JP2002215551A - データ通信方法、データ通信管理サーバおよびデータ通信ソフトウェア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブページを閲覧するユーザ同士で多種多
様なコミュニケーションを可能とする。 【解決手段】 クライアントマシン１６には、インター
ネットを利用してコンテンツを取得してブラウザレイヤ
ー画像を形成するブラウザ２６と、ブラウザレイヤー画
像と座標系が一致し、ユーザの操作にしたがって動作す
るオブジェクトであるキャラクタを配置可能なキャラク
タレイヤー画像を生成し、当該ブラウザレイヤー画像と
重ね合わされた合成画像をユーザに提示するキャラクタ
レイヤー制御ソフトウェア２４とが設けられている。キ
ャラクタレイヤー制御ソフトウェア２４は、ブラウザ２
６からアクセス先を受理すると、アクセス先やキャラク
タの動作を示すデータを、インターネットを介して、デ
ータ通信管理サーバ１４に伝達する。データ通信管理サ
ーバ１４は、アクセス先に対応して確保されたデータ領
域を見出して、キャラクタの動作を示すデータを反映さ
せ、データ領域中のデータを、アクセス中のクライアン
トマシンに伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の技術分野】本発明は、ネットワークに接続し
ているユーザ間のデータ通信方法およびデータ通信を制
御するデータ通信制御サーバに関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットの著しい普及により、数
多くのユーザがウェブサーバにアクセスして、ユーザの
クライアントコンピュータにインストールされているブ
ラウザを利用して、当該ウェブサーバのコンテンツ（ウ
ェブコンテンツ）を閲覧できるようになっている。その
一方、上記インターネットを含むネットワークを介した
ユーザ間のコミュニケートとしてＥメール、ＢＢＳ、チ
ャットなどが実用化されている。ここで、チャットは、
一方のユーザがクライアントマシンを操作して入力した
文字列が、ネットワークを介してサーバに伝達され、サ
ーバにおいて、他のチャット参加者のクライアントマシ
ンに、その文字列を転送することにより、ほぼリアルタ
イムのユーザ間の通信を実現している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記インターネットの
閲覧に際しては、基本的には、クライアントコンピュー
タからのＵＲＬアクセスに応答してコンテンツが配信さ
れ、クライアントコンピュータのブラウザにより、ユー
ザはコンテンツを閲覧するようになっている。これらコ
ンテンツを含むサイトの運営者等に対して、何らかの通
信をしたい場合には、別途Ｅメールを利用する必要があ
った。その一方、ウェブサイトを閲覧しているユーザと
サイト運営者との間や、ユーザ間のデータ通信を実現す
る技術として、「マイクロソフトエージェント（登録商
標）」や「ＩＣＱ（商標）」が提案されている。

【０００４】前者においては、コンテンツ側が用意した
キャラクタが、ユーザの操作に対してコメントし、或い
は、ユーザの質問に返答することができる。後者におい
ては、登録したユーザのアクセスをサーバが監視して、
当該ユーザがアクセスした場合には、他のユーザに当該
ユーザがアクセス中であることを通知して、ユーザ間の
通信を実現している。特に、ＩＣＱサーフ（商標）にお
いては、ブラウザ中にチャットウィンドウを形成し、同
じウェブページを閲覧しているユーザ間でのチャットが
できるようになっている。

【０００５】しかしながら、前者においては、キャラク
タを動かすのはウェブサーバ側であり、かつ、予めプロ
グラミングされたものであるため、ユーザの多種多様な
操作や質問に対して適切に応答することができないとい
う問題点があった。また、ウェブサーバ側がキャラクタ
を容易するだけで、ユーザが自らの分身を持たないた
め、ユーザとウェブサイトとのインタフェースが十分で
はないという問題点もあった。

【０００６】また、後者においては、ＩＣＱサーフ（商
標）においても、基本的に文字による通信であるため、
ユーザ同士のコミュニケーションは１次元的で平板であ
るという問題点があった。たとえば、表示されているウ
ェブページの情報をユーザ同士が共有する際に、そのグ
ラフィカルな情報を個々のユーザがいったん文字情報な
どに置き換えて理解し伝達する必要がある。たとえば、
「あるハイパーリンクが張られたアイコンを押せ」とい
う指示を他のユーザに伝達するために、アイコンのグラ
フィックを言葉で説明し、或いは、画面上の座標等によ
り説明する手間が必要であり、ユーザによる煩雑な操作
が必要であるという問題点があった。

【０００７】本発明は、ウェブページを閲覧するユーザ
同士で多種多様なコミュニケーションが可能なデータ通
信システムを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は、クライ
アントマシンにおいて、ネットワークを利用してコンテ
ンツを取得して、対応するブラウザレイヤー画像を形成
するブラウザを設けるステップと、前記ブラウザレイヤ
ー画像と座標系が一致し、ユーザの操作にしたがって動
作するオブジェクトであるキャラクタを配置可能なキャ
ラクタレイヤー画像を生成し、当該ブラウザレイヤー画
像と重ね合わされた合成画像をユーザに提示するキャラ
クタレイヤー制御ソフトウェアを設けるステップとを備
え、前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおい
て、前記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブ
ラウザからアクセス先を受理するステップと、前記ユー
ザの操作があった場合に、当該操作にしたがったキャラ
クタの動作を特定するステップと、前記アクセス先、お
よび、存在する場合にはキャラクタの動作を示すデータ
を、ネットワークを介して、データ通信管理サーバに伝
達するステップとを備え、当該データ通信管理サーバに
おいて、受理したアクセス先にアクセス中の他のクライ
アントマシンを特定するステップと、前記他のクライア
ントマシンが存在しない場合には、データベース中に、
前記アクセス先に関連付けられた所定のデータ領域を確
保するステップと、必要に応じて、前記データ領域中
に、前記キャラクタの動作を示すデータを反映させるス
テップと、前記データ領域に収容されたデータを、前記
クライアントマシン、および、存在する場合には他のク
ライアントマシンに伝達するステップとを備え、少なく
とも前記他のクライアントマシンにおいて、伝達された
データに基づき、キャラクタレイヤー画像を更新するス
テップとを備えたことを特徴とするデータ通信方法によ
り達成される。

【０００９】本発明によれば、ブラウザレイヤー画像と
重ねあわされるキャラクタレイヤー画像を生成し、キャ
ラクタレイヤー画像について、データ通信管理サーバに
おいて、同一のコンテンツを閲覧中のユーザが共有する
データ領域を確保し、当該データ領域のデータに基づ
き、キャラクタレイヤー画像が更新される。したがっ
て、既存のウェブコンテンツを利用しつつ、閲覧中のユ
ーザのコミュニケートを図ることが可能となる。

【００１０】また、キャラクタレイヤー画像においては
ユーザ自身を表現するオブジェクトであるキャラクタを
登場させることができるため、ユーザは自己のキャラク
タや他のユーザのキャラクタが配置された合成画像を見
ることができる。このキャラクタを所望のように動作さ
せることにより、同一のコンテンツを閲覧中の他のユー
ザに自己の意思等を明確に示すことが可能となる。

【００１１】本発明の好ましい実施態様においては、さ
らに、前記クライアントマシンにおいて、文字列の入力
があった場合に、当該文字列を示すデータを、前記デー
タ通信管理サーバに伝達するステップを備え、前記デー
タ通信管理サーバにおいて、受理した文字列を示すデー
タを、関連するデータ領域に記憶するステップを備えて
いる。この実施態様によれば、オブジェクトだけでなく
文字列（文章）を併用して、同一のコンテンツを閲覧中
の他のユーザとのコミュニケーションを図ることができ
る。

【００１２】より好ましい実施態様においては、クライ
アントマシンのキャラクタレイヤー制御ソフトウェアに
より、キャラクタレイヤー画像において、前記データ通
信管理サーバから伝達されたデータ領域中のデータに含
まれた文字列が、当該文字列を入力したユーザのキャラ
クタに隣接して配置される。これにより、あるキャラク
タが発言をしたような効果を奏することが可能となる。

【００１３】本発明の好ましい実施態様においては、さ
らに、前記クライアントマシンにおいて、関連付けを求
める他のクライアントマシンを特定するステップと、当
該特定された他のクライアントマシンを示す情報を前記
データ通信管理サーバに伝達するステップとを備え、前
記データ通信管理サーバにおいて、情報の受理に応答し
て、関連付けすべきクライアントマシンを特定して記憶
するステップと、前記関連付けされたクライアントマシ
ンのうち、何れかのクライアントマシンにおいて、ブラ
ウザにより他のコンテンツ閲覧のための他のアクセスが
なされ、当該他のアクセス先が、前記データ通信管理サ
ーバに伝達された場合に、関連付けされた他のクライア
ントマシンを特定するステップと、特定された他のクラ
イアントマシンに、他のアクセス先へのリンクを依頼す
るステップとを備え、前記他のクライアントマシンにお
いて、キャラクタレイヤー制御ソフトウェアがリンク依
頼の受理に応答して、ブラウザに、前記他のアクセス先
へのリンクを求めるステップを備えている。この実施態
様によれば、あるユーザによるリンクにしたがって他の
ユーザが自動的にリンクすることができる。したがって
他のユーザにとってはいわゆる「プッシュ閲覧」を実現
することが可能となる。

【００１４】また、本発明の別の実施態様において、デ
ータ通信管理サーバにおけるデータ通信方法は、ネット
ワークを介してコンテンツを取得し、ブラウザによりコ
ンテンツを閲覧可能なクライアントマシンであって、当
該ブラウザによるブラウザレイヤー画像と重ね合わせて
表示すべき、ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、
かつ、ユーザの操作にしたがって動作するオブジェクト
であるキャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像
を生成するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを搭載
したクライアントマシンから、前記ネットワークを介し
てアクセス先を受理するステップと、前記受理したアク
セス先にアクセス中の他のクライアントマシンを特定す
るステップと、前記他のクライアントマシンが存在しな
い場合には、データベース中に、前記アクセス先に関連
付けられた所定のデータ領域を確保するステップと、前
記クライアントマシンから、前記キャラクタの動作に関
するデータを受理した場合に、前記データ領域におい
て、前記キャラクタの動作を示すデータを反映させるス
テップと、前記データ領域に収容されたデータを、前記
クライアントマシン、および、存在する場合には他のク
ライアントマシンに伝達するステップとを備えたことを
特徴とする。

【００１５】好ましい実施態様においては、何れかのク
ライアントマシンからの要求に応答して、当該クライア
ントマシンと他のクライアントマシンとを関連付け、当
該関連付けに関する情報を記憶するステップと、前記関
連付けされたクライアントマシンのうち、何れかのクラ
イアントマシンにおいて、ブラウザにより他のコンテン
ツ閲覧のための他のアクセスがなされ、これに応答し
て、当該他のアクセス先が伝達された場合に、関連付け
された他のクライアントマシンを特定するステップと、
特定された他のクライアントマシンに、他のアクセス先
へのリンクを依頼するステップとを備えている。

【００１６】また、本発明の目的は、クライアントマシ
ンにおいて、ネットワークを利用してコンテンツを取得
して、対応するブラウザレイヤー画像を形成するブラウ
ザを設けるステップと、前記ブラウザレイヤー画像と座
標系が一致し、ユーザの操作にしたがって動作するオブ
ジェクトであるキャラクタを配置可能なキャラクタレイ
ヤー画像を生成し、当該ブラウザレイヤー画像と重ね合
わされた合成画像をユーザに提示するキャラクタレイヤ
ー制御ソフトウェアを設けるステップとを備え、前記キ
ャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前記コン
テンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザからア
クセス先を受理するステップと、前記アクセス先を示す
データを、ネットワークを介して、データ通信管理サー
バに伝達するステップとを備え、当該データ通信管理サ
ーバにおいて、受理したアクセス先にアクセス中の他の
クライアントマシンを特定するステップと、前記他のク
ライアントマシンが存在しない場合には、前記クライア
ントマシンに対して、前記アクセス先に関連付けられた
所定のデータ領域を確保すべき依頼を伝達し、その一
方、他のクライアントマシンが存在する場合には、少な
くとも、当該他のクライアントマシンのうち、前記デー
タ領域を確保したマスタークライアントマシンを示す情
報を伝達するステップと、前記クライアントマシンにお
いて、前記依頼を受理した場合に、当該依頼に応答して
必要なデータ領域を確保するステップと、前記マスター
クライアントマシンを示す情報を受理した場合には、ユ
ーザの操作にしたがって特定された、前記キャラクタの
動作を示すデータを、前記マスタークライアントマシン
に伝達するステップとを備え、前記マスタークライアン
トマシンにおいて、前記データ領域中に、前記キャラク
タの動作を示すデータを反映させるステップと、前記デ
ータ領域中のデータを、マスタークライアントマシン以
外のスレーブクライアントマシンに伝達するステップと
を備え当該スレーブクライアントマシンにおいて、伝達
されたデータに基づき、キャラクタレイヤー画像を更新
するステップとを備えたことを特徴とするデータ通信方
法により達成される。

【００１７】また、本発明の目的は、クライアントマシ
ンにおいて、ネットワークを利用してコンテンツを取得
して、対応するブラウザレイヤー画像を形成するブラウ
ザを設けるステップと、前記ブラウザレイヤー画像と座
標系が一致し、ユーザの操作にしたがって動作するオブ
ジェクトであるキャラクタを配置可能なキャラクタレイ
ヤー画像を生成し、当該ブラウザレイヤー画像と重ね合
わされた合成画像をユーザに提示するキャラクタレイヤ
ー制御ソフトウェアを設けるステップとを備え、前記キ
ャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前記コン
テンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザからア
クセス先を受理するステップと、前記アクセス先を示す
データを、ネットワークを介して、データ通信管理サー
バに伝達するステップと、他のクライアントマシンとデ
ータを共有するためのデータ領域を確保するステップと
を備え、当該データ通信管理サーバにおいて、受理した
アクセス先にアクセス中の他のクライアントマシンを特
定するステップと、前記他のクライアントマシンが存在
する場合には、当該他のクライアントマシンを示す情報
を伝達するステップとを備え、前記クライアントマシン
において、前記他のクライアントマシンを示す情報を受
理した場合に、ユーザの操作にしたがって特定された、
前記キャラクタの動作を示すデータを、前記他のクライ
アントマシンに伝達するステップを備え、各クライアン
トマシンにおいて、前記キャラクタの動作を示すデータ
を受理した場合に、前記データ領域中に、前記キャラク
タの動作を示すデータを反映させるステップを備え、こ
れにより、キャラクタレイヤー画像が更新されることを
特徴とするデータ通信方法により達成される。

【００１８】好ましい実施態様においては、クライアン
トマシンにおいて、関連付けを求める他のクライアント
マシンを特定して記憶するステップと、当該特定された
他のクライアントマシンを示す情報を他のクライアント
マシンに伝達するステップとを備え、前記他のクライア
ントマシンにおいて、前記情報の受理に応答して、関連
付けすべきクライアントマシンを特定して記憶するステ
ップを備え、前記関連付けされたクライアントマシンの
うち、何れかのクライアントマシンにおいて、ブラウザ
により他のコンテンツ閲覧のための他のアクセスがなさ
れた場合に、前記関連付けされた他のクライアントマシ
ンに、他のアクセス先へのリンクを依頼するステップと
を備え、前記他のクライアントマシンにおいて、キャラ
クタレイヤー制御ソフトウェアがリンク依頼の受理に応
答して、ブラウザに、前記他のアクセス先へのリンクを
求めるステップを備えている。

【００１９】また、本発明の目的は、クライアントマシ
ンにおいて、ネットワークを利用してコンテンツを取得
して、対応するブラウザレイヤー画像を形成するブラウ
ザを設けるステップと、前記ブラウザレイヤー画像と座
標系が一致し、ユーザの操作にしたがって動作するオブ
ジェクトであるキャラクタを配置可能なキャラクタレイ
ヤー画像を生成し、当該ブラウザレイヤー画像と重ね合
わされた合成画像をユーザに提示するキャラクタレイヤ
ー制御ソフトウェアを設けるステップとを備え、前記キ
ャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前記コン
テンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザからア
クセス先を受理するステップと、他のクライアントマシ
ンとデータを共有するためのデータ領域を確保するステ
ップと、ユーザの操作にしたがって特定された、前記キ
ャラクタの動作を示すデータを、前記データ領域中に反
映させるステップと、前記アクセス先を示すデータおよ
びデータ領域のデータを、他のクライアントマシンに伝
達するとともに、他のクライアントマシンから伝達され
た当該他のクライアントマシンのアクセス先およびデー
タ領域のデータを、前記他のクライアントマシンの何れ
かに伝達するステップと、自己のアクセス先にアクセス
中の他のクライアントマシンを特定するステップと、受
理したアクセス先に基づき、自己のアクセス先にアクセ
ス中の他のクライアントマシンが存在する場合に、前記
他のクライアントマシンにかかるデータ領域のデータに
基づき、自己のデータ領域のデータを更新するステップ
とを備え、これにより、キャラクタレイヤー画像が更新
されることを特徴とするデータ通信方法により達成され
る。

【００２０】また、本発明の目的は、クライアントマシ
ンにおいて、前記ブラウザレイヤー画像と座標系が一致
し、ユーザの操作にしたがって動作するオブジェクトで
あるキャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像を
生成し、当該ブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合
成画像をユーザに提示するキャラクタレイヤー制御ソフ
トウェアを設けるステップを備え、前記キャラクタレイ
ヤー制御ソフトウェアにおいて、ブラウザによるコンテ
ンツを要求するためのアクセスに応答して、当該アクセ
ス先を受理するステップと、前記ユーザの操作があった
場合に、当該操作にしたがったキャラクタの動作を特定
するステップと、前記アクセス先、および、存在する場
合にはキャラクタの動作を示すデータを、ネットワーク
を介して、データ通信管理サーバに伝達するステップと
を備え、当該データ通信管理サーバにおいて、必要な場
合に、ネットワークを介してアクセス先のコンテンツを
取得するステップと、受理したアクセス先にアクセス中
の他のクライアントマシンを特定するステップと、前記
他のクライアントマシンが存在しない場合には、データ
ベース中に、前記アクセス先に関連付けられた所定のデ
ータ領域を確保するステップと、必要に応じて、前記デ
ータ領域中に、前記キャラクタの動作を示すデータを反
映させるステップと、前記データ領域に収容されたデー
タおよびコンテンツのデータを、前記クライアントマシ
ン、および、存在する場合には他のクライアントマシン
に伝達するステップとを備え、前記クライアントマシン
において、前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェア
が、受理したコンテンツのデータをブラウザに伝達する
ステップを備え、少なくとも前記他のクライアントマシ
ンにおいて、伝達されたデータに基づき、キャラクタレ
イヤー画像を更新するステップを備えたことを特徴とす
るデータ通信方法により達成される。

【００２１】好ましい実施態様においては、前記スペー
ス中に、或いは、前記スペースと対応付けて、前記コン
テンツのデータを記憶するステップを備え、前記アクセ
ス先からコンテンツを取得する必要がない場合には、前
記記憶されたコンテンツのデータが前記クライアントマ
シンに伝達される。或いは、前記クライアントマシンに
コンテンツを伝達すべき場合に、前記アクセス先からコ
ンテンツを取得し、取得したコンテンツをクライアント
マシに伝達しても良い。

【００２２】さらに、本発明の目的は、ネットワークを
介してコンテンツを取得し、ブラウザによりコンテンツ
を閲覧可能なクライアントマシンであって、当該ブラウ
ザによるブラウザレイヤー画像と重ね合わせて表示すべ
き、ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、かつ、ユ
ーザの操作にしたがって動作するオブジェクトであるキ
ャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像を生成す
るキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを搭載したクラ
イアントマシンから、前記ネットワークを介してアクセ
ス先を受理するアクセス先受理手段と、前記受理したア
クセス先にアクセス中の他のクライアントマシンを特定
するクライアントマシン特定手段と、前記他のクライア
ントマシンが存在しない場合には、データベース中に、
前記アクセス先に関連付けられた所定のデータ領域を確
保するデータベース管理手段であって、前記クライアン
トマシンから、前記キャラクタの動作に関するデータを
受理した場合に、前記データ領域を更新して、前記キャ
ラクタの動作を示すデータを反映させるデータベース管
理手段と、前記データ領域に収容されたデータを、前記
クライアントマシン、および、存在する場合には他のク
ライアントマシンに伝達するデータ送信手段とを有する
ことを特徴とするデータ通信管理サーバにより達成され
る。

【００２３】好ましい実施態様においては、前記データ
ベース管理手段が、何れかのクライアントマシンからの
要求に応答して、当該クライアントマシンと他のクライ
アントマシンとを関連付け、当該関連付けに関する情報
を記憶し、関連付けされたクライアントマシンのうち、
何れかのクライアントマシンにおいて、ブラウザにより
他のコンテンツ閲覧のための他のアクセスがなされ、こ
れに応答して、当該他のアクセス先が伝達された場合
に、前記データベース管理手段が、関連付けされた他の
クライアントマシンを特定し、前記データ送信手段が、
特定された他のクライアントマシンに、他のアクセス先
へのリンクを依頼するように構成されている。

【００２４】さらに、本発明の目的は、ネットワークを
介してコンテンツを取得し、ブラウザによりコンテンツ
を閲覧可能なクライアントマシンであって、当該ブラウ
ザによるブラウザレイヤー画像と重ね合わせて表示すべ
き、ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、かつ、ユ
ーザの操作にしたがって動作するオブジェクトであるキ
ャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像を生成す
るキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを搭載したクラ
イアントマシンから、前記ネットワークを介してアクセ
ス先を受理するアクセス先受理手段と、必要な場合に、
前記アクセス先からネットワークを介してコンテンツを
取得するコンテンツ取得手段と、前記受理したアクセス
先にアクセス中の他のクライアントマシンを特定するク
ライアントマシン特定手段と、前記他のクライアントマ
シンが存在しない場合には、データベース中に、前記ア
クセス先に関連付けられた所定のデータ領域を確保する
データベース管理手段であって、前記クライアントマシ
ンから、前記キャラクタの動作に関するデータを受理し
た場合に、前記データ領域を更新して、前記キャラクタ
の動作を示すデータを反映させるデータベース管理手段
と、前記データ領域に収容されたデータおよび前記取得
したコンテンツを、前記クライアントマシン、および、
存在する場合には他のクライアントマシンに伝達するデ
ータ送信手段とを有することを特徴とするデータ通信管
理サーバによっても達成される。

【００２５】好ましい実施態様においては、さらに、前
記スペース中に、或いは、前記スペースと対応付けて、
前記コンテンツのデータを記憶する記憶手段を備え、ア
クセス先からコンテンツを取得する必要がない場合に
は、前記記憶されたコンテンツのデータが前記クライア
ントマシンに伝達される。また、本発明の目的は、上記
データ通信管理サーバとネットワークを介してデータ通
信し、当該データ通信によってキャラクタレイヤー画像
を生成するステップを備え、これにより、ブラウザによ
るブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像を生
成することが可能なキャラクタレイヤー制御ソフトウェ
アによっても達成される。

【００２６】別の実施態様においては、クライアントマ
シンにおいて、ネットワークを利用してコンテンツを取
得して、対応するブラウザレイヤー画像を形成するブラ
ウザと重ね合わせて表示されるべき、当該ブラウザレイ
ヤー画像と座標系が一致し、ユーザの操作にしたがって
動作するオブジェクトであるキャラクタを配置可能なキ
ャラクタレイヤー画像を生成するキャラクタレイヤー制
御ソフトウェアは、前記コンテンツを要求するアクセス
の際に、前記ブラウザからアクセス先を受理するステッ
プと、前記アクセス先を示すデータを、ネットワークを
介して、データ通信管理サーバに伝達するステップと、
当該データ通信管理サーバからの、前記アクセス先に基
づき生成された情報の受理に応答して、前記情報が、自
己のアクセス先にアクセス中の他のクライアントマシン
が存在しないことを示す場合には、前記アクセス先に関
連付けられた所定のデータ領域を確保するステップと、
前記情報が、他のクライアントマシンが存在することを
示す場合には、少なくとも、当該他のクライアントマシ
ンのうち、前記データ領域を確保したマスタークライア
ントマシンに、ユーザの操作にしたがって特定された、
前記キャラクタの動作を示すデータを伝達するステップ
と、自己がデータ領域を確保したマスタークライアント
マシンである場合に、前記データ領域中に、前記キャラ
クタの動作を示すデータを反映させるステップと、前記
データ領域中のデータを、マスタークライアントマシン
以外のスレーブクライアントマシンに伝達するステップ
と、自己がスレーブクライアントマシンである場合に
は、伝達されたデータに基づき、キャラクタレイヤー画
像を更新するステップとを備えている。

【００２７】さらに別の実施態様においては、キャラク
タレイヤー制御ソフトウェアは、コンテンツを要求する
アクセスの際に、ブラウザからアクセス先を受理するス
テップと、前記アクセス先を示すデータを、ネットワー
クを介して、データ通信管理サーバに伝達するステップ
と、他のクライアントマシンとデータを共有するための
データ領域を確保するステップと、当該データ通信管理
サーバからの、前記アクセス先に基づき生成された情報
の受理に応答して、前記情報が、自己のアクセス先にア
クセス中の他のクライアントが存在することを示す場合
には、ユーザの操作にしたがって特定された、前記キャ
ラクタの動作を示すデータを、前記他のクライアントマ
シンに伝達するステップとを備え、前記キャラクタの動
作を示すデータを受理した場合に、前記データ領域中
に、前記キャラクタの動作を示すデータを反映させるス
テップを備え、これにより、キャラクタレイヤー画像が
更新されるように構成されている。

【００２８】さらに別の実施態様において、キャラクタ
レイヤー制御ソフトウェアは、コンテンツを要求するア
クセスの際に、ブラウザからアクセス先を受理するステ
ップと、他のクライアントマシンとデータを共有するた
めのデータ領域を確保するステップと、ユーザの操作に
したがって特定された、前記キャラクタの動作を示すデ
ータを、前記データ領域中に反映させるステップと、前
記アクセス先を示すデータおよびデータ領域のデータ
を、他のクライアントマシンに伝達するとともに、他の
クライアントマシンから伝達された当該他のクライアン
トマシンのアクセス先およびデータ領域のデータを、前
記他のクライアントマシンの何れかに伝達するステップ
と、自己のアクセス先にアクセス中の他のクライアント
マシンを特定するステップと、自己のアクセス先にアク
セス中の他のクライアントマシンが存在する場合に、前
記他のクライアントマシンにかかるデータ領域のデータ
に基づき、自己のデータ領域のデータを更新するステッ
プとを備え、これにより、キャラクタレイヤー画像が更
新されるように構成されている。

【００２９】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図１は、本発明の
第１の実施の形態にかかるデータ通信システムの概略構
成を示すブロックダイヤグラムである。図１に示すよう
に、第１の実施の形態にかかるデータ通信システム１０
においては、インターネット１２に、本実施の形態にか
かるキャラクタ表示等を実現するデータ通信管理サーバ
１４が設けられている。データ通信管理サーバ１４はＬ
ＡＮなどによりデータベース（ＤＢ）１５に接続されて
いる。

【００３０】また、インターネット１２には、ユーザが
利用する多数のクライアントマシン１６−１、１６−
２、１６−３、・・・や、コンテンツやサービスを提供
する多数のウェブサーバ１８−１、１８−２、１８−
３、・・・が接続されている。本実施の形態では、ユー
ザがウェブページを閲覧中に、当該ウェブページを同時
に閲覧している他のユーザのキャラクタや自分自身のキ
ャラクタが閲覧中の画面上に表示されるようになってい
る。これを実現するために、各クライアントマシン１６
には、後述するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアが
インストールされている。これは、ブラウザと組み合わ
されて予めインストールされているものでも良いし、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭに収容されたものを読み出すことにより、或
いは、インターネットを介してダウンロードすることに
より、クライアントマシン１６にインストールされるも
のであっても良い。

【００３１】図２は、本実施の形態にかかるクライアン
トマシン１６の構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。図２に示すように、この実施の形態において、クラ
イアントマシン１６には、オペレーティングシステム
（ＯＳ）２２、キャラクタレイヤー制御ソフトウェア２
４、ブラウザ２６、および、インターネット１２との通
信を制御する通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）２８が設け
られている。

【００３２】キャラクタレイヤー制御ソフトウェア２４
は、通信Ｉ／Ｆ２８に送信すべきデータを作成し、或い
は、通信Ｉ／Ｆ２８からのデータを受理するデータ通信
処理部３０と、ユーザによる入力装置（図示せず）の操
作に応答して必要な処理を実行するユーザアクション処
理部３２と、後述するキャラクタレイヤーとして表示す
るための画像を作成するキャラクタレイヤー表示部３４
と、ブラウザから必要な情報を取得する情報取得部３６
とを有している。

【００３３】図３は、本実施の形態にかかるキャラクタ
レイヤーおよびブラウザレイヤーの関係を説明する図で
ある。図３（ａ）に示すように、ユーザのマウス等の操
作によりマウスポインタの位置はＯＳ２２の操作制御部
により検出される（符号３０１参照）。この位置は、キ
ャラクタレイヤー３０２およびブラウザレイヤー３０３
の双方に共通して与えられる（符号３０２照）。すなわ
ち、キャラクタレイヤーとブラウザレイヤーとは、同期
した座標系を有する。図３（ｂ）に示すように、本実施
の形態においては、ユーザが見ることができる画像にお
いては、キャラクタレイヤー３０２およびブラウザレイ
ヤー３０３が重ねあわされて表示される。つまり、ブラ
ウザ２６により取得された、ブラウザレイヤー３０３上
の画像とキャラクタレイヤー３０２上の画像とは座標系
が同期している。

【００３４】後述するように、キャラクタレイヤー３０
２において、各ユーザは、自己を表現するオブジェク
ト、たとえば、人型の人形（本明細書において、これを
「キャラクタ」と称する。）を配置し、これを、マウス
等を操作することにより所望のように移動させ或いは必
要な動作をさせることができる。なお、このオブジェク
トは、２次元的なものであっても良いし、ポリゴンの組
み合わせによる３次元演算に基づくものであっても良
い。また、キーボードを用いて入力した文字列（文章）
を、キャラクタレイヤーにて表示することができる。

【００３５】図４は、本実施の形態にかかるデータ通信
管理サーバ２４の構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。図４に示すように、インターネットを介する通信を
制御する通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）４０と、ユーザ
およびユーザがアクセスしているサイトのＵＲＬ等を特
定するユーザ／アクセスサイト特定処理部４２と、ユー
ザのアクセスに応答して、後述するスペースを確保する
割り当て処理部４４と、ユーザがクライアントマシン１
６を操作することにより伝達された情報に基づく応答処
理を実行するユーザ／アクセス応答処理部４６とを備え
ている。

【００３６】データ通信管理サーバ２４に接続されたキ
ャラクタレイヤーＤＢ１５には、各々が同じサイトをア
クセスしている一群のユーザのために割り当てられたス
ペース（たとえば、符号６０１参照）が設けられてい
る。このスペースの各々には、後述するように、同一の
ウェブサーバにアクセスしている（ウェブページを閲覧
している）ユーザに関する情報、当該ユーザのキャラク
タレイヤーの各々に表示されるべき、共通の画像などを
示すデータが記憶される。また、ユーザが入力した文字
列は、画像として記憶されていても良いし、表示すべき
画像中の位置と関連付けて文字列（テキスト）としてス
ペース中に記憶されても良い。

【００３７】このように構成されたデータ通信システム
１０における処理手順につき図５ないし図７を参照して
説明を加える。本実施の形態においては、あるウェブサ
ーバ中のウェブページをアクセスしているクライアント
マシンの各々が、キャラクタレイヤーＤＢ１５に確保さ
れたスペース中のデータを受理して、当該データに基づ
く画像を、キャラクタレイヤー画像として生成するよう
に構成されている。図３を参照して説明したように、キ
ャラクタレイヤー３０２はブラウザレイヤー３０３と重
ねあわされて表示される。したがって、ユーザは、ウェ
ブサーバとのアクセスにより得られたウェブコンテンツ
の画像とキャラクタレイヤーの画像との合成画像を見る
ことができる。

【００３８】図５に示すように、クライアントマシン１
６のブラウザ２６が、あるウェブサーバ（この場合に
は、ウェブサーバ「Ａ」１８−１）にアクセスすると
（ステップ５０１）、これに応答して、ウェブサーバ
「Ａ」１８−１からウェブコンテンツが伝達される（ス
テップ５０４）。これにより、ブラウザ２６によりブラ
ウザレイヤー３０３の画像（ブラウザレイヤー画像）が
生成される（ステップ５０５）。その一方、ブラウザに
よりアクセスされているＩＰアドレスなど、アクセス先
を特定する情報は、キャラクタレイヤー制御ソフトウェ
ア２４に伝達される（ステップ５０２）。キャラクタレ
イヤー制御ソフトウェア２４は、クライアントマシン１
６を示す情報と上記ＩＰアドレスとを含むデータを、デ
ータ通信管理サーバ１４に伝達する（ステップ５０
３）。

【００３９】通信管理サーバ１４のユーザ／アクセスサ
イト特定処理部４２は、データ送信元となるクライアン
トマシン１６および当該クライアントマシン１６がアク
セスしているサイトのＩＰアドレスを特定し、次いで、
割り当て処理部４４が、キャラクタレイヤーＤＢ１５を
検索して、当該ＩＰアドレスが付与されたスペースがあ
るか否かを判断する（ステップ５０６）。

【００４０】図６は、第１の実施の形態にかかるスペー
スおよびその割り当てを説明するための図である。図６
（ａ）に示すように、クライアントマシン「ａ」１６−
１が、アドレス「××」のウェブページにアクセスして
いる際に、当該アドレス「××」を用いた問い合わせが
データ通信管理サーバ１４になされる（ステップ５０３
参照）。キャラクタレイヤーＤＢ１５においては多数の
スペースが確保できるようになっている。たとえば、ア
ドレス「○○」に関するスペース６０１およびアドレス
「△△」に関するスペース６０２が確保され、残りの領
域については空きのスペース６０３、６０４、・・・と
なっていると考える。この場合に、割り当て処理部４４
による検索処理（ステップ５０６）において、問い合わ
せにかかるアドレス「××」に関するスペースは割り当
てられていないと判断される。

【００４１】したがって、図５のステップ５０７におい
て、割り当て処理部４４は割り当て済みでない（つまり
ノー(No)）と判断して、スペース割り当て処理を実行す
る（ステップ５０８）。スペース割り当て処理は、空き
となっているスペースを、特定のアドレス用として関連
付けることをいう。これにより、図６（ｂ）に示すよう
に、キャラクタレイヤーＤＢ１５中に、あるウェブペー
ジのアドレス（たとえば、アドレス「××」）に関する
スペース（この場合には６０３）が確保される。

【００４２】割り当てが終了する場合、或いは、予め割
り当てられたスペースが存在する場合に、当該スペース
に関するデータが、クライアントマシン１６のキャラク
タレイヤー制御ソフトウェア２４に伝達される（ステッ
プ５０９）。キャラクタレイヤー制御ソフトウェア２４
は、受理したデータに基づき、キャラクタレイヤー３０
２の画像（キャラクタレイヤー画像）を生成する。ブラ
ウザレイヤー画像およびキャラクタレイヤー画像からな
る合成画像が生成され、これがクライアントマシン１６
の表示装置の画面上に表示される（ステップ５１１）。

【００４３】たとえば、図６（ｂ）に示す状態で、他の
クライアントマシン「ｂ」１６−２が、クライアントマ
シン「ａ」１６−１がアクセスしている、アドレス××
にアクセスした場合には、図７（ａ）に示すように、ク
ライアントマシン「ｂ」１６−２からアドレス「××」
に関するスペースの問い合わせが、データ通信管理サー
バ１４に伝達される。

【００４４】割り当て処理部４４は、キャラクタレイヤ
ーＤＢ１５を検索して、アドレス「××」に関するスペ
ースが既に確保されているか否かを判断する。この場合
には、スペース６０３が既に確保されているので、図７
（ｂ）に示すように、当該ステップ６０３に関するデー
タが、クライアントマシン「ｂ」１６−２のキャラクタ
レイヤー制御ソフトウェア２４に伝達される。これによ
り、クライアントマシン「ｂ」１６−２においては、ブ
ラウザレイヤー画像およびキャラクタレイヤー画像の合
成画像が生成され、これが表示装置の画面上に表示され
る。クライアントマシン１６のキャラクタレイヤー制御
ソフトウェア２４においては、ユーザの入力装置の操作
にしたがって、キャラクタを生み出し、キャラクタの容
姿を所望のようにカスタマイズすることができる。ま
た、マウスの移動によりキャラクタを移動させることが
できる。これらに伴う処理について、図８および図９を
参照して説明を加える。

【００４５】図８の処理手順においては、まずクライア
ントマシン「ａ」１６−１においてユーザの何らかの動
作があり、これがデータ通信管理サーバ１４を介して、
同じウェブサーバにアクセスして同じウェブページを閲
覧中の他のユーザのクライアントマシン「ｂ」１６−２
に、必要なデータが伝達されている。図８に示すよう
に、ユーザがマウス等を操作して、キャラクタレイヤー
に関する何らかのアクション（たとえばキャラクタの移
動、動作）を入力すると（ステップ８０１）、ユーザア
クション処理部３２がこれを検出する。当該アクション
に関するデータ（ユーザアクションデータ）は、データ
送信処理部３０およびクライアントマシン１６の通信Ｉ
／Ｆ２８を介して、通信管理サーバ１４に伝達される
（ステップ８０２）。また、クライアントマシン「ａ」
１６−１のキャラクタレイヤー表示部３４は、ユーザア
クションにしたがって表示すべきキャラクタレイヤー画
像を更新する（ステップ８０３）。これにより、更新さ
れたキャラクタレイヤー画像とブラウザレイヤー画像と
が合成されて、表示装置の画面上にＢ表示される。

【００４６】通信管理サーバ１４のユーザ／アクセスサ
イト特定処理部４２は、データを送信してきたクライア
ントマシン（この場合、クライアントマシン「ａ」１６
−１）を特定して、当該クライアントマシン「ａ」１６
−１がアクセスしているＩＰアドレスを特定し、これに
より、キャラクタレイヤーＤＢ１５中に割り当てられた
スペースを特定する（ステップ８０４）。次いで、ユー
ザ／アクセス応答処理部４６は、ユーザアクションデー
タに基づいて、関連するスペース中のデータを更新する
（ステップ８０５）。ここで、スペース中において更新
されたデータに基づく画像は、クライアントマシン
「ａ」１６−１におけるキャラクタレイヤー画像と同一
のものとなる。

【００４７】次いで、ユーザ／アクセス応答処理部４６
は、スペース中のデータを参照して、同じウェブサーバ
にアクセスしている（同じウェブコンテンツを閲覧して
いる）他のユーザを特定し、当該他のユーザのクライア
ントマシン（たとえば、クライアントマシン「ｂ」１６
−２）に、スペースに関するデータを伝達する（ステッ
プ８０７、８０８）。スペースに関するデータを受理し
たクライアントマシン（たとえばクライアントマシン
「ｂ」１６−２）のキャラクタレイヤー制御ソフトウェ
ア２４では、キャラクタレイヤー表示部３４などが、必
要なデータやキャラクタレイヤー画像を更新する（ステ
ップ８０９、８１０）。これにより、他のクライアント
マシンの表示装置の画面上においても、キャラクタレイ
ヤー画像とブラウザレイヤー画像との合成画像を表示す
ることが可能となる。

【００４８】図９は、本実施の形態にかかるキャラクタ
レイヤー画像、ブラウザレイヤー画像およびこれらの合
成画像の一例を示す図である。図９（ａ）に示すよう
に、キャラクタレイヤー画像９０１においては、同一の
ウェブコンテンツを閲覧しているユーザのキャラクタ
（たとえば符号９０２、９０３参照）が配置されるとと
もに、各キャラクタに対応するユーザの入力した文章
（文字列）が、当該キャラクタに隣接して配置される。
あるユーザがマウス等を操作して、キャラクタ９０２を
移動させれば、図８に示す処理により、当該ユーザおよ
び他のユーザのキャラクタレイヤー画像においてキャラ
クタ９０２が、ユーザのマウス操作にしたがって移動す
る。また、あるユーザがキーボードを操作して所定の文
章（文字列）を入力すれば、当該ユーザおよび他のユー
ザのキャラクタレイヤー画像において、キャラクタ９０
２に隣接して入力された文章（文字列）を表示すること
ができる。

【００４９】クライアントマシン１６の表示装置の画面
上においては、キャラクタレイヤー画像９０１および図
９（ｂ）に示すブラウザレイヤー画像９１１が合成され
た合成画像９２１が表示される（図９（ｃ）参照）。ユ
ーザは合成画像９２１を見ることになるため、あたか
も、ウェブコンテンツ中に、自分およびアクセス中の他
のユーザのキャラクタが登場し、これが移動ないし動作
し、或いは、キャラクタ同士が会話をするような状況を
作り出すことが可能となる。

【００５０】上記キャラクタのカスタマイズや文字列の
入力につき簡単に説明を加える。本実施の形態において
は、キャラクタにユーザが好みの色彩を施し、或いは、
好みの衣裳を着せたりすることができる。これも、図８
と略等しい処理により実現することができる。たとえ
ば、ユーザコマンドが、キャラクタの色彩の設定や衣裳
の設定を示すものとすれば、データ通信管理サーバ１４
は、これに応答して、色彩や衣裳を設定するためのメニ
ューを、クライアントマシン１６に対して通信すれば良
い。クライアントマシン１６において選択された色彩や
衣裳を設定する情報は、データ通信管理サーバ１４に伝
達される。

【００５１】データ通信管理サーバ１４は、クライアン
トマシン１６により設定された情報にしたがって、対応
するキャラクタに色彩や衣裳を付加するように、スペー
ス中の画像等を更新する。更新されたデータが、他のユ
ーザにも伝達されることにより、他のユーザのクライア
ントマシン１６において、キャラクタレイヤー画像が更
新される。これにより、他のユーザも、色彩や衣裳が設
定された、カスタマイズされたキャラクタを見ることが
可能となる。また、ユーザの動作も、たとえば、「指差
す」、「うなずく」、「探す」など、ユーザが必要と思
われるものを、データ通信管理サーバ１４の側において
予め用意し、ユーザアクションにより特定されたものに
したがって、キャラクタレイヤー中のキャラクタの形状
等を変更するように構成しても良い。

【００５２】本実施の形態によれば、ウェブブラウザに
より閲覧しているコンテンツ画像中に、ユーザ自身の分
身といえるキャラクタを登場させ、これを所望のように
動作させることができる。さらに、このキャラクタを、
同じコンテンツを閲覧している他のユーザに見せること
も可能となる。すなわち、同じコンテンツを閲覧してい
るユーザ同士が、それぞれのキャラクタが登場している
画像を共有し、これらの中でキャラクタを動作させるこ
とで、ユーザ相互のコミュニケーションを図ることが可
能となる。

【００５３】また、必要に応じて、チャットのようにユ
ーザは文章を入力し、これをブラウザ上にキャラクタに
隣接して表示させることで、キャラクタの発言とするこ
とができる。これにより、よりリアルなユーザ相互のコ
ミュニケーションを図ることができる。さらに、本実施
の形態によれば、クライアントコンピュータ１６におい
て、ブラウザと協働するキャラクタレイヤー制御ソフト
ウェアにより、上記ユーザ相互のコミュニケーションを
実現している。したがって、ウェブコンテンツ自体に何
ら手を加える必要がない。

【００５４】次に、本実施の形態にかかるデータ通信シ
ステムにおける他の機能の一例につき説明を加える。こ
こでは、複数のユーザが関連付けられることにより、あ
るユーザが、あるウェブページから他のウェブページに
リンクした際に、これに伴って、他のユーザも当該他の
ウェブサイトにリンクすることができる。図１０は、関
連付けられたユーザが略同時に、あるウェブページから
他のウェブページにリンクする際の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図１０に示すように、複数のクライ
アントマシン（この場合にはクライアントマシン「ａ」
１６−１およびクライアント「ｂ」１６−２）のブラウ
ザ２６により、ウェブサーバ「Ａ」１８−１がアクセス
されていると考える。

【００５５】ここで、クライアントマシン「ｂ」１６−
２のユーザ（「ユーザｂ」と称する。）が、クライアン
トマシン「ａ」１６−１のユーザ（「ユーザａ」と称す
る）をツアーコンダクターとして、ユーザａのリンク先
に自分も移動したい場合を考える。このような場合に
は、ユーザｂは、クライアントマシン「ｂ」１６−２の
入力装置を操作して、ユーザａに対する関連付け依頼を
入力する（ステップ１００３）。

【００５６】関連付け依頼は、クライアントマシン
「ｂ」からデータ通信管理サーバ１４を介して、クライ
アントマシン「ａ」のキャラクタレイヤー制御ソフトウ
ェア２４に伝達される（ステップ１００４、１００
５）。ユーザａがツアーコンダクターになることを了解
した場合には、入力された、了解を示す情報（関連付け
受諾情報）が、通信管理サーバ１４を介して、クライア
ントマシン「ｂ」のキャラクタレイヤー制御ソフトウェ
ア２４に伝達される（ステップ１００６〜１００８）。

【００５７】データ通信管理サーバ１４のユーザ／アク
セス応答処理部４６は、関連付け情報（ツアーコンダク
ターとなるユーザａ、これに関連付けられたユーザｂを
示す情報など）を記憶する（ステップ１００９）。ま
た、ユーザ／アクセス応答処理部４６は、上記ユーザａ
およびユーザｂが閲覧しているウェブコンテンツのため
に確保されたスペース中のデータを更新する（ステップ
１０１０）。更新されたスペースに関するデータは、同
じウェブページを閲覧しているユーザのクライアントマ
シン（この場合には、クライアントマシン「ａ」１６−
１およびクライアントマシン「ｂ」１６−２）に伝達さ
れる（ステップ１０１１、１０１２）。クライアントマ
シン１６のそれぞれにおいては、キャラクタレイヤーの
画像を更新し（ステップ１０１３、１０１５）、ブラウ
ザレイヤー画像との合成画像を生成して表示する（ステ
ップ１０１４、１０１６）。

【００５８】この実施の形態において、上記関連付けを
示すために、キャラクタレイヤー画像において関連付け
されたキャラクタの間を「紐」で結ばれている。図１１
（ａ）は、複数のキャラクタが関連付けられたときの合
成画像の例を示す図である。図１１（ａ）に示すよう
に、合成画像１１０１においては、ツアーコンダクター
となるキャラクタ１１０２と、他の関連付けられたキャ
ラクタ（たとえば符号１１０３）が、「紐」のようなも
の（たとえば符号１１０４参照）にて結ばれている。上
記ステップ１０１０におけるスペース中のデータ更新に
は、キャラクタレイヤーにて生成すべき画像において、
関連付けられたキャラクタ同士を紐で結ぶような画像が
得られるようにする処理が含まれる。

【００５９】図１１（ａ）に示す状態で、ツアーコンダ
クターとなるキャラクタ１１０２が、リンク１１０５を
オンした場合を考える。図１２は、このようにツアーコ
ンダクターによる他のサイトへのリンクの際に実行され
る処理手順を示すフローチャートである。図１１（ａ）
に示すように、ユーザａの操作により、ウェブサーバ
「Ａ」にアクセスしていたクライアントマシン「ａ」
が、他のウェブサーバ「Ｂ」にアクセスしようとすると
（ステップ１２０１、１２０２）、新たなアクセス先を
示すＩＰアドレス等がブラウザ２６からキャラクタレイ
ヤー制御ソフトウェア２４を介してデータ通信管理サー
バ１４に伝達される（ステップ１２０３、１２０４）。

【００６０】データ通信管理サーバ１４のユーザ／アク
セス応答処理部４６は、キャラクタレイヤーＤＢ１５を
検索して、ユーザａに関する関連付け情報を見出す（ス
テップ１２０５）。次いで、ユーザａに関連付けされた
他のユーザ（たとえばユーザｂ）が特定される（ステッ
プ１２０６）。これにより、ユーザａに関連付けられた
他のユーザに対して、ユーザａがリンクしたウェブペー
ジのＩＰアドレスおよびブラウザへのアクセス依頼が伝
達される（ステップ１２０７、１２０８）。他のユーザ
のクライアントマシン（たとえばクライアントマシン
「ｂ」１６−２）のキャラクタレイヤー制御ソフトウェ
ア２４は、ブラウザ２６に対して、ＩＰアドレスと当該
ＩＰアドレスへのアクセス依頼を出力する（ステップ１
２０９）。ブラウザ２６はこれに応答して、必要なＵＲ
Ｌアクセスを実行する（ステップ１２１０）。このよう
にして、実際にリンクを指定したクライアントマシン
「ａ」１６−１（ツアーコンダクターであるユーザａの
クライアントマシン）および関連付けされた他のクライ
アントマシン「ｂ」１６−２のそれぞれのブラウザ２６
に、ウェブコンテンツが伝達され（ステップ１２１５、
１２１７）、ブラウザ２６が、ブラウザレイヤー画像を
生成する（ステップ１２１６、１２１８）。

【００６１】その一方、データ通信管理サーバ１４にお
いては、図４のステップ４０６〜４０８に対応する処理
が実行される（ステップ１２１１）。すなわち、クライ
アントマシン「ａ」１６−１等によりリンク先に関する
スペースが既に確保されているか否かが判断され、必要
な場合に、新たなスペースが確保される。

【００６２】割り当てスペースのデータは、クライアン
トマシン「ａ」１６−１、クライアントマシン「ｂ」１
６−２をはじめ、当該ウェブページを閲覧している他の
クライアントマシンにも伝達される（ステップ１２１２
〜１２１４）。このようにして、クライアントマシン
「ａ」１６−１および他のクライアントマシン「ｂ」１
６−２において、それぞれ、キャラクタレイヤー画像が
生成され（ステップ１２１９、１２２１）、ブラウザレ
イヤー画像と合成されて合成画像が表示装置の画面上に
表示される（ステップ１２２０、１２２２）。

【００６３】図１１（ａ）において、ツアーコンダクタ
ーに対応するキャラクタ１１０２が、リンク１１０５を
クリックすると、これにより、図１１（ｂ）に示すよう
に、関連付けられたキャラクタを含むキャラクタレイヤ
ー画像と、リンク先のウェブコンテンツからなるブラウ
ザレイヤー画像との合成画像１１１０が、表示装置の画
面上に表示される。このように、この機能によれば、あ
るユーザがツアーコンダクターとなり、他のユーザを他
のサイトに「連れて行く」ことが可能となる。その一
方、他のユーザの立場からは、ツアーコンダクターとな
るユーザに「ぶら下がる」ことにより、何の能動的な操
作なく、ウェブページを閲覧するような「プッシュ閲
覧」が可能となる。たとえば、これを多数のユーザ間で
実現すれば、「ウェブ上のツアー」を実現することが可
能となる。

【００６４】本発明にかかるデータ通信システムは、上
記「ウェブ上のツアー」のほか、以下の述べるように利
用することが可能である。 Ｉ．ウェブブラウジング （１）あるウェブページを訪問した際に、当該ウェブペ
ージに（実際には、ウェブページに関連して割り当てら
れたキャラクタレイヤーのスペースに）存在するキャラ
クタを操作する他のユーザとの間で、直接的なコミュニ
ケートが可能となる。このコミュニケートも可視的なキ
ャラクタを介したものであるので、より円滑になすこと
が可能となる。 （２）たとえば、キャラクタを操作するユーザの一人が
ウェブマスタであれば、当該ウェブマスタからサイトの
案内をしてもらうこともできる。

【００６５】II．検索・情報の取得 （１）検索エンジンのウェブサイトにおいては、ユーザ
自らが検索語を選択する必要があるが、他のユーザに直
接コンタクトをとって、検索語を選んでもらい或いは必
要な助言を得ることが可能となる。 （２）検索エンジンのウェブサイト以外でも、当該サイ
トのコンテンツについて、そこに位置している（それを
閲覧している）他のユーザに、コンテンツの内容を説明
してもらうことができる。

【００６６】III．オンラインショッピング 本発明の手法をオンラインショッピングに適用すること
も可能である。この場合には、店員がウェブページにア
クセスしておくことで、店員のキャラクタをサイトに配
置しておくことができる。これにより、顧客は、店員か
ら直接コンタクトして商品を購入することが可能とな
る。 IV．その他 また、本発明を、電子会議、ゲームなどに応用すること
もできる。また、キャラクタをウェブ上に出現させるこ
とにより、キャラクタを介して、一般社会と略同様なウ
ェブ上の世界を構築することが可能となる。

【００６７】次に、本発明の第２の実施の形態につき説
明を加える。第１の実施の形態においては、データ通信
管理サーバ１４が、ユーザがアクセスしているウェブペ
ージに関連するスペースを保持し、これを管理し、か
つ、ユーザ間のデータ通信を仲介している。第２の実施
の形態においては、この一部をユーザのクライアントマ
シンが肩代わりしている。第２の実施の形態にかかるデ
ータ通信システムの概略は図１に示すものと略同様であ
る。しかしながら、第２の実施の形態においては、デー
タ通信管理サーバ１４にはキャラクタレイヤーＤＢが接
続されていない。ウェブページに関連したスペースは、
何れかのクライアントマシン１６中に設けられる。

【００６８】図１３は、第２の実施の形態にかかるデー
タ通信システムにおけるデータ通信手順の概略を示す図
である。図１３（ａ）に示すように、クライアントマシ
ン「ａ」１６−１およびクライアントマシン「ｂ」１６
−２が、ウェブサーバ「Ａ」１８−１にアクセス中であ
り、かつ、クライアントマシン「ｃ」１６−３は、ウェ
ブサーバ「Ｃ」１８−２にアクセス中であると考える
（符号１３０１〜１３０３参照）。ここでは、クライア
ントマシン「ａ」１６−１およびクライアントマシン
「ｂ」１６−２のキャラクタレイヤー制御ソフトウェア
（図１３においては図示せず）は、それぞれ、ウェブサ
ーバ「Ａ」１８−１にアクセス中であることを、データ
通信管理サーバ１１４に通知する（符号１３１１、１３
１２参照）。その一方、クライアントマシン「ｃ」１６
−３のキャラクタレイヤー制御ソフトウェア（図示せ
ず）は、ウェブサーバ「Ｂ」１８−２にアクセス中であ
ることをデータ通信管理サーバ１１４に通知する（符号
１３１３参照）。

【００６９】データ通信管理サーバ１１４は、各ユーザ
のクライアントマシン１６によるアクセス状況を監視
し、同一のサーバをアクセスしている（ウェブページを
閲覧している）ユーザの組を作り出し、各クライアント
マシン１６に対して、データ通信すべき他のユーザを示
す情報を伝達する。図１３（ｂ）においては、通信管理
サーバ１１４からクライアントマシン「ａ」１６−１に
対して、クライアントマシン「ｂ」１６−２との通信を
すべき旨の依頼が伝達され、クライアントマシン「ｂ」
１６−２に対して、クライアントマシン「ａ」１６−１
との通信をすべき旨の依頼が伝達される（符号１３２
１、１３２２参照）。その一方、他のユーザがアクセス
していないウェブサーバをアクセスしているクライアン
トマシン「ｃ」１６−３については、データ通信をすべ
き他のユーザが存在しないこと、つまり、単独のアクセ
スであることを示す情報が伝達される（符号１３２３参
照）。

【００７０】図１４および図１５は、第２の実施の形態
にかかるデータ通信の処理手順を示すフローチャートで
ある。図１４において、ステップ１４０１〜１４０４
は、図５のステップ５０１〜５０４にそれぞれ対応す
る。データ通信管理サーバ１１４は、伝達されたＩＰア
ドレスにしたがって当該ＩＰアドレスをもつウェブサー
バにアクセスしている他のユーザを検索する（ステップ
１４０６）。他のユーザが存在する場合（ステップ１４
０７にてイエス(Yes)）については後述する。他のユー
ザが存在しない場合（ステップ１４０７にてノー(No)）
には、単独のアクセスである通知が、クライアントマシ
ン「ａ」１６−１のキャラクタレイヤー制御ソフトウェ
ア２４に伝達される（ステップ１４０８）。

【００７１】クライアントマシン「ａ」１６−１のキャ
ラクタレイヤー制御ソフトウェア２４は、キャラクタレ
イヤー用のスペースを確保し（ステップ１４０９）、必
要に応じて（たとえば自己を示すキャラクタを表示すべ
き場合など）、キャラクタレイヤー画像を生成する（ス
テップ１４１０）。これにより、ブラウザレイヤー画像
との合成画像が表示装置の画面上に表示される（ステッ
プ１４１１）。

【００７２】検索にかかるＩＰアドレスをもつウェブサ
ーバを他のユーザがアクセスしている状態である場合の
処理につき図１５を参照して説明する。図１５におい
て、ステップ１５０１〜１５０７は、図１４のステップ
１４０１〜１４０７と同様である。他のユーザが存在す
る場合（ステップ１４０７にてイエス(Yes)）には、ア
クセス中の他のユーザに関するユーザ情報が生成される
（ステップ１５０８）。これらは、クライアントマシン
（この場合にはクライアントマシン「ｂ」１６−２）に
通知される（ステップ１５０９）とともに、前記ＩＰア
ドレスをもつウェブサーバにアクセス中の他のユーザに
もユーザ情報が伝達される（ステップ１５１０）。

【００７３】クライアントマシン「ｂ」１６−２のキャ
ラクタレイヤー制御ソフトウェア２４においては、伝達
されたユーザ情報に基づく送受信処理が実行される（ス
テップ１５１１）。図１６は、上記送受信処理をより詳
細に示すフローチャートである。キャラクタレイヤー制
御ソフトウェア２４は、まず、ユーザ情報に基づき、ス
ペースを確保している他のユーザを特定し（ステップ１
６０１）、次いで、当該他のユーザのクライアントマシ
ンにスペースに関するデータの送信を依頼する（ステッ
プ１６０２）。上記スペースを確保しているクライアン
トマシンからスペースに関するデータを受理することで
（ステップ１６０３）、送受信処理は終了する。

【００７４】クライアントマシン「ｂ」１６−２は、受
理したスペースに関するデータに基づきキャラクタレイ
ヤー画像を生成し（ステップ１５１２）、これとブラウ
ザレイヤー画像との合成画像を表示装置の画面上に表示
する（ステップ１５１３）。図１３〜図１６の処理によ
り、特定のクライアントマシンがスペースを保有し、同
じウェブサーバにアクセス中の他のクライアントマシン
が、当該特定のクライアントマシンからスペースに関す
るデータを受けるようになる。図１７（ａ）は、第２の
実施の形態にかかるスペースおよびキャラクタレイヤー
制御ソフトウェアの関係を説明するための図である。図
１７（ａ）の例では、クライアントマシン「ｂ」１６−
２が、ウェブサーバに最初にアクセスした（つまり、ア
クセス時に他のユーザが存在していなかった）ため、ス
ペース１７０１が確保されている（図１４の処理参
照）、その一方、クライアントマシン「ａ」１６−１お
よびクライアントマシン「ｎ」１６−ｎは、クライアン
トマシン「ｂ」１６−２によるアクセス以降にアクセス
しているため、スペースは確保されていない。スペース
のデータは、各クライアントマシンのキャラクタレイヤ
ー制御ソフトウェアに伝達される（符号１７０１〜１７
０３参照）。これにより、各クライアントマシンにおい
て、共通したキャラクタレイヤー画像を得ることが可能
となる。

【００７５】次に、本発明の第３の実施の形態につき説
明を加える。第２の実施の形態においては、最初にウェ
ブサーバにアクセスしたユーザがスペースを確保してい
るが、第３の実施の形態においては、各ユーザがスペー
スを確保し、スペースのデータを相互に通信することに
より、データの共有を可能としている。図１７（ｂ）
は、第３の実施の形態にかかるスペースおよびキャラク
タレイヤー制御ソフトウェアの関係を説明するための図
である。

【００７６】この実施の形態においても、同じウェブサ
ーバにアクセスしているユーザに関する情報（ユーザ情
報）がデータ通信管理サーバ１１４から与えられる点
は、第２の実施の形態と同様である。第3の実施の形態
においては、ユーザ情報を受理した後に、クライアント
マシン１６−１、１６−２および１６−ｎがスペース
（符号１７１１−１、１７１１−２、１７１１−ｎ）を
確保して、スペース間でデータを授受する（符号１７１
５〜１５１７参照）。これにより、各スペース１７１１
−１、１７１１−２および１７１１−ｎ中の情報が略一
致するようにする。

【００７７】各スペース１７１１−１、１７１１−２お
よび１７１１−ｎ中の情報は、クライアントマシン
「ａ」１６−１、クライアントマシン「ｂ」１６−２お
よびクライアントマシン「ｎ」１６−ｎのキャラクタレ
イヤー制御ソフトウェア２４−１、２４−２および２４
−ｎにそれぞれ伝達される（符号１７１２〜１７１４参
照）。これにより、同じウェブページを閲覧しているユ
ーザに対して、共通したキャラクタレイヤー画像を表示
させることが可能となる。

【００７８】次に、本発明の第４の実施の形態につき説
明を加える。第２の実施の形態および第3の実施の形態
においては、データ通信管理サーバ１１４が設けられ、
これが、同一のウェブサーバにアクセスしている（同一
のウェブページを閲覧している）ユーザに関する情報
を、各クライアントマシンに伝達していたが、第4の実
施の形態においては、データ通信管理サーバを設けるこ
となく、クライアントマシン相互の通信により、キャラ
クタレイヤー画像の生成を実現している。

【００７９】図１８は、第4の実施の形態にかかるデー
タ通信システムにおける通信の概略を示す図である。こ
の実施の形態において、クライアントマシン「ａ」１６
−１がウェブサーバ「Ａ」１８−１にアクセスして、ウ
ェブコンテンツを閲覧すると、キャラクタレイヤー制御
ソフトウェア２６は、クライアントマシン「ａ」１６−
１がウェブサーバ「Ａ」１８−１にアクセスしているこ
と（自己のアクセス情報）を他のユーザに通知する（た
とえば符号１８０４参照）。同様に、ウェブサーバ
「Ａ」１８−１とアクセスしているクライアントマシン
「ｂ」１６−２、および、ウェブサーバ「Ｂ」１８−３
とアクセスしているクライアントマシン「ｃ」１６−３
は、それぞれ、自分が、ウェブサーバ「Ａ」１８−１、
ウェブサーバ「Ｃ」１８−２とアクセスしていること
（アクセス情報）を他のユーザに通知する（たとえば符
号１８０７、１８１２参照）。

【００８０】さらに、クライアントマシン１６−１、１
６−２および１６−３の各々は、受理した他のクライア
ントマシンからのアクセス情報を受理して、これを他の
クライアントマシンに転送している（図１８の符号１８
０５、１８０６、１８０８〜１８１１参照）。これによ
り、各クライアントマシンにおいて、どのクライアント
マシンがどのウェブサーバにアクセスしているかを把握
することができる。したがって、クライアントマシン１
６のキャラクタレイヤー制御ソフトウェア２４は、自己
がアクセスしているウェブサーバと同一のものをアクセ
スしている他のクライアントマシンとのデータ通信をな
すことが可能となる。また、第4の実施の形態において
は、図１７（ｂ）に示すように、各クライアントマシン
がスペースを保持するのが望ましい。クライアントマシ
ン相互のデータ通信により、スペース中のデータを略共
有することが可能となる。

【００８１】次に、本発明の第５の実施の形態につき説
明を加える。第１の実施の形態においては、ウェブブラ
ウザによるウェブサーバへのアクセス、および、キャラ
クタレイヤー制御ソフトウェアによるデータ通信管理サ
ーバとのアクセスによりブラウザレイヤーの画像とキャ
ラクタレイヤーの画像との合成を実現していた。第５の
実施の形態においては、これらをデータ通信管理サーバ
が一元的に実現するような構成となっている。

【００８２】図１９は、第１の実施の形態にかかるデー
タ通信を概略的に示す図、図２０は、第５の実施の形態
にかかるデータ通信を概略的に示す図である。図１９に
示すように、第１の実施の形態においては、クライアン
トマシン１６−１、１６−２のそれぞれのブラウザ２６
から、ウェブサーバ１８へのアクセス（符号１９０１−
１、１９０１−２参照）に応答して、ウェブサーバ１８
からウェブコンテンツが送信されている（符号１９０２
−１、１９０２−２参照）。

【００８３】その一方、クライアントマシン１６−１、
１６−２のそれぞれのキャラクタレイヤー制御ソフトウ
ェア２４から、アクセス中のウェブページのＩＰアドレ
スがデータ通信管理サーバに伝達されている（符号１９
０３−１、１９０３−２参照）。また、キャラクタレイ
ヤー上のキャラクタの挙動（ユーザによるキャラクタの
操作等）に応答して、これを示すデータがデータ通信管
理サーバ１４に伝達されている（符号１９０４−１、１
９０４−２参照）。データ通信管理サーバ１４は、伝達
されたＩＰアドレスに基づくスペースを見つけ出し、上
記キャラクタの挙動にしたがってスペース中のデータを
更新するとともに、当該スペースのデータを、クライア
ントマシン１６−１、１６−２に、それぞれ伝達してい
る（符号１９０５−１、１９０５−２参照）。

【００８４】これに対して、第５の実施の形態において
は、クライアントマシン１１６−１、１１６−２からウ
ェブサーバ１８へのアクセスを、データ通信管理サーバ
２１４を介して行うように構成されている。より詳細に
は、図２０に示すように、クライアントマシン１１６−
１、１１６−２から、データ通信管理サーバ２１４に、
閲覧を希望するウェブページのＩＰアドレスを通知する
と（符号２００１−１、２００１−２参照）、必要な場
合に、データ通信管理サーバ２１４は、ウェブサーバに
アクセスして（符号２００２参照）、所定のコンテンツ
を取得する（ステップ２００３）。取得されたコンテン
ツは、クライアントマシン１１６−１、１１６−２にそ
れぞれ伝達される（符号２００４−１、２００４−２参
照）。

【００８５】その一方、キャラクタレイヤーに関する動
作は、第１の実施の形態と略同様である。たとえば、キ
ャラクタレイヤー上のキャラクタの挙動（ユーザによる
キャラクタの操作等）に応答して、これを示すデータが
データ通信管理サーバ２１４に伝達される（符号２００
５−１、２００５−２参照）。データ通信管理サーバ２
１４は、ＩＰアドレスに基づくスペースを見つけ出し、
上記キャラクタの挙動にしたがってスペース中のデータ
を更新するとともに、当該スペースのデータを、クライ
アントマシン１１６−１、１１６−２に、それぞれ伝達
している（符号２００６−１、２００６−２参照）。

【００８６】上述したような経路によるコンテンツの受
理などを実現するために、第５の実施の形態にかかるク
ライアントマシン１１６の構成につき図２１を参照して
説明を加える。図２１において、図２に示す第１の実施
の形態と同様の構成には同一の符号を付している。第５
の実施の形態に示すクライアントマシン１１６のキャラ
クタレイヤー制御ソフトウェア１２４においては、ブラ
ウザによりアクセスされるＩＰアドレスを取得する情報
取得部３６の代わりに、上記ＩＰアドレスの取得やブラ
ウザ２６へのウェブコンテンツの伝達をなすデータ授受
インタフェース（Ｉ／Ｆ）１３６が設けられている。

【００８７】第５の実施の形態においては、ブラウザに
おけるＵＲＬなどのコマンドの入力のうち所定のもの
（たとえば、ＵＲＬ入力、リンク、更新、中止など）
は、データ授受Ｉ／Ｆに伝達される。したがって、第５
の実施の形態にかかるキャラクタレイヤー画像との合成
画像を表示させている際には、ブラウザ２６から通信Ｉ
／Ｆ２８を介したインターネットへの接続（符号２１０
１）は、実質的に行われず、インターネットへの接続
は、キャラクタレイヤー制御ソフトウェア１２４を介し
て実現される。このため、ウェブコンテンツもいったん
キャラクタレイヤー制御ソフトウェア１２４にて受理さ
れ、データ通信処理部３０およびデータ授受Ｉ／Ｆ１３
６を介してブラウザ２６に与えられる。

【００８８】このように構成された、この第５の実施の
形態にかかるデータ通信システムの作動につきより詳細
に説明を加える。図２２〜図２４は、第５の実施の形態
にかかるデータ通信システムにおける処理手順を説明す
るフローチャートである。図２２に示すように、ユーザ
がクライアントマシン１１６を操作して、あるウェブサ
ーバ１８にアクセスするよう指示を与えると、そのＩＰ
アドレスやアクセス要求が、キャラクタレイヤー制御ソ
フトウェア１２４に伝達される（ステップ２２０１）。
次いで、キャラクタレイヤー制御ソフトウェア１２４
は、クライアントマシン１６を示す情報と上記ＩＰアド
レスとを含むデータを、データ通信管理サーバ１４に伝
達する（ステップ２２０２）。

【００８９】通信管理サーバ２１４は、割り当てスペー
ス検索処理を実行し、当該ＩＰアドレスをもつウェブペ
ージにスペースが割り当てられているか否かを判断する
（ステップ２２０３、２２０４）。これら処理は、図５
のステップ５０６、５０７に対応する。ステップ２２０
４においてノー(No)と判断された場合には、スペース割
り当て処理が実行される。これも、図５のステップ５０
８に対応する。割り当てられたスペースに関するデータ
は、クライアントマシン１１６のキャラクタレイヤー制
御ソフトウェア１２４に伝達され（ステップ２２０
６）、対応するキャラクタレイヤー画像が生成される
（ステップ２２０６）。

【００９０】また、通信管理サーバ２１４は、受理した
ＩＰアドレスに基づきウェブサーバ１８にアクセスし
て、これに応答するコンテンツを受理する（ステップ２
２０８、２２０９）。ウェブコンテンツは、キャラクタ
レイヤー制御ソフトウェア１２４を介してブラウザ２６
に伝達され（ステップ２２１０、２２１１）、これによ
りブラウザレイヤー画像が生成される（ステップ２２１
２）。また、データ通信管理サーバ２１４において、取
得したウェブコンテンツは、確保したスペース中に記憶
される（ステップ２２１３）。

【００９１】ブラウザレイヤー画像とキャラクタレイヤ
ー画像とは合成され（ステップ２２１３）、合成画像が
クライアントマシン１１６の表示装置の画面上に表示さ
れる。その一方、ステップ２２０４にてイエス(Yes)、
つまり、スペースが既に割り当てられている場合につ
き、図２３〜図２４を参照して説明を加える。図２３に
おいて、ステップ２３０１〜２３０４は、図２２のステ
ップ２２０１〜２２０４と同様である。ステップ２３０
４における判断の後、データ通信管理サーバ２１４は、
割り当てられたスペースのデータをクライアントマシン
１１６のキャラクタレイヤー制御ソフトウェア１２４に
伝達する（ステップ２３０５）。これにより、キャラク
タレイヤー制御ソフトウェア１２４においてキャラクタ
レイヤー画像が生成される（ステップ２３０６）。な
お、割り当てられたスペースのデータは、当該ウェブペ
ージを閲覧中の他のユーザにも送信される。

【００９２】次いで、データ通信管理サーバ２１４にお
いては、ウェブサーバアクセス条件判定処理が実行され
る（ステップ２３０７）。本実施の形態においては、ウ
ェブサーバからの最後のコンテンツ取得から所定の時間
（たとえば、時間ｔ１）が経過し、かつ、新規のユーザ
によるアクセス要求があったときに、ウェブサーバへの
アクセスが必要であると判断している。また、これ以外
であっても、最後のコンテンツ取得から他の所定の時間
（たとえば、時間ｔ２（＞ｔ１）が経過したときにも、
ウェブサーバへのアクセスが必要であると判断してよ
い。

【００９３】ここで、ウェブサーバにアクセスして、コ
ンテンツの更新が必要であると判断された場合には（ス
テップ２３０８においてイエス(Yes)）、図２４（ａ）
に示すように、ＩＰアドレスにしたがってウェブサーバ
１８にアクセスしてコンテンツを取得する（ステップ２
４０１、２４０２）。取得したコンテンツは送信され、
キャラクタレイヤー制御ソフトウェア１２４を介してク
ライアントマシン１１６のブラウザ２６に伝達される
（ステップ２４０３、２４０４）。ブラウザ２６により
ブラウザレイヤー画像は、キャラクタレイヤー画像と合
成され、これにより合成画像が作成される（ステップ２
４０５、２４０６）。なお、ステップ２４０３に関し
て、コンテンツは、当該ウェブページを閲覧中のユーザ
のクライアントマシンにも送信される。

【００９４】また、データ通信管理サーバ２１４におい
ては、取得されたウェブコンテンツがスペース中に記憶
される（ステップ２４０７）。その一方、ステップ２３
０８においてノー(No)と判断された場合には、図２４
（ｂ）に示すように、データ通信管理サーバ２１４の側
において、ＤＢ１５のスペース中のウェブコンテンツが
読み出され、これがキャラクタレイヤー制御ソフトウェ
ア１２４を介してブラウザ２６に伝達される（ステップ
２４１２、２４１３参照）。これにより、ブラウザレイ
ヤー画像が生成され（ステップ２４１４）、さらに、キ
ャラクタレイヤー画像と合成されて、クライアントマシ
ン１１６の表示装置の画面上に表示される（ステップ２
４１５）。なお、ステップ２４１２に関して、コンテン
ツは、当該ウェブページを閲覧中のユーザのクライアン
トマシンにも送信される。

【００９５】あるユーザがクライアントマシン１１６を
操作して、キャラクタに動作させた場合には、図８と略
同様の処理が実行される。なお、最後のコンテンツ取得
から他の所定の時間（たとえば、時間ｔ２（＞ｔ１））
が経過していれば、データ通信管理サーバ２１４がウェ
ブサーバにアクセスして、コンテンツを取得し、スペー
スのデータ（キャラクタ等に関するデータ）とともに、
ウェブコンテンツをクライアントマシンに送信しても良
い。

【００９６】この実施の形態によれば、クライアントマ
シン１１６は、通信管理サーバ２１４を介してウェブコ
ンテンツの供給を受けるようになっている。クライアン
トマシンのインターネットへの接続経路などの環境によ
って、あるクライアントマシンではダウンロードできる
ウェブコンテンツが、他のクライアントマシンではダウ
ンロードできないという場合がある。このような場合に
は、クライアントマシン間でどのようなウェブコンテン
ツが表示されているかを知ることができず、その状態
で、キャラクタレイヤーにおける通信が行われる恐れが
ある。しかしながら、上記実施の形態によれば、ウェブ
コンテンツの内容の同一性を通信管理サーバ２１４が保
証することが可能となる。

【００９７】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。たとえ
ば、前記実施の形態において、クライアントマシン１６
には、ブラウザ２６とは別にキャラクタレイヤー制御ソ
フトウェア２４が設けられているが、このような構成に
限定されるものではなく、キャラクタレイヤー制御ソフ
トウェアの機能がブラウザに組み込まれていても良い。

【００９８】また、前記第２ないし第４の実施の形態に
おいても、第１の実施の形態と同様に、いわゆる「プッ
シュ閲覧」が可能である。さらに、前記第５の実施の形
態においては、ウェブサーバからのウェブコンテンツを
通信管理サーバ２１４の側において、ＤＢ１５のスペー
ス中に保持し、必要な場合に、ウェブサーバにアクセス
して、内容を更新するように構成されているがこれに限
定されるものではない。たとえば、ユーザからウェブサ
ーバに新規なアクセスを求めた際、或いは、ユーザがブ
ラウザの「更新」ボタンを押した際などに、ウェブサー
バにアクセスして、コンテンツを取得し、これを一旦記
憶することなく、同じウェブコンテンツを閲覧中の全て
のユーザに伝達するように構成しても良い。

【００９９】また、前記第５の実施の形態において、デ
ータ通信管理サーバ２１４が、所定の条件のもとでウェ
ブコンテンツを取得するように構成しているが、条件は
前記実施の形態のものに限定されない。たとえば、
（１）新たなユーザがアクセスしようとするたびに取得
する手法、（２）一定の時間間隔で取得する手法、
（３）これらの組み合わせ、（３）さらにユーザが更新
を要求したときに取得する手法などが考えられる。

【０１００】さらに、上記実施の形態においては、ある
ユーザが特定のクライアントマシンを利用してアクセス
するような構成をとっているがこれに限定されるもので
はく、ユーザが何らかの認証手続を経ることで、複数の
クライアントマシンを利用して、通信管理サーバ等にア
クセスしても良いことは言うまでも無い。たとえば、会
社等にてあるクライアントマシンを利用して、通信管理
サーバ等にアクセスして自己のキャラクタ等を動作させ
たユーザが、自宅にて他のクライアントマシンを利用し
て、同じキャラクタ等を動作させることも可能である。
なお、本明細書において、一つの手段の機能が、二つ以
上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以
上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されて
もよい。

【０１０１】

【発明の効果】本発明によれば、ウェブサイトを閲覧す
るユーザ同士で多種多様なコミュニケーションが可能な
データ通信システムを提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、本発明の第１の実施の形態にかかる
データ通信システムの概略構成を示すブロックダイヤグ
ラムである。

【図２】 図２は、本実施の形態にかかるクライアント
マシンの構成を示すブロックダイヤグラムである。

【図３】 図３は、本実施の形態にかかるキャラクタレ
イヤーおよびブラウザレイヤーの関係を説明する図であ
る。

【図４】 図４は、本実施の形態にかかるデータ通信管
理サーバの構成を示すブロックダイヤグラムである。

【図５】 図５は、本実施の形態に係るデータ通信シス
テムにおける処理手順を説明するフローチャートであ
る。

【図６】 図６は、本実施の形態にかかるスペースおよ
びその割り当てを説明するための図である。

【図７】 図７は、本実施の形態にかかるスペースおよ
びその割り当てを説明するための図である。

【図８】 図８は、本実施の形態に係るデータ通信シス
テムにおける処理手順を説明するフローチャートであ
る。

【図９】 図９は、本実施の形態にかかるキャラクタレ
イヤー画像、ブラウザレイヤー画像およびこれらの合成
画像の例を示す図である。

【図１０】 図１０は、本実施の形態において、関連付
けられたユーザがあるウェブサーバから他のウェブサー
バにリンクする際の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１１】 図１１は、本実施の形態かかるキャラクタ
レイヤー画像、ブラウザレイヤー画像およびこれらの合
成画像の例を示す図である。

【図１２】 図１２は、本実施の形態において、他のサ
イトへのリンクの際に実行される処理手順を示すフロー
チャートである。

【図１３】 図１３は、本発明の第２の実施の形態にか
かるデータ通信システムにおけるデータ通信の概略を示
す図である。

【図１４】 図１４は、第２の実施の形態にかかるデー
タ通信の処理手順を示すフローチャートである。

【図１５】 図１５は、第２の実施の形態にかかるデー
タ通信の処理手順を示すフローチャートである。

【図１６】 図１６は、図１４および図１５に示す送受
信処理をより詳細に示すフローチャートである。

【図１７】 図１７は、本発明にかかるスペースおよび
キャラクタレイヤー制御ソフトウェアの関係を説明する
ための図である。

【図１８】 図１８は、本発明の第４の実施の形態にか
かるデータ通信システムにおけるデータ通信の概略を示
す図である。

【図１９】 図１９は、第１の実施の形態にかかるデー
タ通信を概略的に示す図である。

【図２０】 図２０は、第５の実施の形態にかかるデー
タ通信を概略的に示す図である。

【図２１】 図２１は、第５の実施の形態にかかるクラ
イアントマシンの構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。

【図２２】 図２２は、第５の実施の形態にかかるデー
タ通信システムにおける処理手順を説明するフローチャ
ートである。

【図２３】 図２３は、第５の実施の形態にかかるデー
タ通信システムにおける処理手順を説明するフローチャ
ートである。

【図２４】 図２４は、第５の実施の形態にかかるデー
タ通信システムにおける処理手順を説明するフローチャ
ートである。

【符号の説明】

１０ データ通信システム １２ インターネット １４ データ通信管理サーバ １５ キャラクタレイヤーＤＢ １６ クライアントマシン １８ ウェブサーバ ２４ キャラクタレイヤー制御ソフトウェア ２６ ブラウザ ３０ データ通信処理部 ３２ ユーザアクション処理部 ３４ キャラクタレイヤー表示部 ３６ 情報取得部

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クライアントマシンにおいて、ネットワ
   ークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラウ
   ザレイヤー画像を形成するブラウザを設けるステップ
   と、 前記ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、ユーザの
   操作にしたがって動作するオブジェクトであるキャラク
   タを配置可能なキャラクタレイヤー画像を生成し、当該
   ブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像をユー
   ザに提示するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを設
   けるステップとを備え、 前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前
   記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザ
   からアクセス先を受理するステップと、 前記ユーザの操作があった場合に、当該操作にしたがっ
   たキャラクタの動作を特定するステップと、 前記アクセス先、および、存在する場合にはキャラクタ
   の動作を示すデータを、ネットワークを介して、データ
   通信管理サーバに伝達するステップとを備え、 当該データ通信管理サーバにおいて、受理したアクセス
   先にアクセス中の他のクライアントマシンを特定するス
   テップと、 前記他のクライアントマシンが存在しない場合には、デ
   ータベース中に、前記アクセス先に関連付けられた所定
   のデータ領域を確保するステップと、 必要に応じて、前記データ領域中に、前記キャラクタの
   動作を示すデータを反映させるステップと、 前記データ領域に収容されたデータを、前記クライアン
   トマシン、および、存在する場合には他のクライアント
   マシンに伝達するステップとを備え、 少なくとも前記他のクライアントマシンにおいて、伝達
   されたデータに基づき、キャラクタレイヤー画像を更新
   するステップを備えたことを特徴とするデータ通信方
   法。
2. 【請求項２】 さらに、前記クライアントマシンにおい
   て、文字列の入力があった場合に、当該文字列を示すデ
   ータを、前記データ通信管理サーバに伝達するステップ
   を備え、 前記データ通信管理サーバにおいて、受理した文字列を
   示すデータを、関連するデータ領域に記憶するステップ
   を備えたことを特徴とする請求項１に記載のデータ通信
   方法。
3. 【請求項３】 前記クライアントマシンのキャラクタレ
   イヤー制御ソフトウェアにより、キャラクタレイヤー画
   像において、前記データ通信管理サーバから伝達された
   データ領域中のデータに含まれた文字列が、当該文字列
   を入力したユーザのキャラクタに隣接して配置されるこ
   とを特徴とする請求項２に記載のデータ通信方法。
4. 【請求項４】 さらに、前記クライアントマシンにおい
   て、関連付けを求める他のクライアントマシンを特定す
   るステップと、 当該特定された他のクライアントマシンを示す情報を前
   記データ通信管理サーバに伝達するステップとを備え、 前記データ通信管理サーバにおいて、情報の受理に応答
   して、関連付けすべきクライアントマシンを特定して記
   憶するステップと、 前記関連付けされたクライアントマシンのうち、何れか
   のクライアントマシンにおいて、ブラウザにより他のコ
   ンテンツ閲覧のための他のアクセスがなされ、当該他の
   アクセス先が、前記データ通信管理サーバに伝達された
   場合に、関連付けされた他のクライアントマシンを特定
   するステップと、 特定された他のクライアントマシンに、他のアクセス先
   へのリンクを依頼するステップとを備え、 前記他のクライアントマシンにおいて、キャラクタレイ
   ヤー制御ソフトウェアがリンク依頼の受理に応答して、
   ブラウザに、前記他のアクセス先へのリンクを求めるス
   テップを備えたことを特徴とする請求項１ないし３の何
   れか一項に記載のデータ通信方法。
5. 【請求項５】 ネットワークを介してコンテンツを取得
   し、ブラウザによりコンテンツを閲覧可能なクライアン
   トマシンであって、当該ブラウザによるブラウザレイヤ
   ー画像と重ね合わせて表示すべき、ブラウザレイヤー画
   像と座標系が一致し、かつ、ユーザの操作にしたがって
   動作するオブジェクトであるキャラクタを配置可能なキ
   ャラクタレイヤー画像を生成するキャラクタレイヤー制
   御ソフトウェアを搭載したクライアントマシンから、前
   記ネットワークを介してアクセス先を受理するステップ
   と、 前記受理したアクセス先にアクセス中の他のクライアン
   トマシンを特定するステップと、 前記他のクライアントマシンが存在しない場合には、デ
   ータベース中に、前記アクセス先に関連付けられた所定
   のデータ領域を確保するステップと、 前記クライアントマシンから、前記キャラクタの動作に
   関するデータを受理した場合に、前記データ領域におい
   て、前記キャラクタの動作を示すデータを反映させるス
   テップと、 前記データ領域に収容されたデータを、前記クライアン
   トマシン、および、存在する場合には他のクライアント
   マシンに伝達するステップとを備えたことを特徴とする
   データ通信管理サーバにおけるデータ通信方法。
6. 【請求項６】 何れかのクライアントマシンからの要求
   に応答して、当該クライアントマシンと他のクライアン
   トマシンとを関連付け、当該関連付けに関する情報を記
   憶するステップと、 前記関連付けされたクライアントマシンのうち、何れか
   のクライアントマシンにおいて、ブラウザにより他のコ
   ンテンツ閲覧のための他のアクセスがなされ、これに応
   答して、当該他のアクセス先が伝達された場合に、関連
   付けされた他のクライアントマシンを特定するステップ
   と、 特定された他のクライアントマシンに、他のアクセス先
   へのリンクを依頼するステップとを備えたことを特徴と
   する請求項５に記載のデータ通信方法。
7. 【請求項７】 クライアントマシンにおいて、ネットワ
   ークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラウ
   ザレイヤー画像を形成するブラウザを設けるステップ
   と、 前記ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、ユーザの
   操作にしたがって動作するオブジェクトであるキャラク
   タを配置可能なキャラクタレイヤー画像を生成し、当該
   ブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像をユー
   ザに提示するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを設
   けるステップとを備え、 前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前
   記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザ
   からアクセス先を受理するステップと、 前記アクセス先を示すデータを、ネットワークを介し
   て、データ通信管理サーバに伝達するステップとを備
   え、 当該データ通信管理サーバにおいて、受理したアクセス
   先にアクセス中の他のクライアントマシンを特定するス
   テップと、 前記他のクライアントマシンが存在しない場合には、前
   記クライアントマシンに対して、前記アクセス先に関連
   付けられた所定のデータ領域を確保すべき依頼を伝達
   し、その一方、他のクライアントマシンが存在する場合
   には、少なくとも、当該他のクライアントマシンのう
   ち、前記データ領域を確保したマスタークライアントマ
   シンを示す情報を伝達するステップと、 前記クライアントマシンにおいて、前記依頼を受理した
   場合に、当該依頼に応答して必要なデータ領域を確保す
   るステップと、 前記マスタークライアントマシンを示す情報を受理した
   場合には、ユーザの操作にしたがって特定された、前記
   キャラクタの動作を示すデータを、前記マスタークライ
   アントマシンに伝達するステップとを備え、 前記マスタークライアントマシンにおいて、前記データ
   領域中に、前記キャラクタの動作を示すデータを反映さ
   せるステップと、 前記データ領域中のデータを、マスタークライアントマ
   シン以外のスレーブクライアントマシンに伝達するステ
   ップとを備え、 当該スレーブクライアントマシンにおいて、伝達された
   データに基づき、キャラクタレイヤー画像を更新するス
   テップを備えたことを特徴とするデータ通信方法。
8. 【請求項８】 クライアントマシンにおいて、ネットワ
   ークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラウ
   ザレイヤー画像を形成するブラウザを設けるステップ
   と、 前記ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、ユーザの
   操作にしたがって動作するオブジェクトであるキャラク
   タを配置可能なキャラクタレイヤー画像を生成し、当該
   ブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像をユー
   ザに提示するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを設
   けるステップとを備え、 前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前
   記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザ
   からアクセス先を受理するステップと、 前記アクセス先を示すデータを、ネットワークを介し
   て、データ通信管理サーバに伝達するステップと、 他のクライアントマシンとデータを共有するためのデー
   タ領域を確保するステップとを備え、 当該データ通信管理サーバにおいて、受理したアクセス
   先にアクセス中の他のクライアントマシンを特定するス
   テップと、 前記他のクライアントマシンが存在する場合には、当該
   他のクライアントマシンを示す情報を伝達するステップ
   と、 前記クライアントマシンにおいて、前記他のクライアン
   トマシンを示す情報を受理した場合に、ユーザの操作に
   したがって特定された、前記キャラクタの動作を示すデ
   ータを、前記他のクライアントマシンに伝達するステッ
   プを備え、 各クライアントマシンにおいて、前記キャラクタの動作
   を示すデータを受理した場合に、前記データ領域中に、
   前記キャラクタの動作を示すデータを反映させるステッ
   プを備え、これにより、キャラクタレイヤー画像が更新
   されることを特徴とするデータ通信方法。
9. 【請求項９】 クライアントマシンにおいて、関連付け
   を求める他のクライアントマシンを特定して記憶するス
   テップと、 当該特定された他のクライアントマシンを示す情報を他
   のクライアントマシンに伝達するステップとを備え、 前記他のクライアントマシンにおいて、前記情報の受理
   に応答して、関連付けすべきクライアントマシンを特定
   して記憶するステップを備え、 前記関連付けされたクライアントマシンのうち、何れか
   のクライアントマシンにおいて、ブラウザにより他のコ
   ンテンツ閲覧のための他のアクセスがなされた場合に、
   前記関連付けされた他のクライアントマシンに、他のア
   クセス先へのリンクを依頼するステップを備え、 前記他のクライアントマシンにおいて、キャラクタレイ
   ヤー制御ソフトウェアがリンク依頼の受理に応答して、
   ブラウザに、前記他のアクセス先へのリンクを求めるス
   テップを備えたことを特徴とする請求項７または８に記
   載のデータ通信方法。
10. 【請求項１０】 クライアントマシンにおいて、ネット
    ワークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラ
    ウザレイヤー画像を形成するブラウザを設けるステップ
    と、 前記ブラウザレイヤー画像と座標系が一致し、ユーザの
    操作にしたがって動作するオブジェクトであるキャラク
    タを配置可能なキャラクタレイヤー画像を生成し、当該
    ブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像をユー
    ザに提示するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを設
    けるステップとを備え、 前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、前
    記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウザ
    からアクセス先を受理するステップと、 他のクライアントマシンとデータを共有するためのデー
    タ領域を確保するステップと、 ユーザの操作にしたがって特定された、前記キャラクタ
    の動作を示すデータを、前記データ領域中に反映させる
    ステップと、 前記アクセス先を示すデータおよびデータ領域のデータ
    を、他のクライアントマシンに伝達するとともに、他の
    クライアントマシンから伝達された当該他のクライアン
    トマシンのアクセス先およびデータ領域のデータを、前
    記他のクライアントマシンの何れかに伝達するステップ
    と、 自己のアクセス先にアクセス中の他のクライアントマシ
    ンを特定するステップと、 受理したアクセス先に基づき、自己のアクセス先にアク
    セス中の他のクライアントマシンが存在する場合に、前
    記他のクライアントマシンにかかるデータ領域のデータ
    に基づき、自己のデータ領域のデータを更新するステッ
    プとを備え、これにより、キャラクタレイヤー画像が更
    新されることを特徴とするデータ通信方法。
11. 【請求項１１】 クライアントマシンにおいて、前記ブ
    ラウザレイヤー画像と座標系が一致し、ユーザの操作に
    したがって動作するオブジェクトであるキャラクタを配
    置可能なキャラクタレイヤー画像を生成し、当該ブラウ
    ザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像をユーザに提
    示するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアを設けるス
    テップを備え、 前記キャラクタレイヤー制御ソフトウェアにおいて、ブ
    ラウザによるコンテンツを要求するためのアクセスに応
    答して、当該アクセス先を受理するステップと、 前記ユーザの操作があった場合に、当該操作にしたがっ
    たキャラクタの動作を特定するステップと、 前記アクセス先、および、存在する場合にはキャラクタ
    の動作を示すデータを、ネットワークを介して、データ
    通信管理サーバに伝達するステップとを備え、 当該データ通信管理サーバにおいて、必要な場合に、ネ
    ットワークを介してアクセス先のコンテンツを取得する
    ステップと、 受理したアクセス先にアクセス中の他のクライアントマ
    シンを特定するステップと、 前記他のクライアントマシンが存在しない場合には、デ
    ータベース中に、前記アクセス先に関連付けられた所定
    のデータ領域を確保するステップと、 必要に応じて、前記データ領域中に、前記キャラクタの
    動作を示すデータを反映させるステップと、 前記データ領域に収容されたデータおよびコンテンツの
    データを、前記クライアントマシン、および、存在する
    場合には他のクライアントマシンに伝達するステップと
    を備え、 前記クライアントマシンにおいて、前記キャラクタレイ
    ヤー制御ソフトウェアが、受理したコンテンツのデータ
    をブラウザに伝達するステップを備え、 少なくとも前記他のクライアントマシンにおいて、伝達
    されたデータに基づき、キャラクタレイヤー画像を更新
    するステップを備えたことを特徴とするデータ通信方
    法。
12. 【請求項１２】 前記スペース中に、或いは、前記スペ
    ースと対応付けて、前記コンテンツのデータを記憶する
    ステップを備え、 前記アクセス先からコンテンツを取得する必要がない場
    合には、前記記憶されたコンテンツのデータが前記クラ
    イアントマシンに伝達されることを特徴とする請求項１
    １に記載のデータ通信方法。
13. 【請求項１３】 前記クライアントマシンにコンテンツ
    を伝達すべき場合に、前記アクセス先からコンテンツを
    取得することを特徴とする請求項１１に記載のデータ通
    信方法。
14. 【請求項１４】 ネットワークを介してコンテンツを取
    得し、ブラウザによりコンテンツを閲覧可能なクライア
    ントマシンであって、当該ブラウザによるブラウザレイ
    ヤー画像と重ね合わせて表示すべき、ブラウザレイヤー
    画像と座標系が一致し、かつ、ユーザの操作にしたがっ
    て動作するオブジェクトであるキャラクタを配置可能な
    キャラクタレイヤー画像を生成するキャラクタレイヤー
    制御ソフトウェアを搭載したクライアントマシンから、
    前記ネットワークを介してアクセス先を受理するアクセ
    ス先受理手段と、 前記受理したアクセス先にアクセス中の他のクライアン
    トマシンを特定するクライアントマシン特定手段と、 前記他のクライアントマシンが存在しない場合には、デ
    ータベース中に、前記アクセス先に関連付けられた所定
    のデータ領域を確保するデータベース管理手段であっ
    て、前記クライアントマシンから、前記キャラクタの動
    作に関するデータを受理した場合に、前記データ領域を
    更新して、前記キャラクタの動作を示すデータを反映さ
    せるデータベース管理手段と、 前記データ領域に収容されたデータを、前記クライアン
    トマシン、および、存在する場合には他のクライアント
    マシンに伝達するデータ送信手段とを有することを特徴
    とするデータ通信管理サーバ。
15. 【請求項１５】 前記データベース管理手段が、何れか
    のクライアントマシンからの要求に応答して、当該クラ
    イアントマシンと他のクライアントマシンとを関連付
    け、当該関連付けに関する情報を記憶し、 前記関連付けされたクライアントマシンのうち、何れか
    のクライアントマシンにおいて、ブラウザにより他のコ
    ンテンツ閲覧のための他のアクセスがなされ、これに応
    答して、当該他のアクセス先が伝達された場合に、前記
    データベース管理手段が、関連付けされた他のクライア
    ントマシンを特定し、 前記データ送信手段が、特定された他のクライアントマ
    シンに、他のアクセス先へのリンクを依頼することを特
    徴とする請求項１１に記載のデータ通信管理サーバ。
16. 【請求項１６】 ネットワークを介してコンテンツを取
    得し、ブラウザによりコンテンツを閲覧可能なクライア
    ントマシンであって、当該ブラウザによるブラウザレイ
    ヤー画像と重ね合わせて表示すべき、ブラウザレイヤー
    画像と座標系が一致し、かつ、ユーザの操作にしたがっ
    て動作するオブジェクトであるキャラクタを配置可能な
    キャラクタレイヤー画像を生成するキャラクタレイヤー
    制御ソフトウェアを搭載したクライアントマシンから、
    前記ネットワークを介してアクセス先を受理するアクセ
    ス先受理手段と、 必要な場合に、前記アクセス先からネットワークを介し
    てコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、 前記受理したアクセス先にアクセス中の他のクライアン
    トマシンを特定するクライアントマシン特定手段と、 前記他のクライアントマシンが存在しない場合には、デ
    ータベース中に、前記アクセス先に関連付けられた所定
    のデータ領域を確保するデータベース管理手段であっ
    て、前記クライアントマシンから、前記キャラクタの動
    作に関するデータを受理した場合に、前記データ領域を
    更新して、前記キャラクタの動作を示すデータを反映さ
    せるデータベース管理手段と、 前記データ領域に収容されたデータおよび前記取得した
    コンテンツを、前記クライアントマシン、および、存在
    する場合には他のクライアントマシンに伝達するデータ
    送信手段とを有することを特徴とするデータ通信管理サ
    ーバ。
17. 【請求項１７】 さらに、前記スペース中に、或いは、
    前記スペースと対応付けて、前記コンテンツのデータを
    記憶する記憶手段を備え、 前記アクセス先からコンテンツを取得する必要がない場
    合には、前記記憶されたコンテンツのデータが前記クラ
    イアントマシンに伝達されることを特徴とする請求項１
    ６に記載のデータ通信管理サーバ。
18. 【請求項１８】 請求項１４または１５に記載されたデ
    ータ通信管理サーバとネットワークを介してデータ通信
    し、当該データ通信によってキャラクタレイヤー画像を
    生成するステップを備え、これにより、ブラウザによる
    ブラウザレイヤー画像と重ね合わされた合成画像を生成
    することが可能なキャラクタレイヤー制御ソフトウェア
19. 【請求項１９】 クライアントマシンにおいて、ネット
    ワークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラ
    ウザレイヤー画像を形成するブラウザと重ね合わせて表
    示されるべき、当該ブラウザレイヤー画像と座標系が一
    致し、ユーザの操作にしたがって動作するオブジェクト
    であるキャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像
    を生成するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアであっ
    て、 前記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウ
    ザからアクセス先を受理するステップと、 前記アクセス先を示すデータを、ネットワークを介し
    て、データ通信管理サーバに伝達するステップと、 当該データ通信管理サーバからの、前記アクセス先に基
    づき生成された情報の受理に応答して、前記情報が、自
    己のアクセス先にアクセス中の他のクライアントマシン
    が存在しないことを示す場合には、前記アクセス先に関
    連付けられた所定のデータ領域を確保するステップと、 前記情報が、他のクライアントマシンが存在することを
    示す場合には、少なくとも、当該他のクライアントマシ
    ンのうち、前記データ領域を確保したマスタークライア
    ントマシンに、ユーザの操作にしたがって特定された、
    前記キャラクタの動作を示すデータを伝達するステップ
    と、 自己がデータ領域を確保したマスタークライアントマシ
    ンである場合に、前記データ領域中に、前記キャラクタ
    の動作を示すデータを反映させるステップと、前記デー
    タ領域中のデータを、マスタークライアントマシン以外
    のスレーブクライアントマシンに伝達するステップと、 自己がスレーブクライアントマシンである場合には、伝
    達されたデータに基づき、キャラクタレイヤー画像を更
    新するステップとを備えたことを特徴とするキャラクタ
    レイヤー制御ソフトウェア。
20. 【請求項２０】 クライアントマシンにおいて、ネット
    ワークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラ
    ウザレイヤー画像を形成するブラウザと重ね合わせて表
    示されるべき、当該ブラウザレイヤー画像と座標系が一
    致し、ユーザの操作にしたがって動作するオブジェクト
    であるキャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像
    を生成するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアであっ
    て、 前記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウ
    ザからアクセス先を受理するステップと、 前記アクセス先を示すデータを、ネットワークを介し
    て、データ通信管理サーバに伝達するステップと、 他のクライアントマシンとデータを共有するためのデー
    タ領域を確保するステップと、 当該データ通信管理サーバからの、前記アクセス先に基
    づき生成された情報の受理に応答して、前記情報が、自
    己のアクセス先にアクセス中の他のクライアントが存在
    することを示す場合には、ユーザの操作にしたがって特
    定された、前記キャラクタの動作を示すデータを、前記
    他のクライアントマシンに伝達するステップと、 前記キャラクタの動作を示すデータを受理した場合に、
    前記データ領域中に、前記キャラクタの動作を示すデー
    タを反映させるステップとを備え、これにより、キャラ
    クタレイヤー画像が更新されることを特徴とするキャラ
    クタレイヤー制御ソフトウェア。
21. 【請求項２１】 クライアントマシンにおいて、ネット
    ワークを利用してコンテンツを取得して、対応するブラ
    ウザレイヤー画像を形成するブラウザと重ね合わせて表
    示されるべき、当該ブラウザレイヤー画像と座標系が一
    致し、ユーザの操作にしたがって動作するオブジェクト
    であるキャラクタを配置可能なキャラクタレイヤー画像
    を生成するキャラクタレイヤー制御ソフトウェアであっ
    て、 前記コンテンツを要求するアクセスの際に、前記ブラウ
    ザからアクセス先を受理するステップと、 他のクライアントマシンとデータを共有するためのデー
    タ領域を確保するステップと、 ユーザの操作にしたがって特定された、前記キャラクタ
    の動作を示すデータを、前記データ領域中に反映させる
    ステップと、 前記アクセス先を示すデータおよびデータ領域のデータ
    を、他のクライアントマシンに伝達するとともに、他の
    クライアントマシンから伝達された当該他のクライアン
    トマシンのアクセス先およびデータ領域のデータを、前
    記他のクライアントマシンの何れかに伝達するステップ
    と、 自己のアクセス先にアクセス中の他のクライアントマシ
    ンを特定するステップと、 自己のアクセス先にアクセス中の他のクライアントマシ
    ンが存在する場合に、前記他のクライアントマシンにか
    かるデータ領域のデータに基づき、自己のデータ領域の
    データを更新するステップとを備え、これにより、キャ
    ラクタレイヤー画像が更新されることを特徴とするキャ
    ラクタレイヤー制御ソフトウェア。