JP2002221903A - ラベル、ラベル発行装置、計量ラベル発行装置、及び商品情報表示器 - Google Patents

ラベル、ラベル発行装置、計量ラベル発行装置、及び商品情報表示器

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JP2002221903A
JP2002221903A JP2001016825A JP2001016825A JP2002221903A JP 2002221903 A JP2002221903 A JP 2002221903A JP 2001016825 A JP2001016825 A JP 2001016825A JP 2001016825 A JP2001016825 A JP 2001016825A JP 2002221903 A JP2002221903 A JP 2002221903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定額販売の商品に付すラベルが、商品が定額
販売商品ではないという誤解を顧客に与えないようにす
る。 【解決手段】 ラベルL1は、定額販売商品に付すラベ
ルであって、商品の定額販売価格と、定額販売価格に基
づく単価と、商品が定額販売商品であることを示す表示
とが印字されている。定額販売商品は、商品の量とは直
接関連しない定額で販売を行う商品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベル、ラベル発
行装置、計量ラベル発行装置、及び商品情報表示器、特
に、商品の重量や数量に左右されない定額の販売価格が
設定される商品を対象とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、重量に応じて価格設定を行うこと
が多い精肉等の商品では、量り売り(計量販売)の形態
が採られていることが多い。例えば、精肉売場において
販売される商品(肉)は、適当に決められた重量のも
の、あるいは客の要望に合わせた重量のものがパックさ
れ、商品の価格や単価が印字されたラベルが貼付され
る。このラベルは、通常、計量装置に接続されたラベル
発行装置あるいは計量機能を有するラベル発行装置によ
って発行される。これらのラベル発行装置は、商品の重
量当りの単価を記憶しており、その単価に商品の計量値
を乗じることで商品の価格を計算し、価格及び単価をラ
ベルに印字して発行する。このように価格に加えてラベ
ルに単価を表示させることで、顧客にとって商品のグレ
ードの判断が容易となるようにしている。
【0003】また、特開平11−43126号公報に
は、商品が特売品であって価格が特売価格である場合
に、通常価格や通常単価に加えて特売価格及び特売単価
をラベルに印字させる発明が開示されている。この場合
には、特売単価の印字により、顧客が通常単価と特売単
価とを比較することができるようになり、商品がどれく
らい安いのかを顧客が判断しやすくなる。
【0004】一方、上記のように商品の重量あるいは個
数に応じた価格設定を行うのではなく、重量等に関係な
く一律の価格(定額)で商品を販売する定額販売という
形態も存在する。例えば、しゃぶしゃぶ用薄切り牛肉1
パックが定額1480円で売られたり、ステーキ1枚が
定額980円で売られたり、みかん1袋が定額480円
で売られたりすることがある。
【0005】このような定額販売の商品に付けられる従
来のラベルには、まず定額である販売価格が印字され
る。さらに、商品によっては定額価格の他に定重量や定
単価といったデータが存在することがあり、そのような
場合には、定額商品であっても計量販売のときのように
価格、重量、及び単価がラベルに付される。
【0006】また、本願出願人は特願平11−3343
56号において定額商品の単価を逆算してラベル等に付
すという発明を提案しているが、この場合には、定額商
品の販売価格に対する目安値としての単価や重量がラベ
ル等に付されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、計量販
売と定額販売とのいずれの販売形態においてもラベルに
対して販売価格の他に単価などが印字されることがあ
る。このため、商品に付されたラベルをちらっと見ただ
けでは、計量販売なのか定額販売なのかが判断できない
場合がある。すなわち、顧客の立場に立つと、ラベルを
よく見なければ、商品の販売形態を誤解する恐れがある
ことになる。
【0008】また、最近では、商品の近傍に液晶の商品
情報表示器を配置してサーバーやパソコン等から送信さ
れてくる価格等の商品情報をそこに表示させるシステム
を採用する店舗が現れてきているが、上記のラベルの印
字内容と同様に、この商品情報表示器における表示内容
についても、定額の販売価格に加えて単価などが含まれ
ている場合には、顧客が商品の販売形態を誤解する恐れ
がある。
【0009】本発明の課題は、定額販売の商品に付すラ
ベルが顧客に誤解を与えるという不具合を減らすこと、
そのようなラベルを発行することのできるラベル発行装
置や計量ラベル発行装置を提供すること、及び定額販売
の商品に付した場合に顧客が販売形態を誤解することが
少ない商品情報表示器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るラベル
は、定額販売商品に付すラベルであって、商品の定額販
売価格と、定額販売価格に基づく単価と、商品が定額販
売商品であることを示す表示とが印字されている。定額
販売商品は、商品の量とは直接関連しない定額で販売を
行う商品である。
【0011】ここでは、定額販売商品に付すラベルに単
価が印字されているので顧客が商品を定額販売商品では
ないと誤解する恐れが存在するが、商品が定額販売商品
であることを示す表示がラベルに印字されているため、
その誤解の恐れが非常に小さくなっている。すなわち、
本請求項に係る発明によれば、商品が定額販売商品では
ないという誤解を定額販売商品に付されたラベルが顧客
に与えるという不具合が減少する。
【0012】なお、商品が定額販売商品であることを示
す表示の具体例としては、「定額商品」、「定金額」、
「定額」、「固定金額」、「この商品の金額は1パック
あたりのものです」、「1盛」、「1パック」、「2枚
入り」、「正味量にかかわらず○○円です」などの表示
が挙げられる。
【0013】請求項2に係るラベルは、値引き定額商品
に付すラベルであって、商品の値引き後の価格と、値引
き後の価格に基づく単価と、商品が値引き定額商品であ
ることを示す表示とが印字されている。値引き定額商品
は、商品の量とは直接関連しない定額の価格とした値引
き商品である。
【0014】ここでは、値引き定額商品に付すラベルに
単価が印字されているので顧客が商品を値引き定額商品
ではないと誤解する恐れが存在するが、商品が値引き定
額商品であることを示す表示がラベルに印字されている
ため、その誤解の恐れが非常に小さくなっている。すな
わち、本請求項に係る発明によれば、商品が値引き定額
商品ではないという誤解を、値引き定額商品に付された
ラベルが顧客に与えるという不具合が減少する。
【0015】請求項3に係るラベルは、請求項2に記載
のラベルであって、値引き前の価格と、値引き前の単価
とがさらに印字されている。ここでは、値引き後の価格
及び値引き後の価格に基づく単価に加えて、ラベルに
は、値引き前の価格及び値引き前の単価が印字されてい
る。このため、ラベルを見る顧客は、両価格あるいは両
単価を比較して商品の安さ度合いを容易に判断すること
ができる。
【0016】請求項4に係るラベル発行装置は、商品に
付すラベルを発行する装置であって、記憶手段と、計算
手段と、印字手段とを備えている。記憶手段は、商品の
量とは直接関連しない定額で販売を行う商品の定額販売
価格と、商品の量とを記憶する。計算手段は、商品の定
額販売価格と商品の量とから、商品の単価を算出する。
印字手段は、商品の定額販売価格と、単価と、商品が定
額販売商品であることを示す表示とをラベルに印字す
る。
【0017】ここでは、発行されるラベルに単価が印字
されているので顧客が商品を定額販売商品ではないと誤
解する恐れが存在するが、商品が定額販売商品であるこ
とを示す表示がラベルに印字されるため、その誤解の恐
れが非常に小さくなる。すなわち、本請求項に係る発明
によれば、商品が定額販売商品ではないという誤解を商
品に付されたラベルが顧客に与えるという不具合が減少
する。
【0018】請求項5に係るラベル発行装置は、商品に
付すラベルを発行する装置であって、記憶手段と、計算
手段と、印字手段とを備えている。記憶手段は、商品の
量とは直接関連しない定額の価格とした商品の値引き後
の価格と、商品の量とを記憶する。計算手段は、商品の
値引き後の価格と商品の量とから、商品の値引き後の単
価を算出する。印字手段は、商品の値引き後の価格と、
値引き後の単価と、商品が値引き定額商品であることを
示す表示とをラベルに印字する。
【0019】ここでは、発行されるラベルに値引き後の
単価が印字されているので顧客が商品を値引き定額商品
ではないと誤解する恐れが存在するが、商品が値引き定
額商品であることを示す表示がラベルに印字されるた
め、その誤解の恐れが非常に小さくなる。すなわち、本
請求項に係る発明によれば、商品が値引き定額商品では
ないという誤解を商品に付されたラベルが顧客に与える
という不具合が減少する。
【0020】請求項6に係るラベル発行装置は、請求項
5に記載の装置であって、記憶手段は、商品の値引き前
の価格と商品の値引き前の単価とをさらに記憶する。印
字手段は、値引き前の価格と値引き前の単価とをさらに
ラベルに印字する。
【0021】請求項7に係る計量ラベル発行装置は、計
量機能を有し、商品に付すラベルを発行する装置であっ
て、記憶手段と、計量手段と、計算手段と、印字手段と
を備えている。記憶手段は、商品の量とは直接関連しな
い定額で販売を行う商品の定額販売価格を記憶する。計
量手段は、商品の重量を計量する。計算手段は、商品の
定額販売価格と商品の重量とから、商品の単位重量当り
の単価を算出する。印字手段は、商品の定額販売価格
と、単位重量当りの単価と、商品が定額販売商品である
ことを示す表示とをラベルに印字する。
【0022】ここでは、発行されるラベルに単位重量当
りの単価が印字されているので顧客が商品を定額販売商
品ではないと誤解する恐れが存在するが、商品が定額販
売商品であることを示す表示がラベルに印字されるた
め、その誤解の恐れが非常に小さくなる。すなわち、本
請求項に係る発明によれば、商品が定額販売商品ではな
いという誤解を商品に付されたラベルが顧客に与えると
いう不具合が減少する。
【0023】請求項8に係る計量ラベル発行装置は、計
量機能を有し、商品に付すラベルを発行する装置であっ
て、記憶手段と、計量手段と、計算手段と、印字手段と
を備えている。記憶手段は、商品の量とは直接関連しな
い定額の価格とした商品の値引き後の価格を記憶する。
計量手段は、商品の重量を計量する。計算手段は、商品
の値引き後の価格と商品の重量とから、商品の値引き後
の単位重量当りの単価を算出する。印字手段は、商品の
値引き後の価格と、値引き後の単位重量当りの単価と、
商品が値引き定額商品であることを示す表示とをラベル
に印字する。
【0024】ここでは、発行されるラベルに値引き後の
単位重量当りの単価が印字されているので顧客が商品を
値引き定額商品ではないと誤解する恐れが存在するが、
商品が値引き定額商品であることを示す表示がラベルに
印字されるため、その誤解の恐れが非常に小さくなる。
すなわち、本請求項に係る発明によれば、商品が値引き
定額商品ではないという誤解を商品に付されたラベルが
顧客に与えるという不具合が減少する。
【0025】請求項9に係る計量ラベル発行装置は、請
求項8に記載の装置であって、記憶手段は、商品の値引
き前の価格と商品の値引き前の単位重量当りの単価とを
さらに記憶する。印字手段は、値引き前の価格と値引き
前の単位重量当りの単価とをさらにラベルに印字する。
【0026】請求項10に係る商品情報表示器は、店舗
の売場において商品の近傍に配され、商品に関する情報
を表示する表示器であって、商品の定額販売価格と、定
額販売価格に対応した単価と、商品が定額販売商品であ
ることを示す表示とを表示する。定額販売価格は、商品
の量とは直接関連しない定額で販売を行う商品に付けら
れる価格である。定額販売価格に対応した単価は、定額
販売価格を基に算出される。
【0027】ここでは、商品に関する情報を表示する表
示器に単価が表示されているので顧客が商品を定額販売
商品ではないと誤解する恐れが存在するが、商品が定額
販売商品であることを示す表示が表示器に表示されるた
め、その誤解の恐れが非常に小さくなる。すなわち、本
請求項に係る発明によれば、商品が定額販売商品ではな
いという誤解を表示器が顧客に与えるという不具合が減
少する。
【0028】請求項11に係る商品情報表示器は、店舗
の売場において商品の近傍に配され、商品に関する情報
を表示する表示器であって、商品の値引き後の価格と、
値引き後の価格に対応した単価と、商品が値引き定額商
品であることを示す表示とを表示する。値引き後の価格
は、商品の量とは直接関連しない定額の価格とした商品
の値引き後の価格である。値引き後の価格に対応した単
価は、値引き後の価格を基に算出される。
【0029】ここでは、商品に関する情報を表示する表
示器に値引き後の単価が表示されているので顧客が商品
を値引き定額商品ではないと誤解する恐れが存在する
が、商品が値引き定額商品であることを示す表示が表示
器に表示されるため、その誤解の恐れが非常に小さくな
る。すなわち、本請求項に係る発明によれば、商品が値
引き定額商品ではないという誤解を表示器が顧客に与え
るという不具合が減少する。
【0030】請求項12に係る商品情報表示器は、請求
項11に記載の表示器であって、商品の値引き前の価格
と値引き前の単価とをさらに表示する。請求項13に係
るラベル、ラベル発行装置、計量ラベル発行装置あるい
は商品情報表示器は、請求項1、4、7、10のいずれ
かに記載のラベル、ラベル発行装置、計量ラベル発行装
置あるいは商品情報表示器であって、定額販売商品であ
ることを示す表示は、定額販売価格の近傍に付される。
【0031】ここでは、定額販売商品であることを示す
表示が定額販売価格の近傍に付されるため、定額販売価
格を見た顧客が上記表示を見逃す確率がより小さくな
り、定額販売商品である商品を計量販売の商品と誤解す
る顧客が殆どいなくなる。
【0032】請求項14に係るラベル、ラベル発行装
置、計量ラベル発行装置あるいは商品情報表示器は、請
求項2、3、5、6、8、9、11、12のいずれかに
記載のラベル、ラベル発行装置、計量ラベル発行装置あ
るいは商品情報表示器であって、値引き定額商品である
ことを示す表示は、値引き後の価格の近傍に付される。
【0033】ここでは、値引き定額商品であることを示
す表示が値引き後の価格の近傍に付されるため、値引き
後の価格を見た顧客が上記表示を見逃す確率がより小さ
くなり、値引き定額商品である商品を商品の量と関連す
る価格とした値引き商品と誤解する顧客が殆どいなくな
る。
【0034】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] <ラベル>本発明の一実施形態に係るラベルを図1に示
す。ラベルL1には、商品名表示欄A1、定額販売価格
表示欄A7、単価表示欄A8、定額表示欄B1、正味量
表示欄A4の他、加工日、消費期限、バーコード等を表
示するための欄が設けられている。
【0035】ここで、定額販売価格表示欄A7は、1パ
ック当りの定額という形で設定されている価格が印字さ
れる欄である。ここでは、定額である「¥680」とい
う価格が印字されている。
【0036】また、単価表示欄A8は、定額販売価格表
示欄A7の左隣に配置されており、定額販売価格「¥6
80」から算出された100g当りの概略単価「218
(円)」が印字されている。
【0037】上記のラベルL1では、定額販売価格「¥
680」や概略単価「218(円)」に加えて、定額表
示欄B1に、この商品が定額販売商品であることを示す
「定額商品」という表示が印字されている。この「定額
商品」という表示は、定額販売価格「¥680」のすぐ
上に印字されるのが好ましいが、定額販売価格の近傍で
あれば必ずしも直上に印字されていなくてもよい。
【0038】このように、ラベルL1には、単価「21
8(円)」や正味量「312(g)」という表示が印字
されてはいるが、定額販売価格「¥680」の上に「定
額商品」という表示が印字されているため、商品が定額
販売商品ではないという誤解を顧客に与えることが殆ど
なくなる。すなわち、ラベルL1には単価や正味量が印
字されているため計量販売の商品であるように顧客が誤
解する恐れがあるが、価格の近傍に「定額商品」という
印字が為されているため、顧客が誤解する確率が非常に
小さくなる。
【0039】なお、対象商品によっては、上記のように
ラベルL1の定額表示欄B1に「定額商品」と印字する
代わりに、「定金額」、「定額」、「固定金額」、「こ
の商品の金額は1パックあたりのものです」、「1
盛」、「1パック」、「2枚入り」、「正味量にかかわ
らず○○円です」など、商品が定額販売商品であること
を示す他の表示を印字してもよい。
【0040】[第2実施形態] <ラベル発行装置>本発明の一実施形態に係るラベル発
行装置を図2に示す。このラベル発行装置1は、計量装
置あるいは他システムから商品の重量あるいは個数のデ
ータを得て、設定された定額の商品価格とともにそれに
対する概略単価をラベルに印字・発行することのできる
装置である。
【0041】(装置の構成)図2は、ラベル発行装置1
の概略ブロック図である。ここに示すように、ラベル発
行装置1は、入力部10と、制御部20と、ラベル発行
部(印字手段)30とを備えている。
【0042】入力部10は、操作パネル11や液晶表示
部12を有している。操作パネル11には、選択した商
品に関する各種のデータを呼び出すための呼出キー、商
品を選択するためのテンキー、直接タッチすることによ
って商品名を指定し商品に関するデータを呼び出すため
のPLU(Price Look Up)キー等が設けられている。
液晶表示部12には、操作者に操作を促すための種々の
画面が表示される。
【0043】制御部20は、CPU,RAM,ROM等
を有するマイクロコンピュータを有しており、入力部1
0やラベル発行部30、別装置である計量装置99等が
接続されている。また、この制御部20には、各商品に
関するデータの束である商品マスタ21aが保存される
メモリ(記憶部)21と、CPU等を利用して演算を行
う計算部22とが含まれている(図2参照)。
【0044】ラベル発行部30は、複数のラベルが連続
して貼付されたロール状のラベル台紙が収納されたラベ
ル収納部31と、ラベル収納部からラベルを取り出すと
ともにラベル発行口34までラベルを搬送する搬送機構
32と、ラベルに対して印字を行う印字機構33とを備
えている。
【0045】また、この装置1の制御部20に接続され
る計量装置99は、商品の計量を行い、その計量結果で
ある商品の重量データを制御部20へと送信する。ここ
では、図2に示すように計量装置99をラベル発行装置
1に接続するシステム構成を採っているが、図8に示す
ように、商品の計量機能を有する計量部90を装置1内
に組み込んで、計量ラベル発行装置という形を採ること
も可能である。また、図2に示すように計量装置99を
装置1に直接接続するのではなく、他システムを介して
商品の重量データを装置1に入力するようにしてもよ
い。なお、重量にばらつきのないものであれば、商品に
対応させて予め商品の重量を記憶させておくことも可能
である。
【0046】(装置の制御)このラベル発行装置1で
は、商品マスタ21aにある種々の商品に対して、重量
や入数(商品に含まれる単品の個数)を基準として価格
を設定する販売形態、あるいは重量等に関係なく商品を
定額で販売する定額販売形態といった販売形態に応じ
て、商品に貼付するラベルを発行することができる。以
下に、本装置1における、定額販売形態を選択する場合
のラベル発行の手順を説明する。
【0047】入力部10の液晶表示部12に表示される
メニューにしたがって定額販売を選択して更に商品を選
択すると、例えば図3に示すような画面が現れる。ここ
では、呼出し番号1の商品名「牛ロース焼肉」に対し
て、特価モードの選択及び販売価格(定額)の入力を行
う。
【0048】販売価格の入力は、操作パネル11のテン
キー等により行う。ここでは、1パックを一律定額の8
80円で販売することから、「880」を入力する。特
価モードの選択は、「なし」,「M特価」,「特単
価」,及び「−%」の中から選択を行う。
【0049】「なし」は、商品を値引きなしの価格で販
売する場合に選択される。「M特価」は、商品が特売品
であり、ラベルに値引きの程度(値引き度合い)を印字
させない場合に選択される。
【0050】「特単価」は、商品が特売品であり、特売
価格とを併せて特売単価をラベルに印字させる場合に選
択される。「−%」は、商品が特売品であり、特売価格
の通常価格に対する割引率をラベルに印字させる場合に
選択される。
【0051】この図3に示す画面で入力された販売価格
及び特価モードは、商品マスタ21a内の商品別ファイ
ルに記憶される。この商品別ファイルは、呼出し番号、
商品名、通常単価などの商品ごとの情報を記憶してい
る。呼出し番号は、商品マスタ21aから各商品のデー
タを読み出す際に使用されるコードであり、呼出し番号
ごとにこれらの商品情報が記憶されている。
【0052】〔「なし」を選択した場合〕特価モードで
「なし」を選択した場合、ラベル発行部30により、図
4に示すようなラベルL2が印字・発行される。このラ
ベルL2には、商品名表示欄A1、正味量表示欄A4、
定額販売価格表示欄A7、単価表示欄A8、定額表示欄
B1の他、加工日、消費期限、バーコード等を表示する
ための欄が設けられている。
【0053】ここで、定額販売価格表示欄A7には、図
3の販売価格の入力において入力された価格が印字され
る。また、定額販売価格表示欄A7の上に配置された定
額表示欄B1には、この商品が定額販売商品であること
を示す「1パック」という表示が印字される。
【0054】また、単価表示欄A8は、定額販売価格表
示欄A7の右隣に配置されており、定額「880
(円)」から算出された100g当りの単価「386
(円)」が印字される。この単価は、制御部20の計算
部22で演算される。計算部22は、その商品の定額
「880(円)」と、計量装置99から送られてくる商
品の重量データ「228(g)」とから、100g当り
の単価「386(円)」を算出する。なお、計量装置9
9から送られてくる商品の重量データは、商品マスタ2
1aに記憶される。
【0055】さらに、定額単価「386(円)」の前に
は、この単価が定額に基づく目安値であることを示す
「約」という文字が印字される(図4参照)。 〔「M特価」を選択した場合〕特価モードで「M特価」
を選択した場合、ラベル発行部30により、図5に示す
ようなラベルL3が印字・発行される。このラベルL3
には、商品名表示欄A1、特売価格表示欄A2、正味量
表示欄A4、通常価格表示欄A5、通常単価表示欄A
6、定額表示欄B2の他、加工日、消費期限、バーコー
ド等を表示するための欄が設けられている。ここで、特
売価格表示欄A2には、図3の販売価格の入力において
入力された価格が印字される。
【0056】定額表示欄B2は、定額販売価格表示欄A
7の上に配置されている。この定額表示欄B2には、商
品が定額販売商品であることを示す「1パック」という
表示が印字される。
【0057】〔「特単価」を選択した場合〕特価モード
で「特単価」を選択した場合、ラベル発行部30によ
り、図6に示すようなラベルL4が印字・発行される。
このラベルL4には、商品名表示欄A1、特売価格表示
欄A2、特売単価表示欄A3、正味量表示欄A4、通常
価格表示欄A5、通常単価表示欄A6、定額表示欄B2
の他、加工日、消費期限、バーコード等を表示するため
の欄が設けられている。
【0058】ここで、特売価格表示欄A2には、図3の
販売価格の入力において入力された価格が印字される。
また、特売価格表示欄A2の上に配置された定額表示欄
B2には、この商品が定額の商品であることを示す「1
パック」という表示が印字される。
【0059】また、特売単価表示欄A3は、特売価格表
示欄A2の右隣に配置されており、特売価格「880
(円)」から算出された100g当りの単価「386
(円)」が印字される。この単価は、制御部20の計算
部22で演算される。計算部22は、その商品の定額の
特売価格「880(円)」と、計量装置99から送られ
てくる商品の重量データ「228(g)」とから、10
0g当りの特売単価「386(円)」を算出する。な
お、計量装置99から送られてくる商品の重量データ
は、商品マスタ21aに記憶される。
【0060】さらに、特売単価「386(円)」の前に
は、この単価が定額である特売価格に基づく目安値であ
ることを示す「約」という文字が印字される(図1参
照)。 〔「−%」を選択した場合〕特価モードで「−%」を選
択した場合、ラベル発行部30により、図7に示すよう
なラベルL5が発行される。このラベルL5には、商品
名表示欄A1、特売価格表示欄A2、正味量表示欄A
4、通常価格表示欄A5、通常単価表示欄A6、特売割
引率表示欄A9、定額表示欄B2の他、加工日、消費期
限、バーコード等を表示するための欄が設けられてい
る。
【0061】ここで、特売価格表示欄A2には、図3の
販売価格の入力において入力された価格が印字される。
また、特売価格表示欄A2の上に配置された定額表示欄
B2には、この商品が定額の商品であることを示す「1
パック」という表示が印字される。
【0062】また、特売割引率表示欄A9は、特売価格
表示欄A2の右隣に配置されており、特売価格「880
(円)」及び通常価格「1135(円)」から算出され
た割引率「約22% 引」が印字される。この割引率
は、制御部20の計算部22で演算される。
【0063】<その他の制御>上記の説明では、定額販
売の際に定額に対する単位重量(100g)当りの概略
単価をラベルに印字させることを例示しているが、商品
によっては定額に対する単位個数当りの概略単価をラベ
ルに印字させることもある。
【0064】例えば、キュウリ3本を1パックにして定
額販売するような場合、「特単価」を選択すれば、ラベ
ルには定額(例えば、100円)に加えて単位個数当り
の概略単価(100円/3本=約33円/本)がラベル
に印字される。
【0065】さらに、1パック3本100円のキュウリ
であれば「1本当り約33円」というような概略単価の
表示となるが、この単位「本」は商品マスタ21a内に
おいて商品名と関連づけられて記憶されているものであ
り、魚であれば「匹」、柑橘系果物であれば「個」、ほ
うれん草などであれば「束」などに印字態様が変えられ
る。
【0066】<本装置の変形例> (1)上記第2実施形態では、定額販売の場合に選択し
得る特価モードとして「なし」,「M特価」,「特単
価」,及び「−%」の4種類を示したが、この他の特価
モードとして「−円」などを選択できるようにすること
も可能である。「−円」を選択すれば、商品の通常価格
に対する値引き額がラベルに表示され、値引き額を顧客
にアピールすることができるようになる。
【0067】(2)単位重量(上記説明では100g当
り)について、商品毎に、あるいは全体として切り替え
可能とすることもできる。
【0068】例えば、本装置1を日本国内で使用する場
合には単位重量を「100g」とし、米国国内で使用す
る場合には単位重量を「1b(ポンド)」と切り替える
ようにすることも可能である。
【0069】また、精肉に関しては単位重量を「100
g」とし、精米に対しては単位重量を「1kg」とする
ような、商品毎の切り替えを可能にすることも考えられ
る。商品毎の切り替えをさせるには、商品マスタ21a
内に単位重量に関するデータを記憶させておけばよい。
【0070】(3)上記第2実施形態では、概略単価の
前に概略単価が定額に基づく目安値であることを示す
「約」という文字を印字させているが、「約」は例示で
あって、「およそ」や「概略」等の他の文言を印字させ
て目安値であることを表してもよい。
【0071】また、概略単価が定額に基づく目安値であ
ることを示す「約」という文字を印字は、定額表示欄B
1,B2に印字された「1パック」という表示によって
商品が定額で販売されていることが明瞭になっている場
合には、省略してもよい。
【0072】(4)上記第2実施形態では、装置1に接
続される計量装置99が商品の重量データを制御部20
へと送信する場合を主として説明しているが、重量にば
らつきのない商品であれば、その重量値を予め制御部2
0内のメモリ21に記憶させておくこともできる。例え
ば、複数の単品が袋詰めや包装等される商品であって組
み合わせ計量装置により計量・分配されるようなものの
場合、各商品の重量のばらつきが殆どなくなる。このよ
うな場合には、設定されている商品の重量を予めメモリ
21に記憶させておけばよい。この場合には、定額の商
品売価をその記憶されている商品の重量で除すことによ
って、商品の定額に対する単価を算出することができ
る。
【0073】<ラベル発行機能を有する他の装置>本発
明は、上記のようなラベル発行装置1に限らず、定額販
売の商品に対してラベルを発行し得る装置であれば適用
が可能である。例えば、計量機能を兼ね備え連続的に商
品の計量,ラベルの発行,及び商品へのラベルの貼付を
行う自動計量値付装置(自動計量ラベル発行装置)、対
面販売において使用される計量値付装置、計量から包装
・ラベル貼付までを一貫して行う自動計量包装値付装置
においても、本発明を適用して定額に対する概略単価を
ラベルに印字させることができる。
【0074】また、商品を広告するためのPOPラベル
をパソコン等を利用して作成するPOP作成システムに
おいても、本発明を適用することが可能である。 [第3実施形態] <商品情報表示器及び商品情報表示システム>本発明の
一実施形態である商品情報表示システム(電子棚札シス
テム。以下、ESLシステムという。)110及びこれ
を含む店舗管理システムの一部を図9に示す。この店舗
管理システムは、スーパーマーケット等の店舗において
採用される商品管理や売上集計等の一連のデータ処理を
行うシステムである。
【0075】図9は、店舗管理システムのうち、レジに
おける実際の実売価(販売価格)と各商品の売場におい
て価格表示を行う商品情報表示器(電子棚札表示器。以
下、ESLという。)に表示される表示価格とを自動的
に一致させるシステムの部分を示している。この店舗管
理システムは、店舗内に配備されたバックボーンLAN
102に接続されるストアコントローラ103,POS
システム104,ESLシステム110等を有してい
る。
【0076】(ストアコントローラ)ストアコントロー
ラ103は、ストアオートメーションサーバーとも呼ば
れるもので、店舗管理システム全体の中央制御装置とし
てバックボーンLANに接続されている。このストアコ
ントローラ103内には、各商品の商品名や商品価格、
各商品に与えられた自社コード(商品コード)等の商品
情報から成る商品マスタファイル103aが存在する。
この商品マスタファイル103aを基に、ストアコント
ローラ103が、商品の価格管理、在庫管理、発注入庫
管理、売上管理等の店舗内の各業務に関する管理を行
う。店舗がスーパーマーケットチェーンの一店舗である
ときには、通常、チェーンの本部から商品マスタファイ
ル103aが通信によって各店舗のストアコントローラ
103に送られてくる。
【0077】(POSシステム)POSシステム104
は、主として、POSサーバー105と、POSターミ
ナルである複数台の電子キャッシュレジスタ(以下、E
CR(ElectricCash Register)
という。)106とから構成されている。但し、システ
ム構成によっては、POSサーバー105の機能をスト
アコントローラ103に持たせてPOSサーバー105
の設置を省略する場合もある。
【0078】POSサーバー105には、後述する各E
CR106の登録情報を集計する集計ファイルが備えら
れており、これらのファイルを基に商品の売り上げ情報
等を管理してストアコントローラ103に送る。
【0079】実際に買い物客が商品の代金を支払うレジ
に配備されている複数台のECR106は、このPOS
サーバー105に接続されている。ECR106は、自
社コード(バーコード)を読取るスキャナーを備えてお
り、そのスキャナーで商品に付された自社コードを読取
り、その自社コードに関する情報を表示する。ECR1
06は、部門別の登録や表示器への表示、またプリンタ
による印字出力を行い、さらに登録したデータをPOS
サーバー105へ送信する。そして、POSサーバー1
05は、ECR106からの登録データを集計ファイル
に累計する。
【0080】(ESLシステムの構成)ESLシステム
110は、図9に示すように、主として、ESLサーバ
ー111と、中継器であるベースステーション112
と、無線交信機であるトランシーバー113と、商品情
報表示器であるESL114とから構成されている。
【0081】(ESLサーバー)ESLサーバー111
は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の
コンピュータにESLシステム110を制御するソフト
ウェアをインストールしたものであって、図10に示す
ように、CPU141と、CPU141に接続されるR
OM142、RAM143、HDD(ハードディスク;
記憶部)144、表示画面145、操作入力部(キーボ
ード)146等から構成されている。
【0082】ESLシステム110を立ち上げると、E
SLサーバー111のHDD144には、商品情報ファ
イル148が作成される。商品情報ファイル148は、
図11に示すような構成の各商品の情報を記憶するため
のファイルであって、商品に固有の自社コード、後述す
るESL114に固有のESLコード、商品の品名、商
品の正味重量、商品の通常価格、商品の特売価格、商品
の特売の期間、商品の通常価格に対する概略単価、商品
の特売価格に対する概略単価などが各商品毎に記憶され
ているものである。この商品情報ファイル148は、ス
トアコントローラ103の商品マスタファイル103a
から得られる情報及びPOSサーバー105の実売価デ
ータファイルから得られる情報を基に作成される。そし
て、この商品情報ファイル148は、ストアコントロー
ラ103の商品マスタファイル103aが更新される度
に、その更新情報を基にして更新される。すなわち、例
えば特売期間になって、あるいは特売期間が終了して商
品の情報が商品マスタファイル103aにおいて更新さ
れると、それに従って、ESLサーバー111の商品情
報ファイル148も自動的に更新される。そして、商品
情報ファイル148の情報が更新されると、ESLサー
バー111は、ベースステーション112及びトランシ
ーバー113を介して、該当する各ESL114に対し
て商品情報の変更を送信する。
【0083】なお、図11に示す商品情報である「通常
価格に対する概略単価」や「特売価格に対する概略単
価」は、定額販売形態で商品の販売が行われるときに、
その設定された定額の価格及び商品の正味重量から算出
される値であって、小数点以下が切り上げされる。これ
らの概略単価は、価格決定に影響を与えるものではな
く、ESL114の表示を見る顧客の便宜を図るために
算出されるものである。
【0084】(トランシーバー)トランシーバー113
は、ESL114への送信機能とESL114からのフ
ィードバック信号の受信機能とを併せ持った無線交信機
であり、ESLサーバー111が有する商品情報を赤外
線を利用して無線によって各ESL114に送信し、ま
た各ESL114からのフィードバック信号を受信して
ESLサーバー111に伝える。このトランシーバー1
13は、赤外線の到達距離に制限があることを考慮し
て、各ESLに確実に送信できるように店舗の天井に複
数のものが装着される。
【0085】(ESL)ESL114は、店舗内の売場
に陳列されている各商品の近傍に配置されるものであ
り、従来の紙の値札に代わるものである。このESL1
14は、図12に示すように、外見的には、液晶の第1
〜第8表示部131〜138と、太陽電池121と、無
線受信部122と、無線送信部123と、ラベル125
〜128とを有している。
【0086】第1表示部131は、4桁の7セグメント
表示が可能であり、実際の売価(販売価格)を表示す
る。第2表示部132は、4桁の7セグメント表示が可
能であり、第1表示部131に表示される実際の売価に
対する単価を表示する。
【0087】第3表示部133は、4桁の7セグメント
表示が可能であり、商品が特売品の場合に、通常価格を
表示する。第4表示部134は、4桁の7セグメント表
示が可能であり、商品が特売品の場合に、第3表示部1
33に表示される通常価格に対応する通常単価を表示す
る。
【0088】第5表示部135は、その商品が特売であ
るときに「特売品」の文字を表示する(図14参照)。
第6表示部136は、第3表示部133欄の表示が通常
価格であることを表す「通常価格」の文字を表示する
(図14参照)。第7表示部137は、第2表示部13
2に特売価格に対する概略単価を表示させるときに、そ
れが目安値であることを示す「およそ」の文字を表示す
る(図14参照)。
【0089】第8表示部138は、その商品が定額で販
売されるときに「定額商品」の文字を表示する(図13
及び図14参照)。ラベル125は、商品名が印字され
たものであり、図12に示すようにESL114の表面
左下側に貼付される。ラベル126は、自社コードを含
むバーコード(第1バーコード)が印字されたものであ
り、ESL114の表面右下側に貼付される。ラベル1
27,128は、第2表示部132及び第4表示部13
4の表示内容が100g当りの単価であることを示すよ
うに、ESL114の表面に貼付される。なお、これら
のラベル125〜128は一体のラベルであってもよ
い。また、図示しないが、ESL114の裏面には、そ
のESL114に固有のESLコードを表すバーコード
(第2バーコード)が印字されている。
【0090】また、ESL114は、内部に小型のCP
Uを有しており、上記の表示機能の他、受信機能、比較
機能、及び送信機能を備えている。ESL114の内部
メモリにはそのESL114に固有のESLコードが記
憶されており、無線受信部122により受信するトラン
シーバー113からの商品情報に含まれるESLコード
を自己に設定したESLコードと比較し、一致したとき
に受信した売価や単価等を更新して表示部131〜13
7等に表示する。なお、この場合、以前に表示されてい
た商品情報はクリアされて、新たな商品情報が内部メモ
リに記憶される。また、トランシーバー113からの商
品情報を受信して表示を更新した後に、ESL114は
無線送信部123からトランシーバー113に向けて正
常に処理が終了したことを示すフィードバック信号を送
信する。
【0091】<ESLシステムの動作概要>このような
構成のESLシステム110において、ESLサーバー
111は、ストアコントローラ103が持つ商品マスタ
ファイル103aからの情報にESL114を特定する
ESLコードを付した情報を、商品情報ファイル148
としてHDD144内に記憶する(図10参照)。この
商品情報ファイル148は、上述のように商品マスタフ
ァイル103aの更新に従って、直ちに更新される。
【0092】チェーンの本部からの商品マスタファイル
103aの変更指示や各店舗での販売戦略により、所定
の商品が特売となって実売価が下がったり、特売であっ
た商品が通常価格に戻されて実売価が上がったりした場
合には、商品マスタファイル103aの持つ商品の情報
に変更が加えられ、それに従ってESLサーバー111
の商品情報ファイル148の内容も変更される。
【0093】すると、ESLサーバー111が表示変更
をさせるためにESL114に対して商品情報を送信す
る。各ESL114では、トランシーバー113から受
信した商品情報に含まれるESLコードと自己に設定さ
れているESLコードとを比較し、一致していればその
商品情報を取込んで更新された実売価や単価等の情報を
表示部131〜137等に表示する。例えば図11に示
す自社コード54321の商品情報がESL114に送
信されると、ESL114は、図14に示すような表示
(一部点滅表示)を行う。
【0094】このようにして、各ESL114には、陳
列されている商品の売価や特売に関する情報等が表示さ
れる。 <本ESL表示の特徴>図12に示すように、ESL1
14には、実際の販売価格を示す第1表示部131の下
方に、その第1表示部131に表示される売価に対する
単価を表示する第2表示部132が設けられている。
【0095】商品が重量及び単価に基づく通常価格で販
売される場合には、第1表示部131に通常価格が、第
2表示部132に通常価格の基となっている通常単価が
表示される。このときには、第3〜第7表示部133〜
137の表示はされない。また、第8表示部138の表
示もされない。
【0096】商品が定額で販売される場合には、図13
に示すように、第1表示部131に定額の通常価格(8
80円)が、第2表示部132に定額の通常価格(88
0円)を正味重量(250g)で除すことにより算出さ
れる概略単価(352円)が表示される。このときに
は、第6表示部136に「およそ」の文字の表示が為さ
れ、第2表示部132に表示している単価が目安値であ
ることを示唆する。第8表示部138には、商品が定額
販売商品であることを示す「定額商品」の表示が為され
る。なお、第3〜第5表示部133〜135、及び第7
表示部137の表示はされない。このように、ここでは
定額の通常価格に加えてその売価に対する概略単価の表
示が為されるため、ESL114の表示を見る顧客は、
定額の通常価格だけでは判断が難しい商品のグレード
を、一目で判断できるようになる。
【0097】また、定額に設定された特売価格で商品が
販売される場合には、図14に示すように、第1表示部
131に特売価格が、第2表示部132に特売価格を正
味重量で除すことにより算出される概略単価が、第3表
示部133に通常価格が、第4表示部134に通常単価
が、第5表示部135に「特売品」の文字が、第6表示
部136に「およそ」の文字が、第7表示部137に
「通常価格」の文字が、第8表示部138に「定額商
品」の文字が表示される。このように、ここでは、特売
価格(680円)に加えてそれに対応する概略単価(1
00g当りおよそ272円)が表示されるため、ESL
114の表示を見る顧客は、特売価格(680円)だけ
では判断が難しい商品のグレードを一目で判断できるよ
うになる。さらに、通常価格(880円)や通常単価
(100g当り352円)も表示されているため、ES
L114を見る顧客は、両単価(およそ272円,35
0円)を比較して商品の安さ度合いを容易に判断するこ
とができる。
【0098】<商品情報を表示する表示器に関する他の
装置>上記第3実施形態ではESLシステム110にお
けるESL114に本発明を適用しているが、本発明は
ESL114以外の商品情報表示器に対しても適用する
ことができる。
【0099】例えば、店舗内においてPOP広告に代え
て配備されている比較的大きな電光掲示板のようなもの
であっても、本発明を適用することが可能である。ま
た、商品情報表示器は、それ自体が価格や重量等の商品
情報を有しているようなものであってもよいし、パソコ
ンや携帯端末と有線あるいは無線で接続されて商品情報
を表示する単なるディスプレイのようなものであっても
よい。
【0100】
【発明の効果】本発明では、定額で販売される商品に付
すラベルに単価が印字されているので顧客が商品を定額
で販売される商品ではないと誤解する恐れが存在する
が、商品が定額商品であることを示す表示をラベルに印
字するため、その誤解の恐れが非常に小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るラベルの印字内容
を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態に係るラベル発行装置の
概略ブロック図。
【図3】ラベル発行装置の一操作画面図。
【図4】ラベルの印字内容を示す図。
【図5】ラベルの印字内容を示す図。
【図6】ラベルの印字内容を示す図。
【図7】ラベルの印字内容を示す図。
【図8】ラベル発行装置の別の概略ブロック図。
【図9】本発明の第3実施形態のESLシステムを含む
店舗管理システムのブロック図。
【図10】ESLサーバーのブロック図。
【図11】商品情報ファイルの構成図。
【図12】ESLの正面図。
【図13】ESLの一表示図。
【図14】ESLの一表示図。
【符号の説明】
1 ラベル発行装置 21 メモリ(記憶手段) 22 計算部(計算手段) 30 ラベル発行部(印字手段) 90 計量部(計量手段) 114 ESL(商品情報表示器) 138 第8表示部 B1,B2 定額表示欄 L1〜L5 ラベル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品の量とは直接関連しない定額で販売を
    行う商品に付すラベルであって、 前記商品の定額販売価格と、 前記定額販売価格に基づく単価と、 前記商品が定額販売商品であることを示す表示と、が印
    字されたラベル。
  2. 【請求項2】値引き定額商品に付すラベルであって、 商品の量とは直接関連しない定額の価格とした商品の値
    引き後の価格と、 前記値引き後の価格に基づく単価と、 前記商品が値引き定額商品であることを示す表示と、が
    印字されたラベル。
  3. 【請求項3】値引き前の価格と、 値引き前の単価と、 がさらに印字された請求項2に記載のラベル。
  4. 【請求項4】商品に付すラベルを発行するラベル発行装
    置であって、 商品の量とは直接関連しない定額で販売を行う商品の定
    額販売価格と、前記商品の量とを記憶する記憶手段と、 前記定額販売価格と前記量とから、前記商品の単価を算
    出する計算手段と、 前記定額販売価格と、前記単価と、前記商品が定額販売
    商品であることを示す表示とを前記ラベルに印字する印
    字手段と、を備えたラベル発行装置。
  5. 【請求項5】商品に付すラベルを発行するラベル発行装
    置であって、 商品の量とは直接関連しない定額の価格とした商品の値
    引き後の価格と、前記商品の量とを記憶する記憶手段
    と、 前記値引き後の価格と前記量とから、前記商品の値引き
    後の単価を算出する計算手段と、 前記値引き後の価格と、前記値引き後の単価と、前記商
    品が値引き定額商品であることを示す表示とを前記ラベ
    ルに印字する印字手段と、を備えたラベル発行装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、前記商品の値引き前の価
    格と前記商品の値引き前の単価とをさらに記憶し、 前記印字手段は、前記値引き前の価格と前記値引き前の
    単価とをさらに前記ラベルに印字する、請求項5に記載
    のラベル発行装置。
  7. 【請求項7】計量機能を有し、商品に付すラベルを発行
    する計量ラベル発行装置であって、 商品の量とは直接関連しない定額で販売を行う商品の定
    額販売価格を記憶する記憶手段と、 前記商品の重量を計量する計量手段と、 前記定額販売価格と前記重量とから、前記商品の単位重
    量当りの単価を算出する計算手段と、 前記定額販売価格と、前記単位重量当りの単価と、前記
    商品が定額販売商品であることを示す表示とを前記ラベ
    ルに印字する印字手段と、を備えた計量ラベル発行装
    置。
  8. 【請求項8】計量機能を有し、商品に付すラベルを発行
    する計量ラベル発行装置であって、 商品の量とは直接関連しない定額の価格とした商品の値
    引き後の価格を記憶する記憶手段と、 前記商品の重量を計量する計量手段と、 前記値引き後の価格と前記重量とから、前記商品の値引
    き後の単位重量当りの単価を算出する計算手段と、 前記値引き後の価格と、前記値引き後の単位重量当りの
    単価と、前記商品が値引き定額商品であることを示す表
    示とを前記ラベルに印字する印字手段と、を備えた計量
    ラベル発行装置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、前記商品の値引き前の価
    格と前記商品の値引き前の単位重量当りの単価とをさら
    に記憶し、 前記印字手段は、前記値引き前の価格と前記値引き前の
    単位重量当りの単価とをさらに前記ラベルに印字する、
    請求項8に記載の計量ラベル発行装置。
  10. 【請求項10】店舗の売場において商品の近傍に配さ
    れ、商品に関する情報を表示する商品情報表示器であっ
    て、 商品の量とは直接関連しない定額で販売を行う商品の定
    額販売価格と、 前記定額販売価格を基に算出される前記定額販売価格に
    対応した単価と、 前記商品が定額販売商品であることを示す表示と、を表
    示する商品情報表示器。
  11. 【請求項11】店舗の売場において商品の近傍に配さ
    れ、商品に関する情報を表示する商品情報表示器であっ
    て、 商品の量とは直接関連しない定額の価格とした商品の値
    引き後の価格と、 前記値引き後の価格を基に算出される前記値引き後の価
    格に対応した単価と、 前記商品が値引き定額商品であることを示す表示と、を
    表示する商品情報表示器。
  12. 【請求項12】値引き前の価格と、 値引き前の単価と、 をさらに表示する請求項11に記載の商品情報表示器。
  13. 【請求項13】前記定額販売商品であることを示す表示
    は、前記定額販売価格の近傍に付される、請求項1、
    4、7、10のいずれかに記載のラベル、ラベル発行装
    置、計量ラベル発行装置あるいは商品情報表示器。
  14. 【請求項14】前記値引き定額商品であることを示す表
    示は、前記値引き後の価格の近傍に付される、請求項
    2、3、5、6、8、9、11、12のいずれかに記載
    のラベル、ラベル発行装置、計量ラベル発行装置あるい
    は商品情報表示器。
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