JP2002278030A - 感光材料処理装置用バルブ - Google Patents

感光材料処理装置用バルブ

Info

Publication number
JP2002278030A
JP2002278030A JP2001076664A JP2001076664A JP2002278030A JP 2002278030 A JP2002278030 A JP 2002278030A JP 2001076664 A JP2001076664 A JP 2001076664A JP 2001076664 A JP2001076664 A JP 2001076664A JP 2002278030 A JP2002278030 A JP 2002278030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
liquid
processing apparatus
supply state
photosensitive material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001076664A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Oikawa
宜典 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2001076664A priority Critical patent/JP2002278030A/ja
Publication of JP2002278030A publication Critical patent/JP2002278030A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプなどにより処理槽中に水を含む所定液
体を供給する供給状態と、異物を濾過する濾過手段を着
脱するための非供給状態とに操作したときに液漏れの発
生を防止する。 【解決手段】 感光材料処理装置用バルブ30であっ
て、円筒状の部屋34と、一方の螺合部とを一体形成し
たバルブ本体31と、蓋部41を兼ねた回動の操作部4
2と、中空管45を一体形成するとともに、部屋34中
における液密状態で設けられ、供給状態と非供給状態と
に回動操作されるバルブ部材40と、中空管45に挿入
される濾過手段50と、濾過手段50を所定位置に保持
する溝部60gを形成し、バルブ本体31に対して液密
状態で螺合されるキャップ部材60とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料処理装置用
バルブに係り、特にポンプにより処理装置の各処理槽中
に水を含む液体を供給する供給状態と、液体中の異物を
濾過する濾過手段を着脱するために供給を行わない非供
給状態に随時操作される感光材料処理装置用バルブに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】所定サイズに予め切断された印画紙(以
下ペーパーとも呼ぶ)の乳剤面上に露光焼付けを行った
後に、プロセッサーと呼ばれる現像、漂白定着、安定用
の処理液体を内蔵した処理槽内を順次通過させてから、
乾燥後に外部に排出するように構成された装置が種々実
用化されている。
【0003】こうした装置には、所望のカットサイズに
予め切断され、露光後のペーパーを左右の2列に振り分
ける搬送機構を備えることで、現像、漂白定着、安定用
の処理液体を内蔵した処理槽内を2列で順次通過させる
ことで、処理能力を2倍近くまで向上した装置が実用化
されているが、このような処理能力を高めた装置によれ
ば、処理液の補充用の補充タンクから濃縮された処理液
を適宜、処理槽中に供給するとともに、処理液中の希釈
液である水の補給のために水タンクからポンプで供給す
るように構成されている。
【0004】そして、上記の水タンクとポンプの間にバ
ルブを設けることで、ポンプにより各処理槽中に水を供
給する供給状態と、供給を行わない非供給状態とに操作
されるバルブを設けることで、点検作業を容易にするよ
うにしている。
【0005】すなわち、本願出願人は特開平8−750
16号公報の「バルブ構造」において、水タンクとポン
プの間に設けられるバルブにおいて、ポンプにより各処
理槽中に水を供給する供給状態と、供給を行わない非供
給状態とに操作するために、バルブ部材を本体に対して
回動自在に設けておき、さらにシール部材を回動部に設
けることで液漏れ発生の虞のないバルブを提案してい
る。
【0006】また、特開平08−281024号公報に
なる「ストレーナ」によれば、液体の外部漏れを防止し
つつ濾過フィルターの取り外しを可能にすることが開示
されている。
【0007】さらに、特開平08−137283号公報
によれば、小型の形状で濾過性能を確保するために円筒
状容器に着脱自在にされる濾過手段を設けたフィルター
カートリッジが提案されている。そして、特開平11−
90119号公報によれば、濾過膜を通過する液体の流
速を均一にするとともに、寿命を長くする濾過容器が開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
上記の特開平8−75016号公報に基づき実現された
バルブによれば、供給状態と非供給状態とに回動操作し
たときに液漏れが発生することは防止できたが、濾過手
段である濾過フィルターは別途設ける必要があった。
【0009】一方、特開平08−281024号に開示
のストレーナによれば、供給状態と非供給状態とに回動
操作することができ、かつ非供給状態において濾過フィ
ルターを交換できるが、濾過フィルターは平板状に形成
されているので、表裏を区別する必要があることと濾過
面積が少ないことから頻繁に交換しなければならず不便
であった。
【0010】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、ポンプなどにより処理槽中に
水を含む所定液体を供給する供給状態と、異物を濾過す
る濾過手段を着脱するための非供給状態とに操作したと
きに液漏れの発生を防止することができ、また濾過面積
を十分に設定できる感光材料処理装置用バルブの提供を
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、感光材料への
露光後の各処理を行う処理液を貯えた各処理槽に対して
ポンプで前記各処理槽中に水を含む所定液体を供給する
供給状態と、前記所定液体中の異物を濾過する濾過手段
を着脱するために、前記供給を行わない非供給状態に操
作される感光材料処理装置用バルブであって、前記所定
液体を貯めた容器に接続される導入口と前記ポンプに接
続される排出口とを形成した円筒状の部屋と、一方の螺
合部とを一体形成したバルブ本体と、蓋部を兼ねた回動
操作部と、前記導入口に連通する第1の孔部を形成した
円筒部と、前記蓋部の略中心から下方に延設されるとと
もに前記排出口に連通する第2の孔部に連通する中空管
を一体形成するとともに、前記バルブ本体の前記部屋中
における液密状態で設けられ、かつ前記供給状態と前記
非供給状態とに回動操作されるバルブ部材と、前記中空
管に挿入される開口孔部を上部蓋部に有し、所定番手の
濾過体を外周面に設けた円筒状に形成される前記濾過手
段と、前記一方の螺合部に螺合する他方の螺合部と、前
記濾過手段を所定位置に保持する溝部とを形成し、前記
バルブ本体に対して液密状態で螺合されるキャップ部材
とを具備することを特徴としている。
【0012】また、前記キャップ部材は、残留した前記
所定液体を一時的に貯める容器溝部を形成したことを特
徴としている。
【0013】また、前記キャップ部材の前記溝部または
前記濾過手段において、前記濾過手段の倒れを防止する
形状部を形成したことを特徴としている。
【0014】また、前記バルブ本体と、前記バルブ部材
と、前記濾過手段と、前記キャップ部材は、前記所定液
体の影響を受けない所定樹脂材料を用いて射出成型され
ることを特徴としている。
【0015】そして、前記バルブ本体を挿通して保持す
る孔部と、前記導入口と前記排出口に各々係合する継手
管の一部が潜入することで前記バルブ本体の回転を防止
し保持する保持部と、感光材料処理装置への取付部とを
形成した取付部材を用いて前記感光材料処理装置に固定
するように構成されていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0017】先ず、図1は感光材料処理装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図であり、オプ
ション設定される左側のペーパーマガジン左収納部を増
設した様子を示しており、また完成後の写真の排出部に
ついては省略して示してある。
【0018】尚、図1では感光材料として印画紙である
ペーパーPの処理を行なう場合について代表して述べる
が、カメラ撮影後の生フィルムを現像処理してネガまた
はポジフィルムを得るために図1において露光部を設け
ない構造のフィルム処理装置についても適用可能である
ことは言うまでもない。
【0019】さて、図1において装置1は紙面表裏方向
に極力偏平に構成することで、設置後の占有面積を取ら
ないようにする一方で、前面から主要な各部分に簡単に
アクセスできるようにしている。
【0020】このペーパーマガジン左収納部は、装置1
の側面から分離可能に取付けられるものであり、カッタ
ーユニット4とともに増設できるようにして、図示のよ
うに2個のペーパーマガジン3、3を同時に装填可能に
している。このようにペーパーマガジン3を適宜増設で
きるようにして、右側のペーパーマガジン右収納部のみ
を配設した状態で納入設置された写真処理装置1を最初
に導入設置しておき、導入後の使用頻度とパノラマ写真
を含むペーパーの消費量に基づき、適宜ペーパーマガジ
ン左収納部を増設可能にしている。
【0021】一方、写真焼付面側に発色乳剤を予め塗設
したペーパーPは、所定幅寸法(例えば、89mm幅)
の連続した長尺ロールペーパーとして捲回され、かつ光
を完全に遮断した状態にされてペーパーマガジン3内で
回転自在に内蔵されている。このペーパーマガジン3
は、左右のペーパーマガジン左収納部とペーパーマガジ
ン右収納部に対して共通に使用できるようにするため
に、図示のように左右対称の形状に構成されるととも
に、表裏面の両方の壁面において取出し装填用のハンド
ル(不図示)が夫々設けられている。また、内蔵のロー
ルペーパーPをマガジン3の外部に矢印P1方向に排出
する際の開口部の自動開閉機構が設けられており、ペー
パーマガジン右収納部とペーパーマガジン左収納部のい
ずれにマガジンを挿入した場合でも同じように自動的に
開閉するようにして構成部品の共通化を図るとともに、
使い勝手を向上している。
【0022】また、これらのペーパーマガジン3に近接
して設けられるカッターユニット4は、連続搬送される
ペーパーPを露光前に所望サイズに切断するためのもの
であり、このカッターユニット4により所定のカットサ
イズに切断されたペーパーPは、先ず、暗箱7内に設け
られた露光テーブル5上において搬送ベルト12による
吸引動作及び搬送動作により搬送されて、一時的に吸着
固定されて、露光準備が整い、露光部6に対してフィル
ムFを順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系
13を自動または手動にて調整して所望のサイズの像を
ペーパーP上に結像して露光するように構成されてい
る。さらに、露光焼付テーブル5の略中央にはペーパー
回転機構11が設けられており、吸引パッド8によりパ
ーパーPを吸引した後に矢印P2の方向に90度旋回可
能にしている。
【0023】より詳しくは、カッターユニット4で切断
されたペーパーPはテーブル5上に穿設された多数の孔
部の吸着作用により隙間なくテーブル側に吸引される。
露光後に、ペーパーPは搬送部10に向けて搬送され
て、図中の矢印P3の位置で、大判ペーパーPLである
か否かの判断がされ、この後、下流方向に搬送される。
ここで、ペーパーサイズが小型(127×89mm)の
時は、左右に振り分けて搬送するようにして、処理槽1
6内を2列になるように搬送する。このように2列で搬
送するようにして、処理速度をアップできるようにして
いる。また、パノラマ写真(254×89mm)のよう
に縦長の場合も、同じように2列で搬送できるようにし
ている。
【0024】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、吸引パッド8を90度分旋回駆動して露光を行える
ようにして、同一種類のペーパーのままで、複数種類の
異なるサイズを全て露光処理できるように構成されてい
る。
【0025】この露光動作の後に、カッターユニット4
の上方に配設された搬送部10に向けてパーパーPを搬
送するために、搬送路選択機構が動作して、ペーパーP
を搬送部10に向けて搬送し、矢印P3、P4、P5、
P6、P7方向に順次搬送し、処理槽側に搬送する。こ
の搬送部10にはペーパー搬送途中において挨拶文等を
写真に露光るためのグリーティングユニット(不図示)
が簡単に着脱自在になるように設けられている。このた
めに、搬送部10へは頻繁にアクセスする必要があるの
で、搬送部10は筐体2の手前に簡単に引き出せるよう
に構成されている。
【0026】また、この搬送部10の下流側には露光後
のペーパーの現像、漂白定着、安定を順次行うための破
線図示の各処理槽16が図示のように階段状に設けられ
ており、各処理槽16の間に設けられた反転ロール(不
図示)により矢印方向に方向転換して乾燥ユニット21
に送り込み、乾燥後に、最終的に装置1の外部に排出す
るように構成されている。
【0027】各処理槽16の中段の下方部位には処理液
の補充用の補充タンク15が設けられる一方で、タンク
の下方のドレイン14を介して使用済みの処理液を回収
できるようにして、前面のカバー(不図示)のみを開く
ことで、日常必要となる作業が全てできるように配慮さ
れている。
【0028】そして、乾燥ユニット21の下方の空間を
占める筐体2内には電源部が設けられるとともに、この
電源部の上には上記の各処理槽16及び後述するバッフ
ァ機能に関係する種々の制御を行うためのプロセッサー
制御ユニット100が配設されており、上記の暗箱7の
左側面に固定されたペーパー搬送を司る主制御ユニット
(不図示)との間で種々の制御データの交換を行いつつ
装置全体の制御を行うように構成されている。
【0029】次に、図2は、各処理槽16に対してポン
プにより水を水タンクから供給する様子を示した外観斜
視図である。本図において、水タンク22は上記のよう
に階段状に設けられる処理槽16の下方の空間に配設さ
れており、ベロースポンプ26に配管される配管23、
24、25を介して水を各処理槽16中に適宜供給する
ように構成されている。配管23と配管24の間にはバ
ルブ30が接続されており、操作部42を回動させるよ
うに操作することで水を供給する供給状態と、後述する
濾過フィルターを着脱するために供給を行わない非供給
状態とに設定できるようにしている。
【0030】図3は、図2中に図示したバルブ30の立
体分解図であり、また、図4(a)はバルブ30の流路に
沿う中心断面図である。
【0031】図3と図4(a)を参照して、バルブ30の
構成部品はラバー部品以外は主にポリプロピレン樹脂材
料を含む樹脂材料を用いて射出成形されている。
【0032】上記の配管23、24に接続されるバルブ
本体31は、上下に開口を有した円筒状の部屋34とし
て形成されており、その部屋34の外周面の下方におい
て一方の螺合部となる雄ネジ部35を形成するととも
に、上記の水タンクからの配管23が接続されることで
水を部屋34の内部に導入するための導入口32と、ポ
ンプに接続される破線図示の排出口33とが夫々形成さ
れている。
【0033】これらの導入口32と排出口33の周囲に
はネジ部32bを外周部位に形成した口金部32a、3
3aが一体形成されており、ラバーバッキン36を介し
て継手管37をナット38を用いてネジ部32bに螺合
して固定することで、図4(a)に図示される完成状態に
組み付けるように構成されている。
【0034】このラバーパッキン36には孔部36aと
一対の突起部36bが一体形成されており、これらの突
起部36bを貫通孔部37aを長手方向に設けた継手管
37の有底穴部37bに挿通した後にセットする。
【0035】そして、継手管37のフランジ部37cの
一部に形成された凸部37dが破線図示の凹部32bに
入るようにしてからナット38を締め付けることで、図
示の上下方向にラバーパッキン36が位置する状態で固
定される。
【0036】このようにして、バルブ本体31の外周面
の円弧形状に合致したラバーパッキン36の凹状の円弧
形状の当接部位がバルブ部材40の外周面となる円筒部
40aに対してピッタリと密着するようにして回動位置
に関わらず、常に完全なシール状態を確保できるように
構成されている。
【0037】一方、バルブ本体31の下方の外周面には
一方の螺合部となる雄ネジ部35が上述のように形成さ
れており、また部屋34の下方の内側には破線図示の凸
部34bが形成されている。
【0038】次に、バルブ本体31の部屋34に挿入さ
れて組み込まれるバルブ部材40は、上方の蓋部41を
兼ねるとともに回動される操作部42と、上記の導入口
32に連通する第1の孔部32(図4(a)に図示)とを
一体形成した円筒部40aと、上記の蓋部41の略中心
から下方に延設されるとともに組み込み後に上記の排出
口33に連通する第2の孔部46に連通するように成型
された中空管45とから一体形成されている。
【0039】さらに、バルブ部材40の円筒部40aに
は、回動しても部屋34とのシール状態を維持できるよ
うにしたシールリング48がセットされる環状溝部40
hと、上記の破線図示の凸部34bに入ることで約90
度分以上の回動規制を行う凹部40cとが図示のように
一体形成されている。
【0040】この円筒部40aを、部屋34中にシール
リング48を介在させて圧入してセットすることで、バ
ルブ本体31の部屋34中で液密状態に設けられ、不図
示のパチン嵌合部により抜け防止状態にされて完成す
る。
【0041】この後に操作部42を把持して供給状態と
非供給状態とに回動操作できるように構成されている。
【0042】以上のようにして完成したバルブ本体31
は、孔部70aを穿設し、かつ上記の継手管37、37
の一部が潜入することでバルブ本体31の回転を防止し
た不動状態に保持するための保持部70c、70cと感
光材料処理装置への取付部70kとを形成した取付部材
70にセットされる。その後に、ネジ100で装置側に
固定される。
【0043】濾過手段50は、上記の中空管45に挿入
される開口孔部51aを上部蓋部51に有しており、所
定番手の樹脂または金属メッシュ製の濾過体53を外周
面の柱部52間においてインサート成型した円筒状とし
て形成されている。
【0044】この濾過手段50は、上記のバルブ本体3
1の一方の雄ネジ部35に螺合する他方の螺合部となる
雌ネジ部60dと、濾過手段50を所定位置に保持する
溝部60gとを形成しており、バルブ本体31に対して
液密状態でOリング54を介して螺合されるキャップ部
材60に図示のように保持される。
【0045】また、このキャップ部材60は、滑り止め
用の突起部を等間隔に形成した把持部60aと、オーバ
ーフローした液体を一次的に収容する容器溝部60bと
がさらに形成されている。
【0046】図4(a)において、濾過手段50の濾過の
動作説明を行うと、異物Gを含んだ液体が黒矢印方向に
導入口32から円筒状の部屋34内部に導入される。続
いて、濾過手段50の周囲を通過する過程で異物Gが濾
過体53により濾過されて、濾過手段50の内部に濾過
後の液体が流入して、中空管45を通過して第2の孔部
46を介して排出口33に到達して処理槽に流出される
ことになる。
【0047】そして、濾過手段50を交換あるいは点検
するために、図6に図示の非供給状態に回動してからキ
ャップ部材60を矢印方向に回すことで、螺合状態を解
除して、図4(b)に図示のように下方に移動して取り出
す。
【0048】図5(a)は、図4(a)のX-X線矢視断面
図であり、図5(b)はバルブ30の平面図である。本図
において、既に説明済みの構成部品については同様の符
号を附して説明を割愛すると、図5(b)に図示のように
供給状態では、操作部42が継手と平行になるようにさ
れるので、供給状態であることが分かる。このとき、図
5(a)に図示のように、液体は乱流発生部材39、39
により均一に分布して流れるようにして上記の濾過手段
50の濾過体53の円筒状の外周面に均一に流出させる
ようにしている。その後に、中空管45を経由して濾過
された液体が排出される。以上のように濾過手段50の
広い濾過面積の濾過体で十分な濾過が可能となるので、
点検のインターバルを長くできるようになる。
【0049】一方、図6(a)は、図4(a)に図示のバル
ブを非供給状態にしたときのX-X線矢視断面図であ
り、図6(b)はそのバルブ30の平面図である。本図に
おいて、既に説明済みの構成部品については同様の符号
を附して説明を割愛すると、図6(b)に図示の非供給状
態では、操作部42が継手管37と直交するように回動
されるので、バルブが閉じた状態であることが簡単に認
識できる。
【0050】このとき、図6(a)に図示のようにバルブ
部材40の外周面40aは導入口と排出口を塞ぐ状態と
なっている。
【0051】そこで、図6に図示の状態にしてから、図
4(a)で述べたようにキャップ部材60を外して濾過手
段の交換あるいは点検作業を行う。
【0052】次に、図7(a)、(b)は第2実施形態のバ
ルブの中心断面図、とキャップ部材60を取り外した様
子を示した中心断面図である。本図において、既に説明
済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割
愛すると、キャップ部材60は、残留した所定液体を一
時的に貯める容器溝部60bが図示のように形成されて
おり、液体が外部に漏れ出すことを防止している。
【0053】さらに、図8(a)、(b)は第3実施形態の
バルブの中心断面図、とキャップ部材60を取り外した
様子を示した中心断面図である。本図において、既に説
明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を
割愛すると、濾過手段50において、倒れを防止する形
状部54、54が形成されており、上記の溝部60g内
にセットされた状態では、形状部54で内面を押すよう
にして倒れ防止を図るようにしている。
【0054】以上説明したように構成されるバルブ30
を用いることで、ベロースポンプ26で処理槽16中に
水を供給する供給状態となるように操作部42を回動
し、所定期間経過後に異物Gを濾過する濾過手段50を
着脱するために操作部42を非供給状態に回動し、濾過
手段50を洗浄または新品に交換することができるよう
になる。尚、バルブの構成は種々の構成が可能となるこ
とは言うまでもなく、例えばキャップ部材のネジ部のバ
ルブ本体31に対する雌雄関係は逆でもよく、上記形状
部は上記溝部に設けてもよく、所定液体としては、水の
他に感光材料の処理において必要となる各種処理液が挙
げられる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポンプなどにより処理槽中に水を含む所定液体を供給す
る供給状態と、異物を濾過する濾過手段を着脱するため
の非供給状態とに操作したときに液漏れの発生を防止す
ることができ、また濾過面積を十分に設定できる感光材
料処理装置用バルブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料処理装置1の全体構成の要部を示す正
面図である。
【図2】各処理槽16に対してポンプにより水を水タン
クから供給する様子を示した外観斜視図である。
【図3】図2で図示したバルブ30の立体分解図であ
る。
【図4】(a)は、図3のバルブを供給位置にした中心
断面図、(b)はバルブのキャップ部材60を外した様子
を示した中心断面図である。
【図5】(a)は、図4(a)のX-X線矢視断面図であ
り、(b)はバルブ30の平面図である。
【図6】(a)は、図4(a)に図示のバルブを非供給状態
にしたときのX-X線矢視断面図であり、(b)はそのバ
ルブ30の平面図である。
【図7】(a)は第2実施形態のバルブの中心断面図、
(b)はキャップ部材60を取り外した様子を示した中心
断面図である。
【図8】(a)は第3実施形態のバルブの中心断面図、
(b)はキャップ部材60を取り外した様子を示した中心
断面図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 筐体 22 水タンク 23、24、25 配管 30 バルブ 31 バルブ本体 32 導入口 33 排出口 34 部屋 35 雄ネジ部(一方の螺合部) 37 継手管 38 ナット 39 乱流発生部材 40 バルブ部材 41 蓋部 42 操作部 43 第1の孔部 45 中空管 46 第2の孔部 50 濾過手段 60 キャップ部材 60b 容器溝部 60g 溝部 G 異物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料への露光後の各処理を行う処理
    液を貯えた各処理槽に対してポンプで前記各処理槽中に
    水を含む所定液体を供給する供給状態と、前記所定液体
    中の異物を濾過する濾過手段を着脱するために、前記供
    給を行わない非供給状態に操作される感光材料処理装置
    用バルブであって、 前記所定液体を貯めた容器に接続される導入口と前記ポ
    ンプに接続される排出口とを形成した円筒状の部屋と、
    一方の螺合部とを一体形成したバルブ本体と、 蓋部を兼ねた回動操作部と、前記導入口に連通する第1
    の孔部を形成した円筒部と、前記蓋部の略中心から下方
    に延設されるとともに前記排出口に連通する第2の孔部
    に連通する中空管を一体形成するとともに、前記バルブ
    本体の前記部屋中における液密状態で設けられ、かつ前
    記供給状態と前記非供給状態とに回動操作されるバルブ
    部材と、 前記中空管に挿入される開口孔部を上部蓋部に有し、所
    定番手の濾過体を外周面に設けた円筒状に形成される前
    記濾過手段と、 前記一方の螺合部に螺合する他方の螺合部と、前記濾過
    手段を所定位置に保持する溝部とを形成し、前記バルブ
    本体に対して液密状態で螺合されるキャップ部材と、 を具備することを特徴とする感光材料処理装置用バル
    ブ。
  2. 【請求項2】 前記キャップ部材は、残留した前記所定
    液体を一時的に貯める容器溝部を形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の感光材料処理装置用バルブ。
  3. 【請求項3】 前記キャップ部材の前記溝部または前記
    濾過手段において、前記濾過手段の倒れを防止する形状
    部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の感光材料処理装置用バルブ。
  4. 【請求項4】 前記バルブ本体と、前記バルブ部材と、
    前記濾過手段と、前記キャップ部材は、前記所定液体の
    影響を受けない所定樹脂材料を用いて射出成型されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    感光材料処理装置用バルブ。
  5. 【請求項5】 前記バルブ本体を挿通して保持する孔部
    と、前記導入口と前記排出口に各々係合する継手管の一
    部が潜入することで前記バルブ本体の回転を防止し保持
    する保持部と、感光材料処理装置への取付部とを形成し
    た取付部材を用いて前記感光材料処理装置に固定するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の感光材料処理装置用バルブ。
JP2001076664A 2001-03-16 2001-03-16 感光材料処理装置用バルブ Withdrawn JP2002278030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076664A JP2002278030A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 感光材料処理装置用バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076664A JP2002278030A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 感光材料処理装置用バルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002278030A true JP2002278030A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18933562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076664A Withdrawn JP2002278030A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 感光材料処理装置用バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002278030A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3047773B2 (ja) ストレーナ
JPH01199611A (ja) 止め弁付フイルタ装置
JPH10111559A (ja) フィルターおよびマニホールドアッセンブリ
JP2002278030A (ja) 感光材料処理装置用バルブ
JP3359322B2 (ja) 感光材料処理装置用バルブ
JP2590119Y2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置
JP2002155900A (ja) フィルター装置
US6702485B2 (en) Photosensitive material processing apparatus and pleated cartridge filter
JP2590120Y2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置
JPH10198015A (ja) 写真処理剤用容器、写真処理剤供給装置、及び写真処理剤供給方法
JP3321305B2 (ja) 液外搬送部用洗浄ノズルユニット
JP3282056B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0311342A (ja) 感光材料処理装置
JPH10197999A (ja) 写真処理剤用容器
JP3331060B2 (ja) 洗浄水量測定方法及び計量ラック
JPH04104887A (ja) 写真処理廃液処理装置及び処理液タンク
JP2722426B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH10198000A (ja) 写真処理剤用容器及び写真処理剤供給方法
JP3487918B2 (ja) 配管の接続構造
JPH0571853U (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器及びこのハロゲン化銀写真感光材料用処理液容器を備える感光材料処理装置
JP3197670B2 (ja) 洗浄装置
JPH0346656A (ja) 感光材料処理装置
JPH08220723A (ja) 感光材料処理装置
JPS62246061A (ja) 自動現像装置の給排液装置
JPH06317888A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用錠剤型固体処理剤供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603