JP2002244875A - 電子機器プログラミングシステムおよびプログラミング方法 - Google Patents

電子機器プログラミングシステムおよびプログラミング方法

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JP2002244875A
JP2002244875A JP2001039397A JP2001039397A JP2002244875A JP 2002244875 A JP2002244875 A JP 2002244875A JP 2001039397 A JP2001039397 A JP 2001039397A JP 2001039397 A JP2001039397 A JP 2001039397A JP 2002244875 A JP2002244875 A JP 2002244875A
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Masamitsu Akachi
正光 赤地
Yoshinori Taniwaki
吉典 谷脇
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体毎に1または複数のPLDに対応した専
用のオブジェクトデータを自動的に生成し、そのオブジ
ェクトデータをPLDに人手を介することなく誤り無く
書き込むことを可能とする電子機器プログラミングシス
テムを提供する。 【解決手段】 本発明は、プログラム可能回路を有する
電子機器13における前記プログラム可能回路の内部回
路にデータを書き込む電子機器プログラミングシステム
において、前記内部回路を定義するオブジェクトコード
を記憶する記憶手段11と、電子機器13に貼付され前
記オブジェクトコードを取り出すための検索番号が記録
された識別票14と、この識別票14の前記検索番号を
読み取る読取手段15と、この読取手段15により読み
取られた前記検索番号に基づいてこの検索番号に対応す
る前記オブジェクトコードを記憶手段11から取り出し
て前記内部回路に書き込む書込手段16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に実装した状
態でデータのダウンロードが可能である、少なくとも1
つのプログラム可能回路を有する電子機器における前記
プログラム可能回路の内部回路にデータを書き込む電子
機器プログラミングシステムおよびプログラミング方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に実装した状態でデータのダウンロ
ードが可能である、プログラム可能回路(PLD: Prog
rammable Logic Device)は、著しい低価格化および高性
能化により、広く様々な機種に搭載されるようになって
きている。それにつれてPLDの使用目的も多様になっ
てきている。PLDは、単純なゲート回路の置き換えか
ら、ひとつの機能モジュール、更にはひとつのシステム
そのものを構成するまでになっており、その重要性が一
層高まってきている。近年の多品種少量生産の傾向を鑑
みるに、PLDの柔軟性は前記目的に大変良く適合す
る。
【0003】なお、プログラム可能回路としては、FP
GA(Field Programmable Gate Array)またはCPLD
(Complex PLD)などと称するデバイスもあるが、こ
れらの全てに対して本発明を同様に適用できるので、本
明細書においてはこれらの全てをPLDと総称する。
【0004】次に、PLDの内部回路(本明細書では単
に内部回路と称する)の一般的な開発手法を図20を参
照しながら説明する。内部回路は、大きく分けてHDL
(Hardware Design Language)による記述言語(HDLソ
ースコード)101または回路図によって定義される。
これらは、入力に使用するアプリケーションプログラム
や入力手順が異なっているだけであり、本質的な違いは
ない。本明細書ではいずれの場合もソースコードと総称
して記載する。HDLソースコード101は、単なるテ
キストデータであるので、テキストエディタなどで論理
合成ツール(コンパイラ)104に入力される。後者
は、回路図編集プログラム(CAD(Computer Aided De
sign)102またはスケマッチックデザイン(Schematic
Design)とも呼ばれる)で論理合成ツール104に入
力される。いずれの場合も、必要があれば更に整形など
の前処理を行うプログラムを経由して論理合成ツール1
04に渡される。
【0005】PLDのメーカなどから供給される開発環
境により多少の違いはあるが、ソースコードは不要な論
理式を削除したり、目的とするPLDの構造に適するよ
うに修正したりするため、論理合成ツール(Logic Synth
esizer)104により分解および再合成される。その
後、配置配線(Place & RouteあるいはFittingと呼ばれ
る)ツールにより、前記合成回路が実際のPLDの内部
の論理素子に割り付けられる。この結果はオブジェクト
コード105として所定のフォーマットで出力される。
本明細書においては、前記論理合成から配置配線に至る
までをまとめてコンパイルと表記する。オブジェクトコ
ード105は、ダウンロードツール106により所定の
手順を用いてPLD107にダウンロードされる。
【0006】従来の技術では、予めPLDを生産ライン
とは別の場所で大量に複製しておき、これを単なる電子
部品と見なして搭載する第1の方法と、空のPLDを搭
載しておき、生産ラインでプログラムデータを書き込む
第2の方法がある。前記第1の方法では、異なる2つの
機種で同じPLDデバイスを使用していても、書き込ま
れたプログラムデータが異なれば別の部品として扱うの
が通常であるから、部品の管理コストが上昇する可能性
がある。
【0007】前記第2の方法は、ISP(In-System Prog
rammability)などと称する技術により基板上に搭載後に
デバイスを取り外すことなくプログラムを書き込むこと
ができるもので、第1の方法に比べて、同じPLDが搭
載されていれば同じ部品として管理コストを低減でき
る。いずれの方法をとるにせよ、ある機種に対してはP
LDのオブジェクトコードは唯一つであることには変わ
りはなく、コードを切り替えるにしてもロット単位でし
かできず、自由度が少なかった。
【0008】たとえば、図19に示す電子機器(パーソ
ナルコンピュータ)1へのプログラミングを考える。あ
るモデルAを基準となるモデルとし、モデルBはモデル
AにCDドライブ装置4を搭載したものとし、モデルC
はモデルAにパラレルインタフェースモジュール3を搭
載したものとし、モデルDはモデルBにさらに高速シリ
アルインタフェースモジュール「i.LINK(IEEE-1394: I
nstitute of Electrical and Electronics Engineer
s)」2を搭載したものとする。高速シリアルインタフェ
ースモジュール2には、i.LINK機器からの接続ケーブ
ル5が接続される。パラレルインタフェースモジュール
3には、印字装置6が接続される。
【0009】この場合、全ての機能を搭載した基板を作
成し、そこから不要となる機能ブロックの部品を除いた
もので各モデルを実現する方法、または、最小機能の基
板を作成し、所望の機能拡張を行うモジュール基板を追
加する方法で各モデルを実現する方法がある。これらの
方法においては、一般にモジュール境界部において信号
線が開放されていると回路が不安定になるので、適当な
終端の処理が必要になる。具体的にはプルアップ抵抗
や、擬似的な信号を発生する小回路モジュールなどを
i.LINKの高速インタフェースモジュール2、パラレル
インタフェースモジュール3またはCDドライブ装置4
の代わりに搭載する。
【0010】もし、ここでPLDが機体ごとに修正可能
であれば、低位モデルでは接続されないモジュールへ接
続するピンを内部的に切り離すようにプログラムしてや
れば、前記のような終端処理は全く不要になる。さら
に、簡単な回路であればモジュール機能までPLDに組
み込んでしまい、全く同一の部品が搭載された基板を用
いて各モデルを同時に同じ生産ラインで製造することも
可能となる。近年は在庫数の縮小や、顧客の要求にきめ
細かく対応することを目的としてBTO(Build To Orde
r)などと呼ばれる生産形態を採用する企業が増加してい
る。ここで、BTOとは、顧客の要求が発生してから生
産を行う態勢をいう。この場合、従来の電子機器のプロ
グラミング方法においては、PLDが機体ごとに異なっ
ていることを考慮し、同じまたは似た要求をまとめて生
産するか、または、生産ラインを分けて対応していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子機
器の生産コストを削減するためには、より少ない生産ラ
インで大量に製造する手法が欠かせないが、これは従来
の方法を適用する限り、前記要求とは相反する。
【0012】さらに、従来の技術では、プログラムコー
ドの切り替えも人手を介することになるので作業者の負
担が大きいという問題がある。また、切り替え作業上の
誤り、たとえば、バージョンが異なるコードを書き込ん
でしまう事故などが発生するという問題があった。
【0013】本発明の目的は、最小の切り替え単位であ
る機体毎に自動的に1または複数のPLDに対応した専
用のオブジェクトデータを生成し、そのオブジェクトデ
ータを人手を介することなく誤り無くPLDに書き込む
ことを可能とする電子機器プログラミングシステムおよ
びプログラミング方法を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、人為的な誤り
を防止し、プログラミング効率を高めることができる電
子機器プログラミングシステムおよびプログラミング方
法を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、搭載された部
品のばらつきの解析や製造不良の追跡を行うことができ
る電子機器プログラミングシステムおよびプログラミン
グ方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、基板に実装した状態でデー
タのダウンロードが可能である少なくとも1つのプログ
ラム可能回路を有する電子機器における前記プログラム
可能回路の内部回路にデータを書き込む電子機器プログ
ラミングシステムであって、前記内部回路を定義するオ
ブジェクトコードを記憶する記憶手段と、前記電子機器
に貼付され前記オブジェクトコードを取り出すための検
索番号が記録された識別媒体と、この識別媒体の前記検
索番号を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み
取られた前記検索番号に基づいてこの検索番号に対応す
る前記オブジェクトコードを前記記憶手段から取り出し
て前記内部回路に書き込む書込手段とを備えることを特
徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、識別媒体が、検索
番号が記録された識別票であることを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、前記識別媒体が、
検索番号を記憶して発信する識別集積回路片であること
を特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明は、前記プログラム可
能回路または前記プログラム可能回路の内部回路の種類
にかかわらず、同様の手順で前記オブジェクトコードを
前記内部回路に書き込むことを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、記憶手段が、検索
番号に対して少なくとも1つの前記オブジェクトコード
を生成するためのソースコードが取り出せる情報蓄積手
段を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明は、検索番号に対応し
たソースコードに対して必要な修正を加える際に必要な
情報が取り出せる情報蓄積手段を備えたことを特徴とす
る。
【0022】請求項7記載の発明は、ソースコードの修
正が前記情報蓄積手段の出力に従って自動的に実行され
ることを特徴とする。
【0023】請求項8記載の発明は、記憶手段が、検索
番号に対応したソースコードからオブジェクトコードを
生成する際に必要な情報が取り出せる情報蓄積手段を備
えたことを特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明は、オブジェクトコー
ドの一連の生成が、前記情報蓄積手段の出力に従って自
動的に実行されることを特徴とする。
【0025】請求項10記載の発明は、記憶手段が、検
索番号に対応したオブジェクトコードを直接修正する際
に必要な情報が取り出せる情報蓄積手段を備えたことを
特徴とする。
【0026】請求項11記載の発明は、オブジェクトコ
ードの一連の修正が、前記情報蓄積手段の出力に従って
自動的に実行されることを特徴とする。
【0027】請求項12記載の発明は、電子機器の内部
状態を入力とし、これを基に自動的にソースコードに必
要な修正を行う手段を備えたことを特徴とする。
【0028】請求項13記載の発明は、記憶手段が、検
索番号に対応したオブジェクトコードをプログラム可能
回路にダウンロードする際に必要な情報が取り出せる情
報蓄積手段を備えたことを特徴とする。
【0029】請求項14記載の発明は、オブジェクトコ
ードのダウンロードが、前記情報蓄積手段の出力に従っ
て自動的に実行されることを特徴とする。
【0030】請求項15記載の発明は、識別媒体が、検
索番号を示すバーコードが記録されたバーコードラベル
であることを特徴とする。
【0031】請求項16記載の発明は、書込手段におい
て処理の経過をログファイルに記録する記録手段を備え
たことを特徴とする。
【0032】請求項17記載の発明は、基板に実装した
状態でデータのダウンロードが可能である少なくとも1
つのプログラム可能回路を有する電子機器における前記
プログラム可能回路の内部回路にデータを書き込む電子
機器のプログラミング方法であって、前記内部回路を定
義するオブジェクトコードを記憶手段に記憶するステッ
プと、前記オブジェクトコードを取り出すための検索番
号を前記電子機器に貼付された識別媒体に記録するステ
ップと、前記識別媒体に記録された前記検索番号を読取
手段により読み取るステップと、前記読取手段により読
み取られた前記検索番号に基づいてこの検索番号に対応
する前記オブジェクトコードを前記記憶手段から取り出
して前記内部回路に書き込むステップとを備えたことを
特徴とする。
【0033】請求項18記載の発明は、基板に実装した
状態でデータのダウンロードが可能である少なくとも1
つのプログラム可能な機構を有する記録媒体(たとえ
ば、スマートメディア、ICカード等)を挿入して前記
プログラム可能回路の内部回路にデータを書き込む電子
機器プログラミングシステムであって、前記内部回路を
定義するオブジェクトコードを記憶する記憶手段と、前
記電子機器に貼付され前記オブジェクトコードを取り出
すための検索番号が記録された識別媒体と、この識別媒
体の前記検索番号を読み取る読取手段と、前記読取手段
により読み取られた前記検索番号に基づいてこの検索番
号に対応する前記オブジェクトコードを前記記憶手段か
ら取り出して前記内部回路に書き込む書込手段とを備え
ることを特徴とする。
【0034】請求項19記載の発明は、基板に実装した
状態でデータのダウンロードが可能である少なくとも1
つのプログラム可能な機構を有する記録媒体を挿入して
前記プログラム可能回路の内部回路にデータを書き込む
電子機器のプログラミング方法であって、前記内部回路
を定義するオブジェクトコードを記憶手段に記憶するス
テップと、前記オブジェクトコードを取り出すための検
索番号を前記電子機器に貼付された識別媒体に記録する
ステップと、前記識別媒体に記録された前記検索番号を
読取手段により読み取るステップと、前記読取手段によ
り読み取られた前記検索番号に基づいてこの検索番号に
対応する前記オブジェクトコードを前記記憶手段から取
り出して前記内部回路に書き込むステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0035】請求項20記載の発明は、基板に実装した
状態でデータのダウンロードが可能である少なくとも1
つのプログラム可能な機構を有する記録媒体を挿入して
前記プログラム可能回路の内部回路にデータを書き込む
電子機器プログラミングシステムであって、前記内部回
路を定義するオブジェクトコードを記憶する記憶手段
と、前記記録媒体に貼付され前記オブジェクトコードを
取り出すための検索番号が記録された識別媒体と、この
識別媒体の前記検索番号を読み取る読取手段と、前記読
取手段により読み取られた前記検索番号に基づいてこの
検索番号に対応する前記オブジェクトコードを前記記憶
手段から取り出して前記内部回路に書き込む書込手段と
を備えることを特徴とする。
【0036】請求項21記載の発明は、基板に実装した
状態でデータのダウンロードが可能である少なくとも1
つのプログラム可能な機構を有する記録媒体を挿入して
前記プログラム可能回路の内部回路にデータを書き込む
電子機器のプログラミング方法であって、前記内部回路
を定義するオブジェクトコードを記憶手段に記憶するス
テップと、前記オブジェクトコードを取り出すための検
索番号を前記記録媒体に貼付された識別媒体に記録する
ステップと、前記識別媒体に記録された前記検索番号を
読取手段により読み取るステップと、前記読取手段によ
り読み取られた前記検索番号に基づいてこの検索番号に
対応する前記オブジェクトコードを前記記憶手段から取
り出して前記内部回路に書き込むステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】実施の形態1.次に、本発明の実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本
発明の実施の形態1における電子機器プログラミングシ
ステムの機器構成を示す図である。図1に示すように、
本発明の電子機器プログラミングシステムは、基板に実
装した状態でデータのダウンロードが可能である少なく
とも1つのプログラム可能回路を有する電子機器13に
おける前記プログラム可能回路の内部回路にデータを書
き込むものである。本発明の電子機器プログラミングシ
ステムは、電子機器13の内部回路を定義するオブジェ
クトコードを有するデータベース17を記憶するデータ
ベース用記憶装置(記憶手段)11と、電子機器(パー
ソナルコンピュータ)13に貼付され前記オブジェクト
コードを取り出すための検索番号が記録された識別媒体
としての識別票(たとえば、バーコードラベル)14
と、この識別票14の前記検索番号を読み取る読取装置
(読取手段)15と、この読取装置15により読み取ら
れた前記検索番号に基づいてこの検索番号に対応する前
記オブジェクトコードをデータベース用記憶装置11か
ら取り出して電子機器13のPLDの内部回路に書き込
む書込装置(書込手段)16とを備えている。書込装置
16は、ダウンロードケーブル18を介してパーソナル
コンピュータ13に接続される。印字装置12は、識別
票(バーコードラベル)14に検索番号を印刷するもの
である。
【0038】次に、本発明の実施の形態1における電子
機器プログラミングシステムによるプログラムデータの
書込動作を図1および図2に基づいて説明する。図2
は、図1の電子機器(パーソナルコンピュータ)13の
内部の構成を示すブロック図である。
【0039】図2に示す電子機器プログラミングシステ
ムは、本発明の対象機体であるパーソナルコンピュータ
13に貼付(または、付着される場合もある。また、本
体内部の基板等に表示する場合もある。本願明細書にお
いて以下同じ。)された検索番号が印刷されたバーコー
ドラベル14から検索番号を読取装置15で読み取り、
パラレルインタフェース26およびCDドライブ装置4
とのインタフェース27を電子機器13の内部のデータ
バス24と接続するためのブリッジ回路を内部回路とし
て持つPLD25にプログラムデータを書き込むための
プログラミングシステムである。
【0040】パーソナルコンピュータ13は、動作上の
構成要素として、さらに中央演算装置(CPU)21
と、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access M
emory)23およびファームウェアを格納した読取専用メ
モリ(ROM)22を有している。
【0041】パーソナルコンピュータ13の製造に先立
って、まずデータベース用記憶装置11に、たとえば、
シリアル番号のように機器固有の番号を検索番号として
1レコードに1台分のオブジェクトコードを生成するの
に必要な情報、即ち1または複数のソースコード群のデ
ータの組をデータベース17として構築しておく。この
データベース17の構造を図3に示す。なお、データベ
ースの検索手法は検索番号を順次比較する単純な方法
や、ハッシュテーブルを用いて高速に行う様々な方法が
提案および実施されている。検索はより高速である方が
望ましいが、それは本発明とは直接には関係がなく、ま
たいずれの方法を取っても本発明は同様に実施できる。
【0042】ここで、ソースコードは、図4に示すよう
にデータベース17内に直接データとして埋め込む方法
と、図5に示すようにデータは別の領域に置き、当該領
域を指示するポインタをデータとする方法がある。本発
明は、いずれの方法を用いても同様に適用可能でしかも
その効果は変わらないが、データフィールドの使用効率
や後に示すようにデータを保持する媒体の構成に自由度
が高い点から後者の方がより望ましい。別の領域として
は、たとえば、データベース用記憶装置11のデータベ
ース17とは別の領域、すなわち、書込装置16のメイ
ンメモリ装置または書込装置16に接続された外部記憶
装置などが使用できる。
【0043】また、ポインタは記憶領域を直接指示する
方法の他、領域にラベル文字列、たとえば、ファイル名
を関連付け、関連を記録したディレクトリ情報を参照す
ることで間接的に指示する手法もある。図5および図6
において*()はポインタを表しており、前記のごとくデ
ータ本体の格納媒体に対応した形式でアドレスを保持し
ている。即ち、前記記憶領域がメモリ上に確保されてい
ればアドレスポインタであり、ファイル上に確保されて
いればファイルポインタとなる。いずれが用いられるか
は本発明を実装する際の機器構成に応じて決まり、それ
に従ってポインタの型情報も決まる。
【0044】ソースコードが複数になる場合は、たとえ
ば、特定の文字または文字列を設定しておき、前記文字
情報を区切りとして複数のソースコードを並べてデータ
として格納するという手法の他、図6のように複数の領
域にソースコードを配置しこれらポインタのリストをデ
ータとして格納するという手法がある。いずれの場合も
本発明は同様に適用できるが、データベース用記憶装置
11の使用効率およびデータ配置の自由度が一層高ま
り、データベース17の更新もより容易となるので後者
の方がより望ましい。以下ではいずれも後者の手法、即
ちソースコードのポインタのリストをデータフィールド
に記憶する方法を採用したものとして説明する。
【0045】本発明は、1機体毎に全く異なったオブジ
ェクトコードを書き込むことを容易に行うことができる
が、実用上、対象機体毎のPLDの内部回路の違いが比
較的少ない状況で適用することも十分に予想できる。こ
のような場合には、基本となるソースコード群を1つ用
意しておいて、各機体にはそこからの差分を与えるよう
にしておけばソースコードを保持する媒体の使用効率は
極めて高くなる。
【0046】そこで、より望ましくはソースコードへの
ポインタのフィールドに加えて、差分情報のフィールド
も記憶するようにすると良い。図3ではこの差分情報を
「パッチ(Patch)」と表現している。ここでも、前記
ソースコードのデータ格納方法についての説明がそのま
ま適用できるのは明らかであるので、以下ではパッチデ
ータはポインタのリストとして与えられるものとして説
明を進める。
【0047】PLDに含まれる内部回路の規模が異なる
などの理由で機器毎に異なるPLDに対してダウンロー
ドを行う可能性がある。データベース17のレコードに
対して、PLDのコンパイルに必要な媒介変数(パラメ
ータ)やダウンロードに必要なシーケンス、パラメータ
をフィールドとして追加すれば、本発明はそのまま適用
できるので望ましい。殊にダウンロードシーケンスをフ
ィールドとして持つことは、将来PLDに対するプログ
ラム手順やタイミングなどのパラメータが追加または変
更になった際もポインタの修正だけで対応できるので非
常に有用である。
【0048】プログラム書込作業(ダウンロード)に先立
って、データベース17に問い合わせて機体の固有番号
である検索番号(実施の形態1およびに図3ではシリア
ル番号:serial number)を抽出し、この検索番号を印刷
装置12に入力して印刷装置12により検索番号(バー
コード)をバーコードラベル14に印刷する。以下では
バーコードラベル14を用いた場合について説明を行う
が、自動的に固有番号(検索番号)が取得できれば本発
明は全く同様に適用することができるので、前記識別媒
体としては、バーコードラベル14の代わりに、たとえ
ば、無線によって検索番号を発信する識別集積回路片を
用いてもよい。
【0049】この識別集積回路片は、たとえば、アンテ
ナと、電力生成回路と、受信回路と、制御回路と、記憶
回路と、発信回路とから構成される。識別集積回路片の
記憶回路には、検索番号を予め記憶させておく。識別集
積回路片は、読取装置15から電力供給用電波と読取指
示信号を受けた時に電力生成回路が電力供給用電波から
直流電力を生成して、受信回路と、制御回路と、記憶回
路と、発信回路とに与え、受信回路、制御回路および発
信回路が記憶回路に記憶された検索番号の情報をアンテ
ナから発信して読取装置15に与える。
【0050】PLDへのダウンロードステップより前の
工程で、電子機器13の所定の位置に一枚バーコードラ
ベル14を貼付する。PLDへのダウンロードのステッ
プにおいて、まず作業者はバーコードラベル14から読
取装置15でバーコード(検索番号)を読み取って、書
込装置16に与える。書込装置16は、検索番号を基に
してデータベース17に問い合わせを行い、必要なソー
スコードとその差分およびコンパイルオプションを取得
し、オブジェクトコードを生成する。
【0051】ここで、一連のコンパイル作業及び生成さ
れるオブジェクトコードを格納する領域は書込装置16
の内部にあっても別の計算機中にあっても、一連の処理
を自動化するという本発明の趣旨に照らせばいずれもそ
の効果は変わらず、同様に適用できる。書込装置16
は、さらにデータベース17から書き込み手順とパラメ
ータを取得してオブジェクトコードをPLD25にダウ
ンロードする。
【0052】この一連のプログラム書込の作業手順の概
略を図3に基づいて説明する。バーコードラベル14か
ら得られた検索番号(シリアル番号)に基づいてデータ
ベース17に問い合わせを行い、ステップS111にお
いてパッチを適用し、または、HDLコードを置き換え
て、ステップS112においてソースコードを生成す
る。次に、ステップS113においてソースコードに対
しデータベース17からのコンパイルパラメータを適用
してコンパイルし、ステップS114においてオブジェ
クトコードを生成する。次に、ステップS115におい
てプログラムをPLD25にダウンロードする。
【0053】次に、この一連のプログラム書込の作業手
順を図7から図9に基づいて詳細に説明する。図7から
図9は、プログラム書込の作業手順を説明するためのフ
ローチャートである。
【0054】図7のステップS1において、書込装置1
6は読取装置15からの入力があるか否かを判断し、読
取装置15からの入力があった時に、ステップS2にお
いて、検索番号を索引としてデータベース17に問い合
わせる。次に、ラベル読み取りの誤りや作業手順の誤り
などでデータベース17に該当するレコードが存在しな
い場合、または、既に書き込みを行った筈の検索番号が
再度読取装置15から入力される場合があるので、ステ
ップS3において前記検索番号がデータベース17内で
書き込んでも良い番号(有効番号)である否かが判定さ
れる。
【0055】ステップS3において前記検索番号がデー
タベース17内で書き込んでも良い番号でない時には、
ステップS4において作業者に処理上の誤りが発生した
ことを示すNG表示をして作業者にエラーを通知した上
で初期状態のステップS1に戻る。ステップS3におい
て前記検索番号がデータベース17内で書き込んでも良
い番号である時には、必要ならばステップS5で作業者
に要求が受け付けられたことを示すOK表示をした上で
図8のステップS6に進む。
【0056】図8のステップS6において書込装置16
はデータベース17から前記検索番号をキーとして一群
の必要なHDLのリストおよびパッチ情報を取り出し、
ステップS7に進む。ステップS7では、パッチ情報が
存在していれば、その指示に従ってステップS6で取得
済みのHDLを修正し、ステップS8に進む。
【0057】ステップS8では、データベース17から
前記検索番号をキーとして、HDLをコンパイルするた
めに必要な指示パラメータを取得し、コンパイラを呼び
出してステップS9に進んで処理の完了を待ち、コンパ
イルが成功したか否かを判定する。コンパイラへの指示
パラメータはステップS6における問い合わせの際に同
時に取得して記憶しておき、ステップS8で使用しても
良く、この手法の方が索引の検索の回数が削減できるの
でより望ましい。
【0058】ステップS9においてコンパイルが成功で
ない時には、ステップS10においてNG表示をして作
業者にエラーを通知した上でステップS1に戻る。ステ
ップS9においてコンパイルが成功である時には、図9
のステップS11に移る。図9のステップS11におい
てデータベース17からダウンロードのための情報を取
得し、これに基づきPLD25に対して内部回路のオブ
ジェクトコードのダウンロード処理を行う。ここでも、
ステップS8で述べた理由が成立するので、データベー
ス17からのパラメータフィールドの取得はステップS
6で一括して取得しておくことがより望ましい。
【0059】ステップS12において、後々の作業環境
解析のために、必要ならば書き込み処理を行った時間、
処理の成否およびエラーの原因などをログファイルに出
力する。続いて、ステップS13において書き込みが成
功したか否かを判定する。ステップS13において書き
込みが成功でない時には、ステップS11に戻り書込動
作を再試行するか、または、ステップS14に進みNG
表示をして作業者にエラーを通知した上でステップS1
に戻る。
【0060】ステップS13において書き込みが成功で
ある時には、必要ならばステップS15において書き込
みが成功したことを示すOK表示をして作業者に示しス
テップS16に進む。ステップS16において、まだ処
理すべき機体があるかを判定する。ステップS16にお
いて、たとえば、作業者に続けるか否かを問い合わせ、
または、データベース17の各レコードに処理済のフラ
グフィールドを確保しておき、未処理のレコードが存在
するかを判定する。ステップS16において、まだ処理
すべき機体がある時には、ステップS1に戻る。ステッ
プS16において、まだ処理すべき機体がない時には、
処理は終了する。
【0061】たとえば、書込装置16の処理プログラム
がLinuxやFreeBSD、SunOSといったUNIX(登録商
標)オペレーティングシステムの流れを汲むオペレーテ
ィングシステムの上で動作していて、ソースコードが全
て何等かのHDLで記述されている場合、パッチ情報の
抽出はdiffコマンドを用いて、たとえば、 diff -c [base HDL] [modified HDL] >> ID.diff の処理を全てのソースコードに適用することによって容
易に得ることができる。-cはdiffの出力形式を選択する
オプション文字であり、更に[base HDL]および[modi
fied HDL]は適用するソースコードのファイル名に合
わせ置き換え、ID.diffは機体1台に対して一意に発番
できるように調整されたファイル名に置き換える。また
は、類似の方法で差分を抽出するような処理プログラム
を実行するという手順でも本発明は実現できる。
【0062】ここで、より望ましくは、変更部分が大き
いなどの理由で差分の抽出を行うとかえって効率が悪化
することが分かっているならば、パッチ情報リストに別
途フラグ領域を確保しておき、直接[modified HDL]
と置き換える処理を選択することもできる。
【0063】ステップS7では、一時的に確保したディ
レクトリに全てのHDLソースコードを配置し、上記差
分ファイルを用いて、 patch < ID.diff とすれば容易に実現できる。パッチ情報でファイルの置
き換えが指示されている場合は、 mv [modified HDL] [base HDL] とすれば良い。mvコマンドの代わりにcpコマンドを用い
ても効果は変わらない。
【0064】ソースコードが回路図で入力されている場
合であっても、一度ネットリストに変換してパッチを抽
出し、適用して再度スケマティックデータに戻すことに
よって対応が可能である。また、スケマティックデータ
のフォーマットを解析して直接に修正し、またはスケマ
ティックデータに対してバイナリでの差分を抽出し適用
する方法もある。
【0065】コンパイルは、たとえば、PLDの製造元
が供給する開発環境を子プロセスとして起動すれば実現
できる。makeユーティリティなどのツールを併用すると
HDLの構成を変更する際に修正が容易になり、管理し
易くなるので、より望ましい。
【0066】ステップS11におけるダウンロードは、
所定の処理を行うプログラムをPLDの製造元が開発ツ
ールの一環として供給しているのが通例である。たとえ
ば、これを子プロセスとして起動すれば実現できる。機
体によって使用しているPLDの製造元が異なる場合で
も、本発明で提供するデータベースの機構によれば、機
体毎に起動する子プロセスを切り替え、またはオプショ
ンパラメータを変更しすることは可能である。
【0067】JTAG(Joint Test Action Group)によ
ってIEEE1149.1で規定されるBoundary Scanを利用し
て、たとえば、図16に示すように複数のPLDのTA
P(TestAccess Port)を数珠繋ぎに接続してオブジェク
トコードのダウンロードを行うことができる。前記の例
は単一のPLDのプログラミング方法について説明した
が、この例のような複数PLDへのダウンロードに対し
ても同様に適用できる。IEEE1149.1によれば、TCKは
動作クロックを示し、TMSはTAPシーケンサのモー
ドを切り替えるための信号を示し、TDIはデータ入力
ポートを示し、TDOはデータ出力ポートを示してい
る。必要なデータおよびインストラクションコードはT
DIを介してシフトインされ、内部動作回路の出力信号
またはTDIをバイパスした信号をTDOからシフトア
ウトすることで複数のデバイスと数珠繋ぎする仕組みに
なっている。
【0068】図16に示すように、PLD01とPLD
02およびPLD03がこの順番で接続されているとす
ると、makeユーティリティを利用してこれら3つのデバ
イスのオブジェクトコードをターゲットとして生成し、
ダウンロードツールを起動するようにデータベースに記
述すれば良い。
【0069】デバイスの構成によっては、この3つのオ
ブジェクトコードは1つのストリームデータとしてまと
めて3つのデバイスを1度に書き込むことができ、この
場合は1つのPLDに対する書き込み処理と全く同様の
手順でダウンロードツールを呼び出せば良い。また、3
つのPLD毎に異なったダウンロードツールを呼び出さ
なければならない場合であっても、これら3ツールを順
番に起動するバッチ処理を記述したコード、たとえば、
シェルスクリプトと呼ばれる仕組みを利用すれば、本発
明の提供する機構の範囲内で所望の結果を容易に得るこ
とができる。
【0070】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2における電子機器プログラミングシステムを説明す
る。本発明の実施の形態2における電子機器プログラミ
ングシステムは、図2に示す本発明の対象機体である電
子機器13に組み込まれるPLDの内部回路を、図10
に示すようにSDRAM制御回路としたものである。
【0071】図10に示すように、本発明の実施の形態
2における電子機器(パーソナルコンピュータ)13
は、CPU21と、ROM22と、SDRAM23と、
データバス24と、PLD25を有している。CPU2
1、ROM22およびPLD25は、データバス24を
介して相互に接続されている。PLD25は、SDRA
M23と接続され、SDRAM23を制御するSDRA
M制御回路として動作する。
【0072】SDRAMにおいては、読み出し時にカラ
ムアドレスを与えてから出力までの遅延時間がクロック
数で与えられており、この値はCAS Latencyと呼ばれ、C
L=2、CL=3などと表記される。当然CL=2の方がCL=3のデ
バイスに比べて高速に動作するが、デバイス単価や供給
状態により低速のデバイスを使用する場合も当然あり得
る。たとえば、製造ロットを単位として搭載されるCL値
の異なったSDRAMに切り替える場合にも本発明は適
用できる。
【0073】この条件下ではステートマシンの遷移条件
または定数が僅かに変更になる程度であると予想される
ので、予めオブジェクトコードを生成しておいて、その
オブジェクトコードに対してパッチを適用するようにす
る方が有利である。この場合も図11に示すようにデー
タベース17の構造を変更し、図12のように処理手順
を僅かに変更するだけで本発明は全く同様に適用でき
る。図12は、本発明の実施の形態2における電子機器
プログラミングシステムによるプログラム書込の作業手
順の一部を説明するためのフローチャートである。実施
の形態1で稼働しているシステムを実施の形態2に切り
替えたとしても、手順は同様であるので、作業者の操作
は変わらない。このことは本発明の特長の一つとなって
いる。
【0074】次に、本発明の実施の形態2における電子
機器プログラミングシステムによるプログラム書込の作
業手順の概略を図11に基づいて説明する。バーコード
ラベル14から得られた検索番号(シリアル番号)に基
づいてデータベース17に問い合わせを行い、ステップ
S121においてパッチを適用し、ステップS122に
おいてオブジェクトコードを生成する。次に、ステップ
S123においてオブジェクトコードをPLD25にダ
ウンロードする。
【0075】次に、本発明の実施の形態2における電子
機器プログラミングシステムによるプログラム書込の作
業手順を図7、図9および図12に基づいて詳細に説明
する。
【0076】本発明の実施の形態2における電子機器プ
ログラミングシステムによるプログラム書込の作業手順
は、図7のステップS1〜S5、図12のステップS2
0〜S23、および図9のステップS11〜S16を用
いる。
【0077】本発明の実施の形態2においては、ステッ
プS1〜S5(図7)までは実施の形態1と同じであ
る。その後、図12のステップS20に進み、ここでオ
ブジェクトコードと差分パッチ情報を取り出す。これら
データフィールドは実施の形態1の説明で述べた通り、
フィールドにデータそのものを配置しても良いが、デー
タは別領域には位置し、フィールドにはポインタを記録
しておく方がより望ましい。
【0078】次に、ステップS21でパッチを適用して
所望のオブジェクトコードを得る。次に、ステップS2
2で差分適用が成功か否かを判定する。ステップS22
で差分適用が成功でない時には、ステップS23におい
てエラーを示すNG表示をして作業者に知らせてステッ
プS1に戻る。ステップS22で差分適用が成功である
時には、ステップS11(図9)に進み、オブジェクト
コードをPLD25にダウンロードする。次に、実施の
形態1で説明したのと同じステップS12〜S16(図
9)が実行される。
【0079】PLDの系列や開発環境の別によって異な
るが、オブジェクトコードはバイナリコードである場合
が多い。この場合は、たとえば、一度uuencodeコマンド
で可視文字列に変換してパッチを抽出して適用するか、
または、バイナリコードで直接パッチを当てることがで
きるツールを使用するという方法がある。
【0080】いずれの方法でも本発明は同様に実施可能
である。いずれの方法であっても、一般にコンパイラに
比べてパッチを適用するプログラムは計算機に対する負
荷が軽いので、大量の機器を素早く処理しなければなら
ない製造ラインにあっては実施の形態1の場合よりも望
ましい。
【0081】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3における電子機器プログラミングシステムを説明す
る。実施の形態2では直接にオブジェクトコードにパッ
チを適用したが、近年のPLDの開発環境では論理合成
ツールの性能が向上したことなどの理由によりソースコ
ードからオブジェクトコードが類推し難くなってきてい
る。したがって、バイナリ同士で差分を抽出するのでは
なく、動作の変更内容から直接にパッチ情報を生成する
手法をとることは困難になりつつある。また、バイナリ
同士から差分を抽出した場合であっても、著しく差が大
きくなり実施の形態1に比べてデータの格納効率が良く
ないこともあり得る。
【0082】また、PLD製造元が改良のためPLDの
構造やプログラムシーケンスを変更する余地を残すた
め、オブジェクトコードに対して直接に操作を加えて内
部回路を修正することを保証しないこともあり、このよ
うな事情から実施の形態2を実施することが困難な場合
がある。
【0083】上述の実施の形態2の困難性を改良するも
のとして、実施の形態3の電子機器プログラミングシス
テムが提案された。本発明の実施の形態3における電子
機器プログラミングシステムにおいても、実施の形態2
と同様に、図2に示す対象機体である電子機器13に組
み込まれるPLDの内部回路を、図10に示すようにS
DRAM制御回路としている。
【0084】本発明の実施の形態3は、書込装置16に
おいて、予め実施の形態1における図8のステップS6
からS9まで、または、実施の形態2における図12の
ステップS20からS22までを処理しておき、得られ
たオブジェクトコードを所定の場所に格納し、プログラ
ミング時に書込装置16が検索番号に関連付けられたオ
ブジェクトコードを取得してPLD25にダウンロード
を行うだけの処理を行うようにしている。
【0085】図13は、本発明の実施の形態3における
データベース17の構造を示す図である。実施の形態3
においても、第1および実施の形態2と同じく、レコー
ド内のフィールドにはオブジェクトコードの実体を指示
するポインタを置く方がより望ましい。
【0086】次に、本発明の実施の形態3における電子
機器プログラミングシステムによるプログラム書込の作
業手順の概略を図13に基づいて説明する。バーコード
ラベル14から得られた検索番号(シリアル番号)に基
づいてデータベース17に問い合わせを行い、ステップ
S131においてオブジェクトコードを準備する。次
に、ステップS132においてオブジェクトコードをP
LD25にダウンロードする。
【0087】次に、本発明の実施の形態3における電子
機器プログラミングシステムによるプログラム書込の作
業手順を図7、図9および図14に基づいて詳細に説明
する。図14は、本発明の実施の形態3における電子機
器プログラミングシステムによるプログラム書込の作業
手順の一部を説明するためのフローチャートである。
【0088】本発明の実施の形態3における電子機器プ
ログラミングシステムによるプログラム書込の作業手順
は、図7のステップS1〜S5までは実施の形態1の場
合と同じであり、その後、図14のステップS30に進
み、書き込み装置16はオブジェクトコードを取り出
す。次に、図9のステップS11に進み、ステップS3
0で取り出したオブジェクトコードをPLD25にダウ
ンロードし、その後、実施の形態1と同様に、ステップ
S12〜S16が実行される。
【0089】実施の形態3では、各機体に対応したオブ
ジェクトコードを保持するために、多くの記憶領域が必
要となるが、製造ラインに置ける書込装置16の処理に
対する負荷は実施の形態2よりもさらに少なくなる。
【0090】さらに、データフィールドをポインタとし
て実現した場合、オブジェクトコードの種類が限られて
いれば、実体を記憶しておくための記憶媒体の消費量は
著しく大きいという訳ではない。たとえば、実施の形態
3では現在のところ一般的なSDRAMのCL値はCL=2、
CL=3の2種類であるので、オブジェクトコードの実体は
2種類記憶しておけば良い。この場合、いくつかの機種
のポインタが同じ実体を指示することになる。
【0091】実施の形態4.実施の形態2および実施の
形態3と同じくSDRAMの制御回路が実装されたPL
Dに対するプログラミングシステムを考えた場合、上述
のように、用意すべきオブジェクトコードの種類が少な
い場合は、オブジェクトコードに対して重複がないよう
に記号番号を付与し、これを直接バーコードラベル14
から読み取られる記号番号の一つとして付加すれば充分
である。
【0092】そこで、実施の形態4では、前記の通りバ
ーコードラベル14からオブジェクトコードの検索番号
を取得してオブジェクトコードを取得し、PLDに書き
込みを行う。オブジェクトコードとソースコードの対応
が1対1であることに注目すると、この実施の形態4
は、実施の形態1において、バーコードの入力後にコン
パイル処理を行う場合にも適用できる。
【0093】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5における電子機器プログラミングシステムを説明す
る。本発明の実施の形態5における電子機器プログラミ
ングシステムは、図15に示す対象機体であるビデオカ
メラ41の内蔵PLDにプログラミングを行うものであ
る。図15はビデオカメラ41の一部を示すブロック図
である。ビデオカメラ41は、レンズ42およびCCD
(Charge Coupled Device)撮像装置43を含む光学系素
子を有している。さらに、ビデオカメラ41は、増幅装
置44と、アナログデジタル変換装置45と、計測回路
46とを有している。増幅装置44は、光学系素子の特
性のばらつきを吸収するためのアナログ信号処理を行う
プログラム可能な回路素子を有する。
【0094】レンズ42は被写体の画像光を結像してC
CD撮像装置43に与える。CCD撮像装置43は、レ
ンズ42からの画像光を電気信号である画像情報に変換
して画像情報を増幅装置44に与える。増幅装置44
は、CCD撮像装置43からの画像情報を増幅してアナ
ログデジタル変換装置45に与える。計測回路46は、
CCD撮像装置43およびアナログデジタル変換装置4
5の特性を測定する。書込装置は、計測回路46の測定
結果を基に補正を加えた内部回路を生成して、増幅装置
44にオブジェクトコードをダウンロードする。
【0095】近年においては、たとえば、Lattice semi
conductor社のispPACのようなプログラム可能なアナロ
グICが開発されている。このようなデバイスを用いれ
ば、基板上の測定点からアナログ回路の補正値を求め、
ベースとなる内部回路に補正を加味したオブジェクトコ
ードを得て書き込みを行うことができる。
【0096】本発明の実施の形態6のプログラミングシ
ステムによれば、機体固有番号記号(検索番号)に関連
づけてログとして補正値を記録する機能も提供すること
ができるので、部品のばらつきの解析を行ったり、出荷
した製品の不良追跡を行ったりすることが可能となる。
【0097】実施の形態6.次に、本発明の実施の形態
6における電子機器プログラミングシステムを説明す
る。実施の形態1から実施の形態5においては、書込装
置16は直接PLD25に接続され、オブジェクトコー
ドをPLD25にダウンロードしていた。しかしなが
ら、本発明を適用するにあたっては、本発明の対象機体
である電子機器は、書込装置16から間接的にオブジェ
クトコードを受け取る機能を備えていてもよく、必ずし
も直接書込装置16に接続される必要はない。
【0098】本発明の実施の形態6における電子機器プ
ログラミングシステムは、図17に示すように対象機体
であるスマートカードまたはICカード呼ばれるデータ
処理機能付きのカード1000中に設けられたPLDの
内部回路にオブジェクトデータを書き込むものである。
【0099】カード1000は、カードライタ装置10
01に挿脱可能に装着される。カードライタ装置100
1には、バーコードラベル14が貼付されている。用意
されたコネクタのピン数やセキュリティなどの問題か
ら、書込装置16がカード1000中のPLDにオブジ
ェクトコードを直接にダウンロードできない場合があ
る。この場合には、書込装置16がカードライタ装置1
001を経由してカード1000中のPLDにオブジェ
クトコードをダウンロードで可能である場合に、カード
1000が装着されたカードライタ装置1001を対象
機体であるとみなせば、本発明は前記実施の形態1〜5
と同様に、オブジェクトコードをカード1000中のP
LDにダウンロードすることができる。実施の形態6の
構成において、オブジェクトデータが実際に書き込まれ
る媒体と電子機器とが分離される点を除く装置構成は、
前記実施の形態1から実施の形態5と同じであるので、
説明を省略する。
【0100】実施の形態7.次に、本発明の実施の形態
7おける電子機器プログラミングシステムを説明する。
本発明の実施の形態7における電子機器プログラミング
システムは、図18に示す対象機体であるスマートカー
ドまたはICカード呼ばれるデータ処理機能付きのカー
ド1000中のPLDの内部回路にオブジェクトデータ
を書き込むものである。
【0101】カード1000は、カードライタ装置10
01に挿脱可能に装着される。カード1000には、バ
ーコードラベル14が貼付されている。用意されたコネ
クタのピン数やセキュリティなどの問題から、書込装置
16がカード1000中のPLDにオブジェクトコード
を直接にダウンロードできない場合がある。この場合に
は、書込装置16がカードライタ装置1001を経由し
てカード1000中のPLDにオブジェクトコードをダ
ウンロードで可能である場合に、カード1000を装着
されたカードライタ装置1001を対象機体であるとみ
なせば、本発明は前記実施の形態6と同様に適用するこ
とができる。この構成以外の本発明の実施の形態7の構
成は、前記実施の形態1から実施の形態5の場合と同じ
である。
【0102】本発明の実施の形態7においては、カード
1000にバーコードラベル14を貼付し、カード10
00をカードライタ装置1001に装着したまま、バー
コードラベル14の検索番号を読取装置15で読み取
り、その後、カード1000中のPLDにオブジェクト
コードをダウンロードしてもよく、また、カード100
0にバーコードラベル14を貼付し、カード1000を
カードライタ装置1001に装着する前にバーコードラ
ベル14の検索番号を読取装置15で読み取った直後
に、カード1000をカードライタ装置1001に装着
してカード1000中のPLDにオブジェクトコードを
ダウンロードしてもよい。
【0103】次に、本発明の実施の形態7におけるシス
テム構成は、バーコードラベル14が、カードライタ装
置1001に貼付されるのではなく、カード1000に
貼付される点以外は、実施の形態6と同様であるので詳
細な説明は省略する。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機体毎に異なった内部回路が書き込まれるべきプログラ
ム可能な論理素子に対し、人手を介することなく、自動
的且つ容易に所望のオブジェクトデータを書き込むこと
が出来る。これにより人為的な誤りを防止し、しかも作
業効率を高めることが出来る。
【0105】また、処理の経過や製造履歴を記録する機
構も提供できるので、製品に搭載された部品のばらつき
の解析や製造不良の追跡を行うための手段も提供でき
る。
【0106】さらに、1つのバーコードから当該バーコ
ードに関連付けられた1つないし複数のプログラム可能
な論理素子に対して、機体毎に全く異なった素子を使用
していても、作業者対して全く同じ手順で書き込み工程
を行う手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における電子機器プロ
グラミングシステムを示す図である。
【図2】 図1の電子機器の内部構成を示すブロック図
である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるデータベース
の構造を説明するための図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるデータフィー
ルドの1つの構成を説明するための図である。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるデータフィー
ルドの他の構成を説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態1におけるデータフィー
ルドのさらに他の構成を説明するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態1におけるプログラム書
込の作業手順の一部を説明するためのフローチャートで
ある。
【図8】 本発明の実施の形態1におけるプログラム書
込の作業手順の他の部分を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】 本発明の実施の形態1におけるプログラム書
込の作業手順のさらに他の部分を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】 本発明の実施の形態2における対象機体の
内部構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態2におけるデータベー
スの構造を説明するための図である。
【図12】 本発明の実施の形態2特有の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態3におけるデータベー
スの構造を説明するための図である。
【図14】 本発明の実施の形態3特有の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態5における対象機体の
内部構成を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態におけるJTAGチェ
ーンで複数のPLDを数珠繋ぎに接続したときの回路図
である。
【図17】 本発明の実施の形態6における電子機器プ
ログラミングシステム構成を示す図である。
【図18】 本発明の実施の形態7における電子機器プ
ログラミングシステム構成を示す図である。
【図19】 本発明を適用するのに好適な対象機体であ
る電子機器の構成を説明するための図である。
【図20】 従来の技術において、PLDの内部回路へ
のデータ書き込み手順を説明するための図である。
【符号の説明】
1…電子機器、2…高速シリアルインタフェースモジュ
ール、3…パラレルインタフェースモジュール、4…C
Dドライブ装置、5…接続ケーブル、6…印字装置、1
1…データベース用記憶装置、12…印字装置、13…
電子機器(パーソナルコンピュータ)、14…識別票
(バーコードラベル)、15…読取装置、16…書込装
置、17…データベース、18…ダウンロードケーブ
ル、21…中央演算装置(CPU)、22…読取専用メ
モリ(ROM)、23…SDRAM、24…データバ
ス、25…PLD、26…パラレスインタフェース、2
7…CDドライブ接続バス、41…ビデオカメラ、42
…レンズ、43…CCD撮像装置、44…増幅装置、4
5…アナログデジタル変換装置、46…計測回路、10
00…PLDを内蔵するカード、1001…カードライ
タ装置。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に実装した状態でデータのダウンロ
    ードが可能である少なくとも1つのプログラム可能回路
    を有する電子機器における前記プログラム可能回路の内
    部回路にデータを書き込む電子機器プログラミングシス
    テムであって、前記内部回路を定義するオブジェクトコ
    ードを記憶する記憶手段と、前記電子機器に貼付され前
    記オブジェクトコードを取り出すための検索番号が記録
    された識別媒体と、この識別媒体の前記検索番号を読み
    取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた前記
    検索番号に基づいてこの検索番号に対応する前記オブジ
    ェクトコードを前記記憶手段から取り出して前記内部回
    路に書き込む書込手段とを備えることを特徴とする電子
    機器プログラミングシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記識別媒体は、前記検索番号が記
    録された識別票であることを特徴とする電子機器プログ
    ラミングシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記識別媒体は、前記検索番号を記
    憶して発信する識別集積回路片であることを特徴とする
    電子機器プログラミングシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記プログラミングシステムは、前
    記プログラム可能回路または前記プログラム可能回路の
    内部回路の種類にかかわらず、同様の手順で前記オブジ
    ェクトコードを前記内部回路に書き込むことを特徴とす
    る電子機器プログラミングシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記記憶手段は、前記検索番号に対
    して少なくとも1つの前記オブジェクトコードを生成す
    るためのソースコードが取り出せる情報蓄積手段を備え
    たことを特徴とする電子機器プログラミングシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記記憶手段は、前記検索番号に対
    応したソースコードに対して必要な修正を加える際に必
    要な情報が取り出せる情報蓄積手段を備えたことを特徴
    とする電子機器プログラミングシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記ソースコードの修正は前記情報
    蓄積手段の出力に従って自動的に実行されることを特徴
    とする電子機器プログラミングシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記記憶手段は、前記検索番号に対
    応したソースコードからオブジェクトコードを生成する
    際に必要な情報が取り出せる情報蓄積手段を備えたこと
    を特徴とする電子機器プログラミングシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子機器プログラミング
    システムにおいて、前記オブジェクトコードの一連の生
    成は、前記情報蓄積手段の出力に従って自動的に実行さ
    れることを特徴とする電子機器プログラミングシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子機器プログラミン
    グシステムにおいて、前記記憶手段は、前記検索番号に
    対応したオブジェクトコードを直接修正する際に必要な
    情報が取り出せる情報蓄積手段を備えたことを特徴とす
    る電子機器プログラミングシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電子機器プログラミ
    ングシステムにおいて、前記オブジェクトコードの一連
    の修正は、前記情報蓄積手段の出力に従って自動的に実
    行されることを特徴とする電子機器プログラミングシス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の電子機器プログラミン
    グシステムにおいて、前記電子機器の内部状態を入力と
    し、これを基に自動的にソースコードに必要な修正を行
    う手段を備えたことを特徴とする電子機器プログラミン
    グシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の電子機器プログラミン
    グシステムにおいて、前記記憶手段は、前記検索番号に
    対応したオブジェクトコードを前記プログラム可能回路
    にダウンロードする際に必要な情報が取り出せる情報蓄
    積手段を備えたことを特徴とする電子機器プログラミン
    グシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の電子機器プログラミ
    ングシステムにおいて、前記オブジェクトコードのダウ
    ンロードは、前記情報蓄積手段の出力に従って自動的に
    実行されることを特徴とする電子機器プログラミングシ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項2記載の電子機器プログラミン
    グシステムにおいて、前記識別票は、前記検索番号を示
    すバーコードが記録されたバーコードラベルであること
    を特徴とする電子機器プログラミングシステム。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の電子機器プログラミン
    グシステムにおいて、前記書込手段は、処理の経過をロ
    グファイルに記録する記録手段を備えたことを特徴とす
    る電子機器プログラミングシステム。
  17. 【請求項17】 基板に実装した状態でデータのダウン
    ロードが可能である少なくとも1つのプログラム可能回
    路を有する電子機器における前記プログラム可能回路の
    内部回路にデータを書き込む電子機器のプログラミング
    方法であって、前記内部回路を定義するオブジェクトコ
    ードを記憶手段に記憶するステップと、前記オブジェク
    トコードを取り出すための検索番号を前記電子機器に貼
    付された識別媒体に記録するステップと、前記識別媒体
    に記録された前記検索番号を読取手段により読み取るス
    テップと、前記読取手段により読み取られた前記検索番
    号に基づいてこの検索番号に対応する前記オブジェクト
    コードを前記記憶手段から取り出して前記内部回路に書
    き込むステップとを備えたことを特徴とする電子機器の
    プログラミング方法。
  18. 【請求項18】 基板に実装した状態でデータのダウン
    ロードが可能である少なくとも1つのプログラム可能な
    機構を有する記録媒体を挿入して前記プログラム可能回
    路の内部回路にデータを書き込む電子機器プログラミン
    グシステムであって、前記内部回路を定義するオブジェ
    クトコードを記憶する記憶手段と、前記電子機器に貼付
    され前記オブジェクトコードを取り出すための検索番号
    が記録された識別媒体と、この識別媒体の前記検索番号
    を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られ
    た前記検索番号に基づいてこの検索番号に対応する前記
    オブジェクトコードを前記記憶手段から取り出して前記
    内部回路に書き込む書込手段とを備えることを特徴とす
    る電子機器プログラミングシステム。
  19. 【請求項19】 基板に実装した状態でデータのダウン
    ロードが可能である少なくとも1つのプログラム可能な
    機構を有する記録媒体を挿入して前記プログラム可能回
    路の内部回路にデータを書き込む電子機器のプログラミ
    ング方法であって、前記内部回路を定義するオブジェク
    トコードを記憶手段に記憶するステップと、前記オブジ
    ェクトコードを取り出すための検索番号を前記電子機器
    に貼付された識別媒体に記録するステップと、前記識別
    媒体に記録された前記検索番号を読取手段により読み取
    るステップと、前記読取手段により読み取られた前記検
    索番号に基づいてこの検索番号に対応する前記オブジェ
    クトコードを前記記憶手段から取り出して前記内部回路
    に書き込むステップとを備えたことを特徴とする電子機
    器のプログラミング方法。
  20. 【請求項20】 基板に実装した状態でデータのダウン
    ロードが可能である少なくとも1つのプログラム可能な
    機構を有する記録媒体を挿入して前記プログラム可能回
    路の内部回路にデータを書き込む電子機器プログラミン
    グシステムであって、前記内部回路を定義するオブジェ
    クトコードを記憶する記憶手段と、前記記録媒体に貼付
    され前記オブジェクトコードを取り出すための検索番号
    が記録された識別媒体と、この識別媒体の前記検索番号
    を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られ
    た前記検索番号に基づいてこの検索番号に対応する前記
    オブジェクトコードを前記記憶手段から取り出して前記
    内部回路に書き込む書込手段とを備えることを特徴とす
    る電子機器プログラミングシステム。
  21. 【請求項21】 基板に実装した状態でデータのダウン
    ロードが可能である少なくとも1つのプログラム可能な
    機構を有する記録媒体を挿入して前記プログラム可能回
    路の内部回路にデータを書き込む電子機器のプログラミ
    ング方法であって、前記内部回路を定義するオブジェク
    トコードを記憶手段に記憶するステップと、前記オブジ
    ェクトコードを取り出すための検索番号を前記記録媒体
    に貼付された識別媒体に記録するステップと、前記識別
    媒体に記録された前記検索番号を読取手段により読み取
    るステップと、前記読取手段により読み取られた前記検
    索番号に基づいてこの検索番号に対応する前記オブジェ
    クトコードを前記記憶手段から取り出して前記内部回路
    に書き込むステップとを備えたことを特徴とする電子機
    器のプログラミング方法。
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