JP2002220297A - 種結晶およびこれを用いたシリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

種結晶およびこれを用いたシリコン単結晶の製造方法

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JP2002220297A JP2001016021A JP2001016021A JP2002220297A JP 2002220297 A JP2002220297 A JP 2002220297A JP 2001016021 A JP2001016021 A JP 2001016021A JP 2001016021 A JP2001016021 A JP 2001016021A JP 2002220297 A JP2002220297 A JP 2002220297A
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治 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チョクラルスキー法によるシリコン単結晶引上
げ工程において、効率的なネック部作成を行い、無転位
のシリコン単結晶を生産性よく引上げることができる種
結晶およびこれを用いたシリコン単結晶の引上げ方法を
提供する。 【解決手段】シリコン単結晶からなり、ボロンを1×1
18atoms/cm 以上含有し、シリコン単結晶
引上げ時、シリコン融液に浸漬する先端の断面積が1
9.5〜78.5mmである種結晶。また、これを用
いたシリコン単結晶の引上げ方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は種結晶およびこれを
用いたシリコン単結晶の製造方法に係わり、特にボロン
を含有し形状を特定した種結晶およびこれを用いたシリ
コン単結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体デバイスのシリコンウェー
ハには主にシリコン単結晶が用いられているが、このシ
リコン単結晶は、多結晶シリコンからチョクラルスキー
法(以下、CZ法という。)により製造される。
【0003】CZ法は、石英ルツボ内に供給された原料
のポリシリコンを加熱溶融し、このシリコン融液に種結
晶の先端を浸漬させ、なじませた後、シリコン単結晶イ
ンゴットを育成し引上げるものである。しかし、種結晶
を融液に浸漬するときの熱ショックにより種結晶中に転
位が発生する。また種結晶中の不純物濃度と育成する結
晶中の不純物濃度の差が大きい場合には格子歪み(ミス
フィット)による転位が結晶中に発生する。このため、
発生した転位を取除くためにダッシュネッキング法によ
り種結晶直径を細める工程(以下、ネック工程とい
う。)が必要となっている。
【0004】このネック工程は結晶直径を3〜5mmま
で細めるため、シリコン結晶の直径増大に伴う結晶重量
の増加により、結晶重量を支えるネック部の強度不足が
懸念されている。また、1ロットのシリコン単結晶育成
を行う上で最低1回のネック工程が必要であり、従っ
て、ネック工程中に結晶直径を細める上で結晶がシリコ
ン融液から離れてしまった場合や、ネック工程以降の結
晶育成工程中に転位が発生しメルトバックをした場合、
もしくはリチャージ法よりの単結晶を育成する場合には
複数回のネック工程が必要であり、このネック工程は1
回で数時間を要するため、生産性を低下させる問題があ
った。
【0005】上記の問題点を解決するために、無ネッキ
ング無転位結晶の育成方法に関する多くの研究がなされ
ている。
【0006】例えば、特開平4−139092号公報に
は、種結晶にボロンを高濃度にトープすることで種結晶
の強度を増加させ、また、先細の形状にすることにより
種結晶をシリコン融液に浸漬したときの種結晶に発生す
る熱応力を低くして種結晶に発生する転位を少なくする
種結晶が記載されている。しかし、この記載の種結晶の
問題点として、結晶直径の絞り込み(ダッシュ)での転
位抑制は必要なくなり、比較的強度の強い太い直径での
ネッキングが可能となるが、抵抗率制御と同じボロン不
純物を用いるため、高抵抗帯の結晶を成長させる際、種
結晶とシリコン融液を接触させると格子定数の違いによ
りミスフィット転位が発生し、結晶の無転位化は不可能
となる点が挙げられる。
【0007】また、Dislocation−Free
CzochralskiSilicon Cryst
al Growth without theDisl
ocation−Elimination−Necki
ngProcess Hoshikawa et a
l: Jpn.J.Appl.Phys. 38(19
99)L1369.には、種結晶中のボロンを濃度:4
×1019atoms/cm、結晶中のボロン濃度:
5.4×1019atoms/cmで熱ショック転位
とミスフィット転位を発生せずに無ネッキング無転位結
晶(φ60×直胴部約50mm)の引上げに成功したと
の記載がある。
【0008】また、Dislocation−free
B−doped Sicrystal growth
without Dash neckingin C
zochralski method: influe
nce ofB concentration Hua
ng et al: J.Crystal Growt
h 213(2000)283.には、熱ショック転位
を抑制する種結晶中のボロン濃度限界は1×1018
toms/cmであり、ミスフィット転位を抑制する
ためには融液中のボロン濃度も合わせる必要があるとの
記載がある。
【0009】さらに、Dislocation −Fr
ee CzochralskiSi Crystal
Growth without the Dash −
Necking Process: Growth f
rom UndopedSi Melt Taishi
et at: Jpn. J. Appl.Phy
s.39(2000)L191.には、熱ショック転位
を抑制する種結晶中のボロン濃度限界は1×1018
toms/cmであり、ミスフィット転位が発生しな
い種結晶中の許容ボロン濃度差は7×1018atom
s/cm であり、適切なボロン濃度の種結晶でノンド
ープ融液からでも無ネッキング無転位が可能との記載が
ある。
【0010】しかしながら、実際のシリコン単結晶引上
げ工程では、種結晶中のボロン濃度が1×1018at
oms/cm以上でありながら熱ショック転位の発生
は起こりうる。この単結晶引上げ方法では、種結晶形状
やエッチングなどの種結晶の取り扱い、種結晶浸漬以降
の結晶育成開始時に若干結晶直径を細めるなどの工程が
あり、これらにより転位の発生確率が左右される。特に
種結晶形状に大きく依存し、熱ショック転位の発生確率
を少なくするには種結晶先端面の面積が小さい程好まし
い。しかし種結晶先端面の面積を小さくすることは結晶
重量に対する強度不足とエッチング時などで折れやすい
問題がある。一度種結晶中に熱ショック転位が発生した
場合、メルトバック後に転位の発生した種結晶部を溶か
し込むに連れて一度発生した転位が種結晶上部に波及し
続けるため、種結晶の交換を行わない限り無ネッキング
無転位結晶の育成が不可能となり逆に生産性の低下を招
くことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、チョクラルス
キー法によるシリコン単結晶引上げ工程において、無転
位のシリコン単結晶を生産性よく引上げることができる
種結晶およびこれを用いたシリコン単結晶の引上げ方法
が要望されている。
【0012】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、チョクラルスキー法によるシリコン単結晶引上
げ工程において、効率的なネック部作成を行い、無転位
のシリコン単結晶を生産性よく引上げることができる種
結晶およびこれを用いたシリコン単結晶の引上げ方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、シリコン単結晶から
なり、ボロンを1×1018atoms/cm以上含
有し、シリコン単結晶引上げ時、シリコン融液に浸漬す
る先端の断面積が19.5〜78.5mmであること
を特徴とする種結晶であることを要旨としている。
【0014】本願請求項2の発明は、シリコン単結晶か
らなり、ボロンを1×1018atoms/cm以上
含有し、シリコン単結晶引上げ時、シリコン融液に浸漬
する先端の断面積が19.5〜78.5mmである種
結晶を用いたシリコン単結晶の製造方法であって、ダッ
シュネッキングにより転位を取除く工程中に、3mm/
分以上の引上げ速度を少なくとも10分間以上維持する
区間を設けたことを特徴とするシリコン単結晶の製造方
法であることを要旨としている。
【0015】本願請求項3の発明では、上記3mm/分
以上の引上げ速度で引上げるときのネック部の直径は、
5〜7mmであることを特徴とする請求項2に記載のシ
リコン単結晶の製造方法であることを要旨としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる種結晶およ
びこれを用いたシリコン単結晶の製造方法の実施形態に
ついて添付図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明に係わるシリコン単結晶の製
造方法に用いられる単結晶引上げ装置1であり、一般に
CZ法によるシリコン単結晶引上げに用いられる。この
単結晶引上げ装置1は、水冷された炉体2と、この炉体
2に収納され原料であるポリシリコンを溶融し溶融シリ
コンMにする石英ルツボ3と、この石英ルツボ3を保持
する黒鉛ルツボ4と、この黒鉛ルツボ4を囲繞するヒー
タ5とを有している。この黒鉛ルツボ4は炉体2を貫通
し、モータ6に結合されて回転され、かつ昇降装置7に
よって昇降されるルツボ回転軸8に取り付けられてい
る。
【0018】また、石英ルツボ3の上方には、単結晶引
上げのための種結晶9が配置されており、この種結晶9
は引上げ用のワイヤー10に設けられたシードチャック
11に取り付けられている。なお、12はワイヤーリー
ル回転装置、13は二次元カメラである。
【0019】図2に示すように、種結晶9は、シリコン
単結晶からなり、ボロンを1×10 18atoms/c
以上含有し、シリコン単結晶引上げ時、シリコン融
液Mに浸漬する先端9tの断面積が19.5〜78.5
mmに形成されている。この種結晶9はCZ法により
引上げられた1×1018atoms/cm以上のシ
リコン単結晶を所定の寸法に切出して作製されたもので
ある。
【0020】ボロン濃度を1×1018atoms/c
以上にするのは、熱ショックによる転位の発生を抑
制できるからであり、1×1018atoms/cm
未満では熱ショックによる転位の発生を抑制しにくい。
先端9tの断面積を19.5〜78.5mmにするの
は、ボロンを1×1018atoms/cm以上含有
し、熱ショック転位の発生があっても転位を消滅させる
ことが容易であるからであり、19.5mm未満で
は、無転位結晶の引上げは可能であるが強度的に問題が
あり、78.5mmを超えると、熱ショックによる転
位が発生しやすく、効率的な無転位結晶の引上げは困難
になる。
【0021】次に、本発明に係わる種結晶およびこれを
用いた単結晶引上げ方法について説明する。
【0022】例えば、直径310mmのシリコン単結晶
を引上げるには、ナゲット状ポリシリコンを石英ルツボ
3に入れ、図2に示すように、上述したような種結晶9
をシードチャック11に取り付ける。ここで用いられる
種結晶9の先端9tの断面積は19.5〜78.5mm
、例えば28.3mmである。
【0023】しかる後、図3に示すように、プログラム
化された引上げ工程により引上げ作業は自動的に行われ
る。
【0024】引上げ準備完了後、アルゴンガスを炉体2
の上方より炉体2内に流入させ、ヒータ5を付勢して石
英ルツボ3を加熱し、モータ6を付勢してこのモータ6
に結合されたルツボ回転軸8を回転させて石英ルツボ3
を回転させる。
【0025】一定時間が経過した後、ワイヤー10を下
ろし、種結晶9をシリコン融液Mの液面に浸漬させる。
【0026】しかる後、引き上げ点P〜点P(ネッ
ク部N)の引上げを開始する。このネック工程は3mm
/分以上の引上げ速度で引上げるときの種結晶の直径d
を5〜7mm、例えば6mmになるようにし、さら
に、ネック工程中に、プログラムには3mm/分以上の
引上げ速度を少なくとも10分間以上維持する区間が設
けられており、これに従ってネック部Nの育成(形成)
が行われ、ネック部Nは従来に比べて短い長さlまで引
上げが継続される。10分間以上維持する区間を設ける
ことにより、ネック部の転位をなくすことが可能とな
り、10分未満では転位が残る可能性があり、効率的な
無転位結晶の引上げが困難になるからである。
【0027】このようなネック工程において、従来は結
晶直径3〜5mmまで細めるため、シリコン単結晶の直
径増大に伴う結晶重量の増加により、結晶を支えるネッ
ク部の強度不足が懸念されたが、本発明に係わる種結晶
9を用いることにより、種結晶9中のボロン濃度が1×
1018atoms/cm以上でありながら、熱ショ
ック転位の発生が起こった場合でも、育成されるネック
部Nの結晶直径は5〜7mmであるので、この太いネッ
ク部でも引上げが可能であり、太い結晶直径で転位を消
滅させることができ、ネック部Nの強度向上が図れる。
これは従来のボロンノンドープもしくはライトドープの
種結晶を使用したときと比較して、ボロン濃度が濃い種
結晶9を使用するため熱ショック転位が発生しても転位
密度が小さく、太く短いネック工程でも転位が消滅する
ためである。また、ネック工程に要する時間を短縮でき
るので、生産性の向上が図れる。ネック部Nの結晶直径
が7mmを超えると、ダッシュネッキングによる転位の
除去は不十分であり転位が存在して、無転位結晶の引上
げが困難である。
【0028】
【実施例】[試験1]目的 :本発明に係わるボロン濃度×1018atoms
/cmの種結晶を用いてネック工程を含むシリコン単
結晶の引上げを行い、表1に示すように、種結晶先端の
断面積および最小ネック部直径を変化させて、ネック部
に転位が発生するか否かを調べた。
【0029】試験方法:表1に示すように、種結晶の先
端の断面積が19.5〜315mmの種結晶を用い、
ネック工程ではいずれも最小のネック部直径を5〜7m
mとし、引上げ速度が3mm/分以上を維持する時間を
10分とした。引上げ完了後にそれぞれの種結晶をX線
トポグラフにより転位の有無を観察し、ネック工程完了
時の転位の有無を○(転位なし)、×(転位有り)で示
した。
【0030】試験結果:表1に示す。
【0031】
【表1】 種結晶の先端の断面積が19.5〜78.5mmの実
施例1〜4では、ネック工程完了時の転位はなく、無転
位結晶の引上げが可能であることがわかった。先端の断
面積が19.5〜78.5mmより小さくとも無転位
結晶の引上げが可能であることは明らかだが、ネック部
の強度不足やエッチングなどの取り扱い時に破損しやす
い。
【0032】これに対して、先端の断面積が113mm
の比較例1および315mmの比較例2はネック工
程完了時の転位が発生していることがわかった。
【0033】[試験2]目的 :本発明に係わるボロン濃度4×1018atom
s/cm、先端の断面積が78.5mmの種結晶を
用いて、ネック工程を含むシリコン単結晶の引上げを行
い、表2に示すように、ネック工程ではいずれも最小の
ネック部直径を7mmとし、引上げ速度が3mm/分以
上の維持時間を0〜30分と変化させた。
【0034】種結晶先端の断面積および最小ネック部直
径を変化させて、ネック部に転位が発生するか否かを調
べた。
【0035】試験方法:表2に示すように、先端の断面
積が19.5〜315mmの種結晶を用い、ネック工
程ではいずれも最小のネック部直径を5〜7mmとし、
引上げ速度が3mm/分以上を維持する時間を10分と
した。引上げ完了後にそれぞれの種結晶をX線トポグラ
フにより転位の有無を観察した。
【0036】試験結果:表2に示す。
【0037】
【表2】 維持時間が10分の実施例5、15分の実施例6および
30分の実施例7は、いずれもネック工程完了時の転位
はなく、無転位結晶の引上げが可能であることがわかっ
た。
【0038】これに対して、維持時間が0〜8分の比較
例3〜5ではネック工程完了時の転位が認められた。
【0039】[試験3]目的 :試験2と同様の種結晶を用いて、同様の引上げを
行い、表3に示すように、最小のネック部直径を変化さ
せ、ネック部に転位が発生するか否かを調べた。
【0040】試験方法:表3に示すように、ネック工程
での最小のネック部直径を5〜10mmに変化させた。
【0041】試験結果:表3に示す。
【0042】
【表3】 ネック部直径が5〜7mmの実施6〜8は、いずれもネ
ック工程完了時の転位はなく、無転位結晶の引上げが可
能であることがわかった。
【0043】これに対して、8〜10mmの比較例6〜
8は、ネック工程完了時の転位が存在していた。
【0044】また、最小のネック部直径が5mm以下で
あっても無転位結晶の引上げ可能であることは明らかだ
が、従来のダッシュネック工程と同じであり、ネック部
の強度不足やエッチングなどの取り扱い時に破損しやす
い。
【0045】
【発明の効果】本発明に係わる種結晶およびこれを用い
たシリコン単結晶の製造方法によれば、チョクラルスキ
ー法によるシリコン単結晶引上げ工程において、効率的
なネック部作成を行い、無転位のシリコン単結晶を生産
性よく引上げることができる種結晶およびこれを用いた
シリコン単結晶の引上げ方法を提供することができる。
【0046】すなわち、種結晶はシリコン単結晶からな
り、ボロンを1×1018atoms/cm以上含有
し、シリコン単結晶引上げ時、シリコン融液に浸漬する
先端の断面積が19.5〜78.5mmであるので、
無転位の大きな直径のシリコン単結晶を生産性よく引上
げることができる。
【0047】ダッシュネッキングにより転位を取除く工
程中に、3mm/分以上の引上げ速度を少なくとも10
分間以上維持する区間を設けたので、ネック工程完了時
にネック部に転位はなく、無転位結晶のシリコン単結晶
を引上げることができる。
【0048】3mm/分以上の引上げ速度で引上げると
きのネック部の直径は、5〜7mmであるので、太い結
晶直径で転位を消滅させることができるためネック部の
強度向上が図られ、さらに、ネック工程に要する時間を
短縮できるので、シリコン単結晶引上げの生産性の向上
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシリコン単結晶の製造方法に用
いられる単結晶引上げ装置を示す図。
【図2】図1の種結晶の取付け部分を拡大して示す説明
図。
【図3】本発明に係わるシリコン単結晶の製造方法にお
ける単結晶の育成状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 単結晶引上げ装置 2 炉体 3 石英ルツボ 4 黒鉛ルツボ 5 ヒータ 6 モータ 7 ルツボ回転軸 8 昇降装置 9 種結晶 10 ワイヤー 11 シードチャック 12 ワイヤーリール回転装置 13 二次元カメラ Ig シリコン単結晶 M シリコン融液 N ネック部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン単結晶からなり、ボロンを1×
    1018atoms/cm以上含有し、シリコン単結
    晶引上げ時、シリコン融液に浸漬する先端の断面積が1
    9.5〜78.5mmであることを特徴とする種結
    晶。
  2. 【請求項2】 シリコン単結晶からなり、ボロンを1×
    1018atoms/cm以上含有し、シリコン単結
    晶引上げ時、シリコン融液に浸漬する先端の断面積が1
    9.5〜78.5mmである種結晶を用いたシリコン
    単結晶の製造方法であって、ダッシュネッキングにより
    転位を取除く工程中に、3mm/分以上の引上げ速度を
    少なくとも10分間以上維持する区間を設けたことを特
    徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】上記3mm/分以上の引上げ速度で引上げ
    るときのネック部の直径は、5〜7mmであることを特
    徴とする請求項2に記載のシリコン単結晶の製造方法。
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