JP2002210628A - ハンドリング装置及びハンドリング方法 - Google Patents

ハンドリング装置及びハンドリング方法

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JP2002210628A
JP2002210628A JP2001007435A JP2001007435A JP2002210628A JP 2002210628 A JP2002210628 A JP 2002210628A JP 2001007435 A JP2001007435 A JP 2001007435A JP 2001007435 A JP2001007435 A JP 2001007435A JP 2002210628 A JP2002210628 A JP 2002210628A
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Hiroyuki Kitabayashi
博行 北林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工機械に対して簡単に着脱でき、生産性の
向上を図ることが可能なハンドリング装置及びハンドリ
ング方法を提供する。 【解決手段】 加工機械に取付けられるハンドリング装
置であって、流体源4からの流体供給にて駆動されるア
クチュエータ1と、このアクチュエータ1の動作を制御
する制御手段2とを備える。制御手段2への流体供給の
ON/OFFにより制御手段2を動作させてアクチュエ
ータ1の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハンドリング装
置及びハンドリング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハンドリング装置にて、各種の作業を行
う際に、複雑な動作(前進、後退、正転、逆転等)を必
要とする場合があった。一般に、ハンドリング装置は、
図8に示すように、ハンドリングユニット51と、この
ハンドリングユニット51に流体を供給するための流体
源66と、ハンドリングユニット51の動作を制御する
制御手段52(後述する制御弁55、56を有する)と
を備えるものである。また、ハンドリングユニット51
は、例えば、ワークを把持(クランプ)するためのシリ
ンダ機構53と、このシリンダ機構53を軸心廻りに回
転させるための回転機構54とを備える。さらに、制御
手段52は、シリンダ機構53を制御する制御弁55
と、回転機構54を制御する制御弁56とを備える。そ
のため、シリンダ機構53と制御弁55とを2つの流路
57、58にて連結し、回転機構54と制御弁56と2
つの流路59、60にて連結する必要があり、さらに、
各制御弁55、56には、それぞれ2本の制御信号線6
1、62、63、64が接続され、流体源66と制御手
段52とが、流路65にて接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハンドリン
グ装置は一般には各種加工機械に取付けられて使用され
るので、このハンドリング装置の交換を行う場合があ
る。交換の際には、一点鎖線で囲んだ範囲、つまりハン
ドリングユニット51のみを交換する場合(Aの場合)
と、二点鎖線で囲んだ範囲、つまりハンドリングユニッ
ト51及び制御手段52を交換する場合(Bの場合)と
がある。
【0004】しかしながら、上記Aの場合、4本の流路
57、58、59、60の脱着を行う必要があり、ま
た、上記Bの場合、1本の流路65の脱着と、4本の制
御信号線61、62、63、64の脱着とを必要として
いた。そのため、この交換作業が面倒であると共に、作
業時間が大となって作業能率の低下を招いていた。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、加工機械に対
して簡単に着脱でき、作業能率の向上を図ることが可能
なハンドリング装置及びハンドリング方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】そこで請求項
1のハンドリング装置は、加工機械に取付けられるハン
ドリング装置であって、流体源4からの流体供給にて駆
動されるアクチュエータ1、例えばシリンダ機構8と正
逆転機構14とを有するアクチュエータ1と、このアク
チュエータ1の動作を制御する制御手段2とを備え、こ
の制御手段2への流体供給のON/OFFによりこの制
御手段2を動作させて上記アクチュエータ1の動作を制
御することを特徴としている。
【0007】上記請求項1のハンドリング装置では、こ
の制御手段2への流体供給のON/OFFによりこの制
御手段2を動作させて上記アクチュエータ1の動作を制
御するものであるので、流体源4からの制御手段2への
制御回路を一系統としてアクチュエータ1を動作させる
ことができる。これにより、流体源4から制御手段2を
切離したり、接続したりする作業を短時間に簡単に行
え、アクチュエータ1の交換の作業能率の向上を図るこ
とができる。また、装置全体の簡素化を図ることができ
るので、既存の機械を大幅に改造することなく、この装
置を装備することができ、製造コストの低減を図ること
ができると共に、故障要因が少ないものとなる。
【0008】請求項2のハンドリング装置は、上記制御
手段2は、上記アクチュエータ1の流路を切換える流路
切換手段21と、この流路切換手段21のポジション切
換を行う切換手段22とを有し、流体供給のON/OF
Fに従って上記切換手段22を動作させ、上記アクチュ
エータ1に順次所定の動作を行わせることを特徴として
いる。
【0009】上記請求項2のハンドリング装置では、流
体供給のON/OFFに従って上記アクチュエータ1に
順次所定の動作を行わせることができる。これにより、
アクチュエータ1によるワークWへの作業を順次行うこ
とができ、ハンドリング作業の自動化及び無人化が可能
となって、作業性の向上に寄与する。
【0010】請求項3のハンドリング装置は、流体源4
及び流体供給のON/OFF手段3を上記加工機械側に
内蔵させたことを特徴としている。
【0011】上記請求項3のハンドリング装置では、各
種の加工機械が通常有する主軸等からのエアブロー機能
を動力源(流体源4)に使用することが可能となる。すな
わち、動力源の確保が容易であり、装置全体のコンパク
ト化を図ることが可能となる。
【0012】請求項4のハンドリング装置は、上記アク
チュエータ1が、流体の供給によりその軸心方向に沿っ
て駆動する往復動体を有するクランプ部6と、流体の供
給により上記クランプ部6をその軸心廻りに回転させる
回転体7とを有するハンド部5とを備えると共に、上記
制御手段2が、流体の流れを制御して、上記クランプ部
6を駆動させる状態と、回転体7を回転させる状態との
切換が可能であり、流体供給のON/OFFによりクラ
ンプ部6及び回転体7を順に駆動させることを特徴とし
ている。
【0013】上記請求項4のハンドリング装置では、ワ
ークWをクランプ部6にてクランプさせたり、クランプ
部6を回転させたりするには、流体供給のON/OFF
によって行うことになり、各動作の切換を確実に行うこ
とができる。このため、このハンド部5を使用して各種
の作業を行うことができ、ハンドリング操作(作業)を
高精度に行うことが可能となる。
【0014】請求項5のハンドリング方法は、流体供給
のON/OFFに従って、アクチュエータ1の動作を制
御する流路切換手段21を切換えるポジション切換手段
22を駆動して、このアクチュエータ1による所定の動
作を上記流路切換手段21にて制御しつつ順次行うこと
を特徴とている。
【0015】上記請求項5のハンドリング方法では、流
体供給のON/OFFを行うことによってアクチュエー
タ1を動作させることができ、操作性及び作業性に優れ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明のハンドリング装
置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1にこの発明のハンドリング装置の実
施形態を示す。ハンドリング装置は、図示省略の加工機
械(例えば、NC旋盤等の工作機械)に取付けられるも
のであり、アクチュエータ1と、このアクチュエータ1
の動作を制御する制御手段2と、この制御手段2を動作
させるON/OFF手段3と、ON/OFF手段3に流
体(例えば、エア)を供給する流体源(動力源)4とを
備える。
【0017】アクチュエータ1は、具体的には、例え
ば、図2に示すように、ワークWをクランプ(把持)す
るクランク部6と、このクランク部6をその軸心廻りに
回転させる回転体7とを有するハンド部5を備える。ま
た、クランク部6は、シリンダ機構8と、ワーク受け9
とを有し、シリンダ機構8のロッド10が伸びた状態
(前進した状態)で、ワーク受け9とこのロッド10と
でもってワークWを保持するものである。すなわち、ロ
ッド10にはスプリングからなる弾発部材11が外嵌さ
れ、ロッド10はこの弾発部材11にて下方へ押圧され
て、通常は図2の(a)等に示すように、伸びた状態に
維持される。また、シリンダ機構8の本体12には、流
体通路13(図1参照)が接続され、この流体通路13か
ら流体がこの本体12へ流入(供給)されることによっ
て、弾発部材11の付勢力に抗して図2の(b)等のよ
うに、ロッド8が縮んだ状態(後退した状態)となる。こ
れにより、このロッド10が、流体の供給によりその軸
心方向に沿って駆動する往復動体となる。
【0018】また、回転体7は正逆転機構14に連結さ
れ、この回転体7に上記ワーク受け9とシリンダ機構8
の本体12が連結されている。そして、図1に示すよう
に、正逆転機構14の内部は、スライダ15にて第1室
16と第2室17とに分離され、例えば、図1の(a)
等に示すように、第1室16に流体通路18から流体が
供給されば、第2室17の流体が流体通路19を介して
外部へ排出されて、スライダ15が第2室17側へ移動
し、回転体7が正転(時計廻りの回転)する。逆に、第
2室17に流体通路19から流体が流入すれば、第1室
16の流体が流体通路18を介して外部へ排出されて、
図1の(d)に示すように、スライダ15が第1室16
側へ移動し、回転体7が逆転(反時計廻りの回転)す
る。
【0019】制御手段2は、図1に示す制御回路となる
が、具体的には、図3と図4に示すように、アクチュエ
ータ1の流路を切換える流路切換手段21と、この流路
切換手段21のポジション切換を行う切換手段22とを
備える。流路切換手段21は、同一軸心上に配置される
円盤状体からなる3個の第1・第2・第3部材23、2
4、25を備える。この場合、第1・第3部材23、2
5が固定され、第2部材24がその軸心廻りに回転可能
として、第1部材23と第3部材25との間に介在され
る。また、切換手段22は、後述するシリンダ機構46
を備える。
【0020】ところで、切換手段21の第1部材23
は、図4の(b)と図6に示すように、3個の軸心方向
の第1・第2・第3貫通孔26、27、28を備え、第
2貫通孔27に配管29が接続されている。また、この
第1・第2・第3貫通孔26、27、28は、平面R上
に所定ピッチで配置され、第1貫通孔26が第1円31
上に配置され、第2貫通孔27が第2円32上に配置さ
れ、第3貫通孔28が第3円33上に配置される。
【0021】また、第2部材24は、図3と図5と図6
に示すように、4個の軸心方向の第1・第2・第3・第
4貫通孔34、35、36、37と、方向変換用の4個
の第1・第2・第3・第4貫孔38、39、40、41
とを備える。そして、第1・第2・第3・第4貫通孔3
4、35、36、37と、第1・第2貫孔38、39の
開口部38a、38b、39a、39bとが、平面R0
上配置され、第1貫通孔34と第1貫孔38の開口部3
8bと第2貫孔39の開口部39aとが上記第1円31
上に配置され、第2貫通孔35と第1貫孔38の開口部
38aと第2貫孔39の開口部39bとが第2円32上
に配置される。さらに、第3貫通孔36と第4貫通孔3
7とが第3円33上に、軸心に関して対称に配置され、
第3部材25側の端面24bに開口する第1貫通孔34
の開口部34bと、第1貫孔38の開口部38bとが、
軸心に関して対称に配置されると共に、第1部材23側
の端面24aに開口する第1貫通孔34の開口部34a
と、第2貫孔39の開口部39aとが、軸心に関して対
称に配置される。また、第3部材25側の端面24bに
開口する第2貫通孔35の開口部35bと、第2貫孔3
9の開口部39bとが、軸心に関して対称に配置される
と共に、第1部材23側の端面24aに開口する第2貫
通孔35の開口部35aと、第1貫孔38の開口部38
aとが、軸心に関して対称に配置されている。また、第
3貫通孔40と第4貫通孔41とは、上記平面R0と直
交する平面R1上に配置されると共に、第3貫孔40の
開口部40aと第4貫孔41の開口部41aとが、第2
円32上に軸心に関して対称に配置され、第3貫孔40
の開口部40bと第4貫孔41の開口部40bとが、第
3円33上に軸心に関して対称に配置されている。
【0022】次に、第3部材25は、図6に示すよう
に、第1部材23と同様、第1円31上に配置される軸
心方向の第1貫通孔42と、第2円32上に配置される
軸心方向の第2貫通孔43と、第3円33上に配置され
る軸心方向の第3貫通孔44とを備え、各第1・第2・
第3は、上記平面Rと一致する平面R2(図4の(a)参
照)上に配置される。そして、第1貫通孔42に上記流
路19が接続され、第2貫通孔43に上記流路18が接
続され、第3貫通孔44に上記流路13が接続される。
従って、図6に示すように、第1・第2・第3貫通孔4
2、43、44は、軸心がそれぞれ第1部材23の第1
・第2・第3貫通孔26、27、28の軸心に一致して
いる。
【0023】ところで、この第2部材24の外周面に
は、図3と図5に示すように、周方向に沿って90°ピ
ッチで4個の薄板状の突出片45a、45b、45c、
45dが設けられている(図4と図6においては、簡略
化のために各突出片の図示を省略している)。突出片4
5aは第1貫通孔34側に設けられ、突出片45cは第
1・第2貫孔38、39側に設けられると共に、この突
出片45aと突出片45cとは、上記平面R0上に軸心
に関して対称に配置されている。また、突出片45bは
第4貫孔41側に設けられ、突出片45dは第3貫孔4
0側に設けられ、突出片45bと突出片45dは上記平
面R1上に軸心に関して対称に配置されている。
【0024】このため、第2部材24の平面R0を第1
・第3部材23、25の平面R、R2に一致させれば、
図6(a)に示すように、第1部材23の第1・第2・
第3貫通孔26、27、28と、第2部材24の第1・
第2・第3貫通孔34、35、36と、第3部材25の
第1・第2・第3貫通孔42、43、44とがそれぞれ
連通される状態か、または、図6の(c)に示すよう
に、第1部材23の第1貫通孔26と第3部材25の第
2貫通孔43とが第2部材24の第2貫孔39を介して
連通されると共に、第1部材23の第2貫通孔27と第
3部材25の第1貫通孔42とが第2部材24の第1貫
孔38を介して連通され、さらに第1部材23の第3貫
通孔28と第3部材25の第3貫通孔44とが第2部材
24の第4貫通孔37を介して連通される状態となる。
また、第2部材24の平面R1を第1・第3部材23、
25の平面R、R2に一致させれば、図6(b)に示す
ように、第1部材23の第2貫通孔27と第3部材25
の第3貫通孔44とが第2部材24の第1貫孔40(又
は第2貫孔41)と介して連通された状態となる。
【0025】また、切換手段22は、図3に示すよう
に、シリンダ機構46と、このシリンダ機構46のロッ
ド47に付設された引掛部材48とを備える。また、引
掛部材48は、その基端部がロッド47の先端部に枢着
され、矢印C方向の押圧にて、矢印D方向の回動が許容
され、矢印E方向の押圧では回動が規制される。そのた
め、図3の(a)の状態で、シリンダ機構46のロッド
47が伸びれば(前進すれば)、引掛部材48は突出片4
5aに矢印C方向に押圧されることになって、矢印D方
向に回動して図3の(b)の仮想線に示すように、折畳
まれた状態となってこの突出片45aを越える。越えれ
ば、矢印C方向の押圧が解除され、矢印F方向に回動し
て垂下された状態に戻る。この際、この第2部材24は
停止したままである。次に、シリンダ機構46のロッド
47を引っ込めれば(後退させれば)、この引掛部材48
は突出片45aを引掛けて縮むことになる。この際、引
掛部材48は矢印E方向に押圧されることになって、回
動が規制され、突出片45aは矢印C方向に押圧される
ことになって、第2部材24が矢印G方向に回転する。
すなわち、シリンダ機構46のロッド47の伸縮によっ
て順次突出片45a、45b、45c、45dが引掛部
材48に引掛って、第2部材24が矢印G方向に90°
ずつ回転することになる。
【0026】そして、上記切換手段22の第1部材23
から突出した配管29と上記ON/OFF手段3を構成
する方向制御弁とが接続され、さらに、この配管29に
は分岐管49が接続され、この分岐管49が上記シリン
ダ機構46に接続される。すなわち、上記ON/OFF
手段3がON状態となって、配管29に流体が供給され
れば、この流体が分岐管49を介してシリンダ機構46
に供給され、このシリンダ機構46のロッド47が前進
する(伸びる)。また、シリンダ機構46から流体が排
出されれば、スプリング50の付勢力で元の状態(ロッ
ド47が後退した状態)に戻る。
【0027】また、上記ON/OFF手段3を構成する
方向制御弁は、4ポート切換弁であり、図1の(a)
(b)(d)(e)の状態がON状態であり、図1の
(c)(f)の状態がOFF状態である。そして、この
ON状態で切換手段22に流体が供給され、OFF状態
では、切換手段22に流体が供給されない。
【0028】ところで、このハンドリング装置では、流
体源4とON/OFF手段3を、加工機械側に内蔵させ
ることができ、これによって、この流体源4側と、アク
チュエータ1側とは、一本の流体通路である配管29に
て連結されるのみとなる。すなわち、流体源4からの制
御手段2への制御回路を一系統とすることができる。ま
た、一般には、加工機械(工作機械)の主軸内部および
その周辺に、エア回路や切削水用の回路等が設けられて
いるので、これらのエア又は切削水をこの流体源4に用
いるようにすることによって、大幅に改造することなく
既存の機械を利用して、このハンドリング装置を構成す
ることができる。
【0029】次に、上記のように構成されたハンドリン
グ装置を使用したハンドリン方法を説明する。まず、図
1の(a)に示すように、ON/OFF手段3をON状
態として、切換手段21を図6の(a)に示す状態とす
る。この際、流体は、この図6の(a)の矢印のように
流れ、流路18を介して正逆点機構14の第1室16に
供給される。これによって、回転体7が正転して位置決
めが行われる。また、切換手段22のシリンダ機構46
のロッド47が伸びて引掛部材48が突出片45aを越
えた図3の(b)の状態となる。次に、ON/OFF手
段3をOFF状態とする。OFF状態となることによっ
て、引掛部材48が後退してこの引掛部材48にて突出
片45aが引掛けられて第2部材24が矢印G方向へ回
転し、図6の(b)の状態となる。この状態になった後
再びON状態とする。ON状態となれば、流体は、図6
の(b)の矢印のように流れて流路13を介してシリン
ダ機構8に供給され、図1の(b)と図2の(b)のよ
うに、このロッド10が後退しワーク供給可能状態とな
り、しかも、引掛部材48が前進した状態となってい
る。この状態で、ワークWをワーク受け9にワークWを
供給した後、再びOFF状態とする。このOFFにて、
引掛部材48が後退して、切換手段21が切換って図6
の(c)に示す状態、つまり図1に示す制御手段2の制
御回路がその(c)に示す状態となって、流体のシリン
ダ機構8への供給が停止すると共に、流体が第3貫通孔
44、第4貫通孔37、及び第3貫通孔28を介して排
出される状態になる。これによって、弾発部材11の付
勢力にて、ロッド10が前進して、図2の(c)に示す
ように、ワークWをクランプする。この際、OFF状態
であるので、正逆転機構14の流体の出入りなく、クラ
ンプ部6は停止した状態である。次に、ON状態とす
る。このON状態では、第2部材24が回転しないの
で、切換手段21は切換ることはないが、流体が図6の
(c)のように流れて流路19を介して正逆転機構14
に供給されることになる。つまり図1の(d)のよう
に、正逆転機構14の第2室17に流体が供給され、ク
ランプ部6が図2の(d)に示すように、回動(逆転)
する。その後、OFF状態とした後再びON状態とし
て、切換手段21を切換えて、図6の(b)に示す状態
とする。この状態では、正逆転機構14内での流体の流
れはないが、流体は図6の(b)の矢印のようにシリン
ダ機構8へ供給される。これによって、ロッド10が後
退して、図1の(e)に示す状態となって、図2の
(e)に示すワーク搬出状態となる。そして、ワークW
を搬出した後、OFF状態として、切換手段21を切換
えて、図6の(a)の状態に戻す。これによって、この
装置を使用したハンドリング方法の工程が修了する。な
お、この図1の(f)の状態にて、ON状態とすれば、
図1の(a)の状態に戻るので、ハンドリング操作が開
始されることになる。また、図1における動力源のO
N、OFFとは、ON/OFF手段3のON状態又はO
FF状態を示している。
【0030】このように、上記ハンドリング装置による
ハンドリング方法では、この制御手段2への流体供給の
ON/OFFによりこの制御手段2を動作させて上記ア
クチュエータ1の動作を制御するものであるので、流体
源4からの制御手段2への制御回路を一系統(配管29
の一系統)とすることができる。これによって、流体源
4から制御手段2を切離したり、接続したりする作業を
簡単に行え、アクチュエータ1の交換の作業能率の向上
を図ることがことができる。しかも、制御手段2の制御
を確実に行うことができて、ワークWのハンドリング操
作を高精度に行うことができ、作業性に優れる。また、
装置全体の簡素化を図ることができるので、既存の機械
を大幅に改造することなく、この装置を装備することが
でき、製造コストの低減を図ることができると共に、故
障要因が少ないものとなる。さらに、各種の加工機械が
通常有する主軸等からのエアブロー機能を動力源(流体
源)に使用することが可能となる。これにより、動力源
の確保が容易であり、装置全体のコンパクト化を図るこ
とが可能である。
【0031】以上にこの発明のハンドリング装置の具体
的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実
施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内
で種々変更して実施することが可能である。例えば、ア
クチュエータ1として、図2に示すもの以外の前進、後
退、正転、逆転等の種々の動作を行うものであってもよ
く、また、制御手段2の流路切換手段21や切換手段2
2にとしては、流体供給のON/OFFによりアクチュ
エータの動作を行わせることが可能なものであれば、変
更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のハンドリング装置の実施の形態を示
す簡略図である。
【図2】上記ハンドリング装置の要部正面図である。
【図3】上記ハンドリング装置の制御手段の簡略図であ
る。
【図4】上記ハンドリング装置の流路切換手段の斜視図
である。
【図5】上記ハンドリング装置の流路切換手段の要部斜
視図である。
【図6】上記ハンドリング装置の流路切換手段の要部断
面図である。
【図7】上記ハンドリング装置の流路切換手段の側面図
である。
【図8】従来のハンドリング装置の簡略図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 制御手段 3 ON/OFF手段 4 流体源 5 ハンド部 6 クランプ部 7 回転体 21 流路切換手段 22 切換手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機械に取付けられるハンドリング装
    置であって、流体源(4)からの流体供給にて駆動され
    るアクチュエータ(1)と、このアクチュエータ(1)
    の動作を制御する制御手段(2)とを備え、この制御手
    段(2)への流体供給のON/OFFによりこの制御手
    段(2)を動作させて上記アクチュエータ(1)の動作
    を制御することを特徴とするハンドリング装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段(2)は、上記アクチュエ
    ータ(1)の流路を切換える流路切換手段(21)と、
    この流路切換手段(21)のポジション切換を行う切換
    手段(22)とを有し、流体供給のON/OFFに従っ
    て上記切換手段(22)を動作させ、上記アクチュエー
    タ(1)に順次所定の動作を行わせることを特徴とする
    請求項1のハンドリング装置。
  3. 【請求項3】 流体源(4)及び流体供給のON/OF
    F手段(3)を上記加工機械側に内蔵させたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2のハンドリング装置。
  4. 【請求項4】 上記アクチュエータ(1)が、流体の供
    給によりその軸心方向に沿って駆動する往復動体を有す
    るクランプ部(6)と、流体の供給により上記クランプ
    部(6)をその軸心廻りに回転させる回転体(7)とを
    有するハンド部(5)とを備えると共に、上記制御手段
    (2)が、流体の流れを制御して、上記クランプ部
    (6)を駆動させる状態と、回転体(7)を回転させる
    状態との切換が可能であり、流体供給のON/OFFに
    よりクランプ部(6)及び回転体(7)を順に駆動させ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかのハ
    ンドリング装置。
  5. 【請求項5】 流体供給のON/OFFに従って、アク
    チュエータ(1)の動作を制御する流路切換手段(2
    1)を切換えるポジション切換手段(22)を駆動し
    て、このアクチュエータ(1)による所定の動作を上記
    流路切換手段(21)にて制御しつつ順次行うことを特
    徴とするハンドリング方法。
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