JP2002245306A - 取引斡旋システムと物品取引斡旋システム及び電力取引斡旋システム並びにそれらのサービス - Google Patents

取引斡旋システムと物品取引斡旋システム及び電力取引斡旋システム並びにそれらのサービス

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JP2002245306A
JP2002245306A JP2001038260A JP2001038260A JP2002245306A JP 2002245306 A JP2002245306 A JP 2002245306A JP 2001038260 A JP2001038260 A JP 2001038260A JP 2001038260 A JP2001038260 A JP 2001038260A JP 2002245306 A JP2002245306 A JP 2002245306A
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JP2001038260A
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Yasushi Harada
泰志 原田
Yasushi Tomita
泰志 冨田
Chihiro Fukui
千尋 福井
Mario Uesugi
萬里夫 上杉
Yutaka Komi
裕 小海
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】物品又は電力取引斡旋において、取引希望者の
ロードカーブ情報などの機密情報を販売者に漏洩させる
ことなく、また、販売希望者と購入希望者が取引交渉の
ため互いに名を明かした後でも販売者と購入者が実際に
取引を開始した後も、ロードカーブ情報が相互に判らな
いようにして、取引交渉するかどうかの意思決定に必要
な情報を提供し、かつ、取引希望者にできるだけ多くの
出会いの機会を与える取引斡旋システムと物品取引斡旋
システム及び電力取引斡旋システム並びにそれらのサー
ビスを提供する。 【解決手段】取引斡旋者は、第1の取引希望者から取引
希望情報に対し複数の値と夫々の値に対する開示条件を
併せて受付け、該受付けられた値及び開示条件を第2の
取引希望者に提供し、前記取引希望情報に対する開示条
件が満たされている場合のみ、前記値を前記第2の取引
希望者に開示することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な取引斡旋シス
テム及びサービスに係り、特に取引希望者双方がロード
カーブ情報を互いに知られることなく、両者が提示する
条件に適合した物品又は電力取引契約先を斡旋すること
が出来る取引斡旋システムと物品取引斡旋システム及び
電力取引斡旋システム並びにそれらのサービスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、日本においては、各地域の電力会
社がその地域における唯一の電力販売者であったので、
電力購入者は電力販売者を選択することができなかっ
た。しかし、平成12年3月21日の電力部分自由化の
制度改正以降、ある規模以上の大口需要家は、従来の電
力会社以外の電力販売者を選択できるようになった。大
口需要家がこの新しい制度を有効に活用するためには、
大口需要家はできるだけ有利な条件の販売者を見出さね
ばならないが、そのための従来技術の第1は入札方式を
とることであった。この方法では、大口需要家すなわち
購入希望者は、入札条件など必要な情報を公開したうえ
で販売希望者からの応札を待ち、応札締切の時点におけ
る最低価格での応札者を落札者とする。この例として、
平成12年8月10日、通産省が本省ビル電力供給契約
の落札者を、ダイヤモンドパワー(株)に決定した例が
ある。
【0003】第2の従来技術として、インターネットを
用いた売買取引先斡旋システム及びサービスがある。こ
の方法は、電力以外のもの(たとえば中古車や不動産な
ど)の売買斡旋に適用されている。このシステム及びサ
ービスでは、販売希望者と購入希望者がそれぞれ販売条
件と購入条件をインターネットのWebページに掲載
し、取引希望者(ここで取引希望者とは販売希望者と購
入希望者を含む第三者)はその掲載情報に基づき、売買
の意思決定をする。この方法では、取引希望者が意思決
定するのを容易にするため、たとえば中古車売買の場
合、メーカー名、車種、年式、色、走行距離、車検期
限、希望価格およびその他特記事項など、詳細な情報を
公開するのが通常である。
【0004】第3の従来技術として、特願平9−158
695「個人間商品売買仲介方法および装置」がある。
この方法では、まず、購入希望者および販売希望者が、
それぞれ自分自身の購入情報および販売情報を売買仲介
者に伝達し、売買仲介者はその情報をデータベースに登
録する。ここで、購入情報とは、購入希望物の仕様情報
(たとえば商品名、型名、売買条件、希望価格など)と
購入希望者の個人情報(購入希望者の名前、住所、連絡
先、メイルアドレスなど)からなる。また販売情報と
は、販売希望物の仕様情報と販売希望者の個人情報から
なる。
【0005】次に、ある物の購入を希望している利用者
が自らの購入情報が入力すると、売買仲介者はあらかじ
めデータベースに登録しておいた販売情報を検索し、そ
の購入情報の条件に適合した販売情報のうち、販売希望
者の個人情報以外の部分の情報を利用者に開示する。利
用者が、その中から気に入った商品を選択すると、売買
仲介者はその利用者にその商品を登録した販売希望者の
個人情報を与え、その利用者はその販売利用者と連絡を
とり、商品の取引を行う。逆に、ある物の販売を希望す
る利用者が販売情報を入力した場合にも同様の動きをす
る。この方法では、利用者が購入または販売する商品を
特定するまでは個人情報が隠蔽されるので、少なくとも
それまでの間は購入希望者および販売希望者は匿名化さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術である
入札方式は、入札条件を満たす販売希望者のうち、最も
安価な販売希望者を見出す手法として有効である。しか
し、この方法では、入札条件を満たさない販売希望者を
始めから受付けないので、入札条件を満たさない程度が
わずかであったり、入札条件を満たさない部分が交渉可
能な範囲であったりした場合には、購入希望者は一部の
潜在的な販売希望者との接触機会を逸することになる。
つまり入札方式では、購入希望者は販売希望者との交渉
のチャンスがないので、取引相手の選別が限定的になり
過ぎ、結果として購入希望者は、最良の販売希望者に出
会えない恐れがある。
【0007】第2の従来技術であるインターネット斡旋
システム及びサービスでは、販売希望者と購入希望者の
双方が情報を公開するので、第1の従来技術とは異な
り、第三者は特定の販売希望者あるいは購入希望者と交
渉することが可能である。よって、この方法を適用すれ
ば、第1の従来技術である入札方式の課題つまり取引先
選定における過度な限定性の課題を解決することができ
る。しかし、電力取引斡旋と中古車取引斡旋とでは次に
述べるような相違点があるので、従来技術であるインタ
ーネット斡旋システム及びサービスの方法を電力取引斡
旋にそのまま適用することはできない。その相違点とは
以下のとおりである。
【0008】すなわち、中古車斡旋のWebページでは
該当する中古車の詳細情報を公開するのが通常である
が、電力斡旋では購入希望者(たとえば大口需要家)は
機密情報管理の理由から詳細情報(たとえばロードカー
ブ情報)を公開できない場合があることである。たとえ
ば、大口需要家の代表例として工場があるが、工場のロ
ードカーブ情報は生産設備の稼動状況を直接反映するの
で、工場はこの情報を公開しないのが通常である。以上
が、電力取引斡旋と中古車取引斡旋の相違点である。た
だし、逆に販売希望者の立場からは、次に述べる2つの
理由により、購入希望者のロードカーブ情報は購入者を
選定するために必要な情報である。
【0009】理由の第1は、販売希望者が販売できる電
力の量や価格は季節や時間帯により異なる場合があるの
で、ロードカーブ情報がなければ販売量の見積りや収益
性の評価などが困難だからである。理由の第2として
は、電力販売者と電力購入者が実際に電力取引を開始す
ると、発電電力量と消費電力量を30分毎に一致させる
同時同量規則を遵守せねばならないが、販売者はロード
カーブ情報(需要変動の激しさの情報)がなければ同時
同量規則を遵守できる見込みがあるかどうか判断できな
いことがある。以上述べたように、中古車斡旋などのイ
ンターネット斡旋システム及びサービスと同様の方法で
電力取引斡旋を行うには、ロードカーブ情報など購入希
望者の機密情報を漏洩させず、かつ、販売希望者に対し
購入者選定に必要な情報を提供するという課題を解決せ
ねばならない。
【0010】第3の従来技術である個人間商品売買仲介
方法および装置では、購入希望者および販売希望者の個
人情報を匿名化する。この方法を適用すれば、購入希望
者のロードカーブ情報を公開しても、それがどの購入希
望者のものであるかがわからないため、機密情報の漏洩
を防ぐことができる。それと同時に、販売希望者はロー
ドカーブ情報を得ることができるので、その情報をもと
に、販売量の見積りや収益性の評価などを実施すること
ができる。このように、第3の従来技術を適用すれば、
たしかに、第2の従来技術の課題を解決することはでき
る。ただし、数ヶ月以上の長期に亘る電力相対取引の場
合、個人間の商品売買とは異なり、取引相手が匿名のま
まで契約に至ることはまず有り得ない。したがって、電
力取引では、少なくとも契約する以前に互いの名を明か
すことになる。そして、その後の交渉次第では、取引し
ないとの結論に至る場合もありうる。そのような結論に
至った場合、結果として購入希望者のロードカーブ情報
が交渉相手に漏洩することになってしまう。すなわち第
3の従来技術では、ロードカーブ情報など機密情報開示
後に交渉決裂した場合、結果として機密情報が漏洩して
しまうという問題がある。なお交渉が纏まり、取引契約
を締結し、取引を開始した後でさえも、購入者によって
はロードカーブ情報を販売者に知られたくない場合があ
るので、これに対応する課題として、取引開始後でも購
入者のロードカーブ情報が販売者に知られないようにす
るという課題がある。
【0011】本発明の目的は、物品又は電力取引斡旋に
おいて、取引希望者のロードカーブ情報などの機密情報
を販売者に漏洩させることなく、また、販売希望者と購
入希望者が取引交渉のため互いに名を明かした後でも販
売者と購入者が実際に取引を開始した後も、ロードカー
ブ情報が相互に判らないようにして、取引交渉するかど
うかの意思決定に必要な情報を提供し、かつ、取引希望
者にできるだけ多くの出会いの機会を与える取引斡旋シ
ステムと物品取引斡旋システム及び電力取引斡旋システ
ム並びにそれらのサービスを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、取引斡旋者
が、第1の物品又は電力取引希望者からの物品又は電力
取引希望情報の登録を受付け、該登録された物品又は電
力取引希望情報を第2の物品又は電力取引希望者に提供
する物品又は電力取引斡旋システムにおいて、前記物品
又は電力取引希望情報のデータ項目に対し、前記第1の
物品又は電力取引希望者から複数の値を受付け、かつ、
それら夫々の値の開示条件を併せて受付け、受付けた値
および開示条件を記憶装置に登録し、第2の物品取引希
望者に物品又は電力取引希望情報を提供する場合、記憶
装置に登録した値および開示条件を参照し、開示条件が
満たされているか否かを確認したうえで、開示条件が満
たされている値のみを開示することを特徴とする。
【0013】又、物品又は電力取引斡旋システム及びサ
ービスにおいて、インターネットを利用することと、ロ
ードカーブ情報などの機密情報を一部隠蔽して開示する
ものであり、特に、取引交渉が決裂した場合でも隠蔽情
報を漏洩させないこと、更に、取引開始後でも、取引相
手に対して隠蔽情報を漏洩させないこと、又、多段階の
隠蔽レベルを設け、相手に応じて情報開示の範囲を変
え、過度な情報隠蔽を避けられるようにすること、又、
物品又は電力取引斡旋だけではなく、利用者と直接、物
品又は電力販売もしくは物品又は電力購入の取引をする
ことが出来るものである。
【0014】第1の解決手段として、電力取引斡旋者が
電力取引斡旋のみを行い、電力販売や電力購入を直接行
わないことを前提にした方法を提案する。第1の解決手
段では、電力取引斡旋者はインターネットのWebサイ
トを開設するなどの情報通信技術による方法で、不特定
の販売希望者から販売希望情報の登録を受け付け、不特
定の購入希望者から購入希望情報の登録を受け付ける。
ここで、電力取引斡旋者は、必ずしも販売希望者と購入
希望者の両方からの情報を必要とせず、どちらか一方の
みを受け付けることにしてもよい。なお、販売希望情報
とは、販売希望者の名称、販売希望電力の量、希望価格
などからなり、一方、購入希望情報とは、購入希望者の
名称、購入希望電力の量、希望価格などからなる。電力
取引斡旋者が登録を受け付けた販売希望情報および購入
希望情報は、電力取引斡旋者がWebページなどの情報
通信技術による方法で一般公開する。なお、情報登録者
本人の希望により、情報の一部(たとえば販売希望者の
名称など)を隠蔽もしくは抽象化して一般公開すること
も可能とする。
【0015】さらに、電力取引斡旋者は隠蔽した情報の
取扱について幾つかの隠蔽レベルを提供し、情報登録者
本人が選んだレベルに応じ、電力取引斡旋者は隠蔽情報
取扱サービスを提供し、情報登録者本人からサービス料
金を徴収する。以上述べた第1の解決手段を適用すれ
ば、取引交渉相手に開示される情報は、情報登録者が開
示を許容した情報のみであり、仮に交渉が決裂しても相
手に機密情報が漏洩することはない。また、取引交渉相
手に対し、制限付きではあるが、取引可能性を検討でき
る程度の情報を提供できる。また、この方法を適用すれ
ば、Webページなどの情報通信技術を用いた方法によ
り、販売希望情報もしくは購入希望情報が一般公開され
るので、潜在的な取引希望者はこれらの情報を閲覧で
き、その結果、取引希望者は多くの出会いの機会を得る
ことができる。
【0016】第2の解決手段として、電力取引斡旋者が
電力取引の斡旋のほか、電力販売や電力購入を直接行う
ことを前提にした方法を提案する。第2の解決手段で
は、第1の解決手段と同じく、電力取引斡旋者がインタ
ーネットのWebサイトを開設するなどの情報通信技術
による方法で、販売希望者の販売希望情報もしくは購入
希望者の購入希望情報を一般公開する。ただし、第1の
解決手段とは異なり、電力取引斡旋者はWebページな
どの情報通信技術による方法で事前相談窓口を設け、情
報を登録しようとしている販売希望者もしくは購入希望
者からの事前相談を電子的に受け付ける。
【0017】ここで事前相談とは、購入希望者から電力
取引斡旋者に対する電力販売依頼であったり、販売希望
者から電力取引斡旋者に対する電力購入依頼であったり
する。電力取引斡旋者は、事前相談内容やその結果など
事前相談に関する情報に関し守秘義務を負うものとす
る。さて、もし電力取引斡旋者の販売電力価格が安けれ
ば、購入希望者は電力需要の全量を電力取引斡旋者から
購入してもよく、その場合は、該購入希望者はWebペ
ージなどに自らの購入希望情報を公開するに及ばない。
もし電力取引斡旋者の販売電力価格が高ければ、購入希
望者は電力取引斡旋者から全く電力を購入せず、電力需
要の全量を調達すべくWebページなどに購入希望情報
を公開するか、あるいは、購入希望者は電力需要の一部
を購入し、残量のみを調達すべく前記Webサイトに購
入希望情報を公開する。
【0018】ここで、販売電力価格が高くても購入希望
者がそれを購入する可能性がある理由は、それを購入す
ることにより、購入希望者はWebページなどにおいて
残量のみを購入希望量として明らかにすればよくなるの
で、自らのロードカーブ情報を隠蔽することができ、し
かもWebサイトを利用することで残量を安く購入でき
る可能性があるからである。ここで、購入希望量を明ら
かにする場合、購入希望量をそのままWebページなど
に一般公開してもよいし、第1の解決手段のように電力
取引斡旋者の隠蔽情報取扱サービスを利用してもよい。
いずれにしても、明らかになる情報は購入希望量すなわ
ち残量のみであり、ロードカーブ情報そのものが漏洩す
ることはない。付け加えると、第2の解決手段では購入
希望量が明らかになるので、情報を部分的に隠蔽もしく
は抽象化する第1の解決手段に比べ、販売希望者として
は取引可能性検討がより簡単であることから、より多く
の販売希望者の関心をひくものと期待される。
【0019】以上では、購入希望者が電力取引斡旋者か
ら電力を購入する場合について述べたが、反対に、購入
希望者が電力取引斡旋者に電力を販売してもよい。すな
わち、購入希望者は、Webページなどを利用して電力
を余分に購入することを前提に、余剰分を電力取引斡旋
者に販売してもよい。そのほか、購入希望者ではなく、
販売希望者が電力取引斡旋者に電力を販売したり、逆に
購入したりしてもよい。
【0020】このように、第2の解決手段では、電力取
引斡旋者が電力取引の当事者のひとりとなるが、電力取
引斡旋者はこの電力取引に応じるための発電電力および
消費電力として、自らの発電機の発電電力もしくは電力
設備の消費電力を充ててもよいし、または、ある販売者
もしくは購入者との売買により調達した発電または需要
を充ててもよい。以上述べた第2の解決手段を適用すれ
ば、取引交渉相手にロードカーブ情報が知られることは
なく、仮に交渉が決裂しても相手にロードカーブ情報が
漏洩することはない。
【0021】第1の解決手段を併用すれば、ロードカー
ブ情報だけでなく、その他の機密情報を守ることもでき
る。また、販売希望者に対しては、購入希望者の購入希
望量が知らされるので、容易に取引可能性を検討でき
る。また、この方法を適用すれば、第1の解決手段と同
様、Webページなどに販売希望情報もしくは購入希望
情報が一般公開されるので、潜在的な取引希望者はこれ
らの情報を閲覧でき、その結果、取引希望者は多くの出
会いの機会を得ることができる。
【0022】ところで、第1及び第2の解決手段では、
取引開始後におけるロードカーブ情報の隠蔽については
言及していない。これを実現するには、第2の解決手段
を発展させた、第3の解決手段を適用すればよい。第3
の解決手段では、需要データ情報を購入者と販売者の間
で直接やりとりすることはせず、かならず電力取引斡旋
者を介して行うものとし、しかも電力取引斡旋者は購入
者から得たロードカーブ情報をそのまま販売者に送るの
ではなく、電力取引斡旋者と購入者との間の電力取引分
を差し引くかまたは上乗せした計算結果を送る。これに
より、取引開始後も、購入者のロードカーブ情報は販売
者に対して隠蔽される。
【0023】第1の電力取引希望者は、電力取引希望情
報を登録する以前に、前記電力取引斡旋者は自らの電力
取引契約の機会を前記第1の電力取引希望者に与え、電
力取引斡旋者は自らと第1の電力取引希望者との間で成
立した電力取引契約の内容を守秘することが好ましい。
電力取引斡旋者は第1の電力取引希望者の電力供給量又
は電力消費量の計測値を取得し、電力取引契約の内容と
計測値に基づき、発電機出力を調整することが好まし
い。
【0024】電力取引斡旋者は、第1の電力取引希望者
と第1の電力取引契約を有し、電力取引斡旋者は第2の
電力取引希望者と第2の電力取引契約を有し、電力取引
斡旋者は第1の電力取引希望者から電力供給量又は電力
消費量の第1の計測値を取得し、電力取引斡旋者は第2
の電力取引希望者から電力供給量又は電力消費量の第2
の計測値を取得し、電力取引斡旋者は第1の電力取引契
約と第1の計測値を総合した値を第1の擬似計測値とし
て第2の電力取引希望者に伝達し、電力取引斡旋者は第
2の電力取引契約と第2の計測値を総合した値を第2の
擬似計測値として第1の電力取引希望者に伝達すること
が好ましい。
【0025】又、本発明は、利用者と取引斡旋者とはイ
ンターネット経由で接続され、前記取引斡旋者は、販売
希望者からの販売希望情報の登録を受付ける販売希望情
報登録部、該販売希望情報を格納する販売希望情報格納
装置、購入希望者からの購入希望情報の登録を受付ける
購入希望情報登録部、該購入希望情報を格納する購入希
望情報格納装置、前記販売希望情報の情報隠蔽方法を規
定する販売希望情報隠蔽方法格納装置、前記購入希望情
報の情報隠蔽方法を規定する購入希望情報隠蔽方法格納
装置、前記販売希望者からの販売希望情報閲覧を受付け
る販売希望情報閲覧部、前記購入希望者から購入希望情
報閲覧を受付ける購入希望情報閲覧部及び利用者認証管
理部を備えたシステムに有り、更にこのシステムを用い
て、利用者からの販売希望情報又は購入希望情報を前記
販売希望情報登録部又は購入希望情報登録部に登録する
と共に、前記利用者からの登録情報の閲覧要求に対し登
録情報の一部を前記利用者に応じて隠蔽レベルを変えて
開示し、前記利用者は前記認証管理部によって認証する
ことを特徴とする。又、本発明は、物品又は電力取引斡
旋においても同様である。
【0026】本発明によって、物品又は電力取引斡旋に
おいて、取引希望者のロードカーブ情報などの機密情報
を販売者に漏洩させることなく、取引交渉するかどうか
の意思決定に必要な情報を提供し、かつ、取引希望者に
できるだけ多くの出会いの機会を与える取引斡旋システ
ムと物品取引斡旋システム及び電力取引斡旋システム並
びにそれらのサービスを提供することが出来る。特に、
ロードカーブ情報を漏洩させないことに関しては、販売
希望者と購入希望者が取引交渉のため互いに名を明かし
たあとでも、ロードカーブ情報が相互に判らないように
することが必要であることを強調し、また、販売者と購
入者が実際に取引を開始した後も、ロードカーブ情報が
相互に判らないようにするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明の電
力取引斡旋システムのブロック構成図である。本実施例
は、利用者101と電力取引斡旋者102とがインター
ネット103で接続され、該電力取引斡旋者102は、
販売希望者からの販売希望情報の登録を受付ける販売希
望情報登録部111、該販売希望情報を格納する販売希
望情報格納装置112、該販売希望情報の情報隠蔽方法
を規定する販売希望情報隠蔽方法格納装置113を備
え、購入希望者からの購入希望情報の登録を受付ける購
入希望情報登録部121、該購入希望情報を格納する購
入希望情報格納装置122、及び、該購入希望情報の情
報隠蔽方法を規定する購入希望情報隠蔽方法格納装置1
23を備え、販売希望者及び購入希望者を含む閲覧者か
らの販売希望情報閲覧を受付ける販売希望情報閲覧部1
14と購入希望情報閲覧を受付ける購入希望情報閲覧部
124を備え、利用者認証管理部141を備える。
【0028】電力取引斡旋者102のユーザーインター
フェースをWebページで提供する場合には、電力取引
斡旋者102はWebサーバ部142を備える。利用者
101は、販売希望者、購入希望者および閲覧者のいず
れにもなりうる。利用者101と電力取引斡旋者102
は相互に電力取引斡旋契約151を交わし、電力取引斡
旋者102は利用者101に対しサービス料金請求15
2を発行し、それに対し利用者101は電力取引斡旋者
102に対しサービス料金153を支払う。この料金精
算処理を円滑に行うため、電力取引斡旋者102はサー
ビス料金計算部143を備えてもよい。
【0029】販売希望情報登録部111は販売希望情報
の登録を受付け、その販売希望情報を販売希望情報格納
装置112に格納する。図2に販売希望情報の内容の例
を示す。販売希望情報のデータ項目としては、図2に示
すように、販売希望電力量21、販売希望電力容量2
2、販売希望期間23、販売希望価格24、時間帯別希
望料金25、季節別希望料金26、販売相手条件27、
及び、販売実績有無28などが考えられる。
【0030】本発明による電力取引斡旋システム及びサ
ービスは、販売希望情報格納装置112に登録された情
報をすべて一律に公開するのではなく、部分的に情報を
隠蔽して開示する。そのため、販売希望情報登録部11
1は、販売希望情報のほか、隠蔽条件データの登録も受
付け、そのデータを販売希望情報隠蔽方法格納装置11
3に格納する。図3に、販売希望情報隠蔽方法格納装置
113に格納されるデータの例として、販売希望電力量
に関するものの例を示す。販売希望情報隠蔽方法のデー
タ項目としては、図3に示すように、隠蔽レベル31、
販売希望電力量32、及び、開示条件33などが考えら
れる。図3では、4段階の隠蔽レベルを設け、各隠蔽レ
ベル毎に販売希望電力量の値を設定する。
【0031】販売希望者が真に考える販売希望電力量の
値を96MWh/月とするとき、販売希望者は隠蔽レベ
ル1の値として96を設定する。以後、隠蔽レベルの番
号が2、3、4と大きくなるにつれ、販売希望者はこの
値を95〜100、95〜105、90〜110のよう
に範囲を広げて設定する。なお隠蔽レベル2の情報につ
いては、「公的機関からの問合せに対して開示」の条件
を付加する。ある閲覧者から電力取引斡旋者102に対
し販売希望情報の閲覧要求があった場合、販売希望情報
閲覧部114は、販売希望情報格納装置112及び販売
希望情報隠蔽方法格納装置113を参照し、販売希望電
力量として、まず隠蔽レベル4に対応する90〜110
MWh/月をWebページなどに一般公開する。つぎ
に、その閲覧者が電力取引斡旋者102に対し該販売電
力量の開示を依頼した場合、その閲覧者が民間企業など
であり公的機関ではない場合、販売希望情報閲覧部11
4は隠蔽レベル3の95〜105MWh/月を開示す
る。
【0032】一方、その閲覧者が公的機関である場合、
販売希望情報閲覧部114は隠蔽レベル2の95〜10
0MWh/月を開示する。その閲覧者が電力取引斡旋者
102に対し、販売希望電力量について更に詳細な情報
を要求した場合、電力取引斡旋者102は隠蔽レベル1
の値をその閲覧者に開示してもよいかどうかを該販売希
望者に直接問合せ、了解を得たうえでその値を開示す
る。該販売希望者が了解しなければ開示しない。多段階
の隠蔽レベルを設けることで、相手に応じて開示する情
報を変えられるようにし、それにより過度な情報隠蔽を
避けることを可能とする。この特徴は、電力取引斡旋を
活性化することに貢献する。
【0033】購入希望情報登録部121は購入希望情報
の登録を受付け、その購入希望情報を購入希望情報格納
装置122に格納する。図4に販売希望情報の内容の例
を示す。購入希望情報のデータ項目としては、図4に示
すように、、購入希望電力量41、購入希望電力容量4
2、購入希望期間43、購入希望価格44、購入相手条
件44、購入実績有無45のほか、実績需要電力量4
6、実績ロードカーブ47、最大負荷変化速度48など
が考えられる。49は実績ロードカーブのグラフであ
る。購入希望情報格納装置122は、上述の購入希望情
報を格納する。
【0034】図4は、購入希望情報のデータ例である。
本発明による電力取引斡旋システム及びサービスは、販
売希望情報の場合と同様、購入希望情報格納装置122
に登録された情報をすべて一律に公開するのではなく、
部分的に情報を隠蔽して開示する。そのため、購入希望
情報登録部121は、購入希望情報のほか、隠蔽条件デ
ータの登録も受付け、そのデータを購入希望情報隠蔽方
法格納装置123に格納する。
【0035】図5は、購入希望情報隠蔽方法格納装置1
23に格納されるデータの例として、ロードカーブ情報
の例を示す図である。図5では、4段階の隠蔽レベルを
設け、各隠蔽レベル毎にロードカーブ情報を設定する。
隠蔽レベル1では、ロードカーブ情報にある程度幅を持
たせ、54のように設定する。以後、隠蔽レベルの番号
が2、3、4と大きくなるにつれ、購入希望者はロード
カーブ情報の幅を大きくして設定する。なお隠蔽レベル
2のロードカーブ情報55に対しては、「電機メーカー
以外からの問合せに対して開示」の条件を付加し、隠蔽
レベル3のロードカーブ情報56に対しては「電機メー
カーからの問合せに対して開示」の条件を付加する。図
5では、隠蔽レベル4については、ロードカーブ情報を
ブランクとしている。
【0036】以下、図5の例を用い、購入希望情報の閲
覧要求に対するシステム動作を説明する。いま、ある閲
覧者から電力取引斡旋者102に対し購入希望情報の閲
覧要求があったとする。この場合、購入希望情報閲覧部
124は、購入希望情報格納装置122及び購入希望情
報隠蔽方法格納装置123を参照し、ロードカーブ情報
として、先ず隠蔽レベル4に対応するロードカーブ情報
をWebページなどに一般公開するが、図5では隠蔽レ
ベル4のロードカーブ情報はブランクなので、この場合
にはロードカーブ情報としては何も公開しないことにな
る。
【0037】つぎに、その閲覧者が電力取引斡旋者10
2に対し該ロードカーブ情報の開示を依頼した場合、そ
の閲覧者が電機メーカーである場合、購入希望情報閲覧
部124は隠蔽レベル3のロードカーブ情報を開示す
る。一方、その閲覧者が電機メーカーでない場合、購入
希望情報閲覧部124は隠蔽レベル2のロードカーブ情
報を開示する。その閲覧者が電力取引斡旋者102に対
し、ロードカーブ情報について更に詳細な情報を要求し
た場合、電力取引斡旋者102は隠蔽レベル1の値を該
閲覧者に開示してもよいかどうかを該販売希望者に直接
問合せ、了解を得たうえでその値を開示する。ここで直
接問合せの方法は、電話、ファクシミリ、e−mail
などを適用してもよいし、Webページに直接問合せボ
タンを設けてもよい。販売希望者もしくは購入希望者が
どの隠蔽レベルのサービスを利用するかは、販売希望情
報もしくは購入希望情報の登録時に販売希望者もしくは
購入希望者が設定するものとし、電力取引斡旋者102
はその設定に応じ販売希望者もしくは購入希望者からサ
ービス料金を徴収する。
【0038】図6は情報隠蔽サービスの料金表の一例を
示す図である。図6に挙げた料金項目としては、契約基
本料金61、隠蔽レベル利用数に応じた加算料金62、
及び、隠蔽レベル1を利用する場合の特別加算料金63
がある。たとえば図3に示したケースでは、隠蔽レベル
利用数は4レベルであり、かつ、隠蔽レベル1を利用し
ているので、当該販売希望者が電力取引斡旋者に対して
支払うべき料金合計は5000+2000×4+300
00=43000円/月となる。また図5に示したケー
スでは、隠蔽利用数は3レベルであり、かつ、隠蔽レベ
ル1を利用しているので、当該購入希望者が電力取引斡
旋者に対して支払うべき料金合計は5000+2000
×3+30000=41000円/月となる。以上にお
いて、閲覧者の認証は利用者認証管理部141が行い、
方法としてはユーザ名とパスワードによる方法を用い
る。
【0039】図7に、本実施例における販売希望情報も
しくは購入希望情報の登録及び閲覧の処理フローを示
す。以上の方法を適用すれば、取引交渉相手に開示され
る情報は、情報登録者が開示を許容した情報のみであ
り、仮に交渉が決裂しても相手に機密情報が漏洩するこ
とはない。また、取引交渉相手に対し、制限付きではあ
るが、取引可能性を検討できる程度の情報を提供でき
る。また、この方法を適用すれば、Webページなどの
情報通信技術を用いた方法により、販売希望情報もしく
は購入希望情報が一般公開されるので、潜在的な取引希
望者はこれらの情報を閲覧でき、その結果、取引希望者
は多くの出会いの機会を得ることができる。なお以上述
べた実施例は電力取引の例であるが、電力以外の一般の
物品取引においても、機密情報の隠蔽を要する場合には
適用可能である。
【0040】(実施例2)図8は、電力取引斡旋者10
2が電力取引斡旋のみならず、電力販売や電力購入を行
う場合のブロック構成図である。図1と異なるのは、電
力販売購入部801が追加されている点のみである。実
施例2の電力取引斡旋システム及びサービスは、販売希
望者(もしくは購入希望者)が販売希望情報(もしくは
購入希望情報)を登録する際、先ず電力販売購入部80
1が販売希望者から電力販売購入注文を受付ける。ここ
で電力販売購入注文とは、販売希望者もしくは購入希望
者が電力取引斡旋者102に電力を販売したり、あるい
は電力取引斡旋者102から電力を購入したりするため
の注文を指す。
【0041】図9は、電力取引斡旋者102が提供する
電力販売購入注文の画面の例を示す図である。販売希望
者もしくは購入希望者は、この画面からメニューを選択
し、かつ、入力フィールドにしかるべき数字を入力する
ことにより、電力取引斡旋者102に対し電力販売購入
注文を出す。なお「料金表へ」のボタンを押下すれば料
金表が表示され、それを参照すれば現在の注文に対する
料金がわかる。電力取引斡旋者102は電力販売購入注
文の内容を非公開とする。
【0042】以下では、ある販売希望者が電力斡旋取引
者から電力購入する場合を例にとり、本発明による電力
取引斡旋システム及びサービスの動作を説明する。ここ
で扱うケースは、ある販売希望者が余剰電力をある購入
希望者に販売しようとしているが、手持ちの余剰電力が
充分ではないので電力取引斡旋者から補填用電力を購入
し、先の余剰電力と補填用電力を合わせたものを購入希
望者に販売しようとするケースである。
【0043】図10に示すように、その販売希望者は最
大可能出力1500kWの発電機を持っており、そのう
ち自家消費分が最小200kW、最大500kWあり、
自家消費分の量は季節や時間帯によって異なるとする。
この場合、余剰電力は季節や時間帯により異なるが、発
電機の最大可能出力から自家消費分を差引くと、最小1
000kW、最大1300kWと算出される。いま、こ
の販売希望者が電力取引斡旋者102の購入希望情報閲
覧部124の情報を閲覧し、条件の良い購入希望者を見
つけたが、その購入希望者の最大需要は1200kWで
あり、先に算出した余剰電力だけでは不足の恐れがある
とする。この場合、この販売希望者は余剰電力不足を補
うため、電力取引斡旋者102に電力販売注文を出し、
常時200kWを電力取引斡旋者102から購入すれば
よい(図9はこの電力販売注文の例になっている)。こ
れにより、販売希望者は実質1700kWの供給力を持
つことになり、自家消費分が最大の500kWになった
場合でも、余剰電力を1200kW確保できる。これに
より、その販売希望者は購入希望者との取引交渉に就く
ことができる。
【0044】以上の例では、販売希望者の余剰電力の不
足を補うことを目的として電力販売購入注文を利用した
が、その他の目的として、販売希望者の自家消費分の情
報を隠蔽するためにも利用可能である。なぜなら、その
販売希望者が常時200kW購入している事実は非公開
なので、仮に発電機の最大可能出力1500kWである
ことと、1200kWの余剰電力があることが公開され
たとしても、自家消費分の最大値が500kWであるこ
とを第三者は知り得ないからである。なお、仮に契約交
渉が決裂しても、自家発消費分の最大値が500kWで
あることは相手に知られない。
【0045】つぎに、ある購入希望者が電力取引斡旋者
に電力販売する場合を例にとり、本発明による電力取引
斡旋システム及びサービスの動作を説明する。ここで扱
うケースは、ある購入希望者がある販売希望者から需要
に見合う電力を購入しようとしているが、深夜早朝時間
帯の需要が極端に小さいので、その時間帯ではその販売
希望者から需要よりも多くの電力を購入し、余った分を
電力取引斡旋者に買取ってもらおうとしているケースで
ある。この購入希望者の典型的なロードカーブは図11
のようであり、ピーク需要は2000kW、ボトム需要
は400kWであるとする。いま、この購入希望者がピ
ーク需要及びボトム需要の正確な値を隠蔽しつつ、適当
な販売希望者から電力を購入したいと考えたとする。そ
のためには、実施例2の方法を用い、この購入希望者は
電力取引斡旋者102に対し、次の2つの電力販売購入
注文を出せばよい。1つは「1200kWからの需要超
過分を電力取引斡旋者から購入する」、もう1つは「1
000kWからの需要未達分を電力取引斡旋者に販売す
る」である。電力販売購入注文の画面である図9を用
い、この注文を出す方法を説明する。1つめの注文につ
いては、不足分購入チェックボックス912と需要超過
分チェックボックス913をチェックを入れ、需要超過
しきい値入力フィールド915に値「1200」を入力
する。2つめの注文については、余剰分販売チェックボ
ックス932と需要未達分チェックボックス933にチ
ェックを入れ、需要未達しきい値入力フィールド935
に値「1000」を入力する。これら2つにより、この
購入希望者のロードカーブはピークとボトムがカットさ
れ、見かけ上、図12のようになるので、この購入希望
者はあたかも自らのロードカーブが図12であるかのよ
うにふるまうことができ、実施例1の方法で適当な販売
希望者を探すことができる。以上の方法により、この購
入希望者は自らのロードカーブを明かすことなく販売希
望者と契約交渉することができ、仮に交渉が決裂した場
合でも、ロードカーブ情報が漏洩することはない。
【0046】なお、電力取引斡旋者102が販売する電
力の価格は高め、電力取引斡旋者102が購入する電力
の価格は低めに設定するのが妥当である。なぜなら、電
力取引斡旋者102が提供する電力販売購入サービス
は、単に電力エネルギー取引を実現するに留まらず、次
の3つの付加価値を提供するからである。(1)自家消
費分を含め、ロードカーブ情報を隠蔽する。なお契約交
渉が決裂してもこの情報は隠蔽されたままである。
(2)販売希望者の供給力不足を補う。これにより販売
希望者は購入者選定にあたり、より多くの候補者を対象
とすることができるので、より有利な取引相手を見出せ
る可能性が増す。(3)購入希望者のロードカーブを整
形する。これにより購入希望者は販売希望者から、より
有利な条件を引出せる可能性がある。(たとえば、購入
希望者は見かけ上、ロードカーブをフラットにすること
もできる。フラットなロードカーブは販売希望者から見
て魅力的であるため、購入希望者は販売希望者から有利
な条件を引出せる可能性がある)図13は、以上述べた
実施例2を実現するための電力制御系ブロック図であ
る。図13は、電力系統1301、電力取引斡旋者13
02、販売者1303、購入者1304からなる。ここ
で、販売者1303は図10を用いて説明した販売希望
者と同一とし、購入者1304は図11を用いて説明し
た購入希望者と同一とする。電力取引斡旋者1302は
発電機1311と負荷1312を備え、販売者1303
は発電機1313と負荷1314を備え、購入者130
4は負荷1315を備える。発電機1311、313、
及び、負荷1312、314、315は、すべて電力系
統1301に連系している。電力取引斡旋者1302
は、発電機1311の出力を制御するための計算制御装
置1316を有し、計算制御装置1316は、購入者負
荷値1318を電力計測器1317から得る。同様に、
斡旋者負荷値1322を電力計測器1321から得る。
計算制御装置1316は、計算論理1320の論理に従
い、発電機1311への出力指令値1319を計算し、
発電機1311の出力を制御して出力指令値1319に
一致させる。なお、計算論理1320において、Pは購
入者1304との契約に基づく発電量を表し、200k
Wは販売者1303との契約に基づく発電量を表す。計
算論理1320で着目すべきは、購入者負荷値1318
が800kWのとき、出力指令値1319は斡旋者負荷
値1322と一致することである。この場合、電力取引
斡旋者1302は購入者1304から需要不足分の20
0kWを購入し、それをそのまま販売者1303への常
時販売の200kWに充当するので、電力取引斡旋者1
302は自らの発電機1311の出力を調整する必要が
ない。すなわちこの場合には、電力取引斡旋者1302
が行っている電力販売購入は、物理的変化を伴わず会計
処理のみにてなされる。このことは、先述のように、電
力取引斡旋者1302が販売する電力の価格は高め、電
力取引斡旋者1302が購入する電力の価格は安めに設
定するのが妥当であるから、いま述べた売り買いの20
0kWが均衡するケースでは、電力取引斡旋者1302
は電力販売購入サービス(前記(1)乃至(3)の付加価値)
を提供する見返りとして、販売電力価格と購入電力価格
の差益を得ることになる。
【0047】このビジネスモデルを図14に示す。図1
4において、電力取引斡旋者1302は販売者1303
と電力販売購入契約1406を締結する。ここで、電力
販売購入契約1406の内容は、「電力取引斡旋者13
02は販売者1303に対し常時200kWを供給し、
販売者1303は電力取引斡旋者1302に料金を支払
う」というものである。この契約に基づき、販売者13
03は電力取引斡旋者1302に料金1404を支払
う。一方、電力取引斡旋者1302は購入者1304と
電力販売購入契約1407を締結する。ここで、電力販
売購入契約1407の内容は、「購入者1304の需要
が1200kWを超過した場合、その超過分を電力取引
斡旋者1302が供給し、購入者1304は電力取引斡
旋者1302に料金を支払う。また、購入者1304の
需要が1000kWを下回った場合、その未達分を電力
取引斡旋者1302が引き取り、電力取引斡旋者130
2は購入者1304に料金1405を支払う」というも
のである。図14は、購入者1304の需要が800k
Wすなわち200kW未達の状態に対応する。すなわ
ち、この状態においては、電力取引斡旋者は1302
は、購入者1304から引き取った200kWをそのま
ま販売者1302に引き渡せばよいことになる。この2
00kWの電力の流れを図14では1401で表現して
いる。この場合、販売者1303が電力取引斡旋者13
02に支払う料金1404は、電力取引斡旋者1302
が販売者1303に対して提供している電力販売購入サ
ービス相当分だけ通常の電力料金より高い。一方、電力
取引斡旋者1302が購入者1304に支払う料金14
05は、電力取引斡旋者1302が購入者1304に対
して提供している電力販売購入サービス相当分だけ通常
の電力料金より安い。このスキームにより、電力取引斡
旋者1302は、料金1404と料金1405の差額を
利益として得ることとなる。
【0048】なおビジネスの観点から付言すると、実施
例2では電力取引斡旋者自身が電力を販売したり購入し
たりするので、好ましくは電力取引斡旋者は制御可能な
発電機を多数有することが望ましい。しかし、図14に
示したように、何らかの方法で販売電力量と購入電力量
の均衡をうまくとることができれば、発電機を多数有し
ていなくても、実施例2の電力取引斡旋者になりうる。
実施例2の電力取引斡旋者になるための最低限の条件
は、販売電力量と購入電力量の差分に相当する程度の発
電機容量を有していることである。
【0049】(実施例3)本実施例では、販売者と購入
者が電力取引を開始した後でさえ、購入者のロードカー
ブ情報が販売者に知られないようにする方法を説明す
る。図15は、電力系統1501、電力取引斡旋者15
02、販売者1503、購入者1504からなる。販売
者1503と購入者1504はそれぞれ図13の販売者
1303と購入者1304と同一とする。電力取引斡旋
者1502と販売者1503は電力販売購入契約150
6を締結し、一方、電力取引斡旋者1502と購入者1
504は電力販売購入契約1507を締結する。
【0050】ここで、電力販売購入契約1506と15
07の内容は、それぞれ電力販売購入契約1406と1
407と同一とする。さらに本実施例では、販売者15
03と購入者1504が互いに電力取引契約1530を
締結しているとする。電力取引契約1530の内容は、
「販売者1503は購入者1504に対し過不足なく電
力を供給する。ただし購入者1504の負荷の値は、電
力取引斡旋者1502を経由して販売者1503に伝達
されるものとする」という内容であり、この内容は電力
取引斡旋者1502に事前に知らされるものとする。
【0051】なお、販売者1503は、電力取引契約1
530を締結するにあたり、購入者1504に対して1
200kWの余剰電力を有するものとしてふるまうこと
ができる。なぜなら、実際の販売者1504の余剰電力
は1000kWであるが、電力販売購入契約1506に
従い電力取引斡旋者1502から常時200kWの供給
を受けるからである。一方、購入者1504は、電力取
引契約1530を締結するにあたり、購入者1504は
販売者1503に対して1000kW〜1200kWを
決して逸脱しない負荷を有するものとしてふるまうこと
ができる。なぜなら、電力販売購入契約1507に従
い、購入者1504の負荷の1000kW〜1200k
Wの範囲からの逸脱分を電力取引斡旋者1502が供給
または吸収するからである。
【0052】電力取引斡旋者1502は発電機1511
と負荷1512を備え、販売者1503は発電機151
3と負荷1514を備え、購入者1504は負荷151
5を備える。発電機1511、1513、及び、負荷1
512、1514、1515は、すべて電力系統150
1に連系している。電力取引斡旋者1502は、計算制
御装置1516を有し、計算制御装置1516は、購入
者負荷値1518を電力計測器1517から得る。計算
制御装置1516は、電力販売購入契約1507及び電
力取引契約1530に従い、販売者1503に対する電
力供給要求量1531を求め、それを販売者1503に
送る。たとえば、電力計測器1517が指し示す購入者
負荷値1518を1300kWとすると、電力取引斡旋
者1502は電力販売購入契約1507に従い、120
0kWからの超過分100kWを補給し、残り1200
kWを販売者1503に対する電力供給要求量1531
とする。この電力供給要求量1531を受信した販売者
1503は、電力販売購入契約1506に基づく200
kWを差し引き、実際には1000kWを電力系統15
01に供給するよう発電機出力を調整する。一方、計算
制御装置1516は、販売者供給量1533を電力計測
器1532から得、電力販売購入契約1506及び電力
取引契約1530に従い、購入者1504に対する電力
供給実績量1534を求め、それを購入者1504に送
る。たとえば、販売者供給量1533を1000kWと
すると、電力取引斡旋者1502は電力販売購入契約1
506に基づき1000kWに200kWを加算し、供
給実績量1534として1200kWを購入者1504
に送る。以上により、購入者1504のロードカーブ情
報が販売者1503に知られることはなく、かつ販売者
1503の真の余剰電力の情報が購入者1504に知ら
れることもない。
【0053】
【発明の効果】本発明を適用すれば、物品又は電力取引
斡旋において、取引希望者のロードカーブ情報などの機
密情報を漏洩させることなく、取引交渉するかどうかの
意思決定に必要な情報を提供し、かつ、取引希望者にで
きるだけ多くの出会いの機会を与えることができる。特
に、ロードカーブ情報を漏洩させないことに関しては、
販売希望者と購入希望者が取引交渉のため互いに名を明
かしたあとでも、ロードカーブ情報が相互に判らないよ
うにすることができる。また、販売者と購入者が実際に
取引を開始したあとも、ロードカーブ情報が相互に判ら
ないようにすることもできる。又、インターネットを用
いて取引斡旋することにより効率的な斡旋が可能であ
り、かつ、情報を一部隠蔽して開示することが出来るの
で機密情報の漏洩も防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電力取引斡旋システムのブロック構
成図。
【図2】 販売希望情報格納装置に格納される販売希望
情報のデータ例を示す図。
【図3】 販売希望情報隠蔽方法格納装置に格納される
データ例を示す図。
【図4】 購入希望情報格納装置に格納される購入希望
情報のデータ例を示図。
【図5】 購入希望情報隠蔽方法格納装置に格納される
データ例を示す図。
【図6】 情報隠蔽サービスの料金表の例を示す図。
【図7】 販売希望情報又は購入希望情報の登録及び閲
覧の処理フローを示す図。
【図8】 電力取引斡旋者が電力取引斡旋のほか、電力
販売購入を行う場合のブロック構成図。
【図9】 電力取引斡旋者が提供する電力販売購入メニ
ューの例を示す図。
【図10】 販売希望者の例における発電設備と自家消
費電力を示す図。
【図11】 購入希望者の例におけるロードカーブを示
す図。
【図12】 電力取引斡旋者との契約後の購入希望者の
見かけ上のロードカーブを示す図。
【図13】 本発明を実現するための電力制御系ブロッ
ク図。
【図14】 電力販売購入サービスのビジネスモデルを
示す図。
【図15】 電力取引開始後も購入者のロードカーブ情
報を隠蔽する方法を示す図。
【符号の説明】
101…利用者、102…電力取引斡旋者、103…イ
ンターネット、111…販売希望情報登録部、112…
販売希望情報格納装置、113…販売希望情報隠蔽方法
格納装置、114…販売希望情報閲覧部、121…購入
希望情報登録部、122…購入希望情報格納装置、12
3…購入希望情報隠蔽方法格納装置、124…購入希望
情報閲覧部、141…利用者認証管理部、142…We
bサーバ部、143…サービス料金計算部、151…電
力取引斡旋契約、152…サービス料金請求、153…
サービス料金。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 千尋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 上杉 萬里夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 小海 裕 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引斡旋者が、第1の取引希望者からの取
    引希望情報の登録を受付け、該登録された取引希望情報
    を第2の取引希望者に提供する取引斡旋システムにおい
    て、前記取引斡旋者は、前記第1の取引希望者から前記
    取引希望情報に対し複数の値と夫々の値に対する開示条
    件を併せて受付け、該受付けられた値及び開示条件を前
    記第2の取引希望者に提供し、前記取引希望情報に対す
    る開示条件が満たされている場合のみ、前記値を前記第
    2の取引希望者に開示することを特徴とする取引斡旋シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、取引希望情報の登録及
    び提供をインターネット経由にて行うことを特徴とする
    取引斡旋システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の取引斡旋システム
    を用いることを特徴とする取引斡旋サービス。
  4. 【請求項4】物品取引斡旋者が、第1の物品取引希望者
    からの物品取引希望情報の登録を受付け、該登録された
    物品取引希望情報を第2の物品取引希望者に提供する物
    品取引斡旋システムにおいて、前記物品取引斡旋者は、
    前記第1の物品取引希望者から前記物品取引希望情報に
    対し複数の値と夫々の値の開示条件を併せて受付け、該
    受付けられた値及び開示条件を前記第2の物品取引希望
    者に物品取引希望情報を提供し、前記物品取引希望情報
    に対する開示条件が満たされている場合のみ前記値を第
    2の物品取引希望者に開示することを特徴とする物品取
    引斡旋システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、物品取引希望情報の登
    録および提供をインターネット経由にて行うことを特徴
    とする物品取引斡旋システム。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載の物品取引斡旋シス
    テムを用いることを特徴とする物品取引斡旋サービス。
  7. 【請求項7】電力取引斡旋者が、第1の電力取引希望者
    からの電力取引希望情報の登録を受付け、該登録された
    電力取引希望情報を第2の電力取引希望者に提供する電
    力取引斡旋システムにおいて、前記電力取引斡旋者は前
    記第1の電力取引希望者から前記電力取引希望情報に対
    し複数の値と夫々の値に対する開示条件を併せて受付
    け、該受付けられた値及び開示条件を前記第2の電力取
    引希望者に提供し、前記電力取引希望情報に対する開示
    条件が満たされている場合のみ前記値を第2の電力取引
    希望者開示することを特徴とする電力取引斡旋システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項7において、電力取引希望情報の登
    録および提供をインターネット経由にて行うことを特徴
    とする電力取引斡旋システム。
  9. 【請求項9】請求項7又は8に記載の電力取引斡旋シス
    テムを用いることを特徴とする電力取引斡旋サービス。
  10. 【請求項10】請求項7又は8において、前記第1の電
    力取引希望者が前記電力取引希望情報を登録する前に、
    前記電力取引斡旋者は自らとの電力取引契約の機会を前
    記第1の電力取引希望者に与え、自らと第1の電力取引
    希望者との間で成立した電力取引契約の内容を守秘する
    ことを特徴とする電力取引斡旋システム。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記電力取引斡旋
    者は前記第1の電力取引希望者の電力供給量又は電力消
    費量の計測値を取得し、前記電力取引契約の内容と前記
    計測値に基づき、発電機出力を調整することを特徴とす
    る電力取引斡旋システム。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記電力取引斡旋
    者は、前記第1の電力取引希望者との間で成立した第1
    の電力取引契約及び前記第2の電力取引希望者との間で
    成立した第2の電力取引契約を有し、前記第1の電力取
    引希望者から電力供給量又は電力消費量の第1の計測値
    及び前記第2の電力取引希望者から電力供給量又は電力
    消費量の第2の計測値を取得し、前記第1の電力取引契
    約と第1の計測値とを総合した値を第1の擬似計測値と
    して前記第2の電力取引希望者に伝達し、前記第2の電
    力取引契約と第2の計測値とを総合した値を第2の擬似
    計測値として前記第1の電力取引希望者に伝達すること
    を特徴とする電力取引斡旋システム。
  13. 【請求項13】利用者と取引斡旋者とはインターネット
    経由で接続され、前記取引斡旋者は、販売希望者からの
    販売希望情報の登録を受付ける販売希望情報登録部、該
    販売希望情報を格納する販売希望情報格納装置、購入希
    望者からの購入希望情報の登録を受付ける購入希望情報
    登録部、該購入希望情報を格納する購入希望情報格納装
    置、前記販売希望情報の情報隠蔽方法を規定する販売希
    望情報隠蔽方法格納装置、前記購入希望情報の情報隠蔽
    方法を規定する購入希望情報隠蔽方法格納装置、前記販
    売希望者からの販売希望情報閲覧を受付ける販売希望情
    報閲覧部、前記購入希望者から購入希望情報閲覧を受付
    ける購入希望情報閲覧部及び利用者認証管理部を備えた
    システムを用いて、利用者からの販売希望情報又は購入
    希望情報を前記販売希望情報登録部又は購入希望情報登
    録部に登録すると共に、前記利用者からの登録情報の閲
    覧要求に対し登録情報の一部を前記利用者に応じて隠蔽
    レベルを変えて開示し、前記利用者は前記認証管理部に
    よって認証することを特徴とする取引斡旋システム。
  14. 【請求項14】利用者と物品取引斡旋者とはインターネ
    ット経由で接続され、前記物品取引斡旋者は、販売希望
    者からの販売希望情報の登録を受付ける販売希望情報登
    録部、該販売希望情報を格納する販売希望情報格納装
    置、購入希望者からの購入希望情報の登録を受付ける購
    入希望情報登録部、該購入希望情報を格納する購入希望
    情報格納装置、前記販売希望情報の情報隠蔽方法を規定
    する販売希望情報隠蔽方法格納装置、前記購入希望情報
    の情報隠蔽方法を規定する購入希望情報隠蔽方法格納装
    置、前記販売希望者からの販売希望情報閲覧を受付ける
    販売希望情報閲覧部、前記購入希望者から購入希望情報
    閲覧を受付ける購入希望情報閲覧部及び利用者認証管理
    部を備えたシステムを用いて、利用者からの販売希望情
    報又は購入希望情報を前記販売希望情報登録部又は購入
    希望情報登録部に登録すると共に、前記利用者からの登
    録情報の閲覧要求に対し登録情報の一部を前記利用者に
    応じて隠蔽レベルを変えて開示し、前記利用者は前記認
    証管理部によって認証することを特徴とする物品取引斡
    旋システム。
  15. 【請求項15】利用者と電力取引斡旋者とはインターネ
    ット経由で接続され、前記電力取引斡旋者は、販売希望
    者からの販売希望情報の登録を受付ける販売希望情報登
    録部、該販売希望情報を格納する販売希望情報格納装
    置、購入希望者からの購入希望情報の登録を受付ける購
    入希望情報登録部、該購入希望情報を格納する購入希望
    情報格納装置、前記販売希望情報の情報隠蔽方法を規定
    する販売希望情報隠蔽方法格納装置、前記購入希望情報
    の情報隠蔽方法を規定する購入希望情報隠蔽方法格納装
    置、前記販売希望者からの販売希望情報閲覧を受付ける
    販売希望情報閲覧部、前記購入希望者から購入希望情報
    閲覧を受付ける購入希望情報閲覧部及び利用者認証管理
    部を備えたシステムを用いて、利用者からの販売希望情
    報又は購入希望情報を前記販売希望情報登録部又は購入
    希望情報登録部に登録すると共に、前記利用者からの登
    録情報の閲覧要求に対し登録情報の一部を前記利用者に
    応じて隠蔽レベルを変えて開示し、前記利用者は前記認
    証管理部によって認証することを特徴とする電力取引斡
    旋システム。
  16. 【請求項16】利用者と電力取引斡旋者とがインターネ
    ットで接続され、前記電力取引斡旋者は、販売希望者か
    らの販売希望情報の登録を受付ける販売希望情報登録
    部、該販売希望情報を格納する販売希望情報格納装置、
    前記販売希望情報の情報隠蔽方法を規定する販売希望情
    報隠蔽方法格納装置、購入希望者からの購入希望情報の
    登録を受付ける購入希望情報登録部、該購入希望情報を
    格納する購入希望情報格納装置、前記購入希望情報の情
    報隠蔽方法を規定する購入希望情報隠蔽方法格納装置、
    前記販売希望者からの販売希望情報閲覧を受付ける販売
    希望情報閲覧部、前記購入希望者から購入希望情報閲覧
    を受付ける購入希望情報閲覧部及び利用者認証管理部を
    備えることを特徴とする電力取引斡旋システム。
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