JP2002238530A - 野菜切断加工装置および野菜切断加工機 - Google Patents

野菜切断加工装置および野菜切断加工機

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JP2002238530A JP2001046174A JP2001046174A JP2002238530A JP 2002238530 A JP2002238530 A JP 2002238530A JP 2001046174 A JP2001046174 A JP 2001046174A JP 2001046174 A JP2001046174 A JP 2001046174A JP 2002238530 A JP2002238530 A JP 2002238530A
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】牛蒡等の棒状野菜をその小口から放射状に複数
個に分割加工することができ、しかも、刃物体の付け替
えにより、異なる個数の分割加工を高歩留りで行うこと
ができる野菜切断加工装置および野菜切断加工機を提供
する。 【解決手段】支持体1a,1bへ複数個を環状に配設し
た保持体2へ、その内端縁に所定長さの刃先3aを設け
た刃物体3を固着してなり、刃物体における刃先の長さ
方向へ向かって野菜bを切り込ませて、その小口から放
射状に複数分割させる野菜切断加工装置Aにあって、刃
物体3は、それぞれの刃先3aを求心方向へ向けて取り
付けると共に、これら刃先が、野菜の切り込み開始部か
ら切断終了部に向かって求心方向へ傾斜させてなり、こ
れら刃先の切断終了部は略一致させて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品加工業界等におい
て、例えば、牛蒡や胡瓜,人参等の棒状野菜をその小口
から放射状に複数個に分割加工する際に用いる野菜切断
加工装置および野菜切断加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品加工業界等において、図7に
示すように、牛蒡bなどを、その小口から放射状に複数
個に縦長に分割して、短冊材b1を加工する装置は、図
11に示すようなものが知られている。
【0003】このものは、中央に牛蒡bの押し込み孔6
0を有する円板61に、この押し込み孔60の周縁から
該押し込み孔60の中央へ向かって傾斜状に多数の切断
刃物62,62…を、その全体が円錐状となるように構
成されている。
【0004】しかしながら、この装置の切断刃物62
は、円板61へロウ付けや半田付け等による溶着63に
より固着させているものであるから、該切断刃物62が
使用等による摩耗や損傷などを起こしたときは、その切
断刃物62のみを外して新しいものと交換させることが
できないため、その装置全体が廃棄処分となって甚だ不
経済であった。
【0005】また、一旦、円板61へ固着された切断刃
物62は、その個数による配列でのみの使用となるた
め、8分割用の装置は、6分割や10分割等のように変
更して野菜の切断加工をすることができず、そのため、
異なる分割数とするときは、その分割加工に見合う装置
をそれぞれ用意しなければならず、その製造にコストが
掛かる上、それぞれの装置の管理が面倒なものであっ
た。
【0006】しかも、それぞれの切断刃物62の先端部
は、図11(a)に示すように、一つにまとめて溶着さ
せた構成であるため、各刃物62により切断された野菜
bの短冊材b1は、この溶着63部に対して無理が掛か
ったり詰まったりしたり、あるいは、同図に示すよう
に、該刃物62から放射状に広がって排出されるため、
出来上がった製品を損傷させることがあってきわめて商
品価値を低下させるものであった。等の様々な問題点を
有するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、支持体へ複数個を
環状に配設した保持体へ、その内端縁に所定長さの刃先
を設けた刃物体を固着してなり、刃物体における刃先の
長さ方向へ向かって野菜を切り込ませて、その小口から
放射状に複数分割させる野菜切断加工装置にあって、刃
物体は、それぞれの刃先を求心方向へ向けて取り付ける
と共に、これら刃先が、野菜の切り込み開始部から切断
終了部に向かって求心方向へ傾斜させてなり、これら刃
先の切断終了部は略一致させて設けることにより、牛蒡
等の棒状野菜をその小口から放射状に複数個に分割加工
することができ、しかも、刃物体の付け替えにより、異
なる個数の分割加工を高歩留りで行うことができる野菜
切断加工装置および野菜切断加工機を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、支持体と、該支持体の略中央部
に設けた野菜の挿通孔と、前記支持体へ前記挿通孔の回
りにおいて一定間隔で複数個を環状に配設した保持体
と、この保持体へ固着して内端縁に所定長さの刃先を設
けた刃物体とからなり、前記刃物体における刃先の長さ
方向へ向かって野菜を切り込ませて、その小口から放射
状に複数分割させる野菜切断加工装置にあって、前記環
状に配された複数の刃物体は、それぞれの刃先を求心方
向へ向けて取り付けると共に、これら刃先が、野菜の切
り込み開始部から切断終了部に向かって求心方向へ傾斜
させてなり、これら刃先の切断終了部は略一致させて設
けた野菜切断加工装置の構成にある。
【0009】また、複数個からなる刃物体は、保持体へ
選択的に着脱自在に設けて、切断加工される野菜の分割
個数を可変にさせる。
【0010】そして、機体と、この機体に取り付けた野
菜切断加工装置と、この野菜切断加工装置へ野菜を移送
する搬送手段と、前記野菜切断加工装置に対応した前記
野菜を該野菜切断加工装置へ押し込む送り込み手段とか
らなる野菜切断加工機にあって、前記野菜切断加工装置
は、支持体と、該支持体の略中央部に設けた野菜の挿通
孔と、前記支持体へ前記挿通孔の回りにおいて一定間隔
で複数個を環状に配設した保持体と、この保持体へ固着
して内端縁に所定長さの刃先を設けた刃物体とからな
り、前記環状に配された複数の刃物体は、それぞれの刃
先を求心方向へ向けて取り付けると共に、これら刃先
が、野菜の切り込み開始部から切断終了部に向かって求
心方向へ傾斜させてなり、これら刃先の切断終了部は略
一致させて設けて、前記刃物体における刃先の長さ方向
へ向かって野菜を切り込ませて、その小口から放射状に
複数分割させるものであり、前記搬送手段は、所定寸法
に成形された前記野菜を間隔的に多数載置した移送部材
と、この移送部材を一方向へ走行させる駆動部材とを有
する野菜切断加工機の構成にある。
【0011】
【実施例】次に、本発明に関する野菜切断加工装置およ
び野菜切断加工機の実施の一例を図面に基づいて説明す
る。図1〜図2および図5においてAは、野菜b、例え
ば、図7に示すような、牛蒡や胡瓜,大根,人参,さつ
まいも等をその長さ方向において、小口から放射状に複
数分割させて短冊材b1を加工させる野菜切断加工装置
で、支持体1a,1bへ一定間隔で複数個を環状に配設
した保持体2,2…と、この保持体2,2…へ固着して
内端縁に所定長さの刃先3a,3a…を設けた刃物体
3,3…とからなる。この切断加工にあって、刃物体
3,3…における刃先3a,3a…の長さ方向へ向かっ
て野菜bを切り込ませて、短冊材b1を得る。
【0012】そして、前記した支持体1a,1bは、保
持体2の前後に一対に設けて該保持体2を安定的に挟持
するもので、板材により円板状に形成して、その中心部
に野菜bが挿通される挿通孔4a,4bを穿設してあ
る。
【0013】前記した保持体2は、支持体1aに穿設し
た嵌合孔5aと支持体1bに刻設した嵌合溝5bとに、
該保持体2の両端部に付設した係止片2a,2bを係合
させた後、溶着等により固定することで、図3に示すよ
うに、挿通孔4a,4bの回りに複数個が放射状に設け
られる。
【0014】前記した刃物体3,3…は、保持体2のめ
ねじ体2cへねじ等の止着部材6により着脱自在に取り
付けられているもので、その内端縁には、両刃状等の刃
先3aが設けられている。このそれぞれの刃先3aは、
図3に示すように、それぞれが求心方向(支持体1a,
1bにおける挿通孔4a,4bの中心)へ向けて取り付
けると共に、これら刃先3aが、野菜bの切り込み開始
部から切断終了部に向かって求心方向(支持体1bにお
ける挿通孔4bの中心)へ傾斜させてなり、これら刃先
3aの切断終了部は、図3に示すように、略一致させて
設けてある。
【0015】また、この刃物体3,3…は、前記したよ
うに止着手段6により保持体2へ選択的に着脱自在に設
けることで、切断加工される野菜の分割個数を可変にさ
せることができるもので、例えば、図4において、(a
−1)に示すように10分割のものを、(a−2)に示
すように5分割に、(b−1)に示すように8分割のも
のを、(b−2)に示すように4分割に、(c−1)に
示すように8分割のものを、(c−2)に示すように3
分割に等のように、刃物体3の増減により任意に分割数
を変更させることができる。なお、図示してないが、放
射状に構成される刃物体3,3…は、その配列により、
7分割や9分割等にできることはもちろんである。
【0016】更に、この刃物体3の取り付けにあって
は、止着手段6が挿通する通孔3cは長孔に形成してお
けば刃出し調整が良好に行われる。
【0017】更にまた、この刃物体3は、保持体2へ着
脱自在に設けることで、該保持体2に切断加工時に掛か
る力を受けさせることで、該刃物体3を可及的に薄厚に
成形することができ、これに起因して、野菜bの切削抵
抗をできるだけ軽減させることができて、切れ味も良
く、作られる短冊材b1の出来上がり状態が良好となっ
て商品価値の高いものが得られる。
【0018】なお、図1および図2において7は整径部
材で、切断加工する前の野菜bの太さを一律に揃えるも
ので、支持体1aにおける挿通孔4a部へビス等の止着
手段8により着脱自在に設ける。すなわち、この挿通孔
4aの軸心を略一致させた環状刃体9を設けてあって、
挿通孔4aへ野菜bを送り込んだ際に、あらかじめ定め
た野菜太さより太いものは、この整径部材7により径を
揃えられる。
【0019】更に、この野菜切断加工装置Aは、枠体等
の機体10へ取り付けた状態において野菜bの切断加工
を行えば作業性等が良好となるもので、その取り付けに
あっては、例えば、図1および図5に示すように、該野
菜切断加工装置Aを取付手段dにより着脱自在に設ける
ことができる。
【0020】すなわち、この取付手段dは、機体10へ
螺合した頭付きボルト11にコイル状スプリング等の弾
機12を外装し、更に、この頭付きボルト11に外装す
ると共に、該弾機12へ係合させた鍔付き円筒体13
を、弾機12のばね力によりこの頭付きボルト11にお
ける頭11aの下部に対応させる。
【0021】そして、野菜切断加工装置Aを機体10へ
取り付けるときは、図5(a)に示す状態から、支持体
1aに設けた取付孔14を頭付きボルト11の頭11a
に通し、更に、弾機12に抗して円筒体13を押圧する
と該円筒体13は沈んで、この円筒体13と頭11aと
の間に支持体1aが納まる隙間が形成される。したがっ
て、その状態で、取付孔14から延設させた円弧状で該
取付孔14より小径(狭い)の長孔14aに沿って該支
持体1aを回動させると、図5(b)に示すように、頭
11aは長孔14aに係合して支持体1a、すなわち、
野菜切断加工装置Aの離脱が防止される。
【0022】図2において18は、支持体1a,1bに
対して環状に配された保持体2に設けた逃がし溝で、該
保持体2へ刃物体3を着脱する際に、弛締用の工具が干
渉しないようにしてある。
【0023】次に、前述した実施例の野菜切断加工装置
Aを用いて、野菜である牛蒡bの短冊材b1を丸形状か
ら8分割に加工する作用を説明する。機体10へ取り付
けた野菜切断加工装置Aにおける支持体1aの挿通孔4
aへ向かって、すなわち、図1に示すように、矢印pの
方向へ牛蒡bを押し込むと、該挿通孔4aに沿ってその
回りに環状に配された刃物体3群へ侵入する。
【0024】すると、牛蒡bの先端は、まず、刃物体
3,3…においてその内方傾斜しているそれぞれの刃先
3a,3a…の切り込み開始部に当たり切断されるもの
で、更に押し込まれると、刃先3aの傾斜に伴って牛蒡
bの切り込みが深くなる。そして、刃先3aの切断終了
部に、すなわち、求心状に集まった接点3bに達する
と、図6および図7に示すように、牛蒡bは放射状に8
分割された短冊材b1が切断加工される。
【0025】この切断加工された短冊材b1は、加工前
の牛蒡bの外形状そのままに送り出されるので、加工に
よる損傷等を受けることなく高品質なものが得られる。
【0026】また、この8分割する野菜切断加工装置A
にあって、保持体2,2…に取り付けられている刃物体
3,3…を一つおきとなるように、止着手段6により外
した状態で前記切断加工を行うと、同一の支持体1の構
成を利用して、図4(b−1)に示す8分割から、図4
(b−2)に示す4分割になる型換えを行うことができ
る。同様に、同一の支持体1の構成を利用して、図4
(a−1)に示す10分割から、図4(a−2)に示す
5分割に、更に、同一の支持体1の構成を利用して、図
4(c−1)に示す6分割から、図4(c−2)に示す
3分割になる型換えを行うことができる。
【0027】また、機体10に取り付けた野菜切断加工
装置Aは、取付手段dにより簡単に取り外しすることが
できるため、前記した分割数の型換えのための刃物体3
の着脱作業や、切断加工作業の終了後の清掃等のメンテ
ナンスなども簡単に行うことができる。
【0028】図8において20は、野菜bの端座基材b
1の切断加工を連続的で自動的に行う野菜切断加工機
で、機体10と、この機体10に取り付けた野菜切断加
工装置Aと、この野菜切断加工装置Aへ野菜bを移送す
る搬送手段21と、野菜切断加工装置Aに対応した野菜
bを該野菜切断加工装置Aへ押し込む送り込み手段22
とからなる。
【0029】なお、前記した野菜切断加工装置Aは、支
持体1a,1bと、該支持体1a,1bの略中央部に設
けた野菜bの挿通孔4a,4bと、支持体1a,1bへ
挿通孔4a,4bの回りにおいて一定間隔で複数個を環
状に配設した保持体2と、この保持体2へ固着して内端
縁に所定長さの刃先3a,3a…を設けた刃物体3,3
…とからなるもので、前期実施例において示した野菜切
断加工装置Aと同様の構成によるものであるため、同一
部材に同一符号を付し、また、その詳細な説明は省略す
る。
【0030】そして、前記した搬送手段21は、所定寸
法に成形された野菜bを間隔的に多数載置した移送部材
23と、この移送部材23を一方向へ走行させる駆動部
材24とを有するもので、野菜切断加工装置Aにおける
野菜が加工される切り込み方向に対して直交するように
その移送方向が設定されている。
【0031】このうち、移送部材23は、野菜bを安定
的に載置し得る、例えば、略半円形の受け皿状に形成し
て、機体10へ無端状に懸張してモータ等の駆動部材2
4により駆動されるチェーン等のコンベア25に取り付
けてあるもので、野菜切断加工装置Aに対応する野菜に
対して所定時間停止する間欠運動を行う。
【0032】前記した送り込み手段22は、搬送手段2
1における移送部材23の野菜bに対して、野菜切断加
工装置Aにおける切り込み移動方向へ該野菜bを送り込
むもので、機体10へ取り付けたエアー等の流体シリン
ダを用いるものであって、そのロッド26の先端部に、
野菜切断加工装置Aに対応した野菜bの後端部に当接す
る押圧体27を固着してある。
【0033】図9において30は、野菜切断加工装置A
において切断加工された野菜bの短冊材b1を次工程へ
搬送する排出手段で、水等の浸積液を収容した水槽で、
移送する間に灰汁抜き等が行えるものであり、外にも、
ベルト等のコンベアや短冊材b1が所定量を収容し得る
コンテナ等が用いられる。
【0034】また、搬送手段21と野菜切断加工装置A
との間には、必要に応じて位置決め案内手段40を設け
ることもできるもので、例えば、図8に示すように、機
体10に設けた取付部材41へ野菜bの移送路を挟んで
その両側に、該野菜bを余裕を持って包持し得るガイド
体42a,42bを野菜bの長さ方向に二分割させて設
けて、このガイド体42a,42bを流体シリンダ等の
進退手段43により適宜に進退される進退体44a,4
4bに支持させてある。
【0035】また、ガイド体42a,42bの入口側
は、ラッパ状に拡開してあって、野菜bの挿入を容易に
してある。したがって、送り込み手段22の操作により
搬送手段21から横送りされた野菜bは、このガイド体
42a,42bが、図8(b)において仮想線で示す位
置で待機しており、この間に野菜bが送り込まれると、
該ガイド体42a,42bは、同図において実線の位置
に閉じることでセンタリングされ、該野菜bはあらかじ
め定められたところ、すなわち、野菜切断加工装置Aの
挿通孔4aに位置付けされるもので、野菜bの分割が高
精度でかつ正確に行われる。
【0036】この野菜切断加工機20によれば、搬送手
段21の始端において供給された野菜bは、その一個ず
つが移送部材23上に安定的に載置されて、該搬送手段
21の終端部に取り付けられた野菜切断加工装置Aに向
かって間欠的に移動する。
【0037】そして、該野菜切断加工装置Aに移送部材
23上の野菜bが対応すると搬送手段は一旦停止するも
ので、この状態で、送り込み手段22が作動し、その押
圧体27が野菜bの後端部を押して、野菜切断加工装置
Aにおける刃物体3,3…群へ侵入し、前記実施例同様
に、牛蒡bの先端は、まず、刃物体3,3…においてそ
の内方傾斜しているそれぞれの刃先3a,3a…の切り
込み開始部に当たり切断されるもので、更に押し込まれ
ると、刃先3aの傾斜に伴って牛蒡bの切り込みが深く
なる。そして、刃先3aの切断終了部に、すなわち、求
心状に集まった接点3bに達すると、図6および図7に
示すように、牛蒡bは放射状に8分割された短冊材b1
が切断加工される。
【0038】したがって、野菜bは、搬送手段21の移
送部材23へ供給するだけで、連続かつ自動的に短冊材
b1が切断加工される。
【0039】
【発明の効果】前述したように本発明の野菜切断加工装
置は、保持体に対して刃物体を着脱自在に設けられてい
るので、刃物体の摩耗や損傷等が発生しても簡単に交換
等が行え、清掃等も容易に行うことができる。また、保
持体への刃物体の取付個数を任意に選択することで、野
菜の分割個数を変換させることができるので、兼用使用
することができる。野菜切断加工機は、前記野菜切断加
工装置に搬送手段および送り込み手段を連係させること
で、供給された野菜の短冊材の切削加工が連続かつ自動
的に行うことができる。等の格別な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する野菜切断加工装置の一実施例の
概要を示す縦断面図である。
【図2】図1における野菜切断加工装置の要部を分解し
て示す斜視図である。
【図3】図1における野菜切断加工装置を縦断して示す
要部の側面図である。
【図4】図1における野菜切断加工装置による野菜の切
断状態および分割変更状態を示す説明図である。
【図5】図1における野菜切断加工装置の機体への取付
状態を示す説明図である。
【図6】図1における野菜切断加工装置の野菜の切断加
工状態を示す斜視図である。
【図7】一般的な野菜の切断加工状態を示す斜視図であ
る。
【図8】図1における野菜切断加工装置の位置決め案内
手段を示す説明図である。
【図9】本発明に関する野菜切断加工機の一実施例の概
要を示す平面図である。
【図10】図8における野菜切断加工機の要部を縦断し
て示す正面図である。
【図11】従来の野菜切削機を概略的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 野菜切断加工装置 b 野菜 1a,1b 機体 2 保持体 3 刃物体 3a 刃先 4a,4b 覆体 21 搬送手段 22 切り込み手段 23 移送部材 24 駆動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、該支持体の略中央部に設けた
    野菜の挿通孔と、前記支持体へ前記挿通孔の回りにおい
    て一定間隔で複数個を環状に配設した保持体と、この保
    持体へ固着して内端縁に所定長さの刃先を設けた刃物体
    とからなり、 前記刃物体における刃先の長さ方向へ向かって野菜を切
    り込ませて、その小口から放射状に複数分割させる野菜
    切断加工装置にあって、 前記環状に配された複数の刃物体は、それぞれの刃先を
    求心方向へ向けて取り付けると共に、これら刃先が、野
    菜の切り込み開始部から切断終了部に向かって求心方向
    へ傾斜させてなり、これら刃先の切断終了部は略一致さ
    せて設けたことを特徴とする野菜切断加工装置。
  2. 【請求項2】 複数個からなる刃物体は、保持体へ選択
    的に着脱自在に設けて、切断加工される野菜の分割個数
    を可変にさせたことを特徴とする請求項1記載の野菜切
    断加工装置。
  3. 【請求項3】 機体と、この機体に取り付けた野菜切断
    加工装置と、この野菜切断加工装置へ野菜を移送する搬
    送手段と、前記野菜切断加工装置に対応した前記野菜を
    該野菜切断加工装置へ押し込む送り込み手段とからなる
    野菜切断加工機にあって、 前記野菜切断加工装置は、支持体と、該支持体の略中央
    部に設けた野菜の挿通孔と、前記支持体へ前記挿通孔の
    回りにおいて一定間隔で複数個を環状に配設した保持体
    と、この保持体へ固着して内端縁に所定長さの刃先を設
    けた刃物体とからなり、 前記環状に配された複数の刃物体は、それぞれの刃先を
    求心方向へ向けて取り付けると共に、これら刃先が、野
    菜の切り込み開始部から切断終了部に向かって求心方向
    へ傾斜させてなり、これら刃先の切断終了部は略一致さ
    せて設けて、前記刃物体における刃先の長さ方向へ向か
    って野菜を切り込ませて、その小口から放射状に複数分
    割させるものであり、 前記搬送手段は、所定寸法に成形された前記野菜を間隔
    的に多数載置した移送部材と、この移送部材を一方向へ
    走行させる駆動部材とを有することを特徴とする野菜切
    断加工機。
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