JP2002275022A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2002275022A
JP2002275022A JP2001073890A JP2001073890A JP2002275022A JP 2002275022 A JP2002275022 A JP 2002275022A JP 2001073890 A JP2001073890 A JP 2001073890A JP 2001073890 A JP2001073890 A JP 2001073890A JP 2002275022 A JP2002275022 A JP 2002275022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】しっとり感や安全性、安定性が良好で、しかも
油性感がなく、軽いのびを有し、化粧持続性に優れた化
粧料を提供する。 【解決手段】(A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル
化度が2.2以上のイヌリン及び/又は加水分解イヌリ
ン脂肪酸エステルであり、該エステルのアシル基におい
て、総アシル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル
基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノ
イル基から選ばれる一種又は二種以上のアシル基である
イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステル
と、(B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を
含有する化粧料である。上記の成分(A)は、脂肪酸エ
ステル化度2.2以上であり、そのエステルの総アシル
基の60モル%以上がヘキサデカノイル基、オクタデカ
ノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基から選ば
れる一種又は二種以上のアシル基であり、かつ残りのア
シル基の中に分岐炭化水素骨格を有するアシル基を含有
しているものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イヌリン及び/又
は加水分解イヌリン脂肪酸エステルと部分架橋型オルガ
ノポリシロキサン重合物を含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来技術】近年、化粧料においては、さっぱりとして
べたつきがなく、また経時での化粧持ちを向上させるた
めに、油剤としてシリコーン油が多く使用されている。
しかしながら、シリコーン油は他の炭化水素やエステル
油などの一般な化粧品油剤との相溶性が悪く、また流動
特性として降伏値を持たないため、顔料などの比重差の
ある物質を配合することが困難であるという問題があっ
た。そこで、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
とシリコーン油を混和することにより、ソフトで安定性
に優れたゲル組成物が得られことに注目し、これを配合
することにより安定性及び使用性が向上する事が提案さ
れている(特開平1−190757号、特開平1−25
0306号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安定性
を向上する目的や、さっぱり感や化粧持続性を向上させ
るために部分架橋型オルガノポリシロキサンを多く配合
すると、しっとり感が失われ、またシリコーン以外の油
剤との相溶性が悪くなり、使用感や安定性の点から未だ
満足のいくものではなかった。本発明は、この問題点を
解消し、部分架橋型オルガノポリシロキサンの特性を失
うことなく、さっぱり感、しっとり感や化粧持続性があ
り、使用感や安定性に優れた化粧料を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、化粧料におい
て、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステ
ルと部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有す
ることにより、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂
肪酸エステルの特徴であるしっとり感や安全性、安定性
が良好で、しかも、油性感がなく、軽いのびを有し、化
粧持続性に優れることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0005】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B); (A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2
以上の、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エ
ステルであり、該エステルのアシル基において、総アシ
ル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オクタ
デカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基から
選ばれる一種又は二種以上のアシル基であるイヌリン及
び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステル (B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有
することを特徴とする化粧料である。
【0006】また、本発明において、上記の成分(A)
のイヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステル
は、脂肪酸エステル化度2.2以上であり、そのエステ
ルの総アシル基の60モル%以上がヘキサデカノイル
基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノ
イル基から選ばれる一種又は二種以上のアシル基であ
り、かつ残りのアシル基の中に分岐炭化水素骨格を有す
るアシル基を含有しているイヌリン及び/又は加水分解
イヌリン脂肪酸エステルが好ましい。
【0007】また、本発明において、上記の成分(B)
の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、(1)
ベンゼンに不溶で、自重と同重量以上のベンゼンを含み
うる三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重
合物、及び/又は(2)(イ)Si−H基含有シロキサ
ン化合物と、(ロ)分子中に少なくとも2個のアルケニ
ル基を含有する化合物とを必須とし付加反応させた重合
物から選ばれる少なくとも一種以上の重合物であること
が好ましい。そして、上記の(イ)Si−H基含有シロ
キサン化合物としては、オルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンが好ましい。また、上記の(ロ)分子中に少な
くとも2個のアルケニル基含有する化合物としては、ア
ルケニル基含有オルガノポリシロキサンが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の成分(A)のイヌリン及
び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステルに用いられる
イヌリン及び/又は加水分解イヌリンは、多糖類の一種
であり、D−フルクトースを主要構成糖とするオリゴ糖
及びその加水分解物である。イヌリンは、β−1、2結
合したフラノイドフルクトース単位の鎖から成り、還元
末端において蔗糖結合したα−D−グルコースを有する
構造のものである。イヌリンは、キク科植物、例えばチ
コリ、ダリヤ等の植物から得られる。本発明に使用する
イヌリン及び加水分解イヌリンはフラノイドフルクトー
ス単位が2〜60程度のものが使用できる。
【0009】本発明の成分(A)のイヌリン及び/又は
加水分解イヌリン脂肪酸エステルは、イヌリン及び/又
は加水分解イヌリンのフルクトース単位当りの脂肪酸エ
ステル化度が2.2以上である。エステル化に用いる脂
肪酸は、炭素数16、18、20、22の直鎖脂肪酸が
好ましく、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸
エステルのアシル基において、総アシル基の60モル%
以上がヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、エイ
コサノイル基、ドコサノイル基から選ばれる一種又は二
種以上のアシル基であることが必要である。これらのア
シル基総量が60モル%未満であると、化粧料の安定性
確保が困難である。アシル基の炭素鎖長においては、ヘ
キサデカノイル基より炭素数の少ないアシル基では、ゲ
ル構造性の付与が充分でなく、反対にドコサノイル基よ
り炭素数の多いアシル基では、使用時に重い感触を伴っ
たり、経時でゲル化剤の析出が発生する。
【0010】本発明の化粧料に使用される成分(A)に
おいては、総アシル基の60モル%以上が、ヘキサデカ
ノイル基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ド
コサノイル基から選ばれる一種又は二種以上のアシル基
であり、一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.
2以上であれば、他のアシル基で置換されていても構わ
ない。他のアシル基を例示するならば、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル
基、イソバレリル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、
オクタノイル基、デカノイル基、ドデカノイル基、テト
ラデカノイル基、テトラコサノイル基、ヘキサコサノイ
ル基、オクタコサノイル基、トリアコンタノイル基、オ
レオイル基、ベンゾイル基、ナフトイル基等が挙げられ
る。
【0011】本発明に使用される成分(A)のアシル基
置換度2.2以上のイヌリン及び/又は加水分解イヌリ
ンの脂肪酸エステルは、当該するイヌリン及び/又は加
水分解イヌリンと脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体を反応さ
せることにより製造される。脂肪酸誘導体は、酸ハライ
ド、酸無水物等が例示できる。イヌリン及び加水分解イ
ヌリンと脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体との反応は、従来
公知の方法により容易に行なうことができる。例えば、
イヌリン及び加水分解イヌリンをジメチルホルムアミド
及びピリジン中に分散させ、これに脂肪酸ハライド又は
脂肪酸無水物を加え、60℃前後で反応させることによ
り得ることができる。この際、脂肪酸ハライドまたは脂
肪酸無水物の添加量、反応時間、反応温度を適宜調整す
ることにより、脂肪酸の平均置換度を容易にコントロー
ルできる。また本発明の化合物は、その反応条件等より
白色から褐色の色相を有する固形状〜ペースト状、液状
のものが得られるが、必要ならば従来公知の脱色方法、
例えば活性炭、ゼオライト等で処理することにより容易
に白色に精製することができる。
【0012】本発明に使用される成分(A)において
は、安定性の確保と同時に、化粧料の流動性を確保した
い場合、該エステルのアシル基において、分岐炭化水素
骨格を有するアシル基を含有することが望ましい。分岐
炭化水素骨格を有するアシル基は、炭素数22以下であ
ることが望ましく、更に望ましくは炭素数18以下であ
る。好適に使用される分岐炭化水素骨格を有するアシル
基を例示すると、イソステアロイル基、イソヘキサデカ
ノイル基、イソデカノイル基、イソオクタノイル基等が
挙げられる。分岐炭化水素骨格を有するアシル基で置換
した成分(A)の場合でも、その総アシル基の60モル
%以上は炭素数16〜22のアシル基であり、一単位糖
あたりのアシル基置換度は2.2以上である必要があ
る。
【0013】本発明で用いられる成分(A)のイヌリン
及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステルの配合量は
化粧料の形態になって異なり、通常の化粧料中に0.0
1〜40質量%(以下、単に「%」と記す)、好ましく
は0、1%〜30%である。本発明のイヌリン及び/又
は加水分解イヌリン脂肪酸エステルの配合量が上記の範
囲より少なすぎると効果が得られず、多すぎると硬さや
のびの滑らかさにかけたりして、使用性において許容し
がたくなる。また、これらのイヌリン及び/又は加水分
解イヌリン脂肪酸エステルは必要に応じて一種または二
種以上用いることができる。
【0014】本発明で用いられる成分(B)の部分架橋
型オルガノポリシロキサン重合物は、(1)ベンゼンに
不溶で、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元
架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物、及び
/又は、(2)(イ)Si−H基含有シロキサン化合物
と、(ロ)分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含
有する化合物とを必須とし付加反応させた重合物から選
ばれる少なくとも一種以上の重合物である。
【0015】上記(1)のオルガノポリシロキサン重合
物としては、例えば特公平8−6035号公報等に記載
されている、R2SiO単位とRSiO1.5単位(各R
は、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基などの
アルキル基;フェニル基、トリル基などのアリール基;
ビニル基などの脂肪族不飽和基などで、同種又は異種で
もよい)の比率が1〜30:1であるベンゼンに不溶
で、自重と同質量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋
構造を有するオルガノポリシロキサン重合物である。こ
のオルガノポリシロキサン重合物は、1分子中に少なく
とも2個のケイ素原子に結合した水素原子を有するオル
ガノハイドロジェンポリシロキサンを脱水素反応及び縮
合反応させたり、上記オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンと分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
た水酸基を有するオルガノポリシロキサンを脱水素縮合
反応させて製造することができる。
【0016】また、(2)の重合物としては、例えば特
許第2582275号公報等に記載されているオルガノ
ポリシロキサン重合物が挙げられる。この(イ)、
(ロ)の化合物は特に限定されるものではないが、シリ
コーン油との親和性をよくし、使用感、使用性の点から
(イ)のSi−H基含有シロキサン化合物がオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンであり、(ロ)の分子中に
少なくとも2個のアルケニル基を含有する化合物がアル
ケニル基含有オルガノポリシロキサンであることが好ま
しい。(2)の重合物は、例えば、トリメチルシリル末
端封鎖ジメチルメチルハイドロジェンポリシロキサンと
ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチルポリシロキサン
とを反応させて得られる重合体、ジメチルハイドロジェ
ンシリル末端封鎖ジメチルポリシロキサンとトリメチル
シリル末端封鎖ジメチルメチルビニルポリシロキサンと
を反応させて得られる重合物などである。
【0017】この部分架橋型オルガノポリシロキサン重
合物は、シリコーン油を配合したものとして、例えば、
KSG15、KSG16、KSG17、KSG18(い
ずれも信越化学工業(株)製)等の商標名で市販されて
いる。本発明で用いられる成分(B)の部分架橋型オル
ガノポリシロポキサンの配合量は、効果の発現及び使用
性において、0.01〜15%が好ましく、更に好まし
くは0.1〜10%である。又、この部分架橋型オルガ
ノポリシロキサンは必要に応じて一種または二種以上用
いることができる。
【0018】本発明の化粧料には、本発明の効果を妨げ
ない範囲で通常の化粧料に使用される成分、油剤、保湿
剤、界面活性剤、粉体、色素、低級アルコール、紫外線
吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整
剤、キレート剤、清涼剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦
活剤、抗炎症剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤
等)、ビタミン類、核酸、ホルモン、包接化合物等を添
加することができる。本発明の化粧料としては、乳液、
クリーム、美容液、化粧油、リップクリーム、ハンドク
リーム、洗顔料などのスキンケア化粧料、ファンデーシ
ョン、メイクアップ下地、ほほ紅、アイシャドウ、マス
カラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、
口紅等のメイクアップ化粧料、ヘアクリーム、シャンプ
ー、リンス、コンデショナー、整髪料等の毛髪用化粧料
などが挙げられ、その剤型は、液状、乳液状、固形状、
ペースト状、ゲル状等の形態を適宜選択することができ
る。本発明の化粧料は、通常の化粧料を製造する方法に
て製造されるものであり、その製法は限定されない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の詳細を、実施例を挙げて、具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 合成例1 イヌリンステアリン酸エステルの合成 イヌリン10.8gにジメチルホルムアミド500gを
加え、60℃で攪拌して溶解した。これにピリジン16
gを加えて攪拌しながら塩化ステアロイル60.5g滴
下し、2時間反応後ピリジン塩を濾別し、ジメチルホル
ムアミドを留去した。残渣にトルエンを加えて抽出し、
ボウ硝にて乾燥後溶媒を留去した。残渣をメタノールで
洗浄し、バクモンドウ由来フラクトオリゴ糖ステアリン
酸エステル55gを得た。この生成物の脂肪酸平均置換
度(一単糖単位あたりに付加した脂肪酸の分子数を示
す)は、そのケン化価より算出して2.7であった。
【0020】合成例2 イヌリンステアリン酸エステルの合成 イヌリン16.2gにジメチルホルムアミド200g、
ピリジン30gを加え、60℃で攪拌しながら溶解し
た。これに、攪拌しながら塩化ステアロイル91gを滴
下し、5時間反応後、精製水1L中に投入して固形分を
析出させた。これを濾別し、残渣をメタノールで洗浄
し、イヌリンステアリン酸エステル57gを得た。この
生成物の脂肪酸平均置換度は2.8であった。
【0021】合成例3 加水分解イヌリン(パルミチン酸/2−エチルヘキサン
酸)エステルの合成 加水分解イヌリン16.2gにジメチルホルムアミド2
00g、ピリジン30gを加え、60℃で攪拌しながら
溶解した。これ塩化パルミトイル30.5gと塩化2−
エチルヘキサノイル32.5gを滴下し、5時間反応
後、n−ヘキサンで抽出しボウ硝にて乾燥後溶媒を留去
した。残渣をメタノールで洗浄し、加水分解イヌリン
(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸)エステル42
gを得た。この生成物の脂肪酸平均置換度は2.5であ
った。
【0022】合成例4 イヌリンステアリン酸エステルの合成 塩化ステアロイル60gを用いる以外は、合成例3と同
様の操作を行い、イヌリンステアリン酸エステル45g
を得た。この生成物の脂肪酸平均置換度は1.3であっ
た。
【0023】実施例1〜2及び比較例1〜2 口紅 表1に示す組成で口紅を調製し、使用感や使用性とし
て、塗布時ののび広がり、べたつきのなさ、しっとり
感、仕上がりの美しさ(唇のたてじわが目立たない)、
化粧持続性、および経時安定性につい下記の方法より評
価を行った。その結果も併せて表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】(製造方法) A:成分1〜17を均一に溶解混合する。 B:Aに成分18を加え混合する。 C:Bを80℃で口紅容器に充填し、口紅を得た。
【0026】(使用感、使用性の評価方法)女性20名
の専門パネルにより使用テストを行ない、使用感、使用
性の項目に関して以下の基準で評価を行ない、その平均
点で判定した。 [評価基準] 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 [判定] ◎:平均点4.5以上 ○:平均点3.5以上4.5未満 △:平均点2.5以上3.5未満 ×:平均点2.5未満
【0027】(安定性の評価方法)40℃の恒温槽に3
ヶ月保管し、外観の変化について以下の基準で評価を行
ない、判定した。 [判定] ○:外観いずれも全く変化なし。 △:外観わずかに変化あり。 ×:外観に大きな変化あり。
【0028】表1の結果から明らかなように、本発明の
イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステルと
部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有する口
紅は、塗布時ののび広がり、べたつきのなさ、しっとり
感、仕上がりの美しさ(唇のたてじわが目立たない)、
化粧持続性などの使用感、使用性及び経時安定性に優れ
たものであった。
【0029】実施例3〜4及び比較例3〜4 プレス
ドファンデーション 表2に示す組成でプレスドファンデーションを調製し、
塗布時ののび広がり、べたつきのなさ、しっとり感、仕
上がりの美しさ(毛穴が目立たない、きめが細かい)、
化粧持続性、ケーキングやブツの有無などの使用感、使
用性について前述の方法に従い評価を行なった。その結
果も併せて表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】(製造方法) A:成分1〜8を均一に混合する。 B:Aに成分9〜15添加して、均一に混合する。 C:Bを金皿にプレスして、プレスドファンデーション
を得た。 表2の結果から明らかなように、本発明のイヌリン及び
/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステルと部分架橋型オ
ルガノポリシロキサン重合物を含有するプレスドファン
デーションは、塗布時ののび広がり、べたつきのなさ、
しっとり感、仕上がりの美しさ(毛穴が目立たない、き
めが細かい)、化粧持続性及びケーキングやブツが無い
などの使用感、使用性に優れたものであった。
【0032】実施例5及び比較例5〜7 フェイスク
リーム 表3に示す組成でフェイスクリームを調製し、塗布時の
のび広がり、べたつきのなさ、しっとり感などの使用
感、使用性及び経時安定性について前述の方法に従い、
評価を行なった。その結果も併せて表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】(製造方法) A:成分1〜8を均一の混合溶解する。 B:成分9〜15を均一混合する。 C:80℃でAにBを加えて乳化後、冷却する。 D:Cに成分16を加えて混合し、フェイスクリームを
得た。 表3の結果から明らかなように、本発明のイヌリン脂肪
酸エステルと部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
を含有するフェイスクリームは、塗布時ののび広がり、
べたつきのなさ、しっとり感などの使用感、使用性及び
経時安定性に優れたものであった。
【0035】 実施例6 化粧下地クリーム (成分) (%) 1.架橋型メチルポリシロキサン・デカメチル シクロペンタシロキサン配合物*1 15.0 2.ジメチルポリシロキサン*2 5.0 3.イヌリンステアリン酸エステル(合成例1) 7.0 4.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 5.2−エチルヘキサン酸セチル 3.0 6.ポリエーテル変性シリコーン*3 2.0 7.エタノール 10.0 8.1,3−ブチレングリコール 7.0 9.シリコーン球状パウダー*4 1.0 10.架橋型アクリルアミド系共重合体分散液*5 0.3 11.防腐剤 適量 12.精製水 残量 13.香料 適量 *1:KSG15(信越化学工業社製) *2:KF96A(6cs)(信越化学工業社製) *3:KF6017(信越化学工業社製) *4:KSP−100(信越化学工業社製) *5:セピゲル305(セピック社製) (製造方法) A:成分1〜6を加温溶解し、均一に混合する。 B:成分7〜8及び成分10〜12を均一に溶解する。 C:AにBを加えて乳化する。 D:Cに成分9及び成分12を加えて充分に分散させ、
化粧下地クリームを得た。
【0036】以上のようにして得られた、本発明のイヌ
リン脂肪酸エステルと部分架橋型オルガノポリシロキサ
ン重合物を含有する化粧下地クリームは、塗布時になめ
らかで、べた付かず、後肌のさらさら感に優れ、しっと
り感があり、その上にファンデーションを塗布した後
も、毛穴が目立たない美しい仕上がりで、テカリや油光
りをおさえ、経時での化粧持ちなどの使用感、使用性及
び経時安定性にも優れたものであった。
【0037】 実施例7 ヘアリンス (成分) (%) 1.加水分解イヌリン(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸) エステル(合成例3) 2.0 2.架橋型メチルポリシロキサン・ジメチル ポリシロキサン配合物*1 1.0 3.ジメチルポリシロキサン*2 3.0 4.ミリスチン酸イソプロピル 2.0 5.還元ラノリン 2.0 6.セタノール 3.0 7.1,3−ブチレングリコール 5.0 8.プロピレングリコール 7.0 9.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 10.防腐剤 適量 11.精製水 残量 12.香料 適量 *1:KSG16(信越化学工業(株)製) *2:KF96A(10cs)(信越化学工業(株)製) (製造方法) A:成分1〜6を均一に加温溶解する。 B:成分7〜11を均一に加温溶解する。 C:80℃でBにAを攪拌しながら混合し、均一に溶解
する。 D:Cに成分12を加えて均一に混合し、ヘアリンスを
得た。 以上のようにして得られた、本発明の加水分解イヌリン
脂肪酸エステルと部分架橋型オルガノポリシロキサン重
合物を含有するヘアリンスは、塗布時ののび、指通りが
軽く、また乾燥後のさらさら感、しっとり感、毛髪の風
合い(しなやかさ、まとまりの良さ)などの使用感、使
用性及び経時安定性に優れたものであった。
【0038】 実施例8 洗顔クリーム (成分) (%) 1.ステアリン酸 10.0 2.パルミチン酸 10.0 3.ミリスチン酸 12.0 4.ラウリン酸 4.0 5.オレイルアルコール 1.5 6.架橋型メチルフェニルポリシロキサン・ メチルフェニルポリシロキサン配合物*1 0.2 7.イヌリンステアリン酸エステル(合成例2) 0.1 8.グリセリン 15.0 9.防腐剤 適量 10.水酸化カリウム 6.0 11.精製水 残量 12.香料 適量 *1:KSG18(信越化学工業(株)製) (製造方法) A:成分1〜7を加温溶解する。 B:成分8〜11を加温して均一溶解する。 C:70℃でBにAを攪拌しながら徐々に添加する。 D:けん化反応が終了後、50℃まで温度が下がった点
で、成分12を添加し均一に混合後、冷却し洗顔料を得
た。 以上のようにして得られた、本発明のイヌリン脂肪酸エ
ステルと部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含
有する洗顔クリームは、塗布時になめらかで、べた付か
ず、洗顔後の肌はしっとりしてべたつかず、エモリエン
ト効果に優れたものであった。
【0039】 実施例9 リキッドファンデーション (成分) (%) 1.トリオクタン酸グリセリン 10.0 2.ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 3.0 3.イヌリンステアリン酸エステル(合成例1) 1.5 4.12−ヒドロキシステアリン酸コレステロール 0.5 5.ホホバ油 3.0 6.架橋型メチルフェニルポリシロキサン メチルフェニルポリシロキサン配合物*1 5.0 7.メチルポリシロキサン・メチルセチルポリシロキサン・ ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリ シロキサン共重合体*2 1.0 8.酸化チタン 8.0 9.無機有色顔料 4.0 10.マイカ 3.0 11.タルク 3.0 12.1,3−ブチレングリコール 7.0 13.防腐剤 適量 14.香料 適量 15.精製水 残量 *1:KSG18(信越化学工業(株)製) *2:ABIL EM−90(ゴールドシュミット社製) (製造方法) A:成分1〜7を混合して加温溶解し、成分8〜11を
均一に分散する。 B:成分12〜13及び15を混合した後、Aに加えて
乳化する。 C:Bを冷却し、成分14を加えてリキッドファンデー
ションを得る。
【0040】以上のようにして得られた、本発明のイヌ
リン脂肪酸エステルと部分架橋型オルガノポリシロキサ
ン重合物を含有するリキッドファンデーションは、塗布
時になめらかで、べた付かず、後肌のさらさら感に優
れ、しっとり感があり、毛穴が目立たない美しい仕上が
りで、テカリや油光りをおさえ、経時での化粧持ちなど
の使用感、使用性及び経時安定性にも優れたものであっ
た。
【0041】
【発明の効果】イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂
肪酸エステルと部分架橋型オルガノポリシロキサン重合
物を含有する本発明の化粧料は、イヌリン及び/又は加
水分解イヌリン脂肪酸エステルの特徴であるしっとり感
や安全性、安定性が良好で、しかも油性感がなく、軽い
のびを有し、化粧持続性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/035 A61K 7/035 7/08 7/08 7/50 7/50 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AB232 AB242 AB432 AC012 AC072 AC102 AC122 AC242 AC302 AC342 AC422 AC692 AC792 AC852 AD072 AD152 AD161 AD162 AD172 AD211 AD212 AD352 AD492 AD512 BB23 CC01 CC03 CC05 CC12 CC13 CC22 CC39 DD11 DD22 DD23 DD31 EE01 EE06 EE07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)及び(B); (A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2
    以上の、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エ
    ステルであり、該エステルのアシル基において、総アシ
    ル基の60モル%以上がヘキサデカノイル基、オクタデ
    カノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基から選
    ばれる一種又は二種以上のアシル基であるイヌリン及び
    /又は加水分解イヌリン脂肪酸エステル (B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有
    することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】成分(A)のイヌリン及び/又は加水分解
    イヌリン脂肪酸エステルが、脂肪酸エステル化度2.2
    以上であり、そのエステルの総アシル基の60モル%以
    上がヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、エイコ
    サノイル基、ドコサノイル基から選ばれる一種又は二種
    以上のアシル基であり、かつ残りのアシル基の中に分岐
    炭化水素骨格を有するアシル基を含有しているイヌリン
    及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸エステルであること
    を特徴とする請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロ
    キサン重合物が、 (1)ベンゼンに不溶で、自重と同重量以上のベンゼン
    を含みうる三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキ
    サン重合物、及び/又は、 (2)(イ)Si−H基含有シロキサン化合物と、
    (ロ)分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有す
    る化合物とを必須とし付加反応させた重合物から選ばれ
    る少なくとも一種以上の重合物であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】(イ)Si−H基含有シロキサン化合物
    が、オルガノハイドロジェンポリシロキサンであること
    を特徴とする請求項3記載の化粧料。
  5. 【請求項5】(ロ)分子中に少なくとも2個のアルケニ
    ル基含有する化合物が、アルケニル基含有オルガノポリ
    シロキサンであることを特徴とする請求項3又は4記載
    の化粧料。
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