JP2002218230A - 画像処理装置及び画像処理方法および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法および記録媒体

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JP2002218230A
JP2002218230A JP2001007392A JP2001007392A JP2002218230A JP 2002218230 A JP2002218230 A JP 2002218230A JP 2001007392 A JP2001007392 A JP 2001007392A JP 2001007392 A JP2001007392 A JP 2001007392A JP 2002218230 A JP2002218230 A JP 2002218230A
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JP2001007392A
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Hiroaki Suzuki
博顕 鈴木
Takahiro Yagishita
高弘 柳下
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディザ処理された画像(ディザ画像)のディ
ザ情報が未知であっても、ディザ画像内の性質の異なる
領域をそれぞれ分離することが可能な画像処理装置を提
供する。 【解決手段】 ディザ画像中の画素の周期性を検出して
ディザサイズを検出するディザサイズ検出手段11と、
ディザサイズ検出手段11で検出されたディザサイズに
基づきディザ画像の像域を分離する分離手段12とを有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】画素当たりについて表現可能な階調数が
小さい媒体に画像を出力する際、組織的ディザ法を用い
ることが多い。例えばドットの有無で印字を行うプリン
タやファクシミリ等は、通常1画素当たり2階調しか表
現できない。このような出力媒体で、写真などの中間調
を表現する場合、図1に示すような組織的ディザ法で作
られた画像が用いられる。
【0003】なお、図1(a)はディザ処理前の多階調
データであり、図1(b)は4×4のディザサイズの集
中型のディザマトリックスであり、図1(c)は4×4
のディザサイズの分散型のディザマトリックスであり、
図1(d)はディザ処理後の2階調データである。な
お、図1(b),(c)の例では、ディザサイズ(すな
わち、ディザマトリックスのサイズ)はいずれも4×4
のものとなっているが、ディザサイズは4×4〜64×
64などと任意の大きさのもので良く、また、主副サイ
ズが一致しないものでも良い。また、図1(d)の例で
は、図1(a)の多階調データを図1(c)の分散型の
ディザマトリックスでディザ処理した後の2階調データ
が示されている。
【0004】組織的ディザ法では、ディザ処理前の多階
調データ(図1(a))とディザマトリックス(図1
(b)または図1(c))の各要素値(しきい値)との
大小を比較し、比較の結果、ディザ処理前の多階調デー
タ(図1(a))がディザマトリックス(図1(b)ま
たは図1(c))の対応する要素値(しきい値)よりも
大きいときには、ディザ処理後のデータは“1”とな
り、また、ディザ処理前の多階調データ(図1(a))
がディザマトリックス(図1(b)または図1(c))
の対応する要素値(しきい値)よりも小さいときには、
ディザ処理後のデータは“0”となり、これにより、デ
ィザ処理後の2階調データ(図1(d))が得られる。
ディザマトリックスは、繰り返し用いられるため、この
手法で作られた画像(図1(d)のディザ処理された2
値画像)には、ディザマトリックスと同じ周期の特徴が
現れる。特に、写真等の低周波成分の多い画像では、こ
の特徴が顕著に現れる。
【0005】特開平7−99581号には、2値画像の
像域分離例が示されている。特開平7−99581号の
例では、入力画像を2値化,縮小し、その縮小画像から
連続要素領域を抽出し、この抽出された領域を予め分類
されているデータと総合して、画像種を決定するように
なっている。この処理例では、画像処理装置において2
値化処理を行なうため、どのようなディザマトリックス
(ディザの種類,サイズなど)でディザ処理を実施した
かについては予め既知のものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像処
理装置において、処理対象となる画像は多値データとは
限らず、処理対象となる画像が、もともとディザ処理さ
れた2値画像であり、かつ、この2値画像がどのような
ディザで処理されたかという情報を持たない場合があ
る。ディザ自体は非常に多様であり、ディザマトリック
スのサイズ,種類(集中型,分散型),しきい値の配置
順など多岐にわたるため、これら全てを網羅するように
各種ディザ情報を保持することは事実上不可能である。
【0007】本発明は、ディザ処理された画像(ディザ
画像)のディザ情報が未知であっても、ディザ画像内の
性質の異なる領域をそれぞれ分離すること(像域分離す
ること)が可能な画像処理装置及び画像処理方法および
記録媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ディザ画像中の画素の周期
性を検出してディザサイズを検出するディザサイズ検出
手段と、ディザサイズ検出手段で検出されたディザサイ
ズに基づきディザ画像の像域を分離する分離手段とを有
していることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、所定のディ
ザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定の
ディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像から
複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度とし
て検出する画素頻度検出手段と、画素頻度検出手段で検
出された画素頻度に基づきディザのタイプを検出するデ
ィザタイプ検出手段と、ディザタイプ検出手段で検出さ
れたディザのタイプに基づきディザ画像の像域を分離す
る分離手段とを有していることを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は、ディザ画像
中の画素の周期性を検出してディザサイズを検出するデ
ィザサイズ検出手段と、ディザサイズ検出手段によって
検出されたディザサイズを1ブロックとして、前記ディ
ザ画像から複数ブロックにおける画素データの頻度を画
素頻度として検出する画素頻度検出手段と、画素頻度検
出手段で検出された画素頻度に基づきディザのタイプを
検出するディザタイプ検出手段と、ディザタイプ検出手
段で検出されたディザのタイプに基づきディザ画像の像
域を分離する分離手段とを有していることを特徴として
いる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、所定のディ
ザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定の
ディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像から
複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度とし
て検出する画素頻度検出手段と、画素頻度検出手段で検
出された画素頻度から画素頻度分布を生成する画素頻度
分布生成手段と、画素頻度分布生成手段によって生成さ
れた画素頻度分布に基づきディザ画像の像域を分離する
分離手段とを有していることを特徴としている。
【0012】また、請求項5記載の発明は、ディザ画像
中の画素の周期性を検出してディザサイズを検出するデ
ィザサイズ検出手段と、ディザサイズ検出手段によって
検出されたディザサイズを1ブロックとして、前記ディ
ザ画像から複数ブロックにおける画素データの頻度を画
素頻度として検出する画素頻度検出手段と、画素頻度検
出手段で検出された画素頻度から画素頻度分布を生成す
る画素頻度分布生成手段と、画素頻度分布生成手段によ
って生成された画素頻度分布に基づきディザ画像の像域
を分離する分離手段とを有していることを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項6記載の発明は、ディザ画像
中の画素の周期性を検出してディザサイズを検出し、検
出されたディザサイズに基づきディザ画像の像域を分離
することを特徴としている。
【0014】また、請求項7記載の発明は、所定のディ
ザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定の
ディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像から
複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度とし
て検出し、検出された画素頻度に基づきディザのタイプ
を検出し、検出されたディザのタイプに基づきディザ画
像の像域を分離することを特徴としている。
【0015】また、請求項8記載の発明は、ディザ画像
中の画素の周期性を検出してディザサイズを検出し、検
出されたディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ
画像から複数ブロックにおける画素データの頻度を画素
頻度として検出し、検出された画素頻度に基づきディザ
のタイプを検出し、検出されたディザのタイプに基づき
ディザ画像の像域を分離することを特徴としている。
【0016】また、請求項9記載の発明は、所定のディ
ザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定の
ディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像から
複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度とし
て検出し、検出された画素頻度から画素頻度分布を生成
し、生成された画素頻度分布に基づきディザ画像の像域
を分離することを特徴としている。
【0017】また、請求項10記載の発明は、ディザ画
像中の画素の周期性を検出してディザサイズを検出し、
検出されたディザサイズを1ブロックとして、前記ディ
ザ画像から複数ブロックにおける画素データの頻度を画
素頻度として検出し、検出された画素頻度から画素頻度
分布を生成し、生成された画素頻度分布に基づきディザ
画像の像域を分離することを特徴としている。
【0018】また、請求項11記載の発明は、ディザ画
像中の画素の周期性を検出してディザサイズを検出し、
検出されたディザサイズに基づきディザ画像の像域を分
離する処理をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0019】また、請求項12記載の発明は、所定のデ
ィザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定
のディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像か
ら複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度と
して検出し、検出された画素頻度に基づきディザのタイ
プを検出し、検出されたディザのタイプに基づきディザ
画像の像域を分離する処理をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体である。
【0020】また、請求項13記載の発明は、所定のデ
ィザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定
のディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像か
ら複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度と
して検出し、検出された画素頻度から画素頻度分布を生
成し、生成された画素頻度分布に基づきディザ画像の像
域を分離する処理をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】一般に、パソコンのソフトウェアを介し作
成された文書,プレゼンテーション資料などをプリント
する場合、出力するプリンタを選択し、プリントを行な
う。このとき、一般にディザ処理等の印刷の品質を選択
することができる。通常はデフォルトで設定されている
状態で出力が行われる。デフォルト設定のディザ処理と
しては、ほとんどの画像で良好な画質が得られる“自動
設定”が選択されている。この設定のときは、一例を挙
げるなら、文字のオブジェクトは分散型ディザ、他のオ
ブジェクトは集中型ディザによりディザ処理される。つ
まり、オブジェクトによって作用するディザが異なるこ
とを意味し、そのサイズ(ディザマトリックスのサイ
ズ,すなわち、ディザサイズ)が異なる場合も多い。ま
た、カラーの場合はディザサイズが色版毎に異なること
もある。
【0023】第1の実施形態 本発明の第1の実施形態は、例えば図2に示すように、
1つのページに、写真の像域A0と文字の像域A1とが
存在する場合、一般に、写真の像域A0の画像に施され
るディザマトリックスと文字の像域A1の画像に施され
るディザマトリックスとは、サイズ(ディザサイズ)が
異なっていることに着目してなされたものであり(例え
ば、写真の像域A0の画像に施されるディザマトリック
スのサイズは“4”であり(4×4のディザサイズであ
り)、また,文字の像域A1の画像に施されるディザマ
トリックスのサイズは“6”であり(6×6のディザサ
イズであり))、ディザ処理後の画像(ディザ画像)か
らディザマトリックスのサイズ(ディザサイズ)を検出
することで、図2の例では、ディザ画像内の写真の像域
A0と文字の像域A1とを分離するようになっている。
【0024】図3は本発明の第1の実施形態の画像処理
装置の構成例を示す図である。図3を参照すると、この
第1の実施形態の画像処理装置は、ディザ画像中の画素
の周期性を検出してディザサイズを検出するディザサイ
ズ検出手段11と、ディザサイズ検出手段11で検出さ
れたディザサイズに基づきディザ画像の像域を分離する
分離手段12とを有している。
【0025】図4はディザサイズ検出手段11の一例を
示す図である。図4の例では、ディザサイズ検出手段1
1は、ディザ画像のディザサイズが、“4”のサイズ
(4×4のディザサイズ)と“6”のサイズ(6×6の
ディザサイズ)との2種類のディザサイズのいずれであ
るかを検出するように構成されている。
【0026】すなわち、図4の例では、ディザサイズ検
出手段11は、注目画素Bとその左側に4個分だけ離れ
た画素とのEXNORをとる第1のEXNOR回路14
と、第1のEXNOR回路14からの出力“1”をカウ
ントするカウンタ15と、注目画素Bとその左側に6個
分だけ離れた画素とのEXNORをとる第2のEXNO
R回路16と、第2のEXNOR回路16からの出力
“1”をカウントするカウンタ17と、カウンタ15の
カウント値とカウンタ17のカウント値とを比較するコ
ンパレータ18とにより構成されている。
【0027】図4のような構成では、ディザ画像を1ク
ロックごとに右側にシフトしていき(図4には、1つ前
のタイミングt−1のディザ画像Pt-1と、右側に1画
素シフトした今回のタイミングtのディザ画像Ptとが
示されている)、このとき、カウンタ15は、ディザ画
像が1クロック右側にシフトするごとに、第1のEXN
OR回路14からの出力をカウントし、また、カウンタ
17は、ディザ画像が1クロック右側にシフトするごと
に、第2のEXNOR回路17からの出力をカウントす
る。
【0028】ディザ画像をこのように順次にシフトさせ
たとき、コンパレータ18においてカウンタ15のカウ
ント値とカウンタ17のカウント値とを比較した結果、
カウンタ15のカウンタ値の方が大きいときは(例え
ば、コンパレータ18の出力が“0”のときは)、ディ
ザサイズは“4”であると検出され、また、カウンタ1
7のカウンタ値の方が大きいときは(例えば、コンパレ
ータ18の出力が“1”のときは)、ディザサイズは
“6”であると検出される。
【0029】図5には、図2に示したディザ画像(ディ
ザサイズが“4”の領域A0とディザサイズが“6”の
領域A1とがあるディザ画像)の一部の領域ARについ
てのディザサイズ検出手段11による検出結果が示され
ている。図5において、検出結果が“0”の領域はディ
ザサイズが“4”であることを示し、また、検出結果が
“1”の領域はディザサイズが“6”であることを示し
ている。従って、この検出結果により、ディザサイズが
“4”のディザ画像の像域A0とディザサイズが“6”
のディザ画像の像域A1とを像域分離することができ
る。
【0030】上述の例では、ディザサイズが“4”と
“6”との2種類のサイズを検出するものと仮定した
が、基本的には、注目画素Bに対し、左側にある画素N
個毎にEXNORを取って一致した回数をカウントし、
N個の中で最もカウンタ値が高い位置にある画素がディ
ザサイズと判定できる。このとき、どの程度遠くまで見
るかが最大検出可能なディザサイズとなる。あまり大き
な値を設定すると、ハード規模の増大,ソフト処理時間
の増大を招くため、適切な上限を設けておくのが良い。
また、1画素毎にEXNORとカウンタを設ければ、1
画素単位で異なるディザサイズを検出できるが、これも
同様に、ハード,ソフト共に負荷が大きいので、上述し
た例のように、4や6の倍数をとった離散的なサイズを
検出する機能に限定するのが現実的である。このディザ
サイズの検出処理をディザ画像全面(例えば、1ページ
全面)に適用する。例として、“4”,“6”の2つの
ディザサイズが検出できると仮定する。検出したディザ
サイズを“4”のときは0、“6”のときは1とする
と、図5に示したような結果となる。
【0031】ディザサイズ検出手段11では、このよう
に、1ページ全面でディザサイズを検出し、その情報
(ディザサイズの検出結果)を保持する。そして、分離
手段12では、この検出結果により、ディザサイズが
“4”のディザ画像の像域A0とディザサイズが“6”
のディザ画像の像域A1とを像域分離することができ
る。
【0032】図6は図3の画像処理装置の画像処理方法
を示すフローチャートである。図6を参照すると、ディ
ザサイズ検出手段11では、上述のようにして、ディザ
画像のある一部分のエリアについてディザサイズを検出
し、その検出結果(検出データ)を保持する(ステップ
S1)。次いで、ディザ画像の全面について(例えば1
ページ分のディザ画像について)、ディザサイズの検出
を終了したかを判断し(ステップS2)、ディザ画像の
全面についてディザサイズの検出を終了していないとき
にはステップS1に戻って、ディザ画像の次の部分のエ
リアについて、ディザサイズを検出し、その検出結果
(検出データ)を保持する。
【0033】これに対し、ステップS2において、ディ
ザ画像の全面についてディザサイズの検出を終了したと
きには、ディザ画像の全面についてのディザサイズの検
出結果に基づき、分離手段12では、像域分離情報を生
成し(ステップS3)、この像域分離情報に基づいて、
ディザ画像について像域分離を行なうことができる。
【0034】このように、本発明の第1の実施形態で
は、ディザ画像に対し、どのオブジェクトにどのディザ
で処理したかという情報が未知であっても、像域を分離
することが可能となる。
【0035】特に、本発明の第1の実施形態では、オブ
ジェクト毎に異なったディザサイズでディザ処理された
画像に対し、像域を分離することが可能となる。
【0036】さらに、本発明の第1の実施形態では、デ
ィザサイズを計算するときに候補数を限定することによ
り(具体的には、上述した例のように、ディザサイズの
候補数を“4”と“6”との2種類に限定することによ
り)、画像処理装置(特に、ディザサイズ検出手段1
1)を、図4に示すように、高速かつ小規模のハードウ
ェアで実現することが可能となる。
【0037】第2の実施形態 本発明の第2の実施形態は、オブジェクトに応じて(例
えば、文字のオブジェクトと他のオブジェクトとで)、
ディザ画像におけるディザのタイプ(種類)が異なる場
合に、ディザ画像においてディザのタイプを検出するこ
とで、ディザ画像の像域を分離するようになっている。
【0038】図7は本発明の第2の実施形態の画像処理
装置の構成例を示す図である。図7を参照すると、この
画像処理装置は、所定のディザサイズでディザ処理され
たディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロック
として、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素
データの頻度を画素頻度として検出する画素頻度検出手
段21と、画素頻度検出手段21で検出された画素頻度
に基づきディザのタイプを検出するディザタイプ検出手
段22と、ディザタイプ検出手段22で検出されたディ
ザのタイプに基づきディザ画像の像域を分離する分離手
段23とを有している。
【0039】また、図8は本発明の第2の実施形態の画
像処理装置の他の構成例を示す図である。なお、図8に
おいて、図3,図7と同様の箇所には同じ符号を付して
いる。図8の画像処理装置は、ディザ画像中の画素の周
期性を検出してディザサイズを検出するディザサイズ検
出手段11と、ディザサイズ検出手段11によって検出
されたディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画
像から複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻
度として検出する画素頻度検出手段21と、画素頻度検
出手段21で検出された画素頻度に基づきディザのタイ
プを検出するディザタイプ検出手段22と、ディザタイ
プ検出手段22で検出されたディザのタイプに基づきデ
ィザ画像の像域を分離する分離手段23とを有してい
る。
【0040】図7の画像処理装置は、ディザ処理された
ディザ画像がどのようなサイズのディザマトリックスで
ディザ処理されたものであるかが知られている場合に適
用され、また、図8の画像処理装置は、ディザ画像がど
のようなサイズのディザマトリックスでディザ処理され
たかが不明である場合に適用される。
【0041】ここで、画素頻度検出手段21は、入力さ
れたディザ画像における複数のブロックを利用し、各ブ
ロック内の同位置のドットをカウントし、その頻度を検
出するようになっている。
【0042】前述のように、オブジェクト毎にディザの
タイプが変わることがあり、例えば文字は分散型ディ
ザ,他は集中型ディザが使用される。ここで、一例とし
てディザマトリクスのサイズがM×Mとすると、集中型
はM×Mの中心からドットが成長し、全てのドットが埋
まって行く。分散型はM×Mの中でなるべくドットが集
まることなく成長していくものである。したがって、デ
ィザ画像において、M×Mの複数のブロックを利用し、
ドットの頻度を取ると、集中型,分散型の違いを把握で
きる。
【0043】図9は画素頻度検出手段21による画素頻
度検出を説明するための図である。図9の例では、処理
対象となるディザ画像は、図9(a)に示すディザ処理
前の多階調データを図9(b)に示す4×4の集中型デ
ィザマトリックスでディザ処理して2値化した図9
(c)に示すディザ処理後のデータ(0,1の2値化デ
ータ)である。
【0044】いま、図9(c)のディザ画像が入力する
とき、1ブロック内の決められた画素位置毎に複数ブロ
ックの同じ位置にあるドットをカウントする。なお、1
ブロック内の決められた画素位置は、図9(d)に示さ
れている。図9(c)のディザ画像に対し、各ブロック
(2つのブロック)内の同位置のドットをカウントする
と、その結果として(カウント値として)、図9(e)
に示すように、0,1,2の3つの頻度が得られる。す
なわち、図9(e)が図9(c)のディザ画像について
の1ブロック内の画素頻度となる。
【0045】図9(e)の例では、ブロックの中央部が
画素頻度が高く、ブロックの周囲が画素頻度が低い。こ
れにより、図9(e)の画素頻度の例では、ディザのタ
イプが集中型であると判定できる。分散型のタイプは、
図9(e)のように画素頻度がブロックの中央部に集ま
らずに、ブロック全体に分散するので、これにより、デ
ィザのタイプの判別が可能となる。
【0046】すなわち、図7,図8の構成例において、
ディザタイプ検出手段22は、画素頻度検出手段21で
検出された画素頻度に基づいてディザのタイプを検出す
ることができる。
【0047】そして、分離手段23は、ディザタイプ検
出手段22で検出されたディザのタイプに基づいてディ
ザ画像の領域を分離することができる。すなわち、ディ
ザ画像のある像域で、ディザのタイプが分散型と検出さ
れたときには、この像域は文字のオブジェクトのもので
あると判断でき、また、ディザ画像のある像域で、ディ
ザのタイプが集中型と検出されたときには、この像域は
文字以外のオブジェクトのものであると判断でき、これ
により、像域を分離できる。
【0048】図10は図7の画像処理装置の画像処理方
法を示すフローチャートである。図10を参照すると、
画素頻度検出手段21では、所定のディザサイズでディ
ザ処理されたディザ画像に対し、所定のディザサイズを
1ブロックとして、前記ディザ画像から複数ブロックに
おける画素データの頻度を画素頻度として検出し(ステ
ップS11)、ディザタイプ検出手段22では、画素頻
度検出手段21で検出された画素頻度に基づきディザの
タイプを検出し、その検出結果(ディザのタイプ)を保
持する(ステップS12)。次いで、ディザの全面につ
いて(例えば1ページ分のディザ画像について)、画素
頻度の検出,ディザのタイプの検出を終了したかを判断
し(ステップS13)、ディザ画像の全面について画素
頻度の検出,ディザのタイプの検出を終了していないと
きにはステップS11に戻って、ディザ画像の次の部分
のエリアについて、画素頻度の検出,ディザのタイプの
検出を行ない、その検出結果を保持する。
【0049】これに対し、ステップS13において、デ
ィザ画像の全面について画素頻度の検出,ディザのタイ
プの検出を終了したときには、ディザ画像の全面につい
てのディザのタイプの検出結果に基づき、分離手段23
では、像域分離情報を生成し(ステップS14)、この
像域分離情報に基づいて、ディザ画像について像域分離
を行なうことができる。
【0050】また、図11は図8の画像処理装置の画像
処理方法を示すフローチャートである。図11を参照す
ると、ディザサイズ検出手段11では、上述のようにし
て、ディザ画像のある一部分のエリアについてディザサ
イズを検出し、その検出結果(検出データ)を保持する
(ステップS21)。次いで、ディザ画像の全面につい
て(例えば1ページ分のディザ画像について)、ディザ
サイズの検出を終了したかを判断し(ステップS2
2)、ディザ画像の全面についてディザサイズの検出を
終了していないときにはステップS21に戻って、ディ
ザ画像の次の部分のエリアについて、ディザサイズを検
出し、その検出結果(検出データ)を保持する。
【0051】これに対し、ステップS22において、デ
ィザ画像の全面についてディザサイズの検出を終了した
ときには、画素頻度検出手段21では、ディザサイズ検
出手段11によって検出されたディザサイズを1ブロッ
クとして、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画
素データの頻度を画素頻度として検出し(ステップS2
3)、ディザタイプ検出手段22では、画素頻度検出手
段21で検出された画素頻度に基づきディザのタイプを
検出し、その検出結果(ディザのタイプ)を保持する
(ステップS24)。次いで、ディザの全面について
(例えば1ページ分のディザ画像について)、画素頻度
の検出,ディザのタイプの検出を終了したかを判断し
(ステップS25)、ディザ画像の全面について画素頻
度の検出,ディザのタイプの検出を終了していないとき
にはステップS23に戻って、ディザ画像の次の部分の
エリアについて、画素頻度の検出,ディザのタイプの検
出を行ない、その検出結果を保持する。
【0052】これに対し、ステップS25において、デ
ィザ画像の全面について画素頻度の検出,ディザのタイ
プの検出を終了したときには、ディザ画像の全面につい
てのディザのタイプの検出結果に基づき、分離手段23
では、像域分離情報を生成し(ステップS26)、この
像域分離情報に基づいて、ディザ画像について像域分離
を行なうことができる。
【0053】このように、本発明の第2の実施形態で
は、オブジェクト毎に異なったディザ種(集中型,分散
型)でディザ処理されたディザ画像に対し、どのオブジ
ェクトにどのディザで処理したかという情報が未知であ
っても、像域を分離することが可能となる。
【0054】第3の実施形態 図12は本発明の第3の実施形態の画像処理装置の構成
例を示す図である。なお、図12において、図7と同様
の箇所には同じ符号を付している。図12を参照する
と、この画像処理装置は、所定のディザサイズでディザ
処理されたディザ画像に対し、所定のディザサイズを1
ブロックとして、前記ディザ画像から複数ブロックにお
ける画素データの頻度を画素頻度として検出する画素頻
度検出手段21と、画素頻度検出手段21で検出された
画素頻度から画素頻度分布を生成する画素頻度分布生成
手段31と、画素頻度分布生成手段31によって生成さ
れた画素頻度分布に基づきディザ画像の像域を分離する
分離手段33とを有している。
【0055】また、図13は本発明の第3の実施形態の
画像処理装置の他の構成例を示す図である。なお、図1
3において、図3,図12と同様の箇所には同じ符号を
付している。図13の画像処理装置は、ディザ画像中の
画素の周期性を検出してディザサイズを検出するディザ
サイズ検出手段11と、ディザサイズ検出手段11によ
って検出されたディザサイズを1ブロックとして、前記
ディザ画像から複数ブロックにおける画素データの頻度
を画素頻度として検出する画素頻度検出手段21と、画
素頻度検出手段21で検出された画素頻度から画素頻度
分布を生成する画素頻度分布生成手段31と、画素頻度
分布生成手段31によって生成された画素頻度分布に基
づきディザ画像の像域を分離する分離手段33とを有し
ている。
【0056】図12の画像処理装置は、ディザ処理され
たディザ画像がどのようなサイズのディザマトリックス
でディザ処理されたものであるかが知られている場合に
適用され、また、図13の画像処理装置は、ディザ画像
がどのようなサイズのディザマトリックスでディザ処理
されたかが不明である場合に適用される。
【0057】写真,グラフィックス(一定濃度のベタな
ど),文字などの各オブジェクトは、オブジェクトごと
に適したディザ(高画質が得られる組み合わせ)が利用
され、M×M画素毎の画素頻度分布をとると、オブジェ
クトの性質毎にある特徴を持つ。
【0058】図14(a),(b),(c)は画素頻度
検出手段で検出された画素頻度から生成された画素頻度
分布の例を示す図である。図14(a)はオブジェクト
が写真である場合の画素頻度分布の例を示している。図
14(a)の例では、オブジェクトが写真の画像をディ
ザ処理すると、濃度変化が緩やかなものが多いため、画
素頻度の分布形状は緩やかなものとなる。また、図14
(b)はオブジェクトがグラフィックス、特に均一濃度
のベタ(塗りつぶし)である場合の画素頻度分布の例を
示している。図14(b)の例では、オブジェクトがグ
ラフィックスの画像をディザ処理すると、同じドットパ
ターンが繰り返されるので、画素頻度の分布形状はパル
スのような特性となる。また、図14(c)はオブジェ
クトが文字であり、文字がフル濃度、例えば黒文字が多
用されている場合の画素頻度分布の例を示している。図
14(c)の例では、オブジェクトが文字の画像をディ
ザ処理すると、その画素頻度分布はパルス状ピークとそ
の周辺にもドットがある特性となる。
【0059】このように、第3の実施形態では、画素頻
度分布に基づいてオブジェクトの判別を行なうことがで
き、これにより、ディザ画像に対しオブジェクト間の分
離、すなわち像域分離が可能となる。
【0060】図15は図12の画像処理装置の画像処理
方法を示すフローチャートである。図15を参照する
と、画素頻度検出手段21では、所定のディザサイズで
ディザ処理されたディザ画像に対し、所定のディザサイ
ズを1ブロックとして、前記ディザ画像から複数ブロッ
クにおける画素データの頻度を画素頻度として検出し
(ステップS31)、画素頻度分布生成手段31では、
画素頻度検出手段21で検出された画素頻度から画素頻
度分布を生成し、これを保持する(ステップS32)。
次いで、ディザの全面について(例えば1ページ分のデ
ィザ画像について)、画素頻度の検出,画素頻度分布の
生成を終了したかを判断し(ステップS33)、ディザ
画像の全面について画素頻度の検出,画素頻度分布の生
成を終了していないときにはステップS31に戻って、
ディザ画像の次の部分のエリアについて、画素頻度の検
出,画素頻度分布の生成を行ない、これを保持する。
【0061】これに対し、ステップS33において、デ
ィザ画像の全面について画素頻度の検出,画素頻度分布
の生成を終了したときには、生成された画素頻度分布に
基づき、分離手段33では、像域分離情報を生成し(ス
テップS34)、この像域分離情報に基づいて、ディザ
画像について像域分離を行なうことができる。
【0062】また、図16は図13の画像処理装置の画
像処理方法を示すフローチャートである。図16を参照
すると、ディザサイズ検出手段11では、上述のように
して、ディザ画像のある一部分のエリアについてディザ
サイズを検出し、その検出結果(検出データ)を保持す
る(ステップS41)。次いで、ディザ画像の全面につ
いて(例えば1ページ分のディザ画像について)、ディ
ザサイズの検出を終了したかを判断し(ステップS4
2)、ディザ画像の全面についてディザサイズの検出を
終了していないときにはステップS41に戻って、ディ
ザ画像の次の部分のエリアについて、ディザサイズを検
出し、その検出結果(検出データ)を保持する。
【0063】これに対し、ステップS42において、デ
ィザ画像の全面についてディザサイズの検出を終了した
ときには、画素頻度検出手段21では、ディザサイズ検
出手段11によって検出されたディザサイズを1ブロッ
クとして、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画
素データの頻度を画素頻度として検出し(ステップS4
3)、画素頻度分布生成手段31では、画素頻度検出手
段21で検出された画素頻度から画素頻度分布を生成
し、これを保持する(ステップS44)。次いで、ディ
ザの全面について(例えば1ページ分のディザ画像につ
いて)、画素頻度の検出,画素頻度分布の生成を終了し
たかを判断し(ステップS45)、ディザ画像の全面に
ついて画素頻度の検出,画素頻度分布の生成を終了して
いないときにはステップS43に戻って、ディザ画像の
次の部分のエリアについて、画素頻度の検出,画素頻度
分布の生成を行ない、これを保持する。
【0064】これに対し、ステップS45において、デ
ィザ画像の全面について画素頻度の検出,画素頻度分布
の生成を終了したときには、生成された画素頻度分布に
基づき、分離手段33では、像域分離情報を生成し(ス
テップS46)、この像域分離情報に基づいて、ディザ
画像について像域分離を行なうことができる。
【0065】図17は本発明の画像処理方法を用いた情
報抽出処理の一例を示すフローチャートである。なお、
図17の処理例では、図2の文書をパソコンアプリケー
ションを介して作成し、ディザ処理後の画像が記憶媒体
(HDDや他の記録装置など)に格納されているとす
る。一般のパソコンのアプリケーションでは、文書ファ
イルを開いて、写真,文字をカット&ペーストで再利用
できる。しかし、ディザ処理後の画像では、この分離は
容易でない。ディザ処理後の画像も、文字のみではなく
写真などが貼り付けられている。ユーザには、この写真
のみを抜き出して、再利用するとか、逆に、文字領域を
切り出して、再使用するという要望がある。
【0066】図17の処理では、多くの文書データが記
録されている記憶媒体の中から、抽出すべき情報がどの
画像ファイル(FILE)か、また、そのどの領域(s
el)を抽出したいのかを指定する(ステップS10
1,S102)。このような指定がなされたとき、指定
された画像ファイルFILEを記憶媒体からロードし
(ステップS103)、本発明の画像処理方法が実行さ
れる。すなわち、例えば、第1の実施形態の例では、デ
ィザサイズの検出とその検出データの保持を行ない、こ
の保持情報をもとに像域の分離を行なう(ステップS1
04乃至S106)。このように像域分離がなされるこ
とで、画像ファイルFILEからselとして指定され
た領域を抽出する(ステップS107)。抽出後、この
領域部分は記憶媒体へ別途セーブされる(ステップS1
08)。
【0067】図18は図3,図7,図8,図12または
図13の画像処理装置のハードウェア構成例を示す図で
ある。図18を参照すると、この画像処理装置は、例え
ばパーソナルコンピュータ等で実現され、全体を制御す
るCPU51と、CPU51の制御プログラム等が記憶
されているROM52と、CPU51のワークエリア等
として使用されるRAM53と、ハードディスク54
と、ディザ画像を入力する画像入力部55とを有してい
る。
【0068】ここで、CPU51は、図3,図7,図
8,図12または図13のディザサイズ検出手段11,
分離手段12,23,33,画素頻度検出手段21,デ
ィザタイプ検出手段22,画素頻度分布検出手段31な
どの機能を有している。
【0069】なお、CPU51におけるこのようなディ
ザサイズ検出手段11,分離手段12,23,33,画
素頻度検出手段21,ディザタイプ検出手段22,画素
頻度分布検出手段31等としての機能は、例えばソフト
ウェアパッケージ(具体的には、CD−ROM等の情報
記録媒体)の形で提供することができ、このため、図1
8の例では、情報記録媒体60がセットさせるとき、こ
れを駆動する媒体駆動装置61が設けられている。
【0070】換言すれば、本発明の画像処理装置は、汎
用の計算機システムにCD−ROM等の情報記録媒体に
記録されたプログラムを読み込ませて、この汎用計算機
システムのマイクロプロセッサに画像処理を実行させる
装置構成においても実施することが可能である。この場
合、本発明の画像処理を実行するためのプログラム(す
なわち、ハードウェアシステムで用いられるプログラ
ム)は、媒体に記録された状態で提供される。プログラ
ムなどが記録される情報記録媒体としては、CD−RO
Mに限られるものではなく、ROM,RAM,フレキシ
ブルディスク,メモリカード等が用いられても良い。媒
体に記録されたプログラムは、ハードウェアシステムに
組み込まれている記憶装置、例えばハードディスク54
にインストールされることにより、このプログラムを実
行して、本発明の画像処理機能を実現することができ
る。
【0071】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1,請求
項6,請求項11記載の発明によれば、ディザ画像中の
画素の周期性を検出してディザサイズを検出し、検出さ
れたディザサイズに基づきディザ画像の像域を分離する
ので、ディザ画像に対し、どのオブジェクトにどのディ
ザで処理したかという情報が未知であっても、像域を分
離することが可能となる。特に、オブジェクト毎に異な
ったディザサイズでディザ処理された画像に対し、像域
を分離することが可能となる。
【0072】また、請求項2,請求項3,請求項7,請
求項8,請求項12記載の発明によれば、所定のディザ
サイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定のデ
ィザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像から複
数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度として
検出し、検出された画素頻度に基づきディザのタイプを
検出し、検出されたディザのタイプに基づきディザ画像
の像域を分離するので、オブジェクト毎に異なったディ
ザ種(集中型,分散型)でディザ処理されたディザ画像
に対し、どのオブジェクトにどのディザで処理したかと
いう情報が未知であっても、像域を分離することが可能
となる。
【0073】また、請求項4,請求項5,請求項9,請
求項10,請求項13記載の発明によれば、所定のディ
ザサイズでディザ処理されたディザ画像に対し、所定の
ディザサイズを1ブロックとして、前記ディザ画像から
複数ブロックにおける画素データの頻度を画素頻度とし
て検出し、検出された画素頻度から画素頻度分布を生成
し、生成された画素頻度分布に基づきディザ画像の像域
を分離するので、オブジェクト毎に異なったディザ種
(集中型,分散型)でディザ処理されたディザ画像に対
し、どのオブジェクトにどのディザで処理したかという
情報が未知であっても、像域を分離することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】組織的ディザ法を説明するための図である。
【図2】1つのページに、写真の像域A0と文字の像域
A1とが存在する場合の一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の画像処理装置の構成
例を示す図である。
【図4】ディザサイズ検出手段の一例を示す図である。
【図5】図2に示したディザ画像の一部の領域ARにつ
いてのディザサイズ検出手段による検出結果を示す図で
ある。
【図6】図3の画像処理装置の画像処理方法を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態の画像処理装置の構成
例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の画像処理装置の他の
構成例を示す図である。
【図9】画素頻度検出手段による画素頻度検出を説明す
るための図である。
【図10】図7の画像処理装置の画像処理方法を示すフ
ローチャートである。
【図11】図8の画像処理装置の画像処理方法を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施形態の画像処理装置の構
成例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の画像処理装置の他
の構成例を示す図である。
【図14】画素頻度検出手段で検出された画素頻度から
生成された画素頻度分布の例を示す図である。
【図15】図12の画像処理装置の画像処理方法を示す
フローチャートである。
【図16】図13の画像処理装置の画像処理方法を示す
フローチャートである。
【図17】本発明の画像処理方法を用いた情報抽出処理
の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の画像処理装置のハードウェア構成例
を示す図である。
【符号の説明】
11 ディザサイズ検出手段 12 分離手段 14 第1のEXNOR回路 15 カウンタ 16 第2のEXNOR回路 17 カウンタ 18 コンパレータ 21 画素頻度検出手段 22 ディザタイプ検出手段 23 分離手段 31 画素頻度分布生成手段 33 分離手段 51 CPU 52 ROM 53 RAM 54 ハードディスク 55 画像入力部 60 情報記録媒体 61 媒体駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C077 MP02 NN05 PP27 PQ12 PQ17 PQ19 PQ20 5L096 AA03 AA07 DA02 FA44 FA45 FA54 FA64 GA28

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディザ画像中の画素の周期性を検出して
    ディザサイズを検出するディザサイズ検出手段と、ディ
    ザサイズ検出手段で検出されたディザサイズに基づきデ
    ィザ画像の像域を分離する分離手段とを有していること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 所定のディザサイズでディザ処理された
    ディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロックと
    して、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素デ
    ータの頻度を画素頻度として検出する画素頻度検出手段
    と、画素頻度検出手段で検出された画素頻度に基づきデ
    ィザのタイプを検出するディザタイプ検出手段と、ディ
    ザタイプ検出手段で検出されたディザのタイプに基づき
    ディザ画像の像域を分離する分離手段とを有しているこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 ディザ画像中の画素の周期性を検出して
    ディザサイズを検出するディザサイズ検出手段と、ディ
    ザサイズ検出手段によって検出されたディザサイズを1
    ブロックとして、前記ディザ画像から複数ブロックにお
    ける画素データの頻度を画素頻度として検出する画素頻
    度検出手段と、画素頻度検出手段で検出された画素頻度
    に基づきディザのタイプを検出するディザタイプ検出手
    段と、ディザタイプ検出手段で検出されたディザのタイ
    プに基づきディザ画像の像域を分離する分離手段とを有
    していることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 所定のディザサイズでディザ処理された
    ディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロックと
    して、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素デ
    ータの頻度を画素頻度として検出する画素頻度検出手段
    と、画素頻度検出手段で検出された画素頻度から画素頻
    度分布を生成する画素頻度分布生成手段と、画素頻度分
    布生成手段によって生成された画素頻度分布に基づきデ
    ィザ画像の像域を分離する分離手段とを有していること
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 ディザ画像中の画素の周期性を検出して
    ディザサイズを検出するディザサイズ検出手段と、ディ
    ザサイズ検出手段によって検出されたディザサイズを1
    ブロックとして、前記ディザ画像から複数ブロックにお
    ける画素データの頻度を画素頻度として検出する画素頻
    度検出手段と、画素頻度検出手段で検出された画素頻度
    から画素頻度分布を生成する画素頻度分布生成手段と、
    画素頻度分布生成手段によって生成された画素頻度分布
    に基づきディザ画像の像域を分離する分離手段とを有し
    ていることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 ディザ画像中の画素の周期性を検出して
    ディザサイズを検出し、検出されたディザサイズに基づ
    きディザ画像の像域を分離することを特徴とする画像処
    理方法。
  7. 【請求項7】 所定のディザサイズでディザ処理された
    ディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロックと
    して、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素デ
    ータの頻度を画素頻度として検出し、検出された画素頻
    度に基づきディザのタイプを検出し、検出されたディザ
    のタイプに基づきディザ画像の像域を分離することを特
    徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 ディザ画像中の画素の周期性を検出して
    ディザサイズを検出し、検出されたディザサイズを1ブ
    ロックとして、前記ディザ画像から複数ブロックにおけ
    る画素データの頻度を画素頻度として検出し、検出され
    た画素頻度に基づきディザのタイプを検出し、検出され
    たディザのタイプに基づきディザ画像の像域を分離する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 所定のディザサイズでディザ処理された
    ディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロックと
    して、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素デ
    ータの頻度を画素頻度として検出し、検出された画素頻
    度から画素頻度分布を生成し、生成された画素頻度分布
    に基づきディザ画像の像域を分離することを特徴とする
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 ディザ画像中の画素の周期性を検出し
    てディザサイズを検出し、検出されたディザサイズを1
    ブロックとして、前記ディザ画像から複数ブロックにお
    ける画素データの頻度を画素頻度として検出し、検出さ
    れた画素頻度から画素頻度分布を生成し、生成された画
    素頻度分布に基づきディザ画像の像域を分離することを
    特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 ディザ画像中の画素の周期性を検出し
    てディザサイズを検出し、検出されたディザサイズに基
    づきディザ画像の像域を分離する処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 所定のディザサイズでディザ処理され
    たディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロック
    として、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素
    データの頻度を画素頻度として検出し、検出された画素
    頻度に基づきディザのタイプを検出し、検出されたディ
    ザのタイプに基づきディザ画像の像域を分離する処理を
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 所定のディザサイズでディザ処理され
    たディザ画像に対し、所定のディザサイズを1ブロック
    として、前記ディザ画像から複数ブロックにおける画素
    データの頻度を画素頻度として検出し、検出された画素
    頻度から画素頻度分布を生成し、生成された画素頻度分
    布に基づきディザ画像の像域を分離する処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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