JP2002244959A - 広告情報の配信管理方法、プログラム、システムおよび情報表示装置 - Google Patents

広告情報の配信管理方法、プログラム、システムおよび情報表示装置

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JP2002244959A
JP2002244959A JP2001037485A JP2001037485A JP2002244959A JP 2002244959 A JP2002244959 A JP 2002244959A JP 2001037485 A JP2001037485 A JP 2001037485A JP 2001037485 A JP2001037485 A JP 2001037485A JP 2002244959 A JP2002244959 A JP 2002244959A
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JP2001037485A
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Ryuhei Akiyama
隆平 秋山
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Dentsu Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、デジタルメディアを通じて配
信される広告を管理する機能を提供することにある。 【解決手段】本発明は、広告情報を管理する方法であ
り、広告情報に管理情報を付加するステップ(S5)
と、上記広告情報を配信事業者に送付するステップ(S
7)と、上記広告情報が視聴者に配信されたときに、上
記管理情報を含む完了情報を上記配信事業者から受信す
るステップ(S110、S111)とからなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告の配信管理に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、広告がデジタル化され、インター
ネットやデジタル放送等の媒体を通じて配布されるよう
になった。また、ハードディスクを利用した蓄積型放送
を利用した広告やブロードバンドネットワークを通じた
広告が配信されるようになった。ここで、蓄積型放送と
は、例えば衛星デジタル放送におけるデータ放送により
コンテンツを配信し、視聴者側に備えたハードディスク
装置に蓄積し、繰り返し再生して表示する方式のものを
いう。
【0003】これらの広告では時間による進行管理が行
われない。すなわち、ユーザが見たいときに、所定の操
作を行うことにより、広告が表示される。
【0004】そのような時間による進行管理がされない
広告では、広告期限の管理が困難になった。例えば、ハ
ードディスクを利用した蓄積型放送では、一旦蓄積され
た広告が広告主から指定された期限を過ぎても視聴者側
のハードディスクに残ってしまう場合があった。
【0005】また、消費特性の多様化により、従来の視
聴者一般に対するマス広告に代わり、個々の視聴者に特
化した極めの細かい広告が必要になってきた。すなわ
ち、消費者の特性によって広告を取捨選択する仕組みが
必要になった。
【0006】また、従来から広告に対してその効果を把
握する試みがなされていた。しかし、従来の広告は、メ
ディアに出稿され、番組(以下コンテンツという)と組
み合わせられ、発信されていた。その場合、広告掲載
枠、すなわち、日時、時間、サイズ(広告の大きさと時
間の長さ)がメディア側の条件によって決定されてい
た。
【0007】このようなシステムでは、発信された広告
を“誰が”、“どの程度見て”、“どの程度関心を持っ
たか”など、定量的な把握把握をすることは困難であっ
た。そのため、新聞・雑誌の場合の発行部数、また、テ
レビ・ラジオの場合の視聴者数という広告効果との関係
が必ずしも明確でない数量が広告効果の判断基準に用い
られてきた。
【0008】さらに、従来から出稿管理機能、特に、広
告が配信されたことを確実に把握する仕組みが求められ
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来技
術の課題を解決するためになされたものである。本発明
の課題は、デジタルメディアを通じて配信される広告を
管理する機能を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
は、広告情報を管理する方法であり、広告情報に管理情
報を付加するステップ(S5)と、上記広告情報を配信
事業者に送付するステップ(S7)と、上記広告情報が
視聴者に配信されたときに、上記管理情報を含む完了情
報を上記配信事業者から受信するステップ(S110、
S111)とからなるものである。
【0011】好ましくは、上記方法は、完了情報の受信
の有無を所定の時期に確認するステップ(S121)
と、その所定の時期に完了情報の受信が確認できないと
きに、その旨を報知するステップ(S123)とをさら
に有するものでもよい。
【0012】また、本発明は、広告情報を管理する方法
であり、広告情報にその広告の有効期限を指定する、そ
のような期限情報を付加するステップ(S3)と、広告
情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼するステップ
(S7)とからなり、上記有効期限内において視聴者の
受信装置における広告情報の表示を容認し、上記有効期
限外において視聴者の受信装置における広告情報の表示
を防止するものでもよい。
【0013】また、本発明は、広告情報を管理する方法
であり、広告情報にその広告の有効期限を指定する、そ
のような期限情報を付加するステップ(S3)と、広告
情報を視聴者へ配信するステップとからなり、上記有効
期限内において視聴者の受信装置における広告情報の表
示を容認し、上記有効期限外において視聴者の受信装置
における広告情報の表示を防止するものでもよい。
【0014】また、本発明は、広告情報を配信する方法
であり、広告情報にその広告の配信対象を指定する、そ
のような対象情報を付加するステップ(S4)と、広告
情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼するステップ
(S7)とからなり、上記配信対象に該当する視聴者の
受信装置に前記広告情報を受信させ、上記配信対象に該
当しない視聴者の受信装置に前記広告情報を廃棄させる
ものでもよい。
【0015】また、本発明は、広告情報を管理する方法
であり、広告情報にその広告の配信対象を指定する、そ
のような対象情報を付加するステップ(S4)と、広告
情報を視聴者へ配信するステップとからなり、上記配信
対象に該当する視聴者の受信装置に前記広告情報を受信
させ、上記配信対象に該当しない視聴者の受信装置に前
記広告情報を廃棄させるものでもよい。
【0016】また、本発明は、広告情報を管理する方法
であり、広告情報にその広告を識別する識別情報を付加
するステップ(S1)と、広告情報の視聴者への配信を
配信事業者に依頼するステップ(S7)と、上記識別情
報および検出された視聴者の行為を示す情報を受信する
ステップと、受信した情報に基づき広告効果の推定を支
援するステップからなるものでもよい。
【0017】また、本発明は、広告情報を管理する方法
であり、広告情報にその広告を識別する識別情報を付加
するステップ(S1)と、広告情報を視聴者へ配信する
ステップと、上記識別情報および検出された視聴者の行
為を示す情報を受信するステップと、記受信した情報に
基づき広告効果の推定を支援するステップからなるもの
でもよい。
【0018】また、本発明は広告情報管理を管理するシ
ステムであり、広告情報に管理情報を付加する手段と、
上記広告情報を配信事業者に送付する手段と、上記広告
情報が視聴者に配信されたときに、上記管理情報を含む
完了情報を配信事業者から受信する手段とからなるもの
である。
【0019】また、本発明は、情報表示装置であり、有
効期限を指定された広告情報を受信する手段と、受信し
た広告情報を記録する手段と、広告情報に指定された有
効期限と現在日時とを比較する手段と、現在日時が有効
期限内のときに上記広告情報に基づく広告を表示する手
段とを備えたものである。
【0020】また、本発明は、情報表示装置であり、有
効期限を指定された広告情報を受信する手段と、上記広
告情報に指定された有効期限と現在日時とを比較する手
段と、現在日時が上記有効期限内のときに、上記広告情
報を記録する手段と、広告情報に基づく広告を表示する
手段とを備えたものである。
【0021】また、本発明は、処理装置であり、広告を
識別する識別情報が付加された広告情報を配信元から受
信する手段と、視聴者による広告に関連する行為を検出
する手段と、上記識別情報および上記視聴者の行為を示
す情報を配信元に返送する手段とを備えたものである。
【0022】また、本発明は、視聴者側の装置に蓄積さ
れた広告情報の表示を制御する方法であり、視聴者側の
装置に配信された広告情報を特定する情報を配信側の装
置に記録するステップと、視聴者側の装置に配信された
広告情報について表示の停止を指定するステップ(S3
00−S301)と、前記指定された広告情報を特定す
る情報とその広告情報の表示を停止させる指令とを前記
装置に送信するステップ(S304)とからなるもので
もよい。
【0023】好ましくは、この方法は、表示の停止が指
令された広告を指定するステップ(S311)と、前記
指定された広告情報を特定する情報とその広告情報の表
示を開始させる指令とを前記装置に送信するステップ
(S314)とをさらに有してもよい。
【0024】好ましくは、この方法は、広告の表示を停
止させる地域を指定するステップ(S302)または広
告の表示を停止させる時期を指定するステップ(S30
3)をさらに有し、上記送信するステップ(S304)
においては、上記広告情報を特定する情報および前記指
令とともに、上記地域を指定する情報または時期を指定
する情報が送信されるものでもよい。
【0025】また、本発明は、情報表示装置であり、広
告情報を受信する手段と、受信した広告情報を記録する
手段と、記録された広告を表示する手段と、広告の表示
を停止させる指令を受信する手段と、表示の停止が指令
された広告に該当する広告の表示を停止させる手段とを
備えたものでもよい。
【0026】上記のような手段をコンピュータのCPU
により実現してもよい。また、コンピュータ以外のハー
ドウェア、例えば、専用のLSI、電子回路と通信装置
を組み合わせて実現してもよい。
【0027】また、本発明は、コンピュータに、以上の
いずれかの機能を実現させるプログラムであってもよ
い。また、そのようなプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録してもよい。
【0028】ここで、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気
的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積
し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体を
いう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外
し可能なものとしては、例えばフロッピー(登録商標)
ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DA
T、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0029】また、コンピュータに固定された記録媒体
としてハードディスクやROM(リードオンリーメモ
リ)等がある。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を説明する。 《第1実施形態》図1〜図21の図面を参照して、本発
明の第1実施形態に係る広告管理システムについて説明
する。図1および図2は従来の放送広告におけるデータ
フローを示す図であり、図3はマルチキャスティング型
広告の概念を示す図であり、図4は本広告管理システム
の管理対象である各種コンテンツ管理コードの一覧を示
す図であり、図5は本広告管理システムが使用する広告
コードDACSの機能を示す図であり、図6および図7
は広告管理コードDACSの格納方法を示す図であり、
図8は広告管理コードDACSの使用例を示す図であ
り、図9は本広告管理システムのシステム全体図であ
り、図10は図9に示した出稿管理データベース8のデ
ータ構造を示す図であり、図11は図9に示したコンテ
ナ配信管理サーバ2において実行される広告コード付加
処理を示すフローチャートであり、図12は図11に示
したデリバリコード付加処理の詳細を示すフローチャー
トであり、図13は図9に示した放送進行管理サーバ3
における配信処理を示すフローチャートであり、図14
は、配信管理サーバ2における出稿完了受信処理を示す
フローチャートであり、図15はコンテナ配信管理サー
バ2における出稿集計処理を示すフローチャートであ
り、図16は図9に示した受信装置4における広告情報
の受信・表示処理を示すフローチャートであり、図17
はプレフィルタリング処理(図16のS130)の詳細
を示すフローチャートであり、図18はポストフィルタ
リング処理(図16のS135)の詳細を示すフローチ
ャートであり、図19は広告表示処理(図16のS13
4または図18のS1359)を示すフローチャートで
あり、図20は図9に示した受信装置4における広告期
限管理処理の実行例を示す図であり、図21は受信装置
4から視聴履歴管理サーバ7へ送信される広告効果測定
コードの例を示す図である。
【0031】<広告におけるデータフロー>図1に、従
来のテレビ放送広告におけるデータフローを示す。図1
に示すように、従来のテレビ放送では、広告代理店で製
作された広告は、放送局へ引き渡され、放送局において
放送コンテンツとマージされて放送番組となっていた。
そして、広告は、放送局において放送コンテンツと一体
の番組とされて放送されていた。
【0032】図2に、従来型広告の一つであるブロード
キャスティング型広告のデータフローを示す。従来のブ
ロードキャスティング型広告では、キー局で製作された
放送番組がキー局から準キー局へ、さらに、準キー局か
らローカル局へと階層的に配布されていた。そして、各
局において、放送番組の広告のみを差し替えて放送して
いた。
【0033】図3に、近年顕著になったマルチキャステ
ィング型広告におけるデータフローを示す。マルチキャ
スティング型広告では、コンテンツと広告とが一体とさ
れず、各々異なる領域に保持される。このコンテンツと
広告は、視聴者の属性に応じて別々に選択されて発信さ
れる。
【0034】その場合、発信元から視聴者へのルート
は、必ずしも一致しない。コンテンツと広告は、様々な
サービスプロバイダ間を転送され、視聴者に表示(また
は出力)されるときに組み合わせられる。
【0035】このようなマルチコンテンツ型の広告は、
時間管理されないという特徴がある。例えば、オンデマ
ンドで、視聴者の所望のタイミングで配信される。ま
た、マルチコンテンツ型の広告は、組み合わせられるコ
ンテンツや配信先の視聴者に応じて、発信時期、広告内
容、発信場所等が確定されるという特徴がある。
【0036】このように必ずしも時間軸に沿って管理が
行われない広告に対しては、その表示する条件を指定で
き、その条件にしたがい表示を制御する仕組みが必要に
なる。
【0037】<コンテンツ管理コード>図4に、一般
に、コンテンツを管理するために使用される各種のコン
テンツ管理コードの種類を示す。図4に示すように、コ
ンテンツ管理コードには、コンテンツコード、広告コー
ド、蓄積コード、放送コードの各コード種別にがある。
【0038】コンテンツコードは、広告制作者によって
広告制作段階で設定される。コンテンツコードは、制作
された広告の内容および制作者を判別するために使用さ
れる。また、コンテンツコードは、配信において、その
コンテンツの品質等を保証するために使用される。
【0039】広告コードは、広告代理店の営業担当者ま
たはメディア担当者によって広告がメディアに送稿され
る段階で設定される。広告コードは、制作された広告を
どのメディアにより、どのように視聴者に配信するかを
指定するために使用される。
【0040】本広告管理システムは、この広告コードを
管理するシステムである。本広告管理システムが取り扱
う広告コードを特にDACS(Digital Advertising Co
de System)という。
【0041】このDACSは、広告特定機能、出稿管理
機能、掲出期限管理機能、広告効果測定機能、権利管理
機能、デリバリ管理機能、リンク機能を有している。
【0042】蓄積コードは、蓄積広告サービス事業者に
よって蓄積広告が送出される段階で設定される。蓄積コ
ードは蓄積に必要な情報、例えば、蓄積先の視聴者を識
別する情報、蓄積先のアドレス等の指定する。
【0043】放送コードは、放送事業者によってコンテ
ンツが放送される段階で設定される。放送コードは、放
送されたコンテンツに付加され、どこでどのように放送
されたかを識別するために設定される。
【0044】<広告コードDACSの機能>図5に、広
告コードDACSの機能を示す。この図は、本システム
の管理対象である広告をパッケージ商品である”アジア
カレー”に置き換え、DACSの機能を例示している。
【0045】広告コードDACSは、上述のように、広
告特定機能、出稿管理機能、掲出期限管理機能、広告効
果測定機能、権利管理機能、デリバリ管理機能、リンク
機能の各機能を有している。広告コードDACSにおい
て、一つのコードは、このような各機能を実現する部分
的なコードの組み合わせによって構成される。
【0046】広告コードDACSの広告特定機能とは、
各広告を特定するユニークなコードとしての機能をい
う。この広告特定機能により、広告、例えば、特定の食
品会社の商品カレーに対する一つ広告映像が特定され
る。
【0047】広告特定機能を有する広告コードDACS
の部分的なコードを特に広告特定コードという。この広
告特定コードは、広告代理店によって広告が放送局に引
き渡される段階(以下放送局引渡し段階という)で付与
される。
【0048】出稿管理機能機能とは、広告が契約通りに
出稿されたか否かを確認する機能である。ここで、出稿
とは放送局を通じて配信されることをいう。同一の広告
特定コードによって特定される広告であっても、配信さ
れるメディアごとに異なるコードによって出稿管理がさ
れる。
【0049】出稿管理機能を有する広告コードDACS
の部分的なコードを特に出稿管理コードという。この出
稿管理コードも、広告代理店によって放送局引渡し段階
で付与される。
【0050】掲出期限管理機能とは、広告の掲載期限を
管理する機能をいう。この機能により、例えば、掲載期
限を過ぎたときに、広告が掲載されるのを防止する。掲
出期限管理機能を有する広告コードDACSの部分的な
コードを特にエクスパイアコードという。このエクスパ
イアコードも、広告代理店によって放送局引渡し段階で
付与される。
【0051】広告効果測定機能とは、広告による効果を
測定する機能をいう。広告による効果とは、その広告に
よって視聴者の消費につながる行動が引き起こされる程
度をいう。消費につながる行動とは、例えば、その広告
に誘発されて商品を注文したり、詳細情報を問い合わせ
たりするこという。広告効果測定機能を有する広告コー
ドDACSの部分的なコードを特に広告効果測定コード
という。この広告効果測定コードは、視聴者側の受信装
置4において広告視聴段階で付与される。
【0052】権利管理機能とは、広告の著作権等を管理
するコードである。権利管理機能を有する広告コードD
ACSの部分的なコードを特にライツコードという。こ
のライツコードは、広告代理店(または広告制作者)に
よって広告制作段階で付与される。
【0053】デリバリ機能とは、広告の配信先を特定す
る機能をいう。デリバリ機能では、いつ、どこで、誰に
視聴させるかが指定される。いつとは、視聴時期をい
う。どこでとは、例えば、特定の地方が指定される。地
方の指定として、地域を指定する番号、例えば、ZIP
(郵便)番号を使用してもよい。誰にとは、例えば、性
別、職業、世帯の形態、年齢、嗜好によって特定される
世帯や視聴者等をいう。
【0054】デリバリ機能を有する広告コードDACS
の部分的なコードを特にデリバリコードという。このデ
リバリコードは、広告代理店によって放送局引渡し段階
で付与される。
【0055】リンク機能とは、その広告と関連する情報
への連携を示すコードである。例えば、その広告に対す
る詳細情報、広告対象の商品購入先のウェブページ等が
リンクされる。このリンクコードは、広告代理店によっ
て広告の制作段階で付与される。
【0056】<広告コードDACSの格納方法>広告コ
ードDACSは、広告そのものではない。したがって、
広告コードDACSを直接視聴者に表示する必要はな
い。すなわち、広告コードDACSは、広告関係者およ
び広告管理システムが認識できればよい。この広告コー
ドDACSの格納方法として内包型と同梱型を説明す
る。
【0057】図6に、内包型の格納方法を示す。内包型
とは、広告コードDACSを広告情報そのものと一体と
せず、広告情報の格納領域の空き領域や、広告情報とは
フォーマット上異なる領域に格納する方法である。
【0058】広告情報とフォーマット上異なる領域と
は、広告情報を配信するデータ構造のヘッダやフッター
等をいう。
【0059】図7に、同梱型の格納方法を示す。同梱型
とは、広告コードDACSを広告情報そのものと一体と
して格納する方法である。このような方法としては、本
広告管理システムは、例えば、広告情報を構成する画像
データに電子透かしとして広告コードを埋め込む。
【0060】図8に、広告コードDACSの内包型によ
る格納例を示す。この例では、広告情報を含むウェブペ
ージのリストのヘッダ部分にDACSコードが指定され
ている。
【0061】<広告管理システムのシステム構成>図9
に、本広告管理システムのシステム構成を示す。このシ
ステムは、広告を依頼する依頼主、依頼主からの広告を
引き受ける広告代理店、広告代理店から広告の制作依頼
を受ける広告制作者/番組制作者、広告代理店から広告
を納品される蓄積広告サービス事業者、蓄積広告サービ
ス事業者から広告を送稿され、放送する放送事業者、お
よび広告を視聴する視聴者を結んでいる。
【0062】広告主は、広告代理店に蓄積放送による広
告を依頼する。広告代理店は、広告主の依頼を引き受
け、広告制作者/番組制作者に広告の制作を依頼する。
本システムにおいて広告は、コンテナと呼ぶデータ構造
で記録され、配送される。
【0063】このため、広告代理店から広告制作者/番
組制作者へは、コンテナの制作が依頼される。コンテナ
の構成例は、本出願人による特願2000−19718
6号公報に示されている。
【0064】広告制作者/番組制作者は、制作した広告
にライツコードを付加する。そして、広告制作者/番組
制作者は、制作した広告を含むコンテナを広告代理店に
転送する。
【0065】広告代理店は、受信したコンテナ内の広告
に広告特定コードを設定する。そして、広告代理店は、
コンテナを蓄積広告サービス事業者に引き渡す。ただ
し、広告代理店で広告特定コードを設定しない場合、蓄
積広告サービス事業者側で広告特定コードを設定しても
よい。
【0066】蓄積広告サービス事業者は、コンテナを入
力し広告を管理する管理端末1と管理端末1にサービス
を提供するコンテナ配信管理サーバ2を有している。蓄
積広告サービス事業者は、管理端末1により、コンテナ
内の広告にエクスパイヤコードおよびデリバリコードを
付加する。そして、蓄積広告サービス事業者は、コンテ
ナをコンテナ配信管理サーバ2に登録する。
【0067】コンテナ配信管理サーバ2は、オンライン
で放送事業者側の放送進行管理サーバ3と接続されてい
る。ただし、デジタルメディア、例えば、CD−R、D
VD等を用いてオフラインでコンテナ配信管理サーバ2
から放送進行管理サーバ3にデータを送付してもよい。
【0068】コンテナ配信管理サーバ2は、広告に出稿
管理コードを付して放送進行管理サーバ3に広告を引き
渡す。コンテナ配信管理サーバ2は、出稿管理データベ
ース8を有しており、放送進行管理サーバ3に引き渡さ
れた広告の出稿管理コードを記録する。
【0069】放送進行管理サーバ3は受け取った広告を
配信スケジュールにしたがい視聴者に配信する。この放
送進行管理サーバ3は、配信した広告の出稿管理コード
を読み取り、蓄積広告サービス事業者のコンテナ配信管
理サーバ2に返送する。これにより、放送進行管理サー
バ3は、出稿完了報告を行う。
【0070】コンテナ配信管理サーバ2は、出稿管理コ
ードを出稿完了報告として放送進行管理サーバ3から受
信し、その受信日時を出稿管理データベース8に記録す
る。コンテナ配信管理サーバ2は、所定の時期に出稿管
理データベース8の完了報告受信日時が記録されている
か否かを確認する。放送依頼日から所定期間経過後、出
稿完了報告のない広告について出稿エラーを出力する。
【0071】配信された広告は、視聴者の自宅に設置さ
れた受信装置4においてデリバリコードに基づき選択的
に受信される。受信装置4は、例えば、セットトップボ
ックス、衛星放送受信用テレビ、衛星放送受信用チュー
ナ、放送受信機能を備えたパーソナルコンピュータ等で
ある。
【0072】受信された広告は、コンテンツ蓄積用ハー
ドディスク5に蓄積される。蓄積された広告は、エクス
パイヤコードによる期限管理を受ける。掲出期限内の広
告は、デリバリコードにより指定された属性を有する視
聴者に対して選択的に表示される。ただし、デリバリコ
ードによる選択的な表示機能を解除し、蓄積された広告
を視聴者によらず表示させてもよい。
【0073】セットボックス等の受信装置4は、視聴者
の視聴ログをハードディスク5に記録し、所定の時期に
広告視聴履歴管理会社の視聴履歴管理サーバ7に報告す
る。
【0074】図10に、出稿管理データベース8のデー
タ構造を示す。出稿管理データベース8のレコードは、
出稿管理コード、放送依頼日時、および完了報告受信日
時の各欄を有している。
【0075】出稿管理コードは、コンテナ配信管理サー
バ2から放送進行管理サーバ3に放送依頼された広告の
出稿管理コードである。放送依頼日時は、その依頼の日
時である。
【0076】また、完了報告受信日時は、放送進行管理
サーバ3から出稿管理コードが返送された日時である。
この完了報告日時が空欄の場合、まだ出稿完了報告がさ
れていないことを示す。
【0077】<作用と効果>図11に、管理端末1を通
じてコンテナ配信管理サーバ2で実行される広告コード
付加処理を示す。コンテナ配信管理サーバ2は、広告を
含むコンテナが入力されたとき、図11に示した処理を
実行する。
【0078】コンテナ配信管理サーバ2は、まず、入力
されたコンテナ内の広告に広告特定コードが指定されて
いるか否かを判定する(S1)。広告特定コードが指定
されていないとき、コンテナ配信管理サーバ2は、管理
端末1を介して蓄積広告サービス事業者に広告特定コー
ドの入力を要求し、入力された広告特定コードを広告に
付加する(S2)。
【0079】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、蓄積
広告サービス事業者に管理端末1から掲出期限日時を入
力させ、エクスパイアコードを生成する。そして、コン
テナ配信管理サーバ2は、広告にエクスパイアコードを
付加する(S3)。
【0080】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、デリ
バリコードを付加する(S4)。
【0081】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、不図
示の出稿管理コードデータベースから使用済みの出稿管
理コードを参照し、未定義の出稿管理コードを生成す
る。そして、コンテナ配信管理サーバ2は、生成した出
稿管理コードを広告に付加する(S5)。この出稿管理
コードは、出稿管理コードデータベースに使用済みコー
ドとして記録される。
【0082】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、蓄積
広告サービス事業者に管理端末1から当該広告にリンク
させる情報の格納先を入力させ、リンクコードを生成す
る。そして、コンテナ配信管理サーバ2は、広告にリン
クコードを付加する(S3)。
【0083】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、広告
を放送局へ送信し、広告の放送を依頼する(S7)。こ
のとき、コンテナ配信管理サーバ2は、送信された広告
の出稿管理コードと放送依頼日時とを出稿管理データベ
ース8に記録する(S8)。
【0084】図12にデリバリコード付加処理(図11
のS4)の詳細を示す。この処理では、コンテナ配信管
理サーバ2は、広告の配信対象となる視聴者に関する属
性指定を待つ(S40)。そして、コンテナ配信管理サ
ーバ2は、その指定された属性に基づいてデリバリコー
ドを生成する。
【0085】まず、コンテナ配信管理サーバ2は、地域
を指定されたか否かを判定する(S41)。そして、地
域が指定されているとき、コンテナ配信管理サーバ2
は、配信対象地域の地域コードを設定する(S42)。
ただし、地域コードの指定がない場合、配信地域は全国
となる。
【0086】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、対象
とする視聴者の性別が指定されたか否かを判定する(S
43)。そして、性別が指定されているとき、コンテナ
配信管理サーバ2は、配信対象の性別コードを設定する
(S44)。ただし、性別コードが設定されない場合、
男女双方の指定として処理される。
【0087】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、対象
とする視聴者の職業が指定されたか否かを判定する(S
45)。そして、職業が指定されているとき、コンテナ
配信管理サーバ2は、配信対象の職業コードを設定する
(S46)。ただし、職業の指定がない場合、すべての
職業の指定とみなされる。
【0088】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、対象
とする視聴者の家族形態が指定されたか否かを判定する
(S47)。そして、家族形態が指定されているとき、
コンテナ配信管理サーバ2は、配信対象の家族形態コー
ドを設定する(S48)。ただし、家族形態の指定がな
い場合、すべての家族形態の指定とみなされる。
【0089】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、対象
とする視聴者の年齢が指定されたか否かを判定する(S
49)。そして、年齢が指定されているとき、コンテナ
配信管理サーバ2は、配信対象の年齢を設定する(S4
A)。ただし、年齢の指定がない場合、すべての年齢の
指定とみなされる。
【0090】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、対象
とする視聴者の嗜好が指定されたか否かを判定する(S
4B)。そして、嗜好が指定されているとき、コンテナ
配信管理サーバ2は、配信対象の嗜好コードを設定する
(S4C)。ただし、嗜好の指定がない場合、すべての
職業の指定とみなされる。
【0091】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、管理
端末1を通じて、蓄積広告サービス事業者に広告依頼主
の業種の入力を依頼し、入力された業種を設定する(S
4D)。
【0092】次に、コンテナ配信管理サーバ2は、当該
広告とともに視聴することが適切なコンテンツが指定さ
れたか否かを判定する(S4E)。そして、コンテンツ
が指定されているとき、コンテナ配信管理サーバ2は、
そのコンテンツコードを設定する(S4F)。
【0093】ただし、コンテンツの指定がない場合、適
切なコンテンツとしてすべてのコンテンツが指定された
とみなされる。コンテナ配信管理サーバ2は、その後、
処理を終了する。
【0094】図13に、放送進行管理サーバ3の配信処
理を示す。この処理では、まず、放送進行管理サーバ3
は、配信スケジュールデータを読む(S100)。配信
スケジュールデータには配信される広告が指定されてい
る。
【0095】次に、放送進行管理サーバ3は、配信すべ
き広告があるか否かを判定する(S101)。配信すべ
き広告があるとき、放送進行管理サーバ3は、その広告
を配信する(S102)。
【0096】次に、放送進行管理サーバ3は、その広告
の出稿管理コードを蓄積広告サービス事業者のコンテナ
配信管理サーバ2に返送する(S103)。その後、放
送進行管理サーバ3は、制御をS101に戻す。
【0097】また、S101の判定において、配信すべ
き広告がない場合、放送進行管理サーバ3は、処理を終
了する。
【0098】図14に、コンテナ配信管理サーバ2にお
いて実行される出稿完了受信処理を示す。この処理で
は、コンテナ配信管理サーバ2は、出稿管理コードの返
信、すなわち、出稿完了報告を待っている(S11
0)。
【0099】そして、出稿管理コードの返信があったと
き(S111でYESの場合)、コンテナ配信管理サー
バ2は、その受信日時を出稿完了報告受信日時として出
稿管理データベース8に記録する(S112)。その
後、コンテナ配信管理サーバ2は、制御をS110に戻
す。
【0100】図15に、コンテナ配信管理サーバ2にお
いて実行される出稿集計処理を示す。この処理では、コ
ンテナ配信管理サーバ2は、出稿管理日時になったか否
かを判定する(S120)。そして、出稿管理日時にな
ると、コンテナ配信管理サーバ2は、出稿管理データベ
ース8の出稿完了記録(図10の出稿完了報告受信日時
の記録有無)を確認する(S121)。
【0101】そして、コンテナ配信管理サーバ2は、出
稿管理データベース8のレコードで所定の期間内に出稿
完了報告受信日時の記録のないもの(出稿漏れの広告に
該当する)があるか否かを判定する(S122)。
【0102】出稿漏れがない場合、コンテナ配信管理サ
ーバ2は、制御をS120に戻す。一方、出稿漏れの広
告があったとき、コンテナ配信管理サーバ2は、エラー
レポートを出力する(S123)。その後、コンテナ配
信管理サーバ2は、制御をS120に戻す。
【0103】図16に、受信装置4における受信処理を
示す。この処理では、受信装置4は、まず、受信した広
告を蓄積するか否かを判定する(S130)。この処理
では、送られてきたデータをハードディスク5に蓄積す
るか否かが判定される。
【0104】受信装置4は、受信された広告のデリバリ
コードと、自身が有する視聴者の属性データとを比較
し、蓄積するか否かを判定する。この機能をグルーピン
グ機能ともいう。また、この処理は、蓄積前のデータの
選別(filtering)であるので、プレフィルタリング処
理と呼ぶこととする。
【0105】受信装置4は、蓄積しないと判定した場
合、受信したデータを廃棄する(S31)。一方、蓄積
すると判定した場合、受信したデータをハードディスク
5に蓄積する(S132)。
【0106】次に、受信装置4は、蓄積した広告をユー
ザの属性に合わせてユーザ別に表示するか否かを判定す
る(S133)。受信装置4は、ユーザ別の表示を行わ
ない場合、通常通りに広告表示処理を実行する(S13
4)。
【0107】一方、ユーザ別に表示する場合、ユーザプ
ロファイルにしたがった表示を実行する。このユーザプ
ロファイルにしたがった表示処理をポストフィルタリン
グと処理もいう(S135)。
【0108】図17に、プレフィルタリング処理(図1
6のS130)の詳細を示す。プレフィルタリングで
は、デリバリコードに含まれている情報に基づき、蓄積
前に受信データを選別する。
【0109】この処理では、受信装置4は、まず、広告
のデリバリコードを読む(S1300)。次に、受信装
置4は、視聴者のプロファイル内に記述された居住地域
を読む(S1301)。このプロファイルは受信装置4
内のメモリにロードされている。そして、受信装置4
は、デリバリコードの指定地域と、プロファイルに記述
された当該視聴者の居住地域が一致するか否かを判定す
る(S1302)。
【0110】デリバリコードの指定地域が視聴者の居住
地域と一致する場合、受信装置4は、広告をハードディ
スク5に蓄積する(S1303)。その後、受信装置4
は、プレフィルタリング処理を終了する。
【0111】一方、S1302の判定で、地域指定が居
住地域に一致しない場合、受信装置4は、そのままプレ
フィルタリング処理を終了する。図18に、ポストフィ
ルタリング処理(図16のS135)の詳細を示す。こ
の処理では、受信装置4は、まず、視聴者の認定を行う
(S1350)。現在の視聴者は、不図示の視聴者リス
トを画面に表示させて、不図示のポインティングデバイ
スで選択することにより、視聴者自身が設定する。設定
された現在の視聴者は、ハードディスク5に記録されて
いる。受信装置4は、ハードディスク5から現在の視聴
者を読み出すことで、視聴者を認定する。
【0112】次に、受信装置4は、広告のデリバリコー
ドを読む(S1351)。次に、受信装置4は、視聴者
のプロファイルを読む(S1352)。プロファイルに
は、視聴者ごとの視聴者の性別、職業、家族形態、嗜好
等が記述されている。
【0113】次に、受信装置4は、デリバリコードの性
別と、プロファイルに記述された当該視聴者の性別が一
致するか否かを判定する(S1353)。デリバリコー
ドの性別が視聴者の性別と一致しない場合、受信装置4
はポストフィルタリング処理を終了する。
【0114】一方、デリバリコードの性別が視聴者の性
別と一致する場合、受信装置4はデリバリコードの職業
指定と当該視聴者の職業が一致するか否かを判定する
(S1354)。デリバリコードに指定された職業が視
聴者の職業と一致しない場合、受信装置4はポストフィ
ルタリング処理を終了する。
【0115】一方、デリバリコードの性別が視聴者の性
別と一致する場合、受信装置4はデリバリコードの家族
形態指定と当該視聴者の家族形態が一致するか否かを判
定する(S1355)。デリバリコードに指定された家
族形態が視聴者の家族形態と一致しない場合、受信装置
4はポストフィルタリング処理を終了する。
【0116】一方、デリバリコードの家族形態が視聴者
の家族形態と一致する場合、受信装置4はデリバリコー
ドの年齢の指定と当該視聴者の年齢が一致するか否かを
判定する(S1356)。デリバリコードに指定された
年齢が視聴者の年齢と一致しない場合、受信装置4はポ
ストフィルタリング処理を終了する。
【0117】一方、デリバリコードの年齢が視聴者の年
齢と一致する場合、受信装置4はデリバリコードの嗜好
の指定と当該視聴者の嗜好が一致するか否かを判定する
(S1357)。デリバリコードに指定された嗜好が視
聴者の嗜好と一致しない場合、受信装置4はポストフィ
ルタリング処理を終了する。
【0118】一方、デリバリコードの嗜好が視聴者の嗜
好と一致する場合、受信装置4はデリバリコードの適正
コンテンツの指定と、現在視聴されているコンテンツ
(または、これから広告と組み合わせて表示させるコン
テンツ)が一致するか否かを判定する(S1358)。
デリバリコードに指定された適正コンテンツが組み合わ
せるコンテンツに一致しない場合、受信装置4はポスト
フィルタリング処理を終了する。
【0119】一方、デリバリコードの適正コンテンツが
組み合わせるコンテンツと一致する場合、受信装置4は
広告表示処理を実行する(S1359)。その後、受信
装置4は、ポストフィルタリング処理を終了する。
【0120】図19に、広告表示処理(図16のS13
4または図18のS1359)の詳細を示す。この処理
では、まず、受信装置4は、広告のエクスパイヤコード
を読む(S200)。
【0121】そして、受信装置4は、現在日時がエクス
パイアコードの広告掲載期限(図19には掲出期限と記
載)内か否かを判定する(S201)。現在日時が広告
掲載期限内の場合、受信装置4は、広告を表示する(S
202)。次に、受信装置4は、視聴ログをハードディ
スク5に記録する(S203)。その後、受信装置4
は、広告表示処理を終了する。
【0122】一方、S201の判定で、現在の時刻が広
告掲載期限内にない場合、受信装置4は、そのまま広告
表示処理を終了する。図20に、このときの表示例を示
す。図20で上段は、受信したコンテンツと広告をリア
ルタイムに表示する場合のタイムチャートを示してい
る。この場合、通常は、広告警戒期間内であるため、各
広告はコンテンツとともにそのまま表示される。
【0123】一方、図20の中段は、録画されたコンテ
ンツを再生する場合のタイムチャートを示している。
今、録画されていた広告の広告掲載期限が過ぎていた場
合を仮定する。すると、上記図19の処理によれば、広
告掲載期限を過ぎた広告は、表示されない。したがっ
て、図20の下段のように広告を除くコンテンツが表示
されることになる。
【0124】図21に、広告表示処理において、記録さ
れる視聴ログの例を示す。本実施形態では、視聴ログ
は、広告特定コード、視聴者の受信装置番号(例えば、
セットトップボックス番号)、視聴者番号、視聴日時、
視聴時刻、視聴期間を含んでいる。
【0125】このうち、広告特定コードは、受信装置4
が受信した広告情報に付されていたものである。この広
告特定コードにより、視聴した広告が特定される。
【0126】また、視聴者受信装置番号とは、視聴者の
受信装置を特定するユニークな番号である。視聴者受信
装置番号は、例えば、受信装置メーカの識別コードとそ
の受信装置4のシリアル番号によって定義される。
【0127】また、視聴者番号とは、視聴者を識別する
ユニークな番号である。視聴者番号は、例えば、配信事
業者の識別コードとその視聴者の契約番号とによって定
義される。
【0128】また、視聴時刻は、視聴者が広告の視聴を
開始した時刻である。また、視聴期間は、視聴者が広告
の視聴開始から終了までの期間である。これによって視
聴者の視聴履歴が把握される。
【0129】視聴ログには、このほか、視聴者のその他
の行為、例えば、関連するウェブページの参照、広告対
象の商品注文サイトでの商品の注文等の記録を含めても
よい。この視聴ログは、受信装置4から上り回線(例え
ば、インターネット、ケーブルテレビ回線、衛星デジタ
ル放送用の上り回線)を通じて、図9に示した広告視聴
履歴管理会社の視聴履歴管理サーバ7に送信される。
【0130】視聴履歴管理サーバ7は、所定の時期に視
聴ログを集計し、レポートを出力する。このレポートに
は、広告ごとの広告視聴期間の累計、コンテンツごとの
広告視聴期間依存性、コンテンツと消費行動の相関、広
告の視聴と消費行動との相関等を記述するようにしても
よい。
【0131】以上述べたように、本実施形態の広告管理
システムによれば、放送事業者に出稿管理コードを付し
た広告を引き渡す。そして、その広告が放送事業者から
視聴者に配信されたときに放送事業者からその出稿管理
コードを含む完了報告を返送させる。このため、出稿完
了を確実に把握することができる。
【0132】また、本広告管理システムでは、返送され
た出稿管理コードを出稿管理データベース8に記録し、
所定の時期までに出稿完了報告がなされていない広告に
対してエラーレポートを出力する。このため、確実に出
稿漏れを検出することができる。
【0133】また、本広告管理システムは、広告掲載期
限を示すエクスパイアコード広告に付して配布する。そ
して、受信装置4は、上記掲載期限の過ぎた広告の表示
を停止する。このため、蓄積放送による広告であっても
期限を過ぎて掲載されることがない。このため、例え
ば、日程の限定されたスーパーマーケットの特売広告
や、期間を限定したクーポン券等が期間を過ぎて表示さ
れることはない。
【0134】本広告管理システムは、広告にデリバリコ
ードを付して、受信装置4にプレフィルタリングまたは
ポストフィルタリングをさせる。このため、広告主の意
図する視聴者にターゲットを絞って極めの細かい広告を
配布することができる。
【0135】また、本実施形態の広告管理システムは、
受信装置4が視聴ログを蓄積し、広告効果測定コードと
して視聴履歴管理サーバ7に返送する。このため、視聴
者の特性や行動パターンを把握することができる。
【0136】<変形例>上記実施形態では、デリバリコ
ードの指定地域と視聴者の居住地域のチェックをプレフ
ィルタリングにおいて行った。しかし、そのようなチェ
ックをポストフィルタリングにおいて行ってもよい。こ
れによって、誤って蓄積された地域広告が表示されるの
を防止することができる。また、ある地域での放送が録
画された媒体を他の地域へ送付したような場合であって
も、指定地域の誤った広告が表示されることがない。
【0137】上記実施形態では、エクスパイアコードに
よる広告掲載期限の確認を広告表示処理において行っ
た。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定
されない。例えば、広告掲載期限の確認を、広告情報受
信時にその広告情報をハードディスク5に蓄積する前に
実行してもよい。
【0138】上記実施形態では、広告代理店が広告制作
者/番組制作者に広告を制作させた。また、広告代理店
が蓄積広告サービス事業者に広告情報を含むコンテナを
引き渡して、放送事業者に送付させた。
【0139】しかし、本発明の実施は、このような組織
構成や手順には限定されない。例えば、広告代理店と広
告制作者/番組制作者が同一組織であってもよい。ま
た、蓄積広告サービス事業者が広告代理店の一部門であ
ってもよい。その場合には、図9に示した管理端末1、
コンテナ配信管理サーバ2、または出稿管理データベー
ス8等は広告代理店において運用される。
【0140】また、上記実施形態では、蓄積広告サービ
ス事業者のコンテナ配信管理サーバ2から放送事業者の
放送進行管理サーバ3にコンテナが送付され、広告の配
信が依頼された。しかし、本発明の実施は、このような
組織構成や手順には限定されない。例えば、広告代理
店、蓄積広告サービス事業者、または、放送事業者のい
ずれか2以上が同一事業者であってもよい。
【0141】また、上記の広告の配信の依頼は、コンテ
ナ配信管理サーバ2から放送進行管理サーバ3に明示的
に指令してもよい。あるいは、コンテナ配信管理サーバ
2から放送進行管理サーバ3にコンテナが送付されたこ
とを持って暗示的に指令してもよい。
【0142】上記実施形態では、視聴ログは、広告視聴
履歴管理会社の視聴履歴管理サーバ7に収集された。広
告視聴履歴管理会社は、上記広告代理店、蓄積広告サー
ビス事業者、または、放送事業者のいずれかと同一の事
業者であってもよいし、独立の事業者であってもよい。
【0143】《第2実施形態》図22から図25に基づ
いて本発明の第2実施形態を説明をする。上記第1実施
形態では、広告特定機能、出稿管理機能、掲出期限管理
機能、広告効果測定機能、権利管理機能、デリバリ管理
機能、またはリンク機能を有する広告コードDACSを
利用した広告管理システムについて説明した。
【0144】本実施形態では、蓄積放送による広告にお
いて、緊急的に特定広告の表示を停止させる機能、また
は、表示を停止されている広告の表示を開始する機能を
有する広告管理システムについて説明する。他の構成お
よび作用は第1実施形態と同様である。そこで、必要に
応じて図1から図21の図面を参照する。
【0145】図22は、本実施形態における広告管理シ
ステムが配信する緊急コードの例であり、図23は、広
告管理システム(図9)において管理端末1が実行する
広告停止の緊急コード送信処理を示すフローチャートで
あり、図24は、広告開始の緊急コード送信処理を示す
フローチャートであり、図25は、視聴者の受信装置4
で実行される緊急コード受信処理を示すフローチャート
である。
【0146】<緊急コードの機能>広告システムにおい
ては、視聴者に配信し、表示させるべき広告を停止させ
なければならない事態が生じ得る。たとえば、地震など
の天変地異、広告主側で発生した事故、広告完成後の広
告出演者による事故等で広告を一時的に停止または完全
に中止する場合がある。
【0147】従来の放送による広告において、そのよう
な場合にも放送局側で放送する広告を差し替える等、広
告の停止と開始の制御が可能であった。しかし、視聴者
側の装置、例えば、ハードディスク等に蓄積された広告
を表示する蓄積放送においては、配信側で広告の停止/
開始を制御することが困難であった。本実施形態の広告
管理システムは、緊急コードを配信することにより、そ
のような蓄積放送における広告の停止または開始の制御
機能を提供する。
【0148】図22に、広告表示を停止させる緊急コー
ドの例を示す。図22のように、広告を停止させる緊急
コードは、緊急コードのタイプ:広告停止、広告停止地
域情報、広告指定情報、および広告停止開始時間情報の
各情報を有している。
【0149】緊急コードのタイプ:広告停止は、視聴者
の受信装置に対して広告の停止を指令する情報である。
【0150】また、広告停止地域情報には、広告を停止
させる地域を特定する情報が格納される。地域を特定す
る情報とは、例えば、都道府県を識別するコード、地域
を識別するZIP(郵便)番号等である。
【0151】また、広告指定情報には、表示が停止され
る広告が指定される。この情報は、例えば、特定の広告
主を指定する情報である。例えば、広告指定情報には、
広告主コードとその広告主に属する広告の通し番号が指
定される。
【0152】図22に示したように、広告指定情報にJ
P01D*が指定され、JP01Dが広告主コードであ
った場合、その広告主(JP01D)に属するすべての
広告が広告停止の対象になる(JP01D以降にはその
広告主の広告の通し番号が入る)。
【0153】また、広告停止開始時期には、広告が停止
される時期が指定される。
【0154】なお、広告を開始させる緊急コードは、緊
急コードのタイプ:広告開始、広告開始地域情報、開始
する広告の広告指定情報、および広告開始時間情報の各
欄を有する。
【0155】<作用と効果>図23に、端末1で実行さ
れる広告停止の緊急コード送信処理の処理手順を示す。
この処理では、まず、管理端末1は、緊急コードのタイ
プを広告停止に設定する(S300)。
【0156】次に、管理端末1は、蓄積広告サービス事
業者から停止対象広告を指定される(S301)。
【0157】次に、管理端末1は、蓄積広告サービス事
業者から停止対象地域を指定される(S302)。ただ
し、停止対象地域の指定がない場合、すべての地域が対
象となる。
【0158】次に、管理端末1は、蓄積広告サービス事
業者から停止開始時期を指定される(S303)。
【0159】次に、管理端末1は、S301からS30
3で指定された情報に基づいて広告停止の緊急コードを
生成し、放送局から送信させる(S304)。
【0160】図24に、管理端末1で実行される広告開
始の緊急コード送信処理の処理手順を示す。この処理で
は、まず、管理端末1は、緊急コードのタイプを広告開
始に設定する(S310)。
【0161】次に、管理端末1は、蓄積広告サービス事
業者から表示開始対象広告を指定される(S311)。
【0162】次に、管理端末1は、蓄積広告サービス事
業者から表示開始対象地域を指定される(S312)。
ただし、表示開始対象地域の指定がない場合、すべての
地域が対象となる。
【0163】次に、管理端末1は、蓄積広告サービス事
業者から表示開始時期を指定される(S313)。
【0164】次に、管理端末1は、S311からS31
3で指定された情報に基づいて広告開始の緊急コードを
生成し、放送局から送信させる(S314)。
【0165】図25に、視聴者の受信装置4(図25で
は、セットトップボックス)で実行される緊急コード受
信処理の手順を示す。
【0166】この処理では、通常、受信装置4は、放送
局からの緊急コード受信待ちの状態にある(S32
0)。受信装置4が緊急コードを受信すると(S321
でYESの場合)、受信装置4はその緊急コードで指定
された広告に該当する広告を検索する(S322)。そ
して、受信装置4内に該当する広告がない場合、受信装
置4は、通常の蓄積放送を表示する(S323)。
【0167】一方、S322の判定で、該当する広告が
あった場合、受信装置4は、緊急コードのタイプを判定
する(S324)。緊急コードのタイプが広告停止の場
合、受信装置4は、放送を停止(すなわち、広告の表示
を停止)させる(S325)。その結果、該当するすべ
ての広告が表示不可に設定される(S326)。
【0168】また、S324の判定で、緊急コードのタ
イプが広告開始の場合、受信装置4は、放送を開始(す
なわち、広告の表示を開始)させる(S327)。その
結果、停止していた広告のうち該当するの広告が表示可
能に設定される(S328)。
【0169】以上述べたように、本実施形態の広告管理
システムによれば、広告主、蓄積広告サービス事業者、
または放送局等の事情により、緊急的に蓄積放送におけ
る広告を停止し、または、開始させることができる。
【0170】<変形例>上記実施形態では、緊急コード
は、放送局から配信された。しかし、本発明の実施は、
そのような構成や手順には限定されない。例えば、緊急
コードを放送媒体とは異なる媒体、例えば、インターネ
ット等のネットワークを介して配信してもよい。
【0171】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればデ
ジタルメディアを通じて配信される広告の配信を管理す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の放送広告におけるデータフローを示す
【図2】 従来のブロードキャスティング型の放送広告
におけるデータフローを示す図
【図3】 マルチキャスティング型広告の概念を示す図
【図4】 各種コンテンツ管理コードの一覧を示す図
【図5】 広告コードDACSの機能を示す図
【図6】 広告管理コードDACSの内包型の格納方法
を示す図
【図7】 広告管理コードDACSの同梱型の格納方法
を示す図
【図8】 広告管理コードDACSの使用例を示す図
【図9】 本発明の一実施形態に係る広告管理システム
のシステム全体図
【図10】出稿管理データベース8のデータ構造を示す
【図11】広告コード付加処理を示すフローチャート
【図12】デリバリコード付加処理の詳細を示すフロー
チャート
【図13】放送進行管理サーバ3における配信処理を示
すフローチャート
【図14】出稿完了受信処理を示すフローチャート
【図15】出稿集計処理を示すフローチャート
【図16】受信装置4における広告情報の受信・表示処
理を示すフローチャート
【図17】プレフィルタリング処理の詳細を示すフロー
チャート
【図18】ポストフィルタリング処理の詳細を示すフロ
ーチャート
【図19】広告表示処理を示すフローチャート
【図20】広告期限管理処理の実行例を示す図
【図21】広告効果測定コードの例を示す図
【図22】第2実施形態の広告管理システムが配信する
緊急コードの例
【図23】広告停止の緊急コード送信処理を示すフロー
チャート
【図24】広告開始の緊急コード送信処理を示すフロー
チャート
【図25】緊急コード受信処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 管理端末 2 コンテナ配信管理サーバ 3 放送進行管理サーバ 4 受信装置 5 ハードディスク 6 ネットワーク 7 視聴履歴管理サーバ 8 出稿管理サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 504 G06F 17/60 504

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広告情報に管理情報を付加するステップ
    と、 前記広告情報を配信事業者に送付するステップと、 前記広告情報が視聴者に配信されたときに、前記管理情
    報を含む完了情報を前記配信事業者から受信するステッ
    プとからなる広告情報の配信管理方法。
  2. 【請求項2】 前記完了情報の受信の有無を所定の時期
    に確認するステップと、 前記所定の時期に完了情報の受信が確認できないとき
    に、その旨を報知するステップとをさらに有する請求項
    1記載の広告情報の配信管理方法。
  3. 【請求項3】 広告情報にその広告の有効期限を指定す
    る、そのような期限情報を付加するステップと、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    ステップとからなり、 前記有効期限内において視聴者の受信装置における前記
    広告情報の表示を容認し、前記有効期限外において視聴
    者の受信装置における前記広告情報の表示を防止する広
    告情報の配信管理方法。
  4. 【請求項4】 広告情報にその広告の有効期限を指定す
    る、そのような期限情報を付加するステップと、 前記広告情報を視聴者へ配信するステップとからなり、 前記有効期限内において視聴者の受信装置における前記
    広告情報の表示を容認し、前記有効期限外において視聴
    者の受信装置における前記広告情報の表示を防止する広
    告情報の配信管理方法。
  5. 【請求項5】 広告情報にその広告の配信対象を指定す
    る、そのような対象情報を付加するステップと、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    ステップとからなり、 前記配信対象に該当する視聴者の受信装置に前記広告情
    報を受信させ、前記配信対象に該当しない視聴者の受信
    装置に前記広告情報を廃棄させる広告情報の配信管理方
    法。
  6. 【請求項6】 広告情報にその広告の配信対象を指定す
    る、そのような対象情報を付加するステップと、 前記広告情報を視聴者へ配信するステップとからなり、 前記配信対象に該当する視聴者の受信装置に前記広告情
    報を受信させ、前記配信対象に該当しない視聴者の受信
    装置に前記広告情報を廃棄させる広告情報の配信管理方
    法。
  7. 【請求項7】 広告情報にその広告を識別する識別情報
    を付加するステップと、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    ステップと、 前記識別情報および検出された視聴者の行為を示す情報
    を受信するステップと、 前記受信した情報に基づき広告効果の推定を支援するス
    テップからなる広告情報の配信管理方法。
  8. 【請求項8】 広告情報にその広告を識別する識別情報
    を付加するステップと、 前記広告情報を視聴者へ配信するステップと、 前記識別情報および検出された視聴者の行為を示す情報
    を受信するステップと、 前記受信した情報に基づき広告効果の推定を支援するス
    テップからなる広告情報の配信管理方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、広告情報を管理させる
    プログラムであり、 広告情報に管理情報を付加するステップと、 前記広告情報を配信事業者に送付するステップと、 前記広告情報が視聴者に配信されたときに、前記管理情
    報を含む完了情報を前記配信事業者から受信するステッ
    プとからなる広告情報を管理させるプログラム。
  10. 【請求項10】 前記完了情報の受信の有無を所定の時
    期に確認するステップと、 前記所定の時期に完了情報の受信が確認できないとき
    に、その旨を報知するステップとをさらに有する請求項
    9記載の広告情報を管理させるプログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、広告情報を管理させ
    るプログラムであり、 広告情報にその広告の有効期限を指定する、そのような
    期限情報を付加するステップと、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    ステップとからなり、 前記有効期限内において視聴者の受信装置における前記
    広告情報の表示を容認させ、前記有効期限外において視
    聴者の受信装置における前記広告情報の表示を防止させ
    て、広告情報を管理させるプログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、広告情報を管理させ
    るプログラムであり、 広告情報にその広告の配信対象を指定する、そのような
    対象情報を付加するステップと、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    ステップとからなり、 前記配信対象に該当する視聴者の受信装置に前記広告情
    報を受信させ、前記配信対象に該当しない視聴者の受信
    装置に前記広告情報を廃棄させる、広告情報を管理させ
    るプログラム。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、広告情報を管理させ
    るプログラムであり、 広告情報にその広告を識別する識別情報を付加するステ
    ップと、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    ステップと、 前記識別情報および検出された視聴者の行為を示す情報
    を受信するステップと、 前記受信した情報に基づき広告効果の推定を支援するス
    テップとからなる広告情報を管理させるプログラム。
  14. 【請求項14】 広告情報に管理情報を付加する手段
    と、 前記広告情報を配信事業者に送付する手段と、 前記広告情報が視聴者に配信されたときに、前記管理情
    報を含む完了情報を前記配信事業者から受信する手段と
    からなる広告情報管理システム。
  15. 【請求項15】 前記完了情報の受信の有無を所定の時
    期に確認する手段と、 前記所定の時期に完了情報の受信が確認できないとき
    に、その旨を報知する手段とをさらに有する請求項14
    記載の広告情報管理システム。
  16. 【請求項16】 広告情報にその広告の有効期限を指定
    する、そのような期限情報を付加する手段と、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    手段とからなり、 前記有効期限内において視聴者の受信装置における前記
    広告情報の表示を容認し、前記有効期限外において視聴
    者の受信装置における前記広告情報の表示を防止する広
    告情報管理システム。
  17. 【請求項17】 広告情報にその広告の有効期限を指定
    する、そのような期限情報を付加する手段と、 前記広告情報を視聴者へ配信する手段とからなり、 前記有効期限内において視聴者の受信装置における前記
    広告情報の表示を容認し、前記有効期限外において視聴
    者の受信装置における前記広告情報の表示を防止する広
    告情報管理システム。
  18. 【請求項18】 広告情報にその広告の配信対象を指定
    する、そのような対象情報を付加する手段と、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    手段とからなり、 前記配信対象に該当する視聴者の受信装置に前記広告情
    報を受信させ、前記配信対象に該当しない視聴者の受信
    装置に前記広告情報を廃棄させる、広告情報管理システ
    ム。
  19. 【請求項19】 広告情報にその広告の配信対象を指定
    する、そのような対象情報を付加する手段と、 前記広告情報を視聴者へ配信する手段とからなり、 前記配信対象に該当する視聴者の受信装置に前記広告情
    報を受信させ、前記配信対象に該当しない視聴者の受信
    装置に前記広告情報を廃棄させる、広告情報管理システ
    ム。
  20. 【請求項20】 広告情報にその広告を識別する識別情
    報を付加する手段と、 前記広告情報の視聴者への配信を配信事業者に依頼する
    手段と、 前記識別情報および検出された視聴者の行為を示す情報
    を受信する手段と、 前記識別情報に基づき広告の効果を推定する手段とから
    なる広告情報管理システム。
  21. 【請求項21】 広告情報にその広告を識別する識別情
    報を付加する手段と、 前記広告情報を視聴者へ配信する手段と、 前記識別情報および検出された視聴者の行為を示す情報
    を受信する手段と、 前記識別情報に基づき広告の効果を推定する手段とから
    なる広告情報管理システム。
  22. 【請求項22】 コンピュータに、有効期限を指定され
    た広告情報を受信するステップと、 受信した広告情報を記録するステップと、 記録された広告情報に指定された有効期限と現在日時と
    を比較するステップと、 現在日時が前記有効期限内のときに上記広告情報に基づ
    く広告を表示するステップとを実行させるプログラム。
  23. 【請求項23】 コンピュータに、有効期限を指定され
    た広告情報を受信するステップと、 受信した広告に指定された有効期限と現在日時とを比較
    するステップと、 現在日時が前記有効期限内のときに、受信した広告情報
    を記録するステップと、 上記広告情報に基づく広告を表示するステップとを実行
    させるプログラム。
  24. 【請求項24】 コンピュータに、広告を識別する識別
    情報が付加された広告情報を配信元から受信するステッ
    プと、 視聴者による前記広告情報に関連する行為を検出するス
    テップと、 前記識別情報および前記視聴者の行為を示す情報を配信
    元に返送するステップとを実行させるプログラム。
  25. 【請求項25】有効期限を指定された広告情報を受信す
    る手段と、 受信した広告情報を記録する手段と、 前記広告情報に指定された有効期限と現在日時とを比較
    する手段と、 現在日時が前記有効期限内のときに上記広告情報に基づ
    く広告を表示する手段とを備えた情報表示装置。
  26. 【請求項26】 有効期限を指定された広告情報を受信
    する手段と、 前記広告情報に指定された有効期限と現在日時とを比較
    する手段と、 現在日時が前記有効期限内のときに、前記広告情報を記
    録する手段と、 前記広告情報に基づく広告を表示する手段とを備えた情
    報表示装置。
  27. 【請求項27】 広告を識別する識別情報が付加された
    広告情報を配信元から受信する手段と、 視聴者による前記広告に関連する行為を検出する手段
    と、 前記識別情報および前記視聴者の行為を示す情報を配信
    元に返送する手段とを備えた処理装置。
  28. 【請求項28】 視聴者側の装置に蓄積された広告情報
    の表示を制御する方法であり、 視聴者側の装置に配信された広告情報を特定する情報を
    配信側の装置に記録するステップと、 視聴者側の装置に配信された広告情報について表示の停
    止を指定するステップと、 前記指定された広告情報を特定する情報とその広告情報
    の表示を停止させる指令とを前記装置に送信するステッ
    プとからなる蓄積された広告情報の表示を制御する方
    法。
  29. 【請求項29】 前記表示の停止が指令された広告情報
    を指定するステップと、 前記指定された広告情報を特定する情報とその広告情報
    の表示を開始させる指令とを前記装置に送信するステッ
    プとをさらに有する請求項28記載の蓄積された広告の
    表示を制御する方法。
  30. 【請求項30】 前記広告情報の表示を停止させる地域
    を指定するステップまたは前記広告情報の表示を停止さ
    せる時期を指定するステップをさらに有し、 前記送信するステップにおいては前記広告情報を特定す
    る情報および前記指令とともに、前記地域を指定する情
    報または前記時期を指定する情報が送信される請求項2
    8記載の蓄積された広告情報の表示を制限する方法。
  31. 【請求項31】 コンピュータに、視聴者に配信され、
    その視聴者側の装置に蓄積された広告情報の表示を制御
    させるプログラムであり、 視聴者側の装置に配信された広告情報を特定する情報を
    配信側の装置に記録するステップと、 視聴者側の装置に配信された広告情報について表示停止
    の指定を受けるステップと、 前記指定された広告情報を特定する情報とその広告情報
    の表示を停止させる指令とを前記装置に送信するステッ
    プとからなるプログラム。
  32. 【請求項32】 視聴者側の装置に蓄積された広告情報
    の表示を制御する装置であり、 視聴者側の装置に配信された広告情報を特定する情報を
    配信側の装置に記録する手段と、 視聴者側の装置に配信された広告情報について表示停止
    の指定を受ける手段と、 前記指定された広告情報を特定する情報とその広告情報
    の表示を停止させる指令とを前記装置に送信する手段と
    からなる蓄積された広告情報の表示を制御する装置。
  33. 【請求項33】 広告情報を受信する手段と、 受信した広告情報を記録する手段と、 記録された広告情報を表示する手段と、 前記広告情報の表示を停止させる指令を受信する手段
    と、 表示の停止が指令された広告情報の表示を停止させる手
    段とを備えた情報表示装置。
  34. 【請求項34】 コンピュータに、 広告情報を受信する手段と、受信した広告情報を記録す
    る手段と、記録された広告情報を表示する手段とを備え
    る表示装置を制御させるプログラムであり、 前記広告情報の表示を停止させる指令を受信するステッ
    プと、 表示の停止が指令された広告情報の表示を停止させるス
    テップとを有するプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004171151A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Nec Corp 広告配信方法および視聴者情報管理装置
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JP2008047023A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Teijin Pharma Ltd 在宅医療機器管理方法
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