JP2002257544A - 土地区画図等の測量図面作成システム - Google Patents

土地区画図等の測量図面作成システム

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JP2002257544A JP2001053343A JP2001053343A JP2002257544A JP 2002257544 A JP2002257544 A JP 2002257544A JP 2001053343 A JP2001053343 A JP 2001053343A JP 2001053343 A JP2001053343 A JP 2001053343A JP 2002257544 A JP2002257544 A JP 2002257544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測量現場での作業時間を削減するために、測
量現場での情報収集方法を簡素化し、自動化した測量図
面作成システムを提供する。 【解決手段】 測量現場において、あらかじめ地図情報
が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区
画図等の測量図面作成システムであって、測定器に地図
情報を読み込むステップと、読み込んだ地図情報に座標
データを付加するステップと、座標データと地図情報を
記憶するステップと、記憶した地図情報を測定器の画面
上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を
測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、閉
図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測
量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を測定
器に表示した地図情報にマークするステップと、マーク
した筆界杭の情報を測定器に入力するステップと、筆界
杭のマークによって結線を生成するステップとを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測量現場において
測定器を使用してデータ収集をするシステムと装置に関
する。更に、本発明はその収集したデータを利用して土
地境界線図を完成させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】土地の境界線測量は、国土調査事業とし
て、精密な測量作業前に市町村役場の職員によって、土
地の境界確定作業が行われる。この境界確定作業は、具
体的には土地の所有者立会いの上で、筆界杭を境界に打
ち、同時にその筆界杭の番号を記載したプレートを付け
る。その上で、境界の杭番号、境界線と地番を記入した
調査図(見取図)を作成する。この調査図を測量業者
(請負契約)に渡し、精密な測量を行う事で地籍調査の
事業が完了する。従来この調査図(見取図)の作成は、
紙で表現された地形図や公図をコピーし、その図面を測
量現場に持ち込み、調査図に筆界杭のポイントと、筆界
杭の番号や名称を書き込んでいた。また、測量業者が行
う精密な測量においては、前述の紙の調査図に書き込ま
れた筆界杭を、トータルステーションなどの測量機器を
使用して1本1本のデータを手作業で記録していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、国土調査
事業における調査図作成および精密測量は、紙で表現さ
れた地形図や公図をコピーし、その図面を測量現場に持
ち込み、調査図に筆界杭のポイント、筆界杭の番号、及
び名称を書き込んでいたため、測量現場においては膨大
な手作業が発生し、事務所での調査図の統合や同一の境
界名称のチェック、清書などにも多大な労力と時間を費
やしていた。また、測量業者が行う精密な測量において
は、同様に紙の調査図に書き込まれた筆界杭をトータル
ステーションなどの測量機器を使用して1本1本のデー
タを手作業で記録していたため、測量現場においては膨
大な作業が発生し、その後事務所での重複チェックや、
清書などにも多大な労力と時間を費やしていた。
【0004】そこで本発明は、測量現場での作業時間を
削減するために、測量現場での情報収集方法を簡素化
し、自動化した測量図面作成システムを提供することを
目的とする。また本発明は、測量現場での情報収集方法
を簡素化し、自動化するプログラムを提供することを目
的とする。また本発明は、測量現場での情報収集方法を
簡素化し、自動化するプログラムを格納した媒体を提供
することを目的とする。また本発明は、測量現場での情
報収集方法を簡素化し、自動化する測定器を提供するこ
とを目的とする。また本発明は、測量現場での情報収集
方法を簡素化し、自動化する測定器を使用するためのマ
ニュアルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる土地区画図等の測量図面作成システムは、測量現場
において、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を用
いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成シ
ステムであって、前記測定器に地図情報を読み込むステ
ップと、読み込んだ前記地図情報に座標データを付加す
るステップと、前記座標データと前記地図情報を記憶す
るステップと、記憶した前記地図情報を前記測定器の画
面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物
を前記測定器の画面上で閉図形として確定するステップ
と、前記閉図形に関する識別情報を記憶するステップ
と、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭
の位置を前記測定器に表示した地図情報にマークするス
テップと、マークした前記筆界杭の情報を前記測定器に
入力するステップと、前記筆界杭のマークによって結線
を生成するステップとを備えたことを特徴とする。請求
項2記載の本発明による土地区画図等の測量図面作成シ
ステムは、測量現場において、あらかじめ地図情報が記
憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図
等の測量図面作成システムであって、前記測定器に地図
情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情報に
座標データを付加するステップと、前記座標データと前
記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地図情
報を、前記測定器の画面上に表示するステップと、現地
での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図形と
して確定するステップと、前記閉図形に関する識別情報
を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上
に立てられた筆界杭の位置を、GPSを使用して絶対座
標を取得し、前記測定器に表示した地図情報にマークす
るステップと、マークした前記筆界杭の情報を前記測定
器に入力するステップと、前記筆界杭のマークによって
結線を生成するステップとを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載
の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記
測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報を、ベクト
ル地図データとしたことを特徴とする。請求項4記載の
本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等
の測量図面作成システムにおいて、前記測定器内にあら
かじめ記憶しておく地図情報を、ベクトル地図データと
ラスタ地図データとし、前記測定器の画面への表示切り
替え手段、又は表示の組み合わせパターンの変更手段を
設けたことを特徴とする。請求項5記載の本発明は、請
求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作
成システムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面
上で閉図形として確定する前記ステップでは、前記測定
器の画面上に地図情報を表示させ、前記地図情報内の前
記測量予定目的地物を結線によって囲むことで閉図形と
して認識し、前記測定器内に記憶されることを特徴とす
る。請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の土地区
画図等の測量図面作成システムにおいて、前記閉図形を
測定器の画面上で任意に変形する手段、複数の閉図形へ
分離手段、又は複数の閉図形から単一の閉図形に結合す
る手段を備えたことを特徴とする。請求項7記載の本発
明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測
量図面作成システムにおいて、測量予定目的地物を測定
器の画面上で閉図形として確定する前記ステップを、測
量現場以外の場所で行い、地番、地目、所有者に関する
情報を入力して記憶させることを特徴とする。請求項8
記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区
画図等の測量図面作成システムにおいて、筆界杭の位置
を測定器に表示した地図情報にマークする前記ステップ
を、複数の測定器を用いて行い、それぞれの前記測定器
でマークした前記筆界杭の位置情報を1つの装置で受信
して結線を生成することを特徴とする。請求項9記載の
本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等
の測量図面作成システムにおいて、前記筆界杭には、杭
番号、杭名称に関する杭情報があらかじめ記憶されてお
り、通信手段を用いて前記杭情報を前記測定器に送信す
ることを特徴とする。請求項10記載の本発明の記憶媒
体は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の土地区
画図等の測量図面作成システムをアシストするプログラ
ムを格納したことを特徴とする。請求項11記載の本発
明による土地区画図等の測量図面作成装置は、あらかじ
め地図情報が記憶された測定器を用いて、境界線測量を
行う土地区画図等の測量図面作成装置であって、画面上
で結線することにより閉図形として測量予定目的地物を
確定する機能を備えたことを特徴とする。請求項12記
載の本発明は、請求項11に記載の土地区画図等の測量
図面作成装置において、前記閉図形の線上の複数点を指
定する機能と、前記閉図形データと前記複数点の識別デ
ータを前記地図情報とともに調査図として記憶する機能
とを備えたことを特徴とする。請求項13記載の本発明
は、請求項11又は請求項12に記載の土地区画図等の
測量図面作成装置において、クリックした2点間を軌跡
表示し、前記2点間の実際の距離を数字表示することを
特徴とする。請求項14記載の本発明は、請求項11又
は請求項12に記載の土地区画図等の測量図面作成装置
において、GPSやプリンター等の外部接続端子を備え
たことを特徴とする。請求項15記載の本発明は、請求
項11又は請求項12に記載の土地区画図等の測量図面
作成装置において、GPS測定装置を内蔵したことを特
徴とする。請求項16記載の本発明による土地区画図等
の測量図面作成装置は、あらかじめ地図情報が記憶され
た測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測
量図面作成装置であって、画面上で結線することにより
閉図形として測量予定目的地物を確定し、前記閉図形の
線上の絶対座標データをGPS測定によって取得する機
能と、前記閉図形データと複数の前記絶対座標データを
前記地図情報とともに調査図として記憶する機能とを備
えたことを特徴とする。請求項17記載の本発明は、請
求項16に記載の土地区画図等の測量図面作成装置にお
いて、GPS測定を行う場合に、測定地点での静止時間
をアシストする機能を備えたことを特徴とする。請求項
18記載の本発明は、請求項16に記載の土地区画図等
の測量図面作成装置において、GPS測定を行う場合
に、測定中に測定データの異常を警告する機能を備えた
ことを特徴とする。請求項19記載の本発明による土地
区画図等の測量図面作成システムは、閉図形データと複
数点の識別データを地図情報とともに調査図として記憶
された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等
の測量図面作成システムであって、測量現場において、
前記測定器の画面上に調査図を表示するステップと、前
記調査図上に表示された筆界杭のうち測定対象の筆界杭
を決定するステップと、測定対象とする筆界杭にトータ
ルステーションの照準を合わせて距離と角度を測定する
ステップと、測定した前記筆界杭毎に、当該筆界杭に関
する前記識別データを参照して自動入力されるステップ
と、順次筆界杭を測量していくごとに結線を生成するス
テップとを備えたことを特徴とする。請求項20記載の
本発明は、請求項19に記載の土地区画図等の測量図面
作成システムにおいて、測定対象とする筆界杭にトータ
ルステーションの照準を合わせて距離と角度を測定する
前記ステップと、測定した前記筆界杭毎に、当該筆界杭
に関する前記識別データを参照して自動入力される前記
ステップとを、複数の測定器を用いて行い、それぞれの
前記測定器で入力した前記筆界杭に関するデータを1つ
の装置で受信して結線を生成することを特徴とする。請
求項21記載の本発明の記憶媒体は、請求項19又は請
求項20に記載の土地区画図等の測量図面作成システム
において、前記調査図に基づいてトータルステーション
を操作して測量図面を作成するプログラムを格納したこ
とを特徴とする。請求項22記載の本発明による土地区
画図等の測量図面作成装置は、閉図形データと複数点の
識別データを地図情報とともに調査図として記憶された
測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量
図面作成装置であって、測量現場において、前記測定器
の画面上に表示された前記調査図に記憶されている筆界
杭について、トータルステーションを用いて順次距離と
角度を測定し、閉図形を生成することを特徴とする。請
求項23記載の本発明は、請求項22に記載の土地区画
図等の測量図面作成装置において、GPS、トータルス
テーション、又はプリンター等の外部接続端子を備えた
ことを特徴とする。請求項24記載の本発明は、請求項
22に記載の土地区画図等の測量図面作成装置におい
て、GPS測定装置を内蔵したことを特徴とする。請求
項25記載の本発明による土地区画図等の測量図面作成
システム用マニュアルは、請求項1から請求項9、請求
項19又は請求項20に記載の土地区画図等の測量図面
作成システムを用いるための操作マニュアルであって、
測定器に表示される画面イメージとともに、操作手順又
はアイコン説明欄を設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
土地区画図等の測量図面作成システムは、測定器に地図
情報を読み込むステップと、読み込んだ地図情報に座標
データを付加するステップと、座標データと地図情報を
記憶するステップと、記憶した地図情報を測定器の画面
上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を
測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、閉
図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測
量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を測定
器の地図画面上に表示した地図情報にマークするステッ
プと、マークした筆界杭の情報を測定器に入力するステ
ップと、筆界杭のマークによって結線を生成するステッ
プとを実行することによって土地区画図等の測量図面作
成するものである。本実施の形態によれば、境界確定作
業後に現場に番号を記載したプレートが付いた筆界杭さ
えあれば、後は現場に持ち込んだ地図情報を記憶した測
定器の画面上で、測量予定目的地物を閉図形として作成
し、その閉図形に名称を付け、順次この測定器の画面上
の閉図形周辺に、実物の筆界杭を確認しながら、その筆
界杭のプレートに記載されている番号等の情報を記録し
ながらマークを付けていくだけで、境界の杭番号、境界
線と地番を記入した調査図(見取図)の作成が完了す
る。よって、紙で表現された地形図や公図をコピーし、
その図面を測量現場に持ち込み、1人又は複数人数で調
査図に筆界杭のポイントと、筆界杭の番号や名称を書き
込んでいくという膨大の手作業の簡略化と、事務所での
調査図の統合や同一の境界名称のチェック、清書等の多
大な労力と時間を節約できる。
【0007】本発明の第2の実施の形態による土地区画
図等の測量図面作成システムは、測定器に地図情報を読
み込むステップと、読み込んだ地図情報に座標データを
付加するステップと、座標データと地図情報を記憶する
ステップと、記憶した地図情報を、測定器の画面上に表
示するステップと、現地での測量予定目的地物を測定器
の画面上で閉図形として確定するステップと、閉図形に
関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的
地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を、GPSを
使用して絶対座標を取得し、測定器に表示した地図情報
にマークするステップと、マークした筆界杭の情報を測
定器に入力するステップと、筆界杭のマークによって結
線を生成するステップとを実行することによって土地区
画図等の測量図面作成するものである。本実施の形態に
よれば、境界確定作業後に現場に番号を記載したプレー
トが付いた筆界杭さえあれば、後は現場に持ち込んだ地
図情報を記憶した測定器の画面上で、測量予定目的地物
を閉図形として作成し、その閉図形に名称を付け、現地
の測量目的地物の境界線上に立てられた目印となる筆界
杭近傍で測量目的地物を確認しながら、GPSを使用し
て絶対座標を取得し、測定器の地図画面上に表示した測
量目的地物(閉図形)の境界線上の筆界杭位置を、測定
器の画面上の閉図形周辺に、実物の筆界杭を確認しなが
ら、その筆界杭のプレートに記載されている番号等の情
報を記録し、マークを付けていくだけで、境界の杭番
号、境界線と地番を記入した調査図(見取図)の作成が
完了する。よって、山間部など目標となる地物が無く、
筆界杭との位置関係が把握できない場合でも、境界の杭
番号、境界線と地番を記入した調査図(見取図)を容易
に作成することができる。また、紙で表現された地形図
や公図をコピーし、その図面を測量現場に持ち込み、1
人又は複数人数で調査図に筆界杭のポイントと、筆界杭
の番号や名称を書き込んでいくという膨大の手作業の簡
略化と、事務所での調査図の統合や同一の境界名称のチ
ェック、清書等の多大な労力と時間を節約できる。
【0008】本発明の第3の実施の形態は、第1又は第
2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成シス
テムにおいて、測量現場で使用する測定器内にあらかじ
め記憶しておく地図情報を、ラスタ地図(公図、都市計
画図、森林基本図等)データをベクトル地図データとし
たものである。本実施の形態によれば、あらかじめラス
タ地図データを、イメージスキャナ等を用いて画像ファ
イルにしたものを更に座標データを付加した形式で測定
器に入力しておくことで、測量現場へ、大きな紙に描か
れた地形図や公図を持ち込まなくてよくなる。
【0009】本発明の第4の実施の形態は、第1又は第
2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成シス
テムにおいて、測量現場で使用する測定器内にあらかじ
め記憶しておく地図情報をベクトル地図データとラスタ
地図データとし、測定器の画面への表示切り替え手段、
又は表示の組み合わせパターンの変更手段を設けたもの
である。本実施の形態によれば、あらかじめ測定器に入
力した地図データとラスタ地図データとを、測定器の画
面で表示切り替えできるので、複数の地図情報を同時に
持ち歩くことかできる。また、複数のベクトル地図(例
えば、地形図と公図)データの表示の組み合わせパター
ンを任意に変更できるので、重ね合わせたベクトル地図
データによって場所の認識が容易になる。
【0010】本発明の第5の実施の形態は、第1又は第
2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成シス
テムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面上で閉
図形として確定するステップでは、測定器の画面上に地
図情報を表示させ、地図情報内の測量予定目的地物を結
線によって囲むことで閉図形として認識し、測定器内に
記憶される。本実施の形態によれば、測定器の画面上の
ラスタ地図データのイメージを結線で囲むことにより、
簡単に測量目的地物を閉図形として認識させて測定器内
に記録することができる。
【0011】本発明の第6の実施の形態は、第5の実施
の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにお
いて、閉図形を測定器の画面上で任意に変形する手段、
複数の閉図形へ分離手段、又は複数の閉図形から単一の
閉図形に結合する手段を備えたものである。本実施の形
態によれば、第5の実施の形態において認識させた閉図
形に、任意に変形、複数の閉図形へ分離、複数の閉図形
から単一の閉図形に結合するなどの図形処理をほどこす
ことが可能となり、測定器の画面上での修正が容易にな
る。
【0012】本発明の第7の実施の形態は、第1又は第
2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成シス
テムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面上で閉
図形として確定するステップを、測量現場以外の場所で
行い、地番、地目、所有者に関する情報を入力して記憶
させるものである。本実施の形態によれば、測量現場以
外の場所、例えば事務所等であらかじめ複数のラスタ地
図データを、イメージスキャナ等を用いて画像ファイル
にし、更に座標データを付加した形式で測定器に入力し
ておくことで、測量現場へ、複数の大きな紙に描かれた
地形図や公図を持ち込まなくてよくなる。また、前もっ
て仮情報として地番、地目、所有者等を入力しておくこ
とにより、現場での測量作業効率を高めることができ
る。
【0013】本発明の第8の実施の形態は、第1又は第
2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成シス
テムにおいて、筆界杭の位置を測定器に表示した地図情
報にマークするステップを、複数の測定器を用いて行
い、それぞれの前記測定器でマークした前記筆界杭の位
置情報を1つの装置で受信して結線を生成するものであ
る。本実施の形態によれば、複数の人数で同じベクトル
地図データを共有して、同時に測量を開始し、短時間で
作業を終了し、最期に各人の測定データを1つの測定器
あるいは1つの装置にデータベース化し結線を生成でき
るものであるので、現場での測量作業効率を高めること
ができる。
【0014】本発明の第9の実施の形態は、第1又は第
2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成シス
テムにおいて、前記筆界杭には、杭番号、杭名称に関す
る杭情報があらかじめ記憶されており、通信手段を用い
て前記杭情報を前記測定器に送信するものである。本実
施の形態によれば、容易に、測量ポイント数や場所等の
筆界杭に関する正確な情報を測定器に記録できる。
【0015】本発明の第10の実施の形態による記録媒
体は、第1から第9のいずれかの実施の形態による土地
区画図等の測量図面作成システムをアシストするプログ
ラムを格納したものである。本実施の形態によれば、こ
のプログラムをコンピュータにダウンロードして利用す
ることができる。
【0016】本発明の第11の実施の形態による土地区
画図等の測量図面作成装置は、あらかじめ地図情報が記
憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図
等の測量図面作成装置であって、画面上で結線すること
により閉図形として測量予定目的地物を確定する機能を
備えたものである。本実施の形態によれば、測定器の画
面上のラスタ地図データのイメージを結線で囲むことに
より、簡単に測量目的地物を閉図形として認識させるこ
とができる。
【0017】本発明の第12の実施の形態は、第11の
実施の形態による土地区画図等の測量図面作成装置にお
いて、閉図形の線上の複数点を指定する機能と、閉図形
データと複数点の識別データを地図情報とともに調査図
として記憶する機能とを備えたものである。本実施の形
態によれば、測定器の画面上のラスタ地図データのイメ
ージを結線で囲むことにより認識させた測量目的地物の
閉図形に、その周囲の線上の複数点の識別データを付加
して測定器に記憶することができる。
【0018】本発明の第13の実施の形態は、第11又
は第12の実施の形態による土地区画図等の測量図面作
成装置において、クリックした2点間を軌跡表示し、そ
の2点間の実際の距離を数字表示するものである。本実
施の形態によれば、測定器の画面上に表示されたのラス
タ地図データのイメージの、任意の2点間の距離を軌跡
表示を参照しながら測定できるので、測量現場での現在
位置を容易に把握することができる。
【0019】本発明の第14の実施の形態は、第11又
は第12の実施の形態による土地区画図等の測量図面作
成装置において、GPSやプリンター等の外部接続端子
を備えたものである。本実施の形態によれば、GPS測
定との連動や、直接プリントアウトなど、周辺機器を利
用した多様な使用形態を実現できる。
【0020】本発明の第15の実施の形態は、第11又
は第12の実施の形態による土地区画図等の測量図面作
成装置において、GPS測定装置を内蔵したものであ
る。本実施の形態によれば、外部接続することなくGP
S測定器能を有するので、携帯性がよくなる。
【0021】本発明の第16の実施の形態による土地区
画図等の測量図面作成装置は、あらかじめ地図情報が記
憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図
等の測量図面作成装置であって、画面上で結線すること
により閉図形として測量予定目的地物を確定し、閉図形
の線上の絶対座標データをGPS測定によって取得する
機能と、その閉図形データと複数の絶対座標データを地
図情報とともに調査図として記憶する機能とを備えたも
のである。本実施の形態によれば、測定器の画面上のラ
スタ地図データのイメージを結線で囲むことにより認識
させた測量目的地物の閉図形に、その周囲の線上の複数
点のGPS測定データを付加して、測定器に記憶するこ
とができる。
【0022】本発明の第17の実施の形態は、第16の
実施の形態による土地区画図等の測量図面作成装置にお
いて、GPS測定を行う場合に、測定地点での静止時間
をアシストする機能を備えたものである。本実施の形態
によれば、GPS測定する場合の測定誤りを防止でき
る。
【0023】本発明の第18の実施の形態は、第16の
実施の形態による土地区画図等の測量図面作成装置にお
いて、GPS測定を行う場合に、測定中に測定データの
異常を警告する機能を備えたものである。本実施の形態
によれば、GPS測定する場合の測定誤りを更に防止で
きる。
【0024】本発明の第19の実施の形態による土地区
画図等の測量図面作成システムは、閉図形データと複数
点の識別データを地図情報とともに調査図として記憶さ
れた測定器を用いて、境界線測量を行うものであって、
測量現場において、測定器の画面上に調査図を表示する
ステップと、調査図上に表示された筆界杭のうち測定対
象の筆界杭を決定するステップと、測定対象とする筆界
杭にトータルステーションの照準を合わせて距離と角度
を測定するステップと、測定した筆界杭毎に、当該筆界
杭に関する識別データを参照して自動入力されるステッ
プと、順次筆界杭を測量していくごとに結線を生成する
ステップとを実行することによって、正確な土地区画図
等の測量図面作成するものである。本実施の形態によれ
ば、調査図に基づいて、測定器の調査図上に表示された
筆界杭のうち測定対象の筆界杭を指定し、その測定対象
筆界杭近傍で筆界杭にトータルステーションの照準を合
わせて、距離と角度を測定していくだけで、調査図上の
全ての筆界杭について測定をおこなった結果、正確な土
地区画図等の測量図面の作成が完了する。よって、測量
業者が行う精密な測量において、紙の調査図に書き込ま
れた筆界杭をトータルステーションなどの測量機器を使
用して1本1本のデータを手作業で記録する膨大の手作
業や、その後事務所での重複チェックや、清書などにも
多大な労力と時間を節約できる。
【0025】本発明の第20の実施の形態は、第19の
実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システム
において、測定対象とする筆界杭にトータルステーショ
ンの照準を合わせて距離と角度を測定するステップと、
測定した筆界杭毎に、当該筆界杭に関する識別データを
参照して自動入力されるステップとを、複数の測定器を
用いて行い、それぞれの測定器で入力した筆界杭に関す
るデータを1つの装置で受信して正確な結線を生成でき
るものであるので、現場での測量作業効率を高めること
ができる。
【0026】本発明の第21の実施の形態による記憶媒
体は、第19又は第20の実施の形態による土地区画図
等の測量図面システムにおいて、前記調査図に基づいて
トータルステーションを操作して測量図面を作成するプ
ログラムを格納したものである。本実施の形態によれ
ば、このプログラムをコンピュータにダウンロードして
利用することができる。
【0027】本発明の第22の実施の形態による土地区
画図等の測量図面作成装置は、閉図形データと複数点の
識別データを地図情報とともに調査図として記憶された
測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量
図面作成装置であって、測量現場において、測定器の画
面上に表示された調査図に記憶されている筆界杭につい
て、トータルステーションを用いて順次距離と角度を測
定し、閉図形を生成する機能を備えたものである。
【0028】本発明の第23の実施の形態は、第22の
実施の形態による土地区画図等の測量図面作成装置にお
いて、GPS、トータルステーション、又はプリンター
等の外部接続端子を備えたものである。本実施の形態に
よれば、GPS測定との連動や、直接プリントアウトな
ど、周辺機器を利用した多様な使用形態を実現できる。
【0029】本発明の第24の実施の形態は、第22の
実施の形態による土地区画図等の測量図面作成装置にお
いて、GPS測定装置を内蔵したものである。本実施の
形態によれば、外部接続することなくGPS測定器能を
有するので、携帯性がよくなる。
【0030】本発明の第25の実施の形態における土地
区画図等の測量図面作成システム用マニュアルは、第1
から第9、第19又は第20の実施の形態による土地区
画図等の測量図面作成システムを用いる為の操作マニュ
アルであって、測定器に表示される画面イメージととも
に、操作手順又はアイコン説明欄を設けたものである。
【0031】
【実施例】以下本発明の一実施例による土地区画図等の
測量図面作成システムについて説明する。図1は、本実
施例による土地区画図等の測量図面作成システムの概略
構成を説明するための概念図である。まず、本発明の一
実施例による調査図作成装置の構成とその方法について
説明する。同図に示すように、土地区画図等の測量図面
作成システムは、測量現場において用いる測定器1と、
GPS装置2と、トータルステーション3と、筆界杭8
と、イメージスキャナ4と、パーソナルコンピュータ5
と、表示装置6と、プリンター7とで構成される。調査
図を作成する際の最初の作業として、パーソナルコンピ
ュータ5と、表示装置6と、イメージスキャナ4とを用
いて、市販されているラスタ地図(公図、都市計画図、
森林基本図等)データをパーソナルコンピュータ5内部
のメモリに読み込み、その地図情報を測定器1に転送し
て、測量目的地物の確定を行う。この際、パーソナルコ
ンピュータ5や表示装置6を介在させないで、測定器1
から直接イメージスキャナ4を制御してラスタ地図デー
タを読み込む構成であってもよい。上記ラスタ地図デー
タに座標データを付加し、測定器1に保存して、測量現
場に持ち込んで筆界杭情報収集作業をおこなう。なお、
現在位置や地物が確認できない森林地区等が調査対象で
ある場合は、GPS装置2を利用する。
【0032】次に上記調査図を利用した詳細な境界線測
量方法について説明する。測量現場において、あらかじ
め調査図が記憶されている測定器1とトータルステーシ
ョン3を使用して、測量目的地物の境界線上に立てられ
た目印となる杭(以降筆界杭と称す)8を測量し、正確
な境界線図を作成する。この作業行程で使用するトータ
ルステーション3は、モータードライブ型やノンプリズ
ム型のトータルステーション等の付加機能を装備したも
のであってもよい。プリンター7は、上記調査図と、正
確な境界線図を印刷するのに使用する。
【0033】次に、図2から図10を用いて本実施例に
よる土地区画図等の測量図面作成システムの内、調査図
作成システムの利用方法について説明する。図2と図3
は、事務所と測量現場における作業手順を示すフロー、
図4は事務所ならびに測量現場で使用する測定器の具体
的入力と画面操作を示す画面表示図、図5は測量現場で
地物が確認できる場合の筆界杭情報の入力方法画面図、
図6は測量現場で地物が確認できない場合(例えば山間
部や森林地区)の筆界杭情報の入力方法画面、図7と図
8は、複数人数で同時に筆界杭データを採取した際のデ
ータ統合方法図、図9は筆界杭に電子的に情報が埋め込
まれている場合のデータ採取方法図、図10は本実施例
による測量図面作成システム用マニュアルの要部を示す
構成図である。図2において、ステップ1で市販されて
いるラスタ地図(公図、都市計画図、森林基本図等)デ
ータを、イメージスキャナ4を用いて、測定器1内部の
メモリに読み込み、ステップ2で読み込んだラスタ地図
データに座標データを付加(ベクトル化)し、ステップ
3でベクトル地図データを測定器1内部に記憶する。こ
こで、ラスタ地図データをイメージスキャナ4で読み取
る際に、パーソナルコンピュータ5の制御操作によって
行い、ラスタ地図データに座標データを付加する演算も
パーソナルコンピュータ5で実行し、保存し、測定器1
に転送する方法であってもよい。次に、ステップ4で測
定器1の画面上に、ベクトル地図データを図4で示すよ
うにイメージ表示する。次に、ステップ5で測定器1を
操作することによって、閉図形として測量目的地物を確
定する。この、確定作業時にあらかじめ地番、地目、所
有者等のデータを測量目的地物情報として入力しておく
こともできる。ステップ6でその測量目的地物情報を測
定器1内部メモリに記憶する。ここまでが、事務所での
作業であるが、測量現場で作業をすることも可能であ
る。ステップ7で測量現場に持ち込んだ測定器1の画面
上で、筆界杭8近傍で杭を確認しながらマークし、ステ
ップ8で筆界杭8の杭番号、杭の種類などを入力してい
く。この、入力作業の際、図9のように筆界杭8に電子
化情報51が埋め込まれている場合は有線又は無線通信
手段を用いて情報採取することも可能である。次に、ス
テップ9で続いて入力対象杭があれば、ステップ7とス
テップ8を繰り返し行う。全ての筆界杭8について情報
採取して、ステップ10で結線を生成していき、ステッ
プ11で測量目的地物を閉図形として生成する。ステッ
プ12で、その閉図形に情報を入力するが、ステップ5
の過程であらかじめ入力しておいた地番、地目、所有者
等のデータを参照し、相違点を変更することができる。
ステップ13で測量調査図が完成する。
【0034】図3は、測量目的地物の場所、つまり筆界
杭8の打たれている場所が、山間部や森林地区のよう
に、周辺地物による目的地物の確認ができない場合、あ
るいは確認ができにくい場合に、ステップ21でGPS
装置2を用いて筆界杭8の絶対座標を採取していくもの
である。この作業の場合はなるべく筆界杭8真上でGP
S測量を行う。この作業が無理な場合は、オフセット観
測を行う。このオフセット観測では、方位角と高度角と
斜距離を入力する方法と、方位角と水平角と高低差とを
入力する方法があるが、オフセット量の測り方や使用器
具によっていずれかの方法で入力する。その他の作業手
順は図2で説明したものと同様であるので詳細な説明を
省略する。
【0035】図4は、図2と図3に示す測量作業を行う
測定器1の具体的入力と画面操作を示す画面表示図であ
る。画面21には、ラスタ地図データのイメージを背景
にして、ベクトル地図データを表示している。背景に貼
り付ける地図情報としては、ラスタ地図データとベクト
ル地図データとをそれぞれ一つずつ用いることが好まし
いが、ベクトル地図データ又はラスタ地図データは複数
種可能であり、ラスタ地図データだけ、又はベクトル地
図データのみでもよい。このラスタ地図データのイメー
ジは、複数重ね合わせ表示したものであってもよく、作
業効率のいい組み合わせ選択ができる。機能アイコン郡
22を操作することによって更に効率よく測量作業がで
きる。単点作成アイコン22Aは、画面をクリックした
場所に任意に単点を作成する機能を備えている。頂点作
成アイコン22Bは、頂点をライン上に作成(画面をク
リックした場所に任意に頂点を作成するが、同時に近接
のラインを判断し、そのライン上に頂点を作成)する機
能を備えている。指示するラインが2個のポリゴンの構
成ラインであっても、1つのポリゴンの構成ラインであ
っても良い。頂点離れ作成アイコン22Cは、最初のク
リックポイントと現在のマウスポイントがある場所との
距離と方向角をリアルタイムに画面上に表示する機能を
備えている。頂点同時ライン作成アイコン22Dは、す
でに存在する頂点をクリック後、順次新頂点作成指示し
頂点を作成する毎にラインを発生させる機能を備えてい
る。頂点同時ライン作成アイコン22Eは、すでに存在
する頂点をクリック後、すでに存在する頂点を連続して
クリックする毎にラインを発生させる機能を備えてい
る。頂点移動アイコン22Fは、すでに存在する頂点を
クリックし、次に移動したい場所をクリックするとライ
ンも同時に移動する機能を備えている。移動する頂点が
同時に複数ポリゴン頂点であっても、1つのポリゴンの
頂点であっても良い。自動ポリゴンアイコン22Gは、
地図全体、もしくは囲まれた部分に存在する全ての閉図
形を自動で生成し、ポリゴン名の入力を促す機能を備え
ている。線種変更アイコン22Hは、通常、実線で作成
されている線を任意の線種に変更できる。サーチアイコ
ン22Iは、名称入力ボックス23に表示されている物
をサーチし、画面中央に色を変えて表示する機能であ
る。複数候補がある場合はサーチボタンを押される毎に
次候補を表示する。単点削除アイコン22Jは、すでに
存在する頂点をクリックすると頂点が削除され、同時に
結合しているラインも削除される機能を備えている。ラ
イン削除アイコン22Kは、すでに存在するラインをク
リックすると削除されるが、頂点は削除されない機能を
備えている。アイコン22Lは未使用。その他、一般的
に用いられているアンドゥアイコン22Mやリドゥアイ
コン22Nを有する。モード解除アイコン22Oは、作
成モードは中止され、画面の縮小モードは解除され、指
示待ちの状態になる機能を備えている。測定器1は、そ
の他下記の操作キーを備えている。名称入力ボックス2
3は点名又はポリゴン名又はポリライン名を選択入力す
る機能、属性コードボックス24は使用者が定めた属性
番号を入力する機能、属性名表示ボックス25は属性コ
ードボックス24で入力した番号にリンクした名称を表
示し、あるいは新たに入力する機能、属性付属項目表示
ボックス26は名称入力ボックス23で入力した番号に
リンクし、属性付属項目を表示し、あるいは新たに入力
する機能である。なお、測定器1画面上に表示する操作
アイコンは、本実施例による測定器1で調査図作成時に
使用頻度の高い操作を機能キーとして登録して使用する
構成で説明したが、これ以外の操作を機能キーとして登
録してもよく、また必ずしも全ての機能キーを備えてい
る必要はない。他の操作アイコンとしては、閉図形を測
定器の画面上で任意に変形する手段や、複数の閉図形へ
分離手段や、複数の閉図形から単一の閉図形に結合する
手段を備えていることが好ましい。このように一旦認識
させた閉図形を、任意に変形し、複数の閉図形へ分離
し、又は複数の閉図形から単一の閉図形に結合するなど
の図形処理を施すことを可能とすることで、測定器1の
画面上での修正が容易になる。
【0036】図5は測量現場で地物が確認できる場合の
筆界杭情報の入力方法を示している。測量現場で、測量
目的地物31のライン上に打ってある筆界杭31Aから
筆界杭31Kまでの全ての筆界杭31について、測定器
1の画面上で、順番にあるいは順不同に、マークと情報
採取を繰り返し実施する。例えば、場所31aで筆界杭
31Aを確認して、筆界杭31Aの情報(杭番号、杭の
種類等)を測定器1に入力する。次に、場所31bで筆
界杭31Bを確認して、筆界杭31Bの情報を測定器1
に入力する。これらの作業を順次行って、閉図形32を
作成する。本実施例では、1つの測定器1を用いた作業
を説明したが、複数人数で複数台の測定器1を測量現場
に持ち込み、同じ地図情報を共有して、同時に筆界杭情
報採取作業を行うことも可能である。図7と図8は、複
数人数で複数台の測定器1を測量現場に持ち込み、同じ
地図情報を共有して、同時に筆界杭情報採取作業を行っ
た場合の、データ統合方法の機器構成を示したものであ
る。測定器1と測定器1Aと測定器1Bと測定器1Cと
で採取したそれぞれのデータを測定器1Dに、有線又は
無線通信手段を用いてデータ転送し、測定器1Dで重複
測定の検査とデータベース化を行って、結線を生成す
る。図8は、図7で示したデータ統合用測定器1Dの替
わりに、パーソナルコンピュータ5を使用する場合の機
器構成を示したものである。この場合は、パーソナルコ
ンピュータ5において、データベース化を行って、結線
を生成するが、統合されたデータは、測定器1から測定
器1Cのいずれの測定器にも、書き戻し転送可能であ
る。また、パーソナルコンピュータ5から別の測定器に
転送することも可能である。
【0037】図6は測量現場で地物が確認できない場合
(例えば山間部や森林地区)の筆界杭情報の入力方法を
しめしている。測量現場で、測量目的地物41のライン
上に打ってある41Aから41Oまでの全ての筆界杭に
ついて、測定器1の画面上で、順番にあるいは順不同に
マークと情報採取を繰り返し実施する。例えば、場所4
1aで筆界杭41Aを確認して、筆界杭41Aの絶対座
標をGPS装置2で測量し、杭情報(杭番号、杭の種類
等)を測定器1に入力する。この場合、GPS測量はな
るべく筆界杭41A真上で行う。足場や地形等の事情に
よって筆界杭41Aの真上で測量できない場合は、オフ
セット観測を行う。このオフセット観測では、方位角と
高度角と斜距離を入力する方法と、方位角と水平角と高
低差とを入力する方法があるが、オフセット量の測り方
や使用器具によっていずれかの方法で入力する。同様の
方法で、筆界杭41OまでGPS測量と杭情報の採取を
行い、閉図形42を作成する。本実施例では、1つの測
定器1を用いた作業を説明したが、複数人数で複数台の
測定器1を測量現場に持ち込み、同じ地図情報を共有し
て、同時に筆界杭情報採取作業を行うことも可能であ
る。この場合のデータ統合方法は、上記図7又は図8の
場合と同様であるため説明を省略する。なお、GPS測
定を行う場合には、測定地点での静止時間を一定時間確
保するためのアシスト機能を備えていることが好まし
い。このように静止時間をアシストする機能を備えるこ
とで、GPS測定する場合の測定誤りを防止できる。ま
た、GPS測定を行う場合には、測定中に測定データの
異常を警告する機能を備えていることが好ましい。この
ように異常警告機能を備えることで、GPS測定する場
合の測定誤りを更に防止できる。
【0038】図10は、本発明の一実施例による測量図
面(調査図)作成システム用マニュアルの要部を示す構
成図である。本実施例による測量図面作成システム用マ
ニュアルは、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を
用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成
方法を表示したものであり、測量予定目的地物を画面上
で結線によって囲むことで確定した閉図形の線上の複数
点を指定し、閉図形データと複数点データを地図情報と
ともに調査図として記憶する方法を表示したものであ
る。本実施例によるマニュアルによれば、測定器に表示
される画面イメージとともに、操作手順又はアイコン説
明欄を設けたことにより、この表示された内容に基づい
てデータを入力することで、土地区画図等の調査図を自
動的に作成させることができる土地区画図等の測量図面
作成装置を利用することができる。
【0039】次に、図11から図14を用いて本実施例
による土地区画図等の測量図面作成システムの内、詳細
な境界線図作成システムの利用方法について説明する。
図11は、測量現場における作業手順を示すフロー、図
12は測量現場で使用する測定器の具体的入力と画面操
作を示す画面表示図、図13と図14は測量現場でのト
ータルステーションを使用した測量方法図である。図1
1において、ステップ31で、測定器1の画面上に調査
図を表示し、ステップ32で調査図上に表示された筆界
杭のうち測定対象の筆界杭を決定する。このときステッ
プ8で入力した杭番号、杭名称等の杭情報をデータ参照
して自動入力する。ステップ33で、測定対象筆界杭近
傍で筆界杭にトータルステーションの照準を合わせて、
距離と角度を測定する。ステップ34で、ステップ5又
はステップ12で入力した地番、地目、所有者等の情報
を参照して自動入力する。ステップ35で、上記ステッ
プ32からステップ34を測量目的地物の境界線上で順
番にあるいは順不同に繰り返し実施することによって、
ステップ36で結線を生成する。ステップ37で詳細な
境界線図(閉図形)が完成する。
【0040】図12は、図11に示す測量作業を行う測
定器1の具体的入力と画面操作を示す画面表示図であ
る。画面61に調査図を表示し、機能アイコン郡62を
操作することによって更に効率よく測量作業ができる。
ALLアイコン62Aは、距離と角度(水平角、高度角)を測
り、観測終了と同時に記録する機能を備えている。測距
アイコン62Bは、距離観測を行い、距離値(斜距離)と
高度角をメモリ上に1時保管する機能を備えている。記
録アイコン62Cは、現在の表示値を記録する機能を備え
ている。測角アイコン62Dは、角度(水平角、高度角)
のみを記録する機能を備えている。ALLアイコン62Aは、
通常の場合で、測点にプリズムを設置できる場合に用い
ることができ、測距アイコン62Bと記録アイコン62Cは併
用できる。観測点にプリズムが設置できないときには、
プリズムを観測の左右にオフセットして、測距アイコン
62Bを押す。距離に係る観測値(斜距離と高度角)を一
時保管、トータルステーションの望遠鏡で観測点を視準
し、記録アイコン62Cを押すと、正しい水平角を得るこ
とができる。測角アイコン62Dは距離値無の角度(水平
角、高度角)のみ記録することができる。TP アイコン6
2Eは、ターニングポイントを意味し、ALLアイコン62A、
測距アイコン62B、記録アイコン62Cの動作で得られた座
標値は「境界点座標」となる。ターニングポイントは機
械点(機械設置点)から直接視準が不可能な場合に、
「ターニングポイントは境界点ではなく、後に機械を設
置するポイント(機械設置点)にする」を意味する。測
点変更アイコン62Fは測点を変更できる機能、機械点ア
イコン62Gは機械点の変更を行う機能である。BSアイコ
ン 62Hは、バックステーションを意味し、機械点アイコ
ン62Gで機械点を変更後、通常は「直前の機械点」を視
準し、水平角を0°に設定し観測を行なう。機械点アイ
コン62Gで機械点の名称を入力後、作業者は直前の機械
点に設置されたプリズムを視準し、BSアイコン62Hを押
すことでTSが0°にセットされる。ここで、機械点アイ
コン62GとBSアイコン 62Hを分けたのは、「直前の機械
点」を視準しない場合も有り得るためである。角度変更
アイコン62Iは、トータルステーションの水平角を任意
の値にセットする機能を備えている。また解除アイコン
62Lは、作業中の動作を解除し、何も指示されていない
状態にする機能を備えている。なお表示枠63は、トー
タルステーションによる測量結果を表示する窓である。
なお、測定器1画面上に表示する操作アイコンは、本実
施例による測定器1でトータルステーションを使用して
詳細な境界線図作成時に使用頻度の高い操作を機能キー
として登録して使用する構成で説明したが、これ以外の
操作機能をキー登録してもよく、また必ずしも全ての機
能キーを備えている必要はない。また、測定器1は本実
施例では、専用装置として説明しているが、汎用のモバ
イルコンピュータに、記憶媒体に格納されたプログラム
をインストールすることによって、測定器1相当の機能
を持たせて使用することもできる。また、本実施例の測
定器1に、ヘルプ画面機能や、音声アシスト機能を持た
せることにより、より効率的に測量作業ができる。
【0041】図13は測量現場で測定器1とトータルス
テーション3を使用して筆界杭31Aから31Dまでの
精密測量をする方法を示す図である。設置点81aにト
ータルステーション3を設置し、杭31Aにトータルス
テーション3の照準を合わせ、測定器1の画面上で機械
点をヒットする。次に画面上でBS点をヒットする。そ
して、トータルステーション3にて杭31Aを測量す
る。以上の作業を、順次杭31Dまで実施することによ
り、筆界杭31Aから筆界杭31Dまでの正確な結線を
生成できる。なお、図14に示すように、現場での見通
しがよく、トータルステーション3の設置点81aが、
筆界杭31Aから筆界杭31Dまで、トータルステーシ
ョンの照準合わせが可能であれば、設置点81aから順
次照準を筆界杭31Aから筆界杭31Dまで移動させる
だけでよく、トータルステーション3を移動しないで精
密測量が可能になる。なお、図示はしないが、測量図面
作成システム用マニュアルに、図12に示す画面表示図
とともに、操作手順又はアイコン説明欄を表示すること
で、同システムを用いた正確な境界線図を作成すること
ができる。なお、測量図面作成システム用マニュアルに
は、図12に示す画面表示図の他に、図11に示すよう
な測量現場における作業手順を示すフロー、図13や図
14に示す測量現場でのトータルステーションを使用し
た測量方法図を表示することが好ましい。なお、上記実
施例で説明した土地区画図等の測量図面作成システムを
アシストするプログラムや、調査図に基づいてトータル
ステーションを操作して測量図面を作成するプログラム
を、磁気又は光を利用した記憶媒体に格納することで、
これらのプログラムをコンピュータにダウンロードして
利用することができる。また、記憶媒体に格納すること
なく、インターネット等の通信手段を用いてダウンロー
ドすることで利用されるものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように、
本発明によれば、測量現場での作業時間を削減するため
に、測量現場での情報収集作業を簡素化した測量図面作
成システムを提供することができる。また本発明によれ
ば、測量現場で簡素化した情報収集作業によって測量図
面を作成するプログラムを提供することができる。また
本発明によれば、測量現場で簡素化した情報収集作業に
よって測量図面を作成するプログラムを格納した媒体を
提供することができる。また本発明によれば、測量現場
で簡素化した情報収集作業によって測量図面を作成する
プログラムをコンピュータ上で使用するためのマニュア
ルを提供することができる。また本発明によれば、測量
現場で必要最低限のデータを正確かつ迅速に測定し記録
する測定器を提供することができる。また、本発明によ
れば、地物が確認できない森林地区や海上においても、
情報収集作業を簡素化した測量図面作成システムを提供
することができる。また、本発明によれば、国家の代表
的なGIS業務である、上下水道管理システム、農地管
理システム、土地資産管理システム、都市計画管理シス
テムを急速に構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による地形図等の測量図
面作成システムの概略構成を説明するための概念図
【図2】 本実施例による測量現場での作業フローチ
ャート
【図3】 本実施例による測量現場での作業フローチ
ャート
【図4】 本実施例による事務所ならびに測量現場で
使用する測定器の具体的入力と画面操作を示す画面表示
【図5】 本実施例による測量現場で地物が確認でき
る場合の筆界杭情報の入力方法画面図
【図6】 本実施例による測量現場で地物が確認でき
ない場合(例えば山間部や森林地区)の筆界杭情報の入
力方法画面
【図7】 本実施例による複数人数で同時に筆界杭デ
ータを採取した際のデータ統合方法図
【図8】 本実施例による複数人数で同時に筆界杭デ
ータを採取した際のデータ統合方法図
【図9】 本実施例による、筆界杭に電子的に情報が
埋め込まれている場合のデータ採取方法図
【図10】 本実施例による測量図面(調査図)作成シ
ステム用マニュアルの要部を示す構成図
【図11】 測量現場における作業手順を示すフロー
【図12】 本実施例による測量現場で使用する測定器
の具体的入力と画面操作を示す画面表示図
【図13】 本実施例による、測量現場でのトータルス
テーションを使用した測量方法図
【図14】 本実施例による、測量現場でのトータルス
テーションを使用した測量方法図
【符号の説明】
1 測定器 1A、1B、1C、1D 測定器 2 GPS装置 3 トータルステーション 4 イメージスキャナ 5 パーソナルコンピュータ 6 表示装置 7 プリンター 8 筆界杭

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測量現場において、あらかじめ地図情報
    が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区
    画図等の測量図面作成システムであって、前記測定器に
    地図情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情
    報に座標データを付加するステップと、前記座標データ
    と前記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地
    図情報を前記測定器の画面上に表示するステップと、現
    地での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図形
    として確定するステップと、前記閉図形に関する識別情
    報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線
    上に立てられた筆界杭の位置を前記測定器に表示した地
    図情報にマークするステップと、マークした前記筆界杭
    の情報を前記測定器に入力するステップと、前記筆界杭
    のマークによって結線を生成するステップとを備えたこ
    とを特徴とする土地区画図等の測量図面作成システム。
  2. 【請求項2】 測量現場において、あらかじめ地図情報
    が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区
    画図等の測量図面作成システムであって、前記測定器に
    地図情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情
    報に座標データを付加するステップと、前記座標データ
    と前記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地
    図情報を、前記測定器の画面上に表示するステップと、
    現地での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図
    形として確定するステップと、前記閉図形に関する識別
    情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界
    線上に立てられた筆界杭の位置を、GPSを使用して絶
    対座標を取得し、前記測定器に表示した地図情報にマー
    クするステップと、マークした前記筆界杭の情報を前記
    測定器に入力するステップと、前記筆界杭のマークによ
    って結線を生成するステップとを備えたことを特徴とす
    る土地区画図等の測量図面作成システム。
  3. 【請求項3】 前記測定器内にあらかじめ記憶しておく
    地図情報を、ベクトル地図データとしたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図
    面作成システム。
  4. 【請求項4】 前記測定器内にあらかじめ記憶しておく
    地図情報を、ベクトル地図データとラスタ地図データと
    し、前記測定器の画面への表示切り替え手段、又は表示
    の組み合わせパターンの変更手段を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量
    図面作成システム。
  5. 【請求項5】 測量予定目的地物を測定器の画面上で閉
    図形として確定する前記ステップでは、前記測定器の画
    面上に地図情報を表示させ、前記地図情報内の前記測量
    予定目的地物を結線によって囲むことで閉図形として認
    識し、前記測定器内に記憶されることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成
    システム。
  6. 【請求項6】 前記閉図形を測定器の画面上で任意に変
    形する手段、複数の閉図形へ分離手段、又は複数の閉図
    形から単一の閉図形に結合する手段を備えたことを特徴
    とする請求項5に記載の土地区画図等の測量図面作成シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 測量予定目的地物を測定器の画面上で閉
    図形として確定する前記ステップを、測量現場以外の場
    所で行い、地番、地目、所有者に関する情報を入力して
    記憶させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  8. 【請求項8】 筆界杭の位置を測定器に表示した地図情
    報にマークする前記ステップを、複数の測定器を用いて
    行い、それぞれの前記測定器でマークした前記筆界杭の
    位置情報を1つの装置で受信して結線を生成することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等
    の測量図面作成システム。
  9. 【請求項9】 前記筆界杭には、杭番号、杭名称に関す
    る杭情報があらかじめ記憶されており、通信手段を用い
    て前記杭情報を前記測定器に送信することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面
    作成システム。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の土地区画図等の測量図面作成システムをアシストす
    るプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  11. 【請求項11】 あらかじめ地図情報が記憶された測定
    器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面
    作成装置であって、画面上で結線することにより閉図形
    として測量予定目的地物を確定する機能を備えたことを
    特徴とする土地区画図等の測量図面作成装置。
  12. 【請求項12】 前記閉図形の線上の複数点を指定する
    機能と、前記閉図形データと前記複数点の識別データを
    前記地図情報とともに調査図として記憶する機能とを備
    えたことを特徴とする請求項11に記載の土地区画図等
    の測量図面作成装置。
  13. 【請求項13】 クリックした2点間を軌跡表示し、前
    記2点間の実際の距離を数字表示することを特徴とする
    請求項11又は請求項12に記載の土地区画図等の測量
    図面作成装置。
  14. 【請求項14】 GPSやプリンター等の外部接続端子
    を備えたことを特徴とする請求項11又は請求項12に
    記載の土地区画図等の測量図面作成装置。
  15. 【請求項15】 GPS測定装置を内蔵したことを特徴
    とする請求項11又は請求項12に記載の土地区画図等
    の測量図面作成装置。
  16. 【請求項16】 あらかじめ地図情報が記憶された測定
    器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面
    作成装置であって、画面上で結線することにより閉図形
    として測量予定目的地物を確定し、前記閉図形の線上の
    絶対座標データをGPS測定によって取得する機能と、
    前記閉図形データと複数の前記絶対座標データを前記地
    図情報とともに調査図として記憶する機能とを備えたこ
    とを特徴とする土地区画図等の測量図面作成装置。
  17. 【請求項17】 GPS測定を行う場合に、測定地点で
    の静止時間をアシストする機能を備えたことを特徴とす
    る請求項16に記載の土地区画図等の測量図面作成装
    置。
  18. 【請求項18】 GPS測定を行う場合に、測定中に測
    定データの異常を警告する機能を備えたことを特徴とす
    る請求項16に記載の土地区画図等の測量図面作成装
    置。
  19. 【請求項19】 閉図形データと複数点の識別データを
    地図情報とともに調査図として記憶された測定器を用い
    て、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成シス
    テムであって、測量現場において、前記測定器の画面上
    に調査図を表示するステップと、前記調査図上に表示さ
    れた筆界杭のうち測定対象の筆界杭を決定するステップ
    と、測定対象とする筆界杭にトータルステーションの照
    準を合わせて距離と角度を測定するステップと、測定し
    た前記筆界杭毎に、当該筆界杭に関する前記識別データ
    を参照して自動入力されるステップと、順次筆界杭を測
    量していくごとに結線を生成するステップとを備えたこ
    とを特徴とする土地区画図等の測量図面作成システム。
  20. 【請求項20】 測定対象とする筆界杭にトータルステ
    ーションの照準を合わせて距離と角度を測定する前記ス
    テップと、測定した前記筆界杭毎に、当該筆界杭に関す
    る前記識別データを参照して自動入力される前記ステッ
    プとを、複数の測定器を用いて行い、それぞれの前記測
    定器で入力した前記筆界杭に関するデータを1つの装置
    で受信して結線を生成することを特徴とする請求項19
    に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  21. 【請求項21】 請求項19又は請求項20に記載の土
    地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記調査
    図に基づいてトータルステーションを操作して測量図面
    を作成するプログラムを格納したことを特徴とする記憶
    媒体。
  22. 【請求項22】 閉図形データと複数点の識別データを
    地図情報とともに調査図として記憶された測定器を用い
    て、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成装置
    であって、測量現場において、前記測定器の画面上に表
    示された前記調査図に記憶されている筆界杭について、
    トータルステーションを用いて順次距離と角度を測定
    し、閉図形を生成することを特徴とする土地区画図等の
    測量図面作成装置。
  23. 【請求項23】 GPS、トータルステーション、又は
    プリンター等の外部接続端子を備えたことを特徴とする
    請求項22に記載の土地区画図等の測量図面作成装置。
  24. 【請求項24】 GPS測定装置を内蔵したことを特徴
    とする請求項22に記載の土地区画図等の測量図面作成
    装置。
  25. 【請求項25】 請求項1から請求項9、請求項19又
    は請求項20のいずれかに記載の土地区画図等の測量図
    面作成システムを用いるための操作マニュアルであっ
    て、測定器に表示される画面イメージとともに、操作手
    順又はアイコン説明欄を設けたことを特徴とする土地区
    画図等の測量図面作成システム用マニュアル。
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