態1では5:1とされており第3のギア45の回
転は第4のギア44にかなり増速して伝達される。この
ように、回転重錘41の回転はこれらギア伝達機構によ
ってかなり増幅されることとなる。これら各ギア43〜
46は伝達部材を構成し、ギア伝達機構はロータ回転手
段を構成する。
【0014】ロータ47は永久磁石から構成されてい
る。ロータ47は高透磁材料からなるステータ49に隣
接して配置されている。ステータ49には一体的に磁心
50が形成されている。高透磁材料からなる磁心50に
はコイル51が巻回されている。コイル51は整流用の
ダイオード53を介して蓄電部としての蓄電池55に並
列に接続されている。蓄電池55は実施の形態1の蓄電
池35と同じ構成であるため説明を省略する。蓄電池5
5には充電完了報知手段としての発光ダイオード57が
接続されている。発光ダイオード57は実施の形態1と
異なり前記端子18に携帯電話Pが接続されていること
と蓄電池35内部の制御回路の制御下で所定蓄電部が所
定の電力量となったことを条件として発光(一回〜数回
の発光)させられる。ロータ47がギア伝達機構によっ
て往復回転するとステータ49及び磁心50にその往復
運動に応じて変化する磁束が誘導され、この磁束による
電磁誘電作用によってコイル51に交番電力が励起され
る。この電力はダイオード53によって整流されて蓄電
池55に蓄電される。これら自動充電機構と並列に蓄電
池55には手動充電機構が接続されている。手動充電機
構の構成(具体的にはロータ軸13、まさつ車15、同
期発電機21、ゼンマイ機構27、全波整流回路39)
については実施の形態1と同様であるため各部材につい
て同じ番号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0015】次に、このように構成される実施の形態2
の携帯電話用充電器の作用について説明する。使用者は
常時この携帯電話用充電器を携行して行動する。すると
いわば自動巻の時計のようにその振動で回転重錘41が
回転し、特に使用者が格別の充電作業を行わなくとも徐
々に充電されていく。そして、いざ携帯電話Pの電池切
れとなった際に携帯電話載置部12に携帯電話Pを載置
する。この時、設定された通信が可能であれば窓14か
ら目視して発光ダイオード57の発光を確認できるが、
十分充電されていなければ発光はしない。使用者は急ぎ
使用したい場合には発光ダイオード57が発光するまで
併設されているまさつ車15を使用して蓄電させる。ま
さつ車15を使用して蓄電させた場合には携帯電話Pが
前記端子18に接続されていてもいなくとも所定の電力
量に達した状態で発光ダイオード57は発光させられ
る。
【0016】上記のように構成することで実施の形態2
の携帯電話用充電器では上記実施の形態1の(1)〜
(5)の効果に加え次のような効果が奏される。 (1)常時携行するだけで自動的に充電できるため自ら
手動で充電する手間がはぶけ便利である。 (実施の形態3)図8及び図9に基づいて実施の形態3
の携帯電話用充電器について説明する。図8に示すよう
に、実施の形態2では実施の形態1の携帯電話用充電器
からロータ軸13先端寄りの外部への突出とまさつ車1
5がないこと以外はその外観形状は同じである。そのた
め図1及び図2と同じ構成については同じ番号で示し説
明を省略する。本実施の形態3では図8に示すように上
記実施の形態2における自動充電機構のみを備えたもの
である。上記実施の形態2と基本的構成は同じであるた
め構成部材に同じ番号を付し説明を省略する。
【0017】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・上記実施の形態における回路は一例であって、他の回
路を設定することは自由である。例えば、実施の形態1
では全波整流回路39によって整流していたがこれを実
施の形態2のような半波整流(効率は劣るが)とするこ
とももちろん可能である。 ・蓄電池35,55は制御回路を兼ねていたが、これは
別装置として設計しても構わない。 ・ゼンマイ機構27の構成は一例に過ぎないためたの構
成でも構わない。 ・上記ゼンマイ機構27ではまさつ車15によりゼンマ
イ28を巻き上げていたが、ゼンマイ28巻き上げ用の
ねじをゼンマイ28に併設し、まさつ車15の代わりと
してりあるいはまさつ車15と併設させてもよい。 ・発電機として交流式の同期発電機21を用いたが本発
明では他の発電機、例えば直流発電機も含む概念であ
る。 ・実施の形態1において発光の十分条件としては更に携
帯電話Pが前記端子18に接続されていることを必要と
しても構わない。 ・発光ダイオード37,57の発光条件の設定として電
力量以外に所定の電圧を検出してもよく、あるいは充電
時間で設定してもよい。 ・携帯端末として携帯電話以外のその他の端末に適用し
てもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実
施することは自由である。
【0018】上記実施の形態から把握できる本発明のそ
の他の技術的思想について、下記に説明する。 (1) 充電が完了した旨を報知する充電完了報知手段
を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯
端末用充電器。 (2) 前記充電完了報知手段は設定した所定の通話あ
るいは通信時間に応じて報知することを特徴とする請求
項1又は2若しくは付記1に記載の携帯端末用充電器。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1及び2の携帯端末用充
電器に携帯端末としての携帯電話を接続する際の側面
図。
【図2】 同じ実施の形態1及び2の携帯端末用充電器
の斜視図。
【図3】 同じ実施の形態1及び2の携帯端末用充電器
の概略部分拡大断面図。
【図4】 同じ実施の形態1の携帯端末用充電器の内部
構成を説明する説明図。
【図5】 ゼンマイ機構の構成を説明する説明図。
【図6】 ゼンマイ機構の構成を説明する説明図。
【図7】 同じ実施の形態2の携帯端末用充電器の内部
構成を説明する説明図。
【図8】 本発明の実施の形態3の携帯端末用充電器に
携帯端末としての携帯電話を接続する際の側面図。
【図9】 実施の形態3の携帯端末用充電器の内部構成
を説明する説明図。
【符号の説明】
15…巻き上げ手段としてのまさつ車、21…発電機、
23,47…ロータ、25,49…ステータ、28…ゼ
ンマイ、33…プレート偏倚手段の一部を構成する第1
のロッド、35,55…蓄電部としての蓄電池、38…
整流手段としてのダイオード、39…整流手段としての
全波整流回路、50…磁心、51…コイル、53…整流
手段としてのダイオード、P…携帯端末としての携帯電
話。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末とは別体に構成され、接続され
    た同携帯端末に対して電力を供給する携帯端末用充電器
    において、 ゼンマイと、 同ゼンマイを巻き上げる巻き上げ手段と、 同巻き上げ手段によって巻き上げられた同ゼンマイが開
    放されて巻き戻される際のトルクによって回転させられ
    るロータを備え、同ロータの回転によってステータとの
    間で誘導起電力を発生させる発電機と、 同発電機によって発生した電力を蓄えるとともに前記携
    帯端末に同電力を供給する蓄電部とを有することを特徴
    とする携帯端末用充電器。
  2. 【請求項2】 携帯端末とは別体に構成され、接続され
    た同携帯端末に対して電力を供給する携帯端末用充電器
    において、 永久磁石からなるロータと、 重心が偏心した回転重錘と同回転重錘の回転運動を同ロ
    ータに伝達して同ロータを回転させる伝達部材からなる
    ロータ回転手段と、 同ロータからの磁束を導く高透磁材料からなるステータ
    と、 同ステータを介して同ロータからの磁束を導くとともに
    同磁束の流通方向と交叉するようにコイルを巻回した高
    透磁材料からなる磁心と、 同コイルに発生する交番電力を整流する整流手段と、 整流手段により整流された電力を蓄えるとともに前記携
    帯端末に同電力を供給する蓄電部とを有することを特徴
    とする携帯端末用充電器。
  3. 【請求項3】 携帯端末とは別体に構成され、接続され
    た同携帯端末に対して電力を供給する携帯端末用充電器
    において、 ゼンマイと、 同ゼンマイを巻き上げる巻き上げ手段と、 同巻き上げ手段によって巻き上げられた同ゼンマイが開
    放されて巻き戻される際のトルクによって回転させられ
    るロータを備え、同ロータの回転によってステータとの
    間で誘導起電力を発生させる発電機と、 同発電機によって発生した電力を蓄えるとともに前記携
    帯端末に同電力を供給する蓄電部とから構成される手動
    充電機構と、 永久磁石からなるロータと、 重心が偏心した回転重錘と同回転重錘の回転運動を同ロ
    ータに伝達して同ロータを回転させる伝達部材からなる
    ロータ回転手段と、 同ロータからの磁束を導く高透磁材料からなるステータ
    と、 同ステータを介して同ロータからの磁束を導くとともに
    同磁束の流通方向と交叉するようにコイルを巻回した高
    透磁材料からなる磁心と、 同コイルに発生する交番電力を整流する整流手段と、 整流手段により整流された電力を蓄えるとともに前記携
    帯端末に同電力を供給する蓄電部とから構成される自動
    充電機構とを有することを特徴とする携帯端末用充電
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200472749Y1 (ko) * 2013-08-07 2014-05-19 윤한식 휴대단말기용 발전장치
CN108667110A (zh) * 2018-08-15 2018-10-16 武汉木科技有限公司 一种可自适应的自动充电装置以及充电方法

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