JP2002240095A - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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JP2002240095A
JP2002240095A JP2001037523A JP2001037523A JP2002240095A JP 2002240095 A JP2002240095 A JP 2002240095A JP 2001037523 A JP2001037523 A JP 2001037523A JP 2001037523 A JP2001037523 A JP 2001037523A JP 2002240095 A JP2002240095 A JP 2002240095A
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JP
Japan
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pin
mold
sleeve pin
sleeve
plate
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JP2001037523A
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Yasumitsu Shimizu
泰光 清水
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形、あるいはモールドプレス成形に好
適な成形用金型であって、成形体に中空ボス部を形成す
るスリーブピン、コアピンを有する成形用金型であっ
て、スリーブピンの交換作業を簡単かつ短時間に行なえ
る成形用金型を提供すること。 【解決手段】 スリーブピン43をエジェクタプレート
41の段付き孔41a内に挿入して、中央に開口46a
を備えたスクリュープラグ46によりエジェクタプレー
ト41に固定した後、コアピン44を取付板47の段付
き孔47a内にスクリュープラグ49により固定し、個
々のスリーブピン43及びコアピン44をそれぞれ専用
のスクリュープラグ46、49により固定することによ
り、スリーブピン43の交換作業時、取付板47を分解
することなくスリーブピン43の交換作業を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形、モー
ルドプレス成形等に好適な成形用金型に係り、特に、中
空ボス部をエジェクトするスリーブピンの交換が容易に
行なえる成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、射出成形、あるいはモールドプレ
ス成形により所要形状に成形する樹脂成形体には、樹脂
成形体の裏面に取付用ボスやガイドボス等の中空ボス部
を形成したものが多い。
【0003】図4に示すように、樹脂成形体1の裏面に
中空ボス部2を一体成形する場合、まず、樹脂成形体1
は、固定側(キャビティ側)金型3と可動側(コア側)
金型4との間に形成される製品キャビティ内に溶融樹脂
を射出充填して所要形状に成形される。次に、中空ボス
部2を樹脂成形体1と一体成形するには、成形後の突出
し工程も考慮して、可動側金型4側にスリーブピン5、
コアピン6が設けられている。
【0004】図5において、上記固定側金型3と可動側
金型4との全体構成を示すとともに、図6において、ス
リーブピン5、コアピン6の構成を示す。まず、固定側
金型3には、固定側取付板3aに固定側型板3bが取り
付けられており、溶融樹脂の通路となるスプルを形成す
るスプルブッシュ3cが取り付けられている。
【0005】一方、可動側金型4においては、可動側取
付板4aにスペーサーブロック4b、受け板4cを介し
て可動側型板4d、並びにコア4eを取り付けて構成さ
れている。
【0006】そして、スリーブピン5及びコアピン6の
取付構造は、図5、図6に示すように、スリーブピン5
は上下のエジェクタプレート7a、7b間で挟み込み、
取付板8を可動側取付板4aに図示しないボルトにより
固定した後、コアピン6をセットし、抜け防止のために
取付板8にスクリュープラグ8aを捩じ込むことによ
り、スリーブピン5及びコアピン6を取り付けているの
が実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、可動側金
型4に取り付けられるスリーブピン5並びにコアピン6
は、スリーブピン5を上下のエジェクタプレート7a、
7bで挟み込み、その後コアピン6をスクリュープラグ
8aを介して取付板8に固定するという構成であるた
め、例えば、スリーブピン5が破損した際、このスリー
ブピン5を交換するには、交換作業として、コアピン
6、上下のエジェクタプレート7a、7b、取付板8、
スクリュープラグ8aを分解しないとスリーブピン5を
取り外すことができない。
【0008】従って、スリーブピン5の交換に多くの時
間を必要とし、可動側金型4の取付板8を分解するため
に、多くの時間と労力を要するという問題点が指摘され
ている。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、スリーブピンを交換する際、取付板を分解
することなく簡単にスリーブピンの交換が行なえる成形
用金型を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定側金型と可動側金型との間に形成さ
れる製品キャビティ内に溶融樹脂を射出充填して、所要
形状に樹脂成形体を成形するとともに、この樹脂成形体
に中空ボス部を一体成形するためのスリーブピン、コア
ピンを備えた成形用金型であって、前記スリーブピンの
下端フランジが中央に開口を設けたスクリュープラグに
よりエジェクタプレートに固定されているとともに、エ
ジェクタプレートの下面に位置する取付板の段付き孔、
及び上記スクリュープラグの開口を通してスリーブピン
内部にコアピンが挿入され、コアピンの下端フランジが
スクリュープラグにより取付板に固定されていることを
特徴とする。
【0011】ここで、成形用金型としては、射出成形並
びにモールドプレス成形に適用することができる。
【0012】そして、本発明に係る成形用金型によれ
ば、スリーブピンの交換作業等でスリーブピンを取り外
す際、コアピン側のスクリュープラグを緩めることによ
りコアピンを取り外し、その後、スリーブピン側のスク
リュープラグを取り外すだけでスリーブピンを簡単に取
り外すことができ、スリーブピンのセット作業及び交換
作業において取付板の分解作業を必要としないため、短
時間で、かつ少ない労力でスリーブピンの交換作業、並
びにセット作業が行なえる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る成形用金型に
ついて、射出成形用金型を例示して、添付図面を参照し
ながら具体的に説明する。
【0014】図1は本発明を射出成形用金型に適用した
一実施形態を示す全体図、図2は同射出成形用金型にお
けるスリーブピン並びにコアピンの取付部分を示す要部
説明図、図3は本発明を適用した射出成形用金型の別実
施形態におけるスリーブピン並びにコアピンの取付部を
示す説明図である。尚、射出成形用金型を使用して成形
する成形体は、従来例で示した樹脂成形体1の裏面に中
空ボス部2を一体に設けた成形体を対象とする。
【0015】まず、図1に示すように、本発明を適用し
た射出成形用金型10は、固定側(キャビティ側)金型
20と、可動側(コア側)金型30と、可動側金型30
内に設けられているエジェクタ機構40とから大略構成
されている。
【0016】更に詳しくは、固定側金型20は、固定側
取付板21の下面に固定側型板22が取り付けられてお
り、固定側型板22内には、樹脂通路となるスプルを形
成するスプルブッシュ23が設けられている。
【0017】一方、可動側金型30は、可動側取付板3
1の上面にスペーサーブロック32、受け板33を介し
て可動側型板34とコア35とが設けられており、上記
固定側金型20における固定側型板22と、可動側金型
30におけるコア35との間で製品形状となる製品キャ
ビティCが形成される。
【0018】そして、固定側金型20に対して可動側金
型30が所定ストローク可動して、固定側金型20と可
動側金型30とを型締めした後、スプルを通じて製品キ
ャビティC内に溶融樹脂を射出充填して冷却固化させる
ことにより、所要形状の樹脂成形体1並びに中空ボス部
2を一体成形できる。
【0019】次いで、可動側金型30に設けられるエジ
ェクタ機構40の構成としては、エジェクタプレート4
1がエジェクタロッド42の駆動により所定ストローク
上下動作を行ない、このエジェクタプレート41に取り
付けられているスリーブピン43、コアピン44及び他
のエジェクタピン(図示せず)や、スプルロックピン4
5を昇降させて、樹脂成形体1の突き出しを行なう。
【0020】ところで、本発明に係る射出成形用金型1
0は、特に、図2に示すようにスリーブピン43並びに
コアピン44の取付構造に特徴があり、スリーブピン4
3の交換作業が簡単かつ短時間に行なえるという利点が
ある。
【0021】すなわち、図2に示すように、エジェクタ
プレート41の段付き孔41a内にスリーブピン43を
挿入し、スリーブピン43の下端フランジ43aを段付
き孔41a内に嵌装させ、更に下端フランジ43a下面
にスクリュープラグ46を段付き孔41a内に締着し、
スリーブピン43をエジェクタプレート41に取り付け
る。尚、スクリュープラグ46には、スリーブピン43
の軸孔43bと略等しい径の開口46aが中央に設けら
れている。
【0022】また、エジェクタプレート41の下面に位
置する取付板47においても段付き孔47aが開設され
ており、この段付き孔47a内にワッシャー48を収容
した後、コアピン44を挿入する。このコアピン44
は、段付き孔47aを通じてスクリュープラグ46の開
口46a、スリーブピン43の軸孔43b内に差し込
み、コアピン44の下端フランジ44aの下面にスクリ
ュープラグ49を押し付け、取付板47の段付き孔47
a内にこのスクリュープラグ49を捩込み固定すること
によりコアピン44を固定する。
【0023】本発明に係る射出成形用金型10における
スリーブピン43及びコアピン44は、以上のように取
り付けられているため、例えば、スリーブピン43が破
損した場合、スリーブピン43を交換するには、コアピ
ン44側のスクリュープラグ49を取り外した後、コア
ピン44を取り外し、ワッシャー48を取り外してスリ
ーブピン43側のスクリュープラグ46を緩めることに
よりスリーブピン43を取り外すことができ、新規なス
リーブピン43を交換した後、スクリュープラグ46の
締付け作業、コアピン44の取付作業を行なえば良く、
取付板47を分解する必要がないため、簡単な作業でス
リーブピン43の交換が行なえ、労力が少なく、かつ短
時間で交換作業を終えることができる。
【0024】また、図3に示すように、エジェクタプレ
ート41を上下のエジェクタプレート41A、41Bで
構成する金型構造においても、上側のエジェクタプレー
ト41Aに段付き孔41aを形成し、下側のエジェクタ
プレート41Bには径が同一の大径孔41bを設けるこ
とにより、図2に示す同様の取付構造を採用することが
できる。尚、射出成形用金型10に替えてモールドプレ
ス成形用金型のエジェクタ機構に適用することもでき
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る成形用
金型は、スリーブピンの交換作業時、取付板を分解する
必要がないため、簡単かつ少ない労力で短時間にスリー
ブピンの交換作業を完了することができ、金型のメンテ
ナンスに非常に有利であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形用金型を射出成形用金型に適
用した一実施形態の全体構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す射出成形用金型におけるスリーブピ
ン及びコアピンの取付部の構成を示す説明図である。
【図3】本発明に係る成形用金型を適用した射出成形用
金型におけるスリーブピン及びコアピンの取付構造の別
実施形態を示す説明図である。
【図4】中空ボス部を有する樹脂成形体の射出成形状態
を示す説明図である。
【図5】従来の射出成形用金型の全体構成を示す説明図
である。
【図6】従来の射出成形用金型におけるスリーブピン及
びコアピンの取付部の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形体 2 中空ボス部 10 射出成形用金型 20 固定側(キャビティ側)金型 21 固定側取付板 22 固定側型板 23 スプルブッシュ 30 可動側(コア側)金型 31 可動側取付板 32 スペーサーブロック 33 受け板 34 可動側型板 35 コア 40 エジェクタ機構 41 エジェクタプレート 41a 段付き孔 42 エジェクタロッド 43 スリーブピン 44 コアピン 45 スプルロックピン 46 スクリュープラグ(スリーブピン用) 46a 開口 47 取付板 47a 段付き孔 48 ワッシャー 49 スクリュープラグ(コアピン用)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型(20)と可動側金型(3
    0)との間に形成される製品キャビティ(C)内に溶融
    樹脂を射出充填して、所要形状に樹脂成形体(1)を成
    形するとともに、この樹脂成形体(1)に中空ボス部
    (2)を一体成形するためのスリーブピン(43)、コ
    アピン(44)を備えた成形用金型であって、 前記スリーブピン(43)の下端フランジ(43a)が
    中央に開口(46a)を設けたスクリュープラグ(4
    6)によりエジェクタプレート(41)に固定されてい
    るとともに、エジェクタプレート(41)の下面に位置
    する取付板(47)の段付き孔(47a)、及び上記ス
    クリュープラグ(46)の開口(46a)を通してスリ
    ーブピン(43)内部にコアピン(44)が挿入され、
    コアピン(44)の下端フランジ(44a)がスクリュ
    ープラグ(49)により取付板(47)に固定されてい
    ることを特徴とする成形用金型。
JP2001037523A 2001-02-14 2001-02-14 成形用金型 Withdrawn JP2002240095A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159750A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Fujinon Sano Kk 射出成形用金型及び射出成形品
CN102069540A (zh) * 2009-11-20 2011-05-25 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 模具
CN106217788A (zh) * 2016-08-05 2016-12-14 深圳创维精密科技有限公司 一种具有司筒顶出机构的模具
CN108057868A (zh) * 2017-12-21 2018-05-22 宁波辉旺机械有限公司 一种用于压铸模具的套管顶出结构

Cited By (6)

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Effective date: 20080513