JP2002266603A - タービン動翼、タービン静翼、タービン用分割環、及び、ガスタービン - Google Patents
タービン動翼、タービン静翼、タービン用分割環、及び、ガスタービンInfo
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Abstract
能なタービン動翼、タービン静翼、タービン分割環、及
び、燃焼ガス温度を高めてエネルギ効率を向上させるこ
とができるガスタービンの提供。 【解決手段】 ガスタービン1を構成するタービン3に
備えられたタービン動翼Rは、燃焼ガス流通方向に延び
るガスパス面22aをもったプラットホーム22と、プ
ラットホーム22から起立する翼部23とを備える。ガ
スパス面22aを覆う遮熱層25は、ガスパス面22a
から、プラットホーム22の外周面のうち、上流側端面
22bおよび下流側端面22cにまで廻り込むように形
成されている。
Description
ービン静翼、タービン用分割環、及び、これらタービン
動翼等を備えたガスタービンに関する。
として、様々な分野において幅広く利用されている。こ
の種のガスタービンは、圧縮機、燃焼器、及び、タービ
ンを備えており、圧縮機によって圧縮された後、燃焼器
で燃焼させられた高温・高圧の燃焼ガスをタービンで膨
張させて動力を得る。このようなガスタービンについて
は、エネルギ効率を高める観点から、燃焼ガス温度(タ
ービン入口温度)をより高くすることが指向されてい
る。そして、近年では、燃焼ガス温度が約1300℃に
も達するガスタービンが開発されており、燃焼ガス温度
を約1500℃とするガスタービンも提案されている。
は、1000℃以上もの高温の燃焼ガスが導入されるこ
とから、タービンに設けられるタービン動翼、タービン
静翼、分割環といった各種部材は、何れも、インコネル
といった耐熱合金により形成される。そして、これら各
種部材の表面には、耐熱性をより高めるために、遮熱層
(サーマルバリアコーティング)が設けられる。ここ
で、これら各種部材の基本構成について、タービン動翼
を例にとって説明する。
す断面図である。同図に示すタービン動翼101は、プ
ラットホーム102と、このプラットホーム102から
起立する翼部103とを備える。このタービン動翼10
1に対しては、同図の矢印方向に燃焼ガスが流通させら
れる。そして、翼部103の表面と、プラットホーム1
02のガス流通方向に延びるガスパス面104とは、遮
熱層105で覆われる。遮熱層105は、トップコート
106とアンダーコート107とからなる。このような
遮熱層105によって、プラットホーム102および翼
部103の内部に対する熱伝導が抑制される。
たように構成された従来のタービン動翼では、プラット
ホームの周縁部付近で、遮熱層が劣化・剥離してしまう
という問題が存在している。例えば、プラットホーム1
02の外周面のうち、燃焼ガス流通方向と交差(直交)
する上流側端面108に対しては、高温・高圧の燃焼ガ
スが高速で衝突する。このため、上流側端面108付近
から、遮熱層105が劣化し、剥離してしまうことがあ
った。同様に、プラットホーム102の燃焼ガス流通方
向と交差(直交)する下流側端面110に対しても、タ
ービン内で生じる渦流等に起因して、燃焼ガスがある程
度高速で衝突することから、下流側端面110付近で、
遮熱層105が劣化し、場合によっては、剥離してしま
うおそれがあった。そして、遮熱層の劣化・剥離の問題
は、タービン動翼のシュラウド、タービン静翼のシュラ
ウド、タービン用分割環等においても見受けられる。
容易かつ確実に抑制可能なタービン動翼、タービン静
翼、タービン分割環、及び、燃焼ガス温度を高めてエネ
ルギ効率を向上させることができるガスタービンの提供
を目的とする。
によるガスタービン動翼は、燃焼ガス流通方向に延びる
ガスパス面をもったプラットホームと、このプラットホ
ームから起立する翼部とを備え、プラットホームのガス
パス面が遮熱層で覆われているタービン動翼において、
遮熱層が、プラットホームのガスパス面から、プラット
ホームの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むように
形成されていることを特徴とする。
させるべく、プラットホームのガスパス面を、アンダー
コートとトップコートとからなる遮熱層で覆っている
が、従来、この種のタービン動翼には、プラットホーム
の周縁部、特に、燃焼ガス流通方向と交差する上流側端
面、下流側端面付近で遮熱層が劣化・剥離してしまうと
いう問題が存在していた。このため、本発明者らは、こ
のような遮熱層の劣化・剥離を抑制すべく、鋭意研究を
進めた結果、次のような事実を見出した。
層の端面が、プラットホームの外周面(例えば、上流側
端面や下流側端面)と面一になる。従って、プラットホ
ームの周縁部付近では、遮熱層のアンダーコートは何ら
被覆されることなく、剥き出しになってしまっている。
このため、例えば、プラットホームの上流側端部では、
高温の燃焼ガスが、トップコートと比して耐熱性が劣る
アンダーコートに対して真正面から高速で直接衝突する
ので、遮熱層全体の劣化、剥離が促進されてしまう。ま
た、プラットホームの下流側端部においても、遮熱層の
アンダーコートに対し、タービン内で生じる渦流等に起
因する燃焼ガスがある程度高速で衝突してしまうので、
遮熱層全体の劣化、剥離が促進されてしまう。
タービン動翼では、遮熱層を、プラットホームのガスパ
ス面から、プラットホームの外周面の少なくとも一部
(上流側端面、下流側端面、側端面のうちの少なくとも
何れか)にまで廻り込むように形成している。これによ
り、遮熱層を外周面にまで廻り込ませた領域では、遮熱
層端部の外面、すなわち、トップコートの表面が、プラ
ットホームの外周面と略平行をなす。従って、遮熱層の
アンダーコートに対して、燃焼ガスが真正面から高速で
直接衝突してしまうことを防止可能となる。このよう
に、遮熱層を、その端面(アンダーコートの端面)に燃
焼ガスが直接衝突し難くなるように、プラットホームの
外周面の少なくとも一部にまで廻り込ませておくことに
より、プラットホームの周縁部付近における遮熱層の劣
化・剥離を容易かつ確実に抑制することが可能となる。
くとも一部には、段部が形成されており、遮熱層は、段
部まで廻り込むと共に、その端面が段部の上面と当接す
るように形成されていると好ましい。
縁部に形成した段部にまで回り込ませると共に、遮熱層
の端面を段部の上面と当接させることにより、段部の近
傍において、遮熱層のアンダーコートは外部に露出され
ないことになる。従って、このような構成のもとでは、
段部の近傍において、遮熱層のアンダーコートが燃焼ガ
スに曝されてしまうことを完全に防止することができ
る。従って、プラットホームの周縁部付近における遮熱
層の劣化・剥離を極めて確実に抑制することができる。
翼は、プラットホームと、このプラットホームから起立
する翼部と、翼部の先端に設けられたシュラウドとを備
え、シュラウドの燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面
が遮熱層で覆われているタービン動翼において、遮熱層
が、シュラウドのガスパス面から、シュラウドの外周面
の少なくとも一部にまで廻り込むように形成されている
ことを特徴とする。
られたシュラウドの周縁部付近における遮熱層の劣化・
剥離を容易かつ確実に抑制することが可能となる。
も一部には、段部が形成されており、遮熱層は、段部ま
で廻り込むと共に、その端面が段部の上面と当接するよ
うに形成されていると好ましい。
翼は、それぞれ燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面を
もった一対のシュラウドと、これらシュラウドによって
挟持された翼部とを備え、少なくとも何れか一方のシュ
ラウドのガスパス面が遮熱層で覆われているタービン静
翼において、遮熱層が、シュラウドのガスパス面から、
シュラウドの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むよ
うに形成されていることを特徴とする。
られたシュラウドの少なくとも何れか一方の周縁部付近
における遮熱層の劣化・剥離を容易かつ確実に抑制する
ことが可能となる。
も一部には、段部が形成されており、遮熱層は、段部ま
で廻り込むと共に、その端面が段部の上面と当接するよ
うに形成されていると好ましい。
分割環は、燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面を有
し、ガスパス面が遮熱層によって覆われているタービン
用分割環において、遮熱層は、ガスパス面から外周面の
少なくとも一部にまで廻り込むように形成されているこ
とを特徴とする。
おける遮熱層の劣化・剥離を容易かつ確実に抑制するこ
とが可能となる。
された段部を有し、遮熱層は、段部まで廻り込むと共
に、その端面が段部の上面と当接するように形成されて
いると好ましい。
ンは、高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼とタービン
動翼とで膨張させることによって動力を発生するガスタ
ービンにおいて、タービン動翼が、燃焼ガス流通方向に
延びるガスパス面をもったプラットホームと、このプラ
ットホームから起立する翼部と、プラットホームのガス
パス面を覆う遮熱層とを備え、遮熱層が、プラットホー
ムのガスパス面から、プラットホームの外周面の少なく
とも一部にまで廻り込むように形成されていることを特
徴とする。
ラットホーム周縁部付近における遮熱層の劣化・剥離を
容易かつ確実に抑制することができることから、燃焼ガ
ス温度をより高めることが可能となり、エネルギ効率を
容易に向上させることができる。
ビンは、高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼とタービ
ン動翼とで膨張させることによって動力を発生するガス
タービンにおいて、タービン動翼が、プラットホーム
と、このプラットホームから起立する翼部と、当該翼部
の先端に設けられたシュラウドと、このシュラウドの燃
焼ガス流通方向に延びるガスパス面を覆う遮熱層とを備
え、遮熱層が、シュラウドのガスパス面から、シュラウ
ドの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むように形成
されていることを特徴とする。
ュラウド周縁部付近における遮熱層の劣化・剥離を容易
かつ確実に抑制することができることから、燃焼ガス温
度をより高めることが可能となり、エネルギ効率を容易
に向上させることができる。
ビンは、高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼とタービ
ン動翼とで膨張させることによって動力を発生するガス
タービンにおいて、タービン静翼が、それぞれ燃焼ガス
流通方向に延びるガスパス面をもった一対のシュラウド
と、これらシュラウドによって挟持された翼部と、少な
くとも何れか一方のシュラウドのガスパス面を覆う遮熱
層とを備え、遮熱層が、シュラウドのガスパス面から、
シュラウドの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むよ
うに形成されていることを特徴とする。
ュラウド周縁部付近における遮熱層の劣化・剥離を容易
かつ確実に抑制することができることから、燃焼ガス温
度をより高めることが可能となり、エネルギ効率を容易
に向上させることができる。
ビンは、高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼とタービ
ン動翼とで膨張させることによって動力を発生するガス
タービンにおいて、タービン動翼の外周に設けられてお
り、燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面と、ガスパス
面を覆う遮熱層とを有する分割環を備え、遮熱層は、分
割環のガスパス面から、分割環の外周面の少なくとも一
部にまで廻り込むように形成されていることを特徴とす
る。
近における遮熱層の劣化・剥離を容易かつ確実に抑制す
ることができることから、燃焼ガス温度をより高めるこ
とが可能となり、エネルギ効率を容易に向上させること
ができる。
によるタービン動翼、タービン静翼、タービン用分割
環、及び、ガスタービンの好適な実施形態について詳細
に説明する。
模式図である。同図に示すガスタービン1は、互いに連
結された圧縮機2とタービン3とを備える。圧縮機2
は、例えば軸流圧縮機として構成されており、大気又は
所定のガスを吸込口から吸い込んで昇圧させる。この圧
縮機2の吐出口には、燃焼器4が接続されている。圧縮
機2から吐出された流体は、燃焼器4によって所定のタ
ービン入口温度(例えば、約1300〜1500℃)ま
で加熱される。そして所定温度まで昇温された流体は、
燃焼ガスとしてタービン3に供給される。
は、ケーシング5の内部に固定された複数のタービン静
翼S1,S2,S3,S4を備える。また、タービン3
のロータ(主軸)6には、各タービン静翼S1〜S4と
1組の段をそれぞれ形成するタービン動翼R1,R2、
R3,R4が取り付けられている。また、図2に示すよ
うに、ケーシング5の内部には、タービン動翼R1の外
周を囲むように、分割環10が翼環を介して取り付けら
れている。ロータ6の一端は、圧縮機2の回転軸に接続
されており、その他端には、発電機7の回転軸が接続さ
れている。
ーシング5内に高温・高圧の燃焼ガスを供給すれば、ケ
ーシング5内で燃焼ガスが膨張することにより、ロータ
6が回転し、発電機7が駆動される。すなわち、ケーシ
ング5内に供給された燃焼ガスは、ケーシング5に固定
されている各タービン静翼S1〜S4によって圧力降下
させられ、これにより発生した運動エネルギは、ロータ
6に取り付けられた各タービン動翼R1〜R4を介して
回転トルクに変換される。そして、各タービン動翼R1
〜R4で発生した回転トルクは、ロータ6に伝達され、
発電機7が駆動される。
効率を高める観点から、燃焼ガス温度(タービン入口温
度)を例えば、約1300〜1500℃と極めて高くす
ることが指向されている。このため、ガスタービン1の
タービン3に備えられているタービン動翼R1〜R4,
タービン静翼S1〜S4、及び、分割環10に対して
は、以下に説明するような対策が施されている。以下、
これら本発明によるタービン動翼、タービン静翼、及
び、タービン用分割環について説明する。
ン3に備えられているタービン動翼を示す斜視図であ
る。各タービン動翼R1〜R4は、基本的に同様の構成
を有することから、以下、タービン動翼Rとして説明す
る。同図に示すように、タービン動翼Rは、ロータ6に
嵌め込まれる基部21と、基部21の上部に設けられた
プラットホーム22と、プラットホームから起立する翼
部23とを備える。これら基部21、プラットホーム2
2、及び、翼部23は、いずれも、インコネルといった
耐熱合金により形成されている。そして、タービン動翼
Rでは、耐熱性をより向上させるべく、図4に示すよう
に、翼部23の表面と、プラットホーム22の燃焼ガス
流通方向(図中矢印方向)に延びるガスパス面22aと
を、トップコート26とアンダーコート27とからなる
遮熱層25で覆っている。
(Yttria Stabilized Zirconia)といった耐熱性に優
れ、かつ、熱伝導度の低い材料が用いられる。また、ア
ンダーコート27としては、例えばNiCoCrAlY(特に、N
iCoCrAlYTaReHfSi)といった耐蝕性及び耐酸化性に優れ
る材料が用いられる。このように、遮熱層25にアンダ
ーコート27を設けることにより、遮熱層25全体と、
翼部23やガスパス面22aとの間における密着性を向
上させることができる。また、アンダーコート27は、
トップコート26の熱膨張率と、母材(翼部23やガス
パス面22a)の熱膨張率とのほぼ中間となる熱膨張率
を有する。これにより、熱履歴に起因する遮熱層25の
剥離を防止可能となる。
ットホームの周縁部、特に、燃焼ガス流通方向と交差す
る上流側端面、下流側端面付近で遮熱層が劣化・剥離し
てしまうという問題が存在していた。すなわち、再度、
図9を参照すると、従来のタービン動翼101では、遮
熱層105の端面105a,105bが、プラットホー
ムの上流側端面108や下流側端面110と面一となっ
ている。従って、プラットホーム102の上流側端面1
08や下流側端面110において、遮熱層105のアン
ダーコート107は何ら被覆されることなく、剥き出し
になっている。
端部では、高温の燃焼ガスが、トップコート106と比
して耐熱性が劣るアンダーコート107に対して真正面
から高速で直接衝突するので、遮熱層105全体の劣
化、剥離が促進されてしまう。同様に、プラットホーム
102の下流側端部においても、遮熱層105のアンダ
ーコート107に対し、タービン内で生じる渦流等に起
因する燃焼ガスがある程度高速で衝突してしまうので、
遮熱層全体の劣化、剥離が促進されてしまう。
ービン動翼Rでは、図4に示すように、遮熱層25を、
プラットホーム22のガスパス面22aから、プラット
ホーム22の外周面のうち、燃焼ガス流通方向と交差
(直交)する上流側端面22b、及び、下流側端面22
cにまで廻り込むように形成している。
部のうち、上流側端面22bに沿った周縁部には、段部
22dが形成されており、下流側端面22cに沿った周
縁部には、段部22eが形成されている。遮熱層25
は、段部22dおよび段部22eまで廻り込むようにプ
ラットホーム22に対して装着されている。そして、遮
熱層25(トップコート26およびアンダーコート2
7)の上流側端面は、段部22dの上面22fと当接
し、下流側端面は、段部22eの上面22gと当接す
る。また、プラットホーム22の上流側端部と下流側端
部とにおいて、遮熱層25の両端部の外面、すなわち、
トップコート26の表面は、プラットホームの上流側端
面22bまたは下流側端面22cと面一となる。なお、
段部22eにおける遮熱層25の密着性を高めるため
に、プラットホーム22の周縁部に面取り部22rを形
成しておくと好ましい。
22の周縁部に形成した段部22d,22eにまで回り
込ませると共に、遮熱層25の端面を段部22d,22
eの上面22f,22gと当接させることにより、プラ
ットホーム22の上流側端部と下流側端部とにおいて、
遮熱層25のアンダーコート27は外部に露出されない
ことになる。従って、このような構成のもとでは、段部
22d,22eの近傍において、遮熱層25のアンダー
コート27が燃焼ガスに曝されてしまうことを完全に防
止することができる。従って、プラットホーム22の周
縁部付近における遮熱層25の劣化・剥離を極めて確実
に抑制することができる。
f,22gは、図4に示すように、燃焼ガスの流通方向
に対して多少傾斜させておくと好ましい。これにより、
アンダーコート27に対する燃焼ガスの熱の影響を低減
させることができる。また、必ずしも、段部22d,2
2eを設ける必要はない。段部22d,22eを省略し
た状態で、遮熱層25を、プラットホーム22のガスパ
ス面22aから、プラットホームの上流側端面22bや
下流側端面22cにまで廻り込ませてもよい。このよう
な構成のもとでは、プラットホーム22の上流側端部や
下流側端部において、遮熱層25の端部外面、すなわ
ち、トップコート26の表面が、プラットホーム22の
上流側端面22bや下流側端面22cと略平行をなす。
従って、遮熱層25のアンダーコート27に対して、燃
焼ガスが真正面から高速で直接衝突してしまうことを防
止可能となる。
プラットホーム22のガスパス面22aから、プラット
ホームの側端面22h(図3参照)にまで廻り込ませて
もよい。そして、この場合、プラットホーム22の上側
周縁部のうち、側端面22hに沿った周縁部に段部を形
成しておき、遮熱層25の側端面を当該段部の上面と当
接させると好ましい。このように、遮熱層25を、その
端面(アンダーコート27の端面)に燃焼ガスが直接衝
突し難くなるように、プラットホーム22の外周面の少
なくとも一部にまで廻り込ませておくことにより、プラ
ットホーム22の周縁部付近における遮熱層25の劣化
・剥離を容易かつ確実に抑制することが可能となる。
態様を示す。同図に示すタービン動翼R’は、図示を省
略するプラットホームから起立する翼部23の先端に設
けられたシュラウド28を備えるものである。この場
合、シュラウド28の燃焼ガス流通方向に延びるガスパ
ス面28aは、トップコート26とアンダーコート27
とからなる遮熱層25で覆われている。そして、遮熱層
25は、シュラウド28のガスパス面28aから、シュ
ラウド28の外周面のうち、燃焼ガス流通方向と交差
(直交)する上流側端面28b、及び、下流側端面28
cにまで廻り込むように形成されている。
うち、上流側端面28bに沿った周縁部には、段部28
dが形成されており、下流側端面28cに沿った周縁部
には、段部28eが形成されている。遮熱層25は、段
部28dおよび段部28eまで廻り込むようにシュラウ
ド28に対して装着されている。そして、遮熱層25
(トップコート26およびアンダーコート27)の上流
側端面は、段部28dの上面28fと当接し、下流側端
面は、段部28eの上面28gと当接する。また、シュ
ラウド28の上流側端部と下流側端部とにおいて、遮熱
層25の両端部の外面、すなわち、トップコート26の
表面は、シュラウド28の上流側端面28bまたは下流
側端面28cと面一となる。
は、翼部23の先端に設けられたシュラウド28の上流
側端部および下流側端部付近における遮熱層25の劣化
・剥離を容易かつ確実に抑制することが可能となる。な
お、この場合も、遮熱層25を、シュラウド28のガス
パス面28aから、シュラウド28の側端面にまで廻り
込ませてもよい。そして、この場合、シュラウド28の
上側周縁部のうち、側端面に沿った周縁部に段部を形成
し、遮熱層25の側端面を当該段部の上面と当接させる
とよい。
ン3に備えられているタービン静翼を示す斜視図であ
る。各タービン静翼S1〜S4は、基本的に同様の構成
を有することから、以下、タービン静翼Sとして説明す
る。同図に示すように、タービン静翼Sは、それぞれ燃
焼ガス流通方向に延びるガスパス面をもった一対のシュ
ラウド31,32と、これらシュラウド31とシュラウ
ド32とによって挟持された翼部33とを備える。ター
ビン静翼Sでは、耐熱性をより向上させるべく、図7に
示すように、翼部33の表面と、シュラウド31,32
の燃焼ガス流通方向(図中矢印方向)に延びるガスパス
面31a,32aとを、トップコート36とアンダーコ
ート37とからなる遮熱層35で覆っている。
32のガスパス面31a,32aから、シュラウド3
1,32の外周面のうち、燃焼ガス流通方向と交差(直
交)する上流側端面31b,32b、及び、下流側端面
31c,32cにまで廻り込むように形成されている。
すなわち、シュラウド31の上側周縁部のうち、上流側
端面31bに沿った周縁部には、段部31dが形成され
ており、下流側端面31cに沿った周縁部には、段部3
1eが形成されている。同様に、シュラウド32の上側
周縁部のうち、上流側端面32bに沿った周縁部には、
段部32dが形成されており、下流側端面32cに沿っ
た周縁部には、段部32eが形成されている。
5は、段部31dおよび段部31eまで廻り込むように
シュラウド31に対して装着されている。そして、遮熱
層35(トップコート36およびアンダーコート37)
の上流側端面は、段部31dの上面31fと当接し、下
流側端面は、段部31eの上面31gと当接する。ま
た、シュラウド31の上流側端部と下流側端部とにおい
て、遮熱層35の両端部の外面、すなわち、トップコー
ト36の表面は、シュラウド31の上流側端面31bま
たは下流側端面31cと面一となる。
遮熱層35は、段部32dおよび段部32eまで廻り込
むようにシュラウド32に対して装着されている。そし
て、遮熱層35(トップコート36およびアンダーコー
ト37)の上流側端面は、段部32dの上面32fと当
接し、下流側端面は、段部32eの上面32gと当接す
る。また、シュラウド32の上流側端部と下流側端部と
において、遮熱層35の両端部の外面、すなわち、トッ
プコート36の表面は、シュラウド32の上流側端面3
2bまたは下流側端面32cと面一となる。
は、翼部23の両端に設けられたシュラウド31,32
の上流側端部および下流側端部付近における遮熱層35
の劣化・剥離を容易かつ確実に抑制することが可能とな
る。なお、この場合も、遮熱層35を、シュラウド3
1,32のガスパス面31a,32aから、シュラウド
31,32の側端面31h,32h(図6参照)にまで
廻り込ませてもよい。そして、この場合、シュラウド3
1,32の上側周縁部のうち、側端面31h,32hに
沿った周縁部に段部を形成し、遮熱層35の側端面を当
該段部の上面と当接させるとよい。
ン3に備えられている分割環を示す斜視図であり、図9
は、タービン3に備えられている分割環の要部を示す拡
大部分断面図である。これらの図面に示すように、分割
環10は、燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面10a
を有する。そして、この分割環10では、ガスパス面1
0aを覆う遮熱層45(トップコート46およびアンダ
ーコート47)が、ガスパス面10aから、外周面のう
ち、燃焼ガス流通方向と交差(直交)する上流側端面1
0bにまで廻り込むように形成されており、上流側端面
10bは、遮熱層45によって完全に覆われている。こ
の場合、分割環10の下側周縁部のうち、上流側端面1
0bに沿った周縁部には、遮熱層45の密着性を高める
ために、面取り部10rが形成されている。
0では、上流側端部における遮熱層45の劣化・剥離を
容易かつ確実に抑制することが可能となる。もちろん、
ガスパス面10aを覆う遮熱層45を、ガスパス面か
ら、外周面のうち、燃焼ガス流通方向と交差(直交)す
る下流側端面や、側端面10h(図8参照)にまで廻り
込ませてもよい。更に、分割環10の周縁部の少なくと
も一部に段部を形成し、遮熱層45を、段部まで廻り込
ませると共に、遮熱層45の端面を段部の上面と当接さ
せてもよい。
タービン動翼、ガスタービン静翼、及び、ガスタービン
用分割環では、遮熱層が、プラットホーム、シュラウ
ド、分割環本体のガスパス面から、外周面の少なくとも
一部にまで廻り込むように形成されている。この結果、
プラットホーム、シュラウド、分割環本体の周縁部にお
ける遮熱層の劣化・剥離を容易かつ確実に抑制すること
が可能である。
ービン静翼、又は、ガスタービン用分割環をガスタービ
ンに適用すれば、燃焼ガス温度を高めてエネルギ効率を
容易に向上させることができる
ある。
部断面図である。
ある。
である。
す縦断面図である。
ある。
である。
図である。
す拡大部分断面図である。
る。
焼器、5…ケーシング、6…ロータ、7…発電機、10
…タービン用分割環、10a,22a,28a,31
a,32a…ガスパス面,10b,22b,28b,3
1b,32b…上流側端面、10h,22h,31h,
32h…側端面、10r,22r,31r,32r,2
8r…面取り部、R,R1,R2,R3,R4…タービ
ン動翼、S,S1,S2,S3,S4…タービン静翼、
21…基部、22…プラットホーム、22d,22e,
28d,28e,31d,31e,32d,32e…段
部、22f,22g,28f,28g,31f,31
g,32f,32g…上面、22c,28c,31c,
32c…下流側端面、23,33…翼部、25,35,
45…遮熱層、26,36,46…トップコート、2
7,37,47…アンダーコート、28,31,32…
シュラウド。
Claims (12)
- 【請求項1】 燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面を
もったプラットホームと、このプラットホームから起立
する翼部とを備え、前記プラットホームのガスパス面が
遮熱層で覆われているタービン動翼において、 前記遮熱層は、前記プラットホームのガスパス面から、
前記プラットホームの外周面の少なくとも一部にまで廻
り込むように形成されていることを特徴とするタービン
動翼。 - 【請求項2】 前記プラットホームの周縁部の少なくと
も一部には、段部が形成されており、前記遮熱層は、前
記段部まで廻り込むと共に、その端面が前記段部の上面
と当接するように形成されていることを特徴とする請求
項1に記載のタービン動翼。 - 【請求項3】 プラットホームと、このプラットホーム
から起立する翼部と、当該翼部の先端に設けられたシュ
ラウドとを備え、前記シュラウドの燃焼ガス流通方向に
延びるガスパス面が遮熱層で覆われているタービン動翼
において、 前記遮熱層は、前記シュラウドのガスパス面から、前記
シュラウドの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むよ
うに形成されていることを特徴とするタービン動翼。 - 【請求項4】 前記シュラウドの周縁部の少なくとも一
部には、段部が形成されており、前記遮熱層は、前記段
部まで廻り込むと共に、その端面が前記段部の上面と当
接するように形成されていることを特徴とする請求項3
に記載のタービン動翼。 - 【請求項5】 それぞれ燃焼ガス流通方向に延びるガス
パス面をもった一対のシュラウドと、これらシュラウド
によって挟持された翼部とを備え、少なくとも何れか一
方のシュラウドのガスパス面が遮熱層で覆われているタ
ービン静翼において、 前記遮熱層は、前記シュラウドのガスパス面から、前記
シュラウドの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むよ
うに形成されていることを特徴とするタービン静翼。 - 【請求項6】 前記シュラウドの周縁部の少なくとも一
部には、段部が形成されており、前記遮熱層は、前記段
部まで廻り込むと共に、その端面が前記段部の上面と当
接するように形成されていることを特徴とする請求項5
に記載のタービン静翼。 - 【請求項7】 燃焼ガス流通方向に延びるガスパス面を
有し、前記ガスパス面が遮熱層によって覆われているタ
ービン用分割環において、 前記遮熱層は、前記ガスパス面から外周面の少なくとも
一部にまで廻り込むように形成されていることを特徴と
するタービン用分割環。 - 【請求項8】 周縁部の少なくとも一部に形成された段
部を有し、前記遮熱層は、前記段部まで廻り込むと共
に、その端面が前記段部の上面と当接するように形成さ
れていることを特徴とする請求項7に記載のタービン用
分割環。 - 【請求項9】 高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼と
タービン動翼とで膨張させることによって動力を発生す
るガスタービンにおいて、 前記タービン動翼は、燃焼ガス流通方向に延びるガスパ
ス面をもったプラットホームと、このプラットホームか
ら起立する翼部と、前記プラットホームのガスパス面を
覆う遮熱層とを備え、前記遮熱層は、前記プラットホー
ムのガスパス面から、前記プラットホームの外周面の少
なくとも一部にまで廻り込むように形成されていること
を特徴とするガスタービン。 - 【請求項10】 高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼
とタービン動翼とで膨張させることによって動力を発生
するガスタービンにおいて、 前記タービン動翼は、プラットホームと、このプラット
ホームから起立する翼部と、当該翼部の先端に設けられ
たシュラウドと、このシュラウドの燃焼ガス流通方向に
延びるガスパス面を覆う遮熱層とを備え、前記遮熱層
は、前記シュラウドのガスパス面から、前記シュラウド
の外周面の少なくとも一部にまで廻り込むように形成さ
れていることを特徴とするガスタービン。 - 【請求項11】 高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼
とタービン動翼とで膨張させることによって動力を発生
するガスタービンにおいて、 前記タービン静翼は、それぞれ燃焼ガス流通方向に延び
るガスパス面をもった一対のシュラウドと、これらシュ
ラウドによって挟持された翼部と、少なくとも何れか一
方のシュラウドのガスパス面を覆う遮熱層とを備え、前
記遮熱層は、前記シュラウドのガスパス面から、前記シ
ュラウドの外周面の少なくとも一部にまで廻り込むよう
に形成されていることを特徴とするガスタービン。 - 【請求項12】 高温・高圧の燃焼ガスをタービン静翼
とタービン動翼とで膨張させることによって動力を発生
するガスタービンにおいて、 前記タービン動翼の外周に設けられており、燃焼ガス流
通方向に延びるガスパス面と、前記ガスパス面を覆う遮
熱層とを有する分割環を備え、前記遮熱層は、前記分割
環のガスパス面から、前記分割環の外周面の少なくとも
一部にまで廻り込むように形成されていることを特徴と
するガスタービン。
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