JP2002217553A - 多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法

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JP2002217553A
JP2002217553A JP2001005364A JP2001005364A JP2002217553A JP 2002217553 A JP2002217553 A JP 2002217553A JP 2001005364 A JP2001005364 A JP 2001005364A JP 2001005364 A JP2001005364 A JP 2001005364A JP 2002217553 A JP2002217553 A JP 2002217553A
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wiring board
multilayer printed
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Yoshinari Matsuda
良成 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 総厚みを確保して強度を確保することができ
るとともに、安価でしかも要求される特性インピーダン
スコントロールを行うことができる多層プリント配線板
および多層プリント配線板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 多層構造を有する多層プリント配線板1
において、電源層12が一方の面に形成されグランド層
14が他方の面に形成されたコア基材10と、コア基材
10の電源層12とグランド層14のいづれかに形成さ
れた比誘電率が3以上の誘電体層30と、誘電体層30
の上に形成された導電性層40と、導電性層40の上に
形成された第1プリプレグ層50と、グランド層14と
電源層12のいづれかの上に形成された第2プリプレグ
層60と、第1プリプレグ層50の上に形成された第1
導体層70と、第2プリプレグ層60の上に形成された
第2導体層80を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層構造を有する
多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層プリント配線板として、たとえばデ
ジタル方式のテレビジョン受像機に採用されるデジタル
基板には、電源電圧安定化のためにデカップリングコン
デンサとしてのセラミックコンデンサ(たとえば容量が
0.1〜0.01μF)が用いられ、このデジタル基板
には、このコンデンサがLSI(大規模集積回路)の電
源〜グランドピン間に接続することが対策として一般的
になっている。特に近年はデジタル信号の高速化によ
り、バスラインの立上りスピードが高速スイッチングす
ることで、 dV=L(di/dt) (ここで、dV:電圧変化、di:電流変化、dt:電
流変化に要する時間、L:インダクタンス分を各々表
す)の式にあらわされるように、電圧変化が大きくな
り、電源/グランドバウンス(揺れ)が大きくなるた
め、低電圧駆動化する近年のデジタル機器においては、
安定した電圧がのぞまれ、この種のコンデンサの使用数
は増える一方である。
【0003】このように多層プリント配線板にコンデン
サを設けるための技術としては、特許番号第27385
90号に開示された印刷配線基板のためのコンデンサ積
層体がある。図11は、この印刷配線基板のためのコン
デンサ積層体を示している。印刷配線基板1000は、
高誘電体を内蔵したプリント配線板であり、コンデンサ
積層体1001と基材(プリプレグ)1002,100
3を有している。基材1002と1003の表面には、
導体パターンの一部であるマイクロストリップライン1
004が形成されている。コンデンサ積層体1001
は、高誘電体1010と、銅箔1012,1014を積
層して形成した極薄いシート状の積層体である。高誘電
体1010は、チタン酸バリウムとバインダー樹脂をガ
ラスクロスに含浸させたものである。このコンデンサ積
層体1001は、基材1002,1003の多層板形成
時に同時に積層形成することで、印刷配線基板1000
を作成し、印刷配線基板1000はこれにより高誘電体
を内蔵したプリント配線板とすることができる。これに
より、現実にデカップリングコンデンサを削減すること
ができ、大型基板では電源電圧が安定することで、誤動
作防止やEMI(電磁波妨害)ノイズが低減できるため
に、たとえばインターネットのサーバやルータや、デジ
タルテレビジョン受像機などのプリント配線板として採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の印刷配線基板1000を採用すると次のような問題
がある。コンデンサ積層体1001は基材1002,1
003に比べて非常に高価であり、このようなコンデン
サ積層体1001を有する印刷配線基板1000を製造
できるメーカーの数が現実に極僅かに限られているの
で、その供給量が少ないという問題がある。
【0005】また、従来の印刷配線基板1000を用い
る場合に、印刷配線基板1000は所定の特性インピー
ダンスに設定することが要求されるが、その所定の特性
インピーダンスをコントロールできるような多層プリン
ト配線板を製造することが困難である。具体的には、こ
の種の多層プリント配線板である印刷配線基板1000
は、たとえばテレビジョン受像機の基板として用いられ
る場合には、比較的大型の電子部品等を搭載し、しかも
所定の特性インピーダンスのコントロールが要求され
る。所定の特性インピーダンスは、たとえば50Ω〜7
5Ωという値を要求されるのが一般的である。その際
に、図11に示す印刷配線基板1000の総厚み(総板
厚)Gは、当然強度を保つために厚くする必要がある。
この総厚みEを厚くするために、コンデンサ積層体1の
厚みを厚くすることが考えられるが、この場合には高誘
電体1010の厚みを厚くしなければならずコストアッ
プが避けられない。しかも高誘電体1010の厚みを大
きく取ろうとすると、銅箔1012,1014の間隔d
が広くなってしまい、コンデンサ積層体1001のコン
デンサとしての容量がかなり小さくってしまうという問
題もある。上述の特許番号第2738590号では、高
誘電体1010の厚みは0.1016mm(40mil
s)以下であり、通常は50〜60μmの厚みしかな
い。
【0006】一方、プリプレグ(prepreg)であ
る基材1002,1004の厚みを大きくして総厚みG
を確保しようとすると、次に示すマイクロストリップラ
インの近似式(式1)の関係により、図11に示すマイ
クロストリップライン1004のパターン幅Wが大きく
なってしまうという問題がある。
【数1】 式1のマイクロストリップラインの近似式は、印刷配線
基板1000の特性インピーダンスZoと、プリプレグ
である基材1002,1003の厚みHおよびマイクロ
ストリップライン1004のパターン幅W等の関係を示
している。この式1から明らかなように、プリプレグで
ある基材1002,1003の厚みHを大きくして、印
刷配線基板1000の総厚みGを大きく確保しようとす
る場合に、特性インピーダンスZoはたとえば50Ω〜
75Ωに設定する必要があることから、マイクロストリ
ップライン1004のパターン幅Wは大きくしなければ
ならないことが明らかである。上述したようにプリプレ
グである基材1002,1003の厚みHを大きくしよ
うとすると、マイクロストリップライン1004のパタ
ーン幅Wが大きくなってしまうことから、現実的に効率
のよい導体パターンの高密度配線が不可能となってしま
う。マイクロストリップライン1004のパターン幅W
は、エッチング精度の最小限界値が100〜125μm
であることから計算すると、プリプレグである基材10
02,1003の厚みHは、100〜150μmに限定
され非常に薄い。
【0007】このようなことから、従来の印刷配線基板
1000を用いた場合には、総厚み(総板厚)Gは、最
小の場合には0.4mmとなり、たとえばインターネッ
トのサーバやルータやテレビジョン受像機等に採用する
大型の多層プリント配線板としては使用できない。具体
的にはこのような印刷配線基板1000を使用すると、
比較的大型の部品を実装して生産する時に、基板が熱加
工により反ったりねじれたりする現象が発生するばかり
でなく、印刷配線基板1000の強度不足で、実際に使
用している時に使用に耐えないといった問題が生じる。
そこで本発明は上記課題を解消し、総厚みを確保して強
度を確保することができるとともに、安価でしかも要求
される特性インピーダンスコントロールを行うことがで
きる多層プリント配線板および多層プリント配線板の製
造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多層
構造を有する多層プリント配線板において、電源層が一
方の面に形成されグランド層が他方の面に形成されたコ
ア基材と、前記コア基材の前記電源層と前記グランド層
のいづれかに形成された比誘電率が3以上の誘電体層
と、前記誘電体層の上に形成された導電性層と、前記導
電性層の上に形成された第1プリプレグ層と、前記グラ
ンド層と前記電源層のいづれかの上に形成された第2プ
リプレグ層と、前記第1プリプレグ層の上に形成された
第1導体層と、前記第2プリプレグ層の上に形成された
第2導体層と、を備えることを特徴とする多層プリント
配線板である。
【0009】請求項1では、コア基材の一方の面には電
源層が形成され他方の面にはグランド層が形成されてい
る。誘電体層は、コア基材の電源層とグランド層のいづ
れかに形成され、比誘電率が3以上である。導電性層
は、誘電体層の上に形成されている。第1プリプレグ層
は導電性層の上に形成されている。第2プリプレグ層
は、グランド層と電源層のいづれかの上に形成されてい
る。第1導体層は第1プリプレグ層の上に形成され、第
2導体層は第2プリプレグ層の上に形成されている。こ
れにより、誘電体層が電源層に形成され導電性層がグラ
ンド層にした場合には、電源層とグランド層である導電
性層の間に位置する誘電体層が、高い静電容量を持った
層としての役割を果たす。また誘電体層がグランド層に
形成され、導電性層が電源層とした場合には、グランド
層と電源層である導電性層の間に位置する誘電体層は、
やはり高い静電容量を持った層としての役割を果たす。
このようにして多層プリント配線板は高い静電容量を持
った層を形成することができる。多層プリント配線板の
総厚みを確保する場合には、コア基材の厚みを大きくす
ればよいので、多層プリント配線板の厚みを確保して強
度を十分に得ることができる。この場合に、コア基材の
厚みを厚くしても、誘電体層の厚みには何ら関係ないの
で要求される多層プリント配線板の特性インピーダンス
を確保することができる。また、誘電体層の厚みを大き
くしないでも多層プリント配線板の総厚みを確保できる
ので、本発明の多層プリント配線板は安価にすることが
できる。誘電体の厚みを大きくしつつ静電容量を高める
には、誘電率の高いチタン酸ベリウム、酸化チタン、チ
タン酸ストロンチウム等の材料を高充填しなければなら
ず高価になる。本発明において、誘電体層の比誘電率が
3未満であると、印刷作業性の高い印刷用インクが技術
的に存在しない。静電容量が下がるので本発明の目的と
逆の方向の材料選択となる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の多層
プリント配線板において、前記誘電体層は、比誘電率が
5以上の高誘電体のペーストを硬化することで形成され
ている。
【0011】請求項3の発明は、請求項1に記載の多層
プリント配線板において、前記第1プリプレグ層と前記
第2プリプレグ層はエポキシ樹脂付きガラスクロスであ
り、前記第1導体層と前記第2導体層は銅箔であり、前
記導電体層は導電性ペーストである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1に記載の多層
プリント配線板において、スルーホールを有しており、
前記導電性層は、前記コア基材の前記電源層または前記
コア基材の前記グランド層と前記スルーホールを通じて
電気導通接続され、電源層として働く前記導電性層と前
記コア基材の前記グランド層、またはグランド層として
働く前記導電性層と前記コア基材の前記電源層の間に位
置される前記誘電体層は、高静電容量部である。請求項
4では、導電性層は、コア基材の電源層またはコア基材
のグランド層に対してスルーホールを通じて電気導通接
続されている。従って電源層として働く導電性層とコア
基材のグランド層の間に位置される誘電体層、またはグ
ランド層として働く導電性層とコア基材の電源層の間に
位置される誘電体層は、高静電容量部である。
【0013】請求項5の発明は、多層構造を有する多層
プリント配線板の製造方法において、電源層が一方の面
に形成されグランド層が他方の面に形成されたコア基材
の前記電源層または前記グランド層に、比誘電率が3以
上の誘電体層を形成する誘電体層形成ステップと、前記
誘電体層の上に導電性層を形成する導電性層形成ステッ
プと、前記導電性層の上に第1プリプレグ層を形成し、
前記グランド層と前記電源層のいづれかの上に第2プリ
プレグ層を形成するプリプレグ層形成ステップと、前記
第1プリプレグ層の上に第1導体層を形成し、前記第2
プリプレグ層の上に第2導体層を形成する導体層形成ス
テップと、を含むことを特徴とする多層プリント配線板
の製造方法である。
【0014】請求項5では、誘電体層形成ステップにお
いては、電源層が一方の面に形成されグランド層が他方
の面に形成されたコア基材の電源層またはグランド層に
対して比誘電率が3以上の誘電体層を形成する。導電性
層形成ステップでは、誘電体層の上に導電性層を形成す
る。プリプレグ層形成ステップでは、導電性層の上に第
1プリプレグ層を形成し、グランド層と電源層のいづれ
かの上に第2プリプレグ層を形成する。導体層形成ステ
ップでは、第1プリプレグ層の上に第1導体層を形成
し、第2プリプレグ層の上に第2導体層を形成する。こ
れにより、誘電体層が電源層に形成され導電性層がグラ
ンド層にした場合には、電源層とグランド層である導電
性層の間に位置する誘電体層が、高い静電容量を持った
層としての役割を果たす。また誘電体層がグランド層に
形成され、導電性層が電源層とした場合には、グランド
層と電源層である導電性層の間に位置する誘電体層は、
やはり高い静電容量を持った層としての役割を果たす。
このようにして多層プリント配線板は高い静電容量を持
った層を形成することができる。多層プリント配線板の
総厚みを確保する場合には、コア基材の厚みを大きくす
ればよいので、多層プリント配線板の厚みを確保して強
度を十分に得ることができる。この場合に、コア基材の
厚みを厚くしても、誘電体層の厚みには何ら関係ないの
で要求される多層プリント配線板の特性インピーダンス
を確保することができる。また、誘電体層の厚みを大き
くしないでも多層プリント配線板の総厚みを確保できる
ので、本発明の多層プリント配線板は安価にすることが
できる。誘電体の厚みを大きくしつつ静電容量を高める
には、誘電率の高いチタン酸ベリウム、酸化チタン、チ
タン酸ストロンチウム等の材料を高充填しなければなら
ず高価になる。本発明において、誘電体層の比誘電率が
3未満であると、印刷作業性の高い印刷用インクが技術
的に存在しない。静電容量が下がるので本発明の目的と
逆の方向の材料選択となる。
【0015】請求項6の発明は、請求項5に記載の多層
プリント配線板の製造方法において、前記誘電体層は、
比誘電率が5以上の高誘電体のペーストを硬化して形成
されている。
【0016】請求項7の発明は、請求項5に記載の多層
プリント配線板の製造方法において、前記第1プリプレ
グ層と前記第2プリプレグ層はエポキシ樹脂付きガラス
クロスであり、前記第1導体層と前記第2導体層は銅箔
である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0018】図1は、本発明の多層プリント配線板の好
ましい実施の形態を示している。多層プリント配線板1
は、電子機器の一例として、たとえばデジタルテレビジ
ョン受像機やインターネットのサーバやルータ等に搭載
されるプリント配線板として用いられる。この種の多層
プリント配線板1は、比較的大型の電子部品や多数の電
子部品を搭載するために、所定の機械的な強度を有して
いる必要があるとともに、所定の特性インピーダンスを
備えていることが要求される。多層プリント配線板1の
上面1Aと下面1B側には、たとえば大型の電子部品2
や小型の電子部品3あるいはその他の電子部品等が多数
個搭載される。
【0019】図2と図3は、図1の多層プリント配線板
1の製造工程の例を示している。図4は、図3(B)の
多層プリント配線板1のスルーホール付近の部分の積層
構造例を示している。図5は、多層プリント配線板1の
製造工程例を示すフロー図である。図2〜図5を参照し
て、多層プリント配線板1の製造工程について説明す
る。図2(A)は、コア基材10と誘電体層30の積層
構造例を示している。図5の誘電体層形成ステップST
1を説明する。コア基材10は、コア20と、電源層ベ
タパターン(電源層に相当する)12とグランド層ベタ
パターン(グランド層に相当する)14の積層体であ
る。電源層ベタパターン12は、コア基材10の一方の
面16に対して形成されている。グランド層ベタパター
ン14は、コア基材10の他方の面18に形成されてい
る。電源層ベタパターン12とグランド層ベタパターン
14の材質としては、導電性材料、たとえば銅等を採用
することができる。コア20の材質としては、電気的絶
縁性を有するたとえばガラスエポキシ樹脂や、ガラスフ
ッ素樹脂、ガラス熱硬化PPO(ポリフェニレンオキサ
イド)樹脂、ポリイミド樹脂を採用することができる。
【0020】図2(A)の構造例では、電源層ベタパタ
ーン12の上に、誘電体層30が形成されている。この
誘電体層30は、高誘電体のペースト、もしくは一般の
誘電体の液状インクを、一定の厚みで一面に印刷塗布し
て厚膜形成して、硬化させることで形成する。この印刷
塗布する方法としては、スクリーン印刷、カーテンコー
ト、静電コート等のいづれも採用可能である。誘電体層
30として高誘電体のペーストを用いる場合には、この
高誘電体のペーストは、比誘電率が5以上のチタン酸バ
リウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウムと、エポ
キシ樹脂と、フェノール樹脂と、メラミン樹脂等の少な
くとも2つ以上の材質を組み合わせた混合物を採用する
ことができる。また誘電体層30として、一般的な誘電
材料を用いる場合には、たとえば一般的なエポキシ樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の液状のインクを
採用することができ、その誘電体の比誘電率は3〜5程
度が望ましい。誘電体層30は、比誘電率が3以上でな
いと、印刷作業性の高い印刷用インクが技術的に存在し
ない。静電容量が下がるので本発明の目的と逆の方向の
材料選択となる。この誘電体層30の厚みは、たとえば
電源層ベタパターン12に対して好ましくは1μm以上
で100μm以下である。もし誘電体層30の厚みが1
μm未満であると、薄すぎるためにスクリーン印刷で厚
みをコントロールできず、塗膜にピンホールが発生して
層間の絶縁性が保てない。また誘電体層30の厚みが1
00μmを超えると、スクリーン印刷で形成できる厚み
をはるかにこえるためスクリーン印刷を何回も重ねるこ
ととなり、生産性的には不適である。静電容量を高くし
たいので厚くする必要性はない。図2(A)のように誘
電体層30を形成するのは、図5の誘電体層形成ステッ
プST1である。この誘電体層形成ステップST1で
は、印刷塗布した誘電体層30は、硬化処理をする。こ
の硬化処理には、たとえば熱、紫外線、紫外線と熱を併
用した硬化の方法がある。
【0021】次に、図5の導電性層形成ステップST2
に移る。この導電性層形成ステップST2は、図2
(B)に示している。図2(B)では、導電性層に相当
する導電性ペースト層40が、誘電体層30の上に印刷
して形成され、その後熱硬化される。この導電性ペース
ト層40は、たとえば導電性フィラーとフェノール樹脂
を組み合わせたもの、導電性フィラーとエポキシ樹脂を
組み合わせたもの、導電性フィラーとメラミン樹脂を組
み合わせたものの液状インクである。これらのフェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂は、導電性フィラ
ーを結合するバインダーである。この導電性ペースト層
40はたとえばスクリーン印刷により所定のアートワー
クパターンで形成されており、その後熱硬化される。
【0022】次に、図5のプリプレグ層形成ステップS
T3に移る。このプリプレグ層形成ステップST3は、
図3(A)に示している。第1プリプレグ層50は、導
電性ペースト層40の上に形成される。第2プリプレグ
層60は、グランド層ベタパターン14の上に形成され
る。このプリプレグ層形成ステップST3と同時または
その後に、図5の導体層形成ステップST4を行う。導
体層形成ステップST4では、図3(A)に示すよう
に、第1プリプレグ層50の上に第1導体層に相当する
銅箔70を形成し、第2プリプレグ層60の上には第2
導体層に相当する銅箔80を形成する。つまり銅箔70
は第1プリプレグ層50を挟み込む形で導電性ペースト
層40側に配置されるとともに、銅箔80は、第2プリ
プレグ層60を挟むようにしてグランド層ベタパターン
14側に配置される。第1プリプレグ層50と第2プリ
プレグ層60は、たとえばエポキシ樹脂付きガラスクロ
スである。
【0023】次に図3(A)から図3(B)に示すよう
に、図5の加圧ステップST5に移る。加圧ステップS
T5では、図3(A)のように積層された状態の多層プ
リント配線板1を加圧熱プレスにより所定の圧力および
所定の温度で加圧して多層プリント配線板1を形成す
る。このようにして、銅箔70、第1プリプレグ層5
0、導電性ペースト層40、誘電体層30、電源層ベタ
パターン12、コア20、グランド層ベタパターン1
4、第2プリプレグ層60および銅箔80の積層構造体
が形成されることになる。
【0024】次に、図5のマイクロストリップラインの
形成ステップST6に移る。マイクロストリップライン
の形成ステップST6の一例は、図6に示している。図
6の例では、図3(B)もしくは図4の銅箔70に、エ
ッチング処理を行うことにより銅箔のマイクロストリッ
プライン90が形成される。同様にして銅箔80側にも
マイクロストリップライン90が形成される。
【0025】図4は、図3(B)の多層プリント配線板
1に対してスルーホール100を形成した部分の断面構
造例を示している。スルーホール100は、銅箔70側
から銅箔80側へたとえばドリルによる穴開け作業によ
り形成される。スルーホール100の内周面と表面の銅
箔70,80の上には、導電性のメッキ層104が形成
されている。この導電性のメッキ層104は、たとえば
銅メッキを採用することができる。このメッキ層104
が、たとえば図4に例示するように、導電性ペースト層
40と、グランド層ベタパターン14との電気的な導通
接続を図ることにより、導電性ペースト層40はグラン
ド層としての役割を果たす。このことからグランドとし
ての役割を果たす導電性ペースト層40と電源層ベタパ
ターン12の間に配置されている誘電体層30は、高い
静電容量を持った層としての役割を果たす。この誘電体
層30が高い静電容量を持った層として多層プリント配
線板1に内蔵されている。
【0026】図4の多層プリント配線板1の総厚みF
は、図1に示すように比較的大型の電子部品を搭載した
り小型の電子部品であっても多数個の電子部品を搭載す
る場合にある程度の大きさを確保することで機械的な強
度を保つ必要がある。この場合に、図4のコア基材10
のコア20の厚みを厚くすることにより、所定の大きさ
を確保することができる。この高い静電容量を持った誘
電体層30は、多層プリント配線板1の全体にわたって
形成することもできるし部分的に形成することも勿論で
きる。
【0027】たとえば、図4に示すような電源層ベタパ
ターン12とグランド層として働く導電性ペースト層4
0との対向する面積によって、誘電体層30における静
電容量は次の式で決定される。 C=Eo・Er・S/d (ここでEo:真空誘電率、Er:誘電体の比誘電率、
S:対向する電極の面積、d:電極間距離とする)
【0028】図8は、誘電体層30の厚みを20μmと
した場合の静電容量と、電源層ベタパターン12と導電
性ペースト層40が対向する面積の縦サイズと横サイズ
の関係例を示している。たとえば誘電体層30のErが
20.0であって縦横のサイズが200mmである場合
には、静電容量は0.35μF程度を確保することがで
きる。
【0029】本発明の実施の形態では、このような誘電
体層30と導電性ペースト層40および電源層ベタパタ
ーン12で構成されるコンデンサは、一般のバイパスコ
ンデンサとして多用される。このコンデンサは、セラミ
ックコンデンサの容量0.1μFを、Er(比誘電率)
=20.0の場合で、縦横が各100mmのサイズの対
向面積を有しておれば実現でき、Er=4.0でも縦横
が各240mm程度の対向面積を有しておれば実現する
ことができる。このような誘電体層30、導電性ペース
ト層40および電源層ベタパターン12の構造体からな
る内蔵型のコンデンサは、そのようなバイパスコンデン
サの代替が容易にできる。
【0030】本発明の実施の形態では、多層プリント配
線板1の特性インピーダンスを、たとえば50Ω〜75
Ωという値にコントロールしようとする場合に、図3
(B)と図4における銅箔70から導電性ペースト層4
0の間の第1プリプレグ層50の厚みと、グランド層ベ
タパターン14と銅箔80との間の第2プリプレグ層6
0の厚みを薄くする必要があるが、誘電体層30が載っ
ているコア基材10のコア20の厚みを厚く設定するこ
とが自由にできる。コア基材10のコア20の厚みを調
整することで、たとえば多層プリント配線板1の総厚み
Fはたとえば0.8mm〜1.6mmにすることがで
き、実用上の機械的な強度を確保できる。
【0031】また導電性ペースト層40は、理想的なグ
ランドプレーンと考えることが可能である。従来の場合
と異なり本発明の実施の形態では、微細パターンの形成
の要求に対応した図6と図7に示すマイクロストリップ
ライン40の形成が可能であるとともに、誘電体層30
を多層プリント配線板1の中に内蔵して形成することが
でき、多層プリント配線板の大型マザーボード化が実現
できる。このようにして、誘電体層30を用いて、多層
プリント配線板1の全体あるいは一部分に必要な静電容
量を内蔵して確保することができる。また多層プリント
配線板1の強度を確保するために総厚みFの大きさを十
分に確保する場合には、コア20の厚みを大きくすれば
簡単に実現できる。
【0032】以上のことから多層プリント配線板1の大
型化が可能であるとともに、微細加工パターンに対応し
たパターン幅W(図6と図7参照)を有するマイクロス
トリップライン90の形成を実現することができる。マ
イクロストリップライン90の近似式は、
【数2】 で表わせる。
【0033】本発明の実施の形態においては、特性イン
ピーダンスZoを50Ω〜75Ω確保する場合に、マイ
クロストリップライン90のパターン幅Wを微細にして
高密度実装したいという要求に対応して、図3(B)あ
るいは図4に示す第1プリプレグ層50あるいは第2プ
リプレグ層60の厚みHを薄くすれば済む。これにより
特性インピーダンスZoをたとえば50Ω〜75Ωに設
定することができるのである。
【0034】また本発明の実施の形態において、たとえ
ば図4と図7に示すように、電源層ベタパターン12
は、グランドとして働く導電性ペースト層40とグラン
ド層ベタパターン14の間に配置されているので、電源
層ベタパターン12から放射されるEMIノイズもシー
ルディング(遮蔽)することができ、外部にノイズが漏
れることがなくなり、EMI対策としても適している。
【0035】図9は本発明の別の実施の形態を示してい
る。図9の多層プリント配線板1の構成例は、図4の実
施の形態とほぼ同じである。図9の実施の形態が図4の
実施の形態と異なるのは、導電性ペースト層がグランド
層ではなく電源層の役割をしていることである。コア2
0の一方の面側にはグランド層ベタパターン14が形成
されており、コア20の他方の面には電源層ベタパター
ン12が形成されている。従って誘電体層30はグラン
ド層ベタパターン14の上に形成されている。導電性ペ
ースト層40は誘電体層30の上に形成されている。導
電性ペースト層40が電源として機能するために、導電
性ペースト層40と電源層ベタパターン12は、スルー
ホール100のメッキ層104により電気的に導通接続
されている。
【0036】図10は、本発明のさらに別の実施の形態
を示している。図10の実施の形態では、コア20の一
方の面(下面)に電源層ベタパターン12が形成され、
他方の面(上面)にグランド層ベタパターン14が形成
されている。グランド層ベタパターン14の上には、第
2プリプレグ層60を介して銅箔80(第2導体層)が
形成されている。電源層ベタパターン12の上には、誘
電体層30が形成されている。誘電体層30の上には導
電性ペースト層40が形成されている。導電性ペースト
層40の上には、第1プリプレグ層50を介して銅箔7
0(第1導体層)が形成されている。この場合におい
て、電源層ベタパターン12は、グランド層ベタパター
ン14と、グランドとして働く導電性ペースト層40の
間に配置されているので、電源層ベタパターン12から
放射されるEMIノイズがシールディングできることに
なり、EMI対策として適している。
【0037】本発明の実施の形態では、銅めっきを有す
るスルーホールによって、形成された導電性ペースト層
とその他の銅箔層との電気導通接続をとることにより、
導電性ペーストをグランド(電源)ベタパターンとし、
先述の誘電体を挟んで対向する銅箔層を電源(グラン
ド)ベタパターンとすることで、この間に高静電容量を
形成している。これにより、静電容量を有する誘電体が
多層プリント配線板に内蔵されている。
【0038】本発明の実施の形態の多層プリント配線板
は、さらに印刷法をつかって安価に実現可能であり、多
層プリント配線板の層構成を従来通り自由に設計しやす
い。従ってたとえば高速デジタルプリント配線板に要求
される特性インピーダンスのコントロールが可能であ
る。また多層プリント配線板は6層以上の多層化にも容
易に対応可能である。本発明の実施の形態では、多層プ
リント配線板の中に誘電体層を印刷で形成することで、
従来のこの種のプリント配線板よりも安価に実現でき、
しかも従来に比べて高い静電容量を内蔵して確保するこ
とができる。
【0039】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。本発明の多層プリント配線板は、イ
ンターネットのサーバー・ルーター等に限らず、デジタ
ルテレビジョン受像機やその他の電子機器、たとえば高
速で大容量のデジタル信号を伝送するボードであれば何
でも採用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
総厚みを確保して強度を確保することができるととも
に、安価でしかも要求される特性インピーダンスコント
ロールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層プリント配線板の外観を示す斜視
図。
【図2】図1のプリント配線板を製造するために、コア
基材に対して誘電体を印刷している状態及び誘電体層の
上に導電性ペースト層を印刷した状態の積層構造を示す
図。
【図3】コア基材と誘電体層及び導電性ペースト層の積
層体に対して第1プリプレグ層と銅箔及び第2プリプレ
グ層と銅箔を積層し、そして加圧熱プレスにより加圧し
て、多層プリント配線板を製造した状態を示す図。
【図4】製造した多層プリント配線板に対してスルーホ
ールを形成した状態を示す図。
【図5】本発明の多層プリント配線板の製造工程例を示
すフロー図。
【図6】本発明の多層プリント配線板の銅箔をエッチン
グしてマイクロストリップラインを形成した状態を示す
図。
【図7】本発明の多層プリント配線板の構造例を示す断
面図。
【図8】本発明においてグランド層ベタパターンと電源
層ベタパターン間での対向する部分のサイズとそれに対
する静電容量の関係の一例を示す図。
【図9】本発明の多層プリント配線板の別の実施の形態
を示す断面図。
【図10】本発明の多層プリント配線板のさらに別の実
施の形態を示す断面図。
【図11】従来の印刷配線基板の多層構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1・・・多層プリント配線板、10・・・コア基材、1
2・・・電源層ベタパターン(電源層)、14・・・グ
ランド層ベタパターン(グランド層)、20・・・コア
基材のコア、30・・・誘電体層、40・・・導電性ペ
ースト層(導電性層)、50・・・第1プリプレグ層、
60・・・第2プリプレグ層、70・・・銅箔(第1導
体層)、80・・・銅箔(第2導体層)、F・・・多層
プリント配線板の総厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E346 AA06 AA12 AA13 AA15 AA23 AA32 AA33 AA42 AA43 BB02 BB03 BB04 BB07 BB20 CC04 CC09 CC21 CC31 DD02 DD07 DD12 EE02 EE06 EE09 EE13 FF04 FF45 GG15 GG17 GG19 GG28 HH03 HH11 HH33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層構造を有する多層プリント配線板に
    おいて、 電源層が一方の面に形成されグランド層が他方の面に形
    成されたコア基材と、 前記コア基材の前記電源層と前記グランド層のいづれか
    に形成された比誘電率が3以上の誘電体層と、 前記誘電体層の上に形成された導電性層と、 前記導電性層の上に形成された第1プリプレグ層と、 前記グランド層と前記電源層のいづれかの上に形成され
    た第2プリプレグ層と、 前記第1プリプレグ層の上に形成された第1導体層と、 前記第2プリプレグ層の上に形成された第2導体層と、
    を備えることを特徴とする多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記誘電体層は、比誘電率が5以上の高
    誘電体のペーストを硬化することで形成されている請求
    項1に記載の多層プリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記第1プリプレグ層と前記第2プリプ
    レグ層は、エポキシ樹脂付きガラスクロスであり、前記
    第1導体層と前記第2導体層は銅箔であり、前記導電体
    層は導電性ペーストである請求項1に記載の多層プリン
    ト配線板。
  4. 【請求項4】 スルーホールを有しており、前記導電性
    層は、前記コア基材の前記電源層または前記コア基材の
    前記グランド層と前記スルーホールを通じて電気導通接
    続され、 電源層として働く前記導電性層と前記コア基材の前記グ
    ランド層、またはグランド層として働く前記導電性層と
    前記コア基材の前記電源層の間に位置される前記誘電体
    層は、高静電容量部である請求項1に記載の多層プリン
    ト配線板。
  5. 【請求項5】 多層構造を有する多層プリント配線板の
    製造方法において、 電源層が一方の面に形成されグランド層が他方の面に形
    成されたコア基材の前記電源層または前記グランド層
    に、比誘電率が3以上の誘電体層を形成する誘電体層形
    成ステップと、 前記誘電体層の上に導電性層を形成する導電性層形成ス
    テップと、 前記導電性層の上に第1プリプレグ層を形成し、前記グ
    ランド層と前記電源層のいづれかの上に第2プリプレグ
    層を形成するプリプレグ層形成ステップと、 前記第1プリプレグ層の上に第1導体層を形成し、前記
    第2プリプレグ層の上に第2導体層を形成する導体層形
    成ステップと、を含むことを特徴とする多層プリント配
    線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記誘電体層は、比誘電率が5以上の高
    誘電体のペーストを硬化することで形成されている請求
    項5に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1プリプレグ層と前記第2プリプ
    レグ層はエポキシ樹脂付きガラスクロスであり、前記第
    1導体層と前記第2導体層は銅箔である請求項5に記載
    の多層プリント配線板の製造方法。
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