JP2002222834A - 超音波振動接合装置 - Google Patents

超音波振動接合装置

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JP2002222834A
JP2002222834A JP2001019149A JP2001019149A JP2002222834A JP 2002222834 A JP2002222834 A JP 2002222834A JP 2001019149 A JP2001019149 A JP 2001019149A JP 2001019149 A JP2001019149 A JP 2001019149A JP 2002222834 A JP2002222834 A JP 2002222834A
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resonator
suction
ultrasonic vibration
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JP2001019149A
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Shigeru Sato
茂 佐藤
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Altecs Co Ltd
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Altecs Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動損失の低減を図る。 【解決手段】 共振器1と支持機構30との何れか一方
に他方を点状又は線状に支えるための突起33;37を
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の重ね合され
た接合対象品を超音波振動で接合する超音波振動接合装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−307583号公報で開示
された共振器の支持装置では、共振器の最小振動振幅点
より外側に突出された支持部に共振器の接合作用面と平
行な平坦面を備え、加圧機構の可動端に装着されたホル
ダが支持部の平坦面と平行な平坦面を備え、支持部の平
坦面とホルダの平坦面とが互いに上下で接触されて固定
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数の接合対象品を超
音波振動で接合する際、共振器が接合対象品り受ける負
荷により、共振器の実際の最小振動振幅点が理論上の最
小振動振幅点よりずれて、共振器の支持部が振動するこ
とがある。そして、支持部が振動した場合、前記従来例
では支持部の平坦面とホルダの平坦面とを互いに広い面
を全面的に接触させた構造であるため、ホルダの平坦面
が上記支持部の振動を止めるように働き、共振器の振動
が損失することは否めない。
【0004】そこで、本発明は、振動の損失を低減でき
る超音波振動接合装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、複数
の接合対象品を超音波振動で接合する際、共振器が接合
対象品より受ける負荷により、共振器の実際の最小振動
振幅点が理論上の最小振動振幅点よりずれて、共振器の
支持部が振動した場合でも、共振器と支持機構との何れ
か一方に設けた突起で他方を点状又は線状に支えること
により、支持部から支持機構への負荷を分散し、支持機
構が上記支持部の振動を止めるような、振動の損失を低
減することができる。又、本発明にあっては、突起を支
持機構に設ければ、共振器を交換しても支持機構を共通
使用することから、突起を共振器にを設けた場合より
も、経済的に有利である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の一実施形態
であって、図1のa図は主要部分の正面を示し、図1の
b図は主要部分の側面を示し、図2は共振器1の上面を
示し、図3は共振器1の背面を示し、図4は共振器1と
振動子25及び支持機構30を分解した外観を示し、図
5は超音波振動接合装置61の正面を示す。
【0007】図1を参照し、実施形態の主要部分につい
て説明する。共振器1はホーン本体2の外側に接合作用
部3;4及び支持部5を有する。支持機構30は共振器
1の支持部5を上下方向より挟むように上下支持腕3
1:32に分割された形態である。上支持腕31はホー
ン本体2の上を非接触に跨ぐように突出した取付部33
を有し、取付部33の下面より下方に突出した突起34
を有する。突起34はa図に示すような取付部33より
下方に行くに従って徐々に細くなる半円形又は三角形或
いは台形のような断面形状を有すると共にb図に示すよ
うな一側から他側に連続した形状を有する。下支持腕3
2は前後に分割された形態であって、各下支持腕32が
取付部36を有し、取付部36の上面より上方に突出し
た突起37を有する。突起37はa図に示すような取付
部36より上方に行くに従って徐々に細くなる半円形又
は三角形或いは台形のような断面形状を有すると共にb
図に示すような一側から他側に連続した形状を有する。
上下支持腕31;32が図4に示す弾性体40で連結さ
れることにより、支持機構30が共振器1を挟むように
取付ける場合、突起34;37の先端部が共振器1の平
坦な取付面6;7に接触して当該取付面6;7を線状に
支持する。
【0008】そして、接合作用部3;4に対峙するマウ
ントテーブル67と支持機構30とが互いに近づくよう
に相対的に移動することにより、接合作用部3;4とマ
ウントテーブル67とがそれらの間に複数の接合対象品
12;13を積層状に挟み付けて加圧し、超音波振動が
共振器1から接合対象品に作用することにより、積層状
の接合対象品12;13が超音波振動で接合される。こ
の場合、共振器1が接合対象品13;14より受ける負
荷により、共振器1の実際の最小振動振幅点が理論上の
最小振動振幅点よりずれて、共振器1の支持部5が振動
した場合でも、支持部5が支持機構30の突起34;3
7と線状に接触し支えられており、支持部5から取付部
33;36への負荷が分散するので、支持機構30の取
付部33;36が上記支持部5の振動を止めるような、
振動の損失を低減することができる。
【0009】図2及び図3を参照し、共振器1について
詳述する。共振器1はホーン本体2と接合作用部3;4
と支持部5と結合部15及び吸引吸着孔部8;9を備え
た、アルミニウム又はチタンのような合金又は焼入れさ
れた鉄等のような音響特性の良い素材からなる単一ボデ
ィとして形成される。ホーン本体2は図3に示す振動子
25から伝達された超音波振動の共振周波数の少なくと
も1波長の長さ(最大振動振幅点f1から最大振動振幅
点f5までの長さ)を有する棒状である。図3に示す仮
想線L1は振動振幅の変位を示す波形である。接合作用
部3;4はホーン本体2における中央の最大振動振幅点
f3の位置でホーン本体2の上下の外側面に配置される
と共に図1の接合対象品12よりも大きな平面積に形成
された先端面を有しており、ホーン本体2の上下面と同
一面であっても上下面より窪んでいても良いが、図示の
ようにホーン本体2の上下面より突出していれば、厚さ
の薄い接合対象品12を接合する場合に、接合作用部
3;4が接合対象品12と接触し、ホーン本体2の接合
作用部3;4周りの面が接合対象品12;13と接触し
ないので、最適である。接合作用部3;4の先端面は振
動方向Xに平行する平坦面である。
【0010】支持部5は最大振動振幅点f3より左右両
側に等距離の最小振動振幅点f2;f4の位置でホーン
本体2の前後の外側面に位置しており、ホーン本体2に
中心線L2及び最大振動振幅点f3を通り中心線L2に
直交する中心線L3を線対象軸とする対称位置に配置さ
れ、かつ、前後左右対象形である。支持部5は取付面
6;7と根元部16と中間部17と先端部18とを備え
る。取付面6;7は先端部18の上下面であって、接合
作用部3;4と平行する平坦面として形成される。根元
部16は最小振動振幅点f2;f4の位置でホーン本体
2より外側に振動方向Xと直交するようにまっすぐ突出
する厚肉な板状である。中間部17は根元部16と先端
部18とを繋ぐものであって、振動方向Xと平行する方
向の薄肉な板状である。先端部18は振動方向Xと平行
する方向の厚肉な板状である。
【0011】根元部16と中間部17と先端部18より
なるクランク形状は前後左右対象形状であるが、左右同
じ向きでも良い。結合部15は共振器1に図3に示す振
動子25又は図外のブースタを図4に示す無頭ねじ26
により同軸状に取付けるための雌ねじが形成されたねじ
孔であって、ホーン本体2の最大振動振幅点f1;f5
が存在する左右端面の中央に形成される。共振器1は振
動子25から伝達された超音波振動の振動振幅を増幅す
るために支持部5の間に位置するホーン本体2の中間部
17にくびれ部19を形成したが、くびれ部19は設け
られないこともある。吸引吸着孔部8;9は一方の接合
対象品12が図5示す半導体チップ12のように他方の
接合対象品13に精度の良く位置を合わて接合を行なう
ためのものであって、一方の接合対象品12が半導体チ
ップ12のような高精度な位置合せを必要としない場合
や大きい物の場合には吸引吸着孔部8;9を設けないこ
ともある。
【0012】吸引吸着孔部8;9はホーン本体2の最大
振動振幅点f3に設けられている。一方の吸引吸着孔部
8は接合作用部3の先端面の中央より接合作用部3の内
部を経由してホーン本体2の内部まで空けられた縦孔2
1と、ホーン本体2の後面の中央より内部を経由して縦
孔21に連なるように空けられた横孔22とより形成さ
れており、接合作用部3における縦孔21の開口は図1
の接合対象品12を吸付ける吸着側口であり、ホーン本
体2における横孔22の開口は図4の吸引パッド51を
接続する吸引側口である。他方の吸引吸着孔部9は接合
作用部4の先端面の中央より接合作用部4の内部を経由
してホーン本体2の内部まで空けられた縦孔23と、ホ
ーン本体2の後面の中央より内部を経由して縦孔23に
連なるように空けられた横孔24とより形成されてお
り、接合作用部3;4における縦孔23の開口は接合対
象品12を吸付ける吸着側口であり、ホーン本体2にお
ける横孔24の開口は吸引パッド51を接続する吸引側
口である。縦孔21と縦孔22とは互いに離隔してい
る。
【0013】又、共振器1は接合作用部3;4をホーン
本体2の上下間でホーン本体2の長さ方向に延びた中心
線L2より上下に等距離H1の位置に有し、支持部5の
取付面6;7を中心線L2より上下に等距離H2の位置
に有する。このため、図1の接合対象品12;13を超
音波振動で接合する場合において、支持機構30に対し
共振器1の上下を入れ替えるように、共振器1を反転し
て使用することが可能である。つまり、一方の接合作用
部3を使用して接合対象品12;13を超音波振動下で
接合する場合は支持部5の一方の取付面7が支持機構3
0の取付部33に取付られ、他方の接合作用部4を使用
して接合対象品12;13を超音波振動下で接合する場
合は支持部5の一方の取付面6が支持機構30の取付部
33に取付られる。このように支持機構30の取付部3
3に対し共振器1の上下が入れ替えられても、取付部3
3から接合に使用する接合作用部3;4までの距離が一
定である。このため、何れの接合作用部3;4を使用す
る場合でも、接合作用部3;4とマウントテーブル67
とが互いに近づくための移動距離が同じであり、接合対
象品12;13を適切に接合することができる。
【0014】又、接合対象品12;13を熱と超音波振
動との併用で接合する場合、傍熱型又は直熱型ヒーター
を使用できる。傍熱型ヒーターの場合は熱風を使用する
か又はヒーター線を有する電熱源を共振器1の周囲に配
置することで実現でき、直熱型の場合は図2に仮想線で
示すようにホーン本体2の最小振動振幅点f2;f4の
一方又は両方にヒーター線を有する電熱源85を接触す
るように装着すればヒーター線の耐久性が上がる。電熱
源85をホーン本体2に装着する場合、ホーン本体2に
孔を形成し、その孔に電熱源85を接触するように挿入
しても良い。このように共振器1を加熱した場合でも、
図1に示すように、支持部5が支持機構30の突起3
4;37により線状に支えられているので、ホーン本体
2から支持部5及び取付部33;36を経由して上下支
持腕31;32に伝達する熱量を低減し、電熱源からの
熱を共振器1から接合対象品12に効果的に伝達するこ
とができる。
【0015】又、吸引吸着孔部8;9は吸引側口を中心
線L2より上下に等距離H3の位置に有する。このた
め、接合対象品を超音波振動で接合する場合において、
図1の支持機構30に対し共振器1の上下を入れ替える
ように、共振器1を反転して使用することが可能であ
る。即ち、中心線L2と図4に示す吸引パッド51との
距離を不変と定めた状態において、下側の接合作用部3
を使用する場合は共振器1が上側の取付面7を基準とし
て支持機構30の取付部33に取付けられると共に図4
の吸引パッド51が上側の吸引側口と接続して接合作用
部3が接合対象品12を吸引吸着することができ、上側
の接合作用部4を使用する場合は共振器1の上下が入れ
替えられて共振器1が下側の取付面6を基準として支持
機構30の取付部33に取付けられると共に吸引パッド
51が下側の吸引側口と接続して接合作用部4が接合対
象品12を吸引吸着することができる。
【0016】更に、支持機構30に突起34;37を設
ける代りに共振器1に突起34;37を設けても良い
が、実施形態のように突起34;37を支持機構30に
設けた方が経済的である。その理由は、共振器1に突起
34;37を設けた場合は共振器1毎に突起34;37
を設けなければならないが、突起34;37を支持機構
30に設けた場合は共振器1を交換しても支持機構30
を共通使用するからである。
【0017】図4を参照し、支持機構30について詳述
する。支持機構30は上下支持腕31:32及び弾性体
40により形成される。上支持腕31は取付部33と連
結部35及び突起34を備えた、鉄系の素材からなる単
一ボディとして形成される。取付部33は支持部5と位
置が対応するように上支持腕31の四隅部より下方に突
出する。取付部33の下面は支持部5の取付面6;7と
平行する平坦面であって、複数の突起34を有する。連
結部35は図5に示す超音波振動接合装置61の加圧機
構であるエアシリンダ74のピストンロッド75に上支
持腕31を取付けるための雌ねじの形成されたねじ孔で
あって、上支持腕31の中央部に形成される。
【0018】下支持腕32は前後に分割されており、下
支持腕32のそれぞれは取付部36及び突起37を備え
た、鉄系の素材からなる単一ボディとして形成される。
各下支持腕32の取付部36は共振器1の支持部5と位
置が対応するように各下支持腕32の左右端部より上方
に突出する。取付部36の上面は支持部5の取付面6;
7と平行する平坦面であって、複数の突起37を有す
る。上下支持腕31:32には弾性体40を係留するば
ね掛部38;39が装着される。弾性体40は上下支持
腕31:32を互いに近づく方向に付勢するものであっ
て、コイルばねにより形成される。弾性体40の上端が
上支持腕31のばね掛部38に掛け止められ、弾性体4
0の下端が下支持腕32のばね掛部39に掛け止められ
ることにより、弾性体40が上支持腕31と下支持腕3
2とを連結する。
【0019】共振器1の吸引吸着孔部8;9に吸引パッ
ド51を接続したり離したりするために、支持機構30
に取付けられたパッド移動機構45は上支持腕31の外
側にボルト46で取付けられたブラケット47を備え
る。上支持腕31の左右方向中央より下方に延びたブラ
ケット47にはエアシリンダ48が取付けられる。エア
シリンダ48のピストンロッド49にはホース継手50
が装着される。ホース継手50の前面には弾性を有する
合成樹脂よりなるラッパ状の吸引パッド51が装着され
る。ホース継手50にはゴム又は合成樹脂よりなる吸引
用ホース52の一端が装着される。吸引用ホース52の
他端は図外の真空ポンプのような吸引発生源に図外のバ
ルブを介して接続される。
【0020】そして、エアシリンダ48の伸長動作によ
り、ホース継手50が前進し、吸引パッド51が吸引側
口又は吸引側口の周囲におけるホーン本体2の裏面に接
触し、吸引パッド51の先端開口部が外側に弾性変形し
つつ広がり、吸引吸着孔部8又は吸引吸着孔部9と吸引
用ホース52の内部孔部とが、ホース継手50の内部孔
と吸引パッド51の内部孔とを介して接続される。この
状態において、図外のバルブが大気開放側から吸引側に
切り替わることで、吸引吸着孔部8又は吸引吸着孔部9
における接合作用部3の吸着側口又は接合作用部4の吸
着側口が吸引発生源からの吸引動作で外気を吸引するこ
とにより図1の一方の接合対象品12を吸着する。
【0021】逆に、バルブが吸引側から大気開放側に切
り替わることで、吸引吸着孔部8又は吸引吸着孔部9が
大気に満たされて接合対象品12を解放する。又、エア
シリンダ48の収縮動作により、ホース継手50が後退
し、吸引パッド51が吸引側口又は吸引側口の周囲にお
けるホーン本体2の裏面より離れ、吸引吸着孔部8又は
吸引吸着孔部9と吸引用ホース52との接続が解除され
る。ホース継手50より裏面側に突設された左右のガイ
ドロッド53はエアシリンダ49周りのブラケット47
に形成されたガイド孔54に摺接係合し、ホース継手5
0が回り止めされて前進又は後退する。
【0022】共振器1が上下支持腕31:32で支持さ
れた場合、共振器1における取付面6;7以外の部分は
上下支持腕31:32と非接触である。又、共振器1の
一端部に無頭ねじ26で結合される振動子25は図外の
超音波発振器から受ける電気的なエネルギーにより所定
周波数を有する縦波の超音波振動を発生して出力するも
のである。
【0023】図5を参照し、支持機構30に取付けられ
た共振器1を使用して接合対象品12;13を超音波振
動で接合する加工を行うための超音波振動接合装置61
について説明する。接合対象品12;13には、一方の
接合対象品12として半導体チップを想定し、他方の接
合対象品13として回路基板を想定する。超音波振動接
合装置61は、回路基板13に半導体チップ12を表面
実装するための装置を例として説明する。半導体チップ
12はその一表面に接続端子として平板状又は球状に形
成された複数のパッド12aを有する。回路基板13は
その一表面のチップ実装位置に接続端子として平板状又
は球状に形成された複数のパッド13aを有する。チッ
プ側パッド12aと基板側パッド13aとは、同数であ
って、それぞれの位置が対応している。チップ側パッド
12aと基板側パッド13aとが超音波振動により接合
されることにより、半導体チップ12が回路基板13に
表面実装される。
【0024】超音波振動接合装置61は、工場の床のよ
うな設置基準62上に、実装機構63と超音波振動接合
機構64と計測機構65とを備える。実装機構63は設
置基準62に設けられたXYθ駆動部66と、XYθ駆
動部66の上に組付けられたマウントテーブル67とを
備える。そして、計測機構65からの出力により、XY
θ駆動部66がマウントテーブル67を設置基準62と
平行な平面の縦横であるX方向とY方向とに移動すると
共に上記平面内の或る1点を中心として設置基準62と
平行な平面内での回転角であるθ方向に回転して、設置
基準62と平行なマウントテーブル67の上面に搭載さ
れた回路基板13のチップ実装位置が所定の搭載位置と
なるように、マウントテーブル67を位置制御する。X
Yθ駆動部66は設置基準62に対するX方向仰角調整
部68と、設置基準62に対するY方向仰角調整部69
とを有する。
【0025】実装準備作業時、又は、共振器1が交換さ
れた時、又は、マウントテーブル67が交換された時の
ように、マウントテーブル67の上面と共振器1におけ
る接合作用部3;4の先端面との平行度が保たれている
か否か不明な時に、X方向仰角調整部68やY方向仰角
調整部69が、人為操作により、設置基準62に対する
XYθ駆動部66のX方向での仰角と、設置基準62に
対するXYθ駆動部66のY方向での仰角とを調整し、
マウントテーブル67の上面と接合作用部3;4の先端
面との平行度を確保する。
【0026】超音波振動接合機構64は、設置基準62
に設置された固定ベース70と、固定ベース70に取り
付けられたサーボモーターのようなモータ71と、モー
タ71の出力軸に連結されたボルト・ナット機構72
と、ボルト・ナット機構72のナットが形成されたリフ
トベース73と、リフトベース73に取り付けられたエ
アシリンダ74と、エアシリンダ74のピストンロッド
75に連結された支持機構30と、支持機構30に装着
された共振器1と、共振器1の一端に結合された振動子
25を備える。
【0027】そして、モータ71が正転すると、ボルト
・ナット機構72のねじ棒が正転し、当該ねじ棒にねじ
嵌合したナットによりリフトベース73が下降する一
方、モータ71が逆転すると、ボルト・ナット機構72
のねじ棒が逆転し、リフトベース73がナットを介して
上昇する。リフトベース73は、固定ベース70より下
方に立設された左右のガイドポール76に摺接係合して
回り止めされて昇降する。各ガイドポール76の内部に
昇降可能に収納されたガイドシャフト77の下端は支持
機構30に結合されており、リフトベース73の昇降と
エアシリンダ74の伸縮とにより昇降して、支持機構3
0を設置基準62と平行に保持する。
【0028】次に、超音波振動接合装置61を用いた、
超音波振動接合のやり方について説明する。超音波振動
接合機構64の共振器1が図5のように上昇限度位置に
停止し、半導体チップ12が共振器1の接合作用部3;
4に吸引吸着され、チップ側パッド12aが下側を向
き、回路基板13が実装機構63のマウントテーブル6
7に搭載され、基板側パッド13aが上側を向いてい
る。この状態において、計測機構65が実線示位置から
点線示位置に移動し、図外の計測用光源及び2視野光学
系レンズ81が半導体チップ12と回路基板13との間
の空間に非接触に進入する。そして、計測用光源が点灯
することにより、CCDカメラ82がチップ側パッド1
2aと基板側パッド13aとを撮像する。
【0029】そして、CCDカメラ82から電気的な出
力を受けた図外の画像処理装置がチップ側パッド12a
と基板側パッド13aとの位置ずれを計測演算する。そ
の演算結果により、マウントテーブル67が、XY及び
θ駆動してチップ側パッド12aの位置と基板側パッド
13aの位置とが正確に整合し得るように、半導体チッ
プ12を基準に、回路基板13を位置補正する。この位
置補正による回路基板13の実装位置である基板側パッ
ド13aの位置がチップ側パッド12aと上下で対向す
る位置合わせが完了したら、計測機構65が点線示位置
から実線示位置に移動し、計測用光源と2視野光学系レ
ンズ81とCCDカメラ82とが元の位置に戻る。
【0030】その後、共振器1が下降してチップ側パッ
ド12aを基板側パッド13aに押し付けて加圧し、振
動子25が超音波振動を発振する。この超音波振動に共
振器1が共振し、その共振による超音波振動が半導体チ
ップ12からチップ側パッド12aと基板側パッド13
aとの接触部分に作用し、チップ側パッド12aと基板
側パッド13aとが接合し、半導体チップ12が回路基
板13のチップ実装位置に表面実装される。半導体チッ
プ12を回路基板13に押し付ける方式は、エアシリン
ダ74による下降と、モータ71によるボルト・ナット
機構72の下降とで行う。その加圧力制御はエアシリン
ダ74の出力により行う。
【0031】チップ側パッド12aと基板側パッド13
aとの接合時間制御は、画像処理装置が、例えば、振動
子25の超音波振動の開始からの経過時間の計時情報
と、温度計から入力された温度情報とより、接合終了時
刻を決める。そして、接合終了時刻になったら、画像処
理装置が、振動子25に振動停止を、エアシリンダへの
圧力供給系統のバルブに上昇切替を、モータ71に上昇
切替をそれぞれ指示する。これにより、共振器1が上昇
し、共振器1が回路基板13に表面実装された半導体チ
ップ12より離れて上昇限度位置に停止する。
【0032】実施形態では取付面6;7を斜面に形成し
ても同様に適用できる。又、共振器1は上支持腕31に
ボルトで取付けることも可能であるが、その場合には下
支持腕32を省略しても良い。又、吸引側口をホーン本
体2の前面に設け、吸引側口をホーン本体2の後面に設
けるというように、吸引側口をホーン本体2の互いに相
反する側に設けても良い。
【0033】実施形態の突起34;37は図1のb図に
示すような一側から他側に連続した形状を有したが、突
起34;37は半球形又は山形又は截頭錐形等のように
取付部33;36の上面又は下面に支持部6;7を点で
支持するように点在配置された凸形状に形成しても良
い。又、突起34;37を取付部33;36と単一体に
形成したが、突起24;27として別部材である球体又
はローラを取付部に埋め込むか、又はローラを取付部に
取付けた構造でも良い。
【0034】図3では取付面6;7を上下に等距離H2
に振り分けると共に吸引側口を上下に等距離H3に振り
分ける所定位置が接合作用部3;4を上下に等距離H1
に振り分けるホーン本体2の上下間での中心線L2と一
致した例を図示したが、上記所定位置が中心線L2より
も上方又は下方にずれていても同様に適用できる。つま
り、上記所定位置は取付面6;7と吸引側口との上下へ
の振り分け中心のことである。
【0035】接合作用部3;4を上下に振り分ける等距
離H1は振動子25から伝達される共振器1の共振バラ
ンスを維持できる程度であれば全く同一でなくても良
く、取付面6;7を上下に振り分ける等距離H2及び吸
引側口を上下に振り分ける等距離H3は共振器1の上下
を入れ替えた場合に吸引パッド51の内部孔が吸引側口
又は吸引側口と吸引漏れを起すことがないように接続で
きる程度であれば全く同一でなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の主要部分を示し、a図は正面
図、b図は側面図。
【図2】 同実施形態の共振器を示す上面図。
【図3】 同実施形態の共振器を示す背面図。
【図4】 同実施形態の共振器と振動子及び支持機構を
示す分解斜視図。
【図5】 同実施形態の超音波振動接合装置を示す正面
図。
【符号の説明】
1 共振器 5 支持部 6 取付面 7 取付面 30 支持機構 33 取付部 34 突起 36 取付部 37 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振器と当該共振器を取付ける支持機構
    との何れか一方に他方を点状又は線状に支えるための突
    起を設けたことを特徴とする超音波振動接合装置。
  2. 【請求項2】 突起が支持機構に設けられたことを特徴
    とする請求項1記載の超音波振動接合装置。
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