JP2002254247A - 型彫り微細放電加工による高効率孔加工方法 - Google Patents

型彫り微細放電加工による高効率孔加工方法

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JP2002254247A JP2001049030A JP2001049030A JP2002254247A JP 2002254247 A JP2002254247 A JP 2002254247A JP 2001049030 A JP2001049030 A JP 2001049030A JP 2001049030 A JP2001049030 A JP 2001049030A JP 2002254247 A JP2002254247 A JP 2002254247A
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哲司 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗放電加工工程及び仕上げ放電加工加工の2
段階によりワークに異形状孔を形成し且つ仕上げる放電
加工方法を提供する。 【解決手段】 本発明の粗放電加工工程及び仕上げ放電
加工加工の2段階によりワークに異形状孔を形成し且つ
仕上げる放電加工方法は、ワークに形成される異形状孔
に対応する雄形状を備えた電極でワークに異形状孔を形
成する粗放電加工工程、ワークに形成した異形状孔を仕
上げるために異形状孔に対応する雄形状を備える電極を
修正成形する工程、修正成形した電極で粗放電加工を行
なったワークの異形状孔を仕上げる仕上げ放電加工工
程、及びワークの異形状孔の仕上げ放電加工を行なった
後に電極を修正成形することなく仕上げ放電加工に使用
したままの電極で次回の異形状孔を形成する粗放電加工
工程を順次繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粗放電加工工程及
び仕上げ放電加工加工の2段階により燃料噴射ノズル及
びオリフィス等の異形状孔を形成し且つ仕上げる型彫り
微細放電加工による高効率孔加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術においては、粗加工及び仕上
げ加工の2段階の加工により異形状の孔特にテーパ孔あ
るいはスプレット孔を加工形成する場合に、粗加工及び
仕上げ加工のそれぞれの工程に異なる装置または異なる
工具を用いて加工する加工方法が提供されている。
【0003】特開平11−300530号に記載される
ように、異形状の孔であるテーパ孔あるいはスプレット
孔を加工形成する場合、粗加工工程には切削加工、プレ
ス加工、レーザ加工といった加工方法を適用して粗加工
の高速化を図り、そして仕上げ加工工程には型彫り放電
加工を用いて仕上げ加工の高精度化を図り、それによっ
て粗加工工程及び仕上げ加工工程の2段階加工方法によ
り高精度化及び高能率化を図っている。
【0004】異形状の孔を粗加工工程及び仕上げ加工工
程の2段階加工方法によって高精度化及び高能率化を図
るためには、仕上げ加工工程においてワークからの材料
の除去量を極力減少させること、すなわち粗加工工程に
おいて如何に仕上げ加工寸法近くまで下孔を大きく加工
するかが重要な点となってくる(但し、仕上げ寸法を超
えない寸法まで)。仕上げ加工工程においてワークから
の材料の除去量を減少させるためには、下孔は単なるス
トレート孔ではなく、極力仕上げ形状の孔に相似形で且
つ仕上げ寸法近くの寸法にテーパ孔あるいはスプレット
孔を加工することが望ましい。しかしながら、上記従来
の切削加工、プレス加工、レーザ加工といった加工方法
で、異形状の孔すなわちテーパ孔あるいはスプレット孔
を加工することは非常に困難である。比較的実現性の高
いレーザ加工であっても、ストレートの穴を加工するの
に比べて異形状の穴を加工する場合は数倍もの加工時間
を必要とする。
【0005】また、粗加工工程と仕上げ加工工程とにお
いて、それらの加工工程に用いる加工装置あるいは設備
が相違すると、粗加工工程と仕上げ加工工程とのそれぞ
れ加工において穴の位置を検出する必要があり、さらに
複数の設備等も必要となってくるという問題がある。下
孔の粗加工工程において、下孔を切削加工またはプレス
加工によって加工を行なった場合には下孔にはバリが形
成され、また、レーザ加工によって下孔を加工した場合
には下孔にドロス及びスパッタが付着するので、その後
の仕上げ加工において正確な下孔位置を検出することが
困難となってくる。このため下孔位置検出精度を向上さ
せるためには、バリ及び付着物の除去工程が必要とな
り、作業時間(サイクルタイム)の増加を避けることが
できない。
【0006】上記下孔位置検出精度に関する問題点は、
粗加工工程及び仕上げ加工工程をともに型彫り微細放電
加工機を用いることにより解決できるが、微細放電加工
機は加工能率が低くて、作業時間が長くなることが懸念
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するために、異形状孔であるテーパ孔あるいはスプ
レット孔を粗放電加工工程と仕上げ放電加工工程の2段
階により加工する場合に、粗放電加工用電極と仕上げ放
電加工用電極とが同一形状であるという点と、仕上げ放
電加工工程においては加工代を少なくすることによって
電極消耗量を少なくすることができるという点とに着目
して、粗放電加工と仕上げ放電加工の双方の工程におい
て同一の電極を用いて、且つ通常行なうべき下孔加工前
の電極の成形をする工程を省略する。この下孔加工前の
電極の成形をする工程を省略することによって、作業時
間の短縮及び装置の簡素化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の粗放電加工工程及び仕上げ放電加工加工の
2段階によりワークに異形状孔を形成し且つ仕上げる型
彫り微細放電加工による高効率孔加工方法は、ワークに
形成される異形状孔に対応する雄形状を備えた電極で、
ワークに異形状孔を形成する粗放電加工工程、ワークに
形成した異形状孔を仕上げるために、異形状孔に対応す
る雄形状を備える電極を成形する工程、成形した電極
で、粗放電加工を行なったワークの異形状孔を仕上げる
仕上げ放電加工工程、及びワークの異形状孔の仕上げ放
電加工を行なった後に、電極を成形することなく、仕上
げ放電加工に使用したままの電極で、次回の異形状孔を
形成する粗放電加工工程、を順次繰り返す工程を採用す
る。
【0009】すなわち、本発明においては、粗放電加工
工程の後にのみ電極を成形する工程を設けて、仕上げ放
電加工工程を実施することにより、従来技術で採用され
ている粗放電加工工程前の電極を成形する工程、および
この成形する工程後の電極先端位置を検出する工程を削
除することができ、作業時間を短縮し且つ製造価格を削
減することができる粗放電加工工程及び仕上げ放電加工
加工の2段階によりワークに異形状孔を形成し且つ仕上
げる型彫り微細放電加工による高効率孔加工方法を提供
することが可能となる。
【0010】さらに、本発明の粗放電加工工程及び仕上
げ放電加工加工の2段階によりワークに異形状孔を形成
し且つ仕上げる型彫り微細放電加工による高効率孔加工
方法は、仕上げ放電加工工程における異形状孔の仕上げ
加工代が、少なくとも電極を成形する工程における電極
の成形の加工代であることを採用する。または、本発明
の粗放電加工工程及び仕上げ放電加工加工の2段階によ
りワークに異形状孔を形成し且つ仕上げる放電加工方法
は、仕上げ放電加工工程における異形状孔の仕上げ加工
代が、少なくとも粗放電加工工程における異形状孔の表
面の粗さを削除できる加工代であることを採用する。
【0011】すなわち、本発明においては、仕上げ放電
加工工程における異形状孔の仕上げ加工代が、粗放電加
工後の電極の成型加工代、または粗放電加工後の表面粗
さを削除できる加工代にすることによって、仕上げ放電
加工工程において電極の消耗をほとんど回避することが
できるので、次回の粗放電加工前に電極を成形する工程
を設けることなく、仕上げ放電加工後の電極を粗加工工
程にそのまま使用することが可能となる。したがって、
必然的にこの電極を成形する工程後の電極先端位置を検
出する工程を削除することが可能となる粗放電加工工程
及び仕上げ放電加工加工の2段階によりワークに異形状
孔を形成し且つ仕上げる型彫り微細放電加工による高効
率孔加工方法を提供することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】放電加工においてはその加工原理
を考慮すれば、図2の(a)に示す成形された電極1
は、放電加工によるワークの除去量が増加するにつれ
て、図2の(b)に示す電極1のように、特に電極1の
先端に消耗部分13が発生する。この消耗した図2の
(b)に示すような電極1をそのままの形状で放電加工
に引続いて使用した場合、その消耗した電極形状が、ワ
ークの加工部分に転写され、所望の孔形状を得ることが
できないという結果をもたらす。特に、異形状孔である
テーパ孔及びスプレット孔を放電加工する場合には、電
極の形状精度が孔の形状精度に大きく依存するので、放
電加工前に電極を成形する必要があった。しかしながら
本発明において採用した粗放電加工と仕上げ放電加工と
の2段階加工においては、粗放電加工工程において加工
される下孔の形状精度は、仕上げ放電加工における加工
厚みを考慮すれば、それほど精度を高くする必要がない
ことが分かった。そこで多少消耗された仕上げ放電加工
後の電極を成形することなくそのまま粗放電加工に用い
て、下孔を加工することが可能である。
【0013】但し、粗加工放電工程において、ワークの
加工の進行に伴い電極の消耗が大きくなると、電極消耗
量に対応してワークの除去量が少なくなることになる。
したがって、粗加工放電におけるワークの除去量が少な
くなる分だけ、仕上げ放電加工工程における仕上げ加工
の加工時間が増加して、仕上げ加工での電極消耗量も大
きくなり、互いの工程において電極が消耗するという悪
循環が発生する。そこで、粗放電加工工程においてはで
きる限り仕上げ寸法に近い下孔を放電加工し、仕上げ放
電加工工程での加工代tは、図3に示すように、15μ
以下に抑えるようにする必要がある。それによって、仕
上げ放電加工における電極消耗をほとんど回避すること
ができる。
【0014】また、放電加工の際に発生するスラッジ
は、放電加工の妨げとなり加工能率に影響するので、加
工液6(図1に図示する)をポンプ等で強制循環する
か、または超音波あるいは攪拌機で攪拌して、ワークの
放電加工面からのスラッジの排出を促進することが必要
である。 実施例1 本発明においては、異形状孔であるテーパ孔あるいはス
プレット孔を、粗放電加工工程及び仕上げ放電加工加工
の2段階により放電加工する場合は、図1に示す型彫り
微細放電加工機を用いて図4に示す工程(太線矢印は工
程順序を示す)で行なっている。本発明において使用す
る型彫り微細放電加工機12について説明する。図1に
示すごとく、電極1は電極ガイド2を介して電極送りヘ
ッド4に取り付けられ、電極送りヘッドには電極回転装
置12が設けてあり、電極回転装置により電極1は回転
可能に構成されている。また、電極送りヘッド4はNC
軸制御装置9により制御されるNC軸7取り付けられて
いる。電極1の下方には加工液6が満たされた加工槽5
が配置されている。この加工槽内にワーク3は、放電電
源8からの電圧を電極1に付加して放電加工される。
【0015】本発明においては、先の仕上げ放電加工工
程で用いた電極を粗放電加工に使用することによって
(新しい電極を使用する場合のみ、いずれかの方法で電
極の成形を行なう。)、粗放電加工前に電極先端を成形
する工程(図5に示す工程1−2)、及び電極先端位置
を検出する工程(図5に示す工程1−3を省略して、粗
放電加工工程(図4に示す工程2)を実施することが可
能である。
【0016】すなわち、本発明の異形状孔であるテーパ
孔あるいはスプレット孔を放電加工する方法は、次の工
程、 工程1−1. 放電加工機20に装備した加工槽5内の
所定の位置に、電極1と、電極成形板10と、ワーク3
とを設置する工程(図4の(a))、 工程2. NC軸7を垂直方向(図1のZ方向)及び加
工槽5を水平方向(図1のX、Y方向)にNC軸加工槽
制御装置9により制御し且つ電極送りヘッド4で電極1
の垂直方向(図1のZ方向)を制御することにより、電
極1をワークの加工点まで移動し、放電電源8により電
極1とワーク3との間に電圧パルスを印加(電極−、電
極成形板+)した状態で、電極送りヘッド4により電極
1を一定量送り出し、電極1の電極形状に倣った形状で
ワーク3の下孔部分を加工除去する粗放電加工工程(図
4の(b))、(なお、本発明の粗放電加工工程におい
ては、放電加工エネルギーを大きくすることによって、
高速の放電加工を可能とする。)、 工程3. 上記工程2と同様にNC軸7と加工槽5とを
制御し且つ電極送りヘッド4で電極1を制御することに
より、電極1を電極成形板10上に移動して、放電電源
8により電極1と電極成形板10との間に電圧パルスを
印加(電極+、電極成形板−)した状態で、電極回転装
置11により電極1を回転(矢印R)させ、電極送りヘ
ッド4により電極1を送り出すことによって、電極成形
板8に倣った形状の電極先端を成形する工程(図4の
(c))、 工程4. 上記工程2及び3と同様にNC軸7と加工槽
5とを制御し且つ電極送りヘッド4で電極1を制御する
ことにより、電極1をワーク3上に移動し、電極1とワ
ーク3との間に電圧を印加(電極−、電極成形板+)し
た状態で、電極送りヘッド4により電極1を送り出し、
ワーク3に接触させることで電極先端位置を検出する工
程(図4の(d))、(なお、このワークを接触検知す
る点は、ワークの加工点とは異なるワークに支障を与え
ない点とする。)、及び 工程5. 上記工程2、3及び4と同様にNC軸7と加
工槽5とを制御し且つ電極送りヘッド4で電極1を制御
することにより、電極1をワークの加工点まで移動し、
放電電源8により電極1とワーク3との間に電圧パルス
を印加(電極−、電極成形板+)した状態で、電極送り
ヘッド4により電極1を一定量送り出し、電極1の電極
形状に倣った形状でワーク3の下孔部分を加工除去する
仕上げ放電加工工程(図4の(e))、(本発明のこの
仕上げ放電加工工程においては、放電加工エネルギーを
小さくすることによって、精度の良い仕上げ放電加工を
可能にする。)、を含んでなる。
【0017】さらに、図4に示すように、本発明におい
ては、工程5(図4の(e))の後、引き続き工程2
(図4の(b))を行なうことによって、工程1−1
(図4の(a))を省略することができる。なお、本実
施例1においては、工程4の「電極先端位置を検出する
工程」は、他の手段(例えば、ワーク位置検出探知セン
サー)を放電加工装置に設けることによって省略するこ
とが可能である。
【0018】比較例 従来技術において、異形状孔であるテーパ孔あるいはス
プレット孔を、粗放電加工工程及び仕上げ放電加工加工
の2段階により放電加工する場合は、図1に示す放電加
工装置を用いて図5に示す工程で行なっている。すなわ
ち、従来技術によるテーパ孔あるいはスプレット孔の放
電加工方法は、つぎの工程、 工程1−1. 放電加工機20に装備した加工槽5内の
所定の位置に、電極1と、電極成形板10と、ワーク3
とを設置する工程(図5の(a))、 工程1−2. 電極1を電極成形板10上に移動して、
放電電源8により電極1と電極成形板10との間に電圧
パルスを印加(電極+、電極成形板−)した状態で、電
極回転装置11により電極1を回転(矢印R)させ、電
極送りヘッド4により電極1を送り出すことによって、
電極成形板8に倣った形状の電極先端を成形する工程
(図5の(b))、 工程1−3. 電極1をワーク3上に移動し、電極1と
ワーク3との間に電圧を印加(電極−、電極成形板+)
した状態で、電極送りヘッド4により電極1を送り出
し、ワーク3に接触させることで電極先端位置を検出す
る工程(図5の(c))、 工程2. 電極1をワークの加工点まで移動し、放電電
源8により電極1とワーク3との間に電圧パルスを印加
(電極−、電極成形板+)した状態で、電極送りヘッド
4により電極1を一定量送り出し、電極1の電極形状に
倣った形状でワーク3の下孔部分を加工除去する粗放電
加工工程(図5の(d))、 工程3. 電極1を電極成形板10上に移動して、放電
電源8により電極1と電極成形板10との間に電圧パル
スを印加(電極+、電極成形板−)した状態で、電極回
転装置11により電極1を回転(矢印R)させ、電極送
りヘッド4により電極1を送り出すことによって、電極
成形板8に倣った形状の電極先端を成形する工程(図5
の(e))、(すなわち、上記工程1−2を繰り返す工
程)、 工程4. 電極1をワーク3上に移動し、電極1とワー
ク3との間に電圧を印加(電極−、電極成形板+)した
状態で、電極送りヘッド4により電極1を送り出し、ワ
ーク3に接触させることで電極先端位置を検出する工程
(図5の(f))、(すなわち、上記工程1−3を繰り
返す工程)、及び 工程5. 電極1をワークの加工点まで移動し、放電電
源8により電極1とワーク3との間に電圧パルスを印加
(電極−、電極成形板+)した状態で、電極送りヘッド
4により電極1を一定量送り出し、電極1の電極形状に
倣った形状でワーク3の下孔部分を加工除去する仕上げ
放電加工工程(図5の(g))、を含んでなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に使用する放電加工機の模式図
を示す。
【図2】図2は、それぞれ電極を示し、図2の(a)は
成形後すなわち放電加工に使用する前の電極であり、図
2の(b)は放電加工に使用した後の消耗した電極をし
めす。
【図3】図3は、本発明の電極と、仕上げ放電加工工程
でのワークの加工代とを模式的に示す図である。
【図4】図4は、本発明の2段階放電加工における各工
程を示す図であり、(a)は電極、電極成形板及びワー
クを設置する工程、(b)は粗放電加工工程、(c)は
電極先端を成形する工程、(d)は電極先端位置を検出
する工程、及び(e)は仕上げ放電加工工程を示す。
【図5】図5は、従来技術の2段階放電加工における各
工程を示す図であり、(a)は電極、電極成形板及びワ
ークを設置する工程、(b)は電極先端を成形する工
程、(c)は電極先端位置を検出する工程、(d)は粗
放電加工工程、(e)は電極先端を成形する工程、
(f)は電極先端を成形する工程、(g)は仕上げ放電
加工工程を示す。
【符号の説明】
1…電極 2…電極ガイド 3…ワーク 4…電極送りヘッド 5…加工槽 6…加工液 7…NC軸 8…放電電源 9…NC軸加工槽制御装置 10…電極成形板 11…電極回転装置 12…放電加工機 13…電極先端の消耗部分 R…電極回転方向 t…仕上げ放電加工工程における加工代 X…加工槽移動方向 Y…加工槽移動方向 Z…NC軸及び電極移動方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗放電加工工程及び仕上げ放電加工加工
    の2段階によりワークに異形状孔を形成し且つ仕上げる
    型彫り微細放電加工による高効率孔加工方法において、 放電加工機の加工槽内に、電極と、電極成形板と、ワー
    クとを設置する工程、 前記ワークに形成される異形状孔に対応する雄形状を備
    えた電極で、前記ワークに異形状孔を形成する粗放電加
    工工程、 前記ワークに形成する異形状孔を仕上げるために、異形
    状孔に対応する雄形状を備える前記電極を成形する工
    程、 成形した前記電極で、粗放電加工を行なった前記ワーク
    の異形状孔を仕上げる仕上げ放電加工工程、及び前記ワ
    ークの異形状孔の仕上げ放電加工を行なった後に、前記
    電極を成形することなく、仕上げ放電加工に使用したま
    まの前記電極で、次回の異形状孔を形成する粗放電加工
    工程、を順次繰り返すことを特徴とする異形状孔を形成
    し且つ仕上げる型彫り微細放電加工による高効率孔加工
    方法。
  2. 【請求項2】 前記電極を成形する工程後に、前記電極
    を前記ワークと接触させることで電極先端位置を検出す
    る工程を備えることを特徴とする請求項1記載の加工方
    法。
  3. 【請求項3】 前記異形状孔が、テーパ孔またはスプレ
    ット孔であることを特徴とする請求項1または2記載の
    加工方法。
  4. 【請求項4】 前記仕上げ放電加工工程における前記異
    形状孔の仕上げ加工代が、少なくとも前記電極を成形す
    る工程における前記電極の成形の加工代であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加工方
    法。
  5. 【請求項5】 前記仕上げ放電加工工程における前記異
    形状孔の仕上げ加工代が、少なくとも前記粗放電加工工
    程における前記異形状孔の表面の粗さを削除できる加工
    代であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の加工方法。
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