JP2002240949A - 入出在庫管理支援方法、その装置、記憶媒体およびプログラム - Google Patents

入出在庫管理支援方法、その装置、記憶媒体およびプログラム

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JP2002240949A
JP2002240949A JP2001035141A JP2001035141A JP2002240949A JP 2002240949 A JP2002240949 A JP 2002240949A JP 2001035141 A JP2001035141 A JP 2001035141A JP 2001035141 A JP2001035141 A JP 2001035141A JP 2002240949 A JP2002240949 A JP 2002240949A
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Kenji Nakatake
憲治 中武
Yoshihiko Tsurumi
義彦 蔓見
Masato Hanami
征人 花見
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産計画業務などを遂行する場合における作
業性を向上させることができるとともに、所要時間を大
幅に短縮することができ、しかも正確性を高め、属人性
を大幅に緩和する。 【解決手段】 前回出庫計画、現在実績、今回出庫計
画、今回生産計画を、出庫量を基準線よりも下方に、在
庫量を基準線よりも上方に配置して棒グラフ表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は入出在庫管理支援
方法、その装置、記憶媒体およびプログラムに関し、さ
らに詳細にいえば、棒グラフを用いて入出在庫管理を支
援する方法、その装置、記憶媒体およびプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、製品の生産計画を行う場合に
は、市況、市況を示す指標(気温、天気など、製品の需
要と関連性の高い指標)、および出庫履歴などから、ま
ず後工程{自身が管理している工程(自工程)の次の工
程、換言すれば、自工程の生産物(製品)を使用する工
程である。消費者、販売先企業なども含まれる。}への
製品(自工程により生産される最終物)の出庫計画(後
工程への製品の出庫の計画であり、後工程が消費者、販
売先企業の場合には販売計画を意味する。)が作成され
る。そして、この出庫計画は、製品の出庫期間中に複数
回発行、変更されることがある。
【0003】さらに説明する。
【0004】A. 後工程への製品の出庫計画が作成さ
れた段階で、自工程(自身が管理している工程)にある
現状の在庫量および今後見込まれる生産量と、出庫計画
とを比較し、出庫計画に対する生産量の納期別過不足分
を算出する。
【0005】B. その後、自工程の今後の稼働率(手
空き状況)および設備、人員の生産能力、製品の在庫上
限を加味した上で、今後の生産計画を立案する。
【0006】C. Bで求められた生産計画から、資材
(製品を生産する上で必要な材料)の所要量計算を行
い、資材のロットサイズを加味した上で、前工程(自工
程へ材料を提供、もしくは販売する工程であり、外部企
業がこの工程に該当することもある。)へ生産に必要な
資材の納期、数量を提示する。
【0007】D. 提示した資材の要求量に対して、前
工程から資材納入可能量(前工程で立てられた生産計画
に基づき、前工程で算出された納期別の納入可能な資材
量を示す表)が提示される。提示された資材納入可能量
に基づき、資材納期別生産可能量(資材の納期別に、資
材数量から生産できる製品数量を換算したもの)を算出
する。
【0008】E. Dの生産可能量とBの生産計画とを
比較し、Bの生産計画の修正を行う。
【0009】F. Eの修正後生産計画と出庫計画とを
比較し、差異に関しては出庫計画を変更する。その変更
が認められれば生産計画業務を終了する。逆に、承諾さ
れない場合、もしくは出庫計画が市況などで変更された
場合には、Aからの作業を反復する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記生産計画業務で必
要な資料および作成する資料は以下のとおりである。
【0011】Aについての必要資料:(前回および今回
の)出庫計画表、在庫表、生産計画表、生産実績表 Aについての作成資料:生産過不足一覧表(訂正前の生
産計画で見込まれる生産量に対して、訂正後の出荷量と
の間にどれだけ差異があるかを示した表) Bについての必要資料:生産能力表、生産計画表、製品
在庫上限表(製品在庫を自工程で保管できる最大の製品
数を示した表)、生産過不足一覧表 Bについての作成資料:生産能力基準生産計画表(製品
の生産に必要な資材量を加味せずに、自工程の生産能力
と空き状況のみで算出した生産計画の表) Cについての必要資料:生産能力基準生産計画表、資材
所要量換算表(1製品生産するのに必要な資材の量を示
した表)、資材ロットサイズ表(資材発注可能な最小ロ
ットサイズを示した表)、資材在庫数上限表(資材在庫
を自工程で保管できる最大の資材数を示した表) Cについての作成資料:資材発注書 Dについての必要資料:資材納入予定表、資材所要量換
算表 Dについての作成資料:資材納期別生産可能量一覧表 Eについての必要資料:資材納期別生産可能量一覧表、
生産能力基準生産計画表 Eについての作成資料:確定生産計画表(生産計画を作
成する上で加味すべき全ての条件を満たした生産計画
表) Fについての必要資料:確定生産計画表、出庫計画表 Fについての作成資料:なし なお、上記の必要資料および作成資料は、必ずしも全て
が物理的に存在するとは限らない。これらは、生産計画
担当の知識やメモとして存在する場合、あるいは生産計
画業務の手順そのものが簡略化されているために、全く
存在しない場合がある。
【0012】この結果、以下の不都合が生じる。
【0013】1. 資料の膨大さと検索の手間がかかる
という不都合がある。
【0014】業務全般についての必要資料に示すよう
に、生産計画を行う上で必要な資料は非常に多く、しか
も一般的には、これらが別々の資料として存在している
ため、1種類の製品の生産計画を立てるために、毎回そ
れぞれの資料からその製品の部分を探し出し、そして比
較しなければならず、非常に多くの手間がかかる。
【0015】2.生産計画業務の属人化という不都合が
ある。
【0016】前記Aで示すとおり膨大な資料の取得およ
びそれらの比較の手間の問題から、資料が計画担当の知
識として存在しなければならないような場合が多い。こ
のため、一般的に生産計画は、ある限られた人でしか作
成できないという状況が起きている。
【0017】3. 計画の不備の発生という不都合があ
る。
【0018】前記A、Bで示すとおり、生産計画には膨
大な手間と属人的な知識、作業が必要とされるため、計
画の完成度よりもその計画作成の迅速さ、簡便さが優先
され、本来作成に必要とされるプロセスが省略される場
合が多い。その結果、計画には不備が発生し、過剰在庫
や出庫(販売)の機会損失、納期遅れなどが発生する。
【0019】4. 出庫(販売)計画と生産計画との乖
離という不都合がある。
【0020】本来、出庫(販売)するために生産が行わ
れるべきであるが、多くの場合、生産計画は出庫(販
売)計画とは別のところで行われる。そのため、生産計
画が、出庫(販売)の傾向、優先度に合わない場合が生
じ、結果的に過剰在庫や出庫(販売)の機会損失、納期
遅れなどが発生する。
【0021】5. 出庫(販売)計画の変更に対する生
産計画の変更の手間がかかるという不都合がある。
【0022】出庫(販売)計画が変更されるたびに生産
計画を変更する必要があるが、どの製品の出庫(販売)
計画がどのように変わったか、どれくらい変わったか、
などを調べることは非常に手間であり、変更後の生産計
画を作成する上で非常に時間がかかる。
【0023】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、生産計画業務などを遂行する場合における
作業性を向上させることができるとともに、所要時間を
大幅に短縮することができ、しかも正確性を高め、属人
性を大幅に緩和することができる入出在庫管理支援方
法、その装置、記憶媒体およびプログラムを提供するこ
とを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の入出在庫管理
支援方法は、管理対象製品毎に、基準線の上方に在庫数
量を、基準線の下方に出荷数量をそれぞれ表す棒グラフ
を作成し、作成された棒グラフを複数製品分あるいは時
系列的に並べて表示する方法である。
【0025】請求項2の入出在庫管理支援方法は、棒グ
ラフとして、前回の出庫計画を表すもの、現在の出庫お
よび在庫実績を表すもの、今回の出庫計画を表すもの、
および今回の生産計画で算出された在庫数量を表すもの
を採用する方法である。
【0026】請求項3の入出在庫管理支援方法は、在庫
数量を、製品在庫数量、仕掛在庫数量、および資材在庫
数量に区分してこの順に表示する方法である。
【0027】請求項4の入出在庫管理支援方法は、製品
在庫数量および出荷数量を、時系列的な数量に区分して
時系列順に表示する方法である。
【0028】請求項5の入出在庫管理支援装置は、管理
対象製品毎に、基準線の上方に在庫数量を、基準線の下
方に出荷数量をそれぞれ表す棒グラフを、前回の出庫計
画を表すもの、現在の出庫および在庫実績を表すもの、
今回の出庫計画を表すもの、および今回の生産計画で算
出された在庫数量を表すものとして作成して保持する棒
グラフ作成保持手段と、作成された棒グラフを複数製品
分あるいは時系列的に並べて表示する表示手段とを含む
ものである。
【0029】請求項6の記憶媒体は、請求項1から請求
項4の何れかの入出在庫管理支援方法の各ステップを実
行可能なコンピュータプログラムが格納されたものであ
る。
【0030】請求項7のプログラムは、コンピュータに
請求項1から請求項4の何れかの入出在庫管理支援方法
の各ステップを実行させるためのものである。
【0031】
【作用】請求項1の入出在庫管理支援方法であれば、管
理対象製品毎に、基準線の上方に在庫数量を、基準線の
下方に出荷数量をそれぞれ表す棒グラフを作成し、作成
された棒グラフを複数製品分あるいは時系列的に並べて
表示するのであるから、棒グラフを見るだけで誰でも簡
単に、かつ正確に出庫、在庫を把握することができ、し
かも、出庫計画の変更に対するスムーズな生産計画の変
更、複数製品間の出荷量、在庫量の比較を簡単に行うこ
とができる。
【0032】請求項2の入出在庫管理支援方法であれ
ば、棒グラフとして、前回の出庫計画を表すもの、現在
の出庫および在庫実績を表すもの、今回の出庫計画を表
すもの、および今回の生産計画で算出された在庫数量を
表すものを採用するのであるから、請求項1の作用に加
え、これらの計画を一覧することによって計画の妥当性
を簡単、かつ正確に判定することができる。
【0033】請求項3の入出在庫管理支援方法であれ
ば、在庫数量を、製品在庫数量、仕掛在庫数量、および
資材在庫数量に区分してこの順に表示するのであるか
ら、請求項1または請求項2の作用に加え、在庫形態ご
との在庫を簡単、かつ正確に把握することができる。
【0034】請求項4の入出在庫管理支援方法であれ
ば、製品在庫数量および出荷数量を、時系列的な数量に
区分して時系列順に表示するのであるから、請求項1ま
たは請求項2の作用に加え、在庫数量、出荷数量の推移
を簡単、かつ正確に把握することができる。
【0035】請求項5の入出在庫管理支援装置であれ
ば、管理対象製品毎に、棒グラフ作成保持手段によっ
て、基準線の上方に在庫数量を、基準線の下方に出荷数
量をそれぞれ表す棒グラフを、前回の出庫計画を表すも
の、現在の出庫および在庫実績を表すもの、今回の出庫
計画を表すもの、および今回の生産計画で算出された在
庫数量を表すものとして作成して保持し、表示手段によ
って、作成された棒グラフを複数製品分あるいは時系列
的に並べて示することができる。
【0036】したがって、棒グラフを見るだけで誰でも
簡単に、かつ正確に出庫、在庫を把握することができ、
しかも、出庫計画の変更に対するスムーズな生産計画の
変更、複数製品間の出荷量、在庫量の比較を簡単に行う
ことができ、さらにこれらの計画を一覧することによっ
て計画の妥当性を簡単、かつ正確に判定することができ
る。
【0037】請求項6の記憶媒体であれば、請求項1か
ら請求項4の何れかの入出在庫管理支援方法の各ステッ
プを実行可能なコンピュータプログラムが格納されてい
るのであるから、このコンピュータプログラムをコンピ
ュータによって実行させることによって、請求項1から
請求項4の何れかと同様の作用を達成することができ
る。
【0038】請求項7のプログラムであれば、コンピュ
ータに請求項1から請求項4の何れかの入出在庫管理支
援方法の各ステップを実行させることによって、請求項
1から請求項4の何れかと同様の作用を達成することが
できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の入出在庫管理支援方法、その装置、記憶媒体およ
びプログラムを詳細に説明する。
【0040】図1はこの発明の入出在庫管理支援装置の
一実施態様を示すブロック図である。
【0041】この入出在庫管理支援装置は、現在まで
の、資材のトータル発注数、トータル生産予定数(仕掛
数)、完成したトータル製品数(在庫数)、および、ト
ータル出荷数について、実績値もしくは計画値それぞれ
について入力する為の資材数量入力部1と、仕掛数量入
力部2と、在庫数量入力部3と、出庫数量入力部4と、
入力された各数量を実績値もしくは計画値毎に、単位期
間毎(例えば、1月毎)に集計する集計部1a、2a、
3a、4aと、単位期間毎に、入力された出庫数量を集
計された在庫数量から減算する減算部3bと、単位期間
毎に、在庫数量の増加分だけ集計された仕掛数量から減
算する減算部2bと、単位期間毎に、仕掛数量の増加分
だけ集計された資材数量から減算する減算部1bと、単
位期間毎の集計部4aからの集計結果、減算部1b、2
b、3bからの減算結果をそれぞれ保持する保持部5
と、保持部5に保持されている、集計部4aからの集計
結果を基準線よりも下方に配置するとともに、減算部1
b、2b、3bからの減算結果を基準線よりも上方に配
置する配置部6と、配置部6による配置結果を基準線を
基準とする棒グラフ(以下、積み上げ棒グラフと称す
る)として可視的に表示する表示部7とを有している。
【0042】ただし、これらの各構成部は、物理的に存
在している必要はなく、これらの構成部の作用に対応す
る処理を行うようにコンピュータが制御されてもよい。
もちろん、コンピュータをこのように制御するためのコ
ンピュータプログラムが格納された記憶媒体を予め準備
しておき、コンピュータプログラムをコンピュータによ
り実行させるようにしてもよい。
【0043】前記配置部6としては、保持部5に保持さ
れている集計結果、減算結果から必要な結果を選択して
前回出庫計画、現在実績、今回出庫計画、今回生産計画
を表すべく配置するものであることが好ましい{図2中
(1)(2)(3)(4)参照}。
【0044】ここで、前回出庫計画グラフは、新たに計
画が作成される以前の出庫計画が行われたものを、積み
上げ棒グラフ化したものである。積み上げ棒グラフに
は、下から上へ時系列的に、各時点(年、月、週、日、
時間など、時間を表す点である)における出庫の計画量
が示される。ただし、計画作成時点の1つ前の時点の前
回計画の出庫量は基準線よりも下方に表示され、また、
それ以前の出庫量については、実績の出荷量が表示され
る。
【0045】もちろん、入出在庫管理支援装置を稼働さ
せるたびにこれらの計算が行われる。
【0046】現在実績グラフは、出荷量、在庫量、仕掛
かり量、資材量など、各工程の実績量を順に下から上へ
積み上げた棒グラフである。ただし、出庫量について
は、基準線よりも下方に表示される。また、出庫量につ
いては、いつ時点の出庫であるか、その時点と量により
区分される。在庫量、仕掛かり量、資材量については、
それぞれの工程の中でさらに、製品として最終的に出庫
可能な量、時点により細分化される。細分化された部分
には、それぞれ出荷可能な時点が表記される。また、在
庫量、資材量などは、規定の上限値を越えている場合に
は、赤など特定の色で表示することが好ましい。
【0047】もちろん、入出在庫管理支援装置を稼働さ
せるたびにこれらの計算が行われる。
【0048】今回出庫計画グラフは、今回新たに出庫計
画が行われたものを積み上げ棒グラフ化したものであ
る。積み上げ棒グラフは下から上へ時系列的に、各時点
における出庫計画量が示される。ただし、計画作成時点
以前の時点の出庫量については、基準線よりも下方に実
績が表示される。
【0049】もちろん、入出在庫管理支援装置を稼働さ
せるたびにこれらの計算が行われる。
【0050】今回生産計画グラフは、今回新たに生産計
画の担当者が作成した生産計画を、出荷量、在庫量、仕
掛かり量、資材量など、各工程の計画量に従って、下か
ら上へ積み上げた棒グラフである。ただし、出庫量につ
いては、基準線よりも下方に実績が表示される。また、
出庫量については、いつ時点の出庫であるか、その時点
と量により区分される。在庫量、仕掛かり量、資材量に
ついては、それぞれの工程の中でさらに、製品として最
終的に出庫可能な量、時点により細分化される。細分化
された部分には、それぞれ出荷可能な時点が表記され
る。また、在庫量、資材量などは、規定の上限値を越え
ている場合には、赤など特定の色で表示することが好ま
しい。
【0051】もちろん、入出在庫管理支援装置を稼働さ
せるたびにこれらの計算が行われる。
【0052】図1の入出在庫管理支援装置を用いて図2
の積み上げ棒グラフを表示すれば、以下の作用効果を奏
することができる。
【0053】(1) 前回の出庫計画(過去に立てられ
た出庫計画のうち、最も新しいもの)、今回の出庫計画
(出庫の現状や市況などにより新しく立て変えられた出
庫の計画)と生産計画とが並んで表示されるので、その
変更度合いならびに変更理由(トータル出庫量の変更、
出庫タイミングの前倒し、後送りなど)が明確に分か
る。
【0054】そして、今回の出庫計画に対して現在の生
産実績が表示されるので、そのぶれを一目で確認でき、
至急に生産が必要な製品、およびそうでない製品の区別
が瞬間的にできる。
【0055】これらの結果、出庫計画の変更に対するス
ムーズな生産計画の変更を行うことができる。
【0056】(2) どこに(後工程、前工程、自工
程)、何が(製品、仕掛品、資材)、どれくらいあり、
それはいつ、どれくらい後工程に流せるのか、という概
念(ポジション概念)でグラフ表示されているので、出
庫計画担当、生産計画担当共に、工程全体に、何がいく
つあるのか、そしてそれはいつ後工程で使えるのかとい
うことを一目で確認することができる。
【0057】この結果、ポジション概念の組み込まれた
画面表示による工程全体の簡便把握を行うことができ
る。
【0058】(3) 積み上げ棒グラフを複数の製品
分、画面に横に並べて表示することで、どの製品が多く
出庫されているか、実績の出庫量、在庫量(仕掛量、資
材量)から一目で分かる。これにより、自工程で取り扱
う製品全種類の出庫状況の比較、在庫量(在庫リス
ク)、資材量(資材リスク)の比較を行うことができ
る。
【0059】この結果、複数製品間の出庫量、在庫量の
比較を一目で行うことができる。
【0060】(4) 従来の生産計画業務では複数の資
料を比較、参照しなければならないため、業務が工数過
多になったり、業務プロセスを不用意に簡略化されたり
していたが、上記の装置では、ある程度、資料比較、参
照の手間を省くことができる。
【0061】この結果、資料の一覧性の向上と計画プロ
セスの向上を達成することができる。
【0062】(5) 上記の装置による可視的表示で
は、出庫計画、出庫の実績、生産の実績、生産計画を一
覧することができるので、この可視的表示を自工程のみ
ならず、前工程、後工程と共用することで、出庫、生
産、資材などについての計画量の調整を行い易くするこ
とができる。
【0063】この結果、可視的表示を共有することによ
って調整業務の効率化を達成することができる。
【0064】図3は他の表示例を示す図である。
【0065】この積み上げ棒グラフは、Yシャツのサイ
ズ毎の仕掛量、在庫量、販売量を時系列的に示してい
る。
【0066】これらの積み上げ棒グラフを比較すれば、
積み上げ棒グラフが全体として下がっているほどよく売
れており、逆に全体として余り下がっていないほど売れ
ていないことが分かる。
【0067】したがって、よく売れているサイズの仕掛
量を増加させるなどの対処を簡単に行うことができる。
【0068】図4はさらに他の表示例を示す図である。
【0069】この積み上げ棒グラフは、特定のサイズの
Yシャツの仕掛量、在庫量、販売量の変化を時系列的に
示している。
【0070】これらの積み上げ棒グラフを比較すれば、
販売量が好調に増加しているか否かを簡単に把握するこ
とができる。したがって、販売量が好調に増加している
場合には仕掛量を増加させ、逆の場合には仕掛量の増加
を防止し、もしくは抑制することにより、在庫量が必要
以上の増加することを防止することができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明は、棒グラフを見るだけ
で誰でも簡単に、かつ正確に出庫、在庫を把握すること
ができ、しかも、出庫計画の変更に対するスムーズな生
産計画の変更、複数製品間の出荷量、在庫量の比較を簡
単に行うことができるという特有の効果を奏する。
【0072】請求項2の発明は、請求項1の効果に加
え、これらの計画を一覧することによって計画の妥当性
を簡単、かつ正確に判定することができるという特有の
効果を奏する。
【0073】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の効果に加え、在庫形態ごとの在庫を簡単、かつ正確
に把握することができるという特有の効果を奏する。
【0074】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の効果に加え、在庫数量、出荷数量の推移を簡単、か
つ正確に把握することができるという特有の効果を奏す
る。
【0075】請求項5の発明は、棒グラフを見るだけで
誰でも簡単に、かつ正確に出庫、在庫を把握することが
でき、しかも、出庫計画の変更に対するスムーズな生産
計画の変更、複数製品間の出荷量、在庫量の比較を簡単
に行うことができ、さらにこれらの計画を一覧すること
によって計画の妥当性を簡単、かつ正確に判定すること
ができるという特有の効果を奏する。
【0076】請求項6の発明は、このコンピュータプロ
グラムをコンピュータによって実行させることによっ
て、請求項1から請求項4の何れかと同様の効果を奏す
る。
【0077】請求項7の発明は、請求項1から請求項4
の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の入出在庫管理支援装置の一実施態様
を示すブロック図である。
【図2】可視的表示の一例を示す図である。
【図3】可視的表示の他の例を示す図である。
【図4】可視的表示のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
5 保持部 6 配置部 7 表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象製品毎に、基準線の上方に在庫
    数量を、基準線の下方に出荷数量をそれぞれ表す棒グラ
    フを作成し、作成された棒グラフを複数製品分あるいは
    時系列的に並べて表示することを特徴とする入出在庫管
    理支援方法。
  2. 【請求項2】 棒グラフは、前回の出庫計画を表すも
    の、現在の出庫および在庫実績を表すもの、今回の出庫
    計画を表すもの、および今回の生産計画で算出された在
    庫数量を表すものである請求項1に記載の入出在庫管理
    支援方法。
  3. 【請求項3】 在庫数量を、製品在庫数量、仕掛在庫数
    量、および資材在庫数量に区分してこの順に表示する請
    求項1または請求項2に記載の入出在庫管理支援方法。
  4. 【請求項4】 製品在庫数量および出荷数量を、時系列
    的な数量に区分して時系列順に表示する請求項3に記載
    の入出在庫管理支援方法。
  5. 【請求項5】 管理対象製品毎に、基準線の上方に在庫
    数量を、基準線の下方に出荷数量をそれぞれ表す棒グラ
    フを、前回の出庫計画を表すもの、現在の出庫および在
    庫実績を表すもの、今回の出庫計画を表すもの、および
    今回の生産計画で算出された在庫数量を表すものとして
    作成して保持する棒グラフ作成保持手段(5)(6)
    と、作成された棒グラフを複数製品分あるいは時系列的
    に並べて表示する表示手段(7)とを含むことを特徴と
    する入出在庫管理支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4の何れかの入出在
    庫管理支援方法の各ステップを実行可能なコンピュータ
    プログラムが格納された記憶媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータに請求項1から請求項4の
    何れかの入出在庫管理支援方法の各ステップを実行させ
    るためのプログラム。
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