JP2002217981A - 電子メール監視装置、プログラムおよび方法 - Google Patents

電子メール監視装置、プログラムおよび方法

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JP2002217981A
JP2002217981A JP2001013168A JP2001013168A JP2002217981A JP 2002217981 A JP2002217981 A JP 2002217981A JP 2001013168 A JP2001013168 A JP 2001013168A JP 2001013168 A JP2001013168 A JP 2001013168A JP 2002217981 A JP2002217981 A JP 2002217981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウィルス等を含む電子メールの再度の受信を効
果的に防止することのできる電子メール監視装置等を提
供する。 【解決手段】受信を拒否すべき送信元メールアドレスを
メールアドレス記憶部151に記憶しておき、届いた電
子メールの送信元がメールアドレス記憶部151に登録
されたものに該当する場合、受信の拒否回数や受信拒否
の履歴を送信元メールアドレス別に累積記憶する。また
拒否回数や受信拒否の履歴を含む受信拒否メッセージを
相手方に返送する。さらにメールアドレス記憶部151
に未登録の相手からの電子メールにウィルスが検出され
たとき、以後、同一の相手からの受信を拒否するか否か
を宛先のクライアントに問い合わせ、回答が受信拒否の
とき、その相手のメールアドレスをメールアドレス記憶
部151に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信する電子メ
ールの安全性を確保するための電子メール監視装置、コ
ンピュータを電子メール監視装置として機能させるため
のプログラム、当該プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体、および電子メール監視方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールは、送信先のメールアドレス
さえ指定すれば、誰でも自由にその宛先へ送信すること
ができるので、ウィルスを含んだ電子メールを配信した
り、ダイレクトメールなどの広告電子メールを無差別に
送信するなど、悪用される場合がある。
【0003】ウィルスを含む電子メールや不要な電子メ
ールの受信を防御する技術の1つとして、特開平11−
167533号公報に電子メールファイアウォール装置
が開示されている。この装置では、受信した電子メール
の送信元が予め登録されているメールアドレスのとき、
その受信を拒否するとともに、登録されていない場合に
は、ウィルスチェックを行い、ウィルスフリーの電子メ
ールだけを受け取るようになっている。また受信を拒否
した電子メールをその送信元へ返信するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した電子メールフ
ァイアウォール装置では、ウィルスを含む電子メールを
検出しても、その電子メールを送信元へ送り返すだけな
ので、かかる電子メールの受信を拒否するという受信者
側の意志が相手方に伝わり難く、ウィルスを含む電子メ
ール等の再度の送信を効果的に防止することができなか
った。
【0005】また、せっかくウィルスを含む電子メール
を検出しても、これを送信元へ送り返すだけなので、同
じ送信元から新種のウィルスを含む電子メールが届いた
場合に、新種のウィルスが検出されずに受信を拒否でき
ず、不都合な電子メールを受信してしまう可能性があっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、ウィルス等を含む電
子メールの再度の受信を効果的に防止することのできる
電子メール監視装置等を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]送受信する電子メールの安全性を確保するための
電子メール監視装置(100)において、受信を拒否す
べき電子メールの送信元メールアドレスを記憶する記憶
手段(151)と、届いた電子メールの送信元メールア
ドレスが前記記憶手段(151)に記憶されたものか否
かを照合する照合手段(131)と、前記照合手段(1
31)による照合の結果が、前記電子メールの送信元メ
ールアドレスが前記記憶手段(151)に記憶されたも
のである旨のとき、前記電子メールの受信を拒否する受
信拒否手段(132)と、受信を拒否した電子メールの
送信元へ、その電子メールの受信を拒否する旨を表した
受信拒否メッセージを送信する受信拒否通知手段(13
5)とを有することを特徴とする電子メール監視装置
(100)。
【0008】[2]受信を拒否した拒否回数を、受信を
拒否した電子メールの送信元メールアドレス別に累積加
算して記憶する拒否回数計数記憶手段(137、15
2)をさらに有し、前記受信拒否通知手段(135)
は、受信を拒否した電子メールの送信元へ、その電子メ
ールの送信元メールアドレスに対応付けて前記拒否回数
計数記憶手段(137、152)に記憶されている拒否
回数を含む受信拒否メッセージを送信することを特徴と
する[1]に記載の電子メール監視装置(100)。
【0009】[3]前記記憶手段(151)に記憶され
ている送信元メールアドレス毎に、受信を拒否した電子
メールについての履歴を記憶する拒否履歴記憶手段(1
37、153)を有し、前記受信拒否通知手段(13
5)は、受信を拒否した電子メールの送信元へ、その電
子メールの送信元メールアドレスに対応付けて前記拒否
履歴記憶手段(137、153)に記憶されている履歴
を含む受信拒否メッセージを送信することを特徴とする
[1]または[2]に記載の電子メール監視装置(10
0)。
【0010】[4]開封確認記憶手段(137、15
4)をさらに有し、前記受信拒否通知手段(135)
は、送信したメッセージを相手が受信して開封したこと
を確認するための開封確認メッセージが返送されてくる
ように設定した受信拒否メッセージを送信し、前記開封
確認記憶手段(137、154)は、返送されてきた前
記開封確認メッセージを記憶保持することを特徴とする
[1]〜[3]の何れかに記載の電子メール監視装置
(100)。
【0011】[5]前記受信拒否手段(132)が受信
を拒否しなかった電子メールに所定の不都合事象がある
か否かを検査する検査手段(133)と、前記検査手段
(133)が前記不都合事象を検出した電子メールの受
信を拒否する第2受信拒否手段(134)と、前記検査
手段(133)が前記電子メールから前記不都合事象を
検出したとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メール
から前記不都合事象が検出された旨のメッセージとこれ
以降同一の送信元メールアドレスを有する電子メールの
受信を拒否するか否かを問い合わせる問い合わせ手段
(136)と、前記問い合わせに対する回答が前記電子
メールの受信を拒否する旨のとき、前記電子メールの送
信元メールアドレスを前記記憶手段(151)に登録す
る登録手段(137)とをさらに有することを特徴とす
る[1]〜[4]の何れかに記載の電子メール監視装置
(100)。
【0012】[6]送受信する電子メールの安全性を確
保するための電子メール監視装置(100)において、
受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレスを
記憶する記憶手段(151)と、届いた電子メールの送
信元メールアドレスが前記記憶手段(151)に記憶さ
れたものか否かを照合する照合手段(131)と、前記
照合手段(131)による照合の結果が、前記電子メー
ルの送信元メールアドレスが前記記憶手段(151)に
記憶されたものである旨のとき、前記電子メールの受信
を拒否する受信拒否手段(132)と、前記受信拒否手
段(132)が受信を拒否しなかった電子メールに所定
の不都合事象があるか否かを検査する検査手段(13
3)と、前記検査手段(133)が前記不都合事象を検
出した電子メールの受信を拒否する第2受信拒否手段
(134)と、前記検査手段(133)が前記電子メー
ルから前記不都合事象を検出したとき、前記電子メール
の宛先へ前記電子メールから前記不都合事象が検出され
た旨のメッセージとこれ以降同一の送信元メールアドレ
スを有する電子メールの受信を拒否するか否かを問い合
わせる問い合わせ手段(136)と、前記問い合わせに
対する回答が前記電子メールの受信を拒否する旨のと
き、前記電子メールの送信元メールアドレスを前記記憶
手段(151)に登録する登録手段(137)とを有す
ることを特徴とする電子メール監視装置(100)。
【0013】[7]受信を拒否すべき電子メールの送信
元メールアドレスに代えて、前記電子メールの送信元メ
ールアドレスとその宛先メールアドレスとの組み合わせ
を記憶し、当該組み合わせ毎に電子メールの受信拒否を
管理することを特徴とする[1]〜[6]の何れかに記
載の電子メール監視装置(100)。
【0014】[8]送信メール検査手段(141)と、
返信判定手段(142)と、不都合通知手段(143)
とをさらに備え、前記送信メール検査手段(141)
は、送信依頼を受けた電子メールに所定の不都合事象が
存するか否かを検査するものであり、前記返信判定手段
(142)は、前記電子メールが返信の電子メールか否
かを判定するものであり、前記不都合通知手段(14
3)は、前記電子メールから前記不都合事象が検出され
かつ前記電子メールが返信の電子メールであるとき、前
記電子メールの宛先へ前記電子メールから前記不都合事
象が検出された旨のメッセージを前記電子メールに代え
て送信するものであることを特徴とする[1]〜[7]
の何れかに記載の電子メール監視装置(100)。
【0015】[9]送受信する電子メールの安全性を確
保する電子メール監視装置(100)において、送信メ
ール検査手段(141)と、返信判定手段(142)
と、不都合通知手段(143)とを備え、前記送信メー
ル検査手段(141)は、送信依頼を受けた電子メール
に所定の不都合事象が存するか否かを検査するものであ
り、前記返信判定手段(142)は、前記電子メールが
返信の電子メールか否かを判定するものであり、前記不
都合通知手段(143)は、前記電子メールから前記不
都合事象が検出されかつ前記電子メールが返信の電子メ
ールであるとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メー
ルから前記不都合事象が検出された旨のメッセージを前
記電子メールに代えて送信するものであることを特徴と
する電子メール監視装置(100)。
【0016】[10]前記不都合通知手段(143)
は、前記電子メールから前記不都合事象が検出されかつ
前記電子メールが返信の電子メールであるとき、前記電
子メールの送信者へ前記電子メールから前記不都合事象
が検出された旨のメッセージを送信することを特徴とす
る[8]または[9]に記載の電子メール監視装置(1
00)。
【0017】[11]前記不都合事象が、コンピュータ
ウィルスであることを特徴とする[1]〜[10]の何
れかに記載の電子メール監視装置(100)。
【0018】[12]コンピュータを、[1]〜[1
1]の何れかに記載の電子メール監視装置(100)と
して機能させるためのプログラム。
【0019】[13]コンピュータを、[1]〜[1
1]の何れかに記載の電子メール監視装置(100)と
して機能させるためのプログラムを格納したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
【0020】[14]送受信する電子メールの安全性を
確保するための電子メール監視方法において、照合手段
(130)が、届いた電子メールの送信元メールアドレ
スが、受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアド
レスを記憶している記憶手段(151)に記憶されたも
のであるか否かを照合するステップと、受信拒否手段
(132)が、前記届いた電子メールの送信元メールア
ドレスが前記記憶手段(151)に記憶されたものであ
ることを前記照合の結果が示すとき、前記電子メールの
受信を拒否するステップと、受信拒否通知手段(13
5)が、受信を拒否した電子メールの送信元へ、その電
子メールの受信を拒否する旨を表した受信拒否メッセー
ジを送信するステップとを有することを特徴とする電子
メール監視方法。
【0021】[15]拒否回数記憶手段(137、15
2)が、受信を拒否した拒否回数を、受信を拒否した電
子メールの送信元メールアドレス別に累積加算して記憶
するステップをさらに有し、前記受信拒否メッセージ
に、受信を拒否した電子メールの送信元メールアドレス
に対応付けて記憶されている拒否回数を含めることを特
徴とする[14]に記載の電子メール監視方法。
【0022】[16]拒否履歴記憶手段(137、15
3)が、受信を拒否した電子メールについての履歴を、
受信を拒否した電子メールの送信元メールアドレス別に
記憶するステップをさらに有し、前記受信拒否メッセー
ジに、受信を拒否した電子メールの送信元メールアドレ
スに対応付けて記憶されている前記履歴を含めることを
特徴とする[14]または[15]に記載の電子メール
監視方法。
【0023】[17]開封確認手段(137、154)
が、返送されてきた開封確認メッセージを記憶保持する
ステップをさらに有し、前記受信拒否メッセージを送信
するステップでは、前記受信拒否通知手段(135)
が、送信したメッセージを相手が受信して開封したこと
を確認するための開封確認メッセージが返送されてくる
ように設定した受信拒否メッセージを送信することを特
徴とする[14]〜[16]の何れかに記載の電子メー
ル監視方法。
【0024】[18]検査手段(133)が、前記照合
の結果に基づいて受信を拒否しなかった電子メールに所
定の不都合事象があるか否かを検査するステップと、第
2受信拒否手段(134)が、前記検査によって前記不
都合事象を検出した電子メールの受信を拒否するステッ
プと、問い合わせ手段(136)が、前記検査によって
前記不都合事象を検出したとき、前記電子メールの宛先
へ前記電子メールから前記不都合事象が検出された旨の
メッセージとこれ以降同一の送信元メールアドレスを有
する電子メールの受信を拒否するか否かを問い合わせる
ステップと、登録手段(137)が、前記問い合わせに
対する回答が前記電子メールの受信を拒否する旨のと
き、前記電子メールの送信元メールアドレスを前記記憶
手段(151)に登録するステップとをさらに有するこ
とを特徴とする[14]〜[17]の何れかに記載の電
子メール監視方法。
【0025】[19]送受信する電子メールの安全性を
確保するための電子メール監視方法において、照合手段
(130)が、届いた電子メールの送信元メールアドレ
スが、受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアド
レスを記憶している記憶手段(151)に記憶されたも
のであるか否かを照合するステップと、受信拒否手段
(132)が、前記届いた電子メールの送信元メールア
ドレスが前記記憶手段(151)に記憶されたものであ
ることを前記照合の結果が示すとき、前記電子メールの
受信を拒否するステップと、検査手段(133)が、前
記照合の結果に基づいて受信を拒否しなかった電子メー
ルに所定の不都合事象があるか否かを検査するステップ
と、第2受信拒否手段(134)が、前記検査により前
記不都合事象の検出された電子メールの受信を拒否する
ステップと、問い合わせ手段(136)が、前記検査に
より前記不都合事象の検出された電子メールの宛先へ前
記電子メールから前記不都合事象が検出された旨のメッ
セージとこれ以降同一の送信元メールアドレスを有する
電子メールの受信を拒否するか否かを問い合わせるステ
ップと、登録手段(137)が、前記問い合わせに対す
る回答が前記電子メールの受信を拒否する旨のとき、前
記電子メールの送信元メールアドレスを前記記憶手段
(151)に登録するステップとを有することを特徴と
する電子メール監視方法。
【0026】[20]受信を拒否すべき電子メールの送
信元メールアドレスに代えて、前記電子メールの送信元
メールアドレスとその宛先メールアドレスとの組み合わ
せを記憶し、当該組み合わせ毎に電子メールの受信拒否
を管理することを特徴とする[14]〜[19]の何れ
かに記載の電子メール監視方法。
【0027】[21]送信メール検査手段(141)
が、送信依頼を受けた電子メールに所定の不都合事象が
存するか否かを検査するステップと、返信判定手段(1
42)が、前記電子メールが返信の電子メールか否かを
判定するステップと、不都合通知手段(143)が、前
記電子メールから前記不都合事象が検出されかつ前記電
子メールが返信の電子メールであるとき、前記電子メー
ルの宛先へ前記電子メールから前記不都合事象が検出さ
れた旨のメッセージを前記電子メールに代えて送信する
ステップとを有することを特徴とする[14]〜[2
0]の何れかに記載の電子メール監視方法。
【0028】[22]送受信する電子メールの安全性を
確保する電子メール監視方法において、送信メール検査
手段(141)が、送信依頼を受けた電子メールに所定
の不都合事象が存するか否かを検査するステップと、返
信判定手段(142)が、前記電子メールが返信の電子
メールか否かを判定するステップと、不都合通知手段
(143)が、前記電子メールから前記不都合事象が検
出されかつ前記電子メールが返信の電子メールであると
き、前記電子メールの宛先へ前記電子メールから前記不
都合事象が検出された旨のメッセージを前記電子メール
に代えて送信するステップとを有することを特徴とする
電子メール監視方法。
【0029】[23]不都合通知手段(143)が、送
信依頼を受けた電子メールから前記不都合事象が検出さ
れかつ前記電子メールが返信の電子メールであるとき、
前記電子メールの送信者へ前記電子メールから前記不都
合事象が検出された旨のメッセージを送信するステップ
をさらに有することを特徴とする[21]または[2
2]に記載の電子メール監視方法。
【0030】[24]前記不都合事象が、コンピュータ
ウィルスであることを特徴とする[14]〜[22]の
何れかに記載の電子メール監視方法。
【0031】前記本発明は次のように作用する。電子メ
ール監視装置(100)の記憶手段(151)には、受
信を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレスが記
憶されている。照合手段(131)は、インターネット
等のコンピュータネットワークを通じて届いた電子メー
ルの送信元メールアドレスが、記憶手段(151)に記
憶されているものか否かを照合する。受信拒否手段(1
32)は、照合手段(131)による照合の結果が、届
いた電子メールの送信元メールアドレスが記憶手段(1
51)に記憶されているものである旨のとき、その電子
メールの受信を拒否する。受信拒否通知手段(135)
は、受信拒否手段(132)が受信を拒否した電子メー
ルの送信元へ、受信を拒否する旨を表した受信拒否メッ
セージを送信する。
【0032】このように、受信を拒否した電子メールの
送信元へ、受信を拒否する旨を表したメッセージを返送
するので、これを受信した相手方に、受信を拒否した旨
の意志を伝えることができ、同じ相手からの迷惑な電子
メールの再度の送信を防止することができる。
【0033】また、拒否回数計数記憶手段(137、1
52)は、受信拒否手段(132)が受信を拒否した拒
否回数を、受信を拒否した電子メールの送信元メールア
ドレス別に累積加算して記憶する。受信拒否通知手段
(135)は、受信拒否手段(132)が受信を拒否し
た電子メールの送信元へ、その電子メールの送信元メー
ルアドレスに対応付けて記憶されている拒否回数を含む
受信拒否メッセージを送信する。
【0034】このように、受信を拒否した電子メールの
送信元へ、受信を拒否した回数を含むメッセージを返送
するので、これを受信した相手方に、受信者側で電子メ
ールの受信状況を管理して受信を拒否した旨が伝わり、
同じ相手からの迷惑な電子メールの再度の送信を効果的
に防止することができる。
【0035】拒否履歴記憶手段(137、153)に、
受信を拒否した電子メールについての履歴を送信元メー
ルアドレス毎に記憶し、受信を拒否した電子メールの送
信元へ、その電子メールの送信元メールアドレスに対応
付けて記憶されている履歴を含む受信拒否メッセージを
送信する。履歴としては、たとえば、受信した年月日、
添付ファイルの有無、ウィルス検出の有無などである。
【0036】このように、受信を拒否した電子メールに
ついての詳細情報を履歴として残し、これを含む受信拒
否のメッセージを返送するので、受信を拒否した電子メ
ールの送信者に、迷惑な電子メールが届いたことの証拠
を受信者側で保持していることを認知させることがで
き、再度の送信をより一層効果的に躊躇させて防止する
ことができる。
【0037】さらに受信拒否通知手段(135)は、送
信したメッセージを相手が受信して開封したことを確認
するための開封確認メッセージが返送されてくるように
設定した受信拒否メッセージを送信し、開封確認記憶手
段(137、154)は、返送されてきた開封確認メッ
セージを記憶保持する。これにより、開封確認後に届い
た電子メールが、送信者の意図的なもの(故意、悪意)
であることの証拠を的確に押さえることができる。
【0038】また、検査手段(133)は、照合手段
(131)が受信を拒否しなかった電子メールに所定の
不都合事象があるか否かを検査する。たとえば、ウィル
スが含まれているか否かを検査する。第2受信拒否手段
(134)は、検査手段(133)が不都合事象を検出
した電子メールの受信を拒否する。
【0039】問い合わせ手段(136)は、検査手段
(133)によって電子メールから不都合事象が検出さ
れたとき、電子メールの宛先へ当該電子メールから不都
合事象が検出された旨のメッセージとこれ以降同じ送信
元メールアドレスを有する電子メールの受信を拒否する
か否かを問い合わせる。たとえば、問い合わせメッセー
ジを送信し、その回答を受信する等を行う。
【0040】登録手段(137)は、問い合わせに対す
る回答が該当の電子メールの受信を拒否する旨のもので
あるとき、その電子メールの送信元メールアドレスを先
の記憶手段(151)に登録する。これにより、以後、
先の送信元からの電子メールの受信が拒否される。
【0041】このように、届いた電子メールからウィル
ス等の不都合事象が検出されたとき、その電子メールの
宛先に、以後、同じ送信元からの電子メールの受信を拒
否するか否かを問い合わせ、受信を拒否する旨の回答を
受けた場合にこれを登録し、以後、該当する電子メール
の受信を拒否するので、一度でもウィルスなどの不都合
事象を含む電子メールを送ったことのある送信者からの
電子メールの受信をそれ以降、的確に拒否することがで
き、安全性の高い電子メールだけを受け取ることが可能
になる。
【0042】なお、受信を拒否すべき電子メールの送信
元メールアドレスに代えて、電子メールの送信元メール
アドレスとその宛先メールアドレスとの組み合わせを記
憶し、当該組み合わせ毎に電子メールの受信拒否を管理
するように構成する。このようにすれば、複数のクライ
アントを管理する電子メールサーバや電子メールファイ
アウォール装置に本電子メール監視装置(100)の機
能を組み込む場合でも、受信を拒否する送信元を、クラ
イアント毎に個別に管理することができる。
【0043】送信メール検査手段(141)と、返信判
定手段(142)と、不都合通知手段(143)をさら
に備えるものでは、送信メール検査手段(141)によ
り、送信依頼を受けた電子メールに所定の不都合事象が
存するか否かを検査し、返信判定手段(142)は、電
子メールが返信の電子メールか否かを判定する。不都合
通知手段(143)は、電子メールから不都合事象が検
出されかつ電子メールが返信の電子メールであるとき、
その電子メールの宛先へ当該電子メールから不都合事象
が検出された旨のメッセージをその電子メールに代えて
送信する。さらに、返信の電子メールから不都合事象が
検出されたとき、この電子メールの送信者へ当該返信の
電子メールから不都合事象が検出された旨のメッセージ
を送信する。これらにより、返信の電子メールが届かな
い理由を相手方および返信の電子メールの送信者に自動
で知らせることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形
態にかかる電子メール監視装置100の概略構成および
電子メール監視装置100の接続状態を示している。電
子メール監視装置100は、インターネット201に接
続された電子メールサーバの1つとして機能するもので
あり、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)や
POP(Post Office Protocol)等のプロトコルもサポ
ートしている。
【0045】電子メール監視装置100には、複数のク
ライアントが接続されている。図1では、第2端末装置
181と第3端末装置182をクライアントの代表例と
して示してある。またインターネット201および他の
メールサーバを介して電子メールを送受信する端末装置
が接続されている。図1では、その代表として第1端末
装置210を示してある。
【0046】電子メール監視装置100は、通信処理部
110と、制御部120と、データベース150と、メ
ールボックス160を備えている。このうち通信処理部
110は、インターネット201や第2端末装置181
等のクライアントとの間で電子メールや各種のメッセー
ジの授受を行うための通信制御を行う部分である。制御
部120は、本発明にかかる電子メール監視装置として
の機能のほか電子メールサーバとしての機能を果たすた
めの各種の処理を実行する部分である。
【0047】データベース150は、受信を拒否すべき
電子メールの送信元メールアドレスを記憶するメールア
ドレス記憶部151、受信を拒否した回数を記憶する拒
否回数記憶部152、受信を拒否した電子メールについ
ての履歴を記憶する拒否履歴記憶部153と、受信拒否
メッセージの送信先から開封確認メッセージが返送され
てきたとき当該開封確認メッセージの内容を記憶する開
封確認記憶部154として機能する記憶装置である。メ
ールボックス160は、電子メール監視装置100の管
理するクライアント宛ての電子メールをメールアドレス
別に一時的に保管するための記憶装置である。データベ
ース150、メールボックス160は、大容量のハード
ディスク装置等で構成される。本実施の形態では、通信
機能を備えた汎用のコンピュータ装置上で所定のプログ
ラムを実行することにより、電子メール監視装置100
としての機能を実現している。
【0048】制御部120は、受信メール処理部130
と送信メール処理部140の機能を有している。受信メ
ール処理部130は、照合手段131と、受信拒否手段
132と、検査手段133と、第2受信拒否手段134
と、受信拒否通知手段135と、問い合わせ手段13
6、登録制御手段(登録手段)137の各機能を備えて
いる。
【0049】照合手段131は、インターネット201
を通じて届いた電子メールの送信元メールアドレスがデ
ータベース150のメールアドレス記憶部151に記憶
されたものか否かを照合する機能を果たす。受信拒否手
段132は、照合手段131による照合の結果が、先の
電子メールの送信元メールアドレスがメールアドレス記
憶部151に記憶されたものである旨のとき、その電子
メールの受信を拒否する機能を果たす。受信を拒否した
場合、その電子メールはメールボックス160に保存さ
れない。
【0050】検査手段133は、受信拒否手段132が
受信を拒否しなかった電子メールに所定の不都合事象が
あるか否かを検査する部分である。ここでは、電子メー
ルにコンピュータウィルスが含まれるか否かのチェック
を行う。また電子メールに添付ファイルがある場合、そ
の添付ファイルについてもウィルスチェックを行う。さ
らに必要な場合には添付ファイルを、一旦、解凍して、
ウィルスチェックを行うようになっている。
【0051】第2受信拒否手段134は、不都合事象の
検出された電子メールの受信を拒否する機能を果たす。
受信拒否通知手段135は、電子メールの受信を拒否し
たとき、その送信元へ所定の受信拒否メッセージを送信
する機能を果たす。受信拒否メッセージは、受信を拒否
した旨と、これまでに受信を拒否した回数と、該当の送
信元からの電子メールの受信を拒否した際の各種履歴情
報等を含む電子メールである。また受信拒否メッセージ
は、その受信者が当該受信拒否メッセージを開封したと
き、開封確認のメッセージが受信拒否メッセージの送信
元へ返送されるように設定してある。
【0052】問い合わせ手段136は、検査によって電
子メールから不都合事象が検出されたとき、当該電子メ
ールの宛先へこの電子メールから不都合事象が検出され
た旨のメッセージとこれ以降同一の送信元メールアドレ
スを有する電子メールの受信を拒否するか否かを問い合
わせるものである。具体的には、宛先の端末装置へ問い
合わせのメッセージを送信し、かつその端末装置からの
回答のメッセージを受信する機能を備えている。
【0053】登録制御手段137は、データベース15
0へ各種の情報を登録する処理を行う部分である。具体
的には、受信を拒否すべき電子メールの送信元メールア
ドレスをメールアドレス記憶部151に登録する機能
と、受信を拒否した回数を送信元メールアドレス別に計
数して拒否回数記憶部152に記憶する機能と、受信を
拒否した電子メールについての履歴を送信元メールアド
レス別に拒否履歴記憶部153へ記憶する機能と、受信
拒否メッセージを送った先から開封確認メッセージが返
送されてきたとき、当該開封確認メッセージの内容を開
封確認記憶部154に記憶する機能を果たす。すなわ
ち、拒否回数計数記憶手段としての機能は、登録制御手
段137と拒否回数記憶部152により、また拒否履歴
記憶手段としての機能は、登録制御手段137と拒否履
歴記憶部153によって、開封確認記憶手段としての機
能は、登録制御手段137と開封確認記憶部154によ
って実現される。
【0054】送信メール処理部140は、送信メール検
査手段141と、返信判定手段142と、不都合通知手
段143の各機能を果たす。このうち送信メール検査手
段141は、送信依頼を受けた電子メールにウィルス等
の不都合事象が存するか否かを検査するものである。返
信判定手段142は、送信依頼された電子メールが返信
の電子メールか否かを判定する部分である。不都合通知
手段143は、返信の電子メールから不都合事象が検出
されたとき、当該電子メールの宛先へ返信の電子メール
から不都合事象が検出された旨のメッセージを先の電子
メールに代えて送信する機能を果たす部分である。な
お、不都合通知手段143は、返信の電子メールの送信
元に対しても、不都合事象が検出された旨のメッセージ
を返送する機能を有している。
【0055】次に、電子メール監視装置100を介して
行われる電子メールの授受の流れについて説明する。図
2は、届いた電子メールからウィルス等の不都合事象が
検出された際における授受の流れを、図3は、返信の電
子メールから不都合事象が検出された際における授受の
流れをそれぞれ示している。また図4および図5は、電
子メール監視装置100を介して電子メールを授受する
際の処理手順の概略を示している。ここでは、第1端末
装置210と第2端末装置181の間で電子メールの授
受を行う場合を例にとって説明する。
【0056】第1端末装置210から第2端末装置18
1に向けて電子メールを送信すると、電子メール監視装
置100は、インターネット201を通じて第1端末装
置210から第2端末装置181宛ての電子メール30
1を受信する(ステップS401)。電子メール301
を受け取った電子メール監視装置100は、電子メール
301にコンピュータウィルスが含まれているか否かを
検査する(ステップS402)。この際、添付ファイル
があれば、当該添付ファイルについてもウィルスチェッ
クを行う。また添付ファイルが圧縮されている場合に
は、これを一時的に解凍してウィルスチェックを行う。
【0057】なお、図4では省略したが、電子メール監
視装置100は、届いた電子メールの送信元メールアド
レスがメールアドレス記憶部151に登録されたものか
否かをウィルスチェックを行う前に照合し、登録されて
いる場合には、その電子メールの受信を拒否するように
なっている。
【0058】ウィルスチェックによってウィルスが検出
されない場合には(ステップS403:Y)、電子メー
ル監視装置100は、電子メール301を宛先の第2端
末装置181に対応付けられているメールボックス16
0に保存し、電子メールが届いた旨のメッセージを第2
端末装置181に送り、着信通知を行う(ステップS4
04)。第2端末装置181の利用者は、第2端末装置
181を操作して電子メール監視装置100にアクセス
し、第2端末装置181は、第1端末装置210からの
電子メールをメールボックス160から取り出して受け
取る(ステップS405)。
【0059】一方、第1端末装置210から届いた電子
メールの中からウィルスが検出された場合には(ステッ
プS403;N)、電子メール監視装置100は、第2
端末装置181宛ての電子メールからウィルスを検出し
た旨のメッセージ(不都合発生通知302)を、第1端
末装置210に返信する(ステップS412)。さらに
電子メール監視装置100は、第2端末装置181に対
し、第1端末装置210からの電子メール内にウィルス
を検出した旨のメッセージを送るとともに、第2端末装
置181に対し、第1端末装置210からの電子メール
の受信をこれ以降拒否するか否かを問い合わせる問い合
わせメッセージ303を送る(ステップS413)。
【0060】第2端末装置181は、電子メール監視装
置100からの問い合わせメッセージを受信し、第2端
末装置181の利用者は、問い合わせメッセージの到着
を知る(ステップS414)。第2端末装置181の利
用者は、受信を拒否するか否かを判断し、問い合わせに
回答する。第2端末装置181は、判断結果を示す回答
メッセージ304を電子メール監視装置100に返信す
る(ステップS415)。
【0061】電子メール監視装置100は、第2端末装
置181からの回答メッセージの内容が先の送信元から
の電子メールの受信をこれ以降拒否する旨であるときは
(ステップS416:Y)、第1端末装置210のメー
ルアドレス(電子メール301の送信元メールアドレ
ス)をデータベース150のメールアドレス記憶部15
1に登録する(ステップS417)。これ以降、第1端
末装置210からの第2端末装置181宛ての電子メー
ルが届くと、電子メール監視装置100は、メールアド
レス記憶部151を照合した結果に基づき、その電子メ
ールの受信を拒否することになる。
【0062】また電子メール監視装置100は、届いた
回数(受信を拒否した回数)をカウントしたり、届いた
電子メールについての履歴を記憶し、当該回数や履歴と
共に受信拒否メッセージを第1端末装置210に返信す
る(ステップS417)。なお、当該受信拒否メッセー
ジには、開封確認の機能を組み込んである。したがっ
て、受信拒否メッセージをその受け手が開封すると、開
封された旨を表す開封確認メッセージが相手方から返送
されてくる。電子メール監視装置100は、この返送さ
れてきた開封確認メッセージの内容を記憶し保存するよ
うになっている。
【0063】第2端末装置181からの問い合わせメッ
セージに対する回答が受信を拒否しない旨のときは(ス
テップS416;N)、送信元メールアドレスのメール
アドレス記憶部151への登録は行わない。
【0064】次に、第1端末装置210からの電子メー
ル311が第2端末装置181に届き、第2端末装置1
81の利用者がその電子メールに対する返信用電子メー
ル312を送信する場合について説明する。電子メール
監視装置100は、第2端末装置181からの第1端末
装置210宛ての返信用電子メールを受け取る(ステッ
プS406)。これを受けた電子メール監視装置100
は、第2端末装置181からの返信用電子メール312
のウィルスチェックを行う(ステップS407)。
【0065】このチェックの結果、ウィルスが検出され
なければ(ステップS408:Y)、電子メール監視装
置100は、第2端末装置181からの返信用電子メー
ル312が届いた旨のメッセージを第1端末装置210
にインターネットを介して送信する(ステップS41
0)。第1端末装置210の利用者は、第1端末装置2
10を操作して所定の電子メールサーバにアクセスし、
第1端末装置210は、第2端末装置181からの返信
用電子メール312を受け取る(ステップS411)。
【0066】一方、返信用電子メール312からウィル
スが検出された場合には(ステップS408;N)、電
子メール監視装置100は、第1端末装置210宛ての
返信用電子メール312内にウィルスを検出した旨のメ
ッセージ(不都合発生通知313)を、第2端末装置1
81に返信する(ステップS409)。なお、第1端末
装置210宛ての返信用電子メール312内にウィルス
を検出した旨のメッセージ(不都合発生通知314)
を、第1端末装置210に送信してもよい。
【0067】次に、上述した電子メールの監視機能を果
たすために電子メール監視装置100が行う受信処理お
よび送信処理について説明する。図6は、電子メール監
視装置100が行う受信処理の流れを示している。電子
メール監視装置100の受信メール処理部130は、電
子メールが届くと(ステップS601:Y)、その宛先
を調べ、自装置の管理するクライアント宛てでない場合
には(ステップS602;N)、転送先のメールサーバ
を調べ、該当するメールサーバへ当該電子メールを転送
する(ステップS603)。
【0068】届いた電子メールが自装置の管理するクラ
イアント宛ての場合には(ステップS602:Y)、当
該電子メールの送信元メールアドレスと宛先メールアド
レスの組み合わせがデータベース150のメールアドレ
ス記憶部151に記憶されているか否かを調べる(ステ
ップS604)。そして、今回受信した電子メールの送
信元メールアドレスと宛先メールアドレスの組み合わせ
が受信拒否の組み合わせとしてメールアドレス記憶部1
51に記憶されたものである場合には(ステップS60
5:Y)、この組み合わせに対応して拒否回数記憶部1
52に記憶している受信拒否回数を+1し、さらに当該
組み合わせに対応して記憶している履歴情報に今回受信
した電子メールに関する所定の情報を追加し記憶する
(ステップS606)。
【0069】また今回受信を拒否した電子メールの送信
者に向けて、受信拒否メッセージを送信する(ステップ
S607)。この受信拒否メッセージとしての電子メー
ルには、拒否回数記憶部152から読み出した該当の拒
否回数と拒否履歴記憶部153から読み出した該当の履
歴を含める。また開封確認メッセージが返送されてくる
ように設定する。
【0070】今回受信した電子メールの送信元メールア
ドレスと宛先メールアドレスの組み合わせが受信拒否の
組み合わせとしてメールアドレス記憶部151に記憶さ
れたものでない場合には(ステップS605:N)、当
該電子メールにウィルスが含まれているか否かの検査を
行う(ステップS608)。当該検査でウィルスが検出
されなかった場合には(ステップS609;N)、安全
な電子メールであって受信拒否の必要がないので、該当
する宛先のメールボックス160に当該電子メールを保
存し、電子メールが到着した旨を、宛先のクライアント
に通知する(ステップS610)。
【0071】なお、電子メール監視装置100は、クラ
イアントからの問い合わせに応じて、そのクライアント
のメールボックスに電子メールが保存されているか否か
を回答する機能と、メールボックス160に保存されて
いる電子メールを取り出す旨の要求をクライアントから
受けた際に、該当するメールボックス160に保存され
ている電子メールをそのクライアントの端末装置に向け
て送信する機能を備えている。
【0072】先の検査においてウィルスが検出された場
合には(ステップS609:Y)、ウィルスが検出され
た電子メールの送信元へ当該電子メールからウィルスが
検出されたことにより受信を拒否する旨のメッセージを
返信する(ステップS611)。さらにこれ以降同じ送
信元メールアドレスを有する電子メールの受信を拒否す
るか否かを問い合わせるための問い合わせメッセージを
受信を拒否した電子メールの宛先のクライアントへ送る
(ステップS612)。
【0073】その後、電子メール監視装置100は、当
該問い合わせメッセージに対する回答を該当のクライア
ントから受信する(ステップS613)。受信した回答
メッセージには、受信を拒否するか否かの回答と、受信
を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレスと宛先
メールアドレスが含まれるようになっており、そのため
に必要な情報は予め問い合わせメッセージに含めてあ
る。受信した回答メッセージの内容が、以後の受信を拒
否する旨の場合には(ステップS614、:Y)、当該
回答メッセージに含まれている送信元メールアドレスと
宛先メールアドレスの組み合わせをメールアドレス記憶
部151に登録する(ステップS615)。受信を拒否
しない旨の回答の場合には(ステップS614;N)、
メールアドレス記憶部151への登録は行わない。
【0074】なお、受信拒否を登録する旨の回答があっ
た場合には、今回受信を拒否した電子メールについても
拒否回数をカウントし、履歴を残すようにしてもよい。
【0075】図7は、電子メール監視装置100が行う
送信処理の流れを示している。自装置の管理するクライ
アントから電子メールの送信要求を受けると(ステップ
S701:Y)、当該電子メールが返信の電子メールで
あるか否かを調べる(ステップS702)。返信の電子
メールでない場合には(ステップS702;N)、当該
電子メールを指定の宛先に向けて送信する(ステップS
705)。
【0076】返信の電子メールの場合には(ステップS
702:Y)、その電子メールにウィルスが含まれるか
否かの検査を行う(ステップS703)。ウィルスが検
出されないときは(ステップS704;N)、当該電子
メールを指定の宛先に向けて送信する(ステップS70
5)。
【0077】ウィルスが検出されると(ステップS70
4:Y)、返信の電子メールからウィルスが検出された
旨のメッセージを返信の電子メールの送信元のクライア
ントへ送信する(ステップS706)。また返信の電子
メールからウィルスが検出された旨のメッセージを当該
返信の電子メールの宛先へ当該電子メールに代えて送信
する(ステップS707)。
【0078】以上説明した実施の形態では、電子メール
の送受信サーバに電子メール監視装置100としての機
能を組み込む構成としたが、たとえば、ファイアウォー
ル装置に電子メール監視装置100としての機能を持た
せてもよい。さらには、電子メール監視装置100の機
能をクライアントの端末装置に組み込んだり、クライア
ントのメーラーの一部の機能としても良い。電子メール
監視装置100の機能をクライアントの端末装置あるい
はそのメーラーに持たせるなど電子メール監視装置10
0の管理するクライアントが一人に限定される場合に
は、送信元メールアドレスと宛先メールアドレスとの組
み合わせに基づいて受信拒否を管理する代りに、送信元
メールアドレスだけを基準に受信拒否を管理するように
構成してもよい。
【0079】すなわち、メールアドレス記憶部151に
は受信を拒否すべき送信元メールアドレスを登録し、拒
否回数記憶部152には当該送信元メールアドレス毎に
受信の拒否回数を記憶する。さらに拒否履歴記憶部15
3には、先の送信元メールアドレス毎に受信を拒否した
電子メールについての履歴を登録する。またクライアン
トの端末装置に電子メール監視装置としての機能を組み
込む場合には、問い合わせメッセージは、たとえば、画
面上に別のウィンドウを出現させてこれに表示したり、
ポップアップメニュー形式で問い合わせをし回答を得る
ようにしてもよい。
【0080】このほか実施の形態では、受信を拒否した
相手にこれまでの拒否回数や拒否履歴を含む受信拒否メ
ッセージを返送する機能と、受信した電子メールからウ
ィルスを検出した際に、その宛先のクライアントに以後
の受信を拒否するか否かを問い合わせ、その回答が受信
拒否の場合には、同じ送信元からの以後の電子メールの
受信を拒否するように自動登録する機能の双方を電子メ
ール監視装置100に具備させたが、いずれか一方の機
能だけを具備するように構成してもよい。
【0081】なお、本発明は、電子メール監視装置10
0として構成するほか、コンピュータを上述した電子メ
ール監視装置として機能させるためのプログラムまたは
当該プログラムを記録した記録媒体としてもよい。記録
媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−RO
M、光磁気ディスクなどコンピュータ読み取り可能なも
のであればよい。またプログラムの場合には、インター
ネットを通じて配布することも可能となる。
【0082】
【発明の効果】本発明にかかる電子メール監視装置、コ
ンピュータを電子メール監視装置として機能させるため
のプログラム、当該プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体および電子メール監視方法によ
れば、受信を拒否した電子メールの送信元へ、受信を拒
否する旨や受信の拒否回数、受信を拒否した日時等の履
歴を含む受信拒否メッセージを返送するので、これを受
け取った相手方に、受信者側で電子メールの受信状況を
管理して受信を拒否している旨を伝えることができ、単
に、受信した電子メールを返信する場合に比べて、同じ
相手からの迷惑な電子メールの再度の到来を効果的に防
止することができる。
【0083】さらに、受信拒否メッセージに開封確認メ
ッセージの返送機能を持たせ、返送されてきた開封確認
メッセージを記憶保持するものでは、開封確認後に届い
たその送信者からの電子メールが故意によるものである
ことを証明する証拠を残すことができ、相手方と争いが
生じた場合に備えることができる。
【0084】また、届いた電子メールからウィルス等の
不都合事象が検出されたとき、その電子メールの宛先
に、以後、同じ送信元からの電子メールの受信を拒否す
るか否かを問い合わせ、受信を拒否する旨の回答を受け
た場合にこれを登録し、以後、該当する電子メールの受
信を拒否するものでは、同じ相手からの迷惑な電子メー
ルの受信を的確に拒否することができ、安全性の高い電
子メールだけを受け取ることが可能になる。たとえば、
受信した電子メールにウィルスチェックの機能を未だ備
えていない新種のウィルスが含まれている場合であって
も、過去のウィルスチェックで受信拒否を登録した相手
からのものであれば、その電子メールの受信が拒否され
るので、新種のウィルスが含まれる電子メールを受け取
る可能性を低減することができる。
【0085】また、受信を拒否すべき電子メールの送信
元メールアドレスとその宛先メールアドレスの組み合わ
せ毎に電子メールの受信拒否を管理するものでは、複数
のクライアントを管理する電子メールサーバや電子メー
ルファイアウォール装置に本電子メール監視装置の機能
を組み込む場合にも対応することができる。
【0086】さらに送信依頼された返信の電子メールか
らウィルス等の不都合事象が検出された際に、その旨を
当該返信の電子メールの宛先へ通知するものでは、返信
の電子メールが届かない理由が相手方に自動で通知され
るので、返信を待っている相手方の不安を解消すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
の機能構成および接続状態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
が届いた電子メールからウィルス等の不都合事象を検出
した場合における電子メール等の授受の流れを示す説明
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
が送信依頼を受けた返信の電子メールから不都合事象を
検出した場合における電子メール等の授受の流れを示す
説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
を介して電子メールを授受する際の処理手順の概略を示
す流れ図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
を介して電子メールを授受する際の処理手順の概略を示
す流れ図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
が行う受信処理を示す流れ図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る電子メール監視装置
が行う送信処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
100…電子メール監視装置 110…通信処理部 120…制御部 130…受信メール処理部 131…照合手段 132…受信拒否手段 133…検査手段 134…第2受信拒否手段 135…受信拒否通知手段 136…問い合わせ手段 137…登録制御手段 140…送信メール処理部 141…送信メール検査手段 142…返信判定手段 143…不都合通知手段 150…データベース 151…メールアドレス記憶部 152…拒否回数記憶部 153…拒否履歴記憶部 154…開封確認記憶部 160…メールボックス 181…第2端末装置 182…第3端末装置 201…インターネット 210…第1端末装置 301、311…電子メール 302…不都合発生通知 303…問い合わせメッセージ 304…回答メッセージ 312…返信用電子メール 313、314…不都合発生通知

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送受信する電子メールの安全性を確保する
    ための電子メール監視装置において、 受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレスを
    記憶する記憶手段と、 届いた電子メールの送信元メールアドレスが前記記憶手
    段に記憶されたものか否かを照合する照合手段と、 前記照合手段による照合の結果が、前記電子メールの送
    信元メールアドレスが前記記憶手段に記憶されたもので
    ある旨のとき、前記電子メールの受信を拒否する受信拒
    否手段と、 受信を拒否した電子メールの送信元へ、その電子メール
    の受信を拒否する旨を表した受信拒否メッセージを送信
    する受信拒否通知手段とを有することを特徴とする電子
    メール監視装置。
  2. 【請求項2】受信を拒否した拒否回数を、受信を拒否し
    た電子メールの送信元メールアドレス別に累積加算して
    記憶する拒否回数計数記憶手段をさらに有し、 前記受信拒否通知手段は、受信を拒否した電子メールの
    送信元へ、その電子メールの送信元メールアドレスに対
    応付けて前記拒否回数計数記憶手段に記憶されている拒
    否回数を含む受信拒否メッセージを送信することを特徴
    とする請求項1に記載の電子メール監視装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶されている送信元メー
    ルアドレス毎に、受信を拒否した電子メールについての
    履歴を記憶する拒否履歴記憶手段を有し、 前記受信拒否通知手段は、受信を拒否した電子メールの
    送信元へ、その電子メールの送信元メールアドレスに対
    応付けて前記拒否履歴記憶手段に記憶されている履歴を
    含む受信拒否メッセージを送信することを特徴とする請
    求項1または2に記載の電子メール監視装置。
  4. 【請求項4】開封確認記憶手段をさらに有し、 前記受信拒否通知手段は、送信したメッセージを相手が
    受信して開封したことを確認するための開封確認メッセ
    ージが返送されてくるように設定した受信拒否メッセー
    ジを送信し、 前記開封確認記憶手段は、返送されてきた前記開封確認
    メッセージを記憶保持することを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の電子メール監視装置。
  5. 【請求項5】前記受信拒否手段が受信を拒否しなかった
    電子メールに所定の不都合事象があるか否かを検査する
    検査手段と、 前記検査手段が前記不都合事象を検出した電子メールの
    受信を拒否する第2受信拒否手段と、 前記検査手段が前記電子メールから前記不都合事象を検
    出したとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メールか
    ら前記不都合事象が検出された旨のメッセージとこれ以
    降同一の送信元メールアドレスを有する電子メールの受
    信を拒否するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、 前記問い合わせに対する回答が前記電子メールの受信を
    拒否する旨のとき、前記電子メールの送信元メールアド
    レスを前記記憶手段に登録する登録手段とをさらに有す
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子
    メール監視装置。
  6. 【請求項6】送受信する電子メールの安全性を確保する
    ための電子メール監視装置において、 受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレスを
    記憶する記憶手段と、 届いた電子メールの送信元メールアドレスが前記記憶手
    段に記憶されたものか否かを照合する照合手段と、 前記照合手段による照合の結果が、前記電子メールの送
    信元メールアドレスが前記記憶手段に記憶されたもので
    ある旨のとき、前記電子メールの受信を拒否する受信拒
    否手段と、 前記受信拒否手段が受信を拒否しなかった電子メールに
    所定の不都合事象があるか否かを検査する検査手段と、 前記検査手段が前記不都合事象を検出した電子メールの
    受信を拒否する第2受信拒否手段と、 前記検査手段が前記電子メールから前記不都合事象を検
    出したとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メールか
    ら前記不都合事象が検出された旨のメッセージとこれ以
    降同一の送信元メールアドレスを有する電子メールの受
    信を拒否するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、 前記問い合わせに対する回答が前記電子メールの受信を
    拒否する旨のとき、前記電子メールの送信元メールアド
    レスを前記記憶手段に登録する登録手段とを有すること
    を特徴とする電子メール監視装置。
  7. 【請求項7】受信を拒否すべき電子メールの送信元メー
    ルアドレスに代えて、前記電子メールの送信元メールア
    ドレスとその宛先メールアドレスとの組み合わせを記憶
    し、当該組み合わせ毎に電子メールの受信拒否を管理す
    ることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の電子
    メール監視装置。
  8. 【請求項8】送信メール検査手段と、返信判定手段と、
    不都合通知手段とをさらに備え、 前記送信メール検査手段は、送信依頼を受けた電子メー
    ルに所定の不都合事象が存するか否かを検査するもので
    あり、 前記返信判定手段は、前記電子メールが返信の電子メー
    ルか否かを判定するものであり、 前記不都合通知手段は、前記電子メールから前記不都合
    事象が検出されかつ前記電子メールが返信の電子メール
    であるとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メールか
    ら前記不都合事象が検出された旨のメッセージを前記電
    子メールに代えて送信するものであることを特徴とする
    請求項1〜7の何れかに記載の電子メール監視装置。
  9. 【請求項9】送受信する電子メールの安全性を確保する
    電子メール監視装置において、 送信メール検査手段と、返信判定手段と、不都合通知手
    段とを備え、 前記送信メール検査手段は、送信依頼を受けた電子メー
    ルに所定の不都合事象が存するか否かを検査するもので
    あり、 前記返信判定手段は、前記電子メールが返信の電子メー
    ルか否かを判定するものであり、 前記不都合通知手段は、前記電子メールから前記不都合
    事象が検出されかつ前記電子メールが返信の電子メール
    であるとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メールか
    ら前記不都合事象が検出された旨のメッセージを前記電
    子メールに代えて送信するものであることを特徴とする
    電子メール監視装置。
  10. 【請求項10】前記不都合通知手段は、前記電子メール
    から前記不都合事象が検出されかつ前記電子メールが返
    信の電子メールであるとき、前記電子メールの送信者へ
    前記電子メールから前記不都合事象が検出された旨のメ
    ッセージを送信することを特徴とする請求項8または9
    に記載の電子メール監視装置。
  11. 【請求項11】前記不都合事象が、コンピュータウィル
    スであることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記
    載の電子メール監視装置。
  12. 【請求項12】コンピュータを、請求項1〜11の何れ
    かに記載の電子メール監視装置として機能させるための
    プログラム。
  13. 【請求項13】コンピュータを、請求項1〜11の何れ
    かに記載の電子メール監視装置として機能させるための
    プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  14. 【請求項14】送受信する電子メールの安全性を確保す
    るための電子メール監視方法において、 照合手段が、届いた電子メールの送信元メールアドレス
    が、受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレ
    スを記憶している記憶手段に記憶されたものであるか否
    かを照合するステップと、 受信拒否手段が、前記届いた電子メールの送信元メール
    アドレスが前記記憶手段に記憶されたものであることを
    前記照合の結果が示すとき、前記電子メールの受信を拒
    否するステップと、 受信拒否通知手段が、受信を拒否した電子メールの送信
    元へ、その電子メールの受信を拒否する旨を表した受信
    拒否メッセージを送信するステップとを有することを特
    徴とする電子メール監視方法。
  15. 【請求項15】拒否回数記憶手段が、受信を拒否した拒
    否回数を、受信を拒否した電子メールの送信元メールア
    ドレス別に累積加算して記憶するステップをさらに有
    し、 前記受信拒否メッセージに、受信を拒否した電子メール
    の送信元メールアドレスに対応付けて記憶されている拒
    否回数を含めることを特徴とする請求項14に記載の電
    子メール監視方法。
  16. 【請求項16】拒否履歴記憶手段が、受信を拒否した電
    子メールについての履歴を、受信を拒否した電子メール
    の送信元メールアドレス別に記憶するステップをさらに
    有し、 前記受信拒否メッセージに、受信を拒否した電子メール
    の送信元メールアドレスに対応付けて記憶されている前
    記履歴を含めることを特徴とする請求項14または15
    に記載の電子メール監視方法。
  17. 【請求項17】開封確認手段が、返送されてきた開封確
    認メッセージを記憶保持するステップをさらに有し、 前記受信拒否メッセージを送信するステップでは、前記
    受信拒否通知手段が、送信したメッセージを相手が受信
    して開封したことを確認するための前記開封確認メッセ
    ージが返送されてくるように設定した受信拒否メッセー
    ジを送信することを特徴とする請求項14〜16の何れ
    かに記載の電子メール監視方法。
  18. 【請求項18】検査手段が、前記照合の結果に基づいて
    受信を拒否しなかった電子メールに所定の不都合事象が
    あるか否かを検査するステップと、 第2受信拒否手段が、前記検査によって前記不都合事象
    を検出した電子メールの受信を拒否するステップと、 問い合わせ手段が、前記検査によって前記不都合事象を
    検出したとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メール
    から前記不都合事象が検出された旨のメッセージとこれ
    以降同一の送信元メールアドレスを有する電子メールの
    受信を拒否するか否かを問い合わせるステップと、 登録手段が、前記問い合わせに対する回答が前記電子メ
    ールの受信を拒否する旨のとき、前記電子メールの送信
    元メールアドレスを前記記憶手段に登録するステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項14〜17の何
    れかに記載の電子メール監視方法。
  19. 【請求項19】送受信する電子メールの安全性を確保す
    るための電子メール監視方法において、 照合手段が、届いた電子メールの送信元メールアドレス
    が、受信を拒否すべき電子メールの送信元メールアドレ
    スを記憶している記憶手段に記憶されたものであるか否
    かを照合するステップと、 受信拒否手段が、前記届いた電子メールの送信元メール
    アドレスが前記記憶手段に記憶されたものであることを
    前記照合の結果が示すとき、前記電子メールの受信を拒
    否するステップと、 検査手段が、前記照合の結果に基づいて受信を拒否しな
    かった電子メールに所定の不都合事象があるか否かを検
    査するステップと、 第2受信拒否手段が、前記検査により前記不都合事象の
    検出された電子メールの受信を拒否するステップと、 問い合わせ手段が、前記検査により前記不都合事象の検
    出された電子メールの宛先へ前記電子メールから前記不
    都合事象が検出された旨のメッセージとこれ以降同一の
    送信元メールアドレスを有する電子メールの受信を拒否
    するか否かを問い合わせるステップと、 登録手段が、前記問い合わせに対する回答が前記電子メ
    ールの受信を拒否する旨のとき、前記電子メールの送信
    元メールアドレスを前記記憶手段に登録するステップと
    を有することを特徴とする電子メール監視方法。
  20. 【請求項20】受信を拒否すべき電子メールの送信元メ
    ールアドレスに代えて、前記電子メールの送信元メール
    アドレスとその宛先メールアドレスとの組み合わせを記
    憶し、当該組み合わせ毎に電子メールの受信拒否を管理
    することを特徴とする請求項14〜19の何れかに記載
    の電子メール監視方法。
  21. 【請求項21】送信メール検査手段が、送信依頼を受け
    た電子メールに所定の不都合事象が存するか否かを検査
    するステップと、 返信判定手段が、前記電子メールが返信の電子メールか
    否かを判定するステップと、 不都合通知手段が、前記電子メールから前記不都合事象
    が検出されかつ前記電子メールが返信の電子メールであ
    るとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メールから前
    記不都合事象が検出された旨のメッセージを前記電子メ
    ールに代えて送信するステップとを有することを特徴と
    する請求項14〜20の何れかに記載の電子メール監視
    方法。
  22. 【請求項22】送受信する電子メールの安全性を確保す
    る電子メール監視方法において、 送信メール検査手段が、送信依頼を受けた電子メールに
    所定の不都合事象が存するか否かを検査するステップ
    と、 返信判定手段が、前記電子メールが返信の電子メールか
    否かを判定するステップと、 不都合通知手段が、前記電子メールから前記不都合事象
    が検出されかつ前記電子メールが返信の電子メールであ
    るとき、前記電子メールの宛先へ前記電子メールから前
    記不都合事象が検出された旨のメッセージを前記電子メ
    ールに代えて送信するステップとを有することを特徴と
    する電子メール監視方法。
  23. 【請求項23】不都合通知手段が、送信依頼を受けた電
    子メールから前記不都合事象が検出されかつ前記電子メ
    ールが返信の電子メールであるとき、前記電子メールの
    送信者へ前記電子メールから前記不都合事象が検出され
    た旨のメッセージを送信するステップをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項21または22に記載の電子メー
    ル監視方法。
  24. 【請求項24】前記不都合事象が、コンピュータウィル
    スであることを特徴とする請求項14〜22の何れかに
    記載の電子メール監視方法。
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