JP2002253587A - 医療用下腿保持装置 - Google Patents

医療用下腿保持装置

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JP2002253587A
JP2002253587A JP2001054657A JP2001054657A JP2002253587A JP 2002253587 A JP2002253587 A JP 2002253587A JP 2001054657 A JP2001054657 A JP 2001054657A JP 2001054657 A JP2001054657 A JP 2001054657A JP 2002253587 A JP2002253587 A JP 2002253587A
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medical
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Takao Kitagawa
高夫 北川
Kenzo Shibayama
健三 柴山
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Takazono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する患者の治療時における姿勢を安定状
態に保って、かつ治療時の状況に合わせて下腿部の保持
高さなどが調節自在にできるようにする。 【解決手段】 所要寸法のベース2に基部を固着されて
上面が平坦で前部に前下がり勾配の傾斜受支面を有する
上下伸縮可能な支持台3と、この支持台3の上面と前記
傾斜受支面とに分割されて取付く脚部受支マット4,5
と、前記支持台3の内部に設けられてその支持台3を上
下動操作させる駆動手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人の下腿を保持し
て治療を行うのに用いられて、支持状態を調節自在にす
ることができる医療用下腿保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、外科や整形外科などで脚部の治療
で使用される患者の下腿を保持するには、治療する下腿
部を水平に受支する治療用の足載せ台が使用されてい
る。このような用具では、治療台に横臥した患者の健肢
をそのまま伸ばして、治療する患肢を足載せ台上に持ち
上げて載せ、治療行為がなされている。
【0003】また、下腿部を保持する用具としては、患
っている下腿の機能回復訓練を行うのに使用するような
訓練用の下腿保持具として、特開平11−332927
号公報にて開示されるようなものが知られている。この
下腿保持具は、リンク機構によって上下に移動可能に支
持される足部が挿入できる部分と角度検出手段内蔵の関
節が取り付いて下脚部が挿入される筒部とからなる筺部
と、前記筒部の内側に設けられて脹脛に接する部分から
足首に接する部分まで徐々に厚みを増して全般に厚みの
ある柔軟材と、一様な厚さで薄く前記柔軟材より固い材
料でなる柔軟材で裏打ちされた半円筒状の蓋とで構成さ
れ、下脚部を前記筒部と蓋とで挟んで固定する固定手段
を備える構成のものが記載されている。そして、このよ
うな訓練用の下腿保持具によれば、使用時に筒部の柔軟
材によって下肢が蓋に押し付けられて、下脚の中心線が
蓋と筒部の上下面に平行となるので、ポテンショメータ
の基準位置が下脚中心線に一致することで訓練の初期設
定時におけるオフセットをとる手間が省けるという効果
があることが記されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような医療行為に
使用される患者の下腿保持手段(足載せ台、保持具)に
あっては、前者の足載せ台では下腿部のみを保持するこ
とになるので、上腿部が宙に浮く状態を呈することから
不安定な姿勢となって、長い時間治療行為が行われると
患者に大きな負担が掛かり不具合であるという問題点が
ある。また、患者が不安定な姿勢を強いられていると不
快感を帯び、治療を継続することに自然と抵抗を加え施
療者も治療処置を効果的に行えないという問題がある。
【0005】また、後者の訓練用の下肢保持具は、前者
と異なり強制的に下肢部を器具に固定するものであるか
ら、患者は下腿部を固定保持されることで不安定な姿勢
とならずに使用できるのと、当初から目的が明瞭である
ことから観念的に使用できる状態にある。しかしなが
ら、この用具も前者と同様に上腿部が宙に浮く姿勢とな
るので不安定で好ましくない。特に、体形が異なる場
合、その調節ができない構造であるから、適合しない患
者に対しては寸法の異なるものを数種用意しなければな
らないという問題がある。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、使用する患者の治療時における姿勢を
安定状態に保って、かつ治療時の状況に合わせて下腿部
の保持高さなどが調節自在になされた医療用下腿保持装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、第1発明による医療用下腿
保持装置は、所要寸法のベースに基部を固着されて上面
が平坦で前部に前下がり勾配の傾斜受支面を有する上下
伸縮可能な支持台と、この支持台の上面と前記傾斜受支
面とに分割されて取付く脚部受支マットと、前記支持台
の内下部に設けられてその支持台を上下動操作させる駆
動手段とを備えることを特徴とするものである。
【0008】本発明においては、治療を受ける患者の下
腿部を支持台上部の脚部受支マット上に載せると、大腿
部が傾斜する脚部受支マット上に受支されることにな
り、大腿部から下腿部までの全体を支えることができ
る。そして、支持台は駆動手段を操作すると上下方向に
高さ調節できるので、患者の体形や治療行為を行う都合
で下腿部の高さを変更して治療を行うことができる。し
たがって、患者は下腿部を持ち上げられても、傾斜する
脚部受支マットによって、下腿部の受支状態に追従して
大腿部を受支されることになり、脚部全体を受け止めら
れることになって変則的な負荷が上体(躯体)に作用せ
ず、安定状態にて治療を受けることができるという効果
を奏するのである。また、施療者は患者の状態に対応し
て下腿部の高さを変えることが可能であるので、治療行
為が容易になるという利点がある。
【0009】前記支持台は、前記傾斜受支面を備える傾
斜受支部の前端部をベース先端部に枢着されるととも
に、その傾斜受支部の後端と上部枠の前端を関節状に連
結され、かつその上部枠を、ベース側に基端を枢支され
て後傾する支持リンクの上端部とピン連結して、ベース
と上部枠とを繋ぐ駆動手段の直線作動機により支持され
る構成であるのが好ましい(第2発明)。こうすると、
駆動手段の直線作動機を駆動させることによって、その
作動量に応じて支持台の高さを上下調節することができ
る。同時に、傾斜受支部が上部枠に連動してその傾斜状
態を変え、支持台上部の下腿部受支マット上に載せる患
者の下腿部に合わせて大腿部の受支姿勢を無理なく変位
させることができる。したがって、患者に姿勢の変化に
伴う苦痛を与えることを回避できるという効果がある。
【0010】前記支持台を上下動させる駆動手段は、一
端部を支持台上部枠の前下部に枢着されて他端部をベー
ス上に設けられる梃子リンクの先端部に連結されるダン
パーロッドと、前記梃子リンクの支点を枢支する支持軸
を備えてベース上に立設されたブラケットと、このブラ
ケットに一端を連結されて他端を支持台上部枠の前下部
に繋がれる引張バネとを備え、前記梃子リンクと一体の
操作レバーによってダンパーロッドを操作して前記支持
台を上下動できる構成であるのがよい(第3発明)。こ
うすることで、前記操作レバーによりダンパーロッドの
可動端を押すようにすると支持台が持上げられ、逆にダ
ンパーロッドの可動端を引くようにすると支持台を下げ
ることができ、支持台を簡単に上下動させることができ
る。なお、前記梃子リンクと操作レバーとの接続を変え
ることで、前記操作と逆に操作することも任意なし得
る。
【0011】第4発明は、第1発明の医療用下腿保持装
置に組合せ付加して用いられるもので、前記ベース上に
両基端部を枢着されて前記支持台と接触することなく跨
いで門型状に形成される牽引索支持フレームと、この牽
引索支持フレームの上部に付設される少なくとも一個の
滑車と、前記牽引索支持フレームの両側に基端をそれぞ
れ枢支されて起伏調節可能に支持台後方へ突出すように
設けられる牽引索案内滑車支持アームと、前記牽引索支
持フレームの基部と前記ベースとを連結してその牽引索
支持フレームを直立状態から後方へ所要角度傾斜させて
固定支持できるようにされる伸縮可能な支持部材とを備
え、施療時患者の下腿部に一端を固定した牽引索を前記
牽引索支持フレーム上部の滑車と牽引索案内滑車とをあ
るいは牽引索案内滑車を巡らせて、他端に取付くウエイ
トが吊下げられる構成であることを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明によれば、支持台上の受支マットに
載せた患者の下腿部に施されている骨折補綴金具を介し
ての牽引処置が別途器具を用意することなく処置状況に
応じて対応することができるという効果が得られる。そ
して、牽引索支持フレーム並びに牽引索案内滑車支持ア
ームがいずれも支持角度を変更できる構造とされている
ので、処置する部位に応じて最適の状態に位置を変える
ことができる利点がある。なお、牽引操作を伴わない施
術時には、前記伸縮可能な支持部材を伸長させること
で、支持台上から後方に倒して支障のない状態とするこ
とができる。
【0013】前記牽引索支持フレームおよび牽引索案内
滑車支持アームは、それぞれその両側基部において上下
に高さ調節可能なように基部部材と上部部材とを入れ子
構造にして、基部部材と上部部材とをノブ付の固定ねじ
によって所要位置で固定できる構成であるのがよい(第
5発明)。このようにされると、患者の状態に応じて高
さ調節や牽引用のウエイトを垂下させる位置を任意に調
節することができるという利点がある。
【0014】前記脚部受支マットは、支持台上にファス
ナーによって脱着可能に取付けられる構造にされるのが
よい(第6発明)。こうすると、マット部分が破損や汚
染したりした場合、あるいは寸法の異なるものと交換す
ることができて、支持台と関わりなくマット部分の交換
・更新ができる。なお、この脚部受支マットの表層部に
通気性のよい材料を配するようにしておけば、長時間使
用する場合に蒸れの発生を予防できることになる。
【0015】また、前記脚部受支マット上面部には処置
時に覆うカバーが装着取外し自在に設けるようにするの
が好ましい(第7発明)。そして、その脚部受支マット
上面部に装着されるカバーは、裏面側を不透液性層で形
成されたものであるのが好ましい(第8発明)。このよ
うにすることで、患者の処置中に血液や体液などが直接
脚部受支マットに付着するのを防止して、カバーを交換
することによって異なる患者に対して衛生的に取扱うこ
とができる。また、そのカバーに不透液性の層を設けて
おくことにより、処置中にこぼれた血液や体液などがカ
バーを透過してマットに付着するのを防止できる。
【0016】前記第3発明における支持台を上下動させ
るための駆動手段としては、ダンパーロッドのみなら
ず、動力を用いてカムとリンクの組み合わせによる機
構、あるいは油圧ジャッキ,スクリュージャッキなど機
械要素を調節もしくは間接的に使用する手段を採用して
同様の効果を得ることができる。したがって、これら機
構による駆動手段も本発明の範疇に属するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明による 医療用下腿
保持装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつ
つ説明する。
【0018】図1に本発明による医療用下腿保持装置の
全体外形正面図が示され、図2に本実施形態の医療用下
腿保持装置の縦断面図が、図3に図2の右側面図が、そ
れぞれ示されている。
【0019】この実施の形態における医療用下腿保持装
置1は、治療用のベッド(もしくは施術用テーブル)上
に配置できる所要寸法の長方形をしたベース2と、この
ベース2に下部枠を一体に形成されて上下に高さ調節可
能にされた支持台3と、この支持台3の上面ならびに前
部で下がり勾配に傾斜する傾斜受支面を備えた傾斜受支
部とに分割されて取付く脚部受支マット4,5と、その
支持台3の内下部に設けられて支持台3を上下動操作さ
せる駆動手段6と、前記ベース2に両基端部を枢着され
て支持台3を跨いで起立形成される牽引索支持フレーム
21およびそれに取付く補助支持アーム27とでなる牽
引索の架設機構20とで構成されている。
【0020】前記支持台3は、前端部をベース2構成の
下部枠先端に枢着される傾斜受支部枠3A(本発明の傾
斜受支部に相当)とともに、その傾斜受支部枠3Aの後
端と所要寸法で長方形に形成の上部枠3Bの前端とを関
節状にピン3cで連結され、その上部枠3Bの後部でベ
ース2側に一端を枢着される支持リンク7の上端部とピ
ン7aで連結して、かつ上部枠3Bの前方下部とベース
2側とを繋ぐダンパーロッド8(本発明における駆動手
段の一形態である)によってその上部枠3Bが水平に保
たれるように支持されている。なお、説明上、前後の方
向については、支持台2の傾斜受支部側を前として記載
している。
【0021】このようにされた支持台3の上部枠3Bと
傾斜受支部枠3Aとの上面には、それぞれ脚部受支マッ
ト4,5が取付けられている。これら脚部受支マット
4,5は、いずれもクッション製のある材料で形成され
て、その幅方向の中央部に凹曲面を軸線方向に連続する
ようにして脚部受入れ凹部4a,5aが形成されて、上
部の脚部受支マット4に形成される脚部受入れ凹部4a
にて患者の下腿部40aが受支されるようになってい
る。また、傾斜受支部の脚部受支マット5では、その前
半部斜め下向きに削がれた形状で前記脚部受入れ凹部5
aが形成されており、前記上部の脚部受支マット4上に
下腿部40aを載せて支持されると、大腿部40bが自
動的に受支されるようになされている。
【0022】前記駆動手段6としてのダンパーロッド8
は、その一端を支持台3の上部枠3B下面前方位置に設
けられた取付片3dに枢着され、他端(具体的にはロッ
ド)をベース2の後方上に設けられたブラケット9に支
持される梃子リンク10の先端部と連結されてなる。前
記梃子リンク10は、その支点をベース2側に設けられ
たブラケット9に枢支軸11にて支持され、前記ダンパ
ーロッド8との連結部と反対側を操作レバー12に連結
して、その操作レバー12によって操作されることによ
りダンパーロッド8を作動させるようになされている。
また、そのダンパーロッド8と軸線を平行させて側方に
引張ばね14が上部枠3bの前方下面とブラケット9の
側部とに張架されて、常時ダンパーロッド8に圧縮方向
の推力が作用するように設けられている。
【0023】一方、ベース2の後部には、牽引索の架設
機構20として、前記ベース2に両基端部を支持ピン3
0にて枢着されて支持台3を跨いで起立形成される牽引
索支持フレーム21が設けられ、この牽引索支持フレー
ム21の上部には後方に向かって突出すようにして補助
支持アーム27が設けられている。前記牽引索支持フレ
ーム21は、前記支持台3と接触することなくその上部
に門型状に屈曲形成される上部支持フレーム22と、こ
の上部支持フレーム22の下端部を入れ子式に組合せて
保持するようにされて基端をベース2に枢着される左右
一対の下部支持部材23と、この下部支持部材23に差
し込まれる上部支持フレーム22の下端部を所要位置で
固定するそれぞれ二個のノブ付固定ねじ24,24aと
で構成されている。
【0024】また、前記牽引索支持フレーム21におけ
る上部支持フレーム22は、その上端を左右に繋ぐ部分
に、下向きにして上部から取付ねじ25a,25aによ
って吊下げられる二個の支持部片25,25によって所
要の間隔でそれぞれ滑車26が支持されて回転自在に設
けられている。さらに、その上部支持フレーム22にお
ける左右縦部材のやや上方中間部には、門型状に形成さ
れる補助支持アーム27の左右両基端をピン28にて取
付けられて、その補助支持アーム27を後方に突出して
設けられている。
【0025】前記補助支持アーム27は、中間部で伸縮
調整可能に形成され、それぞれ二個のノブ付固定ねじ2
9,29によって所要長さに調節固定できるようにされ
ている。そして、この補助支持アーム27の左右を繋ぐ
部材の中央部分から突出して設けられる支持部片27a
によってガイド滑車31が回転自在に支持されている。
また、この補助支持アーム27は、その基部に基端の取
付ピン28位置から適宜寸法離れて設けられる位置決め
ピン32と、前記上部支持フレーム22に付設される半
円形の支持板33に前記取付ピン28を基準にして位置
決めピン32までの半径で円弧状に設けられた多数個の
起伏角度設定用支持孔34のうち選択された位置の孔と
を合致させて補助支持アーム27の位置決めピンを貫入
することにより、起伏させて固定保持できるようになっ
ている。なお、前記位置決めピン32は付属するノブに
よって貫入外脱させることができるようにされている。
【0026】さらに、前記牽引索支持フレーム21の下
部支持部材23には、前部側面の中間部に付設したブラ
ケット35とベース2に付設のブラケット35aとに両
端部をそれぞれ枢着されて周知構造の伸縮固定できる支
持部材36をそれぞれ取付けて、牽引索の架設機構20
を後方に向けて倒伏させて固定保持できるようになされ
ている。
【0027】このように構成される医療用下腿保持装置
1は、病院または診療所などで、例えば整形外科の処置
テーブル上に患者が横臥して片方の下腿部を処置できる
ように配置して使用される。したがって、下腿部を患っ
た患者の治療処置を行うに際して、患者は処置テーブル
上に横臥して、処置される脚の下腿部40aを支持台3
上の脚部受支マット4における脚部受入れ凹部4a上に
載せて処置される。このとき、当該脚の大腿部40bが
前傾する傾斜受支部上の脚部受け入れ凹部5aにて受け
止められる(図2に二点鎖線により表わされる)。した
がって、患者は施術される側の脚部に作用する自重をこ
の支持台3にすべて負荷させることができ、一部を宙に
浮かせるような姿勢をとらずに治療を受けることができ
る。
【0028】そして、施術の都合、あるいは患者の体形
などで、下腿部40aの支持高さを標準より低くして支
持台3上に受支させる場合には、操作レバー12を上側
に持上げると、繋がる梃子リンク10によってダンパー
ロッド8のロッドが引かれることになって収縮方向に作
用し、併設される引張ばね14の引張力が作用して、支
持台3が図4で示されるように、引き下げられる。この
支持台3の高さ寸法を低くすると、上部枠3Bが前述の
ように、支持リンク7とダンパーロッド8とによって支
持されているのと、傾斜受支部枠3aと関節状にピン3
C連結されているので、その傾斜受支部枠3aの前下端
部のベース2との枢着部3eを基準にして後方に移動し
て高さが低くなる。この場合においても、上部枠3B上
の脚受支マット4と傾斜受支部上の脚受支マット5との
相対位置関係が保たれるので、これらに載せて受支され
る患者の下腿部40aと大腿部40bはそれぞれに脚受
支マット4,5にて受け止められ、違和感を与えること
がない。
【0029】このようにして、操作レバー12をもって
ダンパーロッド8を操作することにより、支持台3の高
さを変更できるので、低位置から高位置に戻すには、そ
の操作レバー12を押し下げるように操作すれば、支持
台3が高位置に持ち上げられる。なお、最高位置と最低
位置の中間に設定するには、その操作レバー12による
移動量を加減するようにすればよく、このようにすると
き、操作レバー12もしくは梃子リンク10に中間での
係止手段(図示せず)を付設して、多段ステップして変
位できるようにするのが好ましい。
【0030】以上の説明では、この下腿保持装置1にお
ける牽引索の架設機構20の使用態様について省略して
述べたが、その牽引索の架設機構20を不使用の場合
は、支持部材36を伸ばすことにより、図4に示される
如く、その牽引索の架設機構20を後方に倒すようにし
て支持台3の上方をあけることができる。
【0031】前記牽引索の架設機構20を使用する場合
には、図1で示されるように、牽引索支持フレーム21
を直立状態に保持して、たとえば脚部を骨折した患者の
場合、その骨折部位を補綴するために挿入された金属製
の補綴金具(図示せず)の端部、その他牽引金具にロー
プ35を繋いで、そのロープ35を牽引索支持フレーム
21の上部で吊設されている滑車26から補助支持アー
ム27に支持されているガイド滑車31を巡らせて後方
下部に垂下させ、そのロープ35の下端にウエイト(図
示省略)を取り付けて牽引するのに使用される。
【0032】なお、前記牽引索支持フレーム21は、使
用状況に応じて、その上部支持フレーム22の左右の下
部と下部支持部材23との連結部において、伸縮可能に
構成されているので、固定ねじ24,24aを緩めて高
さ調節することができる。また、補助支持アーム27
は、その取付け部において、枢支点28を基準にして起
伏可能な構成であるから、必要に応じて上下に変位させ
て、使用に適した位置に変更して、たとえば図4に二点
鎖線で表すように、牽引索支持フレーム21を後方に傾
けた状態で使用するとき、牽引用のロープ35が患者の
足に接触しないよう後方に突き出す位置へ変更して使用
できるようにすることができる。
【0033】このように、牽引索の架設機構20は、そ
の姿勢を施術の状況に応じて高さ寸法や姿勢を簡単に変
えることができる構成とされているので、状況に応じて
任意に変更して目的を達成することができるのである。
【0034】さらに、本実施の形態の医療用下腿保持装
置1において、前記脚部受支マット4,5は、図5に示
されるように、支持台3の上部枠3Bならびに傾斜受支
部枠3Aの上面との間でファスナーを用いて脱着可能に
しておくと、破損や汚染で交換が必要になった場合、こ
れら脚部受支マット4,5を支持台3から取外して新た
なものと取り替えることができ、経済的である。また、
それら脚部受支マット4,5を標準寸法以外のものと交
換するようにしておけば、必要に応じて簡単に取り替え
て使用することができる。なお、脚部受支マット4,5
を支持台3に装着するファスナーとしては、例えば面フ
ァスナー36(一方に鉤状の係止片を備えるテープと係
止ループを備えるテープとの組合せによる)、あるいは
ホックが用いられる。
【0035】また、この脚部受支マット4,5の上面部
には、図6によって例示するように、施術時衛生的に取
扱えるようにカバー38を取替え可能に装着できる構造
としておくのがよい。こうするために、各脚部受支マッ
ト4,5の両側面に、鉤状係止片を備える面ファスナー
テープ37を所要個所で取付ける。そして、カバー38
としては、例えば不織布,ガーゼなどで各脚部受支マッ
ト4,5の上面を覆ってその両側面までかかる寸法にさ
れ、裏面側に樹脂皮膜による不透液層38aをラミネー
ト加工されたものを使用する。
【0036】このようなカバー38は、不透液層38a
(裏面)をマット側にして脚部受支マット4,5の上面
部に敷き、その両側端部をマット側面に取付く面ファス
ナーテープ37に押し付ければ、カバー38を形成して
いる繊維が面ファスナーテープ37の鉤片に係合して固
定される。こうして、脚部受支マット4,5上面はカバ
ー38で覆われるので、治療施術のために載せられる患
者の脚部をマットに直接触れさせずに処置できる。した
がって、処置中に血液や体液などがこぼれても、あるい
は付着することが生じても不透液層38aによってマッ
ト側に漏れることがなく、次に患者に使用するときに
は、カバー38が面ファスナーテープ37による係止固
定部分で簡単に取外せるので、新しいカバー38と交換
して使用でき、衛生上安全である。また、施術者ならび
にその補助者にも、処置時に生じた患者の血液などを払
拭する必要なくカバー38の廃棄処理によって医療上の
安全性が確保できる。なお、前記カバーは必要に応じて
マットの上面のみを覆うようにして仮固定できるものを
用いるようにすることができる。こうすると、使い捨て
になるカバーの費用を削減できる。
【0037】このほかに、前記脚部受支マット4,5
は、図示省略するが、その表層部に網状のシートを貼着
した状態で表面部を通気性のあるシートによって被覆し
た構造のものを使用すれば、例えば長時間この医療用下
腿保持装置1を使用してリハビリテーションを行うよう
な場合、患者の下腿部がマットと接する部分において通
気性が生じるので、蒸れが起きることなく使用できるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による医療用下腿保持装置の全
体外形正面図である。
【図2】図2は、本実施形態の医療用下腿保持装置の縦
断面図である。
【図3】図3は、図2の右側面図である。
【図4】図4は、本実施形態の医療用下腿保持装置にお
ける支持台の高さを低位置に変更した状態を表す図であ
る。
【図5】図5は、脚部受支マットを脱着可能に取付ける
場合の構造を表わす縦断面図(a)と平面図(b)であ
る。
【図6】図6は、脚部受支マットの上面部にカバーを装
着する構造の一部にカバーの断面構造を拡大して併記す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 医療用下腿保持装置 2 ベース 3 支持台 3A 傾斜受支枠 3B 上部枠 3C 関節ピン 4,5 脚部受支マット 6 駆動手段 7 支持リンク 8 ダンパーロッド 10 梃子リンク 12 操作レバー 14 引張ばね 20 牽引索の架設機構 21 牽引索支持フレーム 22 上部支持フレーム 23 下部支持部材 26 滑車 27 補助支持アーム 31 ガイド滑車 32 位置決めピン 33 支持板 34 起伏角度設定用支持孔 35 牽引用のロープ 36 面ファスナー 37 面ファスナーテープ 38 カバー 38a カバーの不透液層 40A 下腿部 40B 大腿部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 健三 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1−98 藤田 保健衛生大学衛生学部衛生看護学科内 Fターム(参考) 4C098 AA01 AA03 BB11 BC21 BC42 BD04 BD13 BD14 BD15 4C341 MM05 MS30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要寸法のベースに基部を固着されて上
    面が平坦で前部に前下がり勾配の傾斜受支面を有する上
    下伸縮可能な支持台と、この支持台の上面と前記傾斜受
    支面とに分割されて取付く脚部受支マットと、前記支持
    台の内下部に設けられてその支持台を上下動操作させる
    駆動手段とを備えることを特徴とする医療用下腿保持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持台は、前記傾斜受支面を備える
    傾斜受支部の前端部をベース先端部に枢着されるととも
    に、その傾斜受支部の後端と上部枠の前端を関節状に連
    結され、かつその上部枠を、ベース側に基端を枢支され
    て後傾する支持リンクの上端部とピン連結して、ベース
    と上部枠とを繋ぐ駆動手段の直線作動機により支持され
    る構成である請求項1に記載の医療用下腿保持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持台を上下動させる駆動手段は、
    一端部を支持台上部枠の前下部に枢着されて他端部をベ
    ース上に設けられる梃子リンクの先端部に連結されるダ
    ンパーロッドと、前記梃子リンクの支点を枢支する支持
    軸を備えてベース上に立設されたブラケットと、このブ
    ラケットに一端を連結されて他端を支持台上部枠の前下
    部に繋がれる引張バネとを備え、前記梃子リンクと一体
    の操作レバーによってダンパーロッドを操作して前記支
    持台を上下動できる構成である請求項1または2に記載
    の医療用下腿保持装置。
  4. 【請求項4】 前記ベース上に両基端部を枢着されて前
    記支持台と接触することなく跨いで門型状に形成される
    牽引索支持フレームと、この牽引索支持フレームの上部
    に付設される少なくとも一個の滑車と、前記牽引索支持
    フレームの両側に基端をそれぞれ枢支されて起伏調節可
    能に支持台後方へ突出すように設けられる牽引索案内滑
    車支持アームと、前記牽引索支持フレームの基部と前記
    ベースとを連結してその牽引索支持フレームを直立状態
    から後方へ所要角度傾斜させて固定支持できるようにさ
    れる伸縮可能な支持部材とを備え、施療時患者の下腿部
    に一端を固定した牽引索を前記牽引索支持フレーム上部
    の滑車と牽引索案内滑車とをあるいは牽引索案内滑車を
    巡らせて、他端に取付くウエイトが吊下げられる構成で
    あることを特徴とする医療用下腿保持装置。
  5. 【請求項5】 前記牽引索支持フレームおよび牽引索案
    内滑車支持アームは、それぞれその両側基部において上
    下に高さ調節可能なように基部部材と上部部材とを入れ
    子構造にして、基部部材と上部部材とをノブ付の固定ね
    じによって所要位置で固定できる構成である請求項4に
    記載の医療用下腿保持装置。
  6. 【請求項6】 前記脚部受支マットは、支持台上にファ
    スナーによって脱着可能に取付けられる構造にされる請
    求項1に記載の医療用下腿保持装置。
  7. 【請求項7】 前記脚部受支マット上面部には、処置時
    に覆うカバーが装着取外し自在に設けるようにされる請
    求項1または6に記載の医療用下腿保持装置。
  8. 【請求項8】 前記脚部受支マット上面部に装着される
    カバーは、裏面側を不透液性層で形成されたものである
    請求項7に記載の医療用下腿保持装置。
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