JP2002212476A - 水性インクおよびこれを用いたインクジェット記録装置並びにインクジェット記録方式 - Google Patents

水性インクおよびこれを用いたインクジェット記録装置並びにインクジェット記録方式

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JP2002212476A
JP2002212476A JP2001011591A JP2001011591A JP2002212476A JP 2002212476 A JP2002212476 A JP 2002212476A JP 2001011591 A JP2001011591 A JP 2001011591A JP 2001011591 A JP2001011591 A JP 2001011591A JP 2002212476 A JP2002212476 A JP 2002212476A
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Japan
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dye
ink
direct
aqueous ink
dyes
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JP2001011591A
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English (en)
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Yasuharu Onishi
康晴 大西
Hiroyuki Endo
浩幸 遠藤
Hiroyuki Ueki
弘之 植木
Etsuo Hasegawa
悦雄 長谷川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い吐出安定性および保存安定性を有し、か
つ非常に優れた耐光性を有する印刷物を得ることができ
る水性インク、およびこれを用いたインクジェット記録
装置並びにインクジェット記録方式を提供する。 【解決手段】 2種以上の染料を含有する染料混合体イ
ンクであって、下記耐光性試験によって求められた、染
料混合体インクの耐光劣化変色率△Emixと、染料混合
体インクに含まれる個々の染料D1,…,Di-1,Di
(iは染料混合体インクに含まれる染料の種類の数)を
それぞれ単独で含有するインクの耐光劣化変色率△
D1,… ,△EDi-1,EDiとが、△Emix/△ED1
1、…、△Emi x/△EDi-1 < 1、△Emix/△EDi
< 1の関係を満たす水性インクを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に用いられる水性インクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ(IJプリン
タ)は、現像定着などのプロセスがないため、カラー化
が非常に容易で、しかも普通紙への印刷が可能であるこ
とから飛躍的に普及してきている。特に、最近では、写
真画像に対応した高精細カラープリンタなどが市販さ
れ、この種のプリンタがインクジェットプリンタの主流
となりつつある。
【0003】このように、インクジェットプリンタの印
刷対象として、写真画像が求められている環境下では、
印刷物には、画質のみならず、銀塩写真並みの保存安定
性が要求されてきている。そのために、IJプリンタの
記録液であるIJインクのさらなる高耐光化が望まれて
いる。
【0004】IJインクとしては、現在のところ、顔料
インクおよび染料インクの2種のインクが汎用的に使用
されており、両者の区別は以下に述べる通りである。染
料インクは、水溶性染料を色材として使用する水性イン
クであり、吐出安定性や保存安定性および色調が、顔料
インクに比べ優位であるが、耐光性に大きな問題点を持
つ。これに対して、顔料インクは、顔料を色材として使
用するため、その耐光性は染料インクに比べ非常に優れ
る。
【0005】特開昭56−147863号公報には、I
Jプリンタ用顔料インクが提案されている。このインク
は、印刷画像の耐光性が優れている反面、IJインクと
しての分散安定性が悪く、インク吐出時などに目詰まり
などを生じさせてしまう問題点を持っていた。分散安定
性、吐出安定性が向上した顔料インクとしては、特殊な
水溶性樹脂が添加された顔料インクが、特開平6−10
0810号公報や特開平6−122846号公報に提案
されている。しかしながら、これら顔料インクも、微少
滴を吐出させる写真画像用プリンタで必要とされる吐出
特性を満たしていなかった。
【0006】以上のように、顔料インクは写真画像プリ
ンタ用インクとして使用が困難であり、現状では染料イ
ンクの使用に頼らざるを得ない。そこで、染料インクの
高耐光化を目的に耐光性の優れた染料の開発が行われて
いる。例えば、耐光性の優れた染料として、特定の化学
構造を有する新規染料が、特開平6−192602号公
報に提案されている。しかしながら、この染料を用いた
インクにおいても、要求される耐光性を未だ満足してい
なかった。
【0007】インク組成の改良によって耐光性が向上し
た染料インクとして、特殊な添加剤が添加されたインク
が特開平7−97539号公報に提案されている。しか
しながら、このインクによっても、未だ要求される耐光
性を満たしていなかった。一方、被記録材側からの改善
法として、特開平1−259879号公報で示されるよ
うな特殊な処理法により形成された記録用紙を用いる方
法が提案されている。しかしながら、この方法によって
も、未だ要求される耐光性を満たしていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、高い吐出安定性および保存安定性を有し、そして非
常に優れた耐光性を有する印刷物を得ることができる水
性インク、およびこれを用いたインクジェット記録装置
並びにインクジェット記録方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するために鋭意検討した結果、2種以上の染料
を含有し、耐光性試験によって求められた、染料混合体
インクの耐光劣化変色率△Emixと、染料混合体インク
含まれる個々の染料D1,…をそれぞれ単独で含有する
インクの耐光劣化変色率△ED1,…とが特定の関係を満
足する染料混合体インクが、高い吐出安定性および保存
安定性を有し、そして非常に優れた耐光性を有する印刷
物を得ることができることを見出し、本発明に至った。
【0010】すなわち、本発明の水性インクは、2種以
上の染料を含有する染料混合体インクであって、下記耐
光性試験によって求められた、染料混合体インクの耐光
劣化変色率△Emixと、染料混合体インクに含まれる個
々の染料D1,…,Di-1,Di(iは染料混合体イン
クに含まれる染料の種類の数)をそれぞれ単独で含有す
るインクの耐光劣化変色率△ED1,… ,△EDi-1,E
Diとが、△Emix/△ED1< 1、…、△Emix/△E
Di-1 < 1、△Emix/△EDi < 1の関係を満たすも
のであることを特徴とする。
【0011】(耐光性試験)印字紙に水性インクをベタ
印刷した印刷サンプルの色彩値(L1*、a1*、b
*)を、L***表色系にて測色し、照射照度550
W/m3 、ブラックスタンダード温度50℃、立ち上が
り波長310〜330nmの条件下、キセノンランプ光
源による光照射を16時間行った後の印刷サンプルの色
彩値(L2*、a2*、b2*)を、L***表色系にて
測色し、下記式(1)により耐光劣化変色率△Eを算出
する。 式(1) △E={(L1*−L2*2 +(a1*−a
*2 +(b1*−b2*21/2
【0012】また、染料混合体インクに含まれる染料の
種類は、2種であることが望ましい。また、染料混合体
インクに含まれる染料が、すべて同色であることが望ま
しい。また、前記2種以上の染料のうち最も含有率の高
い染料D1のみを染料として含有するインクの耐光劣化
変色率△ED1と、前記2種以上の染料のうち2番目に含
有率の高い染料D2のみを染料として含有するインクの
耐光劣化変色率△ED2とが、△ED1 < △ED2の関係を
満たすことが望ましい。
【0013】また、前記染料D1が、ダイレクトブラッ
ク168であり、前記染料D2が、ダイレクトブラック
171またはダイレクトブラック38であることが望ま
しい。また、前記染料D1が、フードブラック2であ
り、前記染料D2が、ダイレクトブラック171または
ダイレクトブラック154であることが望ましい。ま
た、前記染料D1が、ダイレクトブルー199であり、
前記染料D2が、アシッドブルー86またはアシッドブ
ルー9であることが望ましい。
【0014】また、前記染料D1が、リアクティブレッ
ド180であり、前記染料D2が、リアクティブレッド
120またはダイレクトレッド81であることが望まし
い。また、前記染料D1が、アシッドレッド289であ
り、前記染料D2が、リアクティブレッド180、リア
クティブレッド120、リアクティブレッド31、ダイ
レクトレッド227およびダイレクトレッド52からな
る群から選ばれる1種であることが望ましい。また、前
記染料D1が、ダイレクトイエロー132であり、前記
染料D2が、ダイレクトイエロー50またはアシッドイ
エロー23であることが望ましい。
【0015】また、本発明のインクジェット記録装置
は、記録信号に応じて微細孔から記録液を吐出させて記
録を行うインクジェット記録装置において、記録液が、
本発明の水性インクであることを特徴とする。また、本
発明のインクジェット記録方式は、記録信号に応じて微
細孔から記録液を吐出させて記録を行うインクジェット
記録方式において、記録液として、本発明の水性インク
を用いることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の水性インクは、2種以上の染料を含有する染料
混合体インクである。また、本発明の水性インクは、後
述の耐光性試験によって求められた、染料混合体インク
の耐光劣化変色率△Emixと、染料混合体インクに含ま
れる個々の染料D1,…,Di-1,Di(iは染料混合
体インクに含まれる染料の種類の数)をそれぞれ単独で
含有するインクの耐光劣化変色率△ED1,… ,△E
Di-1,ED iとが、△Emix/△ED1 < 1、…、△Emix
/△EDi-1 < 1、△Emix/△E Di < 1の関係を満
たすものである。すなわち、本発明の水性インクにおい
ては、染料単独では耐光性の劣る染料を複数組み合わせ
ることによって、得られる水性インクの耐光性が、個々
の染料をそれぞれ単独で含有するインクよりも改善され
ることに大きな特徴がある。
【0017】ここで、染料混合体インクに含まれる個々
の染料D1,…,Di-1,Diをそれぞれ単独で含有す
るインクとは、染料D1,…,Di-1,Diのいずれか
1種を唯一の色材として使用した以外は、前記染料混合
体インクと同じ配合組成のインクのことである。すなわ
ち、染料以外の配合成分およびこれらの配合比が同一で
あるインクである。また、染料混合体インクに含まれる
すべての染料の含有率の合計と、染料D1,…,Di-
1,Diをそれぞれ単独で含有するインクに含まれる染
料の含有率とは、一致しなくてはならない。
【0018】染料混合体インクの耐光劣化変色率△E
mixと、染料混合体インクに含まれる個々の染料D1,
…,Di-1,Diをそれぞれ単独で含有するインクの耐
光劣化変色率△ED1,… ,△EDi-1,EDiとが、上記
の関係を満足しなければ、保存安定性、耐光性が劣って
しまう。
【0019】以下、耐光性試験について説明する。本発
明における耐光性試験とは、印字紙に水性インクをベタ
印刷した印刷サンプルの色彩値(L1*、a1*、b
*)を、L***表色系にて測色し、該印刷サンプル
に対して、照射照度550W/m3 、ブラックスタンダ
ード温度50℃、立ち上がり波長310〜330nmの
条件下、キセノン促進暴露装置のキセノンランプ光源に
よる光照射を16時間行って、太陽光放射のシミュレー
トを行った後の印刷サンプルの色彩値(L2*、a2*
b2*)を、L***表色系にて測色し、下記式(1)
により耐光劣化変色率△Eを算出す試験である。 式(1) △E={(L1*−L2*2 +(a1*−a
*2 +(b1*−b2*21/2
【0020】印字紙としては、Xerox L紙が使用
される。印刷サンプルは、1滴のインク液滴量が6pl
(ピコリットル)となるように調整された解像度720
dpiのピエゾ型インクジェットプリンターを用いて、
印字紙に水性インクを2cm×2cmの正方形に単色ベ
タ印刷して作製される。キセノン促進暴露装置として
は、サンテストCPS+(ATLAS社製)などが挙げ
られるが、上記の耐光試験条件による太陽光放射のシミ
ュレートが行える装置であれば、特に限定はされない。
測色計としては、例えば、938 Spectro−D
ensitometer(X−Rite社製)が挙げら
れるが、L*a*b*表色系の測色が行える装置であれ
ば、特に限定されない。
【0021】本発明における染料は、水性染料であり、
かつその耐光劣化変色率△Eが後述の特定の要件を満た
すものであれば特に限定されない。また、本発明では、
Color Index(C.I)により表示される染
料を1種として見なす。従って、Color Inde
xで表示される染料が2種以上の化合物から構成されて
いても、1種の染料とする。
【0022】水性染料としては、酸性染料、塩基性染
料、直接染料、食用染料などが挙げられる。例えば、ダ
イレクトブラック19、ダイレクトブラック32、ダイ
レクトブラック38、ダイレクトブラック51、ダイレ
クトブラック62、ダイレクトブラック71、ダイレク
トブラック105、ダイレクトブラック108、ダイレ
クトブラック112、ダイレクトブラック154、ダイ
レクトブラック168、ダイレクトブラック171、ア
シッドブラック24、アシッドブラック31、アシッド
ブラック52、アシッドブラック94、フードブラック
1、フードブラック2、ダイレクトイエロー23、ダイ
レクトイエロー50、ダイレクトイエロー86、ダイレ
クトイエロー100、ダイレクトイエロー132、ダイ
レクトイエロー157、アシッドイエロー23、アシッ
ドイエロー42、ダイレクトレッド52、ダイレクトレ
ッド81、ダイレクトレッド83、ダイレクトレッド2
27、アシッドレッド52、アシッドレッド87、アシ
ッドレッド186、アシッドレッド254、アシッドレ
ッド289、リアクティブレッド24、リアクティブレ
ッド31、リアクティブレッド120、リアクティブレ
ッド180、ダイレクトブルー76、ダイレクトブルー
86,ダイレクトブルー108,ダイレクトブルー19
9、ダイレクトブルー236、アシッドブルー9、アシ
ッドブルー78、アシッドブルー82、アシッドブルー
86、アシッドブルー234などが挙げられる。
【0023】本発明の水性インクに含まれる染料の種類
は、2種であることが好ましい。3種以上の染料を含有
する水性インクは、インク中における染料の溶解安定性
が不安定となるうえに、鮮明な色調が得られないおそれ
があり、写真画像用インクジェットプリンタ用インクと
してはあまり適当とされない。
【0024】本発明の水性インクに含まれる染料は、す
べて同色であることが好ましい。ここで、同色の染料に
ついて定義する。同色の染料とは、Color Ind
ex(C.I)により表示される染料名のカラー部が同
一のものである。例えば、アシッドレッド40およびア
シッドレッド52は、Red色と見なし、同色と定義す
る。染料がすべて同色である場合、写真画像として鮮明
な色調が得られる上に、耐光性が大幅に向上する。
【0025】また、本発明の水性インクに含まれる染料
のうち、最も含有率の高い染料を染料D1とし、2番目
に含有率の高い染料を染料D2としたとき、染料D1の
みを染料として含有するインクの耐光劣化変色率△ED1
と、染料D2のみを染料として含有するインクの耐光劣
化変色率△ED2とが、△ED1 < △ED2の関係を満たす
ことが好ましい。最も含有率の高い染料D1の耐光性が
悪くなると、染料混合体インクの耐光性が悪くなる傾向
にある。
【0026】染料D1および染料D2の好ましい組合せ
としては、例えば、以下の組合せが挙げられる。染料D
1が、ダイレクトブラック168であり、染料D2が、
ダイレクトブラック171またはダイレクトブラック3
8である組合せ。染料D1が、フードブラック2であ
り、染料D2が、ダイレクトブラック171またはダイ
レクトブラック154である組合せ。染料D1が、ダイ
レクトブルー199であり、染料D2が、アシッドブル
ー86またはアシッドブルー9である組合せ。
【0027】染料D1が、リアクティブレッド180で
あり、染料D2が、リアクティブレッド120またはダ
イレクトレッド81である組合せ。染料D1が、アシッ
ドレッド289であり、染料D2が、リアクティブレッ
ド180、リアクティブレッド120、リアクティブレ
ッド31、ダイレクトレッド227およびダイレクトレ
ッド52からなる群から選ばれる1種である組合せ。染
料D1が、ダイレクトイエロー132であり、染料D2
が、ダイレクトイエロー50またはアシッドイエロー2
3である組合せ。これらの組合せからなる水性インクは
いずれも、個々の染料をそれぞれ単独で含有するインク
に比べ、保存安定性および耐光性に優れる。
【0028】本発明の水性インクに含まれる染料の含有
率の合計は、水性インクに対して1.0重量%〜10重
量%であることが好ましい。染料の含有率が10重量%
を超えると、水性インク中における染料が溶解限度を超
えてしまい、水性インク中で染料が析出するうえに、粘
度が著しく上昇してしまい安定なインク吐出ができなく
なるおそれがある。一方、染料の含有率が1.0重量%
未満では、染料濃度が少ないために紙上での画像濃度が
低く、良好な印刷画像が得られないなどの問題を生じる
おそれがある。
【0029】本発明の水性インクでは、染料を溶解、分
散させる液体として、水を使用する。水としては、染料
安定性の観点からイオン交換水が好ましいが、市販の蒸
留水でも構わない。また、本発明の水性インクには、有
機溶剤を添加してもよい。有機溶剤としては、例えば、
有機溶剤として、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルMW200、ポリエチレングリコールMW300、ポ
リエチレングリコールMW600、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、メチ
ルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビト
ール、エチルカルビトールアセテート、ジエチルカルビ
トール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、トリ
エタノールアミン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルフォキサイド、N−メチル−2−ピロ
リドン、1,3−ジメチルイミダゾリジンなどが挙げら
れるが、特にこれらに限定されない。
【0030】これら有機溶剤の中でも、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、トリエチレングリコールモノブチルエ
ーテルおよびジエチレングリコールモノブチルエーテル
からなる群から選ばれる少なくとも1種の有機溶剤が、
インク保存安定性、印字紙への浸透性の点で好適に用い
られる。これらの有機溶剤は、浸透剤、染料溶解助剤と
して使用され、添加量はインク総量に対して50重量%
以下が好ましい。有機溶剤の添加量が50重量%を超え
ると、紙上での乾燥性が悪くなり、良好な印刷画像が得
られないおそれがある。
【0031】また、本発明の水性インクには、pH調整
剤、防黴剤、キレート剤、界面活性剤等の従来公知の添
加剤を混合することができる。pH調整剤としては、例
えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、トリエタノール
アミンなどが挙げられる。防黴剤としては、例えば、安
息香酸ナトリウムなどが挙げられる。キレート剤して
は、ジエチレントリアミン5酢酸ナトリウムなどが挙げ
られる。
【0032】本発明の水性インクの表面張力は、25℃
で20〜50dyne/cmであることが好ましい。本
発明における表面張力とは液面が静止している時の静的
表面張力であり、これは、ウィルヘルミー式の板吊り法
などにより測定できる。静的表面張力が50dyne/
cmを超える、または20dyne/cm未満の水性イ
ンクでは、画像形成時に、浸透性、乾燥性が悪くなり、
良好な印刷画像が得られないおそれがある。
【0033】本発明の水性インクの粘度は、25℃で1
〜5cpsの範囲に調整されていることが好ましい。粘
度が5cpsを超える、または1cps未満の水性イン
クでは、ヘッドでのインク吐出安定性が悪くなり、良好
な印刷画像が得られないおそれがある。また、本発明の
水性インクのpHは、25℃で6〜11に調整するのが
好ましい。水性インクのpHを6〜11に調整すること
によって、インクの長期保存性が向上し、表面張力や粘
度などの諸物性変化が少なくなり、長期にわたり、安定
したインク吐出が可能となる。
【0034】本発明の水性インクは、水溶性染料を使用
しているので、高い吐出安定性を有し、また、上述の耐
光劣化変化率△Eが上述の特定の要件を満たすものであ
るので、高い保存安定性を有し、そして非常に優れた耐
光性を有する印刷物を得ることができる。本発明の水性
インクは、インク液滴を吐出させて印字記録を行うイン
クジェット記録装置およびインクジェット記録方式に好
適に使用されるが、本発明の水性インクの用途はこれに
限定されない。
【0035】次に、本発明のインクジェット記録装置に
ついて説明する。本発明のインクジェット記録装置は、
記録液に記録信号に応じた熱エネルギーを付与し、微細
孔から記録液を吐出させて記録を行うインクジェット記
録装置において、記録液として、本発明の水性インクを
用いたインクジェット記録装置である。図1は、本発明
のインクジェット記録装置の一例を示す図である。この
インクジェット記録装置は、被記録材1に対向して配置
された記録ヘッド2と、記録ヘッド2に供給パイプ3を
通じて本発明の水性インクを供給するインクタンク4
と、記録ヘッド2とフレキシブルケーブル5によって電
気的に接続された記録ヘッド制御部6とを有して概略構
成される。
【0036】図2は、圧電素子(ピエゾ)方式の記録ヘ
ッドの一例を示す断面図である。この記録ヘッドは、供
給パイプ3から供給された水性インク20で満たされた
圧力室11と、圧力室11の側面に積層された圧電素子
12とを有して概略構成される。また、圧力室11に
は、供給パイプ3に対向した位置にインク吐出口13が
形成されている。図3は、バブルジェット(登録商標)
方式の記録ヘッドの一例を示す断面図である。この記録
ヘッドは、基板14と、基板14に対して一定の空隙を
設けて配置された吐出口板15と、吐出口板15の吐出
口13に対向した基板14上に設けられた発熱体16と
を有して概略構成される。また、基板14と吐出口板1
5との間の空隙は、供給パイプ3から供給された水性イ
ンク20で満たされている。
【0037】次に、本発明のインクジェット記録装置を
用いたインクジェット記録方式について説明する。ま
ず、記録ヘッド2は、インクタンク4から供給パイプ3
を通じてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)およびブラック(B)の各水性インキの供給を受
ける。ついで、記録ヘッド2は、記録ヘッド制御部6か
らフレキシブルケーブル5を通じて伝えられた記録信号
に応じて、記録ヘッド2に設けられた吐出口13からイ
ンク液滴21を吐出し、対向する被記録材1にドット像
を形成する。
【0038】記録ヘッド2が、圧電素子方式の記録ヘッ
ドの場合、インク液滴21の吐出は以下のように行われ
る。まず、記録ヘッド制御部6から記録信号が記録ヘッ
ド2に伝えられると、圧電素子12に電圧が印加され
る。電圧が印加された圧電素子12は平面方向に縮み、
それに伴って圧力室11の壁面が内側にたわむ。これに
よって圧力室11の内圧が上昇し、圧力室11内の水性
インク20が吐出口13から吐出される。また、記録ヘ
ッド2が、バブルジェット方式の記録ヘッドの場合、イ
ンク液滴21の吐出は以下のように行われる。まず、記
録ヘッド制御部6から記録信号が記録ヘッド2に伝えら
れると、発熱体16に電力が供給される。電力が供給さ
れた発熱体16は、ジュール熱を発生し、発熱体16に
接する水性インク20に急激な沸騰を起こさせる。この
急激な水性インク20の沸騰によって発生する泡22
が、水性インク20に圧力を与え、水性インク20が吐
出口13から吐出される。
【0039】このようなインクジェット記録装置および
インクジェット記録方式は、本発明の水性インクを使用
しているので、吐出安定性および保存安定性に優れ、そ
して、非常に優れた耐光性を有する印刷物を得ることが
できる。
【0040】
【実施例】以下、実施例をもとに、本発明を詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に限定されない。
【0041】(静的表面張力)ウィルヘルミー型表面張
力計(自動表面張力計 CBVP−A3、協和界面化学
(株)製)を用いて測定した。測定温度は25℃とし
た。 (粘度)自動粘度測定計DVM−EII(トキメック社
製)により測定した。測定温度は、25℃とした。 (pH)パーソナルpHメータPH81(横河電機社
製)にて測定した。測定温度は25℃とした。
【0042】(耐光性の評価1)1滴のインク液滴量が
6pl(ピコリットル)となるように調整された解像度
720dpiのピエゾ型インクジェットプリンターを用
いて、印字紙に水性インクを2cm×2cmの正方形に
ベタ印刷して、印刷サンプルを得た。この印刷サンプル
のベタ部の光学濃度(OD値)を測定した。後述の光照
射条件で印刷サンプルに光照射し、光照射後の印刷サン
プルの画像の光学濃度(OD値)を測定した。印字紙と
しては、Xerox L紙を使用した。光学濃度は、マ
クベス社製RD918型光学濃度計を用いて測定した。
耐光性能の判断指標として、光照射前後のOD値の変差
△Dを算出した。
【0043】(耐光性の評価2)1滴のインク液滴量が
6pl(ピコリットル)となるように調整された解像度
720dpiのピエゾ型インクジェットプリンターを用
いて、印字紙に水性インクを2cm×2cmの正方形に
ベタ印刷して、印刷サンプルを得た。この印刷サンプル
のベタ部の色彩値(L1*、a1*、b1*)を、L**
*表色系(CIELAB表色系)にて測色した。後述
の光照射条件で印刷サンプルに光照射し、光照射後の印
刷サンプルの色彩値(L2*、a2*、b2*)を、L*
**表色系にて測色した。耐光性能の判断指標として、
耐光劣化変化率△Eを下記式(1)により算出した。 式(1) △E={(L1*−L2*2 +(a1*−a
*2 +(b1*−b2*21/2 印字紙としては、Xerox L紙を使用した。色彩値
は、938 Spectro−Densitomete
r(X−Rite社製)を用いて測定した。
【0044】(光照射条件) 装置:サンテストCPS+ (ATLAS社製) 照射照度:550W/m3 ブラックスタンダード温度:50℃ 照射時間:16時間 立ち上がり波長:320nm(ウインドガラスフィルタ
装着)
【0045】(吐出安定性の評価)1滴のインク液滴量
が6pl(ピコリットル)となるように調整された解像
度720dpiのピエゾ型インクジェットプリンターを
用いて100枚の印刷テストを行った。印字紙として
は、市販の再生紙(A4版)を使用した。100枚の印
刷サンプルについて画像の鮮明度を確認し、下記の評価
基準に従って吐出安定性を評価した。 ○:すべて良好な印刷画像である。 △:殆どが良好であったが、一部異常な画像が見られ
た。 ×:異常な印刷画像が多く見られた。
【0046】(保存安定性の評価)水性インクをポリエ
チレン製容器内に60℃で1ヶ月保存し、表面張力、粘
度、pHの変化と、析出物の有無を調べ、下記の評価基
準に従って保存安定性を評価した。 ○:物性の変化が殆どなく、析出物が確認されない。 △:物性が変化が若干あったが、析出物は確認されな
い。 ×:物性が大きく変化し、析出物が確認される。
【0047】[実施例1] (染料混合体インク) ダイレクトブラック168 4重量部(染料D1) ダイレクトブラック171 2重量部(染料D2) ポリエチレングリコール#200 15重量部 グリセリン 10重量部 ノニオン性界面活性剤 0.05重量部 トリエタノールアミン 1重量部 イオン交換水 67.95重量部
【0048】上記各配合成分をビーカー内で混合させた
後、オムニポア TYPE JAメンブランフィルター
により濾過し、水性インクを作製した。この水性インク
について、表面張力、粘度およびpHを測定した。表面
張力γ=35.1dyne/cm,粘度η=3.6cp
s、pH=9.4であった。また、耐光性、吐出安定性
および保存安定性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0049】(染料D1を単独で含有するインク) ダイレクトブラック168 6重量部(染料D1) ポリエチレングリコール#200 15重量部 グリセリン 10重量部 ノニオン性界面活性剤 0.05重量部 トリエタノールアミン 1重量部 イオン交換水 67.95重量部
【0050】上記各配合成分をビーカー内で混合させた
後、オムニポア TYPE JAメンブランフィルター
により濾過し、水性インクを作製した。この水性インク
について、表面張力、粘度およびpHを測定した。表面
張力γ=35.0dyne/cm、粘度η=3.5cp
s、pH=9.1であった。また、耐光性、吐出安定性
および保存安定性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0051】(染料D2を単独で含有するインク) ダイレクトブラック171 6重量部(染料D2) ポリエチレングリコール#200 15重量部 グリセリン 10重量部 ノニオン性界面活性剤 0.05重量部 トリエタノールアミン 1重量部 イオン交換水 67.95重量部
【0052】上記各配合成分をビーカー内で混合させた
後、オムニポア TYPE JAメンブランフィルター
により濾過し、水性インクを作製した。この水性インク
について、表面張力、粘度およびpHを測定した。表面
張力γ=35.3dyne/cm、粘度η=3.6cp
s、pH=9.2であった。また、耐光性、吐出安定性
および保存安定性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0053】[実施例2]染料D2をダイレクトブラッ
ク38に変更した以外は、実施例1と同様にして水性イ
ンクを作製し、これら水性インクについて、表面張力、
粘度およびpHを測定した。染料混合体インクについて
は、表面張力γ=34.8dyne/cm、粘度η=
3.6cps、pH=9.0であった。染料D2を単独
で含有するインクについては、表面張力γ=35.1d
yne/cm、粘度η=3.7cps、pH=9.3で
あった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の
評価を行った。結果を表1に示す。
【0054】[実施例3]染料D1をフードブラック2
に変更した以外は、実施例1と同様にして水性インクを
作製し、これら水性インクについて、表面張力、粘度お
よびpHを測定した。染料混合体インクについては、表
面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η=3.5c
ps、pH=9.1であった。染料D1を単独で含有す
るインクについては、表面張力γ=34.9dyne/
cm、粘度η=3.6cps、pH=9.3であった。
また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行
った。結果を表1に示す。
【0055】[実施例4]染料D2をダイレクトブラッ
ク154に変更した以外は、実施例3と同様にして水性
インクを作製し、これら水性インクについて、表面張
力、粘度およびpHを測定した。染料混合体インクにつ
いては、表面張力γ=35.3dyne/cm、粘度η
=3.6cps、pH=9.4であった。染料D2を単
独で含有するインクについては、表面張力γ=35.2
dyne/cm、粘度η=3.6cps、pH=9.2
であった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性
の評価を行った。結果を表1に示す。
【0056】[比較例1]染料D2をダイレクトブラッ
ク38に変更した以外は、実施例3と同様にして水性イ
ンクを作製し、これら水性インクについて、表面張力、
粘度およびpHを測定した。染料混合体インクについて
は、表面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η=
3.6cps、pH=9.3であった。また、耐光性、
吐出安定性および保存安定性の評価を行った。結果を表
1に示す。
【0057】[比較例2]染料D2をダイレクトブラッ
ク154に変更した以外は、実施例1と同様にして水性
インクを作製し、これら水性インクについて、表面張
力、粘度およびpHを測定した。染料混合体インクにつ
いては、表面張力γ=35.3dyne/cm、粘度η
=3.6cps、pH=9.1であった。また、耐光
性、吐出安定性および保存安定性の評価を行った。結果
を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】[実施例5] (染料混合体インク) ダイレクトブルー199 2重量部(染料D1) アシッドブルー86 1重量部(染料D2) ポリエチレングリコール#200 15重量部 グリセリン 10重量部 ノニオン性界面活性剤 0.05重量部 トリエタノールアミン 1重量部 イオン交換水 70.95重量部
【0060】実施例1と同様にして水性インクを作製
し、この水性インクについて、表面張力、粘度およびp
Hを測定した。表面張力γ=35.2dyne/cm,
粘度η=3.6cps、pH=9.5であった。また、
耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行った。
結果を表2に示す。
【0061】(染料D1を単独で含有するインク) ダイレクトブルー199 3重量部(染料D1) ポリエチレングリコール#200 15重量部 グリセリン 10重量部 ノニオン性界面活性剤 0.05重量部 トリエタノールアミン 1重量部 イオン交換水 70.95重量部
【0062】実施例1と同様にして水性インクを作製
し、この水性インクについて、表面張力、粘度およびp
Hを測定した。表面張力γ=35.8dyne/cm,
粘度η=3.6cps、pH=9.1であった。また、
耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行った。
結果を表2に示す。
【0063】(染料D2を単独で含有するインク) アシッドブルー86 3重量部(染料D2) ポリエチレングリコール#200 15重量部 グリセリン 10重量部 ノニオン性界面活性剤 0.05重量部 トリエタノールアミン 1重量部 イオン交換水 70.95重量部
【0064】実施例1と同様にして水性インクを作製
し、この水性インクについて、表面張力、粘度およびp
Hを測定した。表面張力γ=35.1dyne/cm,
粘度η=3.6cps、pH=9.1であった。また、
耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行った。
結果を表2に示す。
【0065】[実施例6]染料D2をアシッドブルー9
に変更した以外は、実施例5と同様にして水性インクを
作製し、これら水性インクについて、表面張力、粘度お
よびpHを測定した。染料混合体インクについては、表
面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η=3.6c
ps、pH=9.1であった。染料D2を単独で含有す
るインクについては、表面張力γ=34.9dyne/
cm、粘度η=3.6cps、pH=8.9であった。
また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行
った。結果を表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】[実施例7]染料D1をリアクティブレッ
ド180に 染料D2をリアクティブレッド120に変
更した以外は、実施例5と同様にして水性インクを作製
し、これら水性インクについて、表面張力、粘度および
pHを測定した。染料混合体インクについては、表面張
力γ=35.2dyne/cm、粘度η=3.0cp
s、pH=9.2であった。染料D1を単独で含有する
インクについては、表面張力γ=35.3dyne/c
m、粘度η=3.1cps、pH=9.3であった。染
料D2を単独で含有するインクについては、表面張力γ
=35.0dyne/cm、粘度η=3.0cps、p
H=8.9であった。また、耐光性、吐出安定性および
保存安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
【0068】[実施例8]染料D2をダイレクトレッド
81に変更した以外は、実施例7と同様にして水性イン
クを作製し、これら水性インクについて、表面張力、粘
度およびpHを測定した。染料混合体インクについて
は、表面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η=
3.1cps、pH=8.9であった。染料D2を単独
で含有するインクについては、表面張力γ=34.9d
yne/cm、粘度η=3.6cps、pH=9.1で
あった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の
評価を行った。結果を表3に示す。
【0069】[実施例9]染料D1をアシッドレッド2
89に 染料D2をリアクティブレッド180に変更し
た以外は、実施例5と同様にして水性インクを作製し、
これら水性インクについて、表面張力、粘度およびpH
を測定した。染料混合体インクについては、表面張力γ
=35.2dyne/cm、粘度η=3.1cps、p
H=9.1であった。染料D1を単独で含有するインク
については、表面張力γ=34.9dyne/cm、粘
度η=3.0cps、pH=8.9であった。また、耐
光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行った。結
果を表3に示す。
【0070】[実施例10]染料D2をリアクティブレ
ッド120に変更した以外は、実施例9と同様にして水
性インクを作製し、これら水性インクについて、表面張
力、粘度およびpHを測定した。染料混合体インクにつ
いては、表面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η
=3.1cps、pH=9.3であった。また、耐光
性、吐出安定性および保存安定性の評価を行った。結果
を表3に示す。
【0071】[実施例11]染料D2をリアクティブレ
ッド31に変更した以外は、実施例9と同様にして水性
インクを作製し、これら水性インクについて、表面張
力、粘度およびpHを測定した。染料混合体インクにつ
いては、表面張力γ=34.9dyne/cm、粘度η
=3.1cps、pH=9.1であった。染料D2を単
独で含有するインクについては、表面張力γ=35.1
dyne/cm、粘度η=3.0cps、pH=9.3
であった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性
の評価を行った。結果を表3に示す。
【0072】[実施例12]染料D2をダイレクトレッ
ド227に変更した以外は、実施例9と同様にして水性
インクを作製し、これら水性インクについて、表面張
力、粘度およびpHを測定した。染料混合体インクにつ
いては、表面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η
=3.1cps、pH=9.3であった。染料D2を単
独で含有するインクについては、表面張力γ=35.4
dyne/cm、粘度η=3.1cps、pH=8.9
であった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性
の評価を行った。結果を表3に示す。
【0073】[実施例13]染料D2をダイレクトレッ
ド52に変更した以外は、実施例9と同様にして水性イ
ンクを作製し、これら水性インクについて、表面張力、
粘度およびpHを測定した。染料混合体インクについて
は、表面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η=
3.0cps、pH=9.1であった。染料D2を単独
で含有するインクについては、表面張力γ=35.1d
yne/cm、粘度η=3.0cps、pH=9.0で
あった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の
評価を行った。結果を表3に示す。
【0074】[比較例3]染料D1をダイレクトレッド
227に、染料D2をリアクティブレッド120に変更
した以外は、実施例5と同様にして水性インクを作製
し、これら水性インクについて、表面張力、粘度および
pHを測定した。染料混合体インクについては、表面張
力γ=35.1dyne/cm、粘度η=3.1cp
s、pH=9.2であった。また、耐光性、吐出安定性
および保存安定性の評価を行った。結果を表3に示す。
【0075】[比較例4]染料D2をリアクティブレッ
ド24に変更した以外は、比較例3と同様にして水性イ
ンクを作製し、これら水性インクについて、表面張力、
粘度およびpHを測定した。染料混合体インクについて
は、表面張力γ=35.2dyne/cm、粘度η=
3.0cps、pH=9.3であった。染料D2を単独
で含有するインクについては、表面張力γ=35.1d
yne/cm、粘度η=3.1cps、pH=9.1で
あった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の
評価を行った。結果を表3に示す。
【0076】[比較例5]染料D2をアシッドレッド5
2に変更した以外は、実施例7と同様にして水性インク
を作製し、これら水性インクについて、表面張力、粘度
およびpHを測定した。染料混合体インクについては、
表面張力γ=35.1dyne/cm、粘度η=3.1
cps、pH=8.9であった。染料D2を単独で含有
するインクについては、表面張力γ=34.9dyne
/cm、粘度η=3.1cps、pH=9.1であっ
た。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価
を行った。結果を表3に示す。
【0077】
【表3】
【0078】[実施例14]染料D1をダイレクトイエ
ロー132に 染料D2をダイレクトイエロー50に変
更した以外は、実施例5と同様にして水性インクを作製
し、これら水性インクについて、表面張力、粘度および
pHを測定した。染料混合体インクについては、表面張
力γ=35.3dyne/cm、粘度η=3.1cp
s、pH=9.3であった。染料D1を単独で含有する
インクについては、表面張力γ=35.1dyne/c
m、粘度η=3.1cps、pH=9.1であった。染
料D2を単独で含有するインクについては、表面張力γ
=35.2dyne/cm、粘度η=3.1cps、p
H=9.3であった。また、耐光性、吐出安定性および
保存安定性の評価を行った。結果を表4に示す。
【0079】[実施例15]染料D2をアシッドイエロ
ー23に変更した以外は、実施例14と同様にして水性
インクを作製し、これら水性インクについて、表面張
力、粘度およびpHを測定した。染料混合体インクにつ
いては、表面張力γ=35.1dyne/cm、粘度η
=3.1cps、pH=9.3であった。染料D2を単
独で含有するインクについては、表面張力γ=35.3
dyne/cm、粘度η=3.0cps、pH=9.2
であった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性
の評価を行った。結果を表4に示す。
【0080】[比較例6]染料D1をダイレクトイエロ
ー157に 染料D2をダイレクトイエロー50に変更
した以外は、実施例5と同様にして水性インクを作製
し、これら水性インクについて、表面張力、粘度および
pHを測定した。染料混合体インクについては、表面張
力γ=35.1dyne/cm、粘度η=3.1cp
s、pH=9.3であった。染料D1を単独で含有する
インクについては、表面張力γ=34.9dyne/c
m、粘度η=3.0cps、pH=9.1であった。ま
た、耐光性、吐出安定性および保存安定性の評価を行っ
た。結果を表4に示す。
【0081】[比較例7]染料D1をダイレクトイエロ
ー23に変更した以外は、比較例6と同様にして水性イ
ンクを作製し、これら水性インクについて、表面張力、
粘度およびpHを測定した。染料混合体インクについて
は、表面張力γ=35.1dyne/cm、粘度η=
3.0cps、pH=9.0であった。染料D1を単独
で含有するインクについては、表面張力γ=34.9d
yne/cm、粘度η=3.1cps、pH=9.1で
あった。また、耐光性、吐出安定性および保存安定性の
評価を行った。結果を表4に示す。
【0082】
【表4】
【0083】[実施例16]実施例7における、染料D
1のリアクティブレッド180と、染料D2のリアクテ
ィブレッド120の添加量を、リアクティブレッド18
0/リアクティブレッド120=3/0、2/1、1.
5/1.5、1/2、0/3(単位:重量部)(全染料
にしめるリアクティブレッド120の割合(重量%)=
0、33.33、50、66.67、100)と変化さ
せた以外は、実施例7と同様にして水性インクを作製
し、耐光劣化変色率△Eの評価を行った。結果を表5お
よび図4に示す。
【0084】
【表5】
【0085】[比較例8]比較例5における、染料D1
のリアクティブレッド180と、染料D2のアシッドレ
ッド52の添加量を、リアクティブレッド180/アシ
ッドレッド52=3/0、2/1、3/3、1/2、0
/3(単位:重量部)(全染料にしめるアシッドレッド
52の割合(重量%)=0、33.33、50、66.
67、100)と変化させた以外は、比較例5と同様に
して水性インクを作製し、耐光劣化変色率△Eの評価を
行った。結果を表6および図5に示す。
【0086】
【表6】
【0087】実施例16および比較例8の結果から明ら
かなように、耐光劣化変色率△Eが本発明における特定
の要件を満たす染料D1と染料D2との組合せでは、△
Eが染料D1と染料D2との配合割合から予想される理
論値(図中点線)には一致せず、これよりも小さい値を
示していることがわかる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水性イン
クは、2種以上の染料を含有する染料混合体インクであ
って、上述の耐光性試験によって求められた、染料混合
体インクの耐光劣化変色率△Emixと、染料混合体イン
クに含まれる個々の染料D1,…,Di-1,Di(iは
染料混合体インクに含まれる染料の種類の数)をそれぞ
れ単独で含有するインクの耐光劣化変色率△ED1,…
,△EDi-1,EDiとが、△Emix/△ED1 < 1、…、
△Emix/△EDi-1 < 1、△Emix/△EDi <1の関
係を満たすものであるので、高い吐出安定性および保存
安定性を有し、そして非常に優れた耐光性を有する印刷
物を得ることができる。
【0089】また、染料混合体インクに含まれる染料の
種類が、2種であれば、インク中における染料の溶解安
定性が良好となり、また、鮮明な色調が得られる。この
ような水性インクは、写真画像用インクジェットプリン
タ用インクとして好適に用いられる。また、染料混合体
インクに含まれる染料が、すべて同色であれば、鮮明な
色調の印刷物が得られる上に、印刷物の耐光性が大幅に
向上する。また、前記2種以上の染料のうち最も含有率
の高い染料D1のみを染料として含有するインクの耐光
劣化変色率△ED1と、前記2種以上の染料のうち2番目
に含有率の高い染料D2のみを染料として含有するイン
クの耐光劣化変色率△ED2とが、△ED1 < △ED2の関
係を満たしていれば、さらに耐光性が向上する。
【0090】また、本発明のインクジェット記録装置
は、記録信号に応じて微細孔から記録液を吐出させて記
録を行うインクジェット記録装置において、記録液が本
発明の水性インクであるので、吐出安定性および保存安
定性に優れ、そして非常に優れた耐光性を有する印刷物
を得ることができる。また、本発明のインクジェット記
録方式は、記録信号に応じて微細孔から記録液を吐出さ
せて記録を行うインクジェット記録方式において、記録
液として、本発明の水性インクを用いる方式であるの
で、吐出安定性および保存安定性に優れ、そして非常に
優れた耐光性を有する印刷物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置の一例を示
す概略構成図である。
【図2】 圧電素子方式の記録ヘッドの一例を示す断面
図である。
【図3】 バブルジェット方式の記録ヘッドの一例を示
す断面図である。
【図4】 リアクティブレッド180とリアクティブレ
ッド120の添加割合を変化させたときの耐光劣化変色
率ΔEの変化を示すグラフである。
【図5】 リアクティブレッド180とアシッドレッド
52の添加割合を変化させたときの耐光劣化変色率ΔE
の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
20 水性インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 弘之 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 長谷川 悦雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 2H086 BA53 BA56 BA60 4J039 BE02 CA03 CA06 GA24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種以上の染料を含有する染料混合体イ
    ンクであって、 耐光性試験によって求められた、染料混合体インクの耐
    光劣化変色率△Emixと、染料混合体インクに含まれる
    個々の染料D1,…,Di-1,Di(iは染料混合体イ
    ンクに含まれる染料の種類の数)をそれぞれ単独で含有
    するインクの耐光劣化変色率△ED1,… ,△EDi-1
    Diとが、△Emix/△ED1 < 1、…、△Emix/△E
    Di-1 < 1、△Emix/△EDi < 1の関係を満たすも
    のであることを特徴とする水性インク。
  2. 【請求項2】 染料混合体インクに含まれる染料の種類
    が、2種であることを特徴とする請求項1記載の水性イ
    ンク。
  3. 【請求項3】 染料混合体インクに含まれる染料が、す
    べて同色であることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の水性インク。
  4. 【請求項4】 前記2種以上の染料のうち最も含有率の
    高い染料D1のみを染料として含有するインクの耐光劣
    化変色率△ED1と、前記2種以上の染料のうち2番目に
    含有率の高い染料D2のみを染料として含有するインク
    の耐光劣化変色率△ED2とが、△ED1 < △ED2の関係
    を満たすことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一
    項に記載の水性インク。
  5. 【請求項5】 前記染料D1が、ダイレクトブラック1
    68であり、前記染料D2が、ダイレクトブラック17
    1またはダイレクトブラック38であることを特徴とす
    る請求項4記載の水性インク。
  6. 【請求項6】 前記染料D1が、フードブラック2であ
    り、前記染料D2が、ダイレクトブラック171または
    ダイレクトブラック154であることを特徴とする請求
    項4記載の水性インク。
  7. 【請求項7】 前記染料D1が、ダイレクトブルー19
    9であり、前記染料D2が、アシッドブルー86または
    アシッドブルー9であることを特徴とする請求項4記載
    の水性インク。
  8. 【請求項8】 前記染料D1が、リアクティブレッド1
    80であり、前記染料D2が、リアクティブレッド12
    0またはダイレクトレッド81であることを特徴とする
    請求項4記載の水性インク。
  9. 【請求項9】 前記染料D1が、アシッドレッド289
    であり、前記染料D2が、リアクティブレッド180、
    リアクティブレッド120、リアクティブレッド31、
    ダイレクトレッド227およびダイレクトレッド52か
    らなる群から選ばれる1種であることを特徴とする請求
    項4記載の水性インク。
  10. 【請求項10】 前記染料D1が、ダイレクトイエロー
    132であり、前記染料D2が、ダイレクトイエロー5
    0またはアシッドイエロー23であることを特徴とする
    請求項4記載の水性インク。
  11. 【請求項11】 記録信号に応じて微細孔から記録液を
    吐出させて記録を行うインクジェット記録装置におい
    て、 記録液が、請求項1ないし10いずれか一項に記載の水
    性インクであることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  12. 【請求項12】 記録信号に応じて微細孔から記録液を
    吐出させて記録を行うインクジェット記録方式におい
    て、 記録液として、請求項1ないし10いずれか一項に記載
    の水性インクを用いることを特徴とするインクジェット
    記録方式。
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