JP2002261514A - Nrdガイド回路 - Google Patents

Nrdガイド回路

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JP2002261514A
JP2002261514A JP2001053919A JP2001053919A JP2002261514A JP 2002261514 A JP2002261514 A JP 2002261514A JP 2001053919 A JP2001053919 A JP 2001053919A JP 2001053919 A JP2001053919 A JP 2001053919A JP 2002261514 A JP2002261514 A JP 2002261514A
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nrd
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circuit
conductor plate
circuit module
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JP2001053919A
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English (en)
Inventor
Mitsuyasu Baba
潤寧 馬場
Futoshi Kuroki
太司 黒木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NRDガイド回路を構成する各NRD回路モ
ジュールを個別に特性評価や調整ができるようにする。 【解決手段】 NRD回路モジュール3,4と、これら
のNRD回路モジュール3,4の一方面に、NRD回路
モジュール3,4を共通して覆うように取り付けられた
導体板2と、NRD回路モジュール3,4の他方面に、
それぞれのNRD回路モジュール3,4を個別に覆うよ
うに取り付けられた導体板1a,1bと、導体板1a,
1b相互間で形成される分割領域に対して垂直方向に延
びてNRD回路モジュール3,4間を電気的に接続する
誘電体ストリップ5とを有するNRDガイド回路とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNRDガイド回路を
構成する回路モジュール毎に、導体板、もしくは回路モ
ジュール間を接続する誘電体ストリップ、もしくは導体
板と前記誘電体ストリップの両方を分割することによ
り、所望の回路モジュールの特性を単独で調整あるいは
評価することを可能にするNRDガイド回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】NRDガイド(Non−Radiati
ve Dielective Waveguide−非
放射性誘電体線路−)回路は、マイクロストリップ線路
等では伝送損が大きくなるマイクロ波帯やミリ波帯にお
いても低損失であるという特性を有するために、従来か
ら自動車衝突防止レーダや室内無線LAN端末などのフ
ロントエンド回路を構成する伝送線路に用いられてき
た。自動車レーダや室内無線LAN端末などのフロント
エンド回路に代表されるようなNRDガイド回路では、
最近、各種特性の評価と調整の容易さに対する要求が高
まりつつある。
【0003】ここで、従来のNRDガイド回路の構成を
図5に示す。
【0004】図5は2つの回路モジュールを単一の筐
体、即ち上下一枚ずつの導体板間に格納した従来のNR
Dガイド回路を示す斜視図である。
【0005】図5に示すように、NRDガイド回路は、
NRD回路モジュール3,4と、これらNRD回路モジ
ュール3,4を挟む導体板1,2とから構成されてい
る。ここで、NRD回路モジュール3は、NRDガイド
を用いて構成された発振器であり、NRD回路モジュー
ル4は、NRD回路モジュール3と同様にNRDガイド
を用いて構成された変調器である。そして、2つのNR
D回路モジュール3,4は誘電体ストリップ5により相
互に電気的に接続されている。
【0006】以上のように構成されたNRDガイド回路
においては、NRD回路モジュール3とNRD回路モジ
ュール4の両方の特性を調整する場合はもちろんのこと
であるが、どちらか片方の各種特性を調整する場合で
も、上側に位置する導体板1を取り外して行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のN
RDガイド回路では、NRD回路モジュール3もしくは
NDR回路モジュール4のどちらか片方だけの調整や特
性評価を行う場合でも、両NRD回路モジュール3,4
を覆う導体板1を取り外さなければならないために、調
整不要なNRD回路モジュール3(4)内にある誘電体
ストリップや共振器等の回路素子の位置が微妙にずれ、
特性の劣化を引き起こしていた。
【0008】そこで、本発明は、NRDガイド回路を構
成する各NRD回路モジュールに対して、個別にNRD
回路モジュールの特性評価や調整が可能なNRDガイド
回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のNRDガイド回路は、複数のNRD回路モ
ジュールと、これら複数のNRD回路モジュールの一方
面に、全てのNRD回路モジュールを共通して覆うよう
に取り付けられた共通導体板と、複数のNRD回路モジ
ュールの他方面に、それぞれのNRD回路モジュールを
個別に覆うように取り付けられた個別導体板と、個別導
体板相互間で形成される分割領域に対して垂直方向に延
びてNRD回路モジュール間を電気的に接続する誘電体
ストリップとを有することを特徴とする。
【0010】これにより、必要なNRD回路モジュール
の個別導体板のみを取り外すことができ、他のNRD回
路モジュールの特性劣化を引き起こすことがなくなるの
で、個別にNRD回路モジュールの特性評価や調整を行
うことができる。
【0011】また、本発明のNRDガイド回路は、複数
のNRD回路モジュールと、これら複数のNRD回路モ
ジュールの一方面に、それぞれのNRD回路モジュール
を個別に覆うように取り付けられた第1の個別導体板
と、複数のNRD回路モジュールの他方面に、第1の個
別導体板相互間で形成される分割領域に対してNRDガ
イド中での1/4波長の奇数倍の長さだけ異なる位置で
形成される分割領域を形成して、それぞれのNRD回路
モジュールを個別に覆うように取り付けられた第2の個
別導体板と、分割領域に対して垂直方向に延びてNRD
回路モジュール間を電気的に接続し、分割領域で分割さ
れた誘電体ストリップとを有することを特徴とする。
【0012】これにより、必要なNRD回路モジュール
の第1または第2の個別導体板のみを取り外すことがで
きるので、個別にNRD回路モジュールの特性評価や調
整を行うことができる。また、分割領域で分割された誘
電体ストリップにより、NRD回路モジュールを接続し
たときの接続部分からの反射電力を抑制することができ
る。
【0013】そして、本発明のNRDガイド回路は、複
数のNRD回路モジュールと、これら複数のNRD回路
モジュールの一方面に、全てのNRD回路モジュールを
共通して覆うように取り付けられた第1の共通導体板
と、複数のNRD回路モジュールの他方面に、全てのN
RD回路モジュールを共通して覆うように取り付けられ
た第2の共通導体板と、NRDガイド中での1/4波長
の奇数倍の長さの取り外し可能部を有し、NRD回路モ
ジュール間を電気的に接続する誘電体ストリップとを有
することを特徴とする。
【0014】これにより、誘電体ストリップの取り外し
可能部を取り外すことでNRD回路モジュール間の電磁
結合がなくなるので、個別にNRD回路モジュールの特
性評価や調整を行うことができる。また、誘電体ストリ
ップの取り外し可能部により、NRD回路モジュールを
接続したときの接続部分からの反射電力を抑制すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のNRD回路モジュールと、これら複数のNR
D回路モジュールの一方面に、全てのNRD回路モジュ
ールを共通して覆うように取り付けられた共通導体板
と、複数のNRD回路モジュールの他方面に、それぞれ
のNRD回路モジュールを個別に覆うように取り付けら
れた個別導体板と、個別導体板相互間で形成される分割
領域に対して垂直方向に延びてNRD回路モジュール間
を電気的に接続する誘電体ストリップとを有するNRD
ガイド回路であり、必要なNRD回路モジュールの個別
導体板のみを取り外すことができ、他のNRD回路モジ
ュールの特性劣化を引き起こすことがなくなるので、個
別にNRD回路モジュールの特性評価や調整を行うこと
ができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、複数の
NRD回路モジュールと、これら複数のNRD回路モジ
ュールの一方面に、それぞれのNRD回路モジュールを
個別に覆うように取り付けられた第1の個別導体板と、
複数のNRD回路モジュールの他方面に、第1の個別導
体板相互間で形成される分割領域に対してNRDガイド
中での1/4波長の奇数倍の長さだけ異なる位置で形成
される分割領域を形成して、それぞれのNRD回路モジ
ュールを個別に覆うように取り付けられた第2の個別導
体板と、分割領域に対して垂直方向に延びてNRD回路
モジュール間を電気的に接続し、分割領域で分割された
誘電体ストリップとを有するNRDガイド回路であり、
必要なNRD回路モジュールの第1または第2の個別導
体板のみを取り外すことができるので、個別にNRD回
路モジュールの特性評価や調整を行うことができるとい
う作用を有する。また、分割領域で分割された誘電体ス
トリップにより、NRD回路モジュールを接続したとき
の接続部分からの反射電力を抑制することができるとい
う作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、複数の
NRD回路モジュールと、これら複数のNRD回路モジ
ュールの一方面に、全てのNRD回路モジュールを共通
して覆うように取り付けられた第1の共通導体板と、複
数のNRD回路モジュールの他方面に、全てのNRD回
路モジュールを共通して覆うように取り付けられた第2
の共通導体板と、NRDガイド中での1/4波長の奇数
倍の長さの取り外し可能部を有し、NRD回路モジュー
ル間を電気的に接続する誘電体ストリップとを有するN
RDガイド回路であり、誘電体ストリップの取り外し可
能部を取り外すことでNRD回路モジュール間の電磁結
合がなくなるので、個別にNRD回路モジュールの特性
評価や調整を行うことができるという作用を有する。ま
た、誘電体ストリップの取り外し可能部により、NRD
回路モジュールを接続したときの接続部分からの反射電
力を抑制することができるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態におけるNRDガイド回路を示す分解斜視図であ
る。
【0020】図1に示すように、本実施の形態のNRD
ガイド回路は、2つのNRD回路モジュール3,4を有
している。NRD回路モジュール3,4の一方面には、
これらを共通して覆う一枚の導体板(共通導体板)2が
取り付けられている。また、NRD回路モジュール3,
4の他方面には、各NRD回路モジュール3,4を覆う
導体板(個別導体板)1a,1bが個別に取り付けられ
ている。ここで、NRD回路モジュール3は、たとえば
ガン発振器からなり、NRD回路モジュール4は、たと
えばBPSK変調器からなる。そして、2つのNRD回
路モジュール3,4は誘電体ストリップ5により相互に
電気的に接続されている。ここで、導体板1a,1bで
形成される分割領域は、誘電体ストリップ5に対して垂
直方向に延びている。
【0021】なお、以下に説明する実施の形態における
場合を含めて、NRDガイド回路を構成するNRD回路
モジュールは2つである必要はなく、3つ以上であって
もよい。
【0022】以上のように構成されたNRDガイド回路
について、NRD回路モジュールの調整を行う場合につ
いて説明する。なお、図1において、NRD回路モジュ
ール3は調整が必要な回路モジュールであり、NRD回
路モジュール4は調整が不要であるとする。
【0023】図示するように、導体板1aと導体板1b
はそれぞれNRD回路モジュール3とNRD回路モジュ
ール4を、NRDガイドとして機能するための十分な面
積をもって覆い、両者間で形成される分割領域は誘電体
ストリップ5上で誘電体ストリップ5の長さ方向に対し
て垂直な方向に延びている。ここで、NRD回路モジュ
ール3の調整は、NRD回路モジュール3を覆う導体板
1aだけを取り外して行う。これにより、NRD回路モ
ジュール4内の誘電体ストリップや共振器等の回路素子
の位置ずれによる特性劣化を引き起こすこともなく、N
RD回路モジュール3単独での調整を行うことができ
る。
【0024】なお、導体板1aをNRD回路モジュール
3上に再度設置した場合に導体板1aと導体板1bとの
間に間隙が生じても、誘電体ストリップ5の近傍におい
て導体板1a,1b上を流れる電流は誘電体ストリップ
5の長さ方向に対して垂直、即ち生じた間隙に対して平
行になるために、この間隙から電波が外部に放射される
ことはなく、誘電体ストリップ5に沿って伝送されてい
く。
【0025】但し、間隙の幅が広くなった場合には、こ
の間隙から誘電体ストリップ5に沿って伝送している電
波が漏れ出すことも考えられる。しかしながら、隙間の
幅が誘電体ストリップ5に沿って伝送する電波の自由空
間における半波長以下であれば、間隙を伝わる電波は間
隙に対して平行な電界を有するために、導体板1aと導
体板1bの板厚を適切に選ぶことにより、漏れ出す電波
を遮断して誘電体ストリップ5に沿って伝送することが
できる。
【0026】例えば、60GHzの周波数を有する電波
が誘電体ストリップ5に沿って伝送しており、導体板1
aと導体板1bの間に生じた間隙の幅が1mmであると
すれば、間隙中での電波の減衰定数は2.88Np/m
m、即ち25.01dB/mmとなり、導体板1aと導
体板1bの板厚を1.20mm以上にすれば、間隙から
漏れ出す電力を30dB以下にすることができる。
【0027】なお、図1では導体板1a,1bの分割領
域を全幅に渡って誘電体ストリップ5の長さ方向に対し
て垂直になるようにしているが、伝送電力が分布してい
る誘電体ストリップ5の近辺の部分だけを、誘電体スト
リップ5の長さ方向に対して垂直になるようにすること
も可能である。
【0028】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2によるNRDガイド回路を示す分解斜視図、図3は
図2のIII−III線に沿った断面図である。
【0029】図2に示すように、本実施の形態のNRD
ガイド回路は、2つのNRD回路モジュール3,4を有
している。NRD回路モジュール3,4の一方面には、
NRD回路モジュール3,4を個別に覆うようにして導
体板(第1の個別導体板)1a,1bが取り付けられて
いる。また、NRD回路モジュール3,4の他方面にも
また、NRD回路モジュール3,4を個別に覆うように
して導体板(第2の個別導体板)2a,2bが取り付け
られている。そして、導体板2a,2b相互間で形成さ
れる分割領域は、導体板1a,1b相互間で形成される
分割領域に対してNRDガイド中での1/4波長の奇数
倍の長さだけ異なる位置となっている。ここで、NRD
回路モジュール3は、たとえばガン発振器からなり、N
RD回路モジュール4は、たとえばBPSK変調器から
なる。
【0030】2つのNRD回路モジュール3,4は誘電
体ストリップ6a,6b,7により相互に電気的に接続
されている。図示するように、誘電体ストリップ6aは
NRD回路モジュール4側に、誘電体ストリップ6bは
NRD回路モジュール3側にそれぞれ取り付けられてお
り、これらの誘電体ストリップ6a,6bの間に誘電体
ストリップ7が位置している。そして、誘電体ストリッ
プ6aと誘電体ストリップ7とは導体板2a,2b相互
間で形成される分割領域で分割されており、誘電体スト
リップ6bと誘電体ストリップ7とは導体板1a,1b
相互間で形成される分割領域で分割されている。さら
に、前述した2つの分割領域は、このような誘電体スト
リップ6a,6b,7の長さ方向に対して垂直方向に延
びている。
【0031】このようなNRDガイド回路によれば、N
RD回路モジュール3,4が個別の導体板1a,1b,
2a,2bで覆われているので、必要な導体板を取り外
すだけで、内部の誘電体ストリップや共振器などの回路
素子の位置ずれによる特性劣化を引き起こすことなく、
個別のNRD回路モジュールに対して試作、調整あるい
は特性評価を行うことができる。
【0032】また、導体板2a,2b相互間で形成され
る分割領域は、導体板1a,1b相互間で形成される分
割領域に対してNRDガイド中での1/4波長の奇数倍
の長さだけ異なる位置となっており、誘電体ストリップ
6aと誘電体ストリップ7とは導体板2a,2b相互間
で形成される分割領域で分割され、誘電体ストリップ6
bと誘電体ストリップ7とは導体板1a,1b相互間で
形成される分割領域で分割されているので、それぞれの
不連続面での反射波の位相が180°異なることにな
り、互いに打ち消し合う作用が生じてNRDガイド回路
を構成するNRD回路モジュール3,4間での反射電力
を低減することができる。
【0033】ここで、図2および図3では、2つのNR
D回路モジュール3,4から成り立つNRDガイド回路
を示しているが、このような導体板と誘電体ストリップ
とを連続して設けることで、NRD回路モジュール3あ
るいはNRD回路モジュール4、またはその両方に、新
たな別のNRD回路モジュールを接続することも可能で
ある。
【0034】なお、誘電体ストリップ6a,6b,7に
対して垂直に導体板1aと導体板1b、及び導体板2a
と導体板2bの分割領域が形成されているために、導体
板1aと導体板1b、あるいは導体板2aと導体板2b
の間に間隙が生じても、誘電体ストリップ6a,6b,
7の近傍において導体板1a、導体板1b、導体板2a
及び導体板2b上を流れている電流は分割領域に対して
平行であるために、間隙から電波が外部に漏れ出すこと
はなく、誘電体ストリップ6a,6b,7に沿って伝送
される。
【0035】しかしながら、間隙の幅が広くなった場合
には、間隙から誘電体ストリップ6a,6b,7に沿っ
て伝送している電波が漏れ出すことも考えられる。しか
しながら、隙間の幅が誘電体ストリップ6a,6b,7
に沿って伝送する電波の自由空間における半波長以下で
あれば、間隙を伝わる電波は間隙に対して平行な電界を
有するために、導体板1aと導体板1bの板厚を適切に
選ぶことにより、漏れ出す電波を遮断して誘電体ストリ
ップ6a,6b,7に沿って伝送することができる。
【0036】例えば、60GHzの周波数を有する電波
が誘電体ストリップ6a,6b,7に沿って伝播してお
り、導体板1aと導体板1bの間に生じた間隙の幅が
1.5mmであるとすれば、間隙中での電波の減衰定数
は1.68Np/mm、即ち14.55dB/mmとな
り、導体板1aと導体板1bの板厚を2.06mm以上
にすれば、間隙から漏れ出す電力を30dB以下にする
ことができる。
【0037】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3によるNRDガイド回路を示す分解斜視図である。
【0038】図4に示すように、本実施の形態のNRD
ガイド回路は、3つのNRD回路モジュール3,4,8
を有している。NRD回路モジュール3,4,8の一方
面には、全てのNRD回路モジュール3,4,8を共通
して覆う導体板(第1の共通導体板)1が、また、NR
D回路モジュール3,4,8の他方面にもまた、全ての
NRD回路モジュール3,4,8を共通して覆う導体板
(第2の共通導体板)2がそれぞれ取り付けられてい
る。
【0039】ここで、NRD回路モジュール3はたとえ
ば発振器から、NRD回路モジュール4はたとえばBP
SK変調器から、そして、NRD回路モジュール8はた
とえば増幅器からなる。
【0040】図示するように、これらのNRD回路モジ
ュール3,4,8間は誘電体ストリップ9a,9b,9
c,9d,10a,10bにより電気的に接続されてい
る。すなわち、NRD回路モジュール8とNRD回路モ
ジュール3とは誘電体ストリップ9a,9b,10aに
より、NRD回路モジュール3とNRD回路モジュール
4とは誘電体ストリップ9c,9b,10bにより接続
されている。そして、誘電体ストリップ9aと誘電体ス
トリップ9bとの間に位置する誘電体ストリップ10
a、および誘電体ストリップ9cと誘電体ストリップ9
dとの間に位置する誘電体ストリップ10bは、NRD
ガイド中での1/4波長の奇数倍の長さを有する取り外
し可能部となっている。
【0041】以上のように構成されたNRDガイド回路
について、NRD回路モジュールの調整を行う場合につ
いて説明する。なお、図4に示すNRDガイド回路にお
いて、NRD回路モジュール4とNRD回路モジュール
8は調整不要であり、NRD回路モジュール3は調整が
必要であるとする。
【0042】誘電体ストリップ10a,10bを取り去
ることで、NRD回路モジュール3とNRD回路モジュ
ール4、NRD回路モジュール8の電磁結合を抑えるこ
とができるので、NRD回路モジュール3だけの特性を
評価することができる。
【0043】また、NRD回路モジュール3、NRD回
路モジュール4及びNRD回路モジュール8から成るN
RDガイド回路全体の特性を評価する場合には、誘電体
ストリップ10aを誘電体ストリップ9a,9b間に、
誘電体ストリップ10bを誘電体ストリップ9c,9d
間に取り付けるが、誘電体ストリップ10a,10bは
NRDガイド中の1/4波長の奇数倍の長さとなってい
るために、誘電体ストリップ9a,9bとの接続面およ
び誘電体ストリップ9c,9dとの接続面で生じる反射
波は互いに打ち消し合い、各NRD回路モジュール間で
の反射電力を抑えることができる。
【0044】なお、特性評価には、セミリジッドケーブ
ルを用いて誘電体ストリップに給電と電波の取り出しを
行う手法が考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、個別に
NRD回路モジュールの特性評価や調整を行うことが可
能になるという有効な効果が得られる。
【0046】これにより、NRDガイド回路の特性の改
善を容易に行うことが可能になり、また、歩留まり率を
向上させることが可能になる。
【0047】また、分割された誘電体ストリップをNR
Dガイド中での1/4波長の奇数倍の長さとすることに
より、NRD回路モジュールを接続したときの接続部分
からの反射電力を抑制することが可能になるという有効
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるNRDガイド回路
を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態2によるNRDガイド回路
を示す分解斜視図
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図
【図4】本発明の実施の形態3によるNRDガイド回路
を示す分解斜視図
【図5】従来のNRDガイド回路を示す斜視図
【符号の説明】
1 導体板(第1の共通導体板) 1a 導体板(個別導体板、第1の個別導体板) 1b 導体板(個別導体板、第1の個別導体板) 2 導体板(共通導体板、第2の共通導体板) 2a 導体板(第2の個別導体板) 2b 導体板(第2の個別導体板) 3 NRD回路モジュール 4 NRD回路モジュール 5 誘電体ストリップ 6a 誘電体ストリップ 6b 誘電体ストリップ 7 誘電体ストリップ 8 NRD回路モジュール 9a 誘電体ストリップ 9b 誘電体ストリップ 9c 誘電体ストリップ 9d 誘電体ストリップ 10a 誘電体ストリップ(取り外し可能部) 10b 誘電体ストリップ(取り外し可能部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のNRD回路モジュールと、 複数の前記NRD回路モジュールの一方面に、全ての前
    記NRD回路モジュールを共通して覆うように取り付け
    られた共通導体板と、 複数の前記NRD回路モジュールの他方面に、それぞれ
    の前記NRD回路モジュールを個別に覆うように取り付
    けられた個別導体板と、 前記個別導体板相互間で形成される分割領域に対して垂
    直方向に延びて前記NRD回路モジュール間を電気的に
    接続する誘電体ストリップとを有することを特徴とする
    NRDガイド回路。
  2. 【請求項2】複数のNRD回路モジュールと、 複数の前記NRD回路モジュールの一方面に、それぞれ
    の前記NRD回路モジュールを個別に覆うように取り付
    けられた第1の個別導体板と、 複数の前記NRD回路モジュールの他方面に、前記第1
    の個別導体板相互間で形成される分割領域に対してNR
    Dガイド中での1/4波長の奇数倍の長さだけ異なる位
    置で形成される分割領域を形成して、それぞれの前記N
    RD回路モジュールを個別に覆うように取り付けられた
    第2の個別導体板と、 前記分割領域に対して垂直方向に延びて前記NRD回路
    モジュール間を電気的に接続し、前記分割領域で分割さ
    れた誘電体ストリップとを有することを特徴とするNR
    Dガイド回路。
  3. 【請求項3】複数のNRD回路モジュールと、 複数の前記NRD回路モジュールの一方面に、全ての前
    記NRD回路モジュールを共通して覆うように取り付け
    られた第1の共通導体板と、 複数の前記NRD回路モジュールの他方面に、全ての前
    記NRD回路モジュールを共通して覆うように取り付け
    られた第2の共通導体板と、 NRDガイド中での1/4波長の奇数倍の長さの取り外
    し可能部を有し、前記NRD回路モジュール間を電気的
    に接続する誘電体ストリップとを有することを特徴とす
    るNRDガイド回路。
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