JP2002251857A - 磁気ディスク装置内蔵携帯型機器 - Google Patents

磁気ディスク装置内蔵携帯型機器

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JP2002251857A
JP2002251857A JP2001050907A JP2001050907A JP2002251857A JP 2002251857 A JP2002251857 A JP 2002251857A JP 2001050907 A JP2001050907 A JP 2001050907A JP 2001050907 A JP2001050907 A JP 2001050907A JP 2002251857 A JP2002251857 A JP 2002251857A
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magnetic disk
built
hand
magnetic head
magnetic
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JP2001050907A
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Tsutomu Ito
努 伊藤
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Original Assignee
Sony Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク内蔵携帯型機器が手から落下す
ること等による衝撃から、磁気ディスクの記録データが
破壊されることを回避し、また磁気ヘッド等の磁気ディ
スク装置の損傷を最小限に抑制する。 【解決手段】 磁気ディスク装置内蔵携帯型機器であっ
て、その磁気ディスク装置1には磁気ヘッドの退避機構
と、手によって保持されていることを検知する保持検知
機構とを設け、この保持検知機構が手によって保持され
ていないことを検知した時は退避機構により磁気ヘッド
5を磁気ディスク3の記録データ部から外部に退避さ
せ、衝撃から磁気ディスク装置1及び磁気ディスク内に
記録されたデータを保護する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、デジタ
ルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯型オーデ
ィオ機器などの磁気ディスク装置内蔵携帯型機器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、デジタルビデオカメ
ラ、デジタルスチルカメラ、携帯型オーディオ機器な
ど、いわゆるバッテリ駆動の携帯型情報機器の発達は目
覚ましい。これらの携帯型機器に内蔵されている記録装
置には半導体メモリが多用され、大容量化が進んでい
る。
【0003】現在では、128MB(メガバイト)の半
導体メモリも市販されており、画像や音楽データを始
め、各種WEBサイトからダウンロードされたデータを
容易に持ち運べるようになった。しかし、高精細な画像
を蓄えたり、動画を記録するには、更に多くの容量を必
要とする。
【0004】このような大容量を実現するため、最近で
は1〜2.5インチサイズの小型磁気ディスク装置を内
蔵可能な携帯型機器も発売されている。この小型磁気デ
ィスク装置は、容量も1GB程度と、半導体メモリの約
10倍となり、10MBに及ぶ高精細な画像も100枚
程度、また30分のDVD(ディジタル・ビデオ・ディ
スク)相当の動画像も記録可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にいわゆ
るハード・ディスク型の磁気ディスク装置は衝撃に弱い
という問題がある。高記録密度を達成するために、磁気
ヘッドは回転する磁気ディスクの表面上を、20〜50
nmという極めて磁気ディスク表面と近接した間隔をも
って浮上しており、更にこの浮上量は低下する傾向にあ
る。
【0006】このような低浮上量で磁気ヘッドが浮上し
ている装置に外部から衝撃が加わると、磁気ヘッドと磁
気ディスクが衝突し、磁気ディスク面を大きく傷つけ、
記録データを破壊することになる。更に衝撃が強いと磁
気ヘッドそのものを損傷させる事もある。
【0007】このため、磁気ディスク装置では、硬度の
高いガラス磁気ディスクなどが採用されることが多く、
また装置を携帯型情報機器に実装する際、磁気ディスク
装置周辺部に緩衝材を設けるなどの対策が行われてい
る。
【0008】例えば磁気ディスクの一部に、衝撃により
損傷が生じると、その部分のデータは破壊され、このデ
ータが磁気ディスクに書き込まれたデータを管理する情
報の場合には、磁気ディスク全体のデータを失ってしま
うことさえある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
装置内蔵携帯型機器であって、その磁気ディスク装置に
は磁気ヘッドの退避機構と、手によって保持されている
ことを検知する保持検知機構とを設け、この保持検知機
構が手によって保持されていないことを検知した時は退
避機構により磁気ヘッドを磁気ディスクの記録データ部
から外部に退避させ、衝撃から磁気ディスク装置及び磁
気ディスク内に記録されたデータを保護する構成とす
る。
【0010】また本発明は、上述の保持検知機構を、静
電容量の変化により検知する機構として構成する。更に
本発明は、上述の保持検知機構を、光学的変化により検
知する機構として構成する。更にまた本発明は、上述の
保持検知機構を、赤外線の変化によって検知する機構と
して構成する。
【0011】また本発明は、上述の保持検知機構を、機
械的機構により検知する構成とする。更に本発明は、上
述の保持検知機構を、加速度の変化により検知する機構
とする。
【0012】すなわち本発明は、上述の課題を解決する
ため、人間が携帯型機器を保持していることを検知する
保持検知機構と、磁気ヘッドの退避機構を同期して作用
させることによって、衝撃によるデータ破壊を最小限に
抑えることができる。
【0013】現状の磁気ディスク装置には、非動作時の
ヘッド退避機構が設けられているものがある。図11に
その一例の略線的平面図を示す。図11において1は磁
気ディスク装置、2はスピンドルモータ、3は磁気ディ
スク、4は回動型アクチュエータ、5は磁気ヘッド、7
は退避場所となるランプを示す。6は、ランプ退避時に
磁気ヘッド5とランプ7との接触を回避するための支持
機構であるロードプレートを示す。
【0014】図11に示すように、動作時は回転してい
る磁気ディスク3上に、回動型アクチュエータ4の先端
部に固定された磁気ヘッド5が磁気ディスク3の表面と
わずかなスペースを保ちながら、例えば磁気ディスク3
の半径方向に移動してデータの記録再生を行っている。
【0015】非動作時には、図12にその一例の略線的
平面図を示すように、磁気ディスク3と隣接して設けら
れたランプ7上に、回動型アクチュエータ4の先端部が
移動するようになされて、この場合ロードプレート6が
ランプ7上に載置されて磁気ヘッド3とランプ7の表面
との接触が回避されるようになされている。図12にお
いて、図11と対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。
【0016】図13にロードプレート6の移動態様を模
式的に示すように、ランプ7には、磁気ディスク3の表
面からなだらかに続くテーパ部7aと載置部7bとが設
けられ、回動型アクチュエータ4が磁気ディスク3上か
ら移動することによってロードプレート6が矢印aで示
すようにランプ7のテーパ部7aに沿って上昇し、載置
部7b上に載置される。図示のように、例えばテーパ部
7aの上端より載置部7bを低くすることによって、載
置部7b上に安定に載置することができる。
【0017】この退避機構は、非動作時に磁気ディスク
3の回転が止まり、磁気ヘッド5が磁気ディスク3の表
面と接触することにより、磁気ヘッド5が磁気ディスク
3に貼り付いてしまうことを防止することを主たる目的
としている。
【0018】しかしこの退避機構は、耐衝撃性を向上さ
せることにも寄与している。磁気ヘッド退避時に大きな
衝撃が外部から加わったときに、磁気ヘッドが振動して
も磁気ディスクと重なり合っていないため、磁気ディス
クとの接触を回避することができるためである。
【0019】現在市販されている磁気ディスク装置に
は、動作時の耐衝撃性が100〜200G(2msの長
さの1/2正弦波状の衝撃のピーク値)(G:重力加速
度)のものがあるが、非動作時には1500Gの衝撃に
耐え得るものもある。この耐衝撃性の違いは、上述した
磁気ヘッド退避機構によるものである。
【0020】したがって、このような磁気ディスク装置
を内蔵する携帯型情報機器においては、外部からの衝撃
を予想して、衝撃を受ける前に磁気ヘッドを退避機構に
退避させることができれば、損傷を受ける可能性を低く
抑えることができることとなる。
【0021】携帯型機器が大きな衝撃を受ける大半の理
由は、人間が保持しているときに過失等によって人間の
手から外れる、ないしは人間の手から離れて落下するこ
とに起因することが多い。もし何らかの方法で人間が携
帯型機器を保持していれば、その瞬間に衝突を避けよう
とする回避行動や、手で覆うなどの保護行動をとる。
【0022】したがって、本発明によれば、保持検知機
構によって衝突の可能性の高い状態、即ち人間の手から
離れた状態をいち早く検知することができ、衝突前に磁
気ディスク装置の磁気ヘッドを退避させ、衝撃に強い状
態にしておくことにより、多大な損傷を防ぐことができ
ることとなる。
【0023】通常、物体が机の高さの例えば70cmの
位置から落下し、地面に衝突するまでの時間は0.38
sである。これに対し、上述した磁気ディスク装置内で
の磁気ヘッドの退避のために要する時間は長くて数10
msである。したがって、ある程度の高さからの落下の
場合には、衝突までの時間内で十分退避が可能となり、
即ち衝撃の回避が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明による磁気ディスク装
置内蔵携帯型機器の実施の形態として、その保持検知機
構の異なる形態について図面を参照して詳細に説明する
が、本発明は、これらの形態に限定されるものではな
い。
【0025】各例共に、その磁気ディスク装置には上述
の図11〜図13において説明した磁気ヘッドの退避機
構を設けると共に、人間によって保持されていることを
検知する保持検知機構を設け、保持されていない時は退
避機構により磁気ヘッドを退避部に退避させ、衝撃から
磁気ディスク装置及び磁気ディスク内に記録されたデー
タを保護するようになされる構成とする。
【0026】〔実施例1〕この例では保持検知機構とし
て、静電容量の変化を検知する機構を用いる場合を示
す。本例では、図1にその一例の模式的説明図を示すよ
うに、携帯電話等の磁気ディスク装置内蔵携帯型機器1
0の筐体の一部に静電センサ11を組み込む構成とす
る。このとき、例えばこの携帯型機器10を手によって
保持するときに触れる位置に静電センサ11を組み込む
ことにより、人間が保持しているかどうかを検知し、保
持していないことが検知されたときはコントロール回路
15が例えばヘッド退避信号Sを出力し、磁気ディスク
装置1の磁気ヘッド5を退避状態とする。
【0027】その後、保持していることを検知した時に
は非退避状態に戻す切替えを行うこともできる。図1に
おいて図11と対応する部分は同一符号を付して示す。
2はスピンドルモータ、4は回動型アクチュエータ、6
はロードプレート、7はランプを示す。
【0028】図1において説明した例と同様に、この場
合も、動作状態即ち非退避状態では、回転している磁気
ディスク3上に、回動型アクチュエータ4の先端部に固
定された磁気ヘッド5が磁気ディスク3の表面と20〜
50nmという微小な間隔を保ちながら、例えば磁気デ
ィスク3の半径方向に移動してデータの記録再生を行
う。
【0029】そして、上述の静電センサ11によりヘッ
ド退避信号Sを出力した退避状態には、回動型アクチュ
エータ4の先端部が移動して、例えばロードプレート6
がランプ7上に載置されて磁気ヘッド3が磁気ディスク
3上の記録データ部から外部に退避するようになされ
る。
【0030】このような静電容量の変化を検出する静電
センサ11の位置は、図2に示すように、磁気ディスク
装置内蔵携帯型機器10の側面に設けてもよい。
【0031】最近の携帯型機器は、電気的シールドのた
め、また軽量強固な機器を実現するため、マグネシウム
合金などの金属筐体を採用する場合が多い。この例にお
いては、このように磁気ディスク装置内蔵携帯型機器1
0の筐体が導電性の材料より成る場合について説明す
る。
【0032】図3は、静電センサの設けられた磁気ディ
スク装置内蔵携帯型機器の一部拡大断面図を示す。20
は導電性の筐体で、例えばこの筐体20の一部をくり抜
いてセンサ電極21が嵌め込まれて構成される。22は
この静電センサ電極と外部とを電気的に絶縁するように
表面に被覆された非導電性薄膜を示す。Aは静電センサ
電極22からの端子、Bは筐体20からの端子を示す。
【0033】図4は、図3における各端子A及びBの出
力から、手による保持を検知する機構を示す。静電セン
サ電極21の端子AはコンデンサCを介して電源Vccに
接続される。静電センサ電極21と筐体20との間の静
電容量にしたがって、センサ電圧Vs が変化する。セン
サ電圧Vs はコンパレータの(−)入力に接続される。
【0034】筐体20の端子Bは接地され、コンパレー
タの(+)入力には、可変抵抗VRと抵抗Rによって設
定される比較電圧Vref が接続されている。このような
構成から、センサ電圧Vs と比較電圧Vref を比較する
ことにより、保持または非保持の信号V-hold を得るこ
とができる。以下これについて説明する。
【0035】先ず、人間の手が保持していないときは、
センサ電極と筐体間の距離を適切に設定することによっ
て、センサ電極21と筐体20との間の静電容量を比較
的小として、センサ電圧Vs を比較的高い電圧Vs-high
となるように設定する。
【0036】一方、人間の手が保持しているとき、筐体
と手は同電位となる。また手がセンサ電極21に近接す
ることによって、手とセンサ電極21との間の静電容量
が増加する。したがって、センサ電圧Vs は降下し、比
較的低い電圧Vs-low となる。
【0037】つまり、比較電圧Vref を、Vs-highとV
s-low の中間の値に設定しておけば、手が保持している
か、又は保持していないかを示す保持信号V-hold を得
ることができることとなる。
【0038】更に、例えば端子Cからの入力で示すよう
に、磁気ディスク装置の退避動作許可信号が入力された
ときのみにヘッド退避信号V-controlを出力することに
より、退避動作が不要な場合、例えば手から離間した位
置で動作させる場合や、手に非導電体(防寒具など)を
介して保持している場合などの退避動作を防ぐなど、き
め細かい制御が可能となる。
【0039】そして、この退避信号V-controlによっ
て、磁気ディスク装置を非退避状態から退避状態へ、即
ち図示のように磁気ヘッド5をランプ7上に移動させる
ことができる。非保持状態から保持状態へ変化した場合
は、再び退避状態から非退避状態へと移すこともでき
る。図4において、図1と対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0040】このような静電容量の変化による保持検知
機構を設けることによって、手から離れて衝撃を受ける
前に磁気ヘッドを退避させることができることから、磁
気ディスク装置内蔵携帯型機器の不意の落下等による磁
気ディスクの記録内容の破壊や、磁気ヘッドの破損を効
果的に回避することができる。
【0041】〔実施例2〕次に、図5及び図6を参照し
て、静電容量の変化による保持検知機構を用いる本発明
磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の他の例を説明する。
この例においては、磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の
筐体がプラスチック等の非導電性材料より成る場合につ
いて説明する。
【0042】この例においては、図5に示すように、例
えば携帯型機器10の側面に例えば対の電極より成る静
電センサ11を設ける構成とする。
【0043】図6にこの場合の静電センサの構成の一例
を模式的に示す。20は非導電性の筐体を示し、21は
静電センサ電極、22はこれを覆う非導電性薄膜、23
は対向電極を示す。対向電極23はこの場合外部に露出
され、例えば手によって磁気ディスク装置内蔵携帯型機
器が保持されたときに、手と接触するようになされる。
【0044】すなわちこの場合、対向電極23が手と接
触して接地される。従って静電センサ電極21からの端
子A、対向電極23からの端子Bを、図4において説明
した回路構成に接続することによって、上述の実施例1
と同様に、手によって保持されているか、保持されてい
ないかを検知することができる。
【0045】このような構成とすることによって、筐体
が非導電性である場合においても、実施例1と同様に、
手から落下することなどによる衝撃の前に磁気ヘッドを
退避させることができ、磁気ディスクの記録データの破
壊、磁気ヘッドの破損を確実に回避することができる。
【0046】〔実施例3〕図7の説明図を参照して、光
学的変化による保持検知機構を用いる本発明磁気ディス
ク装置内蔵携帯型機器の一例を説明する。この場合、上
述の実施例2における場合と同様に、磁気ディスク装置
内蔵携帯型機器の筐体が非導電性の場合において好適で
ある。
【0047】図7において10は、例えばデジタルビデ
オカメラ、デジタルスチルカメラ等の磁気ディスク装置
内蔵携帯型機器を示す。12は光センサを示す。
【0048】デジタルビデオカメラや、デジタルスチル
カメラなどは、手で保持する際に、磁気ディスク装置内
蔵携帯型機器と手の位置関係が固定されている場合が多
い。このような場合には、手で覆われる部分に光センサ
12を設けることによって、光量の変化によって手で保
持されていることを検知することができる。
【0049】例えば、手で保持している場合は、手で覆
われているため光センサ12で検知する光量は少なく、
また保持していない時は、覆われるものがなく太陽光や
外光により、検知する光量は増大する。この光量の変化
で人間の手を離れたことを素早く検知し、コントロール
回路15が、磁気ディスク装置1にヘッド退避信号Sを
送ることによって磁気ディスク装置を退避状態として、
磁気ヘッド5を磁気ディスク3上からランプ7に移動さ
せることができる。図7において、図1と対応する部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0050】尚、夜間に使用する場合など、太陽光や十
分な外光を検知できない場合は、例えば発光素子を光セ
ンサの近傍に設けて、手で保持している場合にはこれを
検知しない構成とすることによって、同様に光センサに
よって光量変化を検知することもできる。
【0051】この場合においても、上述の各例と同様
に、人間の手から離間したことを検知して、磁気ヘッド
を退避させることによって、落下等の衝撃により磁気デ
ィスクの記録データや磁気ヘッドが破損することを確実
に回避することができる。
【0052】〔実施例4〕次に、図8を参照して赤外線
の変化による保持検知機構を用いた本発明磁気ディスク
装置内蔵携帯型機器の一例を説明する。この例において
は、赤外線センサ16によって、手からの赤外線を検知
する構成とするものである。この場合も上述の実施例3
と同様に、例えばデジタルビデオカメラやデジタルスチ
ルカメラ等、磁気ディスク装置内蔵携帯型機器10と手
との位置関係が固定される場合に用いて好適である。
【0053】赤外線センサ16によって手からの赤外線
が0又はしきい値以下となったことを検知して、コント
ロール回路15によりヘッド退避信号Sを出力し、磁気
ディスク装置を退避状態として磁気ヘッド5をランプ7
に退避させる構成とする。図8において図1と重複する
部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0054】この場合においても、上述の各例と同様
に、人間の手から離間したことを検知して、磁気ヘッド
を退避させることによって、落下等の衝撃により磁気デ
ィスクの記録データや磁気ヘッドが破損することを確実
に回避することができる。
【0055】〔実施例5〕この例においては、機械的機
構による保持検知機構を用いた本発明磁気ディスク装置
内蔵携帯型機器の一例を図9を参照して説明する。この
場合においても、磁気ディスク装置内蔵携帯型機器10
と手との位置関係が固定される場合に用いて好適であ
る。
【0056】機械的機構としては、例えば図9に示すよ
うに、機械的スイッチ13を用いることができる。デジ
タルビデオカメラ等の磁気ディスク装置内蔵携帯型機器
10を保持しているときは、この機械的スイッチ13を
例えば自動的に押し込む構成とすることにより例えばO
Nとして、手から離間したときに機械的スイッチ13が
例えばONからOFFへ変化することを検知して、コン
トロール回路15によりヘッド退避信号Sを出力し、磁
気ディスク装置を退避状態として磁気ヘッド5をランプ
7に退避させる構成とする。図9において図1と重複す
る部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0057】この場合においても、上述の各例と同様
に、人間の手から離間したことを検知して、磁気ヘッド
を退避させることによって、落下等の衝撃により磁気デ
ィスク記録データや磁気ヘッドが破損することを確実に
回避することができる。
【0058】尚、機械的機構を用いる例として、その他
例えばシャッターと光センサとを併用することにより、
例えば保持している場合に光が検知され、手から離間し
てシャッターが閉じた時に光量が低下することを検知す
る構成とか、あるいはまた、通常は光センサによる保持
検知機構を用いて、十分な外光が得られない暗い場所で
の使用や夜間の使用の際のみに機械的機構を用いる等、
種々の態様をとり得ることはいうまでもない。
【0059】〔実施例6〕この例においては、加速度の
変化による保持検知機構を用いた本発明磁気ディスク装
置内蔵携帯型機器の一例を図10を参照して説明する。
【0060】この場合、図10に示すように、加速度セ
ンサ14を磁気ディスク装置内蔵携帯型機器10の内部
に組み込む構成とする。磁気ディスク装置内蔵携帯型機
器10が手から離間して落下ときに加速度センサ14に
よって加速度を検知して、コントロール回路15により
ヘッド退避信号Sを出力し、磁気ディスク装置を退避状
態として磁気ヘッド5をランプ7に退避させる構成とす
る。図10において図1と重複する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0061】この場合においても、上述の各例と同様
に、人間の手から離間したことを検知して、磁気ヘッド
を退避させることによって、落下等の衝撃により磁気デ
ィスクの記録データや磁気ヘッドが破損することを確実
に回避することができる。
【0062】尚、各例共に、磁気ヘッド退避機構とし
て、磁気ディスクの外部に設けられたランプに磁気ヘッ
ドを退避させる機構を用いた例を説明したが、その他例
えば、磁気ディスクの記録データ部の外部、例えば内周
部や外周部に粗面化された退避領域を設ける場合、この
領域に磁気ヘッドを退避させる機構とするなど、本発明
はその他種々の退避機構を有する磁気ディスク内蔵携帯
型機器に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】上述したように、本発明磁気ディスク装
置内蔵携帯型機器によれば、手から離間したことを素早
く検知して、磁気ヘッドを磁気ディスクの記録データ部
から外部に退避させることによって、落下等の衝撃によ
る磁気ディスクの記録データの破壊を回避して、磁気デ
ィスクヘッドの損傷など、磁気ディスク装置自体の損傷
を最小限にすることができ、磁気ディスク装置内蔵携帯
型機器の寿命の長期化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説明
図である。
【図2】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説明
図である。
【図3】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の一部
拡大断面図である。
【図4】静電容量による保持検知機構と退避態様の説明
図である。
【図5】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説明
図である。
【図6】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の一部
拡大断面図である。
【図7】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説明
図である。
【図8】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説明
図である。
【図9】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説明
図である。
【図10】磁気ディスク装置内蔵携帯型機器の一例の説
明図である。
【図11】磁気ディスク装置の平面図である。
【図12】磁気ディスク装置の平面図である。
【図13】退避機構の説明図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置、2 スピンドルモータ、3 磁
気ディスク、4 回動型アクチュエータ、5 磁気ヘッ
ド、6 ロードプレート、7 ランプ、10 磁気ディ
スク装置内蔵携帯型機器、11 静電センサ、12 光
センサ、13 機械的スイッチ、14 加速度センサ、
15 コントロール回路、16 赤外線センサ、20
筐体、21 静電センサ電極、22 非導電性薄膜、2
3 対向電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置内蔵携帯型機器であっ
    て、 上記磁気ディスク装置には磁気ヘッドの退避機構と、手
    によって保持されていることを検知する保持検知機構と
    が設けられ、 該保持検知機構が上記手によって保持されていないこと
    を検知した時は上記退避機構により上記磁気ヘッドを上
    記磁気ディスクの記録データ部から外部に退避させ、衝
    撃から上記磁気ディスク装置及び磁気ディスク内に記録
    されたデータを保護するようになされたことを特徴とす
    る磁気ディスク装置内蔵携帯型機器。
  2. 【請求項2】 上記保持検知機構が、静電容量の変化に
    より検知されることを特徴とする上記請求項1に記載の
    磁気ディスク装置内蔵携帯型機器。
  3. 【請求項3】 上記保持検知機構が、光学的変化により
    検知されることを特徴とする上記請求項1に記載の磁気
    ディスク装置内蔵携帯型機器。
  4. 【請求項4】 上記保持検知機構が、赤外線の変化によ
    って検知されることを特徴とする上記請求項3に記載の
    磁気ディスク装置内蔵携帯型機器。
  5. 【請求項5】 上記保持検知機構が、機械的機構により
    検知されることを特徴とする上記請求項1に記載の磁気
    ディスク装置内蔵携帯型機器。
  6. 【請求項6】 上記保持検知機構が、加速度の変化によ
    り検知されることを特徴とする上記請求項1に記載の磁
    気ディスク装置内蔵携帯型機器。
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