JP2002229567A - 波形データ録音装置および録音波形データ再生装置 - Google Patents

波形データ録音装置および録音波形データ再生装置

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JP2002229567A JP2001027987A JP2001027987A JP2002229567A JP 2002229567 A JP2002229567 A JP 2002229567A JP 2001027987 A JP2001027987 A JP 2001027987A JP 2001027987 A JP2001027987 A JP 2001027987A JP 2002229567 A JP2002229567 A JP 2002229567A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収録されたフレーズ波形データを部分波形デ
ータに簡易に分割する。 【解決手段】 録音したいフレーズに関する演奏データ
30を自動演奏手段31で自動演奏し、この演奏を聴き
ながら演奏者が歌唱する。歌唱された音はマイクロフォ
ン20を介して波形録音手段33にフレーズ波形データ
として録音される。波形録音手段33では、自動演奏手
段31のクロックに同期して録音していることから、演
奏データの各音符の情報に基づいてフレーズ波形データ
を分割することにより、ピッチの変わり目で分割するこ
とができる。これにより、フレーズ波形データを音高毎
の部分波形データに簡易に分割することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、録音された楽器音
や歌唱音を用いて演奏する際の波形データ録音装置およ
び録音波形データ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サンプラーと称される電子楽器が
知られている。サンプラーでは、演奏された単音の波形
をサンプリング(例えば、C3の音高を5秒間等)して
収録している。サンプリングされた各波形データに対し
て、該波形データの音高を示すオリジナルキーはユーザ
が設定し、そのオリジナルキーに基づいてその波形デー
タを使用する音域や、所定の音高で発音する際にピッチ
シフトする量などを決定している。オリジナルキーの決
定方式に関しては、サンプリングされた波形データから
ピッチを抽出し、該波形データに対し抽出されたピッチ
に対応したオリジナルキーを自動設定することが行われ
ている(例えば、特開平7−325579号参照)。ま
た、演奏されたフレーズ波形をサンプリングし、サンプ
リングされたフレーズ波形データを、該フレーズ波形デ
ータから抽出されたエンベロープレベルに基づいて複数
の部分波形データに分割し、各部分波形データのタイミ
ングやピッチを変更しながら演奏を行なうフレーズサン
プラーも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のサンプラーで
は、演奏に使用される各波形データは単音で録音されて
いることから、曲の中で演奏された時の音とは異なり自
然さが無いという問題点があった。すなわち、収録時に
演奏者は、サンプラーにおいて必要な単音を順次演奏し
録音させていく必要があるが、演奏者にとって単音だけ
を演奏するのは緊張もするしフレーズを演奏するより却
って難しい。特に、ボーカルで一音だけ歌う場合、上手
く声が出せずに声が裏返ったりしがちである。このよう
に、自然な音色の単音を収録することが困難であること
から、サンプラーの演奏音が自然な音になりにくいとい
う問題点があった。
【0004】また、収録された単音のオリジナルキーを
設定する場合に、人間が判断してオリジナルキーを決定
するか、あるいは、ピッチ抽出を行なってオリジナルキ
ーを決定しなければならなかった。人間が判断してオリ
ジナルキーを決定するには、相応の経験が必要であり誰
にでもできるものではない。一方、ピッチ抽出する際に
は、複雑な演算処理が必要であり、しかも、抽出された
ピッチは、演奏音のピッチの時間変化により1つの音を
複数の音と誤認識してしまったり、演奏音によっては倍
音成分が強い演奏音があり、そのいずれかの倍音を間違
えて基音と判定してしまったりする場合がある。このよ
うに、ピッチ抽出されたピッチは必ずしも正しいピッチ
ではない。すなわち、ピッチ抽出したとしても最終的に
決定するピッチは、人間による確認の必要があるという
問題点があった。
【0005】さらに、従来のフレーズサンプラーでは、
フレーズ波形を部分波形に分割する際に波形データのピ
ッチを抽出するようなことは行なわれていない。すなわ
ち、フレーズ波形から部分波形への分割位置はピッチの
変わり目とは限らなくなることから、各部分波形のデー
タにオリジナルキーを設定することができないという問
題点があった。また、分割位置をピッチの変わり目とし
て部分波形データのオリジナルキーを設定する場合に
は、上述したようにユーザによる設定ないし波形データ
からのピッチの抽出が必要であり、上述したように煩雑
な作業が必要になるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は自然な音を収録できると
共に、収録された波形データをピッチの変わり目で分割
することができる波形データ録音装置、および、分割し
てピッチ等の属性情報を自動的に付与することのできる
波形データ録音装置を提供することを第1の目的として
いる。さらに、本発明は、自然な演奏音を得ることので
きる録音波形データ再生装置を提供することを第2の目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の波形データ録音装置は、録音したい
フレーズに関する演奏データを再生する自動演奏手段
と、該自動演奏手段からの再生音に基づいて演奏された
音のフレーズ波形を録音する波形録音手段と、該波形録
音手段に録音された前記フレーズ波形のデータを、前記
演奏データにおける各音符の特徴情報に従って切り出す
ことにより、前記フレーズ波形のデータを各音符に対応
する部分波形データに分割する波形データ処理手段とを
備えている。
【0008】また、上記本発明の波形データ録音装置に
おいて、前記波形録音手段は、前記フレーズ波形を前記
自動演奏手段における演奏タイミングに同期して録音す
るようにしてもよい。さらに、上記本発明の波形データ
録音装置において、前記波形データ処理手段は、前記部
分波形データに対応する前記各音符の特徴情報を属性情
報として、前記部分波形データに付与するようにしても
よい。さらにまた、上記本発明の波形データ録音装置に
おいて、前記部分波形データの内から選択された選択部
分波形データをプールした部分波形プールと、該部分波
形プールにプールされた各部分波形データに付与されて
いる前記属性情報からなる部分波形管理データベースと
から演奏用の音色セットが作成されている。
【0009】上記第2の目的を達成するために、本発明
の録音波形データ再生装置は、部分波形データの内から
選択された選択部分波形データをプールした部分波形プ
ールと、該部分波形プールにプールされた各部分波形デ
ータに付与されている属性情報からなる部分波形管理デ
ータベースとからなる音色セットが記憶されている記憶
手段と、演奏データの各音符の特徴情報に基づいて、前
記音色セットにおける前記部分波形管理データベースを
検索し、前記部分波形プールから当該音符に最適の部分
波形データを検出する検出手段と、該検出手段により検
出された部分波形データを、対応する音符に指定する指
定データを、前記演奏データ中に埋め込む指定データ挿
入手段と、該指定データ挿入手段により前記指定データ
の埋め込まれた加工演奏データを、前記指定データによ
り指定された前記部分波形データに基づいて自動再生す
る再生手段とを備えている。
【0010】上記第2の目的を達成するために、本発明
の他の録音波形データ再生装置は、部分波形データの内
から選択された選択部分波形データをプールした部分波
形プールと、該部分波形プールにプールされた各部分波
形データに付与されている属性情報からなる部分波形管
理データベースとからなる音色セットが記憶されている
記憶手段と、発生した演奏イベントデータにおける情報
に基づいて、前記音色セットにおける前記部分波形管理
データベースを検索し、前記部分波形プールから当該演
奏イベントデータに最適の部分波形データを検出する検
出手段と、該検出手段により検出された部分波形データ
に基づいて、前記演奏イベントデータを再生する再生手
段とを備えている。
【0011】上記第2の目的を達成するために、本発明
のさらに他の録音波形データ再生装置は、部分波形デー
タの内から選択された選択部分波形データをプールした
部分波形プールと、該部分波形プールにプールされた各
部分波形データに付与されている属性情報からなる部分
波形管理データベースとからなる音色セットが記憶され
ている記憶手段と、先読みされた演奏データの各音符の
特徴情報に基づいて、前記音色セットにおける前記部分
波形管理データベースを検索し、前記部分波形プールか
ら当該音符に最適の部分波形データを検出する検出手段
と、前記演奏データの各音符に対応する演奏イベントデ
ータが発生した際に、前記検出手段により検出された部
分波形データに基づいて当該音符に対応する演奏音を再
生する再生手段とを備えている。
【0012】このような本発明によれば、自動演奏手段
により演奏された演奏音を聴きながら演奏することがで
きるので、リラックスして演奏することができ、自然な
音を録音することができる。このようにして録音された
フレーズ波形のデータを自動演奏された演奏データに基
づいて切り出すことにより、演奏データの音符に対応す
る部分波形データに分割することができるようになる。
この場合、自動演奏手段の演奏タイミングに同期して演
奏された音を録音することにより、分割位置の精度を高
めることができる。また、分割された部分波形データに
対応する音符の音高、音符の長さ、強度情報等の特徴情
報を対応する部分波形データに属性情報として付与する
ことができる。さらに、分割された部分波形データの内
から、所望の部分波形データを選択して、その属性情報
と共に音色セットとすれば、演奏用の音色セットとする
ことができる。
【0013】ところで、音色セットに基づく演奏を行う
際に、自動演奏を行う場合は、予め自動演奏する演奏デ
ータの各音符の音高、音の長さや強度等に基づいて音色
セットの部分波形管理データベースを検索することによ
り最適の部分波形データを検出し、その部分波形データ
を当該音符に指定する指定データを演奏データに埋め込
むようにしたので、加工された演奏データに基づいて自
動演奏した際に自然な音による自動演奏を行うことがで
きるようになる。また、音色セットに基づく演奏を行う
際に、リアルタイム演奏を行う場合は、発生した演奏イ
ベントデータの情報に基づいて音色セットの部分波形管
理データベースを検索して最適の部分波形データを検出
して、その部分波形データを使用して当該演奏イベント
データの演奏音を再生しているので、自然な音の演奏音
を得ることができるようになる。さらに、音色セットに
基づく演奏を行う際に、先読みした演奏データの音符の
音高、音の長さや強度等に基づいて音色セットの部分波
形管理データベースを検索することにより最適の部分波
形データを検出し、演奏データと同じパートを演奏した
際の演奏データの各音符に対応する演奏イベントデータ
が発生した際に、検出された部分波形データを用いて当
該音符に対応する演奏音を生成するようにしたので、未
来の状況を検知することができ、より自然な音の演奏音
を得ることができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の波形データ録音装置およ
び録音波形データ再生装置を備える実施の形態である波
形データ録音再生装置のハードウェア構成を図1に示
す。図1に示す波形データ録音再生装置1おいて、CP
U10は各種プログラムを実行することにより波形デー
タ録音再生装置1における録音や再生の動作を制御する
中央処理装置(Central Processing Unit)であり、タ
イマ11は動作時の経過時間を示したり、特定の間隔で
タイマ割込を発生するタイマであり、自動演奏の時間管
理等に使用される。ROM12は、CPU10が収録時
に実行する分割処理および属性情報付与処理のプログラ
ムや、再生時に実行する演奏データ加工処理、ノートオ
ンイベント処理等のプログラムが格納されていると共
に、各種データが格納されているROM(Read Only Me
mory)である。RAM13は波形データ録音再生装置1
におけるメインメモリであり、CPU10のワークエリ
ア等が設定されるRAM(Random Access Memory)であ
る。
【0015】また、表示器14は収録時や再生時に各種
情報が表示されるディスプレイであり、操作子15は収
録時や再生時に各種の操作を行う際に操作される操作子
であり、鍵盤を含んでいてもよい。音源16は、収録時
に自動演奏される複数のフレーズの演奏データに基づく
楽音を生成する音源であり、FM音源やPCM音源ある
いは高調波合成音源等のいずれの音源でもよい。ミキサ
17は、音源16で生成された楽音や後述する再生回路
24で再生された楽音をミキシングしてDAC18に送
るミキサであり、DAC18はミキサ17から供給された
楽音データをアナログの楽音信号に変換してサウンドシ
ステム19に送るデジタル−アナログ変換器である。サ
ウンドシステム19は、DAC18から供給された楽音
信号を増幅して放音している。
【0016】マイクロフォン20は、演奏者が演奏した
楽器音や歌唱した歌唱音が入力され、入力された楽器音
や歌唱音のフレーズ波形信号はADC21に送られる。
ADC21は、供給された音の波形信号をディジタルの
フレーズ波形データに変換するアナログ−ディジタル変
換器であり、変換されたフレーズ波形データは録音回路
22の制御の基でHDD(Hard Disk Drive)23に録
音される。録音されたフレーズ波形データは、後述する
ように音源16で収録時に再生された演奏データに基づ
いて部分波形データに分割され、分割された部分波形デ
ータには属性情報が付与される。この分割処理や属性情
報付与処理は、CPU10が分割処理や属性情報付与処
理のプログラムを実行することにより行われる。さら
に、部分波形データの内の使用する部分波形データを選
択して、選択された部分波形データに付与されている属
性情報から演奏用の音色セットが作成されている。再生
回路24は、音色セットの指定された音色における部分
波形管理データベースを検索し、属性情報から最適の部
分波形データを検索して演奏波形データを生成してい
る。生成された演奏波形データは、ミキサ17、DAC
18を介してサウンドシステム19から放音される。
【0017】MIDIインタフェース25には、MID
I鍵盤等のMIDI対応機器から出力されるMIDI信
号が入力され、MIDI信号中のイベントデータに基づ
いて再生回路24が上述したように演奏波形データを生
成し、サウンドシステム19から演奏音が放音されるよ
うになされている。その他のインタフェース26は、L
AN(Local Area Network)や公衆電話網、インターネ
ット等の通信ネットワーク用の通信インタフェースであ
って、通信ネットワークを介してサーバコンピュータと
接続され、サーバコンピュータから所望の演奏データ等
をダウンロードすることができる。なお、27は各デバ
イス間で信号を送受信するためのバスラインである。
【0018】次に、本発明にかかる波形データ録音再生
装置1においてフレーズ波形データを録音して部分波形
データに分割する処理を図2ないし図6を参照しながら
以下に説明する。本発明にかかる波形データ録音再生装
置1においてフレーズ波形データを録音する際には、図
3(a)に示すように自動演奏手段31に複数のフレー
ズからなる演奏データ30を供給して自動演奏させる。
フレーズには録音したい音高等の特徴情報を有する音符
が含まれている。この自動演奏手段31は、図1に示す
CPU10および音源16により主に構成されている。
そして、CPU10が自動演奏プログラムを実行するこ
とにより、ROM12あるいはRAM13から読み出し
た演奏データに基づいて音源パラメータを生成し、この
音源パラメータを音源16に供給することにより、音源
16において生成された演奏波形データは、ミキサ1
7、DAC18を介してサウンドシステム19に接続さ
れているヘッドフォン36から放音される。ヘッドフォ
ン36は演奏者32が装着しており、演奏音は演奏者3
2を聴取することができる。なお、録音したいパートの
演奏データやその他のパートの演奏データを含む、例え
ばSMF(Standard MIDI File)等の形式とされた1な
いし複数パートのフレーズのシーケンスデータが予め作
成されており、これが演奏データとしてRAM13等に
格納されている。
【0019】そして、演奏者32はその演奏データに基
づく演奏音を聴取しながら、演奏音に従って図示しない
楽器を演奏したり、あるいは歌唱する。この演奏者32
による演奏音あるいは歌唱音は、演奏音を聴取しながら
行われるため、その演奏音あるいは歌唱音は自然な音に
なる。この演奏音あるいは歌唱音のフレーズ波形はマイ
クロフォン20を介して波形録音手段33に供給され、
フレーズ波形はサンプリングされてディジタルのフレー
ズ波形データ34とされてフレーズ毎に録音されるよう
になる。この場合、自動演奏手段31と波形録音手段3
3とのクロックはクロック同期ライン35により同期化
されており、演奏タイミングに同期化されてフレーズ波
形データが録音されるようになる。この同期化では、波
形録音手段33のサンプリングクロックと自動演奏手段
31の動作クロックとを共通化すると共に、自動演奏開
始と録音開始とのタイミングを一致させる、あるいは、
両タイミングの差を記憶するようにしている。これによ
り、録音したフレーズ波形データ34と自動演奏される
演奏データの全区間にわたる同期が保証されるようにな
る。したがって、演奏データのテンポが途中で変更され
ていたとしても、同期化には全く影響を与えないように
なる。
【0020】ここで、自動演奏される演奏データとフレ
ーズ波形データとの関係の概略を図2に示す。この場合
の演奏データは、図2(a)に示すように五線譜上の音
譜で表されており、この演奏データによる自動演奏音を
ヘッドフォン36から聴取しながら、その演奏音に合わ
せて演奏あるいは歌唱して録音されたフレーズ波形は図
2(b)に示すような波形となっている。この場合、演
奏データの四分音符「E(ミ)」は波形aに対応し、同
様に演奏データの四分音符「A(ラ)」は波形bに対応
し、演奏データの八分音符「F(ファ)」は波形cに対
応し、演奏データの八分音符「E(ミ)」は波形dに対
応し、演奏データの四分音符「C(ド)」は波形eに対
応し、演奏データの音符「F(ファ)」は波形fに対応
している。上述したように同期化されているため、各波
形は演奏データの演奏タイミングに合致していると共
に、音符に対応した音の長さの波形となっている。さら
に、波形からはわからないが、演奏データに基づく演奏
音を聴きながら演奏しているため、その音色も自然な音
色とされた波形となっている。
【0021】また、波形録音手段33は、図1に示すC
PU10、ADC21、録音回路22、HDD23によ
り構成されている。そして、CPU10の制御の基でマ
イクロフォン20から入力された演奏音あるいは歌唱音
であるフレーズ波形をADC21においてサンプリング
してディジタルのフレーズ波形データ34に変換してい
る。このフレーズ波形データ34は録音回路22により
HDD23の所定の記憶領域に書き込まれて録音され
る。なお、自動演奏の態様は、次に示すいずれの態様で
もよい。第1の自動演奏の態様は、当該フレーズの録音
したいパート(録音パート)だけの演奏データからなる
ソロパート演奏である。第2の自動演奏の態様は、当該
フレーズの録音したいパートを含む複数パートの演奏デ
ータからなる全パート演奏である。第3の自動演奏の態
様は、当該フレーズの録音したいパートを除く1ないし
複数パートの演奏データ、あるいは上記その他のパート
の演奏データからなるマイナスワン演奏である。
【0022】本発明にかかる波形データ録音再生装置1
においてフレーズ波形を録音する際に、図3(b)に示
すようにして録音してもよい。図3(b)に示す構成で
は、ヘッドフォン36に代えてスピーカ37から自動演
奏音を演奏者32に聴取させている。ここで、図3
(b)に示す構成のうち、図3(a)に示す構成と異な
る部分だけ説明すると、図3(b)に示す構成では、自
動演奏手段31から出力される自動演奏音をスピーカ3
7から放音して演奏者32に聴取させている。この場
合、スピーカ37からの自動演奏音はマイクロフォン2
0で拾われるようになるので、スピーカ音除去処理手段
38によりマイクロフォン20で拾われた自動演奏音を
除去している。なお、スピーカ音除去処理手段38には
自動演奏手段31から自動演奏音が供給されており、こ
の自動演奏音の位相を反転すると共に、時間調整・振幅
調整を行うことにより自動演奏音を除去するようにして
いる。
【0023】自動演奏手段31において自動演奏を、上
述したいずれかの態様の演奏として、演奏者32による
演奏音あるいは歌唱音のサンプリングを波形録音手段3
3において行なっているため、録音されたフレーズ波形
データには録音したいパート(録音パート)に対応する
波形分割のための演奏データ(対応演奏データ)が必ず
存在することになる。そこで、図4に示すように分割処
理手段41において、自動演奏された演奏データ44に
従って、フレーズ波形データ40を演奏データ44の各
音符に対応するノートの部分波形データ43に分割す
る。次いで、属性情報付与処理手段42において、分割
された部分波形データ43に、その音高、音長や強度等
の属性を示す属性情報を対応する演奏データ44の各音
符の特徴情報を参照して付与する。このように、フレー
ズ波形データ40を部分波形データ43に分割する分割
処理手段41、および、分割された部分波形データ43
に属性情報を付与する属性情報付与処理手段42は、C
PU10が分割処理プログラムや属性情報付与処理プロ
グラムを実行することにより行われる。
【0024】この場合、演奏データ44にフレーズ波形
データ40は同期しているため、演奏データ44の発音
タイミング等だけでも部分波形データ43へ分割するこ
とができる。また、フレーズ波形データ40を周波数分
析(フォルマント分析)してその分割位置を補正するよ
うにしてもよい。すなわち、演奏データ44に従って仮
決定された仮の分割位置を基準にして、その近傍で部分
波形データ43のフォルマントの開始位置をサーチし、
検出された開始位置を分割位置として決定することがで
きる。このようにすると、フレーズ波形データ40の分
析結果だけに基づいて分割するのに比べて、音楽的に正
確な位置での分割が可能になる。
【0025】さらに説明すると、演奏データ44だけに
よる分割手法では、自動演奏される演奏データ44とフ
レーズ波形データ40は、完全に同期がとれた状態とさ
れていることを利用して分割している。このため、録音
パートの演奏データ44に含まれる各音符のデータに従
って、各音符に対応する時間範囲(音符に対応する音の
スタートタイミング(ノートオン)からリリース開始
(ノートオフ)後の音の減衰するまで、または、次の音
符の音が始まるまでの時間範囲)のフレーズ波形データ
40を部分波形データ43として切り出すことができ
る。しかし、フレーズ波形データ40は人間が行なった
演奏をサンプリングしたものであるため、録音パートの
演奏データ44の音符のスタートタイミングと、フレー
ズ波形データ40のその音符に対応する波形のスタート
タイミングとは必ずしもあっておらず、ずれている場合
もある。そこで、録音パートの演奏データ44の各音符
の開始タイミングを基準に、フレーズ波形データ40の
その前後区間(例えば開始タイミングの前後数秒)の波
形を分析し、フレーズ波形データ40における音符の開
始タイミングを検出して分割位置を補正するようにする
と、部分波形データ43を正確に切り出すことができる
ようになる。
【0026】分割位置を補正する際に用いる波形分析手
法としては、フォルマント分析およびFFT分析を採用
することができる。このフォルマント分析では、まず、
録音パートの演奏データ44の各音符の開始タイミング
を基準に、フレーズ波形データ40の前後区間の波形デ
ータの相関関数からLPC(Linear Prediction Codin
g)係数を算出する。次いで、LPC係数をフォルマン
トパラメータに変換してフレーズ波形データ40におけ
るフォルマントを求める。そして、当該音符に対応する
フォルマントの立上がり位置からその音符の開始タイミ
ングを検出する。これにより、音楽的に正確な位置で部
分波形データ43を切り出して、ノート毎の部分波形デ
ータ43に分割することができる。また、FFT分析で
は、まず、録音パートの演奏データ44の各音符の開始
タイミングを基準に、フレーズ波形データ40の前後区
間について時間窓を移動しながらフレーズ波形データ4
0の高速フーリエ変換を行う。次いで、当該音符に対応
する基音および複数倍音の軌跡を検出し、検出された基
音および倍音の軌跡における立上がり位置から開始タイ
ミングを検出する。この手法によっても、音楽的に正確
な位置で部分波形データ43を切り出して、ノート毎の
部分波形データ43に分割することができる。ここで
は、フォルマント分析とFFT分析について説明した
が、分割位置を補正するための分析には、その他のピッ
チ分析やエンベロープ分析等の分析方法を用いてもよ
い。
【0027】分割処理が終了すると、分割された各部分
波形データに対して属性情報が付与される属性情報付与
処理が行われる。この属性情報付与処理では、演奏デー
タ44の各音符に対応する部分波形データ43に、その
音符の特徴情報に対応する属性情報が付与される。この
属性情報には、オリジナルキーとして使用される音高情
報、オリジナル強度として使用される強度情報、オリジ
ナル音長として使用される音長情報、部分波形データを
選択するのに使用される前音情報および後音情報のいず
れか1つの情報ないし複数の情報が含まれている。な
お、前音情報とは、前音の音高が現音より上か下かの情
報、または前音との音高差の情報、前音の強度が現音よ
り大か小かの情報、または前音との強度差の情報、およ
び、前音の音長が現音より長いか短いか同じかの情報、
または前音との音長差の情報やその他前音と現音との関
係に関する情報である。この場合、前音は複数でもよ
く、例えば、2つ前の音までとされる。また、後音情報
とは、前音情報における前音を後音に置き換えた際の後
音と現音との関係に関する情報である。さらに、スラ
ー、トリル、クレッシェンド等の音楽記号を含む演奏デ
ータとされている場合は、その音楽記号を属性情報に含
ませてもよい。この属性情報は、当該部分波形データを
選択する基準として使用されたり、当該部分波形データ
を加工するときのパラメータとして使用される情報とさ
れる。なお、所望の属性情報に対応した音符を演奏デー
タに含めて録音を行なうことにより、所望の属性情報に
対応した部分波形データを得ることができる。
【0028】図4に示すように分割処理手段41におい
て部分波形データ43に分割され、分割された部分波形
データ43に属性情報付与処理手段42において属性情
報が付与される。分割処理された部分波形データ43や
付与された属性情報は、HDD23に演奏データ等と共
に1つの収録データとして記憶されている。フレーズ波
形データ40は、楽器種類やボーカル音色毎に録音され
ることから、収録データは音色毎に記録されることにな
る。この収録データのデータ構成を図5に示す。図5に
示すように、収録データは自動演奏された複数フレーズ
とされている演奏データと、各フレーズの演奏データに
対応するフレーズ波形データが記憶領域のどこの位置に
記憶されているかを管理するフレーズ波形管理情報と、
フレーズ波形データを分割した部分波形データの記憶領
域におけるスタート位置や終了位置およびその部分波形
データの属性情報からなる部分波形管理情報と、各フレ
ーズの演奏データに対応するフレーズ波形1,フレーズ
波形2,・・・・から構成されている。各フレーズ波形
のデータは、前述したような方法で複数の部分波形デー
タに分割されるが、その分割された態様がフレーズ波形
1に例示されている。すなわち、フレーズ波形1は、部
分波形1−1,部分波形1−2,・・・,部分波形1−
6の6つの部分波形データに分割されている。
【0029】図5に示す収録データは、演奏データ毎に
収録されたフレーズ波形データを分割処理して属性の付
与処理を行った結果のデータとされており、フレーズ波
形データは楽器種類やボーカル音色毎に録音される。す
なわち、収録データは音色毎に作成されることになるこ
とから、演奏イベントデータに応じて収録データから対
応する部分波形データ読み出して用いることにより、そ
の音色の演奏波形データを得ることができる。しかし、
図5に示す収録データにおける複数の部分波形データに
は属性情報の音高等が重複した部分波形データや不要な
部分波形データも記録されている。そこで、収録データ
のうちから使用する部分波形データを選択し、選択され
た部分波形データにより演奏用の音色セットを作成して
いる。音色セットを作成する際に、いずれの部分波形デ
ータを選択するかの選択情報、音色パラメータ等が音色
管理情報として収録データ中に記録されており、この音
色管理情報に従って音色セットが作成されるようにな
る。このことから、図5に示す収録データを音色セット
作成ツールと称することができる。なお、音色管理情報
は、ユーザの所望に応じて選択された部分波形データを
選択する選択情報、ユーザにより設定された音色パラメ
ータ等を含んでいる。
【0030】この音色セットのデータ構成を図6に示
す。図6に示す演奏用の音色セットは、「バイオリン
1」,「男声4」,「トランペット2」,・・・等の音
色毎の音色データから構成されている。各音色データの
データ構成は同様とされており、例として「男声4」の
データ構成が図6に示されている。図6に示すように、
音色データは、ヘッダ、部分波形管理データベース、音
色パラメータおよび部分波形プールから構成されてい
る。部分波形プールには、図5に示す収録データにおけ
る音色管理情報に従って複数のフレーズ波形データの中
から選択した部分波形のデータが図6に示すように部分
波形1,部分波形2,部分波形3,・・・としてプール
されている。この場合、音色管理情報により多くの音高
に対応する部分波形データが選択されると、部分波形デ
ータを割り当てる音域を細かく設定することができるよ
うになる。また、音高情報が同じでも音長情報や強度情
報が異なっていたり、前音との音高差や前音の音高が上
か下か等の情報が異なっている部分波形データも選択さ
れる音色管理情報とされていてもよい。
【0031】このようにして作成された音色セットにお
ける部分波形管理データベースには、上記音色管理情報
に従って選択された部分波形データの、前記部分波形プ
ールにおける記憶領域のスタート位置や終了位置および
その部分波形データの属性情報が記録されている。ま
た、上記音色管理情報に含まれていた音色パラメータが
そのまま音色パラメータの記憶領域に記憶されており、
該音色パラメータには、その音色におけるエンベロープ
パラメータやフィルタ係数が記録されている。音色セッ
トにおける音色毎に作成されている音色データは、図5
に示す収録データから異なる組み合わせで部分波形デー
タを選択するようにすると、1つの収録データから複数
の音色データを作成することができる。そして、本発明
にかかる波形データ録音再生装置1では、このようにし
て作成された音色セットを用いて自動演奏やリアルタイ
ム演奏を行うことができるようにされている。
【0032】ここで、図5のようなデータ構成を有する
音色セット作成ツールにおいて、図6に示す演奏用の音
色セットを作成する手順を示す図7のフローチャートに
従って、その手順をまとめて説明する。なお、この手順
は音色セットを作成するユーザが行う手順である。ま
ず、音色セットを作成するユーザは、録音パートに必要
な音高の音符を少なくとも含む複数フレーズの演奏デー
タを図5の演奏データ記憶領域に用意する(ステップS
1)。この場合、録音に必要な特徴情報を有する音符と
しては、音高に加えて音長、ベロシティ、前音情報、前
音との音高差等の特徴情報を有する音符を含むフレーズ
の演奏データとしてもよい。次いで、用意した複数フレ
ーズの演奏データに基づいて波形データ録音再生装置1
において自動演奏された楽音を演奏者に供給しながら、
演奏者が演奏あるいは歌唱したフレーズ波形を波形デー
タ録音再生装置1の図5のいずれかのフレーズ波形記憶
領域に収録する(ステップS2)。
【0033】この収録されたフレーズ波形データに対し
て、波形データ録音再生装置1において、収録データに
おける演奏データに基づいてフレーズ波形データに分割
処理が施されて部分波形データに分割されると共に、分
割された部分波形データに対応する音符に関連した属性
情報が付与される。分割された各部分波形データのスタ
ート位置、終了位置、および各部分波形に付与された属
性情報は、各部分波形の部分波形管理情報として図5の
部分波形管理情報記憶領域に記憶される(ステップS
3)。次いで、ユーザの操作子操作に応じて、部分波形
データを選択的に組み合わせると共に、エンベロープパ
ラメータ等の音色パラメータを用意し、選択された部分
波形データを示す選択情報と用意された音色パラメータ
を音色管理情報として図5の音色管理情報記憶領域に記
憶する(ステップS4)。
【0034】以上のステップS1ないしステップS4の
手順によって完成した1音色分の音色データに基づい
て、次のようにして図6の音色セットの1音色分の音色
データが記憶領域に用意される。まず、図5のフレーズ
波形記憶領域に記憶された複数の部分波形データのう
ち、音色管理情報中の選択情報により選択された部分波
形データが図6の当該音色の部分波形プールにコピーさ
れ、そのコピー後の各部分波形データのスタート位置と
終了位置、および、コピーされた各部分波形データの属
性情報が図6の部分波形管理データベースに記憶され
る。次に、図5の音色管理情報中の音色パラメータが、
図6の当該音色の音色パラメータ記憶領域にコピーされ
る。最後に、当該音色のタイプ、音色名、作成者、音色
データ容量等を示すヘッダ情報が図6のヘッダ領域に記
憶され、音色セット中の演奏用の音色データが完成す
る。なお、ステップS3において、フレーズ波形データ
の部分波形データへの分割位置や付与される属性情報を
自動的に決定した後、その分割位置や属性情報をユーザ
が任意に修正できるようにしてもよい。
【0035】次に、本発明にかかる波形データ録音再生
装置1において図6に示す演奏用の音色セットを自動演
奏に適用するには、自動演奏する前に予め演奏データを
加工するようにする。この演奏データは、自動演奏をユ
ーザが所望する任意の演奏データである。そこで、音色
セットを自動演奏に適用した際の演奏データ加工処理の
フローチャートを図8に示し、その説明を以下に行う。
図8に示す演奏データ加工処理が起動されると、ステッ
プS10にて処理したい演奏データが指定される。この
指定は、ユーザがROM12あるいはRAM13内に記
憶されている演奏データの内の自動演奏したい演奏デー
タを指定する。ここでは、簡単化のため該演奏データは
1パート構成の単旋律の演奏データとする。次いで、ス
テップS11にてポインタを指定された演奏データの先
頭の音符に設定する。そして、ステップS12にてポイ
ンタが指し示す音符(この場合は演奏データの先頭の音
符)における、音高、強度(ベロシティ)、音長、前音
/後音の音高が上か下か、前音/後音との音高差等の特
徴情報により、音色セットにおける指定されている音色
の部分波形管理データベースの属性情報を検索して、最
適の部分波形データを検出する。
【0036】次いで、ステップS13にてポインタが指
し示す音符に対応して検出された最適の部分波形データ
を指定する指定情報を、演奏データに埋め込む。具体的
には、その音符に対応する演奏イベントデータの直前
に、メタイベントやシステムエクスクルーシブメッセー
ジとされた部分波形データの指定情報を挿入するように
する。続いて、ステップS14にて次の音符にポインタ
が移動され、ステップS15にて移動先に音符があるか
否かが判定され、音符があればステップS12に戻る。
このように音符があれば、ステップS12ないしステッ
プS15の処理が繰り返し行われるようになり、その処
理毎に1つの音符に対応する最適の部分波形データの指
定情報が演奏データ中に埋め込まれるようになる。そし
て、演奏データの最後の音符に対する部分波形データの
指定情報の埋め込みが終了すると、ステップS15にて
音符がないと判定されて、ステップS16に進む。ステ
ップS16では、このようにして部分波形データの指定
情報の埋め込まれた演奏データを別の名前で保存する処
理が行われる。以上の処理が終了すると、演奏データ加
工処理は終了する。加工後の演奏データを指定して、波
形データ録音再生装置1で自動演奏すると、演奏データ
中の各音符の開始タイミング(ノートオンタイミング)
毎に、そのノートオンイベントの直前に埋め込まれた指
定情報で指定された部分波形データがHDD23から読
み出され、ノートオンに対応した音色パラメータと共に
再生回路24に送られる。このようにして、演奏データ
中の各音符に対応した楽音が、指定された部分波形デー
タに基づいて生成され自動演奏されるようになる。
【0037】なお、ステップS13において部分波形デ
ータの指定情報をメタイベントやシステムエクスクルー
シブとして埋め込むようにしたが、それに限らず、該指
定情報をこれ以外のイベントとして埋め込むようにして
もよい。また、自動演奏したい演奏データが複数パート
の演奏データである場合には、図8の処理をその中の所
望の1つのパートだけに対して行ってもよいし、あるい
は、その中の任意の複数のパートに対して行ってもよ
い。さらに、図8の処理は、単旋律の演奏データだけで
なく、同時に複数の音符が重なるような演奏データでも
よい。ただし、前音、後音が上か下か、前音/後音との
音高差等の特徴情報に基づいて部分波形データを選択し
たい場合には、処理される演奏データは、全て単旋律の
演奏データである必要がある。
【0038】次に、本発明にかかる波形データ録音再生
装置1において音色セットをリアルタイム演奏に適用し
た際のノートオンイベント処理のフローチャートを図9
に示し、その説明を以下に行う。操作子15に含まれて
いる鍵盤を押鍵してノートオンイベントが発生したり、
MIDIインタフェース25を介してノートオンイベン
トが供給されると、ノートオンイベント処理が起動さ
れ、ステップS20にて発生されたノートオンイベント
における音高や強度等の情報に基づいて音色セットにお
ける指定されている音色の部分波形管理データベースの
属性情報を検索して、最適の部分波形データが選択され
る。この場合の部分波形データの選択基準を、(1)当
該ノートオンの音高、(2)当該ノートオンの音高と強
度、(3)当該ノートオンの音高、および、前音の音高
が上か下かの情報、(4)当該ノートオンの音高、およ
び、前音の音高との音高差、(5)その他、当該ノート
オンと前音の強度等の情報の組合せ、としてもよい。
【0039】ノートオンイベントに対応する最適の部分
波形データが選択されると、ステップS21にて再生回
路24において発音するチャンネルが割り当てられ、ス
テップS22にて割り当てられた発音チャンネルに選択
された部分波形データの情報や音色パラメータ等が設定
される。この場合、ノートオンイベントにおける音高と
選択された部分波形データの音高との音高差に基づいて
ピッチシフト量も設定される。次いで、ステップS23
にて割り当てられた発音チャンネルにノートオンが送出
され、再生回路24は設定された部分波形データおよび
音色パラメータやピッチシフト量に基づいて楽音波形を
再生する。ノートオンイベントに対応する楽音波形が再
生されたらノートオンイベント処理は終了し、リアルタ
イム演奏に基づくノートオンイベントが再度発生する
と、ノートオンイベント処理が再度起動されて上記した
ノートオンイベントに対応する楽音波形を再生する処理
が繰り返し行われるようになる。
【0040】なお、リアルタイム演奏では、演奏する音
の長さは対応するノートオフが来るまで判明しないの
で、音長に応じて部分波形データの時間軸制御を行なう
ことはできない。そこで、リアルタイム演奏用の部分波
形データでは、通常の波形メモリ音源と同様に、楽音波
形のアタック以降の定常部にループ再生を行なうループ
部を設定し、ループ再生+ノートオフに応じた減衰エン
ベロープ付与による楽音音長の制御を行なうようにす
る。また、音色セットをリアルタイム演奏に適用した際
の変形例として、ノートオンイベントの発生から発音ま
でに数秒〜数十秒の発音遅れが許されるなら、その間の
演奏イベントをバッファに記憶しておくことにより、部
分波形データを選択する際に当該ノートオンの音長や後
音の情報等も用いることができるようになる。
【0041】ところで、本発明にかかる波形データ録音
再生装置1において音色セットを自動演奏とリアルタイ
ム演奏の組み合わせに適用することもできる。この際
に、自動演奏では、図8に示す演奏データ加工処理によ
り加工された演奏データに基づく楽音波形が生成され、
演奏者が自動演奏に合わせて演奏するリアルタイム演奏
では、図9に示すノートオンイベント処理が実行される
ことにより楽音波形が生成されるようになる。この組み
合わせにおいて、自動リズム、自動伴奏、伴奏パート等
の自動演奏に合わせてリアルタイム演奏している場合
は、自動演奏からテンポクロックを得ることができる。
従って、この場合に、演奏者が行なうリアルタイム演奏
パートの演奏データを用意しておくと、演奏者は、その
リアルタイム演奏パートの通りに演奏することから、リ
アルタイム演奏におけるノートオンイベントやノートオ
フイベント等のイベントの未来の状況を検知することが
できるようになる。したがって、図9に示すノートオン
イベント処理のステップS20における部分波形データ
を選択する処理において、現ノートオンの音長情報や次
に演奏される音の情報も使用して部分波形データを選択
することができるようになる。
【0042】なお、鍵域を所定の音域毎に区切り、区切
った音域毎にサンプリング波形を割り当てるマルチサン
プリングにおいて必要となる音高の音符を、演奏データ
のフレーズ中に全て含めておくと、必要となる音高の部
分波形データは全て収録データに収録されるようにな
る。従って、この場合は、フレーズの演奏が完了したら
直ちにマルチサンプリングされた部分波形データによる
演奏を行なうことができるようになる。この際に、必要
となる音長や演奏強度の音符を演奏データのフレーズ中
に全て含めておくようにしてもよい。また、フレーズ波
形データを分割した部分波形データを、音色セットとし
て全部使うように設定しておけば、選択された音色セッ
トを作る手順を省略して直ちに演奏をすることができる
ようになる。
【0043】さらに、各情報をその本来の目的以外の目
的で使用してもよい。例えば、歌声をサンプリングした
場合に「強度情報」を音声の音素を判別する「音素情
報」として使用してもよい。具体的には、例えば、音素
「あ〜あ〜あ〜」を示す情報として強度=60を割り当
て、音素「ら〜ら〜ら〜」を示す情報として強度=61
を割り当て、音素「どぅ〜どぅ〜どぅ〜」を示す情報と
して強度=62を割り当てる。このように、「強度情
報」を「音素情報」として使用した場合、「強度情報」
でグループ分けすれば、同じ音素に対応した部分波形デ
ータを集めることができるようになる。さらにまた、演
奏データ加工処理において処理したい演奏データを、そ
のまま、録音に使用する演奏データである対応演奏デー
タとして使用してもよい。このようにすると、収録した
波形データを部分波形データに分割処理した後に、得ら
れた分割波形データをそのまま演奏データに張り付ける
ことができるようになり、最適の部分波形データを検出
する処理を簡略化することができる。さらにまた、部分
波形データを貼り付けられた演奏データの各音符をエデ
ィットすることにより、録音されたフレーズ波形データ
を間接的にエディットすることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、自動演奏手段により演奏された演奏音を聴きながら
演奏することができるので、リラックスして演奏するこ
とができ、自然な音を録音することができる。このよう
にして録音されたフレーズ波形のデータを自動演奏され
た演奏データに基づいて切り出すことにより、演奏デー
タの音符に対応する部分波形データに分割することがで
きるようになる。この場合、自動演奏手段の演奏タイミ
ングに同期して演奏された音を録音することにより、分
割位置の精度を高めることができる。また、分割された
部分波形データに対応する音符の音高、音符の長さ、強
度情報等の特徴情報を対応する部分波形データに属性情
報として付与することができる。さらに、分割された部
分波形データの内から、所望の部分波形データを選択し
て、その属性情報と共に音色セットとすれば、演奏用の
音色セットとすることができる。
【0045】ところで、音色セットに基づく演奏を行う
際に、自動演奏を行う場合は、予め自動演奏する演奏デ
ータの各音符の音高、音の長さや強度等に基づいて音色
セットの部分波形管理データベースを検索することによ
り最適の部分波形データを検出し、その部分波形データ
を当該音符に指定する指定データを演奏データに埋め込
むようにしたので、加工された演奏データに基づいて自
動演奏した際に自然な音による自動演奏を行うことがで
きるようになる。また、音色セットに基づく演奏を行う
際に、リアルタイム演奏を行う場合は、発生した演奏イ
ベントデータの情報に基づいて音色セットの部分波形管
理データベースを検索して最適の部分波形データを検出
して、その部分波形データを使用して当該演奏イベント
データの演奏音を再生しているので、自然な音の演奏音
を得ることができるようになる。さらに、音色セットに
基づく演奏を行う際に、先読みした演奏データの音符の
音高、音の長さや強度等に基づいて音色セットの部分波
形管理データベースを検索することにより最適の部分波
形データを検出し、演奏データと同じパートを演奏した
際の演奏データの各音符に対応する演奏イベントデータ
が発生した際に、検出された部分波形データを用いて当
該音符に対応する演奏音を生成するようにしたので、未
来の状況を検知することができ、より自然な音の演奏音
を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の波形データ録音装置および録音波形
データ再生装置を備える実施の形態である波形データ録
音再生装置のハードウェア構成を示す図である。
【図2】 本発明にかかる波形データ録音再生装置にお
ける同期化されている自動演奏される演奏データとフレ
ーズ波形データとの関係を示す図である。
【図3】 本発明にかかる波形データ録音再生装置にお
いて波形データを録音する際の態様を示す図である。
【図4】 本発明にかかる波形データ録音再生装置にお
いて、フレーズ波形データの分割処理および属性情報付
与処理を行う構成の概要を示す図である。
【図5】 本発明にかかる波形データ録音再生装置にお
ける収録データの構成を示す図である。
【図6】 本発明にかかる波形データ録音再生装置にお
ける演奏用の音色セットの構成を示す図である。
【図7】 本発明にかかる波形データ録音再生装置にお
ける音色セット作成手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明にかかる波形データ録音再生装置で実
行される演奏データ加工処理のフローチャートである。
【図9】 本発明にかかる波形データ録音再生装置で実
行されるノートオンイベント処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 波形データ録音再生装置、10 CPU、11 タ
イマ、12 ROM、13 RAM、14 表示器、1
5 操作子、16 音源、17 ミキサ、18DAC、
19 サウンドシステム、20 マイクロフォン、21
ADC、22録音回路、23 HDD、24 再生回
路、25 MIDIインタフェース、26 その他イン
タフェース、30 演奏データ、31 自動演奏手段、
32演奏者、33 波形録音手段、34 フレーズ波形
データ、35 クロック同期ライン、36 ヘッドフォ
ン、37 スピーカ、38 スピーカ音除去処理手段、
40 フレーズ波形データ、41 分割処理手段、42
属性情報付与処理手段、43 部分波形データ、44
演奏データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録音したいフレーズに関する演奏データ
    を再生する自動演奏手段と、 該自動演奏手段からの再生音に基づいて演奏された音の
    フレーズ波形を録音する波形録音手段と、 該波形録音手段に録音された前記フレーズ波形のデータ
    を、前記演奏データにおける各音符の特徴情報に従って
    切り出すことにより、前記フレーズ波形のデータを各音
    符に対応する部分波形データに分割する波形データ処理
    手段と、 を備えることを特徴とする波形データ録音装置。
  2. 【請求項2】 前記波形録音手段は、前記フレーズ波形
    を前記自動演奏手段における演奏タイミングに同期して
    録音するようにしたことを特徴とする請求項1記載の波
    形データ録音装置。
  3. 【請求項3】 前記波形データ処理手段は、前記部分波
    形データに対応する前記各音符の特徴情報を属性情報と
    して、前記部分波形データに付与するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の波形データ録音装置。
  4. 【請求項4】 前記部分波形データの内から選択された
    選択部分波形データをプールした部分波形プールと、該
    部分波形プールにプールされた各部分波形データに付与
    されている前記属性情報からなる部分波形管理データベ
    ースとから演奏用の音色セットが作成されていることを
    特徴とする請求項3記載の波形データ録音装置。
  5. 【請求項5】 部分波形データの内から選択された選択
    部分波形データをプールした部分波形プールと、該部分
    波形プールにプールされた各部分波形データに付与され
    ている属性情報からなる部分波形管理データベースとか
    らなる音色セットが記憶されている記憶手段と、 演奏データの各音符の特徴情報に基づいて、前記音色セ
    ットにおける前記部分波形管理データベースを検索し、
    前記部分波形プールから当該音符に最適の部分波形デー
    タを検出する検出手段と、 該検出手段により検出された部分波形データを、対応す
    る音符に指定する指定データを、前記演奏データ中に埋
    め込む指定データ挿入手段と、 該指定データ挿入手段により前記指定データの埋め込ま
    れた加工演奏データを、前記指定データにより指定され
    た前記部分波形データに基づいて自動再生する再生手段
    と、 を備えることを特徴とする録音波形データ再生装置。
  6. 【請求項6】 部分波形データの内から選択された選択
    部分波形データをプールした部分波形プールと、該部分
    波形プールにプールされた各部分波形データに付与され
    ている属性情報からなる部分波形管理データベースとか
    らなる音色セットが記憶されている記憶手段と、 発生した演奏イベントデータにおける情報に基づいて、
    前記音色セットにおける前記部分波形管理データベース
    を検索し、前記部分波形プールから当該演奏イベントデ
    ータに最適の部分波形データを検出する検出手段と、 該検出手段により検出された部分波形データに基づい
    て、前記演奏イベントデータを再生する再生手段と、 を備えることを特徴とする録音波形データ再生装置。
  7. 【請求項7】 部分波形データの内から選択された選択
    部分波形データをプールした部分波形プールと、該部分
    波形プールにプールされた各部分波形データに付与され
    ている属性情報からなる部分波形管理データベースとか
    らなる音色セットが記憶されている記憶手段と、 先読みされた演奏データの各音符の特徴情報に基づい
    て、前記音色セットにおける前記部分波形管理データベ
    ースを検索し、前記部分波形プールから当該音符に最適
    の部分波形データを検出する検出手段と、 前記演奏データの各音符に対応する演奏イベントデータ
    が発生した際に、前記検出手段により検出された部分波
    形データに基づいて当該音符に対応する演奏音を再生す
    る再生手段と、 を備えることを特徴とする録音波形データ再生装置。
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