JP2002236243A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2002236243A JP2001032056A JP2001032056A JP2002236243A JP 2002236243 A JP2002236243 A JP 2002236243A JP 2001032056 A JP2001032056 A JP 2001032056A JP 2001032056 A JP2001032056 A JP 2001032056A JP 2002236243 A JP2002236243 A JP 2002236243A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対移動される少なくとも2つのレンズ群を
有するレンズ鏡筒において、製造コストを抑えつつ、レ
ンズ群の位置精度や光学性能を高くさせる。 【構成】 相対移動する第一、第二のレンズ群を有する
レンズ鏡筒において、第一のレンズ群を有する第一のレ
ンズ保持環;この第一のレンズ保持環に回転自在に支持
され回転駆動される回転環;この回転環の内面と第一の
レンズ保持環の外面の間に位置し、第二のレンズ群を有
する第二のレンズ保持環;第一のレンズ保持環の外面と
第二のレンズ保持環の内面の一方と他方に形成した、光
軸と平行な有底の直進案内溝と該有底直進案内溝に移動
可能に嵌まる直進案内突起;及び、回転環の内面と第二
のレンズ保持環の外面との一方と他方に形成した、互い
に係合するカム突起とフォロア突起;を備え、第一のレ
ンズ保持環、第二のレンズ保持環及び回転環をそれぞ
れ、半径方向への貫通部を有さない完全環体としたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、レンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】レンズ鏡筒では、回転する
カム環を介して複数のレンズ群に光軸方向の相対移動を
与える機構が多用されており、この種の相対移動機構と
しては次のようなものが一般的である。カム環の内側に
直進案内環が設けられ、さらにその内側にレンズ保持環
が配されている。カム環の内周面にはカム溝が形成さ
れ、直進案内環には半径方向へ貫通された直進案内用の
貫通穴が形成されている。レンズ保持環は、円周方向の
同一位置に直進ガイド突起とローラ(フォロア)を有
し、直進ガイド突起は直進案内環の貫通穴に嵌まり、ロ
ーラは該貫通穴を通してカム環のカム溝に嵌まってい
る。そして、カム環が回転すると、直進案内されたレン
ズ保持環は、カム溝とローラの関係により、カム溝に従
って光軸方向に進退する。
【0003】ところで、レンズ鏡筒で高い光学性能を得
ようとする場合には、鏡筒構成部品に半径方向への貫通
部を設けないことが望ましい。すなわち、上述した直進
案内用貫通穴のような箇所を形成すると、成形時の寸法
精度に影響しやすく、光軸に対するレンズ群の倒れや偏
心、あるいは前後(光軸)方向への位置ずれが生じるお
それがある。こうした不具合を避けるには、鏡筒構成部
材を金属材料で形成することが考えられるが、製造コス
トが高くなってしまう。また、貫通部を形成すると、該
貫通部を有害光や異物が通って光学性能が損なわれるお
それもある。
【0004】また、カム環を合成樹脂などの成形品とし
て構成すると、型抜きの必要上からカム溝の内面に抜き
勾配が設けられ、カム溝はその断面が台形状となるのが
一般的である。しかし、このような形状のカム溝は、実
質的にローラをガイドするカム面が該ローラの軸線方向
と平行な垂直面でなく傾斜面となるため、ローラとの嵌
合精度を出すことが難しく、レンズの進退方向(光軸方
向)や半径方向にガタが生じたり、カム溝とローラの嵌
合部分から漏光するおそれがあった。これを避けるため
には、カム環を樹脂の成形品とせずに金属で構成して精
度を出したり、ローラ側の形状を工夫することが考えら
れるが、製造コストが高くなってしまう。さらに、従
来、ローラはレンズ保持環とは別体として形成された後
に該レンズ保持環に固定しており、製造コストが高くな
る原因となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、相対移動される少なくとも2
つのレンズ群を有するレンズ鏡筒において、製造コスト
を抑えつつ、レンズ群の位置精度や光学性能を高くする
ことを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明は、相対移動する第一、第二のレ
ンズ群を有するレンズ鏡筒において、第一のレンズ群を
有する第一のレンズ保持環;この第一のレンズ保持環に
回転自在に支持され回転駆動される回転環;この回転環
の内面と上記第一のレンズ保持環の外面の間に位置し、
第二のレンズ群を有する第二のレンズ保持環;第一のレ
ンズ保持環の外面と第二のレンズ保持環の内面の一方と
他方に形成した、光軸と平行な有底の直進案内溝と該有
底直進案内溝に移動可能に嵌まる直進案内突起;及び、
回転環の内面と第二のレンズ保持環の外面との一方と他
方に形成した、互いに係合するカム突起とフォロア突
起;を備え、第一のレンズ保持環、第二のレンズ保持環
及び回転環をそれぞれ、半径方向への貫通部を有さない
完全環体としたことを特徴とする。
【0007】カム突起は略矩形断面の長リブ状をなし、
フォロア突起は、該長リブ状のカム突起を挟む一対の円
筒状突起とすることが好ましい。また、カム突起とフォ
ロア突起は、互いに鏡筒半径方向と略平行な線状の係合
領域で係合することが好ましい。
【0008】本発明のレンズ鏡筒は、第一のレンズ保持
環、第二のレンズ保持環及び回転環がそれぞれ、合成樹
脂製の成形部材であることが望ましい。これにより、製
造コストを低くすることができる。特に、カム突起とフ
ォロア突起は、回転環と第二のレンズ保持環の一方と他
方と一体に形成されていることが望ましい。また、直進
案内突起は、第一のレンズ保持環または第二のレンズ保
持環と一体に形成されていることが望ましい。
【0009】また、第一のレンズ保持環と回転環を相対
回転可能に結合されるための構造として、第一のレンズ
保持環と回転環の一方と他方に、円周方向へ形成した有
底の円周方向溝と、該有底円周溝内に移動可能に嵌まる
回転案内突起を形成することが好ましい。
【0010】第一のレンズ保持環と回転環は、円周方向
へ形成した有底の円周方向溝と、該有底円周溝内に移動
可能に嵌まる回転案内突起により結合されることが好ま
しい。
【0011】本発明のレンズ鏡筒は、ズームレンズ鏡筒
に好適であり、第一、第二のレンズ群はズームレンズの
一部を構成しているように構成することができる。この
ズームレンズ鏡筒はさらに、外部から回動可能なズーム
操作環;このズーム操作環によって回転され第一、第二
のレンズ群とは異なるレンズ群を光軸方向に移動させ
る、回転環とは別のカム環;及び、回転環に設けた、こ
のカム環に係合して回転力を受ける回転案内突起;を有
しており、ズーム操作環の回動操作に応じて該回転環が
回転して第一、第二のレンズ群が相対移動されるように
することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
【本発明を適用したズームレンズ鏡筒全体の説明】本実
施形態のズームレンズ鏡筒は、図1、図2に示すよう
に、物体側から順に、第1レンズ群L1、第2レンズ群
L2、第3レンズ群(第一のレンズ群)L3及び第4レ
ンズ群(第二のレンズ群)L4を有する4群ズームレン
ズであり、それぞれ、第1群枠11、第2群枠12、第
3群枠(第一のレンズ保持環)13及び第4群枠(第二
のレンズ保持環)14に支持されている。ズーミングに
際しては、全てのレンズ群が互いの空気間隔を変化させ
ながら光軸方向に直進移動する。第2レンズ群L2は同
時にフォーカシングレンズ群であり、フォーカシング時
のみ回転を伴って光軸方向に移動する。
【0013】図12は、本実施形態のズームレンズ鏡筒
の動力伝達経路を理解しやすくするために、主要な鏡筒
構成部材をブロックとして表した概略図である。同図に
おいて、部材名称の次の数字の後の括弧付き大文字
(S)は、その部材が固定されていることを示し、同
(L)は光軸方向に直進移動することを示し、同(R
L)は回転しつつ光軸方向に移動することを示す。ま
た、同図において、部材を示すボックス間を接続する矢
印は、その矢印の基部側の部材が該矢印の先端部側の部
材を光軸方向に直進案内していることを示し、ボックス
間を接続する破線は、互いの部材が相対回転可能で光軸
方向の相対移動は不能に結合されていることを示す。さ
らに、同図において、部材間に位置する斜めハッチング
を付したボックスは、一方の部材の回転によって他方の
部材を光軸方向に進退させるリードまたはカム機構を示
し、横ハッチング(水平方向のハッチング)を付したボ
ックスは、一方の部材の回転を他方に伝達する回転伝達
機構を示している。
【0014】本ズームレンズ鏡筒の固定側部材は、一眼
レフカメラボディ40のマウント41に着脱されるマウ
ント環15、このマウント環15に固定された、一部が
外径に露出する外固定筒16、及び同じくマウント環1
5に固定された、露出しない内固定筒17である。外固
定筒16には、その前方と後方とに位置させて、ともに
光軸方向位置を規制して回転のみ自在にフォーカス操作
環(MF操作環)18とズーム操作環19とが支持され
ている。
【0015】マウント環15の後端面には、その周方向
の特定位置にカプラギヤ20の後端部が臨んでいる。こ
のカプラギヤ20は、光軸と平行な方向に延びマウント
環15の後端面及び外固定筒16の後端部の内方フラン
ジ16aを貫通し、そのギヤ部20aが内方フランジ1
6aの内側に位置している。このカプラギヤ20は、周
知のように、マウント環15がカメラボディ40のマウ
ント41に装着されたとき、該カメラボディ40側のカ
プラギヤ42と噛み合い、該ボディ側カプラギヤ42の
回転によって回転駆動される。
【0016】外固定筒16の内方フランジ16aには、
カプラギヤ20のギヤ部20aに噛み合うセクタギヤ2
1aを有するフォーカスギヤ21が一定角度の往復回動
を可能にして支持されている。このフォーカスギヤ21
は、図4、図5に示すように、外固定筒16側の複数
(図では3個)の抜け止め突起16bの導入凹部21b
と、抜け止め突起16bを一定角度回動可能とする円弧
溝21cとを有していて、ギヤ部20aの正逆回転によ
り、外固定筒16に対する定位置で正逆に一定角度回動
する。すなわち、カプラギヤ20の回転がフォーカスギ
ヤ21に伝達される。なお、本ズームレンズ鏡筒の使用
状態では、各抜け止め突起16bが対応する導入凹部2
1bまで移動することはなく、抜け止め突起16bは円
弧溝21cに完全に係合した状態を保つ。
【0017】このフォーカスギヤ21には、周方向の1
カ所に、フォーカスレバー挿入溝21dが形成されてい
る。このフォーカスレバー挿入溝21dには、図6に単
体形状を示すフォーカスレバーの22半径方向部22a
が嵌まる。フォーカスレバー22は、半径方向部22a
の外径側から光軸と平行な方向の前方に延びる外径腕2
2bと、半径方向部22aの内径側から光軸と平行な方
向の前方に延びる内径腕22cとを有していて、外径腕
22bは、固定ねじ22dにより、フォーカス操作環1
8の内面に固定されている。内径腕22cは、第2群枠
12に固定した回転伝達アーム12aと光軸と平行な方
向の相対移動は可能に係合し、フォーカスレバー22の
回転を第2群枠12に伝達する(図3参照)。回転伝達
アーム12aは、その一部に内径腕22cを受け入れる
二股部を有するレバー状部材である。従って、フォーカ
ス操作環18とフォーカスギヤ21とは常時等しい回動
をする。つまり、カプラギヤ20を介してフォーカスギ
ヤ21を回動させたときにはフォーカス操作環18も一
緒に回動し、フォーカス操作環18を手動で回動させた
ときには、フォーカスギヤ21が一緒に回動し、いずれ
にしても、内径腕22cと回転伝達アーム12aを介し
て第2群枠12(第2レンズ群L2)を回動させる。
【0018】内固定筒17には、図7に示すように、フ
ォーカスレバー22を相対回動自在に挿通させた貫通穴
17aが形成されている。また、内固定筒17には、そ
の外周面に、光軸方向及び周方向に対して傾斜した複数
個(図では3個)のリード突起17bが形成されてお
り、各リード突起17bは、カム環23の内面に形成し
た対をなすリード用フォロア23aに係合している(挟
まれている)。カム環23は、その外周面に、リード突
起17bとは傾斜方向が逆の複数個(図では3個)のリ
ード突起23bを有しており、各リード突起23bは、
第1群枠11の内周面一部に形成したリード凹部11a
に対して相対移動自在に嵌まっている。また内固定筒1
7には、その内周面に光軸と平行な方向の複数個(図で
は3個)の直進案内凹部17cが形成されており、各直
進案内凹部17cは、第2群移動枠24の外周面に形成
した光軸と平行な方向の直進案内突起24aに嵌まって
いる。さらに、第2群移動枠24の外周面には、直進案
内突起24aとは別の複数個(図では3個)の直進案内
突起24bが形成されていて、各直進案内突起24b
は、第1群枠11の内周面に形成した直進案内凹部11
bに嵌まっている。
【0019】以上の内固定筒17の直進案内凹部17c
と第2群移動枠24の直進案内突起24aの嵌合案内関
係、第2群移動枠24の直進案内突起24bと第1群枠
11の直進案内凹部11bとの嵌合案内関係により、第
2群移動枠24と第1群枠11は、内固定筒17に対し
て回転は規制され、光軸方向の移動が可能に支持されて
いる。つまり、第1群枠11と第2群移動枠24は、回
動しない直進部材である。
【0020】カム環23の先端部内面には、複数個(図
では3個)の回動案内突起23cが形成されている。各
回動案内突起23cは、第2群移動枠24の円周方向溝
24cに相対回転自在にかつ光軸方向の相対移動は生じ
ないように嵌まっている。つまり、カム環23は、第2
群移動枠24と光軸方向には一緒に移動し、第2群移動
枠24に対する相対回転は可能な部材である。なお、円
周方向溝24cは、その一部に各回動案内突起23cを
挿脱可能な複数の突起入口部24e(図では3個、図7
参照)を有するが、ズームレンズ鏡筒の使用状態では、
各回動案内突起23cは対応する突起入口部24eの位
置まで移動せず、円周方向溝24cと完全に嵌合してい
る。
【0021】カム環23には、その内周面の一部に、光
軸と平行な方向の回転伝達溝23dが形成されている。
この回転伝達溝23dには、ズーム操作環19の内周面
に固定したズームレバー26(図1、図2)が光軸方向
の相対移動は可能にかつズーム操作環19の回転は伝達
されるように嵌まっている。ズームレバー26の形状は
フォーカスレバー22と似ている。カム環23は、回動
が与えられると、そのリード用フォロア23aとリード
突起17bとの係合関係により、光軸方向に繰り出され
る。ズーム操作環19は定位置で回転するのに対し、ズ
ーム操作環19と等しい回動をするカム環23は、光軸
方向への進退動作を伴う。そして、第2群移動枠24
は、円周方向溝24cと回動案内突起23cの係合関係
により、カム環23と光軸方向には一緒に移動するが、
回動はしない。図8は、カム環23の光軸方向から見た
単品図である。
【0022】第2群移動枠24の内周面には、図1、図
2に示すように、フォロア突起24dが形成されてお
り、このフォロア突起24dは、第2群枠12の外周面
に形成したリード溝(またはカム溝)12bに嵌まって
いる。フォーカス操作環18またはカプラギヤ20を介
して第2群枠12に回転が与えられると、このリード溝
(またはカム溝)12bとフォロア突起24dの関係に
従って、第2群枠12(第2レンズ群L2)が光軸方向
に進退してフォーカシングが行われる。これに対し、ズ
ーム操作環19を介してカム環23に回転が与えられた
ときには、第2群枠12と第2群移動枠24との相対回
転は生ぜず、したがって、第2群枠12(第2レンズ群
L2)には光軸方向のズーミング用の直進移動のみが与
えられる。また、第1群枠11(第1レンズ群L1)
は、ズーム操作環19を介してカム環23が回動する
と、リード突起23bとリード凹部11aの関係、及び
直進案内凹部11bと直進案内突起24bの関係に従っ
て光軸方向に直進移動する。
【0023】以上で第1レンズ群L1と第2レンズ群L
2に与えるズーミング用の動作、及び第2レンズ群L2
に与えるフォーカシング用の動作が理解される。次に、
第3レンズ群L3と第4レンズ群L4にズーミング用の
動作を与える機構を説明する。
【0024】カム環23には、その後端部に4群カム駆
動レバー28が固定されており、この4群カム駆動レバ
ー28は、内固定筒17に形成した逃げ溝17dを通っ
て、内固定筒17の内径側に延びている。内固定筒17
にはまた、間接的に第3群枠13を直進案内するための
光軸と平行な方向の複数個(図では3個)の貫通案内穴
17fが形成されている。
【0025】各貫通案内穴17fには、第3群移動枠2
7に形成した直進案内を兼ねる対をなすフォロア27a
(図1、図9参照)が嵌まっている。第3群移動枠27
は、内固定筒17の内径に相対移動自在に嵌まってい
て、貫通案内穴17fとフォロア27aにより、移動方
向を光軸方向に規制されている。対をなすフォロア27
aの間には、カム環23の内周面に形成したカム突起2
3fが嵌まっており、カム環23が回動すると、カム突
起23fの形状に従って、第3群移動枠27が回転する
ことなく光軸方向に進退する。
【0026】第3レンズ群L3を支持した第3群枠13
は、第3群移動枠27の絞支持環状部27bとの間に絞
り羽根及び絞開閉環30を挟んだ状態で、この第3群移
動枠27に固定されており、第3群移動枠27と一緒に
光軸方向に進退する。図10、図11に示すように、第
3群枠13の外周面には、光軸と平行な方向の複数個
(図では3個)の直進案内突起13aと、円周方向溝1
3bとが形成されている。各直進案内突起13aには、
第4レンズ群L4を支持した第4群枠14の内周面に形
成されている直進案内溝14aが嵌まり、第4群枠14
が第3群枠13に対して直進移動案内されている。
【0027】一方、第3群枠13の外周面には、4群用
カム環(回転環)29が回転自在に嵌まっている。具体
的には、この4群用カム環29の先端部内面に突出形成
した回転案内突起29aが、第3群枠13の円周方向溝
13bに対して回転のみ自在に嵌まっている。すなわ
ち、4群用カム環29は、第3群枠13に対する相対回
転は自在で光軸方向には第3群枠13と一緒に移動す
る。この4群用カム環29の内周面には、複数個(図で
は3個)の凸カム(カム突起)29bが形成されてお
り、各凸カム29bは、第4群枠14の外周面に形成し
た対をなすフォロア突起14bに係合し(挟まれ)、4
群用カム環29が回転すると、第4群枠14が光軸方向
に進退する。
【0028】第3群枠13、第4群枠14及び4群用カ
ム環29を組むときには、まず凸カム29bとフォロア
突起14bが係合するように4群用カム環29を第4群
枠14と組み合わせる。続いて、4群用カム環29と第
4群枠14の結合体をその軸線方向に移動させて、4群
用カム環29の回転案内突起29aを、第3群枠13側
に設けた突起入口部13cを通して円周方向溝13bに
入れ、同時に第4群枠14の直進案内溝14aを第3群
枠13の直進案内突起13aに入れる。この時点で、4
群枠14は第3群枠13によって直進案内される。さら
に、回転案内突起29aが突起入口部13cから離れて
完全に円周方向溝13bと係合するように4群用カム環
29を所定量回転させると、フォロア突起14bは凸カ
ム29bに対し、ズーミング用の使用領域で係合する。
なお、第3群枠13と4群用カム環29はズーミングに
伴って相対回転するが、この使用時の相対回転角度範囲
では、回転案内突起29aは常に円周方向溝13b内に
完全に嵌っており、突起入口部13cの位置へは移動し
ない。
【0029】4群用カム環29には、径方向外方に突出
する回転伝達腕29cが形成されており、この回転伝達
腕29cに、カム環23に固定されている上述の4群カ
ム駆動レバー28が回転方向には一体に、光軸方向の相
対移動は可能に係合している。従って、ズーム操作環1
9を回動させてその回転をカム環23、4群カム駆動レ
バー28から4群用カム環29に伝達すると、カム突起
23fとフォロア27aとの関係で第3群移動枠27
(第3群枠13、第3レンズ群L3)が光軸方向に移動
し、凸カム29bとフォロア突起14bの関係で第4群
枠14(第4レンズ群L4)が光軸方向に移動してズー
ミング用の移動軌跡が得られる。
【0030】以上のズームレンズ鏡筒の全体的な動作
を、図12を参照して簡単に説明する。ズーミングの際
には、ズーム操作環19を回転させるとカム環23に回
転が伝達される。カム環23は、内固定筒17との間に
配したガイド機構(17b、23a)に従って、回転し
ながら光軸方向に移動する。このカム環23の移動(回
転と光軸方向移動)による第1の作用として、第2群移
動枠24も共に光軸方向へ移動する。このとき第2群移
動枠24は回転されないので、第2群枠12との間に配
したガイド機構(12b、24d)は実質的に機能せ
ず、第2群枠12は回転することなく第2群移動枠24
と一緒に光軸方向へ移動する。また、カム環23の移動
による第2の作用として、カム環23の外周側のガイド
機構(11a、23b)に従って、第1群枠11が光軸
方向に所定の軌跡で移動される。また、カム環23の移
動による第3の作用として、カム環23の内周側のガイ
ド機構(23f、27a)に従って、第3群枠13が光
軸方向に所定の軌跡で移動される。さらに、カム環23
の移動による第4の作用として、その回転力が4群用カ
ム環29に伝達され、この4群用カム環29と第4群枠
14の間に配したガイド機構(29b、14b)に従
い、第3群枠13に対して第4群枠14が光軸方向に所
定の軌跡で移動する。以上から、ズーム操作環19を回
転させると、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第
3レンズ群L3及び第4レンズ群L4がそれぞれ光軸方
向に所定の軌跡で移動して、焦点距離を変化させること
ができる。すなわち、図12中の一点鎖線よりも上方に
示す各要素がズーム系の駆動機構を構成している。な
お、上記説明中のガイド機構とは、線形、非線形いずれ
の移動を付与するものであってもよく、具体的には、任
意のリード部やカム部とさせることができる。
【0031】フォーカシングは、フォーカス操作環18
とカプラギヤ20のいずれかに回転力を入力することで
実行される。このいずれかの経路からの回転力によって
フォーカスレバー22が光軸を中心とする周方向へ移動
(回転)されると、第2群枠12に回転が伝達される。
すると、第2群枠12と第2群移動枠24の間のガイド
機構(12b、24d)に従って、第2群枠12が、第
2群移動枠24に対して相対回転しながら光軸方向に相
対移動し、フォーカシングがなされる。すなわち、図1
2中の一点鎖線よりも下方に示す各要素と、第2群枠1
2と第2群移動枠24の間のガイド機構(12b、24
d)がフォーカス系の駆動機構を構成している。
【0032】
【本発明の特徴部分の説明】以上のように、本実施形態
のズームレンズ鏡筒では、ズーミングに際しては、全て
のレンズ群が互いの空気間隔を変化させながら光軸方向
に直進移動する。特に第3レンズ群L3と第4レンズ群
L4は、各焦点距離での収差補正を行うために空気間隔
を変化させるものであり、倒れ、偏心あるいは前後間隔
変化に関する感度が高く、レンズ系全体の光学性能に及
ぼす影響が大きいため、その駆動機構及び支持機構に要
求される精度が高い。以下に説明するように、本実施形
態のズームレンズ鏡筒では、この第3レンズ群L3と第
4レンズ群L4を相対移動させるための機構が、レンズ
位置精度や光学性能に影響を及ぼしにくく構成されてい
る。
【0033】まず、第3レンズ群L3と第4レンズ群L
4の相対移動に関わる第3群枠13、第4群枠14及び
4群用カム環29はいずれも、半径方向への貫通部を有
さない完全な環体として形成されている。具体的には、
第3レンズ群L3と第4レンズ群L4は、4群用カム環
29の回転によって光軸方向に相対移動されるが、この
相対移動を行わせるカム機構は、4群用カム環29の内
周面に一体に形成した凸カム29bと第4群枠14の外
周面に一体に形成したフォロア突起14bとからなって
いる。また、第4群枠14は第3群枠13を介して光軸
方向に直進案内されるが、この直進案内機構は、第3群
枠13の外周面に一体に形成した直進案内突起13a
と、第4群枠14の内周面を一部切除して形成した有底
の直進案内溝14aとからなっている。つまり、鏡筒半
径方向において第4群枠14を挟んで内側と外側に第3
群枠13と4群用カム環29をそれぞれ配した上で、第
4群枠14と4群用カム環29の間に設けたカム機構の
構成部をいずれも突起とし、第4群枠14と第3群枠1
3の間に設けた直進案内機構の構成部を有底溝と突起か
らなるようにしたので、半径方向への貫通部を要さな
い。また、第3群枠13と4群用カム環29を相対回転
可能に結合させる部分も、有底の円周方向溝13bと回
転案内突起29aからなるので、半径方向への貫通部を
要さない。
【0034】本実施形態では、第3群枠、第4群枠14
及び4群用カム環29はいずれも合成樹脂製の成形品か
らなるが、各部材に貫通部が形成されないように構成し
たことにより、それぞれを成形品とした場合でも成形時
に変形が生じにくくなり、寸法精度及び強度的に優れた
部材とすることができる。つまり、製造コストの高くな
る金属材料を用いずとも、第3レンズ群L3と第4レン
ズ群L4の倒れ、偏心、あるいは前後間隔のズレを防ぎ
やすくなる。さらに、半径方向の貫通部がなければ、当
該貫通部から漏光したり、異物が光路内に入り込むおそ
れがなく、光学性能の低下を防ぐことができる。
【0035】また、カム機構に関しては貫通部のみなら
ず有底溝も有さないようにしたので、さらにレンズ位置
精度の向上に寄与する。つまり、第4群枠14と4群用
カム環29はいずれも、半径方向に突出するフォロア突
起14bと凸カム29bを係合させており、溝状のカム
(カム溝)は有していない。こうした凸状のカムは、溝
状のカムを形成する場合に比して、カム環などの環状体
に関する変形要因となりにくく、成形品の寸法精度や強
度の面で有利である。また、このフォロア突起14bと
凸カム29bはそれぞれ成形時の型抜きが容易な凸形状
であるので、第4群枠14、4群用カム環29と一体に
成形することができ、例えばカム溝に嵌まるローラをレ
ンズ保持環とは別体として形成していた従来の構造に比
して、製造コストの低下に寄与する。
【0036】さらに、凸カム29bは、成形時に溝状の
カム(カム溝)のような抜き勾配を不要とできるため、
フォロア突起14bとの係合部分のガタや隙間を防ぐこ
とが容易であり、また部品の修正が容易になる。具体的
には、凸カム29bは、4群用カム環29の内径方向に
突出する長リブ状をなしており、その断面形状は概ね矩
形で、両側のカム面(ガイド面)は鏡筒半径方向と略平
行な立壁面(垂直面)となっている。一方、この長リブ
状の凸カム29bを挟む一対のフォロア突起14bはそ
れぞれ、第4群枠14の外径方向に突出する円筒状をな
しており、その軸線方向は、凸カム29bの両側のガイ
ド面と平行である。つまり、凸カム29bの両側面と各
フォロア突起14bの円筒状外周面とは、鏡筒半径方向
に向く線状の領域で係合することになり、フォロア突起
14bの軸線と直交する平面方向(すなわち鏡筒半径方
向と直交する方向)へのガタやズレが生じにくく、第4
レンズ群L4を正確に案内できる。また、フォロア突起
14bと凸カム29bの間に隙間が生じにくいので、両
者の間から有害光が漏光するおそれが少ない。
【0037】以上のように、本実施形態のズームレンズ
鏡筒によれば、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の
支持及び相対移動に関係する第3群枠13、第4群枠1
4及び4群用カム環29が半径方向への貫通部を有さな
いようにしたので、寸法精度や強度に優れ、倒れ感度な
どが高い第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の位置精
度を高く保つことができる。また、カム機構や直進案内
機構周りに貫通部がないため、有害光や異物の通過も効
果的に防ぐことができる。つまり、これらの部材を成形
品としてコストを抑えつつ、十分なレンズ位置精度や光
学性能を得ることができる。
【0038】さらに、カム機構や直進案内機構の構成部
(フォロア突起14b、凸カム29b、直進案内突起1
3a)は各環状部材(第3群枠13、第4群枠14、4
群用カム環29)と一体に成形しやすいため、これらを
環状部材と一体に成形して製造コストを抑えることがで
きる。
【0039】但し、本発明は、図示した実施形態に限定
されるものではない。例えば、実施形態のカム機構で
は、長リブ状のカム突起(凸カム29b)が回転環(4
群用カム環29)側に設けられ、このカム突起に摺接す
るフォロア突起(フォロア突起14b)がレンズ保持環
(第4群枠14)側に設けられているが、レンズ保時環
側に長いカム突起を設け、このカム突起に摺接するフォ
ロア突起を回転環側に設けることも可能である。要は、
回転環の回転によって、レンズ保時環に光軸方向の移動
が与えられる構造において、互いに貫通部が形成されな
いようにすればよいのである。
【0040】また、実施形態では、一対のフォロア突起
14bが長リブ状の凸カム29bを挟む構成であった
が、フォロア突起を一つだけ設け、該フォロア突起が凸
カムに常に係合するように何らかの手段で付勢させても
よい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、相対移
動される少なくとも2つのレンズ群を有するレンズ鏡筒
において、製造コストを抑えつつ、レンズ群の位置精度
や光学性能を高くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームレンズ鏡筒の一実施形態を
示す、テレ端へのズーミング状態を示す上半断面図であ
る。
【図2】同ワイド端へのズーミング状態を示す上半断面
図である。
【図3】図2から、フォーカス駆動系の要素を取り出し
て描いた上半断面図である。
【図4】フォーカスギヤの単体の正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】フォーカスレバーの単体の斜視図である。
【図7】第1群枠、第2群移動枠、カム環及び内固定筒
の関係を示す展開分解図である。
【図8】カム環の光軸方向から見た単品図である。
【図9】カム環、内固定筒及び第3群移動枠の関係を示
す展開分解図である。
【図10】第3群枠、第4群枠及び4群用カム環の関係
を示す展開分解図である。
【図11】同じく第3群枠、第4群枠及び4群用カム環
の関係を示す背面図である。
【図12】実施形態のズームレンズ鏡筒の構成部材相互
の動力伝達経路やガイドの関係を概念的に示す図であ
る。
【符号の説明】
11 第1群枠 11a リード凹部 11b 直進案内凹部 12 第2群枠 12a 回転伝達アーム 12b リード溝(またはカム溝) 13 第3群枠(第一のレンズ保持環) 13a 直進案内突起 13b 円周方向溝 13c 突起入口部 14 第4群枠(第二のレンズ保持環) 14a 直進案内溝 14b フォロア突起 15 マウント環 16 外固定筒 16a 内方フランジ 16b 抜け止め突起 17 内固定筒 17a 貫通穴 17b リード突起 17c 直進案内凹部 17d 逃げ溝 17f 貫通案内穴 18 フォーカス操作環(MF操作環) 19 ズーム操作環 20 カプラギヤ 20a ギヤ部 21 フォーカスギヤ 21a セクタギヤ 21b 導入凹部 21c 円弧溝 21d フォーカスレバー挿入溝 22 フォーカスレバー 22a 半径方向部 22b 外径腕 22c 内径腕 22d 固定ねじ 23 カム環 23a リード用フォロア 23b リード突起 23c 回動案内突起 23d 回転伝達溝 23f カム突起 24 第2群移動枠 24a 直進案内突起 24b 直進案内突起 24c 円周方向溝 24d フォロア突起 24e 突起入口部 26 ズームレバー 27 第3群移動枠 27a フォロア 27b 絞支持環状部 28 4群カム駆動レバー 29 4群用カム環(回転環) 29a 回転案内突起 29b 凸カム(カム突起) 29c 回転伝達腕 40 カメラボディ 41 マウント 42 カプラギヤ L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群(第一のレンズ群) L4 第4レンズ群(第二のレンズ群)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動する第一、第二のレンズ群を有
    するレンズ鏡筒において、 第一のレンズ群を有する第一のレンズ保持環;この第一
    のレンズ保持環に回転自在に支持され回転駆動される回
    転環;この回転環の内面と上記第一のレンズ保持環の外
    面の間に位置し、第二のレンズ群を有する第二のレンズ
    保持環;上記第一のレンズ保持環の外面と第二のレンズ
    保持環の内面の一方と他方に形成した、光軸と平行な有
    底の直進案内溝と該有底直進案内溝に移動可能に嵌まる
    直進案内突起;及び上記回転環の内面と上記第二のレン
    ズ保持環の外面との一方と他方に形成した、互いに係合
    するカム突起とフォロア突起;を備え、 上記第一のレンズ保持環、第二のレンズ保持環及び回転
    環をそれぞれ、半径方向への貫通部を有さない完全環体
    としたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレンズ鏡筒において、上
    記カム突起は略矩形断面の長リブ状をなし、上記フォロ
    ア突起は、該長リブ状のカム突起を挟む一対の円筒状突
    起からなるレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のレンズ鏡筒にお
    いて、上記カム突起とフォロア突起は、互いに鏡筒半径
    方向と略平行な方向に向く線状の係合領域で係合するレ
    ンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項記載のレ
    ンズ鏡筒において、上記第一のレンズ保持環、第二のレ
    ンズ保持環及び回転環はそれぞれ、合成樹脂製の成形部
    材であるレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項記載のレ
    ンズ鏡筒において、上記カム突起は、上記回転環と第二
    のレンズ保持環のいずれか一方と一体に形成され、上記
    フォロア突起は、上記回転環と第二のレンズ保持環の他
    方と一体に形成されているレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項記載のレ
    ンズ鏡筒において、上記直進案内突起は、上記第一のレ
    ンズ保持環または第二のレンズ保持環と一体に形成され
    ているレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項記載のレ
    ンズ鏡筒において、上記第一のレンズ保持環と回転環の
    一方と他方に、円周方向へ形成した有底の円周方向溝
    と、該有底円周溝内に移動可能に嵌まる回転案内突起を
    有し、該回転案内突起と有底円周溝との嵌合によって第
    一のレンズ保持環と回転環が相対回転可能に結合される
    レンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項記載のレ
    ンズ鏡筒において、該レンズ鏡筒はズームレンズ鏡筒で
    あり、上記第一、第二のレンズ群はズームレンズの一部
    を構成しているレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のレンズ鏡筒において、さ
    らに、 外部から回動可能なズーム操作環;このズーム操作環に
    よって回転され上記第一、第二のレンズ群とは異なるレ
    ンズ群を光軸方向に移動させる、上記回転環とは別のカ
    ム環;及び上記回転環に設けた、このカム環に係合して
    回転力を受ける回転案内突起;を有し、 上記ズーム操作環の回動操作に応じて該回転環が回転
    し、第一、第二のレンズ群が相対移動されるレンズ鏡
    筒。
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JPWO2012056653A1 (ja) * 2010-10-26 2014-03-20 パナソニック株式会社 レンズユニット
US8830605B2 (en) 2010-10-26 2014-09-09 Panasonic Corporation Lens unit

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