JP2002221307A

JP2002221307A - 被焼却物移送方式焼却炉

Info

Publication number: JP2002221307A
Application number: JP2001013690A
Authority: JP
Inventors: Takashi Maejima; 孝前島
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-01-22
Filing date: 2001-01-22
Publication date: 2002-08-09

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】被焼却物を焼却炉へ投入する際に、炉内の燃焼
温度のバランスを崩さない様に投入し、焼却物が完全燃
焼する様に投入する事を提案する。【解決手段】本発明は、被焼却物を投入するホッパ２ａ
ーの下方に被焼却物を破砕する装置を収納した投入部２
と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送するため
に垂直部を有する移送管３ａと前記移送管内に移送手段
を取り付けた移送部と、前記移送部から移送された被焼
却物を焼却する焼却部４とからなり、前記移送管の垂直
部の開口部を焼却部の真下に取り付け、前記被焼却物が
焼却部の真下から焼却部内に送り込むようにしたことを
特徴とする被焼却物移送方式焼却炉の構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、生ゴミ、雑芥等及
びカプセル状及びボックス状に成型された廃棄物を焼却
するための焼却炉、生ゴミ、雑芥等を微生物により分解
する際に使用するための分解処理装置、生ゴミ、雑芥等
を炭化させるための炭化炉、乾燥炉、溶融炉等にも使用
することができる画期的発明である。

【０００２】

【従来の技術】従来から存在する生ゴミ、雑芥等を焼却
するために使用する焼却炉に、高層ビル、マンション、
ホテル、旅館等により排出される生ゴミ、雑芥等は焼却
炉の真上方向又は真横方向に形成されている投入口から
焼却炉内に投入して生ゴミ、雑芥等を焼却している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被焼却
物を焼却炉の真上方向又は真横方向から投入する従来の
焼却炉では、被焼却物である生ゴミ、雑芥等を焼却炉の
真上の位置に形成されている投入口又は真横の位置に設
けられている投入口から被焼却物を投入する構造の焼却
炉では、被焼却物を投入する際に投入口に取り付けられ
ている開閉蓋を全開した状態で被焼却物を投入するため
に、外気が焼却炉の炉内に侵入して焼却炉の炉内の温度
が急激に低下するために、炉内の燃焼温度のバランスが
崩れて被焼却物が完全燃焼することができずに不完全燃
焼するために一酸化炭素、ダイオキシン等の有害物質が
発生するとの問題がある。

【０００４】また、被焼却物を焼却炉の真上の位置又は
真横の位置に設けられている投入口より、被焼却物を焼
却炉の炉内に一気に投入するために、燃焼している被焼
却物の上に被焼却物が落下して覆い被さるために一時期
的に燃焼中の被焼却物の燃焼が押さえられてしまい、被
焼却物の不完全燃焼となり有害物質が発生してしまうと
の問題点がある。

【０００５】更に、被焼却物を焼却炉の真上の位置又は
真横の位置に設けられている投入口より、被焼却物を焼
却炉の炉内に一気に投入するために、投入前から炉床上
で燃焼している被焼却物の焼却灰が炉内全体に舞い上が
り、炉内の温度が急激に低下するために被焼却物の燃焼
が押さえられて被焼却物が不完全燃焼となり有害物質が
発生するとともに、炉内に舞い上がった焼却灰が大気中
に飛散してしまうとの問題点もある。

【０００６】そこで、本発明は、焼却炉の炉内に被焼却
物を一気に投入させることないように、炉床より被焼却
物を押し込むようにして炉内に送り込む構造とすること
により、焼却炉の炉内の温度を急激に低下させることが
なく、焼却炉内の空気量を変化させずに、又は焼却炉の
炉内に焼却灰が舞い上がることがないような構造とする
ことにより、被焼却物を連続的かつ持続的に完全燃焼さ
せることが可能な焼却炉を提供することを目的とするも
のである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の課題を解決するために、被焼却物を投入するホッパー
の下方に被焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収
納部を有する投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却
部内に移送するために垂直部を有する移送管と前記移送
管内に移送手段としてスクリューコンベアーを取り付け
た移送部と、前記移送部から移送された被焼却物を焼却
する焼却部とからなり、前記移送管の垂直部の開口部を
焼却部の真下に取り付け、前記被焼却物が焼却部の真下
から焼却部内に送り込むようにしたことを特徴とする被
焼却物移送方式焼却炉の構成とした。

【０００８】

【実施例】以下に、添付図面に基づいて本発明である焼
却炉を詳細に説明する。図１から図４までは本願発明で
ある被焼却物炉床送り込み方式焼却炉（以下焼却炉とい
う。）の第１実施例を示す。

【０００９】図１、図２、図３及び図４は、本発明であ
る焼却炉の第１実施例の縦断面を示す。図１〜図４に示
すように、本例の焼却炉１は、投入部２と移送部３と焼
却部４からなる。符号４ｈは、前記焼却部４を支持する
支持脚である。

【００１０】投入部２は、図１に示すように、開閉蓋２
ｊが開閉可能に取り付けられているホッパー２ａと前記
ホッパー２ａの下部に設けられている破砕部２ｃとから
なる。擂り鉢型の前記ホッパー２ａの底には被焼却物２
５が落下するための孔が形成されていて、前記孔は破砕
部２ｃの内部に連通している。

【００１１】ホッパー内２ｂには焼却される被焼却物２
５が投入され、ホッパー内２ｂに投入された被焼却物２
５は破砕部２ｃ内に設置されている左破砕歯車２ｄと右
破砕歯車２ｅ間を通り、破砕部２ｃの下部に連設されて
いる移送部３に送り出される。

【００１２】破砕部２ｃ内には、モータで回転する左破
砕歯車２ｄと右破砕歯車２ｅが対向するように設置され
ている。矢印に示すように、左破砕歯車２ｄは右回転
し、左破砕歯車２ｅは左回転する。前記左右破砕歯車２
ｄ、２ｅは、モータを駆動源として回転する。

【００１３】ホッパー内２ｂに投入された被焼却物２５
は、前記左破砕歯車２ｄと右破砕歯車２ｅ間に引き込ま
れるようにして、左破砕歯車２ｄと右破砕歯車２ｅ間を
通り移送部３の移送管３ａ内に送り込まれる。

【００１４】生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５は、左破砕
歯車２ｄと右破砕歯車２ｅ間を通過する前は、生ゴミ、
雑芥等の大きな塊となっているが、左右破砕歯車２ｄ、
２ｅ間を通過する際に左右破砕歯車２ｄ、２ｅにより破
砕されて極めて小さい粒状の被焼却物２５ａとなる。

【００１５】また、粉砕されて粉状の被焼却物２５ａと
なる。勿論、粉砕することなく、生ゴミ、雑芥等をその
ままで破砕部を通過させて焼却部に移送させて焼却させ
てもよい。

【００１６】移送部３は、中空の移送管３ａと移送管３
ａ内に回転可能に取り付けられているモータ３ｃ、３ｅ
を駆動源として回転するスクリューコンベアー３ｄ、３
ｆからなる。移送管３ａの右端部には垂直部３ｉが形成
されていて略Ｌ字型の形状に形成されている移送管であ
る。

【００１７】前記垂直部３ｉの上部の開口部３ｊは、焼
却部１の炉床となる火格子４ｇの位置に突出している。
即ち、前記移送管３ａの垂直部３ｉは、炉床となる火格
子４ｇの中央部の真下方向から突出するのである。前記
火格子４ｇは、回転可能な構造とした回転式の火格子と
してもよい。また、振動機を取り付けて振動する火格子
としてもよい。

【００１８】移送管３ａの左端部には、収納部３ｂが設
けられていて、スクリューコンベアー３ｄを回転させる
駆動源であるモータ３ｃが収納されている。また、移送
管３ａの垂直部３ｉ内にも、前記スクリューコンベアー
３ｄに対して直角に別のスクリューコンベアー３ｆが直
交するように設けられている。垂直部３ｉの下方にも、
スクリューコンベアー３ｆを回転させるためのモータ３
ｅが設けてある。

【００１９】破砕部２ｃ内と移送部３の移送管３ａ内と
は連通していて、破砕、粉砕された被焼却物２５ａは移
送管３ａ内に落下すると、スクリューコンベアー３ｄの
回転により垂直部３ｉ内に取り付けられているスクリュ
ーコンベアー３ｆ方向に移送される。このように、本例
の焼却炉１では、被焼却物２５ａの移送手段としてスク
リューコンベアーを用いる。

【００２０】前記垂設されているスクリューコンベアー
３ｆの下方に移送された破砕、粉砕された破砕粉砕被焼
却物２５ｂは、垂設されているスクリューコンベアー３
ｆにより上方に押し上げられて上昇し、移送管３ａの垂
直部３ｉの開口部３ｊが火格子４ｇのほぼ中央にあるの
で焼却炉１の燃焼室４ｂの火格子４ｇ上に噴出する。

【００２１】破砕部２ｃ内に設置されている左右破砕歯
車２ｄ、２ｅにハンドルを取り付けては手動で回転でき
る構造としてもよい。勿論、タイマー又はリミットスイ
ッチを取り付けたモータを左右破砕歯車２ｄ、２ｅに取
り付けて自動的に回転するさせる構造としてもよい。

【００２２】焼却部４には、上から順に水分を多量に含
む生ゴミを乾燥させるための乾燥室４ａ、一般的な焼却
物を焼却するための燃焼室４ｂ、燃焼室内４ｄで一般焼
却物を焼却した際に発生する焼却灰を受け入れる灰受け
室４ｃがあり、灰受け室４ｃ内に出し入れ可能に設置さ
れている灰受け皿４ｆ内に落下する。

【００２３】また、乾燥室４ａと燃焼室４ｂ間には、水
分を多く含んでいる生ゴミ等を入れ乾燥させるための受
け皿４ｅが取り付けられている。前記受け皿４ａは、網
状の構造、格子状の構造としてもよい。回転可能な構
造、着脱可能な構造にして設置してもよい。これ以降に
詳細な説明にでてくる受け皿４ａは全て同様な構造とす
る。

【００２４】また、乾燥室４ａと燃焼室４ｂ間には受け
皿４ｅが着脱可能に設置されている。そして、被焼却物
２５ｃが燃焼することによる発生する熱により受け皿４
ｅに入れてある水分を多量に含んだ生ゴミの水分が蒸発
し乾燥する。

【００２５】図１から図４までに示すように、ホッパー
内２ｂに投入された生ゴミ、雑芥等２５は、投入部２の
ホッパー２ａの下部に設置されている破砕部２ｃ内の左
右破砕歯車２ｄ、２ｅにより粉砕されて移送部３の移送
管３ａ内に落下する。

【００２６】移送管３ａ内に破砕されることなくそのま
ま落下した生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５、落下した破
砕されて粒状にされた生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５ａ
又は粉砕されて粉状にされた生ゴミ、雑芥等等の被焼却
物２５ａは、モータ３ｃにより回転しているスクリュー
コンベアー３ｄにより移送管３ａの右端部の垂直部３ｉ
に送り込まれる。

【００２７】前記垂直部３ｉに送り込まれてきた粒状又
は粉状の生ゴミ、雑芥等２５ｂは、移送管３ａの垂直部
３ｉの下方に取り付けられ、モータ３ｅにより回転する
スクリューコンベアー３ｆにより燃焼室４ｂの炉床であ
る火格子４ｇ上に押し出されて粉状又は粒状に破砕され
た被焼却物２５ｃは火格子４ｇ上に堆積する。

【００２８】図５は、本発明である被焼却物炉床送り込
み方式焼却炉の第２実施例の縦断面図である。本例の被
焼却物炉床送り込み方式焼却炉１ａでは、移送部３の移
送管３内に生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５、破砕又は粉
砕された生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５ａを移送する移
送手段を図１に示したスクリューコンベアー３ｄに代え
てベルトコンベアー５とするとともに、駆動源としてモ
ータではなく油圧シリンダ６としたものである。

【００２９】本例の被焼却物炉床送り込み方式焼却炉１
ａでは、移送部３をＴ字型の形状の移送部としたもので
ある。その他の構造は、図１から図４に示した焼却炉１
の構造と同一である。

【００３０】即ち、本例の被焼却物炉床送り込み方式焼
却炉１ａは、破砕、粉砕された生ゴミ、雑芥等２５ａを
移送する移送手段としてベルトコンベアー５を設置した
移送管３ａの右端に垂直に垂直管３ｋを連設した構造の
移送部としたものである。

【００３１】また、移送管３ａに直角に連設された垂直
管３ｋ内に、上下動するピストン３ｇを有する油圧シリ
ンダ３ｅを設置した油圧により駆動する油圧移送手段６
とした。前記ピストン３ｇの上部には、耐熱材３ｎが取
り付けられている。例えば、セラミックである。

【００３２】破砕、粉砕されない状態の被焼却物２５、
破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等２５ａを火格子４ｇ
上に移送するために、ベルトコンベアー５による移送手
段と油圧による油圧移送手段６とを組み合わせた手段と
したものである。

【００３３】ホッパー内２ｂ内の被焼却物２５が破砕部
２ｃ内の左右破砕歯車２ｄ、２ｅ間を通り、移送部３の
移送管３ａ内に設置されているベルトコンベアー５上に
落下し、ベルトコンベアー５上に落下した生ゴミ、雑芥
等そのままの被焼却物２５、破砕又は粉砕された破砕粉
砕被焼却物２５ａは垂直管３ｋの方に移送される。

【００３４】その後、前記垂直管３ｋの上部の開口部３
ｊから油圧シリンダ３ｅに取り付けられているピストン
３ｇの往復運動により押圧された破砕又は粉砕された生
ゴミ、雑芥等２５ｃが火格子４ｇの真下から押し上げら
れて火格子４ｇ上に噴出して堆積する。前記ベルトコン
ベアー５は、振動機を取り付けることにより振動式のベ
ルトコンベアーとしてもよい。

【００３５】図６は、本発明である焼却炉の第３実施例
の縦断面図である。本例の焼却炉１ｂは、図１から図５
までに示した例の焼却炉１、１ａと異なる点は、生ゴ
ミ、雑芥等の被焼却物、破砕又は粉砕された生ゴミ、雑
芥等の被焼却物２５ａ、２５ｂの移送手段を油圧移送手
段７、８とした点である。本例の焼却炉１ｂのその他の
構造は、図１から図５までに示した例の焼却炉１、１ａ
の構造と同じである。

【００３６】本例の焼却炉１ｂでは、移送部３の移送管
３ａ及び前記移管３ａの右端に垂直に連設されている垂
直管３ｋ内に共に移送手段として油圧移送手段７、８を
設置している。

【００３７】前記移送管３ａ内には、左右方向に往復運
動するピストン３ｇを有する油圧シリンダ３ｃを設置す
るとともに、前記垂直管３ｋ内にもまた上下動の往復運
動をするピストン３ｇを有する油圧シリンダ３ｅを設置
した構造である。前記ピストン３ｇの上部には、耐熱材
３ｎが取り付けられている。例えば、セラミックであ
る。

【００３８】図７は、本発明である焼却炉の第４実施例
の縦断面図である。本例の焼却炉１ｃは、図１から図６
までに示した例の焼却炉１、１ａ、１ｂと異なる点は、
生ゴミ、雑芥等のそのままの被焼却物２５、破砕又は粉
砕された生ゴミ、雑芥等２５ａ、２５ｂの移送手段とし
て油圧移送手段７ａとした点である。

【００３９】即ち、移送部３の移送管３ａの先端部を屈
曲させた構造であるとともに、移送管３ａにピストン３
ｇを有する油圧シリンダ３ｃを設置した構造とした。本
例の焼却炉１ｃのその他の構造は、図１から図６までに
示した例の焼却炉１、１ａ、１ｂと同じである。

【００４０】即ち、本例の焼却炉１ｃでは、移送部３の
移送管３ａに垂直管を設けずに移送管３のみとするとと
もに、移送管３ａの先端部を上方に直角に屈曲させて、
移送管３ａの先端部の開口部３ｊが炉床となる火格子４
ｇのやや上方の位置になるようにした。

【００４１】移送部３の移送管３ａ内には、ホッパー２
ａのホッパー内２ｂに投入された生ゴミ、雑芥等の被焼
却物、破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等の被焼却物２
５ａ、２５ｂを移送するための移送手段を油圧移送手段
７ａとした。

【００４２】即ち、ピストン３ｇと前記ピストン３ｇを
往復運動させる駆動源として油圧シリンダ３ｃとする油
圧移送手段７ａとし、破砕部２ｃから落下した被焼却物
２５ａは、駆動源である油圧シリンダ３ｃにより左右方
向に水平往復運動をするピストン３ｇにより、移送管３
ａの先端の開口部３ｊから火格子４ｇ上に堆積する。

【００４３】図８は、本発明である焼却炉の第５実施例
の縦断面図である。本例の焼却炉１ｄで、図１から図７
までに示した例の焼却炉１、１ａ、１ｂ、１ｃと異なる
点は、移送部３の移送管３内に生ゴミ、雑芥等のままの
被焼却物２５、破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等２５
ａ、２５ｂを移送するための手段として、移送管３ａ内
の上下にモータにより回転する多数の上下送り歯車１
０、１０ａを設けた点である。

【００４４】即ち、移送管３ａ内の上下に設けた多数の
回転する上送り歯車１０、１０、１０・・・と下に設け
た多数の回転する下送り歯車１０ａ、１０ａ、１０ａ・
・間に破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等２５ａ、２５
ｂを通し、上下の送り歯車１０、１０ａにより焼却炉１
ｄの火格子４ｇ上に移送させて、火格子４ｇ上にある開
口部３ｊから噴出させる構造である。

【００４５】このように、生ゴミ、雑芥等、破砕又は粉
砕された生ゴミ、雑芥等２５ａ、２５ｂの焼却炉１ｄ
は、移送手段を送り歯車とした点である。本例の焼却炉
１ｄのその他の構造は、図１から図７までに示した例の
焼却炉１、１ａ、１ｂ、１ｃと同じである。

【００４６】即ち、本例の焼却炉１ｃでは、移送部３の
移送管３ａに垂直管を設けずに移送管３のみとするとと
もに、移送管３ａの先端部を上方に直角に屈曲させて屈
曲部３ｌを設け、移送管３ａの屈曲部３ｌの先端部の開
口部３ｊが炉床となる火格子４ｇの上面とほぼ同じ位置
になるようににした。

【００４７】前記移管３ａ内には、生ゴミ、雑芥等の被
焼却物２５、破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等２５
ａ、２５ｂを移送する移送手段を多数の送り歯車１０、
１０、１０・・・１０ａ、１０ａ、１０ａ・・・・とし
た点で異なるが、本例の焼却炉１ｄのその他の構造は、
図１から図７までに示した例の焼却炉１、１ａ、１ｂ、
１ｃと同じである。

【００４８】図９は、本発明である焼却炉の第６実施例
の縦断面図である。本例の焼却炉１ｅで、図１から図８
までに示した例の焼却炉１、１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄと
異なる点は、移送部３の移送管３内に生ゴミ、雑芥等の
被焼却物、破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等２５ａ、
２５ｂを移送するために上下に多数の回転する送りロー
ラ１１、１１ａを設けた点である。

【００４９】即ち、移送管３ａ内の上に設けた多数の回
転する上送りローラ１１、１１、１１・・・と下に設け
た多数の回転する下送りローラ１１ａ、１１ａ、１１ａ
・・間に、生ゴミ、雑芥等の被焼却物、破砕又は粉砕さ
れた生ゴミ、雑芥等２５ａ、２５ｂを押しつぶすように
して通過させ、上下送り歯車１１、１１ａにより焼却炉
１ｅの火格子４ｇ上に移送する構造である。

【００５０】このように、生ゴミ、雑芥等の被焼却物２
５、破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５
ａ、２５ｂの焼却炉１ｄを焼却部４への移送するための
移送手段を上下送りローラ１１、１１ａとした点であ
る。本例の焼却炉１ｅのその他の構造は、図１〜図８ま
でに示した例の焼却炉１、１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄと同
じである。

【００５１】本例の焼却炉１ｄでは、移送部３の移送管
３ａに垂直管を設けずに移送管３のみとするとともに、
移送管３ａの先端部を上方に直角に屈曲させて屈曲部３
ｌを設け、移送管３ａの屈曲部３ｌの先端部の開口部３
ｊが炉床となる火格子４ｇの位置に設け、火格子４ｇの
真下より火格子４ｇ上に噴出し堆積するように構造とし
た。

【００５２】前記移管３ａ内には、破砕又は粉砕された
生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５ａ、２５ｂを移送する移
送手段を多数の上下送りローラ１１、１１、１１・・・
１１ａ、１１ａ、１１ａ・・・・とした点で異なる。

【００５３】図１０は、本発明である焼却炉の第７実施
例の縦断面図である。本例の焼却炉１ｆでは、投入部２
のホッパー２ａ内に投入された生ゴミ、雑芥等の被焼却
物２５を破砕部２ｃ内に設置されている左右破砕歯車２
ｄ、２ｅにより小粒子状に破砕又は粉状に粉砕された破
砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５ａを焼
却部４の燃焼室４ｂに真横方向から炉床となる火格子４
ｇ上に移送できる構造とした。

【００５４】図１０に示すように、移送部３の移送管３
ａ内には、モータを駆動源として回転するスクリューコ
ンベアー３ｄを設置し、左右破砕歯車２ｄ、２ｅにより
破砕又は粉砕されて移送管３ａ内に落下した破砕又は粉
砕された生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５ａは、前記スク
リューコンベアー３ｄにより燃焼室内４ｂの炉床となる
火格子４ｇ上に押し出されて堆積する。

【００５５】図１１、本発明である焼却炉の第８実施例
の縦断面図である。図８に示すように、本例の焼却炉１
ｇでは、生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５、破砕又は粉砕
された生ゴミ、雑芥等の被焼却物２５ａ、２５ｂ、２５
ｃを燃焼室４ｂ内の火格子４ｇ上に移送させるための移
送管３ａを、火格子４ｇの真下に設置するのではなく、
火格子４ｇの斜め下方向に設置した構造とした。

【００５６】図１１に示すように、移送部３の移送管３
ａ内には、モータ３ｃを駆動源として回転するスクリュ
ーコンベアー３ｄを設置する。移送管３ａのほぼ中央部
をやや上方に屈曲させて、移送管３ａの先端の開口部３
ｊを炉床となる火格子４ｇ上に開口させ、移送管３ａ内
に落下した破砕又は粉砕された生ゴミ、雑芥等の被焼却
物２５ａ、２５ｂは、前記スクリューコンベアー３ｄに
より燃焼室内４ｂの炉床となる火格子４ｇ上に斜め下方
から押し出されて火格子４ｇ上に堆積する。

【００５７】図１２は、本発明である焼却炉の第９実施
例の縦断面図である。図１２に示すように、本例の焼却
炉１ｈは、第１実施例の焼却炉１にサイクロンを連設し
た構造の焼却炉である。

【００５８】従って、投入部２、移送部３及び焼却部４
の構成の説明は省略し、以下に連設されたサイクロン１
２の構成を説明する。前記サイクロン１２は、他の実施
例である焼却炉１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、１ｅ、１ｆ、
１ｇにも取り付けることができる。図１９には、連設さ
れたサイクロン１２の縦断面の形状を示した。

【００５９】このように、サイクロン１２を、第１実施
例の焼却炉１に取り付けることにより、焼却部４内で焼
却できなかった未燃焼物をサイクロン１２により焼却す
るとともに、微細な塵を除去することができるので、大
気中に放出されることがなくなる。

【００６０】本例の焼却炉１ｈでは、焼却部４にサイク
ロン１２を連設させた構造であり、焼却部４とサイクロ
ン１２とが連設されている個所には連通孔である煙道４
ｊが形成されていて、焼却部４内の排ガスは前記連通孔
である煙道４ｊを通り、サイクロン１２のサイクロン室
１２ａに流れ込む構造である。符号４ｈは、サイクロン
１２を支持するための支持脚である。

【００６１】前記サイクロン１２のサイクロン室１２ａ
内は、図１２及び図１９に示すように、断面形状が略擂
り鉢状に形成されていて、サイクロン室１２の下部には
微細な塵を受けて収納するための塵受け１２ｂが形成さ
れている。

【００６２】また、サイクロン室１２ａには、中空の排
出管１２ｃがサイクロン１２の上壁を貫通するように取
り付けられているとともに、バーナ１２ｄの先端が斜め
下方向に向くようにして取り付けられている。

【００６３】そして、ブロアー１３に取り付けられてい
る中空の送気管１３ａの先端は、排ガスを排出する前記
排出管１２ｃの下端の近接位置にある。勿論、排出管１
２の下部に、送気管１３ａの上端部が入り込むように設
置してもよい。

【００６４】サイクロン室１２ａのサイクロン室内１２
ｅには、矢印ｅのように、焼却部４の乾燥室４ａから排
ガスが流入する。そして、矢印ｃに示すように、サイク
ロン室１２ａで渦流となり、排出管１２ｃの周りを巡っ
ている。このように、排ガスが渦流となっている間に、
排ガス中の微細な塵が塵受け内１２ｆに落下する。

【００６５】前記サイクロン１２は、上記のような構造
であるから、ブロアー１３を駆動させ風を起こし送気管
１３ａの先端から吐き出させて風を矢印ａのように排出
管１２ｃの下端から排出管１２ｃ内に送り込むと、サイ
クロン室１２ａのサイクロン室内１２ｅで矢印ｃのよう
に渦流となっている排ガスは排出管１２ｃの下端から送
り込まれている風とともに、矢印ｂに示すように、排出
管１２ｃの下端からブロアー１３の送気管１３ａから吹
き出される風とともに排出管１２ｃ内に送り込まれる。

【００６６】すると、サイクロン室１２ａは、負圧状態
となり、焼却部４内の乾燥室４ａ及び乾燥室４ｂ内の排
ガスが煙道４ｊを通り、負圧状態となっているサイクロ
ン室１２ａ内に吸引されて流れ込む。

【００６７】焼却部４内の排ガスが吸引されてサイクロ
ン室１２ａに流れ込むと、乾燥室４ａ及び燃焼室４ｂも
負圧状態となるので、焼却部４の底に形成されている貫
通孔４ｉ、４ｉ、４ｉ・・・から酸素を含んだ新鮮な空
気が火格子４ｇ上の被焼却物２５ｃを通過して乾燥室４
ａ及び燃焼室４ｂに流れ込み供給される。

【００６８】本例の焼却炉１ｈでは、被焼却物２５ｃを
火格子４ｇの真下から送り込む構造であために、生ゴ
ミ、雑芥等の被焼却物２５を焼却部４に被焼却物２５を
投入する投入口を焼却部４の真上の位置又は真横位置に
設けて、一気に焼却部４の燃焼室４ｂに落下させて投入
する必要がなくなるので、燃焼室４ｂにある焼却灰が舞
い上がることがなくなる。

【００６９】また、焼却部４に投入口を設け、投入口に
取り付けられている開閉蓋を開けることなく、被焼却物
２５を燃焼室４ｂに連続して送り込むことができるため
に、被焼却物２５を投入する度に開閉蓋を開ける必要が
無く、燃焼室４ｂ内の温度が下降しない。本例の焼却炉
１ｈでは、被焼却物２５を蒸し焼き状態で焼却すること
ができるものであるから、完全燃焼させることができ、
有害物質を発生させることがなくなる。

【００７０】更に、本例の焼却炉１ｈでは、焼却部４の
燃焼室４ｂで焼却されて発生した未燃焼物、微細な塵、
ダイオキシン等の有害物質物を含む排ガスは、サイクロ
ン１２により完全に除去されるので大気中に飛散するこ
とがない。

【００７１】図１２に示すように、煙道４ｊには、バー
ナ１５を取り付けて煙道４ｊを通過する排ガスに含まれ
る未燃焼物を燃焼させる構造としてもよい。前記バーナ
１５に代えてセラミックスのフィルター１６を取り付け
て、煙道４ｊを通過する排ガス中に含まれる微細な塵、
未燃焼物等を除去する構造としてもよい。バーナ１５及
びフィルター１６の双方を煙道４ｊに取り付けてもよ
い。

【００７２】図１２に示すように、排出管１２ｃには、
モータ１７ａの駆動により吸引する吸引ポンプ１７を取
り付け吸引するような構造としたもよい。この場合に
は、送気管１３ａを有するブロアー１３は設置する必要
はない。

【００７３】符号１７ｃは吸引管であり、吸引管１７ｃ
の先端は排出管１２ｃ内に入り込むように設置する。勿
論、ブロアー１３及び吸引ポンプ１７の双方をそれぞれ
取り付けてもよい。

【００７４】図１３から図１８までは、本願発明である
焼却炉に取り付けられる投入部のホッパー及び破砕部を
示した図である。図１３は本発明である焼却炉の投入部
のホッパーの平面図、図１４は投入部の破砕部の一部断
面図である。

【００７５】図１３及び図１４に示した投入部２を構成
するホッパー２ａ及び左右破砕歯車２ｄ、２ｅは、同一
軸に複数設けられている。即ち、ホッパー２ａの下部に
連設されている破砕部２ｃ内に設置する左破砕歯車２ｄ
は、左回転軸２ｋに等間隔に複数の歯車２ｍ、２ｍ、２
ｍ・・・・が固定されている。

【００７６】また、同様に、右破砕歯車２ｅは、同一の
右回転軸２ｌに複数の歯車２ｎ、２ｎ、２ｎ・・・が等
間隔に固定されている。そして、前記左破砕歯車２ｅの
歯車２ｍと歯車２ｍ間には、右送り歯車２ｅの各歯車２
ｎがそれぞれ入り込むような構造である。

【００７７】左破砕歯車２ｄの各歯車２ｍと右破砕歯車
２ｅの歯車２ｎは交互にある。図１３及び図１４に示す
ように、各歯車２ｍ、２ｎの先端２ｏは、左破砕歯車２
ｍと右破砕歯車２ｎ間に流れ込んだ被焼却物２５をより
効率的に切断、破砕又は粉砕することができるように鋭
角に形成され尖っている。

【００７８】図１５は本発明である焼却炉に使用する投
入部の他の実施例の平面図、図１６は図１５に示した破
砕部の一部断面図である。図１６に示すように、右回転
軸２ｌには右送りローラ２ｇが取り付けられているとと
もに、左回転軸２ｋには左送りローラ２ｈが取り付けら
れている。

【００７９】左送りローラ２ｇと右送りローラ２ｈと
は、平行に破砕部２ｃ内に回転可能に取り付けられてい
る。前記左送りローラ２ｇと右送りローラ２ｈ間には、
生ゴミ、雑芥等２５が入り込むようにするために間隙２
ｐを設けて設置されている。勿論、左右送り歯車２ｇ、
２ｈ間に間隙２ｐを設けず、左送りローラ２ｇの外周面
と右送りローラ２ｈの外周面とを密着させて取り付けて
もよい。

【００８０】図１７は本発明である焼却炉に使用する投
入部の他の実施例の平面図、図１８は図１７に示した破
砕部の一部断面図である。本例の投入部２では、ホッパ
ー２ａの下部に連設されている破砕部２ｃ内に複数の破
砕歯車２ｉを放射状に回転可能に設置した構造である。

【００８１】図１７では、放射状に８個所に設置してあ
る。破砕歯車２ｉの外周の先端２ｏは、生ゴミ、雑芥等
２５を容易に切断、破砕、粉砕等ができるように鋭角に
形成されていて尖っている。

【００８２】図１９から図２３までは、本願発明である
焼却炉に取り付けて使用するサイクロンを各実施例を示
した図である。図１９から図２３までに示した煙道４ｊ
にはフィルター１６を取り付けてもよく、また取り付け
なくてもよい。

【００８３】図１９は、本発明である焼却炉に使用する
サイクロンの縦断面図である。本例のサイクロン１２
は、図１２に示した焼却炉の実施例に取り付けられてい
るサイクロン１２である。前記サイクロンの構造は、

【００４８】から

【００６２】に説明した構成と同じである。従って、詳
細な説明は省略する。

【００８４】図２０は、本発明である焼却炉に使用する
サイクロンの他の実施例の縦断面図である。本例のサイ
クロン１２では、ブロアー１３の下部に設置されずに、
サイクロン室１２ａの上面に設置されていて、ブロアー
１３に接続されている送気管１３ａがサイクロン室１２
ａの上方に突出している排出管１２ｃ内に差し込んだ構
造である。従って、排出管１２ｃの下部から排出管１２
ｃ内には、ブロアー１３の送気管１３ａは挿入されてい
ない。

【００８５】図２１は、本発明である焼却炉に使用する
サイクロンの他の実施例の縦断面図である。本例のサイ
クロン１２では、排出管１２ｃに駆動源としてモータ１
７ａを有し吸引する図２６及び図２７に示した吸引ポン
プ１７、図２８及び図２９に示した吸引ファン１８等を
排出管１２ｃの途中に取り付けた構造である。図２１で
は、吸引ポンプ１７及び吸引ファン１８の双方を排出管
１２ｃに取り付けているが、双方を取り付けてもよい
し、吸引ポンプ１７又は吸引ファン１８のいずれかのみ
を取り付けた構造としてもよい。このように、排出管１
２ｃに吸引ポンプ１７と吸引ファン１８の双方を又はい
ずれか１つを取り付けることにより、サイクロン室内１
２ｅの排ガスを排出管１２ｃ内に吸引し排出する。

【００８６】吸引ポンプ１７のみを排出管１２ｃに取り
付けた場合には、サイクロン室内１２ｅの排ガスは吸引
管１７ｃより吸引されて排気管１７ｄを通り排出管１２
ｃより大気中に排出されると、サイクロン室内１２ｅは
負圧状態となるから煙道４ｊのフィルター１６により未
燃焼物が除去されて焼却部４から流入する。吸引ファン
１８のみを排出管１２ｃに取り付けた場合には、サイク
ロン室内１２ｅの排ガスは吸引管１８ｂより吸引されて
排気管１８ｃを通り排出管１２ｃより大気中に排出され
ると、サイクロン室内１２ｅは負圧状態となるから煙道
４ｊのフィルター１６により未燃焼物が除去されて焼却
部４からサイクロン室内１２ｅに流入する。吸引ポンプ
１７と吸引ファン１８の双方を取り付け場合には、吸引
力が極めて強くなる。

【００８７】図２２は、本発明である焼却炉に使用する
サイクロンの他の実施例の縦断面図である。本例のサイ
クロン１２は、サイクロン室１２ａのサイクロン室内１
２ｅに上端部がサイクロン室１２ａの上部から突出する
ように排出管１２ｃを設置する。

【００８８】サイクロン室内１２ｅに設置した前記排出
管１２ｃの下方に、排ガス中の未燃焼物を燃焼させるた
めのコンロ１４を設けるとともに、サイクロン室１２ａ
の下方に送気管１３ａを接続したブロアー１３を設置す
る。前記送気管１３ａの先端は、コンロ１４の中央に形
成されている円孔に挿入させて、排出管１２ｃの下端の
近接位置にくるように設置する。

【００８９】サイクロン１２をこのような構造とするこ
とにより、焼却部４から矢印ｅのように流入した排ガス
は、サイクロン室内１２ｅ内で矢印ｃに示すように渦流
となり排出管１２ｃの周りを回転する。

【００９０】ブロアー１３の送気管１３ａから吹き出す
風は、矢印ａに示すように中空の排出管１２ｃの下端か
ら中空内に吹き出されると、サイクロン室内１２ｅで渦
流としてとなっている排ガスの一部は矢印ｂに示すよう
に、送気管１３ａから吹き出される風に引き込まれて排
出管１２ｃ内に入り、大気中に放出される。

【００９１】図２３は、本発明である焼却炉に使用する
サイクロンの他の実施例の縦断面図である。本例のサイ
クロン１２では、図２２に示したサイクロン１２の構造
を変更したサイクロンである。即ち、ブロアー１３をサ
イクロン室１２ａの上方に設け、前記ブロアー１３に接
続されている送気管１３ａをサイクロン室１２ａから突
出する排出管１２内に挿入させた構造である。

【００９２】図２４及び図２５は、本願発明である被焼
却物炉床送り込み方式焼却炉の煙道の構造を示した図で
ある。即ち、図１２に示した本発明である焼却炉の第９
実施例の煙道の構造を示したものである。

【００９３】図２４では、煙道４ｊにバーナ１５を取り
付けた構造である。このように煙道４ｊにバーナ１５を
斜め方向に取り付けることにより、焼却部４内からサイ
クロン１２に流入する排ガス１５ａ中の未燃焼物を焼却
することができ、未燃焼物が減少した排ガス１５ｂとな
りサイクロン１２内に流入させることができる。

【００９４】図２５では、煙道４ｊにセラミックスのフ
ィルター１６を取り付けた構造である。このように煙道
４ｊにフィルター１６を垂直に煙道を遮るように取り付
けることにより、焼却部４内からサイクロン１２に流入
する排ガス１６ａ中に含まれている未燃焼物を除去する
ことができ、未燃焼物が除去された排ガス１６ｂとなり
サイクロン１２内に流入させることができる。

【００９５】図２６から図２９までは、本願発明である
焼却炉の排出管に取り付ける吸引用の機器を示した図で
ある。

【００９６】図２６は本発明である焼却炉に取り付け使
用する吸引ポンプの正面図、図２７は図２６に示した吸
引ポンプの平面図である。本吸引ポンプ１７は、モータ
１７ａと吸引管１７ｃ及び排出管１７ｄを有する吸引部
１７ｂとからなる。吸引部１７ｂ内には回転羽根が取り
付けられていて、回転羽根がモータ１７ａにより回転す
ることにより吸引及び排出が行われる。

【００９７】この吸引ポンプ１７は、図１２に示すよう
に、排出管１２ｃに設置する。即ち、吸引管１７ｃの先
端部を下方に向けて前記排出管１２ｃ内に挿入させて、
排気管１７ｄは排出管１２ｃ内に上方に向けて設置す
る。

【００９８】このように、排出管１２ｃ内に吸引管１７
ｃを挿入し下方に向け、排気管１７ｄを排出管１２ｃ内
に挿入させて上方に向けて設置することにより、排出管
１２ｃ内にサイクロン室内１２ｅの排ガスを吸引する吸
引速度を、駆動源であるモータ１７ａを早め吸引速度を
強くすることができる。

【００９９】図２８は本発明である焼却炉に使用する吸
引ファンの正面図、図２９は図２８に示した吸引ファン
の平面図である。本吸引ファン１８は、吸引式のファン
であり、前記吸引ポンプに代えて取り付けられるもので
ある。

【０１００】本吸引式の吸引ファン１８は、内部にモー
タにより駆動し回転する回転羽根が収納されている吸引
部１８ａがあり、回転羽根の回転により吸引管１８ｂか
ら吸引し、吸引した排ガスを排気管１８ｃから排出する
構造である。

【０１０１】本吸引ファン１８は、前記吸引ポンプ１７
と同様に、排出管１２ｃ設置するものである。吸引管１
８ｂの先端部は排出管１２ｃ内に挿入し下方を向けて設
置する。そして、排気管１８ｃの先端部は排出管１２ｃ
内に挿入し上方を向けて設置する。

【０１０２】図３０及び図３１は、本発明である焼却炉
の第１０実施例を示した図である。即ち、図３０は本発
明である焼却炉の第１０実施例の横断面図、図３１は図
３０に示した焼却炉の縦断面図である。

【０１０３】本例の焼却炉１ｉでは、図３０及び図３１
に示すように、乾燥室４ａの受け皿４ｅに水分を多量に
含んでいる生ゴミ１９を移送するための投入部２０及び
移送部２０ｂを設けるとともに、燃焼室４ｂの火格子４
ｇ上に一般的なゴミである雑芥２９を投入するたの投入
部２１及投入された一般的な雑芥２９を移送するための
移送部２１ｂを設けた構造の焼却炉である。

【０１０４】図３０及び図３１に示すように、水分を多
量に含む生ゴミ１９及び一般のゴミである雑芥２９を投
入する投入部２０、２１を焼却部４とサイクロン１２間
に設ける。前記投入部２０のホッパー２０ａには水分を
大量に含む生ゴミ１９を投入し、前記投入部２１のホッ
パー２１ａには一般的なゴミである雑芥２９を投入す
る。

【０１０５】図３０及び図３１に示すように、生ゴミ１
９が生ゴミのホッパー２０ａに投入されると、ホッパー
２０ａの下部に連設されている移送部２０ｂの移送管２
０ｃ内に設置されているスクリューコンベアー２０ｄの
回転によりをホッパー２０ａに投入された生ゴミが受け
皿４ｅに移送される。

【０１０６】また、雑芥２５が投入部２１のホッパー２
１ａに投入されると、ホッパー２１ａの下部に連設され
ている移送部２１ｂの移送管２１ｃ内に設置されていて
モータ２２ａにより回転するスクリューコンベアー２
２、モータ２３ａにより回転するスクリューコンベアー
２３及びモータ２４ａにより回転するスクリューコンベ
アー２４によりをホッパー２１ａに投入された雑芥２５
は焼却部４内の火格子４ｇ上に移送される。

【０１０７】このように、火格子４ｇ上に移送されてき
た雑芥２５に点火されると、雑芥２５が燃焼することに
より発生する熱により受け皿４ｅ内に移送されて堆積し
ている生ゴミ１９が加熱されて乾燥する。

【０１０８】この場合に、焼却部４のの下部に形成され
ている複数の貫通孔４から空気が入り込み、灰受け室４
ｃ及び火格子４ｇに形成されている貫通孔を通り、雑芥
２５の燃焼を助長する。そして、雑芥２５が燃焼して発
生する焼却灰は、灰受け室４ｃに出し入れ可能に設置さ
れている灰受け皿４ｆに落下する。

【０１０９】焼却部４内で生ゴミ１９が乾燥されること
により発生した蒸気、被焼却物２５の燃焼により発生す
る未燃焼物、有害物質等を含んだ排ガスは、煙道４ｊを
通り、サイクロン室内１２ｅに吸引される。

【０１１０】前記サイクロン１２のサイクロン室１２ａ
内は、断面形状が略すり鉢状に形成されていて、サイク
ロン室１２ａの下部には微細な塵を受けて収納するため
の塵受け１２ｂが形成されている。

【０１１１】また、サイクロン室１２ａには、中空の排
出管１２ｃがサイクロン１２の上壁を貫通するように取
り付けられているとともに、バーナ１２ｄが取り付けら
れている。そして、ブロアー１３に接続されている中空
の送気管１３ａの先端は、排ガスを排出する前記排出管
１２ｃの下端の近接位置にある。

【０１１２】サイクロン室内１２ｅには、矢印ｅのよう
に、焼却部４の乾燥室４ａから排ガスが流入し、矢印ｃ
に示すように、サイクロン室１２ａのサイクロン室内１
２ｅで渦流となり、排出管１２ｃの周りを巡っている。
このように、排ガスが渦流となっている間に、排ガス中
の微細な塵が塵受け内１２ｆに落下する。

【０１１３】前記サイクロン１２は、上記のような構造
であるから、ブロアー１３を駆動させ風を起こし送気管
１３ａの先端から吐き出させて風を矢印ａのように排出
管１２ｃの下端から排出管１２ｃ内に送り込むと、サイ
クロン室１２ａのサイクロン室内１２ｅで矢印ｃのよう
に渦流となっている排ガスは排出管１２ｃの下端から送
り込まれている風とともに、矢印ｂに示すように、排出
管１２ｃの下端からブロアー１３の送気管１３ａから吹
き出される風とともに排出管１２ｃ内に送り込まれる。

【０１１４】すると、サイクロン室１２ａは、負圧状態
となり、焼却部４内の乾燥室４ａ及び乾燥室４ｂ内の排
ガスが連通孔４ｊを通り、負圧状態となっているサイク
ロン室１２ａ内に吸引されて流れ込む。

【０１１５】焼却部４内の排ガスが吸引されてサイクロ
ン室１２ａに流れ込むと、乾燥室４ａ及び燃焼室４ｂも
負圧状態となるので、焼却部４の底に形成されている貫
通孔４ｉ、４ｉ、４ｉ・・・から酸素を含んだ新鮮な空
気が火格子４ｇ上の被焼却物２５ｃを通過して乾燥室４
ａ及び燃焼室４ｂに流れ込み供給される。

【０１１６】図３２は本発明である焼却炉の第１１実施
例の平面図であり、図３３は図３２に示した焼却炉の一
部縦断面図、図３４は図３２に示した焼却炉の一部縦断
面図である。図３２及び図３３に示すように、本例の焼
却炉１ｊは、１つの焼却部２６に２つの投入部を設けた
焼却炉である。

【０１１７】即ち、図３２に示すように、焼却部２６内
に一般のプラスチック製のゴミ、紙類のゴミ等の比較的
乾燥している雑芥２９を投入する雑芥投入部２７と水分
が多く含有する生ゴミを投入する生ゴミ投入部２８とを
設置した焼却炉１ｊである。

【０１１８】図３３は、雑芥投入部より雑芥が焼却部内
に送り出される状態を示した縦断面図である。本例の焼
却炉２６の焼却部４に雑芥投入部２７を設置し、ホッパ
ー内２ｂに投入された一般ゴミである雑芥２９は、移送
管３ａ内に油圧の油圧移送手段７ａを設置するととも
に、移送管３ａの先端部は上方にほぼ垂直に屈曲させ
て、移送管３ａの燃焼室４ｂの真下から突出する開口部
３ｊは火格子４ｇが設置されているよりやや上の位置に
なるように設置する。開口部３ｊと火格子４ｇの上面の
位置は同一位置となるようにしてもよい。

【０１１９】ホッパー２ａのホッパー内２ｂに投入され
た雑芥２９は、破砕部２ｃ内に設置されている左右送り
歯車２ｄ、２ｅ間を通り、破砕又は粉砕された雑芥２９
ａとなりバーナ１２ｄにより移送管３ａ内を往復運動す
るピストン３ｇにより送り出された破砕又は粉砕された
雑芥２９ｂは、開口部３ｊから火格子４ｇ上に火格子４
ｇの真下すら噴出し堆積する。灰受け室４ｃには、車輪
が取り付けられている灰受け皿４ｆが出し入れ可能に設
置されている。

【０１２０】図３４は、生ゴミ投入部より生ゴミが焼却
部４内に送り出される状態を示した縦断面図である。本
例の焼却炉２６の焼却部４に生ゴミ投入部２８を設置
し、ホッパー内２ｂに投入された水分を多量に含む生ゴ
ミ３２は、移送管３ａ内に油圧シリンダ３ｃと前記油圧
シリンダ３ｃにより往復運動をする油圧移送手段７ａを
設置する。

【０１２１】移送管３ａを上方に垂直に屈曲させて先端
部を受け皿４ｅに届くように延長させて、乾燥室４ａに
設置されている受け皿４ｅの真下から突出させて移送管
３ａの先端に形成されている開口部３ｊは受け皿４ｅの
底に真下から開口するように取り付ける。

【０１２２】ホッパー２ａのホッパー内２ｂに投入され
た生ゴミ３２は、破砕部２ｃ内に設置されている左右送
り歯車２ｄ、２ｅ間を通り、破砕又は粉砕された生ゴミ
３２ａとなり、移送管３ａ内に落下する。

【０１２３】落下した前記生ゴミ３２ｂは、移送管３ａ
内を往復運動するピストン３ｇにより送り出されて受け
皿４ｅ内に生ゴミ３２ｃが堆積する。屈曲部３ｌの厚み
３ｍは肉厚に形成されている。これは、焼却部４の燃焼
室４ｂで発生する高温熱から移送管３ａの屈曲部３ｌを
保護するためである。

【０１２４】図３５は、本発明である焼却炉の第１２実
施例の縦断面図である。本例の焼却炉１ｋは、前記図３
２、図３３及び図３４に示した第１１実施例の焼却炉１
ｊに補助熱発生器３３、雑芥投入管３４、生ゴミ投入管
３５、吸気管３８、送熱管３９等を設けた構造の焼却炉
であり、特に、大型で高層のマンション、集合住宅等に
設置するために開発した焼却炉である。

【０１２５】図３５に示すように、雑芥投入部２７のホ
ッパー２７ａには一般のゴミである雑芥３７を落下させ
る雑芥投入管３４を接続するとともに、生ゴミ投入部２
８のホッパー２８ａには生ゴミ３７ａを投入するための
生ゴミ投入管３５を接続する。

【０１２６】そして、前記雑芥投入管３４に複数の投入
口３４ａ、３４ａ、３４ａを設けるとともに、前記生ゴ
ミ投入管３５にもまた複数の投入口３５ａ、３５ａ、３
５ａを設ける。そして、前記雑芥投入口３４ａと生ゴミ
投入口３５ａを、それぞれ大型高層マンション３６の各
フロアー３６ａ、３６ｂ、３６ｃにそれぞれ設置する。
本例の焼却炉１ｋでは、一般雑芥及び生ゴミ等を効率的
に燃焼させるために補助的に熱を発生させる補助熱発生
器３３を取り付けて、高温の熱風を送熱管３９により焼
却部２６内に吸引される。

【０１２７】前記送熱管３９には、酸素を多く含んだ外
気を取り込むための吸気管３８が接続されている。符号
３２は、雑芥投入部２７、生ゴミ投入部２８、補助熱発
生器３３等を保護するための保護カバーである。前記保
護カバー３２は壁としてもよい。符号２６ｈは、排気す
るための煙突である。符号３０及び符号３１は、移送部
であり、移送手段は油圧移送手段としている。

【０１２８】本例の焼却炉１ｋを大型高層マンションに
設置することにより、大型で高層マンション３６の住人
は、各家庭から排出されるゴミを一般雑芥３７と生ゴミ
３７ａに分別して、一般の雑芥３７は雑芥投入口３４ａ
に投入するとともに、生ゴミ３７ａは生ゴミ投入口３５
ａに投入することが可能となる。

【０１２９】このような、構造にすることなより、補助
熱発生器３３により発生した熱が送熱管３９により焼却
部２６内強制的に送り込まれて煙突２６ｈから強制的に
排出されるために、前記焼却部２６内は負圧状態となる
ために、雑芥投入部２７内、生ゴミ投入部２８内、雑芥
投入管３４内、生ゴミ投入管３５内も負圧状態となるた
めに、雑芥投入部２７内及び生ゴミ投入部２８内に滞留
している悪臭は、逆流することがなく、投入口３４ａ、
３５ａから排出することがなくなる。

【０１３０】図３６は、本発明である焼却炉の第１３実
施例の縦断面図である。本例の焼却炉１ｌでは、投入部
２及び投入部２に連設されている移送部３が、焼却部４
の下部に回動可能に設置した構造の焼却炉である。図１
から図１２までにの焼却炉１について、このように回動
可能な構造とすることができる。

【０１３１】このように、投入部２及び投入部２に連設
されている移送部３を回動可能に取り付けることによ
り、焼却部４にに開閉可能な開閉扉４ｋを設けた場合
に、開ける時に開閉扉４ｋが投入部２のホッパー２ａに
ぶつかり開けることができない時に、投入部２を回動さ
せることにより開閉蓋の開閉に支障がなくなる。このよ
うな投入部２及び投入部２に連設されている移送部３を
回動可能な構造とすることは、上記焼却炉１〜１ｋまで
の焼却炉にも設置することができる。

【０１３２】図３７は、本発明である焼却炉の第１４実
施例を示した一部の縦断面図である。図３７に示すよう
に、本例の焼却炉１ｍでは、回転するキルン式の焼却部
４に図３６に示した回動可能な構造にした投入部２、破
砕部２ｃ、移送部３等を取り付けた焼却炉である。

【０１３３】即ち、本例の焼却炉１ｍは、開閉蓋２ｊを
開閉可能に取り付けたホッパー２ａからなる移送部２
と、前記投入部２の下部に連設されている左右破砕歯車
２ｄ、２ｅが取り付けられた破砕部２ｃと、前記破砕部
２ｃに連設し、バーナ１２ｄとピストン３ｇからなる油
圧移送手段７ａを取り付けた移送部３とからなる。

【０１３４】投入部２のホッパー２ａ内に投入された被
焼却物２５は、破砕部２ｃで破砕又は粉砕された被焼却
物２５ａとなり、移送管３ａ内に落下し、落下した被焼
却物２５ｂは油圧シリンダ３ｃのピストン３ｇにより押
されて移送部３の移送管３ａ内を通り前記油圧移送手段
７ａにより回転焼却炉４内に移送され、回転焼却炉４内
で燃焼される。

【０１３５】前記回転焼却炉４は、基台４１上の左支持
脚４１ａ及び右支持脚４１ｂ上に、左支持部材４０ａと
右支持部材４０ｂ間に回転可能に回転焼却炉４０を取り
付け、前記左支持部材４０ａの下部に移送部３の移送管
３ａを接続し、移送管３ａから被焼却物２５を回転焼却
炉４０内に真下から移送させて、回転焼却炉４０内で焼
却させる構造である。投入部２、破砕部２ｃ及び移送部
３は、回転焼却炉４の左支持部材４０ａに回動可能に取
り付けられている。

【０１３６】図３８から図４１までは、本発明である焼
却炉の第１５実施例を示した図であり、特に、本例の焼
却炉の移送部の一部の縦断面図を示したものである。図
３８から図４１までに示した本例の焼却炉では、移送部
４３に特徴がある。

【０１３７】本例の焼却炉では、カプセル状に成型され
た廃棄物、ボックス状に成型された廃棄物４８等を焼却
部４２の燃焼室内４４ｂに、焼却部４２の燃焼室４４の
炉床となる火格子４４ａ、即ち、火格子４４ａの真下方
向から容易に送り送り込むことができる構造の焼却炉で
ある。

【０１３８】図３８は本例の焼却炉の焼却部内にカプセ
ル状に成型された廃棄物、ボックス状に成型された廃棄
物等を焼却部内に移送するための構造を示した縦断面図
である。

【０１３９】図３８に示すように、焼却部４２の燃焼室
内４４ｂに、火格子４４ａがある燃焼室４４の真下、即
ち、火格子４４ａの真下からカプセル状に成型された廃
棄物、ボックス状に成型された廃棄物等４８を移送する
移送部４３は、内部に搬送ベルト４７ａを設置した搬送
管４７と、セラミック部材４６ｄを上端に取り付けたピ
ストン４６ｃが固定されたシャフト４６ｂを有する油圧
シリンダ４６ａを内部に設置した垂直管４６と、シャフ
ト４５ｂを有する油圧シリンダ４５ａが内部に設置され
ている水平管４５とからなる。

【０１４０】カプセル状に成型された廃棄物、ボックス
状に成型された廃棄物等４８を搬送する搬送管４７は、
垂直管４６の上部に連設されているとともに、水平管４
５もまた前記垂直管４６の上部に連設されている。前記
火格子４４ａは、焼却部４２の底に固定してもよい。ま
た、着脱可能に取り付けてもよい。更に、回転可能な構
造又は回動可能な構造としてもよい。

【０１４１】図３９から図４１までは、本例の焼却炉の
焼却部４２内にカプセル状に成型された廃棄物、ボック
ス状に成型された廃棄物４８を燃焼室内４４ｂの火格子
４４ａ上に押し出される移送の過程を示した縦断面図で
ある。

【０１４２】図３９に示すように、搬送管４７内にカプ
セル状に成型された廃棄物、ボックス状に成型された廃
棄物等４８を搬送するために設置されている搬送ベルト
４７ａに載せられたカプセル状に成型された廃棄物、ボ
ックス状に成型された廃棄物等４８は、矢印Ａに示すよ
うに、前記搬送ベルト４７ａに載せられて連設されてい
る垂直管４６の上部に搬送される。

【０１４３】このとき、シャフト４５ｂは、矢印Ｃ方向
に動き、垂直管４６の上端の開口部４６ｅを閉じてしま
う。前記垂直管４６の上端の開口部４６ｅがシャフト４
５ｂにより閉じられることにより、燃焼室４４ｂ内に堆
積している被焼却物４８ａは垂直管４６内に落下するこ
とがなくなる。

【０１４４】すると、図４０に示すように、油圧シリン
ダ４６ａが駆動して、セラミックス系の素材からなるセ
ラミック部材４６ｄが上端に固定されているピストン４
６ｃが矢印Ｂに示す如く下降する。

【０１４５】搬送されたカプセル状に成型された廃棄
物、ボックス状に成型された廃棄物等４８は、図４０に
示すように、セラミックス系の素材からなるセラミック
部材４６ｄがピストン４６ｃとともに下降するために、
垂直管４６内の上部は中空４６ｆとなる。

【０１４６】このように、中空４６ｆとなった垂直管４
６内の上部には、搬送ベルト４７ａ上にあるカプセル状
に成型された廃棄物、ボックス状に成型された廃棄物等
４８がセラミック部材４６ｄ上に載る。この時でも、板
状に形成されているシャフト４５ｄは垂直管４６の開口
部４６ｅを閉じている。

【０１４７】その後、セラミック部材４６ｄ上に載って
いるカプセル状に成型された廃棄物、ボックス状に成型
された廃棄物等４８が燃焼室内４４ｂ内に向かって上昇
しようとすると、水平管４５内に設置されている油圧シ
リンダ４５ａが駆動し、板状のシャフト４５ｂが図４１
に示すように、矢印Ｅの方向に動き、板状のシャフト４
５ｂが垂直管４６の上部の開口部４６ｅから離れるため
に開口する。

【０１４８】図４１に示すように、垂直管４６の上部が
開口すると、油圧シリンダ４６ａが駆動してシャフト４
６ｂが上昇し、セラミック部材４６ｄ上に載っているカ
プセル状に成型された廃棄物、ボックス状に成型された
廃棄物等４８は、矢印Ｄに示すように、被焼却物４８ａ
の下から被焼却物４８ａ内に押し込まれる。

【０１４９】図４２は本発明である被焼却物炉床送り込
み方式焼却炉の第１６実施例の平面図である。本例の焼
却炉１ｎは、焼却部４と灰貯蔵部４９と投入部５３とか
らなる。前記焼却部４と前記投入部５３間には移送部５
５（５８）があり、前記焼却部４と灰貯蔵部４９間にも
移送部５７（５９）がある。

【０１５０】本例の焼却炉１ｎでは、被焼却物５２は、
投入部５３→移送部５５→焼却部４→移送部５７→灰貯
蔵部４９の順に移送されることにより、破砕され焼却さ
れ貯蔵されて処理される。

【０１５１】図４３は、図４２中に示したＦ−Ｆ線に沿
った縦断面図である。投入部２は、図４３に示すよう
に、開閉蓋５３ｃが開閉可能に取り付けられているホッ
パー５３ａと前記ホッパー５３ａの下部に設けられてい
る破砕部５３ｄとからなる。擂り鉢型のホッパー５３ａ
の底は、破砕部５３ｄの内部とは連通している。

【０１５２】ホッパー内５３ｂには焼却される被焼却物
５２が投入され、ホッパー内５３ｂに投入された被焼却
物５２は破砕部５３ｄ内に設置されている左破砕歯車２
ｄと右破砕歯車２ｅ間を通り移送部５５に送り出され
る。

【０１５３】破砕部５３ｄｃ内にはモータで回転する左
破砕歯車２ｄと右破砕歯車２ｅが対向するように設置さ
れていて、左破砕歯車２ｄは右回転し、左破砕歯車２ｅ
は左回転する。前記左右破砕歯車２ｄ、２ｅは、モータ
により回転する。

【０１５４】ホッパー内５３ｂに投入されている被焼却
物５２は、前記左破砕歯車２ｄと右破砕歯車２ｅ間に引
き込まれるようにして、左右破砕歯車２ｄ、２ｅ間を通
り移送部５５の移送管５５ａ内に送り込まれる。

【０１５５】生ゴミ、雑芥等の被焼却物５２は、左破砕
歯車２ｄと右破砕歯車２ｅ間を通過する前の被焼却物５
２は、生ゴミ、雑芥等の大きな塊となっているが、左右
破砕歯車２ｄ、２ｅ間を通過する際に左右破砕歯車２
ｄ、２ｅにより破砕されて極めて小さい粒となった被焼
却物２５ａとなる。また、粉状となるように破砕しても
よい。

【０１５６】移送部５５は、中空の移送管５５ａと前記
移送管５５ａ内に回転可能に取り付けられているモータ
５５ｃを有するスクリューコンベアー５５ｄからなる。
移送管５５ａの右端部には垂直部５５ｇが形成されてい
る。移送管５５ａはＬ字状に形成されている。

【０１５７】前記垂直部５５ｇの上部の開口部５５ｈ
は、焼却部４の炉床となる火格子５４ｂの位置に突出し
ている。即ち、移送管５５ａの垂直部５５ｇは、炉床と
なる火格子５４ｂの真下方向から突出するのである。移
送管５５ａには、油圧シリンダ３ｃを収納する収納部５
５ｂが設けられている。

【０１５８】移送管５５ａ内に回転可能に水平状態に取
り付けられているスクリューコンベアー５５ｄの一端に
は前記油圧シリンダ５５ｃが取り付けれている。また、
移送管５５ａの垂直部５５ｇにも、前記スクリューコン
ベアー５５ｄに対して直角に別のスクリューコンベアー
５５ｆが直交するように設けられている。

【０１５９】破砕部５３ｄ内と移送部５５の移送管５５
ａ内とは連通していて、破砕、粉砕された破砕被焼却物
５５ｉは移送管５５ａ内に落下すると、スクリューコン
ベアー５５ｄの回転により垂直部５５ｇ内に取り付けら
れているスクリューコンベアー３ｆ方向に移送される。

【０１６０】前記垂設されているスクリューコンベアー
５５ｆの下方に移送された破砕され移送されてきた被焼
却物５５ｊは、垂設されているスクリューコンベアー５
５ｆにより上方に押し上げられて上昇し、移送管５５ａ
の垂直部５５ｇの開口部５５ｈが火格子４ｇの位置にあ
るので焼却部４の燃焼室４ｂの底の火格子５４ｂ上に噴
出する。

【０１６１】左右破砕歯車２ｄ、２ｅにハンドルを取り
付けては手動で回転できる構造としてもよい。勿論、タ
イマー又はリミットスイッチを取り付けたモータを左右
破砕歯車２ｄ、２ｅにセットして自動的に回転するさせ
る構造としてもよい。

【０１６２】焼却部４内には、上に乾燥室４ａがあり、
前記乾燥室４ａの下方に燃焼室４ｂが形成されている。
乾燥室４ａと燃焼室４ｂ間には生ゴミを入れ乾燥させる
ための受け皿４ｅが取り付けられている。被焼却物５２
ａが燃焼することによる発生する熱により受け皿４ｅに
入れてある水分を多量に含んだ生ゴミの水分が蒸発し乾
燥する。前記受け皿４ｅは、乾燥室４ａに固定した構
造、回転可能な構造として設置してもよい。

【０１６３】図４３に示すように、ホッパー内５３ｂに
投入された生ゴミ、雑芥等５２は、投入部５３下部に連
設する破砕部５３ｄ内に設置されている左右破砕歯車２
ｄ、２ｅにより粉砕されて移送部５５の移送管５５ａ内
に落下する。勿論、左右破砕歯車２ｄ、２ｅにより破砕
せずに、そのままの生ゴミ、雑芥等の被焼却物として落
下させてもよい。

【０１６４】移送管５５ａ内に落下した破砕又は粉砕さ
れた生ゴミ、雑芥等等５５ｉはモータ５５ｃにより回転
しているスクリューコンベアー５５ｄにより移送管５５
ａの右端部の垂直部５５ｇの真下に送り込まれる。

【０１６５】前記垂直部５５ｇの真下に送り込まれてき
た粒状又は粉状の生ゴミ、雑芥等５５ｊは、移送管５５
ａの垂直部５５ｇ内に取り付けられているモータ５５ｅ
により回転するスクリューコンベアー５５ｆにより燃焼
室４ｂの炉床である火格子５４ｂ上に押し出されて火格
子５４ｂ上に堆積する。

【０１６６】破砕、粉砕等されて火格子５４ｂ上に堆積
した被焼却物５２ａは、燃焼室４ｂで焼却されて燃焼灰
５４となり、火格子５４ｂ上に堆積する。

【０１６７】前記火格子５４ｂの下方には、火格子５４
ｂ上に堆積している焼却灰５４を受け入れるホッパー５
６が設置されていて、前記ホッパー５６の下部には破砕
部５６ａが連設されている。

【０１６８】前記破砕部５６ａの下部には移送部５７が
連設されていて、移送部５７の移送管５７ａ内にはモー
タ５７ｂによりスクリューコンベアー５７ｃが設置され
ていて、焼却灰５４を移送する。

【０１６９】移送管５７ａの右端部には、垂直部５７ｄ
が形成されていて、垂直部５７ｄの内部には、モータ５
７ｆにより回転するスクリューコンベアー５７ｅが設置
されている。

【０１７０】前記火格子５４ｂには、振動機が取り付け
られていて、火格子５４ｂを振動させると火格子５４ｂ
上に堆積している焼却灰５４がホッパー５６内に落下す
ると、破砕部５６ａ内に設置されている左右破砕歯車５
６ｂ、５６ｃにより、移送部５７の移送管５７ａ内及び
垂直部５７ｄ内を通り、灰貯蔵部４９の貯蔵庫内４９ａ
の底に形成されている開口部４９ｄから噴出し、灰貯蔵
部内４９ａの底に焼却灰５４ａが堆積する。前記開口部
４９ｄには、逆止弁５０が取り付けられている。符号４
９ｃは、支持脚である。前記火格子５４ｂは、回転可能
な構造としてもよい。

【０１７１】図４３に示した灰貯蔵部４９は、全体を略
立方体の形状である。この灰貯蔵部４９は、密封するこ
とができ、灰貯蔵部内４９ａから漏れることがない構造
となっている。灰貯蔵部４９の左上部には、燃焼灰５４
ａを取り出す際の開閉する開閉蓋４９ｂが着脱可能に冠
着されている。

【０１７２】前記開閉蓋４９ｂ孔には、空気孔を設けた
構造としてもよい。灰貯蔵部４９の灰貯蔵部内４９ａ
の燃焼灰５４ａは、貯蔵庫内部に逆止弁５０が設けられ
ていることで密閉度を高くすることができる。

【０１７３】投入部５３に投入する被焼却物５２は、固
体物に限らず液体、粉体、素粒子、粘土状などの物品の
形状に関わらず、特殊ポンプ及び特殊コンベアを用いて
投入できる。

【０１７４】図４４は、本発明である被焼却物炉床送り
込み方式焼却炉の第１７実施例の縦断面図である。本例
の焼却炉１ｏが、第１５実施例の構造と異なる点は、投
入部５３の下部に連設されている移送部５８とホッパー
５６の下部に設置されている移送部５９の構造が異なる
点である。その他の構造については、第１５実施例に説
明した構造と全く同じである。

【０１７５】即ち、移送部５８、５９内に設置する移送
手段を油圧シリンダを設置した構造とした点である。本
例の被焼却物炉床送り込み方式焼却炉１ｏでは、移送部
５８の移送管５８ａの先端部を上方にＬ字状に屈曲させ
て、焼却部４の燃焼室４ｂの火格子５４ｂの位置に真下
から開口部５５ｈを設けた。

【０１７６】そして、移送管５８ａ内には、ピストン５
８ｃを有する油圧シリンダ５８ｂを設置し、油圧シリン
ダ５８ｂのピストン５８ｃにより破砕部５３ｄから移送
管５８ａ内に落下した破砕、粉砕等された被焼却物５２
ａが押されて開口部５８ｄから火格子５４ｂ上に堆積す
る。

【０１７７】また、破砕部５６ａの下部に連設されてい
る移送部５９の移送管５９ａの先端部を上方にＬ字状に
屈曲させて、灰貯蔵部４９の底の位置に真下から接続さ
せ開口部５９ｄを灰貯蔵部４９の底に設けた。

【０１７８】移送管５９ａ内には、ピストン５９ｃを有
する油圧シリンダ５９ｂを設置し、油圧シリンダ５９ｂ
のピストン５９ｃにより破砕部５６ａから移送管５９ａ
内に落下したそのままの生ゴミ、雑芥等の被焼却物５
２、破砕、粉砕等された被焼却物５２ａが押されて開口
部５９ｄから灰貯蔵部４９の底に堆積し、処理される。

【０１７９】図４５は、本発明である被焼却物炉床送り
込み方式焼却炉の第１８実施例の縦断面図である。本例
の被焼却物炉床送り込み方式焼却炉１ｐが、第１６実施
例の構造と異なる点は、ホッパー５６の下部に設置され
ている移送部５９の構造が異なる点である。その他の構
造については、第１６実施例に説明した構造と全く同じ
である。

【０１８０】即ち、本例の被焼却物炉床送り込み方式焼
却炉１ｐでは、移送部５９の移送管５９ａの右端部に垂
直部６０を垂直に連設した。垂直部６０垂直管６０ａの
上端は灰貯蔵部内４９ａの底に真下から接続されてい
て、開口部６０ｄが灰貯蔵部内４９ａの底面にある。

【０１８１】前記垂直部６０の垂直管６０ａ内には、ピ
ストン６０ｂを有する油圧シリンダ６０ｃが設置されて
いて、移送管５９ａ内を押されて移送されてきた焼却灰
５４ａをピストン６０ｂに載せるようにして開口部６０
ｄから灰貯蔵部内４９ａの底面に堆積させる。

【０１８２】以上に説明した本発明である焼却炉１〜１
ｐ、１１は、生ゴミ、雑芥等及びカプセル状及びボック
ス状に成型された廃棄物を焼却するための焼却炉、生ゴ
ミ、雑芥等を微生物により分解する際に使用するための
分解処理装置、生ゴミ、雑芥等を炭化させるための炭化
炉、乾燥炉、溶融炉等にも使用することができる。ま
た、駆動源としての油圧シリンダは、減速することがで
きる構造のモータに置き換えてもよい。

【０１８３】本願発明である焼却炉１〜１ｐ、１１で
は、生ゴミ、雑芥等の被焼却物を破砕、粉砕した被焼却
物とすることなく、生ゴミ、雑芥等の状態でも焼却でき
る構造である

【０１８４】

【発明の効果】本発明である、雑芥ゴミを炉床下より投
入する装置は、以上のような構成であるから、以下の効
果が得られる。

【０１８５】第１に、本願発明である被焼却物炉床送り
込み方式焼却炉では、被焼却物を焼却炉の真上方向又は
真横方向から投入する構造でなく、炉床より被焼却物を
炉内に送り込む構造であるために、被焼却物を投入する
際に投入口の開閉蓋を全開した状態で被焼却物を投入す
る必要が無く、外気が焼却炉の炉内に侵入して焼却炉の
炉内の温度が急激に低下することがなくなり、炉内の被
焼却物が完全燃焼することができるので一酸化炭素、ダ
イオキシン等の有害物質が発生することがなくなる。

【０１８６】第２に、本願発明である被焼却物炉床送り
込み方式焼却炉では、被焼却物を焼却炉の炉内に一気に
投入することがなくなり、燃焼している被焼却物の上に
被焼却物が落下して覆い被さることもなくなるので、被
焼却物は完全燃焼するので有害物質の発生を防止するこ
とができる。

【０１８７】第３に、本願発明である被焼却物炉床送り
込み方式焼却炉では、被焼却物を焼却炉の真上の位置又
は真横の位置に設けられている投入口より、被焼却物を
焼却炉の炉内に一気に投入することがなくなるので、投
入前から炉床上で燃焼している被焼却物の焼却灰が炉内
全体に舞い上がることがないので、炉内の温度が急激に
低下することもなく被焼却物が完全に燃焼するとともに
炉内に舞い上がった焼却灰が大気中に飛散することがな
くなる。

【０１８８】第４に、被焼却物を焼却した後の焼却灰に
含まれているダイオキシン等の有害物質さえも、無害化
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第１実施例の縦断面図である。

【図２】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第１実施例の縦断面図である。

【図３】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第１実施例の縦断面図である。

【図４】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第１実施例の縦断面図である。

【図５】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第２実施例の縦断面図である。

【図６】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第３実施例の縦断面図である。

【図７】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第４実施例の縦断面図である。

【図８】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第５実施例の縦断面図である。

【図９】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却炉
の第６実施例の縦断面図である。

【図１０】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第７実施例の縦断面図である。

【図１１】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第８実施例の縦断面図である。

【図１２】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第９実施例の縦断面図である。

【図１３】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するホッパーの平面図である。

【図１４】図１３に示したホッパーの一部断面図であ
る。

【図１５】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するホッパーの他の実施例の平面図である。

【図１６】図１５に目下ホッパーの一部断面図である。

【図１７】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するホッパーの他の実施例の平面図である。

【図１８】図１７に示したホッパーのホッパーの一部断
面図である。

【図１９】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するサイクロンの縦断面図である。

【図２０】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するサイクロンの他の実施例の縦断面図であ
る。

【図２１】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するサイクロンの他の実施例の縦断面図であ
る。

【図２２】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するサイクロンの他の実施例の縦断面図であ
る。

【図２３】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用するサイクロンの他の実施例の縦断面図であ
る。

【図２４】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉を構成する煙道の縦断面図である。

【図２５】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉を構成する煙道の他の実施例の縦断面図である。

【図２６】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用する吸引ポンプの正面図である。

【図２７】図２６に示した吸引ポンプの平面図である。

【図２８】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉に使用する吸引ファンの正面図である。

【図２９】図２８に示した吸引ファンの平面図である。

【図３０】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１０実施例の縦断面図である。

【図３１】図３０に示した被焼却物炉床送り込み方式焼
却炉の横断面図である。

【図３２】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１１実施例の平面図である。

【図３３】図３２に示した被焼却物炉床送り込み方式焼
却炉の一部縦断面図である。

【図３４】図３２に示した被焼却物炉床送り込み方式焼
却炉の一部縦断面図である。

【図３５】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１２実施例の縦断面図である。

【図３６】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１３実施例の縦断面図である。

【図３７】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１４実施例の一部縦断面図である。

【図３８】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１５実施例の一部縦断面図である。

【図３９】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１５実施例の一部縦断面図である。

【図４０】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１５実施例の一部縦断面図である。

【図４１】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１５実施例の一部縦断面図である。

【図４２】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１６実施例の平面図である。

【図４３】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１６実施例を示した図４２中のＦ−Ｆ線に沿った
縦断面図である。

【図４４】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１７実施例の縦断面である。

【図４５】本発明である被焼却物炉床送り込み方式焼却
炉の第１８実施例の縦断面である。

【符号の説明】

１〜１ｐ被焼却物炉床送り込み方式焼却炉２投入部２ａホッパー２ｂホッパー内２ｃ破砕部２ｄ左破砕歯車２ｅ右破砕歯車２ｆ塵受け２ｇ送りローラ２ｈ送りローラ２ｉ粉砕歯車２ｊ開閉蓋２ｋ左回転軸２ｌ右回転軸２ｍ、２ｎ歯車２ｏ先端２ｐ間隙３移送部３ａ移送管３ｂ収納部３ｃモータ３ｄスクリューコンベアー３ｅモータ３ｆスクリューコンベアー３ｇピストン３ｈ収納部３ｉ垂直部３ｊ開口部３ｋ垂直管３ｌ屈曲部３ｍ厚み４焼却部４ａ乾燥室４ｂ燃焼室４ｃ灰受け室４ｄ燃焼室内４ｅ受け皿４ｆ灰受け皿４ｇ火格子４ｈ支持脚４ｉ貫通孔４ｊ煙道４ｋ開閉扉５ベルトコンベアー６油圧移送手段７、７ａ油圧移送手段８油圧移送手段９モータ１０上送り歯車１０ａ下送り歯車１１上送りローラ１１ａ下送りローラ１２サイクロン１２ａサイクロン室１２ｂ塵受け１２ｃ排出管１２ｄバーナ１２ｅサイクロン室内１２ｆ塵受け内１３ブロアー１３ａ送気管１４コンロ１５バーナ１５ａ、１５ｂ排気ガス１６フィルター１６ａ、１６ｂ排気ガス１７吸引ポンプ１７ａモータ１７ｂ吸引部１７ｃ吸引管１７ｄ排気管１８吸引ファン１８ａ吸引部１８ｂ吸引管１８ｃ排気管１９生ゴミ２０投入部２０ａホッパー２０ｂ、２０ｃ移送管２０ｄスクリューコンベアー２０ｅ開口部２１投入部２１ａホッパー２１ｂ移送部２１ｃ移送管２２スクリューコンベアー２２ａモータ２３スクリューコンベアー２３ａモータ２４スクリューコンベアー２４ａモータ２５被焼却物２５ａ〜２５ｃ破砕粉砕被焼却物２６焼却部２６ａ焼却炉２６ｂ乾燥室２６ｃ受け皿２６ｄ燃焼室２６ｅ灰受け皿２６ｆ灰受け室２６ｇ、２６ｈ煙突２７雑芥投入部２７ａホッパー２７ｂホッパー内２７ｃ収納部２７ｄ左破砕歯車２７ｅ右破砕歯車２７ｆ収納部内２８生ゴミ投入部２８ａホッパー２８ｂホッパー内２８ｃ収納部２８ｄ左送り歯車２８ｅ右粉砕歯車２８ｆ収納部内２９雑芥２９ｂ被焼却物３０左移送管３０ａ移送管内３０ｂ油圧シリンダ３０ｃ押圧部材３１右移送管３１ａ移送管内３１ｂ油圧シリンダ３１ｃ押圧部材３２〜３２ｃ被焼却物３３補助熱発生器３４生ゴミ投入管３４ａ生ゴミ投入口３５雑芥投入管３５ａ投入口３６〜３６ｂ各フロアー３７生ゴミ３７ａ雑芥３８吸気管３９送熱管４０回転焼却炉４０ａ支持部材４０ｂ支持部材４１基台４１ａ左支持脚４１ｂ右支持脚４２焼却部４３移送部４４燃焼室４４ａ火格子４４ｂ燃焼室内４５水平管４５ａ油圧シリンダ４５ｂシャフト４６垂直管４６ａ油圧シリンダ４６ｂシャフト４６ｃピストン４６ｄセラミック部材４６ｅ開口部４６ｆ中空４７搬送管４７ａ搬送ベルト４７ｂシリンダーヘッド４８廃棄物４８ａ被焼却物４９灰貯蔵部４９ａ貯蔵庫内４９ｂ開閉蓋４９ｃ支持脚５０逆止弁５１油圧移送手段５２被焼却物５３投入部５３ａホッパー５３ｂホッパー内５３ｃ開閉蓋５３ｄ破砕部５４焼却灰５４ａ燃焼灰５４ｂ火格子５５移送部５５ａ移送管５５ｂ移送管５５ｃモータ５５ｄスクリューコンベアー５５ｅモータ５５ｆスクリューコンベアー５５ｇ垂直部５５ｈ開口部５５ｉ破砕被焼却物５５ｊ被焼却物５６ホッパー５７移送部５７ａ移送管５７ｂモータ５７ｃスクリューコンベアー５７ｄ垂直部５７ｅスクリューコンベアー５７ｆモータ５８移送部５８ａ移送管５８ｂピストン５８ｃピストン５８ｄ開口部５９移送部５９ａ移送管５９ｂ油圧シリンダ５９ｃピストン５９ｄ開口部６０垂直部６０ａ垂直管６０ｂピストン６０ｃ油圧シリンダ６０ｄ開口部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｆ２３Ｇ 5/00 １０７Ｆ２３Ｇ 5/00 １０７ 5/033 ＺＡＢ 5/033 ＺＡＢＡＦ２３Ｋ 3/12 Ｆ２３Ｋ 3/12 3/14 3/14 ＺＦターム(参考） 3K065 AA16 AB01 AC01 CA02 CA14 EA11 EA16 EA23 EA28 EA33 EA43 EA58 4D065 CA12 CB01 CC01 CC08 DD06 ED02 ED13 ED16 4D067 CG08 DD02 DD14 EE04 EE13 GA17 GA18

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被焼却物を投入するホッパーの下方に被
焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有す
る投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送
するために垂直部を有する移送管と前記移送管内に移送
手段としてスクリューコンベアーを取り付けた移送部
と、前記移送部から移送された被焼却物を焼却する焼却
部とからなり、前記移送管の垂直部の開口部を焼却部の
真下に取り付け、前記被焼却物が焼却部の真下から焼却
部内に送り込むようにしたことを特徴とする被焼却物移
送方式焼却炉。
【請求項２】被焼却物を投入するホッパーの下方に被
焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有す
る投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送
するために移送手段としてベルトコンベアーを内部に設
けた移送管と前記移送管に垂直に連設し移送手段として
油圧シリンダを内部に設けたた垂直管からなる移送部
と、前記移送部から移送された被焼却物を焼却する焼却
部とからなり、前記垂直管の開口部を焼却部の真下に取
り付け、前記被焼却物が焼却部の真下から焼却部内に送
り込むようにしたことを特徴とする被焼却物移送方式焼
却炉。
【請求項３】移送管の内部に移送手段として油圧シリ
ンダを設けたことを特徴とする請求項２に記載の被焼却
物移送方式焼却炉。
【請求項４】被焼却物を投入するホッパーの下方に被
焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有す
る投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送
するために屈曲部を有する移送管と前記移送管内に移送
手段として油圧シリンダを取り付けた移送部と、前記移
送部から移送された被焼却物を焼却する焼却部とからな
り、前記移送管の屈曲部の開口部を焼却部の真下に取り
付け、前記被焼却物が焼却部の真下から焼却部内に送り
込むようにしたことを特徴とする被焼却物移送方式焼却
炉。
【請求項５】移送管内の移送手段を上送り歯車と下送
り歯車としたことを特徴とする請求項４記載の被焼却物
移送方式焼却炉。
【請求項６】移送管内の移送手段を上送りローラと下
送りローラとしたことを特徴とする請求項４記載の被焼
却物移送方式焼却炉。
【請求項７】被焼却物を投入するホッパーの下方に被
焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有す
る投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送
するための移送管と前記移送管内に移送手段としてスク
リューコンベアーを取り付けた移送部と、前記移送部か
ら移送された被焼却物を焼却する焼却部とからなり、前
記移送管の開口部を焼却部の真横に取り付け、前記被焼
却物が焼却部の真横から焼却部内に送り込むようにした
ことを特徴とする被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項８】被焼却物を投入するホッパーの下方に被
焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有す
る投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送
するための移送管と前記移送管内に移送手段としてスク
リューコンベアーを取り付けた移送部と、前記移送部か
ら移送された被焼却物を焼却する焼却部とからなり、前
記移送管の開口部を焼却部の斜め下に取り付け、前記被
焼却物が焼却部の斜め下から焼却部内に送り込むように
したことを特徴とする被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項９】被焼却物を投入するホッパーの下方に被
焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有す
る投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移送
するために垂直部を有する移送管と、前記移送管内に移
送手段としてスクリューコンベアーを取り付けた移送部
と、前記移送部から移送された被焼却物を焼却する焼却
部と、前記焼却部に煙道を介して連設し、排気ガスを浄
化するとともに焼却部内を負圧状態とするサイクロンと
からなり、前記移送管の垂直部の開口部を焼却部の真下
に取り付け、前記被焼却物が焼却部の真下から焼却部内
に送り込むようにしたことを特徴とする被焼却物移送方
式焼却炉。
【請求項１０】収納部に収納され回転する破砕歯車を
破砕ローラとしたことを特徴とする請求項１、請求項
２、請求項３、請求項４請求項５、請求項６、請求項
７、請求項８又は請求項９に記載の被焼却物移送方式焼
却炉。
【請求項１１】収納部に収納され回転する破砕歯車を
数個所に環状に取り付けた破砕歯車としたことを特徴と
する請求項１、請求項２、請求項３、請求項４請求項
５、請求項６、請求項７、請求項８、又は請求項９に記
載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１２】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉の
サイクロンを、内部に排出管を設けるとともにバーナを
設置したサイクロン室の下方に塵受けを形成し、前記塵
受けの下方にブロアーを設置し、前記ブロアーに接続さ
れている送気管の先端を前記排出管の下端の近接位置に
位置する構造のサイクロンとしたことを特徴とする請求
項９に記載した被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１３】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉の
サイクロンを、送気管が接続されているブロアーをサイ
クロン上に設置し、前記送気管を排出管内に挿入した構
造のサイクロンとしたことを特徴とする請求項１２に記
載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１４】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉の
サイクロンを、内部に排出管を設けるとともにバーナを
設置したサイクロン室の下方に塵受けを形成し、前記塵
受けの下方にブロアーを設置し、前記ブロアーに接続さ
れている送気管の先端を前記排出管の下端の近接位置に
位置させるとともに、送気管が接続されているブロアー
をサイクロン上に設置し、前記送気管を排出管内に挿入
した構造のサイクロンとしたことを特徴とする請求項９
に記載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１５】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉の
サイクロンを、サイクロン室には排出管を設け、下方に
ブロアーを設置して前記ブロアーに接続されている送気
管の先端を前記排出管の下端の近接位置に位置させると
ともに、前記サイクロン室の排出管の下方にバーナを設
けた構造のサイクロンとしたことを特徴とすること請求
項９に記載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１６】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉の
サイクロンを、サイクロン室には排出管を設けるととも
に上方にブロアーを設置し、前記ブロアーに接続されて
いる送気管を前記排出管内に挿入させた構造のサイクロ
ンとしたことを特徴とすること請求項９に記載の被焼却
物移送方式焼却炉。
【請求項１７】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉に
おいて、煙道にバーナを斜め方向に向けて取り付けたこ
とを特徴とする請求項９、請求項１０、請求項１１、請
求項１２、請求項１３，請求項１４、請求項１５又は請
求項１６に記載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１８】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉に
おいて、煙道にフィルターを取り付けたことを特徴とす
る請求項９、請求項１０、請求項１１、請求項１２、請
求項１３，請求項１４、請求項１５又は請求項１６に記
載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項１９】請求項９の被焼却物移送方式焼却炉に
おいて、煙道にフィルターを取り付けるとともにサイク
ロンよりに吸引ポンプとをを取り付けたことを特徴とす
る請求項９、請求項１０、請求項１１、請求項１２、請
求項１３，請求項１４、請求項１５又は請求項１６に記
載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項２０】焼却部と前記焼却部にサイクロンを連
設した焼却炉において、一般の雑芥を投入する雑芥投入
部と生ゴミを投入する生ゴミ投入部とを設け、前記雑芥
投入部の下部及び生ゴミ投入部の下部に左右破砕歯車を
収納した破砕部を連設するとともに移送管内に移送手段
を設置した移送部を連設し、前記雑芥投入部の移送部の
移送管は火格子に接続するとともに前記生ゴミ投入部の
移送部の移送管は生ゴミを受け入れる受け皿の底に接続
したことを特徴とする被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項２１】焼却部の一方には一般の雑芥を投入す
る雑芥投入部を設け、前記焼却部の他方には生ゴミを投
入する生ゴミ投入部とを設け、前記雑芥投入部の下部及
び生ゴミ投入部の下部に左右破砕歯車を収納した破砕部
を連設するとともに移送管内に移送手段を設置した移送
部を連設し、前記雑芥投入部の移送部の移送管は火格子
に接続するとともに前記生ゴミ投入部の移送部の移送管
は生ゴミを受け入れる受け皿の底に接続したことを特徴
とする被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項２２】請求項２１に記載の被焼却物移送方式
焼却炉の焼却部には吸気管を有する送熱管が取り付けら
れている補助熱発生器を設置し、雑芥投入部には開閉蓋
が取り付けられ投入口を有する雑芥投入管を接続すると
ともに生ゴミ投入部には開閉蓋が取り付けられ投入口を
有する生ゴミ投入管を接続し、前記補助熱発生器の送熱
管を前記焼却部に接続したことを特徴とする被焼却物移
送方式焼却炉。
【請求項２３】投入部、破砕部及び移送部を回動可能
に取り付けたことを特徴とする請求項１、２、３、４、
５、６、７又は８に記載の被焼却物移送方式焼却炉。
【請求項２４】被焼却物を投入するホッパーの下方に
被焼却物を破砕する左右破砕歯車を収納した収納部を有
する投入部と、前記破砕された被焼却物を焼却部内に移
送するために屈曲部を有する移送管と前記移送管内に移
送手段として油圧シリンダを取り付けた移送部と、前記
移送部から移送された被焼却物を焼却する焼却部とから
なり、前記移送管の屈曲部の開口部を回転焼却炉の真下
に取り付け、前記被焼却物が回転焼却炉の真下から回転
焼却炉内に送り込むようにしたことを特徴とする被焼却
物移送方式焼却炉。
【請求項２５】内部に搬送ベルトを設置した搬送管
と、セラミック部材を上端に取り付けたピストンが固定
されたシャフトを有する油圧シリンダを内部に設置した
垂直管と、シャフトを有する油圧シリンダが内部に設置
されている水平管とからなる移送部の垂直管の開口部を
焼却部の底部に接続し、カプセル状に成型された廃棄
物、ボックス状に成型された廃棄物等を焼却部の真下か
ら焼却部内に送り込むようにしたことを特徴とする被焼
却物移送方式焼却炉。
【請求項２６】内部に搬送ベルトを設置した搬送管
と、セラミック部材を上端に取り付けたピストンが固定
されたシャフトを有する油圧シリンダを内部に設置した
垂直管と、シャフトを有する油圧シリンダが内部に設置
されている水平管とからなる移送部を設け、カプセル
状、ボックス状等に成型された廃棄物を焼却部の真下か
ら焼却部内に移送することができるようにしたことを特
徴とする被焼却物炉床送り込み方式焼却炉。
【請求項２７】被焼却物を投入するホッパー及び前記
被焼却物を破砕、粉砕する破砕部を有する投入部と、破
砕、粉砕された被焼却物を焼却部に移送する移送部と、
前記移送部から移送されてきた破砕、粉砕された被焼却
物を焼却する燃焼室及び生ゴミを乾燥させる乾燥室とを
有し、焼却されて発生した焼却灰を収納するホッパーと
を有するする焼却部４と、前記焼却部で焼却され発生し
た焼却灰を灰貯蔵庫に移送する移送部と、移送されてき
た焼却灰を処理する灰貯蔵庫とからなることを特徴とす
る被焼却物炉床送り込み方式焼却炉。