JP2002229843A - 音声または表示が限定されたユーザ・インタフェース用の情報をトランスコードするシステム及び方法 - Google Patents

音声または表示が限定されたユーザ・インタフェース用の情報をトランスコードするシステム及び方法

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JP2002229843A
JP2002229843A JP2001089969A JP2001089969A JP2002229843A JP 2002229843 A JP2002229843 A JP 2002229843A JP 2001089969 A JP2001089969 A JP 2001089969A JP 2001089969 A JP2001089969 A JP 2001089969A JP 2002229843 A JP2002229843 A JP 2002229843A
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Wan Jii
ジー・ワン
Chan Jiin
ジイン・チャン
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Mitsubishi Space Software Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】音声用に、または視覚形式を伴って主として音
声用に対応した装置を介してインターネットのコンテン
ツにアクセスする個人にとって、体験をより分わり易
く、コントロールできるものにする。 【解決手段】第1のマークアップ言語で提供される情報
をトランスコードする方法は、情報の一部を選択し(5
24)、選択された部分の複雑さを判定し(526)、
選択された部分の複雑さが限度を超えている場合には、
情報のサブセットにアクセスするためのハイパーテキス
ト・リンクと情報のサブセットを準備し(534)、選
択された部分の少なくとも1つにハイパーテキスト・リ
ンクとサブセットとを供給し(538)、かつこれに関
連する注釈を与える(542)ステップからなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は本明細書でこの参照
により援用する2000年5月19日出願のWang他
の米国特許出願第09/574,990号の部分継続出
願であり、それからの優先権を主張するものである。本
発明は大型の視覚表示用に作成された情報を、小さい視
覚表示で使用される情報、またはたとえば電話における
ような音声形式で使用される情報へとトランスコードす
る通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ワールドワイド・ウェブまたはインター
ネットを介して、ユーザはたとえば天気予報、交通情
報、映画リスト、ニユース記事、および株価を含む多様
な情報にアクセスする。従来のデスクトップ型のブラウ
ジング(走査、検索)・プログラムを備えたデスク・ト
ップ型のパーソナル・コンピュータはインターネットと
通信し、情報の検索に向けられ(標準的にはいわゆるペ
ージへと割り振られ)、リストアップされた検索結果を
表示し、リストからの選択を可能にし、テキスト、画
像、マルチメディア表現(音声、アニメーション、動
画)を表示し、他のページにリンクする。標準的なペー
ジは表示される情報、特に表示される項目および情報の
相対的なサイズ、色および相対的な位置を指示するマー
クアップ言語の様々な記号との混合によって作成され
る。マークアップ言語はブラウジングプログラムによっ
て読み取られることで、たとえば適当な余白内の大量の
テキストをワードラップさせることによって、提示され
るコンテンツはパーソナル・コンピュータの特定の表示
をより良く活用できる。
【0003】最近では、インターネットを介して通信し
たり、電話機のように動作することができ、表示領域が
比較的小さく、キーボードが比較的小さい携帯用の装置
が導入されてきている。このような装置は前述のデスク
トップ型のブラウジング・プロセスと類似したプラウジ
ング・プロセスをたどることができるものの、インター
ネットから受信した情報は小さいディスプレイ、または
音声で提示されるようには設計されていないので、本発
明を利用しない限り、これらの情報の提示を達成する便
利な方法はない。たとえば、情報が完全に音声で提示さ
れる場合、デスクトップ型のパーソナル・コンピュータ
のディスプレイに現れるように語が単に左から右へと朗
誦されると、聞くのが冗長になり得、聴く人を混乱させ
てしまう。更に、ユーザが選択し、要求されたデータを
或る形式に入力し、他のページへのハイパーテキストを
参照する(ここではリンクと呼ぶ)便利な方法はない。
これらの機能を一般の電話機から、すなわち音声入力お
よび出力の能力のみを有する装置から実施できることが
望ましい。
【0004】テキストおよびスクリーン読み取り装置は
公知であり、このような読み取り装置はテキスト情報を
合成音声を介して音声で提示するために使用されてき
た。しかし、インターネットから受信されるコンテンツ
はテキストとマークアップ言語記号との混合として受信
されるので、受信コンテンツを音声で表しても、マーク
アップ言語記号に慣れていない平均的なユーザにとって
は分かり難いものとなろう。マークアップ記号はモニタ
ー・スクリーン上のテキストの視覚的な構成を規定する
ので、単純にマークアップ記号を除外すると情報の要素
間の関係性が破壊されてしまうので、音声による情報の
提示が混乱してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インターネットは本質
的に視覚ベースのアクセスとナビゲーション(たとえば
検索およびリンクをたどること)のために設計されてい
るが、音声で、または視覚形式を伴って主として音声で
提示するよう編成された情報にアクセスすることへの関
心が高まっている。たとえば、ユーザには視覚障害者、
および好みやタイミングや場所、または装置までの近さ
によって一般の電話機を介してインターネットにアクセ
スしたい個人が含まれている。したがって、音声用に、
または視覚形式を伴って主として音声用に対応した装置
を介してインターネットのコンテンツにアクセスする個
人にとって、体験をより分かり易く、コントロールでき
るものにすることが望まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】音声によるブラウジン
グ、またはトランスコードのためのシステムによって、
音声のユーザ・インタフェース、または限定された表示
のユーザ・インタフェースを介した情報へのアクセスと
ナビゲーションが可能になる。音声ユーザ・インタフェ
ースによって、たとえばハイパーテキスト・リンクを直
接たどるため、情報の提示を中断するように音声または
電話機のキーパッド入力が可能になる。インターネット
で操作する場合、携帯電話機、電話機、ポータブル・コ
ンピュータ、またはワークステーションを含む単数また
は複数のアクセス装置のユーザは、アドレスを入力する
ことでウェブ・ページを要求できる。エディタを操作す
るユーザが事前にガイダンスを作成できる。ガイダンス
は要求されたコンテンツの要約、選択、注釈、および再
現(リステートメント)を指示できる。ガイダンスには
コンテンツの構造的な要約の説明、または隠れマルコフ
・モデルを含むマークアップ言語のステートメントが含
まれる。インターネットによって提供されたウェブ・ペ
ージ上のコンテンツの構成を頻繁に変更できるように、
コンテンツの一部が、現行のコンテンツの構造的な要約
の説明をガイダンスと共に記憶された構造的な要約の説
明と位置合わせすることによって特定のガイダンスを利
用するために識別される。特定のコンテンツに適したガ
イダンスはコンテンツのアドレス(たとえばURL)、
関連アドレス、または正規の表現の範囲内にあることに
基づいて位置決めできる。ガイダンスは、音声で提示さ
れた場合に理解し易く、または領域や解像度が限定され
たディスプレイに提示された場合に理解し易い派生的な
コンテンツを作成する。派生的なコンテンツには接続す
るリンクと共に階層的に編成されたウェブ・ページのセ
ットが含まれていてもよい。要求されたウェブ・ページ
の領域の複雑さと重要度は提示されるウェブ・ページの
セットの階層と編成を明らかにすることによって査定さ
れる。次に、各々のウェブ・ページが音声によるマーク
アップ言語で表現され、音声エンジンを経てユーザに提
示される。要求されたウェブ・ページからの情報は同一
のアクセス装置で提示されてもよく、または別のアクセ
ス装置で提示されてもよい。
【0007】第1のユーザ・インタフェースによる提示
には制御を第2のユーザ・インタフェースへと転送する
ためのリンクを含めてもよい。たとえば、電話機(たと
えばいわゆるウェブ・フォーン)を含む表示が限定され
た装置のユーザは表示が限定されたユーザ・インタフェ
ースの現行のセッションを終了し、電話をかけ、音声に
よるユーザ・インタフェースでのセッションを確立する
ために限定されたディスプレイ上でリンクをたどること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は特に、情報にアクセス
し、これを提示するシステムを提供するものである。情
報は(たとえばローカル・エリア・ネットワーク、イン
トラネット、またはインターネットのような)コンピュ
ータ・ネットワークを介してアクセスされる。情報には
普通の電話機またはコンピュータ・ワークステーション
を利用してアクセスできる。音声による情報の提示に加
えて、ユーザは(たとえば女性の声、または男性の声の
ような)単数、または複数の音声が伝える語句に応答す
ることで、(たとえばインターネットのナビゲートのよ
うな)別の情報を要求できる。情報を要求するには、ユ
ーザは語を反復し、電話機のボタンを作動し、または命
令を語ればよい。それに対する応答は、たどるべきリン
クを特定し、またはネットワーク上の処理プロセスまた
はサーバに提供する情報を特定する。
【0009】本発明の様々な側面に基づくシステムに
は、トランスコードのための処理プロセス、音声ブラウ
ジング、およびユーザが聞くために音声で情報を伝える
ためのテキスト−音声ソフトウェアが含まれる。トラン
スコードとは一般に、マークアップ言語(たとえばハイ
パーテキスト・マークアップ言語(HTML)、拡張可
能マークアップ言語(XML)、およびワイヤレス・マ
ークアップ言語(WML)、および音声拡張可能マーク
アップ言語(VoiceXML)のような音声およびワ
イヤレス・システム用のこれらのシステムの適応形で表
現された情報に作用する処理プロセスのことである。た
とえば、トランスコードの結果は音声で伝えられるテキ
スト−音声処理プロセスへの入力であってよい。音声ブ
ラウジングはユーザが語る語句、およびキーボードまた
は電話ダイアル用キーパッドでのキー操作を含むユーザ
からの様々な入力のいずれかへの応答であってよい。ブ
ラウジングには一般に希望のページへのリンクをたどる
ことが含まれる。
【0010】本発明の様々な側面に基づくシステムを操
作すると、ユーザには下記が提供される。すなわち
(a)個人用の、また実質的にユーザが制御する形式で
のニュース・ヘッドライン、金融情報、気象情報のよう
な情報へのアクセス、(b)このような情報の実質的に
“音声のみ”のバージョンである。このようなシステム
によってユーザはカスタマイズされたニュースおよびそ
の他の情報を検索できる。更に、ユーザによる編集がな
されていない(たとえばウェブ・ページのような)ユー
ザが要求する情報にもアクセスできる。たとえば、イン
ターネット(たとえばHTMLでのウェブ・ページ)か
ら受信した情報はガイダンスのアプリケーションによっ
てトランスコードされ、スピーカーまたは電話を介して
ユーザに伝わるように、選択された情報をVoiceX
MLで提供できる。
【0011】インターネットと連携して動作可能であ
り、本発明の様々な側面に基づいて提供されるサービス
は特に、各々の顧客用の個人用のページ、および従来の
見ることができるHTMLウェブ・ページを聞くことが
できるページのセットにトランスコードするトランスコ
ード・サービスを提供できる。各々の顧客はたとえばe
−メール、カレンダー、ニュース・レポート、スポーツ
・レポート、気象レポート、交通レポート、および映画
リストを含む個人用ページを指定できる。
【0012】ハイパーテキストまたはマークアップ言語
(たとえばインターネット・ウェブ・ページ)による情
報はいずれも本発明の様々な側面に基づいてトランスコ
ードできる。トランスコードには本明細書ではガイダン
スと呼ばれるファイルで供給された指令を適用すること
も含まれる。ガイダンスは関心ある各々のウェブ・ペー
ジごとにユーザが作成して、聞く際に容易に好みに合わ
せるようにできる。ガイダンスはたとえば音量、速度、
ピッチ、方向のような特徴の指定、特定の要素ごとの出
力の抑制、文字ごと、音声フォント(男/女、大人/子
供等)コンテンツの要素の前後に挿入されたテキスト、
コンテンツの要素の前、途中、後の音響効果(特定のテ
キストの明示(spell out))、および音楽、または事前
に録音された音響の追加のような特徴を指定することに
よって、ウェブ・ページが表出される態様(たとえば視
覚および/または音声)を指定できる。
【0013】本発明の様々な側面に基づいて、通信シス
テムは情報を視覚提示形のコンピュータ、および/また
は音声提示形のコンピュータへと交換するためのネット
ワークに接続された複数のコンピュータ(たとえばサー
バ、ワークステーション、および電話機、およびモバイ
ル・コンピュータを含む携帯用装置)のいずれをも含ん
でいる。このシステムは特に、グラフィック・ユーザ・
インタフェース(GUI)、音声ユーザ・インタフェー
ス、および表示が限定されたユーザ・インタフェースを
提供できる。たとえば、図1〜図12のシステム100
にはアクセス装置110、ゲートウェイ装置120、ネ
ットワーク130およびネットワーク・サーバ140が
含まれている。アクセス装置110は従来形のいずれか
の物理的および論理的プロトコルを介して適時ゲートウ
ェイ120と接続される。ゲートウェイ120とネット
ワーク・サーバ140は適時(または専用リンクによっ
て)、アクセス装置110に関連して前述した物理的お
よはび論理的プロトコルとは異なる可能性のある物理的
および論理的プロトコルを含む従来型のいずれかのネッ
トワーク技術を介してネットワーク130に接続され
る。これらのプロトコルによって情報を単数または複数
のゲートウェイおよびサーバのいずれかの間で効果的に
同時に転送することが可能である。図1の各々の機能ブ
ロックは(たとえば個々のユーザが操作する携帯電話機
のように)個々に動作し、(たとえば共通の入力および
出力待ち行列から連携する多数のトランスコーダ・ゲー
トウェイのように)直列で動作し、または(異なるプロ
トコル、または異なる提携本社(headquarter)でのホー
ムサイト・サーバ用のワイヤレス・ゲートウェイのよう
な)異なる地理的ロケーション、または異なる特殊目的
用に動作するいずれかの数の同様の機能ブロックを表し
ている。
【0014】アクセス装置はネットワークに接続された
サーバに記憶されている情報へのアクセスを容易にする
何らかの装置を含んでいる。アクセス装置110はたと
えば、多くのユーザによって別個に操作される多様な装
置の無関連のセットからなっている。代表的な装置には
ワークステーション111(たとえばデスクトップ・コ
ンピュータ)、ワイヤレス装置112(たとえばラップ
トップ、パームトップ、またはネットワーク装置)電話
機113、および携帯電話機114(たとえばいずれか
のワイヤレス電話機、またはページャー)を含んでい
る。機能ブロック間に示されたリンクはたとえば無線、
赤外線およびケーブルTVを含む有線ネットワーク、ロ
ーカル・エリア・ネットワーク、公衆電話回線網、およ
び所有権を主張できる専用回線を含むいずれかの通信能
力を含んでいる。
【0015】ワークステーション111はリンク170
および179によってインターネットのサービス・プロ
バイダ(ISP)ゲートウェイ124を経てネットワー
ク130と接続できる。ワイヤレス装置112はワイヤ
レス・ゲートウェイ121へのワイヤレス・リンク17
1、ISPゲートウェイ124へのリンク172、およ
びリンク179を介してネットワーク130に接続でき
る。あるいはワイヤレス装置112はワイヤレス・ゲー
トウェイ121へのワイヤレス・リンク171、トラン
スコーダ・プロキシ・サーバ125へのリンク174、
およびリンク178を経てネットワーク130に接続で
きる。電話機113は音声ブラウザ・サーバ123への
有線リンク173、トランスコーダ・プロキシ・サーバ
125へのリンク177、およびリンク178を経てネ
ットワーク130に接続できる。携帯電話機114はワ
イヤレス・リンク175、セルラー・ゲートウェイ12
2、音声ブラウザ・サーバ123へのリンク176、リ
ンク177、トランスコーダ・プロキシ・サーバ12
5、およびリンク178を経てネットワーク130に接
続できる。
【0016】システム100用に示した機能ブロック間
での通信には従来のプロトコルのどれを利用してもよ
い。前述の各リンクのための各々の論理的、および物理
的プロトコルはリンクの終端のプロトコル機能の一部と
ともに実施される。適切なプロトコル機能は下記の表1
に記載されている。ゲートウェイ120は接続サービス
または無接続サービスをサポートするためにアクセス装
置110と連携してもよい。
【0017】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0018】ゲートウェイおよびサーバは標準的には記
憶能力を有するコンピュータ、および/または効率的な
データ・アクセスおよびネットワーク通信用の特殊目的
のハードウェアおよびソフトウェアを備えている。たと
えば、ゲートウェイ120およびサーバ140の各々の
機能ブロックはインターネットで使用するようにされた
工業規格と協定に適合するディスク記憶サブシステム、
通信インタフェース(たとえばモデム、無線送受信器)
およびネットワーク・インタフェース(たとえばTキャ
リア)を有する複数のコンピュータから構成されてい
る。別の実施形態では、ワークステーション111はゲ
ートウェイおよびサーバ装置と同様な装置から構成さ
れ、また逆の場合も同様である。言い換えると、ゲート
ウェイ、サーバ、およびワークステーションは実行され
る機能によって区別可能であり、これらの機能は主とし
て上記の、他の場合は汎用であるコンピュータで動作す
るソフトウェアに準拠するものである。
【0019】システム100の各々のコンピュータ(ワ
イヤレス装置、電話機、および携帯電話に埋設されたも
のを含む)には本明細書ではプロセスと集合的に呼ばれ
るソフトウェア(たとえばファームウェアを含む)で実
行される機能を含めることができる。プロセスにはオペ
レーティング・システム、および実行される機能に適し
たアプリケーション・プログラムのセットを含めること
ができる。アプリケーション・プログラムにはハードウ
ェア・インタフェースに特有のプロセス(たとえばドラ
イバ)並びに幾つかのプロセス、またはスレッドによっ
て同時に利用するのに適したプロセスを含めることがで
きる。プロセスはオプレーティング・システムと統合す
ることができ、またはオペレーティング・システムとは
別個にロード、および保存することもできる。オペレー
ティング・システムを含むプロセスはファームウェア内
で実施され、機能によっては回路内で実施される。
【0020】本発明の様々な側面に基づくシステムで動
作するプロセスによって与えられるメッセージのシーケ
ンスは音声ユーザ・インタフェースを備えることができ
る。音声ユーザ・インタフェースによって特に、ユーザ
がネットワークに記憶された情報(たとえばハイパーテ
キスト・リンクをたどることによるインターネットのナ
ビゲーション)にアクセスできるようになる。たとえ
ば、図2のメッセージ・シーケンス200はプロセスと
連携して音声装置のユーザからの電話発呼を受け、かつ
ユーザによって識別されたリンクを経てインターネット
・ウェブ・ページを供給する。音声ユーザ・インタフェ
ースの説明を明解にするために、インターネットおよび
その従来のプロトコルはネットワーク130の機能を実
行する。
【0021】音声装置202は音声入力/出力(I/
O)能力と、音声による電話発呼に関与する能力がある
いずれかの装置を表している。音声装置202によって
行われる発呼プロセス204は音声ブラウザ・サーバ1
23への電話発呼を開始するための全ての従来のステッ
プを実行する。応答プロセス208は音声ブラウザ・サ
ーバ123によって実行され、従来の全てのステップを
実行し、呼を受信する発呼が確立された後、発呼プロセ
ス204によって、応答プロセス208が従来のログイ
ン・シナリオを完了する(ステップ244)のに充分な
識別(たとえばユーザにより開始されるDTMF信号を
介して、または発呼プロセス204によって自動的に)
が行われる。ISPサーバ124によって実行されるロ
グイン・プロセス212はこれを受け、ログイン・シナ
リオに応答して、音声装置202のユーザのためのIS
Pサーバ124でのセッションを確立する。発呼プロセ
ス204、応答プロセス208、およびログイン・プロ
セス212には従来のどのプロセスをも利用できる。別
の実施形態では、セッションはシステム動作(たとえば
専用リンク)によって暗示され、ステップ242と24
4は省略される。
【0022】プロセス216−226は図示のように別
個の物理的ロケーションの5つのサーバによって実行さ
れることができる。別の実施形態では、プロセス216
−222は1つのロケーションの単一のサーバによって
実行されてもよい。プロセス216−222の各々につ
いて処理能力を高めるために別個のサーバであることが
好ましい。プロセス212および222−226には従
来のソフトウェア、たとえばアパッチ・ソフトウェア・
ファンデーション(Apache Software Foundation)から
市販されているアパッチ・ウェブを含めることができ
る。プロセス204および206は従来のアナログ電話
機の回路によって遂行してもよい。
【0023】(たとえば応答プロセス208によって開
始されるプロセス間のメッセージに応答して)セッショ
ンが確立された後の時点で、音声ブラウザ・サーバ12
3によって実行される音声ブラウジング・プロセス21
6はネットワーク130でサーバ140によって提供さ
れるものと予期される情報を要求する(ステップ24
6)。最初の要求は“ホーム”ページに対応するもので
よい。要求は要求されたページを特定するトランスコー
ド・プロセス218にメッセージをアドレス指定するこ
とによって行うことができる。インターネットの実施形
態では、要求にはRFC1738に記載されている種類
の引き数(W3Cから入手できるコメント要求)(ステ
ップ246でのURL1)を有する均一資源ロケータ
(URL)を含んでいる。URL1にはトランスコーダ
・プロキシ・サーバ125のアドレス、ISPサーバ1
24のアドレス、ホームサイト・サーバ141のアドレ
ス、ホームサイト・サーバ141から要求されたペー
ジ、音声ブラウザ・サーバ123のアドレス、およびエ
ージェントとしてのプロセス216の種類を識別する標
識を含めてもよい。
【0024】トランスコーダ・プロキシ・サーバ125
によって実行されるトランスコーダ・プロセス218は
一般にURL1からの情報をリステートしてURL2を
準備する(ステップ248)。URL2は、トランスコ
ーダ・プロキシ・サーバ125のアドレス、ISPサー
バ124のアドレス、ホームサイト・サーバ141のア
ドレス、ホームサイト・サーバ141から要求された希
望するホームページを得るのに充分であるページを識別
する標識を含めてもよい。
【0025】ISPサーバ124によって実行される経
路指定プロセス222は従来のような要求の経路指定を
行う。たとえば、経路指定プロセスは(たとえばHTT
PおよびTCP/IPプロトコルにしたがって)URL
2を受け、(実質的にURL2と同一の)要求をサーブ
・プロセス224に送る(ステップ250)。
【0026】ホームサイト・サーバ141によって実行
されるサーブ・プロセス250は入り要求を満たすため
に従来の探索、アクセス、および応答機能を実行する。
インターネットの実施態様の場合、サーブ・プロセス2
24はタグを有するマークアップ言語での情報を含むウ
ェブ・ページ(PAGE1)を供給する(ステップ25
2)。PAGE1は標準的には比較的大型のスクリー
ン、カラー・モニタを有するワークステーションでの提
示に適している。
【0027】経路指定プロセス222はプロセス224
からPAGE1を受けるとトランスコード・プロセス2
18に送る(ステップ254)経路指定プロセス222
は標準的には送られた情報を改訂しない。
【0028】PAGE1を受信すると、トランスコード
・プロセス218は置き換えページ(PAGE2)を作
成し、これを音声ブラウジング・プロセス216に転送
する(ステップ258)。PAGE2を作成するのに必
要な動作は一般にトランスコーディングと呼ばれる。P
AGE2にはPAGE1の情報から要約され、PAGE
1の情報から選択された情報、注釈、およびPAGE1
の情報の再現(restatement)を含めることができる。
PAGE2はどのマークアップ言語で提供されてもよ
い。好ましくは、トランスコード・プロセス218は適
切なマークアップ言語を決定するために音声ブラウジン
グ・プロセス216の識別子を利用する。たとえば、音
声ブラウザ・サーバ123が1つ以上のブラウジング・
プロセスの複数の用例を実行し、他のブラウジング・プ
ロセスがXMLを受け入れている間に或るブラウジング
・プロセスがHTMLを受け入れる場合は、トランスコ
ード・プロセス218は前述のようにURL1で受信し
た識別標識に対応するマークアップ言語でPAGE2を
作成する。
【0029】トランスコード・プロセス218はステッ
プ252で供給される情報量が大きさおよび/または複
雑さの点で限界を超えた場合には情報を要約する。その
結果なされた要約は階層的なものであってよい。たとえ
ば、PAGE1に4つのニュース、全国と地方の気象、
および株式市場の平均高が含まれていた場合、PAGE
2が加わっているページのセットを作成できる。PAG
E2は各々のニュースのヘッドラインだけを含み、その
後に完全なニュースへのリンク、地方の気象へのリン
ク、および株式市場の平均高へのリンクが続くようにし
てもよい。このセットの他のページにはたとえばPAG
E2.1(ニュース)、PAGE2.5(全国の気象レ
ポート)、PAGE2.7(平均高のリスト)、PAG
E2.7.1(ダウ値、平均終わり値、平均高値、平均
低値)、およびPAGE2.7.2(NASDAQ値、
平均終わり値、平均高値、平均低値)を含めてもよい。
【0030】情報はステップ252で受信した情報から
選択できる。言い換えると、情報はPAGE2(または
前述のようにセットのうちの階層レベルが低いページ)
に現れないようにもできる。このような情報は装置20
2で使用されるユーザ・インタフェースには適さないこ
とがある(たとえば音響には適さないか、小さい表示領
域向けには大きすぎる)。たとえば、PAGE1のビッ
トマップ要素の説明がなくてもよい。または、不要な冗
長でユーザを混乱させることを避けるために、PAGE
1の幾つかの箇所に現れるリンクの説明がなくてもよ
い。
【0031】ステップ252で受信した情報の要素の
前、および/または後に注釈を加えることができる。た
とえば、PAGE1が+139.4と表明された毎日の
ダウ・ジョーンズ平均値を含んでいる場合、PAGE2
には139.4という数値を次のように“139.4ポ
イント高”と説明する情報を含めることができる。
“高”という語を“+”と置き換えて“139.4ポイ
ント高”と言い換えてもよい。注釈によって音声装置2
02のユーザは情報をより正確に認識できる。
【0032】情報の再現には従来のトランスコード動
作、並びに装置202のユーザが情報をより正確に認識
するのに必要な動作を含めることができる。たとえば、
PAGE1にアニメーションまたはマーキー(marquee)
テキストが含まれている場合は、PAGE2にPAGE
1でのオリジナルのアニメーションまたはスクロールす
る提示には関わりなく、テキストを完全に再現するよう
に作成できる。更に、PAGE1がインラインのスクリ
プト(たとえばスタイル情報または縦続スタイル・シー
トへのリファレンス)、またはプログラム・コード情報
(たとえばJAVA(登録商標)アプレット(applet)、
または共通のゲートウェイ・インタフェース(CGI))
を含んでいる場合は、トランスコード・プロセス218
は音声ブラウジング・プロセス216と適合性がある適
切な代替機能を表すようにPAGE2の一部を作成でき
る。
【0033】トランスコード・プロセス218は本発明
の様々な側面に基づいて作成され、記憶され、検索さ
れ、参照されるガイダンスにしたがって、特に要約、選
択、注釈、および再現を行うように指示される。たとえ
ば図2のMASKデータベース230として表されてい
るガイダンスは、幾つかの点で従来のスタイル・シート
とは異なっている。従来のスタイル・シート(たとえば
HTML用にCSSで書かれたもの、またはXML用に
XSLで書かれたもの)は情報(たとえばPAGE1の
一部である)に現れるリファレンスによって特定されな
ければならない。これとは対照的に、この発明の様々な
側面に基づき、PAGE1はデータベース230のガイ
ダンスに対するリファレンスを含んでいる必要はない。
ブラウジング・プロセスは提示用のコンテンツを受信
し、従来のスタイル・シートを参照して受信したコンテ
ンツのマークアップ言語のタグを翻訳する。これに対し
て、データベース230のガイダンスはトランスコーダ
・プロセスに対してブラウジング・プロセスに入力され
るべき派生的なコンテンツをどのように作成するのかを
指示する。トランスコード・プロセスは第1のマークア
ップ言語でトランスコードするためのコンテンツを受信
し、第1のマークアップ言語とは同じ、または異なるマ
ークアップ言語でのブラウジング・プロセスへの出力を
どのように作成するかを指示するために第2のマークア
ップ言語でのガイダンスを参照する。その結果、本発明
の様々な側面に基づいて、第2のマークアップ言語には
従来のスタイル・シートの利用に関して可能ではない。
または無意味である機能を指示するタグが含まれる。
【0034】トランスコード・プロセス218はISP
サーバ124を介して得られる所望の情報を特定する指
標(たとえばURL1)を受信すると、または、ISP
サーバ124から受信した情報を特定する指標(たとえ
ばPAGE1のタイトル)を受信すると、データベース
230から適宜のガイダンスを検索する。(ステップ2
56から258)。前述のように、次にPAGE1の情
報に基づいて要約、選択、注釈および再現が行われて、
PAGE2が作成される。PAGE2は音声マークアッ
プ言語(たとえばVoiceXMLまたは所有権を主張
できる音声マークアップ言語)に順応させることができ
る。次にトランスコード・プロセス218がPAGE2
を音声ブラウジング・プロセス216に送る(ステップ
260)。
【0035】音声ブラウジング・プロセス216には入
力待ち行列を有する従来のテキスト−音声(TTS)能
力と、アナログ音声出力能力を含めることができる。た
とえば、音声ブラウジング・プロセス216はMicr
osoft Corpにより市場に出されたMicro
soft SAPIを含んでもよい。音声ブラウジング
・プロセス216は、マークアップ言語でトランスコー
ド・プロセス218から送られた入り情報(たとえばP
AGE2)を分析し、従来の音声スタイル・シートおよ
びその他の構成セッティングに基づいて対応する情報を
置換および追加し、TTS待ち行列をロードし、音声装
置202のI/Oプロセス266にアナログ信号(RE
CITAL1)を提供する(ステップ262)。
【0036】音声ブラウジング・プロセス216は音声
装置202からのDTMF信号、および/または装置2
02のユーザから発される音声に応答する(ステップ2
64)。音声ブラウジング・プロセス216にはアナロ
グ音声入力を有する従来の音声認識(SR)能力を含め
ることができる。ユーザによる音声によってI/Oプロ
セス206は音声ブラウジング・プロセス216にアナ
ログ音声信号SPEECH1を送るようにされる。たと
えば、RECITAL1によってI/Oプロセス206
が音声装置202のスピーカを“地域の気象に関して1
を押すか、1と言ってください”の音声メッセージで駆
動し、その後、ユーザが“1”と言ってこれに応答する
と、I/Oプロセス206は“1”に対応するアナログ
音声信号(SPEECH1)を発する。音声ブラウジン
グ・プロセス216はそれにしたがって応答して、地域
の気象情報を送るURLを決定し(ステップ266)、
かつURLを(ステップ246に関して前述した情報と
ともに)(URL3)トランスコード・プロセス218
に送る。
【0037】トランスコード・プロセス218はステッ
プ248に関連して前述したように実行される動作と同
様に、地方の気象用の適切なURLを決定し、URL
(たとえばURL4)を経路指定プロセス222に送る
(ステップ268)。経路指定プロセス222はステッ
プ250に関連して前述したものと同類の動作で、UR
L(たとえばURL4)をサイト・サーバ142のいず
れかのサーブ・プロセス226に送る(ステップ27
0)。サーバ142はマークアップ言語での情報(たと
えばPAGE3)に応答し(ステップ272)、実質的
な改訂なく経路指定プロセス222を介してトランスコ
ード・プロセス218に送られる(ステップ274)。
トランスコード・プロセス218はステップ256から
260に関して前述したと同様に、マークアップ言語で
の情報(たとえばPAGE4)を作成し、音声ブラウジ
ング・プロセス216に送る(ステップ276から28
0)。音声ブラウジング・プロセス216はステップ2
62に関して前述したと同様に、アナログ音声信号(R
ECITAL2)を作成してI/Oプロセス206に送
り(ステップ282)、要求されたページに対応する情
報(たとえば要約、選択、注釈付け、および再現された
全国の気象情報)をユーザに対してサーバ142のいず
れかから搬送する。
【0038】本発明の様々な側面にしたがって、ユーザ
・インタフェースを提供する方法は音声提示用に適応化
されたおよび/または制限された表示用に適応化された
情報を提供する。このようなユーザ・インタフェースは
コマンドを音声で、または提示用の他の情報へとナビゲ
ートするためのキーストロークとして受ける。したがっ
て、コンピュータはコンピュータ・ネットワークの他の
ノードからのコンテンツの要求で開始される図3から6
の方法300を実行できる(ステップ302)。コンテ
ンツとは何らかの形式の情報を意味する。コンテンツは
メッセージ(たとえばページ、流れる音声、または流れ
るビデオ)またはオブジェクト(たとえばファイル、ま
たはダウンロードされた実行可能なプログラム、アプレ
ット、またはスクリプト)で提供される。コンテンツは
前述のようにインターネットのホームページのことでも
よい。要求はステップ246で前述のようにURLの供
給によることも含めて、いずれかの従来のプロトコルに
基づいて発することができる。
【0039】派生的コンテンツは以前のステップで要求
され、受信されたいわゆる一次コンテンツの少なくとも
一部に基づいて作成される(ステップ304)。派生的
コンテンツは独立形のもの(たとえば単一のメッセージ
またはファイル)または流れる形式(一連の、またはセ
ットになったメッセージまたはファイル)でよい。派生
的コンテンツは前述のようにページの形式(たとえばP
AGE2)をとるものでもよい。派生的コンテンツを作
成するためのガイダンスは(たとえば条件付きインライ
ン・スタイルのように)一次コンテンツと一体である
か、(たとえば外部スタイル・シートのように)一次コ
ンテンツが参考基準とするものであるか、または一次コ
ンテンツとは別個のものでよい。一実施形態では、一次
コンテンツはガイダンスを参考基準としない。たとえ
ば、前述のように、独立形の派生的コンテンツ(たとえ
ばPAGE2またはPAGE4)は一次コンテンツ(た
とえばPAGE1またはPAGE3)とは別個で、これ
を参考基準としないガイダンス(たとえばデータベース
230)に基づいて一次コンテンツに基づいて作成して
もよい。
【0040】派生的コンテンツはコマンドの割り込みを
許容しつつ提示できる(ステップ306)。コマンドは
提示内容が向けられるユーザ、他の誰かのための提示内
容を監視するユーザ、または自動プロセス(たとえば立
ち寄る人の数、出席者数、出席者の欠損、または時間の
ような外部基準に基づいて広告、警告、娯楽、または教
示に使われる装置を自動的に順序付けする)から生成す
ることができる。割り込みがなされたコマンドは前述の
ように、たとえばキーパッド(たとえば113または1
14)、キーボード(たとえば111または112)、
または音声(たとえば111、112、113または1
14にて)の操作によって開始できる。一実施形態で
は、1つ以上のアクセス装置が同じユーザによって同時
に使用される。たとえば、ワークステーション111の
モニタは装置112、113、または114の同じユー
ザによって同時に利用できるような提示内容を受信でき
る。コマンドは表2に記載するような種類のものでよ
い。
【0041】
【表5】
【表6】
【0042】提示が完了し(音声または視覚)、ユーザ
・コマンドが提示に割り込まない場合は、ユーザが前述
のような任意の適当なコマンドを発する機会を与えるた
めに、適当な時間だけこの方法の次のステップを遅延さ
せることができる(ステップ308)。遅延時間が経過
し、またはコマンドが入力されると、現行の提示内容の
文脈の中で(たとえば“戻る”は現行の提示内容に対す
るものである)、コマンド(または省略時コマンド(デ
フォルトコマンド))を実行できる(ステップ31
0)。コマンドが実行されるとステップ302から始ま
ってこの方法が繰り返される。
【0043】派生的コンテンツの作成は、本発明の様々
な側面に基づいて以下のステップの1つ以上からなる方
法に基づいて達成される。すなわち、ガイダンスに基づ
いて提示用のコンテンツを獲得するステップ、ガイダン
スに基づいてノードの位置を発見するステップ、および
提示されるコンテンツの複雑さを軽減するステップであ
る。たとえば、方法300のステップ304は、派生的
コンテンツ440を作成するために図4のデータフロー
図によって図示されている幾つかのプロセスの連携によ
って達成できる。プロセス304は入力として一次コン
テンツ400(たとえば前述のように1つ以上のファイ
ル、バッファ、またはメッセージ)と、一次コンテンツ
(PC)のアドレス、たとえばURL(PC URL)
を受ける。プロセス304はガイダンス・プロセス40
2を見いだし、モデル骨組プロセス404を見いだすプ
ロセス、一次コンテンツを分析するプロセス406、複
雑さを軽減するプロセス408、一次コンテンツの骨組
を作成するプロセス410、骨組プロセスを位置合わせ
するプロセス412、次の参考基準を取得するプロセス
422、ノードを見いだすプロセス424、骨組の位置
によってノードを得るプロセス430、ノード名によっ
てノードを得るプロセス428、コンテンツの突き合わ
せによってノードを得るプロセス432、および注釈プ
ロセス436を含んでいる。各々のプロセス402から
436はそのプロセスのためにデータを適切に利用でき
る随時に、時折(たとえば直列、または並列的に)トラ
ンスコーダ・プロキシ・サーバ125によって実行でき
る。
【0044】ガイダンスを見いだすプロセス402はP
C URLを受け、PC URLの少なくとも一部に関
連する適宜のガイダンスを獲得し、または、適切なガイ
ダンスがPC URLと関連付けされていない場合には
省略時ガイダンスを得る。好適には、ガイダンスはたと
えばMASKマークアップ言語のようなマークアップ言
語で取得される。このようにして見いだされたガイダン
スは次の参考基準取得プロセス422および注釈プロセ
ス436へと送られる。
【0045】モデルの骨組を見いだすプロセス404は
PC URLを受け、PC URLの少なくとも一部に
関連するモデル・コンテンツの適宜な説明を獲得し、こ
の説明を位置合わせプロセス412、および骨組位置に
よりノードを取得するプロセス430に送る。説明は好
適にはMASKマークアップ言語のタグ付きの骨組の形
式で記憶される。骨組はアクセスする便宜上ガイダンス
とともに含めてもよい。このような実施形態では、モデ
ルの骨組発見プロセス404は省略され、ガイダンス発
見プロセス402が他のプロセスの必要性に応じて骨組
を供給する。
【0046】モデル・コンテンツの説明が見いだされる
と、これを記録415として供給できる。モデル・コン
テンツの説明には説明的識別子とモデル・コンテンツの
各々のノードごとのノード識別子の間の関連性が含まれ
る。たとえば、モデル骨組発見プロセス404によって
供給される記録415には各モデル・ノードごとに、説
明的識別子(MODEL LETTER)としての単一
の印刷可能な文字、およびノード識別子(MODEL
NODE)としての印刷可能なハイフォン付きの数字ス
トリングを含めることができる。
【0047】ガイダンスを見いだすために利用される方
法は、モデル・コンテンツの適切な説明を見いだすため
の方法と同一である必要はない。一実施形態では、ガイ
ダンスはモデル・コンテンツの適切な説明への参考基準
を含んでおり、ガイダンスを含む記録(またはファイ
ル)と、モデル・コンテンツの説明を含む記録(または
ファイル)との間の多くの関係性を促進する。これに加
えて、ガイダンスまたはモデル・コンテンツの説明のい
ずれかへのアクセスはたとえば派生的コンテンツがその
ために作成されるステップ302で利用される装置のタ
イプ(または特定の識別子を有する装置用にユーザが決
める好み)を含むユーザアカウントからの情報に基づく
ものでもよい。
【0048】一次コンテンツ分析プロセス406は一次
コンテンツ400を読み取り、PC骨組プロセス410
およびノード名によりノードを獲得するプロセス428
によって利用される記録418と、コンテンツ突き合わ
せによってノードを獲得するプロセス432で利用され
る記録419と、ノード発見プロセス424と複雑さ軽
減プロセス408で利用される記録420とを作成す
る。記録418、419、および420はたとえば、文
書目的モデル(DOM)として知られる種類のデータベ
ースに含まれるようないずれかの従来の態様で編成でき
る。DOMは従来のデータベース(たとえば関係データ
ベースまたは星形データベース)として記憶することが
できる。DOMの形式の情報はアレイ、リンクされたリ
スト、グラフ、ツリー、データ構造、これらの組み合わ
せ、およびこれと同等の記憶形式を含むいずれかの適宜
な記憶形式でメモリ内に保存できる。標準的には、DO
Mにはツリーを表すデータ構造、またはノード、分岐、
および葉を有するグラフが含まれている。葉(たとえば
要素)はコンテンツに含まれることが予測されるいずれ
かのオブジェクト(たとえばテキスト、表、ビットマッ
プ、アプレット、リンク他)からなるデータ構造として
表すことができる。ノードと分岐はリスト(たとえば要
素に対するポインタ、またはその他のリスト)からなる
データ構造として表すことができる。1つのノードは標
準的にはいずれかの葉にアクセスするための根と呼ばれ
ている。特定のコンテンツ(たとえば葉)へのアクセス
は根(“0”)から始まり、ノード名の各々の部分ごと
にポインタをたどる(ノード間の分岐を横切る)ことに
よって(たとえばノード“0”で4番目のポインタをた
どり、次にノード“0−4”のリストの3番目のポイン
タをたどることによって)、ノード名(たとえば“0−
4−3”)を参考基準にして達成できる。
【0049】分析プロセス406は一次コンテンツの各
々のノードごとに、ノード名(たとえばPC NOD
E、“0−4−5”と一次コンテンツの一部(たとえば
テーブル)との関連性を判定する。分析は一次コンテン
ツ400のマークアップ言語のタグのネスト・レベルに
基づいて進行させることができる。これらの関連性は記
録418として記憶できる。各々の記録418には一次
コンテンツ400からの関連するコンテンツのコピーを
含めることができる。分析プロセス406はテキストを
含む一次コンテンツの各ノードごとにノード名(たとえ
ば“0−4−3”)とそのノードのテキストで使用され
る全ての語(またはその他の有意の記号)との関連性を
判定する。これらの関連性は記録419として記憶する
ことができる。記録419はハッシュ・テーブルとして
知られる種類の形式で記憶することができる。ハッシュ
・テーブルの各々の記録は全体として一次コンテンツの
特定の語(または有意の記号)ごとのハッシュ・キー、
および特定の語(または有意の記号)からなるコンテン
ツを有する各々のノードごとのノード名のリストを有す
ることができる。分析プロセス406は、一次コンテン
ツの各ノードごとに、数値による説明(ここではノード
統計と呼ぶ)のセットを判定し、ノード名(たとえば
“0−4−3”)とセットまたはセットの構成要素との
関連性を形成する。これらの関連性は記録420として
記憶することができる。ノード統計には定量的な<no
destat>に関連して後述するように、たとえば任
意の定量的プロパティを含めることができる。
【0050】ガイダンス・プロセス402が適当な、も
しくはデフォルトのガイダンスを見いださない場合は、
派生的コンテンツ440の作成は記録418および42
9をベースに進む。記録418の(たとえば根から第1
の順序の深さの)各ノードごとに、複雑さ軽減プロセス
が派生的コンテンツの1つ以上のノードとして派生的コ
ンテンツを作成する。派生的コンテンツ440は好適に
はマークアップ言語で供給される。記録418内のノー
ドと関連する一次コンテンツのコピーは派生的コンテン
ツとして識別でき、または派生的コンテンツとしてファ
イル、バッファ、またはメッセージとしてコピーでき
る。一次コンテンツのノードにおけるコンテンツが複雑
すぎる場合は、派生的コンテンツの1つ以上のノードご
とに追加、または置き換えのコンテンツを作成してもよ
い。
【0051】ガイダンス発見プロセス402が適当なガ
イダンスの位置を発見した場合は、ダイガンスに基づく
派生的コンテンツ440の準備は依然として提示には複
雑すぎる結果を作成する場合がある。記録418がこの
ようなガイダンスと一致する場合は(たとえば、注釈プ
ロセス436によってそのように指示された場合
は)、、派生的コンテンツ440の作成が進行する。複
雑さを軽減するプロセス408は記録418を読み取
り、前述のように派生的コンテンツ440を作成でき
る。
【0052】いずれの場合も、複雑さ軽減プロセス40
8はノードの定量的プロパティを参考基準としてノード
でのコンテンツの複雑さを判定する。たとえば、記録4
20に関連して前述した定量的プロパティは複雑さ軽減
プロセス408によって読み取ることができる。複雑さ
軽減プロセス408はこのような定量的プロパティを所
定のしきい値(たとえば限度)と比較できる。複雑さ軽
減プロセス440によって供給される派生的コンテンツ
は主として、テストまたは作成され、適当な限度を超え
ないものと判定されたコンテンツを含んでいる。
【0053】本発明の様々な側面に基づき、特に派生的
コンテンツの識別を促進するために、一次コンテンツと
モデル・コンテンツに基づいて比較が行われる。この比
較は一次コンテンツの説明とモデル・コンテンツの説明
との間で行ってもよい。好適には、比較は一次コンテン
ツの骨組とモデル・コンテンツの骨組との間で行われ
る。一次コンテンツの骨組作成プロセス410は比較に
適した形式で一次コンテンツの説明を作成する。たとえ
ば、モデルの骨組発見プロセス404は前述のように記
録415を骨組として供給し、PC骨組作成プロセス4
10は記録418から判定された対応する情報からなる
記録416を供給する。モデル・コンテンツの説明には
モデル・コンテンツの各ノードごとに説明的識別子とノ
ード識別子との関連性が含まれている。PC骨組作成プ
ロセス410によって供給される記録416には各一次
コンテンツ・ノードごとに、説明的識別子(PC LE
TTER)としての単一の印刷可能な文字と、ノード識
別子(PC NODE)としての印刷可能なハイフォン
付きの数字ストリングとを含めることができる。
【0054】ガイダンスはモデル・コンテンツのノード
を参考基準にして作成される。一次コンテンツの対応す
るノードを獲得するため、記録415と416との間の
相関が行われる。この相関は記録415の全体を利用し
て記録416の全体に対して行われる。たとえば、各々
の説明的識別子ごとに単一の文字を有する実施形態で
は、モデル用の説明的識別子は文字ストリング間の相関
として一次コンテンツの説明的識別子に位置合わせでき
る。骨組位置合わせプロセス412は一般にPCノード
を各モデル・ノードに関連付ける。(a)モデル骨組内
で発見されないノードを有するPC骨組、(b)PC骨
組内で発見されないノードを有するモデル骨組、(c)
PC骨組内に提供されるものと同じ順序で発見されない
モデル・ノード、(d)モデル骨組に対応するものとし
て認識されるノード(および全ての従属ノード)を有す
るPC骨組のような不整合を考慮に入れた従来のプロセ
スを利用できる。位置合わせプロセス412はモデル・
ノード識別子とPCノード識別子との間の関連性を与え
る。この関連性は記録417として供給され、各々の記
録はモデル・ノード識別子(たとえば“0−2−6”)
および一次コンテンツ・ノード識別子(たとえば“0−
4−3”からなっている。
【0055】記録415−420に関連して前述した関
連性はメモリ内の表、アレイ、またはリンクされたリス
トを含む1つ以上のいずれかの従来の方法(組合わせ、
または別個)で、またはファイル、またはデータベース
として副次的記憶装置に記憶、およびアクセスできる。
【0056】ガイダンスは一次コンテンツのノードを1
回、または複数回参照することによって派生されたコン
テンツを特定できる。モデル・コンテン,の説明なしで
(たとえばモデル・コンテンツの骨組なしで)ガイダン
スが供給された場合は、参考基準には一次コンテンツの
ノードを識別するのに適した語(または有意の記号)を
含めてもよい。モデル・コンテンツの説明付きでガイダ
ンスが供給される場合は、参考基準にはノード識別子
(たとえば“0−4−3”)、およびモデル・コンテン
ツの説明に対する位置(たとえば骨組の位置(SP))
を含めることができる。言い換えると、作成されるべき
派生的コンテンツの各々のノードごとに、ガイダンスに
は派生的コンテンツとして含められる一次コンテンツの
ノードのコンテンツを得るための単数または複数の参考
基準を含めることができる。派生的コンテンツの各々の
ノードごとに、次の参考基準取得プロセス422がノー
ド発見プロセス424に対して参考基準のセットを供給
する。好適には、このセットには幾つかの参考基準が含
まれているので、(a)1つの参考基準の利用によって
一次コンテンツのノードが識別されない場合は、首尾よ
く代替の参考基準を利用でき、また(b)参考基準が一
次コンテンツの1つより多いノードを識別した場合、ま
たは参考基準のセットが一次コンテンツの1つより多い
ノードを識別した場合は、曖昧さを解析するための判定
を下すことができる。ノード発見プロセス424が派生
的コンテンツの次のノードの指定を達成した場合は、ノ
ード発見プロセス424はいずれかの従来の態様で次の
参考基準取得プロセス422と連携して、全てのセット
の処理が完了するまで参考基準の各セットを取得する。
【0057】次の参考基準取得プロセス422から受理
した参考基準の各セットごとに、ノード発見プロセス4
24は派生されたコンテンツに含まれるべき一次コンテ
ンツのノードを識別する。一実施形態では、このような
識別はフラグを記録418のうちの1つの記録と関連付
けることによって行ってもよい。別の実施形態では、フ
ラグが派生されたコンテンツのノード数を指定できるの
で、派生的コンテンツの組織(たとえば順序または樹の
構造)は一次コンテンツの組織と異なっていてもよい。
次の参考基準取得プロセス422によって供給される
単数または複数の参考基準は、ノード発見プロセス42
4によってif−then−elseまたはスイッチ
(たとえばケース)動作を促進するように条件付きの構
造で供給することができる。たとえば、条件付きの構造
によってノード発見プロセス424は、条件が真である
ならば第1のセットの参考基準を利用することができ、
条件が偽である場合は第2の参考基準(たとえば省略
時)を利用することができる。条件付きの論理は前述の
ようなノード統計420を参照できる。ノード発見プロ
セス424は各参考基準ごとにノード識別子を獲得し、
ノード識別子間の曖昧さを解析して、ノードが見いださ
れたか否かを判定し、そうである場合は、(幾つかのノ
ードが該当する場合には)どのノードを派生的コンテン
ツ内に含めるかが指定される。曖昧さを解析する実施形
態についてはプロセス428−432の後に後述する。
【0058】ノード発見プロセス424は次の参考基準
取得プロセス422からモデルのノードへの参考基準を
受けることができる。参考基準は(“0−3−2”)の
形式のものを含む従来のいずれかの形式のノード識別子
であってよい。ノードごとの名を取得するプロセス42
8はこのようなノード識別子を受けて、記録418を照
会(または参照)することによって関連するPCノード
を取得する。言い換えると、現行の一次コンテンツがモ
デル・コンテンツ内にあるものとして命名されたノード
を含む構造を有している場合は、一次コンテンツ・ノー
ドはノードごとの名を取得するプロセス428によって
ノード発見プロセス424に一次コンテンツのノードが
供給される。その識別子によるノードが一次コンテンツ
内に存在しない場合は、その代わりに、その結果の表示
が戻される。次の参考基準取得プロセス422によって
供給される参考基準のセットに1つ以上のこのようなノ
ード識別子が含まれている場合は、ノードごとの名を取
得するプロセス428は対応する照会(または参照)を
行い、それぞれの結果を戻す。
【0059】ノード発見プロセス424は次の参考基準
取得プロセス422からモデル・コンテンツの説明の一
部への参考基準を受けることができる。たとえば、モデ
ル・コンテンツの説明が前述のような骨組(たとえば文
字ストリング)である場合は、骨組の一部(たとえばサ
ブストリング)への参考基準には文字開始位置と、文字
終了位置とを含めることができる。骨組位置によりノー
ドを取得するプロセス430は一次コンテンツの説明の
対応部分を識別することを試みる。たとえば、記録41
5への照会または参照は文字開始位置に関連する1つの
モデル・ノード識別子と、文字終了位置に関連する別の
モデル・ノード識別子とを供給できる。記録416への
照会または参照によって、各々のモデル・ノード識別子
ごとのPCノード識別子を供給できる。その後、骨組み
位置により、ノードを取得するプロセス430が結果と
して1つまたはそれ以上のPCノード識別子を戻す。P
Cノード識別子が樹を構成している場合は、樹の根を戻
すことができる。どのPCノード識別子も骨組位置に対
応しない場合は、その代わりにその結果の表示が戻され
る。次の参考基準取得プロセス422によって供給され
る参考基準のセットに1つ以上のこのような骨組位置が
含まれている場合は、骨組の位置によりノードを取得す
るプロセス430が対応する照会(または参照)を行
い、それぞれの結果を戻す。
【0060】ノード発見プロセス424は次の参考基準
取得プロセス422から語、記号、またはフレーズ(た
とえば文字ストリング)として参考基準を受けることが
できる。たとえば、コンテンツは“市場のスナップショ
ット”内のような表のタイトルによって識別できる。コ
ンテンツ突き合わせによってノードを取得するプロセス
432は語、記号、またはフレーズを突き合わせる対応
するPCノードの識別を試みる。コンテンツ突き合わせ
によってノードを取得するプロセス432は参考基準の
全部または一部のハッシュ等価物を形成し、PCノード
識別子を得るために記録419上で照会(または参照)
を行う。どのPCノード識別子にも参照されたコンテン
ツが含まれていない場合は、その代わりにその結果が戻
される。次の参考基準取得プロセス422によって得ら
れた参考基準のセットに、コンテンツへのこのような参
照基準が1つより多く含まれている場合は、コンテンツ
の突き合わせによりノードを取得するプロセス432が
対応する照会(または参照)を行い、それぞれの結果を
戻す。
【0061】ガイダンスによって指示された通りに、ノ
ード発見プロセス424はいずれかの戻されたPCノー
ド識別子に関する相対的な参考基準を解析することがで
きる。たとえば、ガイダンスは(参考基準に基づくノー
ドの)親が(たとえば後述の“<−”のような構文によ
って)意図されていることを示すことができる。ノード
発見プロセス424は前述のようにプロセス428−4
32からゼロまたはそれ以上のPCノード識別子を受け
ることができる。PCノード識別子が戻されない場合
は、ノード発見プロセス424は注釈プロセス436に
加えるノード情報を作成せず、次の参考基準取得プロセ
ス422から次の参考基準を取得するステップに進む。
1つのPCノード識別子が戻された場合は、ノード発見
プロセス424は、そのPCノード識別子を注釈プロセ
ス436に提示できる。モデル・ノード(M)に対応す
る1つのPCノード識別子が発見され、1よりも多いP
Cノード識別子がプロセス430および432から戻さ
れた場合は、曖昧さが次の方法によって解析できる。す
なわち、 1.各々の参考基準がPCノード識別子の対応するリス
トを作成することを考慮に入れる。 2.PCノード識別子の候補のリスト(C1...K)を形
成し、その際に各候補(たとえばC1)は全てのリスト
上に現れる。 3.各々の候補ごとにスコアを計算し、スコアが最小で
あるPCノード識別子を選択する。 各スコアは下記の式で計算できる。
【0062】
【数2】 ただし、CnはスコアがSnである候補である。各々のC
はそのノード名にPのレベルを有する(たとえば、“0
−0−3−5”のノード名は4つのレベルの各々につい
て1つずつの、4つの寸法を有している。) Mはノード名内にQのレベルを有するモデル・ノードで
ある。また、“min( )”はその引き数の最小値を
戻す。
【0063】スコアはモデル・ノードから候補ノードへ
の“距離”を表している。距離は寸法差の二乗の合計の
平方根を用いて計算される。候補ノード識別子とモデル
・ノード識別子のレベルが異なっている場合は、候補と
モデルのノード識別子の双方に現れない各レベルに、1
0の任意寸法差が割り当てられる。別の実施形態では、
2から20の範囲の任意寸法差が用いられる。
【0064】ノード発見プロセス424によって1つの
PCノード識別子が判定されると(“ノード発見”)、
ノード発見の通知が注釈プロセス436に通信される。
注釈プロセス436は派生的コンテンツとして使用され
るために複雑さ軽減プロセス408に改訂されたコンテ
ンツを送ることができる。注釈プロセス436によって
加えられる改訂にはノード発見に関連する一次コンテン
ツの要約、選択、注釈、および/または再現を含めるこ
とができる。改訂は改訂されるコンテンツに適したいず
れかの従来の編集プロセスに基づいて達成できる。たと
えば、追加のテキストまたは音声をテキストのコンテン
ツに追加できる。
【0065】ガイダンスは複雑さと重要性がどのように
判定されるのか、また、その結果として派生的コンテン
ツがどのように準備されるのかを指示することができ
る。言い換えると、ガイダンスは複雑さを判定するため
に利用される特定の尺度と限度を特定でき、また、平均
的なユーザがどのようにコンテンツに反応するか、すな
わちどの情報が最も重要であるか、または最も重要でな
いと見なすか、明確な理解、およびナビゲーションを容
易にするために、どの情報を音声ではなくつづりにする
かなどの知識に基づいて、派生されたコンテンツを展開
できる。
【0066】本発明の様々な側面に基づいて、ガイダン
ス発見プロセスはトランスコード・プロセスによって利
用されるガイダンスにアクセスするいずれかのプロセス
を含んでいる。たとえば、ガイダンス発見プロセス40
2は省略時ガイダンスを適用するか否かを限定するため
に図5Aの方法を含むことができる。このような方法で
は、一次コンテンツに関連するものとしてその他のガイ
ダンスを利用できない場合に省略時ガイダンスが用いら
れる。このような省略時のガイダンスにはコンテンツを
分析するために利用されるしきい値条件または限度の指
標(たとえばコンテンツの複雑さに対する尺度および限
度、予測されるスクリーンのサイズに対する尺度および
限度、コンテンツの編成を認識するためにテストされる
特性)を含めることができる。省略時ガイダンスはこの
ような分析の結果に基づいてアクセスできる。
【0067】適当なガイダンスの識別は下記のようなス
テップからなる方法に基づき、本発明の様々な側面に基
づいて達成できる。すなわち、一次コンテンツのアドレ
ス、一次コンテンツのアドレスに関連するアドレス、正
規表現の範囲内にあるアドレスに基づいてガイダンスに
アクセスし、このようなガイダンスを一次コンテンツの
領域に適したものとして特定するように、一次コンテン
ツの少なくとも一部をガイダンスに関連するコンテンツ
と相関させる単数または複数のステップである。
【0068】一実施形態では、ガイダンスは一次コンテ
ンツのアドレス(たとえば一次コンテンツのURL)0
と関連している。アドレスを判断基準として利用して、
ガイダンスの指標を有する単数または複数の記録(たと
えばファイル)を供給するデータベースを照会できる。
【0069】別の実施形態では、規則的表現を一次コン
テンツのアドレスの一部に置き換えることによって照会
がなされる。インターネットと共に使用されるようにさ
れた例として、コンテンツは日付を含むURLによって
アドレス指定される。日付を含めることによって、コン
テンツのアーカイブを保存し、ナビゲーションによって
アクセスすることができる。ニュースを配信するウェブ
・サイトは年月および日付ごとにYYMMDDの形式の
日付コードで各ページをアドレス指定して、日替わりで
新たなコンテンツを提供できる。日付コードで同様にア
ドレス指定されるガイダンスの準備を避けるために、日
付コードに関わりなくコンテンツに適用されるガイダン
スを日付コードを省略した、または日付コードを規則的
表現として再現する照会を有するデータベースから取得
できる。言い換えると、ユーザが日付コードでアドレス
指定されたコンテンツを要求すると、規則的表現を日付
コードと置き換えることによって照会に適したアドレス
を要求されたアドレスから導出できる。本発明の様々な
側面に基づき、一次コンテンツのいずれかの部分を規則
的表現と置き換えることができる。幾つかの規則的表現
を置換して照会に適した単一のアドレスを形成できる。
規則的表現の例は表3に記載されている。構文が変化す
る多くの規則的表現が知られている。いわゆるワイルド
カード文字が簡単な種類の規則的表現を構成する(たと
えばマイクロソフト社から市販されているMSDOSに
よってサポートされるファイル名構文の“*”および
“?”)。
【0070】
【表7】
【0071】コンピュータ・ネットワークを介して入手
できるコンテンツは、たとえばネットワークに接続され
た異なるコンピュータが異なる目的のために独立したオ
ーソリティによって管理されている場合は、変更される
ことがある。ワークステーションのモニタで見た場合に
理解できるコンテンツの変化(たとえば情報は情報の相
対位置と強調に関して視覚的に認識された態様で提示さ
れる)は、ソース・マークアップ言語から分析される場
合には構造的および/または美観上の変化として現れ
る。音声装置または表示が限定された装置に一貫した提
示がなされることを確実にするために、本発明の様々な
側面に基づいて、変更前のコンテンツに適した予め規定
されたガイダンスは変化に続く同様のコンテンツに適し
たものとして識別される。その結果、予め規定されたガ
イダンスは、ある程度変化した一次コンテンツから派生
したコンテンツを展開するのに適した状態に留められる
ように改訂する必要はない。
【0072】好適な実施形態では、ガイダンスはモデル
・コンテンツから作成され、ITU−TX.680“ア
ブストラクト構文表記法1(Abstruct Syntax Notation
1)、ASN.1”を参照してRFC2251および22
52に記載されている軽量ディレクトリ・アクセス・プ
ロトコル(LDAP)として知られている種類の登録簿
アクセス構造および方法を利用して記憶され、アクセス
される。LDAPを利用してアクセスされるガイダンス
は登録簿情報樹内のエントリーとして記憶される。各々
のエントリーは樹のノードに対応する。属性はノードと
関連付けできる。属性にはたとえば、 1.NAME−たとえばファイル名のようなノードにお
けるガイダンス・エントリーの識別子である。 2.DESCRIPTION−ユーザが供給するガイダ
ンスの説明である。たとえば、図8−10を参照して後
述される種類のエディタを利用してガイダンスを準備し
たユーザは後に参照するために独自の言葉でガイダンス
を説明できる。 3.OBJECT−ガイダンス自体である。たとえばM
ASKマークアップ言語のようなマークアップ言語で指
定されるテキストでよい。 4.USER_ID−(たとえば登録プロセス中に)ユ
ーザに関連し、いずれかの後続のセッション中に同じユ
ーザに対応するものと見なされる識別子である。USE
R_IDを特定のガイダンスと関連付けることによっ
て、別のユーザが同じ一次コンテンツから異なる派生的
コンテンツを楽しむことができる。各ユーザは図8−1
0を参照して後述される編集プロセスを利用して別個の
ガイダンスを規定することができる。USER_IDの
値はいずれかのユーザ群(たとえば全てのユーザ)に対
応するものでよい。 5.MODEL_ADDRESS−ガイダンスTEXT
の準備で用いられるモデル・コンテンツの完全なアドレ
スである。たとえば完全なURL。 6.APPLIES_TO_ADDRESS−ガイダン
スOBJECTが適用されるべきアドレスである。たと
えば、一次アドレスまたは1つ以上の規則的表現からな
るアドレスのようなステップ502で用いられるアドレ
スである。たとえば、モデル・コンテンツからガイダン
スOBJECTを作成したユーザは、モデル・コンテン
ツのURLまたはガイダンスOBJECTをより広範に
適用するために1つ以上の規則的表現からなるURLと
同じAPPLIES_TO_ADDRESSをも指定で
きる。 7.HAS_REGULAR_EXPRESSION_
APPLIES_TO_ADDRESSが少なくとも1
つの正規表現を含むことを示すグラフである。 8.IS_FIRST−ガイダンスOBJECTから決
定された派生的コンテンツを最初にユーザ・インタフェ
ースに供給すべきであることを示すフラグである。LD
APを利用したアクセス要求に応答して、エントリーの
リストを供給できる。そのエントリーのガイダンスOB
JECTから決定された派生的コンテンツが、派生的コ
ンテンツの前にリストの別のエントリーでガイダンスO
BJECTから決定されたものとして提示されることを
示すために、このようなリストのうちの1つのエントリ
ーだけがIS_FIRSTフラグのセットを有すること
ができる。
【0073】前述のようなディレクトリ情報樹およびア
クセス・プロトコルを利用することで、ページのセット
として派生的コンテンツの準備のためのガイダンスの取
得が促進される。ガイダンス発見プロセス402によっ
て行われる適当なガイダンスの検索(ステップ502)
は各々が適当なAPPLIES_TO_ADDRESS
属性を有する複数のエントリー(すなわちノード)を戻
すことができる。このような検索は1つ以上の標的属性
値に基づいてエントリーを探すことができる。一実施形
態では、LDAP検索から戻されるエントリーのリスト
はスクリプトによって更に分析できる(たとえば、規則
的表現はPERLプログラミング言語で評価できる。)
たとえば、一次アドレスは幾つかのエントリーのそれぞ
れのAPPLIES_TO_ADDRESS属性と適合
することができ、または、一次アドレスは1つ以上のA
PPLIES_TO_ADDRESS属性の規則的表現
の範囲内にあることができる。検索結果が1つ以上のエ
ントリーを識別した場合は、エントリーは任意の順序で
処理されてよい(ステップ503)。呼び出しプロセス
への戻りは、ステップ502の後で行うことができる。
好適には、前述のようにエントリーは第1のエントリー
として、たとえばフラグIS_FIRSTによるものと
して識別されている。一次コンテンツを一連のページ
(たとえば後述する集合)として提示すべき場合は、最
初のエントリーはセットの最初のページに対応するもの
でよい。一次コンテンツを階層的セットとして提示すべ
き場合は(たとえば後述する要約)、最初のエントリー
はコンテンツの表を有する最初のページに対応でき、表
の各々の行は階層の従属ページへのリンクからなってい
る。呼び出しプロセスへの戻りはステップ503の後で
行うことができる。
【0074】プロセスへの適切な最初のエントリーを決
定した後、派生的コンテンツが全ての識別されたエント
リー用に準備されるまで、反復的に、または再帰的に派
生的コンテンツを準備するために識別されたエントリー
に対応するガイダンスを利用できる。
【0075】本発明の様々な側面に基づいて、モデル・
コンテンツに対して準備されたガイダンスは現在要求さ
れている一次コンテンツ用に適用できる(ステップ30
2)。このようなガイダンスを一次コンテンツに適用す
べきか否かを決定するプロセスには、モデルの説明と一
次コンテンツの説明との間に充分な相関が存在するか否
かの判定が含まれている。説明には、説明されるコンテ
ンツの全部または一部のサブセット、要約、または再現
を含めることができる。再現はマークアップ言語による
ものでよい。説明用に用いられるマークアップ言語は、
説明されているコンテンツを表現するために使用される
マークアップ言語とは異なっていてもよい。好適な実施
形態では、モデル・コンテンツの説明と一次コンテンツ
の説明はマークアップ言語のタグ付きの要素で準備され
る。
【0076】本発明の様々な側面に基づいて、本明細書
ではMASKと呼ばれるマークアップ言語を用いてガイ
ダンスは捕捉、保存、および実施される。MASKはX
MLと一致し、したがってこれと互換性がある。MAS
Kマークアップ言語の要素の部分リストが表4に提示さ
ている。
【0077】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【0078】特に適切なガイダンスを確実にするための
コンテンツの説明が捕捉され、保存され、上記のMAS
Kタグ<sklt>および</sklt>内に囲まれた
いわゆる骨組として分析するために利用される。本発明
の様々な側面に基づいて、説明の骨組はコンテンツの構
造的側面(たとえばノードの階層と表のネスティング)
を強調し、コンテンツによって伝達される情報(たとえ
ばニュースまたは株式価格の事項)を弱める。その結
果、プロセス412に関連して上記したように、説明の
骨組の相関がストリング比較および位置合わせのいずれ
かの従来の技術によって効率よく達成される。説明の骨
組の要素の部分リストが、HTMLマークアップ言語で
表現されたコンテンツを説明するように構成して、表5
に記載されている。構造的特徴(たとえば表の定義の開
始)用に単一の文字(たとえば1バイト)を用いること
によって、コンパクトな説明で有効な作成、保存、およ
び分析が行われる。
【0079】PC骨組作成プロセス410は、各ノード
がそれぞれのノード用の適切な説明を決定するための統
計420であると言える。ノードに多様な特徴(たとえ
ばテキスト、数字、およびリンクの混合)が含まれる場
合は、優先的な特徴に対応するような1つの説明を選択
できる。以下の説明は、優先的な特徴を示すものとして
理解される。たとえば、“_”はテキスト数字も存在す
ることがあっても、主としてリンクを有するノードに対
応している。
【0080】
【表12】
【0081】上記したように、モデル・コンテンツと現
行の一次コンテンツとの相関を事前に確認するために、
モデル・コンテンツの説明をアドレスと関連するものと
して(たとえばステップ502および503)獲得でき
る(ステップ504)。モデル・コンテンツの説明は、
マークアップ言語でのテキストからなるOBJECT属
性内のタグ付きの要素であってよい。一次コンテンツ
(または一次コンテンツの領域)の説明は、プロセス4
10に関連して上記したように準備される(ステップ5
04)。
【0082】(たとえば一時記憶装置に保存されてい
る)現行のコンテンツの説明の骨組と、(たとえばMA
SKマークアップ言語のガイダンスの<sklt
>....</sklt>のタグ付き部分から検索され
た)以前のコンテンツの説明の骨組との相関の範囲を決
定するために(ステップ508)、従来のストリングの
位置合わせと比較を利用できる。従来のスミス−ウォー
ターマン・プロセスを利用できる。
【0083】代替実施形態では、隠れマルコフ・モデル
として知られる種類の経過モデルを利用できる。経過モ
デルは特定のコンテンツ(たとえば一連の構造的特徴)
が説明の骨組の特定の位置、特定のスクリーン位置に現
れ、またはその他の特定のコンテンツと論理的、または
位置的に関連する確率を反映できる。経過モデルは一次
コンテンツの1つ、またはより好適には多くの例を参考
基準にして作成できる。現行の一次コンテンツと経過モ
デルとの間に充分な相関があるか否かを判定するため
に、現行の一次コンテンツの第2のモデルを準備し、経
過モデルと第2のモデルをいずれかの従来の方法で比較
できる。
【0084】相関の程度が充分である場合は、以前のコ
ンテンツの説明に関連するガイダンスが適切なガイダン
スとして戻される(ステップ510および514)。そ
うではない場合は、省略時ガイダンスを戻すことができ
る(ステップ510および512)。相関が充分である
か否かを判定する際に、論理または数値のしきい値と比
較を利用できる。たとえば、整合を見いだすのに充分で
ある場合は、整合が発見されたことのバイナリ論理の確
認がテストの結果を判定する(ステップ510)。代替
実施形態では、(たとえば相関に断続的な不整合がある
ことをも許容する)見いだされた整合の範囲の重み付き
の合計をしきい値の数値と比較できる。たとえば、重み
付きの合計がその数値を超える場合は、充分な相関があ
るものと結論できる。別の実施形態では、モデルから導
出された確率がいずれかの従来の方法が組合わされて、
充分な相関があるものと結論付けられる。たとえば、変
化の確率が低い部分で整合が見いだされ、またはほとん
どの不整合が変化の確率が高い部分と関連する場合に
は、充分な相関があるものと結論してもよい。
【0085】本発明の様々な側面に基づく複雑さ軽減プ
ロセスには、より良好なナビゲーションのためにコンテ
ンツを認識する何らかのプロセスが含まれる。提示され
るコンテンツは音声または限定された表示で提示するに
は複雑すぎるので、コンテンツはその編成を認識するよ
うに再検討される。複雑なコンテンツとは、音声で発語
された場合に平均的なユーザが理解し、またはナビゲー
トすることが困難であるコンテンツのことであり、ま
た、限定された表示領域、および/または解像度のスク
リーンに一部が提示された場合に、平均的なユーザが理
解し、またはナビゲートすることが困難であるコンテン
ツのことである。ナビゲーションには提示内容を理解
し、リンクを認識し、所望のリンクを選択し、所望のリ
ンクに関連する情報へのアクセスを指令することが含ま
れている。複雑さはこのような単数または複数のナビゲ
ーション・ステップに干渉することがある。
【0086】編成がコンテンツ内の領域を認識できるよ
うなものである場合は、多かれ少なかれ独立的に各領域
ごとに更に別の分析が遂行される。領域とはコンテンツ
の他の部分との文脈的な関連性が少ないコンテンツの部
分のことである。文脈的な関連性とは構造的、または美
観上の関連性のことでよい。構造的な差には提示内容の
差が含まれており、たとえば第1の表内に提示されるテ
キストは表内にないテキスト、表から距離を隔ててある
テキスト、および第2の表内に提示されるテキストとは
全く解離していることがある。美観上の差には、外観、
物理的な位置、または配置の差が含まれ、たとえば、
(たとえばマークアップ言語で表現される)コンテンツ
が第1の背景上のテキストおよびリンクの第1の一節
と、第2の背景上のテキストおよびリンクの第2の一節
とを指定した場合、テキストの第1と第2の一節の関連
性は暗示によって弱いものとして扱われ、各々の一節ご
とに別の領域が規定される。多くのページは大型のスク
リーンの最上部に提示される見出し情報と、底部に提示
される法律的な注意と一般情報とを有している。空白の
スペースは区画の分離を示している。相対的な物理的位
置が重要性を示してもよい。領域を規定する差異を認識
し、または各領域に関連する予測される重要さを認識し
た後、相対的な重要さのランク順に各領域ごとに更なる
分析を遂行できる。上記の判断基準に基づいて、更に分
析される領域が選択される(ステップ524)。
【0087】選択された領域が更なる細分化(たとえば
領域のコンテンツを表す階層的なページのセットの形
成)されるべきか否かを確認するために、提示されるべ
きコンテンツの分析が遂行される。たとえば、領域の複
雑さは単数または複数の複雑さの尺度を計算することに
よって判定できる(ステップ526)。コンテンツがマ
ークアップ言語で表現される場合、尺度には領域のコン
テンツを表現するためのマークアップ言語内のバイト
数、領域内のコンテンツのバイト数、および領域内のリ
ンク数を含めることができる。
【0088】その領域が複雑すぎるものと判定されない
場合は(ステップ528)、領域の識別可能部分を相対
的な重要性に関して分析し(ステップ530)、また、
派生的コンテンツ440を構成できる。派生的コンテン
ツは一次コンテンツ400のマークアップ言語とは必ず
しも同一である必要はないマークアップ言語のコンテン
ツを含むことができる。派生的コンテンツは重要性のラ
ンク順に基づいて(たとえばスクリーンの右上隅から絶
対的な位置に、予測されるスクリーンのいずれかの所望
の位置に対して、または領域の別の部分に対して相対的
な位置に)位置決めされ、強調され、またはサイズが決
められた領域の部分を含むことができる(ステップ53
2)。
【0089】一方、その領域が複雑すぎるものと判定さ
れた場合は(たとえば1つ以上の尺度または重み付きの
尺度が限度を超えた場合)、各々が選択された領域のコ
ンテンツを有している派生的コンテンツの区分された構
成要素のセットを準備することができる(ステップ53
4)。各々の区分された構成要素の重要性のランクはス
テップ530に関連して説明したように確認できる(ス
テップ536)。更に、派生的コンテンツはセットの各
々の区分された構成要素へのリンクのリストを含むもの
としても準備できる。いずれかの適宜の要約および注釈
が派生的コンテンツ内にリンクを伴うことができる。
(たとえば注釈プロセス436または一次コンテンツ4
00により)提示用に識別されたある種のコンテンツは
セットから省略できる。
【0090】予備的な形式で派生的コンテンツが展開さ
れた後(ステップ532および538)、スタイル・シ
ートを介してフォント、位置、背景、および従来の方法
で制御可能であるその他の多くのコンテンツのプロパテ
ィに作用するように、いずれかの従来のスタイル・シー
ト(または縦続スタイル・シート)を適用できる(ステ
ップ540)。派生的コンテンツはインライン・スタイ
ル用に改訂でき(ステップ542)、または派生的コン
テンツとは別個に保存されるファイルまたはメッセージ
内のスタイル・シートを参照できる。
【0091】一次コンテンツを利用でき、分析しつつ、
全ての区分的な構成要素向きの派生的コンテンツを準備
することができる。あるいは、区分的な構成要素のセッ
トが準備されるべきであるものと識別された場合(ステ
ップ534)、第1の構成要素(またはセットの要約)
をステップ542で準備でき、残りの構成要素は必要に
応じて準備できる(たとえばリンクをたどる)。セット
の構成要素を提示する場合、セットの構成要素間でのナ
ビゲーションを簡略化するため、または別の構成要素の
派生的コンテンツの準備が望まれることを示すために、
従来のクッキー(cookie)を送信または更新できる。全て
の領域のための派生的コンテンツは全てのページおよび
全ての領域ごとにステップ524−544によって準備
できる(ステップ544)。
【0092】ステップ544の後、制御は発呼プロセス
に戻ることができる。好適な実施形態では、注釈付きの
コンテンツは一次コンテンツ分析プロセス406および
記録418に関連して上記したようにDOM内に記憶さ
れる。記録418はメモリ内にDOMとして保存され
る。複雑さ軽減プロセス408は注釈プロセス436に
よって更に処理する用意ができている旨のPCノード識
別子の通知を受ける。受信されたPCノード識別子は複
雑さを判定するために(ステップ524の領域に対応す
る)ノードを識別する。識別されたノードの子はコンテ
ンツの部分に対応し(ステップ530)、またはセット
の構成要素ページに対応する(ステップ534)。ステ
ップ524−538は識別されたノードに規則のセット
を適用することによって達成可能である。規則はどの順
序で適用されてもよく、または固定された順序で適用さ
れるようにネストされたif−then−else(ま
たはケース)の言明として編成されてもよい。好適な規
則のセットに基づいて行われる動作は表6に記載されて
いる。
【0093】表6では、優性ノードを一次コンテンツの
内容の比率が高いノードとして定義できる。この比率は
DOMのトップ・ノードに適用された統計たとえば、
(num_bytes)で除算したこのノードに適用さ
れる統計(たとえばnum_bytes)を利用して算
定できる。たとえば、このノードの一対のタグ用に提示
されるべきテキスト・コンテンツのバイト数(たとえば
<form>から</form>まで)をページに全体
として提示されるべきテキスト・コンテンツのバイト数
(たとえば<html>から</html>まで)で除
算した形式は優性である。比率が2/3(すなわち67
%)より大きい場合は、そのノードを優性ノードと見な
すことができる。
【0094】
【表13】
【表14】
【0095】本発明の様々な態様に基づいて派生的コン
テンツを提示する方法には、音声および/または視覚的
提示に適したスタイルを特定するステップ、要約され、
選択され、注釈が付けられ、再現されるコンテンツを提
示するステップ、または提示中にユーザからの割り込み
コマンドを処理するためにユーザ入力の獲得と分析を同
時に行うステップ、のうちの単数または複数のステップ
を含むいずれかの方法が挙げられる。上記の方法300
のステップ306から呼び出された実施形態における方
法は、提示される情報に適する単数または複数のスタイ
ルを特定することによって開始される。たとえば、図2
を参照して上記したシステムでは、マークアップ言語
(たとえばVoiceXML)でコンテンツ(たとえば
PAGE2)を受信した音声ブラウジング・プロセス2
16は(たとえばインライン、または参考基準にされ
た)コンテンツからスタイルを特定し(ステップ60
2)、または適切なデフォルトスタイルを特定する場合
がある。デフォルトスタイルは、以前の通信で暗示また
は明示されることができる音声装置202の種類の指標
(たとえば音声ブラウジグ・サービスを提供するオーソ
リティと共に装置202とそのユーザの登録、またはス
テップ242において、音声ブラウザ・サーバ123に
アクセス可能である追加のコード、もしくはクッキーに
よる)を参考基準にした音声ブラウザ・サーバ123に
よって実行されるプロセスによって特定される場合があ
る。スタイル情報は予め規定された、またはユーザが規
定する好みの発音での命令による用語の辞書であるとい
うことができる。特定の用語について、命令はその用語
が発音されるのではなく、つづられるように指示でき
る。
【0096】スタイルが適用のために特定された(また
は適用された)後、2つの並行的な実行経路のサポート
ができる。第1に、派生的コンテンツの発語および/ま
たは表示(ステップ604)はユーザの装置(たとえば
202)に向けられる。
【0097】第2に、提示の進展中に、入力(たとえば
音声、またはキーパッド・スイッチの作動)が受理さ
れ、認識のために累積される(たとえば音声認識、また
は複数キーの順序認識)(ステップ606)。入力がコ
マンドを含むものと認識された場合は(ステップ60
8)、発語および/または表示に割り込みできる(ステ
ップ610)。コマンドへの肯定応答も提示できる。コ
マンドの状況(たとえばコマンドが開始された時間、ま
たは提示される位置(たとえばTTS待ち行列、または
表示されているコンテンツ)が注記される。
【0098】提示が完了した場合、割り込みのコマンド
が識別されない場合、および割り込まれたコマンドおよ
びその状況が注記された場合、発呼プロセスへと戻るこ
とができる。割り込まれたコマンドの指標がある場合
は、その指標とコマンドの状況も戻されることができ
る。
【0099】本発明の様々な態様に基づくシステムで動
作するプロセスにより得られるメッセージ・シーケンス
は視覚領域、および/または解像度が限定されたディス
プレーを有する装置(ここでは表示が限定されている装
置と呼ぶ)用のユーザインタフェースを提供できる。表
示が限定されたユーザ・インタフェースによって、特
に、ユーザはネットワークに記憶されている情報にアク
セスすることができる(たとえばハイパーテキスト・リ
ンクをたどることによるインターネットのナビゲーショ
ン)。たとえば、図7のメッセージ・シーケンス700
においてプロセスは協動して情報を要求し、かつ受信し
た情報を提示する処理をする。説明を明解にするため、
インターネットおよびその従来のプロトコルはネットワ
ーク130の機能を実行し、情報はリンクをたどること
によって要求され、かつ情報はウェブ・ページの形式で
受信される。メッセージ・シーケンス700は、通信用
に接続指向リンク、または無接続リンク(たとえば17
1、173、または175)を既に通信のために利用で
きること(上記のように、もしくは任意の従来の方法で
形成されること)、およびリンク(たとえばハイパーテ
キスト・リンク)付き情報が、表示が限定されている装
置702に現在表示されていることを想定している。
【0100】表示が限定されている装置702とは、特
にワークステーション111の従来のモニタと比較して
領域が小さく、または解像度が低い表示がなされるいず
れかのアクセス装置を表している。表示が限定されてい
る装置の例には(a)テキストのみの表示、モノクロ・
テキストとグラフィック表示、またはポケットサイズの
カラー表示が可能なワイヤレス装置112、(b)対角
線のサイズが8インチ(10cm)未満であるビデオ表
示パネルを有する電話機113、(c)(a)および
(b)に記載したものと同類の表示装置を有する携帯電
話114が挙げられる。表示が限定されている装置70
2は説明を明解にするためにI/Oプロセス706を実
行するのに充分なだけの最小限の計算能力を有している
ものと想定する。表示が限定されている装置702によ
って実行されるI/Oプロセス706はハイパーテキス
ト・リンクによってアドレス指定される情報へのアクセ
スを要求するユーザ入力を受け、ブラウジング・プロセ
ス708に適切な要求を発信する(ステップ730)。
【0101】代替実施形態では、表示が限定されている
装置702はブラウジング・プロセス708を実行する
のに充分な計算能力を有していてもよい(たとえばワイ
ヤレス装置で動作するようにマイクロソフトから市販さ
れているインターネット・エクスプローラ)。その場合
は、メッセージ・シーケンス700に付随する変化を加
えてブラウジング・サーバ704を省略してもよい。
【0102】ブラウジング・プロセス708にはネット
ワーク130(たとえばワイヤレス装置および/または
インターネット用のTCP/IP、WAP、HTTP
等)と関連する従来の通信プロトコルに関与できるいず
れかのプロセスが含まれる。ブラウジング・プロセス7
08はブラウジング・サーバ704によって実行可能で
ある。電話機113と携帯電話114に関連して上記し
た種類の表示が限定されている装置の場合、ブラウジン
グ・プロセス708はブラウザ・サーバ704の代わり
に音声ブラウジング・サーバ123によって実行でき
る。上記の場合と同様に、ブラウジング・サーバ70
4、トランスコーダ・プロキシ・サーバ125、および
ISPサーバ124の機能は、任意の数の物理的位置
で、(1を含む)任意の数のコンピュータによって実施
できる。
【0103】MASKデータベース230、ブラウジン
グ・プロセス708、トランスコード・プロセス21
8、経路指定プロセス222、およびサーブ・プロセス
224によって実行される機能は、URL3、URL
4、PAGE3、およびPAGE4に関するメッセージ
について上記した機能に対応するものでよい。(すなわ
ち、図7のステップ746−760は図2のステップ2
66−280に対応する。URL3はブラウジング・プ
ロセス708の識別子を含み、トランスコード・プロセ
ス218がブラウジング・プロセス708が利用するの
に適した形式で(ステップ280のPAGE4の代わり
に)PAGE5を準備することができるようにしてもよ
い。
【0104】ブラウジング・プロセスはトランスコード
・プロセス218からの情報(たとえばPAGE5)を
受信すると(ステップ760)、表示が限定されている
装置702に対して要求された情報に対応する適切な表
示を行うように指示する情報(たとえばメッセージPR
ESENTATION)を準備する(ステップ73
0)。PAGE4はマークアップ言語(たとえばHTT
P、XML、またはWML)のページでよい。PRES
ENTATIONは表示が限定されている装置702に
適応した(たとえば装置702の製造会社の仕様書に適
合する)商用(priorietary)プロトコルを介して送達さ
れる。表示が限定されている装置702のディスプレー
のサイズおよび/または解像度の調整はデータベース2
30からのガイダンスによって指示されたトランスコー
ド・プロセス218、および/またはブラウジング・プ
ロセス704によって達成できる。好適には、表示が限
定されている装置702、および/または(たとえばス
テップ246に関して上記したような)URL3で受信
されるようなブラウジング・プロセス704の識別は、
データベース230からのガイダンスを得るためにトラ
ンスコード・プロセス218によって利用されるので、
PAGE5は、適切なPRESENTATIONを提供
するためには、単数または複数の従来形のスタイル・シ
ートを適用するだけでよい。言い換えると、要求された
ページが、表示が限定されている装置702に適した複
雑さを超えている場合、PAGE5には上記のようなペ
ージのセットの一部を含めることができる。
【0105】本発明の様々な態様によると、ガイダンス
を準備するシステムと方法は、ユーザがそれによってコ
ンピュータ・ネットワークから情報を検索でき、かつ検
索された情報に関連するガイダンスを規定できるグラフ
ィックのユーザ・インタフェースをユーザに提供する。
そこで上記のように、ガイダンスを音声ユーザ・インタ
フェースまたは表示が限定されているユーザ・インタフ
ェース用に利用できる。たとえば、コンピュータ・ネッ
トワークがインターネットを含んでいる場合、ユーザは
ウェブ・ページを検索し、上記の種類のガイダンスを規
定するためにブラウジング・プロセスを動作させること
ができる。ユーザは自動テキスト作成によるガイダンス
の準備を指示するためにグラフィック環境で操作(たと
えばマウスのクリック)を行うことができる。作成され
たテキストは上記のように、たとえばMASKマークア
ップ言語のようなマークアップ言語であってよい。
【0106】本発明の様々な態様によれば、ガイダンス
を規定する方法は、特に情報の部分または領域の選択、
選択された情報への注釈付け、および/または選択され
た情報とガイダンスを関連付ける際に利用するための情
報の説明の作成(たとえば説明の骨組)を含むいずれか
のプロセスを含んでいる。たとえば、図8のメッセージ
・シーケンス800はワークステーション111、トラ
ンスコーダ・プロキシ・サーバ125、およびいずれか
のサイト・サーバ142によって達成できる。これらの
装置はいずれかのサイト・サーバ142によって実行さ
れるサーブ・プロセス226を含め、上記した。ワーク
ステーション111によって実行されるブラウジング・
プロセス832はネットワーク130に適したプログラ
ムを要求し、提示するいずれかの情報を含むことができ
る。ネットワーク130がインターネットを含んでいる
場合、ブラウジング・プロセス832はいずれかの従来
のインターネット・ブラウザ(たとえばマイクロソフト
社が市販するインターネット・エクスプローラ)を含む
ことができる。トランスコーダ・プロキシ・サーバ12
5によって実行されるMASK編集プロセス834は、
ネットワーク130上で利用するのに適したいずれかの
従来のプログラミング技術を利用して構成できる。たと
えば、MASK編集プロセス834は、幾つかをあげる
とたとえばC++、PERL、CGI APIs、JA
VA(登録商標)、Java(登録商標)Scrip
t、およびXwindowsを含む公知の言語およびイ
ンタフェースを用いて展開できる。
【0107】編集セッション中に規定されるガイダンス
は、どの情報がどのように派生的コンテンツ内に提示さ
れるかを規定する。派生的コンテンツは編集セッション
中に規定されるガイダンスを適用することによって、
(たとえばモデル・ページがそのためのプロトタイプで
ある)一次コンテンツから派生される。
【0108】ここで、ネットワーク130がインターネ
ットを含んでいるものと想定して、メッセージ・シーケ
ンス800を説明する。ユーザ入力に応答して、ブラウ
ジング・プロセスはMASK編集プロセス834からペ
ージを要求する(ステップ802)。ユーザは要求され
たページのアドレスを知ることができ、またはユーザ
は、ユーザが知っている別のページのハイパーテキスト
・リンクによって適当なページに案内される。要求され
たページのURLは(いずれかの従来の方法で)編集さ
れるべきモデル・ページの指標を含むことができる。
【0109】ブラウジング・プロセス832からの要求
を受けると、MASK編集プロセス834はいずれかの
サイト・サーバ142からモデル・ページ(または省略
時ページ)を要求する(ステップ804)。サーブ・プ
ロセス226はいずれかの従来の方法で(たとえばアニ
メーション、ストリーミングの音声および/またはビデ
オを伴うマークアップ言語で)希望のモデル・ページを
戻す(ステップ806)。
【0110】MASK編集プロセス834はモデル・ペ
ージの一部に基づいて提示内容を準備し(ステップ80
8)、提示内容(たとえばEDIT PAGE)をブラ
ウジング・プロセス832に送る。提示はいずれかの上
記のような方法(たとえばデータベース230からのガ
イダンスにより指示されるとおりに)、またはいずれか
の従来の方法で複雑さを軽減できる。提示は上記の音声
ユーザ・インタフェースまたは表示が限定されているユ
ーザ・インタフェースを用いて行うことができ、その場
合、予め規定されたガイダンスはEDIT PAGEと
関連付けされる。好適には、モデル・コンテンツ用のガ
イダンスの効率的な展開は、図9のスクリーン900に
概略的に示され、また表7に記載されている、単数また
は複数の要素を含む提示内容によって得られる。
【0111】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【0112】ユーザがテキスト・ボックス(たとえば9
06、908、または910)内のテキストのエントリ
を完了し、またはボタンを起動し(たとえば912−9
22)または1つ以上のチェック・ボックスのアサート
を変更すると、実行された動作(単数または複数)を記
述するメッセージがMASK編集プロセス834に送ら
れることができる(ステップ810)。メッセージはパ
ラメータ付きのURLの形式のものでよい。MASK編
集プロセス834は、クリヤされ、かつ次の動作準備が
できているパネル902、および累積した注釈がある場
合はその効果を示すために更新されるパネル904を提
示する更新済みの編集ページで応答できる(ステップ8
12)。これらの2つの動作(ステップ810および8
12)を所望の回数繰り返す。ユーザによるボタンSA
VEのアサートに応答して、ブラウジング・プロセス8
32は編集の終了が望まれることを示すメッセージを送
ることができる(ステップ814)。MASK編集プロ
セス834は次に、ガイダンスをMASKデータベース
230に送り(ステップ816)、かつブラウジング・
プロセス832に肯定応答(たとえば予め規定されたペ
ージ)を送ることができる(ステップ818)。
【0113】終了の前に、MASK編集プロセス834
は分析して、ユーザに対して、編集の結果として生ずる
ガイダンスにアクセスするために利用される情報を指定
することを促すことができる。たとえば、上記のように
ユーザにはNAME、DESCRIPTION、USE
R_ID、MODEL_ADDRESS、APPLIE
S_TO_ADDRESS、HAS_REGULAR_
EXPRESSION、またはIS_FIRSTのうち
の1つまたは複数に対応する情報を提供することが促さ
れる。編集プロセス834は更に分析、または省略時に
よる値を供給することができる。
【0114】ガイダンスは従来のいずれかの方法でデー
タベース230内の単数または複数の記録として記憶さ
れることができる。ガイダンスはモデル・コンテンツの
URLに基づいて索引付けされてもよい。ガイダンスは
モデル・コンテンツのURLから派生された規則的な表
現を構成するURLによって索引付けされることができ
るので、ガイダンスは規則的表現と適合する全ての一次
コンテンツのURLに適用可能であるものと表示され
る。ガイダンスはURLの一部を、サブディレクトリ
(またはサブホルダ)を有するディレクトリ(またはホ
ルダ)へとマッピングする階層的な方法で記憶され、ま
たはアクセスされてもよい。ガイダンスにアクセスする
方法には以下のステップが含まれる。 1.提示された通りに正確にURLを検索する(たとえ
ば図4のPC URL)、見つかった場合には停止し、
見つからない場合には継続する。 2.URLの最後の(子)部分を打ち切る。たとえば、
“http://www.news.com/US/2
000−OCT−30.htra”は“http://
www.news.com/US/”に打ち切ってもよ
い。打ち切られたURLが見つかった場合は停止し、そ
うではない場合には継続する。 3.ステップ2の打ち切られたURLの同胞を検索し、
見つかった場合には同胞に関連するガイダンスを利用す
る。見つからない場合には、検索を継続する。ステップ
2の例では、このステップ3は“http://ww
w.news.com/US/[.]*”を用いるであ
ろう。 4.スキーマおよび最初の領域指定だけを保ちつつ、U
RLを打ち切る。打ち切られたURLが見つかった場合
には停止する。見つからない場合には、ガイダンスは入
手できない。たとえば、派生的コンテンツ440は分析
プロセス406と複雑さ軽減プロセス408との連携に
よって準備される。
【0115】表8にも記載されているユーザ入力の以下
のシーケンスは図10Aの概略的な表示によって表され
るモデル・コンテンツ(たとえば選択され、かつ注釈が
付けられたコンテンツ)用のガイダンスを作成するであ
ろう。「クリック」とはマウスの左ボタンが押され、マ
ウス・ポインタが、表示された特徴の上に位置あわせさ
れると離されることを意味している。
【0116】1.表950全体が後続の動作を受けるこ
とを示すためにボックス950をクリックする。 2.ボタン914SELECTIONをクリックして、
表952が派生的コンテンツ内に現れるようにする。 3.表950の1つのセルが後続の動作を受けることを
示すためにボックス980をクリックする。ボックス9
80を表952用の派生的コンテンツから省略するため
にボタン916 REMOVEをクリックする。 4.ボックス956および958をクリックし、PRE
AMBLEボックス908に“FOR”を入力する。更
に、ボタン912 DESCRIPTIONをクリック
すると、表示された各々のセル内の残りのコンテンツの
前に“FOR”という語が提示される(たとえば音声で
発語される)。 5.ボックス968および970をクリックし、PRE
AMBLEボックス908に“CHANGE IS”を
入力する。更に、ボタン912 DESCRIPTIO
Nをクリックすると、表示された各々のセル内の残りの
コンテンツの前に“CHANGE IS”という語が提
示される。 6.ボックス974および976をクリックし、PRE
AMBLEボックス908に“AT”を入力し、PRE
AMBLEボックス910に“POINTS”を入力す
る。更に、ボタン912 DESCRIPTIONをク
リックすると、表示された各々のセル内の残りのコンテ
ンツの前に“AT”という語が提示され、残りのコンテ
ンツの後には“POINTS”という語が提示される。 7.ボックス954だけをアサートし、次にボタン92
0 ENFORCEをクリックする。記述セクションお
よび/または選択セクション内の表952の派生ノード
に“Keymask=”引き数が追加される。 8.ボタン921 SKELTONをクリックする。モ
デル・コンテンツの骨組が作成される。“Sp=”引き
数が記述および/または選択セクション内の各ノードに
加えられる。 9.ボタン922をクリックして編集を終了し、ボック
ス906内のテキストをガイダンスとして保存する。ガ
イダンスはボックス906内のテキストに対応するデー
タをも含むことができる。たとえば、骨組は記録415
に関連して上記した種類のノード名と骨組文字との関連
性を含む形式で保存できる。
【0117】
【表19】
【表20】
【0118】上記のコマンド・シーケンスの結果、パネ
ル904のモデル・コンテンツと同様の一次コンテンツ
がトランスコードされると、表952だけが派生的コン
テンツ内に現れる。表952は、音声発語がより理解さ
れやすいように改訂された行1082および1084と
共に提示される。たとえば、図10Aに基づく発語には
「市場スナップショット。ダウでは、変化は11169
および5000ポイントでマイナス49および6400
です。ナツダッグでは、5042および100ポイント
でマイナス101および4000です。」が含まれる。
NASDAQの発音は、上記のように辞書に指定でき
る。
【0119】要望に応じて音声ユーザ・インタフェース
または表示が限定されているユーザ・インタフェースを
介して表示するようにページのセットが既に準備されて
いるが、または準備される予定の場合、トランスコーダ
218は各ページに追加のリンクを含めることができ
る。たとえば、図10Bは、図9および10Aに関連し
て上記に述べたようなガイダンスに基づいて形成され
た、また、モデル・コンテンツとは異なる日付からの一
次コンテンツからの派生的コンテンツを示す、表示が限
定されている装置の表示内容を示している。表示109
0にはコンテンツ1091、補助リンク1092、およ
びスイッチ・リンク1094が含まれる。補助リンク1
092は、(たとえば上記のような要約によって、また
は各々の補助ページ用のガイダンスのユーザによる規定
によって)同じ一次コンテンツから派生された他のペー
ジ(ニュース・コンテンツ、気象コンテンツ、およびス
ポーツ・コンテンツ用)へのアクセスを供給する。加え
て、リンク1094をたどると図11を参照して、以下
に記載するようなセッション制御の転送が容易になる。
音声発語では、補助リンクには表2を参照して上記した
ような項目のメニューのような発語された制御機能を含
めることができる。
【0120】図10Bの限定された表示画面には、各々
の行が約45文字の長さの約6行が表示される。表示さ
れる画面の行の長さが45文字未満である場合には、図
示した行は追加の行に重複されることができる。表示が
限定されている装置は表示スクリーンに適合する以上の
行を保持するためのバッファを有し、バッファの異なる
部分を提示用の表示画面へと有効に移動するためのユー
ザが操作するスクロール制御を備えている。
【0121】所定のガイダンスは派生的コンテンツを作
成するために一次コンテンツに適用できる。上記したよ
うに、所定のガイダンスを展開するためにモデル・コン
テンツを使用できる。所定のガイダンスにはたとえばM
ASKマークアップ言語での記述のようなモデル・コン
テンツの記述を含めることができる。加えて、いずれか
の一次コンテンツの記述は(a)同様のモデル・コンテ
ンツと関連付けられた特定の所定のガイダンスを一次コ
ンテンツと共に使用すべきであるか否かを特定し、かつ
(b)派生的コンテンツを準備するために準備され、利
用される。最初の利用は一次コンテンツの記述をモデル
・コンテンツの記述と比較することによって達成でき
る。第2の利用はモデル・コンテンツの記述を一次コン
テンツの記述に位置合わせすることによって達成でき
る。
【0122】たとえば、図4の方法304では、派生的
コンテンツの準備はトランスコード・プロセス218の
一部としてのトランスコーダ・プロキシ・サーバ125
によって行うことができる。一次コンテンツに基づいて
派生的コンテンツを準備するには、本発明の様々な側面
に基づき、たとえば上記のように一次コンテンツのUR
Lと、規則的表現を含むURLを参考基準にして適宜の
モデル・コンテンツの説明の骨組の位置が見いだされ
る。
【0123】一次コンテンツが受信された後、一次コン
テンツの説明の骨組を作成できる。たとえば、図9のパ
ネル906に概略的に提示されたモデル・コンテンツと
ほぼ同様の一次コンテンツが表9にHTMLで提示され
ている。標準的な一次コンテンツは量と複雑さが著しく
大きい。パネル906は読み易くするために、特に実際
のニュースを縮減し、表の行を追加し、ガイダンスの準
備の便宜のために様々な特徴を選択するためるチェック
・ボックスを追加することによって準備することができ
ることに留意されたい。
【0124】
【表21】
【0125】MASKマークアップ言語を用いて、表9
の一次コンテンツの記述が表10に示されている。比較
を明確にするために白のスペースが加えられているが、
一般には説明の骨組には現れないものである。
【0126】
【表22】
【0127】MASKマークアップ言語は一次コンテン
ツの(および同様にモデル・コンテンツについても)番
号付きのノードを参考基準にして非構造的な要素(たと
えば表のセル・コンテンツ、テキスト、番号、リンク・
グラフィックなど)を特定する。番号付きのノードは一
次コンテンツのマークアップ言語には明示的には現れな
いが、コンテンツ用に用いられるタグのネスティング・
レベルの分析から、これらは明らかである。コンテンツ
を囲む一対のタグは樹のノードを意味している。ルート
および同じレベルの全てのノードは左から右へとゼロか
ら番号が付されている。ノードの例は表11に示されて
いる。
【0128】
【表23】
【0129】表11のように番号付けされているノード
を用いて、非構造的なコンテンツ“Dickson”を
そのノード番号“0−0−0−1−1”を参考基準にし
て派生的コンテンツへとコピー可能であろう。一次コン
テンツのノードの番号付けは変更されることがあるので
(たとえば本体に新たな表が追加される)、派生的コン
テンツへとコピーされるコンテンツは一次コンテンツの
別の構造的および非構造的な特徴を参考基準にして特定
できる。たとえば、図10Aに示されたモデル・コンテ
ンツでは、ダウ・ジョーンズの平均株価の数値が見いだ
される可能性のある行982、1082の位置を発見す
るために(株式市場スナップショットという語の代わり
に)“DOW”という語を用いてもよい。行982に対
する参照を用いて、他の行、および表952の全体のノ
ード名を(たとえばプロセス428によって)一次コン
テンツと共に用いられるモデル・コンテンツ内で決定で
きる。相対的なリファレンスを有するノード名は後の
(たとえば別の)一次コンテンツと位置合わせし易い。
【0130】本発明の様々な態様によれば、派生的コン
テンツへとコピーされるコンテンツの参照は単数または
複数のアンカを参考基準にして行われる。上記のような
説明の骨組の幾つかまたは全てを位置合わせすることに
よって、またはいずれか1つ、またはそれ以上の要素
(たとえば、表4のノード・ガイダンス・タグのパラメ
ータによって容易にされるテキスト・ストリング“DO
W”、予測される語数の一節、リンク数、予測される語
数を有するリンク等)を位置合わせすることによってア
ンカを見いだすことができる。
【0131】表8のステップ8は編集セッションおよび
図10Aを参照して上記したモデル・コンテンツを含む
ガイダンスの例である。各々のアンカは<node><
/node>タグの間の仕様によって特定されることに
留意されたい。この例では、ノード番号および骨組位置
に加えて複数のキーマスクが規定されている。トランス
コード・プロセス218は単数または複数のいずれかの
アンカ仕様に基づいて派生的コンテンツに含めるために
所望のコンテンツの位置を発見する。
【0132】派生的コンテンツはワークステーション1
11のブラウジング・プロセス(表2を参照)による提
示、音声ユーザ・インタフェースおよび音声装置202
を利用した提示(表13を参照)、または表示が限定さ
れているユーザ・インタフェースおよび表示が限定され
ている装置702を利用した提示(表14)のために準
備できる。表11−13に示されている派生的コンテン
ツは、表8の一次コンテンツ、および表8、ステップ8
のガイダンスを利用して準備されたものであり、したが
って図10Aの表952の特徴だけを含んでいる。たと
えばセル980は省略されている。
【0133】
【表24】
【0134】情報とリンクの違いを示すために音声ユー
ザ・インタフェースでは男性と女性の音声が用いられて
いる。リンクは女性の声で報知される。リンクをたどる
と、コンテンツの報知がユーザへのオリエンテーション
のために同じ語を再現することがあるが、再現は男性の
声で行われる。たとえば、リンクとして最初に“形式
1”に遭遇すると、女性の声がこれを報知する。そのリ
ンクをたどるためにユーザが“形式1”と言うと、男性
の声が、リンクがたどられた旨を肯定応答し、形式1の
コンテンツが公発語される前にタイトルとして“形式
1”と報知することができる。
【0135】
【表25】
【0136】
【表26】
【0137】本発明の様々な態様によれば、複数のアク
セス装置(または複数のユーザ・インタフェースと共に
使用するのに適した装置)を有するユーザは随時、連続
的に、または並行して2つ以上のアクセス装置(または
ユーザ・インタフェース)を使用できる。ユーザは上記
のユーザ・インタフェースのいずれか(たとえばワーク
ステーションGUI、音声ユーザ・インタフェース、ま
たは表示が限定されているユーザ・インタフェース)を
介して入力し、その時点以降からこれらのインタフェー
スの1つ以上でシステム動作を実行できる。たとえば、
ユーザはワイヤレス装置112または702、および表
示が限定されている装置のユーザ・インタフェースを介
してインターネットへのアクセスするセッションを開始
し、ブラウジング・プロセス708に対してセッション
が音声で継続されている旨を示し、場合によっては音声
ユーザ・インタフェース(たとえば上記の音声ブラウザ
216)に対して、セッションは表示が限定されている
装置で再開される旨を示す。代替実施形態では、セッシ
ョンの切換えにはワークステーション111 GUI
832による適時の制御を含めることができる。
【0138】制御の転送中、これらの単数または複数の
アクセス装置またはユーザ・インタフェースはセッショ
ンを独占的に制御し、または非独占的に制御できる(た
とえば、いずれかのユーザ・インタフェースでの入力は
ブラウジング用の入力として処理され、全てのアクセス
装置に並行して出力が与えられる)。出力は独占的に使
用されているインタフェースに独占的に与えられてもよ
く、ユーザの指示通りに2つまたはそれ以上のインタフ
ェースに与えられてもよい。
【0139】たとえば、表示が限定されている装置のユ
ーザ・インタフェースから音声ユーザ・インタフェース
へと、または再び表示が限定されている装置のユーザ・
インタフェースへと独占的にセッションの制御を伝達す
ることを容易にするために、図11のメッセージ・シー
ケンス1100を利用できる。このシーケンスでは、1
人のオペレータが、音声アクセス装置202、表示が限
定されている装置702、およびブラウジング・プロセ
ス1105をサポートするための処理能力、発呼プロセ
ス1108、および(回路で実施されない範囲での)I
/Oプロセス206を含むウェブ・フォン1102を使
用する。ウェブ・フォン1102は最初に図1のワイヤ
レス装置112としてリンク171、ワイヤレス・ゲー
トウェイ121、リンク172、ISP・サーバ12
5、およびリンク178によってインターネット130
に接続される。代替実施形態では、ウェブ・フォン11
02はワイヤレス装置112としてリンク171、ワイ
ヤレス・ゲートウェイ121、リンク174、トランス
コーダ・プロキシ・サーバ125、およびリンク178
によってインターネット130に接続される。ウェブ・
フォンはブラウザ・サーバ1104上の音声/LDDブ
ラウジング・プロセス1106とのセッションに既に関
与していることが示されている。代替実施形態のブラウ
ザ・サーバ1104は音声ブラウザ・サーバ123およ
び/またはブラウザ・サーバ704に関連して上記した
機能を含んでいる。音声/LDDブラウジング・プロセ
ス1106は上記のように音声ユーザ・インタフェース
と、表示が限定されている装置(LDD)のユーザ・イ
ンタフェースの双方をサポートしている。
【0140】ブラウジング・プロセス1105はユーザ
入力(たとえば矢印キー、またはペンを使用した事象)
に応答する。ユーザはユーザ入力を利用してリンクを選
択する従来の方法でインターネットをナビゲートでき
る。ユーザは随時、音声ユーザ・インタフェースを介し
てセッションの継続を希望できる。そのためには、ユー
ザは音声/LDDブラウジング・プロセス1106によ
って、表示が限定されている装置に備えられたリンク
(たとえば音声での現行のコンテンツに対する図10B
のリンク1094、またはインターネット無線サイトに
対する図10Bのリンク1096)をたどることができ
る(ステップ1120)。リンクにはTO_AUDIO
コマンドに対応するURLを含めることができる。ある
いは、表示が限定されている装置はコマンドTO_AU
DIOを音声/LDDブラウジング・プロセス1106
に発するための回路、ソフトウェアを有し、またはその
ためのユーザ入力を受けてもよい。コマンドはURL、
たとえばブラウザ・サーバ1104のURLと適合する
ことができる。ブラウジング・プロセス1106は音声
セッションのための承認に適合するのに充分なウェブ・
フォン1102からの情報、および適切な音声接続を確
立するための構成情報を得ることによって、TO_AU
DIOコマンドに応答する。このような情報はウェブ・
フォン1102から、またはブラウジング・プロセス1
106とともにユーザが最初にセッションを開始した時
点でブラウジング・プロセス1106によって獲得され
る登録データから、単数または複数のクッキーもしくは
URLパラメータを介して入手できる。上記のように、
ブラウジング・プロセス1106によってログイン・シ
ナリオも実施できる。TO_AUDIOコマンドがUR
Lである場合、URLのパラメータは音声で供給される
べき特定のページを特定できる(たとえば、現行のペー
ジにあるものとと同じ情報、同じ一次コンテンツに基づ
く別のページ、インターネット無線サイト、所定の音声
サイトのリスト等)。特定のページの識別子(たとえば
URL9)はユーザ情報1110(たとえばユーザ名、
発呼者ID、発信電話番号、または登録情報)に関連し
て記憶されることができる(ステップ1121)。
【0141】音声ユーザ・インタフェースへの切換えが
承認され、適切であることが確認された後、ブラウジン
グ・プロセス1106はユーザに対して適切な肯定応答
を通知できる(ステップ1122)。肯定応答には音声
セッションを確立するためのリンクと着信先電話番号と
を含めることができる。1実施形態では、電話番号はW
MLマークアップ言語でのリンクの一部である(たとえ
ば<ahref“wtai://WP/mc;1aaa
eeennnnn”>TO AUDIO</a>、ただ
しwtaiはワイヤレス電話応用インタフェースとして
知られる種類のスキーマであり;“wp/mc”はWT
APublicのライブラリおよび発呼するためのコマ
ンド“mc”を特定し;“aaaeeennnnn”は
10桁の米国電話番号である)。
【0142】ユーザはウェブ・フォン1102(および
発呼プロセス1108)からブラウザ・サーバ1104
(およびブラウジング・プロセス1106)への発呼を
行う(ステップ1124)リンクをたどることができる
(ステップ1123)。たとえば、ブラウジング・プロ
セス1106は肯定応答とともにブラウジング・プロセ
ス1105にアプレットを送ることができる(ステップ
1122)。ブラウジング・プロセス1105は次にウ
ェブ・フォン1102からブラウザ・サーバ1104に
電話呼び出しを開始でき、ユーザ識別子を供給できる
(ステップ1125)。ブラウザプロセス1106は、
従来の発呼者ID技術を用いて、ユーザを認証すること
ができる(ステップ1125)。
【0143】代替実施形態では、コマンドTO_AUD
IOによってブラウジング・プロセス1105が入り発
呼の準備をするようにされ、(進展させるのに充分な承
認を得た)音声/LDDブラウジング・プロセス110
6がウェブ・フォン1102への発呼を行うようにされ
る。
【0144】ブラウジング・プロセス1106またはブ
ラウジング・プロセス1105が電話の発呼を開始した
か否かに関わりなく、最終的にはウェブ・フォン110
2はリンク175、セルラー・ゲートウェイ122、お
よびリンク176を経由し、ブラウザ・サーバ1104
として動作する音声ブラウザ・サーバ123を介して図
1の携帯電話機114として接続される。音声ブラウザ
・サーバ123はリンク177、トランスコーダ・プロ
キシ・サーバ125、およびリンク178を経由してイ
ンターネット130に接続される。
【0145】ユーザによりTO_AUDIOコマンド内
で、またはいずれかの従来の方法で示されるように、適
切な初期ページの音声での公表は音声装置202によっ
て行われる音声/LDDブラウジング・プロセス110
6からI/Oプロセス206へと送られる。たとえば、
表示が限定されている装置702のユーザにはユーザ情
報1110と共に記憶されたURL9が供給される。所
望のコンテンツのURL9の識別を再現するために、音
声/LDDブラウジング・プロセス1106は発呼者I
D、またはその他のユーザ情報を利用できる(ステップ
1126)。ブラウザ・プロセス1106は上記のよう
なURL9の一次コンテンツをトランスコードし、また
はインターネット130から流れる音声のコンテンツを
取得し、これをRECITAL9としてI/Oプロセス
206に送る(ステップ1127)。表示が限定されて
いる装置702のユーザは上記のガイダンスに基づいて
トランスコードされた一次コンテンツを聞くことを希望
できる。この場合は、ブラウジング・プロセス1106
は音声ブラウザ・サーバ123の機能(たとえばナビゲ
ーション・コマンド用の音声認識)を供給し、トランス
コーダ・プロキシ・サーバ125と連携する。
【0146】ユーザは随時、I/Oプロセス206に対
して限定された表示の装置702でのセッションを継続
するためのコマンド(TO_LDD)をブラウジング・
プロセス1106に搬送する(ステップ1128)よう
に指示できる。コマンドにはDTMF信号、またはユー
ザによる音声コマンド、たとえば“ページを送って下さ
い”、または表2に示すようなその他の適当なコマンド
を含めることができる。ブラウジング・プロセス110
6はたとえば、ステップ780に関連して上記したよう
な適当な派生的コンテンツ(PAGE10)でこれに応
答する(ステップ1130)。TO_LDDコマンドは
音声ユーザ・インタフェースから限定された表示の装置
のユーザ・インタフェースへと切り換えるように従来の
いずれかの方法でブラウジング・プロセス1106の他
の処理プロセスに通知する音声認識ソフトウェアによっ
て認識されることができる。
【0147】説明を明解かつ容易にするために、この発
明の幾つかの特定の実施形態を説明してきた。この発明
の範囲は特許請求の範囲によってのみ規定されることを
意図するものである。説明は徹底的であることを意図す
るものではなく、またこの発明を開示した形式に限定す
ることを意図するものではない。この発明の開示内容と
実施形態にかんがみ、この発明が該当する通常の当業者
にはその他の実施態様は明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の様々な側面に基づくシステムの機能
ブロック図である。
【図2】 図1のシステムの音声ユーザ・インタフェー
スを提供するための実施形態のメッセージ・シーケンス
図である。
【図3】 図1のシステムの様々なユーザ・インタフェ
ース機能をサポートする方法のデータフロー図である。
【図4】 本発明の様々な側面に基づいて一次コンテン
ツおよびガイダンスから派生的コンテンツを準備するプ
ロセスのデータフロー図である。
【図5A】 図4のプロセスで実施されるガイダンスを
発見する方法のデータフロー図である。
【図5B】 図4のプロセスで実行され、提示されるコ
ンテンツの複雑さを軽減する方法のデータフロー図であ
る。
【図6】 図3の方法で派生的コンテンツを提示するた
めのデータフロー図である。
【図7】 図1の表示が限定されている装置をサポート
するための実施形態のメッセージ・シーケンス図であ
る。
【図8】 図1のシステムでガイダンス・エディタを供
給するための実施形態のメッセージ・シーケンス図であ
る。
【図9】 図8に基づいてガイダンスを編集するための
グラフィックによるユーザ・インタフェースのスクリー
ンのレイアウト図である。
【図10】 ガイダンスの改訂が指示された後の図9の
スクリーン・レイアウトの一部を示す図である。
【図11】 音声装置および表示が限定された装置の双
方を有する装置をサポートするための方法の実施形態の
メッセージ・シーケンス図である。
【符号の説明】
110 アクセス装置、111 ワークステーション、
112 ワイヤレス装置、113 電話機、114 携
帯電話機、120 ゲートウェイ装置、121ワイヤレ
スゲートウェイ、122 セルラー・ゲートウェイ、1
23 音声ブラウザ・サーバ、124 インターネット
・サービス・プロバイダ・サーバ、125 トランスコ
ーダ・プロキシ・サーバ、130 ネットワーク、14
0 ネットワーク・サーバ、141 ホームサイト・サ
ーバ、142 いずれかのサイト・サーバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500466566 128 Worcester Loop, Los Gatos, Californ ia 95030, U.S.A. (72)発明者 ジー・ワン アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ロサ ンゼルス、ソルトエア・アベニュー 1409、#302 (72)発明者 ジイン・チャン アメリカ合衆国、カリフォルニア州、パサ デナ、サウス・アレン・アベニュー 159、 アパートメント 212 Fターム(参考) 5B082 GA02 HA05 HA08 JA01 5E501 AA02 AB15 BA03 CC17 EA34 EB11 FA13 FA14 FA22 FA32

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のマークアップ言語で与えられた情
    報をトランスコードする方法であって、 前記情報の一部を選択するステップと、 前記選択された部分の複雑さを判定するステップと、 前記選択された部分の前記複雑さが限界を超えている場
    合は、前記情報のサブセットにアクセスするためのハイ
    パーテキスト・リンクと前記情報の該サブセットとを作
    成するステップと、 前記選択された部分と、前記ハイパーテキスト・リンク
    と、前記サブセットの少なくとも1つを提供し、これに
    関連する注釈を提供するステップと、を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記複雑さを判定する前記ステップは、 バイト数、語数、表の数、ハイパーテキスト・リンクの
    数、およびハイパーテキスト・リンク内の語数の少なく
    とも1つに基づいて前記部分の統計量を計算するステッ
    プと、 前記統計量が限界を超えているか否かに基づいて前記複
    雑さを判定するステップと、を含む、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記情報の複数の部分について選択、判
    定、および作成の前記ステップを繰り返すステップを更
    に含み、 作成された前記ハイパーテキスト・リンクはリストに列
    挙される、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記判定するステップは更に、前記選択
    された部分の重要性を判定するステップを含み、 選択された各々の部分のそれぞれの前記重要性に基づい
    て前記ハイパーテキスト・リンクが前記リストに列挙さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記繰り返すステップは、ユーザがリス
    トを介した特定のハイパーテキスト・リンクのナビゲー
    ションの後に、特定のハイパーテキスト・リンクを介し
    てアクセス可能な前記情報の一部分について行われる、
    請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法の標識を含む、音
    声ブラウジングおよびトランスコーディングのためのサ
    ーバ。
  7. 【請求項7】 前記提供するステップはインターネット
    を介して実施される、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 第1のマークアップ言語で提供され、第
    1のURLに関連する情報をトランスコードする方法で
    あって、 第1の説明と注釈とを含むガイダンスを第1のURLの
    少なくとも一部にしたがって獲得するステップと、 前記情報の少なくとも第1の部分の第2の説明を作成す
    るステップと、 前記第1の説明と前記第2の説明との相関を判定するス
    テップと、 前記相関が限界を超えた場合は、前記情報と前記注釈の
    少なくとも第2の部分を提供するステップと、を含む方
    法。
  9. 【請求項9】 第2の説明はキー・ワードからなること
    を特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の説明は前記第1のマークア
    ップ言語のタグに対応する文字のストリングを含む、請
    求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のマークアップ言語はメタタ
    グを含み、前記部分を選択する前記ステップは選択する
    領域を認識するために前記メタタグを分析するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記領域は、前記情報のいずれかの部
    分が表内にあるか否かに基づいて認識される、請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記領域は、前記情報のいずれかの第
    1の部分が、見かけ、配置、背景、および相対的なスク
    リーン位置の少なくとも1つに関して前記情報のいずれ
    かの第2の部分と同一でないか否かに基づいて認識され
    る、請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記部分を選択する前記ステップは、
    複数の認識された領域の各々について相対的な重要性の
    それぞれのランクを判定するステップを含み、 前記領域はそれぞれのランクに応じて選択される、請求
    項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記領域は更に、前記情報のいずれか
    の部分が表内にあるか否かに応じて選択される、請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記領域は更に、前記情報のいずれか
    の第1の部分が、見かけ、配置、背景、および相対的な
    スクリーン位置の少なくとも1つに関して前記情報のい
    ずれかの第2の部分と同一でないか否かに基づいて選択
    される、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 第1のサーバとアクセス装置との間で
    通信する方法であって、 前記アクセス装置から第1のアドレスを含む情報の要求
    を受信するステップと、 前記第1のサーバと第2のサーバがネットワークを介し
    て通信し、提供された該第2のサーバから得られたデー
    タを前記第1のサーバにて受信するステップと、 前記第1のサーバにおいてトランスコードのためのガイ
    ダンスにアクセスするステップであって、該ガイダンス
    は前記第1のアドレスの少なくとも一部と関連している
    ステップと、 前記ガイダンスに基づいて前記データをトランスコード
    して、音声ユーザ・インタフェースと表示が限定された
    ユーザ・インタフェースの少なくとも1つにしたがって
    派生的情報を提供するステップと音声装置と限定された
    表示の少なくとも1つに基づいて提示するために前記派
    生的情報を前記アクセス装置に送信するステップと、を
    含む方法。
  18. 【請求項18】 前記ガイダンスは前記派生的情報の少
    なくとも1つの特徴を特定する指示を含み、該特徴は前
    記派生的情報を音声で提示させるのか、前記派生的情報
    を表示、音量、会話速度、会話のピッチ(間隔)、方向
    で提示させるのか、前記派生的情報の少なくとも一部に
    ついて出力を抑制するのか、前記派生的情報の少なくと
    も一部をつづるか否か、前記派生的情報の少なくとも一
    部に会話フォントテキストを含めるのか、および前記派
    生的情報の少なくとも一部に音声を含めるのか、の少な
    くとも1つについての指標を含む、請求項17に記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 前記データは第1のマークアップ言語
    で表現されたものとして受信される、 前記ガイダンスは前記第1のマークアップ言語とは異な
    る第2のマークアップ言語で表現されたものとしてアク
    セスされる、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第1のアドレスはURLを含む、
    請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記データは第2のアドレスに基づい
    て前記第2のサーバから獲得され、 該第2のアドレスは前記第1のサーバのアドレスと前記
    第2のサーバのアドレスとを含む、請求項17に記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 前記第1のサーバと前記第2のサーバ
    との間の通信はTCP/IPに基づいて行われる、請求
    項17に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記データは前記ガイダンスを含む、
    請求項17に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記データは前記ガイダンスへのリフ
    ァレンスを含む、請求項17に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ガイダンスへアクセスするステップは
    更に、 ユーザ・データを得るためにアクセス装置のユーザに関
    連するユーザアカウントにアクセスするステップと、 該ユーザ・データに基づいてガイダンスにアクセスする
    ステップとを含む、請求項17に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記ユーザ・データはアクセス装置の
    種類とユーザが決める好みの少なくとも1つの指標を含
    み、 前記ガイダンスは該指標に基づいてアクセスされる、請
    求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 ガイダンスへアクセスするステップ
    は、 前記第1のアドレスと正規表現の少なくとも一部に基づ
    いて第2のアドレスを判定するステップと、 該第2のアドレスに基づいて前記ガイダンスにアクセス
    するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ガイダンスは属性に基づいて記憶
    され、 ガイダンスへアクセスするステップは更に、該属性の少
    なくとも一部と前記第1のアドレスの少なくとも一部と
    を比較するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記属性は正規表現を含む、請求項2
    8に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記ガイダンスと前記属性とはライト
    ・ディレクトリ・アクセス・プロトコルに基づいてアク
    セスするために関連している、請求項28に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】 前記ガイダンスはモデル・コンテンツ
    と関連して記憶される、 該モデル・コンテンツの少なくとも一部と前記データの
    少なくとも一部との相関に基づいてガイダンスにアクセ
    スする、請求項17に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記第1のアドレスはスキームと、第
    1の文字ストリングに配列された複数の領域指定を含
    み、 ガイダンスは該第1の文字ストリング全体と、該第1の
    文字ストリングの最も右端から少なくとも1つの領域指
    定の切り捨て後に該第1の文字ストリングから派生した
    第2の文字ストリングと、該第2の文字ストリングに関
    連するノードの少なくとも1つの同階層のノードを指定
    する第3の文字ストリングと、複数の領域指定の1つ以
    外の全ての切り捨てによって該第1の文字ストリングか
    ら派生した第4の文字ストリングの少なくとも1つに基
    づいてアクセスされる、請求項17に記載の方法。
  33. 【請求項33】 アクセスは請求項32にリストされた
    順序での一連のアクセスの試みを含む、請求項32に記
    載の方法。
  34. 【請求項34】 アクセスによってガイダンスの複数の
    候補が提供され、 ガイダンスの各々の候補に基づいてそれぞれのモデル・
    コンテンツがアクセスされ、前記データの説明とそれぞ
    れのモデル・コンテンツの説明との比較に基づいて、選
    択されたガイダンスが選ばれる、請求項32に記載の方
    法。
  35. 【請求項35】 アクセスによってガイダンスの複数の
    候補が提供され、 ガイダンスの各々の候補に基づいてモデル・コンテンツ
    のそれぞれの骨組がアクセスされ、 前記データの骨組とモデル・コンテンツの前記それぞれ
    の骨組との比較に基づいて、選択されたガイダンスが選
    ばれる、請求項32に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記データは第1のマークアップ言語
    のメタタグを含み、 前記派生的情報を作成するステップは、メタタグを参考
    基準にして、前記派生的情報からの前記データの一部の
    除外を決定するステップと、前記派生的情報に前記デー
    タの注釈部分を含めるステップと、前記派生的情報に前
    記データの少なくとも一部の要約を形成するステップの
    少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記要約には更に別の派生的情報への
    リンクが含まれる、請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記更に別の派生的情報は、前記アク
    セス装置のユーザがたどるべきリンクを示した後に作成
    される、請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記データは第1のマークアップ言語
    のコンテンツとメタタグを含み、 前記派生的情報を作成するステップは、 複数のノード識別子を判定するステップと、 各々のノード識別子を前記コンテンツの一部と関連付け
    るステップと、 ノード識別子を前記コンテンツの一部のハッシュ・バー
    ジョンと関連付けるステップと、 選択されたコンテンツを派生的情報として出力するステ
    ップとを含み、ここで選択するステップは、 前記ガイダンスによって示された特定のノード識別子を
    参考基準にして特定のコンテンツの位置決めをするステ
    ップと、 前記ガイダンスによって示された特定のハッシュ・バー
    ジョンを参考基準にして特定のコンテンツの位置決めを
    するステップと、を含む、請求項17に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記データは第1のマークアップ言語
    のコンテンツとメタタグとを含み、 前記派生的情報を作成するステップは、 第1の複数のノード識別子を判定するステップと、 該第1の複数の各々のノード識別子を前記コンテンツの
    一部と関連付けるステップと、 それぞれの定量的説明が該第1の複数の各々のノード識
    別子に関連する前記コンテンツのそれぞれの部分を説明
    する、第2の複数の定量的説明を判定するステップと、 該第1の複数のノード識別子の構成要素を特定の定量的
    説明に関連する特定のノード識別子にアクセスするため
    に該第2の複数のノード識別子の構成要素と関連付ける
    ステップと、 選択されたコンテンツを派生的情報として出力するステ
    ップとを含み、ここで選択するステップは、 特定の定量的説明と前記ガイダンスによって示された限
    界との比較に基づいて、見いだされたノード識別子の位
    置決めをするステップと、 該見いだされたノード識別子を参考基準にして、前記選
    択されたコンテンツとして使用するために前記コンテン
    ツの特定の部分にアクセスするステップと、を含む、請
    求項17に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記データはデータ・コンテンツと第
    1のマークアップ言語のメタタグとを含み、 前記ガイダンスはモデル・コンテンツの説明を含み、 更に、 特定のモデル・ノード識別子にしたがってモデル・コン
    テンツの前記説明のそれぞれの部分にアクセスするため
    に、モデル・コンテンツの前記説明を分析して、モデル
    ・コンテンツの前記説明のそれぞれの部分に各々が関連
    する第1の複数のモデル・ノード識別子を提供するステ
    ップと、 特定のデータ・ノード識別子にしたがってデータの説明
    のそれぞれの部分にアクセスするために、前記メタタグ
    を参考基準にして前記データを分析して、該データの説
    明と、該データの説明のそれぞれの部分に各々が関連す
    る第2の複数のデータ・ノード識別子を提供するステッ
    プと、 前記メタタグを参考基準にして前記データを分析して、
    各々の関連性がそれぞれのデータ・ノード識別子と前記
    データ・コンテンツのそれぞれの部分との間にある第3
    の複数の関連性を提供するステップと、 各々の関連性がそれぞれのモデル・ノード識別子とそれ
    ぞれのデータ・ノード識別子との間にあり、各々の関連
    性は前記モデルの前記説明の特定の部分と、前記データ
    説明の特定の部分との比較によって形成される、第4の
    複数の関連性を形成するステップとを含み、 前記派生的情報を作成する前記ステップは、派生的情報
    として出力するためのコンテンツを選択するステップを
    含み、ここで選択ステップは、 前記第4の複数の関連性との関連に基づいて相互参照表
    を位置決めするステップと、 見いだされたノード識別子を前記相互参照表に基づいて
    位置決めするステップと、 前記見いだされたノード識別子と、前記第3の複数の関
    連性とを参考基準にして出力するための前記コンテンツ
    の特定部分にアクセスするステップと、を含む、請求項
    17に記載の方法。
  42. 【請求項42】 ガイダンスが骨組を含み、 更に、 該骨組の一部を骨組ノード識別子と関連付けるために第
    1群の記録を作成するステップと、 前記データの一部をデータ・ノード識別子と関連付ける
    ために第2群の記録を作成するステップと、 骨組ノード識別子とデータ・ノード識別子とを関連付け
    るために第3群の記録を作成するステップと、を含み、 前記派生的情報を作成する前記ステップは、派生的情報
    として出力するために前記データの一部を選択するステ
    ップを含む、ここで選択するステップは、 前記第3群の記録と前記第2群の記録とを参考基準にし
    て前記データの特定部分にアクセスするステップを含
    む、請求項17に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記第2群の各々の特定の記録につい
    て、該特定の記録に関連するそれぞれの前記コンテンツ
    のそれぞれの定量的な説明を判定するステップと、各々
    の定量的な説明を該特定の記録に関連するそれぞれのデ
    ータ・ノード識別子と関連付けるステップとを更に含
    み、 前記選択するステップは更に、 前記ガイダンスおよび前記第3群の記録に基づいて複数
    のデータノード識別子の候補を決定するステップと、 前記複数の候補のリファレンスの少なくとも1つに関連
    する少なくとも1つのそれぞれの定量的説明を参考基準
    にして前記複数のデータ・ノード識別子の候補のうちの
    1つの候補を選ぶステップと、 該候補を更に参考基準にして前記データの前記特定部分
    にアクセスするステップと、を含む、請求項42に記載
    の方法。
  44. 【請求項44】 更に、 前記第2群の各々の特定の記録について、前記特定の記
    録に関連する前記データのそれぞれの部分のそれぞれの
    ハッシュ・バージョンを決定するステップと、かつ各々
    のハッシュ・バージョンを前記特定の記録に関連するそ
    れぞれのデータ・ノード識別子と関連付けするステップ
    とを含み、 前記選択するステップは更に、 前記ガイダンスおよび前記第3群の記録に基づいて複数
    のデータ・ノード識別子の候補を決定するステップと、 前記複数のリファレンス候補の少なくとも1つに関連す
    る少なくとも1つのそれぞれのハッシュ・バージョンを
    参考基準にして前記複数の候補のうちの1つの候補を選
    ぶステップと、 該候補を更に参考基準にして前記データの前記特定部分
    にアクセスするステップと、を含む、請求項42に記載
    の方法。
  45. 【請求項45】 前記選択するステップは更に、 前記ガイダンスと前記第3群の記録に基づいて複数のデ
    ータ・ノード識別子の候補を決定するステップと、 それぞれの候補のモデル・ノード識別子と前記データ・
    ノード識別子とに基づいて決定された複数のそれぞれの
    スコアを決定するステップと、 複数のスコアの最大値と最小値の少なくとも1つに基づ
    いて選ばれた、データ・ノード識別子の候補に基づいて
    出力されるデータの部分を選択するステップと、を含
    む、請求項42に記載の方法。
  46. 【請求項46】 各スコアは下記の数式、すなわち、 【数1】 に基づいて計算され、ただし、 CnはスコアSnを有する候補であり、 各々のCはそのノード名にPのレベルを有し、 Mはノード名にQのレベルを有するモデル・ノードであ
    り、 Kは定数であり、 “min( )”はその引き数の最小値に戻る、請求項
    45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 トランスコードするステップは、 前記データに基づいて、対応するそれぞれのデータ・ノ
    ード・コンテンツを有するデータ・ノード識別子を含む
    文書目的モデルを構成するステップと、 各々のデータ・ノード識別子をそれぞれのデータ・ノー
    ド・コンテンツを参考基準にして決定されたデータ・ノ
    ード統計と関連付けるステップと、 前記文書目的モデルにしたがって第1の説明の骨組を構
    成するステップと、 モデル・コンテンツの第2の説明の骨組を獲得するステ
    ップと、 該第2の説明の骨組に対応する複数のモデル・ノード識
    別子を決定するステップと、 前記第1および第2の説明の骨組の位置合わせに基づい
    てモデル・ノード識別子をデータ・ノード識別子と関連
    付けるステップと、 複数のデータ・ノード識別子の候補を決定するステップ
    と、 少なくとも1つのデータ・ノード統計量に基づいて選ば
    れたデータ・ノード識別子の候補に基づいて、派生的情
    報として出力するための前記データの特定の部分にアク
    セスするステップと、を含む、請求項17に記載の方
    法。
  48. 【請求項48】 派生的情報は、該派生的情報内の前記
    データの注釈部分を含む該派生的情報からの前記データ
    の部分の除外を決定するステップと、該派生的情報内に
    前記データの少なくとも一部の要約を作成するステップ
    の少なくとも1つによって作成される、請求項47に記
    載の方法。
  49. 【請求項49】 派生的情報は少なくとも1つのデータ
    ・ノード統計量に基づいて優性ノードを決定するステッ
    プと、該優性ノード、該優性ノードの要約、および該優
    性ノードの一部への一組のリンクの集合の少なくとも1
    つを形成するステップによって作成される、請求項47
    に記載の方法。
  50. 【請求項50】 データ・ノード統計量は関連するノー
    ド・コンテンツのテキスト内のバイトのカウント数、関
    連するノード・コンテンツのテキスト内の語のカウント
    数、関連するノード・コンテンツ内の表のカウント数、
    関連するノード・コンテンツ内のハイパーテキスト・リ
    ンクのカウント数、および関連するノード・コンテンツ
    内のハイパーテキスト・リンク内の語のカウント数の少
    なくとも1つを含む、請求項47に記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記複数のデータ・ノード識別子の候
    補は骨組の一部を参考基準にして決定される、請求項4
    7に記載の方法。
  52. 【請求項52】 第1の説明の骨組は表のメタタグの指
    標、表の行のメタタグの指標、表のセルのメタタグ、お
    よび、フォームのメタタグの指標の少なくとも1つを含
    む、請求項47に記載の方法。
  53. 【請求項53】 第1の説明の骨組はテキストのいずれ
    かの一行を表す指標、所定の長さを超えるいずれかのテ
    キストの一行を表す指標、いずれかの数字列を表す指
    標、いずれかのハイパーテキスト・リンクを表す指標、
    および所定の語数を超えるハイパーテキスト・リンクを
    表す指標の少なくとも1つを含む、請求項47に記載の
    方法。
  54. 【請求項54】 請求項17に記載の方法を実行する通
    信システム。
  55. 【請求項55】 データ通信のために接続された複数の
    サーバを含む、請求項54に記載のシステム。
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