JP2002217941A - ネットワークアドレス再割り当て方法及びルータ - Google Patents

ネットワークアドレス再割り当て方法及びルータ

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JP2002217941A
JP2002217941A JP2001005480A JP2001005480A JP2002217941A JP 2002217941 A JP2002217941 A JP 2002217941A JP 2001005480 A JP2001005480 A JP 2001005480A JP 2001005480 A JP2001005480 A JP 2001005480A JP 2002217941 A JP2002217941 A JP 2002217941A
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network address
network
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host
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Ryuken Ishi
竜権 石
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別々に構築されていたプライベートネッ
トワークを接続した際に生じるプライベートIPアドレ
スの重複や通信不能といった不具合を回避すること。 【解決手段】 ルータ11とルータ21はプライマリD
HCPサーバの選挙を行う。プライマリDHCPサーバ
となったルータ21はルータ11に新たなIPアドレス
を付与した後、直ちにRIPメッセージを送信し、配下
のネットワーク情報をルータ11に伝達する。ルータ1
1は受信したRIPメッセージから、新たに割り当て可
能なネットワークアドレスを検索しネットワーク13に
接続された自ポートに割り当てるとともに、PC12の
IPアドレスも強制的に更新する。さらに、ルーティン
グテーブルを更新し、その内容を直ちにRIPメッセー
ジによってルータ21へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOHOネットワー
ク、集合住宅ネットワーク等のプライベートネットワー
ク同士を接続する際のネットワークアドレス、特にIPア
ドレスの再割り当て方法及びルータに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットにおいて主流とな
っているネットワーク層プロトコルはIPv4(Internet P
rotocol Version4)である。IPv4は電子メールやネット
ニュース、あるいはWWW(World Wide Web)などといっ
たアプリケーションとともに世界中に広く普及したが、
IPネットワーク上で通信装置(ルータ、PC、サーバな
ど)を一意に特定するためのネットワークアドレス(以
後、IPアドレスと呼ぶ)のサイズが4バイトしかないた
めに、次第にアドレスの枯渇が問題となってきた。
【0003】このため、インターネットに接続する必要
のない企業内ネットワーク(イントラネット・エクスト
ラネットなど)では、正規のIPアドレス(以後、グロー
バルIPアドレスと呼ぶ)ではなく、IETF RFC1918 "Addr
ess Allocation for PrivateInternets"にて規定されて
いるプライベートIPアドレスを用いるのが一般的であ
る。この場合、企業内ネットワークの管理者はルータ、
PCなど全ての通信装置に、企業内ネットワークで一意と
なるプライベートIPアドレスを、前記RFCに規定された
アドレス範囲内で割り当てる。
【0004】ここで、プライベートIPアドレスのみを使
用して企業内ネットワークを構築する際、ネットワーク
が複数の拠点(例えば東京、名古屋、大阪など)に分散
している場合には、これらの拠点間を結ぶ専用線を借り
る必要があり、回線費用が発生する。
【0005】一方、各拠点が最小限のグローバルIPアド
レスを所有している場合には、各拠点間をインターネッ
トで接続し、拠点間の端末がインターネットを介して通
信を行う際には、それぞれの端末に割り当てられたプラ
イベートIPアドレスと各拠点にて保持しているグローバ
ルIPアドレスをNAT(Network Address Translator:ネッ
トワークアドレス変換)によって変換する方法(例えば
特開平10-13471号公報)も考えられ、回線費用の削減を
図ることができる。
【0006】以上は主として企業内ネットワークに関す
るものであったが、今後は、各家庭あるいは小規模オフ
ィス(SOHO: Small Office Home Office)ごとに複数台
のPCを所有したり、インターネットに接続する家庭内No
n-PC(例えばセットトップボックスや情報家電)が普及
することを考えると、家庭内においても同様なプライベ
ートネットワークの構築が必要となってくるものと考え
られる。
【0007】ここで、企業内ネットワークとSOHOネット
ワークとの大きな違いは、専任のネットワーク管理者の
有無である。SOHOでは、各セグメントごとのネットワー
クアドレス、あるいは各装置ごとのIPアドレスを設計な
いし設定できる管理者はいないことが普通である。そこ
で、インターネットとSOHOネットワークとを相互に接続
するルータは、下記のような機能をあわせ持つ、所謂ホ
ームゲートウェイと呼ばれる装置となることが予想され
る。
【0008】ホームゲートウェイは、各セグメントごと
のネットワークアドレス、および各装置のIPアドレスの
自動割り当ておよび管理を行うDHCP(Dynamic Host Con
figuration Protocol)サーバ機能、各ホストに割り当
てられたホスト名とプライベートIPアドレスとの対応を
管理し、ドメイン名の解決を行うDNS(Domain Name Sys
tem)サーバ機能を備えている。さらに、ホームゲート
ウェイは、インターネットとSOHOネットワークとの相互
接続性、あるいはセキュリティの確保のために、次のよ
うな機能も保持することが予想される。すなわち、イン
ターネットで使用されるグローバルIPアドレスとSOHOネ
ットワークで使用されるプライベートIPアドレスとの相
互変換を行うNAT機能、インターネットからSOHOネット
ワークへの不正なアクセスを遮断するファイヤウォール
機能、SOHOネットワーク内の端末の代理としてインター
ネットにアクセスを行うプロキシー機能、送信先または
送信元のIPアドレス、ポート番号、プロトコル種別など
を基にパケット処理の優先度をつけるQoS制御機能、で
ある。
【0009】ところで、SOHOネットワークで使用される
ルータ(ホームゲートウェイ)が1台のみの場合には、
当該ルータが全てのプライベートIPアドレスを管理する
ため矛盾は発生しない。しかし、IETF Draft "Mini-DHC
P Election Option for DHCP"に述べられているよう
に、複数台のルータが存在する場合には、ルータ間のネ
ットワークアドレスを一意に決定するために、ルータ間
でネゴシエーションを行う必要がある。
【0010】この一例を、図7を用いて説明する。ルー
タ11は、自ポートに接続されたネットワーク13に対し19
2.168.1.0というプライベートIPアドレスを付与してい
る。さらに、DHCP機能により、ネットワーク13上のPC12
に対しIPアドレス(例えば192.168.1.0)を付与してい
る。同様にネットワーク23、ネットワーク33、およびそ
れらのネットワーク上のPC22、PC32にもプライベートIP
アドレスを付与している。ルータ21についても同様であ
る。
【0011】ここで、これらの2つのルータを、ネット
ワーク33とネットワーク43を結合することにより接続す
ることを考える。なお、以後の説明は、予めネットワー
ク33とネットワーク43が結合された状態でルータ11、ル
ータ21の一方、もしくは双方がリブートした場合にも適
用される。
【0012】図7においてネットワーク33とネットワー
ク43とを結合すると、図8に示すように、まずルータ11
とルータ21との間で第一のネットワークアドレス管理サ
ーバ(以後、プライマリDHCPサーバ)を決定する選挙が
行われる。具体的には、一方のルータ(この場合にはル
ータ11)から送出されたDHCPDISCOVERメッセージに対
し、他方(この場合にはルータ21)が自らのIPアドレ
ス、およびキーを設定したDHCPOFFERメッセージを返
す。ここで、キーは、自らのDHCPサーバ機能により、次
の要素から構成される。すなわち、既にコンフィグレー
ションしたホスト数、インタフェースのハードウェア種
別、インタフェースに割り当てられたMACアドレスから
構成される。
【0013】ルータ11は、受信したDHCPOFFERメッセー
ジに含まれるルータ21のキーと自らのキーの大小比較を
行う。このケースでは、ネットワーク33およびネットワ
ーク43上でルータ21がコンフィグレーションしたホスト
数(2)の方がルータ11のコンフィグレーションしたホ
スト数(1)より大きいため、ルータ11は、ネットワー
ク33上でのDHCP機能を停止し、自らコンフィグレーショ
ンしたPC32に対しアドレス更新を強制するためにDHCPFO
RCERENEWメッセージを送信する。
【0014】なお、ルータ11がDHCP機能を停止するのは
ネットワーク33に対してのみであり、ネットワーク13お
よびネットワーク23に対しては、引き続きDHCP機能を実
行し続ける。
【0015】引き続き、ルータ11はネットワーク33に接
続された自ポートのIPアドレスを取得するため、プライ
マリDHCPサーバとなったルータ21に対しDHCPREQUESTメ
ッセージを送信し、DHCPACKを受信することでアドレス
取得を完了する。一方、PC32はDHCPDISCOVERメッセージ
により新たなプライマリDHCPサーバ情報を取得し、プラ
イマリDHCPサーバであるルータ21に対しDHCPREQUESTメ
ッセージを送信することで、自らのIPアドレスを取得す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上の処理により、結
合されたネットワーク33およびネットワーク43において
は矛盾なくIPアドレスの再割り当てが行われる。しか
し、ネットワーク全体を見てみると、図9に示すように
問題が残る。
【0017】図9は前記の処理が完了した直後のネット
ワーク状態を示している。ネットワーク33'のみに着目
するとアドレスの問題は解決しているが、ネットワーク
23のネットワークアドレスは未変更のままであり、ネッ
トワーク33'とアドレスの重複が起こっている。また、
ネットワーク13とネットワーク53もアドレスが重複して
いる。この状態では、例えばPC12からPC22に対し通信を
行おうとしても、通信できないか、あるいは誤ってネッ
トワーク33'上のPCと通信されてしまう、という問題が
起こる。
【0018】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、SOHOなどのプライベートネットワーク間の
接続、あるいはネットワーク内のルータあるいはホーム
ゲートウェイのリブート時に、速やかにネットワーク全
体のプライベートIPアドレスの再割り当てを行うことの
できるネットワークアドレス再割り当て方法及びルータ
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークア
ドレス再割り当て方法は、ネットワークアドレス管理機
能及びダイナミックルーティング機能を備えた2以上の
ルータから構成されるネットワークシステムにおいて、
前記ルータ間で両者間に存在するネットワークのネット
ワークアドレスを管理する第一のネットワークアドレス
管理サーバを決定する選挙を行い、選挙に負けたルータ
は当該ネットワーク上でのネットワークアドレス管理機
能を停止し、第一のネットワークアドレス管理サーバと
なったルータは選挙に負けたルータに対して当該ネット
ワークに接続されたポートの新たなネットワークアドレ
スを付与するとともに、ダイナミックルーティングメッ
セージの次の通知周期が来るのを待たずに直ちに自ルー
タの保持するルーティング情報を前記選挙に負けたルー
タへ伝達することを特徴とする。
【0020】これにより、複数のルータ間で第一のネッ
トワークアドレス管理サーバを決定するための選挙を行
った直後、第一のネットワークアドレス管理サーバから
前記選挙に負けたルータに対し、第一のネットワークア
ドレス管理サーバの保持するルーティング情報が伝達さ
れるため、前記選挙に負けたルータはただちにネットワ
ーク全体のアドレス割り当て状態を把握し、アドレス重
複を検出できる。
【0021】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、第一のネットワー
クアドレス管理サーバから受信したダイナミックルーテ
ィングメッセージを参照して自ルータの各ポートに付与
されたネットワークアドレスとの重複の有無を検査し、
重複が検出された場合には、自ルータの保持するルーテ
ィング情報および前記ダイナミックルーティングメッセ
ージに記載されたルーティング情報から空いているネッ
トワークアドレスを検索し、前記ネットワークアドレス
の重複が検出されたポートに対して検索された空きネッ
トワークアドレスを割り当てることを特徴とする。
【0022】また本発明のネットワークアドレス再割り
当て方法は、前記選挙に負けたルータは、前記ネットワ
ークアドレスの重複が検出されたポートのアドレス再割
り当て完了後、当該ポートに接続されたネットワーク上
の各ホストのネットワークアドレスを強制的に再割り当
てすることを特徴とする。
【0023】これにより、前記選挙に負けたルータはさ
らに空きネットワークアドレスを検索し、ネットワーク
アドレスの重複が検出されたポートおよび配下のホスト
に対し新たなネットワークアドレスを矛盾なく付与する
ことができる。
【0024】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、前記ネットワーク
アドレスの重複が検出されたポートのアドレス再割り当
て完了後、または当該ポートに接続されたネットワーク
上の各ホストのネットワークアドレス再割り当て完了
後、直ちに自ルータの保持するルーティング情報の更新
を行い、更新されたルーティング情報をダイナミックル
ーティングメッセージにより前記第一のネットワークア
ドレス管理サーバへ伝達することを特徴とする。
【0025】これにより、前記選挙に負けたルータは、
自ポートおよび配下のホストのネットワークアドレス再
割り当てを行った直後、自ルータの保持するルーティン
グ情報の更新を行い、さらに前記第一のネットワークア
ドレス管理サーバへ伝達するため、前記第一のネットワ
ークアドレス管理サーバもただちに最新のルーティング
情報を知ることができ、ネットワーク全体で矛盾なくネ
ットワークアドレスが割り当てられ、ホスト間で正しく
通信が行えることが保証される。
【0026】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、第一のネットワー
クアドレス管理サーバを決定する選挙をしてから前記ダ
イナミックルーティングメッセージを前記第一のネット
ワークアドレス管理サーバへ伝達するまでの間、各ホス
トから送信されるユーザデータのルーティングを行わな
いことを特徴とする。
【0027】これにより、前記選挙に負けたルータは、
前記自ルータの保持するルーティング情報の更新処理が
完了するまでユーザデータのルーティングを停止するた
め、誤った相手先にデータが送信される危険を防ぐこと
ができる。
【0028】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、ネットワークアド
レスの更新対象となったポートおよび各ホストに関連す
る構成情報を、新たに割り当てられたネットワークアド
レスを基に更新することを特徴とする。
【0029】これにより、前記選挙に負けたルータは、
ネットワークアドレスの更新対象となったポートおよび
各ホストに関連する構成情報を、新たに割り当てられた
ネットワークアドレスを基に更新するため、ユーザがネ
ットワーク構成情報の変更にともなって構成情報を修正
する必要がない。
【0030】また本発明のネットワークアドレス再割り
当て方法は、前記構成情報として、ネットワークアドレ
ス変換(NAT:Network Address Translator)に関する
情報、プロキシー機能に関する情報、QoS(Quality of
Service)制御に関する情報、DNS(Domain Name Syste
m)機能で使用するドメイン情報、の少なくとも一つを更
新することを特徴とする。
【0031】特に、ホームゲートウェイなど家庭内での
利用を想定したルータでは専任のネットワーク管理者が
いないことが普通であるため、NAT、プロキシー、QoS制
御、DNSのドメイン情報が自動的に更新されることが重
要である。
【0032】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、更新したドメイン
情報を直ちに対向のルータに送信することを特徴とす
る。
【0033】これにより、複数のルータは、重複のなく
なった最新のドメイン情報を直ちに取得することが可能
となる。
【0034】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、前記各ルータの保
持するドメイン情報の交換によって配下のホストにホス
ト名の重複が検出された際には、当該ホスト名の重複し
ている配下のホストに対し、ホスト名の重複を通知する
ことを特徴とする。
【0035】これにより、前記選挙に負けたルータは重
複が検出された際にはホスト名の重複している配下のホ
ストに対し、ホスト名の重複を通知するため、当該ホス
ト自身がホスト名の重複を検出することが可能である。
【0036】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、ホスト名の重複が
検出されたホストに常駐しているプログラムに対してホ
スト名変更要求メッセージを伝達することによりホスト
名の重複を通知することを特徴とする。
【0037】これにより、ホスト上で動作している常駐
プログラムに対して選挙に負けたルータからはホスト名
変更要求メッセージが送信され、前記常駐プログラムが
新たなホスト名を割り当て、さらに自ホストの保持する
構成情報のうちホスト名に関連する構成情報を自動的に
更新するため、ホストの利用者(家庭内の一般ユーザ)
は、ホスト名の重複を意識する必要がない。
【0038】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、前記選挙に負けたルータは、ホスト名の重複を
通知したホストからホスト自ら割り当てた新たなホスト
名を指定してネットワークアドレスを要求してきたら、
当該新たなホスト名を基に自ルータの保持するドメイン
情報を更新するとともに、前記第一のネットワークアド
レス管理サーバへ前記更新されたドメイン情報を伝達す
ることを特徴とする。
【0039】これにより、前記選挙に負けたルータは自
ルータの保持するドメイン情報更新後、さらに前記第一
のネットワークアドレス管理サーバへ前記更新されたド
メイン情報を送信するため、ネットワーク全体で、ホス
ト名を使用して矛盾なく(ホスト名の重複なく)通信を
行うことがただちに可能となる。
【0040】本発明のネットワークアドレス再割り当て
方法は、相手ルータとの間で第一のネットワークアドレ
ス管理サーバを決定するための選挙を行い、第一のネッ
トワークアドレス管理サーバとなったならば選挙に負け
たルータに対して当該ネットワークに接続されたポート
の新たなネットワークアドレスを付与するとともに、ダ
イナミックルーティングメッセージの次の通知周期が来
るのを待たずに直ちに自ルータの保持するルーティング
情報を前記選挙に負けたルータへ伝達することを特徴と
する。
【0041】これにより、複数のルータ間で第一のネッ
トワークアドレス管理サーバを決定するための選挙を行
った直後、第一のネットワークアドレス管理サーバから
前記選挙に負けたルータに対し、第一のネットワークア
ドレス管理サーバの保持するルーティング情報が伝達さ
れるため、前記選挙に負けたルータはただちにネットワ
ーク全体のアドレス割り当て状態を把握し、アドレス重
複を検出できる。
【0042】本発明のルータは、相手ルータとの間で第
一のネットワークアドレス管理サーバを決定するための
選挙を行い、第一のネットワークアドレス管理サーバと
なったならば選挙に負けたルータに対して当該ネットワ
ークに接続されたポートの新たなネットワークアドレス
を付与するとともに、ダイナミックルーティングメッセ
ージの次の通知周期が来るのを待たずに直ちに自ルータ
の保持するルーティング情報を前記選挙に負けたルータ
へ伝達することを特徴とする。
【0043】これにより、複数のルータ間で第一のネッ
トワークアドレス管理サーバを決定するための選挙を行
った直後、本ルータが第一のネットワークアドレス管理
サーバとなった場合には、選挙に負けたルータに対し、
第一のネットワークアドレス管理サーバの保持するルー
ティング情報が伝達されるため、前記選挙に負けたルー
タはただちにネットワーク全体のアドレス割り当て状態
を把握し、アドレス重複を検出できる。
【0044】本発明のルータは、相手ルータとの間で第
一のネットワークアドレス管理サーバを決定するための
選挙を行い、前記選挙に負けた場合は、前記第一のネッ
トワークアドレス管理サーバから通知されるダイナミッ
クルーティングメッセージを参照して自ルータの各ポー
トに付与されたネットワークアドレスとの重複の有無を
検査し、重複が検出された場合には、自ルータの保持す
るルーティング情報および前記ダイナミックルーティン
グメッセージに記載されたルーティング情報から空いて
いるネットワークアドレスを検索し、前記ネットワーク
アドレスの重複が検出されたポートに対して検索された
空きネットワークアドレスを割り当てることを特徴とす
る。
【0045】また本発明のルータは、前記選挙に負けた
場合は、前記ネットワークアドレスの重複が検出された
ポートのアドレス再割り当て完了後、当該ポートに接続
されたネットワーク上の各ホストのネットワークアドレ
スを強制的に再割り当てすることを特徴とする。
【0046】これにより、選挙に負けた場合は空きネッ
トワークアドレスを検索し、ネットワークアドレスの重
複が検出されたポートおよび配下のホストに対し新たな
ネットワークアドレスを矛盾なく付与することができ
る。
【0047】本発明のルータは、前記選挙に負けた場合
は、前記ネットワークアドレスの重複が検出されたポー
トのアドレス再割り当て完了後、または当該ポートに接
続されたネットワーク上の各ホストのネットワークアド
レス再割り当て完了後、直ちに自ルータの保持するルー
ティング情報の更新を行い、更新されたルーティング情
報をダイナミックルーティングメッセージにより前記第
一のネットワークアドレス管理サーバへ伝達することを
特徴とする。
【0048】これにより、前記選挙に負けた場合は、自
ポートおよび配下のホストのネットワークアドレス再割
り当てを行った直後、自ルータの保持するルーティング
情報の更新を行い、さらに前記第一のネットワークアド
レス管理サーバへ伝達するため、前記第一のネットワー
クアドレス管理サーバもただちに最新のルーティング情
報を知ることができ、ネットワーク全体で矛盾なくネッ
トワークアドレスが割り当てられ、ホスト間で正しく通
信が行えることが保証される。
【0049】本発明のホストは、ホスト名を変更するプ
ログラムが常駐し、ネットワークを管理しているルータ
からホスト名変更要求メッセージを受信すると、前記プ
ログラムが自らに対し新たなホスト名を割り当て、当該
新たなホスト名を指示して前記ルータから新たなネット
ワークアドレスを取得することを特徴とする。
【0050】これにより、ホスト名の重複を通知された
場合、メッセージ送信元のルータに対し、新たなホスト
名を使用して再度ネットワークアドレスの要求を行うた
め、前記ルータは、自ルータの保持するドメイン情報を
更新しホスト名の重複を解消することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0052】上述した図7に示す独立した2つのプライ
ベートネットワークを接続した場合のプライベートIPア
ドレス再割り当て方法を例に説明する。
【0053】図1はネットワーク33とネットワーク43と
を、1つのネットワーク(ネットワーク33')に結合した
際の、各ルータおよびホスト間のシーケンスを示す図で
ある。ルータ11およびルータ21間でDHCPDISCOVER、DHCP
OFFERメッセージを利用してプライマリDHCPサーバの選
挙を行うこと、選挙に敗れたルータ11はネットワーク3
3'上でのDHCPサーバ機能を停止すること、選挙に敗れた
ルータ11はDHCPREQUESTによりプライマリDHCPサーバで
あるルータ21に対して新たなIPアドレスの取得を要求す
ることまでは、従来の技術の欄で説明したシーケンスと
同様である。
【0054】ただし、選挙に敗れたルータ11は、この時
点で、各ホストから送出されるユーザデータのルーティ
ングは停止する。
【0055】ルータ21は、選挙に敗れたルータ11からDH
CPREQUESTメッセージを受信したとき、ルータ11のネッ
トワーク33'に接続されたポートに対するIPアドレスをD
HCPACKによって付与するとともに、ただちに自ルータの
保持するネットワークトポロジー情報を、ダイナミック
ルーティングプロトコルメッセージ(本例ではルーティ
ングプロトコルは、小規模ネットワークで最も一般的な
RIPとする)によってルータ11に伝達する。ここで、RIP
メッセージには、具体的には次の内容が含まれている。
すなわち、ネットワーク33'のネットワークアドレス(1
92.168.2.0)、およびルータ11からのホップ数(1)、
ネットワーク53のネットワークアドレス(192.168.1.
0)、およびルータ11からのホップ数(2)、ネットワー
ク63のネットワークアドレス(192.168.3.0)、および
ルータ11からのホップ数(2)、が含まれる。
【0056】ルータ11は、ルータ21から上記RIPメッセ
ージを受信することにより、これまで自分の配下にあっ
たネットワーク13、ネットワーク23およびネットワーク
33'の情報だけでなく、ネットワーク全体のトポロジー
情報をただちに認識することが可能となる。このよう
に、第一のネットワークアドレス管理サーバとなったル
ータ21は選挙に負けたルータ11に対して当該ネットワー
クに接続されたポートの新たなネットワークアドレスを
付与するとともに、ダイナミックルーティングメッセー
ジの一つであるRIPメッセージの次の通知周期が来るの
を待たずに直ちに自ルータの保持するルーティング情報
を前記選挙に負けたルータへ伝達するので、次の通知周
期が来るのを待ってからRIPメッセージを送信する場合
に比べて短時間のうちにルータ11にネットワーク全体の
トポロジー情報を認識させる事ができる。
【0057】次に、ルータ11はこれまで配下にあったネ
ットワーク13、ネットワーク23およびネットワーク33'
と、新たに認識したネットワーク53、ネットワーク63と
の間でネットワークアドレスの重複の有無をチェックす
る。この例では、図9に示すように、ネットワーク13と
ネットワーク53、ネットワーク23とネットワーク33'が
それぞれ重複していることが分かる。
【0058】ルータ11は、ただちに、ネットワークアド
レスの再割り当て処理を行う。ここでは、ネットワーク
13とネットワーク53との重複の解消に着目して説明す
る。ルータ11は、結合されたネットワーク全体で空いて
いる空きIPアドレスを探索する。ここでは、192.168.4.
0とする。このネットワークアドレスを基に、まずネッ
トワーク13に接続された自ルータのポートに対し適当な
IPアドレス(例えば192.168.4.1)を付与する。さら
に、ネットワーク13上のホストであるPC12に対しDHCPFO
RCERENEWメッセージを送信することにより、これまでPC
12が使用していたIPアドレスを強制的に更新させる。
【0059】ネットワーク13上のPC12は、ルータ11から
DHCPFORCERENEWメッセージを受信した後、ただちにネッ
トワーク13上のDHCPサーバであるルータ11に対しDHCPRE
QUESTメッセージを送信し、新たなIPアドレスを要求す
る。
【0060】これにより、負けたルータ11はさらに空き
ネットワークアドレスを検索し、ネットワークアドレス
の重複が検出されたポートおよび配下のホストに対し新
たなネットワークアドレスを矛盾なく付与することがで
きる。
【0061】ルータ11は、適当な空きIPアドレス(例え
ば192.168.4.2)を検索し、その空きIPアドレスをDHCPA
CKメッセージによってPC12に通知してPC12に新IPアドレ
スを付与する。
【0062】便宜上、図1にはネットワーク23およびPC
22について記載していないが、ネットワーク13およびPC
12の場合と同様の処理を行い、IPアドレスの再割り当て
を行う。
【0063】配下の全てのネットワークのIPアドレス再
割り当てが完了した時点で、ルータ11は自らのルーティ
ング情報を更新し、停止していた各ホストから送出され
るユーザデータのルーティングを再開する。
【0064】このように、選挙に負けたルータ11は、自
ルータの保持するルーティング情報の更新処理が完了す
るまでユーザデータのルーティングを停止するため、誤
った相手先にデータが送信される危険を防ぐことができ
る。
【0065】また、ルータ11は、更新されたルーティン
グ情報をRIPメッセージによってルータ21に送信する。
このように、選挙に負けたルータ11は、自ポートおよび
配下のホストのネットワークアドレス再割り当てを行っ
た直後、自ルータの保持するルーティング情報の更新を
行い、さらに更新したルーティング情報をプライマリDH
CPサーバとなるルータ21へ伝達するため、ルータ21も
ただちに最新のルーティング情報を知ることができ、ネ
ットワーク全体で矛盾なくネットワークアドレスが割り
当てられ、ホスト間で正しく通信が行えることが保証さ
れる。
【0066】以上の処理により、図9に示す過渡的なネ
ットワーク状態が存在するものの、極めて短い時間で図
2に示す最終的なネットワーク状態に移行することが可
能となる。
【0067】ここで、上述したようにSOHOネットワーク
におけるルータは、NAT、プロキシー、QoS制御、DNSな
どの様々な機能を併せ持っているのが普通である。前記
の例において、ルータ11がこれらの機能を実現するため
に保持している各種構成情報テーブルの一例を図3に示
す。
【0068】図3において、左側がネットワークを結合
する前にルータ11が保持していたテーブルの内容であ
る。各テーブルの内容は、次の通りである。
【0069】[NATテーブル]には、LAN側IPアドレス
(ルータ11によって付与された、各ホストのプライベー
トIPアドレス)、WAN側IPアドレス(各ホストがインタ
ーネットにアクセスする際に使用するグローバルIPアド
レス)が登録されている。[プロキシーテーブル]に
は、LAN側IPアドレス/ポート(ルータ11に代理応答を要
求するホストのIPアドレスと、ルータ11にアクセスする
際に使用するポート番号)、WAN側IPアドレス/ポート
(ルータ11がインターネット上のサーバに、各ホストの
代理としてアクセスする際に使用するIPアドレスおよび
ポート番号)が登録されている。[QoSテーブル]に
は、送信元情報(QoS制御の対象とするパケットの送信
元IPアドレス及び送信元ポート番号を指定する情報であ
り、指定しない場合にはDon't careとなる)、送信先情
報(QoS制御の対象とするパケットの送信先IPアドレス
及び送信先ポート番号を指定する情報であり、指定しな
い場合にはDon't careとなる)、プロトコル(QoS制御
の対象とするパケットのプロトコル種別を指定する情報
であり、指定しない場合にはDon't careとなる)が登録
されている。[DNSテーブル]には、ホスト名(各ホス
トにつけられた、アルファベットおよび数字からなる、
人間に分かり易い名前)、IPアドレス(各ホストに付与
されたIPアドレスであり、ここではプライベートIPアド
レス)が登録されている。
【0070】ルータ11は、図2に示すようにPC12、PC2
2、PC32のIPアドレスを再割り当てするが、それに伴っ
て上記テーブルの内容も全て一括して変更する。更新後
の各テーブルの内容を図3の右側に示す。
【0071】これにより、選挙に負けたルータ11は、ネ
ットワークアドレスの更新対象となったポートおよび各
ホストに関連する構成情報を、新たに割り当てられたネ
ットワークアドレスを基に更新するため、ユーザがネッ
トワーク構成情報の変更にともなって構成情報を修正す
る必要がない。特に、ホームゲートウェイなど家庭内で
の利用を想定したルータでは専任のネットワーク管理者
がいないことが普通であるため、NAT、プロキシー、QoS
制御、DNSのドメイン情報が自動的に更新されることが
重要である。
【0072】ルータ11は、さらにルータ21と、それぞれ
の持つドメイン情報(DNSテーブルの内容)を相互に交
換する。これにより、複数のルータは、重複のなくなっ
た最新のドメイン情報を直ちに取得することが可能とな
る。
【0073】ルータ11は、自らの持つドメイン情報とル
ータ21の持つドメイン情報とを統合し、図4に示すよう
な新たなDNSテーブルを作成する。
【0074】ここで、ルータ11およびルータ21の配下に
同じホスト名を持つホストが存在していた場合には、ホ
スト名の重複が発生する。図4の統合後のテーブルにお
けるエントリーNo.1および4のホスト名「taro」がそれ
にあたる。そこで、ルータ11は、図5に示すように、配
下のホストであるPC12に常駐しているプログラムに対
し、ホスト名変更要求メッセージを送信する。
【0075】これにより、選挙に負けたルータ11は重複
が検出された際にはホスト名の重複している配下のホス
トに対し、ホスト名の重複を通知するため、当該ホスト
自身がホスト名の重複を検出することが可能である。
【0076】本メッセージを受信したPC12の常駐プログ
ラムは、図5に示すように、受信メッセージがホスト名
変更要求メッセージであることを解析し、新たなホスト
名(例えば taro → taro2)を割り当てる。さらに、自
ホストの持つ構成情報(Windows端末であればhostファ
イルなど)を更新する。
【0077】これにより、ホスト名の重複を通知された
PC12上では常駐プログラムが新たなホスト名を割り当
て、さらに自ホストの保持する構成情報のうちホスト名
に関連する構成情報を自動的に更新するため、ホストの
利用者(家庭内の一般ユーザ)は、ホスト名の重複を意
識する必要がない。
【0078】PC12は、ネットワーク13上のDHCPサーバで
あるルータ11に対して、新たに割り当てたホスト名を設
定したDHCPREQUESTメッセージを送信する。
【0079】ルータ11は、メッセージ中の新たなホスト
名を取り出し、自らの持つドメイン情報を更新する。こ
のように、重複を通知されたPC12は、選挙に負けたルー
タ21に対し、新たなホスト名を使用して再度ネットワー
クアドレスの要求を行うため、選挙に負けたルータ21
は、自ルータの保持するドメイン情報を更新しホスト名
の重複を解消することができる。
【0080】そして、ルータ11は、ルータ21へ変更後の
ドメイン情報を送信する。ルータ21は、前記通知された
ドメイン情報を基に、自らのドメイン情報を更新する。
以上の処理により、ルータ11、ルータ21とも、ドメイン
情報を図6に示す内容に更新することができる。
【0081】このように、選挙に負けたルータ21は自ル
ータの保持するドメイン情報更新後、さらにプライマリ
DHCPサーバであるルータ21へ更新されたドメイン情報を
送信するため、ネットワーク全体で、ホスト名を使用し
て矛盾なく(ホスト名の重複なく)通信を行うことがた
だちに可能となる。
【0082】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、SO
HOなどのプライベートネットワーク間の接続、あるいは
ネットワーク内のルータあるいはホームゲートウェイの
リブート時に、速やかにネットワーク全体のプライベー
トIPアドレスの再割り当てを行うことのできるネットワ
ークアドレス再割り当て方法及びルータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークアドレ
ス再割り当て方法のシーケンス図
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークアドレ
ス再割り当て方法を適用した後のネットワークの状態を
示す図
【図3】本発明の実施の形態においてルータが保持する
各種構成情報のネットワーク構成変更前後の変化を示す
テーブル構成図
【図4】本発明の実施の形態においてネットワーク構成
変更後にルータ間でドメイン情報を交換した後のDNSテ
ーブルのテーブル構成図
【図5】本発明の実施の形態においてホスト名の重複を
解消するためのルータおよびホスト間のシーケンス図
【図6】本発明の実施の形態においてドメイン名解消に
より更新されたDNSテーブルのテーブル構成図
【図7】独立した2つのプライベートネットワークを接
続する前の状態を示す図
【図8】2ルータ間で第一のネットワークアドレス管理
サーバの選挙を行う際のシーケンス図
【図9】独立した2つのプライベートネットワークを接
続した直後の過渡的なネットワークの状態を示す図
【符号の説明】
11,21 ルータ 13,23,33,53,63,73,83 ネットワ
ーク 12,22,32,42,52,62,72 ホスト

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークアドレス管理機能及びダイ
    ナミックルーティング機能を備えた2以上のルータから
    構成されるネットワークシステムにおいて、前記ルータ
    間で両者間に存在するネットワークのネットワークアド
    レスを管理する第一のネットワークアドレス管理サーバ
    を決定する選挙を行い、選挙に負けたルータは当該ネッ
    トワーク上でのネットワークアドレス管理機能を停止
    し、第一のネットワークアドレス管理サーバとなったル
    ータは選挙に負けたルータに対して当該ネットワークに
    接続されたポートの新たなネットワークアドレスを付与
    するとともに、ダイナミックルーティングメッセージの
    次の通知周期が来るのを待たずに直ちに自ルータの保持
    するルーティング情報を前記選挙に負けたルータへ伝達
    することを特徴とするネットワークアドレス再割り当て
    方法。
  2. 【請求項2】 前記選挙に負けたルータは、第一のネッ
    トワークアドレス管理サーバから受信したダイナミック
    ルーティングメッセージを参照して自ルータの各ポート
    に付与されたネットワークアドレスとの重複の有無を検
    査し、重複が検出された場合には、自ルータの保持する
    ルーティング情報および前記ダイナミックルーティング
    メッセージに記載されたルーティング情報から空いてい
    るネットワークアドレスを検索し、前記ネットワークア
    ドレスの重複が検出されたポートに対して検索された空
    きネットワークアドレスを割り当てることを特徴とする
    請求項1記載のネットワークアドレス再割り当て方法。
  3. 【請求項3】 前記選挙に負けたルータは、前記ネット
    ワークアドレスの重複が検出されたポートのアドレス再
    割り当て完了後、当該ポートに接続されたネットワーク
    上の各ホストのネットワークアドレスを強制的に再割り
    当てすることを特徴とする請求項2記載のネットワーク
    アドレス再割り当て方法。
  4. 【請求項4】 前記選挙に負けたルータは、前記ネット
    ワークアドレスの重複が検出されたポートのアドレス再
    割り当て完了後、または当該ポートに接続されたネット
    ワーク上の各ホストのネットワークアドレス再割り当て
    完了後、直ちに自ルータの保持するルーティング情報の
    更新を行い、更新されたルーティング情報をダイナミッ
    クルーティングメッセージにより前記第一のネットワー
    クアドレス管理サーバへ伝達することを特徴とする請求
    項2又は請求項3に記載のネットワークアドレス再割り
    当て方法。
  5. 【請求項5】 前記選挙に負けたルータは、第一のネッ
    トワークアドレス管理サーバを決定する選挙をしてから
    前記ダイナミックルーティングメッセージを前記第一の
    ネットワークアドレス管理サーバへ伝達するまでの間、
    前記各ホストから送信されるユーザデータのルーティン
    グを行わないことを特徴とする請求項4記載のネットワ
    ークアドレス再割り当て方法。
  6. 【請求項6】 前記選挙に負けたルータは、ネットワー
    クアドレスの更新対象となったポートおよび各ホストに
    関連する構成情報を、新たに割り当てられたネットワー
    クアドレスを基に更新することを特徴とする請求項1か
    ら請求項5のいずれかに記載のネットワークアドレス再
    割り当て方法。
  7. 【請求項7】 前記選挙に負けたルータは、構成情報と
    してネットワークアドレス変換(NAT:Network Address
    Translator)に関する情報を更新することを特徴とす
    る請求項6記載のネットワークアドレス再割り当て方
    法。
  8. 【請求項8】 前記選挙に負けたルータは、構成情報と
    してプロキシー機能に関する情報を更新することを特徴
    とする請求項6記載のネットワークアドレス再割り当て
    方法。
  9. 【請求項9】 前記選挙に負けたルータは、構成情報と
    してQoS(Qualityof Service)制御に関する情報を更
    新することを特徴とする請求項6記載のネットワークア
    ドレス再割り当て方法。
  10. 【請求項10】 前記選挙に負けたルータは、構成情報
    としてDNS(Domain Name System)機能で使用するドメイ
    ン情報を更新することを特徴とする請求項6記載のネッ
    トワークアドレス再割り当て方法。
  11. 【請求項11】 前記選挙に負けたルータは、更新した
    ドメイン情報を直ちに対向のルータに送信することを特
    徴とする請求項10記載のネットワークアドレス再割り
    当て方法。
  12. 【請求項12】 前記選挙に負けたルータは、前記各ル
    ータの保持するドメイン情報の交換によって配下のホス
    トにホスト名の重複が検出された際には、当該ホスト名
    の重複している配下のホストに対し、ホスト名の重複を
    通知することを特徴とする請求項11記載のネットワー
    クアドレス再割り当て方法。
  13. 【請求項13】 前記選挙に負けたルータは、ホスト名
    の重複が検出されたホストに常駐しているプログラムに
    対してホスト名変更要求メッセージを伝達することによ
    りホスト名の重複を通知することを特徴とする請求項1
    2記載のネットワークアドレス再割り当て方法。
  14. 【請求項14】 前記選挙に負けたルータは、ホスト名
    の重複を通知したホストからホスト自ら割り当てた新た
    なホスト名を指定してネットワークアドレスを要求して
    きたら、当該新たなホスト名を基に自ルータの保持する
    ドメイン情報を更新するとともに、前記第一のネットワ
    ークアドレス管理サーバへ前記更新されたドメイン情報
    を伝達することを特徴とする請求項12又は請求項13
    に記載のネットワークアドレス再割り当て方法。
  15. 【請求項15】 相手ルータとの間で第一のネットワー
    クアドレス管理サーバを決定するための選挙を行い、第
    一のネットワークアドレス管理サーバとなったならば選
    挙に負けたルータに対して当該ネットワークに接続され
    たポートの新たなネットワークアドレスを付与するとと
    もに、ダイナミックルーティングメッセージの次の通知
    周期が来るのを待たずに直ちに自ルータの保持するルー
    ティング情報を前記選挙に負けたルータへ伝達すること
    を特徴とするネットワークアドレス再割り当て方法。
  16. 【請求項16】 相手ルータとの間で第一のネットワー
    クアドレス管理サーバを決定するための選挙を行い、第
    一のネットワークアドレス管理サーバとなったならば選
    挙に負けたルータに対して当該ネットワークに接続され
    たポートの新たなネットワークアドレスを付与するとと
    もに、ダイナミックルーティングメッセージの次の通知
    周期が来るのを待たずに直ちに自ルータの保持するルー
    ティング情報を前記選挙に負けたルータへ伝達すること
    を特徴とするルータ。
  17. 【請求項17】 相手ルータとの間で第一のネットワー
    クアドレス管理サーバを決定するための選挙を行い、前
    記選挙に負けた場合は、前記第一のネットワークアドレ
    ス管理サーバから通知されるダイナミックルーティング
    メッセージを参照して自ルータの各ポートに付与された
    ネットワークアドレスとの重複の有無を検査し、重複が
    検出された場合には、自ルータの保持するルーティング
    情報および前記ダイナミックルーティングメッセージに
    記載されたルーティング情報から空いているネットワー
    クアドレスを検索し、前記ネットワークアドレスの重複
    が検出されたポートに対して検索された空きネットワー
    クアドレスを割り当てることを特徴とする請求項16記
    載のルータ。
  18. 【請求項18】 前記選挙に負けた場合は、前記ネット
    ワークアドレスの重複が検出されたポートのアドレス再
    割り当て完了後、当該ポートに接続されたネットワーク
    上の各ホストのネットワークアドレスを強制的に再割り
    当てすることを特徴とする請求項17記載のルータ。
  19. 【請求項19】 前記選挙に負けた場合は、前記ネット
    ワークアドレスの重複が検出されたポートのアドレス再
    割り当て完了後、または当該ポートに接続されたネット
    ワーク上の各ホストのネットワークアドレス再割り当て
    完了後、直ちに自ルータの保持するルーティング情報の
    更新を行い、更新されたルーティング情報をダイナミッ
    クルーティングメッセージにより前記第一のネットワー
    クアドレス管理サーバへ伝達することを特徴とする請求
    項17又は請求項18に記載のルータ。
  20. 【請求項20】 ホスト名を変更するプログラムが常駐
    し、ネットワークを管理しているルータからホスト名変
    更要求メッセージを受信すると、前記プログラムが自ら
    に対し新たなホスト名を割り当て、当該新たなホスト名
    を指示して前記ルータから新たなネットワークアドレス
    を取得することを特徴とするホスト。
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