JP2002231294A - 燃料電池装置 - Google Patents

燃料電池装置

Info

Publication number
JP2002231294A
JP2002231294A JP2001020531A JP2001020531A JP2002231294A JP 2002231294 A JP2002231294 A JP 2002231294A JP 2001020531 A JP2001020531 A JP 2001020531A JP 2001020531 A JP2001020531 A JP 2001020531A JP 2002231294 A JP2002231294 A JP 2002231294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pipe
fuel cell
cell device
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001020531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3832249B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Ito
泰之 伊藤
Hiroshi Miyakubo
博史 宮窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001020531A priority Critical patent/JP3832249B2/ja
Publication of JP2002231294A publication Critical patent/JP2002231294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832249B2 publication Critical patent/JP3832249B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素循環系の各部の上下位置関係を最適化し
て凝縮水の滞留を防止する。 【解決手段】 燃料電池1の燃料出口3bからの排出燃
料と原燃料とを混合し、この混合ガスを燃料入口3aに
供給するエゼクタポンプ13を備えている。燃料出口3
bとエゼクタポンプ13の排出燃料入口13bとの間の
流路遮断弁19を、排出燃料入口13bより高い位置に
配置し、燃料出口3bと流路遮断弁19との間の排出側
水分離器17を、燃料出口3bおよび流路遮断弁19よ
り低い位置に配置し、流路遮断弁19の上流側の配管2
1に、排出燃料ガスを外部に放出するパージ配管25を
パージ分岐部23にて接続し、パージ配管25上のパー
ジガス遮断弁27を、パージ分岐部23より高い位置に
配置し、さらにエゼクタポンプ13の混合燃料出口13
aの下流側に設けた供給側水分離器15を、混合燃料出
口13aより低い位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料電池におけ
る燃料極の燃料出口から排出される排出燃料と原燃料と
を混合し、この混合燃料を燃料極の燃料入口に循環させ
る燃料循環手段を備えた燃料電池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の環境問題、特に自動車の排出ガス
による大気汚染や二酸化炭素による地球温暖化の問題に
対し、クリーンな排気および高エネルギ効率を可能とす
る燃料電池技術が注目を浴びている。燃料電池は、燃料
となる水素あるいは水素リッチな改質ガスおよび酸化剤
として例えば空気を、高分子膜・電極触媒複合体に供給
し、電気化学反応を起こし、化学エネルギを電気エネル
ギに変換するエネルギ変換システムである。その中でも
特に高い出力密度を有する固体高分子電解質型燃料電池
が、自動車などの移動体用電源として注目されている。
【0003】固体高分子膜を電解質として用いた固体高
分子膜型燃料電池は、電解質膜を、燃料となる水素が供
給されるアノード電極(燃料極)と、酸化剤となる空気
が供給されるカソード電極(酸化剤極)との間に配置し
た構成となっている。燃料極では水素が供給されること
で、水素イオンと電子に解離し、水素イオンは電解質膜
を通り、電子は外部回路を通って電力を発生させ、酸化
剤極にそれぞれ移動する。
【0004】一方、酸化剤極では、供給された空気中の
酸素と上記水素イオンと電子とが反応して水が生成さ
れ、外部に排出される。
【0005】このような燃料電池装置において、燃料極
で発電に使用されなかった水素を再循環させて、原燃料
の水素と混合し、この混合燃料を燃料極に供給するよう
にしたものがある。例えば、特開平9−213353号
公報では、燃料極から排出された余剰の水素を再循環ガ
ス回路を経てエゼクタポンプに戻し、この戻した余剰の
水素と別途エゼクタポンプに導入される水素濃度の高い
原燃料とを混合した混合燃料を、燃料極に供給するよう
にしている。
【0006】再循環ガス回路には、燃料極の燃料出口側
からエゼクタポンプに向けて、凝縮液化した生成水を貯
蔵するタンクを備えた排出ガス冷却用の熱交換器およ
び、燃料電池の負荷に応じて再循環ガスの流量を調整す
る再循環ガス流量調整弁が、順に設けられている。ま
た、熱交換器と再循環ガス流量調整弁との間には、ガス
パージ回路が分岐して設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の燃料電池装置においては、燃料電池からの再循環ガ
ス回路に、再循環ガス流量調整弁やガスパージ用配管な
どが配置されているが、これらの位置関係、特に上下の
位置関係については、特に考慮しておらず、このため、
上下の配置関係によっては、再循環ガス流量調整弁に凝
縮水が溜まり、燃料電池に所定量の水素を供給できず、
またガスパージ用配管内にも凝縮水が溜まり、パージ制
御時に予定のパージ流量が得られなくなるなど、安定し
た制御ができなくり、制御性の悪化を招く。
【0008】そこでこの発明は、再循環ガス回路におけ
る各部の上下位置関係を最適化することで、凝縮水の滞
留を防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、燃料電池における燃料極の燃料
出口から排出される排出燃料と原燃料とを混合し、この
混合燃料を前記燃料極の燃料入口に循環させる燃料循環
手段を備えた燃料電池装置において、前記燃料極の燃料
出口と燃料循環手段の排出燃料入口との間の配管に流路
遮断弁を設け、この流路遮断弁は、前記燃料循環手段の
排出燃料入口より高い位置に配置する構成としてある。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、燃料電池に供給される燃料は、加湿されてい
る構成としてある。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の構成において、燃料極の燃料出口と流路遮断弁との
間の配管に排出燃料中の水分を分離する燃料排出側水分
分離手段を設け、この燃料排出側水分分離手段は前記燃
料出口および流路遮断弁より低い位置に配置する構成と
してある。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明の構成において、流路遮断弁の上流側の配
管に、排出燃料を外部に放出するパージ配管を接続して
パージ分岐部を設けるとともに、前記パージ配管にパー
ジガス遮断弁を設け、このパージガス遮断弁は、前記パ
ージ分岐部より高い位置に配置する構成としてある。
【0013】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの発明の構成において、燃料循環手段の混合燃料
出口に接続される配管に、燃料供給側水分分離手段を設
け、この燃料供給側水分分離手段の混合燃料入口は、前
記燃料循環手段の混合燃料出口より低い位置に配置され
る構成としてある。
【0014】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかの発明の構成において、燃料電池の燃料入口に接
続される配管を複数並列に設けてこの各並列配管に燃料
循環手段をそれぞれ配置するとともに、前記燃料電池の
燃料出口に接続される配管を複数並列に設けてこの各並
列配管に流路遮断弁をそれぞれ配置する構成としてあ
る。
【0015】請求項7の発明は、請求項6の発明の構成
において、複数の燃料循環手段は、互いに循環流量特性
が異なり、これに伴い各燃料循環手段に接続される各並
列配管の流路径も異なる構成としてある。
【0016】請求項8の発明は、請求項7の発明の構成
において、燃料電池の燃料入口に接続される複数の並列
配管相互の合流部と、前記燃料電池の燃料出口に接続さ
れる並列配管相互の分岐部との少なくともいずれか一方
に対し、小流量側の小径とした配管を、大流量側の大径
とした配管に対し、より鉛直に近い状態となるよう配置
する構成としてある。
【0017】請求項9の発明は、請求項8の発明の構成
において、小流量側の小径とした直線状の配管の水平面
に対する傾斜角度を、大流量側の大径とした直線状の配
管の同傾斜角度より大きくする構成としてある。
【0018】請求項10の発明は、請求項8の発明の構
成において、小流量側の小径とした曲線状の配管の曲率
半径を、大流量側の大径とした曲線状の配管の曲率半径
より小さくする構成としてある。
【0019】請求項11の発明は、請求項7ないし10
のいずれかの発明の構成において、並列配管相互の合流
部と分岐部との少なくともいずれか一方の大径側の配管
に、絞りを設けた構成としてある。
【0020】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれかの発明の構成において、燃料循環手段の原燃
料入口を同混合燃料出口より高い位置に配置するととも
に、前記燃料循環手段の排出燃料入口を、この排出燃料
入口と燃料循環手段内の燃料通路との合流部より高い位
置に配置する構成としてある。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、燃料電池にお
ける燃料極の燃料出口と燃料循環手段の排出燃料入口と
の間の配管に設けた流路遮断弁を、前記燃料循環手段の
排出燃料入口より高い位置に配置したので、流路遮断弁
における凝縮水の滞留を防止でき、燃料循環手段から燃
料極への燃料の供給を適正に行うことができる。
【0022】請求項2の発明によれば、燃料を加湿する
ための加湿水による凝縮水の流路遮断弁への滞留を防止
でき、燃料循環手段から燃料極への燃料の供給を適正に
行うことができる。
【0023】請求項3の発明によれば、燃料電池の燃料
出口と流路遮断弁との間の配管に設けた燃料排出側水分
分離手段は、前記燃料出口および流路遮断弁より低い位
置に配置したので、凝縮水は、燃料排出側水分分離手段
に効率よく溜まり、流路遮断弁への滞留を防止でき、燃
料循環手段から燃料極への燃料の供給を適正に行うこと
ができる。
【0024】請求項4の発明によれば、流路遮断弁の上
流側の配管に、排出燃料を外部に放出するパージ配管を
接続してパージ分岐部を設け、パージ配管に設けたパー
ジガス遮断弁を、パージ分岐部より高い位置に配置した
ので、凝縮水のパージガス遮断弁への滞留を防止でき、
パージガス動作を適正に行えるとともに、燃料循環手段
から燃料極への燃料の供給を適正に行うことができる。
【0025】請求項5の発明によれば、燃料循環手段の
混合燃料出口に接続される配管に設けた燃料供給側水分
分離手段の混合燃料入口を、前記燃料循環手段の混合燃
料出口より低い位置に配置したので、凝縮水は、配管内
に滞留することなく燃料供給側水分分離手段に効率よく
流れ、燃料循環手段から燃料極への燃料の供給を適正に
行うことができる。
【0026】請求項6の発明によれば、複数の燃料循環
手段および流路遮断弁を有して複数の燃料循環回路を備
えた燃料電池装置においても、各流路遮断弁への凝縮水
の滞留を防止でき、各燃料循環手段から燃料極への燃料
の供給を適正に行うことができる。
【0027】請求項7の発明によれば、複数の燃料循環
手段は、互いに循環流量特性が異なり、これに伴い各燃
料循環手段に接続される各配管の流路径も異なるように
したものにおいても、各流路遮断弁への凝縮水の滞留を
防止でき、各燃料循環手段から燃料極への燃料の供給を
適正に行うことができる。
【0028】請求項8の発明によれば、燃料電池の燃料
入口に接続される複数の並列配管相互の合流部と、燃料
電池の燃料出口に接続される並列配管相互の分岐部との
少なくともいずれか一方に対し、小流量側の小径とした
配管を、大流量側の大径とした配管に対し、より鉛直に
近い状態となるよう配置したので、凝縮水が滞留しやす
い小径の配管内での凝縮水の滞留を防止でき、燃料循環
手段から燃料極への燃料の供給を適正に行うことができ
る。
【0029】請求項9の発明によれば、小流量側の小径
とした直線状の配管の水平面に対する傾斜角度を、大流
量側の大径とした直線状の配管の同傾斜角度より大きく
したので、凝縮水が滞留しやすい小径の配管内での凝縮
水の滞留を抑制でき、燃料循環手段から燃料極への燃料
の供給を適正に行うことができる。
【0030】請求項10の発明によれば、小流量側の小
径とした曲線状の配管の曲率半径を、大流量側の大径と
した曲線状の配管の曲率半径より小さくして、より鉛直
に近い状態となるようにしたので、凝縮水が滞留しやす
い小径の配管内での凝縮水の滞留を防止でき、燃料循環
手段から燃料極への燃料の供給を適正に行うことができ
る。
【0031】請求項11の発明によれば、並列配管相互
の合流部と分岐部との少なくともいずれか一方の大径側
の配管に、絞りを設けたので、この絞り部での燃料の流
速が高まり、小流量側の小径配管から大流量側の大径配
管へ凝縮水が吸い出されることになり、凝縮水が滞留し
やすい小径配管内での凝縮水の滞留を抑制でき、燃料循
環手段から燃料極への燃料の供給を適正に行うことがで
きる。
【0032】請求項12の発明によれば、燃料循環手段
の原燃料入口を同混合燃料出口より高い位置に配置する
とともに、燃料循環手段の排出燃料入口を、この排出燃
料入口と燃料循環手段内の燃料通路との合流部より高い
位置に配置したので、凝縮水の燃料循環手段内での滞留
を防止でき、燃料循環手段から燃料極への燃料の供給を
適正に行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面に基づき説明する。
【0034】図1は、この発明の第1の実施形態を示す
燃料電池装置の全体構成図である。1は、図示しない固
体高分子電解質膜を間に挟んで燃料極3と酸化剤極5と
を相互に対向して配置した燃料電池構造体を図示しない
セパレータで挟持し、これを複数積層して構成した燃料
電池スタック(以下単に、燃料電池と呼ぶ)である。7
は加湿器であり、燃料ガスおよび酸化剤ガスが、それぞ
れ半透膜を介して純水と隣接し、水分子が半透膜を通過
することにより燃料ガスおよび酸化剤ガスに対して加湿
を行うものである。
【0035】本実施形態では、燃料として水素、酸化剤
として空気を用いる。水素タンク9に貯えられた水素
は、燃料調圧弁11により調圧された後、燃料循環手段
としてのエゼクタポンプ13、燃料供給側水分分離手段
としての供給側水分離器15、前記加湿器7を通り、燃
料電池1に対し燃料極3の燃料入口3aから供給され
る。
【0036】燃料極3の燃料出口3bから排出される水
素と水蒸気との混合ガスは、燃料排出側水分分離手段と
しての排出側水分離器17、流路遮断弁19を通り、前
記したエゼクタポンプ13で原燃料ガスと混合され、こ
の混合ガスは、前記した供給側水分離器15および加湿
器7を経て燃料電池1の燃料極3に循環される。
【0037】また、排出側水分離器17と流路遮断弁1
9との間の配管21には、パージ分岐部23にて、水素
をパージさせるパージ配管25が分岐接続され、パージ
配管25にはパージガス遮断弁27およびパージガス触
媒29がそれぞれ設けられている。
【0038】酸化剤としての空気は、コンプレッサ31
によって前記した加湿器7を経て燃料電池1の酸化剤極
5に、酸化剤入口5aから供給される。酸化剤極5の酸
化剤出口5bから排出される排気は、水蒸気と液水を含
み、水分離器33によって液水分が分離される。水分離
器33には、上記した水素パージ時の空気供給用の空気
パージ配管35およびパージガス遮断弁37が設けてあ
り、水素パージ時にはパージガス触媒29に空気が供給
されて外部に排出される。また、空気パージ配管35に
は、空気排出管39が分岐接続され、空気排出管39に
は空気調圧弁41が設けられている。
【0039】図示しないコントロールユニットは、燃料
電池1の発電状態を検知する図示しないセンサの検知信
号の入力を受け、発電状態に応じて、水素圧力および空
気圧力を、図示しないセンサの検出値に基づき燃料調圧
弁11および空気調圧弁41で調整するようフィードバ
ック制御するとともに、空気流量を図示しないセンサの
検出値に基づいてコンプレッサ31の回転数により調整
するようフィードバック制御する。
【0040】図2は、上記した構成の燃料電池装置にお
ける、水素循環系の構成要素それぞれの上下の位置関係
を示す。水素タンク9に貯えられている水素は、前述し
たように燃料調圧弁11により所定の圧力に調圧された
後、エゼクタポンプ13により、燃料電池1より排出さ
れ循環してきた水素と混合され、供給側水分離器15に
送られる。
【0041】このとき、供給側水分離器15の混合燃料
入口15aは、エゼクタポンプ13の混合燃料出口13
aより低い位置に配置されている。この場合、図2で
は、エゼクタポンプ13と供給側水分離器15とを接続
する配管43は、曲線状となっているが、直線状として
傾斜して配置するようにしてもよい。配管43を直線状
として本燃料電池装置を車両に搭載する場合には、配管
43の傾斜角度は、車両の傾きや加速時などを考慮し
て、水平面Hに対して50度〜90度とすることが望ま
しい。なお、この傾斜角度は、必ずしもエゼクタポンプ
13から供給側水分離器15まで一定でなくても構わな
い。
【0042】このように配置することにより、エゼクタ
ポンプ13から供給側水分離器15までの間で凝縮され
た水は、配管43内に溜まることがなく、これにより、
水素の流れが水によって阻害されず、燃料電池1への水
素の供給を適正に行うことができ、コントロールユニッ
トによる制御性の悪化を防止することができる。
【0043】供給側水分離器15を出た水素は加湿器7
を通り、燃料電池7の燃料極3に燃料入口3aから供給
される。燃料極3の燃料出口3bから出た水素と水蒸気
の混合ガスは、排出側水分離器17を通り流路遮断弁1
9へ流れていく。
【0044】このとき、排出側水分離器17の入口17
aは、水素極3の燃料出口3bより低い位置に配置され
るとともに、排出側水分離器17の出口17bは、流路
遮断弁19より低い位置に配置されている。この場合、
図2では、燃料電池1と排出側水分離器17とを接続す
る配管45および、排出側水分離器17と流路遮断弁1
9とを接続する配管21は、曲線状となっているが、直
線状として傾斜して配置するようにしてもよい。配管4
5および21を直線状として本燃料電池装置を車両に搭
載する場合には、配管45および21の傾斜角度は、車
両の傾きや加速時などを考慮して、水平面Hに対して5
0度〜90度とすることが望ましい。なお、この傾斜角
度は、燃料電池1から排出側水分離器17あるいは排出
側水分離器17から流路遮断弁19まで、それぞれ一定
でなくても構わない。
【0045】このように配置することにより、配管45
および21内で凝縮された水が排出側水分離器17に効
率よく流下するため、燃料電池1への水の逆流を防止で
きるとともに、配管45および21内での水の滞留およ
び閉弁状態の流路遮断弁19における水の滞留を防止で
きる。これにより、流路遮断弁19が開いたときの水素
の流れが水によって阻害されず、燃料電池1への水素の
供給を適正に行うことができ、コントロールユニットに
よる制御性の悪化を防止することができる。
【0046】その後水素は、流路遮断弁19からエゼク
タポンプ13へ供給され、エゼクタポンプ13により、
燃料調圧弁11を経て供給される原燃料ガスと混合さ
れ、燃料電池1側に循環される。
【0047】このとき、流路遮断弁19は、エゼクタポ
ンプ13の排出燃料入口13bより高い位置に配置され
ている。この場合、図2では、流路遮断弁19とエゼク
タポンプ13とを接続する配管49は、曲線状となって
いるが、直線状として傾斜して配置するようにしてもよ
い。配管49を直線状として本燃料電池装置を車両に搭
載する場合には、配管49の傾斜角度は、車両の傾きや
加速時などを考慮して、水平面Hに対して50度〜90
度とすることが望ましい。なお、この傾斜角度は、流路
遮断弁19からエゼクタポンプ13まで、一定でなくて
も構わない。
【0048】このように配置することにより、流路遮断
弁19からエゼクタポンプ13までの間で凝縮された水
の流路遮断弁19への逆流が防止され、閉弁状態の流路
遮断部19での水の滞留を防止できるとともに、配管4
9内での水の滞留も防止できる。これにより、流路遮断
弁19が開いたときの水素の流れが水によって阻害され
ず、水素の供給を適正に行うことができ、コントロール
ユニットによる制御性の悪化を防止することができる。
【0049】また、排出側水分離器17下流の配管21
を流れるガスは、パージ分岐部23でパージ配管25に
分岐して流れ、パージガス遮断弁27を経てパージガス
触媒29に供給され外部に排出される。
【0050】このとき、パージガス遮断弁27はパージ
分岐部23より高い位置に配置されている。この場合、
図2では、パージガス遮断弁27とパージ分岐部23と
を接続するパージ配管25は、曲線状となっているが、
直線状として傾斜して配置するようにしてもよい。パー
ジ配管25を直線状として本燃料電池装置を車両に搭載
する場合には、パージ配管25の傾斜角度は、車両の傾
きや加速時などを考慮して、水平面Hに対して50度〜
90度とすることが望ましい。なお、この傾斜角度は、
パージガス遮断弁27からパージ分岐部23まで、一定
でなくても構わない。
【0051】このように配置することにより、パージ分
岐部23からパージガス遮断弁27までの間で凝縮され
た水のパージ分岐部23側への逆流が防止され、閉弁状
態のパージガス遮断弁27での水の滞留を防止できると
ともに、パージ配管25内での水の滞留も防止できる。
これにより、パージガス遮断弁27が開いたときのパー
ジガスの流れが水によって阻害されず、コントロールユ
ニットによる制御性の悪化を防止することができる。
【0052】図3は、この発明の第2の実施形態を示す
燃料電池装置の全体構成図である。この実施形態は、第
1の実施形態におけるエゼクタポンプ13に対し、エゼ
クタポンプ130を並列に追加して設け、これに対応し
て燃料調圧弁11に対して燃料調圧弁110を、また流
路遮断弁19に対して流路遮断弁190を、それぞれ並
列に追加して設けたものである。その他の構成は、前記
図1に示したものと同様であり、図1のものと同一の構
成要素には同一の符号を付してある。なお、エゼクタポ
ンプ、燃料調圧弁および流路遮断弁は、いずれも三つ以
上並列に設けた構成としてもよい。
【0053】図4は、上記図3に示した構成の燃料電池
装置における、水素循環系の構成要素それぞれの上下の
位置関係を示す。エゼクタポンプ130と配管43と
は、合流部51にて、配管51と並列な配管53により
接続されており、このとき合流部51は、エゼクタポン
プ130の混合燃料出口130aより低い位置となるよ
う配置されている。
【0054】この場合、エゼクタポンプ130と合流部
51とを接続する配管53は曲線状でも直線状でもよい
が、直線状とした場合の水平面Hに対する傾斜角度は、
配管43と同様に、本燃料電池装置を車両に搭載する場
合には、車両の傾きや加速時などを考慮して、50度〜
90度とすることが望ましい。なお、この傾斜角度は、
必ずしもエゼクタポンプ130から分岐部51まで一定
でなくても構わない。
【0055】このように配置することにより、エゼクタ
ポンプ130から分岐部51までの間で凝縮された水
は、配管53内に溜まることがなく、これにより、水素
の流れが水によって阻害されず、水素の供給を適正に行
うことができ、コントロールユニットによる制御性の悪
化を防止することができる。
【0056】また、流路遮断弁190と配管21とは、
分岐部55にて、配管21と並列な配管57により接続
されており、このとき分岐部55は、流路遮断弁190
より低い位置に配置されている。この場合、図2では、
分岐部55と流路遮断弁190とを接続する配管57
は、曲線状となっているが、直線状として傾斜して配置
するようにしてもよい。配管57を直線状として本燃料
電池装置を車両に搭載する場合には、配管57の傾斜角
度は、車両の傾きや加速時などを考慮して、水平面Hに
対して50度〜90度とすることが望ましい。なお、こ
の傾斜角度は、分岐部55から流路遮断弁190まで一
定でなくても構わない。
【0057】このように配置することにより、配管57
内で凝縮された水が、分岐部55に効率よく流下するた
め、配管57内での水の滞留および閉弁状態での流路遮
断弁190における水の滞留を防止できる。これによ
り、流路遮断弁190が開いたときの水素の流れが水に
よって阻害されず、水素の供給を適正に行うことがで
き、コントロールユニットによる制御性の悪化を防止す
ることができる。
【0058】さらに、流路遮断弁190とエゼクタポン
プ130とは、配管59で接続され、この配管59は、
流路遮断弁190がエゼクタポンプ130の排出燃料入
口130bより高い位置に配置されるよう設定されてい
る。この場合、図2では、流路遮断弁190とエゼクタ
ポンプ130とを接続する配管59は、曲線状となって
いるが、直線状として傾斜して配置するようにしてもよ
い。配管59を直線状として本燃料電池装置を車両に搭
載する場合には、配管59の傾斜角度は、車両の傾きや
加速時などを考慮して、水平面Hに対して50度〜90
度とすることが望ましい。なお、この傾斜角度は、流路
遮断弁190からエゼクタポンプ130まで、一定でな
くても構わない。
【0059】このように配置することにより、流路遮断
弁190からエゼクタポンプ130までの間で凝縮され
た水の流路遮断弁190への逆流が防止され、閉弁状態
の流路遮断部190での水の滞留を防止できるととも
に、配管59内での水の滞留も防止できる。これによ
り、流路遮断弁190が開いたときの水素の流れが水に
よって阻害されず、水素の供給を適正に行うことがで
き、コントロールユニットによる制御性の悪化を防止す
ることができる。
【0060】図4における、燃料調圧弁11,エゼクタ
ポンプ13および流路遮断弁19などからなる第1の水
素循環系と、燃料調圧弁110,エゼクタポンプ130
および流路遮断弁190などからなる第2の水素循環系
とは、流量特性としては同じものでも、異なっていても
構わない。
【0061】流量特性を同じとした場合には、図5の実
線aに示すように、まず第1の水素循環系の燃料調圧弁
11を徐々に開弁していき、要求流量がLに達した時点
で実線bで示すように、第2の水素循環系の燃料調圧弁
110を徐々に開弁していく。これにより、燃料電池1
の発電量に応じて低流量時から高流量時まで対応するこ
とが可能となる。
【0062】一方、流量特性を異なるものとした場合に
は、図6に示すように、第1の水素循環系の燃料調圧弁
11を徐々に開弁していき、このときの要求流量に対す
る過不足分は、燃料電池1の発電量などから検出し、こ
れに基づき第2の水素循環系が流量を補正する形で燃料
調圧弁110の開度を調整する。
【0063】流量特性を異なるものとした場合には、第
2の水素循環系の水素供給能力を第1の水素循環系より
低く設定しており、その各配管については能力小の第2
の水素循環系の配管径を小さく設定する。すなわち、図
4において、配管径については、配管53は配管43よ
り小さく、配管57は配管21より小さく、配管59は
配管49より小さく、それぞれ設定してある。
【0064】このように、第1,第2の各水素循環系相
互で配管径を異ならせた場合には、合流部51および分
岐部55のいずれにおいても、図7(a),(b)に示
すように、直線状とした小径の配管53,57の水平面
Hに対する傾斜角度θ1を、直線状とした大径の配管4
3,21の同傾斜角度θ2より大きくして、より鉛直に
近い状態とする。例えば、大径配管43,21の傾斜角
度θ2を、本燃料電池装置を車両に搭載した場合の望ま
しい傾斜角度として50度に設定すれば、小径配管5
3,57の傾斜角度θ1は、50度を越える角度とな
る。
【0065】小径側の配管53,57の傾斜角度θ
1を、大径側の配管43,21の傾斜角度θ2より大きく
して、より鉛直に近い状態とすることで、凝縮水が滞留
しやすい小径配管53,57内での凝縮水の滞留を抑制
でき、燃料電池1への水素の供給を適正に行うことがで
きる。
【0066】図8(a),(b)は、各配管43,53
および21,57を曲線状とした場合であり、この場合
には、小径側の配管53,57の曲率半径R1を、大径
側の配管43,21の曲率半径R2より小さくしてい
る。これにより、小径側の配管43,21が、大径側の
配管43,21に対して、より鉛直に近い状態となり、
凝縮水が滞留しやすい小径配管53,57内での凝縮水
の滞留を防止することができる。
【0067】なお、R1<R2とせずにR1=R2として小
径側の配管53,57を、大径側の配管43,21対し
て、より鉛直に近い状態にできれば、R1=R2でも構わ
ない。
【0068】要するに、凝縮水が滞留しやすい小径側の
配管53,57を、より鉛直に近い状態とすることで、
小径側の配管53,57内の水が大径側の配管43,2
1内に効率よく流下し、小径側の配管53,57内での
水の滞留を防止できるのである。
【0069】図9は、図7(b)における合流部55の
配管21側に絞り61を設けたものである。絞り61を
設けることで、絞り61でのガス流速が高まるので、小
径側の配管57で発生した凝縮水は、この高速のガス流
に吸い出されるようにして大径側の配管21に流下し、
配管57内の水の滞留を防止することができる。
【0070】なお。図7(a)に示す分岐部51および
図8(a),(b)に示す合流部51,分岐部55に
も、上記した絞り61と同様にして絞りを設けること
で、同様の効果が得られる。
【0071】図10は、エゼクタポンプ13,130の
断面図である。同図(a)は、排出燃料入口13b,1
30bを有するサクションポートSP内のガスの流れ
が、原燃料入口13c,130cから混合燃料出口13
a,130aへの鉛直方向下方へのガスの流れと直交す
る場合である。
【0072】図10(a)での原燃料入口13c,13
0cは混合燃料出口13a,130aより高い位置であ
り、原燃料入口13c,130cと混合燃料出口13
a,130aとを結ぶ直線Pと水平面Hとのなす角度α
は直角となっている。これにより、エゼクタ13,13
0内での凝縮水の滞留を防止することができる。なお、
直線Pと水平面Hとの角度αは、本燃料電池装置を車両
に搭載した場合の車両の傾きや加速時などを考慮して、
50度〜90度の範囲でもよい。
【0073】図10(b)は、同図(a)に対し、サク
ションポートSPを、排出燃料入口13b,130b
が、この排出燃料入口13b,130bとエゼクタ1
3,130内の燃料通路63とのエゼクタ内合流部65
より高い位置となるよう傾斜して形成したものである。
このようにすることで、サクションポートSP内を含む
エゼクタ13,130内での凝縮水の滞留を確実に防止
することができる。なお、図10(b)において、サク
ションポートSP内の流れの中心線Qと直線Pとのなす
角度βは、本燃料電池装置を車両に搭載した場合の車両
の傾きや加速時などを考慮して、50度程度とすること
が望ましい。
【0074】なお、以上説明してきた各実施形態では、
燃料循環手段としてエゼクタポンプ13,130を使用
したが、水素を循環させるものであれば、これに限るこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す燃料電池装置
の全体構成図である。
【図2】図1の燃料電池装置における水素循環系の構成
要素それぞれの上下の位置関係を示す説明図である。
【図3】この発明の第2の実施形態を示す燃料電池装置
の全体構成図である。
【図4】図3の燃料電池装置における水素循環系の構成
要素それぞれの上下の位置関係を示す説明図である。
【図5】二つの水素循環系が同一流量特性の場合の要求
流量に対する各燃料調圧弁の開度特性図である。
【図6】二つの水素循環系が異なる流量特性の場合の要
求流量に対する主となる側の燃料調圧弁の開度特性図で
ある。
【図7】(a)は配管を直線状とした場合の合流部の動
作説明図、(b)は配管を直線状とした場合の分岐部の
動作説明図である。
【図8】(a)は配管を曲線状とした場合の合流部の動
作説明図、(b)は配管を曲線状とした場合の分岐部の
動作説明図である。
【図9】図7(b)で示す分岐部に絞りを設けた例を示
す動作説明図である。
【図10】エゼクタポンプの断面図で、(a)はサクシ
ョンポートをエゼクタポンプ内の燃料通路と直交するよ
う配置したもの、(b)はサクションポートをエゼクタ
ポンプ内の燃料通路に対して傾斜するよう配置したもの
である。
【符号の説明】
1 燃料電池 3 燃料極 3a 燃料入口 3b 燃料出口 7 加湿器 13,130 エゼクタポンプ(燃料循環手段) 13a,130a 混合燃料出口 13b,130b 排出燃料入口 13c,130c 原燃料入口 15 供給側水分離器(燃料供給側水分分離手段) 15a 混合燃料入口 17 排出側水分離器(燃料排出側水分分離手段) 19,190 流路遮断弁 21,57 並列配管 23 パージ分岐部 25 パージ配管 27 パージガス遮断弁 43,53 並列配管 51 合流部 55 分岐部 61 絞り 63 燃料通路 65 エゼクタ内合流部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池における燃料極の燃料出口から
    排出される排出燃料と原燃料とを混合し、この混合燃料
    を前記燃料極の燃料入口に循環させる燃料循環手段を備
    えた燃料電池装置において、前記燃料極の燃料出口と燃
    料循環手段の排出燃料入口との間の配管に流路遮断弁を
    設け、この流路遮断弁は、前記燃料循環手段の排出燃料
    入口より高い位置に配置してあることを特徴とする燃料
    電池装置。
  2. 【請求項2】 燃料電池に供給される燃料は、加湿され
    ていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池装置。
  3. 【請求項3】 燃料極の燃料出口と流路遮断弁との間の
    配管に排出燃料中の水分を分離する燃料排出側水分分離
    手段を設け、この燃料排出側水分分離手段は前記燃料出
    口および流路遮断弁より低い位置に配置してあることを
    特徴とする請求項1または2記載の燃料電池装置。
  4. 【請求項4】 流路遮断弁の上流側の配管に、排出燃料
    を外部に放出するパージ配管を接続してパージ分岐部を
    設けるとともに、前記パージ配管にパージガス遮断弁を
    設け、このパージガス遮断弁は、前記パージ分岐部より
    高い位置に配置してあることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の燃料電池装置。
  5. 【請求項5】 燃料循環手段の混合燃料出口に接続され
    る配管に、燃料供給側水分分離手段を設け、この燃料供
    給側水分分離手段の混合燃料入口は、前記燃料循環手段
    の混合燃料出口より低い位置に配置されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の燃料電池
    装置。
  6. 【請求項6】 燃料電池の燃料入口に接続される配管を
    複数並列に設けてこの各並列配管に燃料循環手段をそれ
    ぞれ配置するとともに、前記燃料電池の燃料出口に接続
    される配管を複数並列に設けてこの各並列配管に流路遮
    断弁をそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載の燃料電池装置。
  7. 【請求項7】 複数の燃料循環手段は、互いに循環流量
    特性が異なり、これに伴い各燃料循環手段に接続される
    各並列配管の流路径も異なることを特徴とする請求項6
    記載の燃料電池装置。
  8. 【請求項8】 燃料電池の燃料入口に接続される複数の
    並列配管相互の合流部と、前記燃料電池の燃料出口に接
    続される並列配管相互の分岐部との少なくともいずれか
    一方に対し、小流量側の小径とした配管を、大流量側の
    大径とした配管に対し、より鉛直に近い状態となるよう
    配置したことを特徴とする請求項7記載の燃料電池装
    置。
  9. 【請求項9】 小流量側の小径とした直線状の配管の水
    平面に対する傾斜角度を、大流量側の大径とした直線状
    の配管の同傾斜角度より大きくすることを特徴とする請
    求項8記載の燃料電池装置。
  10. 【請求項10】 小流量側の小径とした曲線状の配管の
    曲率半径を、大流量側の大径とした曲線状の配管の曲率
    半径より小さくすることを特徴とする請求項8記載の燃
    料電池装置。
  11. 【請求項11】 並列配管相互の合流部と分岐部との少
    なくともいずれか一方の大径側の配管に、絞りを設けた
    ことを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載
    の燃料電池装置。
  12. 【請求項12】 燃料循環手段の原燃料入口を同混合燃
    料出口より高い位置に配置するとともに、前記燃料循環
    手段の排出燃料入口を、この排出燃料入口と燃料循環手
    段内の燃料通路との合流部より高い位置に配置したこと
    を特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の燃
    料電池装置。
JP2001020531A 2001-01-29 2001-01-29 燃料電池装置 Expired - Fee Related JP3832249B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001020531A JP3832249B2 (ja) 2001-01-29 2001-01-29 燃料電池装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001020531A JP3832249B2 (ja) 2001-01-29 2001-01-29 燃料電池装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002231294A true JP2002231294A (ja) 2002-08-16
JP3832249B2 JP3832249B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=18886227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001020531A Expired - Fee Related JP3832249B2 (ja) 2001-01-29 2001-01-29 燃料電池装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3832249B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004105165A2 (en) * 2003-05-21 2004-12-02 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell arrangement
JP2005310717A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2006040597A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガス供給システム、エネルギ供給システム及びガス供給方法
JP2006114261A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Yamaha Motor Co Ltd 燃料電池システムおよびそれを用いた輸送機器
JP2006134620A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006147450A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006156058A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006253041A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2007035369A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム及び燃料電池システムの凍結防止方法
US7265080B2 (en) 2002-06-12 2007-09-04 Nsk Ltd. Rolling bearing, rolling bearing for fuel cell, compressor for fuel cell system and fuel cell system
WO2007138855A1 (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システム
JP2008181873A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Gm Global Technology Operations Inc 並列デュアルスタック燃料電池システム用のアノードの再循環
US8187757B2 (en) 2005-08-16 2012-05-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system including a gas-liquid separator and a circulation device
JP2016225017A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 日産自動車株式会社 燃料電池用ガス循環システム
WO2020073599A1 (zh) * 2018-10-12 2020-04-16 上海恒劲动力科技有限公司 一种燃料电池氢气回收装置
JP2022518776A (ja) * 2019-01-30 2022-03-16 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 気体状の媒体を圧送するための、燃料電池システムのアノード回路のための圧送ユニット
JP7491810B2 (ja) 2020-10-27 2024-05-28 株式会社豊田中央研究所 改質器付き燃料供給装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203472U (ja) * 1982-05-20 1982-12-24
JPS62276762A (ja) * 1986-05-24 1987-12-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 電解液循環型2次電池
JPS6482464A (en) * 1987-09-25 1989-03-28 Toshiba Corp Power generating facility for fuel cell
JPH0350753U (ja) * 1989-09-26 1991-05-17
JPH06260198A (ja) * 1993-03-08 1994-09-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体高分子電解質燃料電池システム
JPH09213353A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Shikoku Sogo Kenkyusho:Kk 燃料電池発電装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203472U (ja) * 1982-05-20 1982-12-24
JPS62276762A (ja) * 1986-05-24 1987-12-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 電解液循環型2次電池
JPS6482464A (en) * 1987-09-25 1989-03-28 Toshiba Corp Power generating facility for fuel cell
JPH0350753U (ja) * 1989-09-26 1991-05-17
JPH06260198A (ja) * 1993-03-08 1994-09-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体高分子電解質燃料電池システム
JPH09213353A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Shikoku Sogo Kenkyusho:Kk 燃料電池発電装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7265080B2 (en) 2002-06-12 2007-09-04 Nsk Ltd. Rolling bearing, rolling bearing for fuel cell, compressor for fuel cell system and fuel cell system
WO2004105165A3 (en) * 2003-05-21 2005-02-24 Nissan Motor Fuel cell arrangement
WO2004105165A2 (en) * 2003-05-21 2004-12-02 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell arrangement
JP2005310717A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2006040597A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガス供給システム、エネルギ供給システム及びガス供給方法
JP2006114261A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Yamaha Motor Co Ltd 燃料電池システムおよびそれを用いた輸送機器
JP2006134620A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006147450A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP4621007B2 (ja) * 2004-11-24 2011-01-26 本田技研工業株式会社 燃料電池システム
JP2006156058A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
US7993786B2 (en) 2004-11-26 2011-08-09 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell system
JP2006253041A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2007035369A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム及び燃料電池システムの凍結防止方法
EP1916731B1 (en) * 2005-08-16 2018-06-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
US8187757B2 (en) 2005-08-16 2012-05-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system including a gas-liquid separator and a circulation device
US9214685B2 (en) 2006-05-25 2015-12-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
WO2007138855A1 (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システム
JP2008181873A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Gm Global Technology Operations Inc 並列デュアルスタック燃料電池システム用のアノードの再循環
JP2016225017A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 日産自動車株式会社 燃料電池用ガス循環システム
WO2020073599A1 (zh) * 2018-10-12 2020-04-16 上海恒劲动力科技有限公司 一种燃料电池氢气回收装置
US11804609B2 (en) 2018-10-12 2023-10-31 Shanghai Everpower Technologies Ltd. Fuel-cell hydrogen recycling means
JP2022518776A (ja) * 2019-01-30 2022-03-16 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 気体状の媒体を圧送するための、燃料電池システムのアノード回路のための圧送ユニット
JP7411666B2 (ja) 2019-01-30 2024-01-11 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 気体状の媒体を圧送するための、燃料電池システムのアノード回路のための圧送ユニット
JP7491810B2 (ja) 2020-10-27 2024-05-28 株式会社豊田中央研究所 改質器付き燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3832249B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7820333B2 (en) Fuel cell operating method with improved hydrogen and oxygen utilization
JP2002231294A (ja) 燃料電池装置
US8092943B2 (en) Fuel cell system with improved fuel recirculation
US9564647B2 (en) Fuel cell system
JP4877711B2 (ja) 燃料電池システム
US20090280371A1 (en) Fuel cell system
US6872484B2 (en) Humidifying system for a fuel cell
US20100183939A1 (en) Fuel cell system
US7354670B2 (en) Fuel cell with fuel gas adjustment mechanism
US9437886B2 (en) Fuel cell system and method for stopping power generation in fuel cell system
US8936885B2 (en) Fuel cell system
JP5194406B2 (ja) 燃料電池システム
US20240039017A1 (en) Cascading stack electrochemical fuel cell
US7662502B2 (en) Fuel cell system
JP2004071349A (ja) 燃料循環式燃料電池システム
JP5055808B2 (ja) 燃料電池システム
JP2000357529A (ja) 燃料電池システム
US11211631B2 (en) Fuel cell system
JP6834746B2 (ja) 燃料電池システム
JP2006024484A (ja) 燃料電池及びその運転方法
US20040131899A1 (en) System and method for process gas stream delivery and regulation using down spool control
JP5212765B2 (ja) 燃料電池システム
US20240105971A1 (en) Fuel cell system
US20220069330A1 (en) Fuel Cell and Fuel Cell Vehicle
US20130252117A1 (en) Apparatus and method for humidified fluid stream delivery to fuel cell stack

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3832249

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees