JP2002268643A - 車両用ホーン - Google Patents

車両用ホーン

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JP2002268643A
JP2002268643A JP2001065111A JP2001065111A JP2002268643A JP 2002268643 A JP2002268643 A JP 2002268643A JP 2001065111 A JP2001065111 A JP 2001065111A JP 2001065111 A JP2001065111 A JP 2001065111A JP 2002268643 A JP2002268643 A JP 2002268643A
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contact
movable plate
insulator
horn
fixed
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JP2001065111A
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Yoshikazu Kobayashi
義和 小林
Kazuo Igarashi
和夫 五十嵐
Kiyobumi Nakayama
清文 中山
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用のホーンにおいて、ホーンが吹鳴作動
することに伴うインシュレータ13の磨耗と接点8、1
0の磨耗とを同量化してホーンの長寿命化を計るため、
励磁コイル3のインピーダンスの大きさに対応して可動
プレート9のインシュレータ当接部9cの当接面積を大
きくしたときに、該当接部9cが、インシュレータ当接
領域から外れたりしないようにして部品の共用化を計
る。 【解決手段】 当接部9cの形状を、プレート長方向に
長い円弧面形状にして従来の点接触状態から線接触状態
にして接触面積を稼ぎ、これによって可動プレートの固
定プレートからの露出面積を大きくしないでもインピー
ダンスの大きい励磁コイルのものに対応できるようにし
て部品の共用化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の各種車
両に搭載される車両用ホーンの技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来技術】一般に、この種車両用のホーンは、ダイヤ
フラム側に一体的に組み込まれるシャフト(アーマチュ
ア)を、ケーシング側に設けたポール(鉄心)に間隙
(ギャップ)を存して対向配設し、そして励磁コイルに
通電して励磁させることに伴いアーマチュアを吸引移動
させると同時に、可動接点を固定接点から離間させるこ
とで励磁コイルへの通電を絶って前記吸引したシャフト
を元位置に復帰させ、これに伴い可動接点を固定接点に
接触させて励磁コイルを通電することの繰返しで発音
(吹鳴)するようになっている。そしてこの場合に可動
接点10は、図3に示すように、基端部を固定プレート
6および端子ピン7とは絶縁する状態で取付けられた弾
性導電材からなる可動プレート9に一体的に組み込まれ
る。そして該可動プレート9は、その先端コーナー部9
bが、固定接点8が固定される固定プレート6に対して
コイルボビン4側に露出(平面視で目視)されるように
構成し、そして該露出する先端コーナー部9bを、ダイ
ヤフラム11の中心部に設けた強磁性材からなるシヤフ
ト12と一体的に設けたインシュレータ13と対向さ
せ、ホーン用のスイッチのオンに基づき励磁コイル3が
励磁されてシャフト12を吸引すると、該シャフト12
と一体に移動したインシユレータ13が可動プレート9
の先端コーナー部9bに当接して押しやり、これによっ
て可動接点10を固定接点8から離間させて励磁コイル
3への通電を絶って元姿勢に復帰させ、この繰返しによ
って吹鳴(発音)するようになっている。そしてこの様
な車両用ホーンの吹鳴作動の寿命は、接点8、10の磨
耗と、可動プレート9に当接するインシュレータ13の
磨耗との相関関係(図5参照)によって決定される(可
動プレートは金属性でインシュレータより固いため磨耗
は僅かで、有ったとしても誤差範囲となる)。つまり、
いまインシュレータ13の磨耗が接点8、10の磨耗よ
りも早いとした場合、該磨耗するインシュレータ13の
プレート当接面が可動プレート9から離間していくこと
になってインシュレータ13と可動プレート9の当接面
との実質的な隙間Xが早期のうちに大きくなり、この結
果、励磁コイル3が励磁したときにインシュレータ13
による可動プレート9の移動量が小さいものとなって可
動プレート9を可動接点10が固定接点8から離間する
に必要な量だけ移動しないことになり、このようになる
と、接点8、10同志は接触したままとなって励磁コイ
ル3は励磁状態に保持されたままとなって吹鳴しなくな
る。一方、接点8、10の磨耗の方が早いとした場合、
該接点8、10の磨耗に伴い可動プレート9がインシュ
レータ13側に移動することになって前記間隙Xが次第
に小さくなっていき、これがひどくなると、可動プレー
ト9がインシュレータ13に当接しているにもかかわら
ず、接点8、10の接触がなくなって励磁コイル3の励
磁が行われないままになって吹鳴しなくなる。このこと
から、理想的には、図5に示すように、インシュレータ
13の磨耗量と接点8、10の磨耗量とが等しければ、
前記間隙Xは一定に保たれ、前述した吹鳴不良の発生を
低減できることになって長寿命化が計れることになる。
ところでこれらの磨耗の構造因子として、接点側では、
励磁コイルのインピーダンスと接点材質、インシュレー
タ側ではインシュレータの材質と可動プレートの材質、
可動プレートとの当接部形状があげられ、接点8、10
とインシュレータ13の磨耗を同量化(同一化)するた
め、従来は、可動プレート9について、インシュレータ
13が当接する当接部の形状を球形状(部分球形状、椀
形状)にし、これによってインシュレータの磨耗が接点
の磨耗と同量化するよう対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで車両用ホーン
というものは、平形ホーンと渦巻形ホーンとに大別さ
れ、渦巻形ホーンの方が一般にインピーダンスの大きい
励磁コイルを採用している。そして今日、このような車
両用ホーンにおいても部品の共用化が提唱され、これは
可動プレート側においても同じことがいえる。しかるに
平形ホーンと渦巻形ホーンとでは、前述したようにイン
ピーダンスの相違があり、これに対応して前述した磨耗
の同一化を計るには、前述した当接部の大きさを大小異
ならしめることで対応することが提唱される。しかるに
従来、図6に示すように前記当接部9dは、球形状をし
ているため、インシュレータとは点的な接触となるだけ
でなく、可動プレートの固定プレートからの露出部分の
幅方向の大きさ(広さ、面積)についてはどうしても構
造上の制約があって広いものにできず、この結果、前記
球形状をした当接部9dを大きくしてインシュレータと
の接触面積を広くしようとしたときに、該当接部9d
は、可動接点10側にも広がることになってがインシュ
レータ13の接触領域から外れたり、固定プレート6側
に被さったりすることになって対応できず、この結果、
可動プレート9について、固定プレート6からの露出面
積が広いものが必要になり、そうするとその分、ホーン
径が大きくなって小型軽量化の妨げとなることもあっ
て、各専用のものが必要になって共用化が達成できない
という問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、ケーシングと、該ケーシングに固
着されるポールと、ポールを囲繞するように配したコイ
ルボビンに巻装される励磁コイルと、該励磁コイルの励
磁で吸引されるシャフトと、中心部にシャフトが固着さ
れ、外周縁部がケーシングに固着されるダイヤフラム
と、励磁コイルへの通電を断続すべく固定プレートに設
けた固定接点および可動プレートに設けた可動接点と、
前記シャフトに一体的に設けられ、可動プレートの固定
プレートから露出する先端コーナー部に当接して可動プ
レートを押圧するインシュレータとを備えて構成される
車両用ホーンにおいて、前記可動プレートの先端コーナ
ー部に形成されるインシュレータとの当接部を、プレー
ト長方向に長い帯状となった円弧面状として膨出形成し
たことを特徴とする車両用ホーンである。そしてこのよ
うにすることにより、可動プレート当接部のインシュレ
ータとの当接を線状にして実質的な接触面積を、当接部
の幅を小さくしながら広いものとして確保でき、励磁コ
イルのインピーダンスが大きいものであっても、可動プ
レートの固定プレートからの露出面積を小さいものにで
きる。このものにおいて、当接部の円弧状面の幅は、励
磁コイルのインピーダンスの大きさに対応して変更され
るものであることを特徴とすることができ、このように
することで、インシュレータの磨耗と可動−固定接点の
磨耗とを、コイルインピーダンスの相違に対応させて同
一化ができ、ホーン寿命を長くすることが、部品の共通
化を計りながらできる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は車両用ホーン
を構成するケーシングであつて、該ケーシング1の中心
部に形成される深穴部1aには、ポール2が一体的に固
着されると共に、さらに励磁コイル3が巻装された絶縁
材からなるコイルボビン4が内装されている。なお、5
はポール2を固着するためのボルトである。
【0006】6は導電性素材によって形成された固定プ
レートであつて、該固定プレート6の一端は外部引出し
用の一方の端子ピン7によってケーシング1側に固定支
持され、他端はコイルボビン4から延設された支持部4
aに支持され、さらに中間部には固定接点8が一体的に
設けられている。一方、前記端子ピン7には、可動プレ
ート9の基端部がインシユレータ9aを介して固定プレ
ート6および端子ピン7側とは絶縁する状態で取付けら
れている。この可動プレート9は弾性導電材によつて構
成され、先端部には前記固定接点8に対向する状態で可
動接点10が一体的に設けられている。この可動接点1
0は、可動プレート9の弾性力によつて前記固定接点8
に常時接当する側に向けて押圧されている。さらに可動
プレート9の先端コーナー部9bは、固定プレート6に
対しコイルボビン4の内筒側において露出するように設
定されているが、この先端コーナー部9bには、プレー
ト長方向に長い帯状となって後述するインシュレータ1
3側に円弧面状(部分円筒面状)に膨出形成され、該円
弧面がインシュレータ13との当接部9cとなるように
構成されている。
【0007】一方、ケーシング1の外周縁にはダイヤフ
ラム11の外周縁が一体的に止着されるが、このダイヤ
フラム11の中心部には鉄等の強磁性部材によつて形成
されるシヤフト12の基端部が一体的に貫通固着されて
いる。シヤフト12の細径となった先端部は、コイルボ
ビン4の内筒部に遊嵌し、そして先端面がギヤツプを存
してポール2と対向している。13はシャフト12の段
差部に一体的に設けられたインシュレータであって、該
インシュレータ13は前記露出する先端コーナー部9b
に形成した前述の当接部9cと対向している。
【0008】そして図示しないホーン用のスイッチがオ
ンされると、接触状態の接点8、10を介して電流が流
れて励磁コイル3が励磁されてシャフト12を吸引し、
これによつてインシユレータ13が可動プレート当接部
9cに当接して押しやり、これによって可動接点10を
固定接点8から離間させて励磁コイル3への通電を絶
ち、すると励磁コイル3が非励磁状態になってシャフト
12が元位置に移動し、これに連動して可動プレート9
が元姿勢に復帰して接点8、10同志の接触がなされ、
この繰返しに連動するダイヤフラム11の振動でホーン
1が発音(吹鳴)するようになっている。
【0009】叙述の如く構成されたものにおいて、ホー
ンスイッチをONしたときに、固定接点8、可動接点1
0の離接に基づく励磁コイル3の励磁−非励磁の切換え
に連動してホーンが吹鳴することになるが、このときイ
ンシュレータ13が当接する可動プレート9側に形成さ
れる当接部9cは、従来のように球面形状ではなく、円
弧面形状となっているため、インシュレータ13との接
触が点状ではなく線状となって接触面積が広いものとし
て確保でき、この結果、実質上、当接部9cの幅Xを狭
いものにできる。
【0010】このため上記可動プレート9について、励
磁コイル3のインピーダンスが大きい渦巻形ホーンに採
用すべく当接部9cの幅Xを大きくしようとしたとき
に、当接部9cの幅Xをプレート方向に広くすることが
無理なくできる。このため、可動プレート9の固定プレ
ート6からの露出面積が同じように小さいものにしなが
ら、渦巻形ホーン、平形ホーンの何れにも採用できるこ
とになって、可動プレート9の固定プレート6に対する
組み付け構造をそのまま共用化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホーンの断面図である。
【図2】ホーンの平面図である。
【図3】ホーンの要部拡大断面図である。
【図4】(A)は可動プレートの平面図、(B)は可動
プレートの側面図である。
【図5】インシュレータの磨耗と接点の磨耗との相関関
係を示すグラフ図である。
【図6】従来例を示す可動プレートであって、(A)は
その平面図、(B)はその側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ポール 3 励磁コイル 4 コイルボビン 6 固定プレート 8 固定接点 9 可動プレート 9b 先端コーナー部 9c 当接部 10 可動接点 11 ダイヤフラム 12 シャフト 13 インシュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 清文 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 Fターム(参考) 3D030 DB73

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに固着され
    るポールと、ポールを囲繞するように配したコイルボビ
    ンに巻装される励磁コイルと、該励磁コイルの励磁で吸
    引されるシャフトと、中心部にシャフトが固着され、外
    周縁部がケーシングに固着されるダイヤフラムと、励磁
    コイルへの通電を断続すべく固定プレートに設けた固定
    接点および可動プレートに設けた可動接点と、前記シャ
    フトに一体的に設けられ、可動プレートの固定プレート
    から露出する先端コーナー部に当接して可動プレートを
    押圧するインシュレータとを備えて構成される車両用ホ
    ーンにおいて、前記可動プレートの先端コーナー部に形
    成されるインシュレータとの当接部を、プレート長方向
    に長い帯状となった円弧面状として膨出形成したことを
    特徴とする車両用ホーン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、当接部の円弧状面の
    幅は、励磁コイルのインピーダンスの大きさに対応して
    変更されるものであることを特徴とする車両用ホーン。
JP2001065111A 2001-03-08 2001-03-08 車両用ホーン Pending JP2002268643A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224349A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mitsuba Corp 車両用ホーンおよび車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法
CN112435645A (zh) * 2019-08-26 2021-03-02 株式会社美姿把 喇叭

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224349A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mitsuba Corp 車両用ホーンおよび車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法
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