JP2002259275A - 配信コンテンツ制作装置および方法 - Google Patents

配信コンテンツ制作装置および方法

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JP2002259275A JP2001353995A JP2001353995A JP2002259275A JP 2002259275 A JP2002259275 A JP 2002259275A JP 2001353995 A JP2001353995 A JP 2001353995A JP 2001353995 A JP2001353995 A JP 2001353995A JP 2002259275 A JP2002259275 A JP 2002259275A
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優子 津坂
Kazuo Kajimoto
一夫 梶本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのコンテンツ内の一部分に対してのみ有
効であるような条件を付加した配信用のコンテンツを制
作する。 【解決手段】 時間軸204上でコンテンツ206の一
部区間(t1〜t2)を指定して、その区間の利用条件
(すなわち、その区間に対してのみ有効な利用条件)を
示す管理データ208を編集する。そして、その管理デ
ータ208をコンテンツ206に付加して配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配信コンテンツ制
作装置に関し、より特定的には、映像や音楽等のコンテ
ンツに利用条件を付加した配信用のコンテンツを制作す
る配信コンテンツ制作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽や映像等のコンテンツをパソ
コンや携帯電話等の端末に配信するコンテンツ配信サー
ビスが始まりつつある。コンテンツ配信サービスでは、
コンテンツの違法コピーを防ぐなどの目的で、コンテン
ツをそのまま配信するのでなく、コンテンツ本体に端末
でのコンテンツ利用を制限する条件を付加した配信用の
コンテンツを制作して配信する。コンテンツ配信サービ
スの拡大に備え、多様な配信コンテンツを効率的に制作
できるような配信コンテンツ制作装置の開発が急務とな
ってきている。
【0003】従来の配信コンテンツ制作装置は、以下の
ような手順で配信コンテンツを制作していた。すなわ
ち、従来の装置は、コンテンツを記憶しており、最初、
そのコンテンツ用の管理データを編集する。次に、編集
結果の管理データをコンテンツに付加してパッケージ化
することにより、配信コンテンツを制作する。
【0004】従来の装置で編集される管理データは、配
信先の端末でコンテンツを利用する際の条件、例えば
「料金を支払った場合に限り再生可能」とか、「一定期
間に限り再生可能」といった条件を示すデータである。
従来の装置では、このような管理データが1つ1つのコ
ンテンツに対して編集・付加される。
【0005】なお、上記のようにして制作された配信コ
ンテンツは、配信コンテンツ制作装置に一時記憶され、
その後、配信装置へと渡される。配信装置は、渡された
配信コンテンツを、ネットワークを通じて端末へと配信
する。端末は、配信コンテンツを受信して、コンテンツ
に付加されている管理データに従い、そのコンテンツを
再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
配信コンテンツ制作装置では、コンテンツ本体に端末で
のコンテンツ利用を制限する条件を付加した配信用コン
テンツを制作するので、例えば、一定期間に限り無料で
再生可能なプロモーション用のコンテンツを配布した
り、料金を支払った場合に限り再生可能なフルパッケー
ジ用のコンテンツを配布したりすることができる。
【0007】しかしながら、従来の配信コンテンツ制作
装置では、1つのコンテンツに対して1つの管理データ
を付加しているので、コンテンツ単位でしか、再生制限
や課金を行うことができなかった。もし、1つのコンテ
ンツ内の一部分に対してのみ有効な条件付きのコンテン
ツを制作できれば、従来なかった様々な態様で利用可能
なコンテンツを配信できるようになり、配信によるコン
テンツ販売の促進が期待される。
【0008】また、従来の配信コンテンツ制作装置で
は、同一のコンテンツについて、例えばプロモーション
用とフルパッケージ用との2つの態様で利用される配信
コンテンツを制作する場合、互いに別々の2つの配信コ
ンテンツとして制作・記憶されるので、同一のコンテン
ツが重複して記憶されることになり、そのために記憶容
量が無駄に消費されていた。端末側から見れば、コンテ
ンツを視聴してから購入する場合、プロモーション用の
コンテンツを受信した後、フルパッケージ用のコンテン
ツを受信しなければならないので、同一のコンテンツを
重複して受信することになり、そのために無駄な時間と
通信費とがかかる。
【0009】それゆえに、本発明の目的は、1つのコン
テンツ内の一部分に対してのみ有効であるような条件を
付加した配信コンテンツを制作できる装置を提供するこ
とである。
【0010】また、本発明のさらなる目的は、1つのコ
ンテンツに様々な利用態様と対応する複数の条件が付加
された配信コンテンツを制作できる装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、コンテンツに利用条件を付加した配信用のコン
テンツを制作する配信コンテンツ制作装置であって、コ
ンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、コンテンツ記
憶手段からコンテンツを読み出して利用条件を付加する
ことによって配信コンテンツを制作する配信コンテンツ
制作手段、および配信コンテンツ制作手段が制作した配
信コンテンツを記憶する配信コンテンツ記憶手段を備
え、配信コンテンツ制作手段は、読み出したコンテンツ
の所定区間を指定して当該区間の利用条件を示す管理デ
ータを編集する管理データ編集手段を含み、当該管理デ
ータ編集手段が編集して得られた1以上の管理データを
当該コンテンツに付加することによって配信コンテンツ
を制作することを特徴とする。
【0012】上記第1の発明(または下記第10,第1
1の発明)では、コンテンツの所定区間を指定して、そ
の区間の利用条件(すなわち、その区間に対してのみ有
効な利用条件)を示す管理データを編集する。そして、
その管理データをコンテンツに付加して配信するので、
1つのコンテンツ内の一部分に対してのみ有効であるよ
うな条件を付加した配信コンテンツを制作できるように
なる。
【0013】なお、こうして制作された配信コンテンツ
は、本配信コンテンツ制作装置に記憶された後、配信装
置によって配信される。端末は、その配信コンテンツを
受信して記憶し、その後、読み出して再生する。配信コ
ンテンツを再生する際、端末は、管理データに基づいて
コンテンツの所定区間を再生する。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、各管
理データがそれぞれ示す利用条件は、当該管理データが
指定する区間の利用を禁止するような条件であるか、当
該管理データが指定する区間の利用を無料で許可するよ
うな条件であるか、または、当該管理データが指定する
区間の利用を所定額の代金支払いと引き替えに許可する
ような条件である。
【0015】上記第2の発明では、コンテンツの所定区
間を指定して、端末がその区間を利用できないように設
定したり、無料で利用できるように設定したり、有料で
利用できるように設定したりすることができる。
【0016】第3の発明は、第1の発明において、各管
理データはそれぞれ、当該管理データが指定する区間の
再生順位をさらに示すことを特徴とする。
【0017】上記第3の発明では、端末が各区間を再生
する順序を、任意に設定することができる。
【0018】第4の発明は、第1の発明において、配信
コンテンツ制作手段は、配信コンテンツを製作する際、
複数の管理トラックデータを当該コンテンツにさらに付
加し、各管理トラックデータは、それぞれ所定の態様で
利用される1以上の区間を示す1以上の管理データの集
まりを、当該利用態様と対応する1つの管理トラックと
して定義することを特徴とする。
【0019】上記第4の発明では、1つのコンテンツに
様々な利用態様(例えば無料で一部のみが利用可能なプ
ロモーション用や、料金を支払えば全部が利用可能なフ
ルパッケージ用など)と対応する複数の管理トラックデ
ータが付加された配信コンテンツを制作できるようにな
る。その結果、各利用態様毎に別々の配信コンテンツを
制作していた従来の装置と比べ、同一のコンテンツが重
複して記憶される無駄がなくなるので、配信コンテンツ
制作装置側および端末側の記憶容量を節約することがで
き、配信時の通信費も削減できる。しかも、端末側で
は、1つの配信コンテンツを受信すれば、コンテンツを
ユーザの好みの態様で利用することができる。
【0020】第5の発明は、第4の発明において、文字
入力を行うための文字入力手段、およびGUI入力を行
うためのGUI入力手段をさらに備え、管理データ編集
手段は、複数の管理トラックが時間軸に沿って設けられ
たGUI画面を表示させ、所定の利用態様を想定して、
時間軸上でコンテンツ内の所定区間を指定するための開
始時刻および終了時刻と当該区間の利用条件とが文字入
力手段を通じて入力されるのを受け、当該区間の管理デ
ータを編集し、編集して得られた1以上の管理データ
を、当該管理データが示す区間に対応する矩形として、
GUI画面内の、当該利用態様と対応する管理トラック
上に配置することを特徴とする。
【0021】上記第5の発明では、コンテンツが利用さ
れる各態様(例えば一部を無料で利用できるプロモーシ
ョン用や、料金を支払えば全部を利用できるフルパッケ
ージ用など)毎に、時間軸上で区間を指定するための開
始時刻および終了時刻と利用条件とが文字入力されるの
を受けて、その区間の管理データを編集する。そして、
得られた各態様毎の管理データを、その区間に対応する
矩形(その先端が開始時刻の位置に、その後端が終了時
刻の位置にあるような矩形)として、GUI画面内の、
その態様と対応する管理トラック上に配置する。
【0022】第6の発明は、第5の発明において、配信
コンテンツ制作手段は、管理データ編集手段が編集して
得られた管理データを記憶する管理データ記憶手段をさ
らに含む。
【0023】上記第6の発明では、コンテンツ本体に管
理データを付加した配信コンテンツとは別に、管理デー
タだけを記憶する。
【0024】第7の発明は、第6の発明において、管理
データ編集手段は、管理データ記憶手段から、過去に編
集された管理データを読み出して、当該管理データをG
UI画面の管理トラック内に矩形として配置し、GUI
入力手段を通じた操作によって当該矩形の先端および/
または後端が時間軸に沿って移動されるのに応じて、当
該管理データを編集することを特徴とする。
【0025】上記第7の発明では、管理データを編集す
る際、過去に編集した管理データをGUI画面内の管理
トラック上に矩形として表示する。そして、GUI入力
手段を通じて矩形の先端および/または後端が移動され
るのに応じ、管理データを編集する。これにより、文字
入力を行う手間が省ける。
【0026】第8の発明は、第4の発明において、配信
コンテンツ制作手段は、配信コンテンツ記憶手段から配
信コンテンツを読み出して、管理データに基づいてコン
テンツの一部区間を再生する再生手段を備える。
【0027】上記第8の発明では、配信コンテンツが端
末側でどのように再生されるかを、配信コンテンツ制作
装置のオペレータが確認できるようになる。
【0028】第9の発明は、第8の発明において、再生
手段は、読み出した配信コンテンツに含まれている複数
の管理トラックデータのいずれかを選択して、当該管理
トラックデータが定義する管理トラックに含まれる1以
上の管理データに基づいて、コンテンツ内の1以上の所
定区間を再生することを特徴とする。
【0029】上記第9の発明では、オペレータが利用態
様を指定するのを受け、その利用態様と対応する管理ト
ラックを選択する。そして、その管理トラックに含まれ
る管理データに基づいて、コンテンツ内の所定区間を再
生する。これにより、1つ1つの利用態様毎に、配信コ
ンテンツが端末側でどのように再生されるかを、配信コ
ンテンツ制作装置のオペレータが確認できるようにな
る。
【0030】第10の発明は、コンテンツに利用条件を
付加した配信用のコンテンツを制作する方法であって、
コンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップ、コンテ
ンツ記憶ステップで記憶したコンテンツを読み出して利
用条件を付加することによって配信コンテンツを制作す
る配信コンテンツ制作ステップ、および配信コンテンツ
制作ステップで制作した配信コンテンツを記憶する配信
コンテンツ記憶ステップを備え、配信コンテンツ制作ス
テップでは、コンテンツの一部区間を指定して当該区間
の利用条件を示す管理データを編集し、編集して得られ
た1以上の当該管理データを当該コンテンツに付加する
ことによって配信コンテンツを制作することを特徴とす
る。
【0031】第11の発明は、コンテンツを配信するた
めのコンテンツ配信システムであって、コンテンツに利
用条件を付加した配信用のコンテンツを制作する配信コ
ンテンツ制作装置、配信コンテンツ制作装置が制作した
配信コンテンツを配信する配信装置、および配信装置が
配信する配信コンテンツを受信して利用する端末を備
え、配信コンテンツ制作装置は、コンテンツを記憶する
コンテンツ記憶手段、コンテンツ記憶手段からコンテン
ツを読み出して利用条件を付加することによって配信コ
ンテンツを制作する配信コンテンツ制作手段、および配
信コンテンツ制作手段が制作した配信コンテンツを記憶
する第1の配信コンテンツ記憶手段を備え、配信コンテ
ンツ制作手段は、コンテンツの所定区間を指定して当該
区間の利用条件を示す管理データを編集する管理データ
編集手段を含み、当該管理データ編集手段が編集して得
られた1以上の管理データを当該コンテンツに付加する
ことによって配信コンテンツを制作し、端末は、配信装
置が配信する配信コンテンツを受信する受信手段、受信
手段が受信した配信コンテンツを記憶する第2の配信コ
ンテンツ記憶手段、第2の配信コンテンツ記憶手段から
配信コンテンツを読み出して、各管理データに基づいて
コンテンツの各所定区間を再生する再生手段を備える。
【0032】第12の発明は、配信コンテンツを受信し
て利用するための端末であって、配信コンテンツが、コ
ンテンツ、および当該コンテンツの所定区間を指定して
当該区間の利用条件を示すような1以上の管理データを
含んでおり、配信コンテンツを受信する受信手段、受信
手段が受信した配信コンテンツを記憶する配信コンテン
ツ記憶手段、配信コンテンツ記憶手段から配信コンテン
ツを読み出して、各管理データに基づいてコンテンツの
各所定区間を再生する再生手段を備える。
【0033】上記第12の発明では、配信コンテンツに
含まれている1以上の管理データが指定する1以上の所
定区間を、当該管理データが指定する条件に従って再生
する。
【0034】第13の発明は、第12の発明において、
各管理データがそれぞれ示す利用条件は、当該管理デー
タが指定する区間の利用を禁止するような条件である
か、当該区間の利用を無料で許可するような条件である
か、または、当該区間の利用を所定額の代金支払いと引
き替えに許可するような条件であり、管理データに基づ
いて課金を行うための課金手段をさらに備え、再生手段
は、当該管理データが当該区間の利用を無料で許可する
場合には当該区間を再生し、所定額の代金支払いと引き
替えに許可する場合には、課金手段が当該額の課金を実
行するのを受けて、当該区間を再生することを特徴とす
る。
【0035】上記第13の発明では、コンテンツ内の1
つ1つの所定区間がそれぞれ、利用できないように設定
されたり、無料で利用できるように設定されたり、有料
で利用できるように設定されたりしている。所定区間の
利用が無料で許可されている場合には当該区間を再生
し、有料で許可されている場合には、指定された額の課
金を実行してから当該区間を再生する。
【0036】第14の発明は、第12の発明において、
各管理データはそれぞれ、当該管理データが指定する区
間の再生順位をさらに示し、再生手段は、各管理データ
が指定する1以上区間を、各管理データが示す再生順位
に従って順番に再生することを特徴とする。
【0037】上記第14の発明では、コンテンツ内の1
つ1つの区間に再生順位が設定されており、再生順位が
上位の区間から順番に再生していく。
【0038】第15の発明は、第12の発明において、
配信コンテンツが、それぞれ所定の態様で利用される1
以上の区間を示す1以上の管理データの集まりを、当該
利用態様と対応する1つの管理トラックとして定義する
ような複数の管理トラックデータをさらに含んでおり、
再生手段は、読み出した配信コンテンツに含まれている
複数の管理トラックデータのいずれかを選択して、当該
管理トラックデータが定義する管理トラックに含まれる
1以上の管理データに基づいて、コンテンツの1以上の
所定区間を再生することを特徴とする。
【0039】上記第15の発明では、ユーザが利用態様
を指定するのを受け、その利用態様と対応する管理トラ
ックを選択する。そして、その管理トラックに含まれる
1以上の管理データに基づいて、コンテンツ内の1以上
の所定区間を再生する。これにより、配信コンテンツを
一度だけ受信すれば、コンテンツの一部分を無料で試用
したり、代金を支払ってコンテンツ全体を利用するな
ど、様々な態様で利用することが可能になる。
【0040】第16の発明は、コンテンツに利用条件を
付加した配信用コンテンツであって、コンテンツ、およ
び1以上の管理データを含み、各管理データはそれぞ
れ、コンテンツの所定区間を指定して当該区間の利用条
件を示すことを特徴とする。
【0041】上記第16の発明では、コンテンツの所定
区間を指定してその区間の利用条件を示すような管理デ
ータがコンテンツに付加されている。このような配信コ
ンテンツを受信して利用する端末は、管理データに基づ
いてコンテンツの所定区間を再生する。
【0042】第17の発明は、第16の発明において、
各管理データがそれぞれ示す利用条件は、当該管理デー
タが指定する区間の利用を禁止するような条件である
か、当該管理データが指定する区間の利用を無料で許可
するような条件であるか、または、当該管理データが指
定する区間の利用を所定額の代金支払いと引き替えに許
可するような条件である。
【0043】上記第17の発明では、コンテンツ内の1
つ1つの所定区間がそれぞれ、利用できないように設定
されたり、無料で利用できるように設定されたり、有料
で利用できるように設定されたりしている。このような
配信コンテンツを受信して利用する端末は、無料で利用
が許可されている場合には当該区間を再生し、有料で利
用が許可されている場合には、指定された額の課金を実
行してから当該区間を再生する。
【0044】第18の発明は、第16の発明において、
各管理データはそれぞれ、当該管理データが指定する区
間の再生順位をさらに示すことを特徴とする。
【0045】上記第18の発明では、コンテンツ内の1
つ1つの区間に再生順位が設定されている。このような
配信コンテンツを受信して利用する端末は、再生順位が
上位の区間から順番に再生していく。
【0046】第19の発明は、第16の発明において、
複数の管理トラックデータをさらに含み、各管理トラッ
クデータは、それぞれ所定の態様で利用される1以上の
区間を示す1以上の管理データの集まりを、当該利用態
様と対応する1つの管理トラックとして定義することを
特徴とする。
【0047】上記第19の発明では、1つのコンテンツ
に、様々な利用態様と対応する複数の管理トラックデー
タが付加されている。このような配信コンテンツを受信
して利用する端末は、ユーザが利用態様を指定するのを
受け、その利用態様と対応する管理トラックを選択す
る。そして、その管理トラックに含まれる1以上の管理
データに基づいて、コンテンツ内の1以上の所定区間を
再生する。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブ
ロック図である。図1において、本コンテンツ配信シス
テムは、配信コンテンツ制作装置1と、配信装置2と、
ネットワーク3と、端末4とを備えている。
【0049】配信コンテンツ制作装置1は、配信しよう
とするコンテンツ用の管理データを編集して、その管理
データをコンテンツに付加することにより、配信コンテ
ンツを制作する。「コンテンツ」は、例えば映画などの
映像や、音楽などの音声であり、「1つのコンテンツ」
は、1本の映画や、1曲の音楽と対応している。管理デ
ータは、コンテンツを再生する条件等を示すデータであ
る(詳細は後述)。「配信コンテンツ」は、コンテンツ
本体に管理データを付加したパッケージである。
【0050】配信装置2は、配信コンテンツを、ネット
ワーク3を通じて端末4へと配信する。ネットワーク3
は、配信コンテンツを配信装置2から端末4へと伝達す
るための媒体であって、例えばインターネット網や携帯
電話網などの通信ネットワーク、あるいは衛星放送網な
どの放送ネットワーク等がこれに該当する。
【0051】端末4は、配信コンテンツを受信して再生
する。その際、端末4は、管理データに従って、コンテ
ンツを再生する。端末4は、典型的にはパソコンや携帯
電話によって実現されるが、本システム専用の端末であ
ってもよい。
【0052】以上のように構成されたコンテンツ配信シ
ステムの動作の概要について、図2のフローチャートを
用いて以下に説明する。図2は、図1のコンテンツ配信
システムの動作の概要を示すフローチャートである。図
2において、配信コンテンツ制作装置1は、コンテンツ
を記憶しており、最初、そのコンテンツ用の管理データ
を管理トラック上で編集する(ステップS1)。次に、
配信コンテンツ制作装置1は、ステップS1の編集結果
の管理データを管理トラックデータと共にコンテンツに
付加してパッケージ化することにより、配信コンテンツ
を制作する(ステップS2)。
【0053】こうして制作された配信コンテンツは、配
信コンテンツ制作装置1に一時記憶され(ステップS
3)、その後、内容確認のために配信コンテンツ制作装
置1側で再生される(ステップS4)。そして、配信装
置2へと渡される。配信装置2は、渡された配信コンテ
ンツを、ネットワーク3を通じて端末4へと配信する
(ステップS5)。端末4は、配信コンテンツを受信し
(ステップS6)、記憶する(ステップS7)。その
後、端末4は、ユーザの指示に応じて、その配信コンテ
ンツを読み出し、以降、コンテンツに付加されている管
理データに従い、そのコンテンツを再生する(ステップ
S8)。以上が、システムの動作の概要である。
【0054】次に、図1の配信コンテンツ制作装置1の
構成およびその動作(図2のステップS1〜S4)につ
いて、詳細に説明する。図3は、図1の配信コンテンツ
制作装置1の機能的な構成を示すブロック図である。図
3において、配信コンテンツ制作装置1は、コンテンツ
記憶部11と、配信コンテンツ記憶部12と、配信コン
テンツ制作部13と、文字入力部14と、GUI入力部
15と、表示部16と、再生部17とを備えている。配
信コンテンツ制作部13は、管理データ編集部131
と、管理データ記憶部132とを含む。
【0055】コンテンツ記憶部11は、コンテンツを記
憶する。文字入力部14は、オペレータによる文字入力
を受け付ける。GUI入力部15は、オペレータによる
GUI入力を受け付ける。配信コンテンツ制作部13
は、コンテンツ記憶部11からコンテンツを読み出し
て、そのコンテンツに関する管理データを編集し、読み
出したコンテンツに、編集した管理データを付加するこ
とによって、配信コンテンツを制作する。
【0056】その際、配信コンテンツ制作部13では、
管理データ編集部131が表示部16に、図10(後
述)のようなGUIによる編集画面と、図11(後述)
に示すような文字による入力画面と、図12(後述)に
示すような管理データ選択画面とを表示させる。次い
で、管理データ編集部131は、オペレータが各画面を
通じて行う入力操作に応じて管理データを編集する。そ
して、管理データ編集部131は、編集した管理データ
を管理データ記憶部132に記憶させる。
【0057】配信コンテンツ制作部13は、コンテンツ
が複数の態様で利用されることを想定して、各利用様態
と対応する複数の管理トラック上で、それぞれ管理デー
タの編集を行う。次に、同じ態様で利用される1以上の
区間を示す1以上の管理データの集まりを1つの管理ト
ラックとして定義する複数の管理トラックデータを生成
する。そして、それら管理データおよび管理トラックデ
ータをコンテンツに付加することによって配信コンテン
ツを制作し、制作した配信コンテンツを配信コンテンツ
記憶部12に記憶させる。
【0058】つまり、配信コンテンツ制作部13によっ
て制作された配信コンテンツ(コンテンツ+管理トラッ
クデータ+管理データ)は、配信コンテンツ記憶部12
に記憶されるが、それとは別に、管理データが単独で、
配信コンテンツ制作部13内の管理データ記憶部132
に記憶される。
【0059】ここで、配信コンテンツのデータ構造につ
いて説明する。図4は、図1の配信コンテンツ制作装置
が制作する配信コンテンツのデータ構造の一例を示す図
である。図4において、配信コンテンツ20は、ヘッダ
部21と、コンテンツ部22と、複数の管理トラック部
23とで構成されている。ヘッダ部21には、当該配信
コンテンツ20のデータ構造を示すヘッダ情報24が含
まれる。コンテンツ部22には、コンテンツ25が含ま
れる。1つ1つの管理トラック部23には、1つの管理
トラックデータ26と、1以上の管理データ27とが含
まれる。
【0060】図5は、図4のヘッダ部21に含まれるヘ
ッダ情報24の例を示す図である。図5において、ヘッ
ダ情報24には、当該配信コンテンツ20の総データサ
イズ”totalSize”と、コンテンツ25へのポ
インタ”pContentData”と、コンテンツ2
5のデータサイズ”contentDataSize”
と、管理トラック数”numTrack”と、デフォル
トのトラック番号”defaultTrackNo”
と、先頭管理トラック部23へのポインタ”pTrac
k”と、先頭管理トラック部23のサイズ”track
Size”とが記載されている。
【0061】図6は、図4の管理トラック部23に含ま
れる管理トラックデータ26の例を示す図である。図6
において、管理トラックデータ26には、当該管理トラ
ック部23に含まれる管理データ27の総数”numD
ata”と、先頭の管理データ27へのポインタ”pO
ffsetData”と、管理データ27のサイズ”d
ataSize”とが記載されている。
【0062】図7は、図4の管理トラック部23に含ま
れる管理データ27の例を示す図である。図7におい
て、管理データ27には、開始時刻”inTime”
と、終了時刻”outTime”と、再生条件”pla
ytype”と、課金条件”financialtyp
e”と、再生順位”playorder”とが記載され
ている。
【0063】再び図3において、再生部17は、上記の
ようにして制作された配信コンテンツが端末によってど
のように再生されるかを確認するためのものであり、G
UI入力部15を通じてなされるオペレータの指示に応
じて、配信コンテンツ記憶部12から配信コンテンツを
読み出して再生し、表示部16に出力する。
【0064】図8は、図1の配信コンテンツ制作装置1
のハードウエア的な構成の一例を示すブロック図であ
る。図8において、配信コンテンツ制作装置1は、CP
U101と、ROM102と、RAM103と、サウン
ド/ビデオボード104と、ハードディスク(HD)1
05と、キーボード106と、マウス107と、モニタ
108と、スピーカ109とを備えている。図3のコン
テンツ記憶部11および配信コンテンツ記憶部12はハ
ードディスク105によって、文字入力部14はキーボ
ード106よって、GUI入力部15はマウス107に
よって、表示部16はモニタ108およびスピーカ10
9によって実現される。
【0065】配信コンテンツ制作部13は、CPU10
1、ROM102およびRAM103によって実現され
る。すなわち、所定のコンテンツ制作プログラムデータ
が予めROM102に格納されており、CPU101
は、そのプログラムデータに従い、ユーザがキーボード
106/マウス107を通じて行う指示を受けつつ動作
する。RAM103は、CPU101が動作する際の作
業領域として利用される。
【0066】再生部17は、CPU101、ROM10
2、RAM103およびサウンド/ビデオボード104
によって実現される。すなわち、所定のコンテンツ再生
プログラムデータが予めROM102に格納されてお
り、CPU101は、そのプログラムデータに従い、ユ
ーザがキーボード106/マウス107を通じて行う指
示を受けつつサウンド/ビデオボード104を制御す
る。RAM103は、CPU101やサウンド/ビデオ
ボード104が動作する際の作業領域として利用され
る。
【0067】ここで、上記のコンテンツ制作/再生プロ
グラムデータは、予めROM102に格納される代わり
に、CD−ROM等の携帯型記録媒体に格納して提供さ
れるか、あるいは、ネットワーク3を通じて配信コンテ
ンツ制作装置1に供給されてもよい。こうして提供また
は供給されたプログラムデータは、ハードディスク10
5に格納され、コンテンツ制作/再生時にRAM103
へと転送される。
【0068】図9は、図3のように構成された配信コン
テンツ制作装置1が行う管理データ編集処理(図2のス
テップS1の詳細)を示すフローチャートである。配信
コンテンツ制作装置1では、いくつかのコンテンツがコ
ンテンツ記憶部11に記憶されている。配信コンテンツ
制作装置1が起動されると、最初、管理データ編集部1
31は、図10に示すようなGUI画面を表示部16に
表示させる(ステップS101)。
【0069】ここで、図10は、図3の管理データ編集
部131が表示部16に表示させるGUI画面の一例を
示す図である。図10のGUI画面には、時間軸204
に沿って、1つのコンテンツトラック205と、1以上
の管理トラックとが表示される。管理トラックは、当初
1つのトラック(ここでは「管理トラック1」207)
だけが表示され、その後、オペレータの要求に応じて新
たなトラック(ここでは「管理トラック2」211,
「管理トラック3」213)が追加表示される。
【0070】コンテンツトラック205には、コンテン
ツ206が、その再生時間に比例した長さを持つ1つの
矩形として表示される。さらに、コンテンツ206内
に、特定の区間を指定するための2本の区分線(図中点
線216,217)が表示される。各区分線216,2
17は、オペレータのマウス107操作に応じ、時間軸
の方向に移動する(図ではt1,t2の位置にある)。
【0071】一方、各管理トラック(207,211お
よび213)には、コンテンツトラック205内のコン
テンツ206に沿って、上記の区分線によって区切られ
た各区間と対応する管理データが、各々小矩形として表
示される(例えば「管理トラック1」207では、区分
線216,217によって区切られた区間t1〜t2
に、管理データ208が小矩形として表示されてい
る)。
【0072】さらに、図10のGUI入力画面には、画
面上方に4つのボタンが表示される。「ボタン1」20
0がクリックされると、図11(後述)に示すような文
字入力画面が、表示部16に新たに表示される。「ボタ
ン2」201がクリックされると、上記文字入力画面を
通じて入力された開始/終了時刻を示す2本の区分線2
16,217がコンテンツトラック205内に表示され
る。「ボタン3」202がクリックされると、新たな管
理トラックが追加表示される。「ボタン4」203がク
リックされると、図12(後述)に示すような管理デー
タ選択画面が、表示部16に新たに表示される。
【0073】上記のようなGUI画面が表示されると
(このとき画面内には、4つのボタン200〜203、
時間軸204およびコンテンツトラック205が提示さ
れている)、オペレータは、最初、GUI入力部15を
通じて「ボタン1」200をクリックする。応じて、管
理データ編集部131は、図11に示すような文字入力
画面を表示部16に表示させる(ステップS102)。
【0074】ここで、図11は、図3の管理データ編集
部131が表示部16に表示させる文字入力画面の一例
を示す図である。図11の文字入力画面には、コンテン
ツ内の特定の区間を指定するための開始時刻(in)入
力欄301および終了時刻(out)入力欄302と、
その区間の再生条件および課金条件を入力するための再
生条件入力欄303および課金条件入力欄304と、そ
の区間の再生順位を入力するための再生順位入力欄30
5とが表示される。
【0075】上記のようなGUI画面が表示されると、
オペレータは、文字入力部14を通じ、in入力欄30
1およびout入力欄302にそれぞれ所望の時刻(例
えば時刻t1およびt2)を入力する。また、再生条件
入力欄303および課金条件入力欄304にそれぞれ所
望の再生条件(例えば「条件付き再生」および「200
円」;すなわち、コンテンツ内の区間t1〜t2は、2
00円を支払えば再生可能である旨の条件)を入力す
る。さらに、再生順位入力欄305に再生順位(例え
ば、最初に再生されるべき区間であれば「1番目」)を
入力する。
【0076】応じて、管理データ編集部131は、コン
テンツ内の指定された区間(上記の例ではt1〜t2)
に対して、入力された条件を示す管理データ(上記の例
では「1番目」、「条件付き再生」および「200
円」)を設定する(ステップS103)。
【0077】次に、オペレータは、GUI画面上の「ボ
タン2」201をクリックする。応じて、管理データ編
集部131は、GUI画面上の「管理トラック1」20
7内の区間t1〜t2に管理データ(ここでいう管理デ
ータは、区間t1〜t2に再生条件が設定されたことを
視覚的に示す小矩形208)を表示する(ステップS1
04)。続いて、管理データ編集部131は、ステップ
S103で設定した管理データ208の内容(すなわ
ち、コンテンツの区間t1〜t2に対して「1番目」、
「条件付き再生」および「200円」を設定した旨)
を、管理データ記憶部132に記憶させる(ステップS
105)。
【0078】以上で、コンテンツに対し、「管理トラッ
ク1」207上で1つの管理データ208が設定された
ことになる。管理データの編集作業を終えたい場合、オ
ペレータは、「終了」をクリックすればよい。また、引
き続き「管理トラック1」207上で別の区間に対して
管理データを設定したい場合、GUI入力部15を通じ
て再び「ボタン1」201をクリックして再び文字入力
画面を表示させ、上記と同様の設定処理を行えばよい。
また、新たに「管理トラック2」211上で管理データ
を設定したい場合、「ボタン3」202をクリックして
「管理トラック2」211を追加表示させてから、上記
と同様の設定処理を行えばよい。
【0079】管理データ編集部131は、上記のような
オペレータの入力操作に基づいて、以下のような一連の
処理を行う。最初、編集を継続するか否かを判断し(ス
テップS106)、その結果が否定の場合、編集処理は
終了され、その後、図2のフローに戻って、ステップS
2以下が実行される。ステップS106の判断結果が肯
定の場合、現在の管理トラック(ここでは「管理トラッ
ク1」207)上でさらに別の区間に管理データを設定
するか否かを判断し(ステップS107)、その判定結
果が肯定の場合、ステップS102に戻って再び文字入
力画面を表示部16に表示させ、以降、ステップS10
3〜S107と同様の処理を繰り返す。
【0080】ステップS107の判断結果が否定の場
合、管理データ編集部131は、新たな管理トラック
(ここでは「管理トラック2」211)を追加表示させ
る(ステップS108)。次いで、ステップS108で
追加表示した「管理トラック2」211上で新たな管理
データの編集を行う際に、管理データ記憶部132に記
憶されている過去に編集した管理データ(例えばステッ
プS105で記憶した管理データ208)を利用するか
否かを判断する(ステップS109)。
【0081】ステップS109の判断結果が肯定の場
合、管理データ記憶部132に記憶されている管理デー
タが、ステップS108で追加表示された新たな管理ト
ラック(ここでは「管理トラック2」211)内にコピ
ーされる(ステップS110)。
【0082】ここで、ステップS110の管理データコ
ピー処理は、例えば次のようにして行われる。オペレー
タがGUI画面内の「ボタン4」203をクリックする
と、管理データ編集部131は、図12に示すような管
理データ選択画面を表示部16に新たに表示させる。
【0083】図12は、図3の管理データ編集部131
が表示部16に表示させる管理データ選択画面の一例を
示す図である。図12において、管理データ選択画面に
は、過去に編集した管理データ(208,211,…)
とその内容(開始/終了時刻、再生順位、再生条件およ
び課金条件)を記載したテーブルが含まれる。オペレー
タが利用したい管理データ(例えば管理データ208)
をクリックすると、管理データ編集部131は、その管
理データ(を示す矩形)をGUI画面(図10参照)の
「管理トラック2」211内にコピーすると共に、その
管理データの内容を管理データ記憶部132から読み出
す。
【0084】その後、オペレータは、GUI入力部15
を通じ、ステップS110で「管理トラック2」211
内に表示された管理データ(を示す矩形)の端部を移動
させることにより、in/out時刻の指定を行い、応
じて、管理データ編集部131は、新たな管理データを
設定する(ステップS111)。次いで、管理データ編
集部131は、GUI入力部15を通じて設定された新
たな管理データの内容を管理データ記憶部132に記憶
させ(ステップS112)、その後、編集を継続するか
否かを判断する(ステップS113)。その結果が否定
の場合、編集処理は終了され、その後、図2のフローに
戻って、ステップS2以下が実行される。ステップS1
13の判定結果が肯定の場合、ステップS107へ戻
り、「管理トラック2」211上でさらに別の区間に管
理データを設定するか否かが判断される。
【0085】ステップS109の判断結果が否定の場
合、ステップS102に戻って再び文字入力画面を表示
部16に表示させ、以降、ステップS103〜S109
と同様の処理を繰り返す。以上が、管理データ編集処理
である。こうして管理データ編集部131が1つ1つの
管理トラック上でそれぞれ1または複数の管理データを
編集し終えると、配信コンテンツ制作装置1は、図2の
ステップS2を実行する。
【0086】図2のステップS2では、配信コンテンツ
制作装置1は、管理データ編集部131が1つの管理ト
ラック上で1または複数の管理データを編集し終える毎
に、当該1または複数の管理データの集まりを1つの管
理トラックとして定義するための管理トラックデータを
生成する。こうして生成した複数の管理トラックデータ
と、上記のようにして管理データ編集部131が編集し
た管理データとをコンテンツに付加してパッケージ化す
ることにより、配信コンテンツを制作する。
【0087】続くステップS3では、配信コンテンツ制
作装置1は、上記のようにして制作した配信コンテンツ
を配信コンテンツ記憶部12に一時記憶させる。なお、
管理データ記憶部132に記憶されている過去の編集さ
れた管理データは、別のコンテンツの管理データを編集
する際、必要に応じて利用される。
【0088】その後、配信コンテンツ制作装置1では、
上記のようにして制作した配信コンテンツの内容を確認
するべく、前述のステップS4(図2参照)の処理、す
なわち配信コンテンツ再生処理が行われる。
【0089】図13は、図3のように構成された配信コ
ンテンツ制作装置1が行う配信コンテンツ再生処理(図
2のステップS4の詳細)を示すフローチャートであ
る。図13において、最初、再生部17は、GUI入力
部15を通じてなされるオペレータの指示に応じ、配信
コンテンツ記憶部12から配信コンテンツを読み出す
(ステップS201)。次いで、読み出した配信コンテ
ンツを管理トラックデータと管理データとコンテンツ本
体とに分離する(ステップS202)。
【0090】次に、再生部17は、GUI入力部15を
通じてオペレータがいずれかの管理トラックを指定する
のを受け、指定されたトラックと対応する管理トラック
データを読み込む(ステップS203)。そして、クロ
ック信号に従い、選択された管理トラックに含まれる管
理データに基づいてコンテンツの所定区間を再生する
(ステップS204)。その後、図2のフローに戻る。
以上が、制作装置1側で行われる配信コンテンツ再生処
理である。
【0091】ここで、上記ステップS204のコンテン
ツ再生処理は、例えば次のようにして行われる。コンテ
ンツには、互いに異なる複数の利用態様(プロモーショ
ン用やフルパッケージ用など;後述)と対応する複数の
管理トラックデータが付加されている(図10の各管理
トラック207,211を参照)。そこで、オペレータ
がGUI入力部15等を通じて順次、所望の利用態様と
対応する管理トラックを選択する。応じて、再生部17
は、選択された管理トラックに含まれる管理データが指
定するコンテンツ内の区間を、当該管理データが指定す
る順序で再生する。
【0092】これにより、プロモーション用の態様でコ
ンテンツを配信する場合、端末4側でどのような再生が
行われるかとか、フルパッケージ用の態様で配信する場
合、端末4側でどのような再生が行われるか等を、配信
コンテンツ制作装置1のオペレータが確認できるように
なる。
【0093】それぞれの管理データには、再生順位と、
再生・課金条件と、その条件が課される区間を示す開始
・終了時刻とが含まれており、再生部17は、図8のC
PU101等から与えられるクロック信号と、上記の再
生順位および開始・終了時刻とに基づいて、コンテンツ
内の再生順位および再生・課金条件が課された区間を特
定して、再生順位および再生・課金条件に従い、その区
間を再生する。
【0094】なお、端末4側では、管理データが示す額
の代金が課金されて初めて当該管理データが指定する区
間の再生が行われる(後述)が、配信コンテンツ制作装
置1側の再生部17は、課金条件が課された区間につい
ては、再生を行わない。例えば、コンテンツの区間t1
〜t2に関し、200円を支払わなければ再生を実行し
ないような条件が課されている場合、端末4側では、実
際に課金が実行されるのを受けて、その区間が再生され
る。これに対して、制作装置1側では、課金条件の課さ
れた区間については、課金も再生も実行されない。ある
いは、料金支払済みとした再生と、料金未払いとした再
生との両方を行なうようにしてもよい。
【0095】次に、図1の端末4の構成、およびその動
作について、詳細に説明する。図14は、図1の端末4
の構成の一例を示すブロック図である。図14におい
て、端末4は、受信部41と、配信コンテンツ記憶部4
2と、GUI入力部43と、再生部44と、表示部45
と、課金部46とを備えている。
【0096】受信部41は、ネットワーク3を通じて配
信コンテンツを受信する。配信コンテンツ記憶部42
は、受信部41が受信した配信コンテンツを記憶する。
GUI入力部43は、ユーザによるGUI入力を受け付
ける。再生部44は、上記のようにして受信した配信コ
ンテンツを視聴するためのものであり、GUI入力部4
3を通じてなされるユーザの指示に応じて、配信コンテ
ンツ記憶部12から配信コンテンツを読み出して再生
し、表示部45に出力する。課金部46は、再生部44
の動作に関連して所定額の代金を課金する。なお、端末
4のハードウエア的な構成は、図8と同様でよい。
【0097】以上のように構成された端末4において、
再生部44が配信コンテンツを再生する動作は、以下の
ようになる。図15は、図14のように構成された端末
4が行う配信コンテンツ再生処理(図2のステップS8
の詳細)を示すフローチャートである。
【0098】図15において、最初、再生部44は、G
UI入力部43を通じてなされるユーザの指示に応じ、
配信コンテンツ記憶部42から配信コンテンツを読み出
す(ステップS301)。次いで、読み出した配信コン
テンツを管理トラックデータと管理データとコンテンツ
本体とに分離する(ステップS302)。
【0099】次に、再生部44は、GUI入力部43を
通じてユーザがいずれかの管理トラックを指定するのを
受け、指定されたトラックと対応する管理トラックデー
タを読み込む(ステップS303)。そして、クロック
信号に従い、指定された管理トラックに含まれる管理デ
ータに基づいてコンテンツの所定区間を再生し(ステッ
プS304)、その後、図2のフローに戻る。以上が、
端末4側で行われる配信コンテンツ再生処理である。
【0100】このように、端末4に備わる再生部44の
動作は、配信コンテンツ制作装置1に備わる再生部17
の動作(図13のフローチャートを参照)と同様であ
る。ただし、制作装置1側と端末4側とでは、図8に示
されるROM102内のコンテンツ再生プログラムが一
部異なっており、ステップS304では、再生に伴って
課金が実行される。
【0101】図16は、図15のステップS304のコ
ンテンツ再生処理の詳細を示すフローチャートである。
図16において、再生部44は、最初、指定された管理
トラックに含まれる管理データの中から、再生順位が最
も上位の管理データを選択する(ステップS401)。
次に、ステップS401で選択された管理データが無料
で所定区間の利用を許可しているか否かを判定する(ス
テップS402)。そして、判定結果が否定の場合、ス
テップS404に進む。
【0102】ステップS402の判定結果が肯定の場
合、再生部44は、ステップS401で選択された管理
データが指定する区間を再生する(ステップS40
3)。そして、ステップS407に進む。
【0103】ステップS404では、再生部44は、ス
テップS401で選択された管理データが代金支払いと
引き替えに所定区間の再生を許可しているか否かを判定
する。そして、判定結果が否定の場合、ステップS40
7に進む。
【0104】ステップS404の判定結果が肯定の場
合、再生部44は、ステップS401で選択された管理
データが指示する金額を課金部46に通知した後、指示
された額の課金が課金部46により実行されたか否かを
判定する(ステップS405)。そして、判定結果が否
定の場合、ステップS407に進む。
【0105】ここで、上記の課金処理は、例えば次のよ
うにして行われる。課金部46は、ネットワーク3を通
じて金融機関のホストコンピュータへとアクセスし、指
示された額の代金をユーザの口座から配信者の口座へと
移動させる。または、予め購入されたプリペイドカード
の残額から、指定された額を減算してもよい。あるい
は、指定された額を記録しておき、所定の期日に合計額
を請求してもよい。
【0106】再び図16において、ステップS405の
判定結果が肯定の場合、再生部44は、ステップS40
1で選択された管理データが指定する区間を再生する
(ステップ406)。そして、ステップS407に進
む。ステップS407では、指定された管理トラックに
含まれる全ての管理データが選択されたか否かが判定さ
れる。そして、判定結果が肯定であれば、図15のフロ
ーに戻る。
【0107】ステップS407の判定結果が否定の場
合、再生部44は、指定された管理トラックに含まれる
管理データの中から、再生順位が次に上位の管理データ
を選択する(ステップS408)。そして、ステップS
402に戻り、上記と同様の動作を繰り返す。以上が、
ステップS304の詳細である。
【0108】以上の説明から明らかなように、本配信コ
ンテンツ制作処理で重要なのは、以下の6つの点であ
る。第1は、従来のように1つのコンテンツにただ1つ
の管理データを設定するだけでなく、1つのコンテンツ
を時間軸上で複数の区間に区分して、各区間にそれぞれ
別々の管理データを設定できる点である。つまり、コン
テンツ内の特定の区間を指定して、その区間だけに有効
な管理データを設定することができる。これによれば、
あるコンテンツについて、例えば、初めの数分間は再生
できるが、残りは一切再生できないとか、初めの数分間
は無料で再生できるが、残りは料金を支払わなければ再
生できない、などというように、区間毎に別々の再生条
件を課すことができるようになる。
【0109】第2は、1つ1つの管理データに再生順位
を含めたので、各区間の再生順序を任意に変更すること
ができる点である。例えば、図10の「管理トラック
1」207上の3つの管理データ208〜210に各々
「1番目」「3番目」「2番目」を含めておけば、図1
7に示すように、最初、コンテンツ206内の区間t1
〜t2を再生させ、次いで区間t5〜t6を再生させ、
最後に区間t3〜t4を再生させることができる。
【0110】第3は、GUI画面上で、1つのコンテン
ツトラック205に対して複数の管理トラック(20
7,211,213)を設けたことによって、1つのコ
ンテンツ内の同一区間に対して、別々の管理データを設
定できるようになった点である。これにより、そこに含
まれる1つのコンテンツを複数の態様で利用できるよう
な配信コンテンツが得られる。具体的には、ある1つの
コンテンツを、初めの数分間だけ無料で再生できるプロ
モーション用と、全部再生できる有料のフルパッケージ
用との2つの態様で配信することが可能になる。
【0111】そして、そこに含まれる1つのコンテンツ
を複数の態様で利用できるような配信コンテンツが実現
された結果、制作装置1側および端末4側の配信コンテ
ンツ記憶部12,42の容量を節約することができ、ま
た、配信時の通信費も削減できるようになる。しかも、
端末4側では、1つの配信コンテンツを受信すれば、コ
ンテンツをユーザの好みの態様で利用することができる
(従来は、コンテンツを視聴してから購入したければ、
プロモーション用配信コンテンツとフルパッケージ用配
信コンテンツとを両方受信していた)。すなわち、端末
4は、配信コンテンツを受信すると、ユーザの指示に応
じ、いずれかの管理トラックを選択する。そして、選択
した管理トラックに含まれる管理データが指定する所定
区間を、管理データが指定する順序で再生し、かつ管理
データが示す額を課金する。
【0112】第4は、配信コンテンツが端末4側でどの
ように再生されるかを、配信コンテンツ制作装置1のオ
ペレータが確認できる点である。1つの配信コンテンツ
が複数の態様(例えばプロモーション用とフルパッケー
ジ用との2つの態様)で利用される場合には、プロモー
ション用として配信されたコンテンツが端末4側でどの
ように再生されるか、および、フルパッケージ用として
配信されたコンテンツが端末4側でどのように再生され
るかを確認できる。
【0113】第5は、管理データを編集する際、文字に
よる入力だけでなくGUIによる入力をも受け付けるの
で、オペレータの作業量が大幅に軽減される点である。
第6は、過去に編集した管理データを記憶しておき、新
たな管理データを編集する際に、過去の管理データを利
用できるようにしたので、編集時のオペレータの作業量
がさらに軽減される点である。
【0114】次に、配信コンテンツ制作装置1によって
行われる配信コンテンツ制作の具体例をいくつか説明す
る。 (第1の具体例)以下、無料でコンテンツの一部が視聴
できるプロモーション用の配信コンテンツを作成する場
合について、図10,図11,図17を用いて説明す
る。ハードディスク105などのコンテンツ記憶部11
には、あらかじめ映像データや音楽データなどのコンテ
ンツが記憶されている。オペレータは、先ず、配信すべ
きコンテンツを選択する。選択されたコンテンツは、管
理データ編集部131によって、表示部16に表示され
ているGUI画面(図10参照)内の、時間軸204に
沿うコンテンツトラック205内に、コンテンツの先頭
が時間軸の原点に一致するように配置された矩形206
として表示される。
【0115】次に、オペレータは、マウス107等のG
UI入力部15を操作して、GUI画面上の「ボタン
3」202をクリックして、管理データを配置するため
の「管理トラック1」207を表示する。さらに、「ボ
タン1」200をクリックして、図11のような文字入
力画面を表示し、コンテンツの配信時の利用条件を入力
する。この例では、再生条件として「条件なし再生」を
入力し、課金条件として「無料」を入力し、再生順位と
して「1番目」を入力する。さらに、この利用条件がコ
ンテンツのどの部分に有効かを示す有効範囲を、コンテ
ンツの開始時刻からのオフセット時刻として、開始時刻
t1、終了時刻t2のように入力する。入力された管理
データは、「管理トラック1」207内に、開始時刻t
1が左端、終了時刻t2が右端に位置するように配置し
た矩形208として表示される。
【0116】管理データ編集部131は、入力された管
理データを示す矩形208を、オペレータのマウス10
7操作に応じて時間軸方向(横方向)に拡大縮小するこ
とで、管理データの開始時刻および終了時刻を編集す
る。引き続き、オペレータが文字入力画面を通じて「条
件なし再生」および「無料」と、開始時刻t3および終
了時刻t4と、「3番目」とを入力すると、管理データ
編集部131は、「管理トラック1」207上の位置t
3〜t4に管理データ209を配置する。さらに、オペ
レータが文字入力画面を通じて「条件なし再生」および
「無料」と、開始時刻t5および終了時刻t6と、「2
番目」とを入力すると、管理データ編集部131は、
「管理トラック1」207上の位置t5〜t6に管理デ
ータ210を配置する。次いで、管理データ編集部13
1は、編集した管理データ208,209および210
を、管理データ記憶部132に記憶させる。なお、本例
では、「管理トラック1」207において管理データが
配置されていない部分は、再生不可能とする。
【0117】編集されたコンテンツ管理データ208,
209および210は、コンテンツと共にパッケージ化
され、配信コンテンツとして配信コンテンツ記憶部12
に記憶される。その後、再生部17は、CPU101等
から出力される時間情報であるクロック信号に同期し
て、配信コンテンツ記憶部12に記憶されている配信コ
ンテンツのうち、管理データ208,209および21
0が再生可能を示す区間のデータのみを読み出す。そし
て、図17に示したように、管理データ208,209
および210が指定する順序で各区間のデータを再生
し、表示部16に出力する。
【0118】以上のように、本例では、管理データに開
始時刻および終了時刻をもたせることにより、複数の管
理データを同一の管理トラック上に配置し、それらを時
間軸上で編集している。そうすることで、プロモーショ
ン用配信コンテンツのように、1つのコンテンツ内のい
くつかの区間(例えば映画の場合、いくつかのハイライ
トシーン)を飛び飛びに再生するような配信コンテンツ
を簡易に作成することができる。また、管理データに再
生順位をもたせることにより、それらの区間(ハイライ
トシーン)を所望の順序で再生させることができる。
【0119】(第2の具体例)以下、料金を支払うこと
により全コンテンツを再生できるフルパッケージ用の配
信コンテンツを作成する場合について、図10,図11
を用いて説明する。本例では、第1の具体例で作成した
プロモーション用の管理データを持つ配信コンテンツ
に、さらにフルパッケージ用の管理データを追加する。
【0120】オペレータは、先ず、配信コンテンツ記憶
部12に記憶されている(第1の具体例で作成した)配
信コンテンツを選択する。選択された配信コンテンツ
は、図6に示すGUI画面上のコンテンツトラック20
5に、矩形206として配置される。さらに、「管理ト
ラック1」207に、プロモーション用の管理データ2
08,209および210が表示される。
【0121】次に、オペレータは、GUI入力部15を
通じてGUI画面上の「ボタン3」202をクリックし
て、上記の「管理トラック1」207の下に、フルパッ
ケージ用コンテンツの管理データを配置するための新し
い「管理トラック2」211を表示させる。そして、第
1の具体例と同様の手順で、GUI画面上の「ボタン
1」200をクリックして表示部16に文字入力画面
(図11参照)を表示させ、各欄に再生条件を入力す
る。この場合は、フルパッケージ用なので、再生条件と
して「条件付き再生」を入力し、課金条件として料金
(例えば「200円」)を入力し、さらに、開始時刻
(0)および終了時刻(end)を入力する。入力され
た管理データは、「管理トラック2」211上に、入力
時刻に応じた矩形212として表示される。
【0122】こうして編集されたフルパッケージ用の管
理データ212は、第1の具体例で制作された配信コン
テンツ(コンテンツ本体と、プロモーション用の管理デ
ータ208,209および210とからなる)に追加さ
れ、それにより得られた新たな配信コンテンツが配信コ
ンテンツ記憶部12に記憶される。
【0123】その後、オペレータは、GUI入力部15
を通じ、GUI画面上でフルパッケージ用の管理データ
(矩形212)が配置されている「管理トラック2」2
11をダブルクリックする。応じて、再生部17は、配
信コンテンツ記憶部12から上記の新たな配信コンテン
ツを読み出して、フルパッケージ用の管理データに従
い、コンテンツを再生する。なお、この配信コンテンツ
は、端末4側では実際に料金を支払わないと再生ができ
ないが、制作装置1側では、上記のようにして制作した
配信コンテンツが管理データに従って正しく再生される
かどうかを確かめたり、配信コンテンツを試しに再生し
て内容を確認したりするために、好ましくは、料金支払
済みとした再生と、料金未払いとした再生との両方を行
なう。
【0124】以上のように、本例では、GUI画面上
で、1つのコンテンツトラック205に対して複数の管
理トラック(207,211,213)を設けたので、
1つのコンテンツに対し、複数の利用態様と対応する管
理データ(例えばプロモーション用の管理データ208
〜210およびフルパッケージ用の管理データ212)
を設定することができる。これにより、複数の利用態様
と対応する管理データを同一画面で編集することがで
き、オペレータが効率的に編集を行えるようになる。
【0125】また、1つのコンテンツに複数の管理デー
タを付加してパッケージ化し、それを1つの配信コンテ
ンツとして記憶するので、配信コンテンツ記憶部12の
容量を節約できる(なお、従来は、1つのコンテンツを
プロモーション用およびフルパッケージ用の2態様で配
信する場合、そのコンテンツおよびプロモーション用管
理データからなる配信コンテンツと、そのコンテンツお
よびフルパッケージ用管理データからなる配信コンテン
ツとの、2つの配信コンテンツを記憶する必要があり、
同一コンテンツを重複して記憶する無駄があった)。
【0126】(第3の具体例)以下、コンテンツの一部
にモザイクなどの映像効果をかけておき、映像効果がか
かっている部分は料金を支払わないと映像効果のない映
像を見ることができないような配信コンテンツ(つまり
料金を支払わない場合はモザイクのかかった映像しか見
られないが、料金を支払えばモザイクが除去された映像
を見ることができる;以下、このような利用態様を「映
像効果付きフルパッケージ」と呼ぶ)を作成する場合に
ついて、図10,図11を用いて説明する。本例では、
第2の具体例で作成したプロモーション用およびフルパ
ッケージ用の2つの管理データを持つ配信コンテンツ
に、さらに、映像効果付きフルパッケージ用の管理デー
タを追加する。
【0127】第2の具体例と同様、オペレータは、先
ず、配信コンテンツ記憶部12に記憶されている配信コ
ンテンツを選択する。選択された配信コンテンツは、G
UI画面(図10参照)上のコンテンツトラック205
に、矩形206として配置される。さらに、「管理トラ
ック1」207にプロモーション用の管理データ20
8,209および210が表示され、「管理トラック
2」211にフルパッケージ用の管理データ212が表
示される。
【0128】次に、オペレータは、GUI入力部15を
通じてGUI画面上の「ボタン3」202をクリックし
て、映像効果付きフルパッケージ用の管理データを配置
するための新しい「管理トラック3」213を表示させ
る。第1の具体例と同様の手順で、GUI画面上の「ボ
タン1」200をクリックして表示部16に文字入力画
面(図11参照)を表示させ、各欄に再生条件を入力す
る。この場合は、映像効果付きフルパッケージ用、つま
り映像効果のかかった区間に対してのみ課金を行いたい
ので、映像効果のかかった区間に関し、再生条件として
「条件付き再生;映像効果除去再生」を入力し、課金条
件として料金(例えば「200円」)を入力し、さら
に、その区間の開始時刻(0)および終了時刻(t7)
を入力する。さらに、残りの区間、つまり映像効果のか
かっていない区間に関し、再生条件として「条件なし」
を入力し、課金条件として「無料」を入力し、さらに、
その区間の開始時刻(t7)および終了時刻(end)
を入力する。入力された管理データは、「管理トラック
3」213上に、入力時刻に応じた矩形214および2
15として表示される。
【0129】こうして編集された映像効果付きフルパッ
ケージ用の管理データ214および215は、第2の具
体例で制作された配信コンテンツ(コンテンツ本体と、
プロモーション用の管理データ208,209および2
10と、フルパッケージ用の管理データ212とからな
る)に追加され、それにより得られた新たな配信コンテ
ンツが配信コンテンツ記憶部12に記憶される。
【0130】その後、オペレータは、GUI入力部15
を通じ、GUI画面上で映像効果付きフルパッケージ用
の管理データが配置されている「管理トラック3」21
3をクリックする。応じて、再生部17は、配信コンテ
ンツ記憶部12から上記の新たな配信コンテンツを読み
出して、映像効果付きフルパッケージ用の管理データ2
14および215に従い、配信コンテンツを再生する。
なお、この配信コンテンツは、端末4側では実際に料金
を支払わないと映像効果が除去されないが、制作装置1
側では、上記のようにして作成した配信コンテンツが管
理データに従って正しく再生されるかどうかを確かめた
り、配信コンテンツを試しに再生して内容を確認したり
するために、料金支払済みとした再生(つまり映像効果
を除去した再生)と、料金未払いとした再生(映像効果
のかかったままの再生)とを行なう。
【0131】以上のように、本例では、コンテンツの一
部にモザイクなどの映像効果をかけておき、料金が支払
われると、その部分にかけられた映像効果を除去したう
えで全コンテンツを再生するような管理データを編集し
て、コンテンツに付加している。配信コンテンツ制作装
置1では、コンテンツに付加する管理データの数を任意
に増やすことができるので、多彩な利用態様を実現する
ことができる。
【0132】(第4の具体例)以下、あるコンテンツ用
として過去に編集され、保存されている管理データを再
利用して、別の配信コンテンツを制作する場合につい
て、図10,図12を用いて説明する。本例では、第1
の具体例で編集され、管理データ記憶部132に記憶さ
れているプロモーション用の管理データを再利用する。
【0133】コンテンツ記憶部11には、第1の具体例
で配信されたコンテンツを含め、いくつかのコンテンツ
が記憶されている。管理データ記憶部132には、第1
の具体例で編集された管理データ208が記憶されてい
る。オペレータは、先ず、配信すべきコンテンツとし
て、第1の具体例で配信したものとは異なるコンテンツ
を選択する。選択されたコンテンツは、管理データ編集
部131によって、表示部16に表示されているGUI
画面(図10参照)内のコンテンツトラック205上
に、矩形206として表示される。
【0134】次に、オペレータは、マウス107等のG
UI入力部15を通じてGUI画面上の「ボタン3」2
02をクリックし、管理データを配置するための「管理
トラック1」207を表示させる。さらに、「ボタン
4」203をクリックして、図12のような、管理デー
タ記憶部132の記憶内容(過去に編集した管理デー
タ)を記載したテーブルを表示部16に表示させ、第1
の具体例で編集された管理データ208をそのテーブル
上でクリックすることにより選択する。こうして選択さ
れた管理データ208は、「管理トラック1」207内
にコピーされ、矩形として表示される。
【0135】なお、第1の具体例では、「ボタン1」2
00をクリックして、図11のような文字入力画面を表
示し、コンテンツの配信時の利用条件を入力したが、本
例では、この文字入力の手間が省けることになる。
【0136】以上のように、本例では、配信コンテンツ
(コンテンツ本体+管理トラックデータ+管理データ)
とは別に、管理データのみを管理データ記憶部132に
記憶しておき、その管理データを別の配信コンテンツを
制作する際に再利用する。これにより、開始・終了時刻
や再生条件等を文字入力する手間が省ける。
【0137】なお、上記第1の具体例では、「管理トラ
ック1」207において管理データを配置していない部
分は再生不可としたが、「再生不可」を示す管理データ
を配置してもよい。
【0138】また、各具体例では、管理データは、開始
時刻、終了時刻、再生条件、課金条件および再生順位か
らなるとしたが、配信後、端末4の配信コンテンツ記憶
部42から、別の端末4のハードディスク105等にコ
ピーが可能かどうかを示すコピー条件を、さらに付加し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のコンテンツ配信システムの動作の概要を
示すフローチャートである。
【図3】図1の配信コンテンツ制作装置1の機能的な構
成を示すブロック図である。
【図4】図3の配信コンテンツ制作部13によって制作
される配信コンテンツのデータ構造を示す図である。
【図5】図4のヘッダ部に含まれるヘッダ情報の例を示
す図である。
【図6】図4の管理トラック部に含まれる管理トラック
データの例を示す図である。
【図7】図4の管理トラック部に含まれる管理データの
例を示す図である。
【図8】図1の配信コンテンツ制作装置1のハードウエ
ア的な構成の一例を示すブロック図である。
【図9】図3のように構成された配信コンテンツ制作装
置1が行う管理データ編集処理(図2のステップS1の
詳細)を示すフローチャートである。
【図10】図3の管理データ編集部131が表示部16
に表示させるGUI画面の一例を示す図である。
【図11】図3の管理データ編集部131が表示部16
に表示させる文字入力画面の一例を示す図である。
【図12】図3の管理データ編集部131が表示部16
に表示させる管理データ選択画面の一例を示す図であ
る。
【図13】図3のように構成された配信コンテンツ制作
装置1が行う配信コンテンツ再生処理(図2のステップ
S4の詳細)を示すフローチャートである。
【図14】図1の端末4の構成の一例を示すブロック図
である。
【図15】図14のように構成された端末4が行う配信
コンテンツ再生処理(図2のステップS8の詳細)を示
すフローチャートである。
【図16】図15のステップS304の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図17】図10の再生部44が管理データ208〜2
10の指定する順序で各区間のデータを再生する様子を
示す図である。
【符号の説明】
1…配信コンテンツ制作装置 2…配信装置 3…ネットワーク 4…端末 11…コンテンツ記憶部 12,42…配信コンテンツ記憶部 13…配信コンテンツ制作部 14…文字入力部 15,43…GUI入力部 16,45…表示部 17,44…再生部 20…配信コンテンツ 25…コンテンツ 26…管理トラックデータ 27…管理データ 41…受信部 46…課金部 131…管理データ編集部 132…管理データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC H04N 7/08 H04N 7/173 610Z 7/081 7/08 Z 7/173 610 Fターム(参考) 5B017 AA07 BB06 BB10 CA16 5C063 AB03 AB20 DA07 DA13 EB07 EB45 5C064 BA07 BB05 BB10 BC18 BC20 BC23 BD08 BD09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツに利用条件を付加した配信用
    のコンテンツを制作する配信コンテンツ制作装置であっ
    て、 コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、 前記コンテンツ記憶手段からコンテンツを読み出して利
    用条件を付加することによって配信コンテンツを制作す
    る配信コンテンツ制作手段、および前記配信コンテンツ
    制作手段が制作した配信コンテンツを記憶する配信コン
    テンツ記憶手段を備え、 前記配信コンテンツ制作手段は、 読み出したコンテンツの所定区間を指定して当該区間の
    利用条件を示す管理データを編集する管理データ編集手
    段を含み、 当該管理データ編集手段が編集して得られた1以上の管
    理データを当該コンテンツに付加することによって配信
    コンテンツを制作することを特徴とする、配信コンテン
    ツ制作装置。
  2. 【請求項2】 各前記管理データがそれぞれ示す利用条
    件は、当該管理データが指定する区間の利用を禁止する
    ような条件であるか、当該管理データが指定する区間の
    利用を無料で許可するような条件であるか、または、当
    該管理データが指定する区間の利用を所定額の代金支払
    いと引き替えに許可するような条件である、請求項1に
    記載の配信コンテンツ制作装置。
  3. 【請求項3】 各前記管理データはそれぞれ、当該管理
    データが指定する区間の再生順位をさらに示すことを特
    徴とする、請求項1に記載の配信コンテンツ制作装置。
  4. 【請求項4】 前記配信コンテンツ制作手段は、配信コ
    ンテンツを製作する際、複数の管理トラックデータを当
    該コンテンツにさらに付加し、 各前記管理トラックデータは、それぞれ所定の態様で利
    用される1以上の区間を示す1以上の前記管理データの
    集まりを、当該利用態様と対応する1つの管理トラック
    として定義することを特徴とする、請求項1に記載の配
    信コンテンツ制作装置。
  5. 【請求項5】 文字入力を行うための文字入力手段、お
    よびGUI入力を行うためのGUI入力手段をさらに備
    え、 前記管理データ編集手段は、 複数の管理トラックが時間軸に沿って設けられたGUI
    画面を表示させ、 所定の利用態様を想定して、時間軸上で前記コンテンツ
    内の所定区間を指定するための開始時刻および終了時刻
    と当該区間の利用条件とが前記文字入力手段を通じて入
    力されるのを受け、当該区間の管理データを編集し、 編集して得られた1以上の管理データを、当該管理デー
    タが示す区間に対応する矩形として、前記GUI画面内
    の、当該利用態様と対応する管理トラック上に配置する
    ことを特徴とする、請求項4に記載の配信コンテンツ制
    作装置。
  6. 【請求項6】 前記配信コンテンツ制作手段は、前記管
    理データ編集手段が編集して得られた管理データを記憶
    する管理データ記憶手段をさらに含む、請求項5に記載
    の配信コンテンツ制作装置。
  7. 【請求項7】 前記管理データ編集手段は、 前記管理データ記憶手段から、過去に編集された管理デ
    ータを読み出して、前記GUI画面内の管理トラック上
    に矩形として配置し、 前記GUI入力手段を通じた操作によって当該矩形の先
    端および/または後端が時間軸に沿って移動されるのに
    応じて、当該管理データを編集することを特徴とする、
    請求項6に記載の配信コンテンツ制作装置。
  8. 【請求項8】 前記配信コンテンツ制作手段は、前記配
    信コンテンツ記憶手段から配信コンテンツを読み出し
    て、前記管理データに基づいて前記コンテンツの所定区
    間を再生する再生手段をさらに備える、請求項4に記載
    の配信コンテンツ制作装置。
  9. 【請求項9】 前記再生手段は、読み出した配信コンテ
    ンツに含まれている複数の管理トラックデータのいずれ
    かを選択して、当該管理トラックデータが定義する管理
    トラックに含まれる1以上の管理データに基づいて、前
    記コンテンツ内の1以上の所定区間を再生することを特
    徴とする、請求項8に記載の配信コンテンツ制作装置。
  10. 【請求項10】 コンテンツに利用条件を付加した配信
    用のコンテンツを制作する方法であって、 コンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップ、 前記コンテンツ記憶ステップで記憶したコンテンツを読
    み出して利用条件を付加することによって配信コンテン
    ツを制作する配信コンテンツ制作ステップ、および前記
    配信コンテンツ制作ステップで制作した配信コンテンツ
    を記憶する配信コンテンツ記憶ステップを備え、 前記配信コンテンツ制作ステップでは、 コンテンツの一部区間を指定して当該区間の利用条件を
    示す管理データを編集し、 編集して得られた1以上の当該管理データを当該コンテ
    ンツに付加することによって配信コンテンツを制作する
    ことを特徴とする、配信コンテンツ制作方法。
  11. 【請求項11】 コンテンツを配信するためのコンテン
    ツ配信システムであって、 コンテンツに利用条件を付加した配信用のコンテンツを
    制作する配信コンテンツ制作装置、 前記配信コンテンツ制作装置が制作した配信コンテンツ
    を配信する配信装置、および前記配信装置が配信する配
    信コンテンツを受信して利用する端末を備え、 前記配信コンテンツ制作装置は、 コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、 前記コンテンツ記憶手段からコンテンツを読み出して利
    用条件を付加することによって配信コンテンツを制作す
    る配信コンテンツ制作手段、および前記配信コンテンツ
    制作手段が制作した配信コンテンツを記憶する第1の配
    信コンテンツ記憶手段を備え、 前記配信コンテンツ制作手段は、 コンテンツの所定区間を指定して当該区間の利用条件を
    示す管理データを編集する管理データ編集手段を含み、 当該管理データ編集手段が編集して得られた1以上の管
    理データを当該コンテンツに付加することによって配信
    コンテンツを制作し、 前記端末は、 前記配信装置が配信する配信コンテンツを受信する受信
    手段、 前記受信手段が受信した配信コンテンツを記憶する第2
    の配信コンテンツ記憶手段、 前記第2の配信コンテンツ記憶手段から配信コンテンツ
    を読み出して、前記管理データに基づいて前記コンテン
    ツの所定区間を再生する再生手段を備える、コンテンツ
    配信システム。
  12. 【請求項12】 配信コンテンツを受信して利用するた
    めの端末であって、 配信コンテンツが、コンテンツ、および当該コンテンツ
    の所定区間を指定して当該区間の利用条件を示すような
    管理データを含んでおり、 前記配信コンテンツを受信する受信手段、 前記受信手段が受信した配信コンテンツを記憶する配信
    コンテンツ記憶手段、 前記配信コンテンツ記憶手段から配信コンテンツを読み
    出して、前記管理データに基づいて前記コンテンツの所
    定区間を再生する再生手段を備える、端末。
  13. 【請求項13】 各前記管理データがそれぞれ示す利用
    条件は、当該管理データが指定する区間の利用を禁止す
    るような条件であるか、当該区間の利用を無料で許可す
    るような条件であるか、または、当該区間の利用を所定
    額の代金支払いと引き替えに許可するような条件であ
    り、 前記管理データに基づいて課金を行うための課金手段を
    さらに備え、 前記再生手段は、当該管理データが当該区間の利用を無
    料で許可する場合には当該区間を再生し、所定額の代金
    支払いと引き替えに許可する場合には、前記課金手段が
    当該額の課金を実行するのを受けて、当該区間を再生す
    ることを特徴とする、請求項12に記載の端末。
  14. 【請求項14】 各前記管理データはそれぞれ、当該管
    理データが指定する区間の再生順位をさらに示し、 前記再生手段は、各管理データが指定する1以上区間
    を、各管理データが示す再生順位に従って順番に再生す
    ることを特徴とする、請求項12に記載の端末。
  15. 【請求項15】 前記配信コンテンツが、それぞれ所定
    の態様で利用される1以上の区間を示す1以上の前記管
    理データの集まりを、当該利用態様と対応する1つの管
    理トラックとして定義するような複数の管理トラックデ
    ータをさらに含んでおり、 前記再生手段は、読み出した配信コンテンツに含まれて
    いる複数の管理トラックデータのいずれかを選択して、
    当該管理トラックデータが定義する管理トラックに含ま
    れる1以上の管理データに基づいて、前記コンテンツの
    1以上の所定区間を再生することを特徴とする、請求項
    12に記載の端末。
  16. 【請求項16】 コンテンツに利用条件を付加した配信
    用コンテンツであって、 コンテンツ、および1以上の管理データを含み、 各前記管理データはそれぞれ、前記コンテンツの所定区
    間を指定して当該区間の利用条件を示すことを特徴とす
    る、配信用コンテンツ。
  17. 【請求項17】 各前記管理データがそれぞれ示す利用
    条件は、当該管理データが指定する区間の利用を禁止す
    るような条件であるか、当該管理データが指定する区間
    の利用を無料で許可するような条件であるか、または、
    当該管理データが指定する区間の利用を所定額の代金支
    払いと引き替えに許可するような条件である、請求項1
    6に記載の配信用コンテンツ。
  18. 【請求項18】 各前記管理データはそれぞれ、当該管
    理データが指定する区間の再生順位をさらに示すことを
    特徴とする、請求項16に記載の配信用コンテンツ。
  19. 【請求項19】 複数の管理トラックデータをさらに含
    み、 各前記管理トラックデータは、それぞれ所定の態様で利
    用される1以上の区間を示す1以上の前記管理データの
    集まりを、当該利用態様と対応する1つの管理トラック
    として定義することを特徴とする、請求項16に記載の
    配信用コンテンツ。
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