JP2002258345A - 自動露出制御装置 - Google Patents

自動露出制御装置

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JP2002258345A
JP2002258345A JP2001059318A JP2001059318A JP2002258345A JP 2002258345 A JP2002258345 A JP 2002258345A JP 2001059318 A JP2001059318 A JP 2001059318A JP 2001059318 A JP2001059318 A JP 2001059318A JP 2002258345 A JP2002258345 A JP 2002258345A
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area
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JP2001059318A
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Toshiaki Watanabe
利明 渡辺
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 連続して露出を合わせている場合に、広い高
輝度部分と低輝度部分が混在している画像であっても、
撮影画像の露出を適切に制御できる自動露出制御装置を
提供する。 【解決手段】 撮影画像を多数の小領域に区分し、この
小領域を複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系か
ら入射した光の輝度の積分値から求めた評価値を使用し
て、中央測光又はスポット測光による露出制御を行う自
動露出制御装置において、前記撮影画像の上下部分の領
域または左右部分の領域に輝度差判定用中領域を設定す
る中領域設定手段と、前記輝度差判定用中領域ごとの輝
度差がある定められた輝度差閾値以上であり、且つ明る
い方の前記輝度差判定用中領域の値が定められた閾値以
下である状態を判定する判定手段と、前記状態の時に、
撮影画像が明るくなる補正値を前記撮影画像の輝度に加
えた後の露出評価対象の中領域から求められた露出評価
値から露出を制御する露出制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動露出制御装置
に関する。デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ等の
撮像素子を用いた画像入力機器に好適に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来の自動露出制御装置における露出決
定方式には、平均測光、中央重点測光、スポット測光、
マルチパターン測光等の方式がある。何れの場合も撮影
画像全体を含めて画像領域に予め定められた複数の評価
領域を設定しておき、その領域の平均輝度情報から露出
評価値を取得しそれをもとに露出を決定したり、また逆
光補正などの露出補正をおこなっている。
【0003】評価領域を定めるにあたっては、図2の破
線で示すように画像領域を格子状の多数領域(以下、小
領域と呼ぶ。)に分割し、その分割された領域を組み合
わせた領域(以下、中領域と呼ぶ。)を評価領域として
いることが多い。図2の太線で囲まれた領域は、中央重
点方式で一般的に見られる評価領域の組み合せである。
この評価領域の評価値(以下、中領域評価値と呼ぶ。)
は、その中に含む小領域の輝度信号の積分値を平均化し
て求める。
【0004】一般的には、評価値を平均輝度で求めてい
るので、図7(a)のような撮影画像内にスポット光等
の周囲の明るさに比べかなり高い輝度の部分があると、
評価値は高くなってしまう。すると、露出が明るい方に
合ってしまうので、図7(b)のように全体画像として
は暗くなってしまう。特に、図2のような中央重点露光
の場合、中心部にスポット光のような明るい部分が存在
するとその影響は大きい。
【0005】特開平5−122600号公報や特開平7
−298131号公報の技術では、小領域毎の輝度値が
ある定められた閾値(以下、高輝度閾値と呼ぶ。)を超
えた場合には、その小領域の輝度値をある決められた値
(以下、高輝度規定値と呼ぶ。)に置き換えてこれを解
決している。
【0006】例えば、図5を参照してこの高輝度処理の
問題点について説明する。この図5(a)は、山等を写
した場合の風景写真をモデル化したものであり、下部の
山や地面等に比べ、かなり輝度の高い空がほぼ画面中央
から上に位置している。このため、中央重点測光やスポ
ット測光をおこなった場合、空の高輝度部分の影響が大
きく、図5(a)に示すように全体に暗い画像となって
しまう。そこで、ある定められた閾値(高輝度閾値)以
上の高輝度部分に関して定められた高輝度規定値(ゼロ
も含む)に置き換えることにより高輝度部分の影響をな
くし、図5(c)に示すような明るい画像が得られるよ
うになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、スポット光等の高輝度部の影響を抑えることがで
きるが、連続して露出を合わせている等の場合に、空等
のように広い高輝度部分と低輝度部分が混在しているよ
うな画像では、高輝度部側に評価領域が合っている状態
から低輝度側に評価領域を動かした場合には、撮影画像
が高輝度側に露出が合っているため高輝度領域の抽出が
できないことが生じる。
【0008】高輝度部を判断するための高輝度閾値が固
定されている場合には、状況により高輝度部が存在しな
い状態となり、高輝度処理がおこなわれない場合が生じ
てしまう。これはカメラの露出が暗い方から変化するの
か、明るい方から変化するかにより違いが生じる。例え
ば、LCDモニタなどに表示するため露出制御が連続的
にかかっている場合を考える。図5(b)のように暗い
地面部分に画像中心が向いている状態のときには、地面
の暗い部分に露出があっている。この状態から図5
(c)の様な画角にカメラの向きが移動した場合、この
ときの高輝度処理は地面の暗い部分に対する高輝度閾値
のまま高輝度処理が行われる、即ち、図5(c)の空の
部分が高輝度閾値より高い状態で高輝度処理が行われ
る。
【0009】逆に、図5(d)のように画像の中心部が
空に向いている場合には、空の部分の高輝度に露出が合
っているため高輝度閾値は高くなっている。図5(e)
のような状態にカメラの向きを変えたとき、この高輝度
閾値のままで、高輝度処理を行うので、その画像の高輝
度部分がなくなってしまい、高輝度処理は行われず、図
5(e)のような全体に暗い画像となってしまう。
【0010】LCDモニタなどに表示するため自動露出
補正での例を示したが、連続の露出制御を行っていない
場合でも同様なことが起こる。例えば、実際に撮影する
場合には、粗調、微調等の露出制御のために、数回、露
出を変えて行うので同様なことが連続の露出制御でなく
ても起こる。
【0011】このような問題点は、高輝度部を判断する
ための高輝度閾値を、画像に合わせて変化させることで
解決される。しかし、この高輝度閾値を定めるためには
画像全体の状況を把握しなければならず、処理時間がか
かってしまうという新たな問題点が出てくる。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、連続して露出を合わせている等の場合に、広い高輝
度部分と低輝度部分が混在しているような画像であって
も、撮影画像の露出を適切に制御できる自動露出制御装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の請求項1の自動露出制御装置は、撮影画
像を多数の小領域に区分し、この小領域を複数個組み合
わせた複数の中領域毎に光学系から入射した光の輝度の
積分値から求めた評価値を使用して、中央測光またはス
ポット測光による露出制御を行う自動露出制御装置にお
いて、前記撮影画像の上下部分の領域に輝度差判定用中
領域、または前記撮影画像の左右部分の領域に輝度差判
定用中領域を設定する中領域設定手段と、前記輝度差判
定用中領域ごとの輝度差がある定められた輝度差閾値以
上であり、且つ明るい方の前記輝度差判定用中領域の値
が定められた閾値1以下であると判定する判定手段と、
前記判定手段で真と判断されたときに、撮影したときの
画像が明るくなるようなある補正値を前記撮影画像の輝
度に加えた後の露出評価対象の中領域から求められた露
出評価値から露出を制御する露出制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項2の自動露出制御装
置は、撮影画像を多数の小領域に区分し、この小領域を
複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系から入射し
た光の輝度の積分値から求めた評価値を使用して、中央
測光またはスポット測光による露出制御を行う自動露出
制御装置において、前記撮影画像の上下部分の領域に輝
度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右部分の領
域に輝度差判定用中領域を設定する中領域設定手段と、
前記輝度差判定用中領域ごとの輝度差がある定められた
輝度差以上であり、且つ明るい方の前記輝度差判定用中
領域の値が定められた閾値1以下であると判定する判定
手段と、前記判定手段で真と判断されたときに、中央測
光またはスポット測光を行う中領域の設定領域を輝度が
低い方向に移動する評価領域移動手段と、前記評価領域
移動手段で移動した後の露出評価対象の中領域から求め
られた露出評価値から露出を制御する露出制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項3の自動露出制御装
置は、撮影画像を多数の小領域に区分し、この小領域を
複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系から入射し
た光の輝度の積分値から求めた評価値を使用して、中央
測光またはスポット測光による露出制御を行う自動露出
制御装置において、前記撮影画像の上下部分の領域に輝
度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右部分の領
域に輝度差判定用中領域と前記撮影画像の中央部に中央
輝度領域を設定する中領域設定手段と、前記中央輝度領
域の値がある定められた閾値以下であり、且つ前記輝度
差判定用中領域の明るい方の値がある定められた閾値よ
りも小さいと判定する判定手段と、前記判定手段で真と
判断されたときに、撮影したときの画像が明るくなるよ
うなある補正値を前記撮影画像の輝度に加えた後の露出
評価対象の中領域から求められた露出評価値から露出を
制御する露出制御手段とを備えることを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項4の自動露出制御装
置は、撮影画像を多数の小領域に区分し、この小領域を
複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系から入射し
た光の輝度の積分値から求めた評価値を使用して、中央
測光またはスポット測光による露出制御を行う自動露出
制御装置において、前記撮影画像の上下部分の領域に輝
度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右部分の領
域に輝度差判定用中領域と前記撮影画像の中央部に中央
輝度領域を設定する中領域設定手段と、前記中央輝度領
域の値がある定められた閾値以下であり、且つ前記輝度
差判定用中領域の明るい方の値がある定められた閾値よ
りも小さいと判定する判定手段と、前記判定手段で真と
判断されたときに、中央測光またはスポット測光を行う
中領域の設定領域を輝度が低い方向に移動する評価領域
移動手段と、前記評価領域移動手段で移動した後の露出
評価対象の中領域から求められた露出評価値から露出を
制御する露出制御手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の実
施の形態の構成および動作を詳細に述べる。
【0018】(1)本発明の構成 図1は、本発明の実施の形態に係る自動露出制御装置を
備えたデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
本発明のデジタルカメラは、撮影レンズ1、絞り2、C
CD(電荷結合素子)3、CDS(相関2重サンプリン
グ)回路4、プロセス処理回路5、A/D変換器6、絞
り制御部7、CCD駆動部8、システム制御部9、デジ
タル信号処理部12、メモリ14、画像データ処理部1
7、メモリカード18、画像表示処理部23、画像表示
装置24から構成されている。
【0019】撮影レンズ1と絞り2を通過した被写体像
は、結像された光量を電気信号に変換する撮像素子のC
CD3により画像信号が出力される。出力されたCCD
3上の一画像分の画像信号は、CDS回路4によりCC
D3のノイズ等を除去しプロセス処理回路5にて、ゲイ
ンコントロールされた後、A/D変換器6にて、画像信
号を最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号
のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変
換する。
【0020】絞り2には、絞り制御部7が接続されてお
り、CCD3にはCCD駆動部8が接続されている。絞
り制御部7は、システム制御部9により制御され、撮像
レンズ1から入射してCCD3に至る光線束の径を変化
させるように、絞り2の孔径を開閉する。また、CCD
駆動部8は、システム制御部9により撮影光像により変
換された電気信号の蓄積および取り出しが行えるように
CCD3の動作を制御する。即ち、CCD3は、CCD
駆動部8の制御によってシャッタ動作が実行される。従
って、この2つの駆動部により様々な露出での画像撮影
が可能になる。
【0021】CCD3上の一画像分の画像情報はCDS
4へ送り出され、プロセス処理回路5を通過してA/D
変換器6へ送られる。A/D変換器6にはデジタル信号
処理部12が接続されており、デジタル信号処理部12
は、A/D変換器6によりデジタル画像信号に変換した
画像信号をRGB信号変換や画像補間等のデジタル画像
処理を行う。
【0022】デジタル信号処理部12により作成された
画像データは、一度、メモリ14に記憶された後、画像
データ処理部17に送られ、ガンマ補正や圧縮等の画像
処理をされた後、メモリカード18に記憶される。
【0023】また、デジタル信号処理部12により作成
された画像データは、画像表示処理部23に送られ、γ
処理等の画像表示用処理がおこなわれた後、LCDモニ
タ等の画像表示装置24に表示し、ユーザーは撮影画像
を確認することができる。
【0024】また、デジタル信号処理12は、小領域内
に含まれるRGB信号データを輝度値に変換し、その輝
度値を小領域毎に積算する。この小領域毎の輝度積算値
は、システム制御部9に送られ、そこで中領域ごとに中
領域評価値が求められる。例えば、小領域は図2のよう
に、10×10の100個に分割される。
【0025】システム制御部9は、中領域毎にそれに含
まれる小領域の輝度積算値を平均化して中領域評価値を
求める。この中領域は、図2の太線で囲まれたエリア1
〜6の部分のように、評価小領域を組み合わせてでき
る。このように、中領域の処理をシステム制御部9で行
うのは状況に応じて中領域の形(小領域の組み合わせ
方)を変えることを容易にするためである。このとき、
小領域の積算値がある閾値より大きい場合、その積算値
を規定値に置き換えたり、その小領域を中領域の評価値
を求めるときに含めずに中領域評価値を求めるようにす
ることも行う。
【0026】図6(a)は、中央重点測光を行う場合を
示し、斜線部で囲まれた2つの中領域で露出制御をおこ
なうもので、2つの中領域の中心部に近い中領域に重点
的に重みをかけて露出制御をおこなうのが一般的であ
る。スポット測光の場合は、中心部に図6(a)に示す
中心の中領域と同じかそれよりも狭い範囲のエリアによ
り露出制御をおこなうものである。本発明では画像の状
態により中央重点やスポット測光をおこなう中領域を移
動させることにより、高輝度処理に伴う問題点を解決す
る。システム制御部9は、このようにして求められた各
中領域評価値から撮影露出を求め、CCD駆動部8と絞
り制御部7を制御して露出制御を行う。
【0027】(2)輝度差が激しい画像の露出制御 先ず、上下方向または左右方向の輝度差を判定するため
の輝度差判定用の中領域、および中央部分の輝度を判定
するための中央輝度領域を新たに設ける(図3(a)、
(b)参照)。ここで、図3(a)は、上下方向に輝度
差がある場合を判断する中領域を示し、上下2つの中領
域は、輝度差判定用のものである。また、中央部分の中
領域は、中央部分が暗くなっているかどうかを判断する
ための中央輝度領域である。
【0028】また、図3(b)は、左右方向に輝度差が
ある場合を判断する中領域を示し、これはデジタルカメ
ラなどでカメラを垂直に立てて画像を撮影する時のもの
である。左右2つの中領域は輝度差判定用であり、中央
部分の中領域は中央部分が暗くなっているかどうかを判
断するための中央輝度領域である。
【0029】輝度差判定用の中領域は、上下または左右
に、ある程度離れているのが望ましい。ただし、一番上
と一番下の中領域は、中央輝度領域とは違う判断となる
ため、図3(a)、(b)に示したように、中央重点領
域の周辺部分になるように設定するのが良い。
【0030】また、上下方向の輝度差を判定する場合に
は、図3(a)に示すように水平方向に長く領域をとる
ことによって、横方向に輝度差がある画像を上下方向に
輝度差があると間違って判断することを防止できる。同
様に左右方向の判断の場合には、図3(b)に示すよう
に上下方向に長く領域をとる。図3(a)と図3(b)
に示したように、これらの中央輝度領域についても同じ
ことがいえる。
【0031】次に、設定された領域に対して、輝度差判
定中領域と中央輝度領域の輝度を求める。このとき中央
輝度領域の評価値は、露出を決めるための評価中領域で
の高輝度除去処理とは違い、高輝度部の数に制限を持た
せずに高輝度除去処理を行うようにし、たとえ中央輝度
領域内すべてが明るいとした場合、高輝度部分が除外さ
れたとき対象領域が無くなってしまうが、このときには
定めた値を代わりの評価値として用いて、小領域の輝度
積分値をまとめて求める。一方、輝度差判定中領域の評
価値は、生の輝度差をみる必要があるため、高輝度除去
は行わずに含まれる小領域の輝度積分値をまとめて求め
る。
【0032】図4(a)のような上下方向に輝度判定用
の中領域を設けた場合には、上部の輝度差判定中領域の
輝度積算値(T1)と下部の輝度差判定中領域の輝度積
算値(T2)から輝度差を求める。輝度差は、輝度積算
値の大きい方の値を輝度積算値の小さい方の値で割るこ
とにより求める。上下方向に輝度差判定用の中領域をと
った場合は、一般的には、空が上に来るのでT1の値が
大きくなり、T1/T2で求められるが、左右方向にと
った場合は、左右のどちらの値が大きくなるのかが不明
であるため、どちらが大きいかを判断してから輝度差を
求めるようにする。左右方向に輝度判定用の中領域を設
けた場合にも、上記と同様にして求めることができる。
【0033】このようにして求められた輝度差がある定
められた輝度差閾値以上でかつ、明るい方(輝度積分値
の大きい方)の輝度積分値がある定められた閾値(以
下、明部閾値2と呼ぶ。)よりも小さい場合には、輝度
補正処理または評価領域移動処理を行う。
【0034】また、明るい方(輝度積分値の大きい方)
の輝度積分値がある定められた閾値(以下、明部閾値1
と呼ぶ。)(ここで明部閾値1≧明部閾値2とする。)
よりも小さく、且つ中央輝度領域の輝度積分値がある定
められた閾値(以下、中央部閾値と呼ぶ。)以下の場合
にも、輝度補正処理または評価領域移動処理を行う。こ
れは中央重点にも関わらず中央付近が暗くなるというこ
とは、中央輝度領域に含まれない中央重点領域内に高輝
度部があることを示しているためである。
【0035】輝度補正処理は、画像を明るくするような
ある定められた露出補正値を加えることにより、次の評
価画像を図4(d)の様に明るくすることで高輝度部分
が高輝度閾値よりも高くなるようにする。この結果、高
輝度処理がおこなわれ、図4(e)に示すような明るい
画像を得られる。
【0036】また、評価領域移動処理は、図4(b)に
示すような中央重点の評価領域を図4(c)のように暗
い方に移動させて、次の撮影用の評価値を得て、次の撮
影では高輝度部分が高輝度閾値よりも高くなり、図4
(e)のような明るい画像が得ることができる。例え
ば、下側が暗い場合は図6(b)、右側が暗い場合は図
6(c)、左側が暗い時は図6(d)のように中央重点
測光領域を移動する。
【0037】最終的に得られた各中領域評価値から撮影
露出を求め、CCD駆動部8と絞り制御部7を制御して
露出制御を行う。
【0038】以上のようにすることで、空部などの高輝
度部分が画面中央近くまできていても高輝度除去処理が
可能となる。また、明部閾値1、明部閾値2や中央部閾
値は、輝度補正処理または評価領域移動処理がおこなわ
れている状態か否かで2種類用意することで、連続した
露出制御をおこなっているときに画面が明るくなったり
暗くなったりするハンチングのない安定した画像を得る
ことができる。
【0039】尚、本実施の形態における自動露出制御の
ための処理、評価領域の設定処理、輝度補正処理および
評価領域の移動処理等は、マイクロプロセッサ等を利用
してプログラムにより実現することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高輝度部に露出が合っていて、高輝度除去がかからない
場合でも露出補正により高輝度除去がかかるようにでき
る。
【0041】また、高輝度部に露出が合っていて、高輝
度除去がかからない場合でも評価領域を移動することに
より高輝度除去がかかるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラの構成を示すブロック
図である。
【図2】画像の小領域への分割と中領域との関係を説明
するための図である。
【図3】輝度差判定領域と中央輝度領域の設定を説明す
るための図である。
【図4】上下方向の輝度差判定領域を設定したときの処
理を説明するための図である。
【図5】高輝度処理を説明するための図である。
【図6】中央重点測光の評価領域の設定と移動を説明す
るための図である。
【図7】高い輝度のある撮影画像の露出制御を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り 3 CCD(電荷結合素子) 4 CDS(相関2重サンプリング)回路 5 プロセス処理回路 6 A/D変換器 7 絞り制御部 8 CCD制御部 9 システム制御部 12 デジタル信号処理部 14 メモリ 17 データ処理部 18 メモリカード 23 画像表示処理部 24 画像表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像を多数の小領域に区分し、この
    小領域を複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系か
    ら入射した光の輝度の積分値から求めた評価値を使用し
    て、中央測光またはスポット測光による露出制御を行う
    自動露出制御装置において、前記撮影画像の上下部分の
    領域に輝度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右
    部分の領域に輝度差判定用中領域を設定する中領域設定
    手段と、前記輝度差判定用中領域ごとの輝度差がある定
    められた輝度差閾値以上であり、且つ明るい方の前記輝
    度差判定用中領域の値が定められた閾値以下であると判
    定する判定手段と、前記判定手段で真と判断されたとき
    に、撮影したときの画像が明るくなるようなある補正値
    を前記撮影画像の輝度に加えた後の露出評価対象の中領
    域から求められた露出評価値から露出を制御する露出制
    御手段とを備えることを特徴とする自動露出制御装置。
  2. 【請求項2】 撮影画像を多数の小領域に区分し、この
    小領域を複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系か
    ら入射した光の輝度の積分値から求めた評価値を使用し
    て、中央測光またはスポット測光による露出制御を行う
    自動露出制御装置において、前記撮影画像の上下部分の
    領域に輝度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右
    部分の領域に輝度差判定用中領域を設定する中領域設定
    手段と、前記輝度差判定用中領域ごとの輝度差がある定
    められた輝度差以上であり、且つ明るい方の前記輝度差
    判定用中領域の値が定められた閾値以下であると判定す
    る判定手段と、前記判定手段で真と判断されたときに、
    中央測光またはスポット測光を行う中領域の設定領域を
    輝度が低い方向に移動する評価領域移動手段と、前記評
    価領域移動手段で移動した後の露出評価対象の中領域か
    ら求められた露出評価値から露出を制御する露出制御手
    段とを備えることを特徴とする自動露出制御装置。
  3. 【請求項3】 撮影画像を多数の小領域に区分し、この
    小領域を複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系か
    ら入射した光の輝度の積分値から求めた評価値を使用し
    て、中央測光またはスポット測光による露出制御を行う
    自動露出制御装置において、前記撮影画像の上下部分の
    領域に輝度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右
    部分の領域に輝度差判定用中領域と前記撮影画像の中央
    部に中央輝度領域を設定する中領域設定手段と、前記中
    央輝度領域の値がある定められた閾値以下であり、且つ
    前記輝度差判定用中領域の明るい方の値がある定められ
    た閾値よりも小さいと判定する判定手段と、前記判定手
    段で真と判断されたときに、撮影したときの画像が明る
    くなるようなある補正値を前記撮影画像の輝度に加えた
    後の露出評価対象の中領域から求められた露出評価値か
    ら露出を制御する露出制御手段とを備えることを特徴と
    する自動露出制御装置。
  4. 【請求項4】 撮影画像を多数の小領域に区分し、この
    小領域を複数個組み合わせた複数の中領域毎に光学系か
    ら入射した光の輝度の積分値から求めた評価値を使用し
    て、中央測光またはスポット測光による露出制御を行う
    自動露出制御装置において、前記撮影画像の上下部分の
    領域に輝度差判定用中領域、または前記撮影画像の左右
    部分の領域に輝度差判定用中領域と前記撮影画像の中央
    部に中央輝度領域を設定する中領域設定手段と、前記中
    央輝度領域の値がある定められた閾値以下であり、且つ
    前記輝度差判定用中領域の明るい方の値がある定められ
    た閾値よりも小さいと判定する判定手段と、前記判定手
    段で真と判断されたときに、中央測光またはスポット測
    光を行う中領域の設定領域を輝度が低い方向に移動する
    評価領域移動手段と、前記評価領域移動手段で移動した
    後の露出評価対象の中領域から求められた露出評価値か
    ら露出を制御する露出制御手段とを備えることを特徴と
    する自動露出制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103188446A (zh) * 2012-11-30 2013-07-03 深圳市捷高电子科技有限公司 摄像机的曝光方法
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