JP2002264328A - インクジェットヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびその製造方法

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JP2002264328A
JP2002264328A JP2001063456A JP2001063456A JP2002264328A JP 2002264328 A JP2002264328 A JP 2002264328A JP 2001063456 A JP2001063456 A JP 2001063456A JP 2001063456 A JP2001063456 A JP 2001063456A JP 2002264328 A JP2002264328 A JP 2002264328A
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ink
conductive adhesive
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Yoshinori Nakajima
吉紀 中島
Hitoshi Isono
仁志 磯野
Yasuhiro Sakamoto
泰宏 坂本
Narimitsu Kakiwaki
成光 垣脇
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧電体の剪断変形を利用したインクジェットヘ
ッドにあって、特にカンチレバー方式の駆動電極の形成
に関して、より製作容易なものを提供する。 【解決手段】圧電材料の剪断駆動によりインクを吐出さ
せるインクジェットヘッドにおいて、圧力室2となる溝
形状の複数のインク流路を隔てる圧力室壁3の、概ね上
半分に形成される駆動電極5を、導電性接着剤により形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドおよびその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パソコン等に接続される印刷装置
では、インパクト方式に取って替わり、カラー化および
多階調化に適したインクジェットプリンタ等のノンイン
パクト方式の印刷装置が急速に普及しつつある。中で
も、印字に使用するインク滴のみを噴射するドロップ・
オン・デマンド型が、噴射効率の良さ、低コスト化に有
利である等の点から注目されており、カイザー方式やサ
ーマルジェット方式が主流となっている。
【0003】しかしながら、カイザー方式は小型化が難
しく、高密度化に適さないという点で構造的に不利であ
った。また、サーマルジェット方式は、インクを高温に
熱して噴射させるため、インクの耐久性に対する要求が
厳しく、また、省エネルギー化に適さなかった。
【0004】そこで、このような難点を解消する別の方
式として、例えば、特開昭63−247051号公報に
は、剪断モード方式が開示されている。この方式では、
圧電材料からなるインクチャンネル壁を剪断モードで駆
動させてその圧力波変動を利用してインク滴を吐出する
ものであり、ノズルの高密度化、省エネルギー化に適し
ている。
【0005】この方式は主として、チタン酸ジルコン酸
鉛等の圧電材料からなり厚み方向に分極した板状のイン
ク流路基板に、ダイアモンドブレードを用いてインク流
路となる複数の溝を加工した後、インク流路を隔てる隔
壁の側面に駆動用の電極を形成し隔壁間に電圧を印加す
ることにより、隔壁が剪断変形してインクを吐出するも
のである。
【0006】さらに、剪断モード方式は、シェブロン方
式とカンチレバー方式の2つに大別される。シェブロン
方式は、隔壁の半分の高さで分極方向が反対になるよう
に積層した圧電基板を使用し、隔壁全面に電極を形成す
る方式である。一方、カンチレバー方式は、分極方向が
一方向の圧電基板を使用し、隔壁の上半分若しくは下半
分にのみ電極を形成する方法である。この2方式のう
ち、一般にカンチレバー方式が圧電基板を積層する必要
がない等の製造方法の簡便さから主流となっている。
【0007】カンチレバー方式での駆動電極の形成は、
真空蒸着装置を用いた「斜め蒸着」により行われるのが
主である。「斜め蒸着」とは、インク流路基板の法線方
向と異なる斜め方向から蒸着を行うことにより、隣接す
る隔壁によるシャドー効果を利用して隔壁の上半分に選
択的に電極を形成する方法である。
【0008】図9に、インク流路基板1の駆動部分の縦
断面図を示す。図中の圧力室2は、深さ300μm、幅
70μmの溝であり、141μmピッチで設けられてい
る。このインク流路基板1に対して、基板法線から約2
0度傾けた角度で、図の実線矢印及び破線矢印の方向か
ら2回蒸着を行うことで、圧力室2を画成する隔壁3の
両側に駆動電極5,5を形成する。
【0009】この場合、蒸着前に、隔壁3の頂上部13
には予めドライレジスト膜16が塗布されており、2回
蒸着を行った後にリフトオフして隔壁3の頂上部13上
の電極を取り除く。なお、斜め蒸着により形成される電
極の幅は、蒸着角度と溝幅に依存する。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかしながら、真空蒸着
を用いた電極形成では次のような課題を有していた。ま
ず、第一に真空蒸着では高価な装置を必要とするため、
製造コストの増加を招いていた。
【0011】さらに、大面積のインク流路基板1に蒸着
する場合、基板内で蒸着角度が異なるために電極幅が変
化し、インクの吐出特性にばらつきが生じるおそれがあ
り、量産化に適さなかった。なお、蒸着源と基板間の距
離が0.8mの真空蒸着装置を用いた場合、72mm角
の基板に対して約50μmの差が生じる。
【0012】また、消費電力、材料コスト及び加工コス
トが少ないヘッドの作製方法として、例えば、特開平6
−218918号公報に記載の技術が挙げられる。この
技術は、突っ切りで加工したアクチュエーター基板に対
して、その後端部のインク流路内に、ディスペンサーを
用いて導電性接着剤を埋め込むと同時に外部回路上にも
描画している。
【0013】これにより、外部回路と駆動電極を導電性
接着剤を介して導通させる。このような構造では、予め
真空蒸着等で作成された駆動電極と、その後に導電性接
着剤を用いて作成された埋め込み電極間の電気的な接続
が重要となる。しかしながら、真空蒸着により作成した
駆動電極と導電性接着剤により作成した埋め込み電極間
の導通は以下の点から困難であった。
【0014】まず、真空蒸着により作成した駆動電極
は、導電性接着剤を埋め込むまでに酸化されて表面に絶
縁膜を形成しやすく、導通不良を生じる原因となる。と
くに駆動電極を純銅とした場合は、酸化が激しいため、
電極形成を行った後の基板の取扱いは厳重にする必要が
あった。
【0015】また、斜め蒸着による駆動電極の形成で
は、駆動電極法線に対して約70度傾いた方向から蒸着
をするため柱状成長しやすく、電極膜の面性状はざらつ
いたものとなっている。特に、アルミニウムを用いた場
合はこの傾向が顕著であり、導電性接着剤を流し込んだ
際に濡れ性が悪く、ボイドやクラックが発生する原因と
なっていた。
【0016】また、導電性接着剤は、エポキシ系接着剤
を基材として金属製の導電性粒子を付与したものである
ため、純金属からなる駆動電極と熱収縮が異なる。よっ
て、導電性接着剤の焼成時に、駆動電極と埋め込み電極
の界面でクラックが発生するおそれがあった。
【0017】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、圧電体の剪断変形を利用したインクジェットヘッド
にあって、特にカンチレバー方式の駆動電極の形成に関
して、より製作容易なものを提供することを目的とす
る。
【0018】また、本発明の他の目的は、インク流路内
に導電性接着剤を埋め込み引き出し電極とするインクジ
ェットヘッドにあって、駆動電極と引き出し電極間の電
気的接合を確実におこなえるインクジェットヘッドの製
造方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0020】(1)圧電材料の剪断駆動によりインクを
吐出させるインクジェットヘッドにおいて、圧力室とな
る溝形状の複数のインク流路を隔てる圧力室壁の、概ね
上半分に形成される駆動電極が、導電性接着剤により形
成されていることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、濡れ性の良好な導電性
接着剤により駆動電極を形成するので、製作が容易とな
り、真空蒸着装置等の高価な装置が不要となるため、製
造コストの大幅な削減を図ることができる。
【0022】(2)前記インク流路の断面が、流路深さ
の概ね半分の位置で段差を有し、前記インク流路の開口
部が、底面よりも幅広に形成されていることを特徴とす
る。
【0023】この構成によれば、駆動電極を導電性接着
剤により製作する場合に、段差を基準として導電性接着
剤の濡れ性を利用することにより、駆動電極の幅を一定
に保ちやすくなり、チャンネル毎の吐出特性のばらつき
を抑えることができる。
【0024】また、従来の真空プロセスによる駆動電極
の形成に比べてインク流路基板が大面積化しても、駆動
電極幅のばらつきが少ないため、量産化に適した製造方
法を適用することができる。
【0025】(3)板状の平坦部材に均一に塗布した導
電性接着剤を、請求項1または2に記載のインクジェッ
トヘッドの前記インク流路の開口部面に押し当てること
により、前記圧力室壁側面の駆動電極を形成することを
特徴とする。
【0026】この方法によれば、濡れ性の良好な導電性
接着剤により駆動電極を形成するので、製作が容易とな
り、真空蒸着装置等の高価な装置が不要となるため、製
造コストの大幅な削減を図ることができる。
【0027】(4)ヘッド後端部に相当する部分のイン
ク流路内に導電性接着剤を埋め込んで外部回路との接続
をおこなうための引き出し電極を形成する請求項1また
は2に係るインクジェットヘッドにおいて、前記導電性
接着剤により駆動電極と埋め込み電極を形成した後、前
記導電性接着剤を焼成することを特徴とする。
【0028】この方法によれば、ヘッド後端面に導電性
接着剤からなる埋め込み電極を形成するので、不要な静
電容量と材料コストが少なくて済み、かつ、導電性接着
剤を焼成することにより硬化させると直ちに導電性を発
揮するため、駆動電極と埋め込み電極の間の電気的接続
が確実となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
インクジェットヘッドおよびその製造方法について図面
を参照しつつ説明する。
【0030】[第1の実施形態]本実施形態は、請求項
1乃至4に記載の発明に係るインクジェットヘッドの一
例を示す。
【0031】(構成)図1は、インク流路基板1を模式
的に表したものであり、寸法等は忠実に再現していない
が、厳密な数値等は別途本文中に記載している。インク
流路基板1は厚み方向に分極した厚み0.9mmのPZ
T基板であり、複数の溝加工が施されて圧力室2を形成
している。
【0032】圧力室2は、l80dpiピッチ(141
μmピッチ)で構成されており、溝深さ300μm、開
口部側の溝幅は73μm、底面側の溝幅は65μmであ
る。隣接する圧力室2,2を隔てるインク流路隔壁3
は、図示のように、ほぼ中央の高さで段差を有し、この
隔壁段差4のステップ幅は約4μmである。
【0033】インク流路隔壁3の両側面には、隔壁段差
4よりも上方に導電性接着剤により作製された駆動電極
5が設けられており、その駆動電極5の厚みは約3μm
である。駆動電極5─はインク流路方向に2mmの幅で
連なっており、その終端部において埋め込み電極6とつ
ながっている。
【0034】埋め込み電極6はインク流路を埋めるよう
な形状であり、インク流路方向に0.5mmの厚みがあ
る。また、駆動電極5と同一の導電性接着剤を使用して
作製されており、インク流路を介して対向している駆動
電極5,5は、埋め込み電極6を介して互いに短絡して
いる。
【0035】この様な構造のインク流路基板1を用いて
作製したインクジェットヘッドの構造を図2に基づいて
説明する。図2は、インクジェットヘッドの横断面図で
ある。前述した構造のインク流路基板1の開口面には、
予めサンドブラスト加工を施して共通のインク供給路1
4が設けられているカバープレート7を接着してアクチ
ュエーターを構成している。
【0036】埋め込み電極6がなくインク流路が開口し
ている側(紙面右端面)には、ポリイミド製でインク吐
出側の穴径が直径20μmのノズルプレート8が接着さ
れている。アクチュエータの埋め込み電極6側の端面に
は、フレキシブル基板10の配線がそれぞれの埋め込み
電極6に当接しており、フレキシブル基板10を通じて
吐出制御を行う外部回路(図示省略)に接続されてい
る。また、この端面には、インクを供給するためのマニ
フォールド9が接着されている。
【0037】以上の構成により、インク流路隔壁3を介
して対向している駆動電極5,5間に電位差を加えるこ
とが可能となり、インク流路隔壁3の上半分は分極方向
に直交する電界が印加されて剪断モードで駆動する。こ
の際に生じる圧力変動を利用してノズルプレート8から
インク滴の吐出が行われる。
【0038】なお、インク流路隔壁3の隔壁段差4のス
テップ幅は0.5〜5μmであることが望ましい。0.
5μm以下では、駆動電極幅の制御が行えない。一方、
5μm以上では、インクの吐出性能が低下するからであ
る。
【0039】(製造方法)第1の工程は、圧電体基板に
圧力室となるインク流路を形成する工程である。この工
程により図3に示されるようなインク流路基板1が作成
される。なお、図上部にあるガラス基板11は、第2の
工程で使用する。圧電体基板は、厚み0.9mmの板状
のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の基板を用いてい
る。インク流路は、ダイアモンドブレードを用いてダイ
シング加工することにより作製される。
【0040】本実施形態にあるような段差を有するイン
ク流路2は、幅65μmのブレード(A)と幅73μm
のブレード(B)の2種類のブレードを用いてブレード
(B)による加工深さがブレード(A)の加工深さの約
半分になるように同一直線上を2回加工することで得る
ことができる。また、ブレード(A)のみを用いて、イ
ンク流路深さの溝加工と、その半分の深さで加工位置を
左右に4μmずらした溝加工を行うことで容易に得るこ
ともできる。
【0041】本実施形態では、このようにして、開口部
から底面までの深さが305μm、開口部から隔壁段差
4までの深さが155μm、開口部と隔壁段差までのイ
ンク流路の幅が73μm、隔壁段差と底面までのインク
流路の幅が65μmのインク流路を、141μmピッチ
で計140本作製した。
【0042】第2の工程は、導電性接着剤を用いてイン
ク流路隔壁3の両側面に駆動電極5を形成する工程であ
る。本実施形態では、図3に示すように、平坦なガラス
基板11にバーコーターを用いて導電性接着剤12を厚
み100μmで均一に塗布したものをインク流路基板1
の開口部に押し当てる。
【0043】このとき、導電性接着12の濡れ性により
開口部から隔壁段差4までの間のインク流路隔壁側面に
は導電性接着剤12が流れ込み、隔壁段差4に達した導
電性接着剤12は滞留する。また、インク流路隔壁頂上
部13には、ガラス基板11上の導電性接着剤12の一
部が転写される。このようにして、図4に示すようなイ
ンク流路基板1を得る。また、駆動電極の厚みは3μ
m、インク流路隔壁3の頂上部13に転写される電極の
厚みは1μmであった。
【0044】なお、本実施形態では、ガラス基板11の
押圧力は10g/cm2 、押し当て時間は1秒間とし
て、押し当て後はインク流路基板1からガラス基板11
を遠ざける。ガラス基板11の表層に残存した導電性接
着剤12は、不足分を補給して再度バーコーターで引き
延ばすことによりポットライフの範囲内で何度でも使用
可能である。
【0045】本実施形態では、導電性接着剤12は、ナ
ミックス(株)製の導電性接着剤ユニメックXH962
6Dを用いた。この導電性接着剤は、エポキシ樹脂系の
接着剤中に数μmの銀クラスターが多数混在しており焼
成前は45Pa・sの粘度を持ち、焼成後は硬化し、ま
た銀クラスター同士が接触することにより、比抵抗2.
0×l0-4Q・cmの導電性を有する。なお、焼成条件
は大気中で150℃、30分間の保持である。
【0046】第3の工程は、インク流路基板1のヘッド
後端面に相当する箇所に導電性接着剤を用いて埋め込み
電極6を形成する工程である。図4に示すように、本実
施形態では、埋め込み電極6は、駆動電極5の形成と同
様の導電性接着剤12をシリンジ15を用いてインク流
路垂直方向に一文字、即ち図示の矢印方向に描画するこ
とにより作製する。
【0047】このとき、インク流路方向に直交して一文
字に描画された導電性接着剤12はインク流路内に沈降
し、幅は1mm程度となっている。このようにして、図
5に示すようなインク流路基板1を得る。なお、図4で
は、埋め込み電極6の形状を模式的に表しているが、実
際には、導電性接着剤の表面張力により、インク流路底
面と呼び側面に沿って流れフィレット形状となってい
る。
【0048】即ち、埋め込み電極6と駆動電極5のイン
ク流路内部における境界部分は、図示のような直角的な
ものではなく、曲率をもったR形状になっている。この
ようなR形状により、接合部の機械的耐久性が向上し、
また、広い面積で電気的接合をおこなえる等の利点があ
る。
【0049】第4の工程は、駆動電極5及び埋め込み電
極6として形成した導電性接着剤12を焼成し硬化させ
る工程である。本実施形態では、150℃に保持したク
リーンオーブン中に1時間入れて硬化させた。これによ
り、導電性接着剤12は硬化すると同時に導電性を発揮
し、電気的に確実な接続状態が形成された駆動電極5─
と埋め込み電極6が形成される。
【0050】第5の工程は、インク流路隔壁3の頂上部
13等に形成された不要な電極を除去し隣接するインク
流路の駆動電極5,5間を絶縁させ、かつ、この後の工
程でカバープレート7を接着できるようにインク流路基
板1を平坦にする工程である。本実施形態では、インク
流路基板1の頂上部13側を石定盤を下地にしたラッピ
ング研磨により、その頂上部13上の駆動電極5を除去
し、頂上部13にPZT面を約5μm研磨する。同時に
埋め込み電極6の上部はPZT面と同じ高さとなるよう
に研磨される。このようにして、図1に示すようなイン
ク流路基板1を得る。
【0051】第6の工程は、インク流路基板1とカバー
プレート7を接着する工程である。本実施形態では、カ
バープレート7は、インク流路基板1と同一のPZT基
板であるが、分極はしていない。このカバープレート7
には、予め、図2に示されるようなインク供給路14が
サンドブラスト加工により作製されている。
【0052】このインク供給路14の作製には、PZT
基板にドライレジスト膜を塗布し、露光、現像を行っ
て、インク供給路14となる部分のみのドライレジスト
膜を剥離している。その上でサンドブラスト加工するこ
とにより、平板にインク供給路14となる複数のへこみ
が形成されているカバープレート7を作製する。
【0053】カバープレート7はエポキシ系の接着剤を
バーコーターで均一に塗布したポリイミドフィルムに接
着面を押し当て接着剤を転写したのち、インク流路基板
lの開口部を塞ぐように配置し、100℃のオーブンに
1時間入れて硬化させる。このとき、埋め込み電極6の
直上にインク供給路14が配置されるようにする。ま
た、接着層厚をできるだけ小さくするために接着圧50
0g/cm2を加えた。
【0054】第7の工程は、アクチュエーターからイン
クが吐出できるように仕上げる工程である。具体的に
は、まず、カバープレート7とインク流路基板1が接着
されたアクチュエーターを所望のサイズに切断し、イン
クを吐出するノズルプレート8、インクを導入するマニ
フォールド9、埋め込み電極6と外部を接続するフレキ
シブル基板を取り付ける等の工程である。
【0055】第6の工程で作成されたアクチュエータ−
は、図2に示すように、インク吐出方向から順にインク
流路隔壁3の頂上部13とカバープレート7が接着され
ている駆動部分Aの長さ1mm、壁頂上部13とカバー
プレート7が離れている非駆動部分Nが1mm、埋め込
み電極6の幅Dが0.5mmで、全長が2.5mmとな
るように、ダイシング加工により切断される。
【0056】次に、エキシマレーザー加工により複数の
インク吐出孔が設けられたポリイミドからなるノズルプ
レート8をアクチュエーター前面(紙面右端面)に接着
する。そして、アクチュエータ一後端面に露出している
埋め込み電極6に等ピッチで配線されているフレキシブ
ル基板10を接続する。
【0057】この時に、フレキシブル基板10と埋め込
み電極6の間に異方性導電膜を挟むことにより、確実に
接続することが可能となる。射出成形により作製した樹
脂製のマニフォールド9を、アクチュエーター後端面に
開口しているインク供給路14を覆うように接着する。
以上の工程により、本実施形態のインクジェットヘッド
が完成する。
【0058】(その他)なお、本発明では、大面積のイ
ンク流路基板1に複数のアクチュエーター分の溝加工、
駆動電極5の形成、埋め込み電極6の形成、カバープレ
ート7の接着、切断を一括して行うことが可能であり、
真空蒸着で課題であった駆動電極幅の違いが生じるおそ
れがない。
【0059】また、各図は模式的に描いているため、導
電性接着剤により形成された駆動電極5及び埋め込み電
極6の形状は図のものと一部異なる部分がある。例え
ば、導電性接着剤を用いているため、埋め込み電極6と
駆動電極5の間にフィレットが形成されること、埋め込
み電極6はインク流路の底面側を裾野とした山形の形状
となることなどが挙げられが、駆動部分ではないためイ
ンクジェットヘッドの性能に大きな影響を及ぼすもので
はない。
【0060】また、本実施形態では、インク流路の形状
が深さ中央において段差を有するものを説明したが、本
発明は、これに限定されることなく、例えば、均一な幅
からなるチャンネル流路の隔壁側面に対しても、導電性
接着剤による駆動電極の形成は可能である。
【0061】しかしながら、この場合は、導電性接着剤
の濡れ性のみで電極幅を制御するため、第4の工程にお
いて、均一に塗布した導電性接着剤の厚み、押圧、押し
当て時間について、使用する導電性接着剤に応じて十分
な予備検討が必要となる。また、本発明は本実施例で使
用した導電性接着剤だけに限定されるものではなく、他
の導電性接着剤を用いてもよい。
【0062】[第2の実施形態]本実施形態は、請求項
1乃至3に係る発明に係り、インクジェットヘッドに関
するものであり、ヘッド後端部に埋め込み電極を用いな
い場合の一例である。
【0063】(構成)本実施形態におけるカバープレー
トを除いたインク流路基板を図6に示す。インク流路基
板1は厚み方向に分極した厚み0.9mmのPZT基板
であり、複数の溝加工が施されて圧力室2を形成してい
る。
【0064】圧力室2は、l80dpiピッチ(141
μmピッチ)で構成されており、溝深さ300μm、開
口部側の溝幅は73μm、底面側の溝幅は65μmであ
る。圧力室2を隔てるインク流路隔壁3は、図示されて
いるように、ほぼ中央の高さで段差を有し、この隔壁段
差4のステップ幅は約4μmである。インク流路隔壁3
の両側面には、隔壁段差4よりも上方に導電性接着剤に
より作成された駆動電極5が設けられており、駆動電極
5の厚みは約3μmである。
【0065】このような構造のインク流路基板1を用い
て作成したインクジェットヘッドの構造を図7に基づい
て説明する。図7はインクジェットヘッドの横断面図
で、前述した構造のインク流路基板lの開口面には、平
板状のカバープレート7を接着してアクチュエーターを
構成している。
【0066】アクチュエーターのインク吐出側の端面に
は、ポリイミド製でインク吐出側の穴径が直径20μm
のノズルプレート8が接着されている。一方、アクチュ
エーターの後端面には、後述する引き出し配線が設けれ
られており、その上にインクを導入するマニフォールド
9が接着されている。
【0067】図8は、本実施形態のインクジェットヘッ
ドの後端面の斜視図であり、図7のZ方向からみた図で
ある。ヘッド後端面には、導電性接着剤により作製した
厚み1μmの引き出し電極17が形成されており、イン
ク流路隔壁3の中央に相当する箇所にインク流路深さ方
向に略平行に連通する幅20μm、深さ30μmの電極
分離溝18─が刻設されている。
【0068】なお、この電極分離溝18は、ヘッド後端
面全面に引き出し電極17を形成した後に刻設している
ため、電極分離溝18の内部には電極が形成されておら
ず、電極分離溝18を隔て隣接する引き出し電極17,
17は互いに絶縁されている。引き出し電極17は、圧
力室2の奥行き方向の側面に約50μmの幅で侵入して
おり、予め設けられている圧力室2内の駆動電極5の一
部に積層されている。よって、圧力室2の駆動電極5は
ヘッド後端面上の引き出し電極17と電気的に導通して
いる。
【0069】以上の構成により、引き出し電極17を通
じて、インク流路隔壁3を介して対向している駆動電極
5,5間に電位差を加えることが可能となり、インク流
路隔壁3の上半分は分極方向に直交する電界が印加され
て剪断モードで駆動する。この際に生じる圧力変動を利
用してノズルプレート8からインク滴の吐出が行われ
る。
【0070】(製造方法)本実施形態で使用されるイン
ク流路基板1の製造方法では、第1の実施形態において
説明した第1及び第2の工程が同一であるため説明を省
略する。
【0071】本実施形態の第3の工程は、駆動電極5と
して形成した導電性接着剤を焼成し硬化させる工程であ
る。本実施形態では、150℃に保持したクリーンオー
ブン中に1時間入れて硬化させた。これにより、導電性
接着剤は硬化し駆動電極5,5が形成される。
【0072】第4の工程は、インク流路隔壁3の頂上部
13等に形成された不要な電極を除去し隣接するインク
流路の両側の駆動電極5,5間を絶縁させ、かつ、この
後の工程でカバープレート7を接着できるようにインク
流路基板1を平坦にする工程である。
【0073】本実施形態では、インク流路基板1のイン
ク流路隔壁3の頂上部13側を石定盤を下地にしたラッ
ピング研磨により、頂上部13上の駆動電極5─を除去
し、頂上部13にPZT面を約5μm研磨する。
【0074】第5の工程は、インク流路基板1とカバー
プレート7を接着する工程である。本実施形態では、カ
バープレート7は、インク流路基板1と同一のPZT基
板であるが、分極はしておらず、平板状である。
【0075】カバープレート7はエポキシ系の接着剤を
バーコーターで均一に塗布したポリイミドフィルムに接
着面を押し当て接着剤を転写したのち、インク流路基板
1の開口部を塞ぐよう配置し、100℃のオーブンに1
時間入れて硬化させる。なお、このとき、接着層厚をで
きるだけ小さくするために、接着圧500g/cm2
加えた。接着層の厚みはlμm以下である。
【0076】第6の工程は、アクチュエーターを所望の
大きさに切断する工程である。アクチュエーター基板は
ダイシング加工により全長1mmに切断される。
【0077】第7の工程は、電極を引き出す方向である
アクチュエーター後端面に、圧力室内の駆動電極5─を
引き出すための引き出し電極17─を形成する工程であ
る。本実施形態では、第2の工程において導電性接着剤
を用いて駆動電極5─を形成したのと同様に、導電性接
着剤を均一に塗布したガラス基板をアクチュエーター後
端面に押し当て、導電性接着剤をアクチュエーター後端
面に転写した。このとき、濡れ性により圧力室内側面上
を導電性接着剤が浸透する。
【0078】第8の工程は、導電性接着剤により形成し
た引き出し電極17を硬化させる工程であり、インク流
路基板1を150℃に保持したクリーンオーブン中に1
時間入れて硬化させる。
【0079】第9の工程は、ヘッド後端面全面に形成さ
れた引き出し電極17─を各インク流路毎に分離する工
程である。本実施例では、幅20μmのダイアモンドブ
レードを用いたダイシング加工により、ヘッド後端面上
のインク流路隔壁3の中央を、インク流路深さ方向に略
平行に連通する電極分離溝18─を刻設する。なお、こ
の電極分離溝18は、幅20μm、深さ30μmであ
る。
【0080】第10の工程は、インクを吐出するノズル
プレート8、インクを導入するマニフォールド9、引き
出し電極17と外部を接続する工程である。ノズルプレ
ート8はエキシマレーザー加工により製作され、複数の
インク吐出孔が設けられ、アクチュエーター前面(紙面
右端面)にエポキシ系の接着剤を用いて接着する。
【0081】射出成形により製作した樹脂製のマニフォ
ールド9を、アクチュエーター後端面に開口しているイ
ンク供給路を覆うように接着する。次に、引き出し電極
17にフレキシブル基板を異方性導電膜を介して接続
し、さらにフレキシブル基板を外部回路に接続する。以
上の工程により、本実施形態のインクジェットヘッドが
完成する。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、以下の効果を奏する。
【0083】請求項1によれば、濡れ性の良好な導電性
接着剤により駆動電極を形成するので、製作が容易とな
る。また、真空蒸着装置等の高価な装置が不要となるた
め、製造コストの大幅な削減を図ることができる。
【0084】請求項2によれば、インク流路の断面に段
差を形成し、インク流路の開口部を底面よりも幅広く形
成するので、駆動電極を導電性接着剤により製作する場
合に、段差を基準として導電性接着剤の濡れ性を利用す
ることにより、駆動電極の幅を一定に保ちやすくなり、
チャンネル毎の吐出特性のばらつきを抑えることができ
る。
【0085】また、従来の真空プロセスによる駆動電極
の形成に比べてインク流路基板が大面積化しても、駆動
電極幅のばらつきが少ないため、量産化に適した製造方
法を適用することができる。
【0086】請求項3によれば、板状の平坦部材に均一
に塗布した濡れ性の良好な導電性接着剤をインク流路の
開口部に押し当てることにより、その導電性接着剤で駆
動電極を形成するので、製作が容易となる。また、この
製造方法によれば、真空蒸着装置等の高価な装置が不要
となるため、製造コストの大幅な削減を図ることができ
る。
【0087】請求項4によれば、導電性接着剤により駆
動電極と埋め込み電極を形成した後、前記導電性接着剤
を焼成するので、不要な静電容量と材料コストが少なく
て済み、かつ、導電性接着剤は焼成後の硬化により、直
ちに導電性を発揮するため、駆動電極と埋め込み電極の
間の電気的接続が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るインクジェット
ヘッドのカバープレートを除いた斜視図である。
【図2】同インクジェットヘッドの断面図である。
【図3】同第2の工程説明図である。
【図4】同第4の工程説明図である。
【図5】同第5の工程説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るインクジェット
ヘッドのカバープレートを除いたインク流路基板の斜視
図である。
【図7】同インクジェットヘッドの断面図である。
【図8】同背面図である。
【図9】従来の真空蒸着による駆動電極形成の説明図で
ある。
【符号の説明】
2−圧力室 4−段差 5−駆動電極 6−埋め込み電極 12−導電性接着剤 17−引き出し電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 泰宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 垣脇 成光 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG32 AG39 AG45 AP02 AP22 AP25 AP57 AQ10 BA03 BA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料の剪断駆動によりインクを吐出
    させるインクジェットヘッドにおいて、 圧力室となる溝形状の複数のインク流路を隔てる圧力室
    壁の、 概ね上半分に形成される駆動電極が、 導電性接着剤により形成されていることを特徴とするイ
    ンクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インク流路の断面が、 流路深さの概ね半分の位置で段差を有し、 前記インク流路の開口部が、底面よりも幅広に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トヘッド。
  3. 【請求項3】 板状の平坦部材に均一に塗布した導電性
    接着剤を、 請求項1または2に記載のインクジェットヘッドの前記
    インク流路の開口部面に押し当てることにより、 前記圧力室壁側面の駆動電極を形成することを特徴とす
    るインクジェットヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 ヘッド後端部に相当する部分のインク流
    路内に導電性接着剤を埋め込んで外部回路との接続をお
    こなうための引き出し電極を形成する請求項1または2
    に係るインクジェットヘッドにおいて、 前記導電性接着剤により駆動電極と埋め込み電極を形成
    した後、前記導電性接着剤を焼成することを特徴とする
    インクジェットヘッドの製造方法。
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