JP2002249186A - 液体収納容器の液体注出装置 - Google Patents

液体収納容器の液体注出装置

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JP2002249186A
JP2002249186A JP2001042198A JP2001042198A JP2002249186A JP 2002249186 A JP2002249186 A JP 2002249186A JP 2001042198 A JP2001042198 A JP 2001042198A JP 2001042198 A JP2001042198 A JP 2001042198A JP 2002249186 A JP2002249186 A JP 2002249186A
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liquid
stem
container
hand
pressure plate
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JP2001042198A
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Miki Nagoya
美樹 名児耶
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Marna Inc
Original Assignee
Marna Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片方の手で簡単且つ確実に液体を注出させる
ことができるようにすることにある。 【解決手段】 液体を収納する容器1の口筒に組み付け
られ、下部をピストン5構造にしたステム9を上下動す
ることにより容器1内の液体をステム9のノズル13か
ら注出させる液体注出装置にあって、ステム9の上端を
側方に屈曲すると共に、ステム9の上端に押圧板11を
乗載設置し、更に前記ステム9の先端に、上方に反転湾
曲・屈曲して先端ノズル13が前記押圧板11のほぼ中
心方向に指向開口する導出管12を組み付けた構成で、
押圧板11の上に手の甲を置いて押下げることにより、
シャンプーや石鹸液、洗剤、化粧品等の液体を掌の中央
に注出させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を収納する容
器の口筒に組み付けられる液体注出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】シャンプーや洗剤、化粧品等の液体を収
納する容器の或る種のものには、容器の起立状態で内部
の液体を所定量ずつ注出させることのできるように、容
器の口筒に所謂ディスペンサと称される液体注出装置が
組み付けられている。
【0003】この液体注出装置は、例えば特開平7−3
28496号公報、特開昭60−184977号公報等
に記載されているように、ピストンのポンピング動作に
よってシリンダ内に一定量の液体を吸い込み、それを液
体導出用の管から外部に噴出する構成である。
【0004】この従来技術に於けるステムと称される液
体導出用の管は、容器の口筒キャップを貫通して昇降動
自在に組み付けられて上方に突出し、且つ上端が更に側
方に屈曲した構造で、片方の手でステムの上端を上下動
させると同時に他方の掌でステム先端のノズルから側方
に噴出する液体を受けるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの構成
では、上記したように液体の注出操作に両方の手を使用
しなければならないので、特に洗髪の際に目を閉じたま
まの操作がしにくいといった不便な点があった。また、
病気や障害等で片方の手が不自由な人にとっても、扱い
にくいものである。
【0006】そこでこの不都合を解消するべく、片方の
手だけで液体の注出操作ができるようにした技術も提案
されている。例えば特開平8−100762号公報、特
開平8−114176号公報等に記載されている「片手
で使える手押しポンプ」の如きである。
【0007】この従来例は、口筒の一部に指掛片を設け
た構成で、片方の手の例えば人指し指と中指の二本の指
をステムを挟む形態で指掛片の下面に当てがうと共に、
同じ手の親指をステムの上端に当てがい、ステムを押下
げる動作をさせるものであり、注出された液体を掌に受
けようとするものである。処がこの構成では、注出され
た液体が人指し指と中指の胯の間から漏れ出てしまう不
都合があり、また手が握りこぶし状となっている手の不
自由な人には操作できない。
【0008】よって本発明は、上述した従来の不満点を
解消し要求に応えるべく発明された液体収納容器の液体
注出装置であって、片方の手で簡単且つ確実に液体を注
出させることができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来の課題を解
決する本発明は、液体を収納する容器の口筒に組み付け
られ、下部をピストン構造にしたステムを上下動するこ
とにより容器内の液体を前記ステムのノズルから注出さ
せる液体注出装置にあって、前記したステムの上端を側
方に屈曲すると共に、このステムの上端に押圧板を乗載
設置し、更に前記したステムの先端に、上方に反転湾曲
・屈曲して先端ノズルが前記した押圧板のほぼ中心方向
に指向開口する導出管を組み付けたことを特徴とする構
成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、シャンプーや洗剤、化粧品等の液体を収納する
容器1の口筒にはキャップ2が組み付けられ、このキャ
ップ2に本発明にかかる液体注出装置3が組み付けられ
る。
【0011】液体注出装置3は、シリンダ筒4とこのシ
リンダ筒4内を密に往復摺動するピストン5から主とし
て構成される。
【0012】即ち先ずシリンダ筒4は、キャップ2の中
心から垂下設され、下端を内鍔状の段部6とし、その下
方内に下部逆止弁7が設けられ、更にこの下部逆止弁7
の下方に、容器1底部にまで延出する吸入チューブ8を
連通設した構成である。
【0013】またピストン5は、中空管構造のステム9
の下端外周面に設けられ、ステム9の下端には上部逆止
弁10が設けられ、側方に屈曲したステム9上端にはほ
ぼ水平姿勢に押圧板11が乗載固定され、更にステム9
の先端開口端には、上方に反転湾曲・屈曲する導出管1
2が、先端ノズル13を前記した押圧板11のほぼ中心
方向に指向開口させる形態で組み付けられている。
【0014】この構成にあって、シリンダ筒4内が負圧
となると、下部逆止弁7は吸引されて開いてシリンダ筒
4内と吸入チューブ8とを連通させ、同時に上部逆止弁
10は閉じる。逆にシリンダ筒4内の圧力が高まると、
下部逆止弁7は押されて閉じ、同時に上部逆止弁10も
押されて開いて、シリンダ筒4内とステム9とを連通さ
せる。
【0015】そしてシリンダ筒4内にあって、段部5と
ステム9下端との間にはスプリングコイル14が配され
ていてステム9を上方に付勢しており、ピストン5はシ
リンダ筒4上部内に位置して待機する。
【0016】いま、手の甲を押圧板11の上に置いて押
下げようとすると、ステム9はスプリングコイル14の
弾撥力に逆らって下降し、シリンダ筒4内の容積は小さ
くなる。
【0017】この状態で、押圧板11の上に手を置いた
まま押下げ力を解除すると、ステム9はスプリングコイ
ル14の弾撥力により上昇し、ピストン5の作用によっ
てシリンダ筒4内は負圧となり、下部逆止弁7が開くと
共に上部逆止弁10が閉じ、容器1内の液体は、吸入チ
ューブ8の下端からシリンダ筒4内にその容積に対応し
た一定量だけ吸引収納される。
【0018】そこで再度押圧板11を押下げると、シリ
ンダ筒4内の容積は小さくなって内圧が高くなるので、
下部逆止弁7が閉じると共に上部逆止弁10が開き、シ
リンダ筒4内の液体は、ステム9、導出管12を通過し
て先端ノズル13から押圧板11の上に置かれた掌に注
出されるのである。
【0019】そしてシャンプーや石鹸液、洗剤、化粧品
等の液体をノズル13から押圧板11の上に置かれた掌
に注出させるこの一連の操作は、片手でしかも手の甲を
押圧板11に当てがい昇降動させるだけで達成される。
【0020】このようにして、掌にシャンプー等の液体
を所定量だけ直接滴下させることができるのであるが、
利用形態によっては、掌にタオルやスポンジを持ち、そ
の上に直接滴下させることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体収納容
器の液体注出装置によれば、片手の簡単な操作だけで確
実にシャンプーや石鹸液、洗剤、化粧品等の液体を掌の
中央に注出させることができ、目を閉じたままでも、或
いは手が不自由であっても確実に使用することができる
等、多くの優れた作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体収納容器の液体注出装置の使用状
態を示す正面図である。
【図2】液体注出装置のポンプ構造の一例示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1;容器、2;キャップ、3;液体注出装置、4;シリ
ンダ筒、5;ピストン、6;段部、7;下部逆止弁、
8;吸入チューブ、9;ステム、10;上部逆止弁、1
1;押圧板、12;導出管、13;ノズル、14;スプ
リングコイル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 23/02 F04B 21/00 K Fターム(参考) 3E014 PA01 PB08 PD13 PE09 PE11 PE16 PE21 PF10 3E084 AA04 AA12 AB01 AB09 DA01 DB17 FA09 KB01 LB02 LD25 LE02 LE04 3H071 AA01 BB01 BB05 CC34 DD35 DD72 DD74 DD89 3H075 AA01 AA10 BB03 BB21 CC35 CC36 DA11 DB13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納する容器(1)の口筒に組み
    付けられ、下部をピストン(5)構造にしたステム
    (9)を上下動することにより容器(1)内の液体を前
    記ステム(9)のノズル(13)から注出させる液体注
    出装置にあって、前記ステム(9)の上端を側方に屈曲
    すると共に、該ステム(9)の上端に押圧板(11)を
    乗載設置し、更に前記ステム(9)の先端に、上方に反
    転湾曲・屈曲して先端ノズル(13)が前記押圧板(1
    1)のほぼ中心方向に指向開口する導出管(12)を組
    み付けたことを特徴とする液体収納容器の液体注出装
    置。
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