JP2002229100A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002229100A
JP2002229100A JP2001020425A JP2001020425A JP2002229100A JP 2002229100 A JP2002229100 A JP 2002229100A JP 2001020425 A JP2001020425 A JP 2001020425A JP 2001020425 A JP2001020425 A JP 2001020425A JP 2002229100 A JP2002229100 A JP 2002229100A
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JP
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image
deformable mirror
camera
imaging
voltage
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Application number
JP2001020425A
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English (en)
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Takeshi Musashi
剛 八道
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意に像位置、像倍率又は像歪みなどの光学伝
達特性を変えて動きのあるシーンなどの特撮効果が施さ
れた画像を、複雑な操作をすることなく簡単、かつ、高
速に作ることができるカメラを提供する。 【解決手段】撮影レンズ1を通して結像された画像から
画像信号を得る撮像手段3と、撮影レンズ1と撮像手段
3との間に設けられ、静電引力により変形する反射面と
該反射面の形状を制御する複数の電極とを有してなる可
変形状鏡11と、撮像手段3の撮像動作を制御する撮像
制御手段13と、撮像制御手段13により撮像がおこな
われるときに、前記複数の電極の少なくとも一部の電極
を駆動する駆動手段12と、を有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラなどの電子撮像装
置を構成した光学装置では、露光間ズーム等、露光時に
撮影光学系の設定を変えることによって被写体の像を相
対的にずらした特殊撮影効果が施された画像を得るため
には、露光中において、例えば撮影レンズを機械的にズ
ーム駆動することが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、機械的なズー
ム駆動を必要とする場合には、短い時間で露光終了する
場合や、連写をする場合は駆動時間が制約となり、所望
の特撮効果が施された画像を得ることが難しかった。ま
た、電子カメラにおいて、露光中に撮影レンズをズーム
駆動させないで、露光処理後に、撮像した画像情報を用
いて被写体を相対的にずらした画像を得るように撮像デ
ータの処理手段を設けることは可能であるが、それでは
撮像した画像情報を処理するための負荷が大きくなり、
しかも処理時間が長くなるため、次のシャッターチャン
スを逃すような場合が生じる。更に、撮影レンズを機械
的に駆動した場合には、撮影時におけるレンズ鏡筒のホ
ールディングへの悪影響も生じていた。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、任意
に像位置、像倍率又は像歪みなどの光学伝達特性を変え
て動きのあるシーンなどの特撮効果が施された画像を、
複雑な操作をすることなく簡単、かつ、高速に作ること
ができるカメラを提供することを目的とする。また、そ
のような特殊効果を撮影前に事前確認できるカメラを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるカメラは、撮影レンズを通して結像さ
れた画像から画像信号を得る撮像手段と、前記撮影レン
ズと撮像手段との間に設けられ、静電引力により変形す
る反射面と該反射面の形状を制御する複数の電極とを有
してなる可変形状鏡と、前記撮像手段の撮像動作を制御
する撮像制御手段と、前記撮像制御手段により撮像がお
こなわれるときに、前記複数の電極の少なくとも一部の
電極を駆動する駆動手段と、を有することを特徴とす
る。
【0006】また、本発明のカメラは、好ましくは、前
記撮像手段で撮像された画像をモニタ表示する表示手段
を更に有し、前記駆動手段で駆動を行って得られた画像
を前記表示手段で表示するようにしたことを特徴とす
る。
【0007】また、本発明のカメラは、好ましくは、前
記撮像制御手段により撮像がおこなわれるときに、前記
駆動手段を駆動する第1の動作モードと、前記駆動手段
の駆動を禁止する第2の動作モードとを選択する選択手
段を更に有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる
カメラのシステム概略構成図である。本発明のカメラ
は、未図示の絞り及びメカシャッタを有する撮影レンズ
系1と、該撮影レンズ1の焦点位置を調整するためのモ
ータとモータドライバーとを備えたレンズ駆動部2と、
CCDイメージセンサ等の撮像素子3と、撮像素子3を
駆動して画像信号を得る撮像回路4と、アナログ画像信
号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器6と、画
像信号を一時的に蓄えておくためのバッファメモリ7
と、ストロボ発光回路8と、画像処理を行なうためのD
SP(デジタル・シグナル・プロセッサ)20と、RI
SC−マイクロプロセッサ19と、データ圧縮伸長回路
15と、カードスロットに装着された着脱式メモリカー
ドとアクセスするためのI/F(インターフェース)1
6と、デジタル画像信号を画像表示したりビデオ出力端
子からビデオ信号を出力するための画像データを記憶す
るビデオメモリ18と、外部入出力端子を介して外部機
器とデータ入出力を行なうためのI/F17と、TFT
液晶パネルなどの画像表示部30などを備えている。
【0009】更に、前記カメラは、撮影時に撮像素子3
の露出量を求めるためのAE部5と、ストロボ発光回路
8と、動作モード等の撮影情報を表示するためのモード
LCD9と、撮影、再生等に係る各種動作を行なうため
の操作部10と、可変形状鏡ユニット11と、カメラ各
部及び可変形状鏡11に対して電源供給を行なうための
電源回路12を備えている。そして、前記カメラの撮
影、再生等の動作に伴う各部の制御を行なうためのシス
テムコントローラ13を備えている。操作部10には、
撮影の開始及び記録を指示する未図示のレリーズ釦、モ
ード設定操作部等が設けられている。
【0010】図2は本実施形態のカメラに用いる可変形
状鏡11を構成する電極の配置関係及び電圧制御を行な
う回路部のブロック図である。可変形状鏡11は、反射
面23と上部電極21とを備えた可撓性薄膜と、それに
対向して配置された制御電極である下部電極22とその
制御回路からなる制御基板を備え、この制御基板と図1
に示す電源回路12及びシステムコントローラ13とが
接続されている。
【0011】図2において、高圧電源Vpは100V程
度の定電圧源であり、リファレンス電圧Vrefは5V
程度の可変電圧である。また、駆動電圧VDは電圧制御
回路部24を駆動させるための電圧源である。これら高
電圧源Vp、リファレンス電圧Vref、駆動電圧VD
は印加され電圧制御回路部24へ供給される。電圧制御
回路部24には、高耐圧の電圧制御トランジスタ25と
制御回路26が形成されており、この電圧制御回路部2
4により低電圧であるリファレンス電圧Vrefに対応
した出力電圧になるように高電圧Vpを電圧制御し制御
電極である下部電極22へ印加する。また、クロック入
力端子CKがリファレンス電圧Vrefの変化と同期し
たパルス電圧であるタイミングパルスを発するようにな
っている。また、電圧制御回路部24には、上述の高耐
圧の電圧制御トランジスタ25と制御回路26の他にタ
イミング発生回路27と高耐圧のスイッチング用トラン
ジスタ28が形成されている。また、電源回路には、電
極22の駆動パターンデータを入力するデータ入力端子
DT及びデータ設定用バッファが設けられており、タイ
ミング発生回路27に入力されるクロックに対して、デ
ータ入力端子DTから入力したデータでデータ設定用バ
ッファに設定したパターンでもって該当する電極22の
スイッチング用トランジスタ28を駆動するようになっ
ている。
【0012】このように構成された可変形状鏡(電圧制
御回路部を含む)において、分割した制御電極である下
部電極22のうちの任意の電極に印加する電圧に応じた
リファレンス電圧Vrefを入力し、電圧制御トランジ
スタ25と制御回路26により出力電圧を制御する。こ
れと同期してタイミングパルスを入力し、タイミング発
生回路27の出力により該当制御電極に対応するスイッ
チング用トランジスタ28をON状態にする。一定時間
を経過してから該当スイッチング用トランジスタ28を
OFF状態にし、電圧制御トランジスタ25の出力と制
御電極の接続を断ち、制御電極へ印加した電圧を一定に
保つ。これにより該当制御電極に電圧制御された電圧が
印加される。このリファレンス電圧による電圧制御とタ
イミングパルスによるスイッチング用トランジスタ28
のON−OFFを時系列に行うことで分割した全ての制
御電極に任意の電圧を印加することができる。なお、こ
の場合の電圧制御回路の各部のタイミングチャートを図
3に示す。図3においては、分割した電極のうちの任意
の2つの電極について示してある。
【0013】ここで、可変形状鏡では負荷成分が対向電
極によるキャパシタンス成分であり、また対向電極に印
加する電圧は直流電圧であるため、分割した制御電極の
印加電圧を時系列に制御しても、各々の電極に印加され
る電圧を一定に保つことは容易にできる。これら電圧制
御回路を一体化することで、外部から電源と制御信号を
供給するだけで複数に分割した制御電極を有する可変形
状鏡を駆動することができ、また、制御電極の分割数を
増加してもそれに応じて制御回路を増やす必要は無く、
タイミング発生回路の簡単な変更とスイッチング用トラ
ンジスタの増設で電圧制御をすることができるため、省
スペース化することができ、小型化に適した可変形状鏡
を提供することができる。なお、図2においては、上部
電極21を1枚で構成し下部電極22を複数枚で構成し
たが、これとは逆に、上部電極21を複数の電極に分割
しこれに図2に示すような回路を接続し、下部電極22
を1枚の電極で構成し、下部電極22が反射面21を備
えるようにしてもよい。
【0014】図4は本実施形態のカメラに用いる可変形
状鏡の電極部を示す説明図であり、(a)〜(e)は、図2に
示す上部電極21の変形状態を示す側面図、(f)及び(g)
は図2に示す下部電極22の配置構成を示す平面図であ
る。可変形状鏡の複数の下部電極22は、図4(f)に示
すように、変形形状に応じて碁盤目状に分割されて構成
してもよく、または、図4(g)に示すように、同心円状
に分割されて構成してもよい。また、上部電極21は、
図4(a)に示すように、全体が対向電極側に平行に引っ
張られるように駆動させてもよく、または、図4(b),
(c)に示すように片側部分が対向電極側に引っ張られる
ように駆動させてもよく、さらには、図4(d),(e)に示
すように、対向電極に対し、凹状または凸状に変形させ
てもよい。
【0015】図5は本実施形態のカメラに用いる可変形
状鏡の配置を示す概略説明図である。可変形状鏡11
は、撮影レンズ系1と撮像素子3との間に配置されてい
て、静電引力により変形する反射面23(及び電極2
1)の形状を制御する複数の電極22とを有して構成さ
れている。そして、各電極間に電圧を印加することによ
り反射面23の形状を変えることによって、撮像レンズ
系1を通る被写体OBの像の撮像素子3への入射位値及
び入射光束の径を変えることができるようになってい
る。
【0016】図6は本実施形態のカメラに用いる可変形
状鏡の変形と画像との関係を示す説明図であり、(a)は
可変形状鏡を構成する複数に分割された電極を示す平面
図、(b)は可変形状鏡の反射面が平坦面となっている状
態を示す側面図、(b')は(b)の状態(通常撮影時)にお
ける撮影画像の状態説明図、(c)〜(h)は可変形状鏡の反
射面の変形状態を示す側面図、(c')〜(h')は可変形状鏡
の反射面を(c)〜(h)に示すように変化させたときにでき
る撮影画像の状態説明図である。
【0017】本実施形態のカメラでは、可変形状鏡11
に設けられている複数に形成された電極22は、図6
(a)に示すように、碁盤目状に配置されている。そし
て、可変形状鏡11の各電極22に供給する電圧を制御
して反射面23の形状を図6(b)に示すような平坦な面
にしたときに、撮像素子3で撮像される画像は、図6
(b')に示すように、通常の撮影によって得られる像とし
て形成されるように設計されている。
【0018】このような構成において、分割された各電
極22に供給する電圧を制御して、例えば、図6(c)に
示すように、露光中に可変形状鏡11の反射面23を破
線(イ)又は(ロ)に示す向きに傾斜させると、撮像素子3で
撮像される画像は、図6(c')に示すように、被写体が左
右に横ぶれした画像として形成される。また、分割され
た各電極22に供給する電圧を制御して、図6(d)に示
すように、可変形状鏡11の反射面23を破線(ハ)又は
(ニ)に示すような凹面状又は凸面状に変化させると、撮
像素子3で撮像される画像は、図6(d')に示すように、
実際の被写体よりも細い像又は太い像として形成され
る。
【0019】また、このように構成された可変形状鏡1
1の反射面23の変形が特定の箇所で行なわれるよう
に、分割された電極22に供給する電圧を制御すると、
撮像素子3で撮像される画像は、撮影画面内の所望箇所
の被写体にのみ特殊効果が与えられた画像として形成さ
れる。
【0020】例えば、図6(e)に示すように、破線(ホ)又
は(ヘ)で示すように右側領域の反射面23のみが傾斜す
るように、分割された電極22へ供給する電圧を制御す
ると、撮像素子3で撮像される画像は、図6(e')に示す
ように、一部(右側)の被写体のみ横ぶれが生じた画像
として形成される。
【0021】また、図6(f),(g)に示すように、それぞ
れ一部の領域(ここでは、右側領域、及び中央部領域)
の反射面23のみが破線(ト)又は(チ)、(リ)又は(ヌ)で示す
ような凹面状又は凸面状に変化するように、分割された
電極22へ供給する電圧を制御すると、撮像素子3で撮
像される画像は、図6(f'),(g')に示すように、それぞ
れ一部(ここでは、右側、中央)の被写体のみが細くあ
るいは太く変形した画像として形成される。
【0022】さらに、分割された電極22へ供給する電
圧を制御して、反射面23が、図6(h)に示すように、
左側及び右側が破線(ル)及び(ワ)で示すような凸面状で、
中央が破線(ヲ)で示すような凹面状となるように局所的
に凹凸を変えて変形させると、撮像素子3で撮像される
画像は、図6(h')に示すように、撮影画面内において局
所的に細く変形した被写体の像と太く変形した被写体の
像とが混合した画像として形成される。
【0023】なお、本例では、反射面23を行方向(X
方向)に変形させた場合について説明したが、列方向
(Y方向)に変形させて、列方向に特殊効果を与えた画
像を形成するようにしてもよく、さらには、2次元方向
に変形させて2次元方向に特殊効果を与えた画像を形成
することも勿論可能である。また、図7に上記の原理を
用いたその他の例として、特殊効果撮影時の被写体、撮
影画面及び変形する反射面の方向を示しておく。
【0024】図8は本実施形態のカメラに用いる可変形
状鏡の露光処理時及び露光中の駆動方法の一例を示す図
であり、(a)は可変形状鏡の電極の配置を示す説明図、
(b)は所定時間tごとの駆動対象となる電極パターン及
び印加電圧を示す説明図である。なお、ここでは可変形
状鏡の電極は、図8(a)に示すように、複数の電極aが
行方向(1、2、…j)および列方向(1、2、…i)
に配置されて碁盤目を形成しているものとする。このよ
うな電極の配置において、例えば列方向に反射面を傾け
る場合には、EEPROM14に記憶された駆動パター
ンデータの電極組み合わせは、図8(b)に示す組み合わ
せが該当する。この駆動パターンデータが入力データ端
末DTを介してデータ設定用バッファに格納される。
【0025】そして、可変形状鏡の駆動時には、データ
設定用バッファを介してタイミング発生回路27に信号
が送信されるが、時間t1においては、電極a11
21、…ai1に対応したデータが送信され、タイミング
発生回路27を介してスイッチングトランジスタを同時
にONし、電圧V1を印加する。また、時間t2において
は、同様に電極a12、a22、…ai2に対応したスイッチ
ングトランジスタを同時にONし、電圧V2を印加す
る。以下同様に対応する各電極に所定の電圧を印加して
行き、時間tjまで対応する各電極に所定の電圧を印加
することによって所望の形状の反射面が形成される。な
お、各時間t1、t2…に対応する電圧V1、V2…の大き
さは、リファレンス電圧Vrefと高電圧Vpとで任意
に決定するように制御されている。なお、本実施形態で
は、同じ電圧を印加する電極毎に組み合わせを選択する
ようにしたが、各電極と印加電圧との関係が設定できれ
ば、駆動方法及び駆動手順はこれに限定されることなく
種々の方法を用いて制御することが可能であることはい
うまでもない。
【0026】そして、本発明では、このような可変形状
鏡を構成する電極の駆動が、露光時に行われるように駆
動のタイミングがシステムコントローラ13を介してコ
ントロールされている。図9は本実施形態のカメラにお
ける撮影時の駆動制御を示すフローチャートである。図
9において、カメラをONすると、まず、カメラのEE
PROM114に記憶されていた諸データが読み出され
る(ステップS1)。次いで、モード選択画面が例えば
図1に示すカメラのモードLCD9に表示され、撮影者
はモード選択を行う。そこで、撮影者により選択された
モードをチェックする(ステップS2)。なお、モード
選択には、通常撮影モード、撮影画像の再生モード、各
種数値の設定モード、特殊効果撮影モード、及び外部と
の通信モード等があり、それぞれのモードにより処理が
異なるが、ここでは説明の便宜上、特殊効果撮影モード
又は通常の撮影モードが選択されるものとして説明す
る。なお、特殊効果撮影モードは、可変形状鏡駆動許可
モードとしての役割を、また、通常の撮影モードは、可
変形状鏡駆動禁止モードとしての役割を、夫々果たすよ
うになっている。また、特殊効果撮影モードは、図6及
び図7に示すような、特殊効果撮影に対応できるように
複数種類用意されているが、ここでは、説明の便宜上、
そのうちの1つの特殊効果撮影モードが可変形状鏡駆動
許可モードとして選択されているものとする。可変形状
鏡駆動禁止モードが選択された場合には、可変形状鏡の
ミラー駆動部の電源をOFFにして可変形状鏡が駆動さ
れない状態を保持する(ステップS3)。
【0027】可変形状鏡駆動許可モードが選択された場
合には、可変形状鏡の駆動部の電源をONして(ステッ
プS4)可変形状鏡を構成する図2に示す各電極22に
対しEEPROM14から予め読み出しておいた所定の
電圧値(初期化データ)を可変形状鏡の電源回路に送信
することで(ステップS5)、反射面23の向き及び変
形状態を初期状態にする(ステップS6)。
【0028】その後、可変形状鏡駆動許可モード、可変
形状鏡駆動禁止モードのいずれが選択された場合も、ス
トロボ撮影を行なう場合には撮影者の所定の操作により
ストロボ充電処理を開始する(ステップS7)。次い
で、レリーズ釦が半押しされているか否かのチェックを
行い、レリーズ釦が半押しされるまでこの処理を繰りか
えす。レリーズ釦が半押しされている場合には、測距処
理を行う(ステップS9)。
【0029】測距処理が終了後、測光処理を行う(ステ
ップS10)。その後、ストロボ撮影の場合にはストロ
ボが充電中であるか否かのチェックを行い、充電中の場
合は充電が完了するまで待つ(ステップS11)。
【0030】ストロボ充電が完了後に、可変形状鏡駆動
許可モード、可変形状鏡駆動禁止モードのいずれが選択
されているかのチェックを行ない(ステップS12)、
可変形状鏡駆動許可モードが選択されている場合には、
可変形状鏡を構成する各電極へ変形状態に応じて駆動す
る電極の組み合わせが記録されたデータをメモリから取
り出して可変形状鏡の駆動回路へ送信し(ステップS1
3)、そのデータによって可変形状鏡の駆動回路の駆動
対象電極へ電圧を印加して可変形状鏡を駆動して反射面
を変形させ(ステップS14)、反射面が変形している
可変形状鏡を介して撮像素子13で撮像し、撮像された
画像を図1に示す画像表示部30にモニタ表示する(ス
テップS15)。なお、ぶれ効果等動きのあるシーンを
つくる特殊効果撮影の可変形状鏡駆動モードが選択され
ている場合には、モニタ画像表示中に可変形状鏡が駆動
している場合もある。そこで、画像表示はぶれ効果等、
特殊効果が得られるために必要な所定時間継続的に行な
う(ステップS16)。所定時間経過後は、経過時の画
像状態が表示され続けるようにする。なお、ここでは画
像表示をOFFにしてもよい。一方、可変形状鏡駆動禁
止モードが選択されている場合には、これらの処理を行
なわずに、可変形状鏡が駆動されない状態を保持する。
【0031】その後、レリーズ釦が全押しされるまで処
理を待ち(ステップS17)、レリーズ釦が全押しされ
た場合には、可変形状鏡駆動許可モード、可変形状鏡駆
動禁止モードのいずれが選択されているかのチェックを
行なう(ステップS18)。可変形状鏡駆動許可モード
が選択されている場合には、撮像系に配置された可変形
状鏡を特殊効果撮影モードの所望の変形状態に変形させ
た状態で露光処理を行ない、(ステップS19)、一
方、可変形状鏡駆動禁止モードが選択されている場合に
は、可変形状鏡が駆動されない状態を保持して、露光処
理を行なう(ステップS20)。それぞれの露光処理で
は、測光処理で得られた値に応じて絞りの開口及びシャ
ッタースピードを制御しながら、メカシャッタ駆動、撮
像素子3の制御、ストロボ発光等の露光動作を行ない、
得られた画像信号に基づいて画像処理を行なう。
【0032】なお、可変形状鏡駆動許可モードが選択さ
れている場合の露光処理においては、絞りの開口及びシ
ャッタースピードの制御、メカシャッタ駆動、撮像素子
3の制御、ストロボ発光等の露光動作をする前に、メモ
リから読み出した初期化データを送信し、露光動作中に
可変形状鏡を構成する各電極へ変形状態に応じて可変形
状鏡を駆動して反射面を変形させる。
【0033】露光処理後、撮像された画像を図1に示す
画像表示部30にモニタ表示し(ステップS21)、必
要に応じて撮影者の操作によりメモリカード等の記録媒
体に記録する(ステップS22)。
【0034】その後、可変形状鏡駆動許可モード、可変
形状鏡駆動禁止モードのいずれが選択されているかのチ
ェックを行ない(ステップS23)、可変形状鏡駆動許
可モードが選択されている場合には、メモリから読み出
した初期化データを送信し(ステップS24)、可変形
状鏡の反射面の状態を初期化する(ステップS25)。
一方、可変形状鏡駆動禁止モードが選択されている場合
には、これら可変形状鏡の初期化処理(ステップS23
〜S25)は行なわない。その後、可変形状鏡の駆動部
の電源をOFFにして一駒の撮影処理が終了する。な
お、これら可変形状鏡の初期化処理(ステップS23〜
S25)は、可変形状鏡駆動許可モードが選択されてい
る場合の露光処理後(ステップS19)に、直ちに行う
ようにシステムコントローラ13を介してシーケンス制
御してもよい。
【0035】このように、本実施形態の可変形状鏡を用
いたカメラによれば、撮像面付近において、露光時また
は露光中に、像倍率や、像歪み等の光学伝達特性が所望
の光学伝達特性に変わるように、可変形状鏡に設けられ
た少なくとも一部の電極を駆動して反射面を変形させる
ようにしたので、意図的に、例えば、ぶれ(一部ぶれ含
む)や、露光間ズームや、像の回転や、像の圧伸歪み変
形などの動きのあるシーンを、機械的な駆動を伴わず
に、反射面を光学的に変位させるだけで、簡単・高速に
作ることができる。また、予め特殊効果撮影した画像を
モニタ表示し、確認することができるようにしたので、
特殊効果撮影の効果が撮影後だけでなく撮影前において
も確認できる。また、ズーム駆動を可変形状鏡を電気的
な力で変形させることにより行うようにしたので、ズー
ム駆動が撮影レンズ鏡筒のホールディングに悪影響を与
えることがない。
【0036】なお、本実施例において、同じ特殊効果撮
影の条件でもって連写をするような場合には、最初に設
定した可変形状鏡駆動許可モードの動作で全駒撮影し、
繰り返し同じ特殊効果が得られる撮影が可能となるよう
にシステムコントローラを介してシーケンス制御すると
よい。
【0037】なお、本発明に用いる可変形状鏡は、静電
引力で駆動する構成の他に、例えば、電磁気力で駆動す
る構成や、圧電効果を用いて構成したものなど、電気的
な力を用いて反射面を駆動させることができるものを用
いても勿論よい。
【0038】次に、本発明のカメラに適用可能な可変形
状鏡の構成例について説明する。
【0039】図10は本発明のカメラを適用した光学装
置の他の実施例にかかる、光学特性ミラーを用いたデジ
タルカメラのケプラー式ファインダーの概略構成図であ
る。もちろん、銀塩フィルムカメラにも使える。まず、
光学特性可変形状鏡409について説明する。
【0040】光学特性可変形状鏡409は、アルミコー
ティングされた薄膜(反射面)409aと複数の電極4
09bからなる光学特性可変形状鏡(以下、単に可変形
状鏡と言う。)であり、411は各電極409bにそれ
ぞれ接続された複数の可変抵抗器、412は可変抵抗器
411と電源スイッチ413を介して薄膜409aと電
極409b間に接続された電源、414は複数の可変抵
抗器411の抵抗値を制御するための演算装置、41
5,416及び417はそれぞれ演算装置414に接続
された温度センサー、湿度センサー及び距離センサー
で、これらは図示のように配設されて1つの光学装置を
構成している。
【0041】なお、対物レンズ902、接眼レンズ90
1、及び、プリズム404、二等辺直角プリズム40
5、ミラー406及び可変形状鏡の各面は、平面でなく
てもよく、球面、回転対称非球面の他、光軸に対して偏
心した球面、平面、回転対称非球面、あるいは、対称面
を有する非球面、対称面を1つだけ有する非球面、対称
面のない非球面、自由曲面、微分不可能な点又は線を有
する面等、いかなる形状をしていてもよく、さらに、反
射面でも屈折面でも光に何らかの影響を与え得る面なら
ばよい。以下、これらの面を総称して拡張曲面という。
【0042】また、薄膜409aは、例えば、P.Rai-ch
oudhury編、Handbook of Michrolithography, Michroma
chining and Michrofabrication, Volume 2:Michromach
ining and Michrofabrication,P495,Fig.8.58, SPIE PR
ESS刊やOptics Communication, 140巻(1997年)P187〜
190に記載されているメンブレインミラーのように、複
数の電極409bとの間に電圧が印加されると、静電気
力により薄膜409aが変形してその面形状が変化する
ようになっており、これにより、観察者の視度に合わせ
たピント調整ができるだけでなく、さらに、レンズ90
1,902及び/又はプリズム404、二等辺直角プリ
ズム405、ミラー406の温度や湿度変化による変形
や屈折率の変化、あるいは、レンズ枠の伸縮や変形及び
光学素子、枠等の部品の組立誤差による結像性能の低下
が抑制され、常に適正にピント調整並びにピント調整で
生じた収差の補正が行われ得る。なお、電極409bの
形は、例えば図12、13に示すように、薄膜409a
の変形のさせ方に応じて選べばよい。
【0043】本実施例によれば、物体からの光は、対物
レンズ902及びプリズム404の各入射面と射出面で
屈折され、可変形状鏡409で反射され、プリズム40
4を透過して、二等辺直角プリズム405でさらに反射
され(図10中、光路中の+印は、紙面の裏側へ向かっ
て光線が進むことを示している。)、ミラー406で反
射され、接眼レンズ901を介して眼に入射するように
なっている。このように、レンズ901,902、プリ
ズム404,405、及び、可変形状鏡409によっ
て、本実施例の光学装置の観察光学系を構成しており、
これらの各光学素子の面形状と肉厚を最適化することに
より、物体面の収差を最小にすることができるようにな
っている。
【0044】すなわち、反射面としての薄膜409aの
形状は、結像性能が最適になるように演算装置414か
らの信号により各可変抵抗器411の抵抗値を変化させ
ることにより制御される。すなわち、演算装置414
へ、温度センサー415、湿度センサー416及び距離
サンサー417から周囲温度及び湿度並びに物体までの
距離に応じた大きさの信号が入力され、演算装置414
は、これらの入力信号に基づき周囲の温度及び湿度条件
と物体までの距離による結像性能の低下を補償すべく、
薄膜409aの形状が決定されるような電圧を電極40
9bに印加するように、可変抵抗器411の抵抗値を決
定するための信号を出力する。このように、薄膜409
aは電極409bに印加される電圧すなわち静電気力で
変形させられるため、その形状は状況により非球面を含
む様々な形状をとり、印加される電圧の極性を変えれば
凸面とすることもできる。なお、距離センサー417は
なくてもよく、その場合、固体撮像素子408からの像
の信号の高周波成分が略最大になるように、デジタルカ
メラの撮像レンズ403を動かし、その位置から逆に物
体距離を算出し、可変形状鏡を変形させて観察者の眼に
ピントが合うようにすればよい。
【0045】また、薄膜409aをポリイミド等の合成
樹脂で製作すれば、低電圧でも大きな変形が可能である
ので好都合である。なお、プリズム404と可変形状鏡
409を一体的に形成してユニット化することができ
る。
【0046】また、図示を省略したが、可変形状鏡40
9の基板上に固体撮像素子408をリソグラフィープロ
セスにより一体的に形成してもよい。
【0047】また、レンズ901,902、プリズム4
04,405、ミラー406は、プラスチックモールド
等で形成することにより任意の所望形状の曲面を用意に
形成することができ、製作も簡単である。なお、本実施
例の撮像装置では、レンズ901,902がプリズム4
04から離れて形成されているが、レンズ901,90
2を設けることなく収差を除去することができるように
プリズム404,405、ミラー406、可変形状鏡4
09を設計すれば、プリズム404,405、可変形状
鏡409は1つの光学ブロックとなり、組立が容易とな
る。また、レンズ901,902、プリズム404,4
05、ミラー406の一部あるいは全部をガラスで作製
してもよく、このように構成すれば、さらに精度の良い
撮像装置が得られる。
【0048】なお、図10の例では、演算装置414、
温度センサー415、湿度センサー416、距離センサ
ー417を設け、温湿度変化、物体距離の変化等も可変
形状鏡409で補償するようにしたが、そうではなくて
もよい。つまり、演算装置414、温度センサー41
5、湿度センサー416、距離センサー417を省き、
観察者の視度変化のみを可変形状鏡409で補正するよ
うにしてもよい。
【0049】次に、可変形状鏡409の別の構成につい
て述べる。
【0050】図11は本発明のカメラに適用可能な可変
形状鏡409の他の実施例を示しており、この実施例で
は、薄膜409aと電極409bとの間に圧電素子40
9cが介装されていて、これらが支持台423上に設け
られている。そして、圧電素子409cに加わる電圧を
各電極409b毎に変えることにより、圧電素子409
cに部分的に異なる伸縮を生じさせて、薄膜409aの
形状を変えることができるようになっている。電極40
9bの形は、図12に示すように、同心分割であっても
よいし、図13に示すように、矩形分割であってもよ
く、その他、適宜の形のものを選択することができる。
図11中、424は演算装置414に接続された振れ
(ブレ)センサーであって、例えばデジタルカメラの振
れを検知し、振れによる像の乱れを補償するように薄膜
409aを変形させるべく、演算装置414及び可変抵
抗器411を介して電極409bに印加される電圧を変
化させる。このとき、温度センサー415、湿度センサ
ー416及び距離センサー417からの信号も同時に考
慮され、ピント合わせ、温湿度補償等が行われる。この
場合、薄膜409aには圧電素子409cの変形に伴う
応力が加わるので、薄膜409aの厚さはある程度厚め
に作られて相応の強度を持たせるようにするのがよい。
【0051】図14は本発明のカメラに適用可能な可変
形状鏡409のさらに他の実施例を示している。この実
施例は、薄膜409aと電極409bの間に介置される
圧電素子が逆方向の圧電特性を持つ材料で作られた2枚
の圧電素子409c及び409c’で構成されている点
で、図11に示された実施例とは異なる。すなわち、圧
電素子409cと409c’が強誘電性結晶で作られて
いるとすれば、結晶軸の向きが互いに逆になるように配
置される。この場合、圧電素子409cと409c’は
電圧が印加されると逆方向に伸縮するので、薄膜409
aを変形させる力が図14に示した実施例の場合よりも
強くなり、結果的にミラー表面の形を大きく変えること
ができるという利点がある。
【0052】圧電素子409c,409c’に用いる材
料としては、例えばチタン酸バリウム、ロッシエル塩、
水晶、電気石、リン酸二水素カリウム(KDP)、リン
酸二水素アンモニウム(ADP)、ニオブ酸リチウム等
の圧電物質、同物質の多結晶体、同物質の結晶、PbZ
rO3とPbTiO3の固溶体の圧電セラミックス、二フ
ッ化ポリビニール(PVDF)等の有機圧電物質、上記
以外の強誘電体等があり、特に有機圧電物質はヤング率
が小さく、低電圧でも大きな変形が可能であるので、好
ましい。なお、これらの圧電素子を利用する場合、厚さ
を不均一にすれば、上記実施例において薄膜409aの
形状を適切に変形させることも可能である。
【0053】また、圧電素子409c,409c’の材
質としては、ポリウレタン、シリコンゴム、アクリルエ
ラストマー、PZT、PLZT、ポリフッ化ビニリデン
(PVDF)等の高分子圧電体、シアン化ビニリデン共
重合体、ビニリデンフルオライドとトリフルオロエチレ
ンの共重合体等が用いられる。圧電性を有する有機材料
や、圧電性を有する合成樹脂、圧電性を有するエラスト
マー等を用いると可変形状鏡面の大きな変形が実現でき
てよい。
【0054】なお、図11、15の圧電素子409cに
電歪材料、例えば、アクリルエラストマー、シリコンゴ
ム等を用いる場合には、圧電素子409cを別の基板4
09c−1と電歪材料409c−2を貼り合わせた構造
にしてもよい。
【0055】図15は本発明のカメラに適用可能な可変
形状鏡409のさらに他の実施例を示している。この実
施例では、圧電素子409cが薄膜409aと電極40
9dとにより挟持され、薄膜409aと電極409d間
に演算装置414により制御される駆動回路425を介
して電圧が印加されるようになっており、さらにこれと
は別に、支持台423上に設けられた電極409bにも
演算装置414により制御される駆動回路425を介し
て電圧が印加されるように構成されている。したがっ
て、この実施例では、薄膜409aは電極409dとの
間に印加される電圧と電極409bに印加される電圧に
よる静電気力とにより二重に変形され得、上記実施例に
示した何れのものよりもより多くの変形パターンが可能
であり、かつ、応答性も速いという利点がある。
【0056】そして、薄膜409a、電極409d間の
電圧の符号を変えれば、可変形状鏡を凸面にも凹面にも
変形させることができる。その場合、大きな変形を圧電
効果で行ない、微細な形状変化を静電気力で行なっても
よい。また、凸面の変形には圧電効果を主に用い、凹面
の変形には静電気力を主に用いてもよい。なお、電極4
09dは電極409bのように複数の電極から構成され
てもよい。この様子を図15に示した。なお、本願で
は、圧電効果と電歪効果、電歪をすべてまとめて圧電効
果と述べている。従って、電歪材料も圧電材料に含むも
のとする。
【0057】図16は本発明のカメラに適用可能な可変
形状鏡409のさらに他の実施例を示している。この実
施例は、電磁気力を利用して反射面の形状を変化させ得
るようにしたもので、支持台423の内部底面上には永
久磁石426が、頂面上には窒化シリコン又はポリイミ
ド等からなる基板409eの周縁部が載置固定されてお
り、基板409eの表面にはアルミニウム等の金属コー
トで作られた薄膜409aが付設されていて、可変形状
鏡409を構成している。基板409eの下面には複数
のコイル427が配設されており、これらのコイル42
7はそれぞれ駆動回路428を介して演算装置414に
接続されている。したがって、各センサー415,41
6,417,424からの信号によって演算装置414
において求められる光学系の変化に対応した演算装置4
14からの出力信号により、各駆動回路428から各コ
イル427にそれぞれ適当な電流が供給されると、永久
磁石426との間に働く電磁気力で各コイル427は反
発又は吸着され、基板409e及び薄膜409aを変形
させる。
【0058】この場合、各コイル427はそれぞれ異な
る量の電流を流すようにすることもできる。また、コイ
ル427は1個でもよいし、永久磁石426を基板40
9eに付設しコイル427を支持台423の内部底面側
に設けるようにしてもよい。また、コイル427はリソ
グラフィー等の手法で作るとよく、さらに、コイル42
7には強磁性体よりなる鉄心を入れるようにしてもよ
い。
【0059】この場合、薄膜コイル427の巻密度を、
図17に示すように、場所によって変化させることによ
り、基板409e及び薄膜409aに所望の変形を与え
るようにすることもできる。また、コイル427は1個
でもよいし、また、これらのコイル427には強磁性体
よりなる鉄心を挿入してもよい。
【0060】図18は本発明のカメラに適用可能な可変
形状鏡409のさらに他の実施例を示している。この実
施例では、基板409eは鉄等の強磁性体で作られてお
り、反射膜としての薄膜409aはアルミニウム等から
なっている。この場合、薄膜コイルを設けなくてもすむ
から、構造が簡単で、製造コストを低減することができ
る。また、電源スイッチ413を切換え兼電源開閉用ス
イッチに置換すれば、コイル427に流れる電流の方向
を変えることができ、基板409e及び薄膜409aの
形状を自由に変えることができる。図19はこの実施例
におけるコイル427の配置を示し、図20はコイル4
27の他の配置例を示しているが、これらの配置は、図
16に示した実施例にも適用することができる。なお、
図21は、図16に示した実施例において、コイル42
7の配置を図20に示したようにした場合に適する永久
磁石426の配置を示している。すなわち、図21に示
すように、永久磁石426を放射状に配置すれば、図1
6に示した実施例に比べて、微妙な変形を基板409e
及び薄膜409aに与えることができる。また、このよ
うに電磁気力を用いて基板409e及び薄膜409aを
変形させる場合(図10及び図18の実施例)は、静電
気力を用いた場合よりも低電圧で駆動できるという利点
がある。
【0061】以上いくつかの可変形状鏡の実施例を述べ
たが、ミラーの形を変形させるのに、図15の例に示す
ように、2種類以上の力を用いてもよい。つまり静電気
力、電磁力、圧電効果、磁歪、流体の圧力、電場、磁
場、温度変化、電磁波等のうちから2つ以上を同時に用
いて可変形状鏡を変形させてもよい。つまり2つ以上の
異なる駆動方法を用いて光学特性可変光学素子を作れ
ば、大きな変形と微細な変形とを同時に実現でき、精度
の良い鏡面が実現できる。
【0062】図22は本発明のさらに他の実施例に係
る、カメラに適用可能な可変形状鏡409を用いた撮像
系、例えば携帯電話のデジタルカメラ、カプセル内視
鏡、電子内視鏡、パソコン用デジタルカメラ、PDA用
デジタルカメラ等に用いられる撮像系の概略構成図であ
る。本実施例の撮像系は、可変形状鏡409と、レンズ
902と、固体撮像素子408と、制御系103とで一
つの撮像ユニット104を構成している。本実施例の撮
像ユニット104では、レンズ102を通った物体から
の光は可変形状鏡409で集光され、固体撮像素子40
8の上に結像する。可変形状鏡409は、光学特性可変
光学素子の一種であり、可変焦点ミラーとも呼ばれてい
る。
【0063】本実施例によれば、物体距離が変わっても
可変形状鏡409を変形させることでピント合わせをす
ることができ、レンズをモータ等で駆動する必要がな
く、小型化、軽量化、低消費電力化の点で優れている。
また、撮像ユニット104は本発明の撮像系としてすべ
ての実施例で用いることができる。また、可変形状鏡4
09を複数用いることでズーム、変倍の撮像系、光学系
を作ることができる。なお、図22では、制御系103
にコイルを用いたトランスの昇圧回路を含む制御系の構
成例を示している。特に積層型圧電トランスを用いる
と、小型化できてよい。昇圧回路は本発明のすべての電
気を用いる可変形状鏡、可変焦点レンズに用いることが
できるが、特に静電気力、圧電効果を用いる場合の可変
形状鏡、可変焦点レンズに有用である。
【0064】図23は本発明のカメラに適用可能な可変
形状鏡のさらに他の実施例に係る、マイクロポンプ18
0で流体161を出し入れし、レンズ面を変形させる可
変形状鏡188の概略構成図である。本実施例によれ
ば、レンズ面を大きく変形させることが可能になるとい
うメリットがある。マイクロポンプ180は、例えば、
マイクロマシンの技術で作られた小型のポンプで、電力
で動くように構成されている。流体161は、透明基板
163と、弾性体164との間に挟まれている。マイク
ロマシンの技術で作られたポンプの例としては、熱変形
を利用したもの、圧電材料を用いたもの、静電気力を用
いたものなどがある。
【0065】図24は本発明のカメラに適用可能なマイ
クロポンプの一実施例を示す概略構成図である。本実施
例のマイクロポンプ180では、振動板181は静電気
力、圧電効果等の電気力により振動する。図24では静
電気力により振動する例を示しており、図24中、18
2,183は電極である。また、点線は変形した時の振
動板181を示している。振動板181の振動に伴い、
2つの弁184,185が開閉し、流体161を右から
左へ送るようになっている。
【0066】本実施例の可変形状鏡188では、反射膜
189が流体161の量に応じて凹凸に変形すること
で、可変形状鏡として機能する。可変形状鏡188は流
体161で駆動されている。流体としては、シリコンオ
イル、空気、水、ゼリー、等の有機物、無機物を用いる
ことができる。
【0067】なお、静電気力、圧電効果を用いた可変形
状鏡、可変焦点レンズなどにおいては、駆動用に高電圧
が必要になる場合がある。その場合には、例えば図24
に示すように、昇圧用のトランス、あるいは圧電トラン
ス等を用いて制御系を構成するとよい。また、反射用の
薄膜409aは、変形しない部分にも設けておくと、可
変形状鏡の形状を干渉計等で測定する場合に、基準面と
して使うことができ便利である。
【0068】最後に、本発明で用いる用語の定義を述べ
ておく。
【0069】光学装置とは、光学系あるいは光学素子を
含む装置のことである。光学装置単体で機能しなくても
よい。つまり、装置の一部でもよい。
【0070】光学装置には、撮像装置、観察装置、表示
装置、照明装置、信号処理装置等が含まれる。
【0071】撮像装置の例としては、フィルムカメラ、
デジタルカメラ、ロボットの眼、レンズ交換式デジタル
一眼レフカメラ、テレビカメラ、動画記録装置、電子動
画記録装置、カムコーダ、VTRカメラ、電子内視鏡等
がある。デジカメ、カード型デジカメ、テレビカメラ、
VTRカメラ、動画記録カメラなどはいずれも電子撮像
装置の一例である。
【0072】観察装置の例としては、顕微鏡、望遠鏡、
眼鏡、双眼鏡、ルーペ、ファイバースコープ、ファイン
ダー、ビューファインダー等がある。
【0073】表示装置の例としては、液晶ディスプレ
イ、ビューファインダー、ゲームマシン(ソニー社製プ
レイステーション)、ビデオプロジェクター、液晶プロ
ジェクター、頭部装着型画像表示装置(head mo
unted display:HMD)、PDA(携帯
情報端末)、携帯電話等がある。
【0074】照明装置の例としては、カメラのストロ
ボ、自動車のヘッドライト、内視鏡光源、顕微鏡光源等
がある。
【0075】信号処理装置の例としては、携帯電話、パ
ソコン、ゲームマシン、光ディスクの読取・書込装置、
光計算機の演算装置等がある。
【0076】撮像素子は、例えばCCD、撮像管、固体
撮像素子、写真フィルム等を指す。また、平行平面板は
プリズムの1つに含まれるものとする。観察者の変化に
は、視度の変化を含むものとする。被写体の変化には、
被写体となる物体距離の変化、物体の移動、物体の動
き、振動、物体のぶれ等を含むものとする。
【0077】拡張曲面の定義は以下の通りである。球
面、平面、回転対称非球面のほか、光軸に対して偏心し
た球面、平面、回転対称非球面、あるいは対称面を有す
る非球面、対称面を1つだけ有する非球面、対称面のな
い非球面、自由曲面、微分不可能な点、線を有する面
等、いかなる形をしていても良い。反射面でも、屈折面
でも、光になんらかの影響を与えうる面ならば良い。本
発明では、これらを総称して拡張曲面と呼ぶことにす
る。
【0078】光学特性可変光学素子とは、可変焦点レン
ズ、可変形状鏡、面形状の変わる偏光プリズム、頂角可
変プリズム、光偏向作用の変わる可変回折光学素子、つ
まり可変HOE,可変DOE等を含む。
【0079】可変焦点レンズには、焦点距離が変化せ
ず、収差量が変化するような可変レンズも含むものとす
る。可変形状鏡についても同様である。要するに、光学
素子で、光の反射、屈折、回折等の光偏向作用が変化し
うるものを光学特性可変光学素子と呼ぶ。
【0080】情報発信装置とは、携帯電話、固定式の電
話、ゲームマシン、テレビ、ラジカセ、ステレオ等のリ
モコンや、パソコン、パソコンのキーボード、マウス、
タッチパネル等の何らかの情報を入力し、送信すること
ができる装置を指す。撮像装置のついたテレビモニタ
ー、パソコンのモニター、ディスプレイも含むものとす
る。情報発信装置は、信号処理装置の中に含まれる。
【0081】以上説明したように、本発明のカメラは、
特許請求の範囲に記載された発明の他に、次に示すよう
な特徴も備えている。
【0082】(1)連写時は最初に設定したモードの動
作で全駒撮影し、連写時においても繰り返し同じ効果の
撮影を可能とするようにシーケンス制御したことを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変形状鏡を備
えたカメラ。
【0083】
【発明の効果】以上、本発明によれば、撮像面付近にお
いて、露光時または露光中に、像倍率や、像歪み等の光
学伝達特性が所望の光学伝達特性に変わるように、可変
形状鏡に設けられた少なくとも一部の電極を駆動して反
射面を変形させるようにしたので、意図的に、例えば、
ぶれ(一部ぶれ含む)や、露光間ズームや、像の回転
や、像の圧伸歪み変形などの動きのあるシーンを、機械
的な駆動を伴わずに、反射面を光学的に変位させるだけ
で、簡単・高速に作ることができる。また、予め特殊効
果撮影した画像をモニタ表示し、確認することができる
ようにしたので、特殊効果撮影の効果が撮影後だけでな
く撮影前においても確認できる。また、ズーム駆動を可
変形状鏡を電気的な力で変形させることにより行うよう
にしたので、ズーム駆動が撮影レンズ鏡筒のホールディ
ングに悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるカメラのシステム
概略構成図である。
【図2】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡を構成
する電極の配置関係及び電圧制御を行なう電源回路部の
ブロック図である。
【図3】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡の複数
に分割された電極を駆動するときのタイミングチャート
である。
【図4】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡の電極
部を示す説明図であり、(a)〜(e)は、図2に示す上部電
極201の変形状態を示す側面図、(f)及び(g)は図2に
示す下部電極202の配置構成を示す平面図である。
【図5】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡の配置
を示す概略説明図である。
【図6】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡の変形
と画像との関係を示す説明図であり、(a)は可変形状鏡
を構成する複数に分割された電極を示す平面図、(b)は
可変形状鏡の反射面が平坦面となっている状態を示す側
面図、(b')は(b)の状態(通常撮影時)における撮影画
像の状態説明図、(c)〜(h)は可変形状鏡の反射面の変形
状態を示す側面図、(c')〜(h')は可変形状鏡の反射面を
(c)〜(h)に示すように変化させたときにできる撮影画像
の状態説明図である。
【図7】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡の変形
と画像との関係を示す他の例として、特殊効果撮影時の
被写体、撮影画面及び変形する反射面の方向を示す状態
説明図である。
【図8】本実施形態のカメラに用いる可変形状鏡の露光
処理時及び露光中の駆動方法の一例を示す図であり、
(a)は可変形状鏡の電極の配置を示す説明図、(b)は所定
時間tごとの駆動対象となる電極パターン及び印加電圧
を示す説明図である。
【図9】本実施形態のカメラにおける撮影時の駆動制御
を示すフローチャートである。
【図10】本発明のカメラを適用した光学装置の他の実
施例にかかる、光学特性ミラーを用いたデジタルカメラ
のケプラー式ファインダーの概略構成図である。
【図11】本発明のカメラに適用可能な可変形状鏡40
9の他の実施例を示す概略構成図である。
【図12】図11の実施例の可変形状鏡に用いる電極の
一形態を示す説明図である。
【図13】図11の実施例の可変形状鏡に用いる電極の
他の形態を示す説明図である。
【図14】本発明のカメラに適用可能な可変形状鏡40
9のさらに他の実施例を示す概略構成図である。
【図15】本発明のカメラに適用可能な可変形状鏡40
9のさらに他の実施例を示す概略構成図である。
【図16】本発明のカメラに適用可能な可変形状鏡40
9のさらに他の実施例を示す概略構成図である。
【図17】図16の実施例における薄膜コイル427の
巻密度の状態を示す説明図である。
【図18】本発明のカメラに適用可能な可変形状鏡40
9のさらに他の実施例を示す概略構成図である。
【図19】図18の実施例におけるコイル427の一配
置例を示す説明図である。
【図20】図18の実施例におけるコイル427の他の
配置例を示す説明図である。
【図21】図16に示した実施例において、コイル42
7の配置を図20に示したようにした場合に適する永久
磁石426の配置を示す説明図である。
【図22】本発明のさらに他の実施例に係る、カメラに
適用可能な可変形状鏡409を用いた撮像系、例えば携
帯電話のデジタルカメラ、カプセル内視鏡、電子内視
鏡、パソコン用デジタルカメラ、PDA用デジタルカメ
ラ等に用いられる撮像系の概略構成図である。
【図23】本発明のカメラに適用可能な可変形状鏡のさ
らに他の実施例に係る、マイクロポンプ180で流体1
61を出し入れし、レンズ面を変形させる可変形状鏡1
88の概略構成図である。
【図24】本発明のカメラに適用可能なマイクロポンプ
の一実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 撮像レンズ系 2 レンズ駆動部 3 撮像素子 4 撮像回路 5 測光回路(AE) 6 A/D変換器 7 バッファメモリ 8 ストロボ発光回路 9 モードLCD 10 操作スイッチ 11 可変形状鏡 12 可変形状鏡の駆動電源部(電源回路) 13 システムコントローラ 14 EEPROM 15 データ圧縮/伸張回路 16 1/F 17 外部1/F 18 ビデオメモリ 19 RISC型マイクロチップ 20 DSP(デジタル・シグナル・プロセッ
サ) 21 上部電極 22 下部電極 23 反射面 24 電圧制御回路部 25 電圧制御トランジスタ 26 制御回路 27 スイッチング用トランジスタ 28 制御電極 30 画像表示部 102 レンズ 103 制御系 104 撮像ユニット 160,180 マイクロポンプ 161 流体 163 透明基板 164 弾性体 181 振動板 182,183,409b,409d 電極 184,185 弁 188 可変形状鏡 189 反射膜 403 撮像レンズ 404 プリズム 405 二等辺直角プリズム 406 ミラー 408 固体撮像素子 409 光学特性可変形状鏡 409a 薄膜 409c,409c’ 圧電素子 409c−1,409e 基板 409c−2 電歪材料 411 可変抵抗器 412 電源 413 電源スイッチ 414 演算装置 415 温度センサー 416 湿度センサー 417 距離センサー 423 支持台 424 振れセンサー 425,428 駆動回路 426 永久磁石 427 コイル 901 接眼レンズ 902 対物レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 H04N 5/225 H04N 5/225 D Fターム(参考) 2H042 DA02 DA21 DD11 DD12 DD13 DE00 2H054 BB02 CB00 CB19 2H087 KA02 KA03 KA14 RA27 RA41 TA01 TA03 TA04 UA01 2H101 DD00 DD01 FF00 5C022 AA01 AB01 AB21 AB62 AB66 AB68 AC01 AC42 AC51 AC54 AC69 AC74 CA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを通して結像された画像から
    画像信号を得る撮像手段と、 前記撮影レンズと撮像手段との間に設けられ、静電引力
    により変形する反射面と該反射面の形状を制御する複数
    の電極とを有してなる可変形状鏡と、 前記撮像手段の撮像動作を制御する撮像制御手段と、 前記撮像制御手段により撮像がおこなわれるときに、前
    記複数の電極の少なくとも一部の電極を駆動する駆動手
    段と、を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段で撮像された画像をモニタ
    表示する表示手段を更に有し、 前記駆動手段で駆動を行って得られた画像を前記表示手
    段で表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮像制御手段により撮像がおこなわ
    れるときに、前記駆動手段を駆動する第1の動作モード
    と、前記駆動手段の駆動を禁止する第2の動作モードと
    を選択する選択手段を更に有することを特徴とする請求
    項1に記載のカメラ。
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