JP2002257428A - パルス管冷凍機の熱交換器 - Google Patents
パルス管冷凍機の熱交換器Info
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- Thermal Sciences (AREA)
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の熱交換部材の問題点を改良し、品質に
バラツキがなく、製造が容易で、パルス管冷凍機の性能
のコントロールを容易にし、ひいてはパルス管冷凍機の
性能の向上に寄与する熱交換器の熱交換部材を提供する
こと。 【解決手段】 パルス管冷凍機におけるパルス管６の端
部に設けた熱交換器５ｂの熱交換部材として熱伝導率の
高いブロック材１０1に作動ガスの流通路１０2を形成
し、該熱交換部材を、熱交換器本体５ｂ1と一体構造又
はろう付けにより熱交換器本体に溶着して、熱的に一体
構造に形成したことである。
バラツキがなく、製造が容易で、パルス管冷凍機の性能
のコントロールを容易にし、ひいてはパルス管冷凍機の
性能の向上に寄与する熱交換器の熱交換部材を提供する
こと。 【解決手段】 パルス管冷凍機におけるパルス管６の端
部に設けた熱交換器５ｂの熱交換部材として熱伝導率の
高いブロック材１０1に作動ガスの流通路１０2を形成
し、該熱交換部材を、熱交換器本体５ｂ1と一体構造又
はろう付けにより熱交換器本体に溶着して、熱的に一体
構造に形成したことである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス管冷凍機詳し
くはパルス管冷凍機におけるパルス管の高温端部又は低
温端部或いは双方に設けた熱交換器の熱交換部材に関す
る。
くはパルス管冷凍機におけるパルス管の高温端部又は低
温端部或いは双方に設けた熱交換器の熱交換部材に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】核磁気共鳴診断装置（ＮＭＲ）や電子顕
微鏡等に使用される小型の極低温冷凍機としてパルス管
冷凍機は公知である。図１１に公知のダブルインレット
型パルス管冷凍機を示す。
微鏡等に使用される小型の極低温冷凍機としてパルス管
冷凍機は公知である。図１１に公知のダブルインレット
型パルス管冷凍機を示す。
【０００３】ダブルインレット型パルス管冷凍機は、ヘ
リウム圧縮機１と、蓄冷器２の高温部２ａとを作動ガス
が所定の周期で切換え連通される高圧弁３ａ及び、低圧
弁３ｂと、蓄冷器２の低温部２ｂと連通路４及び、熱交
換器５ｂを介してその低温部が連通しているパルス管６
と、該パルス管６の高温部とバッファタンク８とを熱交
換器５ａ及びオリフィス７を介して連通させ、前記高圧
弁３ａ及び低圧弁３ｂと蓄冷器２の高温部２ａへの作動
ガス通路と、前記熱交換器５ａとオリフィス７の連通路
とを、オリフィス７’を有するバイパス通路９で連通し
て構成されている。
リウム圧縮機１と、蓄冷器２の高温部２ａとを作動ガス
が所定の周期で切換え連通される高圧弁３ａ及び、低圧
弁３ｂと、蓄冷器２の低温部２ｂと連通路４及び、熱交
換器５ｂを介してその低温部が連通しているパルス管６
と、該パルス管６の高温部とバッファタンク８とを熱交
換器５ａ及びオリフィス７を介して連通させ、前記高圧
弁３ａ及び低圧弁３ｂと蓄冷器２の高温部２ａへの作動
ガス通路と、前記熱交換器５ａとオリフィス７の連通路
とを、オリフィス７’を有するバイパス通路９で連通し
て構成されている。
【０００４】なお、蓄冷器２内には銅、ステンレス鋼製
金網等の蓄冷材が充填されており、熱交換器５ａ、５ｂ
の内部にはアルミニウム等のパンチングプレート或いは
銅メッシュ１０が熱交換部材として積層充填されてい
る。１１は整流器である。
金網等の蓄冷材が充填されており、熱交換器５ａ、５ｂ
の内部にはアルミニウム等のパンチングプレート或いは
銅メッシュ１０が熱交換部材として積層充填されてい
る。１１は整流器である。
【０００５】上記のパルス管冷凍機は、圧縮機１で圧縮
された高圧のヘリウムガスは高圧弁３ａが開、低圧弁３
ｂが閉の運転モードになると蓄冷器２に流入し、蓄冷材
で冷却されて温度を下げながら蓄冷器２の低温部２ｂか
ら連通路４を通って熱交換器５ｂへ流入しで更に冷却さ
れてパルス管６の低温部へ流入する。
された高圧のヘリウムガスは高圧弁３ａが開、低圧弁３
ｂが閉の運転モードになると蓄冷器２に流入し、蓄冷材
で冷却されて温度を下げながら蓄冷器２の低温部２ｂか
ら連通路４を通って熱交換器５ｂへ流入しで更に冷却さ
れてパルス管６の低温部へ流入する。
【０００６】パルス管６内に既に存在していた低圧ガス
は新に流入された作動ガスにより圧縮されるためにパル
ス管６内の圧力がバッファタンク８内の圧力よりも高く
なり作動ガスはオリフィス７を通ってバッファタンク８
へ流入する。
は新に流入された作動ガスにより圧縮されるためにパル
ス管６内の圧力がバッファタンク８内の圧力よりも高く
なり作動ガスはオリフィス７を通ってバッファタンク８
へ流入する。
【０００７】次に、高圧弁が閉となり低圧弁が開に切り
替わると、パルス管６内の作動ガスは蓄冷器２の低温部
２ｂから蓄冷器２内を通過して高温部２ａから低圧弁３
ｂを経由して圧縮機１へと回収される。
替わると、パルス管６内の作動ガスは蓄冷器２の低温部
２ｂから蓄冷器２内を通過して高温部２ａから低圧弁３
ｂを経由して圧縮機１へと回収される。
【０００８】パルス管６とバッファタンク８とはオリフ
ィス７を介して連通されているため、圧力変動の位相と
作動ガスの体積変化の位相とが一定の位相差をもって変
化する。この位相差によってパルス管６の低温端におい
て作動ガスの膨張に伴う寒冷が発生し、上記課程が反復
されることにより冷凍機として作用している。ダブルオ
リフィス型パルス冷凍機では前記バイパス通路９に設け
たオリフィス７’を調節することにより前記位相差を自
由に調節している。
ィス７を介して連通されているため、圧力変動の位相と
作動ガスの体積変化の位相とが一定の位相差をもって変
化する。この位相差によってパルス管６の低温端におい
て作動ガスの膨張に伴う寒冷が発生し、上記課程が反復
されることにより冷凍機として作用している。ダブルオ
リフィス型パルス冷凍機では前記バイパス通路９に設け
たオリフィス７’を調節することにより前記位相差を自
由に調節している。
【０００９】公知のパルス管冷凍機の熱交換器５ａ、５
ｂは図１１に示すように熱交換部材として、アルミニウ
ムや銅製のパンチングプレート或いは金網（メッシュ）
を熱交換器本体５ｂ1内に１枚ずつ積層充填ているため
次の短所がある。
ｂは図１１に示すように熱交換部材として、アルミニウ
ムや銅製のパンチングプレート或いは金網（メッシュ）
を熱交換器本体５ｂ1内に１枚ずつ積層充填ているため
次の短所がある。
【００１０】(1) パンチングプレートやメッシュのよう
な熱交換部材は空隙部の容積が多く熱伝導面積が小さい
ので熱伝導性能が悪く、該熱交換部材と熱交換器本体と
が二つの部材が接触した構造であるため、作動ガスと熱
交換器本体５ｂ（５ａ）間の熱交換性能が悪い。
な熱交換部材は空隙部の容積が多く熱伝導面積が小さい
ので熱伝導性能が悪く、該熱交換部材と熱交換器本体と
が二つの部材が接触した構造であるため、作動ガスと熱
交換器本体５ｂ（５ａ）間の熱交換性能が悪い。
【００１１】(2) 熱交換部材としてパンチングプレート
やメッシュを人手により１枚ずつ熱交換器本体内へ挿入
するため製造に労力と時間がかかり、更に、１枚１枚挿
入するときの押圧力の強さかげんのバラツキと、挿入角
度のズレによるガス流路の変位により熱交換性能と作動
ガスの流動抵抗のバラツキにより冷凍機の性能のコント
ロールが困難である。
やメッシュを人手により１枚ずつ熱交換器本体内へ挿入
するため製造に労力と時間がかかり、更に、１枚１枚挿
入するときの押圧力の強さかげんのバラツキと、挿入角
度のズレによるガス流路の変位により熱交換性能と作動
ガスの流動抵抗のバラツキにより冷凍機の性能のコント
ロールが困難である。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の熱交
換部材の問題点を改良し、品質にバラツキがなく、製造
が容易で、パルス管冷凍機の性能のコントロールを容易
にし、ひいてはパルス管冷凍機の性能の向上に寄与する
熱交換器の熱交換部材を提供することを目的とするもの
である。
換部材の問題点を改良し、品質にバラツキがなく、製造
が容易で、パルス管冷凍機の性能のコントロールを容易
にし、ひいてはパルス管冷凍機の性能の向上に寄与する
熱交換器の熱交換部材を提供することを目的とするもの
である。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルス管冷凍
機におけるパルス管の端部に設けた熱交換器の熱交換部
材を熱伝導率の高いブロック材に作動ガスの流通路を形
成したことである。
機におけるパルス管の端部に設けた熱交換器の熱交換部
材を熱伝導率の高いブロック材に作動ガスの流通路を形
成したことである。
【００１４】前記熱交換部材は、熱交換器本体と一体構
造又はろう付けにより熱交換器本体に溶着されて、熱的
に一体構造に形成されていることである。
造又はろう付けにより熱交換器本体に溶着されて、熱的
に一体構造に形成されていることである。
【００１５】前記ブロック材に形成した作動ガスの流通
路は、円柱状ブロック材の外周壁から中心方向に、或い
は中心部から外周壁方向に放射状にスリットを刻設形成
したことである。
路は、円柱状ブロック材の外周壁から中心方向に、或い
は中心部から外周壁方向に放射状にスリットを刻設形成
したことである。
【００１６】前記ブロック材に形成した作動ガスの流通
路は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が円形、楕円
形、多角形等の多数の貫通孔を規則的に配列穿設形成し
たことである。
路は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が円形、楕円
形、多角形等の多数の貫通孔を規則的に配列穿設形成し
たことである。
【００１７】前記ブロック材に形成した作動ガスの流通
路は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が円弧状の貫
通孔を同心円状に配列穿設形成したことである。
路は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が円弧状の貫
通孔を同心円状に配列穿設形成したことである。
【００１８】前記ブロック材に形成した作動ガスの流通
路は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が１対の櫛状
のスリットを刻設形成したことである。
路は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が１対の櫛状
のスリットを刻設形成したことである。
【００１９】前記ブロック材に形成した作動ガスの流通
路は、円柱状ブロック材の外周壁から中心方向に放射状
に、かつ、螺旋状に捻転したスリットを刻設形成したこ
とである。
路は、円柱状ブロック材の外周壁から中心方向に放射状
に、かつ、螺旋状に捻転したスリットを刻設形成したこ
とである。
【００２０】前記ブロック材に形成した作動ガスの流通
路は、円柱状ブロック材の１端面から他端面の近傍まで
平行な多数のスリットを刻設し、前記他端面の近傍に外
周から前記各スリットに連通する円弧状スリットを刻設
形成したことである。である。
路は、円柱状ブロック材の１端面から他端面の近傍まで
平行な多数のスリットを刻設し、前記他端面の近傍に外
周から前記各スリットに連通する円弧状スリットを刻設
形成したことである。である。
【００２１】
【発明の実施の形態】本発明にかかる熱交換材の実施形
態について図１ないし図１０を参照して説明する。な
お、図中同一部品には同一符号を付し説明の重複を省略
する。図１、は本発明の第１の実施形態の熱交換部材を
熱交換器本体に取付けた状態の説明図で（ａ）図は取付
け部の縦断面図、（ｂ）図は（ａ）図におけるＡ−Ａ線
断面図である。この例はパルス管６の低温部に取付けら
れた熱交換器５ｂを示すものである。
態について図１ないし図１０を参照して説明する。な
お、図中同一部品には同一符号を付し説明の重複を省略
する。図１、は本発明の第１の実施形態の熱交換部材を
熱交換器本体に取付けた状態の説明図で（ａ）図は取付
け部の縦断面図、（ｂ）図は（ａ）図におけるＡ−Ａ線
断面図である。この例はパルス管６の低温部に取付けら
れた熱交換器５ｂを示すものである。
【００２２】円柱体からなる熱交換部材１０は熱交換器
本体５ｂ1に銀ろう付けされており、該本体５ｂ1の外周
壁から中心部まで達する通孔５ｂ2が穿設されており、
作動ガスは熱交換部材１０の１端面の中心部から外周面
に向かって拡散し、該１端面の全面から熱交換部材の軸
線方向に流入し熱交換部材と熱交換して該熱交換部材の
他端面からパルス管６内へ流入する形式のものである。
熱交換部材１０と熱交換器本体５ｂ1とを鋳造等により
一体構造にすれば熱交換性能をさらに向上できる。
本体５ｂ1に銀ろう付けされており、該本体５ｂ1の外周
壁から中心部まで達する通孔５ｂ2が穿設されており、
作動ガスは熱交換部材１０の１端面の中心部から外周面
に向かって拡散し、該１端面の全面から熱交換部材の軸
線方向に流入し熱交換部材と熱交換して該熱交換部材の
他端面からパルス管６内へ流入する形式のものである。
熱交換部材１０と熱交換器本体５ｂ1とを鋳造等により
一体構造にすれば熱交換性能をさらに向上できる。
【００２３】図２は本発明の熱交換部材の第１の実施形
態の詳細説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料の
円柱状ブロック材１０1に該円柱状ブロック材の外周壁
から中心方向に放射状に複数のスリット１０2、１０2・
・・を刻設した構造である。
態の詳細説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料の
円柱状ブロック材１０1に該円柱状ブロック材の外周壁
から中心方向に放射状に複数のスリット１０2、１０2・
・・を刻設した構造である。
【００２４】図３は本発明の熱交換部材の第２の実施形
態の詳細説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料の
円柱状ブロック材１０1に該円柱状ブロック材の中心部
に設けた貫通孔から外周壁に向かって放射状に複数のス
リット１０2、１０2・・・を刻設した構造である。
態の詳細説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料の
円柱状ブロック材１０1に該円柱状ブロック材の中心部
に設けた貫通孔から外周壁に向かって放射状に複数のス
リット１０2、１０2・・・を刻設した構造である。
【００２５】図４、図５は本発明の熱交換部材の第３の
実施形態の説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料
の円柱状ブロック材１０1に該円柱状ブロック材の軸線
方向に図４では断面が円形（楕円形も含む）の、図５で
は角型（多角形）の多数の貫通孔１０3、１０3、・・、
１０4、１０4、・・を規則的に配列穿設した構造であ
る。
実施形態の説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料
の円柱状ブロック材１０1に該円柱状ブロック材の軸線
方向に図４では断面が円形（楕円形も含む）の、図５で
は角型（多角形）の多数の貫通孔１０3、１０3、・・、
１０4、１０4、・・を規則的に配列穿設した構造であ
る。
【００２６】図６は本発明の熱交換部材の第４の実施形
態の説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料の円柱
状ブロック材１０1の軸線方向に断面が円弧状の貫通孔
１０5、１０5、・・同心円状に配列穿設した構造であ
る。
態の説明図であって、銅等の熱伝導率の高い材料の円柱
状ブロック材１０1の軸線方向に断面が円弧状の貫通孔
１０5、１０5、・・同心円状に配列穿設した構造であ
る。
【００２７】図７は本発明の第５の実施形態の説明図で
あって、銅等の熱伝導率の高い材料の円柱状ブロック材
１０1の軸線方向に断面が１対の櫛状のスリット１０6、
１０ 6、・・を刻設した構造である。
あって、銅等の熱伝導率の高い材料の円柱状ブロック材
１０1の軸線方向に断面が１対の櫛状のスリット１０6、
１０ 6、・・を刻設した構造である。
【００２８】図８は本発明の第６の実施形態の説明図で
あって、（ａ）図は正面図、（ｂ）図は（ａ）図におけ
るＣ−Ｃ線断面図である。該実施形態は、銅等の熱伝導
率の高い材料の円柱状ブロック材１０1の外周壁から中
心方向に放射状に、かつ、螺旋状に捻転したスリット１
０7、１０7・・を刻設した構造である。この実施形態は
熱交換部材の熱伝導面積を大きくできる。
あって、（ａ）図は正面図、（ｂ）図は（ａ）図におけ
るＣ−Ｃ線断面図である。該実施形態は、銅等の熱伝導
率の高い材料の円柱状ブロック材１０1の外周壁から中
心方向に放射状に、かつ、螺旋状に捻転したスリット１
０7、１０7・・を刻設した構造である。この実施形態は
熱交換部材の熱伝導面積を大きくできる。
【００２９】図９は本発明の第７の実施形態の説明図で
あって、（ａ）図は本発明にかかる熱交換部材の正面
図、（ｂ）図は平面図、（ｃ）図は（ａ）図におけるＤ
−Ｄ断面図、（ｄ）図は右側面図である。銅等の熱伝導
率の高い材料の円柱状ブロック材１０1の１端面から他
端面の近傍まで平行な多数のスリット１０8、１０8、・
・を刻設し、前記他端面の近傍に外周から前記各スリッ
ト１０8、・・に連通する円弧状スリット１０9を刻設し
た構造である。
あって、（ａ）図は本発明にかかる熱交換部材の正面
図、（ｂ）図は平面図、（ｃ）図は（ａ）図におけるＤ
−Ｄ断面図、（ｄ）図は右側面図である。銅等の熱伝導
率の高い材料の円柱状ブロック材１０1の１端面から他
端面の近傍まで平行な多数のスリット１０8、１０8、・
・を刻設し、前記他端面の近傍に外周から前記各スリッ
ト１０8、・・に連通する円弧状スリット１０9を刻設し
た構造である。
【００３０】上記第７の実施形態の熱交換部材は、図１
０に示すように熱交換部材１０の端面部側方から円弧状
スリット１０9内へ作動ガスを流入させ、円弧状スリッ
ト１０9と連通しているスリット１０8、・・内を通って
パルス管６内へ流入させる形式の構造である。
０に示すように熱交換部材１０の端面部側方から円弧状
スリット１０9内へ作動ガスを流入させ、円弧状スリッ
ト１０9と連通しているスリット１０8、・・内を通って
パルス管６内へ流入させる形式の構造である。
【００３１】図１〜図１０に示す本発明の何れの実施形
態においても、熱交換部材１０を銅等の高熱伝導率のブ
ロックに作動ガスの流通路を加工しているため、作動ガ
スが熱交換器（５ａ、５ｂ）の本体（５ａ1、５ｂ1）へ
の熱伝導により熱交換を行なう熱伝導面積が従来のメッ
シュやパンチングプレートを積層したものに比べて大き
いので熱伝導性能を向上できる。
態においても、熱交換部材１０を銅等の高熱伝導率のブ
ロックに作動ガスの流通路を加工しているため、作動ガ
スが熱交換器（５ａ、５ｂ）の本体（５ａ1、５ｂ1）へ
の熱伝導により熱交換を行なう熱伝導面積が従来のメッ
シュやパンチングプレートを積層したものに比べて大き
いので熱伝導性能を向上できる。
【００３２】
【発明の効果】本発明は熱交換部材を銅等の高熱伝導率
のブロック材に作動ガスの流通路を加工しているため、
作動ガスが熱交換器（５ａ、５ｂ）の本体（５ａ1、５
ｂ1）への熱伝導により熱交換を行なう熱伝導面積が従
来のメッシュやパンチングプレートを積層したものに比
べて大きいので熱交換器の熱伝導性能を向上できる。
のブロック材に作動ガスの流通路を加工しているため、
作動ガスが熱交換器（５ａ、５ｂ）の本体（５ａ1、５
ｂ1）への熱伝導により熱交換を行なう熱伝導面積が従
来のメッシュやパンチングプレートを積層したものに比
べて大きいので熱交換器の熱伝導性能を向上できる。
【００３３】熱交換部材と熱交換器本体とを一体構造又
はろう付けにより溶着することにより作動ガスと熱交換
器本体間の熱交換性能を向上させることができ冷凍性能
を向上できる。さらに、熱交換部材を機械加工により製
作できるので製作が容易であるとともに、品質にバラツ
キがないのでパルス管冷凍機の性能のコントロールを容
易にし、ひいてはパルス管冷凍機の性能の向上に寄与で
きる。
はろう付けにより溶着することにより作動ガスと熱交換
器本体間の熱交換性能を向上させることができ冷凍性能
を向上できる。さらに、熱交換部材を機械加工により製
作できるので製作が容易であるとともに、品質にバラツ
キがないのでパルス管冷凍機の性能のコントロールを容
易にし、ひいてはパルス管冷凍機の性能の向上に寄与で
きる。
【図１】本発明にかかる第１の実施形態の熱交換部材を
熱交換器本体内へ取付けた状態の説明図で、（ａ）図は
取付け部の縦断面図。（ｂ）図は（ａ）図におけるＡ−
Ａ線断面図。
熱交換器本体内へ取付けた状態の説明図で、（ａ）図は
取付け部の縦断面図。（ｂ）図は（ａ）図におけるＡ−
Ａ線断面図。
【図２】本発明にかかる第１の実施形態の熱交換部材の
詳細説明図で（ａ）図は正面図。（ｂ）図は（ａ）図に
おけるＢ−Ｂ線断面図。
詳細説明図で（ａ）図は正面図。（ｂ）図は（ａ）図に
おけるＢ−Ｂ線断面図。
【図３】本発明にかかる第２の実施形態の熱交換部材の
平面図
平面図
【図４】本発明にかかる第３の実施形態の熱交換部材の
平面図。
平面図。
【図５】本発明にかかる第３の実施形態の熱交換部材の
平面図。
平面図。
【図６】本発明にかかる第４の実施形態の熱交換部材の
平面図。
平面図。
【図７】本発明にかかる第５の実施形態の熱交換部材の
平面図。
平面図。
【図８】本発明にかかる第６の実施形態の熱交換部材の
説明図で（ａ）図は正面図。（ｂ）図は（ａ）図におけ
るＣ−Ｃ線断面図。
説明図で（ａ）図は正面図。（ｂ）図は（ａ）図におけ
るＣ−Ｃ線断面図。
【図９】本発明にかかる第７の実施形態の熱交換部材の
説明図で（ａ）図は正面図。（ｂ）図は平面図。（ｃ）
図は（ａ）図におけるＤ−Ｄ線断面図。（ｄ）図は右側
面図。
説明図で（ａ）図は正面図。（ｂ）図は平面図。（ｃ）
図は（ａ）図におけるＤ−Ｄ線断面図。（ｄ）図は右側
面図。
【図１０】同第７の実施形態の熱交換部材を熱交換器本
体に取付けた状態の説明図。
体に取付けた状態の説明図。
【図１１】公知のダブルインレット型パルス管冷凍機の
説明図。
説明図。
【図１２】公知のパルス管冷凍機における熱交換器の説
明図。
明図。
１ 圧縮機 ７、７’ オリ
フィス ２ 蓄冷器 ８ バッ
ファタンク ２ａ 蓄冷器高温部 ９ バイ
パス通路 ２ｂ 蓄冷器低温部 １０ 熱交
換部材 ３ａ 高圧弁 １０1 円柱
状ブロック材 ３ｂ 低圧弁 １０2 スリ
ット ４ 連通路 １０3、１０4 貫通
孔 ５ａ、５ｂ 熱交換器 １０5~9 スリ
ット ５ａ1、５ｂ2 熱交換器本体 １１ 整
流器 ６ パルス管
フィス ２ 蓄冷器 ８ バッ
ファタンク ２ａ 蓄冷器高温部 ９ バイ
パス通路 ２ｂ 蓄冷器低温部 １０ 熱交
換部材 ３ａ 高圧弁 １０1 円柱
状ブロック材 ３ｂ 低圧弁 １０2 スリ
ット ４ 連通路 １０3、１０4 貫通
孔 ５ａ、５ｂ 熱交換器 １０5~9 スリ
ット ５ａ1、５ｂ2 熱交換器本体 １１ 整
流器 ６ パルス管
Claims (8)
- 【請求項１】パルス管冷凍機におけるパルス管の端部に
設けた熱交換器の熱交換部材を熱伝導率の高いブロック
材に作動ガスの流通路を形成していることを特徴とする
パルス管冷凍機の熱交換器。 - 【請求項２】ブロック材に作動ガスの流通路を形成して
なる熱交換部材は、熱交換器本体と一体構造又はろう付
けにより熱交換器本体に溶着されていることを特徴とす
る請求項１記載のパルス管冷凍機の熱交換器。 - 【請求項３】ブロック材に形成した作動ガスの流通路
は、円柱状ブロック材の外周壁から中心方向に、或いは
中心部から外周壁方向に放射状にスリットを刻設形成し
ていることを特徴とする請求項１又は請求項２記載のパ
ルス管冷凍機の熱交換器。 - 【請求項４】ブロック材に形成した作動ガスの流通路
は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が円形、楕円
形、多角形等の多数の貫通孔を規則的に配列穿設形成し
ていることを特徴とする請求項１又は請求項２記載のパ
ルス管冷凍機の熱交換器。 - 【請求項５】ブロック材に形成した作動ガスの流通路
は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が円弧状の貫通
孔を同心円状に配列穿設形成していることを特徴とする
請求項１又は請求項２記載のパルス管冷凍機の熱交換
器。 - 【請求項６】ブロック材に形成した作動ガスの流通路
は、円柱状ブロック材の軸線方向に断面が１対の櫛状の
スリットを刻設形成していることを特徴とする請求項１
又は請求項２記載のパルス管冷凍機の熱交換器。 - 【請求項７】ブロック材に形成した作動ガスの流通路
は、円柱状ブロック材の外周壁から中心方向に放射状
に、かつ、螺旋状に捻転したスリットを刻設形成してい
ることを特徴とする請求項１又は請求項２記載のパルス
管冷凍機の熱交換器。 - 【請求項８】ブロック材に形成した作動ガスの流通路
は、円柱状ブロック材の１端面から他端面の近傍まで平
行な多数のスリットを刻設し、前記他端面の近傍に外周
から前記各スリットに連通する円弧状スリットを刻設形
成していることを特徴とする請求項１又は請求項２記載
のパルス管冷凍機の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001058106A JP2002257428A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | パルス管冷凍機の熱交換器 |
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|---|---|---|---|
| JP2001058106A JP2002257428A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | パルス管冷凍機の熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002257428A true JP2002257428A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18917885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001058106A Pending JP2002257428A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | パルス管冷凍機の熱交換器 |
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