JP2002270489A - ショット形状計測用マーク及びそれを使用した転写の誤差検出方法 - Google Patents

ショット形状計測用マーク及びそれを使用した転写の誤差検出方法

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JP2002270489A
JP2002270489A JP2001068293A JP2001068293A JP2002270489A JP 2002270489 A JP2002270489 A JP 2002270489A JP 2001068293 A JP2001068293 A JP 2001068293A JP 2001068293 A JP2001068293 A JP 2001068293A JP 2002270489 A JP2002270489 A JP 2002270489A
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shot
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Hirobumi Saito
博文 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光したショットのずれ量を計測するにあた
りショット間の重なり部を狭めることができるショット
形状計測用マーク及びそれを使用した転写の誤差検出方
法を提供する。 【解決手段】 転写倍率に誤差が生じていなければ、直
線状マークA1と直線状マークB1との間の中心線L1
と直線状マークA2と直線状マークA3との間の中心線
L2とが重なり合う。一方、転写倍率が小さくなった場
合には、直線状マークA1、A2及びA3は、第1のシ
ョットにより形成されるパターンの中心に近づき、直線
状マークB1は、第2のショットにより形成されるパタ
ーンの中心に近づく。この結果、中心線L1が中心線L
2よりも直線状マークB1側に位置するようになる。逆
に、転写倍率が大きくなった場合には、中心線L2が中
心線L1よりも直線状マークB1側に位置するようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハへの
パターン形成に好適なショット形状計測用マーク及びそ
れを使用した転写の誤差検出方法に関し、特に、縮小投
影露光装置の最大露光領域の拡大を図ったショット形状
計測用マーク及びそれを使用した転写の誤差検出方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ上に最初に露光する場合の
ように、ショット形状を計測し合わせるためのマークが
ない場合でも、正確にショット形状を計測してその計測
値をフィードバックすることがパターン形成上要請され
ている。このため、従来、縮小投影露光機の日常点検等
によりショット形状が正しいかどうかが管理されてい
る。しかし、この管理方法では、日常点検におけるレチ
クルと製品のレチクルとが異なっていたり、日常点検と
製品の露光工程とが時間的にずれたりしているため、日
常点検等で調整を行っても、完全に製品のショット形状
を正しく保つことはできない。
【0003】また、特開平10−274855号公報に
は、下地パターンがない場合であってもショット形状の
適否の判断を可能とすることを目的として、矩形状チッ
プ形成領域の周辺に1辺当たり2個の計測用マークを形
成し、2回の露光を行った後にこれらの重なり具合を観
察することによってショット形状の適否を判断する方法
が記載されている。具体的には、隣り合う2辺の外側に
2個ずつ正方形状の計測用マークが形成され、これらに
対向する2辺の外側により小さい正方形状の計測用マー
クが形成されている。これらの計測用マークは転写によ
りその中心が一致されるように設計されている。従っ
て、転写後に中心間のずれを計測することにより、転写
による誤差を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
重ね合わせ測定機で使用されている計測用マークの形状
は、一辺の長さが40μm程度の大きな正方形状であ
り、このため、2つのショットの重なり部を十分に大き
く確保する必要があるという問題点がある。つまり、重
なり部を大きく設定することにより、縮小投影露光装置
の最大露光領域が狭められてしまう。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、露光したショットのずれ量を計測するにあ
たりショット間の重なり部を狭めることができるショッ
ト形状計測用マーク及びそれを使用した転写の誤差検出
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るショット形
状計測用マークは、半導体ウェハ上に形成されたレジス
ト膜に転写されたショット形状計測用マークであって、
互いに平行に配列した4本の直線状マークを有し、前記
4本の直線状マークのうち外側に位置する2本の間の中
心線と内側に位置する2本の間の中心線とが一致してい
ることを特徴とする。
【0007】本発明においては、ショット形状に転写倍
率の誤差又は回転若しくはゆがみ(スキュー)による誤
差が生じている場合には、2本の中心線が一致しなくな
る。従って、2本の中心線が重なり合っているか否かで
ショット形状の適否の判断が可能である。また、中心線
が重なっておらず修正する必要がある場合には、その中
心線間のずれ量をフィードバックすればよいので、容易
に新たな転写パターンを正確に形成することが可能であ
る。また、ショット形状計測用マークに4本の直線状マ
ークが設けられていればよいので、2回の転写による重
なり部の幅が小さくても十分である。例えば、1乃至2
μm程度の重なり部があれば、ショット形状の適否の判
断が可能である。このため、縮小投影露光装置の露光可
能領域を有効に使用することが可能である。
【0008】なお、前記4本の直線状マークのうち3本
は、前記半導体ウェハ内に区画された第1のチップ形成
領域における転写と同時に形成されたものであり、残り
の1本は、前記第1のチップ形成領域に隣接する第2の
チップ形成領域における転写と同時に形成されたもので
あることが好ましい。
【0009】また、前記4本の直線状マークのうち少な
くとも1本は、前記第1及び第2のチップ形成領域にお
ける転写が重なり合う領域内に形成されていることが好
ましい。
【0010】本発明に係る転写の誤差検出方法は、半導
体ウェハ上に形成されたレジスト膜に互いに平行に配列
した3本の直線状マークを前記半導体ウェハ内に区画さ
れた第1のチップ形成領域における転写と同時に転写す
る工程と、前記レジスト膜に前記3本の直線状マークと
平行に配列する1本の直線状マークを4本の直線状マー
クのうち外側に位置する2本の間の中心線と内側に位置
する2本の間の中心線とが一致するようにして前記第1
のチップ形成領域に隣接する第2のチップ形成領域にお
ける転写と同時に転写する工程と、を有することを特徴
とする。
【0011】なお、前記4本の直線状マークのうち少な
くとも1本は、前記第1及び第2のチップ形成領域にお
ける転写が重なり合う領域内に形成されていることが好
ましい。
【0012】また、前記4本の直線状マークの位置を検
出することにより、前記2本の中心線が一致しているか
否かを判断することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係るショ
ット形状計測用マークについて、添付の図面を参照して
具体的に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る
ショット形状計測用マークを示す平面図である。第1の
実施例は、半導体ウェハ表面の一方向(以下、X方向と
いう)に延びるスクライブ線領域に挿入されてその一方
向に直交する方向(以下、Y方向という)における転写
倍率の誤差の計測に使用されるマークである。
【0014】第1の実施例に係るショット形状計測用マ
ーク21は、4本の直線状マークA1、A2、A3及び
B1から構成されている。半導体ウェハ上にレジスト膜
10が形成されており、このレジスト膜10に2つのシ
ョットにより直線状マークA1、A2、A3及びB1が
この順でY方向に配列して形成されている。直線状マー
クA1、A2及びA3は、第1のショット(露光工程)
で転写され、直線状マークB1のみが第2のショット
(露光工程)で転写されている。直線状マークA1、A
2及びA3は、第1のショットによるパターンのスクラ
イブ線領域1内に形成されており、直線状マークB1
は、第2のショットによるパターンのスクライブ線領域
2内に形成されている。スクライブ線領域1及び2に
は、互いに重なり合う重なり部3が存在しており、例え
ば直線状マークA3が重なり部3内に形成されている。
重なり部3のX方向に延びる中心線がスクライブ線中心
4となる。直線状マークA1、A2、A3及びB1の長
さは、例えば10μm程度であり、直線状マークA1と
直線状マークB1との間隔は、例えば20μm程度であ
り、直線状マークA2と直線状マークA3との間隔は、
例えば10μm程度である。このような大きさであれ
ば、直線状マークA1、A2、A3及びB1は、直線状
マークの位置を測定するための重ね合わせ精度測定機の
視野に入る。
【0015】このような直線状マークA1、A2、A3
及びB1は、例えば1個のレチクルのY方向における一
端部のスクライブ線領域に直線状マークA1、A2及び
A3を形成するための透過領域を形成し、他端部のスク
ライブ線領域に直線状マークB1を形成するための透過
領域を形成し、このレチクルを使用して縮小投影露光機
等でレジスト膜10を露光することにより形成すること
ができる。このとき、直線状マークA1と直線状マーク
B1との間の中心線が直線状マークA2と直線状マーク
A3との間の中心線に一致するように設計されている。
【0016】なお、直線状マークA1、A2、A3及び
B1は、レジスト膜10がポジ型の場合には、その後の
現像によりその部分が除去され、レジスト膜10がネガ
型の場合には、その後の現像によりその部分が残存す
る。
【0017】次に、前述のように構成されたショット形
状計測用マークを使用した転写倍率の誤差検出方法につ
いて説明する。図2はショット形状の誤差検出方法を示
す図であって、(a)は転写の倍率に誤差が生じていな
い場合の状態を示す平面図、(b)は転写の倍率が小さ
くなった場合の状態を示す平面図である。
【0018】上述のように、設計上、直線状マークA1
と直線状マークB1との間の中心線は直線状マークA2
と直線状マークA3との間の中心線に一致している。従
って、転写倍率に誤差が生じていなければ、図2(a)
に示すように、直線状マークA1と直線状マークB1と
の間の中心線L1と直線状マークA2と直線状マークA
3との間の中心線L2とが重なり合う。一方、転写倍率
が小さくなった場合には、直線状マークA1、A2及び
A3は、第1のショットにより形成されるパターンの中
心に近づき、直線状マークB1は、第2のショットによ
り形成されるパターンの中心に近づく。この結果、図2
(b)に示すように、中心線L1が中心線L2よりも直
線状マークB1側に位置するようになる。逆に、転写倍
率が大きくなった場合には、中心線L2が中心線L1よ
りも直線状マークB1側に位置するようになる。
【0019】従って、現像終了後に、少なくとも1方向
での位置検出が可能な重ね合わせ測定機等で直線状マー
クA1、A2、A3及びB1の位置を検出し、この検出
結果から中心線L1と中心線L2との位置関係を求めれ
ば、転写倍率に誤差が生じたのか、誤差が生じている場
合にはそれがどの程度なのかを知ることができる。
【0020】その後、中心線L1と中心線L2との間隔
が後の工程に悪影響を与える程大きなものと判断した場
合には、レジスト膜10を剥離し、この検出結果をフィ
ードバックして露光及び現像を行えばよい。フィードバ
ックは、例えば縮小投影露光装置のショット形状のオフ
セット値に上記計測値を代入することにより行うことが
できる。一方、中心線L1と中心線L2とが一致してい
る場合等、特に悪影響が考えられない場合には、その後
の工程を進めればよい。
【0021】また、夫々異なるショットで形成された2
つのマーク間の距離を測定する場合には、その距離は2
ショット分の値、即ち1ショットでのずれの2倍の値と
なるが、本実施例においては、4本の直線状マークA
1、A2、A3及びB1のうち直線状マークB1のみが
第2のショットで形成されているため、計測された値を
半分にする必要がない。
【0022】なお、第1の実施例はY方向における転写
倍率の誤差を計測するためのマークであるが、これを9
0度回転させてY方向に延びるスクライブ線領域に挿入
すれば、X方向における転写倍率の誤差を計測すること
ができる。
【0023】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第2の実施例は、半導体ウェハ表面のX方向に延
びるスクライブ線領域に挿入されて転写の際の回転によ
る誤差の計測に使用されるマークである。図3は本発明
の第2の実施例に係るショット形状計測用マークを示す
平面図である。
【0024】第2の実施例に係るショット形状計測用マ
ーク22は、4本の直線状マークC1、C2、C3及び
D1から構成されている。半導体ウェハ上にレジスト膜
10が形成されており、このレジスト膜10に2つのシ
ョットにより直線状マークC1、C2、C3及びD1が
この順でX方向に配列して形成されている。直線状マー
クC1、C2及びC3は、第1のショットで形成され、
直線状マークD1のみが第2のショットで形成されてい
る。直線状マークC1、C2及びC3は、第1のショッ
トによるパターンのスクライブ線領域1内に形成されて
おり、直線状マークD1は、第2のショットによるパタ
ーンのスクライブ線領域2内に形成されている。第2の
実施例では、例えば直線状マークC1、C2、C3及び
D1が重なり部3内に形成されている。直線状マークC
1、C2、C3及びD1の長さは、例えば10μm程度
であり、直線状マークC1と直線状マークD1との間隔
は、例えば20μm程度であり、直線状マークC2と直
線状マークC3との間隔は、例えば10μm程度であ
る。このような大きさであれば、直線状マークC1、C
2、C3及びD1は、直線状マークの位置を測定するた
めの重ね合わせ精度測定機の視野に入る。なお、直線状
マークC1、C2、C3及びD1の長手方向における中
心がスクライブ線中心4上に位置している。
【0025】このような直線状マークC1、C2、C3
及びD1は、例えば1個のレチクルのX方向における一
端部のスクライブ線領域に直線状マークC1、C2及び
C3を形成するための透過領域を形成し、他端部のスク
ライブ線領域に直線状マークD1を形成するための透過
領域を形成し、このレチクルを使用して縮小投影露光機
等でレジスト膜10を露光することにより形成すること
ができる。このとき、直線状マークC1とマークD1と
の間の中心線が直線状マークC2と直線状マークC3と
の間の中心線に一致するように設計されている。
【0026】なお、直線状マークC1、C2、C3及び
D1は、レジスト膜10がポジ型の場合には、その後の
現像によりその部分が除去され、レジスト膜10がネガ
型の場合には、その後の現像によりその部分が残存す
る。
【0027】次に、前述のように構成されたショット形
状計測用マークを使用したショット形状の回転による誤
差の検出方法について説明する。図4はショット形状の
回転による誤差の検出方法を示す図であって、(a)は
回転が生じていない場合の状態を示す平面図、(b)は
時計回りの回転が生じた場合の状態を示す平面図であ
る。
【0028】上述のように、設計上、直線状マークC1
と直線状マークD1との間の中心線は直線状マークC2
と直線状マークC3との間の中心線に一致している。従
って、回転による誤差が生じていなければ、図4(a)
に示すように、直線状マークC1と直線状マークD1と
の間の中心線L3と直線状マークC2と直線状マークC
3との間の中心線L4とが重なり合う。一方、時計方向
への回転が生じた場合には、図4(b)に示すように、
中心線L4が中心線L3よりも直線状マークD1側に位
置するようになる。逆に、反時計方向への回転が生じた
場合には、中心線L3が中心線L4よりも直線状マーク
D1側に位置するようになる。
【0029】従って、現像終了後に、少なくとも1方向
での位置検出が可能な重ね合わせ測定機等で直線状マー
クC1、C2、C3及びD1の位置を検出し、この検出
結果から中心線L3と中心線L4との位置関係を求めれ
ば、回転による誤差が生じたのか、誤差が生じている場
合にはそれがどの程度なのかを知ることができる。
【0030】なお、第2の実施例はX方向に延びるスク
ライブ線領域を基準とした回転による誤差を計測するた
めのマークであるが、これを90度回転させてY方向に
延びるスクライブ線領域に挿入すれば、Y方向に延びる
スクライブ線領域を基準とした回転による誤差を計測す
ることができる。転写倍率の誤差及び回転による誤差の
みが生じている場合には、夫々X方向及びY方向に延び
る2つのスクライブ線領域を基準とした回転による誤差
は一致する。しかし、これらの誤差のみならず、ゆがみ
(スキュー)が生じている場合には、これらの誤差は一
致しなくなる。この場合、X方向に延びるスクライブ線
領域を基準とした誤差をRX、Y方向に延びるスクライ
ブ線領域を基準とした誤差をRYとすると、回転による
全体の誤差Rは、下記数式1で求められる。即ち、各ス
クライブ線領域を基準とした誤差を平均化したものを全
体の誤差とすることができる。また、ゆがみ(スキュ
ー)Sの程度は、下記数式2で求められる。
【0031】
【数1】R=(RX+RY)/2
【0032】
【数2】S=(RX−RY)/2
【0033】その後、これらの誤差R又はゆがみSが後
の工程に悪影響を与える程大きなものと判断した場合に
は、レジスト膜10を剥離し、この検出結果をフィード
バックして露光及び現像を行えばよい。フィードバック
は、例えば縮小投影露光装置のショット形状のオフセッ
ト値に上記計測値を代入することにより行うことができ
る。一方、中心線L3と中心線L4とが一致している場
合等、特に悪影響が考えられない場合には、その後の工
程を進めればよい。
【0034】また、夫々異なるショットで形成された2
つのマーク間の距離を測定する場合には、その距離は2
ショット分の値、即ち1ショットでのずれの2倍の値と
なるが、本実施例においても、4本の直線状マークC
1、C2、C3及びD1のうち直線状マークD1のみが
第2のショットで形成されているため、計測された値を
半分にする必要がない。
【0035】なお、第1及び第2の実施例においては、
各直線状マークがスクライブ線領域内に形成されている
が、その内部のチップ形成用の領域内に形成されていて
もよい。
【0036】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。第3の実施例は、第1及び第2の実施例を組み合
わせたものである。図5は本発明の第3の実施例に係る
ショット形状計測用マークを示す平面図である。
【0037】第3の実施例においては、Y方向で隣接す
る2個のチップ形成領域6間に存在しX方向に延びるス
クライブ線領域3内に第1の実施例に係るショット形状
計測用マーク21及び第2の実施例に係るクショット形
状計測用マーク22が1つずつ形成されている。同様
に、X方向で隣接する2個のチップ形成領域6間に存在
しY方向に延びるスクライブ線領域5内に第1の実施例
に係るショット形状計測用マーク21及び第2の実施例
に係るショット形状計測用マーク22が1つずつ形成さ
れている。但し、スクライブ線領域5内に形成されてい
るショット形状計測用マーク21及び22は、夫々図1
及び3に示すものを90度回転させたものである。
【0038】このような第3の実施例によれば、X方向
及びY方向における転写倍率の誤差、回転による誤差並
びにゆがみによる誤差を同時に計測することができる。
【0039】また、第2の実施例に係るショット形状計
測マーク22を2個のチップ領域間のスクライブ線領域
に2つ形成することにより、第1の実施例に係るショッ
ト形状計測マーク21と同様にX方向及びY方向におけ
る転写倍率の誤差も計測することが可能になる。
【0040】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図6は本発明の第4の実施例に係るショット形状
計測用マークを示す平面図である。
【0041】第4の実施例では、Y方向に延びるスクラ
イブ線領域5内に2つのショット形状計測用マーク22
が形成されている。
【0042】このような第4の実施例によれば、2つの
ショット形状計測用マーク22による計測値を平均化す
ることにより、より一層正確な誤差の計測を行うことが
できる。
【0043】なお、2個のチップ領域間に形成されたス
クライブ線領域内に形成されるショット形状計測用マー
クの数は、特に限定されるものではない。但し、本発明
に係るショット形状計測マークは2つのショットの重ね
合わせにより形成されるので、ショット配列の精度の影
響を受けやすい。従って、複数のショット形状計測用マ
ークを形成し、このショット形状計測用マークを使用し
た計測値を平均化することにより、より正確な測定が可
能になる。転写倍率の誤差を計測するためのショット形
状計測マークは、1つのスクライブ線領域当たり1つ以
上形成されていることが望ましく、回転及びゆがみによ
る誤差を計測するためのショット形状計測マークは、1
つのスクライブ線領域当たり2つ以上形成されているこ
とが望ましい。
【0044】また、第1乃至第4の実施例では、4本の
直線状マークのうちで外側に位置する1本の直線状マー
クが他の3本の直線状マークと異なる露光工程により転
写されているが、内側に位置する1本の直線状マークが
他の3本の直線状マークと異なる露光工程により転写さ
れていてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
2本の中心線が重なり合っているか否かでショット形状
の適否を判断することができる。また、中心線が重なっ
ておらず修正する必要がある場合には、その中心線間の
ずれ量をフィードバックすればよいので、容易に新たな
転写パターンを正確に形成することができる。更に、シ
ョット形状計測用マークに4本の直線状マークが設けら
れていればよいので、2回の転写による重なり部の幅が
小さくても十分であり、縮小投影露光装置の露光可能領
域を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るショット形状計測
用マークを示す平面図である。
【図2】ショット形状の誤差検出方法を示す図であっ
て、(a)は転写の倍率に誤差が生じていない場合の状
態を示す平面図、(b)は転写の倍率が小さくなった場
合の状態を示す平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るショット形状計測
用マークを示す平面図である。
【図4】ショット形状の回転による誤差の検出方法を示
す図であって、(a)は回転が生じていない場合の状態
を示す平面図、(b)は時計回りの回転が生じた場合の
状態を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るショット形状計測
用マークを示す平面図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係るショット形状計測
用マークを示す平面図である。
【符号の説明】
1、2;スクライブ線領域 3、5;重なり部 4;スクライブ線中心 10;レジスト膜 21、22;ショット形状計測用マーク A1〜A3、B1、C1〜C3、D1;直線状マーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成されたレジスト膜
    に転写されたショット形状計測用マークであって、互い
    に平行に配列した4本の直線状マークを有し、前記4本
    の直線状マークのうち外側に位置する2本の間の中心線
    と内側に位置する2本の間の中心線とが一致しているこ
    とを特徴とするショット形状計測用マーク。
  2. 【請求項2】 前記4本の直線状マークのうち3本は、
    前記半導体ウェハ内に区画された第1のチップ形成領域
    における転写と同時に形成されたものであり、残りの1
    本は、前記第1のチップ形成領域に隣接する第2のチッ
    プ形成領域における転写と同時に形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のショット形状計測用
    マーク。
  3. 【請求項3】 前記4本の直線状マークのうち少なくと
    も1本は、前記第1及び第2のチップ形成領域における
    転写が重なり合う領域内に形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のショット形状計測用マー
    ク。
  4. 【請求項4】 半導体ウェハ上に形成されたレジスト膜
    に互いに平行に配列した3本の直線状マークを前記半導
    体ウェハ内に区画された第1のチップ形成領域における
    転写と同時に転写する工程と、前記レジスト膜に前記3
    本の直線状マークと平行に配列する1本の直線状マーク
    を4本の直線状マークのうち外側に位置する2本の間の
    中心線と内側に位置する2本の間の中心線とが一致する
    ようにして前記第1のチップ形成領域に隣接する第2の
    チップ形成領域における転写と同時に転写する工程と、
    を有することを特徴とする転写の誤差検出方法。
  5. 【請求項5】 前記4本の直線状マークのうち少なくと
    も1本は、前記第1及び第2のチップ形成領域における
    転写が重なり合う領域内に形成されていることを特徴と
    する請求項4に記載の転写の誤差検出方法。
  6. 【請求項6】 前記4本の直線状マークの位置を検出す
    ることにより、前記2本の中心線が一致しているか否か
    を判断する工程を有することを特徴とする請求項4又は
    5に記載の転写の誤差検出方法。
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