JP2002232431A - 補助チャネル資源を共有する方法 - Google Patents

補助チャネル資源を共有する方法

Info

Publication number
JP2002232431A
JP2002232431A JP2001366200A JP2001366200A JP2002232431A JP 2002232431 A JP2002232431 A JP 2002232431A JP 2001366200 A JP2001366200 A JP 2001366200A JP 2001366200 A JP2001366200 A JP 2001366200A JP 2002232431 A JP2002232431 A JP 2002232431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
sch
dnr
resources
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001366200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3844682B2 (ja
JP2002232431A5 (ja
Inventor
Dan Anthony Balogh
アンソニー バロー ダン
John K Burgess
ケー バーゲス ジョン
T Roger Kiang
ロジャー キアン ティー
Stanley Vitebsky
ヴィテブスキー スタンレー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucent Technologies Inc filed Critical Lucent Technologies Inc
Publication of JP2002232431A publication Critical patent/JP2002232431A/ja
Publication of JP2002232431A5 publication Critical patent/JP2002232431A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3844682B2 publication Critical patent/JP3844682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/74Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for increasing reliability, e.g. using redundant or spare channels or apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバヘッド遅延に起因するデータバースト
間のギャップを最小にすることにより補助チャネルSC
Hに対しより効率的にSCH資源を利用する方法を提供
すること。 【解決手段】 本発明によれば、ギャップは補助チャネ
ル共有アルゴリズムを用いて既存のSCHをサポートす
るSCH資源を将来的に割当て、DNRの将来の発行を
スケジューリングすることにより最小化し、現時点で使
用可能でないSCH資源をSCH資源の状態に基づいて
将来的に割当てる。既存のSCHとは現時点でデータバ
ーストが送信されるSCHを意味する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関し、特に無線通信システムを介して高速でパケット
データを伝送する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来技術に係る無線通信システ
ム10を表す。無線通信システム10は、基地局12と
デジタルセルラ交換器(DCS)14と複数のユーザに
関連した移動(携帯)電話16,18を有する。基地局
12は、資源、例えば無線(radio frequency,RF)
帯域幅と、チャネル素子(channel element,CE)資
源と、ウォルシュ符号とパケットパイプ(packet pip
e,PP)帯域幅とを使用して順方向に基本チャネル(f
undamental channels,FCH)と補助チャネル(suppl
emental channels,SCH)をサポートしており、これ
らのチャネルを介してデータが移動電話16と18に送
信される。基地局12は、複数のFCHとSCHをサポ
ートする十分な資源を有している。
【0003】特定のFCHをサポートする資源は、基本
チャネル資源即ちFCH資源と称し、基地局12が、F
CHを介して通信状態にある移動(携帯)電話専用であ
る。これに対し、特定の補助チャネル(SCH)をサポ
ートしている資源は、補助チャネル資源あるいはSCH
資源と称し、同時ではないが別のSCHをサポートする
ことができる。通常、SCH資源は、FCHをサポート
していない基地局12に帰属する残りの全ての資源であ
る。即ち、全ての資源からFCHを差し引いたものがS
CHである。一部のあるいは全てのSCH資源を用い
て、SCHのユーザのニーズに従ってSCHをサポート
している。
【0004】従来、データは送信すべきデータ量とSC
H資源の使用可能性によって、FCHまたはSCHのい
ずれかを介して送信されている。具体的に説明すると、
ユーザに向けたデータ量がユーザしきい値を超え、SC
H資源がそのユーザに対するSCHをサポートするため
に現在使用可能な場合には、データはSCHを介して送
信される。ここで、データしきい値とは、例えばユーザ
のFCHに関連したデータ伝送可能容量を超えた量であ
る。それ以外の場合には、データはそのユーザに関連し
たFCHを介して送信される。特定のユーザに対するS
CHをサポートするのに現在使用可能な十分なSCH資
源があるか否かに関する決定は、ユーザの最大データレ
ート、ユーザに対するデータの積み残し(未送信)量
と、使用可能なCE,RF,ウォルシュ符号と、PP資
源のファクタに依存する。これらは従来公知である。
【0005】移動電話16と/または18に送信すべき
データをDCS14が受領し、その後移動電話16と/
または18に送信するために基地局12にルーティング
される。以下のようなルーティングプロトコールがDC
S14から基地局12にデータをルーティングするため
に用いられる。特定の移動電話に送信すべきデータ量
が、データしきい値を超えた場合には、DCS14はデ
ータ通知リクエスト(data notify request,DNR)
を基地局12に発行することにより、現時点のSCH資
源の使用可能性をチェックする。このデータ通知リクエ
スト(data notify request)は、SCHに対する資源
リクエストと送信すべきデータ量を示す。
【0006】データ通知リクエストを受領すると基地局
12は、そのユーザに対するSCHをサポートするため
に、基地局12が現在使用可能なSCH資源を有してい
るか否かを決定する。基地局12が、使用可能なSCH
資源を有していると決定した場合には、基地局12は、
現在使用可能なSCH資源をユーザに割当て、現在使用
可能なSCH資源を使用してSCHを設定し、DCS1
4が基地局12に対しデータのルーティングを開始すべ
き時点、即ちSCHが設定された後の時点を示す承認通
知でもって応答する。この承認を受領すると、DCS1
4は、SCHを介して送信するために承認通知(approv
al)に示された時点で基地局12に対しデータのルーテ
ィングを開始する。
【0007】基地局12がそのユーザに対しSCHをサ
ポートするために、現在使用可能なSCH資源が存在し
ないと決定した場合には、基地局12は、DCS14は
基地局12に対しデータをルーティングしないように示
す否定通知でもって応答する。この否定通知を受領する
とDCS14は待機間、即ち所定時間間隔、例えば0.
5秒の間遅延して、待機時間の終了時にDCS14が依
然として同一ユーザに対しデータしきい値を超える量の
データを有している場合には、別のデータ通知リクエス
トを発行する。待機期間の間、DCS14はユーザのF
CHを介して送信するためにそのユーザに対しそれが保
持している全てあるいは一部をルーティングする。かく
して、待機時間の終了時にはDCS14はユーザ宛のデ
ータしきい値を超えるデータを所持していないことが可
能となる。
【0008】上記のルーティングプロトコールは、オー
バヘッド遅延を引き起こし、これが結果的にデータバー
スト間のギャップを発生させる。図2は、一時に1個の
SCHをサポートする共有SCH資源21用のタイムチ
ャート20を表す。tからtとtからtの時間
間隔の間、共有SCH資源21は移動電話16に対しS
CHをサポートしており、このSCHを介してデータバ
ースト22と26が送信される。同様に、tからt
の時間間隔の間、共有SCH資源21は移動電話18に
対しSCHをサポートし、これを介してデータバースト
24が送信される。tからtの時間間隔とtから
の時間間隔の間は、ギャップ28,30が存在し、
その間では共有SCH資源21は未使用の。
【0009】ギャップ28,30は、特にルーティング
プロトコールに関連するオーバヘッド遅延により引き起
こされる。例えば、DCS14がデータしきい値を超え
る移動電話18宛のデータを有していると仮定する。時
間tにおいて、DCS14は移動電話18に対しデー
タ通知リクエストを発行する。この時点で、基地局12
はデータバースト22の送信中にある移動電話16に対
し、SCHをサポートする共有SCH資源21を使用し
ているが、移動電話18に対するSCHをサポートする
ために使用可能な別のSCH資源を有していない。した
がって、基地局12は移動電話16に対しデータ通知リ
クエストの否定通知(dinial)でもって応答する。
【0010】DCS14は、待機期間即ちtからt
の間待機する。待機時間の終了後も、DCS14はデー
タしきい値を超える移動電話18宛のデータを依然とし
て有している。したがって、時間tにおいて、DCS
14は移動電話18に対しデータ通知リクエストを発行
する。この時点では、共有SCH資源21は使用可能で
あり、それを用いて移動電話18に対するSCHをサポ
ートできる。かくして、基地局12は、共有SCH資源
21を移動電話18に割当て、共有SCH資源21を用
いてSCHを設定し、DCS14に対し承認通知で応答
してデータをt の時点で基地局12にルーティングを
することを開始する。時間tとtの間の期間は、移
動電話18に対しSCHを設定するのに要する期間に対
応する。
【0011】この実施例においては、tからtの期
間とtからtの期間は、オーバヘッド遅延により引
き起こされ、これらがまとまってギャップ28を形成す
る。tからtの期間はDCS14により引き起こさ
れ待機期間を遅延させ、tからtの期間は移動電話
18に対し共有SCH資源21を用いてSCHを設定す
ることにより引き起こされる。オーバヘッド遅延により
発生するギャップは好ましくないが、その理由はSCH
資源の有効使用とはならないからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって、SCH資
源のより有効使用を必要とする。したがって、本発明の
目的は、オーバヘッド遅延に起因するデータバースト間
のギャップを最小にすることにより補助チャネルSCH
に対しより効率的にSCH資源を使用する方法を提供す
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ギャッ
プは補助チャネル共有アルゴリズムを用いて既存のSC
HをサポートするSCH資源を将来を見越して(将来的
に)割当て、DNRの将来の発行をスケジューリングす
ることにより最小化し、現在使用可能でないSCH資源
をSCH資源の状態に基づいて将来を見越して割当て
る。既存のSCHとは現在データバーストが送信される
SCHを意味する。本発明の一実施例においては、本発
明は請求項1に記載した特徴を有する。即ち、データ通
知リクエストを受領するステップと、オープン割当て状
態にある間、データ通知リクエストを受領したときに、
この受領したデータ通知リクエストに関連するユーザに
対し、将来の補助チャネルをサポートするために、現在
未使用の補助チャネル資源を将来を見越して割当てるス
テップとを有することを特徴とする。将来のSCHと
は、現在は使用可能でないかあるいは将来割当てられる
かのいずれかのSCH資源によりサポートされているS
CHである。
【0014】
【発明の実施の形態】現在未使用のSCHを将来を見越
して割り当てること、および将来割り当てる目的でDN
Rを将来発行することをスケジューリングすることによ
り、SCH設定時間と待機時間に関連するオーバヘッド
遅延により引き起こされるギャップを最小にすることが
できる。
【0015】本発明の補助チャネル共有アルゴリズム
は、リクエストウィンドウと応答状態を用いて、現在未
使用のSCH資源を将来を見越して割当て、DNRの将
来の発行をスケジューリングする。本明細書において
は、リクエストウィンドウと応答状態の説明を最初に行
い、その後補助チャネル共有アルゴリズムを説明し、さ
らに補助チャネル共有アルゴリズムのアプリケーション
の例を説明する。
【0016】リクエストウィンドウは、将来ユーザに対
しDNRを発行するために基地局12がDCS14をス
ケジュール化しているSCH資源に関連する時間間隔で
ある。リクエストウィンドウは同一あるいは異なる一定
サイズのオーバラップしないウィンドウである。リクエ
ストウィンドウの持続時間は、可変パラメータとして指
定される。
【0017】応答状態は、データ通知リクエストに応答
する方法に関連するSCH資源に関係した状態であり、
例えば現在未使用のSCH資源を将来を見越して割当
て、DNRの将来の発行をスケジューリングする。応答
状態は可変サイズのオーバラップしないウィンドウであ
る。応答状態の持続時間は、あるイベント(事象)の発
生に依存する。
【0018】本発明の一実施例においては、本発明は3
種類のリクエストウィンドウと3種類の応答状態を使用
する。3種類のリクエストウィンドウとは、優先ユーザ
割当て(preferred user assignment,PUA)ウィンド
ウと、待機中ユーザ割当て(waiting user assignmen
t,WUA)ウィンドウと、満了再割当て(expired rea
ssignment,ERA)ウィンドウである。一方、3種類
の応答状態とは、解放割当て(open assignment,O
A)状態と、開放待機(open waiting,OW)状態と閉
鎖待機(closed waiting,CW)状態である。図3は、
2個のデータバーストが送信されるSCH36,38を
サポートするSCH資源34に関連するリクエストウィ
ンドウと応答状態の間の関係を表すタイムチャート32
を示す。ここで、SCH36,38は、同一のSCHあ
るいは別々のSCHである。即ちSCHは、同一ユーザ
あるいは別々のユーザに関連する。
【0019】SCH資源34に現在サポートされている
か、あるいは将来サポートされるSCH36,38に対
し、関連するリクエストウィンドウの組が存在する。リ
クエストウィンドウは、SCH36,38を介したデー
タバーストの到着前の少なくとも時間Tで終了するの
が好ましい。時間Tは、既存のSCH(例えばSCH
36)と将来SCH(例えばSCH38)との間のSC
H資源の競合が存在しないときに、将来SCHを設定す
るために基地局12が必要とする最小時間に対応する。
SCHを介したデータバーストの持続時間は、SCHを
介して送信すべきデータ量とデータが送信されるデータ
レートに基づいて決定される時間である。
【0020】第1リクエストウィンドウは、PUAウィ
ンドウであり、その後にWUAウィンドウとERAウィ
ンドウが続く。PUAウィンドウとWUAウィンドウと
ERAウィンドウは、TPUA,TWUA,TERA
期間に渡って存在する。PUAウィンドウは、時間T
とTPUA,TWUA,TERAを加えた時間よりも遅
くない時間に開始する。ERAウィンドウは、時間T
とTERAを加えた時間よりも遅くない時間に開始す
る。リクエストウィンドウは、図3に示すように互いに
隣接して配置されても、いなくてもよい。
【0021】基地局12がDNRの将来発行をスケジュ
ーリングする特定のリクエストウィンドウは、将来DN
Rに関連したユーザに依存する。本発明の実施例におい
ては、3人(種類)のユーザが存在する。カレントユー
ザと待機中のユーザとランダムなユーザである。カレン
トユーザは、既存のSCHを使用しているユーザであ
る。カレントユーザは、継続しきい値を超えない限り、
既存のSCHをサポートするSCH資源の再割当てある
いは継続使用に対し優先権が与えられる。再割当てある
いは継続使用は、同一のSCH資源によりサポートされ
た既存のSCHを使用するユーザに対し、将来のSCH
をサポートするためのSCH資源の割当てを意味する。
継続しきい値とはユーザに対し再割当てあるいは継続使
用が可能な最大数を言う。
【0022】継続しきい値を超えない場合には、基地局
12はDCS14をスケジューリングして、カレントユ
ーザに割り当てられたSCH資源の次のPUAウィンド
ウの間、カレントユーザDNRを発行する。ここで、カ
レントユーザDNRとは、カレントユーザに対し発行さ
れるべき次のDNRのことである。それ以外の場合に
は、基地局12はDCS14をスケジューリングして、
カレントユーザに割り当てられたSCH資源の次のER
Aウィンドウの間、カレントユーザDNRを発行する。
例えば、SCH36のPUAウィンドウの前のある時点
で、SCH36のユーザがデータしきい値を超えたより
多くのデータを送信しなければならないと仮定する。
【0023】継続しきい値を超えない場合には、カレン
トユーザDNRは、SCH36のPUAウィンドウで発
行される。継続しきい値を超えた場合には、カレントユ
ーザDNRは、SCH36のERAウィンドウで発行さ
れる。DCS14が、ユーザに対しカレントユーザDN
Rを発行することを計画している時点で、カレントユー
ザがデータしきい値を超えるデータを有していない場合
には、カレントユーザDNRは発行されず、カレントユ
ーザはランダムユーザとなる。
【0024】待機中ユーザは、OW状態の間DCS14
により発行され(基地局12が受領し)たデータ通知リ
クエストに関連するが、どのSCH資源にも割当てが拒
否されたユーザである。議論を簡単にするために、DC
S14により発行されたDNRとDCS14により基地
局12にルーティングされたデータは、それぞれ基地局
12が同時に受領し送信したものと仮定する。この仮定
は、本発明を制限するよう解釈すべきではない。
【0025】DNRを受領したOW状態に関連したSC
H資源、あるいは別のSCH資源の次のWUAウィンド
ウの間に、待機中ユーザDNRを発行するために、基地
局12はDCS14をスケジューリングする。ここで、
待機中ユーザDNRは、待機中ユーザに対し発行される
べき次のDNRである。DCS14がそのユーザに対し
待機中ユーザDNRを発行することをスケジューリング
している時点で、データしきい値を超えるデータを待機
中ユーザが有していない場合には、待機中ユーザDNR
は発行されず、待機中ユーザはランダムユーザとなる。
【0026】本発明の一実施例においては、待機中ユー
ザDNRが発行するようスケジューリングされている特
定のWUAウィンドウは、全てのSCH資源、即ち既存
SCHをサポートするSCH資源あるいは将来のSCH
をサポートするよう将来を見越して割り当てられるSC
H資源に対する次のWUAウィンドウの待機中ユーザの
カウントに依存する。ここで、待機中ユーザのカウント
とは、関連WUAウィンドウで発行されるようスケジュ
ーリングされている待機中ユーザDNRの数を表す。
【0027】この実施例の目的は、待機中ユーザをSC
H資源に均等に分配することである。例えば、2個のS
CHをサポートしているSCH資源が存在すると仮定す
る。この別個のSCH資源に対しWUAウィンドウに関
連する待機ユーザカウントが1と0の場合には、待機中
ユーザDNRは0の待機中ユーザカウントに関連するW
UAウィンドウで発行される。
【0028】ランダムユーザとは、カレントユーザある
いは待機中ユーザではない他の全てのユーザであり、例
えば新たなユーザとCW状態で発行されたDNRの関連
ユーザである。
【0029】前述したように基地局12がDNRに応答
する方法は、DNRを受領した応答状態に依存する。本
発明の応答状態の目的は、リクエストウィンドウ中に発
行されるべきDNRをスケジューリングすることであ
り、その結果現在未使用のSCH資源を予め将来を見越
して割り当て、SCH資源が使用可能となる時点までに
現在未使用のSCH資源を用いて将来のSCHの設定を
開始あるいは完了することである。これにより、待機期
間に関連するオーバヘッド遅延を削減あるいはなくすこ
とである。
【0030】注意すべき点として、リクエストウィンド
ウは、関連するSCHを介して送信中のあるいは送信さ
れるべきデータバーストの終了時(着信時)の前の少な
くとも時間Tで終了する。応答状態はリクエストウィ
ンドウに関連して構築され、その結果、SCH資源に対
する優先権は、WUAウィンドウとERAウィンドウで
受領したものよりも前のPUAウィンドウで受領したD
NRに関連したユーザに、およびERAウィンドウで受
領したものよりも前のWUAウィンドウで受領したユー
ザに与えられる。
【0031】OA状態は、PUAウィンドウの開始点で
スタートし、既存のSCHをサポートするSCH資源が
将来の割当て用に使用可能となった状態に対応する。将
来の割当ては、現在未使用のSCH資源を(現在未使用
のSCH資源の)同一あるいは別々のユーザに割り当
て、将来のSCHをサポートする。現在未使用のSCH
資源を、将来を見越して割り当てることにより、現在未
使用のSCH資源が使用可能となる前に、現在未使用の
SCH資源を使用することにより、SCHの設定を開始
あるいは完了することが可能となり、これによりSCH
の設定により引き起こされるデータバースト間のギャッ
プを削減あるいは無くすことができる。
【0032】現在未使用のSCH資源は、OA状態の間
のみ将来を見越した割り当て用に使用可能である。OA
状態の間受領したDNRに対する応答は、関連するSC
H資源によりサポートされているSCHを介してデータ
を伝送するために基地局12へのデータのルーティング
を開始すべきであることを示し、そして、カレントユー
ザDNRを発行するときを示す承認通知とカレントユー
ザDNRを発行する時を表す指示である。
【0033】OA状態は、OA状態の間データ通知リク
エストを受領したとき、および関連SCH資源を受領し
たデータ通知リクエストのユーザに将来を見越して割り
当てられたときに終了する。また、OA状態は、データ
バーストの終了前にデータ通知リクエストを受領しない
ときには、データバーストの終了時にそしてSCH資源
が将来を見越して割り当てられたときに一致して終了す
る。本発明の他の実施例においては、OA状態はERA
ウィンドウの終了時に終了する。この実施例において
は、SCH資源が現在使用可能であるか否かの決定の基
準は、ルックアヘッド時間Tに基づいている。即ち、
SCH資源の現時点の使用可能性を決定するためには、
将来の時間TにおけるSCH資源を見ればよい。
【0034】OW状態の開始点は、OA状態の終了点あ
るいは現在使用可能であったSCH資源の割当て時のい
ずれかに一致する。OW状態は、既存のSCHをサポー
トするSCH資源が将来の割当てには使用可能でない
が、待機中ユーザDNRがSCH資源の次のWUAウィ
ンドウで発行されるようスケジューリングされている状
態に対応する。OW状態の間、受領したDNRに対する
応答は、次のWUAウィンドウにおいてDCS14が待
機中ユーザDNRを発行すべき時点を示す否定応答であ
る。
【0035】OW状態の持続時間は、SCH資源に関連
する待機中ユーザカウントに対応する。待機中ユーザカ
ウントはOW状態が開始したときに0に初期化される。
各待機中ユーザデータ通知リクエストがWUAウィンド
ウで発行されるようスケジューリングされているため
に、そのWUAウィンドウに関連する待機中ユーザカウ
ントは1ずつ増分される。待機中ユーザカウントが、待
機中ユーザしきい値に一致した場合、あるいは超えた場
合には、OW状態は終了する。待機中ユーザしきい値
は、WUAウィンドウ中に発行がスケジューリングされ
ている待機中ユーザDNRの最大数に対応する可変のパ
ラメータである。OW状態は、次のPUAウィンドウの
開始により終了することはない。
【0036】CW状態は、OW状態の終了時がPUAウ
ィンドウの開始時と一致しない限り、OW状態の終了時
に開始する。CW状態は、既存のSCHをサポートする
SCH資源が将来を見越して割り当てられ、別の待機中
ユーザDNRが次の関連WUAウィンドウの間発行がス
ケジューリングされている状態に対応する。CW状態の
間受領したDNRに対する応答は、否定応答である。こ
のような否定応答は、遠い将来のある時点、例えば将来
のSCHの終了した後のある時点で、DCS14が同一
のユーザに対し次のDNRを発行する時点を表す。CW
状態は、OA状態が開始したとき、即ちPUAウィンド
ウの開始時点あるいはSCH資源が既存のSCHに対し
最早使用されないときにあるいは将来のSCHに対し将
来を見越して割当てられるときに終了する。
【0037】図4は、本発明によるリクエストウィンド
ウと応答状態を用いた補助共有アルゴリズムを表すフロ
ーチャート100である。ステップ110において、基
地局12はDCS14からユーザ宛のデータ通知リクエ
ストを受領する。ステップ120において、基地局12
は既存SCHをサポートするいずれかのSCH資源がO
A状態にあるか否かを決定する。このようなSCH資源
がOA状態にある場合には、ステップ130において基
地局12はこれらのSCH資源を受信したDNRに関連
するユーザに将来を見越して割当てる。
【0038】ステップ130が完了すると将来を見越し
て割り当てられたSCH資源は、OA状態からOW状態
に移行する。いずれかのSCH資源がいずれかのユーザ
に割り当てられる前に、現時点の応答状態あるいはSC
H資源の現時点の使用可能性に関わらず、SCHはその
ユーザに対する最小データレートをサポートできなけれ
ばならない。SCH資源がそのユーザに対する最小デー
タレートをサポートすることができない場合にはSCH
資源は割り当てられない。
【0039】注意すべき点として、複数のSCH資源が
OA状態にある、即ち複数の既存のSCHをサポートす
るSCH資源がOA状態にある。本発明の一実施例にお
いては、複数の既存のSCHがある場合には、基地局1
2はユーザを最も古い(即ち、最長期間存在した補助チ
ャネルあるいは最も古いOW状態に関連する補助チャネ
ル)既存のSCHをサポートするSCH資源に将来を見
越して割当てる。
【0040】本発明の一実施例においては、ステップ1
30において、SCH資源を将来を見越して割当てるこ
とは、図5のフローチャート200に従って実行され
る。ステップ210においては、基地局12は受信した
DNRに関連するユーザがカレントユーザであるか否か
を決定する。このユーザがOA状態の既存のSCHをサ
ポートするSCH資源のカレントユーザでない場合に
は、ステップ220において、SCH資源用の前の補助
記録を削除して新たな補助記録をSCH資源用に形成
し、DCS14は、SCH資源が使用可能になった後
(即ち、既存のSCHを介して現時点のデータバースト
の完了の後)、ユーザ用のデータを基地局12にルーテ
ィングを開始し、そして新たなSCHが設定可能とな
り、DCS14がSCH資源に関連した次のPUAウィ
ンドウ内でカレントユーザDNRを発行するようDCS
14に指令が与えられる。
【0041】本発明の一実施例において、既存のSCH
と設定すべきSCHとの間にSCH資源の競合が存在し
ない場合には、DCS14は、将来のSCHの設定の完
了後直ちにユーザ用のデータのルーティングを開始する
よう指示される。競合が存在する場合には、DCS14
はデータバーストの終了(着信)後、時間TD/Rでデ
ータのルーティングを開始するよう指示される。ここ
で、時間TD/Rは、既存のSCHと設定すべきSCH
との間にSCH資源に対する競合が存在する場合にSC
Hを設定するのに必要な最小時間に対応する。時間T
D/Rは、既存のSCHの非活性化と新たなSCHの設
定に要する時間を含む。
【0042】補助記録はSCH資源に関連する記録であ
り、許容可能な再割当ての数あるいはカレントユーザに
対するSCH資源の継続使用、SCH資源を用いてデー
タを送信すべきデータレート、待機中ユーザカウントお
よび/または補助記録が創設された時間を示す継続カウ
ントを含む。補助記録が創設されると継続カウントは、
許容可能な再割当ての最大数に設定され、待機中ユーザ
のカウントは0に初期化される。再割当ての最大数は、
可変パラメータである。
【0043】基地局12がユーザがカレントユーザであ
ると、ステップ230で決定した場合には、継続カウン
トは1だけ減らされるが0以下とはならない。ステップ
240において、基地局12は、DCS14に対しカレ
ントユーザDNRを発行する(もしあれば)時点を示
す。継続カウントが0を超えている場合にはDCS14
はSCH資源に関連する次のPUAウィンドウの間カレ
ントユーザDNRを発行するよう指示される。継続カウ
ントが0の場合にはDCS14は、SCH資源に関連す
る次のERAウィンドウの間カレントユーザDNRを発
行するよう指示される。
【0044】ステップ250において、基地局12は、
補助記録に示されるように将来SCH用のデータレート
(速度)が既存のSCH用のデータレートとは異なるか
否かを決定する。データレートに差がない場合には、ス
テップ260において、基地局12はDCS14に対し
将来SCHが設定された時以降に、データのルーティン
グを開始する。データレートに差がある場合には、既存
のSCHと将来SCHとの間にSCH資源の競合が存在
する。したがって、ステップ270において、基地局1
2はDCS14に対し現時点のデータバーストに完了し
た後、時間T /Rでデータのルーティングを開始す
る。
【0045】ステップ120に戻って、OA状態の既存
のSCHをサポートするSCH資源が存在しない場合に
は、フローチャート100はステップ140に進み、そ
こで基地局12は、受信したDNRに関連するユーザに
対しSCHを設定するために、他のSCH資源が使用可
能であるか否かを決定する。他のSCH資源が使用可能
の場合には、ステップ150において、基地局12は使
用可能なSCH資源を割り当ててユーザ用に将来のSC
Hをサポートし、このことは使用可能なSCH資源用に
古い補助記録を削除して、使用可能なSCH資源用に新
たな補助記録を創設し、使用可能なSCH資源を用いて
SCHを設定し、DCS14に対しSCH資源に関連す
る次のPUAウィンドウ内でユーザ用のカレントユーザ
の次のデータ通知リクエストを発行するよう指示し、か
つDCS14に対しある時点Tあるいはその以降にデ
ータのルーティングを開始するよう指示する。
【0046】別のSCHをサポートするために使用可能
なSCH資源が存在しない場合には、ステップ160に
おいて、基地局12は既存のSCHをサポートするいず
れかのSCH資源がOW状態にあるか否かを決定する。
このようなSCH資源が存在する場合には、ステップ1
70において、基地局12はDCS14に対し、OW状
態にある既存のSCHをサポートするSCH資源に関連
する次のWUAウィンドウの1つのウィンドウでユーザ
用に待機中ユーザDNRを発行するよう指示し、そのW
UAウィンドウに対する待機中ユーザカウントを1だけ
増分するよう指示する。
【0047】DCS14が待機中ユーザDNRを発行す
るようスケジューリングされている特定のWUAウィン
ドウは、OW状態にあるSCH資源によりサポートされ
ている既存のSCHの数と待機中ユーザカウントとOW
状態の古さに依存する。このような既存のSCHが1個
だけ存在する場合には、基地局12はDCS14に対
し、関連するSCH資源のWUAウィンドウで待機中ユ
ーザDNRを発行するよう指示する。既存のSCHが複
数存在する場合には、基地局12はDCS14に対しO
W状態にあるSCH資源によりサポートされている既存
のSCHのWUAウィンドウ内で待機中ユーザDNRを
最低の待機中ユーザカウントでもって発行する。
【0048】最低の待機中ユーザカウントを具備するこ
のような既存のSCHが複数存在する場合には、基地局
12はDCS14に対し補助記録で指示されたようにO
W状態にあるSCH資源によりサポートされている最も
古い既存のSCHのWUAウィンドウ内で待機中ユーザ
DNRを発行する。別法として、DCS14が待機中ユ
ーザDNRを発行するようスケジューリングされている
特定のWUAウィンドウは、他の基準に基づいているか
あるいはランダムなものである。
【0049】既存のSCHをサポートするSCH資源が
OW状態にない場合には、ステップ180で基地局12
はDCS14に対し遠い将来、例えば現在未使用の資源
が将来を見越して割り当てられる将来のSCHを介して
データバーストの終了(着信)時、いずれかのときにユ
ーザ用に次のデータ通知リクエストを発行する。別法と
して、基地局12はDCS14がユーザに対し次のDN
Rを発行するときを示すことなしに否定応答する。この
別の実施例において、DCS14の次のDNRをいつ発
行すべきか、例えば所定の待機期間の後発行すべきかを
決定する。
【0050】図6,7,8は、様々な状況における本発
明のアプリケーションを示す例60,70,80を示
す。話を簡単にするために、これらの例は、上記のフロ
ーチャート100と200を参照して説明する。これら
の例は、フローチャートに示された補助チャネル共有ア
ルゴリズムに従って行われる。ある場合には、アルゴリ
ズムの特定な部分は、ポイントを明確にするために実施
例中で強調する。しかし、これは本発明を制限するよう
解釈すべきではない。
【0051】図6の実施例60は、一人のユーザと1個
のSCHをサポートするSCH資源62における本発明
のアプリケーションを示す。時間tにおいて、第1ユ
ーザに対するデータ通知リクエストを基地局12が受領
する(下向きの矢印)。第1ユーザは、時間tにおい
てはランダムユーザである。時間tにおいては、SC
HはOA状態にはないが、SCH資源62が使用可能で
ある。かくして、SCH資源62がステップ150で第
1ユーザに割り当てられ、継続カウントが3である新た
な補助記録を創設し、SCH資源62の次のPUAウィ
ンドウ内でカレントユーザDNRを発行するようDCS
14に指示を与える。SCH資源62が第1ユーザに割
り当てられると、SCH資源62はOW状態に移行す
る。
【0052】時間tからtの間のSCHが第1ユー
ザに用に設定される。時間tでDCS14は、第1ユ
ーザ用にデータのルーティングを開始する(1で示され
る)。第1ユーザは、時間tではカレントユーザであ
る。時間tでは、第1ユーザは、しきい値以上の送信
すべき十分なデータを有しており、DCS14は、PU
AウィンドウでカレントユーザDNRを発行する。特に
断らない限り、将来SCHは既存のSCHのデータレー
トと同一のデータレートを有するものとする。
【0053】カレントユーザDNRが発行されたときに
は、SCH資源62はOA状態にあるためSCH資源6
2は、カレントユーザに関連してステップ130によ
り、第1ユーザに将来を見越して割り当てられ(即ち、
継続使用が許可される)、継続カウントを1だけ減少さ
せる(即ち3から2に)。時間tにおいて、上と下の
行の数は、それぞれPUAウィンドウ内の受領したDN
Rに関連するユーザと、このユーザに対する継続カウン
トを示す。
【0054】時間tにおいて、DCS14は第1ユー
ザに対し時間tで発行されたカレントユーザDNRに
関連するデータのルーティングを開始する。時間t
別のカレントユーザDNRがPUAウィンドウ内で第1
ユーザに対し発行され、その間SCH資源62はOA状
態にある。SCH資源62は、ステップ130に従っ
て、第1ユーザに将来を見越して割り当てられ、継続カ
ウントを2から1に減じる。時間tにおいて、DCS
14は第1ユーザに対し時間tで発行されたカレント
ユーザDNRに関連するデータのルーティングを開始す
る。
【0055】時間tで別のカレントユーザDNRがP
UAウィンドウで第1ユーザに対し発行され、そしてそ
の間SCH資源62はOA状態にある。SCH資源62
は、ステップ130に従って第1ユーザに将来を見越し
て割り当てられ、継続カウントを1から0に減らしてD
CS14に対し継続カウントは0となったときに次のE
RAウィンドウでカレントユーザDNRを発行する。
【0056】時間tにおいて、DCS14は第1ユー
ザに対し時間tで発行されたDNRに関連するデータ
のルーティングを開始する。時間tでカレントユーザ
DNRがERAウィンドウ内で第1ユーザに対し割り当
てられ、その間SCH資源62はOA状態にある。SC
H資源62は、長期に亘ってOA状態に維持するが、そ
の理由はDNRはERAウィンドウの前に受領すること
はないからである。SCH資源62はステップ130に
従って将来を見越して第1ユーザに割り当てられ、DC
S14に対し次のERAウィンドウでカレントユーザD
NRを発行するよう指示する。継続カウントはこの次点
では減少されないが、その理由は最も低い値、即ち0と
なっているからである。時間tでDCS14は、第1
ユーザに対し時間tで発行されたDNRに関連するデ
ータのルーティングを開始する。
【0057】時間t10で別のカレントユーザDNRが
ERAウィンドウ内で第1ユーザに対し発行されその間
SCH資源62はOA状態にある。しかし、このDNR
は既存のSCHのデータレートよりも早いデータレート
を有する将来のSCHに関連している。SCH資源はス
テップ130に従って、第1ユーザに将来を見越して割
当てられ、DCS14に対しより高いデータレートのS
CHが、資源の競合が存在するときに、設定可能なよう
に、時間t12(時間t11ではない)の間データのル
ーティングを開始する。かくして、時間t11とt12
の間のギャップは、時間TD/Rに対応して既存のSC
Hを非活性化して高速のデータレートの将来のSCHの
設定を行う。
【0058】時間t12において、DCS14は高速デ
ータレートのSCHを介して送信するために、第1ユー
ザに対し時間t10で発行されたDNRに関連するデー
タのルーティングを開始する。時間t13において、別
のカレントユーザDNRがERAウィンドウ内で第1ユ
ーザに対し割り当てられ、このときSCH資源62はO
A状態にある。SCH資源62はステップ130に従っ
て、第1ユーザに将来を見越して割り当てられる。
【0059】図7の実施例70は、二人のユーザに関
し、一時に1個のSCHをサポートするSCH資源72
に関する本発明のアプリケーションを示す。第1ユーザ
に対しては、実施例70の時間tからtで発生する
事象は、実施例60の時間tからtで発生する対応
する事象と同一方法で処理される。時間tにおいてD
NRは、ランダムユーザである第2ユーザに発行され
る。この時点において、SCH資源72はOW状態であ
る。かくして、SCH資源72は、第2ユーザには割り
当てられず、DCS14はステップ170に従って、次
のWUAウィンドウ内で第2ユーザに対し待機中ユーザ
DNRを発行するよう指示される。その後第2ユーザが
待機中ユーザとなる。
【0060】時間tにおいて、カレントユーザDNR
がPUAウィンドウ内で第1ユーザに発行され、この間
SCH資源72はOA状態にある。SCH資源72は、
ステップ130に従って第1ユーザに将来を見越して割
り当てられ、継続カウントを1から0に減らし、DCS
14に対し継続カウントが0となったために、次のER
AウィンドウでカレントユーザDNRを発行するよう指
示する。時間tにおいて、待機中ユーザDNRがWU
Aウィンドウ内で第2ユーザに発行され、この間SCH
資源72はOA状態にある。待機中ユーザDNRに対す
る応答がステップ170に従って与えられ、これは第2
ユーザに対し待機中ユーザDNRを次のWUAウィンド
ウで発行するスケジューリングすることを含む(WUA
ウィンドウ内での数字2で表される)。
【0061】時間tにおいて、DCS14は、時間t
で第1ユーザに対し発行されたDNRに関連するデー
タのルーティングを開始する。時間t10において、別
の待機中ユーザDNRがWUAウィンドウで第2ユーザ
に対し発行され、その間SCH資源72はOA状態にあ
る。SCH資源72は新たなユーザ用に、ステップ13
0に従って第2ユーザに将来を見越して割り当てられ、
新たな補助記録を創設し古い補助記録を除去する。第1
ユーザに対する既存のSCHと、第2ユーザに対する将
来SCHの間には競合が存在しない。
【0062】時間t11において、カレントユーザDN
Rは、ERAウィンドウ内で第1ユーザに対し割り当て
られ、その間SCH資源72はOW状態にある。第1ユ
ーザ用のカレントユーザDNRに対する応答がステップ
170で与えられ、DCS14に対し次のWUAウィン
ドウで第1ユーザ用のカレントユーザDNRを発行する
よう指示する。その結果、第1ユーザは待機中ユーザと
なる。
【0063】時間t12において、DCS14は時間t
10で第2ユーザに対し発行されたDNRに関連するデ
ータのルーティングを開始する。第2ユーザは、カレン
トユーザとなる。時間t13において、第2ユーザはし
きい値を超える送信すべき十分な量のデータを有してお
り、DCS14は、次のPUAウィンドウの間第2ユー
ザに対しカレントユーザDNRを発行する。その間SC
H資源72はOA状態にある。かくして、SCH資源7
2は、カレントユーザに対しステップ130に従って、
第2ユーザに将来を見越して割り当てられる。
【0064】時間t14において、待機中ユーザDNR
がWUAウィンドウの間第1ユーザに対し発行され、そ
の間SCH資源72はOW状態にある。第1ユーザに対
するこのDNRに対する応答がステップ170に従って
与えられる。時間t15において、DCS14は時間t
13のときに第2ユーザに対し発行されたDNRに関連
するデータのルーティングを開始する。時間t16にお
いて、第2ユーザに対し別のカレントユーザDNRがP
UAウィンドウの間発行され、その間SCH資源72は
OA状態にある。かくして、SCH資源72は、ステッ
プ130に従って第2ユーザに将来を見越して割り当て
られる。時間t17において、待機中ユーザDNRは、
WUAウィンドウの間第1ユーザに対し発行され、その
間SCH資源72はOW状態にある。第1ユーザ用のこ
のDNRに対する応答は、ステップ170により与えら
れる。
【0065】図8の実施例80は、9人のユーザと2個
のSCHを同時にサポートするSCH資源82,84に
関する本発明のアプリケーションを示す。時間tにお
いて、第1ユーザ用のDNRが発行される。第1ユーザ
は、ランダムユーザである。SCH資源がOA状態には
なく、SCH資源82,84は第1ユーザ用にSCHを
サポートするために使用可能である。ステップ150に
従って、第1ユーザ用のSCHが時間tからtの間
SCH資源82を用いて設定される。SCH資源84
は、SCH資源82の代わりに第1ユーザに割当てるこ
とができる。時間tにおいて、DCS14はSCH資
源82を用いて伝送用に第1ユーザ用のデータのルーテ
ィングを開始する。第1ユーザはカレントユーザとな
る。
【0066】時間tにおいて、第2ユーザ用のDNR
が発行される。第2ユーザはランダムユーザである。S
CH資源はOA状態にはないが、SCH資源84は第2
ユーザ用のSCHをサポートするために使用可能であ
り、そしてSCH資源82はOW状態にある。ステップ
150に従って第2ユーザ用のSCHが時間tからt
の間SCH資源84を用いて設定される。時間t
おいて、DCS14はSCH資源84を用いて送信する
ために第2ユーザのデータのルーティングを開始する。
第2ユーザは、カレントユーザとなる。
【0067】時間tにおいて、第1ユーザ用のカレン
トユーザDNRがSCH資源82のPUAウィンドウの
間発行され、その間SCH資源82はOA状態にある。
SCH資源82に対する継続使用が、ステップ130に
従って第1ユーザに将来を見越して割り当てられる。時
間tにおいて、第2ユーザに対するカレントユーザD
NRがSCH資源85のPUAウィンドウの間発行さ
れ、その間SCH資源84はOA状態にある。SCH資
源84の継続が、ステップ130に従って第2ユーザに
将来を見越して割り当てられる。時間tにおいてDC
S14は、SCH資源82を用いて送信するために、第
1ユーザ用のデータのルーティングを開始する。
【0068】時間tからt13の間、第3〜第9ユー
ザに対するDNRがそれぞれ受領される。第3〜第9の
ユーザはランダムユーザである。第3〜第7のユーザに
対するDNRが、SCH資源82と84の両方のOW状
態の間受領される。第3〜第7のユーザは、待機中ユー
ザとなる。これらのDNRに対する応答がステップ17
0に従って与えられる。具体的に説明すると、第3〜第
7のユーザに対する待機中ユーザDNRが交互にSCH
資源82と84のそれぞれの次のWUA内で発行される
ようスケジューリングされる。
【0069】言い換えると、第3、第5、第7ユーザに
対する待機中ユーザDNRは、SCH資源82の次のW
UAウィンドウで発行されるようスケジューリングさ
れ、一方、第4と第6ユーザに対する待機中ユーザDN
Rは、SCH資源84の次のWUAウィンドウ内で発行
するようスケジューリングされる。この実施例において
は、第1の待機中ユーザDNR、即ち第3ユーザに対す
るDNRは、SCH資源82の次のWUAに割り当てら
れるが、その理由はそれが最も古いSCHをサポート
し、待機中ユーザの最大数は3だからである。各ユーザ
は、次のWUAウィンドウにスケジューリングされてい
るために、ユーザがスケジューリングされているWUA
ウィンドウに関連する待機中ユーザカウントは1だけ増
分される。
【0070】本発明の一実施例において、1個のWUA
ウィンドウ中で発行するようスケジューリングされた待
機中ユーザDNRが複数存在する場合には、待機中ユー
ザDNRは関連する前のDNRを受領した優先度に従っ
てWUAウィンドウで発行されるようスケジューリング
される。例えば、第3ユーザに対するDNRは、第5、
第7ユーザに対するDNRの前に受領されるために、第
3ユーザに対する待機中ユーザDNRは、第5ユーザと
第7ユーザに対する待機中ユーザDNRの前に次のWU
Aウィンドウで発行するようスケジューリングされる。
【0071】時間t11において、SCH資源82に関
しては、第7ユーザに対する待機中ユーザDNRが、次
のWUAウィンドウで発行するようスケジューリングさ
れているときに、OW状態は終了しCW状態は開始す
る。かくして、時間t11でステップ170が完了する
と、SCH資源82と84に対する待機中ユーザカウン
トは、それぞれ3と2である。時間t11において、D
CS14はSCH資源84を用いて送信用に第2ユーザ
に対するデータのルーティングを開始する。
【0072】時間t12において、第8ユーザ用のDN
RをSCH資源84と82のOW状態とCW状態でそれ
ぞれ受領する。ステップ170に従って、第8ユーザ用
の待機中ユーザDNRは、SCH資源84の次のWUA
ウィンドウで発行されるようスケジューリングされてい
る。第8ユーザが待機中ユーザとなる。さらにまたSC
H資源84に関し、第8ユーザ用の待機中ユーザDNR
が次のWUAユーザで発行されるようスケジューリング
されたときに、OW状態が終了しCW状態が開始する。
時間t13において、SCH資源82と84の両方は、
第9ユーザ用にDNRが発行されたときにCW状態とな
る。ステップ180に従って、第9ユーザ用の次のDN
Rは、遠い将来のある時点、即ちt51で発行するよう
スケジューリングされている。
【0073】時間t14において、第1ユーザ用のカレ
ントユーザDNRがSCH資源82のPUAウィンドウ
内で受領され、その間SCH資源82はOA状態にあ
る。このDNRに対する応答は、ステップ130に従っ
て処理される。時間t15〜t 17の間、第3ユーザ、
第5ユーザ、第7ユーザに対するDNRはSCH資源8
2のWUAウィンドウで受領され、その間SCH資源8
2と84はそれぞれOW状態とCW状態にある。ステッ
プ170に従って、第3ユーザ、第5ユーザ、第7ユー
ザに対する待機中ユーザDNRは、SCH資源82の次
のWUAウィンドウで発行されるようスケジューリング
されている。
【0074】時間t18において、第2ユーザ用のDN
RはSCH資源84のPUAウィンドウで受領され、そ
の間SCH資源84と82はそれぞれOA状態とCW状
態にある。このDNRに対する応答は、ステップ130
に従って処理される。時間t 19〜t21の間、第4ユ
ーザ、第6ユーザ、第8ユーザに対するDNRはSCH
資源84のWUAウィンドウで受領され、その間SCH
資源84はOW状態にある。ステップ170に従って、
第4ユーザ、第6ユーザ、第8ユーザに対する待機中ユ
ーザDNRは、SCH資源84の次のWUAウィンドウ
で発行されるようスケジューリングされる。SCH資源
82は、CW状態にある。時間t22とt23の間、D
CS14はSCH資源82と84をそれぞれ用いて送信
するために、第1ユーザと第2ユーザ用のデータのルー
ティングを開始する。
【0075】時間t24〜t31の間、第1ユーザから
第8ユーザまでのDNRが受領される。これらのDNR
は、時間t14からt21の間受領したDNRと同様な
方法により処理されるが、ただし、第1ユーザと第2ユ
ーザに対するカレントユーザDNRは、それぞれSCH
資源82と84の次のERAウィンドウで発行されるよ
うスケジューリングされているが、その理由はそれらの
関連継続カウントは、時間t14とt18で、ステップ
130に従って与えられた継続使用の結果として0に設
定されるからである。時間t32とt33において、D
CS14はSCH資源82と84をそれぞれ用いて伝送
用に第1ユーザと第2ユーザ用のデータのルーティング
を開始する。
【0076】時間t34において、第3ユーザ用の待機
中ユーザDNRは、SCH資源82のWUAウィンドウ
で受領され、その間SCH資源82はOA状態にある。
このDNRに対する応答はステップ130に従って処理
され、DCS14に対しSCH資源82によりサポート
されている既存のSCHの終了後の時間TD/Rで第3
ユーザに対するデータのルーティングと新たな補助記録
の創設と、SCH資源82に対する新たな補助記録の創
設と、古い補助記録の削除を開始する。第1ユーザに対
する既存のSCHと第3ユーザに対する将来のSCHと
の間にSCH資源82に対する競合が存在する。
【0077】時間t35とt36においては、第5ユー
ザと第7ユーザに対するDNRをSCH資源82のWU
Aウィンドウで受領し、その間SCH資源82と84は
それぞれOW状態とCW状態にある。ステップ170に
従って、第5ユーザと第7ユーザに対する待機中ユーザ
DNRは、SCH資源82の次のWUAウィンドウで発
行されるようスケジューリングされている。時間t37
において、第1ユーザ用のDNRは、SCH資源82の
ERAウィンドウで受領するが、その間SCH資源82
はOW状態にある。ステップ170に従って、第1ユー
ザ用の待機中ユーザDNRは、SCH資源82の次のW
UAウィンドウで発行するようスケジューリングされ
る。そして、第1ユーザは待機中ユーザとなり、かくし
て第1ユーザ用の次のDNRは、SCH資源82の次の
ERAウィンドウで発行するようにはスケジューリング
されていない。
【0078】時間t38において、第4ユーザ用の待機
中ユーザDNRをSCH資源84のWUAウィンドウで
受領するが、その間SCH資源84はOA状態にある。
このDNRに対する応答は、ステップ130に従って処
理され、それには第4ユーザにSCH資源84を将来を
見越して割当てる。第2ユーザ用の既存SCHと第4ユ
ーザ用の将来のSCHとの間にSCH資源84の競合は
存在しない。
【0079】時間t39とt40において、第6ユーザ
と第8ユーザ用の待機中ユーザDNRをSCH資源84
のWUAウィンドウで受領するがその間OW状態にあ
る。ステップ170に従って、第6ユーザと第8ユーザ
用の待機中ユーザDNRは、SCH資源84の次のWU
Aウィンドウで発行されるようスケジューリングされ
る。SCH資源82は、CW状態にある。時間t41
おいて、第2ユーザ用のカレントユーザDNRがSCH
資源84のERAウィンドウで受領されるが、その間S
CH資源84は、OW状態にある。
【0080】ステップ170に従って、第2ユーザ用の
待機中ユーザDNRがSCH資源84の次のWUAウィ
ンドウで発行されるようスケジューリングされる。第2
ユーザが待機中ユーザとなる。時間t42とt43にお
いて、DCS14はそれぞれSCH資源を用いて伝送す
るために、第3ユーザと第4ユーザ用のデータのルーテ
ィングを開始する。第3ユーザと第4ユーザがカレント
ユーザとなる。
【0081】時間t44において、第3ユーザ用のカレ
ントユーザDNRがSCH資源82のPUAウィンドウ
で発行されるが、その間SCH資源82と84はそれぞ
れOA状態とCW状態にある。SCH資源82はステッ
プ130に従って第3ユーザに将来を見越して割り当て
られる。時間t45において、第4ユーザ用のカレント
ユーザDNRは、SCH資源84のPUAウィンドウで
発行されるが、その間SCH資源84と82はそれぞれ
OA状態とOW状態にある。SCH資源84は、ステッ
プ130に従って第4ユーザに将来を見越して割り当て
られる。
【0082】時間t46〜t50の間SCH資源82と
84は両方ともOW状態にあるが、第5ユーザ、第7ユ
ーザ、第6ユーザ、第1ユーザ、第2ユーザ用のDNR
が発行される。具体的に説明すると、第5ユーザと第7
ユーザ用の待機中ユーザDNRが、SCH資源84のP
UAウィンドウではなく、SCH資源82のWUAウィ
ンドウで発行される。第6ユーザと第1ユーザ用の待機
中ユーザDNRが、SCH資源82と84の両方のWU
Aウィンドウで発行され、第2ユーザ用の待機中ユーザ
DNRがそれぞれSCH資源82と84のERAウィン
ドウとWUAウィンドウで発行される。したがって、第
5ユーザ、第7ユーザ、第6ユーザ、第1ユーザ、第2
ユーザは、交互にそれぞれSCH資源82と84の次の
WUAウィンドウで発行されるようスケジューリングさ
れる。SCH資源82は、時間t 50以降はCW状態に
なる。
【0083】第8ユーザ用の待機中ユーザDNRが、時
間t44のWUAウィンドウで発行されるようスケジュ
ーリングされていたが、SCH資源84のWUAウィン
ドウでは発行されない。第8ユーザ用の待機中ユーザD
NRが発行されない理由は、時間t49(第8ユーザ用
の待機中ユーザDNRが発行されるべき時間)に第8ユ
ーザ用のデータはデータしきい値以上ではないからであ
る。
【0084】時間t51において、第9ユーザ用のDN
Rが発行されるがその間SCH資源84はOW状態にあ
る(しかし、SCH資源82はCW状態にある)。した
がって、DNRに対する応答は、ステップ170に従っ
て処理される。第9ユーザが待機中ユーザとなる。時間
52とt53において、第3ユーザ用データと第4ユ
ーザ用データは、それぞれSCH資源82と84を用い
て送信するためにDCS14によりルーティングされ
る。
【0085】時間t54において、第3ユーザ用のカレ
ントユーザDNRは、SCH資源82のPUAウィンド
ウで発行されるが、その間SCH資源82と84はそれ
ぞれOA状態とCW状態にある。SCH資源82は、ス
テップ130に従って第3ユーザに将来を見越して割り
当てられる。時間t55において、第4ユーザ用のカレ
ントユーザDNRは、SCH資源84のPUAウィンド
ウで発行されるが、その間SCH資源84と82はそれ
ぞれOA状態とOW状態にある。SCH資源84がステ
ップ130に従って、第4ユーザに将来を見越して割り
当てられる。
【0086】時間t56〜t60の間では、SCH資源
82と84は両方ともOW状態にあり、第5ユーザ、第
6ユーザ、第7ユーザ、第2ユーザ、第1ユーザ用の待
機中ユーザDNRが発行される。具体的に説明すると、
第5ユーザと第6ユーザに対する待機中ユーザDNR
は、SCH資源84のPUAウィンドウではなく、SC
H資源82のWUAウィンドウで発行される。第7ユー
ザと第2ユーザ用の待機中ユーザDNRは、SCH資源
82と84の両方のWUAウィンドウで発行される。
【0087】第1ユーザ用の待機中ユーザDNRは、そ
れぞれSCH資源82と84のERAウィンドウとWU
Aウィンドウで発行される。したがって、第5ユーザ、
第7ユーザ、第1ユーザ用の待機中ユーザDNRは、S
CH資源82の次のWUAウィンドウで発行されるよう
スケジューリングされる。第6ユーザと第2ユーザ用の
待機中ユーザDNRは、SCH資源84の次のWUAウ
ィンドウで発行されるようスケジューリングされる。
【0088】時間t61において、第9ユーザ用の待機
中ユーザDNRは、SCH資源84のWUAウィンドウ
で発行される。その間SCH資源84と82はそれぞれ
OW状態とCW状態にある。したがって、ステップ17
0によれば、第9ユーザ用の待機中ユーザDNRは、S
CH資源82の次のWUAウィンドウで発行されるよう
スケジューリングされる。
【0089】以上の本発明の説明は、単なる一実施例で
あり様々な変形例が可能である。例えば、リクエストウ
ィンドウの数も異なってもよく、またリクエストウィン
ドウも様々なユーザのクオリティオブサービスの優先度
を考慮に入れて用いることができる。さらに本発明は、
継続カウントしきい値ユーザの優先度異なるデータレー
トへの再割当ての有無に関わらず実行可能である。SC
H資源の使用可能性は、将来の時間Tに基づいて決定
することができる。例えば、SCH資源は、既存のSC
Hを現在点でサポートしているが、時間Tまではこの
既存のSCHを介してデータバーストの伝送を完了して
いてもSCHの資源は現在使用可能であると見なすこと
ができる。OA状態は、ERAウィンドウの終了時に終
了することもできる。
【0090】特許請求の範囲の発明の要件の後に括弧で
記載した番号がある場合は、本発明の一実施例の対応関
係を示すものであって、本発明の範囲を限定するものと
解釈すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係る無線通信システムを表す図
【図2】一時に1個のSCHをサポートする共有SCH
資源を表すタイムチャート
【図3】2個のデータバーストが送信されるSCHをサ
ポートするSCH資源に関するリクエストウィンドウと
応答との間の関係を表すタイムチャート図
【図4】本発明によるリクエストウィンドウと応答を用
いた補足的共有アルゴリズムを表すフローチャート図
【図5】本発明の一実施例による将来の割当てアルゴリ
ズムを表すフローチャート図
【図6】1個のSCHをサポートするSCHと一人のユ
ーザについての図4,5のフローチャートのアプリケー
ションを表す図
【図7】一時に1個のSCHをサポートするSCH資源
と二人のユーザに関する図4,5のフローチャートのア
プリケーションを表す図
【図8】2個のSCHを同時にサポートするSCH資源
と9人のユーザに関する図4,5のフローチャートのア
プリケーションを表す図
【符号の説明】
10 無線通信システム 12 基地局 14 デジタルセルラ交換器(DCS) 16,18 移動(携帯)電話 20 タイムチャート 21 共有SCH資源 22,24,26 データバースト 28,30 ギャップ 36,38 補助チャネル(SCH) 34,62,72,82,84,85 SCH資源 21 資源 16,18 移動局 34 資源 110 基地局がユーザ用のデータ通知リクエストを受
領する 120 現在未使用のSCH資源はオープンアサイメン
ト状態にあるか? 130 将来のSCHをサポートするためにこのSCH
資源をユーザに将来を見越して 割当てる 140 他のSCH資源は使用可能か? 150 将来のSCHをサポートするために使用可能な
SCH資源をユーザに割当てる 160 現在未使用のSCH資源はオープン待機状態に
あるか? 170 この資源に関連する次のWUAウィンドウで次
のデータ通知リクエストを発行するよう計画する 180 次のデータ通知リクエストを遠い将来発行する
よう計画する 210 カレントユーザか? 220 補助記録を創設する;古い補助記録を削除す
る;DCSに対しデータをいつルーティングするかを示
す;次のPUAウィンドウで次のデータ通知リクエスト
を発行するかを計画する 230 継続カウントを(0以下にならないよう)1だ
け減らす 240 DCSに対しユーザに向けた次のデータ通知リ
クエストをいつ発行するかを示す 250 データ速度が異なるか? 260 将来のSCHの設定の完了の終了後ルーティン
グする 270 データバーストの着信後時間TD/Rでルーテ
ィングする
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/30 (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ダン アンソニー バロー アメリカ合衆国、07940 ニュージャージ ー州、マジソン、エルム ストリート 35 エー (72)発明者 ジョン ケー バーゲス アメリカ合衆国、07960 ニュージャージ ー州、モーリスタウン、フレデリック プ レイス 24 (72)発明者 ティー ロジャー キアン アメリカ合衆国、07920 ニュージャージ ー州、バスキング リッジ、カントリーサ イド ドライブ 106 (72)発明者 スタンレー ヴィテブスキー アメリカ合衆国、07054 ニュージャージ ー州、パーシッパニー、レザボア ロード 124 Fターム(参考) 5K030 GA08 HA08 HC01 HC09 JL01 JT01 JT09 LC09 5K033 CC01 DA19 5K067 AA13 BB04 BB21 CC08 DD11 HH11 HH22 JJ11 JJ21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) データ通知リクエストを受領す
    るステップと、 (B) オープン割当て状態にある間、データ通知リク
    エストを受領した場合、この受領したデータ通知リクエ
    ストに関連するユーザに対し、将来の補助チャネルをサ
    ポートするために、現在未使用の補助チャネル資源を将
    来を見越して割当てるステップとを有することを特徴と
    する補助チャネル資源を共有する方法。
JP2001366200A 2000-12-01 2001-11-30 補助チャネル資源を共有する方法 Expired - Fee Related JP3844682B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/728043 2000-12-01
US09/728,043 US7366518B2 (en) 2000-12-01 2000-12-01 Supplemental channel sharing algorithm

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002232431A true JP2002232431A (ja) 2002-08-16
JP2002232431A5 JP2002232431A5 (ja) 2005-02-10
JP3844682B2 JP3844682B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=24925188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001366200A Expired - Fee Related JP3844682B2 (ja) 2000-12-01 2001-11-30 補助チャネル資源を共有する方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7366518B2 (ja)
EP (1) EP1213942B1 (ja)
JP (1) JP3844682B2 (ja)
KR (1) KR20020043162A (ja)
CN (1) CN1287561C (ja)
AT (1) ATE292360T1 (ja)
AU (1) AU9341901A (ja)
BR (1) BR0105397A (ja)
CA (1) CA2361934A1 (ja)
DE (1) DE60109717T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8744465B2 (en) * 2005-06-16 2014-06-03 Qualcomm Incorporated Resource allocation method in a communication system
CN100455077C (zh) * 2005-06-21 2009-01-21 华为技术有限公司 一种处理辅助业务信道突发的方法
US7613451B1 (en) * 2005-06-29 2009-11-03 Tp Lab, Inc. Telephone identity association and a method of distributing telephone identity association to telephone systems
CN1852068B (zh) * 2005-12-05 2010-11-24 华为技术有限公司 一种沃尔什码分配方法
CN1852067B (zh) * 2005-12-05 2010-11-24 华为技术有限公司 一种沃尔什码分配方法
CN100461676C (zh) * 2006-03-06 2009-02-11 华为技术有限公司 高速上行分组接入中调度信息上报方法
US8843151B2 (en) * 2008-09-11 2014-09-23 Industrial Technology Research Institute Systems and methods for providing data communications with burst transmissions
DE102011055878A1 (de) 2011-11-30 2013-06-06 Fischerwerke Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Verankerung eines nachspreizenden Ankers und Anordnung mit einem solchen Anker
US9185649B2 (en) * 2012-03-30 2015-11-10 Qualcomm Incorporated High-speed data channel availability
CN108259150B (zh) * 2016-12-29 2020-09-11 华为技术有限公司 一种信息传输方法及装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5159701A (en) * 1989-03-31 1992-10-27 E. F. Johnson Company Method and apparatus for a distributive wide area network for a land mobile transmission trunked communication system
US5261118A (en) * 1991-10-04 1993-11-09 Motorola, Inc. Simulcast synchronization and equalization system and method therefor
FI97517C (fi) * 1993-09-06 1996-12-27 Nokia Mobile Phones Ltd Pakettidatan siirto digitaalisessa solukkoverkossa
SE504049C2 (sv) * 1995-03-31 1996-10-28 Ericsson Telefon Ab L M Accessbegäran i ett momentant överbelastat mobilradiosystem
US6418148B1 (en) * 1995-10-05 2002-07-09 Lucent Technologies Inc. Burst-level resource allocation in cellular systems
US6173007B1 (en) * 1997-01-15 2001-01-09 Qualcomm Inc. High-data-rate supplemental channel for CDMA telecommunications system
KR100258222B1 (ko) * 1997-11-29 2000-06-01 서평원 이동통신 시스템의 예약채널 할당방법
US6208865B1 (en) * 1998-08-07 2001-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd Cellular telephone system which increases efficiency of reserved channel usage
JP2000350252A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Nec Corp サービスチャネル割り当て方法
KR100387034B1 (ko) * 2000-02-01 2003-06-11 삼성전자주식회사 무선통신 시스템의 패킷데이타 서비스를 위한스케듈링장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
DE60109717T2 (de) 2006-02-02
CN1287561C (zh) 2006-11-29
JP3844682B2 (ja) 2006-11-15
US20020068577A1 (en) 2002-06-06
CN1356813A (zh) 2002-07-03
CA2361934A1 (en) 2002-06-01
AU9341901A (en) 2002-06-06
US7366518B2 (en) 2008-04-29
DE60109717D1 (de) 2005-05-04
KR20020043162A (ko) 2002-06-08
ATE292360T1 (de) 2005-04-15
BR0105397A (pt) 2003-12-02
EP1213942B1 (en) 2005-03-30
EP1213942A1 (en) 2002-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3870977B2 (ja) パケット通信システムのパフォーマンスを向上させる方法と装置
US7103371B1 (en) Method and apparatus for dynamic voice reservation within wireless networks
KR100606064B1 (ko) 이동통신시스템의 부가채널 할당 장치 및 방법
US7693122B2 (en) Resource reservation in a wireless network with distributed medium access control
KR19990087617A (ko) 백그라운드 노이즈데이터를 전송하는 방법 및 시스템
EP0720310B1 (en) Random access system for mobile communication
JP7482236B2 (ja) リソース除外方法、装置、デバイス及び記憶媒体
JP2002232431A (ja) 補助チャネル資源を共有する方法
JP2008160823A (ja) 空間多重スロット割当方法およびアダプティブアレイ基地局
KR101498414B1 (ko) 통신시스템에서 트래픽 채널을 할당하기 위한 방법 및 장치
WO2021155556A1 (zh) 资源选择方法、装置、终端和介质
CN112567858B (zh) 带宽部分的共享资源配置
JP2002217986A (ja) 回線交換とパケット交換の切替方法
JP4017110B2 (ja) 無線リンクの確立方法
JP2907555B2 (ja) 移動通信のランダムアクセス方式
JP2001274804A (ja) 無線データシステム
JPH11239090A (ja) 衛星移動通信システムにおける送信予約方法
JP2000236337A (ja) 無線パケット伝送システム
JP2002112320A (ja) 移動通信システムにおける基地局から移動局に対する信号送信制御方法及び基地局
KR20040028402A (ko) 근거리 무선 통신을 위한 실시간 데이터 rcma프로토콜제어 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees