JP2002217600A - 電子部品実装機 - Google Patents

電子部品実装機

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JP2002217600A
JP2002217600A JP2001011231A JP2001011231A JP2002217600A JP 2002217600 A JP2002217600 A JP 2002217600A JP 2001011231 A JP2001011231 A JP 2001011231A JP 2001011231 A JP2001011231 A JP 2001011231A JP 2002217600 A JP2002217600 A JP 2002217600A
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泉 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ほぼ同等の部品実装機能を備えた装置前面側と
装置後面側との双方のメンテナンス作業を一人の作業員
で迅速、且つ正確に行うことができる電子部品実装機を
提供する。 【解決手段】装置前面側および装置後面側にそれぞれほ
ぼ同等の部品実装機能を備えたものにおいて、装置前面
側に、固定設置の前面側主操作盤2および携帯型の前面
側副操作盤8を備えるとともに、装置後面側に、固定設
置の後面側主操作盤3および携帯型の後面側副操作盤1
0を備える。両主操作盤2,3を択一的に切り換え操作
するための切換スイッチ3aと、切換スイッチ3aの操
作によって主操作盤2,3に対応する側の副操作盤8,
10を択一的に有効とするよう切り換える副操作盤切換
回路13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品や半導
体素子などの種々の電子部品を回路基板の所定の部品装
着部に自動的に装着する電子部品実装機に関わるもので
あり、詳しくは装置前面側と装置後面側とがそれぞれ電
子部品および基板の各供給部並びに部品実装ヘッド部な
どが設けられてほぼ同等の部品実装機能を有している電
子部品実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な電子部品実装機は、例え
ばロータリ方式の部品実装ヘッド部における部品供給位
置の吸着ノズルが、電子部品供給部の所定位置の電子部
品を吸着して取り出し、この吸着ノズルが部品実装ヘッ
ド部の回動に伴って部品実装位置まで移動したときに、
吸着ノズルに吸着保持していた電子部品をX−Yテーブ
ル上の回路基板の部品装着部に実装する構成になってい
る。
【0003】近年では、主に電子部品の実装効率の向上
を目的として、上述した電子部品供給部、基板供給部お
よび部品実装ヘッド部が装置前面側と後面側とにそれぞ
れ設けられて、前面側と後面側とがほぼ同等の部品実装
機能を有した電子部品実装機が実用化されている。この
種の電子部品実装機では、図7の概略ブロック構成図に
示すように、装置本体1の前面側(図の下面側)に、前
面側の各機構部の作動制御を操作するための前面側主操
作盤2が固定状態に設置されているとともに、装置後面
側にも、後面側(図の上面側)の各機構部の作動制御を
操作するための後面側操作盤3が固定状態に設置されて
いる。
【0004】この種の電子部品実装機では前面側と後面
側とがほぼ同等の部品実装機能を有しているものの、前
面側からの作業が比較的多いことから、通常時には、マ
イクロコンピュータからなる制御部4における外部入出
力制御手段7が、前面側主操作盤2から入力される操作
信号のみを有効信号として取り込んで対応する機構部に
作動指令信号を伝達するようになっている。後面側操作
盤3を操作する場合には、これの内部に設けられている
後面有効スイッチ3aを、例えば押圧操作する。これに
より、外部入出力制御手段7は、後面側操作盤3から入
力される操作信号のみを有効信号として取り込んで対応
する機構部に作動指令信号を伝達するように切り換え
る。このようにしているのは、両方の操作盤2,3から
の操作信号を同時に有効とした場合には、安全面におい
て問題が生じるおそれがあるからである。
【0005】一方、装置前面側には、携帯型の副操作盤
8がケーブル線を介し装置本体1に接続して設置されて
いる。この前面側副操作盤8は、前面側主操作盤2に設
けられている操作機能のうちの使用頻度の高いものだけ
が設けられたものであり、作業の多い前面側において作
業者が操作しながら機構部の作動状況を自身が目視で直
接確認できることを目的として設けられており、主とし
てメンテナンス時に使用されるものである。制御部4に
おけるプログラマブル制御手段9は、固定の操作盤2,
3の切り換え状況に拘わらず、副操作盤8の操作信号を
常に有効な操作信号として処理し、対応する機構部に作
動指令信号を伝達する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前面側副操
作盤8のケーブル線は、ノイズの影響などを考慮して長
くすることができず、一般に2m程度に設定されてい
る。そのため、前面側副操作盤8を携帯しながら機構部
の作動状況を目視で直接確認できる範囲は、装置前面側
のみに限定される。しかしながら、メンテナンスに際し
ては、当然のことながら、装置前面側の機構部だけでな
く、装置後面側の機構部も前面側と同様に保守点検する
必要がある。
【0007】そこで、装置後面側のメンテナンスを行う
場合には、装置前面側で副操作盤8を携帯しながら操作
する作業員と、装置後面側で機構部の作動状況を確認す
る作業員との二人が必要となり、人件費が高くつく。
【0008】しかも、装置後面側のメンテナンスは、上
記の二人の作業員の間で互いに連携をとりながら、操作
による作業状況の結果を双方で確認しつつ作業を進める
ことになるので、一人で操作しながらその操作による作
動状況を自身で直接確認しつつ作業を行う場合に比較し
て、作業を円滑に進展することができず、手間取って多
くの作業時間を費やすことになるだけでなく、双方の連
絡の行き違いなどに起因して正確な保守点検を行えない
おそれがある。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、ほぼ同等の部品実装機能を備えた装
置前面側と装置後面側との双方のメンテナンス作業を一
人の作業員で迅速、且つ正確に行うことができる電子部
品実装機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品実装機は、装置前面側および装置
後面側にそれぞれほぼ同等の部品実装機能を備えたもの
において、装置前面側に、固定設置の前面側主操作盤お
よび携帯型の前面側副操作盤を備えるとともに、装置後
面側に、固定設置の後面側主操作盤および携帯型の後面
側副操作盤を備え、前記両主操作盤を択一的に切り換え
操作するための切換スイッチと、前記切換スイッチの操
作によって前記主操作盤に対応する側の前記副操作盤を
択一的に有効とするよう切り換える副操作盤切換回路と
を有していることを特徴としている。
【0011】この電子部品実装機では、装置前面側およ
び装置後面側の何れの各機構部のメンテナンスを行うに
際しても、作業者が前面側副操作盤または後面側副操作
盤を携帯してこれを操作しながら、その操作に対応する
機構部の作動状況を自身が目視で直接確認できるので、
装置前面側だけでなく装置後面側のメンテナンスを行う
際にも、一人の作業者で行うことが可能となることか
ら、従来のように二人で行う場合に比較して、人件費を
削減することができるとともに、迅速、且つ正確に保守
点検することが可能となる。また、切換スイッチにより
主操作盤が切り換えられたときには、この切り換え動作
に連動して、主操作盤に対応側の副操作盤が択一的に有
効とするように自動的に切り換えられるから、装置前面
側と装置後面側との各機構部が同時に作動制御されるの
が防止されて、安全性を確保することができる。
【0012】上記発明において、副操作盤切換回路は、
副操作盤を切り換えるとともに、電源切換回路に対し電
源切換信号を出力するよう構成され、前記電源切換回路
は、入力された電源切換信号に基づき、前記副操作盤切
換回路によって有効になっている前記副操作盤に対して
のみ電源回路を接続するよう切り換える構成になってい
ることが好ましい。
【0013】これにより、装置前面側と装置後面側とに
それぞれ副操作盤を有しているが、使用不可となってい
る副操作盤は電源回路に対し自動的に遮断されるので、
無駄な電力消費を防止して、消費電力を節約することが
できる。
【0014】また、上記発明において、各副操作盤は、
表記矢印方向に機構部を作動させるジョグキーを有し、
前記ジョグキーが操作されたときに、そのジョグキーを
有する前記副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤
毎に予め設けられた移動方向テーブルのうちの判別した
前記副操作盤に対応する前記移動方向テーブルから操作
された前記ジョグキーの制御データを取り込んで機構部
を作動制御する制御部を備えていることが好ましい。
【0015】これにより、前面側副操作盤および後面側
副操作盤として同一構成のものを共用してコスト低減を
図りながらも、前面側副操作盤または後面側副操作盤の
何れのジョグキーを操作した場合にも、そのジョグキー
の矢印方向に機構部を移動させることができ、制御操作
または保守点検を間違いなく行うことができる。
【0016】また、上記発明において、装置本体の左右
側面側にも副操作盤が設けられ、前記副操作盤が操作さ
れたときに、その操作された前記副操作盤を判別したの
ちに、前記各副操作盤毎に予め設けられた操作用テーブ
ルのうちの判別した前記副操作盤に対応する前記操作用
テーブルから制御データを取り込んで機構部を作動制御
する制御部を備えていることが好ましい。
【0017】これにより、作業者は、各副操作盤を携帯
しながら作動制御すべき機構部に可及的に近接した位置
で操作できるとともに、自身が目視で直接確認できない
箇所の機構部の作動制御を操作できないようになってい
るので、保守点検や作動制御の操作性が向上するととも
に、安全性が格段に向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態に係る電子部品実装機を示す要部
の概略ブロック構成図であり、同図において、図7と同
一若しくは同等のものには同一の符号を付してある。こ
の電子部品実装機では、装置本体1の後面側にもケーブ
ル線で接続された後面側副操作盤10が設置されてい
る。したがって、従来の後面側操作盤3は、この実施の
形態において後面側主操作盤3となる。また、マイクロ
コンピュータからなる制御部11は、図7と同等の外部
入出力制御手段7とプログラマブル制御手段9を有して
いる他に、メインマシーンコントローラ12を備えてい
る。このメインマシーンコントローラ12は、各NC機
構部の作動制御を行う他に、外部入出力制御手段7から
の入力信号に基づきプログラマブル制御手段9を制御す
る。
【0019】すなわち、プログラマブル制御手段9は、
メインマシーンコントローラ12からの指令信号を受け
て、前面側副操作盤8と後面側副操作盤10とを切り換
えるための副操作盤切換信号を出力して副操作盤切換回
路13を切り換え制御する。この副操作盤切換回路13
は、プログラマブル制御手段9から入力した副操作盤切
換信号に基づいて、前面側副操作盤8と後面側副操作盤
10との何れか一方の操作信号のみを有効とするよう切
り換えるとともに、電源切換回路14に対し電源切換信
号を出力する。電源切換回路14は、電源切換信号を受
けたときに、前面側副操作盤8または後面側副操作盤1
0の何れか一方のみに電源回路17を接続するよう切り
換える。なお、副操作盤切換回路13は、前面側副操作
盤8と後面側副操作盤10からそれぞれ入力される操作
信号を、互いに異なる信号波形でメインマシーンコント
ローラ12に対し出力する。
【0020】つぎに、上記実施の形態の電子部品実装機
の動作について説明する。後面側主操作盤3の後面有効
スイッチ3aが操作されていない通常時には、制御部1
1における外部入出力制御手段7が、前面側主操作盤2
から入力される操作信号のみを有効信号として取り込ん
で、この操作信号をメインマシーンコントローラ12に
対し出力する。メインマシーンコントローラ12は、入
力された操作信号に基づき対応するNC機構部を作動制
御するとともに、プログラマブル制御手段9に対し有効
な前面側主操作盤2に対応して前面側副操作盤8のみが
有効となるように副操作盤切換回路13を切換制御する
よう指令する。これにより、副操作盤切換回路13は、
前面側副操作盤8からの操作信号のみを有効信号として
取り込むとともに、この取り込んだ操作信号を予め設定
された信号波形でメインマシーンコントローラ12に対
し出力する。メインマシーンコントローラ12は、入力
された操作信号に基づき装置前面側の対応するNC機構
部を作動制御する。
【0021】一方、後面側主操作盤3の後面有効スイッ
チ3aが操作された場合には、制御部11における外部
入出力制御手段7が、後面側主操作盤3から入力される
操作信号のみを有効信号として取り込んで、この取り込
んだ操作信号をメインマシーンコントローラ12に対し
出力する。メインマシーンコントローラ12は、入力さ
れた操作信号に基づき装置後面側の対応するNC機構部
を作動制御するとともに、プログラマブル制御手段9に
対し副操作盤切換回路13を切り換えるよう指令する。
これにより、副操作盤切換回路13は、後面側副操作盤
10からの操作信号のみを有効信号として取り込むとと
もに、この取り込んだ操作信号を予め設定された所定の
信号波形でメインマシーンコントローラ12に対し出力
する。メインマシーンコントローラ12は、入力された
操作信号に基づき装置後面側の対応するNC機構部を作
動制御する。
【0022】すなわち、後面有効スイッチ3aの操作の
有無により主操作盤2,3が切り換えられたときには、
この切り換え動作に連動して、主操作盤2,3に対応す
る前面側または後面側の副操作盤8,10が択一的に有
効とするように自動的に切り換えられる。つまり、前面
側主操作盤2が選択されたときには前面側副操作盤8の
みが有効となり、後面側主操作盤3が選択されたときに
は後面側副操作盤10のみが有効となるように自動的に
切り換えられる。これにより、装置前面側と装置後面側
との各機構部は同時に作動制御されるのが防止されるか
ら、安全性を確保できる。
【0023】したがって、装置前面側の機構部のメンテ
ナンスを行う際には、作業者が前面側副操作盤8を携帯
してこれを操作しながら、その操作に対応する機構部の
作動状況を自身が目視で直接確認でき、同様に、装置後
面側の機構部のメンテナンスを行う際には、作業者が後
面側副操作盤10を携帯してこれを操作しながら、その
操作に対応する機構部の作動状況を自身が目視で直接確
認できる。これにより、装置前面側だけでなく装置後面
側のメンテナンスを行う際にも、一人の作業者で行うこ
とが可能となることから、従来のように二人で行う場合
に比較して、人件費を削減することができるとともに、
迅速、且つ正確に保守点検することが可能となる。
【0024】また、機構部の保守点検に際しては、副操
作盤8,10の操作では作動制御できない装置前面側ま
たは装置後面側の他の機構部をも作動させて総合的に点
検する必要が生じる場合があるが、この電子部品実装機
では、主操作盤2,3の切り換えに連動して対応する側
の副操作盤8,10が有効となり、この副操作盤8,1
0で作動制御できない機構部は、このときに使用可能状
態となっている対応する主操作盤2,3で操作できるの
で、効果的な保守点検を行うことができる。
【0025】一方、副操作盤切換回路13は、上述の主
操作盤2,3の切り換えに連動して副操作盤8,10の
切り換えを行ったときに、プログラマブル制御手段9か
ら入力された副操作盤切換信号に基づいて、上述したよ
うに副操作盤8,10からの操作信号を択一的に選択し
てメインマシーンコントローラ12に対し出力するとと
もに、電源切換回路14に対し電源切換信号を出力す
る。電源切換回路14は入力する電源切換信号に基づき
以下のように電源回路17を切り換える。
【0026】図2は上記電源切換回路14を示す概略結
線図である。副操作盤切換回路13は、例えば、プログ
ラマブル制御手段9から前面側主操作盤2を有効とする
操作盤切換信号を受けたときに、電源切換回路14に対
しハイレベルの電源切換信号を出力する。電源切換回路
14における前面側副操作盤8の電源供給系では、上記
ハイレベル信号が反転回路18で反転されてローレベル
となるので、前面側リレー19のリレーコイル19aに
直流電源+Bから電流が流れてリレー接点19bがオン
状態となり、このオン状態のリレー接点19bを介して
電源回路17から前面側副操作盤8に電源供給される。
このとき、電源切換回路14における後面側副操作盤1
0の電源供給系では、上記ハイレベル信号が二つの反転
回路20,21を介してハイレベルを保持するので、後
面側リレー22のリレーコイル22aに電流が流れず、
リレー接点22bがオフ状態を保持するので、電源回路
17が後面側副操作盤10に対し遮断されたままとな
る。
【0027】一方、副操作盤切換回路13は、プログラ
マブル制御手段9から後面側主操作盤3を有効とする操
作盤切換信号を受けたときに、電源切換回路14に対し
ローレベルの電源切換信号を出力する。電源切換回路1
4における後面側副操作盤10の電源供給系では、上記
ローレベル信号が二つの反転回路20,21を介して2
回反転されてローレベルを保持するので、後面側リレー
22のリレーコイル22aに直流電源+Bから電流が流
れてリレー接点22bがオン状態となり、このオン状態
のリレー接点22bを介して電源回路17から後面側副
操作盤10に電源供給される。このとき、電源切換回路
14における前面側副操作盤8の電源供給系では、上記
ローレベル信号が反転回路18で反転されてハイレベル
となるので、前面側リレー19のリレーコイル19aに
電流が流れず、リレー接点19bがオフ状態となるの
で、電源回路17が前面側副操作盤8から遮断される。
【0028】このように、上記電子部品実装機は2台の
副操作盤8,10を有しているが、使用不可となってい
る副操作盤8または10は電源回路17に対し自動的に
遮断されるので、無駄な電力消費を防止して、消費電力
を節約できる効果を得ることができる。
【0029】上記二つの副操作盤8、10は、この実施
の形態において、コスト低減を目的として同一構成のも
のを共用するようになっている。この種の副操作盤8,
10には、図3に示すように、機構部を矢印方向に移動
させるための操作を行う左,右方向移動用ジョグキー2
3,24および前,後方向(または上,下方向)移動用
ジョグキー27,28を備えている。ここで、上述した
ように二つの副操作盤8,10として同一のものを用い
た場合、前面側と後面側とでは、同一の左,右方向移動
用ジョグキー23,24を操作した場合に、機構部の移
動方向が互いに逆となる。つまり、前面側または後面側
の何れか一方では矢印と反対方向に機構部が移動する不
具合が生じることになる。
【0030】これに対し、この実施の形態では、前面側
と後面側とで同一のジョグキー23,24,27,28
を操作した場合に機構部の移動方向が矢印と同じになる
ように構成されている。すなわち、メインマシーンコン
トローラ12は図4のフローチャートに示す制御処理を
行う。同図において、メインマシーンコントローラ12
は、副操作盤切換回路13から前面側副操作盤8または
後面側副操作盤10の何れか一方のジョグキー操作信号
が入力(ステップS1)されたときに、外部入出力制御
手段7からの入力信号に基づき後面有効スイッチ3aが
オン状態であるか否かを判別する(ステップS2)。メ
インマシーンコントローラ12は、後面有効スイッチ3
aがオフであると判別したときには、プログラマブル制
御手段9に予め設定記憶されている前面側用移動方向テ
ーブルを参照して、入力したジョグキー操作信号に対応
する制御データを前面側用移動方向テーブルから取り込
み(ステップS3)、その制御データに基づきNC機構
部に対し移動方向を指令する制御を行う(ステップS
4)。
【0031】一方、メインマシーンコントローラ12
は、後面有効スイッチ3aがオンであると判別(ステッ
プS2)したときに、プログラマブル制御手段9に予め
設定記憶されている後面側用移動方向テーブルを参照し
て、入力したジョグキー操作信号に対応する制御データ
を後面側用移動方向テーブルから取り込み(ステップS
5)、その制御データに基づきNC機構部に対し移動方
向を指令する制御を行う(ステップS4)。以後、メイ
ンマシーンコントローラ12は上述と同様の制御処理を
繰り返す。これにより、前面側副操作盤8または後面側
副操作盤10の何れのジョグキー23,24を操作した
場合にも、そのジョグキー23,24の矢印方向にNC
機構部を移動させることができ、制御操作または保守点
検を間違いなく行うことができる。
【0032】図5は本発明の第2の実施の形態に係る電
子部品実装装置を示す斜視図である。この電子部品実装
機は、装置本体1の前面側Fおよび後面側にそれぞれ単
一の主操作盤2,3が設置されているとともに、第1の
実施の形態と同様の前面側副操作盤8および後面側副操
作盤10が設けられており、さらに、右側面に二つの第
1および第2の側面側副操作盤29,30と、左側面に
単一の第3の側面側副操作盤31とが設けられている。
この5つの副操作盤8,10,29〜33は何れか一つ
の操作信号のみが有効信号として取り扱かわれるように
なっている。この構成は、第1の実施の形態とほぼ同様
であるので、図示および動作の説明を省略する。
【0033】なお、装置本体1の右側面には、プリント
回路基板を装置本体1に供給する基板供給部32および
トレイプレートにより電子部品を装置本体1に供給する
部品供給部33が設置されている。ここで、5つの副操
作盤8,10,29〜31は、コスト低減を目的とし
て、同一のキー構成を有するものが共用されているが、
制御部(図示せず)の制御処理によって有効となる操作
キーが個々に特定されるようになっている。この点につ
いて、次に説明する。
【0034】図6は上記電子部品実装機の制御部による
制御処理を示すフローチャートである。制御部は、操作
信号が入力(ステップS11)されたときに、先ず、こ
の操作信号が前面側副操作盤8から入力されたものであ
るか否かを判別(ステップS12)して、前面側副操作
盤8の操作信号であると判別したときに、予め設定記憶
された前面側操作用テーブルを参照(ステップS13)
して、入力した操作信号に対応する制御データが存在す
るか否かを判別(ステップS14)する。制御データが
存在する場合には、その制御データを取り込んでNC機
構部を作動制御する(ステップS15)。一方、制御デ
ータが存在しない場合にはNC機構部を作動制御しな
い。
【0035】前面側副操作盤8の操作信号でないと判別
(ステップS12)した場合には、入力された操作信号
が後面側副操作盤10から入力されたものであるか否か
を判別(ステップS16)して、後面側副操作盤10の
操作信号であると判別したときに、予め設定記憶された
後面側操作用テーブルを参照(ステップS17)して、
入力した操作信号に対応する制御データが存在するか否
かを判別(ステップS14)する。制御データが存在す
る場合には、その制御データを取り込んでNC機構部を
作動制御する(ステップS15)。一方、制御データが
存在しない場合にはNC機構部を作動制御しない。
【0036】後面側副操作盤10の操作信号でないと判
別(ステップS16)した場合には、入力された操作信
号が第1の側面側副操作盤29から入力されたものであ
るか否かを判別(ステップS18)して、第1の側面側
副操作盤29の操作信号であると判別したときに、予め
設定記憶された第1の側面側操作用テーブルを参照(ス
テップS19)して、入力した操作信号に対応する制御
データが存在するか否かを判別(ステップS14)す
る。制御データが存在する場合には、その制御データを
取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップS1
5)。一方、制御データが存在しない場合にはNC機構
部を作動制御しない。
【0037】第1の側面側副操作盤29の操作信号でな
いと判別(ステップS18)した場合には、入力された
操作信号が第2の側面側副操作盤30から入力されたも
のであるか否かを判別(ステップS20)して、第2の
側面側副操作盤30の操作信号であると判別したとき
に、予め設定記憶された第2の側面側操作用テーブルを
参照(ステップS21)して、入力した操作信号に対応
する制御データが存在するか否かを判別(ステップS1
4)する。制御データが存在する場合には、その制御デ
ータを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップ
S15)。一方、制御データが存在しない場合にはNC
機構部を作動制御しない。
【0038】第2の側面側副操作盤30の操作信号でな
いと判別(ステップS20)した場合には、予め設定記
憶された第1の側面側用テーブルを参照(ステップS2
2)して、入力した操作信号に対応する制御データが存
在するか否かを判別(ステップS14)する。制御デー
タが存在する場合には、そのテーブルから対応する制御
データを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステッ
プS15)。
【0039】上記フローチャートによる制御処理につ
い、図5を参照しながら具体的に説明する。前面側副操
作盤8は装置本体1における前面側機構部のみの作動を
制御でき、後面側副操作盤10は装置本体1における後
面側機構部のみの作動を制御でき、第1の側面側副操作
盤29は基板供給部32の作動のみを制御でき、第2の
側面側副操作盤30は部品供給部33の作動のみを制御
でき、第3の側面側副操作盤31は基板搬出部の作動の
みを制御できるようになっている。すなわち、各副操作
盤8,10,29〜31は、各々の設置箇所に最も近い
箇所の機構部の作動制御のみを操作できるようになって
いる。これにより、作業者は、各副操作盤8,10,2
9〜31を携帯しながら作動制御すべき機構部に可及的
に近接した位置で操作できるとともに、自身が目視で直
接確認できない箇所の機構部の作動制御を操作できない
ようになっているので、保守点検や作動制御の操作性が
向上するとともに、安全性が格段に向上する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の電子部品実装機に
よれば、装置前面側および装置後面側の何れの各機構部
のメンテナンスを行うに際しても、作業者が前面側副操
作盤または後面側副操作盤を携帯してこれを操作しなが
ら、その操作に対応する機構部の作動状況を自身が目視
で直接確認できるので、装置前面側だけでなく装置後面
側のメンテナンスを行う際にも、一人の作業者で行うこ
とが可能となることから、従来のように二人で行う場合
に比較して、人件費を削減することができるとともに、
迅速、且つ正確に保守点検することが可能となる。ま
た、切換スイッチにより主操作盤が切り換えられたとき
には、この切り換え動作に連動して、主操作盤に対応側
の副操作盤が択一的に有効とするように自動的に切り換
えられるから、装置前面側と装置後面側との各機構部が
同時に作動制御されるのが防止されて、安全性を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子部品実装
機を示す要部の概略ブロック構成図。
【図2】同上実施の形態の電子部品実装機における電源
切換回路を示す概略結線図。
【図3】同上実施の形態の電子部品実装機における副操
作盤を示す一部の正面図。
【図4】同上実施の形態の電子部品実装機におけるメイ
ンマシーンコントローラの制御処理を示すフローチャー
ト。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電子部品実装
機を示す斜視図。
【図6】同上実施の形態の電子部品実装機の制御部によ
る制御処理を示すフローチャート。
【図7】従来の電子部品実装機を示す概略ブロック構成
図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 前面側主操作盤 3 後面側主操作盤 3a 後面有効スイッチ(切換スイッチ) 8 前面側副操作盤 10 後面側副操作盤 11 制御部 13 副操作盤切換回路 14 電源切換回路 17 電源回路 23,24,27,28 ジョグキー 29〜31 側面側副操作盤
フロントページの続き (72)発明者 三浦 泉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中野 和幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 EE02 FG10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置前面側および装置後面側にそれぞれ
    ほぼ同等の部品実装機能を備えた電子部品実装機におい
    て、 装置前面側に、固定設置の前面側主操作盤および携帯型
    の前面側副操作盤を備えるとともに、装置後面側に、固
    定設置の後面側主操作盤および携帯型の後面側副操作盤
    を備え、 前記両主操作盤を択一的に切り換え操作するための切換
    スイッチと、 前記切換スイッチの操作によって前記主操作盤に対応す
    る側の前記副操作盤を択一的に有効とするよう切り換え
    る副操作盤切換回路とを備えていることを特徴とする電
    子部品実装機。
  2. 【請求項2】 副操作盤切換回路は、副操作盤を切り換
    えるとともに、電源切換回路に対し電源切換信号を出力
    するよう構成され、 前記電源切換回路は、入力された電源切換信号に基づ
    き、前記副操作盤切換回路によって有効になっている前
    記副操作盤に対してのみ電源回路を接続するよう切り換
    える構成になっている請求項1に記載の電子部品実装
    機。
  3. 【請求項3】 各副操作盤は、表記矢印方向に機構部を
    作動させるジョグキーを有し、 前記ジョグキーが操作されたときに、そのジョグキーを
    有する前記副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤
    毎に予め設けられた移動方向テーブルのうちの判別した
    前記副操作盤に対応する前記移動方向テーブルから操作
    された前記ジョグキーの制御データを取り込んで機構部
    を作動制御する制御部を備えている請求項1または2に
    記載の電子部品実装機。
  4. 【請求項4】 装置本体の左右側面側にも副操作盤が設
    けられ、 前記副操作盤が操作されたときに、その操作された前記
    副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤毎に予め設
    けられた操作用テーブルのうちの判別した前記副操作盤
    に対応する前記操作用テーブルから制御データを取り込
    んで機構部を作動制御する制御部を備えている請求項1
    〜3の何れかに記載の電子部品実装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020051952A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

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