JP2002268128A - ファインダー画面内表示装置 - Google Patents

ファインダー画面内表示装置

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JP2002268128A
JP2002268128A JP2001062853A JP2001062853A JP2002268128A JP 2002268128 A JP2002268128 A JP 2002268128A JP 2001062853 A JP2001062853 A JP 2001062853A JP 2001062853 A JP2001062853 A JP 2001062853A JP 2002268128 A JP2002268128 A JP 2002268128A
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JP2001062853A
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Katsuto Tanaka
克人 田中
Ichiro Tsujimura
一郎 辻村
Junichi Tanii
純一 谷井
Shinji Murashima
伸治 村島
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】小型且つ低コストで達成可能な多分割オートフ
ォーカスの選択表示機能を有するファインダー画面内表
示装置を提供する。 【解決手段】撮影光学系を透過した被写体光を被写体像
として焦点板2に結像し、その被写体像を中空ペンタミ
ラー4を介して接眼光学系により観察するファインダー
光学系を有し、焦点板2近傍に配置された表示板上の表
示部を、中空ペンタミラー4の接眼光学系側の開口部上
部よりその中空ペンタミラー4を通して照明する照明光
学系を備え、その照明された表示部からの反射光を被写
体像と共に観察する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一眼レフカ
メラのファインダー内に撮影情報を表示する、ファイン
ダー画面内表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば一眼レフカメラのファ
インダー内の被写体像に、撮影情報を重ねて表示する、
いわゆるスーパーインポーズ表示機能が知られている。
このような機能を有する表示装置としては、例えば特開
平7−181583号公報に記載されている如く、構成
が簡単な一眼レフカメラのファインダ内表示装置が開示
されている。
【0003】これは、具体的には、撮影レンズを透過し
た光束を、常時は観察位置にあるミラーで反射させてピ
ント板に結像させ、このピント板上の被写体像をファイ
ンダ光学系で観察する一眼レフカメラにおいて、一対の
ダハ反射面と、この一対のダハ反射面で反射した光を接
眼レンズ側に反射する第三反射面と、これら一対のダハ
反射面と第三反射面とを接続して遮光する接続遮光面と
を有する空洞式ペンタミラー、及び上記接続遮光面に設
けられた、上記ピント板上に撮影情報を投影表示する撮
影情報投影器、を設けた構成としている。
【0004】そして、この構成によれば、ガラス製のペ
ンタプリズムを用いる代わりに中空の空洞式ペンタミラ
ーを利用し、この空洞式ペンタミラーの接続遮光面に撮
影情報投影器を設ける構造としたので、構成の簡単な一
眼レフカメラのファインダ内表示装置を得ることができ
るとしている。
【0005】また、例えば特開2000−122151
号公報に記載されている如く、カメラの表示装置とし
て、ファインダー内でスーパーインポーズ表示を行うカ
メラの上カバーの高さ(カメラ高さ)を抑え、且つ電気
実装を行いやすくしたものが開示されている。
【0006】具体的には、結像光学系によってフォーカ
シングスクリーンに結像された被写体像をペンタプリズ
ムを介して接眼レンズにより観察するファインダー光学
系を有するとともに、該フォーカシングスクリーン上或
いは被写体像の予定結像面近傍に配置された反射板上の
表示部を該ペンタプリズムを通して照明手段により照明
し、該表示部の反射光を該被写体像と共に該接眼レンズ
で観察可能とする表示手段を有するカメラの該照明手段
を、該ペンタプリズムの前部に配置された光源と、少な
くとも一部が該ペンタプリズム前部に配置され、且つ該
光源からの照明光を折り曲げて該ペンタプリズムの上部
面に向けて投射する投光光学部材とにより構成したもの
としている。
【0007】そして、この構成により、スーパーインポ
ーズ表示のための照明手段(投光要素)をペンタプリズ
ムの前部に配置したため、カメラ上カバーの上部への張
り出しを抑えることができてカメラの小型化を図ること
ができ、またペンタプリズムの頂点付近を電気実装スペ
ースとして有効に使用することができるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−181583号公報に記載されているような構
成では、焦点板(ピント板)上に撮影情報を投影表示す
るものであり、画面中心付近から画面上部或いは下部に
かけては表示ができないものとなっている。このため、
近年ユーザーインターフェースとして望まれている、い
わゆる多分割オートフォーカスの選択位置を画面内表示
する機能を、この構成により持たせようとしても、その
選択位置として必須となる画面中央の表示ができないの
で、不適当となる。
【0009】ここで、多分割オートフォーカスとは、軸
上及びそれを取り囲む軸外に配置された複数の測距エリ
アにおいて、選択的に自動焦点合わせを行う方式を言
う。最近、ガラス製ペンタプリズムを使用したカメラの
上級機種において、このような機構を有するものが発売
されている。しかし、ここではコストアップと光学系の
大型化の問題がある。
【0010】また、上記特開2000−122151号
公報に記載されているような構成では、投光光学部材の
レイアウトがペンタプリズム上部から投光するものに限
定されており、高い位置に配置されているため、付近の
内蔵フラッシュ等の配置にも影響を与え、カメラの高さ
寸法等が結局大きくなり、小型化には不利となる。ま
た、投光光学部材が各光源それぞれに対応して設けられ
ているので、コストアップとなる。
【0011】本発明は、以上のような問題点に鑑み、小
型且つ低コストで達成可能な多分割オートフォーカスの
選択表示機能を有するファインダー画面内表示装置を提
供する事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、撮影光学系を透過した被写体光を被写
体像として焦点板に結像し、その被写体像を中空ペンタ
ミラーを介して接眼光学系により観察するファインダー
光学系を有し、前記焦点板近傍に配置された表示板上の
表示部を、前記中空ペンタミラーの前記接眼光学系側の
開口部上部よりその中空ペンタミラーを通して照明する
照明光学系を備え、その照明された表示部からの反射光
を前記被写体像と共に観察することを特徴とする。
【0013】ここで、中空ペンタミラーとは、一対のダ
ハ反射面と、ここで反射した被写体光を接眼光学系側に
反射する他の反射面とを有する、空洞式の側面視略五角
形のミラーのことである。
【0014】また、前記中空ペンタミラーから前記開口
部上部より射出する前記被写体光を、測光用に供するこ
とを特徴とする。
【0015】また、前記表示部は前記表示板上の複数の
位置に形成され、前記照明光学系はその複数の表示部各
々を選択的に照明することを特徴とする。そして、前記
照明光学系は、前記複数の表示部各々に対応する複数の
光源を有し、その複数の光源からの光を同一の光学面に
よりその複数の表示部各々に導くことを特徴とする。
【0016】また、前記照明光学系は、光源より略水平
方向に進んだ光を折り曲げて、これにより前記表示部を
照明することを特徴とする。そして、前記照明光学系
は、前記光源からの光を折り曲げる反射部材と、その折
り曲げられた光を前記表示部に投光する集光レンズとが
一体で形成されていることを特徴とする。
【0017】また、前記表示部は前記表示板の少なくと
も片面に形成されたプリズムであるとともに、その表示
板は前記焦点板に対するコンデンサーレンズの機能を有
することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施形態の光学系の構成を示す側面縦断面図である。こ
こでは本発明を一眼レフカメラに適用した例を示してい
る。但し、断面のハッチングは省略している。同図の左
方即ちカメラ前部には、図示しない撮影レンズが配置さ
れており、その撮影レンズを経てカメラに入射した被写
体からの光が導かれる先には、光軸Xに対して45゜傾
斜した平板状のクイックリターンミラー1が、カメラの
中央付近に配置されている。
【0019】そして、クイックリターンミラー1の上方
には、平板状の焦点板2が配置されている。焦点板2の
上面は、被写体からの光が結像する焦点面2aとなって
おり、また下面は後述するフレネル面2bとなってい
る。さらに、焦点板2の直上には、本発明の目的である
ファインダー画面内表示を行うための、これも平板状の
SI(スーパーインポーズ)スクリーン3が、微小な隙
間を挟んで相対している。
【0020】また、SIスクリーン3の更に上方には、
中空ペンタミラー4が配置されている。これは、側面視
略五角形状の空洞式のミラーであり、各内壁にはアルミ
或いは銀等が蒸着され、ミラー面となっている。このよ
うな中空ペンタミラーは、例えば樹脂成形により作るこ
とができるので、コストダウンが可能である。中空ペン
タミラー4は、互いに直角を成し且つ垂直方向に対して
対称な一対のダハ反射面4aを上部に持ち、またダハ反
射面4aの稜線に対して所定の角度を成す正面反射面4
bを前部に持つ。さらに、これらの反射面を接続して遮
光する正面視略三角形状の遮光面4cを斜め上方前部に
持つ。
【0021】そして、中空ペンタミラー4の後面上側に
は、投光用及び測光用を兼ねた開口部4dが設けられて
いる。また、同じく後面の下側には、この中空ペンタミ
ラー4を経た上記被写体からの光を、接眼レンズへと導
くための開口部4eが設けられている。開口部4eの後
方には、その接眼レンズ5が配置されており、その更に
後方には保護ガラス6が配置されている。保護ガラス6
の後方即ち図の右方には、図示しない観察者の瞳がく
る。なお、保護ガラス6は、SIスクリーン3との面間
ゴーストを防ぐため、接眼レンズの光軸xに対して傾け
て配置されている。
【0022】一方、開口部4dの後方には、上記被写体
からの光の測光を行うため、測光レンズ7、及びその更
に後方に測光センサー(SPC)8が配置されている。
測光センサー8と焦点板2の焦点面2aとは共役となっ
ている。また、測光レンズ7の斜め上前方には、SIス
クリーン3上を照明するための、投光プリズム9が配置
されている。そして、測光レンズ7と投光プリズム9
は、開口部4dを共用している。なお、開口部4d及び
4eは枠4fにより区切られており、また開口部4d下
部には枠4gが形成されている。
【0023】その他、枠4gの下方でSIスクリーン3
の後方には、インファインダー10が配置されている。
これは、液晶表示板やプリズム等より成り、ファインダ
ー画面周辺にシャッタースピードや絞り値等の撮影情報
を表示するものである。また、クイックリターンミラー
1の後方には、フィルム面11が配置されている。そし
て、フィルム面11と焦点板2の焦点面2aとは共役と
なっている。
【0024】さて、クイックリターンミラー1が同図に
示すようなミラーダウン位置、即ちファインダーにより
被写体を観察する位置にあるとき、被写体から上記撮影
レンズを経て矢印方向にカメラ内に入射した被写体光L
は、クイックリターンミラー1により反射されて、焦点
板2及びSIスクリーン3を透過し、中空ペンタミラー
4へとその下部より入射する。
【0025】中空ペンタミラー4に入射した被写体光L
は、上記ダハ反射面4a及び正面反射面4bにより反射
され、これにより上下左右反転して正立像となり、開口
部4eより射出し、接眼レンズ5及び保護ガラス6を経
て、ファインダー画面内で観察者の瞳により観察され
る。また、被写体光Lのうち画面中央付近の光の一部は
開口部4dより射出し、測光レンズ7を経て測光センサ
ー8に入射して、測光用に供される。
【0026】また、投光プリズム9からの照明光La
は、開口部4dより中空ペンタミラー4に入射し、ここ
を通過してSIスクリーン3の表示面3a上の各投光エ
リアに投光される。そして、この表示面3aで反射さ
れ、被写体光Lと同様にして中空ペンタミラー4,接眼
レンズ5,及び保護ガラス6を経て、観察者の瞳に到達
する。詳しくは後述する。さらに、インファインダー1
0からの表示光Lbは、中空ペンタミラー4へとその下
面後部より入射し、被写体光Lと同様にして中空ペンタ
ミラー4,接眼レンズ5,及び保護ガラス6を経て、観
察者の瞳に到達する。
【0027】なお、クイックリターンミラー1はハーフ
ミラーとなっており、被写体観察時にここを透過した被
写体光Lは、後方で光軸X上に設けられたサブミラーに
より測距センサーに導かれ(それぞれ不図示)、これに
より例えばいわゆる位相差検出方式で焦点合わせを行
う。また、この小型ミラーとフィルム面11の間には、
フィルム面11の直前に図示しないシャッターが設けら
れている。一方、クイックリターンミラー1が図示しな
いミラーアップ位置、即ち跳ね上げられて撮影位置にあ
るとき、被写体光Lはフィルム面11に到達して撮影さ
れる。
【0028】図2は、上記中空ペンタミラー4の正面図
である。ここでは上記正面反射面4bを取り外した状態
を示している。同図に示すように、中空ペンタミラー4
の上部右側後方には、LED基板12が配置されてい
る。そして、そのLED基板12上の複数のLED(こ
こでは一例として7個)からそれぞれ射出される照明光
Laが、中央に配置されているここでは図示しない上記
投光プリズム9に折り曲げられる。なお、LED基板1
2と焦点板2の焦点面2aとは共役となっている。
【0029】さらに、照明光Laは、開口部4dを経て
中空ペンタミラー4内を通過し、上記SIスクリーン3
下面の表示面3a上の、後述する各投光エリアに投光さ
れ、表示面3aを選択的に照明する。このように、投光
プリズム9により略上下方向の光路を略左右方向即ち略
水平方向に曲げることにより、カメラ高さが高くなるこ
とを防いでいる。また、ここではプリズム1個の構成
で、同一の光学面により複数箇所の投光エリアに投光可
能となっており、コストダウンが実現されている。この
投光プリズム9は、光路を折り曲げる反射部材と照明用
集光レンズとが一体で成形された構造となっている。
【0030】図3は、ファインダー画面内の投光エリア
を模式的に示す図である。同図に示すように、ファイン
ダー画面Fの中央には正方形のマーク13が施されてお
り、また周囲六ヶ所には直線状のマーク14が施されて
いる。各マークはそれぞれ測距ポイントを示すものであ
り、それぞれ上記SIスクリーン3の表示面3a上に、
後述するマイクロプリズムとして形成されている。
【0031】各マークには、これを含んでその近傍を照
明する、破線で囲んだ投光エリアBが設定されている。
また、上記LED基板12上の7個のLEDは、それぞ
れ各投光エリアBと一対一対応しており、投光エリアB
と同様のレイアウトで配置されている。そして、各LE
DをON−OFFすることで、各投光エリアB毎に照明
のON−OFFが可能となっている。これにより、各マ
ークのうち照明されたものが測距ポイントとしてファイ
ンダー画面内に表示されることとなる。なお、破線で囲
んだ上記投光エリアBそのものが、ファインダー画面内
に表示されることはない。
【0032】また、中央付近で円弧状に設けられたケガ
キ線15は、上記測光センサー8による測光エリアを示
している。さらに、各投光エリアBを含んで四隅にL字
状に設けられ矩形を成すケガキ線16は、上記測距セン
サーによる測距エリアを示している。そして、これらは
焦点板2の焦点面2a上に施されている。その他、ファ
インダー画面Fの下側には、上記インファインダー10
により、シャッタースピードや絞り値等の撮影情報が表
示される(不図示)。
【0033】図4は、SIスクリーン上に形成されたマ
イクロプリズムを模式的に示す図であり、図1のA部拡
大図となっている。同図に示すように、SIスクリーン
3下面の表示面3aには、断面が連続した山形のマイク
ロプリズムMPが形成されている。これは、その下側に
位置する焦点板2上面の焦点面2aに相対して突設して
設けられている。そして、SIスクリーン3を透過して
きた上記照明光Laが、矢印で示すようにマイクロプリ
ズムMP内壁で全反射され、図1で示した中空ペンタミ
ラー4,接眼レンズ5,及び保護ガラス6を経て、観察
者の瞳に到達する。これは、ファインダー画面内に表示
される上述した各マークの線に該当するものである。
【0034】図5は、測光レンズ及び投光プリズムのホ
ルダー構成を示す側面縦断面図である。同図に示すよう
に、上記測光レンズ7及び投光プリズム9は、例えば樹
脂成形されたホルダー17により、一体に組み込まれて
いる。そして、測光レンズ7と投光プリズム9の間は隔
壁17aで遮光されており、投光プリズム9からの照明
光が測光レンズ7に入り込まないようにして、測光に影
響を与え難い構成としている。
【0035】図6は、本光学系において発生するゴース
ト光を示す側面縦断面図である。同図(a)は全体構成
を示しており、同図(b)はゴースト光発生部であるC
部詳細を示している。同図では、照明光をファインダー
画面中央上部に投光した場合に発生するゴースト光の光
路を示している。同図に示すように、焦点板2下面のフ
レネル面2bには、上記被写体光Lを効率よく接眼レン
ズ5に集光するため、フレネルレンズを形成して一定の
パワーを持たせている。
【0036】この場合、照明光LaをSIスクリーン3
中央前部、即ちファインダー画面中央上部に投光したと
きに、SIスクリーン3及び焦点板2を透過した照明光
Laが、フレネル面2bで反射され、太い一点鎖線で示
すゴースト光Gとなる。これは、被写体光Lと同様にし
て、焦点板2及びSIスクリーン3を透過し、中空ペン
タミラー4へとその下部より入射する。そして、ダハ反
射面4a及び正面反射面4bにより反射されて、開口部
4eより射出し、接眼レンズ5及び保護ガラス6を経
て、ファインダー画面内で観察者の瞳によりゴーストと
して観察される。
【0037】これは勿論、単なる裏面反射の強度しか持
たないゴーストのため、カメラの品質上致命的とはなら
ないが、できるだけ除去することが望ましい。この場
合、フレネル面2bに反射防止膜を施すことも考えられ
るが、コストアップになるので望ましくない。そこで、
このような問題を解決したものが、以下に示す構成であ
る。
【0038】図7は、ゴースト光を除去する光学系の構
成を示す側面縦断面図である。同図(a)は全体構成を
示しており、同図(b)はゴースト光発生部であるD部
詳細を示している。同図に示すように、SIスクリーン
3の上面3aを曲面とし、SIスクリーン3にパワーを
持たせてコンデンサーレンズとすることにより、フレネ
ル面2bにおけるフレネルレンズのパワーを弱くするこ
とができるので、ここで反射されるゴースト光Gを遮光
面4cへと追い込むことができる。
【0039】さらに、遮光面4cは例えば山形の凹凸面
となっており、これによりゴースト光Gが接眼レンズ5
に向けて反射されることがなくなるので、観察者に視認
されるのを防止することができる。なお、このような構
成は、投光プリズムが本実施形態のようにレイアウトさ
れたタイプだけでなく、中空ペンタミラーの上部から照
明光を投光するタイプにおいても有効である。
【0040】なお、特許請求の範囲で言う表示板は、実
施形態におけるSIスクリーンに対応している。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型且つ低コストで達成可能な多分割オートフォーカス
の選択表示機能を有するファインダー画面内表示装置を
提供する事ができる。
【0042】具体的には、焦点板近傍に配置された表示
板上の表示部を、中空ペンタミラーの接眼光学系側の開
口部上部よりその中空ペンタミラーを通して照明する構
成、さらには中空ペンタミラーから開口部上部より射出
する前記被写体光を測光用に供する構成とすることによ
り、中空ペンタミラーに新たな開口部を設けることな
く、ファインダー画面内表示が可能となり、また装置の
小型化が可能となる。
【0043】また、表示部は表示板上の複数の位置に形
成され、照明光学系はその複数の表示部各々を選択的に
照明する構成、さらには、照明光学系が複数の表示部各
々に対応する複数の光源を有し、その複数の光源からの
光を同一の光学面によりその複数の表示部各々に導く構
成とすることにより、狭い開口部から多数の表示部に照
明が可能となる。
【0044】また、照明光学系は、光源より略水平方向
に進んだ光を折り曲げて、これにより表示部を照明する
構成とすることにより、中空ペンタミラー後部左右のデ
ッドスペースに光源を配置することが可能となる。
【0045】また、照明光学系は、光源からの光を折り
曲げる反射部材と、その折り曲げられた光を表示部に投
光する集光レンズとが一体で形成されている構成とする
ことにより、部品点数削減による組立の簡易化及び組立
誤差の低減を図ることができ、さらにはコストダウン及
びコンパクト化が可能となる。
【0046】また、表示部は表示板の少なくとも片面に
形成されたプリズムであるとともに、その表示板は焦点
板に対するコンデンサーレンズの機能を有する構成とす
ることにより、焦点板に形成されるフレネルレンズのパ
ワーを小さくすることができ、ここで発生するゴースト
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光学系の構成を示す側面
縦断面図。
【図2】中空ペンタミラーの正面図。
【図3】ファインダー画面内の投光エリアを模式的に示
す図。
【図4】SIスクリーン上に形成されたマイクロプリズ
ムの模式図。
【図5】測光レンズ及び投光プリズムのホルダー構成を
示す側面縦断面図。
【図6】本光学系において発生するゴースト光を示す側
面縦断面図。
【図7】ゴースト光を除去する光学系の構成を示す側面
縦断面図。
【符号の説明】
1 クイックリターンミラー 2 焦点板 3 SIスクリーン 4 中空ペンタミラー 5 接眼レンズ 6 保護ガラス 7 測光レンズ 8 測光センサー 9 投光プリズム 10 インファインダー 11 フィルム面 12 LED基板 13,14 マーク 15,16 ケガキ線 17 ホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/18 G03B 3/00 A (72)発明者 谷井 純一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 村島 伸治 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H002 DB12 HA14 2H011 DA05 2H018 AA21 BE02 2H051 GA03 GA09 GA17 2H102 AA31 AA41 BB01 CA11 CA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を透過した被写体光を被写体
    像として焦点板に結像し、該被写体像を中空ペンタミラ
    ーを介して接眼光学系により観察するファインダー光学
    系を有し、前記焦点板近傍に配置された表示板上の表示
    部を、前記中空ペンタミラーの前記接眼光学系側の開口
    部上部より該中空ペンタミラーを通して照明する照明光
    学系を備え、該照明された表示部からの反射光を前記被
    写体像と共に観察することを特徴とするファインダー画
    面内表示装置。
  2. 【請求項2】 前記中空ペンタミラーから前記開口部上
    部より射出する前記被写体光を、測光用に供することを
    特徴とする請求項1に記載のファインダー画面内表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示部は前記表示板上の複数の位置
    に形成され、前記照明光学系は該複数の表示部各々を選
    択的に照明することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のファインダー画面内表示装置。
  4. 【請求項4】 前記照明光学系は、前記複数の表示部各
    々に対応する複数の光源を有し、該複数の光源からの光
    を同一の光学面により該複数の表示部各々に導くことを
    特徴とする請求項3に記載のファインダー画面内表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記照明光学系は、光源より略水平方向
    に進んだ光を折り曲げて、これにより前記表示部を照明
    することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに
    記載のファインダー画面内表示装置。
  6. 【請求項6】 前記照明光学系は、前記光源からの光を
    折り曲げる反射部材と、該折り曲げられた光を前記表示
    部に投光する集光レンズとが一体で形成されていること
    を特徴とする請求項5に記載のファインダー画面内表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記表示部は前記表示板の少なくとも片
    面に形成されたプリズムであるとともに、該表示板は前
    記焦点板に対するコンデンサーレンズの機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    ファインダー画面内表示装置。
JP2001062853A 2001-03-07 2001-03-07 ファインダー画面内表示装置 Pending JP2002268128A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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