JP2002246164A - 高周波解凍装置 - Google Patents

高周波解凍装置

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JP2002246164A
JP2002246164A JP2001044721A JP2001044721A JP2002246164A JP 2002246164 A JP2002246164 A JP 2002246164A JP 2001044721 A JP2001044721 A JP 2001044721A JP 2001044721 A JP2001044721 A JP 2001044721A JP 2002246164 A JP2002246164 A JP 2002246164A
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electrode
frequency
power supply
circuit
cable
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Kazuhiko Asada
和彦 麻田
Shinji Kondo
信二 近藤
Katsunori Zaizen
克徳 財前
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率の高周波解凍装置を実現すること。 【解決手段】 電極101と、電極101に高周波電力
を供給するインバータ回路102を有し、インバータ回
路102は、半導体素子103、104と、所定の周波
数で駆動する駆動回路105を有する構成とし、ヒータ
電源不要、かつ低損失の動作を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用や業務用に
使用され、高周波電界を用いて冷凍食品などの解凍を行
う高周波解凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている高周波解凍装置は、
図9に示す特開平8−255682号公報のように、高
圧電源5および高周波電源6によって、加熱室1内の上
部電極板2と下部電極板3の間に高周波の高電圧を供給
し、両電極板の間に高周波電界を生じさせることによっ
て、被解凍物の誘電加熱を行わせるものであった。
【0003】また、インピーダンス整合回路としては、
図10に従来の技術として示されている共振コンデンサ
51、共振用可変コイル52を直列に接続して構成した
直列共振回路の構成を、実施例においても使用するもの
とし、その上で共振用可変コイル52の損失を低減させ
るという効果をあげることが効果として述べられている
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の高周
波解凍装置の構成要素である高周波電源は、その内部の
具体的な構成が述べられていないものであるが、真空管
などを使用した増幅器を使用したものが一般的であり、
ヒータ電源が必要である他、A級増幅などのように損失
が大きい動作を行わせるものとなり、原理的に高効率が
望めないという第1の課題を有するものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の高周波
解凍装置が有している第1の課題を解決するもので、電
極と、前記電極に高周波電力を供給するインバータ回路
を有し、前記インバータ回路は、半導体素子と、前記半
導体素子を所定の周波数で駆動する駆動回路を有する構
成とすることにより、ヒータ電源が不要であり、低損失
の動作を行わせることによる高効率の高周波解凍装置の
実現を可能とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、電極
と、前記電極に高周波電力を供給するインバータ回路を
有し、前記インバータ回路は、半導体素子と、前記半導
体素子を所定の周波数で駆動する駆動回路を有する構成
とすることにより、ヒータ電源が不要であり、スイッチ
ング動作などの低損失の動作を行わせることによる高効
率の高周波解凍装置の実現を可能とするものである。
【0007】また請求項2に記載した発明は、請求項1
記載のインバータ回路を、直流電源と2個の半導体素子
を有し、前記直流電源の出力端子間に前記2個の半導体
素子の直列回路を接続し、駆動回路は、前記2個の半導
体素子を交互にオンさせるスイッチング動作を行わせる
構成とすることにより、半導体素子での電力損失を極力
抑え、高効率の高周波解凍装置を実現するものである。
【0008】また請求項3に記載した発明は、請求項1
記載のインバータ回路の出力と電極の間に設けたインピ
ーダンス整合回路と、出力電圧が可変である直流電源を
有し、前記インピーダンス整合回路は前記インバータ回
路出力の力率をほぼ最大とする整合動作を行い、前記直
流電源は装置内のパワーが所定値となるように加減され
た直流電圧を出力する構成とすることにより、半導体素
子の損失が小さい条件に保ちながら、解凍のパワーを所
定値に制御することが可能とする高周波解凍装置を実現
させるものである。
【0009】また請求項4に記載した発明は、請求項1
記載の直流電源に、スイッチング素子と絶縁トランスを
設け、電極の一方の端子は、前記直流電源の出力の一端
子、および筐体の金属部分に接続した構成としたことに
より、高周波の高電圧が印加される電極が直流電源から
電気的に絶縁された状態にすることができ、極めて安全
性の高い高周波解凍装置の実現を図るものである。
【0010】また請求項5に記載した発明は、請求項1
記載の電極を、2枚の電極板を対向させて構成し、一方
の電極板は前記直流電源の一端子と略同電位とした構成
としたことにより、一方の電極板の絶縁を耐電圧が低い
ものか、もしくは不要とし、絶縁が簡単であり、装置の
大きさを抑えた高周波解凍装置の実現を可能とするもの
である。
【0011】また請求項6に記載した発明は、請求項1
記載の構成に加え、中心部に設けた第1の導体と、前記
第1の導体の外側に設けた第2の導体を有するケーブル
と、一方の電極板と直列接続されたチョ一クコイルを有
し、第1の導体は、前記チョ一クコイルの他方の端子
と、半導体素子の間に接続され、前記第2の導体は他方
の電極板および直流電源の一端子に接続した構成とした
ことにより、解凍に用いる高周波の電波の漏れを前記ケ
ーブル構成によって抑えるとともに、チョ一クコイルに
よって電極が有する負のリアクタンス成分を相当量打ち
消す作用をなすことにより、前記ケーブルに必要とされ
る絶縁の耐圧を低く抑え、小形・低価格の高周波解凍装
置の実現を行わせるものである。
【0012】また請求項7に記載した発明は、請求項6
記載のケーブルのチョ一クコイル側の接続部に貫通形コ
ンデンサを有する構成とすることにより、高周波の電波
漏れを抑えながら、前記ケーブルの特性インピーダンス
とのインピーダンス整合の度合いを改善し、前記ケーブ
ルでの電力損失を低減した、高効率の高周波解凍装置の
実現を可能とするためのものである。
【0013】また請求項8に記載した発明は、請求項1
記載の電極を構成する電極板に一端が接続された固定の
インダクタンス値をもつ第1のチョ一クコイルと、ケー
ブルと、前記ケーブルのインバータ回路側の端子に接続
し、可変のインダクタンス値を有する第2のチョ一クコ
イルを有するインピーダンス整合回路を有する構成とす
ることにより、前記第1のチョ一クコイルが持つ正のリ
アクタンスが、電極が持つ負のリアクタンスを打ち消す
作用がなされ、結果前記ケーブルの絶縁耐圧が低減で
き、小形で安価な高周波解凍装置は実現可能となるのに
加え、前記第2のチョ一クコイルによるインバータ回路
とのインピーダンスの整合がなされて、前記インバータ
回路の損失も抑えることができて高効率の高周波解凍装
置にすることができ、かつやや複雑となる前記第2のチ
ョ一クコイルの実装に関しても、前記インバータ回路の
近傍に位置した状態とすることができることから、結果
として構成が簡単で、高効率であり、低コストで性能の
高い高周波解凍装置が実現されるものとなる。
【0014】
【実施例】(実施例1)以下本発明の実施例について説
明する。
【0015】図1は実施例1の高周波解凍装置の回路図
である。
【0016】図1の高周波解凍装置は、電極101と、
電極101に高周波電力を供給するインバータ回路10
2を有しており、インバータ回路102は、パワーMO
SFETによって構成した半導体素子103、104、
半導体素子103、104を13.56メガヘルツの周
波数で駆動する駆動回路105を備えている。
【0017】本実施例においては、インバータ回路10
2は、出力電圧が0〜200ボルトの範囲で可変できる
直流電源106を有し、直流電源106の出力端子間に
は2個の半導体素子103、104の直列回路が接続さ
れ、駆動回路105は、2個の半導体素子103、10
4を交互にオンさせるスイッチング動作を行わせるもの
となっているものである。
【0018】さらに本実施例では、インバータ回路10
2の出力と電極101の間には、インピーダンス整合回
路107が設けられている。
【0019】また、電極101は、いずれも18−8ス
テンレス鋼板を使用した2枚の電極板108、109を
対向させて構成しており、下側に位置する一方の電極板
109は、直流電源106の一端子であるマイナス端子
に接続され、略同電位とされている。
【0020】電極101は、鉄板による加熱室110内
に設けられ、完全に静電シールドされた構成となってい
る。
【0021】また、本実施例においては、インピーダン
ス整合回路107は、静電容量が可変である可変コンデ
ンサ111、インダクタンス値が可変である可変チョ一
クコイル112、同軸形のケーブル113により構成さ
れている。
【0022】可変コンデンサは、回転により対向面積が
変化する構成とし、また可変チョ一クコイルは空心のコ
イル内にフェライトコアを出し入れする構成としたもの
を、いずれもギアおよびステッピングモータなどを組み
合わせることにより、電動式で動作するものとしてい
る。
【0023】インバータ回路102は、直列に接続され
た2個の半導体素子103、104の両端の電圧の安定
化を図るために設けられたコンデンサ114が、直流電
源106の出力と並列に接続されている。
【0024】また、本実施例では直流電源106の出力
電力を検知するパワー検知回路115が設けられ、抵抗
器を用い直流電源106の出力電流を検知する電流検知
回路116、直流電源106の出力端子間の電圧を検知
する電圧検知回路117、電流検知回路116と電圧検
知回路117の出力の乗算を行う乗算回路により構成さ
れている。
【0025】さらに本実施例には、制御回路119が設
けられていて、パワー検知回路115および力率検知回
路140からの信号を入力し、直流電源106、可変コ
ンデンサ111、可変チョ一クコイル112に信号を出
力するものとなっており、可変コンデンサ111の静電
容量を加減させる動作、可変チョ一クコイルのインダク
タンス値を加減する動作を行うものとなっている。
【0026】力率検知回路140は、インバータ回路1
02からインピーダンス整合回路107の間に設けられ
ており、インバータ回路105の出力の電圧と電流か
ら、力率に応じたアナログ値を出力するものとなってい
る。
【0027】本実施例では、電極101の電極板109
側の端子は、直流電源106の出力のマイナス端子に接
続されているとともに、鉄板をプレス加工して製造され
た筐体120にも接続したものとなっている。
【0028】図2は、直流電源106の詳細回路図であ
る。
【0029】実施例1において、直流電源106は、I
GBTにより構成したスイッチング素子200、絶縁ト
ランス201を有している。
【0030】さらに直流電源106は、交流電源に接続
するためのプラグ202、4本のダイオ一ドをブリッジ
に接続して構成した全波の整流回路203、整流回路2
03の出力を安定化させるチョ一クコイル204とコン
デンサ205、スイッチング素子200のターンオフ時
の電圧の過大な跳ね上がり電圧を吸収するコンデンサ2
06と抵抗207の直列回路、絶縁トランス201の二
次側に接続したダイオ一ド208と出力の直流電圧を安
定させるコンデンサ209、スイッチング素子200を
20キロヘルツの一定周波数でオンオフさせ、かつその
オン時間の比率(デューティ値)を入力信号Sdに応じ
た値とするパルス幅変調回路210を備えている。
【0031】制御回路119から直流電源106に入力
される信号Sdの値は、パワー検知回路115からの信
号、すなわち直流電源106からの出力電力値が所定値
となるように加減されて出力されるものである。
【0032】すなわち、パワー検知回路115からの信
号が所定値より小である場合には、Sd値を増加させス
イッチング素子200のオンの時間比率を高くし、直流
電源106の出力電圧値をアップさせるように働き、逆
にパワー検知回路115からの信号が所定値より大であ
る場合には、Sd値を増加させスイッチング素子200
のオンの時間比率を低くし、直流電源106の出力電圧
値をダウンさせるように働き、結果的に直流電源106
は、同パワーがほぼ所定値となるように加減された値の
直流電圧を出力するものとなる。
【0033】また、本実施例ではインピーダンス整合回
路107は、下記のような動作により、インバータ回路
102出力の力率をほぼ最大とする整合動作を行うもの
となる。
【0034】電極101は、被解凍物121が間に存在
している状態においては、抵抗分と負のリアクタンス分
を成分とするインピーダンスを持つものとなり、それら
の値は、被解凍物121の種類や大きさ、形、温度など
によって変化するものとなる。
【0035】可変チョ一クコイル112は、電極101
が持つ負のリアクタンス成分を打ち消すことが主目的で
設けられているものであって、可変チョ一クコイル11
2が有する正のリアクタンスによって、インバータ回路
102出力でのリアクタンス分をほぼ零とし、高周波
(13.56メガヘルツ)に対する力率を最大、すなわ
ちほぼ1に近い値として、インバータ回路102を高効
率で働かせ、高効率の高周波解凍装置を実現するもので
ある。
【0036】ただし、本実施例の可変チョ一クコイル1
12は、空心のコイルにフェライトコアを出し入れする
ことによりインダクタンス値を変化させるものであり、
可変できる範囲は、約2倍半となるが、被解凍物121
の変動などによっては、可変チョ一クコイル112が持
つ正のリアクタンス分の方が大となってしまうこともあ
り、また同軸形のケーブル113をインピーダンス不整
合で使用していることから、その長さによるインピーダ
ンス変換が作用することなどもあり、結果的にインバー
タ回路102の出力でのリアクタンス分をほぼ零とする
ことができない場合には、制御回路119から可変コン
デンサ111の静電容量を加減する動作が行われ、常に
ほぼ高周波に対するインバータ回路102出力での力率
は、最大、すなわち1にほぼ近い値に保たせているもの
となっている。
【0037】なお、本実施例ではパワーの制御は、直流
電源106の出力電圧の制御によって行ったが、可変コ
ンデンサ111の静電容量と、可変チョ一クコイル11
2のインダクタンス値の組み合わせを適正とすることに
より、インバータ回路102の出力でのリアクタンス分
をほぼ零とし、高周波に対して力率を最大、すなわちほ
ぼ1としながら、かつインバータ回路102出力でのイ
ンピーダンス(ほぼ実数部のみとなる)の絶対値も加減
することも可能であるので、これによってパワーの制御
を行わせても良く、その場合には直流電源106の出力
は一定の電圧であってもよく、固定の出力電圧を持つも
ので構成してもよいものとなる。
【0038】図3は、実施例1の高周波解凍装置の駆動
回路105の詳細な回路図を示したものである。
【0039】13.56メガヘルツの水晶発振子を用い
た発振回路301、発振回路301の出力により駆動さ
れるMOSFET302、共振のためのチョ一クコイル
303、コンデンサ304、駆動トランス305と、駆
動トランス305とのインピーダンス整合のためのコン
デンサ306とトリマコンデンサ307を設けている。
【0040】駆動トランス305は、トロイダル状のフ
ェライトコアに、巻線308、309、310を巻いて
磁気結合させ構成したもので、特に本実施例では高周波
解凍装置としてのパワーの面から電流容量の大きな半導
体素子103、104を高効率で駆動できるように、ト
リファイラ巻きと呼ばれる、3本のエナメル線を密着さ
せながらコアに巻くという工法により構成し、結合係数
が高いものを用いているものとなっている。
【0041】直流電源311は、24ボルトの出力電圧
を持ち0.5アンペアの電流容量のものを使用してい
る。
【0042】トリマコンデンサ307は、駆動トランス
305や、その他の構成要素のバラツキを吸収し、半導
体素子103、104のゲート・ソース間電圧を所定値
とし、高効率で駆動できるように、製造ラインで調整さ
れるものである。
【0043】図4は、半導体素子103、104を接続
し、解凍動作を行っている状態での、駆動回路105の
出力電圧波形を示したもので、(ア)は高電位側に位置
している半導体素子103のゲート・ソース間電圧Vg
1、(イ)は低電位側に位置している半導体素子104
のゲート・ソース間電圧Vg2の波形を示している。
【0044】二次側の巻線309、310は、互いに逆
の極性で接続していることから、(ア)と(イ)は互い
に逆位相の電圧波形となり、半導体素子103、104
は交互にオンされるものとなる。
【0045】しかも、いずれの半導体素子もゲート・ソ
ース間の電圧が最大15ボルトにまで印加されることに
より、ドレイン・ソース間電圧は、ほぼ零ボルト、すな
わちスイッチとしてほぼ導通している状態にまで導通作
用がなされ、これによって真空管によるA級増幅器など
では到底得られない80〜90%というような高効率が
達成できるものとなり、極めて効率が高い高周波解凍装
置の実現が可能とさせるものとなる。
【0046】加えて、本実施例の高周波解凍装置は、直
流電源106に、絶縁トランス201を有し、電極10
1の下側にある電極板109の側の端子を、直流電源1
06の出力のマイナス端子に接続するとともに、金属で
ある筐体120に接続した構成としたことにより、高周
波の高電圧が印加される電極101を構成する電極板1
08、109が、いずれも直流電源106から電気的に
絶縁された状態とし、プラグ202のいずれの端子とも
絶縁された状態とすることが可能となる。
【0047】よってプラグ202の一方の端子が大地に
接地された状態であっても、感電などを起こすことがな
く、極めて安全性の高い高周波解凍装置の実現が図られ
るものである。
【0048】また、対向して設けた2枚の電極板10
8、109の内の一方の電極板109は、直流電源10
6のマイナス端子と略同電位となるため、下側に位置す
る電極板109は加熱室110および筐体120とも同
電位となり、絶縁が不要となり、電極板109と加熱室
110との間に絶縁のためのスペースを設ける必要がな
い。したがって、装置の大きさを抑えた高周波解凍装置
も実現できるものとなる。
【0049】(実施例2)図5は、実施例2における高
周波解凍装置の回路図である。
【0050】本実施例においても、電極101、インバ
ータ回路102、パワー検知回路115、力率検知回路
140の構成は、実施例1と同等である。
【0051】図5において、電極101を構成する平行
に設けた18−8ステンレス製の電極板108、109
の内の上側に位置する方の電極板108に、直列接続し
たチョ一クコイル501を有している。
【0052】本実施例においては、チョ一クコイル50
1は、ドラム形と呼ばれるフェライトコアにエナメル線
を10ターン巻くことにより11.7マイクロヘンリー
のインダクタンスを持たせたものを使用しており、1
3.56メガヘルツにおけるリアクタンス値は、ほぼ1
キロオームとなる。
【0053】一方、電極101は22センチメートル角
の大きさとした場合、冷凍肉などの被解凍物121が入
っている状態で、電極101のインピーダンスの虚数
部、すなわちリアクタンス値は、−1キロオーム程度と
なるので、チョ一クコイル501が電極101に直列接
続されたことにより、電極101とチョ一クコイル50
1の直列回路のリアクタンス値は、ほぼ0に近い小さな
値となり、ほぼ抵抗分のみの状態に近いものとなる。
【0054】ケーブル113は、実施例1でも使用して
いた同軸形のもので、本実施例においては3C−2Vと
称する規格のものを、長さにして1メートル使用してい
るが、その特性インピーダンスの値は、75オームであ
り、テレビとテレビ用のアンテナとの間の接続に一般的
に使用される比較的安価なものである。
【0055】ケーブル113のインバータ回路102側
の端には、電動式の可変コンデンサ111が接続されて
おり、制御回路502によって静電容量が加減できるも
のとなっている。
【0056】インピーダンス整合回路503は、電極1
01の高周波(13.56メガヘルツ)におけるインピ
ーダンスに対して、インバータ回路102出力点でのリ
アクタンス分をほぼ零として、最大の力率、すなわち1
に近い値のものとするためのものである。
【0057】図6は、ケーブル113の構成を詳しく説
明した図である。
【0058】図6において、中心部には銅線により構成
した第1の導体601が設けられ、第1の導体601の
外側には、細い銅線を網状として構成した第2の導体6
02を設けており、第1の導体601と第2の導体60
2との間は、発泡ポリエチレンの材料を用いた誘電体層
603が設けられている。
【0059】なお、第2の導体の外側には、絶縁外皮層
604が設けられ、第2の導体602が電気部品と接触
した場合などに短絡を防止し、また第2の導体602を
保護する機能を果たさせているものとなっている。
【0060】本実施例では、上記のような構成の同軸形
のケーブル113を使用し、第1の導体601は、チョ
一クコイル501の電極板108と反対側の端子と、半
導体素子103、104の接続点の間に接続している。
【0061】また第2の導体602は、もう一方の電極
板109と、直流電源106のマイナス端子の間に接続
したものとなっている。
【0062】なお、本実施例においても実施例1と同様
に力率検知回路140を、インバータ回路102とケー
ブル113の第1の導体601の接続の間に挿入してい
るが、これはインバータ回路102の出力の高周波に関
する力率を検知させるためのものである。
【0063】以上の構成により、本実施例の高周波解凍
装置は、半導体素子103、を交互にオンさせるという
実施例1と同様の動作により、真空管のようなヒータの
ための電源も不要で、またゲート・ソース間電圧を15
Vにまで高めて駆動することによる導通損失の低減が作
用して、高効率の運転が可能となり、また力率検知回路
140は、インバータ102の出力における高周波の力
率を検知して、制御回路502は、その力率値が最大と
なるように、可変コンデンサ111を加減するので、半
導体素子103、104の損失も最小限に抑えることが
できる。
【0064】パワー検知回路115は、直流電源106
からの出力電力を検知して、直流電源106の出力電圧
値を、250ワットという所定の値となるように自動的
に制御するという動作も実施例1と同様に行われるもの
となる。
【0065】特に、本実施例においては、解凍時に用い
る13.56メガヘルツの高周波の電波の漏れをケーブ
ル113の構成、すなわち筐体120に対して高周波の
高電圧が印加される第1の導体601を第2の導体60
2によって完全に取り囲んでしまう構成としていること
によって、抑えるという効果を得るものとなっている。
【0066】並んで、チョ一クコイル501によって、
電極101が有する負のリアクタンス成分を相当量打ち
消す作用、相殺をなすことができるため、ケーブル11
3に必要とされる絶縁の耐圧を低く抑えることができる
ものとなる。
【0067】本実施例で使用している3C−2Vは、耐
電圧が1キロボルトであるが、チョ一クコイル501に
よるリアクタンス分の相殺効果により電圧面での問題は
ないものとなる。
【0068】また、一般に特性インピーダンスから外れ
たインピーダンスの負荷をケーブルに接続すると、電圧
と電流がケーブルの部分部分によって変化し、電極10
1のような大きな負のリアクタンス分を持つものを接続
した場合、定在波によって、ケーブル113の長さによ
っては、極端な高電圧が印加される部分が発生すると同
時に、大電流が流れる部分も発生することがあり、非常
に損失が大きくなるという現象が起こるものとなる。
【0069】よって、本実施例のようにチョ一クコイル
501を電極101と直列に接続したことにより、ケー
ブル113の電極側の端におけるリアクタンス分は、小
さくなり、その分定在波の大きさを抑えることができ、
ケーブル113での大電流などを防ぎ、損失も抑えるこ
とができる。
【0070】このようなチョ一クコイル501の作用に
よって、直径が細くて価格の安い同軸ケーブルでも十分
使用することができるようになるため、小形・低価格の
高周波解凍装置の実現を行わせるものである。
【0071】なお、本実施例で使用したケーブル113
は、同軸形のものであるが、第1の導体601と第2の
導体602の軸は必ずしも同軸とする必要はなく、ずれ
ていてもかまわないものであり、さらに断面が円でなく
四角のものとしてもよく、要は第1の導体601の外側
に設けた第2の導体602によって取り囲まれていれ
ば、電波の漏れをなくすことができるものである。
【0072】(実施例3)図7は、実施例3における高
周波解凍装置の回路図を示している。
【0073】図7において、ケーブル113のチョ一ク
コイル501側の接続部には、貫通形コンデンサ701
が接続されており、インピーダンス整合回路702の構
成要素の一つとなっている。
【0074】本実施例では、貫通形コンデンサ701
は、中心の電極がチョ一クコイル501とチョ一クコイ
ル133の第1の導体601とを貫通させる形で接続さ
れており、外側の電極は第2の導体602および鉄製の
加熱室110および筐体120にも接続され、またケー
ブル113の反対側において第2の導体602は、直流
電源106のマイナス端子にも接続された構成となって
いる。なお、その他の構成については、実施例2と同等
である。
【0075】以上の構成により、本実施例の高周波解凍
装置も実施例2と同様に、インバータ回路102から高
周波の電力を、電極101に供給させ、電波漏れを抑え
ながら、被解凍物121に高周波の電界を作用させ、誘
電加熱による解凍を行うという動作を行うものである。
【0076】しかし本実施例においては、特に貫通形コ
ンデンサ701が、ケーブル113のチョ一クコイル5
01側の接続部に設けられた構成となっていることか
ら、ケーブル113の特性インピーダンスとのインピー
ダンスの整合がより良くすることが可能となる。
【0077】例えば、実施例2の場合には、被解凍物1
21の大きさが直径60ミリメートル程度の小さなもの
である場合には、電極101のインピーダンスの実数部
は、数オームというような小さな値となり、チョ一クコ
イル501によって、虚数部であるリアクタンス分を完
全に相殺したとしても、特性インピーダンス75オーム
を持つケーブル113に対しては、定在波率(SWR)
が10程度というような、かなりのインピーダンスの不
整合の状態となる。
【0078】これに対し、実施例3の貫通形コンデンサ
701を用いた構成とすると、チョ一クコイル501の
インダクタンス値と貫通形コンデンサ701の静電容量
の値を適切とすることにより、リアクタンス分を零に近
づけ、かつケーブル113の終端部分でのインピーダン
スをより75オームに近い状態とすることが可能とな
る。
【0079】このようにして、ケーブル113の特性イ
ンピーダンスとのインピーダンス整合の度合いを改善す
ることにより、ケーブル113内に発生する定在波の大
きさを抑え、ケーブル113での電力損失の低減による
高周波解凍装置の効率向上、もしくはよりケーブル11
3を細いものあるいは低価格のものとすることにより、
装置の価格の低減を行わせるものであり、特に加熱室1
10とインバータ回路102との距離が長いなどの配置
の関係で、ケーブル113の長さが長い場合にはその効
果が、より大きく現れるものとなる。
【0080】なお、ケーブル113が細いもので構成で
きるということによる効果として、例えば電極108を
被解凍物121の高さなどに応じて上下に移動させると
いうような構成とする場合にも、移動させる手段が容易
に構成できるものとなるという効果としても有効に作用
するものである。
【0081】(実施例4)図8は、実施例4における高
周波解凍装置の回路図を示している。
【0082】図8において、電極101を構成する電極
板108、109の内の電極板108に一端が接続され
た、7.4マイクロヘンリーという固定のインダクタン
ス値をもつ第1のチョ一クコイル801を設けている。
【0083】また、同軸形のケーブル113のインバー
タ回路102側の端子には、電動式で可変のインダクタ
ンス値を有する第2のチョ一クコイル802を有するイ
ンピーダンス整合回路803が設けられている。
【0084】そして、制御回路804は、直流電源10
6に対しては、パワー検知回路115の出力が、所定値
である250ワットとなるように、出力電圧を制御する
信号を出力し、可変コンデンサ111と第2のチョ一ク
コイル802に対しては、力率検知回路140から信号
がほぼ最大となるように、制御信号を出力するものとな
っている。
【0085】なお、本実施例においても実施例3と同様
に、ケーブル113の端には、貫通形コンデンサ701
が接続されており、これもインピーダンス整合回路80
3の構成要素の一つとなっている。
【0086】なお、その他の構成については、実施例2
と同等である。
【0087】以上の構成により、本実施例の高周波解凍
装置も実施例3と同様に、インバータ回路102から高
周波の電力を、電極101に供給させ、電波漏れを抑え
ながら、被解凍物121に高周波の電界を作用させ、誘
電加熱による解凍を行うという動作を行うものである。
【0088】しかし本実施例においては、特にケーブル
113の両端に、それぞれ第1のチョ一クコイル801
と第2のチョ一クコイル802が接続されていることか
ら、まず第1のチョ一クコイル801によって電極10
1が持つ負のリアクタンス成分を、かなり相殺してケー
ブル113に印加される電圧を抑え、耐圧が低く価格の
安く、また太さが細くて引き回しが容易なケーブル11
3の使用を可能とするものである。
【0089】または、同一の仕様のケーブル113であ
れば、ケーブル113での電力損失を低減することによ
り、高効率の高周波解凍装置の実現を可能とするものと
なる。
【0090】ここで、電極101のインピーダンスの虚
数部、すなわちリアクタンス分は、被解凍物121の種
類や温度、大きさなどによって変化をするものであるの
で、それを打ち消す目的で使用されるチョ一クコイル
は、そのインダクタンス値を変化させて、対応すること
が、ケーブル113の電力損失低減と半導体素子10
3、104の損失低減を行う上で有効である。
【0091】本実施例では、第1のチョ一クコイル80
1によって、電極101が有する負のリアクタンス分の
内の8割程度に相当する800オームのリアクタンスを
持たせていることから、ケーブル113とのインピーダ
ンスの整合度合いを幾分改善し、ケーブル113での電
力損失を抑える作用を持たせている。
【0092】その上で、第2のチョ一クコイル802で
残りの負のリアクタンス分を打ち消して、その結果イン
バータ回路102出力におけるリアクタンス分はほぼ零
として、高周波に対する力率を最大、すなわちほぼ1に
近いものとする。
【0093】なお、ケーブル113は、特性インピーダ
ンスからずれたものを終端に接続している状態で使用し
ているので、ケーブル113の長さによって、さらにイ
ンピーダンスの変換作用が行われるので、それによるリ
アクタンス分の変化も含めた上で、インバータ回路10
2出力での力率が最大となるように制御がなされるもの
である。
【0094】よって、本実施例ではケーブル113にお
ける定在波の低減は、完全ではないが、それでも電極1
01に直接ケーブルを接続した場合に比べると、相当の
定在波抑制効果があり、それによるケーブル113の電
力損失低減がなされ、インバータ回路102の出力部に
おいては、ほとんど完全にリアクタンス分がほぼ零で、
力率が最大という好条件となる。
【0095】一般に半導体素子103、104は高価で
あり、また電流定格値が高いものは、駆動回路も高価で
複雑なものが必要となることから、本実施例の構成は、
インバータ回路102出力での力率がほぼ最高とするこ
とができる点で、非常に有効である。
【0096】また、インダクタンス値を可変することが
できる第2のチョ一クコイル802は、例えば電動式な
ど構成がやや複雑であって、制御のための配線も必要と
なることから、加熱室110内よりも、インバータ回路
102に近い場所に設けることが装置の構成上好ましい
ものとなるが、その観点において、本実施例の構成は非
常に優れたものとなる。
【0097】なお、本実施例においては、第2のチョ一
クコイル802は、空心のコイルの中をフェライトコア
がギアドモータにより出入りする構成としているが、か
ならずしもこのような構成とすることが必要というもの
ではなく、空心コイル内にアルミなどの導電性のある材
質を出し入れするものは、フェライトなどで設けた磁路
の途中の部分に、磁路の磁気抵抗を変化させるような構
造を設けたものなどもよく、またコイルが巻かれたコア
に別の直流電流を流すコイルを設けて、その直流電流に
よってコアの飽和度を変化させ、高周波回路側のコイル
のインダクタンスを変化させるようなものなどであって
もかまわず、要はインダクタンス値が、加減できる構成
であれば良い。
【0098】また、本実施例ではインバータ回路102
出力部での力率を最大に調整するために、可変コンデン
サ111を設けているが、これも必ずしも必要というも
のではなく、第1のチョ一クコイル801、第2のチョ
一クコイル802、ケーブル113などの構成要素だけ
で、十分なインピーダンス整合の効果が得られる場合に
は、可変コンデンサ111がない構成でもいっこうにか
まわず、また可変コンデンサ111に代わって第3のチ
ョ一クコイルを設けても、他の構成要素との定数組み合
わせによって、インバータ回路102の出力における力
率を十分高めることが可能である。
【0099】また、本実施例では貫通形コンデンサ70
1が設けられていることから、実施例3に述べたよう
な、ケーブル113とのインピーダンス整合の度合いを
改善して、ケーブル113の損失も抑えるという効果を
得ているものであるが、ケーブル113の長さが短い場
合などには必ずしも必要というものではない。
【0100】本実施例では、直流電源106の出力電圧
を可変として、パワーの制御を行っているが、これにつ
いても実施例1で説明したのと同様、一定電圧の直流電
源106として、インバータ回路102の出力における
インピーダンスの実数部(虚数部はほぼ零)を、インピ
ーダンス整合回路803によって変化させ、パワーの制
御も行わせることも可能であり、そのような構成をとっ
てもかまわない。
【0101】また、各実施例において設けているパワー
検知回路115は、乗算器118を使用したものとして
いるが、例えば図2に示したような100ボルトで周波
数が50ヘルツあるいは60ヘルツというような交流電
源を整流した直流電源106が構成される場合、100
ボルトという電圧の安定性が十分なものであるならば、
装置への入力パワーはほぼ交流電源の出力電流の大きさ
に比例したものとなることから、例えば電流トランスと
その二次側に設けた整流回路、平滑回路などを用いて交
流電源の出力電流から、パワーを検知する構成としても
よい。
【0102】
【発明の効果】本発明は、特に電極と、前記電極に高周
波電力を供給するインバータ回路を有し、前記インバー
タ回路は、半導体素子と、前記半導体素子を所定の周波
数で駆動する駆動回路を有する構成とすることにより、
ヒータ電源が不要であり、スイッチング動作などの低損
失の動作を行わせることによる高効率の高周波解凍装置
の実現を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における高周波解凍装置の回路図
【図2】同、高周波解凍装置の直流電源106の詳細回
路図
【図3】同、高周波解凍装置の駆動回路105の詳細回
路図
【図4】同、高周波解凍装置の駆動回路105の動作波
形図
【図5】実施例2における高周波解凍装置の回路図
【図6】同、高周波解凍装置のケーブル113の構成図
【図7】実施例3における高周波解凍装置の回路図
【図8】実施例4における高周波解凍装置の回路図
【図9】従来の技術における高周波解凍装置の構成図
【図10】同、高周波解凍装置の整合回路図
【符号の説明】
101 電極 102 インバータ回路 103、104 半導体素子 105 駆動回路 106 直流電源 107、503、702、803 インピーダンス整合
回路 200 スイッチング素子 201 絶縁トランス 120 筐体 108、109 電極板 601 第1の導体 602 第2の導体 113 ケーブル 501 チョ一クコイル 701 貫通形コンデンサ 801 第1のチョ一クコイル 802 第2のチョ一クコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 財前 克徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K086 AA03 BA09 DB03 DB11 FA05 3K090 AA03 AB03 BA05 EB12 4B022 LB01 LQ08 LT07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と、前記電極に高周波電力を供給す
    るインバータ回路を有し、前記インバータ回路は、半導
    体素子と、前記半導体素子を所定の周波数で駆動する駆
    動回路を有する高周波解凍装置。
  2. 【請求項2】 インバータ回路は直流電源と2個の半導
    体素子を有し、前記直流電源の出力端子間に前記2個の
    半導体素子の直列回路を接続し、駆動回路は、前記2個
    の半導体素子を交互にオンさせるスイッチング動作を行
    わせる請求項1記載の高周波解凍装置。
  3. 【請求項3】 インバータ回路の出力と電極の間に設け
    たインピーダンス整合回路と、出力電圧が可変である直
    流電源を有し、前記インピーダンス整合回路は前記イン
    バータ回路出力の力率をほぼ最大とする整合動作を行
    い、前記直流電源は装置内のパワーが所定値となるよう
    に加減された直流電圧を出力する請求項1記載の高周波
    解凍装置。
  4. 【請求項4】 直流電源はスイッチング素子と絶縁トラ
    ンスを有し、電極の一方の端子は、前記直流電源の出力
    の一端子、および筐体の金属部分に接続した請求項1記
    載の高周波解凍装置。
  5. 【請求項5】 電極は、2枚の電極板を対向させて構成
    し、一方の電極板は前記直流電源の一端子と略同電位と
    した請求項1記載の高周波解凍装置。
  6. 【請求項6】 中心部に設けた第1の導体と、前記第1
    の導体の外側に設けた第2の導体を有するケーブルと、
    一方の電極板と直列接続されたチョ一クコイルを有し、
    第1の導体は、前記チョ一クコイルの他方の端子と、半
    導体素子の間に接続され、前記第2の導体は他方の電極
    板および直流電源の一端子に接続した請求項1記載の高
    周波解凍装置。
  7. 【請求項7】 ケーブルのチョ一クコイル側の接続部に
    貫通形コンデンサを有する請求項6記載の高周波解凍装
    置。
  8. 【請求項8】 電極を構成する電極板に一端が接続され
    た固定のインダクタンス値をもつ第1のチョ一クコイル
    と、ケーブルと、前記ケーブルのインバータ回路側の端
    子に接続し、可変のインダクタンス値を有する第2のチ
    ョ一クコイルを有するインピーダンス整合回路を有する
    請求項1記載の高周波解凍装置。
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